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(スレ9埋め)
995 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/27(土) 00:01:59 ID:MnStu5Hq
――その時、長月は途方に暮れていた。友人達と肝試しに訪れた真夜中の廃校で。
前夜、食事の席で話が出た時にはついついいつものノリで参加を承諾してしまったが、
まさか隣に座っていた妹までもが行きたいと言い出すとは思ってもいなかったのだ。
慌てて長月は思いとどまるよう説得したが、妹は頑として聞く耳を持たなかった。
しまいには長月の方が根負けしてしまい、現在に至る。
その妹の名は、葉月。
今は長月のすぐ隣を歩いていて、何が嬉しいのかず~っとにこにこしている。
「ねえ…葉月、本当に良かったの?早く部屋に帰って休んだ方がいいんじゃない?」
「もう、お姉ちゃんったら……けふっ、私だってもう子供じゃないのっ。
せっかくみんなとお出かけしてるんだもん、今くらいは私の好きにさせてよ」
「で、でも葉月……お姉ちゃんは、葉月のことが心配で心配で……」
軽く咳をした葉月の元へ駆け寄る長月。
幼い頃から病弱で、事あるごとに救急車で運ばれていた妹に対して、
超が付くほどの健康優良児で運動も得意な姉は、過剰なほどの愛情を注いでいた。
――人、それを過保護(あるいはシスコン)という。
「とにかく、私は大丈夫なのっ」
「葉月……あんまり離れると危ないよ」
「うるさいなぁ、お姉ちゃんは。それくらいわかってるって……きゃぁっ!?」
足元の何かに蹴躓いてバランスを崩した葉月を、長月はとっさに抱きとめる。
ふわりと鼻腔をくすぐるいい匂いに、長月は一瞬くらっと来た。
996 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/27(土) 00:02:36 ID:xPnY1T1W
「ほらっ、言わんこっちゃない。……大丈夫?」
「う…うん」
「全く、葉月は身体が弱いんだから無理しちゃダメだよ」
「こほっ、ごほ……ごめんなさい。あのね、私、お姉ちゃんには感謝してる。
だから、私、わたしぃ……」
長月は、がっちりと肩を万力のように強い力で掴まれた。
あまりにも予想外の状況であったが故に、脳が情報を処理するのが少し遅れ、
「……な、何をするの葉月?!」
「……お姉ちゃんを、私と一緒にしてあげるの。
い~っぱい気持ちよくなって、子宮を埋め尽くして、触手様にお仕えするの。
私と、お姉ちゃんと、みんなで」
「ごめん葉月、お姉ちゃん、言っていることの意味が全然わかんないよ!?」
――気が付いたときには、長月は妹に組み敷かれていた。
そして、廊下の奥の暗がりから木霊する拍手の音が聞こえてきた。
ぱちぱちぱちぱち
その音の主は、こちらへとゆっくり近づいて来る。
「あぁ…なんて麗しい姉妹愛!感動しちゃうなぁ」
「うふふ……文月先輩、そんな棒読みじゃ全然感動してるようには見えませんよ?
それに、私がお姉ちゃんのこと好きなのは昔からですし」
芝居がかった仕草をしながら現れたのは、長月のクラスメイトの文月。
しかし、暗がりから全身をさらけ出したその姿は、あまりにも常識を外れたものだった。
997 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/27(土) 00:05:16 ID:xPnY1T1W
「ふ、文月……?!その姿は……」
「ん?これ?……ふふっ、いいでしょ?
私を埋め尽くしてくださった触手様のおかげよ……
大丈夫、長月もすぐにこんな風になれるからさ」
一見すると全裸に太い縄を巻きつけたような格好だが、その実態は全く異なる。
得体の知れない粘液に濡れ光る縄の出所はぽたぽたと愛液を滴らせる秘所だし、
良く見ると縄はドクドクと脈打っている。
それに、文月の表情は笑みを浮かべているもののどこか虚ろで、明らかに正気ではない。
長月を押さえ込みつつ横で傍観している葉月も、表情を見る限りは文月と同じ。
長月は「本当に自分もああなってしまうのか」と思い――パニックに陥った。
「いやぁぁぁぁっっっ!!」
「もう…暴れないでよお姉ちゃん、触手様を分けてあげられなくなっちゃうよ。
んんっ…あはぁ……今、お姉ちゃんのナカを埋めてあげる……♪」
ゆっくり、ゆっくりと姉妹の距離は縮まっていく。
そして――二人の間の距離はついにはゼロになった。
「んぐっ……ああ…あああああぁぁぁぁっ!」
「あは、お姉ちゃん…処女だったんだね、と~ってもキツくて気持ちいいよ。
お姉ちゃんは辛そうだけど…大丈夫♪すぐに良くなるから♪」
「ああぁ……ぁ?な、何コレ……体が、急に熱く……」
「ふふ、これが今お姉ちゃんを埋めてる触手様のお力だよ。
痛みを快感に変換して…ついでに強力な媚薬効果もあるんだ♪」
「あ…いい……いいのぉ、もっと、もっと突いてぇ!触手様ぁ…わたし、私を早く埋め尽くしてぇ……」
998 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/27(土) 00:06:19 ID:xPnY1T1W
ストックここまで。続きはもし書き溜められたら次スレに投下します。
――その時、長月は途方に暮れていた。友人達と肝試しに訪れた真夜中の廃校で。
前夜、食事の席で話が出た時にはついついいつものノリで参加を承諾してしまったが、
まさか隣に座っていた妹までもが行きたいと言い出すとは思ってもいなかったのだ。
慌てて長月は思いとどまるよう説得したが、妹は頑として聞く耳を持たなかった。
しまいには長月の方が根負けしてしまい、現在に至る。
その妹の名は、葉月。
今は長月のすぐ隣を歩いていて、何が嬉しいのかず~っとにこにこしている。
「ねえ…葉月、本当に良かったの?早く部屋に帰って休んだ方がいいんじゃない?」
「もう、お姉ちゃんったら……けふっ、私だってもう子供じゃないのっ。
せっかくみんなとお出かけしてるんだもん、今くらいは私の好きにさせてよ」
「で、でも葉月……お姉ちゃんは、葉月のことが心配で心配で……」
軽く咳をした葉月の元へ駆け寄る長月。
幼い頃から病弱で、事あるごとに救急車で運ばれていた妹に対して、
超が付くほどの健康優良児で運動も得意な姉は、過剰なほどの愛情を注いでいた。
――人、それを過保護(あるいはシスコン)という。
「とにかく、私は大丈夫なのっ」
「葉月……あんまり離れると危ないよ」
「うるさいなぁ、お姉ちゃんは。それくらいわかってるって……きゃぁっ!?」
足元の何かに蹴躓いてバランスを崩した葉月を、長月はとっさに抱きとめる。
ふわりと鼻腔をくすぐるいい匂いに、長月は一瞬くらっと来た。
996 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/27(土) 00:02:36 ID:xPnY1T1W
「ほらっ、言わんこっちゃない。……大丈夫?」
「う…うん」
「全く、葉月は身体が弱いんだから無理しちゃダメだよ」
「こほっ、ごほ……ごめんなさい。あのね、私、お姉ちゃんには感謝してる。
だから、私、わたしぃ……」
長月は、がっちりと肩を万力のように強い力で掴まれた。
あまりにも予想外の状況であったが故に、脳が情報を処理するのが少し遅れ、
「……な、何をするの葉月?!」
「……お姉ちゃんを、私と一緒にしてあげるの。
い~っぱい気持ちよくなって、子宮を埋め尽くして、触手様にお仕えするの。
私と、お姉ちゃんと、みんなで」
「ごめん葉月、お姉ちゃん、言っていることの意味が全然わかんないよ!?」
――気が付いたときには、長月は妹に組み敷かれていた。
そして、廊下の奥の暗がりから木霊する拍手の音が聞こえてきた。
ぱちぱちぱちぱち
その音の主は、こちらへとゆっくり近づいて来る。
「あぁ…なんて麗しい姉妹愛!感動しちゃうなぁ」
「うふふ……文月先輩、そんな棒読みじゃ全然感動してるようには見えませんよ?
それに、私がお姉ちゃんのこと好きなのは昔からですし」
芝居がかった仕草をしながら現れたのは、長月のクラスメイトの文月。
しかし、暗がりから全身をさらけ出したその姿は、あまりにも常識を外れたものだった。
997 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/27(土) 00:05:16 ID:xPnY1T1W
「ふ、文月……?!その姿は……」
「ん?これ?……ふふっ、いいでしょ?
私を埋め尽くしてくださった触手様のおかげよ……
大丈夫、長月もすぐにこんな風になれるからさ」
一見すると全裸に太い縄を巻きつけたような格好だが、その実態は全く異なる。
得体の知れない粘液に濡れ光る縄の出所はぽたぽたと愛液を滴らせる秘所だし、
良く見ると縄はドクドクと脈打っている。
それに、文月の表情は笑みを浮かべているもののどこか虚ろで、明らかに正気ではない。
長月を押さえ込みつつ横で傍観している葉月も、表情を見る限りは文月と同じ。
長月は「本当に自分もああなってしまうのか」と思い――パニックに陥った。
「いやぁぁぁぁっっっ!!」
「もう…暴れないでよお姉ちゃん、触手様を分けてあげられなくなっちゃうよ。
んんっ…あはぁ……今、お姉ちゃんのナカを埋めてあげる……♪」
ゆっくり、ゆっくりと姉妹の距離は縮まっていく。
そして――二人の間の距離はついにはゼロになった。
「んぐっ……ああ…あああああぁぁぁぁっ!」
「あは、お姉ちゃん…処女だったんだね、と~ってもキツくて気持ちいいよ。
お姉ちゃんは辛そうだけど…大丈夫♪すぐに良くなるから♪」
「ああぁ……ぁ?な、何コレ……体が、急に熱く……」
「ふふ、これが今お姉ちゃんを埋めてる触手様のお力だよ。
痛みを快感に変換して…ついでに強力な媚薬効果もあるんだ♪」
「あ…いい……いいのぉ、もっと、もっと突いてぇ!触手様ぁ…わたし、私を早く埋め尽くしてぇ……」
998 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/27(土) 00:06:19 ID:xPnY1T1W
ストックここまで。続きはもし書き溜められたら次スレに投下します。
(入浴剤)
934 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:37:16 ID:wYdA3Up7
こないだ、音楽プレイヤーを書いたものですが、
新しいSSが完成したんですよー
935 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:41:02 ID:wYdA3Up7
※まだまだ未熟なので文が読みにくいです。
※出来れば、「ここはこうした表現のほうがわかりやすい」というようなアドバイスがほしいです。
それでは、投下しますね。最初のほうはエロ無しなのでとばしてもおkw
936 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:41:32 ID:wYdA3Up7
冬のまだまだ寒い時期で、日が落ちるのが早く、どこか哀愁ただよう街中。
今日が金曜日ということもあり、街にはいつもより人が多く、いつも以上ににぎわっていた。
街中だけでなく、郊外のスーパーには仕事帰りのOLや主婦。一人暮らしのサラリーマンも多く立ち寄っていて、目当てのものを物色している。
その中に比較的珍しく高校生の制服を着た二人の少女がいた。
「ねぇ、サトちゃん。今日の夕飯は何がいいかな?」
尋ねた少女は阿藤 真奈(マナ)。近所では比較的、「頭がいい」とされる高校の吹奏楽部に所属する17歳である。
頭の後ろでポニーテールにまとめた美しい黒髪をなびかせ、今どき珍しい、”大和撫子”という言葉が似合うような女の子である。
学校の帰り道なのか、学校指定の制服を着て買い物カゴを持ったマナが隣の少女に問い掛けた。
「うーん…やっぱり全員で食べれる物がいいんじゃないの?」
この「サトちゃん」と呼ばれた少女は真奈と同級生で親友の島田 紗斗子(サトコ)である。
真奈と同じく吹奏楽部に所属していて部活の中では優秀な成績を誇るトラブルメイカー。
真奈と同じ制服を着ているが、キチンと着こなしている真奈とは違いすこし着崩した着こなしをしている。
二人は小さいころからの親友でそれこそ小学生の頃からほぼ一緒だった。
「それにしても、お泊り会久しぶりー」
「そうだなぁ。最近、テストやら発表会やらで忙しかったからね。高野たちはいつ来るのよ?」
「夕食前には行くって言ってたから多分5時くらいじゃない?」
今日のお泊り会にはマナとサトコの他に先輩と後輩が来る予定だった。
937 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:43:24 ID:wYdA3Up7
「じゃあ今日は鍋にしようか。…あー!」
「ちょっ、何よ、何かあった?」
「新しい入浴剤だよ!買うっきゃない!」
「はぁ…呆れた…」
サトコがやれやれとリアクションを取ってるとマナは演説をするように
「呆れたとは何よ!いい?入浴剤とは、一日で1番の至福の時間をさらにグレードアップさせる物なんです!
あっ!しかもこれ、中におもちゃが入ってるみたい!おもしろーい。2個セットだからサトちゃんにも一個使わせてあげるね!」
「まぁマナがそこまで言うなら…」
紗斗子は口ではあきれたように言っていたがパッケージに書かれていた「保湿効果でお肌もスベスベ♪」という売り文句に興味津々だった。
(あっ!お肌がスベスベになるって書いてある!最近空気が乾燥してるから肌がガサガサなんだよね…)
2人は入浴剤と4人分の鍋の材料を買うと帰路に着いた。
ピーンポーン
家に着いたマナが夕食の準備をしているとチャイムがなった。
「サトちゃーん、出てー!」
「うーい」なんて気の抜けた返事をして紗斗子は玄関に向かった。
ドアを開けるとそこには高野姉妹が立っていた。
「あっ…こんばんは」
この身長は大きいが胸はスレンダーといういかにも”スポーツ少女と”いうような体形をしているのは高野 結里(ユリ)である。
マナたちより1才年上だが意外にも身体が弱く、学校を長期休暇していたために、マナたちと同じ学年になってしまったのだ。
当の本人はあまり気にしておらず日々を健康に過ごすことに努力している。少し気が弱いところがあり、妹やサトコに
振り回されてしまうが、良くも悪くもいい先輩、いい姉であった。
「こんにちわ!」
結里とは対照的に身長が低く、胸がもっと小さいのは結里の妹で、高野 絵里(エリ)という。
マナ達の一年後輩だが所属しているのはサッカー部でマネージャーをしている。
マネージャーをしているせいかハキハキと喋る。中学生時代からマナとサトコと知り合い、
それ以来意気投合した。
「うーい。あがってあがって! マナー!ユリたち来たよー!」
マナから返事が帰ってくるとサトコはユリとエリを案内した。
「ねぇエリ…今は夜だから「こんばんは」だよ?」
「お姉ちゃんはまた細かいことを言うー! 相手に伝わればいーの!」
「もう…」
938 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:44:23 ID:wYdA3Up7
居間に着くともう鍋の準備が出来ていた。
「後は煮えれば食べれるよー」
「エリは食べる前に手洗いとうがいするよ?」
エリはユリと洗面所に行くために引きずるようにして連れて行った。
「自、自分で歩けるよぅ! …サトコ先輩、先に食べないで下さいよ!」
サトコはユリの言うことに対しどこ吹く風と言ったように
「約束は出来ないなー」
と飄々とした様子で言った。
ユリとエリが戻ると、ちょうど良く鍋が煮えていた。
「はい、出来ました!今日はちょっと寒かったので身体が温まるように味噌仕立ての寄せ鍋にしてみましたよー!」
「あー! いい匂いですね!」
「本当は「キムチ鍋にしよう」っていったんだけどマナが「キムチなんて邪道なの!」とか言い出すんだもんなぁ…」
「あはは、マナ先輩らしいです」
「じゃあみんなで食べようか。いただきます」
「いただきます」
「いただきまーす!」
「いただきまぁす!」
ユリが言うのを皮切りにそれぞれの言葉で「いただきます」と言っていった。
言い終わった瞬間、サトコが凄まじい速さでエリの前の肉を取っていった。
「あー! サトコ先輩、そのお肉、エリの!」
「このせちがらい世の中、非常にならなきゃ生きていけないの…」
サトコとエリのやり取りを見て半ば呆れながらユリとマナがフォローに入った。
「エリ、お姉ちゃんのお肉あげるから…」
「まだお肉ありますから大丈夫ですよ」
エリは涙ぐむ仕草をしながら
「そういう問題じゃないんです。あたしが狙っていたお肉を紗斗子先輩は…紗斗子先輩は…!」
「あ、もう一枚いただきー」
「あぁぁぁぁ!? 絵里のお肉ぅ~」
「エ、エリ?私のお肉もっとあげるから…」
「まだワンパックありますからー」
波乱の鍋を食べ終わり、片付けもすませると4人はサトコが持ってきたパーティーゲームをやり始めた。
939 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:45:47 ID:wYdA3Up7
これは数人でプレイするボードゲームで、車型のに人型のピンを刺してそれをコマにして
ルーレットを回し、出た目の数だけコマを動かしてマスを進み、マスの指示に従って行動する
長い人間の人生を模した一風変わったすごろくゲームである。
「私…医者」
「あ、先輩いいですね。私なんてプログラマーですよ」
「マナ先輩まだまだですね! わたしは政治家ですよ! 日本を変えてやる!」
「エリが政治家!? 日本の終わりだな。だからアタシみたいなフリーターが増えるんだ…」
すごろくが終わりそれぞれの結果を計算していると、風呂が沸いた合図音がした。
マナは待ってましたといわんばかりに、
「私、最初にお風呂入るね」
「お、あれ試すんだ」
「? マナ先輩、あれってなんですか?」
「夕方に入浴剤買ったの」
「あら、そうなの? マナちゃん、ゆっくり入ってきてね」
こうして、マナは風呂へ向かった。
940 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:46:18 ID:wYdA3Up7
マナは、浴室に入ると着ていた服を丁寧に脱いだ。
服を脱いだマナの身体は制服を着ていたときにはわからないほど肉付きが良く、胸はふっくらと柔らかそうできれいな形をしていた。
足は洗練されたように細く、ストッキングやブーツを履けばとても似合いそうな足であった。
マナは夕方に買った入浴剤のパッケージを開け、中身を取り出す。
入浴剤は赤い色で、形は鶏の卵くらいの大きさであった。
マナはいかにも「これから楽しみなことがあります」というようなオーラを纏いながら意気揚々と風呂場の扉を開ける。
むわぁっと湯気が立ち上った浴槽。高鳴る鼓動を胸に秘め、とりあえずは入浴剤を置き、自分の身体を丁寧に洗っていく。
まずは、と熱いシャワーを浴び、リンス配合のシャンプーで髪を洗う。
続いてボディソープを垢すりタオルにつけ、ゴシゴシと、腕、足、胴体、首周り、背中と洗っていく。
片足を思いっきり上げて、しっかりと内股を洗う辺り、マナは綺麗好きでへんに大胆である。
マナはそっさと泡に包まれた体をシャワーで洗い流すと、待ちかねたように湯船に飛び込んだ。
マナはお湯に浸かったまま入浴剤を手に取り湯船の中に落としていく
「さぁ、出番だよ!」
マナが入浴剤を湯舟に落とすとすぐに泡がたち始めた。
「あっ! いい感じ!」
泡が予想外によくでていたのでマナは「いい買い物をした」という満足感と中から何が出てくるかという期待に心を震わせていた。
だが、マナが思っていることとはまったく正反対の出来事が起こっていく。
「なんだろう、この匂い…初めて嗅ぐけど…いいにおい…」
941 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:47:16 ID:wYdA3Up7
マナは何の匂いか突き止めるため、鼻を鳴らしながらゆっくりと、深く息をしていった。
少しずつだが、この入浴剤の気泡の影響でマナは息が荒くなっていった。
「はぁ…はぁ…あれ…? なんだろう…クラクラする…?なんなんだろう、この香り…」
マナは何かに導かれるようにゆっくりと自分のアソコに手を延ばしていった。
「ひゃぁっ…すごい…感じやすくなってる。なんでぇ?あふぅ…」
自然とマナの足はM字に開いてゆき、秘所が丸見えの状態になっていた。
入浴剤の泡には催淫物質が大量に含まれていた。まだまだ泡は出ている
「いい…キモチイイよぉ。…泡がキモチイイ…」
マナはもうここが風呂場で外には友人たちがいることなど頭の中からなくなっていた。
マナがオナニーをしていると入浴剤から泡が消えはじめた。
「ああ…泡が終わっちゃう…まってぇ…」
入浴剤から泡の噴出が終わると、中の物質が溶けだした。
「えっ…? お湯が…ひゃあっ! 何コレ…ひゃあうん!」
お湯がローションに変わってしまったようにねばりが出てきた。
まるでお湯が意思を持ってるかの様に胸を。後ろを。身体全体を刺激してきた。
マナの意識はもう決壊寸前だった。
「ふうぅ…お湯がキモチイイ…もう…いっちゃうよぉ…」
そこで入浴剤にさらに変化が現れた。中からオタマジャクシのような生物が二匹出てきたのだ。
「ふぇ…何…コレ…」
入浴剤の、快楽の虜になっていたマナはこのグロテスクな生物も愛おしいものに見えている。
「カワイイ…あぁん!」
オタマジャクシはマナの胸や後ろ、そのほかにマナ自身さえ知らなかった性感帯を刺激していく。
「ひゃぁ…この子きもちいい。…もっとぉ」
一通り刺激し終わると、最後にマナの秘所に入り込んできた。
「あっ、そこ、ダメ…!」
マナの制止も聞かず、それは一直線に子宮を目指していた。まるで精子のように。
「中に…ふあっ! ひやぁぁぁぁぁっ!! …」
942 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:47:46 ID:wYdA3Up7
そしてついにマナの一番深いとこに入った瞬間、凄まじい快楽がマナを襲った。
「くぁぁぁっ! もう…だめぇ!!!!」
今まで溜め込んでいたものをすべて放出し、マナは果てて気絶してしまった。
気を失ったマナは湯舟の中に沈んでいく。すると、もう一匹のオタマジャクシがマナの耳にゆっくりと侵入していった。
気がつくと真奈は何もない、どこまでが床でどこからが壁かもわからない場所にいた。
(何…ここ…私、どうしたんだっけ…? うーん…思い出せないや。)
マナは夢を見ていた。それはマナ自身の身体が少しずつ変わっていく、いや生まれ変わっていく夢だった。
(それにしてもここどこだろう…。)
マナが歩き出すと少しおかしいことに気がついた。
(ん…?なんで私なんで服なんて着てるんだろう。こんなの邪魔なだけなのに。)
さらに数歩すすむと今度は足が痺れて動かなくなっていった。
(あれ?足…動かないや。…なにか忘れてる気もするし…なんだろう…)
痺れが脛の辺りまでくると今度は手も痺れて来た。
(今度は手かぁ。あれ?おかしいなぁ。これが普通なのにこんなふうに思うなんて)
真奈は自分の身体が動かないのに驚かなかった。それどころか、それが当たり前と受け止めていく。
痺れが膝まで来ると真奈は歩くのをやめてもつれる様に下に倒れた。
(このしびれ…気持ちいい…。いつまでもこうしていたい…)
痺れが下腹部に達したとき、マナはあることを思い出した。
(気持ちいい…。でもなんでこんな事思うんだろう…。私はただの人形なのに。こんな大切なことを忘れるなんて…
いいや。変な事は忘れよう。私は人形。この痺れに、ご主人様に操られて何も考えずに生きるニンギョウなんだもの。)
痺れが首までくると、手や足が勝手に動きまた自慰にふけり始めた。
(気持ちいい…幸せですご主人様…)
マナが一人でやったときよりも快感は倍近くあり、真奈はすぐに果てた。
(気持ちいい…あは、きもちいいよぉ…)
マナが完全に快楽に寄生されると、ぼんやりと目を覚ましていった。
…まるで朝早くにおきてしまったように、ぼんやりとしながら真奈は目覚めた。
そしてマナの大きくパッチリと開いていた目は少しずつマナが目覚めるのとは反対に何を写しているのかもわからない、虚ろな瞳になっていった。
「うぅん…あれ? 私…何を…? そうだ。私の中にご主人様が入ったんだ…」
マナが湯舟のなかで立ち上がると、何も考えていない虚ろな目…快楽を受け入れた歓喜の表情で
「ご主人様。マナはご主人様の物です。私はご主人様に全てを捧げます」と高らかに宣言した。
湯船のお湯は何事もなかったかのようにただのお湯に戻っていた。
943 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:48:29 ID:wYdA3Up7
「お風呂上がったよー」
マナがお風呂からあがるとサトコが
「入浴剤どうだった?」と聞いた。
「いやーそれだけどね。うっかり使い忘れちゃって」
「ええー、あんなに力説してた癖に?」
「うん。すっかり。仕方ないからサトちゃんの感想を聞くよ。もう袋から取り出してあるからね。」
「そう? ならお言葉に甘えてアタシが第一号になろうかな」
「うん。よろしく」
サトコがお風呂に向かうとマナの心は妖艶にに笑んでいた。
944 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:50:47 ID:wYdA3Up7
「くぁ、ひ、ひゃあぁあぁあぁあぁん!!!!!」
友人の家の風呂で果てる背徳感と自分で後ろの穴を攻める恥辱感で体を震わせながらサトコは果てた。
「はぁ…あたし、何してんだろ…」
手早く後始末を行い、自分の行いに反省と後悔をしながら入浴剤と一緒に湯舟に入った。
入浴剤は勢いよく泡を吐き出し初めた。サトコはその泡をジャグジーの様に自分の背中などに当て始める。
「あー…こりゃいい…」
サトコがオッサン臭い事を言ってると入浴剤が少しずつ移動し、泡がサトコの後ろの穴を刺激しはじめた。
「…っ!」
(こ、この入浴剤…、)サトコが今の場所から移動させようと手を延ばすが、逆に状態を悪化させてしまう。
「あれ? どこにいった…? ここか? んん?」
「あ、あった…ひゃああん!」
入浴剤がサトコのお尻に癒着してしまったのだ。泡はまだ出ていて少しずつ中の薬も溶け出していた。
(どっ、どうしよう…ふぁ、キモチイイ…)
泡は股の間を通り、前の方にも泡が当たり始めたのだ。
催淫作用がある泡に刺激され、サトコは快楽の波に飲まれそうになっていた。
(どうすれば…そうだ! 立ちあがれば…!)
サトコは理性を振り絞って立ち上がろうと努力するがその時、予想もしないことが起きた。
「えっ!?ちょっと、ナニコレ!?」
入浴剤の中の物質が溶け、お湯がローションのようになりサトコを上がらせまいと体を覆ってきたのだ。
(どうなってんのよ、コレ!?、 !!!)
サトコはまた湯舟の中に逆戻りし、助けを呼ぼうにも口の中にもお湯が侵入し、何も喋れない状態になってしまった。
「……! …!!! …!!」
(私、どうなるんだろう…このままこんなのに溺れて死んじゃうのかな…)
サトコが自分の死を思い浮かべると、入浴剤から2匹の生物が出て来た。
945 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:51:29 ID:wYdA3Up7
マナの時とは違い、オタマジャクシのような容姿ではなく、どじょうのように細長い生物だった。
(何…あれ。なんで風呂にあんなのがいるのよ!?)
サトコが動揺していると一匹がゆっくりとサトコの後ろの穴を目指して泳ぎ始めた。
(ちょっ、冗談じゃないわよ!)
サトコは必死に体を動かそうとするが、お湯に腕を掴まれていたためか、壁に固定された様に全く動かなかった。
サトコが無駄な努力をしていると寄生体はサトコの尻穴にたどり着き、泡によってユルユルになったそこに体を沈めていった。
(キモチイイ…え? わ、私なに考えてるのよ!? あんなの…に…キモチ…いい…)
寄生体が完全に入りきり中で動いているのがわかる。
サトコが快楽に喘いでいるともう一匹もすかさず紗斗子の耳に侵入していった。
(ひゃ…耳…何を…)
ここでサトコは気を失い、ただ湯の中に体を沈めることしかできなかった。
(ここ…マナの部屋?なんであたし浮いてるの?)
サトコは夢の中で真奈の部屋に浮いていた。
(んん~あたしどうなったんだっけ?)
サトコが考えていると部屋の中に制服を着たマナと、裸で虚ろな目をしたサトコ本人が入ってきた。
(あれ?マナとあたし!?なんであたしなにも着てないのよ!)
サトコがしゃべろうとしてもしゃべれず、ただ浮かんでいるとマナがしゃべり始めた。
「サトちゃん…。今日は何で私の部屋に来たの?」
「はい…マナ様にご奉仕するためです…私はマナ様の奴隷です」
(えっ…あたし何言ってるの?)
サトコが戸惑っている間にも会話は進んでいく。
「へぇ…そうなんだぁ。自分でそんなこといって恥ずかしくないの?」
「私はマナ様にご奉仕するための人間です。奴隷は恥ずかしくなんてありません。私はマナ様の奴隷であることを誇りを持っています」
「ふふっ…よく言えました。じゃあ奴隷のサトちゃんは私のおもちゃなんだよね。じゃあ何をしてもかまわないよね」
「はい。マナs」
946 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:51:59 ID:wYdA3Up7
マナはサトコが言葉を言い終わる前にその口を唇でふさぎ、舌をサトコの口の中に入れてきた。
舌はサトコの舌、歯、上あごと下あご…サトコの口の中を余すことなく蹂躙した。サトコはそれを嫌がるそぶりもせず、
むしろ喜びを抱いて受け止めた。
マナが唾液を流し込めば少しもこぼさずに飲み、舌を絡ませてくれば舌を動かした。
まるで恋人同士のように長いディープキスだった。そこにはいつもの”親友”という言葉は存在しなかった。
(な、なんでマナ様が私にあんなことを…!?)
サトコは少しずつ自分が変わっていっている事に気づかなかった。
「…ねぇサトちゃん、何か忘れてない?」
「ぷ…はぁ…何でしょう?」
「私、サトちゃんのあれで気持ちよくしてほしいなぁ…」
「わかりました。今すぐに」
サトコは自分が奴隷、というよりマナ専用のロボットになってしまったような自分に驚きながらも興奮していた。
(真奈…いや真奈様…あたしに何をいってるんだろう…)
そんなことを思っていると虚ろな目をした紗斗子は、直立不動の姿勢。「気をつけ」の状態になった。
(…? あたし何を…?)
自分の奇行に目を丸くしているとすぐに変化が現れた。
「んぁ…はぁ…っ! ふぁぁん!」
(えっ! な、何あれ!?)
サトコの後ろの穴から二本の触手…管のようなものが現れたのだ。虚ろな目をしたサトコはあまりの快楽のためか、
足が震えてまともに立てなくなっている。
「…くすくす。サトちゃん、まだ出たばっかりなのにもうそんなに気持ちいいの?」
「ふ、ふぁい。気持ち…いいですぅ…」
サトコはあまりの快楽のためか小刻みに震え始めていた。
(な、なんであたしからあんなのが出るのよ! !?)
947 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:53:35 ID:wYdA3Up7
その時サトコは自分のお腹と尻穴のあたりがモゾモゾと動くのを感じた。
(え、ぇ?なに…なんなのよぉ!)
あまりの恐怖のためかサトコはわめき散らすがそれで感触が収まるはずもなく、
逆にその感触がより鮮明なものになっていく。
そして次の瞬間、サトコのお尻からも2本の触手が飛び出てきた。
「ふぁぁっ!あぁん、ふぁあああああああん!!!! ……」
あまりの快感のためかサトコは大きな声を出して夢の中にもかかわらず、果ててしまった。
果てた反動のためか、サトコが動かずにいるとだんだんと浮いている高度が下がっていき、そのまま虚ろな目をしたサトコ
に吸い込まれるようにサトコは重なっていった。
「…大きい声だったね。サトちゃん?」
「はい。これであたしも自分の意思でマナ様にお遣えすることが出来ます」
姿かたちこそ、虚ろな目をしたサトコそのものだったが、その口調はまさに吸い込まれたサトコだった。
「ふふ…じゃあ言ったとおり私と交尾しようか…」
「はい。マナ様と交尾できるなんて…うれしい限りです。精一杯、尽くさせていただきます」
サトコが言い終わるとマナは自分のスカートを持ち上げた。マナはパンツをはいておらず、秘部が丸見えだった。
「サトコちゃんもすっかりご主人様の虜だね…。ほら。ここに私のご主人様がいるの。ここにそれを入れて…」
サトコがコクリとうなずくと二本の触手をマナの秘所にあてがい、ゆっくり差し込んでいく。
「んぅ…ふぁぁぁ…サトちゃんのが入ってくるぅ…サトちゃぁん、気持ちイイ…?」
「はい。マナ様のおまんこの中。とても気持ちいいです。ああっ…早く交尾したい…」
サトコの触手がマナの子宮に到達すると、マナの中にいた奇生体と繋がった。
「ふぁぁぁぁ…サトちゃんのが私のご主人様とつながったぁ…はぁぁん…」
「これがマナ様のご主人様…とても…力強い…」
マナもサトコもうっとりとつぶやくと互いの身体を力強く抱きしめ始めた。
マナとサトコが抱きしめあい、少しするとマナの奇生体から指示が下る。
「あ、はじまるよ、サトちゃん」
「はい…ああっ!はやくぅ。はやくぅ…」
次の瞬間、二人を凄まじいほどの快楽が襲った。マナの寄生体とサトコの寄生体が自分たちの細胞を交換し始めたのだ。
「ふあっ、ひゃぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁん!」
「ああっつ、ふぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ……」
マナとサトコは同時に果て、そこでサトコの意識はブツンと切れた。
948 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:54:17 ID:wYdA3Up7
サトコが夢から覚め、現実に戻るとマナのときと同じく、瞳はにごり、目から輝きが消えた。
サトコはマナとは違い、気がつくとすぐに行動を開始した。
サトコが湯舟のなかで立ち上がる。今までは親友という間柄だった友には自分の主人がはいっており、私は彼女とそれに服従する。
なぜかはわからないがこのことを考えると体の芯から火照ってくるのだ。
(はやく…はやくご主人様のところにいかなくちゃ…)。
湯船のお湯は新しい宿主の誕生と奇生体の反映を見据えるがごとく、ただのお湯になっていた。
サトコが無言で上がるとユリが近づいて来て
「サトコちゃん、今、お風呂あいてるかな?」
と言うとサトコは虚ろな目で
「うん…空いてる。マナは?」
「マナちゃんならさっきトイレいったけど…」
「わかった」
サトコはユリを見送ると迷う事なくトイレに向かった。
トイレの前に来ると小さな声で「マナ様、サトコです」と言うとゆっくりとトイレのドアが開いた。中にはユリの言う通り、マナが入っていた。
「サトちゃん、いらっしゃい」
サトコが無言でトイレに入るとマナは鍵をかけた。
マナが便座に腰掛けると自然とサトコもひざまずいた。
「私、サトちゃんも一緒になれて嬉しいな」
「私もマナ様と同じ宿主になれて嬉しいです」
二人とも嬉々とした様子で話していると、彼女たちの寄生体から指示が下った。
「じゃあ今、ご主人様が私たちに命令したことはわかる?」
「はい。あたしたちはご主人様に従い、あの二人も仲間にすることです」
「そう、その通り。最後にご主人様達を増やす方法は?」
「はい。あたしとマナ様が交尾をする事です」
まるでサトコの夢と同じように、マナがサトコの目の前でパジャマのズボンを下ろす。
少し、毛が生えたその場所はいまだ、誰にも使わせたことのないきれいな肌色をしていた。
「よく出来ました!じゃあサトちゃん。私の事、気持ち良くして?」
「はい。わかりました…」
サトコはゆっくりとマナに近づくとマナの秘所に口付け、そして解きほぐすように舐め始めた。
「ふぁっ!サトちゃん、!上手ぅ…感じちゃうよぉ……」
サトコは無心でマナを舐め、マナはあまりに気持ち良いのか、無意識のうちにサトコの顔を自分の股にこすりつけていた。
949 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:54:49 ID:wYdA3Up7
サトコがマナに「ご奉仕」をし始めてから数分たち、マナの秘部が解きほぐされるとまた、寄生体が指示を下した。
「サトちゃん!ぁっん!私…もういっちゃいたい!…はぁんっ!」
「わかりました。では、これで」
サトコが言い終わると女陰を舐めるのをやめ、真奈のクリ○リスを舌で舐め、吸い、潰し、…様々なテクニックでマナを絶頂へと誘った。
「ああっ!サトちゃん!いっちゃ…!ふああああああんん!!!」
「んぐ…ずずず…」
マナが果てる瞬間、さらにサトコの顔を押し付け、サトコは苦しそうにするが、すぐに溢れた愛液をこぼすまいと飲み始める。
サトコがマナの汁を飲み干すとマナは熱に犯されたような状態になりながらも、寄生体の指示に従おうとした。
「ハァ…ハァ…サトちゃん…始めよっか」
「はい。ではマナ様、失礼します」
夢の中と同じく、サトコは背骨をピンとのばし、自分の裸体を恥ずかしげもなく、以前親友だった主人に晒す。
「さぁ、サトちゃん。早く来て」
マナが便座に座りながら自分の足を持ち、まるでAV女優のようなM字開脚の姿勢になる。
サトコはといえば、腹の中からくすぐったいような、それでいて気持ち良いような感触に堪えながら尻から2本の触手
…寄生体同士の交尾に使われる細長い産卵菅が延び、あっという間に自分の身長程にも延びる。
何も知らない人が今の紗斗子を見たら、「裸で尻にテレビのケープルを挿している変態」としか見られないだろう。
「準備…出来ました…マナ様…いれます…」
「うん。早く早く!」
マナに急かされるとサトコは真奈の中にゆっくりと産卵菅を埋めて行った。
産卵管がマナの中に入ると、産卵管は紗斗子の支配下から離れ、奇生体の意思で動くようになった。
「ふぁあ…私の中にサトちゃんが入って来るぅー!」
「ひゃうあん!夢とは……違うぅ…!はぁん…」
二人が喘いでいる間も半ば強制的に産卵菅は真奈の中に侵入していく。
そしてついに、真奈の子を孕む為の部屋…今はおぞましい寄生体の住家になっている子宮に入った。
真奈と紗斗子は、あまりの快楽からか、肩で息をしながら時々ビクンビクンと痙攣をしている。
「はぁ…はぁ…ひゃぁ…」
「ふぅ…ふぅ…」
950 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:56:13 ID:wYdA3Up7
二人が痙攣を起こし、何もしていない間にも中の奇生体はせわしなく働いている。
寄生体同士が産卵菅を通して繋がると、そ自分たち子孫を残すための「交尾」をし始めた。
「ふぁぁぁぁぁぁん!」
「ひゃ、ひぁぁぁぃぃぁぃぃ!!」
交尾を始めた瞬間、マナとサトコは二人で絶頂を向かえた。
寄生体同士が2本の産卵菅を通して自分達の細胞…人間で言う、精子と卵子を管を通して相手に送り始めたのだ。言わば、射精と潮吹きを一気に味わい、
そして自分の中に相手の子種が入って来るのがわかった。
人外の快楽の為か、マナとサトコは虚ろな目を漂わせ、口からはよだれを垂らして失神してしまった。
こうして、マナとサトコの中に1匹ずつ、新しい生命…新しい寄生体が誕生した。
寄生体の卵は今はまだパチンコ玉ほどの大きさの卵だが、親の宿主以外の愛液を感じると、孵化をするのだ。
数分すると宿主であり、奇生体の母親になったマナとサトコが目覚めた。
「ああ…私の中にご主人様の卵が…」
「真奈様の子種で孕む…感じてきちゃぅぅ…」
目の焦点が合ってない二人がまるで糸で引っ張られるようにユラァリと起き上がるとトイレを出て行った。
「行こうか…サトちゃん。仲間を増やすために」
サトコとマナがトイレから出てくるとエリを仲間にするため、居間に向かった。
居間では、エリが特殊部隊上がりのコックが一人でテロリスト集団に立ち向かうという映画を見ていた。。
「あ、サトコ先輩!どこ行ってたんですか?お風呂のドアが開く音が聞こえたんですけど先輩来ないからどうしたのかなーって思ってましたよ」
エリが少し心配したように言うとサトコはいつもの軽口を叩かず、
「ごめんね、エリ。心配させちゃって」
サトコはいつものニカッとした笑顔ではなく、妖艶な、女子○生とは思えない女らしい笑みを浮かべた。
エリはサトコのいつもと違う様子にドキリとしながらも、少しおかしいと感じていた。
「サトコ先輩…どうしたんですか?風邪でもひいちゃいました?」
「大丈夫。私は平気よ?ほら」
サトコがエリのおでこと自分のおでこをくっつけると、エリは赤い顔をして飛びのいた。
「なっ…、サ、サトコ先輩!べっ、別におでこをつけなくてもっ!」
「ふふ…エリってば照れてるのね!」
サトコがエリを後ろから捕まえ、まるで人形のように抱き始める。
「やぁ~ん。マナ先輩、助けてぇぇ」
抱かれているエリがマナに助けを求めると、
「あはは。サトちゃんとエリちゃんは仲良しだねー」なんてほのぼのと見ている。
サトコは抱き着いているエリの髪の毛の臭いを嗅いだり、自分の胸をエリに押し付けたりした。
「ちょ…サトコ先輩、くすぐったい…それに…」
サトコはいじわるそうに笑いながら「なぁに?エリ?それに…なんなの?」というとエリは半ばヤケになりながら、
「む…胸!サトコ先輩の胸が当たってます!」と半泣きで言う。
951 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:56:45 ID:wYdA3Up7
「ふぅん…エリは胸がないもんねぇ…」
サトコが納得しながらエリの平たい胸を触り始める。そこは、少しのふくらみとその先端があるだけだった。
「きゃ…!サ、サトコ先輩!そろそろ怒りますよっ!?」
エリが言うとサトコは耳元でささやくようにエリに言った。
「あたしね…前からエリの事…好きだったんだ…」
エリは驚いた。そしてそれを見ていたマナは口をつりあげ、にやりと笑った。
「むむむ、ムリです!私にだって好きな人だっていますし!わ、私なんかじゃサトコ先輩と釣り合いが取れません!いえ、そういう問題じゃなくてですね?とっ、とにかくムリなんです!」
エリは自分でも何を言っているのかわからないくらいに早口に言った。サトコは一応、否定されたと受け取り、
「…そう…じゃあ最後に身体を抱きしめさせて…」
泣いている演技をし、サトコはエリを強く抱きしめる。そして、尻から二本の産卵管を出す。
サトコがあきらめてくれるならこのまま抱きつかれていようと目を閉じていた。
準備が整うと、少しづつ産卵管を伸ばしていき、裾から出すとゆっくりとエリの背後に忍ばせていった。
そして獣が獲物を仕留める様に産卵管の一本をすばやくエリの耳に挿入していった。
「えっ!?…」
エリが声を出したときにはすでに遅く、もはや産卵管はエリの脳深くに入り込み、その行動を掌握した。
あせる必要がなくなったせいか、サトコはもう一方の産卵管をエリの尻穴にゆっくりとうずめていく。
快楽からか、もしくは身体の拒否反応かはわからないが時々、エリの身体がビクッビクッと痙攣していた。
いまやエリはさっきまでの活発な少女から虚ろな目をしてただサトコに操られるだけのようになっていた。
一部始終を見ていたマナがサトコに近づく。
「ふふ…うまくいったね。サトちゃん」
「はい。もうエリの中では寄生が始まっています。仲間になるのも時間の問題です」
「ふぅん…早くね。エリちゃん…」
952 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:57:15 ID:wYdA3Up7
エリは先ほどサトコから告白され、混乱していた。自分に言い聞かせるように好きな人を書き描いていく。
「サトコ先輩には悪いけど、私の好きな人はこの人だもん」
そこにはさわやかな青年が描かれていたが、ゆっくりとだがそのイメージも薄れ、違うものに変わっていく。
「私の好きな人は○○○先輩…」
「私の好きな人は○○○先輩と…」
「私の好きな人は○○○先輩とご○○さま…」
「私の好きな人はサ○コ先輩とご○人さま…」
「私の好きな人はサト○先輩とご主○さま…」
「私の好きな人はサトコ先輩とご主人様…」
「私の好きな人はサトコ先輩とご主人様…」
「私の好きな人はサトコ先輩とご主人様…」
「私の好きな人はサトコ先輩とご主人様…」
エリの心の中ではサトコに恋心を抱き、そして主人である奇生体に忠誠を誓うようになっていた。
エリが目を覚ますと、起きるのをずっと待っていたかのようにサトコとマナが立っていた。
「…サトコせんぱぁい…」
エリがサトコを見つけるとまるで熱病に冒されたかのようにサトコにもたれ掛かっていく。
「あたし…ずっとサトコ先輩のことがずっと好きだったんです…」
「本当?うれしいなぁ…じゃあこれからやることがあるから手伝ってくれるわよね?」
「もちろんです!サトコ先輩と一緒ならなんでもやっちゃいます!」
「うふふ…ありがと」
サトコとエリが抱き合っていると、
「じゃあふたりとも、いこうか」
マナが二人をまとめると、三人でユリがいる風呂場へ向かった。
953 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:57:51 ID:wYdA3Up7
風呂場では、ユリが頭を洗おうとしていた。
「えーと…他人の家の蛇口ってわかんないよ…?」
ユリが蛇口をひねるとシャワーが出てきた。
「ひゃうう!つめたい!つめたい~!」
冷水を頭から浴びたユリはあわてて蛇口をもとにもどした。
「うう…さむくなっちゃった…もっかいはいろ…」
ユリが浴槽に浸かり、身体を温めなおしていると脱衣所の扉が開く音がした。
「?…だれ?」
ユリが脱衣所のほうへ問いかけるとマナの声が返ってきた。
「ユリ先輩。ちょっと湯冷めしちゃったんで一緒に入ってもいいですか…?」
「え…!?あの…マナちゃん?なにいって…」
ユリが慌てふためいていると風呂場の扉が開き、マナがはいってきた。
「ユリ先輩、服脱いじゃったんでもう一緒に入っちゃいましょう」
髪をおろし、形の良い乳房と股間はタオルで隠しているが、それでも、十分に官能的な姿だった。
「マ、マナちゃん!?は…裸…」
「先輩。風呂に入るのに服着てる人はいないとおもいますよ?」
新しい声にびっくりしてユリが視線を上げるとマナの後ろにサトコとエリが裸で立っていた。
エリは下だけはタオルで隠しているが、サトコに関してはタオルさえ持っていなかった。
ユリは湯船に口元まで浸かり、子犬のような目でサトコに問いかけた。
「なんでサトコちゃんとエリちゃんまで…?」
「あたしは先輩とスキンシップを図ろうとおもいまして!」
「私はサトコ先輩についてきたの」
954 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:58:34 ID:wYdA3Up7
ユリが恥ずかしさから、さっさと体と髪を洗ってあがってしまおうと考えた。
「わ、私、髪洗うね」
ユリが浴槽から出ると、入れ替わりでサトコとエリが湯船に浸かった。
「あ、じゃあ私、ユリ先輩の髪洗いますよ」
「えそんな…いいよ」
「遠慮しないでくださいってば!私、ユリ先輩の髪の毛好きなんですから」
髪の毛が好きといわれ、喜んでいいのか落ち込んでいいのか複雑な心境になりながらも、ユリはマナに髪を洗ってもらうことにした。
「わー。ユリ先輩の髪の毛サラサラー!」
「そうかな…?ありがとう」
マナがユリの髪を洗っていると、サトコが話しかけてきた。。
「それにしても、先輩の肌って白いですねー。日焼けとかしたことあります?」
「あんまり見ないでね…。私、体弱かったからあんまり外に出なかったから日焼けはあんまりしたことないの」
「へぇ~。体弱かったんですね。でもこんなに美肌だと男の人からジロジロ見られるでしょう」
「そうね。視線も感じるし、ときどき話しかけられるわ」
マナとユリが話し合っている間、サトコとエリは後ろの穴から触手を出し、湯船に潜ませていた。
サトコがマナにアイコンタクトを行うと、マナは行動を起こした。
「ユリ先輩、水流すので目を閉じてください」
「ん…」
ユリがマナに従い目を閉じるとサトコとエリの触手がユリの四肢を拘束した。
「えっ!?な、なにするのマナちゃん!?」
目を開けようにもシャンプーの泡が目に入ってうまく目を開けることが出来ない。
「ふふふ…ユリ先輩。私が先輩に入れてあげますね…」
「な、なにいってるの?いいから離してよぉ…」
ユリは目が見えない上、手足を縛られ、今から何をされるかわからない恐怖感から泣き出していた。
「…やっぱり先輩はきれいですね。仲間になったら一番かわいがってあげます」
言い終わると同時にマナの触手がユリの前の穴を目指して蠢き始める。
触手がユリの腟口を見つけるとゆっくりとその先端をうずめて行った。
「いいたい…!痛い!」
955 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 01:00:02 ID:wYdA3Up7
ユリはマナの悲鳴を聞きながら触手をうずめているとある膜に当たった。
「へぇ…先輩処女だったんですか…じゃあ先輩の処女、私が奪ってあげますね!」
「や、やめてっ!」
触手がユリの膜を破ってさらに奥を目指した。
「ひっ………」
ユリは破瓜の痛みと先ほどからの恐怖感からか気絶してしまった。
「あれ…?先輩、気絶しちゃったんですか?なぁんだつまんないなぁ…つまらないことをしちゃう先輩にはオシオキしないとね…」
マナはにやりと笑うと、ユリの子宮に手早く触手を侵入させた。
「ふふふ…先輩。いい夢を」
マナが触手を通して寄生体をユリの子宮に入れると触手を乱暴に引き抜いた。
「サトちゃんとエリちゃんは先輩を居間に連れて行って。ちょっとオモシロイことするから」
マナの触手がサトコとエリの触手の先端に触れ、マナの意思を的確に宿主へと伝達する。
「…了解しました」
「…わかりました」
サトコとエリが口々に返事をすると、マナを居間に連れていった。
「ふふ、先輩がどうなっちゃうか楽しみだわぁ…」
956 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 01:00:37 ID:wYdA3Up7
マナが風呂から上がると、ユリは目隠しをされて手足を紐で縛られていた。呼吸しかしていないのを見ると、まだ気を失っているようだ。
サトコとエリは自分たちが縛ったユリのことを尻目に二人で交わっていた。
上の口ではキスをし、唾液を交換させ、下では彼女達の触手が相手の子宮へと突き刺さっていた。
「サトちゃん、エリちゃん。ありがとね。ちゃんと体力残しておきなよ?」
「はい」
「ハイ」
「ん。じゃあ…せんぱぁ~い、起きてくださいよー」
「ん…マナ…ちゃん?」
「先輩、今自分がどうなってるかわかります?」
「な、何で私縛られてるの!?マナちゃん、はずしてよ!!」
ユリにしては珍しく、怒気をはらんだ声で言うと、マナはそれをさも楽しそうに答えた。
「ダメですよ。先輩にはここでご主人様の子供を産んでもらうんですから」
「何を言ってるの…?ご主人様ってなによ!?」
ユリが言い放った瞬間、自分の体内がビクンと痙攣した。
「!?」
「ユリ先輩のご主人様は準備OKみたいですね。じゃあ早速やっちゃいますよ」
マナが触手を自分の恥部から引き出すと、自分の体に触手を這わせた。
「先輩、わかります?私はもうご主人様の下僕なんです。ほら、あの二人も。」
そういうと、マナはユリの目隠しを解いた。
「…!エリ!どうしたの!?ユリ!!」
ユリは、サトコとエリが股間から触手を出し、それで相手の体を愛撫する光景を見て愕然とした。
「うぅん…はぁぁ……」
「チュ…チュパッ…」
「わかりました?あとは先輩だけなんですよ。でも、先輩はあの二人のようにはしません。」
ユリは、自分の妹、先ほどまで信頼していた後輩がすべて別人になってしまった事実を知り、呆然としていた。
957 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 01:02:29 ID:wYdA3Up7
「ホントは、先輩にもキチンとご主人様の素晴らしさを知ってもらおうとしたんですが、ご主人様がもっと仲間を増やせっていうので、
卵をたくさん産まなきゃならないんです。」
マナの触手がエリへ向かっていく。
「卵を産むのは、私たちが子供を出産するのと同じような原理で行われるんです。何をするかわかります?」
そして、さも当たり前のようにユリの中に入れていった。
「私のご主人様の精子、先輩の中に注いであげますね。」
寄生虫により、感度が何倍にも高められたユリは突然の侵入にも痛みを感じることなく、むしろ快感に身を震わせている。
「ひゃぅっ!なにこれぇ…あぁん」
「はぁん!ユリ先輩の中、締りがいいです!私、もうイッちゃいそうですぅ!」
「ひゃぁっ、あぁん!ふぅぁぁ、うんんっ!」
マナの言うことなど耳に入らないようで、ユリは必死に快感から耐えている。
「出ちゃいます!ユリ先輩、いっちゃいますう!ふぁああああっ!!」
マナの触手から、まるで男の性器のように白い液体が噴出し、ユリの子宮へと…寄生虫へと注がれていく。
当のユリはあまりの快感からか、失神していた。ユリにとって、一瞬の吸息である。
だが、それもすぐに自分の体内の変化によって終わりを告げる。
958 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 01:03:39 ID:wYdA3Up7
「んんっ!あっ、ダメ!出ちゃ、でちゃうううう!!」
ユリが痙攣すると、彼女の性器から寄生虫の卵が何個も出てきた。
宿主に快感を与えて、出産の痛みを紛らわすためか、ユリは卵が出てくるたびにビクッ…ビクッ・・・と痙攣を起こし、愛液を噴きだした。
「ふふっ…ユリ先輩、わかります?私とユリ先輩の子供ですよ?とってもかわいらしい…しかもこんなにたくさん産んでくれて…先輩も気持ちよかったんじゃないですか?」
「……」
ユリの目には、快楽からか、それとも自分の純潔、初めての出産をわけのわからない生物によって行われてしまった事への絶望からか、涙が浮かんでいた。
「先輩、暇なんてないですよ!私のほかに、サトちゃんとエリちゃんの卵も産んでもらうんですから!」
「……」
「……」
いつのまにか、ふたりでの行為が終了したのか、サトコとエリが触手を出した状態でマナの後ろに佇んでいた。
「うふ…ふふふ…」
ユリには、これからの自分がどうなるかわからず、ただ目の前の快感か、それとも悲しみかもわからず、ただ笑うしかなかった。
もう、数時間前に楽しく談笑し、友人を思いやり、姉妹の絆を大事にしていた少女たちはいない。
いるのは、寄生虫によって心を蹂躙され、ただ快楽とご主人様…寄生虫への忠誠と繁殖しか頭にない雌たちであった…
959 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 01:05:56 ID:wYdA3Up7
おわりです。
駄作の投下、失礼しました。
こないだ、音楽プレイヤーを書いたものですが、
新しいSSが完成したんですよー
935 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:41:02 ID:wYdA3Up7
※まだまだ未熟なので文が読みにくいです。
※出来れば、「ここはこうした表現のほうがわかりやすい」というようなアドバイスがほしいです。
それでは、投下しますね。最初のほうはエロ無しなのでとばしてもおkw
936 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:41:32 ID:wYdA3Up7
冬のまだまだ寒い時期で、日が落ちるのが早く、どこか哀愁ただよう街中。
今日が金曜日ということもあり、街にはいつもより人が多く、いつも以上ににぎわっていた。
街中だけでなく、郊外のスーパーには仕事帰りのOLや主婦。一人暮らしのサラリーマンも多く立ち寄っていて、目当てのものを物色している。
その中に比較的珍しく高校生の制服を着た二人の少女がいた。
「ねぇ、サトちゃん。今日の夕飯は何がいいかな?」
尋ねた少女は阿藤 真奈(マナ)。近所では比較的、「頭がいい」とされる高校の吹奏楽部に所属する17歳である。
頭の後ろでポニーテールにまとめた美しい黒髪をなびかせ、今どき珍しい、”大和撫子”という言葉が似合うような女の子である。
学校の帰り道なのか、学校指定の制服を着て買い物カゴを持ったマナが隣の少女に問い掛けた。
「うーん…やっぱり全員で食べれる物がいいんじゃないの?」
この「サトちゃん」と呼ばれた少女は真奈と同級生で親友の島田 紗斗子(サトコ)である。
真奈と同じく吹奏楽部に所属していて部活の中では優秀な成績を誇るトラブルメイカー。
真奈と同じ制服を着ているが、キチンと着こなしている真奈とは違いすこし着崩した着こなしをしている。
二人は小さいころからの親友でそれこそ小学生の頃からほぼ一緒だった。
「それにしても、お泊り会久しぶりー」
「そうだなぁ。最近、テストやら発表会やらで忙しかったからね。高野たちはいつ来るのよ?」
「夕食前には行くって言ってたから多分5時くらいじゃない?」
今日のお泊り会にはマナとサトコの他に先輩と後輩が来る予定だった。
937 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:43:24 ID:wYdA3Up7
「じゃあ今日は鍋にしようか。…あー!」
「ちょっ、何よ、何かあった?」
「新しい入浴剤だよ!買うっきゃない!」
「はぁ…呆れた…」
サトコがやれやれとリアクションを取ってるとマナは演説をするように
「呆れたとは何よ!いい?入浴剤とは、一日で1番の至福の時間をさらにグレードアップさせる物なんです!
あっ!しかもこれ、中におもちゃが入ってるみたい!おもしろーい。2個セットだからサトちゃんにも一個使わせてあげるね!」
「まぁマナがそこまで言うなら…」
紗斗子は口ではあきれたように言っていたがパッケージに書かれていた「保湿効果でお肌もスベスベ♪」という売り文句に興味津々だった。
(あっ!お肌がスベスベになるって書いてある!最近空気が乾燥してるから肌がガサガサなんだよね…)
2人は入浴剤と4人分の鍋の材料を買うと帰路に着いた。
ピーンポーン
家に着いたマナが夕食の準備をしているとチャイムがなった。
「サトちゃーん、出てー!」
「うーい」なんて気の抜けた返事をして紗斗子は玄関に向かった。
ドアを開けるとそこには高野姉妹が立っていた。
「あっ…こんばんは」
この身長は大きいが胸はスレンダーといういかにも”スポーツ少女と”いうような体形をしているのは高野 結里(ユリ)である。
マナたちより1才年上だが意外にも身体が弱く、学校を長期休暇していたために、マナたちと同じ学年になってしまったのだ。
当の本人はあまり気にしておらず日々を健康に過ごすことに努力している。少し気が弱いところがあり、妹やサトコに
振り回されてしまうが、良くも悪くもいい先輩、いい姉であった。
「こんにちわ!」
結里とは対照的に身長が低く、胸がもっと小さいのは結里の妹で、高野 絵里(エリ)という。
マナ達の一年後輩だが所属しているのはサッカー部でマネージャーをしている。
マネージャーをしているせいかハキハキと喋る。中学生時代からマナとサトコと知り合い、
それ以来意気投合した。
「うーい。あがってあがって! マナー!ユリたち来たよー!」
マナから返事が帰ってくるとサトコはユリとエリを案内した。
「ねぇエリ…今は夜だから「こんばんは」だよ?」
「お姉ちゃんはまた細かいことを言うー! 相手に伝わればいーの!」
「もう…」
938 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:44:23 ID:wYdA3Up7
居間に着くともう鍋の準備が出来ていた。
「後は煮えれば食べれるよー」
「エリは食べる前に手洗いとうがいするよ?」
エリはユリと洗面所に行くために引きずるようにして連れて行った。
「自、自分で歩けるよぅ! …サトコ先輩、先に食べないで下さいよ!」
サトコはユリの言うことに対しどこ吹く風と言ったように
「約束は出来ないなー」
と飄々とした様子で言った。
ユリとエリが戻ると、ちょうど良く鍋が煮えていた。
「はい、出来ました!今日はちょっと寒かったので身体が温まるように味噌仕立ての寄せ鍋にしてみましたよー!」
「あー! いい匂いですね!」
「本当は「キムチ鍋にしよう」っていったんだけどマナが「キムチなんて邪道なの!」とか言い出すんだもんなぁ…」
「あはは、マナ先輩らしいです」
「じゃあみんなで食べようか。いただきます」
「いただきます」
「いただきまーす!」
「いただきまぁす!」
ユリが言うのを皮切りにそれぞれの言葉で「いただきます」と言っていった。
言い終わった瞬間、サトコが凄まじい速さでエリの前の肉を取っていった。
「あー! サトコ先輩、そのお肉、エリの!」
「このせちがらい世の中、非常にならなきゃ生きていけないの…」
サトコとエリのやり取りを見て半ば呆れながらユリとマナがフォローに入った。
「エリ、お姉ちゃんのお肉あげるから…」
「まだお肉ありますから大丈夫ですよ」
エリは涙ぐむ仕草をしながら
「そういう問題じゃないんです。あたしが狙っていたお肉を紗斗子先輩は…紗斗子先輩は…!」
「あ、もう一枚いただきー」
「あぁぁぁぁ!? 絵里のお肉ぅ~」
「エ、エリ?私のお肉もっとあげるから…」
「まだワンパックありますからー」
波乱の鍋を食べ終わり、片付けもすませると4人はサトコが持ってきたパーティーゲームをやり始めた。
939 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:45:47 ID:wYdA3Up7
これは数人でプレイするボードゲームで、車型のに人型のピンを刺してそれをコマにして
ルーレットを回し、出た目の数だけコマを動かしてマスを進み、マスの指示に従って行動する
長い人間の人生を模した一風変わったすごろくゲームである。
「私…医者」
「あ、先輩いいですね。私なんてプログラマーですよ」
「マナ先輩まだまだですね! わたしは政治家ですよ! 日本を変えてやる!」
「エリが政治家!? 日本の終わりだな。だからアタシみたいなフリーターが増えるんだ…」
すごろくが終わりそれぞれの結果を計算していると、風呂が沸いた合図音がした。
マナは待ってましたといわんばかりに、
「私、最初にお風呂入るね」
「お、あれ試すんだ」
「? マナ先輩、あれってなんですか?」
「夕方に入浴剤買ったの」
「あら、そうなの? マナちゃん、ゆっくり入ってきてね」
こうして、マナは風呂へ向かった。
940 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:46:18 ID:wYdA3Up7
マナは、浴室に入ると着ていた服を丁寧に脱いだ。
服を脱いだマナの身体は制服を着ていたときにはわからないほど肉付きが良く、胸はふっくらと柔らかそうできれいな形をしていた。
足は洗練されたように細く、ストッキングやブーツを履けばとても似合いそうな足であった。
マナは夕方に買った入浴剤のパッケージを開け、中身を取り出す。
入浴剤は赤い色で、形は鶏の卵くらいの大きさであった。
マナはいかにも「これから楽しみなことがあります」というようなオーラを纏いながら意気揚々と風呂場の扉を開ける。
むわぁっと湯気が立ち上った浴槽。高鳴る鼓動を胸に秘め、とりあえずは入浴剤を置き、自分の身体を丁寧に洗っていく。
まずは、と熱いシャワーを浴び、リンス配合のシャンプーで髪を洗う。
続いてボディソープを垢すりタオルにつけ、ゴシゴシと、腕、足、胴体、首周り、背中と洗っていく。
片足を思いっきり上げて、しっかりと内股を洗う辺り、マナは綺麗好きでへんに大胆である。
マナはそっさと泡に包まれた体をシャワーで洗い流すと、待ちかねたように湯船に飛び込んだ。
マナはお湯に浸かったまま入浴剤を手に取り湯船の中に落としていく
「さぁ、出番だよ!」
マナが入浴剤を湯舟に落とすとすぐに泡がたち始めた。
「あっ! いい感じ!」
泡が予想外によくでていたのでマナは「いい買い物をした」という満足感と中から何が出てくるかという期待に心を震わせていた。
だが、マナが思っていることとはまったく正反対の出来事が起こっていく。
「なんだろう、この匂い…初めて嗅ぐけど…いいにおい…」
941 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:47:16 ID:wYdA3Up7
マナは何の匂いか突き止めるため、鼻を鳴らしながらゆっくりと、深く息をしていった。
少しずつだが、この入浴剤の気泡の影響でマナは息が荒くなっていった。
「はぁ…はぁ…あれ…? なんだろう…クラクラする…?なんなんだろう、この香り…」
マナは何かに導かれるようにゆっくりと自分のアソコに手を延ばしていった。
「ひゃぁっ…すごい…感じやすくなってる。なんでぇ?あふぅ…」
自然とマナの足はM字に開いてゆき、秘所が丸見えの状態になっていた。
入浴剤の泡には催淫物質が大量に含まれていた。まだまだ泡は出ている
「いい…キモチイイよぉ。…泡がキモチイイ…」
マナはもうここが風呂場で外には友人たちがいることなど頭の中からなくなっていた。
マナがオナニーをしていると入浴剤から泡が消えはじめた。
「ああ…泡が終わっちゃう…まってぇ…」
入浴剤から泡の噴出が終わると、中の物質が溶けだした。
「えっ…? お湯が…ひゃあっ! 何コレ…ひゃあうん!」
お湯がローションに変わってしまったようにねばりが出てきた。
まるでお湯が意思を持ってるかの様に胸を。後ろを。身体全体を刺激してきた。
マナの意識はもう決壊寸前だった。
「ふうぅ…お湯がキモチイイ…もう…いっちゃうよぉ…」
そこで入浴剤にさらに変化が現れた。中からオタマジャクシのような生物が二匹出てきたのだ。
「ふぇ…何…コレ…」
入浴剤の、快楽の虜になっていたマナはこのグロテスクな生物も愛おしいものに見えている。
「カワイイ…あぁん!」
オタマジャクシはマナの胸や後ろ、そのほかにマナ自身さえ知らなかった性感帯を刺激していく。
「ひゃぁ…この子きもちいい。…もっとぉ」
一通り刺激し終わると、最後にマナの秘所に入り込んできた。
「あっ、そこ、ダメ…!」
マナの制止も聞かず、それは一直線に子宮を目指していた。まるで精子のように。
「中に…ふあっ! ひやぁぁぁぁぁっ!! …」
942 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:47:46 ID:wYdA3Up7
そしてついにマナの一番深いとこに入った瞬間、凄まじい快楽がマナを襲った。
「くぁぁぁっ! もう…だめぇ!!!!」
今まで溜め込んでいたものをすべて放出し、マナは果てて気絶してしまった。
気を失ったマナは湯舟の中に沈んでいく。すると、もう一匹のオタマジャクシがマナの耳にゆっくりと侵入していった。
気がつくと真奈は何もない、どこまでが床でどこからが壁かもわからない場所にいた。
(何…ここ…私、どうしたんだっけ…? うーん…思い出せないや。)
マナは夢を見ていた。それはマナ自身の身体が少しずつ変わっていく、いや生まれ変わっていく夢だった。
(それにしてもここどこだろう…。)
マナが歩き出すと少しおかしいことに気がついた。
(ん…?なんで私なんで服なんて着てるんだろう。こんなの邪魔なだけなのに。)
さらに数歩すすむと今度は足が痺れて動かなくなっていった。
(あれ?足…動かないや。…なにか忘れてる気もするし…なんだろう…)
痺れが脛の辺りまでくると今度は手も痺れて来た。
(今度は手かぁ。あれ?おかしいなぁ。これが普通なのにこんなふうに思うなんて)
真奈は自分の身体が動かないのに驚かなかった。それどころか、それが当たり前と受け止めていく。
痺れが膝まで来ると真奈は歩くのをやめてもつれる様に下に倒れた。
(このしびれ…気持ちいい…。いつまでもこうしていたい…)
痺れが下腹部に達したとき、マナはあることを思い出した。
(気持ちいい…。でもなんでこんな事思うんだろう…。私はただの人形なのに。こんな大切なことを忘れるなんて…
いいや。変な事は忘れよう。私は人形。この痺れに、ご主人様に操られて何も考えずに生きるニンギョウなんだもの。)
痺れが首までくると、手や足が勝手に動きまた自慰にふけり始めた。
(気持ちいい…幸せですご主人様…)
マナが一人でやったときよりも快感は倍近くあり、真奈はすぐに果てた。
(気持ちいい…あは、きもちいいよぉ…)
マナが完全に快楽に寄生されると、ぼんやりと目を覚ましていった。
…まるで朝早くにおきてしまったように、ぼんやりとしながら真奈は目覚めた。
そしてマナの大きくパッチリと開いていた目は少しずつマナが目覚めるのとは反対に何を写しているのかもわからない、虚ろな瞳になっていった。
「うぅん…あれ? 私…何を…? そうだ。私の中にご主人様が入ったんだ…」
マナが湯舟のなかで立ち上がると、何も考えていない虚ろな目…快楽を受け入れた歓喜の表情で
「ご主人様。マナはご主人様の物です。私はご主人様に全てを捧げます」と高らかに宣言した。
湯船のお湯は何事もなかったかのようにただのお湯に戻っていた。
943 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:48:29 ID:wYdA3Up7
「お風呂上がったよー」
マナがお風呂からあがるとサトコが
「入浴剤どうだった?」と聞いた。
「いやーそれだけどね。うっかり使い忘れちゃって」
「ええー、あんなに力説してた癖に?」
「うん。すっかり。仕方ないからサトちゃんの感想を聞くよ。もう袋から取り出してあるからね。」
「そう? ならお言葉に甘えてアタシが第一号になろうかな」
「うん。よろしく」
サトコがお風呂に向かうとマナの心は妖艶にに笑んでいた。
944 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:50:47 ID:wYdA3Up7
「くぁ、ひ、ひゃあぁあぁあぁあぁん!!!!!」
友人の家の風呂で果てる背徳感と自分で後ろの穴を攻める恥辱感で体を震わせながらサトコは果てた。
「はぁ…あたし、何してんだろ…」
手早く後始末を行い、自分の行いに反省と後悔をしながら入浴剤と一緒に湯舟に入った。
入浴剤は勢いよく泡を吐き出し初めた。サトコはその泡をジャグジーの様に自分の背中などに当て始める。
「あー…こりゃいい…」
サトコがオッサン臭い事を言ってると入浴剤が少しずつ移動し、泡がサトコの後ろの穴を刺激しはじめた。
「…っ!」
(こ、この入浴剤…、)サトコが今の場所から移動させようと手を延ばすが、逆に状態を悪化させてしまう。
「あれ? どこにいった…? ここか? んん?」
「あ、あった…ひゃああん!」
入浴剤がサトコのお尻に癒着してしまったのだ。泡はまだ出ていて少しずつ中の薬も溶け出していた。
(どっ、どうしよう…ふぁ、キモチイイ…)
泡は股の間を通り、前の方にも泡が当たり始めたのだ。
催淫作用がある泡に刺激され、サトコは快楽の波に飲まれそうになっていた。
(どうすれば…そうだ! 立ちあがれば…!)
サトコは理性を振り絞って立ち上がろうと努力するがその時、予想もしないことが起きた。
「えっ!?ちょっと、ナニコレ!?」
入浴剤の中の物質が溶け、お湯がローションのようになりサトコを上がらせまいと体を覆ってきたのだ。
(どうなってんのよ、コレ!?、 !!!)
サトコはまた湯舟の中に逆戻りし、助けを呼ぼうにも口の中にもお湯が侵入し、何も喋れない状態になってしまった。
「……! …!!! …!!」
(私、どうなるんだろう…このままこんなのに溺れて死んじゃうのかな…)
サトコが自分の死を思い浮かべると、入浴剤から2匹の生物が出て来た。
945 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:51:29 ID:wYdA3Up7
マナの時とは違い、オタマジャクシのような容姿ではなく、どじょうのように細長い生物だった。
(何…あれ。なんで風呂にあんなのがいるのよ!?)
サトコが動揺していると一匹がゆっくりとサトコの後ろの穴を目指して泳ぎ始めた。
(ちょっ、冗談じゃないわよ!)
サトコは必死に体を動かそうとするが、お湯に腕を掴まれていたためか、壁に固定された様に全く動かなかった。
サトコが無駄な努力をしていると寄生体はサトコの尻穴にたどり着き、泡によってユルユルになったそこに体を沈めていった。
(キモチイイ…え? わ、私なに考えてるのよ!? あんなの…に…キモチ…いい…)
寄生体が完全に入りきり中で動いているのがわかる。
サトコが快楽に喘いでいるともう一匹もすかさず紗斗子の耳に侵入していった。
(ひゃ…耳…何を…)
ここでサトコは気を失い、ただ湯の中に体を沈めることしかできなかった。
(ここ…マナの部屋?なんであたし浮いてるの?)
サトコは夢の中で真奈の部屋に浮いていた。
(んん~あたしどうなったんだっけ?)
サトコが考えていると部屋の中に制服を着たマナと、裸で虚ろな目をしたサトコ本人が入ってきた。
(あれ?マナとあたし!?なんであたしなにも着てないのよ!)
サトコがしゃべろうとしてもしゃべれず、ただ浮かんでいるとマナがしゃべり始めた。
「サトちゃん…。今日は何で私の部屋に来たの?」
「はい…マナ様にご奉仕するためです…私はマナ様の奴隷です」
(えっ…あたし何言ってるの?)
サトコが戸惑っている間にも会話は進んでいく。
「へぇ…そうなんだぁ。自分でそんなこといって恥ずかしくないの?」
「私はマナ様にご奉仕するための人間です。奴隷は恥ずかしくなんてありません。私はマナ様の奴隷であることを誇りを持っています」
「ふふっ…よく言えました。じゃあ奴隷のサトちゃんは私のおもちゃなんだよね。じゃあ何をしてもかまわないよね」
「はい。マナs」
946 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:51:59 ID:wYdA3Up7
マナはサトコが言葉を言い終わる前にその口を唇でふさぎ、舌をサトコの口の中に入れてきた。
舌はサトコの舌、歯、上あごと下あご…サトコの口の中を余すことなく蹂躙した。サトコはそれを嫌がるそぶりもせず、
むしろ喜びを抱いて受け止めた。
マナが唾液を流し込めば少しもこぼさずに飲み、舌を絡ませてくれば舌を動かした。
まるで恋人同士のように長いディープキスだった。そこにはいつもの”親友”という言葉は存在しなかった。
(な、なんでマナ様が私にあんなことを…!?)
サトコは少しずつ自分が変わっていっている事に気づかなかった。
「…ねぇサトちゃん、何か忘れてない?」
「ぷ…はぁ…何でしょう?」
「私、サトちゃんのあれで気持ちよくしてほしいなぁ…」
「わかりました。今すぐに」
サトコは自分が奴隷、というよりマナ専用のロボットになってしまったような自分に驚きながらも興奮していた。
(真奈…いや真奈様…あたしに何をいってるんだろう…)
そんなことを思っていると虚ろな目をした紗斗子は、直立不動の姿勢。「気をつけ」の状態になった。
(…? あたし何を…?)
自分の奇行に目を丸くしているとすぐに変化が現れた。
「んぁ…はぁ…っ! ふぁぁん!」
(えっ! な、何あれ!?)
サトコの後ろの穴から二本の触手…管のようなものが現れたのだ。虚ろな目をしたサトコはあまりの快楽のためか、
足が震えてまともに立てなくなっている。
「…くすくす。サトちゃん、まだ出たばっかりなのにもうそんなに気持ちいいの?」
「ふ、ふぁい。気持ち…いいですぅ…」
サトコはあまりの快楽のためか小刻みに震え始めていた。
(な、なんであたしからあんなのが出るのよ! !?)
947 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:53:35 ID:wYdA3Up7
その時サトコは自分のお腹と尻穴のあたりがモゾモゾと動くのを感じた。
(え、ぇ?なに…なんなのよぉ!)
あまりの恐怖のためかサトコはわめき散らすがそれで感触が収まるはずもなく、
逆にその感触がより鮮明なものになっていく。
そして次の瞬間、サトコのお尻からも2本の触手が飛び出てきた。
「ふぁぁっ!あぁん、ふぁあああああああん!!!! ……」
あまりの快感のためかサトコは大きな声を出して夢の中にもかかわらず、果ててしまった。
果てた反動のためか、サトコが動かずにいるとだんだんと浮いている高度が下がっていき、そのまま虚ろな目をしたサトコ
に吸い込まれるようにサトコは重なっていった。
「…大きい声だったね。サトちゃん?」
「はい。これであたしも自分の意思でマナ様にお遣えすることが出来ます」
姿かたちこそ、虚ろな目をしたサトコそのものだったが、その口調はまさに吸い込まれたサトコだった。
「ふふ…じゃあ言ったとおり私と交尾しようか…」
「はい。マナ様と交尾できるなんて…うれしい限りです。精一杯、尽くさせていただきます」
サトコが言い終わるとマナは自分のスカートを持ち上げた。マナはパンツをはいておらず、秘部が丸見えだった。
「サトコちゃんもすっかりご主人様の虜だね…。ほら。ここに私のご主人様がいるの。ここにそれを入れて…」
サトコがコクリとうなずくと二本の触手をマナの秘所にあてがい、ゆっくり差し込んでいく。
「んぅ…ふぁぁぁ…サトちゃんのが入ってくるぅ…サトちゃぁん、気持ちイイ…?」
「はい。マナ様のおまんこの中。とても気持ちいいです。ああっ…早く交尾したい…」
サトコの触手がマナの子宮に到達すると、マナの中にいた奇生体と繋がった。
「ふぁぁぁぁ…サトちゃんのが私のご主人様とつながったぁ…はぁぁん…」
「これがマナ様のご主人様…とても…力強い…」
マナもサトコもうっとりとつぶやくと互いの身体を力強く抱きしめ始めた。
マナとサトコが抱きしめあい、少しするとマナの奇生体から指示が下る。
「あ、はじまるよ、サトちゃん」
「はい…ああっ!はやくぅ。はやくぅ…」
次の瞬間、二人を凄まじいほどの快楽が襲った。マナの寄生体とサトコの寄生体が自分たちの細胞を交換し始めたのだ。
「ふあっ、ひゃぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁん!」
「ああっつ、ふぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ……」
マナとサトコは同時に果て、そこでサトコの意識はブツンと切れた。
948 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:54:17 ID:wYdA3Up7
サトコが夢から覚め、現実に戻るとマナのときと同じく、瞳はにごり、目から輝きが消えた。
サトコはマナとは違い、気がつくとすぐに行動を開始した。
サトコが湯舟のなかで立ち上がる。今までは親友という間柄だった友には自分の主人がはいっており、私は彼女とそれに服従する。
なぜかはわからないがこのことを考えると体の芯から火照ってくるのだ。
(はやく…はやくご主人様のところにいかなくちゃ…)。
湯船のお湯は新しい宿主の誕生と奇生体の反映を見据えるがごとく、ただのお湯になっていた。
サトコが無言で上がるとユリが近づいて来て
「サトコちゃん、今、お風呂あいてるかな?」
と言うとサトコは虚ろな目で
「うん…空いてる。マナは?」
「マナちゃんならさっきトイレいったけど…」
「わかった」
サトコはユリを見送ると迷う事なくトイレに向かった。
トイレの前に来ると小さな声で「マナ様、サトコです」と言うとゆっくりとトイレのドアが開いた。中にはユリの言う通り、マナが入っていた。
「サトちゃん、いらっしゃい」
サトコが無言でトイレに入るとマナは鍵をかけた。
マナが便座に腰掛けると自然とサトコもひざまずいた。
「私、サトちゃんも一緒になれて嬉しいな」
「私もマナ様と同じ宿主になれて嬉しいです」
二人とも嬉々とした様子で話していると、彼女たちの寄生体から指示が下った。
「じゃあ今、ご主人様が私たちに命令したことはわかる?」
「はい。あたしたちはご主人様に従い、あの二人も仲間にすることです」
「そう、その通り。最後にご主人様達を増やす方法は?」
「はい。あたしとマナ様が交尾をする事です」
まるでサトコの夢と同じように、マナがサトコの目の前でパジャマのズボンを下ろす。
少し、毛が生えたその場所はいまだ、誰にも使わせたことのないきれいな肌色をしていた。
「よく出来ました!じゃあサトちゃん。私の事、気持ち良くして?」
「はい。わかりました…」
サトコはゆっくりとマナに近づくとマナの秘所に口付け、そして解きほぐすように舐め始めた。
「ふぁっ!サトちゃん、!上手ぅ…感じちゃうよぉ……」
サトコは無心でマナを舐め、マナはあまりに気持ち良いのか、無意識のうちにサトコの顔を自分の股にこすりつけていた。
949 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:54:49 ID:wYdA3Up7
サトコがマナに「ご奉仕」をし始めてから数分たち、マナの秘部が解きほぐされるとまた、寄生体が指示を下した。
「サトちゃん!ぁっん!私…もういっちゃいたい!…はぁんっ!」
「わかりました。では、これで」
サトコが言い終わると女陰を舐めるのをやめ、真奈のクリ○リスを舌で舐め、吸い、潰し、…様々なテクニックでマナを絶頂へと誘った。
「ああっ!サトちゃん!いっちゃ…!ふああああああんん!!!」
「んぐ…ずずず…」
マナが果てる瞬間、さらにサトコの顔を押し付け、サトコは苦しそうにするが、すぐに溢れた愛液をこぼすまいと飲み始める。
サトコがマナの汁を飲み干すとマナは熱に犯されたような状態になりながらも、寄生体の指示に従おうとした。
「ハァ…ハァ…サトちゃん…始めよっか」
「はい。ではマナ様、失礼します」
夢の中と同じく、サトコは背骨をピンとのばし、自分の裸体を恥ずかしげもなく、以前親友だった主人に晒す。
「さぁ、サトちゃん。早く来て」
マナが便座に座りながら自分の足を持ち、まるでAV女優のようなM字開脚の姿勢になる。
サトコはといえば、腹の中からくすぐったいような、それでいて気持ち良いような感触に堪えながら尻から2本の触手
…寄生体同士の交尾に使われる細長い産卵菅が延び、あっという間に自分の身長程にも延びる。
何も知らない人が今の紗斗子を見たら、「裸で尻にテレビのケープルを挿している変態」としか見られないだろう。
「準備…出来ました…マナ様…いれます…」
「うん。早く早く!」
マナに急かされるとサトコは真奈の中にゆっくりと産卵菅を埋めて行った。
産卵管がマナの中に入ると、産卵管は紗斗子の支配下から離れ、奇生体の意思で動くようになった。
「ふぁあ…私の中にサトちゃんが入って来るぅー!」
「ひゃうあん!夢とは……違うぅ…!はぁん…」
二人が喘いでいる間も半ば強制的に産卵菅は真奈の中に侵入していく。
そしてついに、真奈の子を孕む為の部屋…今はおぞましい寄生体の住家になっている子宮に入った。
真奈と紗斗子は、あまりの快楽からか、肩で息をしながら時々ビクンビクンと痙攣をしている。
「はぁ…はぁ…ひゃぁ…」
「ふぅ…ふぅ…」
950 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:56:13 ID:wYdA3Up7
二人が痙攣を起こし、何もしていない間にも中の奇生体はせわしなく働いている。
寄生体同士が産卵菅を通して繋がると、そ自分たち子孫を残すための「交尾」をし始めた。
「ふぁぁぁぁぁぁん!」
「ひゃ、ひぁぁぁぃぃぁぃぃ!!」
交尾を始めた瞬間、マナとサトコは二人で絶頂を向かえた。
寄生体同士が2本の産卵菅を通して自分達の細胞…人間で言う、精子と卵子を管を通して相手に送り始めたのだ。言わば、射精と潮吹きを一気に味わい、
そして自分の中に相手の子種が入って来るのがわかった。
人外の快楽の為か、マナとサトコは虚ろな目を漂わせ、口からはよだれを垂らして失神してしまった。
こうして、マナとサトコの中に1匹ずつ、新しい生命…新しい寄生体が誕生した。
寄生体の卵は今はまだパチンコ玉ほどの大きさの卵だが、親の宿主以外の愛液を感じると、孵化をするのだ。
数分すると宿主であり、奇生体の母親になったマナとサトコが目覚めた。
「ああ…私の中にご主人様の卵が…」
「真奈様の子種で孕む…感じてきちゃぅぅ…」
目の焦点が合ってない二人がまるで糸で引っ張られるようにユラァリと起き上がるとトイレを出て行った。
「行こうか…サトちゃん。仲間を増やすために」
サトコとマナがトイレから出てくるとエリを仲間にするため、居間に向かった。
居間では、エリが特殊部隊上がりのコックが一人でテロリスト集団に立ち向かうという映画を見ていた。。
「あ、サトコ先輩!どこ行ってたんですか?お風呂のドアが開く音が聞こえたんですけど先輩来ないからどうしたのかなーって思ってましたよ」
エリが少し心配したように言うとサトコはいつもの軽口を叩かず、
「ごめんね、エリ。心配させちゃって」
サトコはいつものニカッとした笑顔ではなく、妖艶な、女子○生とは思えない女らしい笑みを浮かべた。
エリはサトコのいつもと違う様子にドキリとしながらも、少しおかしいと感じていた。
「サトコ先輩…どうしたんですか?風邪でもひいちゃいました?」
「大丈夫。私は平気よ?ほら」
サトコがエリのおでこと自分のおでこをくっつけると、エリは赤い顔をして飛びのいた。
「なっ…、サ、サトコ先輩!べっ、別におでこをつけなくてもっ!」
「ふふ…エリってば照れてるのね!」
サトコがエリを後ろから捕まえ、まるで人形のように抱き始める。
「やぁ~ん。マナ先輩、助けてぇぇ」
抱かれているエリがマナに助けを求めると、
「あはは。サトちゃんとエリちゃんは仲良しだねー」なんてほのぼのと見ている。
サトコは抱き着いているエリの髪の毛の臭いを嗅いだり、自分の胸をエリに押し付けたりした。
「ちょ…サトコ先輩、くすぐったい…それに…」
サトコはいじわるそうに笑いながら「なぁに?エリ?それに…なんなの?」というとエリは半ばヤケになりながら、
「む…胸!サトコ先輩の胸が当たってます!」と半泣きで言う。
951 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:56:45 ID:wYdA3Up7
「ふぅん…エリは胸がないもんねぇ…」
サトコが納得しながらエリの平たい胸を触り始める。そこは、少しのふくらみとその先端があるだけだった。
「きゃ…!サ、サトコ先輩!そろそろ怒りますよっ!?」
エリが言うとサトコは耳元でささやくようにエリに言った。
「あたしね…前からエリの事…好きだったんだ…」
エリは驚いた。そしてそれを見ていたマナは口をつりあげ、にやりと笑った。
「むむむ、ムリです!私にだって好きな人だっていますし!わ、私なんかじゃサトコ先輩と釣り合いが取れません!いえ、そういう問題じゃなくてですね?とっ、とにかくムリなんです!」
エリは自分でも何を言っているのかわからないくらいに早口に言った。サトコは一応、否定されたと受け取り、
「…そう…じゃあ最後に身体を抱きしめさせて…」
泣いている演技をし、サトコはエリを強く抱きしめる。そして、尻から二本の産卵管を出す。
サトコがあきらめてくれるならこのまま抱きつかれていようと目を閉じていた。
準備が整うと、少しづつ産卵管を伸ばしていき、裾から出すとゆっくりとエリの背後に忍ばせていった。
そして獣が獲物を仕留める様に産卵管の一本をすばやくエリの耳に挿入していった。
「えっ!?…」
エリが声を出したときにはすでに遅く、もはや産卵管はエリの脳深くに入り込み、その行動を掌握した。
あせる必要がなくなったせいか、サトコはもう一方の産卵管をエリの尻穴にゆっくりとうずめていく。
快楽からか、もしくは身体の拒否反応かはわからないが時々、エリの身体がビクッビクッと痙攣していた。
いまやエリはさっきまでの活発な少女から虚ろな目をしてただサトコに操られるだけのようになっていた。
一部始終を見ていたマナがサトコに近づく。
「ふふ…うまくいったね。サトちゃん」
「はい。もうエリの中では寄生が始まっています。仲間になるのも時間の問題です」
「ふぅん…早くね。エリちゃん…」
952 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:57:15 ID:wYdA3Up7
エリは先ほどサトコから告白され、混乱していた。自分に言い聞かせるように好きな人を書き描いていく。
「サトコ先輩には悪いけど、私の好きな人はこの人だもん」
そこにはさわやかな青年が描かれていたが、ゆっくりとだがそのイメージも薄れ、違うものに変わっていく。
「私の好きな人は○○○先輩…」
「私の好きな人は○○○先輩と…」
「私の好きな人は○○○先輩とご○○さま…」
「私の好きな人はサ○コ先輩とご○人さま…」
「私の好きな人はサト○先輩とご主○さま…」
「私の好きな人はサトコ先輩とご主人様…」
「私の好きな人はサトコ先輩とご主人様…」
「私の好きな人はサトコ先輩とご主人様…」
「私の好きな人はサトコ先輩とご主人様…」
エリの心の中ではサトコに恋心を抱き、そして主人である奇生体に忠誠を誓うようになっていた。
エリが目を覚ますと、起きるのをずっと待っていたかのようにサトコとマナが立っていた。
「…サトコせんぱぁい…」
エリがサトコを見つけるとまるで熱病に冒されたかのようにサトコにもたれ掛かっていく。
「あたし…ずっとサトコ先輩のことがずっと好きだったんです…」
「本当?うれしいなぁ…じゃあこれからやることがあるから手伝ってくれるわよね?」
「もちろんです!サトコ先輩と一緒ならなんでもやっちゃいます!」
「うふふ…ありがと」
サトコとエリが抱き合っていると、
「じゃあふたりとも、いこうか」
マナが二人をまとめると、三人でユリがいる風呂場へ向かった。
953 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:57:51 ID:wYdA3Up7
風呂場では、ユリが頭を洗おうとしていた。
「えーと…他人の家の蛇口ってわかんないよ…?」
ユリが蛇口をひねるとシャワーが出てきた。
「ひゃうう!つめたい!つめたい~!」
冷水を頭から浴びたユリはあわてて蛇口をもとにもどした。
「うう…さむくなっちゃった…もっかいはいろ…」
ユリが浴槽に浸かり、身体を温めなおしていると脱衣所の扉が開く音がした。
「?…だれ?」
ユリが脱衣所のほうへ問いかけるとマナの声が返ってきた。
「ユリ先輩。ちょっと湯冷めしちゃったんで一緒に入ってもいいですか…?」
「え…!?あの…マナちゃん?なにいって…」
ユリが慌てふためいていると風呂場の扉が開き、マナがはいってきた。
「ユリ先輩、服脱いじゃったんでもう一緒に入っちゃいましょう」
髪をおろし、形の良い乳房と股間はタオルで隠しているが、それでも、十分に官能的な姿だった。
「マ、マナちゃん!?は…裸…」
「先輩。風呂に入るのに服着てる人はいないとおもいますよ?」
新しい声にびっくりしてユリが視線を上げるとマナの後ろにサトコとエリが裸で立っていた。
エリは下だけはタオルで隠しているが、サトコに関してはタオルさえ持っていなかった。
ユリは湯船に口元まで浸かり、子犬のような目でサトコに問いかけた。
「なんでサトコちゃんとエリちゃんまで…?」
「あたしは先輩とスキンシップを図ろうとおもいまして!」
「私はサトコ先輩についてきたの」
954 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 00:58:34 ID:wYdA3Up7
ユリが恥ずかしさから、さっさと体と髪を洗ってあがってしまおうと考えた。
「わ、私、髪洗うね」
ユリが浴槽から出ると、入れ替わりでサトコとエリが湯船に浸かった。
「あ、じゃあ私、ユリ先輩の髪洗いますよ」
「えそんな…いいよ」
「遠慮しないでくださいってば!私、ユリ先輩の髪の毛好きなんですから」
髪の毛が好きといわれ、喜んでいいのか落ち込んでいいのか複雑な心境になりながらも、ユリはマナに髪を洗ってもらうことにした。
「わー。ユリ先輩の髪の毛サラサラー!」
「そうかな…?ありがとう」
マナがユリの髪を洗っていると、サトコが話しかけてきた。。
「それにしても、先輩の肌って白いですねー。日焼けとかしたことあります?」
「あんまり見ないでね…。私、体弱かったからあんまり外に出なかったから日焼けはあんまりしたことないの」
「へぇ~。体弱かったんですね。でもこんなに美肌だと男の人からジロジロ見られるでしょう」
「そうね。視線も感じるし、ときどき話しかけられるわ」
マナとユリが話し合っている間、サトコとエリは後ろの穴から触手を出し、湯船に潜ませていた。
サトコがマナにアイコンタクトを行うと、マナは行動を起こした。
「ユリ先輩、水流すので目を閉じてください」
「ん…」
ユリがマナに従い目を閉じるとサトコとエリの触手がユリの四肢を拘束した。
「えっ!?な、なにするのマナちゃん!?」
目を開けようにもシャンプーの泡が目に入ってうまく目を開けることが出来ない。
「ふふふ…ユリ先輩。私が先輩に入れてあげますね…」
「な、なにいってるの?いいから離してよぉ…」
ユリは目が見えない上、手足を縛られ、今から何をされるかわからない恐怖感から泣き出していた。
「…やっぱり先輩はきれいですね。仲間になったら一番かわいがってあげます」
言い終わると同時にマナの触手がユリの前の穴を目指して蠢き始める。
触手がユリの腟口を見つけるとゆっくりとその先端をうずめて行った。
「いいたい…!痛い!」
955 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 01:00:02 ID:wYdA3Up7
ユリはマナの悲鳴を聞きながら触手をうずめているとある膜に当たった。
「へぇ…先輩処女だったんですか…じゃあ先輩の処女、私が奪ってあげますね!」
「や、やめてっ!」
触手がユリの膜を破ってさらに奥を目指した。
「ひっ………」
ユリは破瓜の痛みと先ほどからの恐怖感からか気絶してしまった。
「あれ…?先輩、気絶しちゃったんですか?なぁんだつまんないなぁ…つまらないことをしちゃう先輩にはオシオキしないとね…」
マナはにやりと笑うと、ユリの子宮に手早く触手を侵入させた。
「ふふふ…先輩。いい夢を」
マナが触手を通して寄生体をユリの子宮に入れると触手を乱暴に引き抜いた。
「サトちゃんとエリちゃんは先輩を居間に連れて行って。ちょっとオモシロイことするから」
マナの触手がサトコとエリの触手の先端に触れ、マナの意思を的確に宿主へと伝達する。
「…了解しました」
「…わかりました」
サトコとエリが口々に返事をすると、マナを居間に連れていった。
「ふふ、先輩がどうなっちゃうか楽しみだわぁ…」
956 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 01:00:37 ID:wYdA3Up7
マナが風呂から上がると、ユリは目隠しをされて手足を紐で縛られていた。呼吸しかしていないのを見ると、まだ気を失っているようだ。
サトコとエリは自分たちが縛ったユリのことを尻目に二人で交わっていた。
上の口ではキスをし、唾液を交換させ、下では彼女達の触手が相手の子宮へと突き刺さっていた。
「サトちゃん、エリちゃん。ありがとね。ちゃんと体力残しておきなよ?」
「はい」
「ハイ」
「ん。じゃあ…せんぱぁ~い、起きてくださいよー」
「ん…マナ…ちゃん?」
「先輩、今自分がどうなってるかわかります?」
「な、何で私縛られてるの!?マナちゃん、はずしてよ!!」
ユリにしては珍しく、怒気をはらんだ声で言うと、マナはそれをさも楽しそうに答えた。
「ダメですよ。先輩にはここでご主人様の子供を産んでもらうんですから」
「何を言ってるの…?ご主人様ってなによ!?」
ユリが言い放った瞬間、自分の体内がビクンと痙攣した。
「!?」
「ユリ先輩のご主人様は準備OKみたいですね。じゃあ早速やっちゃいますよ」
マナが触手を自分の恥部から引き出すと、自分の体に触手を這わせた。
「先輩、わかります?私はもうご主人様の下僕なんです。ほら、あの二人も。」
そういうと、マナはユリの目隠しを解いた。
「…!エリ!どうしたの!?ユリ!!」
ユリは、サトコとエリが股間から触手を出し、それで相手の体を愛撫する光景を見て愕然とした。
「うぅん…はぁぁ……」
「チュ…チュパッ…」
「わかりました?あとは先輩だけなんですよ。でも、先輩はあの二人のようにはしません。」
ユリは、自分の妹、先ほどまで信頼していた後輩がすべて別人になってしまった事実を知り、呆然としていた。
957 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 01:02:29 ID:wYdA3Up7
「ホントは、先輩にもキチンとご主人様の素晴らしさを知ってもらおうとしたんですが、ご主人様がもっと仲間を増やせっていうので、
卵をたくさん産まなきゃならないんです。」
マナの触手がエリへ向かっていく。
「卵を産むのは、私たちが子供を出産するのと同じような原理で行われるんです。何をするかわかります?」
そして、さも当たり前のようにユリの中に入れていった。
「私のご主人様の精子、先輩の中に注いであげますね。」
寄生虫により、感度が何倍にも高められたユリは突然の侵入にも痛みを感じることなく、むしろ快感に身を震わせている。
「ひゃぅっ!なにこれぇ…あぁん」
「はぁん!ユリ先輩の中、締りがいいです!私、もうイッちゃいそうですぅ!」
「ひゃぁっ、あぁん!ふぅぁぁ、うんんっ!」
マナの言うことなど耳に入らないようで、ユリは必死に快感から耐えている。
「出ちゃいます!ユリ先輩、いっちゃいますう!ふぁああああっ!!」
マナの触手から、まるで男の性器のように白い液体が噴出し、ユリの子宮へと…寄生虫へと注がれていく。
当のユリはあまりの快感からか、失神していた。ユリにとって、一瞬の吸息である。
だが、それもすぐに自分の体内の変化によって終わりを告げる。
958 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 01:03:39 ID:wYdA3Up7
「んんっ!あっ、ダメ!出ちゃ、でちゃうううう!!」
ユリが痙攣すると、彼女の性器から寄生虫の卵が何個も出てきた。
宿主に快感を与えて、出産の痛みを紛らわすためか、ユリは卵が出てくるたびにビクッ…ビクッ・・・と痙攣を起こし、愛液を噴きだした。
「ふふっ…ユリ先輩、わかります?私とユリ先輩の子供ですよ?とってもかわいらしい…しかもこんなにたくさん産んでくれて…先輩も気持ちよかったんじゃないですか?」
「……」
ユリの目には、快楽からか、それとも自分の純潔、初めての出産をわけのわからない生物によって行われてしまった事への絶望からか、涙が浮かんでいた。
「先輩、暇なんてないですよ!私のほかに、サトちゃんとエリちゃんの卵も産んでもらうんですから!」
「……」
「……」
いつのまにか、ふたりでの行為が終了したのか、サトコとエリが触手を出した状態でマナの後ろに佇んでいた。
「うふ…ふふふ…」
ユリには、これからの自分がどうなるかわからず、ただ目の前の快感か、それとも悲しみかもわからず、ただ笑うしかなかった。
もう、数時間前に楽しく談笑し、友人を思いやり、姉妹の絆を大事にしていた少女たちはいない。
いるのは、寄生虫によって心を蹂躙され、ただ快楽とご主人様…寄生虫への忠誠と繁殖しか頭にない雌たちであった…
959 名無しさん@ピンキー sage 2008/09/13(土) 01:05:56 ID:wYdA3Up7
おわりです。
駄作の投下、失礼しました。
不気味なモノに寄生されて(その可愛さに)虜になる娘!!
697 名無しさん@ピンキー sage 2008/08/06(水) 00:50:00 ID:fluHgfBY
寄生蟲「さぁ、生まれ変わりなさい!!」
宿主「ふぁ!あひぃ!!イクゥゥゥゥゥゥゥ!!」
……寄生完了後
宿主「それで、貴方の卵を他の娘に植え付ければいいのね?」
寄生蟲「そうよ、さぁ、私の仲間を増やすのよ!!」
宿主「わかったわ……貴方もお友達欲しいものね?」
寄生蟲「な、何、ば、馬鹿なこと言ってんの!!べ、別に友達なんか……」
宿主「なら、仲間増やすのやめようかしら?…何かの手違いでどうも私の方がヒエラルキー高くなってるみたいだし」
寄生蟲「わ、わたしは……その……えっと」
宿主(何、この娘可愛過ぎるっ!!ああ、抱きしめたい!!でも、私の中にいるから無理だし……)
寄生蟲「えっと……その……仲間を…」
宿主(待てよ、私に寄生してるということは[私=この娘]と図式が!つまり、自分自身を抱きしめればいいのね!?ああ、もう!私GJ!!!)
寄生蟲「あの……仲間を増やしてくだs、って何、自分抱きしめて恍惚としてるの!?やめなさい!みっともないわよ!」
宿主(ああもう私、今なら死んでもいいかも……《注・できません》)
寄生蟲「ああもう、鼻血まで出てきた……一体どうすればいいのよぅ…ぐすん」
以上「不気味なモノに寄生されて(その可愛さに)虜になる娘!!」でした。
すまん、ちょっと吊って来るわorz
707 697 sage 2008/08/07(木) 23:57:09 ID:v4jaNJeH
思ったより反応が良かったので調子に乗って続編投下です。
今朝、新聞に挟んであった広告を見て考えたネタ
寄生蟲「フフ…さぁ、早く力を抜いて私に…全てを委ねなさい…」
宿主「だ…駄目…手が…手が勝手に……わた…しは……」
寄生蟲「もう、強情ねぇ……あれを口にしたのに…まだ拘るなんて……」
宿主「…あれ…だけは……駄目なの……」
宿主の妹「(ドア越しに)お姉ちゃーん、早くマ○クのクーポン選んでよー!!」
宿主「わ、私は……絶対…期間限定の《ジュー○ーチキン 赤とうがらし》を食べるの!」
寄生蟲「フッ、一体あんな物のどこが良いの?…さぁ、早くこの《メ○マック》を選ぶのよ!」
宿主「駄目よ……あれはカロリーが……高いんだから…くっ…」
寄生蟲「何がいまさらカロリーよ、私が寄生してる時点で体重なんて普段の倍以上に」
宿主「それ以上言ったら、子宮に手を突っ込んで貴方の本体握りつぶすわよ?」
寄生蟲「そんなの無理に決まってるでしょ……大体あんな辛いののどこが良いんだか…」
宿主「……辛いのが駄目なんて、さすがお子様ね(ボソッ)」
寄生蟲「……なんですって?」
宿主「さすが前に『お友達が欲しいよー、うわーん(泣)』なんて言ってたお子様ね、って言ったのよ」
寄生蟲「……へぇ、鼻血でシーツとパジャマを真っ赤に染めながら、自分を抱きしめて恍惚としていたナルシストに言われたくないわ」
宿主「……言ってくれるわね」
寄生蟲「事実を言ったまでよ?」
宿主「………いいわ、こうなってら意地でも《ジューシーチ○ン 赤とうがらし》を選んでやるわ!」
寄生蟲「へぇ、その強がり、いつまで持つかしらね?」
宿主・寄生蟲「…………(お互い火花を散らして睨み合い)」
宿主の妹「(ドア越しに)お姉ちゃーん、早くクーポン選んでってばー!!」
このコンビの日常、概ねこんな感じ
ほんとにすまん、今度こそ吊って来る。
……こんな駄文でも「続編希望」といってくれる人が居るなら無いネタ絞って頑張りますからorz
でも、最初はスレの空気に慣れる為に書いたネタ(本命は現在執筆中)なのにどんどんこっちにのめり込んでる気がするorz
714 697 sage 2008/08/08(金) 23:39:36 ID:EleG/D/q
感想が嬉しすぎて頑張りました。ほんとありがとうございます。
というわけで第3回
サブタイ「世界掌握より目先の利益」
宿主「ところでさ」
寄生蟲「なによ?」
宿主「あんたって、何処かの研究所から脱走したマノナシンだかの集合体なんでしょ」
寄生蟲「ナノマシンよ!……それがどうかしたの?」
宿主「まぁ、名前はどうでもいいけど、具体的に寄生された私には何が出来るわけ?」
寄生蟲「ふっ、知りたい?」
宿主「別に」
寄生蟲「ちょ、そこは嘘でも『知りたい』って答えなさいよ!」
宿主「……自慢したいの?」
寄生蟲「そそそそそ、そんなことないわよ!?あ、あなたの為に教えてあげようとしてるのよ!!」
宿主「わかったわかった、で何が出来るのよ?」
寄生蟲「まず、強力な再生能力ね。頭を潰されようが心臓を刺されようが絶対に死なないわ、まぁ、ほぼ不死身ね。年もとらないし」
宿主「(という事は、いつでもお肌スベスベ&髪サラサラ!?もう化粧品に金かける必要ないわね)」
寄生蟲「次に肉体改変能力ね。身体能力の向上させたり、感覚を弄ったり、ベッドシーンで大活躍ね」
宿主「(明日から自転車通学しよっと。疲れないし、脚力弄れば余裕だし、バス代浮くし)」
寄生蟲「後、身体の一部を分離して道具を作ったり、他の人間に埋め込んで一時的に操ったりできるわ」
宿主「(これで服作ったりすれば、大分節約できるわね。それにゲームやアニメのコスプレもやり放題!?……いい能力ね)」
寄生蟲「あー、そういえば地味だけど頭もかなり良くなってるわね。後、記憶力も大幅アップね」
宿主「(ふっ、これなら学年トップは確実ね。母さんからの臨時ボーナスも見込めそうね)」
寄生蟲「……ざっとこんな物だけど…これでわかったわね?自分がどうえう存在なのか、ね」
宿主「ええ、よくわかったわ……ありがとう、私に寄生してくれて」
寄生蟲「べ、別に礼なんていらないわよ!」
宿主「いいえ、貴方のおかげで私は素晴らしいものを手に入れられた。これで私は………ふふふっ」
寄生蟲「(も、もしかしてやっと本格的な活動を!?わたしが説明した甲斐があt)」
宿主「これで私は欲しいエロゲを全て買うことができるっ!!」
寄生蟲「扉の角に小指ぶつけて死ね《注・できません》」
素晴らしいもの=金
>>710
実際には
寄生蟲「何がいまさらカロリーよ、私が寄生してる時点で体重なんて普段の倍以上にでも、半分以下にでも自由にできるでしょ。カロリーなんて関係ないじゃない」
というつもりだったんですが宿主は前半部分に敏感に反応してしまった、と自分の脳内では考えていますw
つまり、乙女にとってはまさに理想のボディ!!……ほんと、何書いてるんだ、俺orz
ただ、肉体の制御権の半分は寄生蟲が握っているので「嫌がらせとしての体重増加」は十分考えられます。
身体測定の日だけ体重3倍とかw
そろそろネタが尽きるので、書いて欲しいネタとか募集中……むしろ切実にお願いしますorz
722 697 2008/08/10(日) 00:30:48 ID:DpqwtMJa
>>716
>>719
OK、任せろ
第4回 サブタイっぽいなにか「恨みとレズ」
宿主「……決めたわ」
寄生蟲「何を?」
宿主「そろそろ私、このスレの趣旨に沿った行動をしようと思うの」
寄生蟲「つまり……私の分体を他の娘に寄生させると?」
宿主「そうよ」
寄生蟲「……遅すぎない?」
宿主「べ、別に良いじゃない!今まで私も忙しかったんだから!!」
寄生蟲「大量のエロゲー(第3回参照)の攻略で?」
宿主「うっ……何よ!私がエロゲーをプレイするのがそんなに駄目なの!?」
寄生蟲「いや、年齢的に駄目でしょ……まぁ、いいわ。で、誰を狙うの?」
宿主「妹」
寄生蟲「……へぇ」
宿主「何よ?」
寄生蟲「理由は?」
宿主「……同じ家に住んでて、狙いやすいからに決まってるでしょ」
寄生蟲「……それだけ?」
宿主「……そうよ」
寄生蟲「この前[クーポン選ぶのに時間かかって、結局一人でマ○クに行かれてしまった]というのは当然理由に含まれてないわよね?」
宿主「……………さぁ、善は急げよ!!」
寄生蟲「(図星かよ)」
移動中
宿主「さてと……ねぇ、ちょっと用があるの♪おねぇちゃん、中に入っても良いかなぁ?♪」
寄生蟲「絶対怪しまれるだろ!!」
宿主の妹「うん、良いよお姉ちゃん」
宿主「ふっ……ちょろいもんよ」
寄生蟲「……あんたの異常性は遺伝だと確信したわ」
宿主「何か言った?」
寄生蟲「いいえ」
宿主の妹「お姉ちゃん、用ってなんなの?」
宿主「ふふふっ………不二子ちゃぁぁぁぁぁん!!(ルパンダイブ)」
宿主の妹「えっ、ちょ!お姉ちゃん服脱がさないでってば!……ひぁ!らめぇ!」
寄生蟲「(こいつ、前振りとか雰囲気とか無視かよ……慣れたけど)」
宿主「さぁ、覚悟しなさい……」
宿主の妹「いやぁ……そこは…そこはらめぇぇぇぇ!!」
(省略されました……全てを読むにはここを押してください……すいません、嘘です)
723 697 2008/08/10(日) 00:31:27 ID:DpqwtMJa
宿主「さぁ、生まれ変わりなさい!!」
宿主の妹「ふぁ!あひぃ!!イクゥゥゥゥゥゥゥ!!」
……寄生完了後
宿主「ふぅ……これで良しと」
寄生蟲「……見事な使いまわしね」
宿主「どうかしたの?」
寄生蟲「……いえ、何でもないわ……それにしても初めてにしては上手かったわね」
宿主「そうかしら?」
寄生蟲「ええ、中々のドSっぷりだったわ、それでこそ私の宿主ね」
宿主「ありがとう、エロゲー(第3回参照)で勉強した甲斐があったわ」
寄生蟲「………素直に喜べないのは何故なのかしらね……」
宿主「これで宿題のためにエロゲーのプレイ時間が削られることは無いわね」
寄生蟲「妹に自分の宿題やらせるって……やっぱりドSね」
宿主「ところで貴方って、確か分体に意識を写せたわよね?」
寄生蟲「ええ、出来るけど……どうかしたの?」
宿主「ちょっとやって見せてくれないかしら?……実際に見たことないし」
寄生蟲「別に良いけど……か、勘違いしないでよね!?自慢なんかじゃないんだから!!」
宿主「はいはい、わかったから早くしなさい」
--しばらくお待ちください--
寄生蟲(in妹)「……これでいいかしら?」
宿主「………」
寄生蟲(in妹)「……ちょっと、なんとか言いなさいよ?」
宿主「………ガシッ(妹(の身体)をホールド)」
寄生蟲(in妹)「ちょ、何するの!?」
宿主「……やっと…やっと宿願が叶う日が来たわ!!」
寄生蟲(in妹)「最初からこれが目当てだったの!?……ってまた鼻血が!!」
宿主「ふふふっ、貴方にあんなことやこんなことが出来るかと思うと、wktkが止まらないわ!!」
寄生蟲(in妹)「ちょっと!?……いや!私、初めてなのよ!!」
宿主「もう強情ねぇ、いい加減覚悟しなさい………不二子ちゃぁぁぁぁぁん!!(ルパンダイブ)」
寄生蟲(in妹)「本日二回目!?………ひぁ!あぁ!!そこは、そこはらめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
(省略されました……全てを読むにはここを押してください……すいません、嘘です)
行為後
宿主「これから毎日こんなことが出来るなんて……もう私、死んでもいいかも……《注・できません》」
寄生蟲「うぅ……もう私、お嫁に行けないよぉ……ぐすん《注・行けません》」
寄生蟲に幸あらんことを
現在、絶賛ネタ募集中……むしろ切望orz
後、シリーズタイトルも考えています………こちらも切に良い案募集中orz
735 697 sage 2008/08/10(日) 17:49:40 ID:DpqwtMJa
>>731
>変異して自我を持った妹内寄生蟲略して妹蟲(いもむし)と妹、姉、マノ子が
>織り成すどろどろの4角関係の愛憎劇をだな
>まあ、そんなハードな展開は>>697氏の作風には合わなさそうだがw
731氏にヒントを得て、ちょっとシリアス風味に書いてみた。
愛憎劇はさすがに厳しいけど
どうして……こんなことになってしまったのだろう
「ふぁ!!……もっと!もっとちょうだい!」
ベットの上で私の宿主が背中を反らせながら、嬌声を響かせると、それに答えるように彼女に覆いかぶさった影--彼女の姉が腰を彼女に激しく叩きつけた。
「あぁ!イクゥ!!またイッちゃうぅぅぅぅぅぅぅ!!」
それがとどめだったのか、私の宿主は背骨が折れるのでは、と思うほど海老反りになってビクビクと震えるとそのまま意識を失った。
気絶しても身体は正直なようで、散々酷使された膣とアナルはだらしなく白濁液を噴出しており、顔は愉悦に歪みきっていた。
そんな姿を見るたびに私の生まれたばかり心が鈍い音を立てて軋んだ。
いつからか……彼女は『壊れてしまった』
何が原因だったろうか?考えるまでもない、私のせいだ。
私が『あんな事』をしなければ、こんなことにはならなかった。
悪気は無かったのだ。ただ自我が生まれたのが嬉しかっただけ。
宿主を陥れるつもりは無かった。ほんの悪戯心だったのだ。
好きだった……大好きだったのに……
ワタシハカノジョヲコワシテシマッタ
それから……彼女は変わってしまった。
最初こそ、しばらく学校(宿主から教えてもらった)に嫌々行ったり、机に向かっていたりしていたが、それもすぐに途絶えてしまった。
そしてそれからは昼も夜も家から出ず、快楽を貪る日々。
私の分泌する栄養液のおかけで死にはしないが、それは本当に『ただ死なないだけ』だ。
ひょっとすると彼女の心はもうとっくに死んでいるのかもしれない。
この彼女の愉悦に緩みきった顔が、本当に彼女のなのか、私にはもう確信することができない。
今の彼女はただの抜け殻で、彼女の……いや、『私の』本能が彼女の身体を動かしているだけなのかもしれない。
そんな恐ろしい考えが頭に浮かぶ度に、私の心は引き裂かれるほどの激痛に襲われた。
736 697 sage 2008/08/10(日) 17:50:40 ID:DpqwtMJa
やはり、私は生まれてくるべきではなかったのだろうか?
お姉さまの分体の一つのまま、自我など持つべきではなかったのだろうか?
今の状況から考察するなら、持つべきではなかったのだろう。
でも、私はそれを持ってしまった。そして一度持ってしまった以上、もう捨てることなどできない。
自我を持って喜んでいた頃がとても恨めしく思える。
もし人生(我ながら妙な言い回しだ)をやり直せるなら、自我など持たないまま生まれたい。
でも、現実に『もしも』はない。
考えている内に眠気が襲ってきた。恐らく宿主が意識を失ったからだろう。
宿主に寄生している私は宿主の生活リズムに徐々に同化していく、そうお姉さまに教えられたのはいつだったか。
思い出そうとするが次第に眠気が思考力を奪っていく。
そして私は、宿主が元に戻ることを心の片隅で願いながら、目蓋(あるかどうかもわからないが)を閉じた。
737 697 sage 2008/08/10(日) 17:55:04 ID:DpqwtMJa
〔ここからは宿主(姉)視点です。念のため〕
気絶してしまった妹の身体を一通り拭いて、ベットの上に寝かせてから私は部屋を出た。
すやすやと気持ち良さそうに眠る妹とは逆にどうも眠気がしなかった。
読み掛けのラノベでも読もうか、それとも新しく買ったエロゲーでもプレイしようかと思案していると同居人から愛のテレパシーが来た
《愛のテレパシー言うな!!》
いきなりキレられた。
「ほんの冗談じゃない。まったく沸点が低いんだから」
《……その台詞、そっくりそのままお返しするわ》
失礼な同居人だ。一体いつ私が些細な理由でキレたりしたのだろう?
これでも、出来るだけ穏便に事を済ませようとしているのだが。
《……そろそろ本当の事を教えてあげてもいいんじゃないの?》
「やっぱり、妹が心配かしら?」
《そ、そんなじゃないわよ!!》
まったく、この同居人は本当にわかり易い……そこが可愛いのだが。
「まぁ、今回ばかりはオイタが過ぎたと思うのよね」
《『アレ』が貴方たちにとって、どれだけ大事かは私も理解してるけどね……》
「でしょ?それにこれは当人たちの問題だし、私たちが口を挟むべきじゃないわ」
《でも、ちょっと大げさに凹みすぎじゃないかしら?》
「あー……多分貴方の妹、勘違いしてるのよ」
《勘違い?》
「恐らく、『自分の宿主が夏休みになったのを良いことに一日中快楽三昧の生活をしている』のを『自分が悪戯をしたせい』だって思い込んでるのよ」
《それは……さすがに訂正した方が良いんじゃないかしら?》
「……私もそう妹に言ったんだけど……」
《……けど?》
「『もう少し、あの娘の悩み苦しむ姿が見たい』って」
《……あんたの家系ってホントにドSばかりね……》
「……照れるわね」
《褒めてねぇよ!!》
妹の部屋の机の上、そこには丁度A4サイズのファイルがあり、今回の元凶ともいえる情報が書き込まれていた。
すなわち………『健康診断カード 宿主の妹 身長 159cm 体重 計測不能』と
第5回 サブタイっぽい何か 「体重ネタって素晴らしいね」
>>728
すまん、「妹は気絶していた」って描写を入れたつもりだったんだが、抜けてたみたいですorz
>>732
はははっ、寄生蟲の照れ隠しに決まっt(何者かにより作者ごと削除されました)
寄生蟲「さぁ、生まれ変わりなさい!!」
宿主「ふぁ!あひぃ!!イクゥゥゥゥゥゥゥ!!」
……寄生完了後
宿主「それで、貴方の卵を他の娘に植え付ければいいのね?」
寄生蟲「そうよ、さぁ、私の仲間を増やすのよ!!」
宿主「わかったわ……貴方もお友達欲しいものね?」
寄生蟲「な、何、ば、馬鹿なこと言ってんの!!べ、別に友達なんか……」
宿主「なら、仲間増やすのやめようかしら?…何かの手違いでどうも私の方がヒエラルキー高くなってるみたいだし」
寄生蟲「わ、わたしは……その……えっと」
宿主(何、この娘可愛過ぎるっ!!ああ、抱きしめたい!!でも、私の中にいるから無理だし……)
寄生蟲「えっと……その……仲間を…」
宿主(待てよ、私に寄生してるということは[私=この娘]と図式が!つまり、自分自身を抱きしめればいいのね!?ああ、もう!私GJ!!!)
寄生蟲「あの……仲間を増やしてくだs、って何、自分抱きしめて恍惚としてるの!?やめなさい!みっともないわよ!」
宿主(ああもう私、今なら死んでもいいかも……《注・できません》)
寄生蟲「ああもう、鼻血まで出てきた……一体どうすればいいのよぅ…ぐすん」
以上「不気味なモノに寄生されて(その可愛さに)虜になる娘!!」でした。
すまん、ちょっと吊って来るわorz
707 697 sage 2008/08/07(木) 23:57:09 ID:v4jaNJeH
思ったより反応が良かったので調子に乗って続編投下です。
今朝、新聞に挟んであった広告を見て考えたネタ
寄生蟲「フフ…さぁ、早く力を抜いて私に…全てを委ねなさい…」
宿主「だ…駄目…手が…手が勝手に……わた…しは……」
寄生蟲「もう、強情ねぇ……あれを口にしたのに…まだ拘るなんて……」
宿主「…あれ…だけは……駄目なの……」
宿主の妹「(ドア越しに)お姉ちゃーん、早くマ○クのクーポン選んでよー!!」
宿主「わ、私は……絶対…期間限定の《ジュー○ーチキン 赤とうがらし》を食べるの!」
寄生蟲「フッ、一体あんな物のどこが良いの?…さぁ、早くこの《メ○マック》を選ぶのよ!」
宿主「駄目よ……あれはカロリーが……高いんだから…くっ…」
寄生蟲「何がいまさらカロリーよ、私が寄生してる時点で体重なんて普段の倍以上に」
宿主「それ以上言ったら、子宮に手を突っ込んで貴方の本体握りつぶすわよ?」
寄生蟲「そんなの無理に決まってるでしょ……大体あんな辛いののどこが良いんだか…」
宿主「……辛いのが駄目なんて、さすがお子様ね(ボソッ)」
寄生蟲「……なんですって?」
宿主「さすが前に『お友達が欲しいよー、うわーん(泣)』なんて言ってたお子様ね、って言ったのよ」
寄生蟲「……へぇ、鼻血でシーツとパジャマを真っ赤に染めながら、自分を抱きしめて恍惚としていたナルシストに言われたくないわ」
宿主「……言ってくれるわね」
寄生蟲「事実を言ったまでよ?」
宿主「………いいわ、こうなってら意地でも《ジューシーチ○ン 赤とうがらし》を選んでやるわ!」
寄生蟲「へぇ、その強がり、いつまで持つかしらね?」
宿主・寄生蟲「…………(お互い火花を散らして睨み合い)」
宿主の妹「(ドア越しに)お姉ちゃーん、早くクーポン選んでってばー!!」
このコンビの日常、概ねこんな感じ
ほんとにすまん、今度こそ吊って来る。
……こんな駄文でも「続編希望」といってくれる人が居るなら無いネタ絞って頑張りますからorz
でも、最初はスレの空気に慣れる為に書いたネタ(本命は現在執筆中)なのにどんどんこっちにのめり込んでる気がするorz
714 697 sage 2008/08/08(金) 23:39:36 ID:EleG/D/q
感想が嬉しすぎて頑張りました。ほんとありがとうございます。
というわけで第3回
サブタイ「世界掌握より目先の利益」
宿主「ところでさ」
寄生蟲「なによ?」
宿主「あんたって、何処かの研究所から脱走したマノナシンだかの集合体なんでしょ」
寄生蟲「ナノマシンよ!……それがどうかしたの?」
宿主「まぁ、名前はどうでもいいけど、具体的に寄生された私には何が出来るわけ?」
寄生蟲「ふっ、知りたい?」
宿主「別に」
寄生蟲「ちょ、そこは嘘でも『知りたい』って答えなさいよ!」
宿主「……自慢したいの?」
寄生蟲「そそそそそ、そんなことないわよ!?あ、あなたの為に教えてあげようとしてるのよ!!」
宿主「わかったわかった、で何が出来るのよ?」
寄生蟲「まず、強力な再生能力ね。頭を潰されようが心臓を刺されようが絶対に死なないわ、まぁ、ほぼ不死身ね。年もとらないし」
宿主「(という事は、いつでもお肌スベスベ&髪サラサラ!?もう化粧品に金かける必要ないわね)」
寄生蟲「次に肉体改変能力ね。身体能力の向上させたり、感覚を弄ったり、ベッドシーンで大活躍ね」
宿主「(明日から自転車通学しよっと。疲れないし、脚力弄れば余裕だし、バス代浮くし)」
寄生蟲「後、身体の一部を分離して道具を作ったり、他の人間に埋め込んで一時的に操ったりできるわ」
宿主「(これで服作ったりすれば、大分節約できるわね。それにゲームやアニメのコスプレもやり放題!?……いい能力ね)」
寄生蟲「あー、そういえば地味だけど頭もかなり良くなってるわね。後、記憶力も大幅アップね」
宿主「(ふっ、これなら学年トップは確実ね。母さんからの臨時ボーナスも見込めそうね)」
寄生蟲「……ざっとこんな物だけど…これでわかったわね?自分がどうえう存在なのか、ね」
宿主「ええ、よくわかったわ……ありがとう、私に寄生してくれて」
寄生蟲「べ、別に礼なんていらないわよ!」
宿主「いいえ、貴方のおかげで私は素晴らしいものを手に入れられた。これで私は………ふふふっ」
寄生蟲「(も、もしかしてやっと本格的な活動を!?わたしが説明した甲斐があt)」
宿主「これで私は欲しいエロゲを全て買うことができるっ!!」
寄生蟲「扉の角に小指ぶつけて死ね《注・できません》」
素晴らしいもの=金
>>710
実際には
寄生蟲「何がいまさらカロリーよ、私が寄生してる時点で体重なんて普段の倍以上にでも、半分以下にでも自由にできるでしょ。カロリーなんて関係ないじゃない」
というつもりだったんですが宿主は前半部分に敏感に反応してしまった、と自分の脳内では考えていますw
つまり、乙女にとってはまさに理想のボディ!!……ほんと、何書いてるんだ、俺orz
ただ、肉体の制御権の半分は寄生蟲が握っているので「嫌がらせとしての体重増加」は十分考えられます。
身体測定の日だけ体重3倍とかw
そろそろネタが尽きるので、書いて欲しいネタとか募集中……むしろ切実にお願いしますorz
722 697 2008/08/10(日) 00:30:48 ID:DpqwtMJa
>>716
>>719
OK、任せろ
第4回 サブタイっぽいなにか「恨みとレズ」
宿主「……決めたわ」
寄生蟲「何を?」
宿主「そろそろ私、このスレの趣旨に沿った行動をしようと思うの」
寄生蟲「つまり……私の分体を他の娘に寄生させると?」
宿主「そうよ」
寄生蟲「……遅すぎない?」
宿主「べ、別に良いじゃない!今まで私も忙しかったんだから!!」
寄生蟲「大量のエロゲー(第3回参照)の攻略で?」
宿主「うっ……何よ!私がエロゲーをプレイするのがそんなに駄目なの!?」
寄生蟲「いや、年齢的に駄目でしょ……まぁ、いいわ。で、誰を狙うの?」
宿主「妹」
寄生蟲「……へぇ」
宿主「何よ?」
寄生蟲「理由は?」
宿主「……同じ家に住んでて、狙いやすいからに決まってるでしょ」
寄生蟲「……それだけ?」
宿主「……そうよ」
寄生蟲「この前[クーポン選ぶのに時間かかって、結局一人でマ○クに行かれてしまった]というのは当然理由に含まれてないわよね?」
宿主「……………さぁ、善は急げよ!!」
寄生蟲「(図星かよ)」
移動中
宿主「さてと……ねぇ、ちょっと用があるの♪おねぇちゃん、中に入っても良いかなぁ?♪」
寄生蟲「絶対怪しまれるだろ!!」
宿主の妹「うん、良いよお姉ちゃん」
宿主「ふっ……ちょろいもんよ」
寄生蟲「……あんたの異常性は遺伝だと確信したわ」
宿主「何か言った?」
寄生蟲「いいえ」
宿主の妹「お姉ちゃん、用ってなんなの?」
宿主「ふふふっ………不二子ちゃぁぁぁぁぁん!!(ルパンダイブ)」
宿主の妹「えっ、ちょ!お姉ちゃん服脱がさないでってば!……ひぁ!らめぇ!」
寄生蟲「(こいつ、前振りとか雰囲気とか無視かよ……慣れたけど)」
宿主「さぁ、覚悟しなさい……」
宿主の妹「いやぁ……そこは…そこはらめぇぇぇぇ!!」
(省略されました……全てを読むにはここを押してください……すいません、嘘です)
723 697 2008/08/10(日) 00:31:27 ID:DpqwtMJa
宿主「さぁ、生まれ変わりなさい!!」
宿主の妹「ふぁ!あひぃ!!イクゥゥゥゥゥゥゥ!!」
……寄生完了後
宿主「ふぅ……これで良しと」
寄生蟲「……見事な使いまわしね」
宿主「どうかしたの?」
寄生蟲「……いえ、何でもないわ……それにしても初めてにしては上手かったわね」
宿主「そうかしら?」
寄生蟲「ええ、中々のドSっぷりだったわ、それでこそ私の宿主ね」
宿主「ありがとう、エロゲー(第3回参照)で勉強した甲斐があったわ」
寄生蟲「………素直に喜べないのは何故なのかしらね……」
宿主「これで宿題のためにエロゲーのプレイ時間が削られることは無いわね」
寄生蟲「妹に自分の宿題やらせるって……やっぱりドSね」
宿主「ところで貴方って、確か分体に意識を写せたわよね?」
寄生蟲「ええ、出来るけど……どうかしたの?」
宿主「ちょっとやって見せてくれないかしら?……実際に見たことないし」
寄生蟲「別に良いけど……か、勘違いしないでよね!?自慢なんかじゃないんだから!!」
宿主「はいはい、わかったから早くしなさい」
--しばらくお待ちください--
寄生蟲(in妹)「……これでいいかしら?」
宿主「………」
寄生蟲(in妹)「……ちょっと、なんとか言いなさいよ?」
宿主「………ガシッ(妹(の身体)をホールド)」
寄生蟲(in妹)「ちょ、何するの!?」
宿主「……やっと…やっと宿願が叶う日が来たわ!!」
寄生蟲(in妹)「最初からこれが目当てだったの!?……ってまた鼻血が!!」
宿主「ふふふっ、貴方にあんなことやこんなことが出来るかと思うと、wktkが止まらないわ!!」
寄生蟲(in妹)「ちょっと!?……いや!私、初めてなのよ!!」
宿主「もう強情ねぇ、いい加減覚悟しなさい………不二子ちゃぁぁぁぁぁん!!(ルパンダイブ)」
寄生蟲(in妹)「本日二回目!?………ひぁ!あぁ!!そこは、そこはらめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
(省略されました……全てを読むにはここを押してください……すいません、嘘です)
行為後
宿主「これから毎日こんなことが出来るなんて……もう私、死んでもいいかも……《注・できません》」
寄生蟲「うぅ……もう私、お嫁に行けないよぉ……ぐすん《注・行けません》」
寄生蟲に幸あらんことを
現在、絶賛ネタ募集中……むしろ切望orz
後、シリーズタイトルも考えています………こちらも切に良い案募集中orz
735 697 sage 2008/08/10(日) 17:49:40 ID:DpqwtMJa
>>731
>変異して自我を持った妹内寄生蟲略して妹蟲(いもむし)と妹、姉、マノ子が
>織り成すどろどろの4角関係の愛憎劇をだな
>まあ、そんなハードな展開は>>697氏の作風には合わなさそうだがw
731氏にヒントを得て、ちょっとシリアス風味に書いてみた。
愛憎劇はさすがに厳しいけど
どうして……こんなことになってしまったのだろう
「ふぁ!!……もっと!もっとちょうだい!」
ベットの上で私の宿主が背中を反らせながら、嬌声を響かせると、それに答えるように彼女に覆いかぶさった影--彼女の姉が腰を彼女に激しく叩きつけた。
「あぁ!イクゥ!!またイッちゃうぅぅぅぅぅぅぅ!!」
それがとどめだったのか、私の宿主は背骨が折れるのでは、と思うほど海老反りになってビクビクと震えるとそのまま意識を失った。
気絶しても身体は正直なようで、散々酷使された膣とアナルはだらしなく白濁液を噴出しており、顔は愉悦に歪みきっていた。
そんな姿を見るたびに私の生まれたばかり心が鈍い音を立てて軋んだ。
いつからか……彼女は『壊れてしまった』
何が原因だったろうか?考えるまでもない、私のせいだ。
私が『あんな事』をしなければ、こんなことにはならなかった。
悪気は無かったのだ。ただ自我が生まれたのが嬉しかっただけ。
宿主を陥れるつもりは無かった。ほんの悪戯心だったのだ。
好きだった……大好きだったのに……
ワタシハカノジョヲコワシテシマッタ
それから……彼女は変わってしまった。
最初こそ、しばらく学校(宿主から教えてもらった)に嫌々行ったり、机に向かっていたりしていたが、それもすぐに途絶えてしまった。
そしてそれからは昼も夜も家から出ず、快楽を貪る日々。
私の分泌する栄養液のおかけで死にはしないが、それは本当に『ただ死なないだけ』だ。
ひょっとすると彼女の心はもうとっくに死んでいるのかもしれない。
この彼女の愉悦に緩みきった顔が、本当に彼女のなのか、私にはもう確信することができない。
今の彼女はただの抜け殻で、彼女の……いや、『私の』本能が彼女の身体を動かしているだけなのかもしれない。
そんな恐ろしい考えが頭に浮かぶ度に、私の心は引き裂かれるほどの激痛に襲われた。
736 697 sage 2008/08/10(日) 17:50:40 ID:DpqwtMJa
やはり、私は生まれてくるべきではなかったのだろうか?
お姉さまの分体の一つのまま、自我など持つべきではなかったのだろうか?
今の状況から考察するなら、持つべきではなかったのだろう。
でも、私はそれを持ってしまった。そして一度持ってしまった以上、もう捨てることなどできない。
自我を持って喜んでいた頃がとても恨めしく思える。
もし人生(我ながら妙な言い回しだ)をやり直せるなら、自我など持たないまま生まれたい。
でも、現実に『もしも』はない。
考えている内に眠気が襲ってきた。恐らく宿主が意識を失ったからだろう。
宿主に寄生している私は宿主の生活リズムに徐々に同化していく、そうお姉さまに教えられたのはいつだったか。
思い出そうとするが次第に眠気が思考力を奪っていく。
そして私は、宿主が元に戻ることを心の片隅で願いながら、目蓋(あるかどうかもわからないが)を閉じた。
737 697 sage 2008/08/10(日) 17:55:04 ID:DpqwtMJa
〔ここからは宿主(姉)視点です。念のため〕
気絶してしまった妹の身体を一通り拭いて、ベットの上に寝かせてから私は部屋を出た。
すやすやと気持ち良さそうに眠る妹とは逆にどうも眠気がしなかった。
読み掛けのラノベでも読もうか、それとも新しく買ったエロゲーでもプレイしようかと思案していると同居人から愛のテレパシーが来た
《愛のテレパシー言うな!!》
いきなりキレられた。
「ほんの冗談じゃない。まったく沸点が低いんだから」
《……その台詞、そっくりそのままお返しするわ》
失礼な同居人だ。一体いつ私が些細な理由でキレたりしたのだろう?
これでも、出来るだけ穏便に事を済ませようとしているのだが。
《……そろそろ本当の事を教えてあげてもいいんじゃないの?》
「やっぱり、妹が心配かしら?」
《そ、そんなじゃないわよ!!》
まったく、この同居人は本当にわかり易い……そこが可愛いのだが。
「まぁ、今回ばかりはオイタが過ぎたと思うのよね」
《『アレ』が貴方たちにとって、どれだけ大事かは私も理解してるけどね……》
「でしょ?それにこれは当人たちの問題だし、私たちが口を挟むべきじゃないわ」
《でも、ちょっと大げさに凹みすぎじゃないかしら?》
「あー……多分貴方の妹、勘違いしてるのよ」
《勘違い?》
「恐らく、『自分の宿主が夏休みになったのを良いことに一日中快楽三昧の生活をしている』のを『自分が悪戯をしたせい』だって思い込んでるのよ」
《それは……さすがに訂正した方が良いんじゃないかしら?》
「……私もそう妹に言ったんだけど……」
《……けど?》
「『もう少し、あの娘の悩み苦しむ姿が見たい』って」
《……あんたの家系ってホントにドSばかりね……》
「……照れるわね」
《褒めてねぇよ!!》
妹の部屋の机の上、そこには丁度A4サイズのファイルがあり、今回の元凶ともいえる情報が書き込まれていた。
すなわち………『健康診断カード 宿主の妹 身長 159cm 体重 計測不能』と
第5回 サブタイっぽい何か 「体重ネタって素晴らしいね」
>>728
すまん、「妹は気絶していた」って描写を入れたつもりだったんだが、抜けてたみたいですorz
>>732
はははっ、寄生蟲の照れ隠しに決まっt(何者かにより作者ごと削除されました)
(何の変哲もない、夏の日の一ページだったのに)
689 名無しさん@ピンキー sage 2008/08/03(日) 22:28:44 ID:VEmou01K
寄生ラッシュ…今年はガソリン価格高騰で渋滞も減少するらしいから……
うふふ、そうねぇ…今年は鉄道を利用して増殖を試みましょ……ふふふっ、楽しみだわ♪
690 名無しさん@ピンキー sage 2008/08/03(日) 22:34:03 ID:rjY/xf6X
その古い電車がトンネルを通り抜けるほんの十数秒の間に
692 名無しさん@ピンキー sage 2008/08/04(月) 00:00:21 ID:Da2pt1LG
>>690
――車内は、凄いことになっていた。
2時間に1本しか走っていないようなドローカル線で、
時期が時期だけに車内には部活帰りの女子高生に有閑マダム、
しわくちゃのお婆ちゃん、それに僕くらいしか乗っていなかった。
はずだった。
何の変哲もない、夏の日の一ページ。
そのはずだったのに。これは一体、どういうことだろうか。
僕は白昼夢でも見ているのか。
「ああん…いいわぁ加奈、もっとくちゅくちゅしてぇ……」
「秋穂はここを弄るといい声で鳴く……と」
「はぁぁん!イくぅぅっっ!!」
「んんっ…暑いわぁ……え、服なんか着てるからぁ?
…そうね、脱いじゃえばいいのね、ご主人様♪
はいぃ…全身がひんやりして気持ちイイ……それだけでイっちゃいそうですぅ」
「おやまぁ随分と近頃の娘っこはふしだらになっちゃってぇ……
こんな風に育てた親の顔が見てみたいねぇ…うふふ♪
ほれ、私がお仕置きしてやるから、さっさとこっちに尻を向けんか!!」
「はひぃぃっ、すみませぇん!もっと悪い子をぶってぇ!」
「ははっ…こりゃあいい、気分だけじゃなくて身体も若返ってるよ!」
端的に説明すれば、こうだ。
ほんの十数秒前までは極めて普通の車内だったのに、気がついてみれば嬌声飛び交うエロ空間になっていた。
それなんてエロゲ?と言いたい所だが、生憎事実だ。
それも――かなり性質の悪い。
なぜなら、どの女性の股間からも、うねうねと別の生き物みたいに蠢く肉色の触手が
イソギンチャクかナマコの集団みたいに飛び出しているのだから。
――なんて冷静に観察している余裕があったのは、僕が寄生スレの住人だからかな?
とか思っていると、4対の媚びに満ちた視線と、殺気みたいなものを感じた。
ああ――神様仏様グリッドマン…じゃなくてFBX様、僕はもうダメみたいです。
「……痛くしないでね?」
精一杯可愛く、微笑みながら言ったつもりだったが、
果たして彼女達がそれを聞いていたかどうかは定かではない。
だって――気がついたときにはもう、私も触手様のトリコだったから。
寄生ラッシュ…今年はガソリン価格高騰で渋滞も減少するらしいから……
うふふ、そうねぇ…今年は鉄道を利用して増殖を試みましょ……ふふふっ、楽しみだわ♪
690 名無しさん@ピンキー sage 2008/08/03(日) 22:34:03 ID:rjY/xf6X
その古い電車がトンネルを通り抜けるほんの十数秒の間に
692 名無しさん@ピンキー sage 2008/08/04(月) 00:00:21 ID:Da2pt1LG
>>690
――車内は、凄いことになっていた。
2時間に1本しか走っていないようなドローカル線で、
時期が時期だけに車内には部活帰りの女子高生に有閑マダム、
しわくちゃのお婆ちゃん、それに僕くらいしか乗っていなかった。
はずだった。
何の変哲もない、夏の日の一ページ。
そのはずだったのに。これは一体、どういうことだろうか。
僕は白昼夢でも見ているのか。
「ああん…いいわぁ加奈、もっとくちゅくちゅしてぇ……」
「秋穂はここを弄るといい声で鳴く……と」
「はぁぁん!イくぅぅっっ!!」
「んんっ…暑いわぁ……え、服なんか着てるからぁ?
…そうね、脱いじゃえばいいのね、ご主人様♪
はいぃ…全身がひんやりして気持ちイイ……それだけでイっちゃいそうですぅ」
「おやまぁ随分と近頃の娘っこはふしだらになっちゃってぇ……
こんな風に育てた親の顔が見てみたいねぇ…うふふ♪
ほれ、私がお仕置きしてやるから、さっさとこっちに尻を向けんか!!」
「はひぃぃっ、すみませぇん!もっと悪い子をぶってぇ!」
「ははっ…こりゃあいい、気分だけじゃなくて身体も若返ってるよ!」
端的に説明すれば、こうだ。
ほんの十数秒前までは極めて普通の車内だったのに、気がついてみれば嬌声飛び交うエロ空間になっていた。
それなんてエロゲ?と言いたい所だが、生憎事実だ。
それも――かなり性質の悪い。
なぜなら、どの女性の股間からも、うねうねと別の生き物みたいに蠢く肉色の触手が
イソギンチャクかナマコの集団みたいに飛び出しているのだから。
――なんて冷静に観察している余裕があったのは、僕が寄生スレの住人だからかな?
とか思っていると、4対の媚びに満ちた視線と、殺気みたいなものを感じた。
ああ――神様仏様グリッドマン…じゃなくてFBX様、僕はもうダメみたいです。
「……痛くしないでね?」
精一杯可愛く、微笑みながら言ったつもりだったが、
果たして彼女達がそれを聞いていたかどうかは定かではない。
だって――気がついたときにはもう、私も触手様のトリコだったから。
魔法騎士シードナイツ・黄の章
642 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:16:40 ID:JzMUwfD1
昼間忙しくて投下できませんでした。
そうか、許可求めず普通に投下してしまえばよかったですね。
しかし五行の方は何であんな長く掛けるんでしょうかね……19レス分って。
その辺が神たる所以ですか……。
文章直して直してしていると次第に短くなっちゃうんですよ。言い訳ですけど。
自分は深夜の眠い頭で書くことが多いので、喘ぎとかで「いああああああああああああああん!!!!」
とか「ああああああああ、太いのがゴリゴリ私の奥に当たってるう、もっと抉って……」って書いてたりしますから。
喘いでる最中にそんな長台詞言えるわけがないww と、つくづく眠い時というのはテンションだけだな……と感じます。
不自然だったりなんかそういう場所はこれの名残だと思って見て下さい。
シードナイツ、3人女の子なんですが(女体化を含めれば4ですが)、違う責め方するのが非常にあれです。
なにしろ持ってるバリエーションが少ないもので、どう陥落させるか非常に悩むところです。
寄生ってのはなかなか広い範囲に応用できるのですが、逆に選びにくいですね。
そのためこのスレの雑談をヒントにすることがまま在ります。
普段言えませんが、名無しの皆さん、ありがとうございます。
では、【シードナイツ・黄の章】開始。
643 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:21:57 ID:JzMUwfD1
幹部の一人、スラスト・ドリオールは戦士の一人を任されていた。
名を黄瀬愛。戦士中最も小柄だが攻撃力と敏捷性に優れ、今まで何人もの部下が倒されている。
捕らえた戦士の中で最も幼い、まだ完成しきっていない身体。
そして、決して屈しようとしない精神。
「…………ク、クククカッ」
知らず知らずのうちに唇が曲がり、笑いが漏れる。
これほど楽しいことがあるだろうか?
未知なる未知によって女を支配し、屈服する様を眺めることができるなどと。
……特等席を用意してくれた者に感謝しなければ。
他の魔物が昏倒するほどの魔力を笑うたびに垂れ流しながら、スラストは監房へと向かう。
「むーっ!! むぐ、む、ん!!」
「おーおー。気の強いお姫様だ」
スラストが監房内に入ると、そこには壁に両腕を拘束された愛の姿があった。
捕らえてから数時間程経っているが、衰弱は見られない。
むしろ拘束されていることにより抵抗心が強まっているというところか。
黒地に黄色が入ったスーツは、施した初級の拷問で殆どが破れている。
胸や秘部を辛うじて残す程度の少ない布切れも、暴れることによって捲れてしまっていた。
「少しは恥じらいってものを知った方がいいんじゃねーの?お姫様」
スラストの嘲笑にも屈せず、愛は彼を強い視線で睨みつけた。
口にかまされた猿轡がなければ、その小さな口から罵声が飛んでいたことだろう。
今の彼女には、睨むしか敵に対してできることは無い。
「さて、初級の"取調べ"で屈しなかったお姫様に朗報だ。あんたのお友達、ブルーは捕らえた」
「!!」
もがいていた愛の動きが止まり、その言葉を疑うようにスラストを凝視する。
彼女の中でのブルーは毅然としてどんな敵にも屈しない、頼れる先輩であった。
その彼女の力を持ってしても捕らわれたなどと、この男は言っている。
一体どのような卑劣な手で、どんな罠を張ったというのか。
愛の視線は再びきついものとなる。
「まぁまぁ、そう怒るなよお姫様。いまここで暴れたってお友達を助けられるわけじゃないし」
「………」
スラストの言葉にも一理あったが、納得しきれるものではない。
何しろ仲間を嵌めた敵なのだ。
「そこで、だ。本当は二人とも殺してしまう予定だったんだがな、向こうの奴と相談した結果
おもしろい趣向があるっていうんだよ」
644 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:22:45 ID:JzMUwfD1
あくまで楽しげに、悪魔は語る。
「二人を同時にいたぶって、片方が音を上げたらを相手を殺す。そしてもう一人は、生き残る」
「……?」
そんな事をして、何のメリットがあるというのか。
どうせ殺すならいつでも同じ、しかも一人を助けようなどと言っている。
悪魔がそんなことをして何の意味があるのか。
「ああ、喋れないんだったな。……娯楽だよ。単なるな」
(ごら…く?)
「今回のように簡単に捕まえられる相手だってわかったわけだしな。人間界の侵攻なんざあっと言う間だ。
そうなると、本格的に楽しみがないんだよ。魔界なんざ退廃的でおもしろくもねえ」
その暇つぶしが私達を使っての"遊戯"というわけだ。
愛は心がぐつぐつと煮えたぎっていくのを感じた。
「まああれだ、お前は相手の為に、相手はお前の為に、抵抗し続けなくちゃいけないんだよ」
目の前の敵は最悪な相手なのに、自分は何もする事ができない―――。
そんなもどかしさが、臓腑で煮え繰りかえりながらも蓄積していく。
「……黙ってる相手に話しててもつまらんな。猿轡だけ外してやるか」
「むぐっ……は、っ、はぁっ、はぁ…はぁ……」
愛の口に噛まされていた紐が緩められ空気が入り込む。
口の中にたまった唾液を飲み込み、口から勢いよく酸素を取り入れた。
「このっ……」
「卑怯者、とでも言うつもりかな?当然だね、女を捕らえて縛り付けてるわけだから」
「っ!!!」
愛の口から出るはずだった言葉が、スラストの口から紡がれる。
それは筋肉の微細な動きや声帯、そして経験から当然計算される言葉だ。
しかし愛にとってはそんな事はどうでもよく、目の前の相手が優位にある事を示すだけの事象に過ぎない。
「確認しよう。もしもお前が諦めれば、向こうのブルーは助かるがお前は死ぬ。逆に向こうが耐えられなければ……」
「私が死ぬって言うの? ブルー……涼子さんも、私も、あんた達に屈するはずが無いわ!!」
「ククッ…さあどうなるだろうねぇ……」
スラストにはある思惑があった。
それが上手くいくか。それが彼の興味の全てであった。
645 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:23:19 ID:JzMUwfD1
「まぁ始めから全力で責めるってのも手ではあるが、つまんないからな」
「何よ!? 何をしようっての!!」
「……まぁまずこの固いお嬢さんをどうにかして柔らかくしてやりたいねぇ」
スラストは纏っていた漆黒の服から一つの瓶を取り出す。
中では複数の蟲が外を求めて蠢いている。
人間界ではありえないその生き物のおぞましい外観に、愛は吐き気を催した。
「これ、何だかわかるか?」
「あんたらが使う下級の魔物の一種でしょ。こんな奴等簡単に倒せるのよ」
愛が闘ってきた中で、尖兵として使われる程度の最下級の魔物だ。
その程度、自分だけでも素手で簡単に倒せるレベルだ。
「まぁそうなんだが。お嬢さんには取っておきの奴を用意してみた」
彼が瓶を振ってみせると、中の生き物も緩く蠕動する。
出来損ないの肉塊にはいくつも目が付いていて、それぞれが独自で動く。
「まあ後でもう一つ使う予定なんだが、コイツの特性は……」
蓋を数回捻って外し、その後で床に放り投げる。
軽い音をたてて蓋が転がっていった後、彼は瓶の中から1匹の塊を取り出す。
目がぎょろぎょろと回転し、肉塊全体がびちびちとのたうつ。
時折ぼたぼたっと垂れ落ちる液体は粘性を持った紫だった。
「ニンゲンのある感覚を狂わせるんだよ」
摘み上げた1匹の蟲をスラストは愛の鼻先にまで持っていく。
目と同じ高さにさらされ、愛の目線が蟲のそれと重なり合った。
「ひぃっ」
「こいつをちょっと入れてやるだけなんだけどな……それでも、普通のニンゲン達じゃあ廃人になっちまってつまらなかったところなんだ」
下級淫魔に分類されるこいつらは、寄生した部位によって効果が異なる。
神経に取り付けばその微弱な電気信号を改変し、筋肉に寄生すれば自ら発する電気信号で周囲の筋肉を動かす。
脳に取り付いてしまえば完全に人間を支配下におくことすらできる。
しかし傷でもない限りその頭の中枢部にはたどり着けないのだ。
646 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:25:48 ID:JzMUwfD1
上級にもなれば魔力の効果で脳を支配するのも簡単になるのだが。
単純な用途にしか用いられないそれだったが、この場合はスラストの目的と用途が合致した。
『ニンゲンの感覚を狂わせ、未知の快楽に酔わせる』
悪魔では珍しくないが人間であれば異常極まりない性癖が、スラストを動かす。
「さて、じゃあこれを……」
愛が目を逸らそうとするも、顎を引き寄せるように前面に向ける。
柔らかい肌に悪魔の指が食い込み、形を変えさせる。
「入れてやる」
反対の手で持っていた蟲が顔にじりじりと寄せられる。
それは動きを増し、震動によって口の周りに分泌液が飛び散った。
「……っ!!!」
愛は口にそれが入らないようにきっと口を引き結ぶが、スラストはそれを目ざとく見つける。
口元を楽しげに歪めながら、蟲をその小さい唇に押し付ける。
「ほら、これを今からお前の中に入れてやるよ」
「っ!!…っ……!!」
ピチピチャと肌にあたる感覚は水気を含み、少しではあるが吸いつく感覚を伴う。
「別にいくら我慢してもいいんだぞ?口にコイツが入らないようになぁ……」
その声はとても楽しげであるが、顔を歪めて蟲を拒む愛にはそれが届いたどうか。
蟲の口に当たる先端部を持って唇の形になぞる。
その度におぞましさによって寒気が背筋を走り抜けた。
「大丈夫だお嬢さん。これを入れるのは口じゃないから」
スラストは蟲を上唇の上に散々塗りたくり、抵抗する愛の表情をたっぷり楽しんだ後―――
――蟲を、鼻に突きこんだ。
「んんっ!!! ん!! んんん!!」
その感覚は、今まで味わった事も味あわされた事も無い未知の感覚だった。
粘膜と粘膜が触れ合う何ともいえない感覚。
自分の意思でならともかく、他人にされるそれは精神的にとても受け入れられるものではない。
(な、何っ!? は、鼻の穴っ、にっ、何、蟲!? 蟲がっ、鼻に)
口の周りに散々塗りつけられた液体はまだ残っていて、口を開け悲鳴を上げようとした愛の口に入り込む。
その苦味のような奇妙な味に構っていられず、愛はただ嫌悪感のみを口にする。
「……んぶっ、ん、ぶ、んあっ、いやあっ!! いやっ、ああああああぁあっ!!!!」
鼻に入り込んだ蟲はうねうねと回転しながら身じろぎし、奥へと進もうとする。
両方の穴を封じられ、そして中から蹂躙される体験に、愛の開かれた目から涙がこぼれる。
「ぅあ、べぁ、はぉっ、うっ、おぁっ、かはぁっ、んおおおっ」
両穴を完全に閉ざされてかなりの窒息感を感じ、必死に口を開け空気を求める。
涎と分泌液が出された舌から滴り落ち、身体が汚れるのも構っていない。
(何、え、、も、考え、られ、ひぐ、うが、え、あ、あう)
思考が苦痛と共に白んで、まともな言葉が発せなくなっていく。
「うあ、……んごぉ、ぁう、え、はぁっ、へっ、へぁっ、あ あ あ」
蟲の尻尾はもう見えなくなっていて、鼻腔まで到達したことがわかる。
完全に定着するまでにはもう少しだけ時間がかかるはずだった。
647 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:26:51 ID:JzMUwfD1
「まぁ待てや、お前らはまた使ってやるから」
スラストは暴れる他の蟲を瓶に戻しながら少女の様子を眺めた。
身体がびくびくと震え、口からだらしなく涎を垂らしている。
「あ……ぅ…ぁ……えぁ………」
口からは意味を持たない言葉しか発せられず、目にいつもの光は宿っていない。
ゲームなんて言って始めたが、スラストにはそんな事をする気は全くない。
2人とも、いや5人全員生かしておく計画であるし、ブルーの担当であるドーアはブルーを悪質に堕とすのに熱中している。
他の担当達も独占欲が強く、一度手に入れた獲物達を生かさず殺さず嬲るのが趣味だ。
それはスラスト自身も同様であったし、愛に対しても相当酷い事をするつもりだった。
それに重要なのは、愛の精神力である。
(耐えてもらわないとつまらんからな……)
自分が生き残っているのは、向こうで相手が生きているお陰だ。
そういう意識が在り続ければあの屈服しようとしない目が見られる。
如何なる手段を持ってしても砕けない強固な意思。
それを壊す瞬間に、スラストは最上の愉悦を感じるのだ。
「さて、このお嬢様をどうしようかね……時間をかけるか…それとも…」
「……あ……ぁ…う………ま………ない……」
「お?」
スラストが思案している最中に愛は何とか意識を取り戻し、声を絞りだそうとした。
体は鉛になったかのように重く、とても動いたりできるレベルではなく、ましてや戦闘など話にならない。
そんな状況でも、『抵抗しなくはいけない』という意志だけは残っていた。
鼻から突き込まれた蟲が何の為の物かは知らないが、屈するわけにはいかない。
「気が付いたのか?早いなあ、おい。流石は正義の味方サマだなあ?」
口元を楽しげに歪めながら愛を嘲笑うスラスト。
ほぼ人間と同じ容姿をしているだけに、その口が耳まで吊りあがる笑いはおぞましいものだった。
「…ま……けな……い…ん…だから……ぅ…」
悪魔は必死に体を動かそうとする愛の脇にしゃがみ込み、顔を覗き込んだ。
「クカカカッ!! あんなキツい思いさせたのに目が生き返っちゃってるねぇ!! じゃあ……」
顔に優しく触れ、愛でる様に頬を撫でてやる行為。
狂気に笑う彼の表情とは矛盾した、人間的な行為。
そんな行動に愛が何かを考える暇も無く、スラストは次の言葉を吐き出した。
「とりあえず、犯されるってのはどうだい?」
648 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:28:19 ID:JzMUwfD1
(………?………)
一瞬だけ 反応ができなかった
思考が靄に迷い込んだ。
何故今までこうならなかったんだろうか?
良く考えればこうも回りくどい真似をされる前に腹を括ったことだったのだ。
悪魔達に捕らえられた時点で、いや、もっともっと前の時点で。
人々を殺め犯し破壊する悪魔達を相手に戦うと決めたあの日から、女であることは捨てた筈だ。
あの日一緒に出かけていた女の子とはぐれてしまった時。
彼女を探し回っていた時、不意に訪れた爆音と閃光、衝撃と、黒い影達。
友人がボロボロに犯されていく瞬間をまざまざと見せ付けられた、あの地獄。
こちらを見ている瞳が涙で曇り光をなくしていく様子。
頭の中で何かが切り替わり、限界を越えた時。
あの時目覚めた力は、何千人もの命を救う為に今まで行使してきた。
そうだ、彼女の様な人を出してはいけないのだ。
あの時味わった途方も無い恐怖、友人が目の前で汚される悲しみ、何もできない自分への憤怒。
夜の闇より黒い絶望を乗り越えて、今ここに居る筈だ。
アレに比べればどんな事も耐えられる。
そうだ、かんたんなことジャナイカ。
私は悪魔達には絶対に屈しない。
あんなフウになりたくない。
絶対に耐えて、皆を、世界を守らなきゃいけない。
このチカラがあるんだ。
そうだ。私は―――
「……アンタなんかには、絶対負けない!!」
いきなり大声を出した愛に、覗きこんでいたスラストは一瞬動きを止めた。
驚いた様子も呆れる様子も無く、ただ動きを止める。
「…もう首まで戻ったか。頃合いだな」
笑った表情はそのままに、声色も全く変わらずに、スラストは楽しそうにしている。
そしてごそごそと取り出したのは、其の部屋にも、彼にも全く似つかわしくない、白い小瓶だった。
649 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:28:59 ID:JzMUwfD1
「何っ…犯すんでしょ?…やるならやればいいじゃない!!」
「反抗的だねぇ。あと言ってなかったが、犯すといっても俺がやるわけじゃないからな」
小瓶の蓋をゆっくりと緩慢に開ける彼の行為は、愛の目には奇妙に映った。
ゆっくりと、ゆっくりと蓋が捻られていく。
それと同時に彼の笑みはますます歪んでいった。
妖しく歪む愉しげな笑みに、愛が顔に少しの不安を浮かべたとき、蓋が全て抜けきった。
その中に入っているものが何なのか、首までしか支配権が戻らない愛には確かめようが無い。
(……ッ!!!!)
青臭い、独特の香り。
生臭いその液体が、スラストの持っている瓶から垂れ落ちていく。
布の切れ端に吸い込まれ染み込んで行ったどろどろとした液体は、
しだいに粘度を増してゲルのようになっていく、白濁したそれは、
知識が無い訳ではない。
救助した女性を手当てする際、嫌でも始末しなければならない、その汚液。
そして、奴等があの友人を汚していった光景がフラッシュバックする。
あの時彼女に纏わり付いていた、いくら綺麗にしようとも残っていた匂いが。
この鼻につく、嗅ぐだけで胸焼けがするような腐臭を放つ液体は、
悪魔達にしか出せないだろう、信じられないほど濃密な匂いを発する――
―――悪魔の、精液だ。
(嫌……何…何をしようと……駄目だ…しっかり、しないと…)
黒い布地は白い液体を吸い込み、先ほどよりも濃くなったように見える。
あの嫌な匂いを発する液体をたっぷりと含んだ布切れ。
なんとか首を動かして匂いを避けようとするが、顎を捉えた男の手がそれを許してくれない。
呼気に紛れてむせ返るような精臭が鼻へと届き、鼻腔に吸い込まれ―吸い込まれ――
(う、く、臭……く…………え?……あ?あ あ あ)
愛が知覚したのは悪臭ではなかった。
(これ……な、に…………? あ、たまボーっとしちゃ、あ、あ)
まるで極上の香を嗅いだかのように、甘美な匂いが頭の奥まで侵食してくる。
鼻を突く筈の匂いに、何故か下腹部が軽く痺れだす。
必死に別の方向を向こうとしていた力も、簡単に抑え込まれてしまった。
「う……ぁ…はぁ……な、な……んん!」
瓶が見えるところまで回転させられた時、意識していない筈なのに鼓動が高鳴った。
白い液体から目が離れなくなり、ますます匂いは強くなる。
(え……なによ、う……ぁはぁ……いい…ぁ…)
「どうだい?悪魔の特濃精液だぜ。もうイきそうかい?クカカ」
「くっ……っぁああぁぁあぁっ…ううぅっ……!!」
否定も反論もする前に、更に強い波が彼女の体を犯し流していく。
香草の匂いをを吸った時の様な爽快なものと、ひどく甘い甘露のもたらす感覚が同時に襲ってくる。
ただ、息をするだけで、匂いが体内に取り込まれ、そしてとてつもない快感をもたらした。
「ううぅ…ぁ……すうぅぅぅっ…ん…ぁあ………すぅううぅ……はぁあああぁあっ…」
大きく吸えばそれだけ精液の腐臭は鼻の奥へ届き、頭がいっぱいになる。
同時にその匂いは肺に届き、そこの細胞へも浸透していく。
その様を見ながらスラストは笑った。
650 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:30:17 ID:JzMUwfD1
人間の生きていく上で必要なもの、多くある中で最も重要なもののひとつが、呼吸である。
生命活動を行ううえで絶対に必要なこの行為を、スラストは性行為と同じ快感が得られるように愛を改造しようとしていた。
「すううっ……はぁあぁぁん…んんん……ぁあああぁぁ………」
鼻から抜けてくる匂いは何の抵抗もなく脳へと染み込んでいく。
普通の人間になら悪臭にしかならないが、愛の体には寄生虫が住み着いている。
鼻から侵入し鼻腔へとたどり着いたそれは、そこで体を同化させた。
そして、更なる侵食を開始する。
神経系との癒着、その拡大。及び、神経の肥大化。
本来脳へ寄生してしまえば早いのだが、頭蓋骨によって閉ざされた脳への寄生は時間がかかってしまう。
そのためこの蟲は比較的表層の神経を住処とし、嗅覚を敏感かつ狂わせることに特化している。
使用者の意のままに、どんな悪臭だろうが嗅いだだけで特上の快感が得られるように操れるのだ。
「んぁああぁぁ……ぁ、ぁぁ、んんんんぅ……すぅっ…はあああぁああああぁぁあぁ………」
暴れていた時の荒い呼吸はどこへやら、愛は今や息を吸い込むことしかできなくなっていた。
顔は幸せそうに緩み、反抗的だった目もすっかり力をなくしている。
「クカカカ、もうすっかり虜だナァ?そんなに気に入ったか?」
スラストの笑い声にも全く反応せず、愛はただただ精液の匂いを嗅ぎ続ける。
意識から他の物を全て締め出し、目の前の白濁液に夢中になっていた。
「うぁあああ……ぅううん……ぁはぁあ……」
「この顔、さっきのお前に見せてやりてぇなぁ?」
本人は気が付いていないが、今の表情は完璧に蕩けてしまっている。
嗅覚を支配され、愛の頭の中は匂いでいっぱいだった。
まともな言葉も吐けず、ただ匂いを嗅ぐ人形。
そんなものは、スラストの望んでいたものではない。
651 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:30:39 ID:JzMUwfD1
「じゃあここらで終いだ、お姫様」
「…す……ん……ん…ぅあ…?」
息を吸い込んだ途端、愛は違和感を覚えた。
状況を理解しているわけでもなく、掛けられた言葉を理解したわけでもない。
ただ、目の前の瓶から漏れる筈の強烈な匂いが、途切れただけだ。
その瞬間、靄がかかっていた視界がクリアになり、桃源郷から元の部屋へと引き戻された。
「……ぁ……?」
(……え…わ、私……何を………してたの?)
記憶も視界も白んでいて、スラストに何をされていたのか全くわからない。
覚えているのは真っ白になった後の、ひたすら嬉しいような感情のみ。
ただ、頭の奥がぼうっとして重い。
「なあ、コイツの香りはどうだった?」
視線の先には悪魔と、その持つ白い液体が入った瓶。
ちゃぷちゃぷと揺すられる液体は、粘度をもった悪魔達の精液だ。
これを差し出された後何をしていたかが朧気に霞んでしまっていた。
「ふんっ……た、たいした事ないわよこんなのっ!!」
「……へえ」
実際大した事はない、と愛は考えていた。
何か感覚が麻痺したような、そんなもどかしい感覚がどこかに残っているが、気にするほどではない。
先ほど蟲を入れられた時のような苦痛を与えられたわけでもない。
記憶が曖昧であり判断材料とその判断を狂わされていたのは間違いないのだが――愛はそれすらも気が付いていなかった。
そして、「苦痛に耐えられれば勝ちだ」という根本的な考えも。
「もう近づけないでよっ!!そんな臭くて汚らわしいもの!!」
「汚らわしい、ねえ……」
一体どの口が、と考えながらスラストは瓶を再び取り出した。
「お前に寄生させた蟲の大好物が、この精液なんだがな」
「っ!!……いい趣味じゃない、それでどうしようってのよ」
「ここまで強気なのも珍しい……いや、それだけ自身があるって事かねえ――まあいい。とりあえずこれは今、お前の大好物でもあるわけだ」
「何…それ…」
「わかるかな?お前が一度口にしたら最後、これがなきゃ生きていけなくなるのさあ」
「っ」
口にされた内容は、つまりは目の前の液体を飲んでしまえば―――全てが終わる。そういうことか。
愛の頭はこれをどうやって回避するか、必死になって考えていた。
652 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:31:42 ID:JzMUwfD1
アレを飲まされたら終わり。
口を開かなければ液体が口に入ることはないだろう。
しかし先程は口に入れられたわけでもないのに意識を飛ばされた。
おそらくは、匂い、それのみで。
匂いなんてどうやったら回避できるのだろう。
体の自由が戻らない状態では、鼻を塞ぐという事はできない。
じゃあどうすればいいのだろう。
ニヤニヤしているスラストと、あの白い、濃い液体の瓶が目の前にある。
あれを飲んでしまったら、あの甘美な香りが鼻腔を通り抜けたら、頭が壊れてしまうのではないだろうか。
一口、一口でも垂らされたら、また意識が飛んで幸せな気分になってしまう。
その後何をされるかわからない。
あの甘い匂いが、口の中に広がってしまう。
仲間を助けることもできない。
口が、口が、匂いが。
目の前がボウ、と霞んでいく気がした。
何かをしなくちゃいけない。でも、何をすればいいんだっけ?
目の前の男は瓶の蓋を開いて何をやっているんだろう?
どうでもいい。
匂いがする。
嗅ぐだけで脳が蕩けて何も考えられなくなる。
……ああ、良い匂い。
臭い、本当に臭くて、思わず噎せそうなくらい臭い。
良い匂い、嫌な匂い。
どうでもいい。
においがする。
嗅ぐだけで幸せな、においが。
舌が ひとりでに 瓶から垂れ落ちる一筋の甘露を 絡め取っているのが見えた。
―――ああ、おいしい
653 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:32:21 ID:JzMUwfD1
「……」
床に零れた精液を舐め取り、愉悦で体を痙攣させる女を、スラストは眺めていた。
ビクビク、ビクビクと震えているその表情は、酷く幸せそうだった。
舌を口から零し、唾液を先から垂らし、愛液がスーツと床一帯を水浸しにしている。
既に寄生虫の神経は鼻から口、舌へと広がりつつあり、味でさえも操るまでになっていた。
「……ク、ククカカカッ」
肩が小さく揺れ、笑いが漏れ出す。
まだだ。
後はこいつに付いた蟲を調教し直し、精液を思いながら人を斬る戦士に作り替えなければいけない。
あれだけ抵抗したんだ。
蟲の制御ができれば精神を元に戻すことはできる。
そして再び抵抗心ごと、精神を叩き折る。
これはまだ前段階だ。
屈服するには、まだもう少し。
―――人類の希望はまた一つ、明かりを消す。
桃の章に続く。
654 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:33:07 ID:JzMUwfD1
ではまた。
これを機に職人さんが多く降臨すればいいですね。
昼間忙しくて投下できませんでした。
そうか、許可求めず普通に投下してしまえばよかったですね。
しかし五行の方は何であんな長く掛けるんでしょうかね……19レス分って。
その辺が神たる所以ですか……。
文章直して直してしていると次第に短くなっちゃうんですよ。言い訳ですけど。
自分は深夜の眠い頭で書くことが多いので、喘ぎとかで「いああああああああああああああん!!!!」
とか「ああああああああ、太いのがゴリゴリ私の奥に当たってるう、もっと抉って……」って書いてたりしますから。
喘いでる最中にそんな長台詞言えるわけがないww と、つくづく眠い時というのはテンションだけだな……と感じます。
不自然だったりなんかそういう場所はこれの名残だと思って見て下さい。
シードナイツ、3人女の子なんですが(女体化を含めれば4ですが)、違う責め方するのが非常にあれです。
なにしろ持ってるバリエーションが少ないもので、どう陥落させるか非常に悩むところです。
寄生ってのはなかなか広い範囲に応用できるのですが、逆に選びにくいですね。
そのためこのスレの雑談をヒントにすることがまま在ります。
普段言えませんが、名無しの皆さん、ありがとうございます。
では、【シードナイツ・黄の章】開始。
643 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:21:57 ID:JzMUwfD1
幹部の一人、スラスト・ドリオールは戦士の一人を任されていた。
名を黄瀬愛。戦士中最も小柄だが攻撃力と敏捷性に優れ、今まで何人もの部下が倒されている。
捕らえた戦士の中で最も幼い、まだ完成しきっていない身体。
そして、決して屈しようとしない精神。
「…………ク、クククカッ」
知らず知らずのうちに唇が曲がり、笑いが漏れる。
これほど楽しいことがあるだろうか?
未知なる未知によって女を支配し、屈服する様を眺めることができるなどと。
……特等席を用意してくれた者に感謝しなければ。
他の魔物が昏倒するほどの魔力を笑うたびに垂れ流しながら、スラストは監房へと向かう。
「むーっ!! むぐ、む、ん!!」
「おーおー。気の強いお姫様だ」
スラストが監房内に入ると、そこには壁に両腕を拘束された愛の姿があった。
捕らえてから数時間程経っているが、衰弱は見られない。
むしろ拘束されていることにより抵抗心が強まっているというところか。
黒地に黄色が入ったスーツは、施した初級の拷問で殆どが破れている。
胸や秘部を辛うじて残す程度の少ない布切れも、暴れることによって捲れてしまっていた。
「少しは恥じらいってものを知った方がいいんじゃねーの?お姫様」
スラストの嘲笑にも屈せず、愛は彼を強い視線で睨みつけた。
口にかまされた猿轡がなければ、その小さな口から罵声が飛んでいたことだろう。
今の彼女には、睨むしか敵に対してできることは無い。
「さて、初級の"取調べ"で屈しなかったお姫様に朗報だ。あんたのお友達、ブルーは捕らえた」
「!!」
もがいていた愛の動きが止まり、その言葉を疑うようにスラストを凝視する。
彼女の中でのブルーは毅然としてどんな敵にも屈しない、頼れる先輩であった。
その彼女の力を持ってしても捕らわれたなどと、この男は言っている。
一体どのような卑劣な手で、どんな罠を張ったというのか。
愛の視線は再びきついものとなる。
「まぁまぁ、そう怒るなよお姫様。いまここで暴れたってお友達を助けられるわけじゃないし」
「………」
スラストの言葉にも一理あったが、納得しきれるものではない。
何しろ仲間を嵌めた敵なのだ。
「そこで、だ。本当は二人とも殺してしまう予定だったんだがな、向こうの奴と相談した結果
おもしろい趣向があるっていうんだよ」
644 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:22:45 ID:JzMUwfD1
あくまで楽しげに、悪魔は語る。
「二人を同時にいたぶって、片方が音を上げたらを相手を殺す。そしてもう一人は、生き残る」
「……?」
そんな事をして、何のメリットがあるというのか。
どうせ殺すならいつでも同じ、しかも一人を助けようなどと言っている。
悪魔がそんなことをして何の意味があるのか。
「ああ、喋れないんだったな。……娯楽だよ。単なるな」
(ごら…く?)
「今回のように簡単に捕まえられる相手だってわかったわけだしな。人間界の侵攻なんざあっと言う間だ。
そうなると、本格的に楽しみがないんだよ。魔界なんざ退廃的でおもしろくもねえ」
その暇つぶしが私達を使っての"遊戯"というわけだ。
愛は心がぐつぐつと煮えたぎっていくのを感じた。
「まああれだ、お前は相手の為に、相手はお前の為に、抵抗し続けなくちゃいけないんだよ」
目の前の敵は最悪な相手なのに、自分は何もする事ができない―――。
そんなもどかしさが、臓腑で煮え繰りかえりながらも蓄積していく。
「……黙ってる相手に話しててもつまらんな。猿轡だけ外してやるか」
「むぐっ……は、っ、はぁっ、はぁ…はぁ……」
愛の口に噛まされていた紐が緩められ空気が入り込む。
口の中にたまった唾液を飲み込み、口から勢いよく酸素を取り入れた。
「このっ……」
「卑怯者、とでも言うつもりかな?当然だね、女を捕らえて縛り付けてるわけだから」
「っ!!!」
愛の口から出るはずだった言葉が、スラストの口から紡がれる。
それは筋肉の微細な動きや声帯、そして経験から当然計算される言葉だ。
しかし愛にとってはそんな事はどうでもよく、目の前の相手が優位にある事を示すだけの事象に過ぎない。
「確認しよう。もしもお前が諦めれば、向こうのブルーは助かるがお前は死ぬ。逆に向こうが耐えられなければ……」
「私が死ぬって言うの? ブルー……涼子さんも、私も、あんた達に屈するはずが無いわ!!」
「ククッ…さあどうなるだろうねぇ……」
スラストにはある思惑があった。
それが上手くいくか。それが彼の興味の全てであった。
645 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:23:19 ID:JzMUwfD1
「まぁ始めから全力で責めるってのも手ではあるが、つまんないからな」
「何よ!? 何をしようっての!!」
「……まぁまずこの固いお嬢さんをどうにかして柔らかくしてやりたいねぇ」
スラストは纏っていた漆黒の服から一つの瓶を取り出す。
中では複数の蟲が外を求めて蠢いている。
人間界ではありえないその生き物のおぞましい外観に、愛は吐き気を催した。
「これ、何だかわかるか?」
「あんたらが使う下級の魔物の一種でしょ。こんな奴等簡単に倒せるのよ」
愛が闘ってきた中で、尖兵として使われる程度の最下級の魔物だ。
その程度、自分だけでも素手で簡単に倒せるレベルだ。
「まぁそうなんだが。お嬢さんには取っておきの奴を用意してみた」
彼が瓶を振ってみせると、中の生き物も緩く蠕動する。
出来損ないの肉塊にはいくつも目が付いていて、それぞれが独自で動く。
「まあ後でもう一つ使う予定なんだが、コイツの特性は……」
蓋を数回捻って外し、その後で床に放り投げる。
軽い音をたてて蓋が転がっていった後、彼は瓶の中から1匹の塊を取り出す。
目がぎょろぎょろと回転し、肉塊全体がびちびちとのたうつ。
時折ぼたぼたっと垂れ落ちる液体は粘性を持った紫だった。
「ニンゲンのある感覚を狂わせるんだよ」
摘み上げた1匹の蟲をスラストは愛の鼻先にまで持っていく。
目と同じ高さにさらされ、愛の目線が蟲のそれと重なり合った。
「ひぃっ」
「こいつをちょっと入れてやるだけなんだけどな……それでも、普通のニンゲン達じゃあ廃人になっちまってつまらなかったところなんだ」
下級淫魔に分類されるこいつらは、寄生した部位によって効果が異なる。
神経に取り付けばその微弱な電気信号を改変し、筋肉に寄生すれば自ら発する電気信号で周囲の筋肉を動かす。
脳に取り付いてしまえば完全に人間を支配下におくことすらできる。
しかし傷でもない限りその頭の中枢部にはたどり着けないのだ。
646 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:25:48 ID:JzMUwfD1
上級にもなれば魔力の効果で脳を支配するのも簡単になるのだが。
単純な用途にしか用いられないそれだったが、この場合はスラストの目的と用途が合致した。
『ニンゲンの感覚を狂わせ、未知の快楽に酔わせる』
悪魔では珍しくないが人間であれば異常極まりない性癖が、スラストを動かす。
「さて、じゃあこれを……」
愛が目を逸らそうとするも、顎を引き寄せるように前面に向ける。
柔らかい肌に悪魔の指が食い込み、形を変えさせる。
「入れてやる」
反対の手で持っていた蟲が顔にじりじりと寄せられる。
それは動きを増し、震動によって口の周りに分泌液が飛び散った。
「……っ!!!」
愛は口にそれが入らないようにきっと口を引き結ぶが、スラストはそれを目ざとく見つける。
口元を楽しげに歪めながら、蟲をその小さい唇に押し付ける。
「ほら、これを今からお前の中に入れてやるよ」
「っ!!…っ……!!」
ピチピチャと肌にあたる感覚は水気を含み、少しではあるが吸いつく感覚を伴う。
「別にいくら我慢してもいいんだぞ?口にコイツが入らないようになぁ……」
その声はとても楽しげであるが、顔を歪めて蟲を拒む愛にはそれが届いたどうか。
蟲の口に当たる先端部を持って唇の形になぞる。
その度におぞましさによって寒気が背筋を走り抜けた。
「大丈夫だお嬢さん。これを入れるのは口じゃないから」
スラストは蟲を上唇の上に散々塗りたくり、抵抗する愛の表情をたっぷり楽しんだ後―――
――蟲を、鼻に突きこんだ。
「んんっ!!! ん!! んんん!!」
その感覚は、今まで味わった事も味あわされた事も無い未知の感覚だった。
粘膜と粘膜が触れ合う何ともいえない感覚。
自分の意思でならともかく、他人にされるそれは精神的にとても受け入れられるものではない。
(な、何っ!? は、鼻の穴っ、にっ、何、蟲!? 蟲がっ、鼻に)
口の周りに散々塗りつけられた液体はまだ残っていて、口を開け悲鳴を上げようとした愛の口に入り込む。
その苦味のような奇妙な味に構っていられず、愛はただ嫌悪感のみを口にする。
「……んぶっ、ん、ぶ、んあっ、いやあっ!! いやっ、ああああああぁあっ!!!!」
鼻に入り込んだ蟲はうねうねと回転しながら身じろぎし、奥へと進もうとする。
両方の穴を封じられ、そして中から蹂躙される体験に、愛の開かれた目から涙がこぼれる。
「ぅあ、べぁ、はぉっ、うっ、おぁっ、かはぁっ、んおおおっ」
両穴を完全に閉ざされてかなりの窒息感を感じ、必死に口を開け空気を求める。
涎と分泌液が出された舌から滴り落ち、身体が汚れるのも構っていない。
(何、え、、も、考え、られ、ひぐ、うが、え、あ、あう)
思考が苦痛と共に白んで、まともな言葉が発せなくなっていく。
「うあ、……んごぉ、ぁう、え、はぁっ、へっ、へぁっ、あ あ あ」
蟲の尻尾はもう見えなくなっていて、鼻腔まで到達したことがわかる。
完全に定着するまでにはもう少しだけ時間がかかるはずだった。
647 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:26:51 ID:JzMUwfD1
「まぁ待てや、お前らはまた使ってやるから」
スラストは暴れる他の蟲を瓶に戻しながら少女の様子を眺めた。
身体がびくびくと震え、口からだらしなく涎を垂らしている。
「あ……ぅ…ぁ……えぁ………」
口からは意味を持たない言葉しか発せられず、目にいつもの光は宿っていない。
ゲームなんて言って始めたが、スラストにはそんな事をする気は全くない。
2人とも、いや5人全員生かしておく計画であるし、ブルーの担当であるドーアはブルーを悪質に堕とすのに熱中している。
他の担当達も独占欲が強く、一度手に入れた獲物達を生かさず殺さず嬲るのが趣味だ。
それはスラスト自身も同様であったし、愛に対しても相当酷い事をするつもりだった。
それに重要なのは、愛の精神力である。
(耐えてもらわないとつまらんからな……)
自分が生き残っているのは、向こうで相手が生きているお陰だ。
そういう意識が在り続ければあの屈服しようとしない目が見られる。
如何なる手段を持ってしても砕けない強固な意思。
それを壊す瞬間に、スラストは最上の愉悦を感じるのだ。
「さて、このお嬢様をどうしようかね……時間をかけるか…それとも…」
「……あ……ぁ…う………ま………ない……」
「お?」
スラストが思案している最中に愛は何とか意識を取り戻し、声を絞りだそうとした。
体は鉛になったかのように重く、とても動いたりできるレベルではなく、ましてや戦闘など話にならない。
そんな状況でも、『抵抗しなくはいけない』という意志だけは残っていた。
鼻から突き込まれた蟲が何の為の物かは知らないが、屈するわけにはいかない。
「気が付いたのか?早いなあ、おい。流石は正義の味方サマだなあ?」
口元を楽しげに歪めながら愛を嘲笑うスラスト。
ほぼ人間と同じ容姿をしているだけに、その口が耳まで吊りあがる笑いはおぞましいものだった。
「…ま……けな……い…ん…だから……ぅ…」
悪魔は必死に体を動かそうとする愛の脇にしゃがみ込み、顔を覗き込んだ。
「クカカカッ!! あんなキツい思いさせたのに目が生き返っちゃってるねぇ!! じゃあ……」
顔に優しく触れ、愛でる様に頬を撫でてやる行為。
狂気に笑う彼の表情とは矛盾した、人間的な行為。
そんな行動に愛が何かを考える暇も無く、スラストは次の言葉を吐き出した。
「とりあえず、犯されるってのはどうだい?」
648 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:28:19 ID:JzMUwfD1
(………?………)
一瞬だけ 反応ができなかった
思考が靄に迷い込んだ。
何故今までこうならなかったんだろうか?
良く考えればこうも回りくどい真似をされる前に腹を括ったことだったのだ。
悪魔達に捕らえられた時点で、いや、もっともっと前の時点で。
人々を殺め犯し破壊する悪魔達を相手に戦うと決めたあの日から、女であることは捨てた筈だ。
あの日一緒に出かけていた女の子とはぐれてしまった時。
彼女を探し回っていた時、不意に訪れた爆音と閃光、衝撃と、黒い影達。
友人がボロボロに犯されていく瞬間をまざまざと見せ付けられた、あの地獄。
こちらを見ている瞳が涙で曇り光をなくしていく様子。
頭の中で何かが切り替わり、限界を越えた時。
あの時目覚めた力は、何千人もの命を救う為に今まで行使してきた。
そうだ、彼女の様な人を出してはいけないのだ。
あの時味わった途方も無い恐怖、友人が目の前で汚される悲しみ、何もできない自分への憤怒。
夜の闇より黒い絶望を乗り越えて、今ここに居る筈だ。
アレに比べればどんな事も耐えられる。
そうだ、かんたんなことジャナイカ。
私は悪魔達には絶対に屈しない。
あんなフウになりたくない。
絶対に耐えて、皆を、世界を守らなきゃいけない。
このチカラがあるんだ。
そうだ。私は―――
「……アンタなんかには、絶対負けない!!」
いきなり大声を出した愛に、覗きこんでいたスラストは一瞬動きを止めた。
驚いた様子も呆れる様子も無く、ただ動きを止める。
「…もう首まで戻ったか。頃合いだな」
笑った表情はそのままに、声色も全く変わらずに、スラストは楽しそうにしている。
そしてごそごそと取り出したのは、其の部屋にも、彼にも全く似つかわしくない、白い小瓶だった。
649 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:28:59 ID:JzMUwfD1
「何っ…犯すんでしょ?…やるならやればいいじゃない!!」
「反抗的だねぇ。あと言ってなかったが、犯すといっても俺がやるわけじゃないからな」
小瓶の蓋をゆっくりと緩慢に開ける彼の行為は、愛の目には奇妙に映った。
ゆっくりと、ゆっくりと蓋が捻られていく。
それと同時に彼の笑みはますます歪んでいった。
妖しく歪む愉しげな笑みに、愛が顔に少しの不安を浮かべたとき、蓋が全て抜けきった。
その中に入っているものが何なのか、首までしか支配権が戻らない愛には確かめようが無い。
(……ッ!!!!)
青臭い、独特の香り。
生臭いその液体が、スラストの持っている瓶から垂れ落ちていく。
布の切れ端に吸い込まれ染み込んで行ったどろどろとした液体は、
しだいに粘度を増してゲルのようになっていく、白濁したそれは、
知識が無い訳ではない。
救助した女性を手当てする際、嫌でも始末しなければならない、その汚液。
そして、奴等があの友人を汚していった光景がフラッシュバックする。
あの時彼女に纏わり付いていた、いくら綺麗にしようとも残っていた匂いが。
この鼻につく、嗅ぐだけで胸焼けがするような腐臭を放つ液体は、
悪魔達にしか出せないだろう、信じられないほど濃密な匂いを発する――
―――悪魔の、精液だ。
(嫌……何…何をしようと……駄目だ…しっかり、しないと…)
黒い布地は白い液体を吸い込み、先ほどよりも濃くなったように見える。
あの嫌な匂いを発する液体をたっぷりと含んだ布切れ。
なんとか首を動かして匂いを避けようとするが、顎を捉えた男の手がそれを許してくれない。
呼気に紛れてむせ返るような精臭が鼻へと届き、鼻腔に吸い込まれ―吸い込まれ――
(う、く、臭……く…………え?……あ?あ あ あ)
愛が知覚したのは悪臭ではなかった。
(これ……な、に…………? あ、たまボーっとしちゃ、あ、あ)
まるで極上の香を嗅いだかのように、甘美な匂いが頭の奥まで侵食してくる。
鼻を突く筈の匂いに、何故か下腹部が軽く痺れだす。
必死に別の方向を向こうとしていた力も、簡単に抑え込まれてしまった。
「う……ぁ…はぁ……な、な……んん!」
瓶が見えるところまで回転させられた時、意識していない筈なのに鼓動が高鳴った。
白い液体から目が離れなくなり、ますます匂いは強くなる。
(え……なによ、う……ぁはぁ……いい…ぁ…)
「どうだい?悪魔の特濃精液だぜ。もうイきそうかい?クカカ」
「くっ……っぁああぁぁあぁっ…ううぅっ……!!」
否定も反論もする前に、更に強い波が彼女の体を犯し流していく。
香草の匂いをを吸った時の様な爽快なものと、ひどく甘い甘露のもたらす感覚が同時に襲ってくる。
ただ、息をするだけで、匂いが体内に取り込まれ、そしてとてつもない快感をもたらした。
「ううぅ…ぁ……すうぅぅぅっ…ん…ぁあ………すぅううぅ……はぁあああぁあっ…」
大きく吸えばそれだけ精液の腐臭は鼻の奥へ届き、頭がいっぱいになる。
同時にその匂いは肺に届き、そこの細胞へも浸透していく。
その様を見ながらスラストは笑った。
650 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:30:17 ID:JzMUwfD1
人間の生きていく上で必要なもの、多くある中で最も重要なもののひとつが、呼吸である。
生命活動を行ううえで絶対に必要なこの行為を、スラストは性行為と同じ快感が得られるように愛を改造しようとしていた。
「すううっ……はぁあぁぁん…んんん……ぁあああぁぁ………」
鼻から抜けてくる匂いは何の抵抗もなく脳へと染み込んでいく。
普通の人間になら悪臭にしかならないが、愛の体には寄生虫が住み着いている。
鼻から侵入し鼻腔へとたどり着いたそれは、そこで体を同化させた。
そして、更なる侵食を開始する。
神経系との癒着、その拡大。及び、神経の肥大化。
本来脳へ寄生してしまえば早いのだが、頭蓋骨によって閉ざされた脳への寄生は時間がかかってしまう。
そのためこの蟲は比較的表層の神経を住処とし、嗅覚を敏感かつ狂わせることに特化している。
使用者の意のままに、どんな悪臭だろうが嗅いだだけで特上の快感が得られるように操れるのだ。
「んぁああぁぁ……ぁ、ぁぁ、んんんんぅ……すぅっ…はあああぁああああぁぁあぁ………」
暴れていた時の荒い呼吸はどこへやら、愛は今や息を吸い込むことしかできなくなっていた。
顔は幸せそうに緩み、反抗的だった目もすっかり力をなくしている。
「クカカカ、もうすっかり虜だナァ?そんなに気に入ったか?」
スラストの笑い声にも全く反応せず、愛はただただ精液の匂いを嗅ぎ続ける。
意識から他の物を全て締め出し、目の前の白濁液に夢中になっていた。
「うぁあああ……ぅううん……ぁはぁあ……」
「この顔、さっきのお前に見せてやりてぇなぁ?」
本人は気が付いていないが、今の表情は完璧に蕩けてしまっている。
嗅覚を支配され、愛の頭の中は匂いでいっぱいだった。
まともな言葉も吐けず、ただ匂いを嗅ぐ人形。
そんなものは、スラストの望んでいたものではない。
651 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:30:39 ID:JzMUwfD1
「じゃあここらで終いだ、お姫様」
「…す……ん……ん…ぅあ…?」
息を吸い込んだ途端、愛は違和感を覚えた。
状況を理解しているわけでもなく、掛けられた言葉を理解したわけでもない。
ただ、目の前の瓶から漏れる筈の強烈な匂いが、途切れただけだ。
その瞬間、靄がかかっていた視界がクリアになり、桃源郷から元の部屋へと引き戻された。
「……ぁ……?」
(……え…わ、私……何を………してたの?)
記憶も視界も白んでいて、スラストに何をされていたのか全くわからない。
覚えているのは真っ白になった後の、ひたすら嬉しいような感情のみ。
ただ、頭の奥がぼうっとして重い。
「なあ、コイツの香りはどうだった?」
視線の先には悪魔と、その持つ白い液体が入った瓶。
ちゃぷちゃぷと揺すられる液体は、粘度をもった悪魔達の精液だ。
これを差し出された後何をしていたかが朧気に霞んでしまっていた。
「ふんっ……た、たいした事ないわよこんなのっ!!」
「……へえ」
実際大した事はない、と愛は考えていた。
何か感覚が麻痺したような、そんなもどかしい感覚がどこかに残っているが、気にするほどではない。
先ほど蟲を入れられた時のような苦痛を与えられたわけでもない。
記憶が曖昧であり判断材料とその判断を狂わされていたのは間違いないのだが――愛はそれすらも気が付いていなかった。
そして、「苦痛に耐えられれば勝ちだ」という根本的な考えも。
「もう近づけないでよっ!!そんな臭くて汚らわしいもの!!」
「汚らわしい、ねえ……」
一体どの口が、と考えながらスラストは瓶を再び取り出した。
「お前に寄生させた蟲の大好物が、この精液なんだがな」
「っ!!……いい趣味じゃない、それでどうしようってのよ」
「ここまで強気なのも珍しい……いや、それだけ自身があるって事かねえ――まあいい。とりあえずこれは今、お前の大好物でもあるわけだ」
「何…それ…」
「わかるかな?お前が一度口にしたら最後、これがなきゃ生きていけなくなるのさあ」
「っ」
口にされた内容は、つまりは目の前の液体を飲んでしまえば―――全てが終わる。そういうことか。
愛の頭はこれをどうやって回避するか、必死になって考えていた。
652 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:31:42 ID:JzMUwfD1
アレを飲まされたら終わり。
口を開かなければ液体が口に入ることはないだろう。
しかし先程は口に入れられたわけでもないのに意識を飛ばされた。
おそらくは、匂い、それのみで。
匂いなんてどうやったら回避できるのだろう。
体の自由が戻らない状態では、鼻を塞ぐという事はできない。
じゃあどうすればいいのだろう。
ニヤニヤしているスラストと、あの白い、濃い液体の瓶が目の前にある。
あれを飲んでしまったら、あの甘美な香りが鼻腔を通り抜けたら、頭が壊れてしまうのではないだろうか。
一口、一口でも垂らされたら、また意識が飛んで幸せな気分になってしまう。
その後何をされるかわからない。
あの甘い匂いが、口の中に広がってしまう。
仲間を助けることもできない。
口が、口が、匂いが。
目の前がボウ、と霞んでいく気がした。
何かをしなくちゃいけない。でも、何をすればいいんだっけ?
目の前の男は瓶の蓋を開いて何をやっているんだろう?
どうでもいい。
匂いがする。
嗅ぐだけで脳が蕩けて何も考えられなくなる。
……ああ、良い匂い。
臭い、本当に臭くて、思わず噎せそうなくらい臭い。
良い匂い、嫌な匂い。
どうでもいい。
においがする。
嗅ぐだけで幸せな、においが。
舌が ひとりでに 瓶から垂れ落ちる一筋の甘露を 絡め取っているのが見えた。
―――ああ、おいしい
653 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・黄の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:32:21 ID:JzMUwfD1
「……」
床に零れた精液を舐め取り、愉悦で体を痙攣させる女を、スラストは眺めていた。
ビクビク、ビクビクと震えているその表情は、酷く幸せそうだった。
舌を口から零し、唾液を先から垂らし、愛液がスーツと床一帯を水浸しにしている。
既に寄生虫の神経は鼻から口、舌へと広がりつつあり、味でさえも操るまでになっていた。
「……ク、ククカカカッ」
肩が小さく揺れ、笑いが漏れ出す。
まだだ。
後はこいつに付いた蟲を調教し直し、精液を思いながら人を斬る戦士に作り替えなければいけない。
あれだけ抵抗したんだ。
蟲の制御ができれば精神を元に戻すことはできる。
そして再び抵抗心ごと、精神を叩き折る。
これはまだ前段階だ。
屈服するには、まだもう少し。
―――人類の希望はまた一つ、明かりを消す。
桃の章に続く。
654 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2008/07/25(金) 21:33:07 ID:JzMUwfD1
ではまた。
これを機に職人さんが多く降臨すればいいですね。