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(蛇化)
30 名無しさん@ピンキー sage 2014/01/03(金) 15:13:30.31 ID:XqXkKlwW
>>27-28
とりあえず書いてみたんだがどう寄生するかの描写が難しくてこうしか書けなかった
このレベルでいいなら書けるけど需要あるのかこれ
31 名無しさん@ピンキー sage 2014/01/03(金) 15:33:18.05 ID:kDmEr83t
大まかなあらすじの投下もアリじゃないかな
それを下地に誰かが閃くこともあるだろうし
48 名無しさん@ピンキー sage 2014/01/06(月) 01:54:53.39 ID:+5rqL6R8
>>31
あらすじと完成品の間くらいのだけどこんなんでもいいのかな
妊娠2ヶ月くらいの女性が人気のない林の中を歩いていたら、急に5mはある大蛇が現れた。
大蛇はその妊婦に巻きつき、お腹へと牙を突きたて何かを注入、妊婦はそのショックで気を失った。
その後、たまたま通りかかった人の通報で病院へと運ばれ検査した結果、母子共に異常は見当たらなかった。
数ヵ月後、他の子と特に変わりのない元気な女の子が生まれた、亜実と名付けられた。
そこから18年が経ち、亜実は大学へ入学した。
そんなある日、バイト帰りの夜道で男2人組に襲われた。
抵抗できないまま廃墟に連れて行かれ、服を剥ぎ取られ、挿れられ、中へ出された。
すると突然、亜実の体に異変が起こった。
亜実の体内で何匹もの蛇が蠢き始めた。
蛇の通る場所の皮膚が盛り上がるので周りから見ても何か蠢いているのがすぐにわかった。
急にその蠢きが止まったかと思うと、亜実が気を失った。
2本の足が癒着し始め、細長くなり鱗が生えた。
胸も大きくなり、牙も生え、目も猫のような金色に縦の瞳孔になった。
そして突然起き上がったかと思うと、男の内1人に尻尾で巻きつき絞め殺した。
さらに残りの男の下半身に巻きつき逃げられないようにした。
「フフフ、さっきまでの分を体で返してもらおうかしら」
終わり?
>>27-28
とりあえず書いてみたんだがどう寄生するかの描写が難しくてこうしか書けなかった
このレベルでいいなら書けるけど需要あるのかこれ
31 名無しさん@ピンキー sage 2014/01/03(金) 15:33:18.05 ID:kDmEr83t
大まかなあらすじの投下もアリじゃないかな
それを下地に誰かが閃くこともあるだろうし
48 名無しさん@ピンキー sage 2014/01/06(月) 01:54:53.39 ID:+5rqL6R8
>>31
あらすじと完成品の間くらいのだけどこんなんでもいいのかな
妊娠2ヶ月くらいの女性が人気のない林の中を歩いていたら、急に5mはある大蛇が現れた。
大蛇はその妊婦に巻きつき、お腹へと牙を突きたて何かを注入、妊婦はそのショックで気を失った。
その後、たまたま通りかかった人の通報で病院へと運ばれ検査した結果、母子共に異常は見当たらなかった。
数ヵ月後、他の子と特に変わりのない元気な女の子が生まれた、亜実と名付けられた。
そこから18年が経ち、亜実は大学へ入学した。
そんなある日、バイト帰りの夜道で男2人組に襲われた。
抵抗できないまま廃墟に連れて行かれ、服を剥ぎ取られ、挿れられ、中へ出された。
すると突然、亜実の体に異変が起こった。
亜実の体内で何匹もの蛇が蠢き始めた。
蛇の通る場所の皮膚が盛り上がるので周りから見ても何か蠢いているのがすぐにわかった。
急にその蠢きが止まったかと思うと、亜実が気を失った。
2本の足が癒着し始め、細長くなり鱗が生えた。
胸も大きくなり、牙も生え、目も猫のような金色に縦の瞳孔になった。
そして突然起き上がったかと思うと、男の内1人に尻尾で巻きつき絞め殺した。
さらに残りの男の下半身に巻きつき逃げられないようにした。
「フフフ、さっきまでの分を体で返してもらおうかしら」
終わり?
(昔話風)
26 名無しさん@ピンキー sage 2014/01/02(木) 23:56:06.81 ID:bk/ZqY/i
昔話風のSS作ったら面白いんじゃないかという発想から変なSSできた
昔々、あるところに、お爺さんと孫娘が住んでいました。
お爺さんは山へ柴刈りに、孫娘は川へ洗濯に行きました。
孫娘が川で洗濯をしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が流れてきました。
孫娘は大喜びで桃を拾い上げ、家へと持って帰りました。
お爺さんと孫娘が桃を切ってみると、中から何本もの触手が現れて孫娘が中に引きずり込まれました。
切ったはずの桃が硬く閉じられ、中は触手から放たれた液体で満たされました。
孫娘の服が溶け裸になり、全身の穴に触手が突っ込まれてそのまま体中へと根を張っていきました。
外側の桃は皮膚と同化して大量の桃色の触手へと変化しました。
桃娘へと変化した姿を見たお爺さんは腰を抜かして動くことができません。
桃娘はお爺さんに触手を何本も刺し、全ての精力を吸い取りました。
そして、勢力を拡大するために鬼退治をして宝を奪い取ることにしました。
道中で犬・サル・雉にきせい団子をあげて仲間に引き込みました。
鬼が島では触手の力になすすべもなく鬼は全滅し、宝を持ち帰ったとさ。
めでたしめでたし
昔話風のSS作ったら面白いんじゃないかという発想から変なSSできた
昔々、あるところに、お爺さんと孫娘が住んでいました。
お爺さんは山へ柴刈りに、孫娘は川へ洗濯に行きました。
孫娘が川で洗濯をしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が流れてきました。
孫娘は大喜びで桃を拾い上げ、家へと持って帰りました。
お爺さんと孫娘が桃を切ってみると、中から何本もの触手が現れて孫娘が中に引きずり込まれました。
切ったはずの桃が硬く閉じられ、中は触手から放たれた液体で満たされました。
孫娘の服が溶け裸になり、全身の穴に触手が突っ込まれてそのまま体中へと根を張っていきました。
外側の桃は皮膚と同化して大量の桃色の触手へと変化しました。
桃娘へと変化した姿を見たお爺さんは腰を抜かして動くことができません。
桃娘はお爺さんに触手を何本も刺し、全ての精力を吸い取りました。
そして、勢力を拡大するために鬼退治をして宝を奪い取ることにしました。
道中で犬・サル・雉にきせい団子をあげて仲間に引き込みました。
鬼が島では触手の力になすすべもなく鬼は全滅し、宝を持ち帰ったとさ。
めでたしめでたし
虫核闘少女
12 虫核闘少女 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 00:15:50.74 ID:I0X8zRPm
#HRスレで増殖女王という未完タイトルを執筆していたものです
#リハビリがてらスレ汚し失礼します
時は中世、西洋風、魔物と魔法が飛び交うファンタジックな世界、田舎の村外れの草原。
少女が自らの病弱な身体を改善し、あわよくば挌闘家となるため修行していた。
幼児にすら負ける虫相手に、だが・・・
「はーっ、はーっ、しんどい、よぅ」
弱った甲虫相手を緩慢とした動作で蹴り、もとい撫で続ける。
少女と虫の根比べは少女に軍配が挙がる。
虫はその場で動かなくなった。
「3日やってるのに、もう、耐えられない・・・」
限界を向かえてその場に座り込んだ少女は、膝丈の草を布団代わりに眠り始めた。
13 虫核闘少女 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 00:18:29.04 ID:I0X8zRPm
#トリ←がタイトルです
種の生存本能と偉大なものである。
常に危険な環境であろうとも、たとえ自ら命を落とそうとも子を残させる。
ここにいる甲虫も、身に宿る新たな命を放ちはじめていた。
体長3cm、親の20分の1の大きさの芋虫たちは、親の最期の力によって生を受けた。
ただし、早すぎる出生に耐えられなかったものが出るのは自明である。
他の兄弟が散っていくなか、息絶えた親の元に二匹の奇形の幼虫が残っていた。
芋虫とは形容しがたい歪な姿をしたそれらは、なにもしなければ数時間で死ぬ運命だった。
のたうちつつ、目指した先は何故か眠っている少女であった。
150cm程度の慎みのある体系であった彼女の臀部にたどり着くと
そこから倍以上の時間で膣に潜り込んだ。
母胎に帰りたかったであろう二匹が潜り込んだ身体。
そこはエデンの地ではなく、焼き払われようとしているソドムであった。
14 虫核闘少女 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 00:22:22.05 ID:I0X8zRPm
少女の身体。
この少女自身も早い出生を迎えた身であった。
目に見えぬ、不完全な体の仕組みは少女の体力を奪っていた。
身体を鍛えて身体を直そうとする少女は、消えかけたロウソクに等しい状態であった。
そんな見知らぬ身体の状態を感じ取ってなお、帰りたい二匹は昇っていき
ついにそれぞれが、片方づつ卵管の行き止まりに到達する。
・・・この虫は菌を食べる従属栄養生物であって、寄生者ではない。
よって人間に取り付いた所で、どうにもならない。
神の摂理により決められた生存本能に基づいて、卵巣への扉は
開かれてしまった
15 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 01:05:18.67 ID:I0X8zRPm
#タイトル外しました。現在進行中でテキストファイルに書きながら投稿しています。
扉を開かれた二匹は、それぞれの卵巣にたどり着き
未分化の生殖細胞に包まれながら、息絶えた。
・・・トランスポゾンを知っているだろうか?
トランスポゾンは遺伝配列を組み替える遺伝配列である。
奇形の二匹の体内では正常な幼虫に比べて、ありえない量が生成されていた。
トランスポゾンの袋といってもいいだろう。
死んだ二匹の身体は、自己消化により崩れ始め
少女の卵巣に、二匹の細胞の中身がぶちまけられた。
免疫で排除され、それが無理でも副反応により少女が死ぬだけである。
だが、少女の内部は不完全であった。
奇形の使者の伝達物は、受け取り拒否されることなく卵巣内の隅々まで届き
少女の記録はずたずたに切り裂かれはじめた
16 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 01:07:12.72 ID:I0X8zRPm
ある細胞はずたずたに崩れて崩壊し
ある細胞は隣の細胞と融合し
ある細胞は、わけの分からない伝達物を出荷しはじめ
そこは神さえも先のわからぬ異形のるつぼと化した。
1時間後、形容しがたいるつぼは姿を消し
一見すれば、元の静寂を取り戻した卵巣がそこにあった。
いや、卵巣のようなものであるか。
ともかく統制を取り戻した卵巣は、先の少女の身体の状態を知っていたかのようだった。
まず、各種化合物や情報伝達を駆使しはじめた。
生き残るために。
17 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 01:21:52.96 ID:I0X8zRPm
まず、卵巣が行ったことは改造・・・ではなく少女の治療であった
統制の取れていない少女の身体に指示を出した。
外敵の扱い方、他の細胞との正しい連携の仕方等・・・
さらに3時間後、少女は目を覚ました。
「う、うーん・・・よいしょっと」
身体を起こして立ち上がると、全身の倦怠感が消えていた。
いくら(常識的な範囲で)動いても、息が乱れることなく、
「走れる、飛べる、動き回れる!別の身体みたいだよっ・・・」
代わりに歓喜の嗚咽をあげる、その身体の中で。
倍以上の血管を集めた二つ卵巣が脈動していた。
「・・・あっもう帰らなきゃ」
夕日のさす草原から、少女は村へと戻った。
20 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 01:58:02.68 ID:I0X8zRPm
夜、涙を流して歓喜する両親と量が増えた夕食を迎えた後
水浴びのため川へと向かった。
川の水は清浄であるが冷たすぎず、心地よい水浴びとなった
「ん・・・?なにかな、これ」
性に限らず篭もりきりで知識の疎い彼女には
閉じた陰唇から止めどなく溢れる、オリモノの異常を認識できなかった。
「一杯出る、おもしろい~」
川の横で放尿するようにしゃがみ込んだ彼女の足元には
陰唇から直接垂れ落ちた粘度の高い液体で、直径20cmの水たまりが出来ていた。
生理を向かえてない彼女は、好奇心のまなざしで股間を見つめ続けた。
もっとも、もう二度と生理痛に悩まされることもないだろうが。
21 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 02:00:27.61 ID:I0X8zRPm
オリモノを流し始める少し前、身体の状況を改善した卵巣は次の手をうった
まず最初に、月経開始を中止させた。
今後自らの活動において月経のサイクルは邪魔であり、
体力の消耗を防ぐ必要があるためだ。
そして、排卵のタイミングや生殖に必要な事柄を、るつぼの結果に沿ったものにするため
卵管を通じて粘液を送り込み始めた。オリモノの正体である
この粘液には、子宮内壁の充血を防ぎ崩れるのを阻止する効果。
それでいて、着床受胎の機能は維持する効果。
さながら交尾排卵動物のような機能を持たせることができた。
やがてオリモノが陰唇を湿らせる程度に量を減らすと
興味を失った少女は、再び水浴びを始めた。
39 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/05(日) 20:30:52.67 ID:vp1aOuZ7
#虫核闘少女
夜遅く、寝所にて少女が夢を見ている頃。
卵巣は次の手をうちはじめていた。
生殖本能によってたつ器官ではあるが、虫と少女の出自が影響したのであろう。
卵巣は繁殖よりも、まず生き残ることを目標に活動していた。
抑制された少女の心を改善するため、選択的なレセプターの阻害剤を放出し。
昼間行った治療をさらに発展させていた。
より活動的になるように。より遺伝子情報を取り込む機会を増やすように。
そうした上で生殖活動ができるように。
安らかな寝顔を浮かべている少女は
腰を浮かせて、断続的に振るえていた。
それから一月後、少女は村から旅立つ
40 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/05(日) 20:34:44.22 ID:vp1aOuZ7
朝日の中、両親との別れで赤く腫らした目をこすり
格闘家への決意も新たに、少女は近くの街へ向かうことにした
村と街との距離は徒歩で二日かかるほどの距離であるが
家が貧乏であるため、ほぼ着の身着のままの状態である。
少女にあるのは着ている服と二食分の食料のみであった。
服といっても、皮で出来たヘソ出しのトップスと太股中間丈のミニスカートである。
家畜の皮で出来ているので、これでも村では晴れ着の部類であった。
ショーツやブラを身につけたことなど、ありはしない。
村から出て2時間ほど立った頃、湿地帯へと差し掛かったとき。
目の前の湿地から、少女の倍の大きさの蛙の魔物と出くわした。
41 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/05(日) 20:39:01.40 ID:vp1aOuZ7
「うわっ大きい・・・」
息を飲む少女に向かって、舌をのばす。
反射的に飛び退き、距離をとった。
蛙の魔物は尾を付き、前足を挙げて少女を見据える。
少女の飛び込みに対して、のし掛かるつもりのようだ。
蛙は再び舌を伸ばしたが、少女は飛び込みの予備動作を行った。
バランスの悪い上での舌の一撃は見切られ、少女のよこを掠めた。
「ええーいっ」
間をおかず、少女は蛙の頭目掛けて大きく跳んだ。
慌てて蛙は舌を戻したが、開いた口のすぐ上を少女の体当たりが見舞う。
蛙は仰向けに倒れ、少女は馬乗りになった。
その動きを卵巣は逃さなかった。
42 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/05(日) 20:40:04.54 ID:vp1aOuZ7
蛙に殴りかかる少女の血管で目まぐるしく化合物が駆け巡った
少女の脳は”強制的に”興奮状態が維持された。
蛙を倒すまで些事に構うことはないように。
「やあっ!おりゃあっ!」
少女の蛙への攻撃は、実際には効果がなかった。
体長半分以下の少女の拳は、弾力のある腹に阻まれている。
だが、膣から分泌されるオリモノによって身体の動きは封じられている
オリモノには催淫、麻痺の成分が含まれていた。
催淫作用によって蛙の生殖器が勃起されていく。
伸長するうち、少女の膣に入り込んだ。
43 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/05(日) 20:43:03.52 ID:vp1aOuZ7
膣が完全に生殖器で満たされると
分泌液の作用が昇圧、心拍数増加に切り替えられた。
血の巡りに後押しされ、蛙は少女へ射精した
しかし、過度の興奮により少女は異変に気づかなかった。
次々と射精される精液から、大量の精子が押し寄せた。
卵子ではなく、変質した卵巣へ。
卵管から入り込む精子が、次々卵巣の細胞へと取り込まれた。
必要な情報量を子宮へと収めた後、分泌液の作用が切り替わった。
致死量の猛毒。水溶性で、微量ではあるが
皮膚での物質交換が盛んな両生類には致命的である。
蛙は、白目を剥いて息絶えた。
44 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/05(日) 20:49:58.77 ID:vp1aOuZ7
「やったぁ!」
初めての勝利に勝ち鬨を上げて立ち上がるが
少女の閉じた陰唇からは何も漏れず。
「うわっ、なにこれ気持ち悪ぅ~」
勃起した蛙の生殖器がしなびつつあった。
戦いで時間を消費したせいか
または一連の隠された行為で、か。
「あっ、もう頭の上にお日様が!」
少女は湿地帯を後にし街へと急ぐのであった。
腹部に僅かな膨らみを抱えて。
45 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/05(日) 20:51:12.02 ID:vp1aOuZ7
書き溜めたのはこれまでー
#HRスレで増殖女王という未完タイトルを執筆していたものです
#リハビリがてらスレ汚し失礼します
時は中世、西洋風、魔物と魔法が飛び交うファンタジックな世界、田舎の村外れの草原。
少女が自らの病弱な身体を改善し、あわよくば挌闘家となるため修行していた。
幼児にすら負ける虫相手に、だが・・・
「はーっ、はーっ、しんどい、よぅ」
弱った甲虫相手を緩慢とした動作で蹴り、もとい撫で続ける。
少女と虫の根比べは少女に軍配が挙がる。
虫はその場で動かなくなった。
「3日やってるのに、もう、耐えられない・・・」
限界を向かえてその場に座り込んだ少女は、膝丈の草を布団代わりに眠り始めた。
13 虫核闘少女 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 00:18:29.04 ID:I0X8zRPm
#トリ←がタイトルです
種の生存本能と偉大なものである。
常に危険な環境であろうとも、たとえ自ら命を落とそうとも子を残させる。
ここにいる甲虫も、身に宿る新たな命を放ちはじめていた。
体長3cm、親の20分の1の大きさの芋虫たちは、親の最期の力によって生を受けた。
ただし、早すぎる出生に耐えられなかったものが出るのは自明である。
他の兄弟が散っていくなか、息絶えた親の元に二匹の奇形の幼虫が残っていた。
芋虫とは形容しがたい歪な姿をしたそれらは、なにもしなければ数時間で死ぬ運命だった。
のたうちつつ、目指した先は何故か眠っている少女であった。
150cm程度の慎みのある体系であった彼女の臀部にたどり着くと
そこから倍以上の時間で膣に潜り込んだ。
母胎に帰りたかったであろう二匹が潜り込んだ身体。
そこはエデンの地ではなく、焼き払われようとしているソドムであった。
14 虫核闘少女 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 00:22:22.05 ID:I0X8zRPm
少女の身体。
この少女自身も早い出生を迎えた身であった。
目に見えぬ、不完全な体の仕組みは少女の体力を奪っていた。
身体を鍛えて身体を直そうとする少女は、消えかけたロウソクに等しい状態であった。
そんな見知らぬ身体の状態を感じ取ってなお、帰りたい二匹は昇っていき
ついにそれぞれが、片方づつ卵管の行き止まりに到達する。
・・・この虫は菌を食べる従属栄養生物であって、寄生者ではない。
よって人間に取り付いた所で、どうにもならない。
神の摂理により決められた生存本能に基づいて、卵巣への扉は
開かれてしまった
15 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 01:05:18.67 ID:I0X8zRPm
#タイトル外しました。現在進行中でテキストファイルに書きながら投稿しています。
扉を開かれた二匹は、それぞれの卵巣にたどり着き
未分化の生殖細胞に包まれながら、息絶えた。
・・・トランスポゾンを知っているだろうか?
トランスポゾンは遺伝配列を組み替える遺伝配列である。
奇形の二匹の体内では正常な幼虫に比べて、ありえない量が生成されていた。
トランスポゾンの袋といってもいいだろう。
死んだ二匹の身体は、自己消化により崩れ始め
少女の卵巣に、二匹の細胞の中身がぶちまけられた。
免疫で排除され、それが無理でも副反応により少女が死ぬだけである。
だが、少女の内部は不完全であった。
奇形の使者の伝達物は、受け取り拒否されることなく卵巣内の隅々まで届き
少女の記録はずたずたに切り裂かれはじめた
16 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 01:07:12.72 ID:I0X8zRPm
ある細胞はずたずたに崩れて崩壊し
ある細胞は隣の細胞と融合し
ある細胞は、わけの分からない伝達物を出荷しはじめ
そこは神さえも先のわからぬ異形のるつぼと化した。
1時間後、形容しがたいるつぼは姿を消し
一見すれば、元の静寂を取り戻した卵巣がそこにあった。
いや、卵巣のようなものであるか。
ともかく統制を取り戻した卵巣は、先の少女の身体の状態を知っていたかのようだった。
まず、各種化合物や情報伝達を駆使しはじめた。
生き残るために。
17 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 01:21:52.96 ID:I0X8zRPm
まず、卵巣が行ったことは改造・・・ではなく少女の治療であった
統制の取れていない少女の身体に指示を出した。
外敵の扱い方、他の細胞との正しい連携の仕方等・・・
さらに3時間後、少女は目を覚ました。
「う、うーん・・・よいしょっと」
身体を起こして立ち上がると、全身の倦怠感が消えていた。
いくら(常識的な範囲で)動いても、息が乱れることなく、
「走れる、飛べる、動き回れる!別の身体みたいだよっ・・・」
代わりに歓喜の嗚咽をあげる、その身体の中で。
倍以上の血管を集めた二つ卵巣が脈動していた。
「・・・あっもう帰らなきゃ」
夕日のさす草原から、少女は村へと戻った。
20 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 01:58:02.68 ID:I0X8zRPm
夜、涙を流して歓喜する両親と量が増えた夕食を迎えた後
水浴びのため川へと向かった。
川の水は清浄であるが冷たすぎず、心地よい水浴びとなった
「ん・・・?なにかな、これ」
性に限らず篭もりきりで知識の疎い彼女には
閉じた陰唇から止めどなく溢れる、オリモノの異常を認識できなかった。
「一杯出る、おもしろい~」
川の横で放尿するようにしゃがみ込んだ彼女の足元には
陰唇から直接垂れ落ちた粘度の高い液体で、直径20cmの水たまりが出来ていた。
生理を向かえてない彼女は、好奇心のまなざしで股間を見つめ続けた。
もっとも、もう二度と生理痛に悩まされることもないだろうが。
21 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/02(木) 02:00:27.61 ID:I0X8zRPm
オリモノを流し始める少し前、身体の状況を改善した卵巣は次の手をうった
まず最初に、月経開始を中止させた。
今後自らの活動において月経のサイクルは邪魔であり、
体力の消耗を防ぐ必要があるためだ。
そして、排卵のタイミングや生殖に必要な事柄を、るつぼの結果に沿ったものにするため
卵管を通じて粘液を送り込み始めた。オリモノの正体である
この粘液には、子宮内壁の充血を防ぎ崩れるのを阻止する効果。
それでいて、着床受胎の機能は維持する効果。
さながら交尾排卵動物のような機能を持たせることができた。
やがてオリモノが陰唇を湿らせる程度に量を減らすと
興味を失った少女は、再び水浴びを始めた。
39 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/05(日) 20:30:52.67 ID:vp1aOuZ7
#虫核闘少女
夜遅く、寝所にて少女が夢を見ている頃。
卵巣は次の手をうちはじめていた。
生殖本能によってたつ器官ではあるが、虫と少女の出自が影響したのであろう。
卵巣は繁殖よりも、まず生き残ることを目標に活動していた。
抑制された少女の心を改善するため、選択的なレセプターの阻害剤を放出し。
昼間行った治療をさらに発展させていた。
より活動的になるように。より遺伝子情報を取り込む機会を増やすように。
そうした上で生殖活動ができるように。
安らかな寝顔を浮かべている少女は
腰を浮かせて、断続的に振るえていた。
それから一月後、少女は村から旅立つ
40 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/05(日) 20:34:44.22 ID:vp1aOuZ7
朝日の中、両親との別れで赤く腫らした目をこすり
格闘家への決意も新たに、少女は近くの街へ向かうことにした
村と街との距離は徒歩で二日かかるほどの距離であるが
家が貧乏であるため、ほぼ着の身着のままの状態である。
少女にあるのは着ている服と二食分の食料のみであった。
服といっても、皮で出来たヘソ出しのトップスと太股中間丈のミニスカートである。
家畜の皮で出来ているので、これでも村では晴れ着の部類であった。
ショーツやブラを身につけたことなど、ありはしない。
村から出て2時間ほど立った頃、湿地帯へと差し掛かったとき。
目の前の湿地から、少女の倍の大きさの蛙の魔物と出くわした。
41 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/05(日) 20:39:01.40 ID:vp1aOuZ7
「うわっ大きい・・・」
息を飲む少女に向かって、舌をのばす。
反射的に飛び退き、距離をとった。
蛙の魔物は尾を付き、前足を挙げて少女を見据える。
少女の飛び込みに対して、のし掛かるつもりのようだ。
蛙は再び舌を伸ばしたが、少女は飛び込みの予備動作を行った。
バランスの悪い上での舌の一撃は見切られ、少女のよこを掠めた。
「ええーいっ」
間をおかず、少女は蛙の頭目掛けて大きく跳んだ。
慌てて蛙は舌を戻したが、開いた口のすぐ上を少女の体当たりが見舞う。
蛙は仰向けに倒れ、少女は馬乗りになった。
その動きを卵巣は逃さなかった。
42 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/05(日) 20:40:04.54 ID:vp1aOuZ7
蛙に殴りかかる少女の血管で目まぐるしく化合物が駆け巡った
少女の脳は”強制的に”興奮状態が維持された。
蛙を倒すまで些事に構うことはないように。
「やあっ!おりゃあっ!」
少女の蛙への攻撃は、実際には効果がなかった。
体長半分以下の少女の拳は、弾力のある腹に阻まれている。
だが、膣から分泌されるオリモノによって身体の動きは封じられている
オリモノには催淫、麻痺の成分が含まれていた。
催淫作用によって蛙の生殖器が勃起されていく。
伸長するうち、少女の膣に入り込んだ。
43 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/05(日) 20:43:03.52 ID:vp1aOuZ7
膣が完全に生殖器で満たされると
分泌液の作用が昇圧、心拍数増加に切り替えられた。
血の巡りに後押しされ、蛙は少女へ射精した
しかし、過度の興奮により少女は異変に気づかなかった。
次々と射精される精液から、大量の精子が押し寄せた。
卵子ではなく、変質した卵巣へ。
卵管から入り込む精子が、次々卵巣の細胞へと取り込まれた。
必要な情報量を子宮へと収めた後、分泌液の作用が切り替わった。
致死量の猛毒。水溶性で、微量ではあるが
皮膚での物質交換が盛んな両生類には致命的である。
蛙は、白目を剥いて息絶えた。
44 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/05(日) 20:49:58.77 ID:vp1aOuZ7
「やったぁ!」
初めての勝利に勝ち鬨を上げて立ち上がるが
少女の閉じた陰唇からは何も漏れず。
「うわっ、なにこれ気持ち悪ぅ~」
勃起した蛙の生殖器がしなびつつあった。
戦いで時間を消費したせいか
または一連の隠された行為で、か。
「あっ、もう頭の上にお日様が!」
少女は湿地帯を後にし街へと急ぐのであった。
腹部に僅かな膨らみを抱えて。
45 ◆/RE1yarz86 sage 2014/01/05(日) 20:51:12.02 ID:vp1aOuZ7
書き溜めたのはこれまでー
卒業研究
961 卒業研究[01/13] sage 2013/12/28(土) 19:49:32.16 ID:NrWYHkGk
カーテンの隙間から差し込む朝日で目が覚めた。研究室の泊まりこみもすっかり慣れっこ
になった。日差しの中に吐く息が白く見える。水の音が遠くから聞こえる。雪解け水が滝
になって落ちてくるのだ。春ももう間近。
仮眠ベッドの上でしばしボーッとしていると、ケトルの笛が聞こえてきた。奥の部屋から
私を呼ぶ声がする。
「忍っち、早く起きなよ。顔を洗って朝食にしよう」
時計を見るとまだ7時である。ベッドから抜け出し声の主のところまで行くと、院生の葵
先輩が朝食を用意していた。
サラサラの黒髪ストレートヘアをアップに束ね、服もばっちり決めている。柔らかそうな
セーターにふくよかな胸がカーブを描く。黒ストッキングが脚線美を演出。白衣を着てい
なければ完璧(パーフェクト)である。朝早いのにマメでしかも美人さんである。時々、何
故こんな美人さんが院生などやっているのか不思議に思うこともある。
「さてさて、食事にしようよ。今日は午後の講義までにチャッチャと片付けなきゃいけな
いからね」
おまけにウキウキである。そうそう。今朝は昼までに片付けなければならないことがある
のだ。
この研究室の室長は冴子教授。彼女の指導の下、私達はある研究をしている。現在
私は卒業研究の真っ只中である。今日は半月に一度の定期観察だ。被検体の様子
を観察し記録する。被検体とは……この私である。
まがりなりにもカメラに写るので、身支度はばっちり決める。決めたいのである。だけど
このクセ毛だけはドライヤーを持ってしてもいうことを聞いてくれない。数十分の格闘の
末に諦めて、撮影の準備に移る。
機材は葵先輩が準備してくれている。私は服を脱いでいく。着ているものは全て脱ぐ。
しかし今朝は少々肌寒いので、ストッキングだけは履かせてもらう。手も冷えるのでつい
でに手袋も。そんな私の格好に先輩はクスリと笑い、そんなセクシーな格好をするならと
ストッキングとおそろいの白いストッキング地の手袋をくれた。
何故おそろいの手袋を持っているのだろう。そんな疑問が顔に出ていたのだろう。
「それは私のストッキングだよ」と先輩が答えた。
やや、これは恥ずかしい。間違えた?先輩、後で洗って返します。
「いいよ、それは忍っちにプレゼントしよう」
先輩はクスクスと笑って上機嫌である。
「その白い手袋とストッキングは、君の小麦色の肌にとても似合ってるからね」
962 卒業研究[02/13] sage 2013/12/28(土) 19:51:52.81 ID:NrWYHkGk
裸身となった私は白いカーテンの前に立ち、気をつけ。目の前には、先輩と三脚とカメラ
が立っている。葵先輩は片手を挙げて合図を送る。
「じゃあ、撮るよ~」という間も無くいきなりパシャリ。被検体の全身を記録する。
先輩の背後に姿見がある。そこに被検体が映っている。クセッ毛栗毛のボブカットに白い
手袋白いストッキング。二つの胸のふくらみはこの一年で立派に成長した。以前の貧乳が
嘘のよう。
今度は腕を水平にあげてパシャリ。そのまま左右に向いてパシャリ。最後に背中をパシャ
リ。パッと見、普通の女性と変わらない姿だけど、私の身体には秘密がある。
被検体の全身像を撮影した先輩は、なにやらいたずらっ子の微笑み。
「忍っちは見られると興奮するんだねえ。最初の頃は初心(ウブ)だったのになあ」
恥ずかしくて血のめぐりが良くなってるだけです。
「血ねえ。下の一箇所に集まってるように見えるけどなあ」
嗚呼そうですよ。恥ずかしくて下腹部に血が集まってますよ。なにしろ私のアソコから明らか
に女性のモノではない肉塊が――芋虫の様なものが何本も――屹立しているんだから。
これが私の秘密。
私の体内には何種類もの寄生生物が住まっている。一年前に研究所に入ってから、寄
生生物を「飼育」し、身体の変化と寄生生物の生態を観察し記録する。それが私の卒
業研究だ。
「次は局部の観察だね」と葵先輩。
先輩の指示するままに移動し、診察台(代わりのソファー)の上で仰向けに寝る。すぐ隣に
先輩のデスクがあり、そこのディスプレイに私が映っている。先のカメラはケーブルでコンピュ
ータに接続されていた。ちょっと何ですか先輩、これってすっごく恥ずかしいんですけど。
「忍っちもよく観察しないとね。自分の身体なんだから」
そう言って先輩はカメラを私の乳房に寄せる。ディスプレイに桃色の大地が現れる。乳輪
が大写しである。そこに銀色に光るモノが飛び込んできた。冷たい!ピンセットである。
「乳胞蟲の胸部への寄生から8ヶ月。順調に生長中。外観には特に異常は認められず。
被検体も至って――調子はどう?」
すっごく恥ずかしいんですってば。
「ふむ、いい加減慣れてくれないとねぇ。――至って健康体。しかし綺麗に育ったね。柔
らかくて気持ちいい」そうレポートしながら先輩の手が私の胸を撫でていく。くすぐったいです。
「ずいぶん張ってきたね。だいぶ溜まっているんじゃないかな。さて、中はどうかな」
先輩は観察部位をピンセットで指し示しながらレポートを続ける。
963 卒業研究[03/13] sage 2013/12/28(土) 19:53:52.89 ID:NrWYHkGk
「乳輪と乳首もやや肥大化。乳首先端に開口部が形成されている」
ピンセットが乳首の先端に触れ、乳首の先のすぼまった孔に潜り込む。普通の人間にはこ
んな孔は無い。冷たい&ゾクゾク!
ピンセットが孔を開いていくと、中の様子がさらけ出された。私のおっぱいの中!
「開口部から乳房の奥へ長さ4~5cmの管が続いている。白い脂肪質の壁に毛細血管が
縦横に張り巡らされて、表面には細かい襞がある」
その奥には何本も枝分かれした支管が形成され、そこから時折白い米粒が顔をのぞかせて
いる。その小さい塊こそ、私の胸を成長させた寄生生物。乳胞蟲はこの管の奥にコロニー
を形成し生活している。
ピンセットの先端が枝管の一つをこじ開けた。白いツブツブがびっくりしてのたうっている。何
匹も。
「乳胞蟲は乳房の組織と完全に同化している。管の一つ一つが固体で、奥には幼生の為
の子宮がある。同化した彼等の体はほとんど卵巣と子宮のみにまで退化して、宿主から
卵の為に栄養を供給するだけの器官と化している」
先輩の言うように、私の胸の中はこの卵の袋でいっぱいになっている。蟲の子宮の中で育
った子蟲がさっきの米粒の様なヤツ。これがたくさんおっぱいの中に詰まっている。
ピンセットが乳首の中をゆっくりと上下にストロークする。じわじわと気持ちがこみ上げ
てくる。蟲の子宮は既に私の臓器でもある。葵先輩が乳房を揉みあげると、管の奥から乳
白色の液がにじみ出てくる。
「こいつは血液を養分とする。卵に必要なのは糖や脂肪くらいで血球などは不要なんだ。
その成分は母乳に近いね」なんと、蟲のおっぱいですか。
さらに白い米粒も絞り出されてくる。白くてツルテンとしてウネウネしている。本当に米
粒みたい。そこが頭なのか、突起部の先端は少し紅をさしている。
乳首からピンセットを引き抜いていく。収縮する管に押されて液体と一緒に子蟲があふれ
てくる。そして乳首から白い液体と子蟲達がピュッと吹き出る。不思議な感覚。嫌いじゃ
ない。
私の肌の上でのたうつ蟲を先輩はピンセットで慎重につまみあげると、試験管の中に収め
ていく。こうして二十数匹のサンプルが収められた。蒸留水の中でたゆたう米粒。
「頭部に赤みが出てきたね。これが感染幼生だ。これが宿主にたどり着くと、二次幼生を
産む。それらが成虫になるのさ」
引き抜いたピンセットはその液体で濡れていた。先輩はそれを舐めてみろというかのよう
に私の口元に寄せる。少し躊躇の後ちょっとひと舐め。ちょっと甘い?
964 卒業研究[04/13] sage 2013/12/28(土) 19:55:43.04 ID:NrWYHkGk
次は……局部の撮影である。要するにアソコとお尻の穴である。これは毎度のことながら
恥ずかしい。だが、いい加減覚悟を決めて両足を開く。カメラ越しに私のアソコがディス
プレイに露わになった。葵先輩のレポートは続く。
「吻妖虫も寄生から8ヶ月経過。被験者のクリトリスの内部で蟲が成長し、親指大にまで
肥大化している。その周囲にも4本の触手が形成されている」
私の秘豆の中にはたくさんの線虫が体の奥から集まってきている。引き伸ばされて薄くな
った秘豆の粘膜越しにそれが見える。この大きさはもうお豆ではない。オチンチンである。
周囲に生える4本の触手は肉棒からあぶれて脇から生え出た蟲である。さっきから肉棒が
ビクンビクンと脈打っている。どんどん蟲が集まってきて大きくなっていく。撮影前から
2,3倍にはなっているかも。
「陰唇にも蟲が侵入し柔突起状になっている」
先輩がピンセットでラヴィアを開くと、そこは桃色の芝生があった。突起の幾つかが伸びて
ピンセットに触れようとする。ピンセットがブラシを撫であげると、ブラシの一本一本が瞬間
太ましく屹立し、私の中にゾクゾクと「快感」が走り抜ける。
「奥を見るよ」と先輩が告げる。わかりました。深呼吸してリラックス。冷たいクスコがヴァギ
ナに侵入しこじ開ける。それは私が初めて見る世界だった。
そこは粘膜から生える、色も形も大きさも様々な触手の森だった。白く細い糸くずのよう
なモノ。それが成長したようなピンク色の触手。先端がイソギンチャクの様な形のずんぐ
りしたものもいる。その森の奥には子宮口の番人の様に数本の太い触手がとぐろを巻い
て待ち構えている。それらが全て生きて蠢いていた。
「吻妖虫は宿主の生殖器に寄生し、群体を構成する。外陰部に寄生する固体と内陰
部のそれは明らかに形態が異なる。何故このような多様性が見られるのかは今もって不明。
子宮口周囲に生息する巨大な触手が成虫だ。――ぞっとしたかい?」
先輩が心配して私に尋ねる。いやあ、ショックじゃないというと嘘になりますけど。他人
のを見るのと自分のを見るのじゃ大違いですねえ。そんな私に先輩は暖かい笑みを送って
こう言った。
「まあ、私もそうだったからね。だが、悪いことばかりでもないよ。こうすると少しは気
分がマシになると思うよ」
先輩は粘液採集用の綿棒を持つと、私の中に挿入した。綿棒がヴァギナの森に入り込み
触手をやさしく撫でていく。その度に快感が肢体を満たしていく。それは衝撃の体験。
愛撫を受けて蟲達は悦びの化学物質(フェロモン)を私の体内に放つ。私の神経にささやき
かける。
965 卒業研究[05/13] sage 2013/12/28(土) 19:57:50.66 ID:NrWYHkGk
綿棒を引き抜こうとしたとき、子宮口の門番がそれに絡みついた。そのまま引き抜いてい
くと、触手達も一緒についてくる。葵先輩はそれらをつまむと、ゆっくりと私の中から引
き抜いていく。先輩の指を感じる。暖かい。そうして私の股間から長さ20cmくらいのピン
ク触手が三本引き出された。
触手から外気を感じる。少し寒い。先輩の暖かい肌に触れたいと思ったとそのとき、触
手が我が意に答えた。さらに伸びて先輩の指に巻きついていく。
「これはすごい。忍っちはもう触手を動かせるのかい?」先輩はびっくりしている。いいえ、
思ったことに触手が反応しただけです。
「ふふん、私の指をなぶりたいと思ったんだ」いえ、そうじゃないです、先輩。
「そういう悪い娘にはおしおきしないとね」先輩、悪い顔してますよ。
そういうと、先輩は触手が絡まる指を口元によせて、指ごとくわえ込んでしまった!
ハウッ!先輩の柔らかい唇と舌先を感じる。舌が「私」に絡み付いてくる。言葉にならな
い感覚。私の肢体は弓なりになる。
「やや?大丈夫かい、忍。すまないことをしたよ」先輩はちょっと狼狽。
最後はお尻。肛門の中を観察。「忍、これで最後だからがんばってね」と葵先輩。りょう
かいです。もうフラフラフワフワで意地をはる気力もありません。
体を反してうつぶせになりお尻を高く突き上げる。先輩にもカメラにも(私にも)お尻のすぼ
まりが丸見えである。ヒクヒクしている。アソコの割れ目から繊毛の森が見え隠れしていて、
そこから三本の触手が垂れていて、クリトリスの肉棒に絡みつく。下腹部に力を込めると
ウネウネ動く。ちょっとオウム貝に似てる?
「ふむ、綺麗だね。肛門の外観には特に変化は見られず。さっきからヒクヒクしてる。そ
れに濡れているじゃないか。ずっと我慢してたのかい?」
いいえ、先輩が色々を刺激するから来ちゃったんですよ。
「ああ、本当にすまなかったよ。でもこれでは中の観察が出来ないね」先輩は困り顔。今
日はもう終わりにしますか?
先輩は少し考えた後、隣の部屋に戻って何かを持ってきた。銀色のボールである。それを
私の両足の間に置いた。何?それに出せと仰るので?
「出そうなんでしょ?我慢は体に良くないよ。それにスッキリ出したら腸内の観察もできる
じゃないか」ああ、先輩。今のあなたはいたずらっ子の顔をしてますよ。
とはいえ私も我慢の限界で、それに「出すもの」はトイレや流し台で処理して良いもので
はない。嗚呼、もう覚悟を決めることにしましたよ。
「忍は怒った顔もかわいいな」
嗚呼にくたらしい!でもにくめない。
966 卒業研究[06/13] sage 2013/12/28(土) 20:00:56.76 ID:NrWYHkGk
ハヒッ!一度堰を切ったら止まらない。
ビュルビュルビュルッ!肛門を緩めた途端、白い粘液と固形物が滝の様に吹き出しボール
に溜まっていく。塊は数mmから数cm程の蛆虫や十数cm位の細長いミミズ,足の無い芋
虫,触覚の無いナメクジの様なモノ達。皆生きていて動いている。私の排泄物は全てこの
子らの餌となって残らない。費やされた「餌」で増えた蟲達が今の私の排泄物。
全てをボールに出しつくしても、肛門の奥にまだ異物感を感じる。お腹に力を入れてそれを
外に押し出してやる。
それはビュルリと肛門をこじ開けて出てきた。お尻の穴の襞を柔らかいモノがすり抜ける感覚
と、穴から「抜け出る」感覚を同時に感じる!珍しく葵先輩はびっくり顔である。いや、私も
びっくりですよ。こんな感覚今までにも無かったし。
それは一本の長く太い蟲だった。私の触手だ。乳白色の体に黄色い脂肪の筋。体表の片
面にはピンクの柔突起がみっしりと生えている。先に行くにつれ細くなり突起も増える。先端
は赤い髭をぐるりと蓄えている。こんなに立派なモノを今まで感じられなかったのは不思議で
ならない。それはね、と先輩が私に教える。
「平時は細く縮んでいるんだよ。先程からの蟲への刺激で産生されるフェロモンが多量とな
り、この蟲を量興奮状態にさせたんだ。それにしても立派に成長したものだね」
成る程です。先輩からこんなにいぢめられたのは初めてですから。しかし、この触手が私の
モノだなんて……。こうやって見られているのが恥ずかしい!
銀色ボールには白濁の粘液と蟲の群れ。ニチャニチャと音を立てている。葵先輩のレクチ
ャーは続く。
「腸毛線虫は腸内に寄生する。腸壁にコロニーを形成する。その中に様々な蟲も住み着
いている。定住する蟲は宿主によって異なる。薄紫のナメクジのようなヤツは吸虫だね」
ようく解っています。この半年で見慣れたモノですよ。この子達のおかげでトイレ要らず、便
秘の悩みからも開放されました。でも、毎日ひり出したこの子等の処理が大変ですよ。
「幾つか見慣れない子が混じってる……吸虫は良子君のだね。仲良くヤッてる様じゃない
か。ちょっと妬けるね」ますます恥ずかしい。蟲を見て判りますか。
良子は同期の娘でルームメイト。同じ研究室生でもある。大きさからいって先月か、私の
中に放った卵から成長したんだ。
「さて、余韻に浸っている暇は無いよ。内視鏡を入れるから楽にしてね」と先輩。ちょっと言
葉の端に棘がある感じ。
お尻のすぼまりに内視鏡のカメラが触れる。機嫌直しにちょっとお手伝い。さっきの感覚を
おさらいしてお尻の触手を動かしてみる。触手がコードに絡みつきそのまま中に引きずり込
む。我ながら器用なものだ。先輩も感嘆の声をあげる。
「これは便利だ。苦しくない?」いいえ、ちっとも。
「結構。ではカメラを奥まで引きこんでちょうだい」言われる通りに触手をお腹の中にしまい
こむ。一緒に内視鏡も大腸の中に引きずり込む。
967 卒業研究[07/13] sage 2013/12/28(土) 20:02:18.75 ID:NrWYHkGk
ディスプレイに私の直腸の中が写る。そこは太さ数mm,長さ1cmくらいの充血した柔毛の
森。奥から白いコードが手前まで伸びている。お尻から出てきた触手だ。このまま内視鏡
を奥まで引き連れていく。
カメラは大腸のさらに奥に進む。腸壁の柔毛は次第に細くなり密集度が上がっていく。森
の隙間は先程ボールに出した蟲達が身を隠すように暮らしている。まばらに太めの白い触
手が生えていて、そこをカメラがこすると、撫でられる感覚を覚えて私の肢体はピクンと
跳ねる。
「その触手には感覚神経が通っている。もっと発育すると周りの柔毛や蟲の徘徊を感じ
取ることが出来ると思うよ」と葵先輩。びっくり感心するも、それは日常に支障をきたすの
ではないかと、いささか心配。
盲腸まで来ると様子が一変する。お尻から出た触手の根元が見える。ここから伸びてきた
のか。周囲に似た形のミニサイズの触手が数本生えている。
「虫垂を棲家としているようだね。触手で見えないが、おそらく虫垂は蟲達の保育所とし
て発達している。草食動物とちょっと似てるね」
小腸へと続く腔から蟲の頭がちらりと覗いている。ボールの中でのたうつミミズと同じ奴
だ。「それは小腸を棲家とする条虫だね。小さい蛆虫が居ただろう?あれはこの蟲の片節
の中で孵化した幼生だよ。」
さて、これで観察は終わり。慎重に内視鏡を腸から引き抜いていく。そのとき珍しい光景
に出くわした。
腸壁から太くそびえる触手の何本かが膨らんでいく。先端の口が開き何かが出ようとして
いる。お腹の中が熱くなる。よく知っている、半年前から私の内からこみ上げる感覚。
触手の先端からピュッピュと何かが飛び出してきた。ひとつ、ふたつ……まだまだ出てく
る。小さい小さいアメーバが触手から産まれてくる。その度に心地よい疼きに襲われる。
似ていないが、この子等はあのボールの中身の芋虫の幼生だ。
「私の子でもある」と葵先輩。その通り、私の中には先輩の蟲も寄生している。異なる宿
主で発生した寄生生物達を同一の環境(ある固体)で生育させ、宿主への影響と発育
過程を観察し考察する。それが研究テーマだ。
「私の蟲の卵は腸壁に着床すると触手を形成する。これがセルカリア(第1幼生)。中でレ
ジア幼生(第2幼生)が育ち、それがこの小蟲達だ」先輩、なんだか嬉しそうですね。
「うちの子が君の体内(なか)で健やかに育っているのを確認できるのは嬉しいね」
最初のうちはわからなかったけど今ならなんとなくわかる。蟲が肉体と同化し、感覚を共
有していくにつれ、自分の一部に思えてくるのだ。私の子もみんなの中でこんな風に生き
てるんだろう。
ほっこりした雰囲気は直に吹き飛んだ。ずっと様々な孔の中から責められて、私の肢体に
は火が点いている。私の体内に蟲が渦巻いているのを感じる。体中の管の至る所がヴァ
ギナになりクリトリスになる感覚。
968 卒業研究[08/13] sage 2013/12/28(土) 20:04:32.95 ID:NrWYHkGk
画像も撮ったしサンプルも採集した。これで観察お仕舞い。でも私の疼きは納まらない。
葵先輩もそれをわかっている様だ。ニッコリ微笑んで頷くと白衣を脱いだ。
「まだ9時だから昼までには時間があるね。忍もスッキリしたい様だし、少し運動しよう
か」お願いします、先輩。もう我慢の限界です。って「も」って何ですか?
「君のあられもない姿を1時間も見せつけられたんだ。私の体も疼いちゃってね」
そういうと先輩は次々と服を脱ぎ、綺麗に畳んでデスクの上に置いていく。なにやってん
ですか……ドキドキです。
やがて先輩は黒ストッキング一枚の姿になった。いや、違う。脚を包むストッキングは体
全体を包みこむボディタイツだった。その薄い布地から透けて見える先輩の肢体はすごく
……エロ綺麗です。黒のボディタイツが肢体のラインを強調する。大きなおおっぱいとお
尻のラインが柔らかい。両乳首と臍に金のピアスをつけている。葵さんは少し恥ずかしそ
うに笑う。
「忍は私のヌードを見るのは初めてだっけ?」はい。いつもは着衣でシてましたから。
「そうだね。私くらいに『成長』すると、不意に漏らしてしまうのを防ぐためにボディタイツは
欠かせなくなるんだ。滅多にないけど、用心に越したことはないからね。ピアスも孔に栓を
するためのものなのさ」
そしてポーズを取ると、その場でクルリと回って体全体を私に見せてくれた。魅惑的な女
性のシルエットの中に異形の美が隠されていた。普通の人なら目を背けるソレを、私は
確かに綺麗だと思ってしまったのだ。
葵さんの豊かな乳房をサポートするように何本もの触手が背後から現れ持ち上げる。そ
れは背後から生えていた。背筋に何対もの乳首の様な突起が並び、触手が生えてくる。
腰周りにベルトのように巻きついているモノもいる。胸の乳首の孔が呼吸に合わせてパク
パクと開き、隙間から触手の束が見え隠れするがピアスで栓をされて外に出られない。
下腹部には私以上に発達した柔突起の森と充血した肉棒が屹立している。体節を持っ
た蟲の様で節のひとつひとつが鰓を張っている。陰毛も蟲と置き換わったのか、芝生の
様に触手が生えて蠢いている。肉棒を皺ひとつなくタイツが包み込む。おそらくボディタイ
ツは特注なのだろう。最初から股間にポケットが作られているのだ。
「体内で蟲が成長して同化が進むとこうなっていくんだ。体内に張り巡らされている循環
系に血管とリンパ管があるのは知ってるね?」私はうなずいて肯定。
「同化が進むと、それらの他に第三の循環系が作られる。蟲の通る蟲管さ。背中から
出ている触手もその管の延長なんだ。私の体の隅々まで張り巡らされている」
お尻にもそれがあるのか、股間から触手が伸びて太ももに巻きついていく。脇から伸びた
それは二の腕を伝い手首まで届く。
突然ビリビリと音が鳴る。葵さんを包む触手の蔦が解かれていく。それがボディタイツを
破っていく音だ。体中の至る所に伝線が走り、あっという間に全てや破り捨てられた。白
い肢体が露わになる。彼女は全くの全裸になった。身体に纏いつく触手が羽衣の様だ。
葵さんはピアスを外しながら一言。「さて、楽しもうか」
969 卒業研究[09/13] sage 2013/12/28(土) 20:06:41.71 ID:NrWYHkGk
最初は軽いキス。次第に舌を絡めあう。向かい合って抱きしめあう。お互いのおっぱいが
つぶれあう。乳首と乳首がキス。そして口を開けてディープキス。葵さんの乳首の触手が
私の孔の中に入ってくる。アソコの肉棒もじゃれ合いを始める。互いに擦りあう。
「この短時間によく動かせるようになったね。上手いよ」と彼女がささやく。えへへ、そ
れほどでも。
私の乳首は彼女の乳首にフェラされ、彼女の乳首ち○ぽに犯される。優しいけど激しい
責めは、長い時間蟲から性の刺激を受けた私にはもう限界。御免なさい。もぉ出ます。
「いいよ、そのまま出して」その声でイッちゃいます!
ビュルリ!乳首から射乳。合わせて子蟲も発射する。葵さんの乳首がゴクゴクと音をたて
てそれを飲む。乳首のキスの隙間からお乳が漏れ出る。
「すごい。私のおっぱいの中で、君の子蟲が暴れまわってる」彼女のうっとりとした顔はすご
くカワイイ。そこで彼女はひらめいた。
「お礼に君のおっぱいに私の子を引越しさせちゃう」
私のおっぱいに潜り込んでいる乳首ち○ぽがさらに奥へ侵入する。狭い肉壁をかき分けて
奥へ奥へ。乳首ち○ぽはおっぱいの奥底にある蟲の子宮に収まりとぐろを巻く。
乳首同士のキスが終わる。彼女の乳首はまだパクパクと口を開いている。お乳の涎がこぼ
れ、子蟲が何匹かこぼれ出す。私の乳首の先には触手が何本かのたうっている。だんだん
奥へ進んでいき、そのうち見えなくなった。
「その蟲は卵が詰まっているの。君のおっぱい子宮を借りて卵を孵し、その中で育っていく
んだ」
次は両足を開いてお互いの秘部を見せ合いっこ。
葵さんのアソコを見るのは初めて。外陰唇がぷっくりボールの様に膨らんでいる。ボール
の谷間に疣が並び肉棒の先まで続いている。私のアソコと随分違う。これはまるで……。
「男の様かい?」ええ、まあ。私の困惑に彼女はクスリ。今度はちょっと苦笑い。
「男だよ。だったというべきかな。寄生蟲が私をこのように改造したのさ」
なんと、彼女は彼だったんですか。でもどうりで、ちょっと勇ましい口調なんだ。
「彼女でいいよ。シルエットはどう見ても女性だし、蟲のホルモンの所為で感受性もかなり
女性的に傾いていると感じる」それを聞いてちょっと安心。この曲線美(一部を除く)を見て
「彼」は無いなあと思っていたので。でも、改めて寄生蟲の黒い一面を思い知る。己
の生殖の為にここまで宿主を改造するんだ。だけど……男性をここまで美人さんに変身さ
せるのなら、それもまたアリかな、と不埒なことをちょっとだけ思う。
「ペニスの海綿体にには蟲管が縦横に張り巡らされていて、勃起と共に蟲がここに集まって
くるんだ。」
葵さんの蛇腹状のオチンチンのカリ首ひとつひとつが、数多の蟲の頭が張り出してできた
ものだったのだ。カリ裏には突起がいっぱい生えている。よく見ると二つのボールが蠢いて
いる。中に何か居る?
「睾丸に蟲が纏わりついているんだ。精嚢も蟲の棲家になってかなり大きくなってる。射精
の量はかなりのものだよ」
その蟲の卵は無数の精子を纏って動力を得るのだそうだ。そして射精と共に卵も次の宿
主の元に行く。なんて生命力なんだろう。
970 名無しさん@ピンキー sage 2013/12/28(土) 20:08:28.86 ID:NrWYHkGk
葵さんが私に被さって股間を顔に押し付ける。彼女の唇が私の肉棒――蟲ち○ぽを頬
張る。
私も彼女のオチンチン――が変貌した蟲ち○ぽを口に頬張る。カリ首に沿って舌を動かす。
彼女の舌も筋に沿って這い回る。互いの腰が自然と動く。口元から喉奥へ、浅く深くスト
ローク。時折ヴァギナから生える私の触手もフェラされる。私も蟲ち○ぽの根元にぶら下
がる睾丸を飴の様に舐めてしゃぶる。玉の間から竿先まで生えている瘤は吸盤の様だ。
パクパクと口を開いている。
彼女のアヌスから太い紐が何本も生えてくる。彼女の腸に居る触手だ。赤い鞭の様で幾
重にも節があり、そこから柔毛がぐるりと生えている。先端は白い瘤。それらが鼻先まで降
りてくる。この子らにもキスしてフェラしてあげる。
互いに責め合い、息が荒くなる。顔も紅潮して熱い。二人の汗が湯気となって立ち上る。
葵さんのカリが脈打ち切ない声が上がる。「出ちゃう!忍、イッちゃうよぉ!」
ビュルビューッ!彼女の蟲ち○ぽが痙攣して鈴口から射精する。すごい量、そして濃い。
口いっぱい放たれる。精液の中でたくさんの蟲が泳いでいる。ゴックン。私はそれを飲み
干した。苦いや。でも悪くないと思える。むせ返る精液が私を更に刺激して、私の蟲ち○
ぽもあふれそう。腰を激しく振り、彼女の喉まで蹂躙する。私もまたイッちゃう!
彼女の頷く合図と共に蟲ち○ぽが堰を切る。ビュッ!ビュッ!と粘液と子蟲を彼女の口の
中に放つ。彼女の喉が鳴る。全部飲み干してくれている。
ハアハアと二人の荒い息が部屋の中にこだまする。二人共ぐったり。二人の蟲ち○ぽも少
しグッタリ。でもすぐにムクムクと元気になる。まだ足りないのか、好きモノめ。
共に顔を見合わせて笑いあう。第3ラウンドはすぐに始まる。
お互いのお尻を合わせてアソコの肉棒を互いのお尻の穴に挿入。入れて出す。出して入
れる。私の肉壷に蠢く触手が葵さんの蟲ち○ぽをしごいていく。彼女の何重ものカリ首が
お尻の穴をめくっていく。私の蟲ち○ぽが彼女の肉壷の触手の森を犯す。
彼女のカリ首が膨らんでいくのが「見える」。私の蟲ち○ぽが先からほつれて何本にも開
放されていく。アヒィッ!薄皮を剥がされた蟲ち○ぽの一本一本に触手の森が絡みつく。
今までと何倍も違うクリアな快感!
「すごい。お尻の中で忍の蟲ち○ぽが暴れまくってる!」
私も負けじと葵さんにご奉仕。ヴァギナの奥から触手を出すと、彼女の玉と竿に絡みつけ
る。腸の奥から伸びた触手を蟲ち○ぽのカリに纏わせる。柔毛のやさしさと触手の激しさ
の二重責め。二人の結合部から愛液が零れ泡を吹く。ニチャニチャパンパンといやらしい
音が響く。
「ヤられっぱなしは、くやしいな。少しは反撃しないと、ね」と葵さんは攻めに出た。
彼女の蟲ち○ぽのカリ裏の触手が一斉に伸びていく。その無数の触手が私の森に遍く広
がっていく。そして子蟲を生む触手の口にはまり込む。一つ一つに、一本一本が。ヤダッ!
何コレ?無数のオ○ンコに無数のオチンチンをハメられた感じ!
「この身体も無敵じゃないからね。数多の快楽を得られるということは、こういう弱点に
もなるのさ」
葵さんの腰が激しく動く。アヌスが大腸が触手のオ○ンコが嬲られる。腸全体が第二の
ヴァギになる実感。これじゃあまるで尻○ンコ!
971 卒業研究[11/13] sage 2013/12/28(土) 20:11:57.00 ID:NrWYHkGk
二人の蟲ち○ぽが相手の尻○ンコをいじめあげる。二人の尻○ンコの触手の主が蟲ち○
ぽに絡みつき、鈴口を見つけるとそこから侵入。蟲ち○ぽの根元まで犯される。私も葵さん
も腰を振る。腰を振り続ける。未知の感覚!新しい快楽!
新たな興奮が蟲ち○ぽを更に勃起させる。もっと奥へ奥へ。蟲ち○ぽを犯す触手も奥へ奥
へ。そして引き抜く。外へ外へ。奥へ奥へ外へ外へ。オクヘソトヘオクヘソトヘ。
「いいイイ」「だめダメ」「気持ちいい」「すごい」「変になっちゃう」
私も彼女も言葉にならない。気持ちの全てが蟲ち○ぽと尻○ンコに持っていかれちゃう。
身体全体を使って大きく腰を振る。おっぱいも激しく揺れる。おっぱい子宮の子蟲が激し
く騒ぐ。血液に蟲のフェロモンが流れ全身を満たす。体中の蟲全てが快楽を称え、蟲の本
能が私に貴女に命令する。卵を放て。子蟲を放て。次の宿主へ!
うん、そうします。出したい。出させて。卵を子蟲を私の一部を貴女の中に!
はい、なります。宿主に。来て。孕ませて。卵を子蟲を貴女の一部を私の中に!!
もう蟲ち○ぽも尻○ンコもフィナーレが近い。来る来るクル!出る出るデル!!イッチャ
ウイッチャウイクイクイクイク……!!!
「あアァン!」私は鳴き、「ヒイィン!」貴女も鳴く。
ビュルビュルビュルビューッビューッ……ビューッ!
蟲ち○ぽが尻○ンコに精と子蟲を大量に吐き出す。お腹の中に白く熱いマグマが拡がって
いく。二人は同時に果てた。
その後はしばし二人で抱き合って眠っていた。眼が覚めたときは11時50分。2時間近くも寝
むっていた。体に毛布がかけられていたことに気づく。愛液でぐしょ濡れのシーツも二人が放
った蟲達もすっかり片付いている。誰か来た?
葵さんがデスクの上にメモを見つけた。そこにはこう記されている。
「おはよう。仲良きことは美しき哉。でも午後の講義には遅れないように。冴子」
教授に私達のあられもない姿を見られたのか。今の私はきっと顔が真っ赤っ赤だ。恥ずか
しくて穴を探して入りたい。
「隠したって無駄。教授は何でもお見通しさ」とは葵さんの言。肩をすくめておどけて答える。
一瞬何で?と思い、すぐに思い出した。お尻から「排泄」した蟲の種類で良子ちゃんとシた
のを看破したのは先輩だった。
葵さんは黒いボディタイツを持ってきた。予備があったんだ。背中の開いた口から脚を入れ
腕を通し身体全体にフィットさせる。今はかわいいペニスを股間のポケットに収めて背中の
ファスナーを閉める。彼女は別の白の服を私に持ってきた。広げてみると白いボディタイツ
だった。「忍っちもそれが要る年頃だからね。それはあげるから着てみなよ」
ありがとうございます。でも年頃って何ですか。
「寄生されてからもうすぐ一年。そろそろ自分の秘部の管理に気を使わなければいけない
年だよ」なるほど、これがあれば助かるかも。
早速ボディタイツに袖を通す。そして姿見で確認。白い絹地に褐色肌と桃色乳首が透け
て見える。今はささやかなクリトリスも綺麗にポケットに収まった。ウン!悪くない。
972 卒業研究[12/13] sage 2013/12/28(土) 20:14:12.13 ID:NrWYHkGk
昼食のとき、ふとした疑問を葵先輩に投げかけた。セックスのときアソコだけ――ヴァギ
ナだけは精や蟲を受け入れては駄目だ。と念押しされている。これは何故なんですか?
「私達の身体は普通の人と違うからね。寄生蟲をたくさん抱えているから」と先輩。
「理由は未だ不明なんだが、他の臓器への寄生はまだリスクが低いんだ。元に戻すこと
は困難だが、寄生された『人間』の域を保つことが出来る。だが、生殖器だけは別だ。
ここに寄生されたら、もう『戻れない』」いきなり重い話ですね。
先輩のペニスはあんなに変容してました。背中からも触手を生やしてたし。ということは
先輩は……。
「見ての通り、蟲に抱かれたのさ」ニッコリ顔。後悔なんかしてないよ、という答えだ。
シリアス話に心が怯んだけど、先輩の笑顔で覚悟は決まった。思い切って聞いてみる。
私は何時「越え」られるんでしょうか?
「即答だね。随分この肢体にご執心だね」先輩が私を指差し、それから袖口から触手
を出して振ってみせる。「それとも、蟲に心を奪われたかな」
今度は答えない。でも先輩は「お見通し」の様である。お互いの顔を見て笑いあう。
「『越える』か『越えられない』かは君の努力次第、研究の評価次第だね。卒業研究
が合格なら、人間を『卒業』できるよ」
なんと華の無い話。でも勉学に励むしかないか。それが私達の「生きる」道でもある。
午後の講義に出るために部屋を移動する。中庭に出たとき、そこには先客が居た。
何本もの触手の脚が膨らんだスカートの様。上半身は6対の乳房をスーツボタンに見
立て、触手の長髪をなびかせて立っていた。身の丈4m程の白亜の巨大生物。頭部
横には巨大な眼球。それがギョロリと私達を睨む。
こいつがこの世界の覇者。獰猛で名を馳せる触手生物。上界に居るはずの生物が何
故ここに?見上げると天蓋の一部が崩落して、そこから滝が流れ落ちている。この穴か
ら降りてきたのか?
恐怖で怯む私と裏腹に葵先輩は呑気している。まるで見知った顔の様。なんでそんな
余裕なんですか?
「フフフ、アレは教授だよ、忍っち」と落ち着いた声で先輩は言う。
あの怪物が教授?いや、教授は女性ですよ。先週もお会いしました。相変わらず切れ
長の眼がクールな美人教授で……。
そのとき怪物の頭が私達に向いた。そこにはこいつにあるはずの無いモノが付いていた。
人間の頭部だ。ラヴィアみたいな肉の割れ目から首から上が生えている。花弁が襟のよ
うだ。後頭部は肉のフードを被り、そこから触手の髪が生えている。頭(こうべ)がまるでク
リトリスみたいに見えるのは偶然か?
人間の頭は女性だった。教授の顔だ。その生物は教授の声で挨拶する。
「御機嫌よう二人共、ゆっくり休めたかしら。忍君はこの姿を見るのは初めてだった?」
ええ、それは、もう。感覚が麻痺してる。
教授を名乗る怪物がこちらに歩み寄る。触手スカートを乱さずにエレガントに。
「教授はこの生物に『寄生』しているんだよ」エッ?!先輩の補足に絶句!!
973 卒業研究[13/13] sage 2013/12/28(土) 20:15:01.74 ID:NrWYHkGk
私達人間はこの世界では生きてはいけない。だから地界に生活圏を作った。だが、それと
て完璧ではなく、何らかの対策を講じなくては死を待つのみである。
私達の研究室では、この動物界の頂点に立つこの怪物等の力を借りて生きる道を模索
している。己の身体を寄生蟲の群体と化し、蟲の力で他の生物と融合(寄生)する試み。
身体中から伸びる触手も、体内の蟲管もその為の道具であり「力」なのだ。
怪物のラヴィアが割れて、そこから中の生物が這い出てくる。ジュルリと音を立てて粘液
が滴り落ちる。裸体の背中から触手が伸びていて怪物のヴァギナへと続いている。股間に
何本もの白亜の触手が食いついている。そちらは怪物のものらしい。
それはどう見ても裸の女性で、とても見慣れた存在だった。確かに冴子教授だ。切れ長の
眼にマシュマロの巨乳。私よりも凄いクリトリスの肉棒。葵先輩と似た背中の触手羽衣。
寄生生物(マスター)が留守となった怪物のラヴィアから肉の孔が見える。孔は触手の森に
なっている。奥から溢れる粘液には教授が放った子蟲達が蠢いている。彼女と怪物の間
には触手の架け橋が架かっている。
「この触手と蟲の発するフェロモンでメガスクイームを操っているわ」と教授。
「単身では上界の大気は呼吸できないし食物も摂取できない。人間には科学技術の助
けがあるけど、それも何時かは壊れたり無くなったりする。この生物等に『バイオスーツ』に
なってもらえば、この子を介して大気も呼吸できるし食事もできるのよ」
そんな彼女の笑みは誇らしげである。でもそれだけではないでしょう。上気した頬からそ
れがわかる。この子との融合は……かなり凄いらしい。葵先輩の喉も鳴る。巨大生物の
瞳も語る。満更ではない様だ。
生か死か。性か死か。精か死か。それが「私達」の「生きる」道。
974 卒業研究 sage 2013/12/28(土) 20:18:01.69 ID:NrWYHkGk
以上です。不慣れな投稿ですみません。
「不気味なモノに寄生されて虜になる娘」と
「娘に寄生されて虜になる不気味なモノ」を両立させるネタをひねくって書いたものです。
片方は尻切れですが。
カーテンの隙間から差し込む朝日で目が覚めた。研究室の泊まりこみもすっかり慣れっこ
になった。日差しの中に吐く息が白く見える。水の音が遠くから聞こえる。雪解け水が滝
になって落ちてくるのだ。春ももう間近。
仮眠ベッドの上でしばしボーッとしていると、ケトルの笛が聞こえてきた。奥の部屋から
私を呼ぶ声がする。
「忍っち、早く起きなよ。顔を洗って朝食にしよう」
時計を見るとまだ7時である。ベッドから抜け出し声の主のところまで行くと、院生の葵
先輩が朝食を用意していた。
サラサラの黒髪ストレートヘアをアップに束ね、服もばっちり決めている。柔らかそうな
セーターにふくよかな胸がカーブを描く。黒ストッキングが脚線美を演出。白衣を着てい
なければ完璧(パーフェクト)である。朝早いのにマメでしかも美人さんである。時々、何
故こんな美人さんが院生などやっているのか不思議に思うこともある。
「さてさて、食事にしようよ。今日は午後の講義までにチャッチャと片付けなきゃいけな
いからね」
おまけにウキウキである。そうそう。今朝は昼までに片付けなければならないことがある
のだ。
この研究室の室長は冴子教授。彼女の指導の下、私達はある研究をしている。現在
私は卒業研究の真っ只中である。今日は半月に一度の定期観察だ。被検体の様子
を観察し記録する。被検体とは……この私である。
まがりなりにもカメラに写るので、身支度はばっちり決める。決めたいのである。だけど
このクセ毛だけはドライヤーを持ってしてもいうことを聞いてくれない。数十分の格闘の
末に諦めて、撮影の準備に移る。
機材は葵先輩が準備してくれている。私は服を脱いでいく。着ているものは全て脱ぐ。
しかし今朝は少々肌寒いので、ストッキングだけは履かせてもらう。手も冷えるのでつい
でに手袋も。そんな私の格好に先輩はクスリと笑い、そんなセクシーな格好をするならと
ストッキングとおそろいの白いストッキング地の手袋をくれた。
何故おそろいの手袋を持っているのだろう。そんな疑問が顔に出ていたのだろう。
「それは私のストッキングだよ」と先輩が答えた。
やや、これは恥ずかしい。間違えた?先輩、後で洗って返します。
「いいよ、それは忍っちにプレゼントしよう」
先輩はクスクスと笑って上機嫌である。
「その白い手袋とストッキングは、君の小麦色の肌にとても似合ってるからね」
962 卒業研究[02/13] sage 2013/12/28(土) 19:51:52.81 ID:NrWYHkGk
裸身となった私は白いカーテンの前に立ち、気をつけ。目の前には、先輩と三脚とカメラ
が立っている。葵先輩は片手を挙げて合図を送る。
「じゃあ、撮るよ~」という間も無くいきなりパシャリ。被検体の全身を記録する。
先輩の背後に姿見がある。そこに被検体が映っている。クセッ毛栗毛のボブカットに白い
手袋白いストッキング。二つの胸のふくらみはこの一年で立派に成長した。以前の貧乳が
嘘のよう。
今度は腕を水平にあげてパシャリ。そのまま左右に向いてパシャリ。最後に背中をパシャ
リ。パッと見、普通の女性と変わらない姿だけど、私の身体には秘密がある。
被検体の全身像を撮影した先輩は、なにやらいたずらっ子の微笑み。
「忍っちは見られると興奮するんだねえ。最初の頃は初心(ウブ)だったのになあ」
恥ずかしくて血のめぐりが良くなってるだけです。
「血ねえ。下の一箇所に集まってるように見えるけどなあ」
嗚呼そうですよ。恥ずかしくて下腹部に血が集まってますよ。なにしろ私のアソコから明らか
に女性のモノではない肉塊が――芋虫の様なものが何本も――屹立しているんだから。
これが私の秘密。
私の体内には何種類もの寄生生物が住まっている。一年前に研究所に入ってから、寄
生生物を「飼育」し、身体の変化と寄生生物の生態を観察し記録する。それが私の卒
業研究だ。
「次は局部の観察だね」と葵先輩。
先輩の指示するままに移動し、診察台(代わりのソファー)の上で仰向けに寝る。すぐ隣に
先輩のデスクがあり、そこのディスプレイに私が映っている。先のカメラはケーブルでコンピュ
ータに接続されていた。ちょっと何ですか先輩、これってすっごく恥ずかしいんですけど。
「忍っちもよく観察しないとね。自分の身体なんだから」
そう言って先輩はカメラを私の乳房に寄せる。ディスプレイに桃色の大地が現れる。乳輪
が大写しである。そこに銀色に光るモノが飛び込んできた。冷たい!ピンセットである。
「乳胞蟲の胸部への寄生から8ヶ月。順調に生長中。外観には特に異常は認められず。
被検体も至って――調子はどう?」
すっごく恥ずかしいんですってば。
「ふむ、いい加減慣れてくれないとねぇ。――至って健康体。しかし綺麗に育ったね。柔
らかくて気持ちいい」そうレポートしながら先輩の手が私の胸を撫でていく。くすぐったいです。
「ずいぶん張ってきたね。だいぶ溜まっているんじゃないかな。さて、中はどうかな」
先輩は観察部位をピンセットで指し示しながらレポートを続ける。
963 卒業研究[03/13] sage 2013/12/28(土) 19:53:52.89 ID:NrWYHkGk
「乳輪と乳首もやや肥大化。乳首先端に開口部が形成されている」
ピンセットが乳首の先端に触れ、乳首の先のすぼまった孔に潜り込む。普通の人間にはこ
んな孔は無い。冷たい&ゾクゾク!
ピンセットが孔を開いていくと、中の様子がさらけ出された。私のおっぱいの中!
「開口部から乳房の奥へ長さ4~5cmの管が続いている。白い脂肪質の壁に毛細血管が
縦横に張り巡らされて、表面には細かい襞がある」
その奥には何本も枝分かれした支管が形成され、そこから時折白い米粒が顔をのぞかせて
いる。その小さい塊こそ、私の胸を成長させた寄生生物。乳胞蟲はこの管の奥にコロニー
を形成し生活している。
ピンセットの先端が枝管の一つをこじ開けた。白いツブツブがびっくりしてのたうっている。何
匹も。
「乳胞蟲は乳房の組織と完全に同化している。管の一つ一つが固体で、奥には幼生の為
の子宮がある。同化した彼等の体はほとんど卵巣と子宮のみにまで退化して、宿主から
卵の為に栄養を供給するだけの器官と化している」
先輩の言うように、私の胸の中はこの卵の袋でいっぱいになっている。蟲の子宮の中で育
った子蟲がさっきの米粒の様なヤツ。これがたくさんおっぱいの中に詰まっている。
ピンセットが乳首の中をゆっくりと上下にストロークする。じわじわと気持ちがこみ上げ
てくる。蟲の子宮は既に私の臓器でもある。葵先輩が乳房を揉みあげると、管の奥から乳
白色の液がにじみ出てくる。
「こいつは血液を養分とする。卵に必要なのは糖や脂肪くらいで血球などは不要なんだ。
その成分は母乳に近いね」なんと、蟲のおっぱいですか。
さらに白い米粒も絞り出されてくる。白くてツルテンとしてウネウネしている。本当に米
粒みたい。そこが頭なのか、突起部の先端は少し紅をさしている。
乳首からピンセットを引き抜いていく。収縮する管に押されて液体と一緒に子蟲があふれ
てくる。そして乳首から白い液体と子蟲達がピュッと吹き出る。不思議な感覚。嫌いじゃ
ない。
私の肌の上でのたうつ蟲を先輩はピンセットで慎重につまみあげると、試験管の中に収め
ていく。こうして二十数匹のサンプルが収められた。蒸留水の中でたゆたう米粒。
「頭部に赤みが出てきたね。これが感染幼生だ。これが宿主にたどり着くと、二次幼生を
産む。それらが成虫になるのさ」
引き抜いたピンセットはその液体で濡れていた。先輩はそれを舐めてみろというかのよう
に私の口元に寄せる。少し躊躇の後ちょっとひと舐め。ちょっと甘い?
964 卒業研究[04/13] sage 2013/12/28(土) 19:55:43.04 ID:NrWYHkGk
次は……局部の撮影である。要するにアソコとお尻の穴である。これは毎度のことながら
恥ずかしい。だが、いい加減覚悟を決めて両足を開く。カメラ越しに私のアソコがディス
プレイに露わになった。葵先輩のレポートは続く。
「吻妖虫も寄生から8ヶ月経過。被験者のクリトリスの内部で蟲が成長し、親指大にまで
肥大化している。その周囲にも4本の触手が形成されている」
私の秘豆の中にはたくさんの線虫が体の奥から集まってきている。引き伸ばされて薄くな
った秘豆の粘膜越しにそれが見える。この大きさはもうお豆ではない。オチンチンである。
周囲に生える4本の触手は肉棒からあぶれて脇から生え出た蟲である。さっきから肉棒が
ビクンビクンと脈打っている。どんどん蟲が集まってきて大きくなっていく。撮影前から
2,3倍にはなっているかも。
「陰唇にも蟲が侵入し柔突起状になっている」
先輩がピンセットでラヴィアを開くと、そこは桃色の芝生があった。突起の幾つかが伸びて
ピンセットに触れようとする。ピンセットがブラシを撫であげると、ブラシの一本一本が瞬間
太ましく屹立し、私の中にゾクゾクと「快感」が走り抜ける。
「奥を見るよ」と先輩が告げる。わかりました。深呼吸してリラックス。冷たいクスコがヴァギ
ナに侵入しこじ開ける。それは私が初めて見る世界だった。
そこは粘膜から生える、色も形も大きさも様々な触手の森だった。白く細い糸くずのよう
なモノ。それが成長したようなピンク色の触手。先端がイソギンチャクの様な形のずんぐ
りしたものもいる。その森の奥には子宮口の番人の様に数本の太い触手がとぐろを巻い
て待ち構えている。それらが全て生きて蠢いていた。
「吻妖虫は宿主の生殖器に寄生し、群体を構成する。外陰部に寄生する固体と内陰
部のそれは明らかに形態が異なる。何故このような多様性が見られるのかは今もって不明。
子宮口周囲に生息する巨大な触手が成虫だ。――ぞっとしたかい?」
先輩が心配して私に尋ねる。いやあ、ショックじゃないというと嘘になりますけど。他人
のを見るのと自分のを見るのじゃ大違いですねえ。そんな私に先輩は暖かい笑みを送って
こう言った。
「まあ、私もそうだったからね。だが、悪いことばかりでもないよ。こうすると少しは気
分がマシになると思うよ」
先輩は粘液採集用の綿棒を持つと、私の中に挿入した。綿棒がヴァギナの森に入り込み
触手をやさしく撫でていく。その度に快感が肢体を満たしていく。それは衝撃の体験。
愛撫を受けて蟲達は悦びの化学物質(フェロモン)を私の体内に放つ。私の神経にささやき
かける。
965 卒業研究[05/13] sage 2013/12/28(土) 19:57:50.66 ID:NrWYHkGk
綿棒を引き抜こうとしたとき、子宮口の門番がそれに絡みついた。そのまま引き抜いてい
くと、触手達も一緒についてくる。葵先輩はそれらをつまむと、ゆっくりと私の中から引
き抜いていく。先輩の指を感じる。暖かい。そうして私の股間から長さ20cmくらいのピン
ク触手が三本引き出された。
触手から外気を感じる。少し寒い。先輩の暖かい肌に触れたいと思ったとそのとき、触
手が我が意に答えた。さらに伸びて先輩の指に巻きついていく。
「これはすごい。忍っちはもう触手を動かせるのかい?」先輩はびっくりしている。いいえ、
思ったことに触手が反応しただけです。
「ふふん、私の指をなぶりたいと思ったんだ」いえ、そうじゃないです、先輩。
「そういう悪い娘にはおしおきしないとね」先輩、悪い顔してますよ。
そういうと、先輩は触手が絡まる指を口元によせて、指ごとくわえ込んでしまった!
ハウッ!先輩の柔らかい唇と舌先を感じる。舌が「私」に絡み付いてくる。言葉にならな
い感覚。私の肢体は弓なりになる。
「やや?大丈夫かい、忍。すまないことをしたよ」先輩はちょっと狼狽。
最後はお尻。肛門の中を観察。「忍、これで最後だからがんばってね」と葵先輩。りょう
かいです。もうフラフラフワフワで意地をはる気力もありません。
体を反してうつぶせになりお尻を高く突き上げる。先輩にもカメラにも(私にも)お尻のすぼ
まりが丸見えである。ヒクヒクしている。アソコの割れ目から繊毛の森が見え隠れしていて、
そこから三本の触手が垂れていて、クリトリスの肉棒に絡みつく。下腹部に力を込めると
ウネウネ動く。ちょっとオウム貝に似てる?
「ふむ、綺麗だね。肛門の外観には特に変化は見られず。さっきからヒクヒクしてる。そ
れに濡れているじゃないか。ずっと我慢してたのかい?」
いいえ、先輩が色々を刺激するから来ちゃったんですよ。
「ああ、本当にすまなかったよ。でもこれでは中の観察が出来ないね」先輩は困り顔。今
日はもう終わりにしますか?
先輩は少し考えた後、隣の部屋に戻って何かを持ってきた。銀色のボールである。それを
私の両足の間に置いた。何?それに出せと仰るので?
「出そうなんでしょ?我慢は体に良くないよ。それにスッキリ出したら腸内の観察もできる
じゃないか」ああ、先輩。今のあなたはいたずらっ子の顔をしてますよ。
とはいえ私も我慢の限界で、それに「出すもの」はトイレや流し台で処理して良いもので
はない。嗚呼、もう覚悟を決めることにしましたよ。
「忍は怒った顔もかわいいな」
嗚呼にくたらしい!でもにくめない。
966 卒業研究[06/13] sage 2013/12/28(土) 20:00:56.76 ID:NrWYHkGk
ハヒッ!一度堰を切ったら止まらない。
ビュルビュルビュルッ!肛門を緩めた途端、白い粘液と固形物が滝の様に吹き出しボール
に溜まっていく。塊は数mmから数cm程の蛆虫や十数cm位の細長いミミズ,足の無い芋
虫,触覚の無いナメクジの様なモノ達。皆生きていて動いている。私の排泄物は全てこの
子らの餌となって残らない。費やされた「餌」で増えた蟲達が今の私の排泄物。
全てをボールに出しつくしても、肛門の奥にまだ異物感を感じる。お腹に力を入れてそれを
外に押し出してやる。
それはビュルリと肛門をこじ開けて出てきた。お尻の穴の襞を柔らかいモノがすり抜ける感覚
と、穴から「抜け出る」感覚を同時に感じる!珍しく葵先輩はびっくり顔である。いや、私も
びっくりですよ。こんな感覚今までにも無かったし。
それは一本の長く太い蟲だった。私の触手だ。乳白色の体に黄色い脂肪の筋。体表の片
面にはピンクの柔突起がみっしりと生えている。先に行くにつれ細くなり突起も増える。先端
は赤い髭をぐるりと蓄えている。こんなに立派なモノを今まで感じられなかったのは不思議で
ならない。それはね、と先輩が私に教える。
「平時は細く縮んでいるんだよ。先程からの蟲への刺激で産生されるフェロモンが多量とな
り、この蟲を量興奮状態にさせたんだ。それにしても立派に成長したものだね」
成る程です。先輩からこんなにいぢめられたのは初めてですから。しかし、この触手が私の
モノだなんて……。こうやって見られているのが恥ずかしい!
銀色ボールには白濁の粘液と蟲の群れ。ニチャニチャと音を立てている。葵先輩のレクチ
ャーは続く。
「腸毛線虫は腸内に寄生する。腸壁にコロニーを形成する。その中に様々な蟲も住み着
いている。定住する蟲は宿主によって異なる。薄紫のナメクジのようなヤツは吸虫だね」
ようく解っています。この半年で見慣れたモノですよ。この子達のおかげでトイレ要らず、便
秘の悩みからも開放されました。でも、毎日ひり出したこの子等の処理が大変ですよ。
「幾つか見慣れない子が混じってる……吸虫は良子君のだね。仲良くヤッてる様じゃない
か。ちょっと妬けるね」ますます恥ずかしい。蟲を見て判りますか。
良子は同期の娘でルームメイト。同じ研究室生でもある。大きさからいって先月か、私の
中に放った卵から成長したんだ。
「さて、余韻に浸っている暇は無いよ。内視鏡を入れるから楽にしてね」と先輩。ちょっと言
葉の端に棘がある感じ。
お尻のすぼまりに内視鏡のカメラが触れる。機嫌直しにちょっとお手伝い。さっきの感覚を
おさらいしてお尻の触手を動かしてみる。触手がコードに絡みつきそのまま中に引きずり込
む。我ながら器用なものだ。先輩も感嘆の声をあげる。
「これは便利だ。苦しくない?」いいえ、ちっとも。
「結構。ではカメラを奥まで引きこんでちょうだい」言われる通りに触手をお腹の中にしまい
こむ。一緒に内視鏡も大腸の中に引きずり込む。
967 卒業研究[07/13] sage 2013/12/28(土) 20:02:18.75 ID:NrWYHkGk
ディスプレイに私の直腸の中が写る。そこは太さ数mm,長さ1cmくらいの充血した柔毛の
森。奥から白いコードが手前まで伸びている。お尻から出てきた触手だ。このまま内視鏡
を奥まで引き連れていく。
カメラは大腸のさらに奥に進む。腸壁の柔毛は次第に細くなり密集度が上がっていく。森
の隙間は先程ボールに出した蟲達が身を隠すように暮らしている。まばらに太めの白い触
手が生えていて、そこをカメラがこすると、撫でられる感覚を覚えて私の肢体はピクンと
跳ねる。
「その触手には感覚神経が通っている。もっと発育すると周りの柔毛や蟲の徘徊を感じ
取ることが出来ると思うよ」と葵先輩。びっくり感心するも、それは日常に支障をきたすの
ではないかと、いささか心配。
盲腸まで来ると様子が一変する。お尻から出た触手の根元が見える。ここから伸びてきた
のか。周囲に似た形のミニサイズの触手が数本生えている。
「虫垂を棲家としているようだね。触手で見えないが、おそらく虫垂は蟲達の保育所とし
て発達している。草食動物とちょっと似てるね」
小腸へと続く腔から蟲の頭がちらりと覗いている。ボールの中でのたうつミミズと同じ奴
だ。「それは小腸を棲家とする条虫だね。小さい蛆虫が居ただろう?あれはこの蟲の片節
の中で孵化した幼生だよ。」
さて、これで観察は終わり。慎重に内視鏡を腸から引き抜いていく。そのとき珍しい光景
に出くわした。
腸壁から太くそびえる触手の何本かが膨らんでいく。先端の口が開き何かが出ようとして
いる。お腹の中が熱くなる。よく知っている、半年前から私の内からこみ上げる感覚。
触手の先端からピュッピュと何かが飛び出してきた。ひとつ、ふたつ……まだまだ出てく
る。小さい小さいアメーバが触手から産まれてくる。その度に心地よい疼きに襲われる。
似ていないが、この子等はあのボールの中身の芋虫の幼生だ。
「私の子でもある」と葵先輩。その通り、私の中には先輩の蟲も寄生している。異なる宿
主で発生した寄生生物達を同一の環境(ある固体)で生育させ、宿主への影響と発育
過程を観察し考察する。それが研究テーマだ。
「私の蟲の卵は腸壁に着床すると触手を形成する。これがセルカリア(第1幼生)。中でレ
ジア幼生(第2幼生)が育ち、それがこの小蟲達だ」先輩、なんだか嬉しそうですね。
「うちの子が君の体内(なか)で健やかに育っているのを確認できるのは嬉しいね」
最初のうちはわからなかったけど今ならなんとなくわかる。蟲が肉体と同化し、感覚を共
有していくにつれ、自分の一部に思えてくるのだ。私の子もみんなの中でこんな風に生き
てるんだろう。
ほっこりした雰囲気は直に吹き飛んだ。ずっと様々な孔の中から責められて、私の肢体に
は火が点いている。私の体内に蟲が渦巻いているのを感じる。体中の管の至る所がヴァ
ギナになりクリトリスになる感覚。
968 卒業研究[08/13] sage 2013/12/28(土) 20:04:32.95 ID:NrWYHkGk
画像も撮ったしサンプルも採集した。これで観察お仕舞い。でも私の疼きは納まらない。
葵先輩もそれをわかっている様だ。ニッコリ微笑んで頷くと白衣を脱いだ。
「まだ9時だから昼までには時間があるね。忍もスッキリしたい様だし、少し運動しよう
か」お願いします、先輩。もう我慢の限界です。って「も」って何ですか?
「君のあられもない姿を1時間も見せつけられたんだ。私の体も疼いちゃってね」
そういうと先輩は次々と服を脱ぎ、綺麗に畳んでデスクの上に置いていく。なにやってん
ですか……ドキドキです。
やがて先輩は黒ストッキング一枚の姿になった。いや、違う。脚を包むストッキングは体
全体を包みこむボディタイツだった。その薄い布地から透けて見える先輩の肢体はすごく
……エロ綺麗です。黒のボディタイツが肢体のラインを強調する。大きなおおっぱいとお
尻のラインが柔らかい。両乳首と臍に金のピアスをつけている。葵さんは少し恥ずかしそ
うに笑う。
「忍は私のヌードを見るのは初めてだっけ?」はい。いつもは着衣でシてましたから。
「そうだね。私くらいに『成長』すると、不意に漏らしてしまうのを防ぐためにボディタイツは
欠かせなくなるんだ。滅多にないけど、用心に越したことはないからね。ピアスも孔に栓を
するためのものなのさ」
そしてポーズを取ると、その場でクルリと回って体全体を私に見せてくれた。魅惑的な女
性のシルエットの中に異形の美が隠されていた。普通の人なら目を背けるソレを、私は
確かに綺麗だと思ってしまったのだ。
葵さんの豊かな乳房をサポートするように何本もの触手が背後から現れ持ち上げる。そ
れは背後から生えていた。背筋に何対もの乳首の様な突起が並び、触手が生えてくる。
腰周りにベルトのように巻きついているモノもいる。胸の乳首の孔が呼吸に合わせてパク
パクと開き、隙間から触手の束が見え隠れするがピアスで栓をされて外に出られない。
下腹部には私以上に発達した柔突起の森と充血した肉棒が屹立している。体節を持っ
た蟲の様で節のひとつひとつが鰓を張っている。陰毛も蟲と置き換わったのか、芝生の
様に触手が生えて蠢いている。肉棒を皺ひとつなくタイツが包み込む。おそらくボディタイ
ツは特注なのだろう。最初から股間にポケットが作られているのだ。
「体内で蟲が成長して同化が進むとこうなっていくんだ。体内に張り巡らされている循環
系に血管とリンパ管があるのは知ってるね?」私はうなずいて肯定。
「同化が進むと、それらの他に第三の循環系が作られる。蟲の通る蟲管さ。背中から
出ている触手もその管の延長なんだ。私の体の隅々まで張り巡らされている」
お尻にもそれがあるのか、股間から触手が伸びて太ももに巻きついていく。脇から伸びた
それは二の腕を伝い手首まで届く。
突然ビリビリと音が鳴る。葵さんを包む触手の蔦が解かれていく。それがボディタイツを
破っていく音だ。体中の至る所に伝線が走り、あっという間に全てや破り捨てられた。白
い肢体が露わになる。彼女は全くの全裸になった。身体に纏いつく触手が羽衣の様だ。
葵さんはピアスを外しながら一言。「さて、楽しもうか」
969 卒業研究[09/13] sage 2013/12/28(土) 20:06:41.71 ID:NrWYHkGk
最初は軽いキス。次第に舌を絡めあう。向かい合って抱きしめあう。お互いのおっぱいが
つぶれあう。乳首と乳首がキス。そして口を開けてディープキス。葵さんの乳首の触手が
私の孔の中に入ってくる。アソコの肉棒もじゃれ合いを始める。互いに擦りあう。
「この短時間によく動かせるようになったね。上手いよ」と彼女がささやく。えへへ、そ
れほどでも。
私の乳首は彼女の乳首にフェラされ、彼女の乳首ち○ぽに犯される。優しいけど激しい
責めは、長い時間蟲から性の刺激を受けた私にはもう限界。御免なさい。もぉ出ます。
「いいよ、そのまま出して」その声でイッちゃいます!
ビュルリ!乳首から射乳。合わせて子蟲も発射する。葵さんの乳首がゴクゴクと音をたて
てそれを飲む。乳首のキスの隙間からお乳が漏れ出る。
「すごい。私のおっぱいの中で、君の子蟲が暴れまわってる」彼女のうっとりとした顔はすご
くカワイイ。そこで彼女はひらめいた。
「お礼に君のおっぱいに私の子を引越しさせちゃう」
私のおっぱいに潜り込んでいる乳首ち○ぽがさらに奥へ侵入する。狭い肉壁をかき分けて
奥へ奥へ。乳首ち○ぽはおっぱいの奥底にある蟲の子宮に収まりとぐろを巻く。
乳首同士のキスが終わる。彼女の乳首はまだパクパクと口を開いている。お乳の涎がこぼ
れ、子蟲が何匹かこぼれ出す。私の乳首の先には触手が何本かのたうっている。だんだん
奥へ進んでいき、そのうち見えなくなった。
「その蟲は卵が詰まっているの。君のおっぱい子宮を借りて卵を孵し、その中で育っていく
んだ」
次は両足を開いてお互いの秘部を見せ合いっこ。
葵さんのアソコを見るのは初めて。外陰唇がぷっくりボールの様に膨らんでいる。ボール
の谷間に疣が並び肉棒の先まで続いている。私のアソコと随分違う。これはまるで……。
「男の様かい?」ええ、まあ。私の困惑に彼女はクスリ。今度はちょっと苦笑い。
「男だよ。だったというべきかな。寄生蟲が私をこのように改造したのさ」
なんと、彼女は彼だったんですか。でもどうりで、ちょっと勇ましい口調なんだ。
「彼女でいいよ。シルエットはどう見ても女性だし、蟲のホルモンの所為で感受性もかなり
女性的に傾いていると感じる」それを聞いてちょっと安心。この曲線美(一部を除く)を見て
「彼」は無いなあと思っていたので。でも、改めて寄生蟲の黒い一面を思い知る。己
の生殖の為にここまで宿主を改造するんだ。だけど……男性をここまで美人さんに変身さ
せるのなら、それもまたアリかな、と不埒なことをちょっとだけ思う。
「ペニスの海綿体にには蟲管が縦横に張り巡らされていて、勃起と共に蟲がここに集まって
くるんだ。」
葵さんの蛇腹状のオチンチンのカリ首ひとつひとつが、数多の蟲の頭が張り出してできた
ものだったのだ。カリ裏には突起がいっぱい生えている。よく見ると二つのボールが蠢いて
いる。中に何か居る?
「睾丸に蟲が纏わりついているんだ。精嚢も蟲の棲家になってかなり大きくなってる。射精
の量はかなりのものだよ」
その蟲の卵は無数の精子を纏って動力を得るのだそうだ。そして射精と共に卵も次の宿
主の元に行く。なんて生命力なんだろう。
970 名無しさん@ピンキー sage 2013/12/28(土) 20:08:28.86 ID:NrWYHkGk
葵さんが私に被さって股間を顔に押し付ける。彼女の唇が私の肉棒――蟲ち○ぽを頬
張る。
私も彼女のオチンチン――が変貌した蟲ち○ぽを口に頬張る。カリ首に沿って舌を動かす。
彼女の舌も筋に沿って這い回る。互いの腰が自然と動く。口元から喉奥へ、浅く深くスト
ローク。時折ヴァギナから生える私の触手もフェラされる。私も蟲ち○ぽの根元にぶら下
がる睾丸を飴の様に舐めてしゃぶる。玉の間から竿先まで生えている瘤は吸盤の様だ。
パクパクと口を開いている。
彼女のアヌスから太い紐が何本も生えてくる。彼女の腸に居る触手だ。赤い鞭の様で幾
重にも節があり、そこから柔毛がぐるりと生えている。先端は白い瘤。それらが鼻先まで降
りてくる。この子らにもキスしてフェラしてあげる。
互いに責め合い、息が荒くなる。顔も紅潮して熱い。二人の汗が湯気となって立ち上る。
葵さんのカリが脈打ち切ない声が上がる。「出ちゃう!忍、イッちゃうよぉ!」
ビュルビューッ!彼女の蟲ち○ぽが痙攣して鈴口から射精する。すごい量、そして濃い。
口いっぱい放たれる。精液の中でたくさんの蟲が泳いでいる。ゴックン。私はそれを飲み
干した。苦いや。でも悪くないと思える。むせ返る精液が私を更に刺激して、私の蟲ち○
ぽもあふれそう。腰を激しく振り、彼女の喉まで蹂躙する。私もまたイッちゃう!
彼女の頷く合図と共に蟲ち○ぽが堰を切る。ビュッ!ビュッ!と粘液と子蟲を彼女の口の
中に放つ。彼女の喉が鳴る。全部飲み干してくれている。
ハアハアと二人の荒い息が部屋の中にこだまする。二人共ぐったり。二人の蟲ち○ぽも少
しグッタリ。でもすぐにムクムクと元気になる。まだ足りないのか、好きモノめ。
共に顔を見合わせて笑いあう。第3ラウンドはすぐに始まる。
お互いのお尻を合わせてアソコの肉棒を互いのお尻の穴に挿入。入れて出す。出して入
れる。私の肉壷に蠢く触手が葵さんの蟲ち○ぽをしごいていく。彼女の何重ものカリ首が
お尻の穴をめくっていく。私の蟲ち○ぽが彼女の肉壷の触手の森を犯す。
彼女のカリ首が膨らんでいくのが「見える」。私の蟲ち○ぽが先からほつれて何本にも開
放されていく。アヒィッ!薄皮を剥がされた蟲ち○ぽの一本一本に触手の森が絡みつく。
今までと何倍も違うクリアな快感!
「すごい。お尻の中で忍の蟲ち○ぽが暴れまくってる!」
私も負けじと葵さんにご奉仕。ヴァギナの奥から触手を出すと、彼女の玉と竿に絡みつけ
る。腸の奥から伸びた触手を蟲ち○ぽのカリに纏わせる。柔毛のやさしさと触手の激しさ
の二重責め。二人の結合部から愛液が零れ泡を吹く。ニチャニチャパンパンといやらしい
音が響く。
「ヤられっぱなしは、くやしいな。少しは反撃しないと、ね」と葵さんは攻めに出た。
彼女の蟲ち○ぽのカリ裏の触手が一斉に伸びていく。その無数の触手が私の森に遍く広
がっていく。そして子蟲を生む触手の口にはまり込む。一つ一つに、一本一本が。ヤダッ!
何コレ?無数のオ○ンコに無数のオチンチンをハメられた感じ!
「この身体も無敵じゃないからね。数多の快楽を得られるということは、こういう弱点に
もなるのさ」
葵さんの腰が激しく動く。アヌスが大腸が触手のオ○ンコが嬲られる。腸全体が第二の
ヴァギになる実感。これじゃあまるで尻○ンコ!
971 卒業研究[11/13] sage 2013/12/28(土) 20:11:57.00 ID:NrWYHkGk
二人の蟲ち○ぽが相手の尻○ンコをいじめあげる。二人の尻○ンコの触手の主が蟲ち○
ぽに絡みつき、鈴口を見つけるとそこから侵入。蟲ち○ぽの根元まで犯される。私も葵さん
も腰を振る。腰を振り続ける。未知の感覚!新しい快楽!
新たな興奮が蟲ち○ぽを更に勃起させる。もっと奥へ奥へ。蟲ち○ぽを犯す触手も奥へ奥
へ。そして引き抜く。外へ外へ。奥へ奥へ外へ外へ。オクヘソトヘオクヘソトヘ。
「いいイイ」「だめダメ」「気持ちいい」「すごい」「変になっちゃう」
私も彼女も言葉にならない。気持ちの全てが蟲ち○ぽと尻○ンコに持っていかれちゃう。
身体全体を使って大きく腰を振る。おっぱいも激しく揺れる。おっぱい子宮の子蟲が激し
く騒ぐ。血液に蟲のフェロモンが流れ全身を満たす。体中の蟲全てが快楽を称え、蟲の本
能が私に貴女に命令する。卵を放て。子蟲を放て。次の宿主へ!
うん、そうします。出したい。出させて。卵を子蟲を私の一部を貴女の中に!
はい、なります。宿主に。来て。孕ませて。卵を子蟲を貴女の一部を私の中に!!
もう蟲ち○ぽも尻○ンコもフィナーレが近い。来る来るクル!出る出るデル!!イッチャ
ウイッチャウイクイクイクイク……!!!
「あアァン!」私は鳴き、「ヒイィン!」貴女も鳴く。
ビュルビュルビュルビューッビューッ……ビューッ!
蟲ち○ぽが尻○ンコに精と子蟲を大量に吐き出す。お腹の中に白く熱いマグマが拡がって
いく。二人は同時に果てた。
その後はしばし二人で抱き合って眠っていた。眼が覚めたときは11時50分。2時間近くも寝
むっていた。体に毛布がかけられていたことに気づく。愛液でぐしょ濡れのシーツも二人が放
った蟲達もすっかり片付いている。誰か来た?
葵さんがデスクの上にメモを見つけた。そこにはこう記されている。
「おはよう。仲良きことは美しき哉。でも午後の講義には遅れないように。冴子」
教授に私達のあられもない姿を見られたのか。今の私はきっと顔が真っ赤っ赤だ。恥ずか
しくて穴を探して入りたい。
「隠したって無駄。教授は何でもお見通しさ」とは葵さんの言。肩をすくめておどけて答える。
一瞬何で?と思い、すぐに思い出した。お尻から「排泄」した蟲の種類で良子ちゃんとシた
のを看破したのは先輩だった。
葵さんは黒いボディタイツを持ってきた。予備があったんだ。背中の開いた口から脚を入れ
腕を通し身体全体にフィットさせる。今はかわいいペニスを股間のポケットに収めて背中の
ファスナーを閉める。彼女は別の白の服を私に持ってきた。広げてみると白いボディタイツ
だった。「忍っちもそれが要る年頃だからね。それはあげるから着てみなよ」
ありがとうございます。でも年頃って何ですか。
「寄生されてからもうすぐ一年。そろそろ自分の秘部の管理に気を使わなければいけない
年だよ」なるほど、これがあれば助かるかも。
早速ボディタイツに袖を通す。そして姿見で確認。白い絹地に褐色肌と桃色乳首が透け
て見える。今はささやかなクリトリスも綺麗にポケットに収まった。ウン!悪くない。
972 卒業研究[12/13] sage 2013/12/28(土) 20:14:12.13 ID:NrWYHkGk
昼食のとき、ふとした疑問を葵先輩に投げかけた。セックスのときアソコだけ――ヴァギ
ナだけは精や蟲を受け入れては駄目だ。と念押しされている。これは何故なんですか?
「私達の身体は普通の人と違うからね。寄生蟲をたくさん抱えているから」と先輩。
「理由は未だ不明なんだが、他の臓器への寄生はまだリスクが低いんだ。元に戻すこと
は困難だが、寄生された『人間』の域を保つことが出来る。だが、生殖器だけは別だ。
ここに寄生されたら、もう『戻れない』」いきなり重い話ですね。
先輩のペニスはあんなに変容してました。背中からも触手を生やしてたし。ということは
先輩は……。
「見ての通り、蟲に抱かれたのさ」ニッコリ顔。後悔なんかしてないよ、という答えだ。
シリアス話に心が怯んだけど、先輩の笑顔で覚悟は決まった。思い切って聞いてみる。
私は何時「越え」られるんでしょうか?
「即答だね。随分この肢体にご執心だね」先輩が私を指差し、それから袖口から触手
を出して振ってみせる。「それとも、蟲に心を奪われたかな」
今度は答えない。でも先輩は「お見通し」の様である。お互いの顔を見て笑いあう。
「『越える』か『越えられない』かは君の努力次第、研究の評価次第だね。卒業研究
が合格なら、人間を『卒業』できるよ」
なんと華の無い話。でも勉学に励むしかないか。それが私達の「生きる」道でもある。
午後の講義に出るために部屋を移動する。中庭に出たとき、そこには先客が居た。
何本もの触手の脚が膨らんだスカートの様。上半身は6対の乳房をスーツボタンに見
立て、触手の長髪をなびかせて立っていた。身の丈4m程の白亜の巨大生物。頭部
横には巨大な眼球。それがギョロリと私達を睨む。
こいつがこの世界の覇者。獰猛で名を馳せる触手生物。上界に居るはずの生物が何
故ここに?見上げると天蓋の一部が崩落して、そこから滝が流れ落ちている。この穴か
ら降りてきたのか?
恐怖で怯む私と裏腹に葵先輩は呑気している。まるで見知った顔の様。なんでそんな
余裕なんですか?
「フフフ、アレは教授だよ、忍っち」と落ち着いた声で先輩は言う。
あの怪物が教授?いや、教授は女性ですよ。先週もお会いしました。相変わらず切れ
長の眼がクールな美人教授で……。
そのとき怪物の頭が私達に向いた。そこにはこいつにあるはずの無いモノが付いていた。
人間の頭部だ。ラヴィアみたいな肉の割れ目から首から上が生えている。花弁が襟のよ
うだ。後頭部は肉のフードを被り、そこから触手の髪が生えている。頭(こうべ)がまるでク
リトリスみたいに見えるのは偶然か?
人間の頭は女性だった。教授の顔だ。その生物は教授の声で挨拶する。
「御機嫌よう二人共、ゆっくり休めたかしら。忍君はこの姿を見るのは初めてだった?」
ええ、それは、もう。感覚が麻痺してる。
教授を名乗る怪物がこちらに歩み寄る。触手スカートを乱さずにエレガントに。
「教授はこの生物に『寄生』しているんだよ」エッ?!先輩の補足に絶句!!
973 卒業研究[13/13] sage 2013/12/28(土) 20:15:01.74 ID:NrWYHkGk
私達人間はこの世界では生きてはいけない。だから地界に生活圏を作った。だが、それと
て完璧ではなく、何らかの対策を講じなくては死を待つのみである。
私達の研究室では、この動物界の頂点に立つこの怪物等の力を借りて生きる道を模索
している。己の身体を寄生蟲の群体と化し、蟲の力で他の生物と融合(寄生)する試み。
身体中から伸びる触手も、体内の蟲管もその為の道具であり「力」なのだ。
怪物のラヴィアが割れて、そこから中の生物が這い出てくる。ジュルリと音を立てて粘液
が滴り落ちる。裸体の背中から触手が伸びていて怪物のヴァギナへと続いている。股間に
何本もの白亜の触手が食いついている。そちらは怪物のものらしい。
それはどう見ても裸の女性で、とても見慣れた存在だった。確かに冴子教授だ。切れ長の
眼にマシュマロの巨乳。私よりも凄いクリトリスの肉棒。葵先輩と似た背中の触手羽衣。
寄生生物(マスター)が留守となった怪物のラヴィアから肉の孔が見える。孔は触手の森に
なっている。奥から溢れる粘液には教授が放った子蟲達が蠢いている。彼女と怪物の間
には触手の架け橋が架かっている。
「この触手と蟲の発するフェロモンでメガスクイームを操っているわ」と教授。
「単身では上界の大気は呼吸できないし食物も摂取できない。人間には科学技術の助
けがあるけど、それも何時かは壊れたり無くなったりする。この生物等に『バイオスーツ』に
なってもらえば、この子を介して大気も呼吸できるし食事もできるのよ」
そんな彼女の笑みは誇らしげである。でもそれだけではないでしょう。上気した頬からそ
れがわかる。この子との融合は……かなり凄いらしい。葵先輩の喉も鳴る。巨大生物の
瞳も語る。満更ではない様だ。
生か死か。性か死か。精か死か。それが「私達」の「生きる」道。
974 卒業研究 sage 2013/12/28(土) 20:18:01.69 ID:NrWYHkGk
以上です。不慣れな投稿ですみません。
「不気味なモノに寄生されて虜になる娘」と
「娘に寄生されて虜になる不気味なモノ」を両立させるネタをひねくって書いたものです。
片方は尻切れですが。
吸虫セミニ・デンティ
800 名無しさん@ピンキー 2013/11/17(日) 17:23:50.72 ID:bY+F2Qhs
今夜あたりに一本投下してみようかと。
このスレ民の口に合うかはわからないけど……
これまでROM専だったが、少しでも活気づいて供給サイドが増えることを願って。
801 名無しさん@ピンキー sage 2013/11/17(日) 21:29:32.93 ID:UbEVeKw6
はよはよ
802 名無しさん@ピンキー 2013/11/17(日) 22:32:02.10 ID:bY+F2Qhs
2chに投下するのはじめてでいまひとつ勝手がわからないが、規制とか連投制限とかかからないことを祈って……
803 吸虫セミニ・デンティ(1/18) 2013/11/17(日) 22:32:56.99 ID:bY+F2Qhs
けたたましく雄叫びをあげる鳥の声。
低地では一年を通して嫌になるほどの強烈な熱暑も、標高1000メートルを越えるここまでくるとむしろ涼しいほどともいえる。
日本であれば膝下程度の植物も、人を見下ろすかのような巨大な異様を見せつけていた。
毎日のように、しかも突如として降り始める、猛烈な豪雨――スコールが、この地の高湿な気候を保ち、それによって多彩な生物相を維持しているのだろう。
珍妙にして怪奇、極彩色の動植物が跋扈するこの地は、東南アジアは某国の密林。
技術発展により、衛星写真から地球を俯瞰することができるようになった。しかしそれでも、人の知らない場所や物は、この星にもまだまだ多く存在する。
日本人をはじめとした外国人は当然のこととして、現地民ですら立ち入ったことのない――より正確な表現としては、厳密な意味での《現地民》が存在すらしない――正真正銘の未踏の地。そのひとつが、このジャングルであった。
804 吸虫セミニ・デンティ(2/18) 2013/11/17(日) 22:34:32.44 ID:bY+F2Qhs
未踏の地には当然、未だ誰も目にしたことのない生物が多数生息している。それを発見、記載するのが一行の目的である。
藤咲陽菜もそのうちの一人であり、一行の紅一点でもある。
幼い頃から泥臭い遊びが好きだった彼女は、同世代の同性が可愛らしい服を眺め、羨んでいる間も、男子と一緒になって野山を駆け巡っていた。
三つ子の魂百までとでもいうべきか、大学院を卒業してもそれは変わらず、異性からもほとんど男友達と接するようにして扱われている。
それもあってか、陽菜自身は自分の容姿に関して極めて無頓着だ。
顔立ちは至極整っており、よくよく同性からは勿体ないとも、ズルいとも言われるものの、本人にまるで興味がないのだから如何ともしようがない。
このような未踏の地でキャンプを行なうという、年頃の女性としてみれば受け入れがたいであろうことも、当然のこととして受け入れている。
人の手の届かない、鬱蒼とした自然の中にあって、陽菜は恐いというよりもわくわくとした気持ちが勝っていた。
そしてもちろん、一行の全員が同じ気持ちだろう、とも。
研究チームの数は二十人ほど、毎日キャンプの番と食事の担当を当番制で交代していく方式だ。
805 吸虫セミニ・デンティ(2/18) 2013/11/17(日) 22:35:02.42 ID:bY+F2Qhs
陽菜は今朝、起きてから、熱っぽさを感じていた。
各種ワクチンは接種済みだが、前人未到の地、どのような未知のウイルスが存在していてもおかしくない。
このような場所へ調査に来ることができるのは、下手をするともう二度と来ないかもしれない。多少の無理をしてでも、フィールドワークをしておきたい。
そう感情的には思う一方で、陽菜の理性はしっかりとした休養の必要性を理解していた。
医者に診てもらうには、このキャンプ地を離れ、近くの――といったところで半日はかかる――村へといき、そこから更に一日は車に揺られる必要がある。つまり、往復で最低でも三日間はかかるわけで、隊のメンバーに多大な迷惑をかけることになる。
今の状態は微熱程度。普段であれば気にせずに動いてしまうところだが、一番悪いのは、無理をして、メンバーに迷惑をかけることだ。
仕方がない、と溜息を吐き、陽菜は調査隊のリーダーである宮村へと声をかけた。
「ごめんなさい。ちょっと熱っぽくて……」
「そうか。妙な病気があってもおかしくないし、気をつけるに越したことはない。今日は俺と山尾がテント番だが、代わってやるよ」
806 吸虫セミニ・デンティ(4/18) 2013/11/17(日) 22:36:35.03 ID:bY+F2Qhs
陽菜の言葉に宮村は逡巡もなくそう申し出ると、早々に調査の準備をはじめた。
しばらくして、起きてきた他のメンバーたちも含めて全員で朝食を終えると、宮村の口から当番の交代とそれに伴う編成の変更が伝えられた。
食事も終わり、調査チームが出発際、宮村は藤咲に、
「メシも、まぁ山尾に任せておけばいい。今日は一日、ゆっくり寝てろ。その間に、俺は大発見をしてきてやるからさ」
と、冗談めかして嘯いた。
「もう宮村さん、そんなこと言われたら、ゆっくり休んでなんていられないじゃないですかぁ。無理にでも行っちゃいますよ?」
「まっ、それもそうだな。つっても安心しろ、ちゃんと共同研究者のところに連名で名前入れてやるからな!」
「そういう問題じゃありませんってぇ」
「まぁ、つい一昨日も、お前は新種と思われる吸虫を見つけたわけだし、少しくらい休んだ方が丁度いい」
そんな軽口の応酬を終えると、宮村は大きな荷物を背負いあげ、他のメンバーたちと共に調査に出ていった。
807 吸虫セミニ・デンティ(5/18) 2013/11/17(日) 22:37:19.04 ID:bY+F2Qhs
「じゃあ、あとは任せたぞ。藤咲はちゃんと休むこと」
「はーい」
メンバーたちが出発すれば、残されるのは陽菜と山尾の二人のみだ。
「んじゃ今日の仕事は……と言いたいところだけど、体調の悪い奴に無理をさせるわけにもいかないからな」
「迷惑をかけてしまってごめんなさい」
殊勝に謝罪する陽菜に、山尾は苦笑。
「そのまま黙って頑張って、その結果倒れられたらもっと迷惑がかかる。そうならないように自己申告した奴を責める奴はここにはいないさ」
「ありがとうございます。今日一日、全力で休んで快復に努めます!」
「全力で休む、ってなぁ。ホント、藤咲はマジメだなぁ。ま、宮村さんの言う通り、ゆっくり寝てな」
「はい」
808 吸虫セミニ・デンティ(6/18) 2013/11/17(日) 22:37:54.61 ID:bY+F2Qhs
仲間たちの気遣いを受け、陽菜は自身の寝床であるテントへと戻る。
だが熱っぽいとはいえ、意識が朦朧とすることもなく、起きがけで眠気もそうそうない。とはいえ、快復させると言った手前、出来る限りのことをするのが筋というものだ。そう真面目な陽菜は思い、薄いシュラフの中に潜り込んでまぶたを閉じる。
そのまま、しばらくしていると、不意に、声が聞こえた。
――ホシイ。
と。
思わず両目を開き、あたりを見回してみるも、テントの中には陽菜以外に誰もいはしない。疲れからくる幻聴だろうか、と自分に苦笑し、再びまぶたを閉じようと思ったそのとき、陽菜は自分の中にある《熱》に気づく。
風邪や病気からくる発熱とはどこか違う、《熱》は、どちらかというとカイロを握り締めているかのような、より直接的な熱であった。
一度自覚しはじめると、《ソレ》は加速度的に強まっていく。
809 吸虫セミニ・デンティ(7/18) 2013/11/17(日) 22:39:07.25 ID:bY+F2Qhs
「え、何よ、これ……」
まるで、自分の中で炎が燃えているかのような異常な感覚に、陽菜は戸惑いを覚える。
熱い。熱い熱い熱い熱い熱いアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイ。
シュラフを剥ぎ、額に手を当てると、確かに熱い。自分の頬に朱が差しているのがわかる。
発熱の元となっているのは下腹部だ。そこから、まるで何かを訴えかけるかのように、熱を放っている。
そこまで考えて、陽菜は自分の思考に違和感を覚える。まるで、自分の腹の中に何かがいるかのように考えている自分に。
――ホシイ。
欲しい? 何が?
気付けば、自身の内から漏れ出る謎の声に、問い返している自分がいた。
わからない。陽菜には何もわからない。ただ、彼女の身体は答えを知って、動いていた。
810 吸虫セミニ・デンティ(8/18) 2013/11/17(日) 22:40:32.74 ID:bY+F2Qhs
動きやすさを追求したズボンを下ろし、女らしい飾り気のないショーツの下に手を滑り込ませる。ねっちょりとした粘液がショーツには染み込み、重みを感じさせるものとなっていた。その重みやぬめりが、今の陽菜には何故か好ましいものに感じられた。
うっすらとしか毛のはえていない花園を越え、ショーツを湿らせる淫液の根源たる秘裂へと指は進む。
「ぅんぁっ!」
小さな、しかし確かな嬌声が、陽菜の口から漏れる。
自慰行為も、一、二度程度しか経験がないし、それがそれほど気持ちの良いことであるとも思っていなかった陽菜にとって、今この瞬間に得られたモノは、生まれて初めて感じる、確たる性的快楽であった。
自身の内側より響く声に、突き動かされるように、一度快楽の味を占めたその身は、貪欲により強い快楽を求めて指を這わせる。
くちゅ、くちゅ、ぐちょ、ねちょ、と。
鳥獣や虫の声響く林内のテントで、淫らな水遊びの音が響き続ける。
812 吸虫セミニ・デンティ(9/18) 2013/11/17(日) 22:41:22.14 ID:bY+F2Qhs
誰に見られているわけでもないのに、まるで見せ付けるかのようにM字に開脚し、ピンク色の割れ目を自らの指で犯してゆく。
「ぁっ、ぁっ、ぁっ、んぁぁっ、ぁっ……!」
陽菜の、土ばかりを触っているせいか平均的な女性よりもやや太い指は、彼女のほぼ触れたことのない快楽部位を適切に刺激し、自身の脳に快楽刺激を与え続ける。
――ホシイ。
そう、欲しい。
ぐちゅ、ぶちょ、にちゃ、くちょ。
メンバーに休むと言ってオナニーをしているという事実や、耳に届く淫猥な水音が、陽菜に背徳的な快感を与える。
それは明らかな異常事態だった。
性に無頓着で、生物学的な意味ではともかく、ほぼ性的な知識の皆無である陽菜が的確に快楽を得ていることも、そもそも、突如としてこのような淫行を行い始めたことも、だ。
813 吸虫セミニ・デンティ(10/18) 2013/11/17(日) 22:42:11.20 ID:bY+F2Qhs
しかし、それを異常と認識することは、陽菜にはもはや出来ないことだった。
胎の内から響く、渇望の声に操られるように快楽を貪り、そしてその快楽に堕ちてゆく。
「も、っとぉ、ほ、し、ぃぃっ……」
違う。
何かが、違う。
そんな風に考えていると、唐突に、テントの入り口が開かれた。
「おーい、藤咲、昼メシだ、ぞ……ってうおっ!」
現れたのはもちろん、キャンプの番をしていた山尾だった。
異性のテントを前置きなく開けるというのは少々マナー違反というべきだろうが、同性のような扱いを受けることを自ら望んですらいた陽菜にも原因がある。
814 吸虫セミニ・デンティ(11/18) 2013/11/17(日) 22:42:41.41 ID:bY+F2Qhs
「すっ、すまんっ、その、昼飯だからな!」
山尾は陽菜の艶姿に頬を染めながら、謝罪だけを残してその場を去ろうとする。
しかし陽菜の胸中に去来したのは、羞恥の感情ではなかった。
より正確にいうならば、羞恥の感情は確かに存在する。だが、それはむしろ行為を止めるためのストッパーではなく、快楽を促進するスパイスのひとつであった。
「待って、山尾さぁん」
くちゅ、にゅちゅ、と。
淫裂に指を突きこみ、かき回す快楽行為を続けたまま、その瞳は山尾の股間へと釘付けになる。
陽菜は山尾のズボンの股間の部分がテントを張っていることに気づくと、意識したこともなかった同僚の《牡》を視線から離すことができない。
キュン、キュン、と、胎の奥底から、音ならぬ音が、陽菜の理性を削ってゆく。
815 吸虫セミニ・デンティ(12/18) 2013/11/17(日) 22:43:18.43 ID:bY+F2Qhs
――駄目、子宮が疼いて、ガマンなんて、出来ない。
「そう……おひる、ごはん、でした、よね……」
陽菜は、それまで見せたこともないような、《女》の、否、《牝》の表情を浮かべ、笑う。
「ちょうど、お腹すいてたんです……」
陽菜は自らの腹をさする。その所作は、我が子を愛でる母親のそれを思わせた。
「この仔、たちも……」
ぼそりと、呟く。その声は、おそらく山尾には届いてはいなかったし、陽菜自身、自分が何を言っているのか、ほとんど理解していなかった。
「ごはん、ください」
言って、腰を突き出し、ラヴィアを広げ、かき混ぜ過ぎで泡立ちはじめた淫液まみれの性器を見せつける。
――ああ、私は……
816 吸虫セミニ・デンティ(13/18) 2013/11/17(日) 22:43:58.73 ID:bY+F2Qhs
なんて破廉恥なことを口にしているだろうか、と陽菜は内心で、誰にというわけでもなく呟く。
山尾のことは決して嫌いというわけではない。むしろ好嫌でいえば好きといっていいだろう。だがそれはあくまで友人として、同僚としての好意であって、異性として見たことは一度としてない。
そもそも、彼氏を作ろうと思ったことも一度もなかったし、まして、セックスをするときが自分に来るなどとは想像したことすらもなかった。
そんな自分が、何故、彼のことを誘惑しているのか。
陽菜には、自分自身の行動がまるで理解できない。理解できないが、止めることもまた、できない。
猛暑の中走りまわされて、それでも水を一滴たりとも得られなかったときのような、渇望。
知りもしないはずの精の渇きが陽菜の思考を満たしてゆく。
「山尾、さぁん。おちんちん、くださいよぅ……わたしのおなか、みたしてくださぁい」
817 吸虫セミニ・デンティ(14/18) 2013/11/17(日) 22:44:57.95 ID:bY+F2Qhs
陽菜の瞳が奇妙な明滅を見せる。それはタコの擬態のようにも見えた。眼球中の色素胞が収縮することによって、その色彩を高速で変化させているのだ。
サブリミナル効果のある明滅のパターンは、その瞳を覗き込んでいた山尾の脳に影響し、脳内麻薬を分泌、性的な興奮状態を強めていく。
本来ならばありえないほどの異常興奮状態に陥った山尾は、理性も何もかもをかなぐり捨てて、陽菜に襲い掛かった。
陽菜は、自分がそれをできると確信していた。何故できるのかなどはこの際どうでもいい。
自分が本当に欲しいもの。即ち牡の精が得られるのであれば、理由などは些末なものでしかないからだ。
「ふじ、さきぃ」
山尾は乱暴にズボンを脱ぎ放ち、ぎぢぎぢにいきり勃ったペニスを、陽菜が突き出した処女裂に向けてねじ込む。
その牡性を突き込まれた瞬間、陽菜は自分が求めていたものを悟る。これだ、と。
遠慮なく処女膜を破ろうとする山尾を迎えるように、自身も腰を突き出す。
ぶちぃ、という繊維の千切れるような音と共に、二十数年保ち続けてきた陽菜の処女性は呆気なく失われた。
818 吸虫セミニ・デンティ(15/18) 2013/11/17(日) 22:45:30.40 ID:bY+F2Qhs
――コレダ。
そう、これだ。欲しかったのはこれなのだ、と、陽菜はがむしゃらに腰を振り、快楽を貪る。
自分の指ではまるで満足することができなかったんも当然と思えるほどの、暴力的な快楽が、陽菜の思考力を更に奪う。
パンッ、パンッ、という打擲音が連続する中、陽菜は嬌声を上げ続け、山尾は「ふじさき、ふじさきぃ」とだけうわごとのように呟き続ける。
――ダガ、
でも……
『まだ、足りない』
陽菜の内なる声と、陽菜自身の意思が、完全に一つになった。
淫裂に咥え込んだペニスに、ナニカが流れ込む。陽菜は今度こそ、求めるモノがやってくるのだと、その顔に喜悦を刻む。
次の瞬間。
834 吸虫セミニ・デンティ(15.5/18): 2013/11/19(火) 23:31:55.44 ID:kCXQObr7
山尾のペニスが爆発するかのように、黄ばんだ白濁を大量に吐き出した。
びゅるびゅるどくどくと、胎の中へと流し込まれるマグマのような汚液を、陽菜の膣は嚥下するかのように蠢き、搾り取ってゆく。
「そう、これぇ、これよぉ! おいしぃ、おいしぃぃいぃ!」
まるで性器がもう一つの舌となったかのように、膣内のヒダのひとつひとつに味蕾が出来たかのように、注ぎ込まれる青臭い精液の味を感じ取ることが出来る。
ほんの数時間前ならば嫌悪感すら抱いたであろうその芳香を、その味を、天上の甘露と思うほどの喜悦と共に呑み込んでゆく。
「もっと、もっとぉ、全部、わたしの、ナカにぃ」
吐精しながらも、二人の腰の動きは止まらない。
特に山尾の方は、狂ったように腰を打ちつけ、性交をはじめたときよりも、心なしかやつれているようにも見える。
それも当然といえば当然のことかもしれない。三時間ほどもの間、一切休むことなく交合を続け、その間に射精した回数は二桁を越える。
それでも分泌され続ける脳内麻薬の作用によって興奮を収めることもままならず、狂った獣の如く交尾を続けているのだ。精力、より明確には生命力そのものが失われていくのは仕方のないことである。
819 吸虫セミニ・デンティ(16/18) 2013/11/17(日) 22:46:20.99 ID:bY+F2Qhs
ロイコクロリディウムという吸虫の属がある。
陸生貝類、即ちカタツムリのたぐいを中間宿主とし、その脳をコントロール、鳥類に捕食させることで新たな宿主を得るという奇妙な生態を持った寄生虫だ。
陽菜が数日前に発見したのは、そのロイコクロリディウムにやや類似した性質を持つ吸虫であった。
発見直後で未解明な部分は多いものの、小型の齧歯目のメス個体の子宮に寄生し、脳をコントロールすることで宿主の性欲を刺激、強烈なフェロモンを分泌することで異性を誘惑する。
子宮内に寄生した吸虫は、異性の精子を栄養源として成長、成虫となると交尾の際、オスのペニスを通して精嚢に寄生、そのオスもまた性欲を強烈に刺激され、メスをレイプ、その子宮に寄生するという非常に奇異な生活環の持ち主であった。
自然界ではこういったレイプ行動を行う動物は少なく、異なる種の生物のレイプ行動を誘発する生物などは前例がない。
だからこそ、彼女たちはそれを調べていたのだが、今、自分に訪れている異常はそれに極めて近い。
もし、その吸虫が、ヒトにも寄生するとしたら?
820 吸虫セミニ・デンティ(17/18) 2013/11/17(日) 22:47:13.18 ID:bY+F2Qhs
それは大発見であると同時に、極めて危険な事態だ。
ネズミの場合の話ではあるものの、メスに寄生した場合は、吸虫が成長するのに必要な精子を得るために、オスとひたすら交尾を続けるだけだが、オスに寄生した場合は、そのオスは精子を吐き出すことのみに生命力を使い果たし、数時間で死に至っていたからだ。
だが、
パンッ、と。
山尾の力強い腰の突き入れに、陽菜の思考は霧散し、消えた。たとえこのあとどうなったところで自分には関係ない。
ただ必要なのは快楽であり、牡の精だけだからだ。
完全に思考を吸虫に支配された陽菜は、そのあと更に五時間、山尾が土気色の顔色になって息絶えるまで、嬉々として腰を振り続けていた。
「もっと、もっとぉ……」
同僚の一人を吸い殺しても尚、彼女の渇きが満たされる兆しは――ない。
精子を喰らい成長した蟲が淫裂から顔を出し、まるでペニスのような兇悪な鎌首をもたげていた。
821 名無しさん@ピンキー 2013/11/17(日) 22:48:33.38 ID:bY+F2Qhs
以上となります。
ナンバリングを微妙にミスってしまいました。
今夜あたりに一本投下してみようかと。
このスレ民の口に合うかはわからないけど……
これまでROM専だったが、少しでも活気づいて供給サイドが増えることを願って。
801 名無しさん@ピンキー sage 2013/11/17(日) 21:29:32.93 ID:UbEVeKw6
はよはよ
802 名無しさん@ピンキー 2013/11/17(日) 22:32:02.10 ID:bY+F2Qhs
2chに投下するのはじめてでいまひとつ勝手がわからないが、規制とか連投制限とかかからないことを祈って……
803 吸虫セミニ・デンティ(1/18) 2013/11/17(日) 22:32:56.99 ID:bY+F2Qhs
けたたましく雄叫びをあげる鳥の声。
低地では一年を通して嫌になるほどの強烈な熱暑も、標高1000メートルを越えるここまでくるとむしろ涼しいほどともいえる。
日本であれば膝下程度の植物も、人を見下ろすかのような巨大な異様を見せつけていた。
毎日のように、しかも突如として降り始める、猛烈な豪雨――スコールが、この地の高湿な気候を保ち、それによって多彩な生物相を維持しているのだろう。
珍妙にして怪奇、極彩色の動植物が跋扈するこの地は、東南アジアは某国の密林。
技術発展により、衛星写真から地球を俯瞰することができるようになった。しかしそれでも、人の知らない場所や物は、この星にもまだまだ多く存在する。
日本人をはじめとした外国人は当然のこととして、現地民ですら立ち入ったことのない――より正確な表現としては、厳密な意味での《現地民》が存在すらしない――正真正銘の未踏の地。そのひとつが、このジャングルであった。
804 吸虫セミニ・デンティ(2/18) 2013/11/17(日) 22:34:32.44 ID:bY+F2Qhs
未踏の地には当然、未だ誰も目にしたことのない生物が多数生息している。それを発見、記載するのが一行の目的である。
藤咲陽菜もそのうちの一人であり、一行の紅一点でもある。
幼い頃から泥臭い遊びが好きだった彼女は、同世代の同性が可愛らしい服を眺め、羨んでいる間も、男子と一緒になって野山を駆け巡っていた。
三つ子の魂百までとでもいうべきか、大学院を卒業してもそれは変わらず、異性からもほとんど男友達と接するようにして扱われている。
それもあってか、陽菜自身は自分の容姿に関して極めて無頓着だ。
顔立ちは至極整っており、よくよく同性からは勿体ないとも、ズルいとも言われるものの、本人にまるで興味がないのだから如何ともしようがない。
このような未踏の地でキャンプを行なうという、年頃の女性としてみれば受け入れがたいであろうことも、当然のこととして受け入れている。
人の手の届かない、鬱蒼とした自然の中にあって、陽菜は恐いというよりもわくわくとした気持ちが勝っていた。
そしてもちろん、一行の全員が同じ気持ちだろう、とも。
研究チームの数は二十人ほど、毎日キャンプの番と食事の担当を当番制で交代していく方式だ。
805 吸虫セミニ・デンティ(2/18) 2013/11/17(日) 22:35:02.42 ID:bY+F2Qhs
陽菜は今朝、起きてから、熱っぽさを感じていた。
各種ワクチンは接種済みだが、前人未到の地、どのような未知のウイルスが存在していてもおかしくない。
このような場所へ調査に来ることができるのは、下手をするともう二度と来ないかもしれない。多少の無理をしてでも、フィールドワークをしておきたい。
そう感情的には思う一方で、陽菜の理性はしっかりとした休養の必要性を理解していた。
医者に診てもらうには、このキャンプ地を離れ、近くの――といったところで半日はかかる――村へといき、そこから更に一日は車に揺られる必要がある。つまり、往復で最低でも三日間はかかるわけで、隊のメンバーに多大な迷惑をかけることになる。
今の状態は微熱程度。普段であれば気にせずに動いてしまうところだが、一番悪いのは、無理をして、メンバーに迷惑をかけることだ。
仕方がない、と溜息を吐き、陽菜は調査隊のリーダーである宮村へと声をかけた。
「ごめんなさい。ちょっと熱っぽくて……」
「そうか。妙な病気があってもおかしくないし、気をつけるに越したことはない。今日は俺と山尾がテント番だが、代わってやるよ」
806 吸虫セミニ・デンティ(4/18) 2013/11/17(日) 22:36:35.03 ID:bY+F2Qhs
陽菜の言葉に宮村は逡巡もなくそう申し出ると、早々に調査の準備をはじめた。
しばらくして、起きてきた他のメンバーたちも含めて全員で朝食を終えると、宮村の口から当番の交代とそれに伴う編成の変更が伝えられた。
食事も終わり、調査チームが出発際、宮村は藤咲に、
「メシも、まぁ山尾に任せておけばいい。今日は一日、ゆっくり寝てろ。その間に、俺は大発見をしてきてやるからさ」
と、冗談めかして嘯いた。
「もう宮村さん、そんなこと言われたら、ゆっくり休んでなんていられないじゃないですかぁ。無理にでも行っちゃいますよ?」
「まっ、それもそうだな。つっても安心しろ、ちゃんと共同研究者のところに連名で名前入れてやるからな!」
「そういう問題じゃありませんってぇ」
「まぁ、つい一昨日も、お前は新種と思われる吸虫を見つけたわけだし、少しくらい休んだ方が丁度いい」
そんな軽口の応酬を終えると、宮村は大きな荷物を背負いあげ、他のメンバーたちと共に調査に出ていった。
807 吸虫セミニ・デンティ(5/18) 2013/11/17(日) 22:37:19.04 ID:bY+F2Qhs
「じゃあ、あとは任せたぞ。藤咲はちゃんと休むこと」
「はーい」
メンバーたちが出発すれば、残されるのは陽菜と山尾の二人のみだ。
「んじゃ今日の仕事は……と言いたいところだけど、体調の悪い奴に無理をさせるわけにもいかないからな」
「迷惑をかけてしまってごめんなさい」
殊勝に謝罪する陽菜に、山尾は苦笑。
「そのまま黙って頑張って、その結果倒れられたらもっと迷惑がかかる。そうならないように自己申告した奴を責める奴はここにはいないさ」
「ありがとうございます。今日一日、全力で休んで快復に努めます!」
「全力で休む、ってなぁ。ホント、藤咲はマジメだなぁ。ま、宮村さんの言う通り、ゆっくり寝てな」
「はい」
808 吸虫セミニ・デンティ(6/18) 2013/11/17(日) 22:37:54.61 ID:bY+F2Qhs
仲間たちの気遣いを受け、陽菜は自身の寝床であるテントへと戻る。
だが熱っぽいとはいえ、意識が朦朧とすることもなく、起きがけで眠気もそうそうない。とはいえ、快復させると言った手前、出来る限りのことをするのが筋というものだ。そう真面目な陽菜は思い、薄いシュラフの中に潜り込んでまぶたを閉じる。
そのまま、しばらくしていると、不意に、声が聞こえた。
――ホシイ。
と。
思わず両目を開き、あたりを見回してみるも、テントの中には陽菜以外に誰もいはしない。疲れからくる幻聴だろうか、と自分に苦笑し、再びまぶたを閉じようと思ったそのとき、陽菜は自分の中にある《熱》に気づく。
風邪や病気からくる発熱とはどこか違う、《熱》は、どちらかというとカイロを握り締めているかのような、より直接的な熱であった。
一度自覚しはじめると、《ソレ》は加速度的に強まっていく。
809 吸虫セミニ・デンティ(7/18) 2013/11/17(日) 22:39:07.25 ID:bY+F2Qhs
「え、何よ、これ……」
まるで、自分の中で炎が燃えているかのような異常な感覚に、陽菜は戸惑いを覚える。
熱い。熱い熱い熱い熱い熱いアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイ。
シュラフを剥ぎ、額に手を当てると、確かに熱い。自分の頬に朱が差しているのがわかる。
発熱の元となっているのは下腹部だ。そこから、まるで何かを訴えかけるかのように、熱を放っている。
そこまで考えて、陽菜は自分の思考に違和感を覚える。まるで、自分の腹の中に何かがいるかのように考えている自分に。
――ホシイ。
欲しい? 何が?
気付けば、自身の内から漏れ出る謎の声に、問い返している自分がいた。
わからない。陽菜には何もわからない。ただ、彼女の身体は答えを知って、動いていた。
810 吸虫セミニ・デンティ(8/18) 2013/11/17(日) 22:40:32.74 ID:bY+F2Qhs
動きやすさを追求したズボンを下ろし、女らしい飾り気のないショーツの下に手を滑り込ませる。ねっちょりとした粘液がショーツには染み込み、重みを感じさせるものとなっていた。その重みやぬめりが、今の陽菜には何故か好ましいものに感じられた。
うっすらとしか毛のはえていない花園を越え、ショーツを湿らせる淫液の根源たる秘裂へと指は進む。
「ぅんぁっ!」
小さな、しかし確かな嬌声が、陽菜の口から漏れる。
自慰行為も、一、二度程度しか経験がないし、それがそれほど気持ちの良いことであるとも思っていなかった陽菜にとって、今この瞬間に得られたモノは、生まれて初めて感じる、確たる性的快楽であった。
自身の内側より響く声に、突き動かされるように、一度快楽の味を占めたその身は、貪欲により強い快楽を求めて指を這わせる。
くちゅ、くちゅ、ぐちょ、ねちょ、と。
鳥獣や虫の声響く林内のテントで、淫らな水遊びの音が響き続ける。
812 吸虫セミニ・デンティ(9/18) 2013/11/17(日) 22:41:22.14 ID:bY+F2Qhs
誰に見られているわけでもないのに、まるで見せ付けるかのようにM字に開脚し、ピンク色の割れ目を自らの指で犯してゆく。
「ぁっ、ぁっ、ぁっ、んぁぁっ、ぁっ……!」
陽菜の、土ばかりを触っているせいか平均的な女性よりもやや太い指は、彼女のほぼ触れたことのない快楽部位を適切に刺激し、自身の脳に快楽刺激を与え続ける。
――ホシイ。
そう、欲しい。
ぐちゅ、ぶちょ、にちゃ、くちょ。
メンバーに休むと言ってオナニーをしているという事実や、耳に届く淫猥な水音が、陽菜に背徳的な快感を与える。
それは明らかな異常事態だった。
性に無頓着で、生物学的な意味ではともかく、ほぼ性的な知識の皆無である陽菜が的確に快楽を得ていることも、そもそも、突如としてこのような淫行を行い始めたことも、だ。
813 吸虫セミニ・デンティ(10/18) 2013/11/17(日) 22:42:11.20 ID:bY+F2Qhs
しかし、それを異常と認識することは、陽菜にはもはや出来ないことだった。
胎の内から響く、渇望の声に操られるように快楽を貪り、そしてその快楽に堕ちてゆく。
「も、っとぉ、ほ、し、ぃぃっ……」
違う。
何かが、違う。
そんな風に考えていると、唐突に、テントの入り口が開かれた。
「おーい、藤咲、昼メシだ、ぞ……ってうおっ!」
現れたのはもちろん、キャンプの番をしていた山尾だった。
異性のテントを前置きなく開けるというのは少々マナー違反というべきだろうが、同性のような扱いを受けることを自ら望んですらいた陽菜にも原因がある。
814 吸虫セミニ・デンティ(11/18) 2013/11/17(日) 22:42:41.41 ID:bY+F2Qhs
「すっ、すまんっ、その、昼飯だからな!」
山尾は陽菜の艶姿に頬を染めながら、謝罪だけを残してその場を去ろうとする。
しかし陽菜の胸中に去来したのは、羞恥の感情ではなかった。
より正確にいうならば、羞恥の感情は確かに存在する。だが、それはむしろ行為を止めるためのストッパーではなく、快楽を促進するスパイスのひとつであった。
「待って、山尾さぁん」
くちゅ、にゅちゅ、と。
淫裂に指を突きこみ、かき回す快楽行為を続けたまま、その瞳は山尾の股間へと釘付けになる。
陽菜は山尾のズボンの股間の部分がテントを張っていることに気づくと、意識したこともなかった同僚の《牡》を視線から離すことができない。
キュン、キュン、と、胎の奥底から、音ならぬ音が、陽菜の理性を削ってゆく。
815 吸虫セミニ・デンティ(12/18) 2013/11/17(日) 22:43:18.43 ID:bY+F2Qhs
――駄目、子宮が疼いて、ガマンなんて、出来ない。
「そう……おひる、ごはん、でした、よね……」
陽菜は、それまで見せたこともないような、《女》の、否、《牝》の表情を浮かべ、笑う。
「ちょうど、お腹すいてたんです……」
陽菜は自らの腹をさする。その所作は、我が子を愛でる母親のそれを思わせた。
「この仔、たちも……」
ぼそりと、呟く。その声は、おそらく山尾には届いてはいなかったし、陽菜自身、自分が何を言っているのか、ほとんど理解していなかった。
「ごはん、ください」
言って、腰を突き出し、ラヴィアを広げ、かき混ぜ過ぎで泡立ちはじめた淫液まみれの性器を見せつける。
――ああ、私は……
816 吸虫セミニ・デンティ(13/18) 2013/11/17(日) 22:43:58.73 ID:bY+F2Qhs
なんて破廉恥なことを口にしているだろうか、と陽菜は内心で、誰にというわけでもなく呟く。
山尾のことは決して嫌いというわけではない。むしろ好嫌でいえば好きといっていいだろう。だがそれはあくまで友人として、同僚としての好意であって、異性として見たことは一度としてない。
そもそも、彼氏を作ろうと思ったことも一度もなかったし、まして、セックスをするときが自分に来るなどとは想像したことすらもなかった。
そんな自分が、何故、彼のことを誘惑しているのか。
陽菜には、自分自身の行動がまるで理解できない。理解できないが、止めることもまた、できない。
猛暑の中走りまわされて、それでも水を一滴たりとも得られなかったときのような、渇望。
知りもしないはずの精の渇きが陽菜の思考を満たしてゆく。
「山尾、さぁん。おちんちん、くださいよぅ……わたしのおなか、みたしてくださぁい」
817 吸虫セミニ・デンティ(14/18) 2013/11/17(日) 22:44:57.95 ID:bY+F2Qhs
陽菜の瞳が奇妙な明滅を見せる。それはタコの擬態のようにも見えた。眼球中の色素胞が収縮することによって、その色彩を高速で変化させているのだ。
サブリミナル効果のある明滅のパターンは、その瞳を覗き込んでいた山尾の脳に影響し、脳内麻薬を分泌、性的な興奮状態を強めていく。
本来ならばありえないほどの異常興奮状態に陥った山尾は、理性も何もかもをかなぐり捨てて、陽菜に襲い掛かった。
陽菜は、自分がそれをできると確信していた。何故できるのかなどはこの際どうでもいい。
自分が本当に欲しいもの。即ち牡の精が得られるのであれば、理由などは些末なものでしかないからだ。
「ふじ、さきぃ」
山尾は乱暴にズボンを脱ぎ放ち、ぎぢぎぢにいきり勃ったペニスを、陽菜が突き出した処女裂に向けてねじ込む。
その牡性を突き込まれた瞬間、陽菜は自分が求めていたものを悟る。これだ、と。
遠慮なく処女膜を破ろうとする山尾を迎えるように、自身も腰を突き出す。
ぶちぃ、という繊維の千切れるような音と共に、二十数年保ち続けてきた陽菜の処女性は呆気なく失われた。
818 吸虫セミニ・デンティ(15/18) 2013/11/17(日) 22:45:30.40 ID:bY+F2Qhs
――コレダ。
そう、これだ。欲しかったのはこれなのだ、と、陽菜はがむしゃらに腰を振り、快楽を貪る。
自分の指ではまるで満足することができなかったんも当然と思えるほどの、暴力的な快楽が、陽菜の思考力を更に奪う。
パンッ、パンッ、という打擲音が連続する中、陽菜は嬌声を上げ続け、山尾は「ふじさき、ふじさきぃ」とだけうわごとのように呟き続ける。
――ダガ、
でも……
『まだ、足りない』
陽菜の内なる声と、陽菜自身の意思が、完全に一つになった。
淫裂に咥え込んだペニスに、ナニカが流れ込む。陽菜は今度こそ、求めるモノがやってくるのだと、その顔に喜悦を刻む。
次の瞬間。
834 吸虫セミニ・デンティ(15.5/18): 2013/11/19(火) 23:31:55.44 ID:kCXQObr7
山尾のペニスが爆発するかのように、黄ばんだ白濁を大量に吐き出した。
びゅるびゅるどくどくと、胎の中へと流し込まれるマグマのような汚液を、陽菜の膣は嚥下するかのように蠢き、搾り取ってゆく。
「そう、これぇ、これよぉ! おいしぃ、おいしぃぃいぃ!」
まるで性器がもう一つの舌となったかのように、膣内のヒダのひとつひとつに味蕾が出来たかのように、注ぎ込まれる青臭い精液の味を感じ取ることが出来る。
ほんの数時間前ならば嫌悪感すら抱いたであろうその芳香を、その味を、天上の甘露と思うほどの喜悦と共に呑み込んでゆく。
「もっと、もっとぉ、全部、わたしの、ナカにぃ」
吐精しながらも、二人の腰の動きは止まらない。
特に山尾の方は、狂ったように腰を打ちつけ、性交をはじめたときよりも、心なしかやつれているようにも見える。
それも当然といえば当然のことかもしれない。三時間ほどもの間、一切休むことなく交合を続け、その間に射精した回数は二桁を越える。
それでも分泌され続ける脳内麻薬の作用によって興奮を収めることもままならず、狂った獣の如く交尾を続けているのだ。精力、より明確には生命力そのものが失われていくのは仕方のないことである。
819 吸虫セミニ・デンティ(16/18) 2013/11/17(日) 22:46:20.99 ID:bY+F2Qhs
ロイコクロリディウムという吸虫の属がある。
陸生貝類、即ちカタツムリのたぐいを中間宿主とし、その脳をコントロール、鳥類に捕食させることで新たな宿主を得るという奇妙な生態を持った寄生虫だ。
陽菜が数日前に発見したのは、そのロイコクロリディウムにやや類似した性質を持つ吸虫であった。
発見直後で未解明な部分は多いものの、小型の齧歯目のメス個体の子宮に寄生し、脳をコントロールすることで宿主の性欲を刺激、強烈なフェロモンを分泌することで異性を誘惑する。
子宮内に寄生した吸虫は、異性の精子を栄養源として成長、成虫となると交尾の際、オスのペニスを通して精嚢に寄生、そのオスもまた性欲を強烈に刺激され、メスをレイプ、その子宮に寄生するという非常に奇異な生活環の持ち主であった。
自然界ではこういったレイプ行動を行う動物は少なく、異なる種の生物のレイプ行動を誘発する生物などは前例がない。
だからこそ、彼女たちはそれを調べていたのだが、今、自分に訪れている異常はそれに極めて近い。
もし、その吸虫が、ヒトにも寄生するとしたら?
820 吸虫セミニ・デンティ(17/18) 2013/11/17(日) 22:47:13.18 ID:bY+F2Qhs
それは大発見であると同時に、極めて危険な事態だ。
ネズミの場合の話ではあるものの、メスに寄生した場合は、吸虫が成長するのに必要な精子を得るために、オスとひたすら交尾を続けるだけだが、オスに寄生した場合は、そのオスは精子を吐き出すことのみに生命力を使い果たし、数時間で死に至っていたからだ。
だが、
パンッ、と。
山尾の力強い腰の突き入れに、陽菜の思考は霧散し、消えた。たとえこのあとどうなったところで自分には関係ない。
ただ必要なのは快楽であり、牡の精だけだからだ。
完全に思考を吸虫に支配された陽菜は、そのあと更に五時間、山尾が土気色の顔色になって息絶えるまで、嬉々として腰を振り続けていた。
「もっと、もっとぉ……」
同僚の一人を吸い殺しても尚、彼女の渇きが満たされる兆しは――ない。
精子を喰らい成長した蟲が淫裂から顔を出し、まるでペニスのような兇悪な鎌首をもたげていた。
821 名無しさん@ピンキー 2013/11/17(日) 22:48:33.38 ID:bY+F2Qhs
以上となります。
ナンバリングを微妙にミスってしまいました。