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続・心の枷 その2
21 続・心の枷 その2 (1/14) sage 2012/10/10(水) 06:21:07.05 ID:KhQjctGr
「上がって?結夏」
「あ、う…」
早希は、いつもの私に対する態度のままで、私を部屋に上げる。
でも、私はずっと、体が疼いて、イキたくてイキたくて、しかたが、ない。
来る途中もずっとその事ばかり考えて、ずっと、我慢してた。
早く、口の枷を、嵌めさせて、欲しい。
「ちょっと待ってね。私、自分の枷を、嵌めるから」
「えっ?―え?」
早希は、棚においてあった大きな金属の何かを手に取り、そのまま、頭から、被った。
彼女の頭がその中に収まると、しゅっと縮んで、彼女の頭のサイズにフィットする。
「あぁああん…」
早希はその場で、ガクガクと体を震わせる。―どうやら、イったみたいだ。
「―なに?それ」
「これは私の、『心の枷』」
「早希の、枷…」
早希の枷は、私のと違って、口は自由だ。
でも、目がすっぽりと、覆われている。
更に、私のが耳までなのと違って、早希のは後頭部まで、金属がすっぽり覆っている。
私のよりも全体的に一回り大きいみたいで、なんだか、ヘルメットを被っているみたいだ。
目も耳も塞がれているように見えるけど、私と普通に、会話できている。
「じゃ、結夏の枷。―はい」
彼女は、バッグから金属球を取り出して、私の顔の前に、差し出した。
待ち望んだ、私の、口の、枷。
私はしゃぶりつかんばかりに、その表面を舌で舐めとる。
「ぐふうぅぅぅぅう!」
枷が嵌って、やっと、私も、イカせてもらえた。
22 続・心の枷 その2 (2/14) sage 2012/10/10(水) 06:24:04.84 ID:KhQjctGr
「はぁ、はぁ…はぁ…」
「うふ。落ち着いた?結夏ちゃん」
「は、はい…」
トイレの中で聞こえてきた声が、再び聞こえ始める。
「じゃ、訓練の続きね。
服を脱ぎなさい、2人とも」
「はい」
「は…はい」
早希は命令に何のためらいもなく、従う。
私も、従わないとまずいような気分になり、慌ただしく服を脱いで、全裸になる。
「あ…」
早希の胸と股間が、メタリックシルバーの金属で覆われている。
ふと自分をみると、どうやら同じものが同じ位置に、嵌っているようだ。
「これが…『体の枷』…」
触ってみても、硬くて、その下が何も感じない。
本当に…私はもう、この下を一生触れなくなっちゃったんだろうか…
「ほらほら、ボーッとしてないで。訓練始めるよ?」
「え、あ、ぃやぁ?!」
直後、私の体が急にこわばり、大の字に開いて立たされ、頭の後ろで手を組まされる。
前を見ると、早希が私の真向かいで、まったく同じポーズを取って、固まっている。
「ま…まだ何か、するんですか…?」
「うん。
これからは、早希ちゃんも、一緒だよ。ね?早希ちゃん」
「…はい」
「あ、早希…」
早希が、返事をする。
そうか、今は早希も枷を嵌めてるから、この声が聞こえるんだ。
「うふ。
結夏ちゃん、さっき『体の枷』で体が気持ちよくなったの、覚えてる?」
「は、はい」
「今から、結夏ちゃんの『体の枷』は、早希ちゃんがコントロールするから」
「は…え、えぇ?」
「早希ちゃん、試しに結夏ちゃんを、気持ちよくしてあげて。
セックスでインサートされた時くらいに」
「はい」
「え、い…いやぁあああっ、ちょ、あぁああああああん!」
『心の枷』を嵌めた私の前には、今2つのゲージが浮かんでいる。
1つは、私自身のもの。もう1つは、結夏のもの。
結夏のは、彼女の胸の真ん前に、ぽっかりと、浮かんでいる。
言われるままに、結夏のゲージを念じて、動かしてみる。
上げ下げすると、その度に、結夏が、悶える。
23 続・心の枷 その2 (3/14) sage 2012/10/10(水) 06:27:05.78 ID:KhQjctGr
「じゃ、結夏ちゃんを、ギリギリ、イク寸前まで、上げてあげて?早希ちゃん」
「はい」
「ちょ、ちょっと、早希…はぁああああっ、あぁあああっ、うぁあああ!」
頭の中がバチバチ言ってる。イク寸前なのに、イケない。
「うふ。結夏ちゃん?
イキたかったら、早希ちゃんに『イカせて下さい、お姉さま』って、お願いして」
「そ、そんな、恥ずか…ぁああああん!」
「ほらほら。我慢してると、おかしくなっちゃうよ」
「い、イカせて、下さい、おねえ…さま…」
「早希ちゃん、イカせてあげて」
「はい」
「はぁあ、ふぐっ!?ふぅううううううう!!!」
口をこじ開けられ、口の中を犯され、イッた。
「じゃ、もう一回ね、早希ちゃん?」
「はい」
「い、いやぁああああ!!…い、イカせて、下さい、おねえさま…」
「イカせてあげて」
「はい」
「うぐ、ぐふぅううううう!!」
「次から早希ちゃんは、イカせる前に『イキなさい、結夏』って、命令するの。
いい?早希ちゃん」
「はい」
「じゃ、もう一回、やってみて」
「はい」
目の前の早希は、ただ淡々と、声に返事をしている。
そして私は、また、胸と股間が熱くなってきて、体にそれが廻って、
また、イク寸前まで、気持ちが昂ぶらされる。
ああ…だめだ、お願い、しないと…
「うふぅっ…い、イカせて、ください、お姉…さま」
「…イキなさい、結夏」
「ぐ、ぐふうぅーーー!」
軽くイッて、また、イク寸前の状態にされる。
「…イカせて、ください、お姉さま」
「…イキなさい、結夏」
「ん、ふぐうぅうううう!
…はぁっ、イカせてください、お姉さま」
「イキなさい、結夏」
「ふぅっ、ふうぅうううう!
はぁ、はぁ、…ぁあっ、い、イカせてください、お姉さま」
「うふ。イキなさい、結夏」
「ふぐっ、ぐうううっ!
…ま、まだ…はぁ、イカせてください、お姉さま」
「…うふふ」
「ちょ、ちょっと、さき…イカせて、お願い」
「あれ?私は何だっけ?」
「やだ、そん…お姉…さま」
「はい。じゃ、イキなさい。結夏」
「ふぅっ、ふうぅうううう!」
結夏は、私がゲージを上げるたびに、お願いしてきて、
私が命令して、更にゲージを目盛り以上に上げてあげると、その通りに、イク。
ごめんね、結夏。正直言うと、ちょっと、楽しい。
24 続・心の枷 その2 (4/10) sage 2012/10/10(水) 06:30:03.25 ID:KhQjctGr
※ コピペミスで、総レス数間違えてました
でも、結夏がイクときの声が毎回変なのが、気になる。
なんでいつも、くぐもった声を出すんだろう?
「結夏ちゃんの枷の下がどうなってるのか、気になるんでしょ」
「え?あ、はい」
「じゃあ、見せたげる。
『心の枷』なら、イメージを再構築できる」
そう聞こえたかと思うと、結夏の口を覆っていた枷が、どんどん透明になってる。
まるで、そこに何も嵌っていないかのように、結夏の口が顕になる。
その口が、イッたばかりの荒い息をした後、私に言葉を投げかける。
「はぁ、はぁ…イカせて、ください。お姉さま」
「じゃ…イキなさい、結夏」
私が命令してゲージを上げると、彼女はとたんに口を大きく開き、舌をぴんと口から突き出して、
固まってしまう。
まるで、口に何かをねじ込まれているかのようだ。
「ふぅうううううううう!」
そのまま、目を虚空に泳がせ、イッてしまう。
「うふ。あれが、拡張モジュールの機能。
お口がすごぉく気持ちよくなって、お口で、イケるの。
ほら、生成の時に、早希ちゃんも体験したでしょ?」
「あ、ああ、そう言えば…」
「せっかくだから、一回くらい、早希ちゃんも一緒にしようか」
「えっ?」
そういうと、しゅる、っと、顎と頬の周りが何かを感じ、すぐ、消える。
さわってみると、私の口にも、何かがはめられたようだ。
「早希ちゃんの口の枷は、『心の枷』のオプション機能で、元々ついてるの。
じゃ、さっきの通りに」
ふと見ると、結夏が何度かお願いをしていたらしく、
私の顔周りの変化などどうでもいいかのように、懇願している。
「お、おねがい。イカせて、ください。お姉さま」
「えっと…じゃあ、イキなさい、結夏…ふぐぅうう!?」
「ふぅうううううう!」
私も、結夏も、口をこじ開けられ、舌を吊り出され、
口の中に何かを流し込まれ、その快感で、イッた。
25 続・心の枷 その2 (5/10) sage 2012/10/10(水) 06:33:07.55 ID:KhQjctGr
「はーい、そこまで。よくやったね。2人とも」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
目の前の結夏は、手を頭の後ろで組まされて固まったまま、荒く、息をしている。
なんだか、気持ちよさそう。
でも私は、1回しかイカせてもらってない。私も気持ちよく、なりたいな…
「うふ。欲求不満かな?早希ちゃん」
「え?は、はい、実は…」
「じゃあ、今度は、早希ちゃんが気持ちよくなる番だね。
結夏ちゃん?早希ちゃんを、キスで、気持よくしなさい」
「…はい」
結夏が、うつろな目で、返事をする。
「え、でも、結夏もあれ嵌めてるし、私だって、口のところが…」
「うふ。大丈夫」
つい疑問をぶつけてみるが、なんだか要領を得ない返事をもらう。
結夏は、体が自由になったようで、少し手を見たり、ゆっくりと周りを見回したりした後、
こちらに、少しずつ、近づいてきた。私の体はまだ固定されたままだ。
結夏は、私の首に手をかけると、そのまま私を抱き、唇を近づけ、
キスを、した。
(え、う、嘘―)
2人とも、口は枷に覆われているのに、確かに、唇が触れ合い、舌が、絡まり合っている。
それだけじゃ、ない。
彼女の、『体の枷』に覆われているはずの乳房が、
私の、やはり『体の枷』覆われているはずの乳房に、直接、当たっている。
私の胸が、確かに、彼女の胸を、感じている。
「うふ。じゃ、次は、おっぱい舐めてあげて、結夏ちゃん」
結夏が、私の唇から、自分の唇を離す。
「…はい」
そして、そのまま、私の、『体の枷』の下にあるはずの、乳首を、舐めとる。
久しぶりの、生の、快感。
「はぁっ、な、なんで…」
私が思わず、声を上げる。
「うふ。不思議でしょ?早希ちゃん。
それぞれの枷を嵌めている『マスター』と『パートナー』は、
2人が『心の枷』と『口の枷』を嵌めている限り、
互いの枷を融合させて、枷の下を、直接感じることができるの。
正確に言うと、枷の下に元々あった感覚を私が再構築して、
互いの枷を通じて、あなた達に、感じさせている。
だから、早希ちゃんの枷の下を触れるのは、
パートナーの、口の枷を嵌めた、結夏ちゃんだけ」
あぁ…そう、なんだ。
何だか…すごく、幸せ。
久しぶりに、他人と直接肌を合わせる感覚。
これ、結夏としか、味わえないんだ…
一生懸命私のおっぱいを舐めてくれている結夏が、少しずつ、可愛くなってくる。
26 名無しさん@ピンキー sage 2012/10/10(水) 06:35:53.86 ID:Ha0Qk8kq
支援
27 続・心の枷 その2 (6/10) sage 2012/10/10(水) 06:36:04.81 ID:KhQjctGr
「あぁん…結夏ぁ…気持ちいい」
「うふ。早希ちゃん、気持ちよさそうね。
どう?結夏ちゃん。
結夏ちゃんも、早希ちゃんのおっぱい舐めるの、気持ちいいでしょう?」
「…はい」
結夏は、口を動かす合間に返事をして、またすぐ、私のおっぱいを舐める作業に、戻る。
「枷を通じて相手の肌に触れると、少し、快感が味わえるの。
そのことをよぉく覚えなさい?結夏ちゃん」
「…はい」
「そう。
そうして、今日から結夏ちゃんは一生、そうやって早希ちゃんにご奉仕して、
早希ちゃんを気持ちよくするために、生きるの。
それが、『パートナー』の、使命」
「……はい」
結夏はまた、返事をして、すぐ、私のおっぱいを、舐めてくれる。
まるで、自分はそのために生まれてきたんだ、と言わんばかりに。
「じゃあ、早希ちゃんの下のお口にも、ご奉仕してあげようか?結夏ちゃん」
「はい」
結夏は、今度は私の前に膝をついて屈み、
私の腰を両手のひらで掴み、
私の大きく開いた足の中心に張り付いた『体の枷』に、自らの『口の枷』を、押し当てた。
「ふぁああああん!」
私のアソコが、生で舐め取られる、感触。
もう、一生味わうこともないと思っていた、感触。
それを、結夏が、感じさせてくれている。
結夏は、一心に、私のアソコを、舐めとってくれている。
「あぁあああああん!」
私のクリトリスを、チロチロと刺激した後、
舌が、何度も私のスジを、下から上へ、下から上へ、何度も往復しながら、
ちょっとずつ、私の中に、入ってくる。
28 続・心の枷 その2 (7/10) sage 2012/10/10(水) 06:39:04.46 ID:KhQjctGr
「うふ。とってもいい子ね、結夏ちゃん。
早希ちゃん?ほら、気持よくしてもらったんなら、お返ししないと。
『体の枷』で、結夏ちゃんを気持ちよくしてあげよ?」
「あ…はい」
そうだ、私ばっかりこんなに気持ちよくなってたら、結夏がかわいそう。
私は、私の股間にうずくまる結夏を見下げると、
今はその背中の上に浮かんでいる結夏のゲージを、私と同じくらいまで、上げる。
結夏が、つい私のヴァギナから口を離し、喘ぐ。
「あぁあん…」
「うふ。結夏ちゃん、気持ちいいでしょう?
結夏ちゃんがご奉仕すれば、『マスター』の早希ちゃんが、
ご褒美に、結夏ちゃんを気持ちよぉくしてくれるよ。わかった?」
「はい」
そして結夏はすぐ、自分の作業に、戻る。
「あぁん…結夏…」
私のゲージが少し上がって、私も、結夏のゲージを、上げてあげる。
「あ、早希ちゃん。ちょっとご褒美あげすぎだよ?
結夏ちゃんにいっぺんにご褒美あげると、早希ちゃんが物足りなくなるし、
逆にご褒美が足りないと、結夏ちゃんが物足りないの。
どれくらいご褒美を上げれば、どれくらい気持ちよくなれるか、
考えながら、ご褒美、あげてね」
「はい」
「それで、結夏ちゃんは、
どれくらい早希ちゃんを気持ちよくしたら、どれくらいご褒美くれるか、
考えながら、ご奉仕、してね」
「はい」
「うふ。じゃあ、2人ともベッドに、行こうか」
「「はい」」
29 続・心の枷 その2 (8/10) sage 2012/10/10(水) 06:42:05.87 ID:KhQjctGr
私の体が自由になり、私は言われるまま、ベッドに移動して、仰向けに横たわる。
途端に、また体が勝手に動き、立っていた時と同じ姿勢を、寝たままでさせられる。
大の字に体が開き、手が頭の後ろで、組まされる。
そして、結夏がその上に、覆いかぶさってくる。
「じゃあ、これが最後の訓練。
2人とも、自分が気持ちよくなるために、相手を気持よくしてあげるの。いい?」
「「はい」」
結夏は、体が自由でない私に、キスをしながら、胸を私の胸に、こすり合わせる。
そうして、私のおっぱいを舐め、アソコを舐める。
「あぁっ、結夏、気持ちいい…」
「あぁ…お姉さま…」
私は、気持ちいいと思ったら、すぐご褒美を、上げる。
そうすると、結夏がもっと、気持よく、してくれる。
見ると、2つのゲージが、共に少しずつ、上がっている。
少し、結夏のゲージを上げすぎたな、と思い、ゲージを少し下げると、
今度は結夏のご奉仕が少なくなって、2人とも、ゲージが少し下がる。
「ごめん、結夏。もうちょっとご褒美、あげるね…」
「あぁ、お姉さま…あぁあああん、気持ち、イイ…」
そうして、また、2人で、ゲージを、上げていく。
「結夏、あぁ、気持ちいい…すごく、いいよ…ぁああああん」
「私も、気持ち、いいです…あぁ、あぁあああん」
段々と、2人のゲージのバーが、真ん中を越え、目盛りに、近づいてくる。
すると結夏は私の片足を持ち上げ、その股間を、私の股間に擦り付けてきた。
ゲージが、跳ね上がる。
「あぁん、あぁん、結夏、結夏っ、私、結夏と、セックス、してる…あぁああん」
「はぃ、あぁん、私、お姉さまと、セックス、してま…あぁ、あぁあああん」
目盛りが、かなり、近い。
「あぁっ、ダメ、イキそう、ああぁっ」
「わ、私も、イキそうです、あぁっ、あぁああああっ」
もう、2人とも、目盛りいっぱいまで、ゲージが上がる。
でも…どうしても、目盛りを、越えない。
どう、して??
ふと、身体を激しく揺すっていた結夏が、一言、私に、お願いする。
「イ…イカせて、ください…おねえ、さま…」
あ…そうだった。
これが『マスター』の、役目―
「…イキなさい、結夏…ふぐぅうううううぅ!?」
「はいっ、ふぐ!ぅぐぅうううううううう!」
2人で、口を犯されて、一緒に、イッた。
30 続・心の枷 その2 (9/10) sage 2012/10/10(水) 06:45:03.84 ID:KhQjctGr
ふと気づくと、私はまだベッドの上で、同じ姿勢をとっていた。
さっきイッた後、意識が飛んでいたようだ。
そして、結夏はまだ、私のおっぱいを、舐めていた。
さっきみたいな激しいものじゃなくて、優しく、ゆっくりと、
まるでアイスクリームを少しずつ味わっているかのような舐め方。
「ゆ、結夏…ごめん、私、もういっぱいイッて、次イク気力が…」
「いいんです。こうしてるだけで、気持ちいいんです、私」
こちらに視線を向けずにそう言うと、結夏は、トロけた顔で、
ただただ、私のおっぱいを、味わっていた。
そして両手で、『体の枷』が嵌っていない部分を、さすっている。
「あぁん…結夏…」
気持ちよくって、ほんの少しだけ、ゲージを上げてあげる。
結夏は、それだけでも満足そうだ。
「はぁっ…お姉さま…気持ちいい…」
「うふ。結夏ちゃん、ちゃんと早希ちゃんの『パートナー』になれたみたいだね。
結夏ちゃん?『マスター』が眠くなるまでずっと、『マスター』を気持ちよくしてあげよ?」
「はい…」
結夏はその後も、ずっと、私にキスして、私のおっぱいと股間を、ゆったりと舐めて、
私は気持ちよさの中でたゆたったまま、いつしか、眠りについていた。
31 続・心の枷 その2 (10/10) sage 2012/10/10(水) 06:48:03.25 ID:KhQjctGr
翌朝。
2人でそのまま、会社へ行く支度をした。
結夏の上着のスーツは替えようがないのでそのままだけど、
下着とストッキングは、私のものを提供した。
身支度を終え、いよいよ、出かける、という段になる。
「じゃあ、あなたの枷、預かるね。結夏」
「…はい、お姉さま」
私は最後に、結夏から、彼女が外したばかりの『口の枷』を、受け取る。
「もし結夏がイキたくなったら、ここに来て。私が、イカせてあげる」
「ありがとう、ございます」
「もちろん、そのときは、私に奉仕して、私を気持ちよくしてね。結夏」
「はい、もちろんです。お姉さま」
2人はそのまま、玄関で、靴を履く。
「じゃ、行こうか、結夏」
「はい、お姉さま」
「あ、ダメダメ。今のままじゃ。出かける前に…」
そう言って2人とも玄関に立つと、互いに吸い寄せられるように、互いを絡めとるような、キスをした。
口紅が乱れないよう気をつけながら、唇の触れ合いはわずかにして、互いに、舌だけを、絡める。
キスを終えて、互いに跡が残ってないか、確かめる。
「…じゃ、今度こそ、行こうか。結夏」
「えっと…そうだね、早希」
ふふっ、と互いに笑うと、人目が多くなるまで、手をつないで、会社に向かった。
『パートナー』ができて、私、すごく、満たされた気分。
これからは、私が結夏の『体の枷』を操作して、彼女の快感をちょっと上げれば、
いつでも、結夏はうちに来て、私を気持ちよくしてくれるだろう。
でも、結夏は家が遠いし、あんまりしょっちゅう来てもらうのは、可哀想か。
―もう2,3人、『パートナー』、増やそうかな。
「上がって?結夏」
「あ、う…」
早希は、いつもの私に対する態度のままで、私を部屋に上げる。
でも、私はずっと、体が疼いて、イキたくてイキたくて、しかたが、ない。
来る途中もずっとその事ばかり考えて、ずっと、我慢してた。
早く、口の枷を、嵌めさせて、欲しい。
「ちょっと待ってね。私、自分の枷を、嵌めるから」
「えっ?―え?」
早希は、棚においてあった大きな金属の何かを手に取り、そのまま、頭から、被った。
彼女の頭がその中に収まると、しゅっと縮んで、彼女の頭のサイズにフィットする。
「あぁああん…」
早希はその場で、ガクガクと体を震わせる。―どうやら、イったみたいだ。
「―なに?それ」
「これは私の、『心の枷』」
「早希の、枷…」
早希の枷は、私のと違って、口は自由だ。
でも、目がすっぽりと、覆われている。
更に、私のが耳までなのと違って、早希のは後頭部まで、金属がすっぽり覆っている。
私のよりも全体的に一回り大きいみたいで、なんだか、ヘルメットを被っているみたいだ。
目も耳も塞がれているように見えるけど、私と普通に、会話できている。
「じゃ、結夏の枷。―はい」
彼女は、バッグから金属球を取り出して、私の顔の前に、差し出した。
待ち望んだ、私の、口の、枷。
私はしゃぶりつかんばかりに、その表面を舌で舐めとる。
「ぐふうぅぅぅぅう!」
枷が嵌って、やっと、私も、イカせてもらえた。
22 続・心の枷 その2 (2/14) sage 2012/10/10(水) 06:24:04.84 ID:KhQjctGr
「はぁ、はぁ…はぁ…」
「うふ。落ち着いた?結夏ちゃん」
「は、はい…」
トイレの中で聞こえてきた声が、再び聞こえ始める。
「じゃ、訓練の続きね。
服を脱ぎなさい、2人とも」
「はい」
「は…はい」
早希は命令に何のためらいもなく、従う。
私も、従わないとまずいような気分になり、慌ただしく服を脱いで、全裸になる。
「あ…」
早希の胸と股間が、メタリックシルバーの金属で覆われている。
ふと自分をみると、どうやら同じものが同じ位置に、嵌っているようだ。
「これが…『体の枷』…」
触ってみても、硬くて、その下が何も感じない。
本当に…私はもう、この下を一生触れなくなっちゃったんだろうか…
「ほらほら、ボーッとしてないで。訓練始めるよ?」
「え、あ、ぃやぁ?!」
直後、私の体が急にこわばり、大の字に開いて立たされ、頭の後ろで手を組まされる。
前を見ると、早希が私の真向かいで、まったく同じポーズを取って、固まっている。
「ま…まだ何か、するんですか…?」
「うん。
これからは、早希ちゃんも、一緒だよ。ね?早希ちゃん」
「…はい」
「あ、早希…」
早希が、返事をする。
そうか、今は早希も枷を嵌めてるから、この声が聞こえるんだ。
「うふ。
結夏ちゃん、さっき『体の枷』で体が気持ちよくなったの、覚えてる?」
「は、はい」
「今から、結夏ちゃんの『体の枷』は、早希ちゃんがコントロールするから」
「は…え、えぇ?」
「早希ちゃん、試しに結夏ちゃんを、気持ちよくしてあげて。
セックスでインサートされた時くらいに」
「はい」
「え、い…いやぁあああっ、ちょ、あぁああああああん!」
『心の枷』を嵌めた私の前には、今2つのゲージが浮かんでいる。
1つは、私自身のもの。もう1つは、結夏のもの。
結夏のは、彼女の胸の真ん前に、ぽっかりと、浮かんでいる。
言われるままに、結夏のゲージを念じて、動かしてみる。
上げ下げすると、その度に、結夏が、悶える。
23 続・心の枷 その2 (3/14) sage 2012/10/10(水) 06:27:05.78 ID:KhQjctGr
「じゃ、結夏ちゃんを、ギリギリ、イク寸前まで、上げてあげて?早希ちゃん」
「はい」
「ちょ、ちょっと、早希…はぁああああっ、あぁあああっ、うぁあああ!」
頭の中がバチバチ言ってる。イク寸前なのに、イケない。
「うふ。結夏ちゃん?
イキたかったら、早希ちゃんに『イカせて下さい、お姉さま』って、お願いして」
「そ、そんな、恥ずか…ぁああああん!」
「ほらほら。我慢してると、おかしくなっちゃうよ」
「い、イカせて、下さい、おねえ…さま…」
「早希ちゃん、イカせてあげて」
「はい」
「はぁあ、ふぐっ!?ふぅううううううう!!!」
口をこじ開けられ、口の中を犯され、イッた。
「じゃ、もう一回ね、早希ちゃん?」
「はい」
「い、いやぁああああ!!…い、イカせて、下さい、おねえさま…」
「イカせてあげて」
「はい」
「うぐ、ぐふぅううううう!!」
「次から早希ちゃんは、イカせる前に『イキなさい、結夏』って、命令するの。
いい?早希ちゃん」
「はい」
「じゃ、もう一回、やってみて」
「はい」
目の前の早希は、ただ淡々と、声に返事をしている。
そして私は、また、胸と股間が熱くなってきて、体にそれが廻って、
また、イク寸前まで、気持ちが昂ぶらされる。
ああ…だめだ、お願い、しないと…
「うふぅっ…い、イカせて、ください、お姉…さま」
「…イキなさい、結夏」
「ぐ、ぐふうぅーーー!」
軽くイッて、また、イク寸前の状態にされる。
「…イカせて、ください、お姉さま」
「…イキなさい、結夏」
「ん、ふぐうぅうううう!
…はぁっ、イカせてください、お姉さま」
「イキなさい、結夏」
「ふぅっ、ふうぅうううう!
はぁ、はぁ、…ぁあっ、い、イカせてください、お姉さま」
「うふ。イキなさい、結夏」
「ふぐっ、ぐうううっ!
…ま、まだ…はぁ、イカせてください、お姉さま」
「…うふふ」
「ちょ、ちょっと、さき…イカせて、お願い」
「あれ?私は何だっけ?」
「やだ、そん…お姉…さま」
「はい。じゃ、イキなさい。結夏」
「ふぅっ、ふうぅうううう!」
結夏は、私がゲージを上げるたびに、お願いしてきて、
私が命令して、更にゲージを目盛り以上に上げてあげると、その通りに、イク。
ごめんね、結夏。正直言うと、ちょっと、楽しい。
24 続・心の枷 その2 (4/10) sage 2012/10/10(水) 06:30:03.25 ID:KhQjctGr
※ コピペミスで、総レス数間違えてました
でも、結夏がイクときの声が毎回変なのが、気になる。
なんでいつも、くぐもった声を出すんだろう?
「結夏ちゃんの枷の下がどうなってるのか、気になるんでしょ」
「え?あ、はい」
「じゃあ、見せたげる。
『心の枷』なら、イメージを再構築できる」
そう聞こえたかと思うと、結夏の口を覆っていた枷が、どんどん透明になってる。
まるで、そこに何も嵌っていないかのように、結夏の口が顕になる。
その口が、イッたばかりの荒い息をした後、私に言葉を投げかける。
「はぁ、はぁ…イカせて、ください。お姉さま」
「じゃ…イキなさい、結夏」
私が命令してゲージを上げると、彼女はとたんに口を大きく開き、舌をぴんと口から突き出して、
固まってしまう。
まるで、口に何かをねじ込まれているかのようだ。
「ふぅうううううううう!」
そのまま、目を虚空に泳がせ、イッてしまう。
「うふ。あれが、拡張モジュールの機能。
お口がすごぉく気持ちよくなって、お口で、イケるの。
ほら、生成の時に、早希ちゃんも体験したでしょ?」
「あ、ああ、そう言えば…」
「せっかくだから、一回くらい、早希ちゃんも一緒にしようか」
「えっ?」
そういうと、しゅる、っと、顎と頬の周りが何かを感じ、すぐ、消える。
さわってみると、私の口にも、何かがはめられたようだ。
「早希ちゃんの口の枷は、『心の枷』のオプション機能で、元々ついてるの。
じゃ、さっきの通りに」
ふと見ると、結夏が何度かお願いをしていたらしく、
私の顔周りの変化などどうでもいいかのように、懇願している。
「お、おねがい。イカせて、ください。お姉さま」
「えっと…じゃあ、イキなさい、結夏…ふぐぅうう!?」
「ふぅうううううう!」
私も、結夏も、口をこじ開けられ、舌を吊り出され、
口の中に何かを流し込まれ、その快感で、イッた。
25 続・心の枷 その2 (5/10) sage 2012/10/10(水) 06:33:07.55 ID:KhQjctGr
「はーい、そこまで。よくやったね。2人とも」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
目の前の結夏は、手を頭の後ろで組まされて固まったまま、荒く、息をしている。
なんだか、気持ちよさそう。
でも私は、1回しかイカせてもらってない。私も気持ちよく、なりたいな…
「うふ。欲求不満かな?早希ちゃん」
「え?は、はい、実は…」
「じゃあ、今度は、早希ちゃんが気持ちよくなる番だね。
結夏ちゃん?早希ちゃんを、キスで、気持よくしなさい」
「…はい」
結夏が、うつろな目で、返事をする。
「え、でも、結夏もあれ嵌めてるし、私だって、口のところが…」
「うふ。大丈夫」
つい疑問をぶつけてみるが、なんだか要領を得ない返事をもらう。
結夏は、体が自由になったようで、少し手を見たり、ゆっくりと周りを見回したりした後、
こちらに、少しずつ、近づいてきた。私の体はまだ固定されたままだ。
結夏は、私の首に手をかけると、そのまま私を抱き、唇を近づけ、
キスを、した。
(え、う、嘘―)
2人とも、口は枷に覆われているのに、確かに、唇が触れ合い、舌が、絡まり合っている。
それだけじゃ、ない。
彼女の、『体の枷』に覆われているはずの乳房が、
私の、やはり『体の枷』覆われているはずの乳房に、直接、当たっている。
私の胸が、確かに、彼女の胸を、感じている。
「うふ。じゃ、次は、おっぱい舐めてあげて、結夏ちゃん」
結夏が、私の唇から、自分の唇を離す。
「…はい」
そして、そのまま、私の、『体の枷』の下にあるはずの、乳首を、舐めとる。
久しぶりの、生の、快感。
「はぁっ、な、なんで…」
私が思わず、声を上げる。
「うふ。不思議でしょ?早希ちゃん。
それぞれの枷を嵌めている『マスター』と『パートナー』は、
2人が『心の枷』と『口の枷』を嵌めている限り、
互いの枷を融合させて、枷の下を、直接感じることができるの。
正確に言うと、枷の下に元々あった感覚を私が再構築して、
互いの枷を通じて、あなた達に、感じさせている。
だから、早希ちゃんの枷の下を触れるのは、
パートナーの、口の枷を嵌めた、結夏ちゃんだけ」
あぁ…そう、なんだ。
何だか…すごく、幸せ。
久しぶりに、他人と直接肌を合わせる感覚。
これ、結夏としか、味わえないんだ…
一生懸命私のおっぱいを舐めてくれている結夏が、少しずつ、可愛くなってくる。
26 名無しさん@ピンキー sage 2012/10/10(水) 06:35:53.86 ID:Ha0Qk8kq
支援
27 続・心の枷 その2 (6/10) sage 2012/10/10(水) 06:36:04.81 ID:KhQjctGr
「あぁん…結夏ぁ…気持ちいい」
「うふ。早希ちゃん、気持ちよさそうね。
どう?結夏ちゃん。
結夏ちゃんも、早希ちゃんのおっぱい舐めるの、気持ちいいでしょう?」
「…はい」
結夏は、口を動かす合間に返事をして、またすぐ、私のおっぱいを舐める作業に、戻る。
「枷を通じて相手の肌に触れると、少し、快感が味わえるの。
そのことをよぉく覚えなさい?結夏ちゃん」
「…はい」
「そう。
そうして、今日から結夏ちゃんは一生、そうやって早希ちゃんにご奉仕して、
早希ちゃんを気持ちよくするために、生きるの。
それが、『パートナー』の、使命」
「……はい」
結夏はまた、返事をして、すぐ、私のおっぱいを、舐めてくれる。
まるで、自分はそのために生まれてきたんだ、と言わんばかりに。
「じゃあ、早希ちゃんの下のお口にも、ご奉仕してあげようか?結夏ちゃん」
「はい」
結夏は、今度は私の前に膝をついて屈み、
私の腰を両手のひらで掴み、
私の大きく開いた足の中心に張り付いた『体の枷』に、自らの『口の枷』を、押し当てた。
「ふぁああああん!」
私のアソコが、生で舐め取られる、感触。
もう、一生味わうこともないと思っていた、感触。
それを、結夏が、感じさせてくれている。
結夏は、一心に、私のアソコを、舐めとってくれている。
「あぁあああああん!」
私のクリトリスを、チロチロと刺激した後、
舌が、何度も私のスジを、下から上へ、下から上へ、何度も往復しながら、
ちょっとずつ、私の中に、入ってくる。
28 続・心の枷 その2 (7/10) sage 2012/10/10(水) 06:39:04.46 ID:KhQjctGr
「うふ。とってもいい子ね、結夏ちゃん。
早希ちゃん?ほら、気持よくしてもらったんなら、お返ししないと。
『体の枷』で、結夏ちゃんを気持ちよくしてあげよ?」
「あ…はい」
そうだ、私ばっかりこんなに気持ちよくなってたら、結夏がかわいそう。
私は、私の股間にうずくまる結夏を見下げると、
今はその背中の上に浮かんでいる結夏のゲージを、私と同じくらいまで、上げる。
結夏が、つい私のヴァギナから口を離し、喘ぐ。
「あぁあん…」
「うふ。結夏ちゃん、気持ちいいでしょう?
結夏ちゃんがご奉仕すれば、『マスター』の早希ちゃんが、
ご褒美に、結夏ちゃんを気持ちよぉくしてくれるよ。わかった?」
「はい」
そして結夏はすぐ、自分の作業に、戻る。
「あぁん…結夏…」
私のゲージが少し上がって、私も、結夏のゲージを、上げてあげる。
「あ、早希ちゃん。ちょっとご褒美あげすぎだよ?
結夏ちゃんにいっぺんにご褒美あげると、早希ちゃんが物足りなくなるし、
逆にご褒美が足りないと、結夏ちゃんが物足りないの。
どれくらいご褒美を上げれば、どれくらい気持ちよくなれるか、
考えながら、ご褒美、あげてね」
「はい」
「それで、結夏ちゃんは、
どれくらい早希ちゃんを気持ちよくしたら、どれくらいご褒美くれるか、
考えながら、ご奉仕、してね」
「はい」
「うふ。じゃあ、2人ともベッドに、行こうか」
「「はい」」
29 続・心の枷 その2 (8/10) sage 2012/10/10(水) 06:42:05.87 ID:KhQjctGr
私の体が自由になり、私は言われるまま、ベッドに移動して、仰向けに横たわる。
途端に、また体が勝手に動き、立っていた時と同じ姿勢を、寝たままでさせられる。
大の字に体が開き、手が頭の後ろで、組まされる。
そして、結夏がその上に、覆いかぶさってくる。
「じゃあ、これが最後の訓練。
2人とも、自分が気持ちよくなるために、相手を気持よくしてあげるの。いい?」
「「はい」」
結夏は、体が自由でない私に、キスをしながら、胸を私の胸に、こすり合わせる。
そうして、私のおっぱいを舐め、アソコを舐める。
「あぁっ、結夏、気持ちいい…」
「あぁ…お姉さま…」
私は、気持ちいいと思ったら、すぐご褒美を、上げる。
そうすると、結夏がもっと、気持よく、してくれる。
見ると、2つのゲージが、共に少しずつ、上がっている。
少し、結夏のゲージを上げすぎたな、と思い、ゲージを少し下げると、
今度は結夏のご奉仕が少なくなって、2人とも、ゲージが少し下がる。
「ごめん、結夏。もうちょっとご褒美、あげるね…」
「あぁ、お姉さま…あぁあああん、気持ち、イイ…」
そうして、また、2人で、ゲージを、上げていく。
「結夏、あぁ、気持ちいい…すごく、いいよ…ぁああああん」
「私も、気持ち、いいです…あぁ、あぁあああん」
段々と、2人のゲージのバーが、真ん中を越え、目盛りに、近づいてくる。
すると結夏は私の片足を持ち上げ、その股間を、私の股間に擦り付けてきた。
ゲージが、跳ね上がる。
「あぁん、あぁん、結夏、結夏っ、私、結夏と、セックス、してる…あぁああん」
「はぃ、あぁん、私、お姉さまと、セックス、してま…あぁ、あぁあああん」
目盛りが、かなり、近い。
「あぁっ、ダメ、イキそう、ああぁっ」
「わ、私も、イキそうです、あぁっ、あぁああああっ」
もう、2人とも、目盛りいっぱいまで、ゲージが上がる。
でも…どうしても、目盛りを、越えない。
どう、して??
ふと、身体を激しく揺すっていた結夏が、一言、私に、お願いする。
「イ…イカせて、ください…おねえ、さま…」
あ…そうだった。
これが『マスター』の、役目―
「…イキなさい、結夏…ふぐぅうううううぅ!?」
「はいっ、ふぐ!ぅぐぅうううううううう!」
2人で、口を犯されて、一緒に、イッた。
30 続・心の枷 その2 (9/10) sage 2012/10/10(水) 06:45:03.84 ID:KhQjctGr
ふと気づくと、私はまだベッドの上で、同じ姿勢をとっていた。
さっきイッた後、意識が飛んでいたようだ。
そして、結夏はまだ、私のおっぱいを、舐めていた。
さっきみたいな激しいものじゃなくて、優しく、ゆっくりと、
まるでアイスクリームを少しずつ味わっているかのような舐め方。
「ゆ、結夏…ごめん、私、もういっぱいイッて、次イク気力が…」
「いいんです。こうしてるだけで、気持ちいいんです、私」
こちらに視線を向けずにそう言うと、結夏は、トロけた顔で、
ただただ、私のおっぱいを、味わっていた。
そして両手で、『体の枷』が嵌っていない部分を、さすっている。
「あぁん…結夏…」
気持ちよくって、ほんの少しだけ、ゲージを上げてあげる。
結夏は、それだけでも満足そうだ。
「はぁっ…お姉さま…気持ちいい…」
「うふ。結夏ちゃん、ちゃんと早希ちゃんの『パートナー』になれたみたいだね。
結夏ちゃん?『マスター』が眠くなるまでずっと、『マスター』を気持ちよくしてあげよ?」
「はい…」
結夏はその後も、ずっと、私にキスして、私のおっぱいと股間を、ゆったりと舐めて、
私は気持ちよさの中でたゆたったまま、いつしか、眠りについていた。
31 続・心の枷 その2 (10/10) sage 2012/10/10(水) 06:48:03.25 ID:KhQjctGr
翌朝。
2人でそのまま、会社へ行く支度をした。
結夏の上着のスーツは替えようがないのでそのままだけど、
下着とストッキングは、私のものを提供した。
身支度を終え、いよいよ、出かける、という段になる。
「じゃあ、あなたの枷、預かるね。結夏」
「…はい、お姉さま」
私は最後に、結夏から、彼女が外したばかりの『口の枷』を、受け取る。
「もし結夏がイキたくなったら、ここに来て。私が、イカせてあげる」
「ありがとう、ございます」
「もちろん、そのときは、私に奉仕して、私を気持ちよくしてね。結夏」
「はい、もちろんです。お姉さま」
2人はそのまま、玄関で、靴を履く。
「じゃ、行こうか、結夏」
「はい、お姉さま」
「あ、ダメダメ。今のままじゃ。出かける前に…」
そう言って2人とも玄関に立つと、互いに吸い寄せられるように、互いを絡めとるような、キスをした。
口紅が乱れないよう気をつけながら、唇の触れ合いはわずかにして、互いに、舌だけを、絡める。
キスを終えて、互いに跡が残ってないか、確かめる。
「…じゃ、今度こそ、行こうか。結夏」
「えっと…そうだね、早希」
ふふっ、と互いに笑うと、人目が多くなるまで、手をつないで、会社に向かった。
『パートナー』ができて、私、すごく、満たされた気分。
これからは、私が結夏の『体の枷』を操作して、彼女の快感をちょっと上げれば、
いつでも、結夏はうちに来て、私を気持ちよくしてくれるだろう。
でも、結夏は家が遠いし、あんまりしょっちゅう来てもらうのは、可哀想か。
―もう2,3人、『パートナー』、増やそうかな。
続・心の枷 その1
667 続・心の枷 その1 (1/14) sage 2012/10/04(木) 06:11:04.22 ID:3jJ4LtFH
私、高木早希は今、満員電車に揉まれている。
ちょっと、トイレに、行きたくなった…かも、しれない。
これから、会社最寄りの駅までは、あと30分は、ある。
失敗した。これならちゃんと家でしてくればよかった。
仕方ない。ここでするか…
私は、ぎゅうぎゅう詰めで人を載せて走ってる電車の中で立ったまま、
おしっこを…うん、まだちょっと、恥ずかしさが残ってるかも、しれない。
でも、誰にもわかりはしないし、人を避ける意味もない。
―しよう。ちょっと、力む。
(んー、うんっ、うっ)
出るまでの緊張感を我慢して、ちょっと力んだ。
そして、おしっこが、出始めた…と、思う。
なぜ「思う」なのか、っていうと。
私の出しているはずのおしっこは、全部『体の枷』が処理しているから。
外には一滴も出てこない。漏れることも一切ない。
そして、おしっこをするときのちょっとした解放感も、ない。
それも、『体の枷』が処理しているから。
『体の枷』は、私の排泄で生まれる快感すら、掌握している。
だから、おしっこを出したくて、出すギリギリまでは感覚としてあるんだけど、
出し始めると、全く、感じなくなる。
あーあ、つまんない。
これが『心の枷』を嵌めていると、全く違う。
もちろん許可を頂いてからだけど、『心の枷』を嵌めておしっこをすると、
それだけでイケるだけの快感を『体の枷』は与えてくれる。
ちなみに大きい方は、もっとスゴイ。
だから、トイレはなるべく、家の中でするようにしてる。
今のコレも、ちょっと家を出るのを遅くしたら、家でできたのに、と思うと、
やっぱり、失敗したなぁ、と、思ってしまう。
668 続・心の枷 その1 (2/14) sage 2012/10/04(木) 06:13:25.30 ID:3jJ4LtFH
―ん?
あ、あれ?
胸と股間から、快感が、急に―え?
(あっ、あふっ、うふぅっ、ぁああっ)
声が、出そうになる。一所懸命、声を、押し殺す。
この快感、絶対、ゲージの真ん中より上まで、来てる。
セックスの最後で、アソコに男のモノを入れて、出し入れしてる時くらいの、快感。
な、何で?こんなところで…
(はぁ、うっ、はぁっ、うっ、はぁ、はぁ、はぁあっ、んっ)
どうしても息が荒くなる。…ヤバい、隣の男の人が変な目で見てる。
そりゃ、こんな息を満員電車の中でしてたら、ただの、痴女…だよね…
まだ、快感が、上昇していく。
これは―ダメだ。早くイカないと、私、おかしくなる。
ちょうど、電車が駅で、停まった。
そのまま、人の流れに流されるまま、私も、降りる。
電車のドアから弾き飛ばされるみたいにホームに出た後、震える手で、
急いでケータイを、取り出す。
「―あ、おはよう、ございます。ふぅっ…高木、です。
大蔵課長をお願い…あ、課長、ですか…ぅんっ、
すみません、私、急に体調が、悪く…なったようで、今日は午後から出社…ぁん、
させて、くださ……
あ、はい、はい、すみません、よろしく…おねが、んっ、い、します」
声を出すのも辛かったけど、そのおかげか課長も心配して、午前の半休を許可してくれた。
そのまま、ガクガクして力の入らない足に鞭打って、階段登って、反対側のホームに向かう。
早く、早く、『心の枷』、嵌めないと…
669 続・心の枷 その1 (3/14) sage 2012/10/04(木) 06:16:20.23 ID:3jJ4LtFH
私は家に着くと、靴を脱ぐのもそこそこに、とにかく化粧台のところに向かった。
横の棚においてあった『心の枷』を、嵌める。
頭からかぶると、と頭の周りが覆われた感覚がした後、
きゅっ、と縮まり、そして感覚が、なくなる。
「ふぁぁあああああん!…はぁ、はぁ、はぁ…」
いつも、『心の枷』を嵌めれば、ご褒美に軽くイカせてもらえることになっていて、
今もその約束通り、軽く、イった。
目の前に浮かんでいる「快感のゲージ」は、今ちょうど真ん中辺りで揺らいでいる。
「早希ちゃんごめんねー。無理やり帰らせるような真似をして」
どこからか、ふと、声がする。
「ど、どうしたんですか、こんなこと、今まで…」
「うん。
ワタシ、拡張モジュールの生成時期に入ったみたい」
「かくちょ…え?」
「『拡張モジュール』。ワタシ自身が拡張するための、部品。
んー、普通の生物に例えると、子供みたいなもんかな」
「こ、子供??」
「そ。まぁ細かいところはかなり違うんだけど、今はいいや。
とりあえず、割とすぐ、拡張モジュールを生成しないと、いけない。
今日の夜までもつかなーって思ってたから、早希ちゃんに言わなかったんだけど、
ちょっと予定より早まったみたい。ごめんね」
「あ、あの、それで…私は、何をすれば…?」
「そうそう。早希ちゃんいないと、モジュール作れないんだよね。
とりあえず、服全部脱いで、ベッドの上に移動してくれるかな。
せいぜい15分くらいだから」
「…はい」
私は言われるまま、着ていた服を全部脱いで、全裸になった。
といっても、胸と股間は、金属の塊―『体の枷』で覆われてるけど。
そのままベッドに移動して、そのまま仰向けに横たわると、そこで手足が勝手に動いた。
脚はMの字に開いてベッドの上で踏ん張るような形で固定され、
手は、頭の後ろにある枕の両端を握らされ、こっちも固定させられた。
670 続・心の枷 その1 (4/14) sage 2012/10/04(木) 06:19:14.79 ID:3jJ4LtFH
「準備、オッケーだね。
じゃ、始めるよ。
ちょっと辛いかもしれないけど、耐えてね」
「はい。
……えっ、ふぁっ、ぁはぁああああああぁ?!」
途端に、快感のゲージが、急上昇する。
いきなり、目盛りを振りきって、イカされた。
「い、いやぁ、あぁん、あぁあああん!
ま、また、はぁ、はぁああっ!
ま、まだ、つづく、ふぁ、ああああん!」
ゲージのメーターが、目盛りの前後で揺れるように、行ったり来たりを繰り返す。
だから私も、何度も何度も、何度も何度も、イカされる。
「あ、そろそろ、出るね。
ここからが一番辛いところだけど、頑張ってね?
あと5分とかからないから、心配しないで」
「は、は、はひっ…」
すると、ゲージが下がらなくなり、目盛りを振り切りっぱなしになった。
私は、ひたすら、イキっぱなしになる。
「はあああああああああぁああああ!うあぁ!あっ、ああ、ぐ、うっ、あ、あ、うぁ」
ずーっと、ずーっと、とにかく、気をやりつづける。
頭が、飛んで、おかしく、なりそう…
671 続・心の枷 その1 (5/14) sage 2012/10/04(木) 06:22:24.92 ID:3jJ4LtFH
「そろそろだよ。
あ、これ、嵌めといて」
その途端。
私の口が、強制的に、開かされた。
舌が、強制的に、吊り出され、そのまま、固定される。
「むぐ、ぐ、っぐ、むふうっ、うぐ?!」
完全に固定された、唇と、舌と、あと口の中全体から、ものすごい快感が迸る。
今までどんなディープキスでも体験したことのない、トロットロにされる、快感。
最高に、気持ち、いい…
「ふ、ふぉ、ふぉぉぉおおおあああああ!?」
股間を何か、ビリビリとした、激痛のような快感の塊が襲う。
そのまま、私は思いっきり大きなオーガズムを迎える。
そうして、ようやく、快感が収まり始めた。
ゲージがみるみる下がって、真ん中少し下くらいまでメーターのバーが縮んた。
口も、自由になる。
「はぁ、はぁ、はぁ、は、はぁ、はぁ…」
「よくがんばったね。早希ちゃん。
いいのができたと思うよ。ほら、股の間を覗いてごらん?」
体が自由になり、そのまま上体を起こす。
みると…
私の股間の直下に、ゴムボール大の、金属の球があった。
『体の枷』に当たって、止まっている。
「拾ってごらん?」
「はい」
言われるまま、その球に右手を伸ばし、握って持ち上げてみる。
てっきり重いのかと思ったけど、ピンポン玉くらいに軽い。
いろいろな角度から見てみたけど、どの角度から見ても、全く同じ。
メタリックシルバーの、完全な球体。
「うふ。カワイイでしょ?」
「は、はぁ…」
「まだそういうの、わかんないか。まぁ、これからだね。
で、早希ちゃんは、それを誰か他の人に、嵌めて欲しいの」
「…え?」
「だからほら、早希ちゃんも『心の枷』嵌めて、ワタシがくっついたでしょ?
この球もやっぱり、枷なの。でも早希ちゃんじゃなくて、他の人が嵌めるもの。
これを嵌めた人が、早希ちゃんの『パートナー』になるの」
672 続・心の枷 その1 (6/14) sage 2012/10/04(木) 06:25:15.83 ID:3jJ4LtFH
「パー、トナー?」
「うん。
早希ちゃんと一緒に気持ちよくなって、早希ちゃんがいっぱい気持ちよくなるように
ご奉仕してくれる人。
そうして、早希ちゃんと共同生命体となって、1つのワタシになる人」
「…つまり、これを、他の人に嵌めて、私みたいに、する、って、事ですか?」
「そ。わかってくれた?」
「で、でも、他の人にいきなり嵌めるのは、ちょっと、気が引けるというか…」
「あれー?そんな事言っちゃって、いいのかなー?」
「あ、すいま、ぁああああああああん!」
途端にゲージが急上昇して、目盛りの手前で止まる。
「ご、ごめんなさい、イカせて…」
「だーめ。変なこと言うんだもん。
早希ちゃんはもうワタシの一部なんだから、ワタシの言うとおりにしなきゃ」
「は、はい、わかりました、だから…ぁあっ」
「ゴメンナサイは?」
「ご、ごめんなさい、はぁっ」
「ちゃんと、他の人に、嵌める?」
「はい、嵌めます、ちゃんと、やります、うっ…」
「よろしい。イキなさい」
「あぁっ、ぁあああああぁぁん!」
イカせてもらって、ようやく、楽になった。
「はぁ…はぁ…
わかり、ました。やります。他の人に、嵌めます…
どんな人に、嵌めれば、いいんですか?」
「そうだねー。
早希ちゃんと一緒に気持ちよくなってくれる人だから、なるべく、早希ちゃんの
好みの人がいいと思うよ。この人とならエッチしてもいいかな、って人。
あ、申し訳ないけど、女性にしてね。
男性でもいいんだけど、なるべく早希ちゃんと体の組成が近い人がいいんだ」
「え、でも、女性でなんて、私そういう趣味、なくて…」
「んーほら。
身近で、キレイだなって思う人とか、女性なのにカッコいい人とか、いない?
あるいは、ずっと一緒にいられる、心が安らぐ人」
「キレイで…ずっと…一緒にいられる…」
「うん。
後の人選は、早希ちゃんに任せるよ。
カワイイ娘、ゲットしてね?」
「は、はい…」
673 続・心の枷 その1 (7/14) sage 2012/10/04(木) 06:27:22.81 ID:3jJ4LtFH
「ちょっと早希、大丈夫ー?」
「うん…ごめんね結夏。
ホントに急に…辛くなって」
「いや、いいよ。
それよりほら、ゆっくりでいいから、前見て」
私、西野結夏は、同期の高木早希と、会社終わった後でご飯を食べに来ていた。
早希とは結構気が合うから、よくご飯を一緒に食べてた。このレストランも、割とよく2人で来る店だ。
でも、ワインを飲んでたせいか、早希が急に気分が悪いと言い出して、
トイレに向かうその足が千鳥足だったもんだから、慌てて肩を貸して一緒にレストランを出て、
今、同じビルのフロアにあるトイレに向かっていた。
「午前中休んだんでしょ?なのにワインなんて…」
「うん、元気になったと思って、ちょっと、油断してた…」
「あ、ほら、そこだから、トイレ」
そのまま、の中にあったトイレに、2人で入る。
「ちょ、ちょっと、休憩、させて…」
「あ、うん。いいよ」
早希が洗面台の前にたどり着いて、その縁に手をつき、肩で息をしている。
「ほんと、どうしちゃったんだろうね。言うほど飲んでもいなかったと思うけど」
「わかんない…
そうだ、ちょっと、待って…
こういうときに、イイもの、あるんだ」
そう言って、早希が、自分のバッグの中に手を入れた。
「―これ」
出てきた右手の手のひらには、ゴムボール大の、金属の球が乗っている。
私はつい、覗きこんでしまう。
「…何?これ」
「拡張モジュール、だって」
「かくちょう?ん?」
「枷、なの」
「かせ、って?」
「結夏も、嵌めてみれば、わかると思う」
「へ?
ちょ、きゃ、きゃあああああああ!??」
突然、その珠が弾けるように私の目の前でぶわっと拡がり、
それが全部、私の顔に、覆いかぶさってきた。
6 続・心の枷 その1 (8/14) sage 2012/10/04(木) 07:18:19.95 ID:3jJ4LtFH
「きゃああああああああああ!
な、な、何?何なの?」
慌てて、自分の顔を触る。
よく見えないけど、何かが覆ってしまっているのか、頬や口に触ることができない。
目の前にある鏡で、自分を、見る。
「な―なに、コレ?」
それは、大きな、金属製の、マスク。
私の鼻の下から顎までを全部覆い、更に後ろまで伸びて、耳をすっぽりと覆ってる。
鼻や口のくぼみはなく、つるん、と、丸みを帯びていて、凹みや引っ掛かりは一切ない。
まるで、顔の下半分が、金属に支配されてしまったみたいだ。
取ろうとするけど、全然取れない。
完全に、私の、耳と、顎と、口と、鼻に、くっついてしまっている。
でも、私が声を出すのに、不自由はない。耳も普通に、聞こえている。
「ちょっと、早希?!何なの、これ!!」
横にいる早希に怒鳴り付けるけど、早希の反応は鈍い。
まるで、何も聴こえてないかのようだ。
「…ごめんね、結夏。とりあえず、こっち来てくれる?」
「ちょ、ちょ、ちょっと!」
さっきまで気分悪そうにしていた早希はすっかり平静になっていて、
私の手をひっぱっていく。
私はそのまま、奥の、子連れ用の広い個室に、連れて行かれた。
7 続・心の枷 その1 (9/14) sage 2012/10/04(木) 07:21:06.43 ID:3jJ4LtFH
早希は私を個室に押し込めると、自身も入って、扉を閉めてロックし、
内側からその扉によりかかった。
ここに私を閉じ込めようとしているのは、明らかだった。
「ちょっと早希、何すん―」
「うふ。こんばんは。結夏ちゃん」
「…えっ?」
どこからともなく、全然知らない女性の声がする。
「結夏ちゃんのお話は早希ちゃんに聞いてたし、
さっきもバッグの中からいろいろ聞かせてもらった。
うふ。早希ちゃん、なかなかカワイイ娘、ゲットしたね」
「あ、あの、誰?」
「ワタシは、早希ちゃんだよ。
もうちょっとちゃんと言うと、早希ちゃんを、支配する者。
で、今から、結夏ちゃんも支配する」
「は?何言って―」
「結夏ちゃんはこれから、早希ちゃんの『パートナー』になって、
早希ちゃんの、一部になるの。
そして、ワタシの一部にも、なる」
「あの、何言ってるか、全然わかんないんですけど」
「まぁ、その辺は、おいおいわかるよ。
じゃ、結夏ちゃんにも『体の枷』、あげるね」
「へ?」
一瞬、うなじから背筋をすっと撫でられる感覚があって、その後それが全身に広がって、でも一瞬で収まった。
「え?何を、したの?」
「うふ。胸と股間、触ってごらん」
気になって、言われるとおりに、胸と股間を手でさわってみる。
感触がおかしい。硬い。
シャツの合間から手を突っ込んでみると、ブラの下に何か硬いものがあって、
私の胸を覆っているみたいだ。
股間も、スカートの裾を少しまくって、そこから手を入れてみるけど、
やっぱり、ショーツの裏に、硬いものがある。
両方とも、さわってもつついても叩いても、何も、感じなくなってる。
「それはね。『体の枷』と言って、結夏ちゃんのおっぱいと大事なところを
閉じ込めるもの。
一生外れないから、結夏ちゃんはもう、自分でおっぱいとアソコと、
あとお尻の穴も、自分では触れなくなった」
「ちょ、ちょっと、何言ってんの…
ねぇ早希!あんたも何か言ってよ!ねぇ!」
扉のところにいる早希に声をかけるけど、全然応えようとしない。
ただ、こっちを、じっと、見てる。
そして、声がまた、響いてくる。
「で、『体の枷』には、もう一個、重要な役割があってね―」
「え?あ、い、いやぁあああん?!」
8 続・心の枷 その1 (10/14) sage 2012/10/04(木) 07:24:05.47 ID:3jJ4LtFH
突然、胸と股間に、じわっとする快感が、襲ってきた。
何も触られたり揉まれたりしてないのに、とにかく、胸と股間全体が、しびれる。
「な、な、何コレ?!」
「うふ。結夏ちゃんが触って気持ちよくできなくなった代わりに、
ワタシがいつでも、この『体の枷』を使って、結夏ちゃんを気持ちよくできるの。
どう?気持ちいいでしょ」
「何をバカなこと言ってんの、もう、やめて」
「あれ?じゃもうちょっと気持ちよくするね」
「ちょ、ちょっと、あぁああああああん!!」
胸と股間からくる快感がもっと激しくなって、全身がかぁっと熱くなる。
まるで、セックスの真っ最中みたい―
「はぁ、ちょ、お願い、やめて」
「どう?気持ちいい?」
「き、気持ち、いい、いいよ。いいから、やめて、こんなとこで」
「うふ。わかった。やめたげる」
急に、刺激が収まった。
自分の息がすっかり荒くなっている。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
「じゃまぁ、公共のトイレをずっと占拠するのも他の人に申し訳ないから、
さっさと訓練、始めるね」
「な、なに、する、の、ちょ、きゃああああ!?」
突然、体が勝手に動いて、蓋の閉じている便座の上に無理やり座らされた。
その上で、股をおもいっきり開かされ、頭の後ろで手を組まされる。
「うふ。あなたが今お顔に嵌めてる拡張モジュール、
まぁありていに言うと、『口の枷』だね。そのまんまだけど。
コレは、パートナーの体を自由に操ることができる。
あなたはもう、自分の体を動かす自由を、失った」
「な、何を言って…お願い、やめて」
「だーめ。もうコレ、嵌めちゃったんだから。
さ、訓練、続けるよ」
「だ、だから、訓練、って…」
「まずは、『体の枷』に快感をコントロールされることを、
あなたの体に覚えこませるための、訓練。
拡張モジュールは簡易式だから、ゲージないんだけど、許してね。
ワタシがカウントダウンすると、『体の枷』があなたをどんどん気持ちよくして、
0になったら、あなたはイク」
「え、ちょっと、そんな―」
「いくよ?
3,2,1」
「えっ、いや、ぁあああああっ!?はぁ、あはあああっ!!」
カウントダウンが進むと、合わせて自分の体が、かあああっと熱くなって、
体中が、ひたすら疼く。本当に、今、イク、手前。
9 続・心の枷 その1 (11/14) sage 2012/10/04(木) 07:27:03.65 ID:3jJ4LtFH
「うふ。
最後のカウントが、結構楽しいんだ。拡張モジュールは。
じゃ、いくよ。ぜー …」
「あっ、む、むぐ!?」
突然、口が、こじ開けられる。
舌が、吊り出されて、ぴんと伸びたまま、動かなくなる。
そして、口の中に何かが、いっぱい、なだれ込んでくる。
なだれ込んできたものが、口の中に広がって、それが、とてつもない、快感に変わる。
ディープキスの何百倍も、何千倍も、気持ちいい。
「…ろ」
「ぐ、ぐぅ、ふぅぅぅうううう!」
唇が、舌が、喉の奥が、全部がしびれて熱くなって、
それが、胸と、股間に、直通した。
体中に、電流が走る。体が硬直して、そのままガクガクと、震えて…イった。
快感が収まってきた頃、ふいに口の中のものがなくなり、口が自由になる。
思わず、荒い息を、繰り返す。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
「うふ。どう?気持ちよかった?」
「はぁ、はぁ…
さ、最後の、口は、一体…」
「うふふ。
それがその、口の枷の、特別な機能。
あなたが嵌めているその枷は、あなたのお口に、強烈な快感を与えることができる。
あなたは一生、アソコでも胸でもお尻でもイケなくなった代わりに、
その枷を嵌めて、お口の快感で、イクようになる」
「な、何を、バカな―」
「さ、続き続き。
いくよー、3,2,1,0」
「ちょっ、あぁ、あふん、あぐっ、むぐ、ぐふぅううううううう!」
「はい、もう一回。3,2,1,0」
「やめ、いや、ふっ、ぐぅ、ぅうふううううう!」
「もう一回。3,2,1,0」
「おね、が、ちょ、むぐ、ふぅ、うううううううう!」
カウントダウンされる度、口をこじ開けられ、舌を吊り出され、
何かが口になだれ込んで来て、イった。
何度も何度も、何度も何度も、私は、口で、イった。
10 続・心の枷 その1 (12/14) sage 2012/10/04(木) 07:30:05.29 ID:3jJ4LtFH
私の目の前で、結夏の訓練が、始まった。
突然、便座に座って足を開き、頭の後ろで手を組んで、動かなくなった。
その姿勢のまま、何度も視線を虚空に這わせ、
目がかっと開いたかと思うと、ガクガクと震え、ぐったりする。
また、目が開いて、ガクガク震えて、ぐったりする。その、繰り返し。
私は、扉の前から移動して、結夏の目の前に、立つ。
結夏は、私に対して股を開いて、こっちを向いている。
でも、目の焦点は、私には合っていない。時折こっちを見ている風はあるが、
すぐ視線を虚空に這わせて、まったく違うところに意識をやっている。
自分の経験から、だいたい結夏が何をされているかは、わかる。
でも、私には、何も聞こえない。
きっと結夏は、その口に嵌めた枷の下で思いっきり喘いで、叫んでいるはずだけど、
私には、呼吸の音すら、聞こえない。
衣擦れの音と、時折外から入ってくる他人の音以外は、何も音がしない。
とても、静かな空間。
その中で、ひたすらひたすら、彼女の精神を蹂躙する作業が、目の前で、続いていた。
11 続・心の枷 その1 (13/14) sage 2012/10/04(木) 07:33:06.13 ID:3jJ4LtFH
「うふ。気持ち、良かった?」
「…はい」
「うんうん。ずいぶん素直になったね。
でも、まだ体が疼いて、イカないと、収まらない。そうでしょ?」
「……はい」
もう、何も、考えられない。
ひたすらイカされて、頭の中が真っ白に吹っ飛んで、
でもまだ体が鎮まらなくて、もう、どうしたらいいのか、わからない。
「うん、よろしい。
じゃ、お願いしたら、イカせてあげる」
「……うぅっ…はぃ…」
「『お願いします。イカせてください』って、言ってみて」
「…お願い…します。イカせて、ください…ぐふっ、ふぅううううう!」
お願いした直後、口を犯されて、また、イった。
「うん、よくできたね。
じゃ、もう一回」
「…お願い、します、イカせて、ください…ふぅっ、ふぅううううっ!」
「はい、もう一回」
「お願い…します、イカせて、ください…ふむぅううううっ!」
「はい、もう一回」
「お願い、します、イカせてください…ふぅう゛うううっ!」
「はい、もう一回」
「はぁっ、お願いします、イカせてくださいっ…むふぅうううっ!」
「もう、一回」
「お願いしますっ、イカせて!イカせて、くださいっ!…ふぅう゛う゛うううううううっ!」
何度も何度も、私は自らお願いして、口を犯してもらって、イカせてもらった。
「どう?お口、気持ちいいでしょ?」
「はい、気持ち、いい、です」
「その口の枷を嵌めれば、あなたは、イケる。
じゃ、次の訓練、いきましょうね。3,2,1」
「ちょ、あっ、あぁあああんっ…えっ、ちょ、ちょっと!?」
カウントダウンの、最後の、ゼロが、聞こえない。
イク寸前。でも、口を犯してもらえない。イケない。
そして、口と頬の周りを、するっと抜ける感覚がする。
コトン、と、股の間で、音がする。
「―あ」
ふと見ると、ゴムボール大の金属の球が、股の間に落ちている。
枷が、外れた…
ふいに、いつの間にか目の前にいた早希が、それを、右手で、拾う。
そして、手のひらに載せて、私の顔の前に、持ってくる。
「ほら、あなたの枷だよ。結夏」
12 続・心の枷 その1 (14/14) sage 2012/10/04(木) 07:35:36.74 ID:3jJ4LtFH
「ほら、あなたの枷だよ。結夏」
「あ…」
そう。これは、私の、枷。
私の口を犯して、イカせてくれる、枷。
犯して、欲しい。
イカせて、欲しい。
「どうすればいいのか、あなたは、わかっている。そうでしょ?結夏」
そう。わかっている。
私のすべきことは、枷を、嵌めること。
枷を嵌めて、口を犯して、イカせてもらうこと。
私は、頭の後ろに手を組んだまま、顔の前にある金属球に、
舌を伸ばして、舌先で、触れた。
とたん、しゅるっと音がして、私の口に、枷が、嵌まる。
そのまま、口をこじ開けられ、犯される。
「ぐふうぅうううううううう!」
ひとしきり、イッた。
でもまた、イク寸前まで、快感が、昇ってくる。
そして、枷が外れて、球になる。
それを早希が拾って、私の顔の前に、差し出す。
私はそれを、舌先で、舐める。
枷が、嵌まる。
口を犯されて、イッて、外れる。
早希が拾って、私が舐める。嵌まる。
口を犯されて、イッて、外れる。
早希が拾って、私が舐める。嵌まる。
口を犯されて、イッて、外れる。
早希が拾って、私が舐める。嵌まる。
何度も、その行為が、繰り返される。
そして、何度目かのとき。
外れた枷を、早希が拾って、
でもそのまま、右手できゅっと握って持ち上げると、
彼女は自分のバッグに、それをしまいこんだ。
「え?ちょっと、なんで…」
「私のうちに、来て。結夏」
「…わか、りました」
私、高木早希は今、満員電車に揉まれている。
ちょっと、トイレに、行きたくなった…かも、しれない。
これから、会社最寄りの駅までは、あと30分は、ある。
失敗した。これならちゃんと家でしてくればよかった。
仕方ない。ここでするか…
私は、ぎゅうぎゅう詰めで人を載せて走ってる電車の中で立ったまま、
おしっこを…うん、まだちょっと、恥ずかしさが残ってるかも、しれない。
でも、誰にもわかりはしないし、人を避ける意味もない。
―しよう。ちょっと、力む。
(んー、うんっ、うっ)
出るまでの緊張感を我慢して、ちょっと力んだ。
そして、おしっこが、出始めた…と、思う。
なぜ「思う」なのか、っていうと。
私の出しているはずのおしっこは、全部『体の枷』が処理しているから。
外には一滴も出てこない。漏れることも一切ない。
そして、おしっこをするときのちょっとした解放感も、ない。
それも、『体の枷』が処理しているから。
『体の枷』は、私の排泄で生まれる快感すら、掌握している。
だから、おしっこを出したくて、出すギリギリまでは感覚としてあるんだけど、
出し始めると、全く、感じなくなる。
あーあ、つまんない。
これが『心の枷』を嵌めていると、全く違う。
もちろん許可を頂いてからだけど、『心の枷』を嵌めておしっこをすると、
それだけでイケるだけの快感を『体の枷』は与えてくれる。
ちなみに大きい方は、もっとスゴイ。
だから、トイレはなるべく、家の中でするようにしてる。
今のコレも、ちょっと家を出るのを遅くしたら、家でできたのに、と思うと、
やっぱり、失敗したなぁ、と、思ってしまう。
668 続・心の枷 その1 (2/14) sage 2012/10/04(木) 06:13:25.30 ID:3jJ4LtFH
―ん?
あ、あれ?
胸と股間から、快感が、急に―え?
(あっ、あふっ、うふぅっ、ぁああっ)
声が、出そうになる。一所懸命、声を、押し殺す。
この快感、絶対、ゲージの真ん中より上まで、来てる。
セックスの最後で、アソコに男のモノを入れて、出し入れしてる時くらいの、快感。
な、何で?こんなところで…
(はぁ、うっ、はぁっ、うっ、はぁ、はぁ、はぁあっ、んっ)
どうしても息が荒くなる。…ヤバい、隣の男の人が変な目で見てる。
そりゃ、こんな息を満員電車の中でしてたら、ただの、痴女…だよね…
まだ、快感が、上昇していく。
これは―ダメだ。早くイカないと、私、おかしくなる。
ちょうど、電車が駅で、停まった。
そのまま、人の流れに流されるまま、私も、降りる。
電車のドアから弾き飛ばされるみたいにホームに出た後、震える手で、
急いでケータイを、取り出す。
「―あ、おはよう、ございます。ふぅっ…高木、です。
大蔵課長をお願い…あ、課長、ですか…ぅんっ、
すみません、私、急に体調が、悪く…なったようで、今日は午後から出社…ぁん、
させて、くださ……
あ、はい、はい、すみません、よろしく…おねが、んっ、い、します」
声を出すのも辛かったけど、そのおかげか課長も心配して、午前の半休を許可してくれた。
そのまま、ガクガクして力の入らない足に鞭打って、階段登って、反対側のホームに向かう。
早く、早く、『心の枷』、嵌めないと…
669 続・心の枷 その1 (3/14) sage 2012/10/04(木) 06:16:20.23 ID:3jJ4LtFH
私は家に着くと、靴を脱ぐのもそこそこに、とにかく化粧台のところに向かった。
横の棚においてあった『心の枷』を、嵌める。
頭からかぶると、と頭の周りが覆われた感覚がした後、
きゅっ、と縮まり、そして感覚が、なくなる。
「ふぁぁあああああん!…はぁ、はぁ、はぁ…」
いつも、『心の枷』を嵌めれば、ご褒美に軽くイカせてもらえることになっていて、
今もその約束通り、軽く、イった。
目の前に浮かんでいる「快感のゲージ」は、今ちょうど真ん中辺りで揺らいでいる。
「早希ちゃんごめんねー。無理やり帰らせるような真似をして」
どこからか、ふと、声がする。
「ど、どうしたんですか、こんなこと、今まで…」
「うん。
ワタシ、拡張モジュールの生成時期に入ったみたい」
「かくちょ…え?」
「『拡張モジュール』。ワタシ自身が拡張するための、部品。
んー、普通の生物に例えると、子供みたいなもんかな」
「こ、子供??」
「そ。まぁ細かいところはかなり違うんだけど、今はいいや。
とりあえず、割とすぐ、拡張モジュールを生成しないと、いけない。
今日の夜までもつかなーって思ってたから、早希ちゃんに言わなかったんだけど、
ちょっと予定より早まったみたい。ごめんね」
「あ、あの、それで…私は、何をすれば…?」
「そうそう。早希ちゃんいないと、モジュール作れないんだよね。
とりあえず、服全部脱いで、ベッドの上に移動してくれるかな。
せいぜい15分くらいだから」
「…はい」
私は言われるまま、着ていた服を全部脱いで、全裸になった。
といっても、胸と股間は、金属の塊―『体の枷』で覆われてるけど。
そのままベッドに移動して、そのまま仰向けに横たわると、そこで手足が勝手に動いた。
脚はMの字に開いてベッドの上で踏ん張るような形で固定され、
手は、頭の後ろにある枕の両端を握らされ、こっちも固定させられた。
670 続・心の枷 その1 (4/14) sage 2012/10/04(木) 06:19:14.79 ID:3jJ4LtFH
「準備、オッケーだね。
じゃ、始めるよ。
ちょっと辛いかもしれないけど、耐えてね」
「はい。
……えっ、ふぁっ、ぁはぁああああああぁ?!」
途端に、快感のゲージが、急上昇する。
いきなり、目盛りを振りきって、イカされた。
「い、いやぁ、あぁん、あぁあああん!
ま、また、はぁ、はぁああっ!
ま、まだ、つづく、ふぁ、ああああん!」
ゲージのメーターが、目盛りの前後で揺れるように、行ったり来たりを繰り返す。
だから私も、何度も何度も、何度も何度も、イカされる。
「あ、そろそろ、出るね。
ここからが一番辛いところだけど、頑張ってね?
あと5分とかからないから、心配しないで」
「は、は、はひっ…」
すると、ゲージが下がらなくなり、目盛りを振り切りっぱなしになった。
私は、ひたすら、イキっぱなしになる。
「はあああああああああぁああああ!うあぁ!あっ、ああ、ぐ、うっ、あ、あ、うぁ」
ずーっと、ずーっと、とにかく、気をやりつづける。
頭が、飛んで、おかしく、なりそう…
671 続・心の枷 その1 (5/14) sage 2012/10/04(木) 06:22:24.92 ID:3jJ4LtFH
「そろそろだよ。
あ、これ、嵌めといて」
その途端。
私の口が、強制的に、開かされた。
舌が、強制的に、吊り出され、そのまま、固定される。
「むぐ、ぐ、っぐ、むふうっ、うぐ?!」
完全に固定された、唇と、舌と、あと口の中全体から、ものすごい快感が迸る。
今までどんなディープキスでも体験したことのない、トロットロにされる、快感。
最高に、気持ち、いい…
「ふ、ふぉ、ふぉぉぉおおおあああああ!?」
股間を何か、ビリビリとした、激痛のような快感の塊が襲う。
そのまま、私は思いっきり大きなオーガズムを迎える。
そうして、ようやく、快感が収まり始めた。
ゲージがみるみる下がって、真ん中少し下くらいまでメーターのバーが縮んた。
口も、自由になる。
「はぁ、はぁ、はぁ、は、はぁ、はぁ…」
「よくがんばったね。早希ちゃん。
いいのができたと思うよ。ほら、股の間を覗いてごらん?」
体が自由になり、そのまま上体を起こす。
みると…
私の股間の直下に、ゴムボール大の、金属の球があった。
『体の枷』に当たって、止まっている。
「拾ってごらん?」
「はい」
言われるまま、その球に右手を伸ばし、握って持ち上げてみる。
てっきり重いのかと思ったけど、ピンポン玉くらいに軽い。
いろいろな角度から見てみたけど、どの角度から見ても、全く同じ。
メタリックシルバーの、完全な球体。
「うふ。カワイイでしょ?」
「は、はぁ…」
「まだそういうの、わかんないか。まぁ、これからだね。
で、早希ちゃんは、それを誰か他の人に、嵌めて欲しいの」
「…え?」
「だからほら、早希ちゃんも『心の枷』嵌めて、ワタシがくっついたでしょ?
この球もやっぱり、枷なの。でも早希ちゃんじゃなくて、他の人が嵌めるもの。
これを嵌めた人が、早希ちゃんの『パートナー』になるの」
672 続・心の枷 その1 (6/14) sage 2012/10/04(木) 06:25:15.83 ID:3jJ4LtFH
「パー、トナー?」
「うん。
早希ちゃんと一緒に気持ちよくなって、早希ちゃんがいっぱい気持ちよくなるように
ご奉仕してくれる人。
そうして、早希ちゃんと共同生命体となって、1つのワタシになる人」
「…つまり、これを、他の人に嵌めて、私みたいに、する、って、事ですか?」
「そ。わかってくれた?」
「で、でも、他の人にいきなり嵌めるのは、ちょっと、気が引けるというか…」
「あれー?そんな事言っちゃって、いいのかなー?」
「あ、すいま、ぁああああああああん!」
途端にゲージが急上昇して、目盛りの手前で止まる。
「ご、ごめんなさい、イカせて…」
「だーめ。変なこと言うんだもん。
早希ちゃんはもうワタシの一部なんだから、ワタシの言うとおりにしなきゃ」
「は、はい、わかりました、だから…ぁあっ」
「ゴメンナサイは?」
「ご、ごめんなさい、はぁっ」
「ちゃんと、他の人に、嵌める?」
「はい、嵌めます、ちゃんと、やります、うっ…」
「よろしい。イキなさい」
「あぁっ、ぁあああああぁぁん!」
イカせてもらって、ようやく、楽になった。
「はぁ…はぁ…
わかり、ました。やります。他の人に、嵌めます…
どんな人に、嵌めれば、いいんですか?」
「そうだねー。
早希ちゃんと一緒に気持ちよくなってくれる人だから、なるべく、早希ちゃんの
好みの人がいいと思うよ。この人とならエッチしてもいいかな、って人。
あ、申し訳ないけど、女性にしてね。
男性でもいいんだけど、なるべく早希ちゃんと体の組成が近い人がいいんだ」
「え、でも、女性でなんて、私そういう趣味、なくて…」
「んーほら。
身近で、キレイだなって思う人とか、女性なのにカッコいい人とか、いない?
あるいは、ずっと一緒にいられる、心が安らぐ人」
「キレイで…ずっと…一緒にいられる…」
「うん。
後の人選は、早希ちゃんに任せるよ。
カワイイ娘、ゲットしてね?」
「は、はい…」
673 続・心の枷 その1 (7/14) sage 2012/10/04(木) 06:27:22.81 ID:3jJ4LtFH
「ちょっと早希、大丈夫ー?」
「うん…ごめんね結夏。
ホントに急に…辛くなって」
「いや、いいよ。
それよりほら、ゆっくりでいいから、前見て」
私、西野結夏は、同期の高木早希と、会社終わった後でご飯を食べに来ていた。
早希とは結構気が合うから、よくご飯を一緒に食べてた。このレストランも、割とよく2人で来る店だ。
でも、ワインを飲んでたせいか、早希が急に気分が悪いと言い出して、
トイレに向かうその足が千鳥足だったもんだから、慌てて肩を貸して一緒にレストランを出て、
今、同じビルのフロアにあるトイレに向かっていた。
「午前中休んだんでしょ?なのにワインなんて…」
「うん、元気になったと思って、ちょっと、油断してた…」
「あ、ほら、そこだから、トイレ」
そのまま、の中にあったトイレに、2人で入る。
「ちょ、ちょっと、休憩、させて…」
「あ、うん。いいよ」
早希が洗面台の前にたどり着いて、その縁に手をつき、肩で息をしている。
「ほんと、どうしちゃったんだろうね。言うほど飲んでもいなかったと思うけど」
「わかんない…
そうだ、ちょっと、待って…
こういうときに、イイもの、あるんだ」
そう言って、早希が、自分のバッグの中に手を入れた。
「―これ」
出てきた右手の手のひらには、ゴムボール大の、金属の球が乗っている。
私はつい、覗きこんでしまう。
「…何?これ」
「拡張モジュール、だって」
「かくちょう?ん?」
「枷、なの」
「かせ、って?」
「結夏も、嵌めてみれば、わかると思う」
「へ?
ちょ、きゃ、きゃあああああああ!??」
突然、その珠が弾けるように私の目の前でぶわっと拡がり、
それが全部、私の顔に、覆いかぶさってきた。
6 続・心の枷 その1 (8/14) sage 2012/10/04(木) 07:18:19.95 ID:3jJ4LtFH
「きゃああああああああああ!
な、な、何?何なの?」
慌てて、自分の顔を触る。
よく見えないけど、何かが覆ってしまっているのか、頬や口に触ることができない。
目の前にある鏡で、自分を、見る。
「な―なに、コレ?」
それは、大きな、金属製の、マスク。
私の鼻の下から顎までを全部覆い、更に後ろまで伸びて、耳をすっぽりと覆ってる。
鼻や口のくぼみはなく、つるん、と、丸みを帯びていて、凹みや引っ掛かりは一切ない。
まるで、顔の下半分が、金属に支配されてしまったみたいだ。
取ろうとするけど、全然取れない。
完全に、私の、耳と、顎と、口と、鼻に、くっついてしまっている。
でも、私が声を出すのに、不自由はない。耳も普通に、聞こえている。
「ちょっと、早希?!何なの、これ!!」
横にいる早希に怒鳴り付けるけど、早希の反応は鈍い。
まるで、何も聴こえてないかのようだ。
「…ごめんね、結夏。とりあえず、こっち来てくれる?」
「ちょ、ちょ、ちょっと!」
さっきまで気分悪そうにしていた早希はすっかり平静になっていて、
私の手をひっぱっていく。
私はそのまま、奥の、子連れ用の広い個室に、連れて行かれた。
7 続・心の枷 その1 (9/14) sage 2012/10/04(木) 07:21:06.43 ID:3jJ4LtFH
早希は私を個室に押し込めると、自身も入って、扉を閉めてロックし、
内側からその扉によりかかった。
ここに私を閉じ込めようとしているのは、明らかだった。
「ちょっと早希、何すん―」
「うふ。こんばんは。結夏ちゃん」
「…えっ?」
どこからともなく、全然知らない女性の声がする。
「結夏ちゃんのお話は早希ちゃんに聞いてたし、
さっきもバッグの中からいろいろ聞かせてもらった。
うふ。早希ちゃん、なかなかカワイイ娘、ゲットしたね」
「あ、あの、誰?」
「ワタシは、早希ちゃんだよ。
もうちょっとちゃんと言うと、早希ちゃんを、支配する者。
で、今から、結夏ちゃんも支配する」
「は?何言って―」
「結夏ちゃんはこれから、早希ちゃんの『パートナー』になって、
早希ちゃんの、一部になるの。
そして、ワタシの一部にも、なる」
「あの、何言ってるか、全然わかんないんですけど」
「まぁ、その辺は、おいおいわかるよ。
じゃ、結夏ちゃんにも『体の枷』、あげるね」
「へ?」
一瞬、うなじから背筋をすっと撫でられる感覚があって、その後それが全身に広がって、でも一瞬で収まった。
「え?何を、したの?」
「うふ。胸と股間、触ってごらん」
気になって、言われるとおりに、胸と股間を手でさわってみる。
感触がおかしい。硬い。
シャツの合間から手を突っ込んでみると、ブラの下に何か硬いものがあって、
私の胸を覆っているみたいだ。
股間も、スカートの裾を少しまくって、そこから手を入れてみるけど、
やっぱり、ショーツの裏に、硬いものがある。
両方とも、さわってもつついても叩いても、何も、感じなくなってる。
「それはね。『体の枷』と言って、結夏ちゃんのおっぱいと大事なところを
閉じ込めるもの。
一生外れないから、結夏ちゃんはもう、自分でおっぱいとアソコと、
あとお尻の穴も、自分では触れなくなった」
「ちょ、ちょっと、何言ってんの…
ねぇ早希!あんたも何か言ってよ!ねぇ!」
扉のところにいる早希に声をかけるけど、全然応えようとしない。
ただ、こっちを、じっと、見てる。
そして、声がまた、響いてくる。
「で、『体の枷』には、もう一個、重要な役割があってね―」
「え?あ、い、いやぁあああん?!」
8 続・心の枷 その1 (10/14) sage 2012/10/04(木) 07:24:05.47 ID:3jJ4LtFH
突然、胸と股間に、じわっとする快感が、襲ってきた。
何も触られたり揉まれたりしてないのに、とにかく、胸と股間全体が、しびれる。
「な、な、何コレ?!」
「うふ。結夏ちゃんが触って気持ちよくできなくなった代わりに、
ワタシがいつでも、この『体の枷』を使って、結夏ちゃんを気持ちよくできるの。
どう?気持ちいいでしょ」
「何をバカなこと言ってんの、もう、やめて」
「あれ?じゃもうちょっと気持ちよくするね」
「ちょ、ちょっと、あぁああああああん!!」
胸と股間からくる快感がもっと激しくなって、全身がかぁっと熱くなる。
まるで、セックスの真っ最中みたい―
「はぁ、ちょ、お願い、やめて」
「どう?気持ちいい?」
「き、気持ち、いい、いいよ。いいから、やめて、こんなとこで」
「うふ。わかった。やめたげる」
急に、刺激が収まった。
自分の息がすっかり荒くなっている。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
「じゃまぁ、公共のトイレをずっと占拠するのも他の人に申し訳ないから、
さっさと訓練、始めるね」
「な、なに、する、の、ちょ、きゃああああ!?」
突然、体が勝手に動いて、蓋の閉じている便座の上に無理やり座らされた。
その上で、股をおもいっきり開かされ、頭の後ろで手を組まされる。
「うふ。あなたが今お顔に嵌めてる拡張モジュール、
まぁありていに言うと、『口の枷』だね。そのまんまだけど。
コレは、パートナーの体を自由に操ることができる。
あなたはもう、自分の体を動かす自由を、失った」
「な、何を言って…お願い、やめて」
「だーめ。もうコレ、嵌めちゃったんだから。
さ、訓練、続けるよ」
「だ、だから、訓練、って…」
「まずは、『体の枷』に快感をコントロールされることを、
あなたの体に覚えこませるための、訓練。
拡張モジュールは簡易式だから、ゲージないんだけど、許してね。
ワタシがカウントダウンすると、『体の枷』があなたをどんどん気持ちよくして、
0になったら、あなたはイク」
「え、ちょっと、そんな―」
「いくよ?
3,2,1」
「えっ、いや、ぁあああああっ!?はぁ、あはあああっ!!」
カウントダウンが進むと、合わせて自分の体が、かあああっと熱くなって、
体中が、ひたすら疼く。本当に、今、イク、手前。
9 続・心の枷 その1 (11/14) sage 2012/10/04(木) 07:27:03.65 ID:3jJ4LtFH
「うふ。
最後のカウントが、結構楽しいんだ。拡張モジュールは。
じゃ、いくよ。ぜー …」
「あっ、む、むぐ!?」
突然、口が、こじ開けられる。
舌が、吊り出されて、ぴんと伸びたまま、動かなくなる。
そして、口の中に何かが、いっぱい、なだれ込んでくる。
なだれ込んできたものが、口の中に広がって、それが、とてつもない、快感に変わる。
ディープキスの何百倍も、何千倍も、気持ちいい。
「…ろ」
「ぐ、ぐぅ、ふぅぅぅうううう!」
唇が、舌が、喉の奥が、全部がしびれて熱くなって、
それが、胸と、股間に、直通した。
体中に、電流が走る。体が硬直して、そのままガクガクと、震えて…イった。
快感が収まってきた頃、ふいに口の中のものがなくなり、口が自由になる。
思わず、荒い息を、繰り返す。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
「うふ。どう?気持ちよかった?」
「はぁ、はぁ…
さ、最後の、口は、一体…」
「うふふ。
それがその、口の枷の、特別な機能。
あなたが嵌めているその枷は、あなたのお口に、強烈な快感を与えることができる。
あなたは一生、アソコでも胸でもお尻でもイケなくなった代わりに、
その枷を嵌めて、お口の快感で、イクようになる」
「な、何を、バカな―」
「さ、続き続き。
いくよー、3,2,1,0」
「ちょっ、あぁ、あふん、あぐっ、むぐ、ぐふぅううううううう!」
「はい、もう一回。3,2,1,0」
「やめ、いや、ふっ、ぐぅ、ぅうふううううう!」
「もう一回。3,2,1,0」
「おね、が、ちょ、むぐ、ふぅ、うううううううう!」
カウントダウンされる度、口をこじ開けられ、舌を吊り出され、
何かが口になだれ込んで来て、イった。
何度も何度も、何度も何度も、私は、口で、イった。
10 続・心の枷 その1 (12/14) sage 2012/10/04(木) 07:30:05.29 ID:3jJ4LtFH
私の目の前で、結夏の訓練が、始まった。
突然、便座に座って足を開き、頭の後ろで手を組んで、動かなくなった。
その姿勢のまま、何度も視線を虚空に這わせ、
目がかっと開いたかと思うと、ガクガクと震え、ぐったりする。
また、目が開いて、ガクガク震えて、ぐったりする。その、繰り返し。
私は、扉の前から移動して、結夏の目の前に、立つ。
結夏は、私に対して股を開いて、こっちを向いている。
でも、目の焦点は、私には合っていない。時折こっちを見ている風はあるが、
すぐ視線を虚空に這わせて、まったく違うところに意識をやっている。
自分の経験から、だいたい結夏が何をされているかは、わかる。
でも、私には、何も聞こえない。
きっと結夏は、その口に嵌めた枷の下で思いっきり喘いで、叫んでいるはずだけど、
私には、呼吸の音すら、聞こえない。
衣擦れの音と、時折外から入ってくる他人の音以外は、何も音がしない。
とても、静かな空間。
その中で、ひたすらひたすら、彼女の精神を蹂躙する作業が、目の前で、続いていた。
11 続・心の枷 その1 (13/14) sage 2012/10/04(木) 07:33:06.13 ID:3jJ4LtFH
「うふ。気持ち、良かった?」
「…はい」
「うんうん。ずいぶん素直になったね。
でも、まだ体が疼いて、イカないと、収まらない。そうでしょ?」
「……はい」
もう、何も、考えられない。
ひたすらイカされて、頭の中が真っ白に吹っ飛んで、
でもまだ体が鎮まらなくて、もう、どうしたらいいのか、わからない。
「うん、よろしい。
じゃ、お願いしたら、イカせてあげる」
「……うぅっ…はぃ…」
「『お願いします。イカせてください』って、言ってみて」
「…お願い…します。イカせて、ください…ぐふっ、ふぅううううう!」
お願いした直後、口を犯されて、また、イった。
「うん、よくできたね。
じゃ、もう一回」
「…お願い、します、イカせて、ください…ふぅっ、ふぅううううっ!」
「はい、もう一回」
「お願い…します、イカせて、ください…ふむぅううううっ!」
「はい、もう一回」
「お願い、します、イカせてください…ふぅう゛うううっ!」
「はい、もう一回」
「はぁっ、お願いします、イカせてくださいっ…むふぅうううっ!」
「もう、一回」
「お願いしますっ、イカせて!イカせて、くださいっ!…ふぅう゛う゛うううううううっ!」
何度も何度も、私は自らお願いして、口を犯してもらって、イカせてもらった。
「どう?お口、気持ちいいでしょ?」
「はい、気持ち、いい、です」
「その口の枷を嵌めれば、あなたは、イケる。
じゃ、次の訓練、いきましょうね。3,2,1」
「ちょ、あっ、あぁあああんっ…えっ、ちょ、ちょっと!?」
カウントダウンの、最後の、ゼロが、聞こえない。
イク寸前。でも、口を犯してもらえない。イケない。
そして、口と頬の周りを、するっと抜ける感覚がする。
コトン、と、股の間で、音がする。
「―あ」
ふと見ると、ゴムボール大の金属の球が、股の間に落ちている。
枷が、外れた…
ふいに、いつの間にか目の前にいた早希が、それを、右手で、拾う。
そして、手のひらに載せて、私の顔の前に、持ってくる。
「ほら、あなたの枷だよ。結夏」
12 続・心の枷 その1 (14/14) sage 2012/10/04(木) 07:35:36.74 ID:3jJ4LtFH
「ほら、あなたの枷だよ。結夏」
「あ…」
そう。これは、私の、枷。
私の口を犯して、イカせてくれる、枷。
犯して、欲しい。
イカせて、欲しい。
「どうすればいいのか、あなたは、わかっている。そうでしょ?結夏」
そう。わかっている。
私のすべきことは、枷を、嵌めること。
枷を嵌めて、口を犯して、イカせてもらうこと。
私は、頭の後ろに手を組んだまま、顔の前にある金属球に、
舌を伸ばして、舌先で、触れた。
とたん、しゅるっと音がして、私の口に、枷が、嵌まる。
そのまま、口をこじ開けられ、犯される。
「ぐふうぅうううううううう!」
ひとしきり、イッた。
でもまた、イク寸前まで、快感が、昇ってくる。
そして、枷が外れて、球になる。
それを早希が拾って、私の顔の前に、差し出す。
私はそれを、舌先で、舐める。
枷が、嵌まる。
口を犯されて、イッて、外れる。
早希が拾って、私が舐める。嵌まる。
口を犯されて、イッて、外れる。
早希が拾って、私が舐める。嵌まる。
口を犯されて、イッて、外れる。
早希が拾って、私が舐める。嵌まる。
何度も、その行為が、繰り返される。
そして、何度目かのとき。
外れた枷を、早希が拾って、
でもそのまま、右手できゅっと握って持ち上げると、
彼女は自分のバッグに、それをしまいこんだ。
「え?ちょっと、なんで…」
「私のうちに、来て。結夏」
「…わか、りました」
心の枷
586 心の枷 (1/12) sage 2012/09/20(木) 11:22:40.33 ID:WJ/FyB5K
「あーもう、つっかれたー」
会社からようやく、自宅のマンションに、たどり着いた。
靴を適当に脱ぎっぱなしで、そのまま自分の部屋に、なだれ込む。
もう、午後10時過ぎ。今日はやたらめったら業務が立て込んでいて、
晩ご飯も食べずにこなしていたら、いつの間にかこんな時間になってしまった。
「はーもう、今日みたいなのがずっとだと、やってらんないなぁ、もう」
部屋の電気をつけ、さっさと、スーツを脱いで楽になろう、と思った、その時。
奥の窓が、空いているのに気づいた。
「…あ、あれ?ちゃんと戸締りしたはずなのに。
ヤバい。泥棒かな…」
もしかしたらまだ部屋の中にいるかも、と、急に怖くなり、
恐る恐る、あたりを見回す。
誰もいないし、気配もしないし、特に他に変わった気配は…
いや? 何か、おかしい。
「―あ」
なぜかベッドの上に、金属の塊が、落ちている。
丸く大きな、塊。
「…何、あれ??」
すぐ、側にあったエクササイズ用の長い棒を手にとって、
恐る恐る、近づく。
少し離れたところから、棒で、つついてみる。
何も起こらない。よくわからないが、普通の、硬い、金属のようだ。
つつきながら、少しずつ、近づく。
何も、起こらない。
ようやく、ベッドの縁にたどり着いた。
上から、その物体を、覗きこむ。
―その時。
「きゃあああああああああああ!?」
その物体が、突然自分の顔に、襲いかかった。
587 心の枷 (2/12) sage 2012/09/20(木) 11:25:42.12 ID:WJ/FyB5K
「きゃああああ……あれ?」
何も、ない。
金属の物体も消えたし、自分の体を見回しても、何も起こって、ない、ような―
あれ?
ふと、顔の周りを触ろうとして、違和感に気づく。
目に、触れない。耳に、触れない。
顔の回りを、見えない何かが覆っている。
「うふ。こんばんは」
「えっ?」
突然、声がする。
どこから聞こえたのかわからない。周囲を見渡しても、誰もいない。
「お名前は?」
「え?えっと、高木、早希」
「早希ちゃんか。いい名前だね」
「あ、あの、あなたは?」
「ワタシ?
ワタシに名前はないけど、今早希ちゃんにくっついたから、
今日からワタシも、早紀ちゃんだね」
「く、くっついた?」
「うふ。まだ、わかってないかな。
ちょっと、鏡で自分の顔を、見てきてごらん?」
「…え?」
言われるまま、姿見の前に、自分を移動させる。
自分の姿を、覗きこむ。
「え、ええ?」
自分の頭部を、異様な形をした、メタリックシルバーの物体が、覆っていた。
大きくなめらかなゴーグル状の物体が自分の目を完全に覆い隠し、
その両端がさらに側頭部になめらかにつながり、自分の耳をすっぽりと覆い隠していて、
更にその奥が、後頭部で、一つになっている。
全体的につなぎ目や角ばったところが一切なく、つるん、としている。
頭のてっぺんの部分をくり抜いた、パイロットヘルメット、といえばちょっと近いかもしれない。
ただし、目を覆うバイザーを含め、全てが金属の、メタリックシルバー。
目も、耳も、完全に塞がれている様に、みえる。
隙間も全然なく、この状態で、自分がどうして目が見えているのかもわからないし、
自分の視界から直接そんなものは見えない。
耳だって、金属のようなものに完全に覆われているのに、何もつけて
いないのと同じように、普通に聞こえている。
しかし、鏡に映る自分は確かに、ヘルメット?を、被っているし、
さわってみると、確かに、指先はそのヘルメットに触れる感触がある。
試しにヘルメットを脱ぐ要領ではずそうと試みるけど、
微動だにしない。まるで完全に、自分の頭と1つになったみたいだ。
588 心の枷 (3/12) sage 2012/09/20(木) 11:28:34.35 ID:WJ/FyB5K
「こ、これは、一体…」
「うふふ。それは、『心の枷』」
「こころの…かせ?」
「そう。あなたの心を閉じ込め、あなたの心の代わりに、あなたの体を支配するもの。
これを嵌めているあなたの体は、この『心の枷』の指示通りに動く。
たとえば…こんな感じ」
「えっ?あっ、きゃあっ!?」
姿見の前で、体が勝手に大の字に開き、両手が勝手に、頭の後ろで組まされる。
そのまま、動かなくなった。
「ど、どうして…」
「もう、あなたの体の自由はない。この『心の枷』を嵌めている限り。
そしてこの、『心の枷』を嵌めているあなたが、ワタシ」
「あなた…何者、なんですか…」
「ワタシはね。
こうして他の生命体にくっついて、1つとなることで生きている機械生命体。
今日からワタシは、あなたにくっついて生きていくことにしたの。
だから、今日から、よろしくね?
あ、心配しなくてもいいよ。
あなたは今までどおりの生活を送ればいいの。
わたしが毎日くっついてるだけで、あなたの生活は何も変わらない」
「そ、そんなこと言ったって、こんなのつけてたら、人前に、出られません…」
「うん、わかってるよ。
だから、人前に出るときは、はずして。
でも、家で一人になったら、この『心の枷』をはめる。
そういう生活を、今日からあなたは送るの」
「そ、そんなの、嫌です。
何で私が、わざわざ、そんなこと…」
「大丈夫。それが当たり前になるから。
…あ、そうそう。あなたとワタシが1つになるための、
もう1つのアイテムがあるから、それを、今からはめてあげるね」
589 心の枷 (4/12) sage 2012/09/20(木) 11:31:35.24 ID:WJ/FyB5K
「…えっ?」
何かがうなじの方から服の下に入り込み、
そのまま、体中をかすかにまさぐられるような、そんな感覚が一瞬した。
でもすぐに収まり、何も感じなくなった。
「うふ。何が起こったか、わからないでしょ?
体を自由にしてあげるから、服を脱いでごらん?」
ふと、何をやろうとしても微動だにしなかった自分の体が軽くなり、自由に動けるようになる。
言われるまま、服を脱いでみる。
「…あ…え…?」
自分の体に、やはりメタリックシルバーの物体が、2つ、張り付いていた。
まず胸が、1つの金属の物体で、完全に覆われている。
前から見るとチューブトップのブラだが、でも、脇から後ろの部分は一切ない。
触ってみると、やはり金属のように硬く、叩いても、自分の胸が何も感じない。
そして、もう1つの物体は、自分の、股間に張り付いていた。
自分の性器のちょっと上から、会陰部を通って、お尻の谷間を割り、穴の上までを、
一直線に、すっぽりと覆っている。
こちらを触ってみても、やはり、その下にある部分が、何も感じない。
「うふ。これはね。『体の枷』」
「か、からだの…かせ…?」
「そ。あなたのおっぱいと、あなたの大事なところを、支配するもの。
これはもう、あなたが死ぬまで、一生外れない。
あなたは二度と、自分のおっぱいや自分のアソコに、直接触れることはなくなったの。
その代わりね…ほら」
「あ、あぁん、え?はぁああん」
突然、胸と股間が、快感で、しびれた。
揉まれてるとかいじられてるとか、そういう、物理的に何か操作された感覚は一切ない。
ただただ、この金属で覆われている箇所全体から、しびれるような感覚が、じわっ、と
襲ってくる。
もどかしくてつい、胸や股間に手をやろうとするけど、金属の物体が、体に触れることを、
許さない。自分がその上から触っても、それによる刺激が、一切得られない。
「な、なに、これ…あんっ」
「うふ。『体の枷』は、あなたの快感を自由にコントロールするの」
「ちょ、う、やめて、ください…」
ふと、刺激が、止まった。
「どう、わかった?
『心の枷』は、あなたの体を自由にコントロールするし、
『体の枷』は、あなたの快感を自由にコントロールする。
あなたにはもう、その2つをコントロールする自由は、ない。
大丈夫。あなたはもう、自分で自分を気持ちよくすることは絶対できないけれど、
ワタシが代わりに、あなたを気持ちよくしてあげるからね」
「そ、そんな…」
一生懸命、胸やアソコに触れてみようとしても敵わず、
金属の物体を引き剥がそうとするが、ピクリとも動かない。
隙間に爪を入れてみようとするが、1ミリも隙間がなく、自分の体と完全に
融合しているみたいに思えた。
590 心の枷 (5/12) sage 2012/09/20(木) 11:34:34.41 ID:WJ/FyB5K
「は、はずして…」
「ううん、もう、無理。あきらめて。
『体の枷』は完全にくっついちゃったから、医者だろうが誰だろうが、
絶対にはずせない」
「そ、そんな…」
「…うふ。これで、あなたとワタシは、完全に、1つになったの。
あなたは、ワタシに完全に、支配された。
あとは、訓練、するだけ」
「え…くん、れん?」
「そ。さっきもいったでしょ?
あなたは外に行くとき『心の枷』を外して、
帰ってきたら、『心の枷』を、嵌める。
それを覚える訓練」
「う…そんなの…いや…です…」
「ま、つべこべ言わず、はじめましょ?
じゃ、さっきの体勢にもどろっか」
途端に、また勝手に体が動いて、大の字の形で立たされ、頭の後ろで手を組まされる。
体の3箇所に銀色の物体をまとわりつかせた、裸の自分が鏡に映る。
「まず、あなたが『体の枷』に快感をコントロールされることを、
あなたの体に覚えこませるための、訓練」
すると、視界が突然わずかに暗くなり、目の前にぽっかり浮かぶ、光る棒状のメーターの
ようなものが現れた。
「これが、あなたの快感のゲージ」
「快感の…ゲージ?」
「そう。
今は下の方でバーがちまちまと動いてるけど、
これが伸びて、上まで行くほど快感が強くなって、
てっぺんにある目盛りを振り切ったときに、あなたはイクの。
ちょっと、やってみましょうか」
「えっ?あ、あぅ?」
バーがするすると、上に向かって、伸びていく。
するとどんどん、胸と股間がじわじわしてきて、体が熱くなる。
「え?あ、あふっ、な、なんで?」
真ん中をすぎた辺りから、まるで自分がセックスの最中であるかのような感覚に襲われる。
ゲージは、こちらの事情などまるでお構いナシとばかり、ずーっと一定のスピードで、伸びている。
「あ、あっ、あんっ、ああんっ、いや、あぁっ」
徐々に、てっぺんの目盛りに、近づく。
自分が昂ぶり、登りつめているのを、感じる。
「じゃ、このまま、イっちゃいましょ?
ほら―」
「あ、ああっ、イク、あぁああああああああん!!」
591 心の枷 (6/12) sage 2012/09/20(木) 11:37:42.59 ID:WJ/FyB5K
ゲージのバーが目盛りを越した瞬間に、本当に、イってしまった。
でも体は大の字で、頭の後ろで手を組まされたまま、動けない。
ただ、快感で、ピクピクしている。
バーはすーっと縮んでいき、ちょうど真ん中の辺りで、止まった。
じわじわと、快感が体の中で渦巻いている。
「はぁ、はぁ、ぁあ…」
「うふ。気持ちよかったでしょ?
もう一回いくね?」
「そ、そんな、やめ…あ、ああっ、あぅん、ああああああああん!」
再び、無機的に、強制的に、イかされた。
再びバーが、真ん中辺りまで、縮む。
「じゃ、次からはカウントダウン、してあげる。
いくよ?3,2,1,0」
「あぁ、あああああん!」
「はーい、もう一回。3,2,1,0」
「い、いやああああっ!」
「はいもう一回。3,2,1,0」
「や、ゃめ、いやあああああああん!」
何度も何度も、カウントダウンされ、その度に、イかされた。
ようやくカウントダウンが止まり、また、バーが真ん中辺りで止まっている。
何度もイかされて、頭がクラクラしている。
同時に、まだ体が甘い感覚に包まれているのが、わかる。
592 心の枷 (7/12) sage 2012/09/20(木) 11:40:39.52 ID:WJ/FyB5K
「はぁ、はぁっ、はぁっ」
「気持ち、よかった?」
「う、うぅ…」
「あれ?気持ちよくなかった?
もうちょっとやった方がいい?」
「い、いえ…気持ち、よかったです…」
「そ、よかった。
でも、まだ体がウズウズ、してるでしょ?」」
「う…ぅ…はい…」
「また、イきたい?」
「う…それは…でも……はぃ…」
「うふふ。素直でよろしい。
ちょっと、ご褒美ね?」
突然、両胸の、乳首の辺り…乳首がまだあるとしたら、だが、
チロチロと、いぶるような感覚が、襲ってくる。
少しメーターが、上がる。
「あぁん…」
「うふ。あまぁーい気分に、なってきたでしょ?
気持ちいい?」
「はぃ…」
「イキたい?」
「は…はぃ…」
「じゃ、今度は自分でカウントダウンして?」
593 心の枷 (8/12) sage 2012/09/20(木) 11:43:36.86 ID:WJ/FyB5K
「…え?」
「自分の感覚に素直になればいいだけだよ。
あなたがカウントダウンすれば、それにあわせて、バーが伸びていくから。
3から数えて、0になったら、イける。
あ、ただし、さっきくらいに、ゆっくりね?速くしすぎたら死んじゃうよ。
じゃ、やってみて?」
「あ…う…」
自分で自分を強制的にイカせることに、ためらう。
でも、体が、うずいている。もっと気持ちよく、なりたい。
「…気持よく、なりたいでしょ?」
「…はぃ…」
「じゃ、自分で気持よく、しなきゃ」
チロチロと、体が、いぶられる感覚。
芯がうずく、感覚。
イキ、たい…
「……さん…」
「そう、その調子」
「…に…あ、あぅ!?」
体が、かぁっと、熱くなる。
息が、荒くなる。
まさに、行為をしている最中の、登りつめる途上の、感覚。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁっ」
「ほらほら。そんな状態でずっといたら、それこそ、おかしくなるよ?」
「は、はぃ…あぁ…
い、いち…あぅあああぁぁんっ」
イク、寸前だ。
頭に血ががあっと上って、飛んでしまいそうな寸前の、あの、感覚。
「ほらほら、あと1つ」
「あぁっ、はぁっ、あぁっ、ううっ、
ぜ…ぜ…ぜろ……あぁあああああああん!!」
頭の中で、光がスパークした。
そのまま、また、バーが真ん中辺りの長さに、戻る。
「うふ。がんばったね。
じゃ、もう一回だよ」
「あぁ…うぅぅ…
さ…さん……に…うぅ…い、いちぃっ……ぜ、ぜろ、はぁあああああああん!」
「はい、もう一回」
「さ、さん…にぃ…い…ち…ぜろ…ふぅうあああああっ!」
「はい、もう一回」
「さん、にぃ、い、いち、ぜろっ!ああああああん!」
「もう、一回」
「さん、に、いちぃ、ぜろぉ!ああああああん!」
「もう一回」
何度も何度も、自分で、イカされた。
何度もイって、数えきれないほどイッて、ようやく、「もう一回」が、止まった。
594 心の枷 (9/12) sage 2012/09/20(木) 11:46:34.85 ID:WJ/FyB5K
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁっ…」
「うふ。ここまで順調よ。早希ちゃん。
じゃ、次のステップ、いくね?」
「はぁ、はぅ、ぅあ!?」
バーが伸びて、目盛りの直前で、止まる。
イク、寸前。
「あ、あの、イカせて、下さい」
「うふ。イキたいなら、イってみなさい?」
突然、ふっと目の前が暗くなり、すべてが緩む、感覚。
直後、頭から何かがするっと抜けていき、足元で、カラン、という、音がした。
「…え?」
足元に、銀色の物体が、転がっている。
さっきまで、自分の頭に嵌っていたもの…『心の枷』だ。
自分の体が自由になっているのに、気づく。
ふと鏡を見ると、自分の、いつもの顔だ。
「ちょ、ちょっと…そんな…私、体が、イク、寸前、なのに…」
突然のことでパニックになる。
「い、いや、イキたい、いやぁ…」
気持ちよくなりたくて、体を、まさぐる。
でも、『体の枷』が、それを阻む。
いくら胸を触ろうとしても、股間を触ろうとしても、触れない。何も、感じない。
ひたすら疼く体を、高めることも、鎮めることも、できない。
「ど、どうしたら、いいの、こんなの、いやぁ…」
595 心の枷 (10/12) sage 2012/09/20(木) 11:49:45.13 ID:WJ/FyB5K
床の上にへたりこみ、体中を、『体の枷』に覆われていない部分を自分で愛撫するが、
何の慰めにも、ならない。
イキたい。
イキたい。
イキたい。
どうしたら、イケるの…
…あ。
目の前に転がっている、『心の枷』。
こ、これを。
もう一回、嵌めれば…
思わず、『心の枷』を、手に取る。
おおよその向きを合わせて、前かがみになり、自分の頭の上に、それを、掲げる。
それを頭にかぶるように、手を、下ろしてみる。
すっ、と頭の周りが覆われた感覚がした後、それがきゅっ、と縮まり、
そして感覚が、なくなる。
そして、再び目の前に、ゲージが、現れた。
目盛りのすぐ手前まで、バーが伸びている。
「うふ。よく気づいたね。
そう。あなたは、『心の枷』を嵌めれば、イケるの。
じゃ、イキなさい」
「はぁっ、あぁあああん!」
軽く、イった。
そして、また、目盛りの寸前までバーが伸びる状態に、戻る。
イク、寸前。また、イキたい。
カラン、と、『心の枷』が外れて、目の前に転がる。
それを手にとって、また、自分の頭に、嵌める。
「うふ。おかえりなさい。
じゃ、イッて」
「ぁあっ、ぁああああん」
また、軽く、イった。
596 心の枷 (11/12) sage 2012/09/20(木) 11:52:35.30 ID:WJ/FyB5K
「じゃあ、これからは、『心の枷』を嵌めたら、すぐ、イケるようにしてあげるね」
そしてまた、イク寸前になって、『心の枷』が、外れる。
それをまた、手にとって、自分で頭に、嵌める。
「ぁああああん!」
イク。
また、外れる。手にとって、嵌める。イク。
また、外れる、手にとって、嵌める。イク。
また、外れる、手にとって、嵌める。イク。
また、外れる、手にとって、嵌める。イク。
…ふと、『心の枷』が外れる寸前の目盛りが、ずいぶんと下がっていることに、気づく。
そして、嵌めた時の快感が、最初より大きくなっていることにも。
「…あ、気づいた?
そう。目盛りが下がっているほど、『心の枷』を嵌めた時に、たくさんイケるんだよ。
もう、大分下がったね。
これからも、少しずつ目盛りは下がっていくし、イった時の気持ちよさは、少しずつ上がる。
じゃ、再開ね」
カラン、と、『心の枷』が、外れる。
すぐ手にとって、自分の頭に、嵌める。
「ふぁああああああん!」
すごく、イった。
見るとゲージが、真ん中よりすぐ下まで、下がってる。
また、外れる。
すぐ手にとって、自分の頭に、嵌める。
「ぁ、あああああああああん!」
さっきよりも強く、イった。
そして、また、外れて、また、嵌めて、イッて、
また、外れて、また、嵌めて、さっきより強くイッて、
また、外れて、また、嵌めて、さっきより強くイッて、
また、外れて、また、嵌めて、さっきより強くイッて。
ふとゲージを見ると、バーはほとんど一番下まで、下がっていた。
そのまま、『心の枷』が、外れる。
何の躊躇もなく、自分でそれを手にとって、自分の頭に、嵌める。
「ぁあああぁぁああああああああっっ!!!!」
めいっぱい、イッて、意識が、飛んだ。
597 心の枷 (12/12) sage 2012/09/20(木) 11:55:37.81 ID:WJ/FyB5K
気づくと、ベッドの上に、仰向けに、横たわっていた。
目の前にゲージが浮かんでいて、真ん中より上から、目盛りより少し下らへんを、
行ったり来たり、ゆらゆらと、揺れている。
「最後まで、よく、やったね。
どう?わかったでしょ?
あなたは、『心の枷』を嵌めれば、気持ちよくなれるの。
でも、外せば、気持ちよくは、なれない。ね?」
「…はい」
「外行く時に『心の枷』を外すのは仕方ないけれど、
家に帰ってきて、『心の枷』を嵌めさえすれば、また、気持ちよくなれる」
「はい」
「うん。いい子だね。
じゃ、訓練は、おしまい。
あとは、ご褒美。今晩じゅう、『心の枷』と『体の枷』が、
あなたを甘ぁく、気持ちよぉく、してあげる。
『心の枷』を嵌めさえすれば、いつでも、この気持ちよさが、味わえるよ」
「はい…」
目の前でゲージがゆらゆらと、揺れて、
それに合わせて自分の中の気持ちよさも、揺れて、
ベッドの上で、ずーっと、誰かに抱かれ続けているような、そんな快感を、味わい続けた。
次の日の、朝。
「…じゃ、行ってきます」
「はーい、行ってらっしゃい」
自分で『心の枷』を外して、化粧台の横の棚に置き、
髪の毛をセットして、会社に、向かった。
今日は早く帰って、『心の枷』、嵌めないと―
「あーもう、つっかれたー」
会社からようやく、自宅のマンションに、たどり着いた。
靴を適当に脱ぎっぱなしで、そのまま自分の部屋に、なだれ込む。
もう、午後10時過ぎ。今日はやたらめったら業務が立て込んでいて、
晩ご飯も食べずにこなしていたら、いつの間にかこんな時間になってしまった。
「はーもう、今日みたいなのがずっとだと、やってらんないなぁ、もう」
部屋の電気をつけ、さっさと、スーツを脱いで楽になろう、と思った、その時。
奥の窓が、空いているのに気づいた。
「…あ、あれ?ちゃんと戸締りしたはずなのに。
ヤバい。泥棒かな…」
もしかしたらまだ部屋の中にいるかも、と、急に怖くなり、
恐る恐る、あたりを見回す。
誰もいないし、気配もしないし、特に他に変わった気配は…
いや? 何か、おかしい。
「―あ」
なぜかベッドの上に、金属の塊が、落ちている。
丸く大きな、塊。
「…何、あれ??」
すぐ、側にあったエクササイズ用の長い棒を手にとって、
恐る恐る、近づく。
少し離れたところから、棒で、つついてみる。
何も起こらない。よくわからないが、普通の、硬い、金属のようだ。
つつきながら、少しずつ、近づく。
何も、起こらない。
ようやく、ベッドの縁にたどり着いた。
上から、その物体を、覗きこむ。
―その時。
「きゃあああああああああああ!?」
その物体が、突然自分の顔に、襲いかかった。
587 心の枷 (2/12) sage 2012/09/20(木) 11:25:42.12 ID:WJ/FyB5K
「きゃああああ……あれ?」
何も、ない。
金属の物体も消えたし、自分の体を見回しても、何も起こって、ない、ような―
あれ?
ふと、顔の周りを触ろうとして、違和感に気づく。
目に、触れない。耳に、触れない。
顔の回りを、見えない何かが覆っている。
「うふ。こんばんは」
「えっ?」
突然、声がする。
どこから聞こえたのかわからない。周囲を見渡しても、誰もいない。
「お名前は?」
「え?えっと、高木、早希」
「早希ちゃんか。いい名前だね」
「あ、あの、あなたは?」
「ワタシ?
ワタシに名前はないけど、今早希ちゃんにくっついたから、
今日からワタシも、早紀ちゃんだね」
「く、くっついた?」
「うふ。まだ、わかってないかな。
ちょっと、鏡で自分の顔を、見てきてごらん?」
「…え?」
言われるまま、姿見の前に、自分を移動させる。
自分の姿を、覗きこむ。
「え、ええ?」
自分の頭部を、異様な形をした、メタリックシルバーの物体が、覆っていた。
大きくなめらかなゴーグル状の物体が自分の目を完全に覆い隠し、
その両端がさらに側頭部になめらかにつながり、自分の耳をすっぽりと覆い隠していて、
更にその奥が、後頭部で、一つになっている。
全体的につなぎ目や角ばったところが一切なく、つるん、としている。
頭のてっぺんの部分をくり抜いた、パイロットヘルメット、といえばちょっと近いかもしれない。
ただし、目を覆うバイザーを含め、全てが金属の、メタリックシルバー。
目も、耳も、完全に塞がれている様に、みえる。
隙間も全然なく、この状態で、自分がどうして目が見えているのかもわからないし、
自分の視界から直接そんなものは見えない。
耳だって、金属のようなものに完全に覆われているのに、何もつけて
いないのと同じように、普通に聞こえている。
しかし、鏡に映る自分は確かに、ヘルメット?を、被っているし、
さわってみると、確かに、指先はそのヘルメットに触れる感触がある。
試しにヘルメットを脱ぐ要領ではずそうと試みるけど、
微動だにしない。まるで完全に、自分の頭と1つになったみたいだ。
588 心の枷 (3/12) sage 2012/09/20(木) 11:28:34.35 ID:WJ/FyB5K
「こ、これは、一体…」
「うふふ。それは、『心の枷』」
「こころの…かせ?」
「そう。あなたの心を閉じ込め、あなたの心の代わりに、あなたの体を支配するもの。
これを嵌めているあなたの体は、この『心の枷』の指示通りに動く。
たとえば…こんな感じ」
「えっ?あっ、きゃあっ!?」
姿見の前で、体が勝手に大の字に開き、両手が勝手に、頭の後ろで組まされる。
そのまま、動かなくなった。
「ど、どうして…」
「もう、あなたの体の自由はない。この『心の枷』を嵌めている限り。
そしてこの、『心の枷』を嵌めているあなたが、ワタシ」
「あなた…何者、なんですか…」
「ワタシはね。
こうして他の生命体にくっついて、1つとなることで生きている機械生命体。
今日からワタシは、あなたにくっついて生きていくことにしたの。
だから、今日から、よろしくね?
あ、心配しなくてもいいよ。
あなたは今までどおりの生活を送ればいいの。
わたしが毎日くっついてるだけで、あなたの生活は何も変わらない」
「そ、そんなこと言ったって、こんなのつけてたら、人前に、出られません…」
「うん、わかってるよ。
だから、人前に出るときは、はずして。
でも、家で一人になったら、この『心の枷』をはめる。
そういう生活を、今日からあなたは送るの」
「そ、そんなの、嫌です。
何で私が、わざわざ、そんなこと…」
「大丈夫。それが当たり前になるから。
…あ、そうそう。あなたとワタシが1つになるための、
もう1つのアイテムがあるから、それを、今からはめてあげるね」
589 心の枷 (4/12) sage 2012/09/20(木) 11:31:35.24 ID:WJ/FyB5K
「…えっ?」
何かがうなじの方から服の下に入り込み、
そのまま、体中をかすかにまさぐられるような、そんな感覚が一瞬した。
でもすぐに収まり、何も感じなくなった。
「うふ。何が起こったか、わからないでしょ?
体を自由にしてあげるから、服を脱いでごらん?」
ふと、何をやろうとしても微動だにしなかった自分の体が軽くなり、自由に動けるようになる。
言われるまま、服を脱いでみる。
「…あ…え…?」
自分の体に、やはりメタリックシルバーの物体が、2つ、張り付いていた。
まず胸が、1つの金属の物体で、完全に覆われている。
前から見るとチューブトップのブラだが、でも、脇から後ろの部分は一切ない。
触ってみると、やはり金属のように硬く、叩いても、自分の胸が何も感じない。
そして、もう1つの物体は、自分の、股間に張り付いていた。
自分の性器のちょっと上から、会陰部を通って、お尻の谷間を割り、穴の上までを、
一直線に、すっぽりと覆っている。
こちらを触ってみても、やはり、その下にある部分が、何も感じない。
「うふ。これはね。『体の枷』」
「か、からだの…かせ…?」
「そ。あなたのおっぱいと、あなたの大事なところを、支配するもの。
これはもう、あなたが死ぬまで、一生外れない。
あなたは二度と、自分のおっぱいや自分のアソコに、直接触れることはなくなったの。
その代わりね…ほら」
「あ、あぁん、え?はぁああん」
突然、胸と股間が、快感で、しびれた。
揉まれてるとかいじられてるとか、そういう、物理的に何か操作された感覚は一切ない。
ただただ、この金属で覆われている箇所全体から、しびれるような感覚が、じわっ、と
襲ってくる。
もどかしくてつい、胸や股間に手をやろうとするけど、金属の物体が、体に触れることを、
許さない。自分がその上から触っても、それによる刺激が、一切得られない。
「な、なに、これ…あんっ」
「うふ。『体の枷』は、あなたの快感を自由にコントロールするの」
「ちょ、う、やめて、ください…」
ふと、刺激が、止まった。
「どう、わかった?
『心の枷』は、あなたの体を自由にコントロールするし、
『体の枷』は、あなたの快感を自由にコントロールする。
あなたにはもう、その2つをコントロールする自由は、ない。
大丈夫。あなたはもう、自分で自分を気持ちよくすることは絶対できないけれど、
ワタシが代わりに、あなたを気持ちよくしてあげるからね」
「そ、そんな…」
一生懸命、胸やアソコに触れてみようとしても敵わず、
金属の物体を引き剥がそうとするが、ピクリとも動かない。
隙間に爪を入れてみようとするが、1ミリも隙間がなく、自分の体と完全に
融合しているみたいに思えた。
590 心の枷 (5/12) sage 2012/09/20(木) 11:34:34.41 ID:WJ/FyB5K
「は、はずして…」
「ううん、もう、無理。あきらめて。
『体の枷』は完全にくっついちゃったから、医者だろうが誰だろうが、
絶対にはずせない」
「そ、そんな…」
「…うふ。これで、あなたとワタシは、完全に、1つになったの。
あなたは、ワタシに完全に、支配された。
あとは、訓練、するだけ」
「え…くん、れん?」
「そ。さっきもいったでしょ?
あなたは外に行くとき『心の枷』を外して、
帰ってきたら、『心の枷』を、嵌める。
それを覚える訓練」
「う…そんなの…いや…です…」
「ま、つべこべ言わず、はじめましょ?
じゃ、さっきの体勢にもどろっか」
途端に、また勝手に体が動いて、大の字の形で立たされ、頭の後ろで手を組まされる。
体の3箇所に銀色の物体をまとわりつかせた、裸の自分が鏡に映る。
「まず、あなたが『体の枷』に快感をコントロールされることを、
あなたの体に覚えこませるための、訓練」
すると、視界が突然わずかに暗くなり、目の前にぽっかり浮かぶ、光る棒状のメーターの
ようなものが現れた。
「これが、あなたの快感のゲージ」
「快感の…ゲージ?」
「そう。
今は下の方でバーがちまちまと動いてるけど、
これが伸びて、上まで行くほど快感が強くなって、
てっぺんにある目盛りを振り切ったときに、あなたはイクの。
ちょっと、やってみましょうか」
「えっ?あ、あぅ?」
バーがするすると、上に向かって、伸びていく。
するとどんどん、胸と股間がじわじわしてきて、体が熱くなる。
「え?あ、あふっ、な、なんで?」
真ん中をすぎた辺りから、まるで自分がセックスの最中であるかのような感覚に襲われる。
ゲージは、こちらの事情などまるでお構いナシとばかり、ずーっと一定のスピードで、伸びている。
「あ、あっ、あんっ、ああんっ、いや、あぁっ」
徐々に、てっぺんの目盛りに、近づく。
自分が昂ぶり、登りつめているのを、感じる。
「じゃ、このまま、イっちゃいましょ?
ほら―」
「あ、ああっ、イク、あぁああああああああん!!」
591 心の枷 (6/12) sage 2012/09/20(木) 11:37:42.59 ID:WJ/FyB5K
ゲージのバーが目盛りを越した瞬間に、本当に、イってしまった。
でも体は大の字で、頭の後ろで手を組まされたまま、動けない。
ただ、快感で、ピクピクしている。
バーはすーっと縮んでいき、ちょうど真ん中の辺りで、止まった。
じわじわと、快感が体の中で渦巻いている。
「はぁ、はぁ、ぁあ…」
「うふ。気持ちよかったでしょ?
もう一回いくね?」
「そ、そんな、やめ…あ、ああっ、あぅん、ああああああああん!」
再び、無機的に、強制的に、イかされた。
再びバーが、真ん中辺りまで、縮む。
「じゃ、次からはカウントダウン、してあげる。
いくよ?3,2,1,0」
「あぁ、あああああん!」
「はーい、もう一回。3,2,1,0」
「い、いやああああっ!」
「はいもう一回。3,2,1,0」
「や、ゃめ、いやあああああああん!」
何度も何度も、カウントダウンされ、その度に、イかされた。
ようやくカウントダウンが止まり、また、バーが真ん中辺りで止まっている。
何度もイかされて、頭がクラクラしている。
同時に、まだ体が甘い感覚に包まれているのが、わかる。
592 心の枷 (7/12) sage 2012/09/20(木) 11:40:39.52 ID:WJ/FyB5K
「はぁ、はぁっ、はぁっ」
「気持ち、よかった?」
「う、うぅ…」
「あれ?気持ちよくなかった?
もうちょっとやった方がいい?」
「い、いえ…気持ち、よかったです…」
「そ、よかった。
でも、まだ体がウズウズ、してるでしょ?」」
「う…ぅ…はい…」
「また、イきたい?」
「う…それは…でも……はぃ…」
「うふふ。素直でよろしい。
ちょっと、ご褒美ね?」
突然、両胸の、乳首の辺り…乳首がまだあるとしたら、だが、
チロチロと、いぶるような感覚が、襲ってくる。
少しメーターが、上がる。
「あぁん…」
「うふ。あまぁーい気分に、なってきたでしょ?
気持ちいい?」
「はぃ…」
「イキたい?」
「は…はぃ…」
「じゃ、今度は自分でカウントダウンして?」
593 心の枷 (8/12) sage 2012/09/20(木) 11:43:36.86 ID:WJ/FyB5K
「…え?」
「自分の感覚に素直になればいいだけだよ。
あなたがカウントダウンすれば、それにあわせて、バーが伸びていくから。
3から数えて、0になったら、イける。
あ、ただし、さっきくらいに、ゆっくりね?速くしすぎたら死んじゃうよ。
じゃ、やってみて?」
「あ…う…」
自分で自分を強制的にイカせることに、ためらう。
でも、体が、うずいている。もっと気持ちよく、なりたい。
「…気持よく、なりたいでしょ?」
「…はぃ…」
「じゃ、自分で気持よく、しなきゃ」
チロチロと、体が、いぶられる感覚。
芯がうずく、感覚。
イキ、たい…
「……さん…」
「そう、その調子」
「…に…あ、あぅ!?」
体が、かぁっと、熱くなる。
息が、荒くなる。
まさに、行為をしている最中の、登りつめる途上の、感覚。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁっ」
「ほらほら。そんな状態でずっといたら、それこそ、おかしくなるよ?」
「は、はぃ…あぁ…
い、いち…あぅあああぁぁんっ」
イク、寸前だ。
頭に血ががあっと上って、飛んでしまいそうな寸前の、あの、感覚。
「ほらほら、あと1つ」
「あぁっ、はぁっ、あぁっ、ううっ、
ぜ…ぜ…ぜろ……あぁあああああああん!!」
頭の中で、光がスパークした。
そのまま、また、バーが真ん中辺りの長さに、戻る。
「うふ。がんばったね。
じゃ、もう一回だよ」
「あぁ…うぅぅ…
さ…さん……に…うぅ…い、いちぃっ……ぜ、ぜろ、はぁあああああああん!」
「はい、もう一回」
「さ、さん…にぃ…い…ち…ぜろ…ふぅうあああああっ!」
「はい、もう一回」
「さん、にぃ、い、いち、ぜろっ!ああああああん!」
「もう、一回」
「さん、に、いちぃ、ぜろぉ!ああああああん!」
「もう一回」
何度も何度も、自分で、イカされた。
何度もイって、数えきれないほどイッて、ようやく、「もう一回」が、止まった。
594 心の枷 (9/12) sage 2012/09/20(木) 11:46:34.85 ID:WJ/FyB5K
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁっ…」
「うふ。ここまで順調よ。早希ちゃん。
じゃ、次のステップ、いくね?」
「はぁ、はぅ、ぅあ!?」
バーが伸びて、目盛りの直前で、止まる。
イク、寸前。
「あ、あの、イカせて、下さい」
「うふ。イキたいなら、イってみなさい?」
突然、ふっと目の前が暗くなり、すべてが緩む、感覚。
直後、頭から何かがするっと抜けていき、足元で、カラン、という、音がした。
「…え?」
足元に、銀色の物体が、転がっている。
さっきまで、自分の頭に嵌っていたもの…『心の枷』だ。
自分の体が自由になっているのに、気づく。
ふと鏡を見ると、自分の、いつもの顔だ。
「ちょ、ちょっと…そんな…私、体が、イク、寸前、なのに…」
突然のことでパニックになる。
「い、いや、イキたい、いやぁ…」
気持ちよくなりたくて、体を、まさぐる。
でも、『体の枷』が、それを阻む。
いくら胸を触ろうとしても、股間を触ろうとしても、触れない。何も、感じない。
ひたすら疼く体を、高めることも、鎮めることも、できない。
「ど、どうしたら、いいの、こんなの、いやぁ…」
595 心の枷 (10/12) sage 2012/09/20(木) 11:49:45.13 ID:WJ/FyB5K
床の上にへたりこみ、体中を、『体の枷』に覆われていない部分を自分で愛撫するが、
何の慰めにも、ならない。
イキたい。
イキたい。
イキたい。
どうしたら、イケるの…
…あ。
目の前に転がっている、『心の枷』。
こ、これを。
もう一回、嵌めれば…
思わず、『心の枷』を、手に取る。
おおよその向きを合わせて、前かがみになり、自分の頭の上に、それを、掲げる。
それを頭にかぶるように、手を、下ろしてみる。
すっ、と頭の周りが覆われた感覚がした後、それがきゅっ、と縮まり、
そして感覚が、なくなる。
そして、再び目の前に、ゲージが、現れた。
目盛りのすぐ手前まで、バーが伸びている。
「うふ。よく気づいたね。
そう。あなたは、『心の枷』を嵌めれば、イケるの。
じゃ、イキなさい」
「はぁっ、あぁあああん!」
軽く、イった。
そして、また、目盛りの寸前までバーが伸びる状態に、戻る。
イク、寸前。また、イキたい。
カラン、と、『心の枷』が外れて、目の前に転がる。
それを手にとって、また、自分の頭に、嵌める。
「うふ。おかえりなさい。
じゃ、イッて」
「ぁあっ、ぁああああん」
また、軽く、イった。
596 心の枷 (11/12) sage 2012/09/20(木) 11:52:35.30 ID:WJ/FyB5K
「じゃあ、これからは、『心の枷』を嵌めたら、すぐ、イケるようにしてあげるね」
そしてまた、イク寸前になって、『心の枷』が、外れる。
それをまた、手にとって、自分で頭に、嵌める。
「ぁああああん!」
イク。
また、外れる。手にとって、嵌める。イク。
また、外れる、手にとって、嵌める。イク。
また、外れる、手にとって、嵌める。イク。
また、外れる、手にとって、嵌める。イク。
…ふと、『心の枷』が外れる寸前の目盛りが、ずいぶんと下がっていることに、気づく。
そして、嵌めた時の快感が、最初より大きくなっていることにも。
「…あ、気づいた?
そう。目盛りが下がっているほど、『心の枷』を嵌めた時に、たくさんイケるんだよ。
もう、大分下がったね。
これからも、少しずつ目盛りは下がっていくし、イった時の気持ちよさは、少しずつ上がる。
じゃ、再開ね」
カラン、と、『心の枷』が、外れる。
すぐ手にとって、自分の頭に、嵌める。
「ふぁああああああん!」
すごく、イった。
見るとゲージが、真ん中よりすぐ下まで、下がってる。
また、外れる。
すぐ手にとって、自分の頭に、嵌める。
「ぁ、あああああああああん!」
さっきよりも強く、イった。
そして、また、外れて、また、嵌めて、イッて、
また、外れて、また、嵌めて、さっきより強くイッて、
また、外れて、また、嵌めて、さっきより強くイッて、
また、外れて、また、嵌めて、さっきより強くイッて。
ふとゲージを見ると、バーはほとんど一番下まで、下がっていた。
そのまま、『心の枷』が、外れる。
何の躊躇もなく、自分でそれを手にとって、自分の頭に、嵌める。
「ぁあああぁぁああああああああっっ!!!!」
めいっぱい、イッて、意識が、飛んだ。
597 心の枷 (12/12) sage 2012/09/20(木) 11:55:37.81 ID:WJ/FyB5K
気づくと、ベッドの上に、仰向けに、横たわっていた。
目の前にゲージが浮かんでいて、真ん中より上から、目盛りより少し下らへんを、
行ったり来たり、ゆらゆらと、揺れている。
「最後まで、よく、やったね。
どう?わかったでしょ?
あなたは、『心の枷』を嵌めれば、気持ちよくなれるの。
でも、外せば、気持ちよくは、なれない。ね?」
「…はい」
「外行く時に『心の枷』を外すのは仕方ないけれど、
家に帰ってきて、『心の枷』を嵌めさえすれば、また、気持ちよくなれる」
「はい」
「うん。いい子だね。
じゃ、訓練は、おしまい。
あとは、ご褒美。今晩じゅう、『心の枷』と『体の枷』が、
あなたを甘ぁく、気持ちよぉく、してあげる。
『心の枷』を嵌めさえすれば、いつでも、この気持ちよさが、味わえるよ」
「はい…」
目の前でゲージがゆらゆらと、揺れて、
それに合わせて自分の中の気持ちよさも、揺れて、
ベッドの上で、ずーっと、誰かに抱かれ続けているような、そんな快感を、味わい続けた。
次の日の、朝。
「…じゃ、行ってきます」
「はーい、行ってらっしゃい」
自分で『心の枷』を外して、化粧台の横の棚に置き、
髪の毛をセットして、会社に、向かった。
今日は早く帰って、『心の枷』、嵌めないと―
淫魔と彼女 第X話
545 淫魔と彼女 第X話 (1/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:35:40.12 ID:9PUCy43o
注意:この話は『淫魔と彼女』初期稿にあった1シーンで、
現在の本編とは完全なパラレルワールドの話です。
設定も現在とは若干異なっておりますので、この話に登場する遥は、
本編の遥とは、完全な「別人」としてお読みください。
本編の遥がこのような形で悪堕ちすることは、100%ありません。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
体が、体中が、焼けるように、熱い。
胸の宝石が、熱さを通り越した痛みを、遥の体に与えていた。
その痛みは体中に蔓延し、熱さと、耐え切れぬ快感を、供給していた。
「くる…し…い…」
右手で胸の宝石をぎゅっと押さえる、遥。
「だめ…だ…」
胸を押さえたまま、自らの右側にある体育館の壁に、倒れるように、体を預ける。
「ごめんね…彰くん…
約束…守れない…みたい…」
キラッと、その目から、涙が、こぼれた。
「…ごめんね」
その刹那。
胸の宝石が、赤く、光った。
そして、異形の「眼」と、なった。
遥の両の目と、ハルカの「眼」。
その3つが同時に開く。
…それは、2人が完全に融合した、証だった。
「…あはっ」
遥が、笑った。
遥は、右手を壁につきながら、壁づたいによろよろと、進む。
そして、たどり着いた体育館の入口から、中に入ろうとする。
中では、女子バレーボール部が練習中だった。
「あ、ごめんなさーい! 今大会前の追い込み中だから、関係者以外立ち入り禁止で…
…え?」
遥を見咎めた部員の一人が、彼女に声をかけようとしたが…
ふと違和感を感じ、自分の下半身を見ると、真っ赤でうねうねしたモノに、覆われていた。
「きゃぁぁぁぁぁああああああああああああ!!!」
546 淫魔と彼女 第X話 (2/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:38:41.28 ID:9PUCy43o
体育館の中は、異様な光景になっていた。
バレーボールに使われていたはずだが、ネットは全て体育館の端に投げ出されるように撤去され、
その他の遮蔽物も一切無く、がらんとしている。
そして、練習していた部員たちは、体育館の両サイドの壁に、寄せられていた。
ステージから向かって左側の部員たちは、怯え、体をガクガク震わせながら、身を寄せ合っている。
その周りを、何か赤い軟体動物を体に巻きつけた生徒たちが囲み、逃亡を監視している。
そして、もう一方…
向かって右側の部員たちは、全員、甘い嬌声を、あげていた。
このバレーボール部のユニフォームは全員エメラルドグリーンの上下のはずなのだが、
彼女たちのブルマは、何故か全員、真っ赤になっていた。
それらはよく見ると、うごうごと、自律し、蠢いている。― 遥特製の、触手ブルマだった。
その中はビッシリと繊毛が生え、彼女たちの股間を、苛め抜いていた。
さらに、ヴァギナに、中から生えた1本の太い触手が、彼女たちを、貫き、振動するように動いていた。
触手ブルマを履かされた部員たちは、はぁはぁと甘い吐息を上げつつ、
ある者は、自分の胸をひたすら揉み、
ある者は、隣の部員とキスをし、体を寄せあい、くっつきあって、
何とか、股間から昇ってくる快感を、鎮めようとしていた。
そして、その中央。
遥は、体育館のステージに直接腰を下ろし、座っていた。
脚をM字に開脚し、まるで体育館中に自分の股間を見せつけるかのように、鎮座している。
そして、ちょうどその目の前、真向かいに、
空中に浮き上がる、真っ赤な「分娩台」があった。
背もたれに、2つの肘掛け、2つの足掛けがあり、
それら5つのパーツは全て、触手を通じて、遥の背中につながっていた。
547 淫魔と彼女 第X話 (3/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:41:33.68 ID:9PUCy43o
「さーて、次は誰にしようかなー」
無邪気な声で、遥が言う。
次の瞬間、しゅるっと遥の背中からもう一本の長い長い触手が伸び、
左側の部員たちに、伸びていった。
「きゃああああっ!?」
触手が1人の部員の腰に巻き付き、引っ張り上げる。
そのまま、遥の目の前、少し上に、ぶらん、と吊り下げられる。
「や、やめてえええええぇぇ!!??」
彼女は、ただただ逃れようと手足を暴れさせる。
しかし、そこに「分娩台」が襲いかかるように自ら動き、
肘掛けが動いて彼女の肘と手首を触手で縛り、
背もたれが、彼女の腰を縛り、
足掛けが、彼女の膝下と足首を縛り、
また、先ほどの位置と1ミリ違わず同じ場所に、戻った。
捕獲された彼女は、まるで遥と股間を見せ合うような形で、
分娩台に、強制的に座らされた。
「は、はるか、ちゃん…」
「あー、恵ちゃんだったんだ。気づかなかった。
そっかー、そういえば、バレー部だったね」
恵は遥のクラスメートで、ショートカットのよく似合う快活な少女だった。
背丈は遥と変わらぬ小柄ながら、1年でセッターのレギュラーを獲得している。
「や、やめて、はるかちゃん…」
「ねー、やっぱり恵ちゃんも、ブルマ赤いほうがいいでしょ?」
遥は、恵の話に興味ないとばかり、勝手に話をすすめる。
「それ、取っちゃうね」
次の瞬間、背もたれから小さな触手が幾本も伸び、恵のブルマとアンダーショーツを、びりびりに、引きちぎった。
アソコを遥に開陳させる、恵。
「じゃ、今から恵ちゃんの分、作るね…ぜったいカワイイと思うよ?
んふぅ…はぁん…あはぁああああああん!」
遥は一本の触手を生やすと、そのヴァギナから、長い、極太の真っ赤な触手が、生えた。
そしてその先が、ぱっくり、水平に、2つに割れる。
割れた先が変形し、平べったくなり、互いに、大きなTの字を作る。
さながらそれは、真っ赤な、オムツだった。
そして、オムツの内側が、無数の繊毛で、埋め尽くされる。
548 淫魔と彼女 第X話 (4/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:44:43.11 ID:9PUCy43o
「ひ、ひぃ…」
顔を真っ青にし、ガクガクと、震えが大きくなる、恵。
ぬぅ、っと極太の触手が動き、
両のT字が、恵の股間を、取り囲む。
そして、下側のTが、すっ、と恵の腰下に入り、Tの横棒が、彼女の腰に、下から巻き付いた。
「いやぁ…」
恵は、腰と尾てい骨を覆ううねうねとした感触に、泣きそうになりながら、顔をしかめる。
オムツのその他の部分は、彼女の体から数センチのところで、
繊毛をうねうねさせながら、彼女の股間を囲っている。
「た、た、頼む佐久、こんな…ことは…もう…」
遥の傍らには、両膝をついて座りこむ、顧問の大島の姿があった。
その大島も、ぐにょぐにょと蠢く真っ赤なオムツのようなものを履かされていて、
股間、おそらくペニスから伸びているであろう触手が、遥の尾てい骨につながっていた。
「せんせー、そんなこと言ってないで、もっと精液出してくれなきゃ」
突然、大島のオムツが、激しく蠢く。
「うわ、や、やめてくれ、う、うううぅ」
大島が中で精液を放つと、オムツはまるでそれを一滴残さず吸い取ろうとするかのように
蠢き、触手が搾乳機のように、絞りとる。
ひたすら、それが繰り返される。
「へへへ。せんせーの精液、みんなの子供の栄養になるんだから、いいでしょ?」
ニコニコと、遥は笑っている。
「は、はるか、ちゃん、やめて…」
「じゃ、ちょっと気持ちよくなってもらうね」
またも遥は恵を無視する。
次の瞬間、背もたれから触手が一本伸び、恵の左肩越しに前に回りこむと、
ぱっくりと、ガスマスクのような形に開き、彼女の顔の下半分を、覆った。
「ぅむ、むぐっ!?」
ガスマスクの内側中央から、一本の触手が伸びて恵の口をこじ開け、
喉の奥まで侵入し、彼女の胃に、無理やり妖液を流し込む。
そして、マスクの中を、妖気に満ちたガスが、充満する。
最初は抵抗して顔を振り回していた恵だったが、次第に眼の焦点が合わなくなり、
ただ虚空を見つめて、動かなくなった。
しゅるんっ、と、マスクの触手が縮み、元の背もたれに収まる。
549 淫魔と彼女 第X話 (5/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:47:36.44 ID:9PUCy43o
「どう?気持ちいい?
安心して?ちゃんとギリギリのところで、正気は保てるように薄めてあるから」
「う、うう……お…おねがい…やめて……」
恵は、目の焦点が合わないまま、遥に、懇願する。
「そっかー。ちょっと足りなかったかな?
うーん、恵ちゃんいっつも仲良くしてくれるから、じゃあ、サービスするね?」
そういうと、背もたれから2本の触手が生え、彼女のユニフォームのシャツを、たくし上げる。
ユニフォームの色に合わせた、恵のイエローグリーンのスポーツブラが顕になる。
「恵ちゃんには、ブルマだけじゃなくて、ブラもプレゼントするよ。
真っ赤なのも、似合うと思うよ?」
次の瞬間、背もたれの彼女の胸の下から、ぼこん、と、Iの字をした平べったい触手が、恵の肩と水平に、浮き上がる。
その外側中央からは背もたれへ一本の触手が伸びており、その触手によって、背もたれから、支えられている。
そして、内側はやはり、繊毛がびっしり生え、うねうねしている。
I字の触手は、中央が恵の背中にぴったり貼り付くと、
余った両端が、突如、ばくん、という音を立て、彼女の両の胸を、
両サイドから包むようにブラの上から覆い、吸い付いた。
「はうぁ!?」
体をひきつらせる、恵。
真っ赤な触手ブラはウゴウゴと蠢き、内側のスポーツブラの繊維を、繊毛で、食べつくす。
そうして、恵の肌に、密着した。
きゅっ、と全体が縮こまり、彼女の胸のサイズに、フィットする。
更に繊毛が蠢き、サワサワと、彼女のおっぱいを、虐める。
「あぁあ…いやぁ…ぁああぁ…」
顔が火照り、甘い吐息を漏らす。
触手ブラを支えていた触手が、恵の背中でぶつんと切れ、そのまま、背もたれの中に戻っていく。
そして、恵のシャツをたくし上げていた2本の触手が再び動き、彼女のシャツを、もとに戻す。
恵は、そのシャツの中で、両胸を触手にひたすらイジメられる形になった。
550 淫魔と彼女 第X話 (6/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:50:37.03 ID:9PUCy43o
「どう?気持ちいい?」
「うぅ…は…はぃ…」
「もっと気持ちよくして欲しい?」
「は…はぃ…」
うつろな目で、遥の質問に、快感に耐えながら応じる、恵。
「じゃ、真っ赤な触手ブルマ、欲しい?」
「う…うぅ…」
「んー、じゃ、もうちょっとサービスしちゃおう」
かすかな抵抗の様子を見せる恵に、屈託のない声で、遥が言う。
そして、背もたれから無数の細い触手が現れ、恵の体を、這い始める。
腰や背中、お腹、首筋、脇の下、といったところを、やわやわと、刺激する。
肘掛けや足掛けからも細い触手が幾本も伸び、彼女の手足を、その指先や指の間まで、やさしく、虐める。
「はぁ…ぁああぁ…」
うつろな目で、体を拘束されたまま、身動ぎできる範囲で目一杯、ただただ体をくねらせる、恵。
「大サービスで、こっちもつけちゃうよ。うん」
恵の股間を囲っていた触手ブルマ―いや、形からして触手オムツというべきか―の、
ちょうどお尻の下に当たる部分から、一本の鞭毛のような細長い触手が、伸びる。
それが旋回しながら、恵のアナルに、侵入する。
「はぁ!?あ、ぅあ」
きゅうっ、と鞭毛が縮まり、お尻に触手ブルマを引きつけ、
触手ブルマが、ちょうどお尻の半分まで、恵に密着する形となった。
「どうかな。触手ブルマ、前の方も、欲しい?」
「は、は……はぃ…」
「わかった。あげるね」
触手ブルマの上の部分が、まるで食虫植物のように、ぱくん、と、閉じた。
彼女の股間の前半分を覆うと、T字の上部分が彼女のへその下に巻き付き、
下方から腰を巻いていたもう一方のT字と、融合する。
そして、しゅるしゅると全体が縮み、彼女の股間にフィットした。
内側の繊毛が、勢い良く、蠢き始める。
「はぁ、はぁあああああん!?」
恵は体をのけぞらせ、快感に、貫かれる。
551 淫魔と彼女 第X話 (7/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:53:37.38 ID:9PUCy43o
「あぁぁっ、はぁっ、ああっ」
その後も、触手ブラと、触手ブルマ、そして全身を這う無数の細い触手にイジメられ、
恵の体は、ぴくぴくと、痙攣していた。
「じゃ、最後ね。
私の、子供、欲しい?」
「う…う…うぅぅ…」
言うことを聞かない体に堪え、涙をぼろぼろ流しながら、最後の抵抗を試みる、恵。
「イキたいでしょ?」
「イキ…たいです……」
「じゃ、子供、もらわないと」
「う…うぅ……」
「今のままだと、ずっとイケないままだけど、それでいい?
時間はたーっぷりあるから、ずーっと恵ちゃん気持よくしたままでも、私はいいけど」
「う…そん…な……」
「…子供…欲しい?」
無邪気に微笑みかける、遥。
嗚咽をこらえる、恵。
そして。
「…子供…欲しいです…」
「うん、わかった」
刹那。
触手ブルマの中央から、一本の太い触手が、恵の、まだ誰も受け入れたことのないヴァギナに、
何の慰みもなく、ズブリ、と、差し込まれた。
「はぁうぅっ!」
背中を反らせて耐える、恵。
そのまま、挿入された触手が、ひたすら抽送を、繰り返す。
「はぁ、はぁっ、あぁん、あぅん、あぅっ、あぁっ」
息がどんどん荒くなる、恵。
「うーん、じゃ、そろそろかな。
イカせて、あげるね」
「はぁ、はぁっ、はぃ、おねがい、します、はぁっ」
「じゃー、いくよー。えいっ」
「は、ぁ、はぁぁぁあああああああああああ!!!!」
恵の子宮に、大量の液が、放たれた。
553 淫魔と彼女 第X話 (8/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:56:48.86 ID:9PUCy43o
「はぁ、はぅぅ、うぁぁ、あぁぁ…」
恵の顔は荒い息と嗚咽が混ざる。
しかし、だんだんと嗚咽が収まり、顔が、とろん、と、とろけ始めた。
目から、光が、消えていく。
次の瞬間、触手ブルマと遥のヴァギナをつないでいた極太の触手が、恵の股間でブチンと切れ、
遥の股間に、しゅるしゅると戻っていった。
そして、「分娩台」が蠢き、それぞれが位置を変え、恵に直立不動の姿勢を取らせた。
恵はもはや一切の抵抗せず、ただ「分娩台」にされるがままになっている。
そのまま、ゆっくり下に下がると、そのまま床に恵を立たせ、拘束を解いた。
恵と離れた「分娩台」は、再び元の位置に、戻る。
「じゃ、ソッチの方で、ゆっくり子供が生まれるの、待ってて。
大丈夫。生まれるまで、そのブルマが恵ちゃんのこと、ずーっと気持よくしててくれるから。
子供生まれるときは、ってまぁ、恵ちゃんとくっついちゃうんだけど、
すんごく気持ちいいと思うよ。楽しみにしててね」
「…はい…」
恵は、焦点の合わない目で、遥に応えた。
その顔は上気し、とろけて、甘い吐息を漏らしている。
そしてそのまま、内股で身をよじらせ、ふらふらとよろめきつつ、体育館の壁に向かって、歩いていった。
「さーて。次は誰にしよっかなー」
注意:この話は『淫魔と彼女』初期稿にあった1シーンで、
現在の本編とは完全なパラレルワールドの話です。
設定も現在とは若干異なっておりますので、この話に登場する遥は、
本編の遥とは、完全な「別人」としてお読みください。
本編の遥がこのような形で悪堕ちすることは、100%ありません。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
体が、体中が、焼けるように、熱い。
胸の宝石が、熱さを通り越した痛みを、遥の体に与えていた。
その痛みは体中に蔓延し、熱さと、耐え切れぬ快感を、供給していた。
「くる…し…い…」
右手で胸の宝石をぎゅっと押さえる、遥。
「だめ…だ…」
胸を押さえたまま、自らの右側にある体育館の壁に、倒れるように、体を預ける。
「ごめんね…彰くん…
約束…守れない…みたい…」
キラッと、その目から、涙が、こぼれた。
「…ごめんね」
その刹那。
胸の宝石が、赤く、光った。
そして、異形の「眼」と、なった。
遥の両の目と、ハルカの「眼」。
その3つが同時に開く。
…それは、2人が完全に融合した、証だった。
「…あはっ」
遥が、笑った。
遥は、右手を壁につきながら、壁づたいによろよろと、進む。
そして、たどり着いた体育館の入口から、中に入ろうとする。
中では、女子バレーボール部が練習中だった。
「あ、ごめんなさーい! 今大会前の追い込み中だから、関係者以外立ち入り禁止で…
…え?」
遥を見咎めた部員の一人が、彼女に声をかけようとしたが…
ふと違和感を感じ、自分の下半身を見ると、真っ赤でうねうねしたモノに、覆われていた。
「きゃぁぁぁぁぁああああああああああああ!!!」
546 淫魔と彼女 第X話 (2/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:38:41.28 ID:9PUCy43o
体育館の中は、異様な光景になっていた。
バレーボールに使われていたはずだが、ネットは全て体育館の端に投げ出されるように撤去され、
その他の遮蔽物も一切無く、がらんとしている。
そして、練習していた部員たちは、体育館の両サイドの壁に、寄せられていた。
ステージから向かって左側の部員たちは、怯え、体をガクガク震わせながら、身を寄せ合っている。
その周りを、何か赤い軟体動物を体に巻きつけた生徒たちが囲み、逃亡を監視している。
そして、もう一方…
向かって右側の部員たちは、全員、甘い嬌声を、あげていた。
このバレーボール部のユニフォームは全員エメラルドグリーンの上下のはずなのだが、
彼女たちのブルマは、何故か全員、真っ赤になっていた。
それらはよく見ると、うごうごと、自律し、蠢いている。― 遥特製の、触手ブルマだった。
その中はビッシリと繊毛が生え、彼女たちの股間を、苛め抜いていた。
さらに、ヴァギナに、中から生えた1本の太い触手が、彼女たちを、貫き、振動するように動いていた。
触手ブルマを履かされた部員たちは、はぁはぁと甘い吐息を上げつつ、
ある者は、自分の胸をひたすら揉み、
ある者は、隣の部員とキスをし、体を寄せあい、くっつきあって、
何とか、股間から昇ってくる快感を、鎮めようとしていた。
そして、その中央。
遥は、体育館のステージに直接腰を下ろし、座っていた。
脚をM字に開脚し、まるで体育館中に自分の股間を見せつけるかのように、鎮座している。
そして、ちょうどその目の前、真向かいに、
空中に浮き上がる、真っ赤な「分娩台」があった。
背もたれに、2つの肘掛け、2つの足掛けがあり、
それら5つのパーツは全て、触手を通じて、遥の背中につながっていた。
547 淫魔と彼女 第X話 (3/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:41:33.68 ID:9PUCy43o
「さーて、次は誰にしようかなー」
無邪気な声で、遥が言う。
次の瞬間、しゅるっと遥の背中からもう一本の長い長い触手が伸び、
左側の部員たちに、伸びていった。
「きゃああああっ!?」
触手が1人の部員の腰に巻き付き、引っ張り上げる。
そのまま、遥の目の前、少し上に、ぶらん、と吊り下げられる。
「や、やめてえええええぇぇ!!??」
彼女は、ただただ逃れようと手足を暴れさせる。
しかし、そこに「分娩台」が襲いかかるように自ら動き、
肘掛けが動いて彼女の肘と手首を触手で縛り、
背もたれが、彼女の腰を縛り、
足掛けが、彼女の膝下と足首を縛り、
また、先ほどの位置と1ミリ違わず同じ場所に、戻った。
捕獲された彼女は、まるで遥と股間を見せ合うような形で、
分娩台に、強制的に座らされた。
「は、はるか、ちゃん…」
「あー、恵ちゃんだったんだ。気づかなかった。
そっかー、そういえば、バレー部だったね」
恵は遥のクラスメートで、ショートカットのよく似合う快活な少女だった。
背丈は遥と変わらぬ小柄ながら、1年でセッターのレギュラーを獲得している。
「や、やめて、はるかちゃん…」
「ねー、やっぱり恵ちゃんも、ブルマ赤いほうがいいでしょ?」
遥は、恵の話に興味ないとばかり、勝手に話をすすめる。
「それ、取っちゃうね」
次の瞬間、背もたれから小さな触手が幾本も伸び、恵のブルマとアンダーショーツを、びりびりに、引きちぎった。
アソコを遥に開陳させる、恵。
「じゃ、今から恵ちゃんの分、作るね…ぜったいカワイイと思うよ?
んふぅ…はぁん…あはぁああああああん!」
遥は一本の触手を生やすと、そのヴァギナから、長い、極太の真っ赤な触手が、生えた。
そしてその先が、ぱっくり、水平に、2つに割れる。
割れた先が変形し、平べったくなり、互いに、大きなTの字を作る。
さながらそれは、真っ赤な、オムツだった。
そして、オムツの内側が、無数の繊毛で、埋め尽くされる。
548 淫魔と彼女 第X話 (4/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:44:43.11 ID:9PUCy43o
「ひ、ひぃ…」
顔を真っ青にし、ガクガクと、震えが大きくなる、恵。
ぬぅ、っと極太の触手が動き、
両のT字が、恵の股間を、取り囲む。
そして、下側のTが、すっ、と恵の腰下に入り、Tの横棒が、彼女の腰に、下から巻き付いた。
「いやぁ…」
恵は、腰と尾てい骨を覆ううねうねとした感触に、泣きそうになりながら、顔をしかめる。
オムツのその他の部分は、彼女の体から数センチのところで、
繊毛をうねうねさせながら、彼女の股間を囲っている。
「た、た、頼む佐久、こんな…ことは…もう…」
遥の傍らには、両膝をついて座りこむ、顧問の大島の姿があった。
その大島も、ぐにょぐにょと蠢く真っ赤なオムツのようなものを履かされていて、
股間、おそらくペニスから伸びているであろう触手が、遥の尾てい骨につながっていた。
「せんせー、そんなこと言ってないで、もっと精液出してくれなきゃ」
突然、大島のオムツが、激しく蠢く。
「うわ、や、やめてくれ、う、うううぅ」
大島が中で精液を放つと、オムツはまるでそれを一滴残さず吸い取ろうとするかのように
蠢き、触手が搾乳機のように、絞りとる。
ひたすら、それが繰り返される。
「へへへ。せんせーの精液、みんなの子供の栄養になるんだから、いいでしょ?」
ニコニコと、遥は笑っている。
「は、はるか、ちゃん、やめて…」
「じゃ、ちょっと気持ちよくなってもらうね」
またも遥は恵を無視する。
次の瞬間、背もたれから触手が一本伸び、恵の左肩越しに前に回りこむと、
ぱっくりと、ガスマスクのような形に開き、彼女の顔の下半分を、覆った。
「ぅむ、むぐっ!?」
ガスマスクの内側中央から、一本の触手が伸びて恵の口をこじ開け、
喉の奥まで侵入し、彼女の胃に、無理やり妖液を流し込む。
そして、マスクの中を、妖気に満ちたガスが、充満する。
最初は抵抗して顔を振り回していた恵だったが、次第に眼の焦点が合わなくなり、
ただ虚空を見つめて、動かなくなった。
しゅるんっ、と、マスクの触手が縮み、元の背もたれに収まる。
549 淫魔と彼女 第X話 (5/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:47:36.44 ID:9PUCy43o
「どう?気持ちいい?
安心して?ちゃんとギリギリのところで、正気は保てるように薄めてあるから」
「う、うう……お…おねがい…やめて……」
恵は、目の焦点が合わないまま、遥に、懇願する。
「そっかー。ちょっと足りなかったかな?
うーん、恵ちゃんいっつも仲良くしてくれるから、じゃあ、サービスするね?」
そういうと、背もたれから2本の触手が生え、彼女のユニフォームのシャツを、たくし上げる。
ユニフォームの色に合わせた、恵のイエローグリーンのスポーツブラが顕になる。
「恵ちゃんには、ブルマだけじゃなくて、ブラもプレゼントするよ。
真っ赤なのも、似合うと思うよ?」
次の瞬間、背もたれの彼女の胸の下から、ぼこん、と、Iの字をした平べったい触手が、恵の肩と水平に、浮き上がる。
その外側中央からは背もたれへ一本の触手が伸びており、その触手によって、背もたれから、支えられている。
そして、内側はやはり、繊毛がびっしり生え、うねうねしている。
I字の触手は、中央が恵の背中にぴったり貼り付くと、
余った両端が、突如、ばくん、という音を立て、彼女の両の胸を、
両サイドから包むようにブラの上から覆い、吸い付いた。
「はうぁ!?」
体をひきつらせる、恵。
真っ赤な触手ブラはウゴウゴと蠢き、内側のスポーツブラの繊維を、繊毛で、食べつくす。
そうして、恵の肌に、密着した。
きゅっ、と全体が縮こまり、彼女の胸のサイズに、フィットする。
更に繊毛が蠢き、サワサワと、彼女のおっぱいを、虐める。
「あぁあ…いやぁ…ぁああぁ…」
顔が火照り、甘い吐息を漏らす。
触手ブラを支えていた触手が、恵の背中でぶつんと切れ、そのまま、背もたれの中に戻っていく。
そして、恵のシャツをたくし上げていた2本の触手が再び動き、彼女のシャツを、もとに戻す。
恵は、そのシャツの中で、両胸を触手にひたすらイジメられる形になった。
550 淫魔と彼女 第X話 (6/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:50:37.03 ID:9PUCy43o
「どう?気持ちいい?」
「うぅ…は…はぃ…」
「もっと気持ちよくして欲しい?」
「は…はぃ…」
うつろな目で、遥の質問に、快感に耐えながら応じる、恵。
「じゃ、真っ赤な触手ブルマ、欲しい?」
「う…うぅ…」
「んー、じゃ、もうちょっとサービスしちゃおう」
かすかな抵抗の様子を見せる恵に、屈託のない声で、遥が言う。
そして、背もたれから無数の細い触手が現れ、恵の体を、這い始める。
腰や背中、お腹、首筋、脇の下、といったところを、やわやわと、刺激する。
肘掛けや足掛けからも細い触手が幾本も伸び、彼女の手足を、その指先や指の間まで、やさしく、虐める。
「はぁ…ぁああぁ…」
うつろな目で、体を拘束されたまま、身動ぎできる範囲で目一杯、ただただ体をくねらせる、恵。
「大サービスで、こっちもつけちゃうよ。うん」
恵の股間を囲っていた触手ブルマ―いや、形からして触手オムツというべきか―の、
ちょうどお尻の下に当たる部分から、一本の鞭毛のような細長い触手が、伸びる。
それが旋回しながら、恵のアナルに、侵入する。
「はぁ!?あ、ぅあ」
きゅうっ、と鞭毛が縮まり、お尻に触手ブルマを引きつけ、
触手ブルマが、ちょうどお尻の半分まで、恵に密着する形となった。
「どうかな。触手ブルマ、前の方も、欲しい?」
「は、は……はぃ…」
「わかった。あげるね」
触手ブルマの上の部分が、まるで食虫植物のように、ぱくん、と、閉じた。
彼女の股間の前半分を覆うと、T字の上部分が彼女のへその下に巻き付き、
下方から腰を巻いていたもう一方のT字と、融合する。
そして、しゅるしゅると全体が縮み、彼女の股間にフィットした。
内側の繊毛が、勢い良く、蠢き始める。
「はぁ、はぁあああああん!?」
恵は体をのけぞらせ、快感に、貫かれる。
551 淫魔と彼女 第X話 (7/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:53:37.38 ID:9PUCy43o
「あぁぁっ、はぁっ、ああっ」
その後も、触手ブラと、触手ブルマ、そして全身を這う無数の細い触手にイジメられ、
恵の体は、ぴくぴくと、痙攣していた。
「じゃ、最後ね。
私の、子供、欲しい?」
「う…う…うぅぅ…」
言うことを聞かない体に堪え、涙をぼろぼろ流しながら、最後の抵抗を試みる、恵。
「イキたいでしょ?」
「イキ…たいです……」
「じゃ、子供、もらわないと」
「う…うぅ……」
「今のままだと、ずっとイケないままだけど、それでいい?
時間はたーっぷりあるから、ずーっと恵ちゃん気持よくしたままでも、私はいいけど」
「う…そん…な……」
「…子供…欲しい?」
無邪気に微笑みかける、遥。
嗚咽をこらえる、恵。
そして。
「…子供…欲しいです…」
「うん、わかった」
刹那。
触手ブルマの中央から、一本の太い触手が、恵の、まだ誰も受け入れたことのないヴァギナに、
何の慰みもなく、ズブリ、と、差し込まれた。
「はぁうぅっ!」
背中を反らせて耐える、恵。
そのまま、挿入された触手が、ひたすら抽送を、繰り返す。
「はぁ、はぁっ、あぁん、あぅん、あぅっ、あぁっ」
息がどんどん荒くなる、恵。
「うーん、じゃ、そろそろかな。
イカせて、あげるね」
「はぁ、はぁっ、はぃ、おねがい、します、はぁっ」
「じゃー、いくよー。えいっ」
「は、ぁ、はぁぁぁあああああああああああ!!!!」
恵の子宮に、大量の液が、放たれた。
553 淫魔と彼女 第X話 (8/8) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/16(日) 12:56:48.86 ID:9PUCy43o
「はぁ、はぅぅ、うぁぁ、あぁぁ…」
恵の顔は荒い息と嗚咽が混ざる。
しかし、だんだんと嗚咽が収まり、顔が、とろん、と、とろけ始めた。
目から、光が、消えていく。
次の瞬間、触手ブルマと遥のヴァギナをつないでいた極太の触手が、恵の股間でブチンと切れ、
遥の股間に、しゅるしゅると戻っていった。
そして、「分娩台」が蠢き、それぞれが位置を変え、恵に直立不動の姿勢を取らせた。
恵はもはや一切の抵抗せず、ただ「分娩台」にされるがままになっている。
そのまま、ゆっくり下に下がると、そのまま床に恵を立たせ、拘束を解いた。
恵と離れた「分娩台」は、再び元の位置に、戻る。
「じゃ、ソッチの方で、ゆっくり子供が生まれるの、待ってて。
大丈夫。生まれるまで、そのブルマが恵ちゃんのこと、ずーっと気持よくしててくれるから。
子供生まれるときは、ってまぁ、恵ちゃんとくっついちゃうんだけど、
すんごく気持ちいいと思うよ。楽しみにしててね」
「…はい…」
恵は、焦点の合わない目で、遥に応えた。
その顔は上気し、とろけて、甘い吐息を漏らしている。
そしてそのまま、内股で身をよじらせ、ふらふらとよろめきつつ、体育館の壁に向かって、歩いていった。
「さーて。次は誰にしよっかなー」
淫魔と彼女 第5.5話
533 淫魔と彼女 第5.5話 (1/5) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/15(土) 21:53:27.96 ID:X3ML9/nb
これは、時系列的には、もう少し、後の話―
澪は、窓から差し込む、日曜の晴れた日差しを浴びながら、
ただひたすら、股間の触手からの刺激を、受け入れていた。
ここは、澪の部屋。
澪は、自分のベッドの上に、大の字になっている。
身に着けているのは、「モコちゃんスーツ」― 遥の、プレゼント。
モコちゃんが変形してできた、特殊なビキニショーツだ。
その股間の裏地は、裏から生えた毛によって、澪の股間にある隙間―
澪のクリトリスの包皮とその裏、ヴァギナのひだ、アナルのひだを、すべて埋め尽くしている。
モコちゃんは今、遥によって、
「澪ちゃんの体に力が入るほど、澪ちゃんを気持ちよくする」という、『お願い』をもらっている。
したがって、澪が少し、快感に身をよじっただけで、
股間の刺激が激しくなり、それに反応して体を動かすと、また刺激が強くなり…
(―あ、だめ、イクッ)
イク瞬間のガクガクとした痙攣に合わせて、また刺激が強くなり、
澪の体の動きが収まるまで、ただひたすら、股間が責められる。
最初は、何度もイッては、また身をよじってしまい、またイッて…というのを繰り返していたが、
だんだんと、かすかな快感で力が入ることすら、辛くなってしまい、
とにかく、力を抜こう、抜こう、というふうに意識が働くようになっていた。
脱力していても、最弱の緩やかな責めは延々と続いているので、
ちょっとずつ、気持ちが高ぶっていくのだが、それで足に力が入りそうになるのを、自らの意識で、食い止める。
結局、自らひたすら脱力して、ただひたすら、股間の緩やかな責めを、受け入れることを、強要されるのだ。
まるで、自分が力を込めるたびに、股間の触手にそれを吸い取られていくかのような、錯覚を覚える。
しかも―
「あっ、お、おしっこ、うっ」
尿意を感じた瞬間、それで走った緊張に股間の触手が反応し、その刺激を食い止めようと無意識に抑えが働いて、
そのまま弛緩を余儀なくされ、そのまま、スーツの中に放尿してしまう。
尿は全て、モコちゃんが吸収し、ついでに、尿道の近くを吸い上げるような感触を、与えてくる。
それがまた、快感の波となって、暫くの間、ブルブルと体が痙攣し、そして再び、脱力に戻っていく。
排尿すらも、コントロールされているような感覚。
さらに言えば、大きい方は、どうやらモコちゃんがお尻に入れた触手で適当に摂取しているらしく、
時折、お尻の穴の奥を弄られているような違和感を感じる。
とどのつまり、このスーツを装着している限りは、トイレにいく必要もなく、
ただただ、いつまでも、脱力し、股間のじわじわとした、緩やかな責めを受け入れることだけを、強要されるのだった。
(…何時間でも、このままで、いれそう…)
ベッドの上で大の字になりながら、そんなことを、ぼんやりと、澪は考えていた。
534 淫魔と彼女 第5.5話 (2/5) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/15(土) 21:56:24.69 ID:X3ML9/nb
何時間でもいれる訳は、もう1つある。
「みーおちゃん!ご飯持ってきてあげたよ!」
「あ…ご主人様…」
遥がそばに居て、ひたすら、澪のお世話をしてくれていた。
「おくち、あーんして」
「…あーん」
ぬるいお粥を乗せたスプーンを、口に運ばれ、ただただ、口を半開きのまま、舌で舐めとる、澪。
口に力を入れるとやはり刺激になるので、とにかく、必要最小限の力で、摂取するしかない。
「えへへ、よくできました。澪ちゃん、赤ちゃんみたいだね」
「う…」
恥ずかしくて、つい目線を逸らしてしまう。
「じゃ、最後は、お口であげる。はむっ」
遥は、お粥を自分の口に含むと、そのまま、澪に口移しで与えた。
遥の舌の上から、やはり舌で、舐めとる。
「…ふぅ。終わり。よくできました」
「ありがとう…ございます…」
傍から見れば立派な調教プレイなのだが、
遥は自らこういうプレイを望むことはめったになかった。
今回も、澪の思いつきで、澪からお願いして、してもらっているのだ。
そして、こういうことをしている時の遥は、とにかくひたすらに、優しかった。
世のご主人様がみんな遥みたいだったら、世の他の人間はみんな奴隷になっているだろう、と、
自分がもはや、身も心も遥の奴隷になってしまっている事を感じつつ、ぼんやりと、思った。
これが全て「計算ずく」なら、自分はもう、すっかり、遥に堕とされている。
とたとたと、遥が階下の炊事場に、食器を運んでいく音が、聞こえる。
そして、一人。
ただただ、脱力。股間の、刺激。
535 淫魔と彼女 第5.5話 (3/5) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/15(土) 21:59:28.13 ID:X3ML9/nb
再び、遥が戻ってくる、音がする。
「澪ちゃん、アイス持ってきたよ」
遥が手に持っていたのは、バニラの、アイスバーだった。
「食べさせて、あげるね」
澪が、少し口を開けると、バーの先を、少しだけ、その中に入れてくる。
澪は、ただただ、舐めとる。
「くふっ」
少し力が入ったため、股間の刺激が強くなり、少しだけ、吐息が漏れる。
気にせず、遥は、少しずつ、角度や面を変えながら、澪が舐めやすい位置にバーを動かし、
それを、澪はただただ、舐めていった。
「…なんか、エッチぃね、澪ちゃん。えへへ」
「…今更、言わないで下さい」
「えー、そんな事言ってると、えいっ!」
「あ、いやぁ!あぁん!」
遥が乳首の先を、ちょん、と指でつつく。
快感で体がよじれ、それでまた、力が股間に吸い取られていく作業が、始まる。
「…もう、いたずら、やめてください」
「えへへー」
遥が見せる、最大限の、サディズム。
優しすぎるご主人様の傍らで、ただひたすら、ゆるやかに過ぎていく時間と、ゆるやかな股間の責めを、
澪は、脱力する体に任せるまま、感じ取っていた。
「あー、澪ちゃん、そろそろ…」
「あ…そうですね…」
朝から始まったはずが、いつの間にか、午後1時に差し掛かろうとしていた。
本当に、このままずっといつづけられるな…と澪は思っていたが、
今日は、遥と買い物の約束なのだ。
「じゃ、そろそろ、モコちゃんへの『お願い』を、解いていただけると…」
「あ、ちょっと待って」
「え?」
ふと横を見て、澪は、驚いた。
536 淫魔と彼女 第5.5話 (4/5) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/15(土) 22:02:27.43 ID:X3ML9/nb
「じゃーん。
澪ちゃんとおそろいだよ。えへへ」
ベッドの脇に立つ遥は、いつの間にか全裸になっており、その上で、自分のへそから伸ばした
触手の先がそのまま、モコちゃんスーツと全く同じ形になって、遥自らそれを履いていた。
「…え?」
…嫌な予感がする。
「何だか、澪ちゃん見てたら、私もやりたくなってきちゃった。
お出かけする前に、私も一緒にするよ。
一緒に気持よくなろ?えへへ」
「は、遥さん、それはもしかして、まずいのでは―」
「いっくよー、それっ…ひゃぁああっ!?」
掛け声と同時にその場にすっ転ぶ遥。
そしてそのまま、床に仰向けになり、足を開いた状態で、ガクガクと痙攣している。
「あ、ダメ、これ、イクッ、あっ、ちょっと、気持ち、い、イクッ、あふっ」
遥はすっかり忘れていたことだが、
ただモコちゃんからの刺激を感じているだけの澪とは違い、
遥の場合、スーツ自身が感じる刺激も、快感となって還ってくるので、
同じ事をした場合、遥の方がずっと刺激が強く、しかも、快感がグルグルと循環してしまう。
しかも―
「あ、あの、もしかしてそれ、妖液―」
「う、うん、イクたび、おしりの中に、入って、あふっ、イクッ、あぅっ」
イクたびに媚薬の妖液がお尻の中に発射されているようで、
どうやら、イクたびに、快感が増幅しているらしい。
「あ、あの遥さん、せめて、私の方、だけでも―」
「だ、だめ、考え、られない、止まら、ない、あっ、イクッ」
(こ、これっていわゆる、「嵌まり」…?)
隣でひたすらイキっぱなしの遥を横目に、澪もまた、体が自由になるすべを失い、
ただただ、股間からの刺激を受け続けるままでいるしか、なくなってしまった。
2人が解放されたのは、遥がイキ疲れたついでに自分のスーツが解けた、約3時間後のことであった。
537 淫魔と彼女 第5.5話 (5/5) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/15(土) 22:05:24.44 ID:X3ML9/nb
「はぁ…」
澪はベッドの上で、遥は床の上で、それぞれ仰向けになったまま、ぐったりしていた。
特に遥は3時間ずっとイキっぱなしだったのだが、それでぐったりしている程度で済んでいるのだから、
さすがは淫魔という他はない。
「ま、また、自分の触手に、嵌っちゃった…」
「…またって、前も、やったんですか…遥さん」
「うん…何度か…」
「はぁ…」
既に、時計は午後4時を回っていた。
「…お買い物、って、時間じゃ、なくなりましたね…」
「そ、そうだね…はぁ…」
やれやれ、とお互いにため息をついていたところ、インターホンのチャイムが、鳴った。
「あれ?宅配便でしょうか…ちょっと、見てきますね、遥さん」
「うん…」
澪は、側にあったTシャツを羽織る。下半身はモコちゃんスーツのままだ。
ちょっと過激な恰好だが、まぁ宅配便くらいならいいか…と、部屋を出て、インターホンを覗きに行く。
「どなた、ですか?」
『おー澪!遊びに来たぞー!』
「え、絵理、さん?」
十数分後。
「ぎゃーはっはっは、なんだこれ、ぎゃあああ!うっひゃぁあーたまんねー!」
2人の話を聞いて羨ましくなった絵理は、澪のベッドで自分もおっぱじめ、動かない体にひたすら喜んでいた。
彼女のクリトリスから伸びた触手が、そのまますぐ下のヴァギナを埋めている。
後は、同じ『お願い』を、遥から自分の触手にしてもらっている。
「…何か、人によってずいぶん雰囲気、変わりますね」
「…そうだね」
なんとなく、自分たちがさっきまでしていた行為も、虚しいものに思えてきてしまった。
「…これから、どうする?澪ちゃん」
「とりあえず…私、お腹、空きました。下行って、何か、食べてきます」
「うん、じゃ、私も、行くよ。疲れた…」
大の字になったまま澪のベッドで動けなくなり、ギャーギャー騒いでいる絵理を尻目に、
澪と遥は部屋を出ていくのであった。
※管理人追記:これ以降はpixivへ移行されたようです。
これは、時系列的には、もう少し、後の話―
澪は、窓から差し込む、日曜の晴れた日差しを浴びながら、
ただひたすら、股間の触手からの刺激を、受け入れていた。
ここは、澪の部屋。
澪は、自分のベッドの上に、大の字になっている。
身に着けているのは、「モコちゃんスーツ」― 遥の、プレゼント。
モコちゃんが変形してできた、特殊なビキニショーツだ。
その股間の裏地は、裏から生えた毛によって、澪の股間にある隙間―
澪のクリトリスの包皮とその裏、ヴァギナのひだ、アナルのひだを、すべて埋め尽くしている。
モコちゃんは今、遥によって、
「澪ちゃんの体に力が入るほど、澪ちゃんを気持ちよくする」という、『お願い』をもらっている。
したがって、澪が少し、快感に身をよじっただけで、
股間の刺激が激しくなり、それに反応して体を動かすと、また刺激が強くなり…
(―あ、だめ、イクッ)
イク瞬間のガクガクとした痙攣に合わせて、また刺激が強くなり、
澪の体の動きが収まるまで、ただひたすら、股間が責められる。
最初は、何度もイッては、また身をよじってしまい、またイッて…というのを繰り返していたが、
だんだんと、かすかな快感で力が入ることすら、辛くなってしまい、
とにかく、力を抜こう、抜こう、というふうに意識が働くようになっていた。
脱力していても、最弱の緩やかな責めは延々と続いているので、
ちょっとずつ、気持ちが高ぶっていくのだが、それで足に力が入りそうになるのを、自らの意識で、食い止める。
結局、自らひたすら脱力して、ただひたすら、股間の緩やかな責めを、受け入れることを、強要されるのだ。
まるで、自分が力を込めるたびに、股間の触手にそれを吸い取られていくかのような、錯覚を覚える。
しかも―
「あっ、お、おしっこ、うっ」
尿意を感じた瞬間、それで走った緊張に股間の触手が反応し、その刺激を食い止めようと無意識に抑えが働いて、
そのまま弛緩を余儀なくされ、そのまま、スーツの中に放尿してしまう。
尿は全て、モコちゃんが吸収し、ついでに、尿道の近くを吸い上げるような感触を、与えてくる。
それがまた、快感の波となって、暫くの間、ブルブルと体が痙攣し、そして再び、脱力に戻っていく。
排尿すらも、コントロールされているような感覚。
さらに言えば、大きい方は、どうやらモコちゃんがお尻に入れた触手で適当に摂取しているらしく、
時折、お尻の穴の奥を弄られているような違和感を感じる。
とどのつまり、このスーツを装着している限りは、トイレにいく必要もなく、
ただただ、いつまでも、脱力し、股間のじわじわとした、緩やかな責めを受け入れることだけを、強要されるのだった。
(…何時間でも、このままで、いれそう…)
ベッドの上で大の字になりながら、そんなことを、ぼんやりと、澪は考えていた。
534 淫魔と彼女 第5.5話 (2/5) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/15(土) 21:56:24.69 ID:X3ML9/nb
何時間でもいれる訳は、もう1つある。
「みーおちゃん!ご飯持ってきてあげたよ!」
「あ…ご主人様…」
遥がそばに居て、ひたすら、澪のお世話をしてくれていた。
「おくち、あーんして」
「…あーん」
ぬるいお粥を乗せたスプーンを、口に運ばれ、ただただ、口を半開きのまま、舌で舐めとる、澪。
口に力を入れるとやはり刺激になるので、とにかく、必要最小限の力で、摂取するしかない。
「えへへ、よくできました。澪ちゃん、赤ちゃんみたいだね」
「う…」
恥ずかしくて、つい目線を逸らしてしまう。
「じゃ、最後は、お口であげる。はむっ」
遥は、お粥を自分の口に含むと、そのまま、澪に口移しで与えた。
遥の舌の上から、やはり舌で、舐めとる。
「…ふぅ。終わり。よくできました」
「ありがとう…ございます…」
傍から見れば立派な調教プレイなのだが、
遥は自らこういうプレイを望むことはめったになかった。
今回も、澪の思いつきで、澪からお願いして、してもらっているのだ。
そして、こういうことをしている時の遥は、とにかくひたすらに、優しかった。
世のご主人様がみんな遥みたいだったら、世の他の人間はみんな奴隷になっているだろう、と、
自分がもはや、身も心も遥の奴隷になってしまっている事を感じつつ、ぼんやりと、思った。
これが全て「計算ずく」なら、自分はもう、すっかり、遥に堕とされている。
とたとたと、遥が階下の炊事場に、食器を運んでいく音が、聞こえる。
そして、一人。
ただただ、脱力。股間の、刺激。
535 淫魔と彼女 第5.5話 (3/5) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/15(土) 21:59:28.13 ID:X3ML9/nb
再び、遥が戻ってくる、音がする。
「澪ちゃん、アイス持ってきたよ」
遥が手に持っていたのは、バニラの、アイスバーだった。
「食べさせて、あげるね」
澪が、少し口を開けると、バーの先を、少しだけ、その中に入れてくる。
澪は、ただただ、舐めとる。
「くふっ」
少し力が入ったため、股間の刺激が強くなり、少しだけ、吐息が漏れる。
気にせず、遥は、少しずつ、角度や面を変えながら、澪が舐めやすい位置にバーを動かし、
それを、澪はただただ、舐めていった。
「…なんか、エッチぃね、澪ちゃん。えへへ」
「…今更、言わないで下さい」
「えー、そんな事言ってると、えいっ!」
「あ、いやぁ!あぁん!」
遥が乳首の先を、ちょん、と指でつつく。
快感で体がよじれ、それでまた、力が股間に吸い取られていく作業が、始まる。
「…もう、いたずら、やめてください」
「えへへー」
遥が見せる、最大限の、サディズム。
優しすぎるご主人様の傍らで、ただひたすら、ゆるやかに過ぎていく時間と、ゆるやかな股間の責めを、
澪は、脱力する体に任せるまま、感じ取っていた。
「あー、澪ちゃん、そろそろ…」
「あ…そうですね…」
朝から始まったはずが、いつの間にか、午後1時に差し掛かろうとしていた。
本当に、このままずっといつづけられるな…と澪は思っていたが、
今日は、遥と買い物の約束なのだ。
「じゃ、そろそろ、モコちゃんへの『お願い』を、解いていただけると…」
「あ、ちょっと待って」
「え?」
ふと横を見て、澪は、驚いた。
536 淫魔と彼女 第5.5話 (4/5) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/15(土) 22:02:27.43 ID:X3ML9/nb
「じゃーん。
澪ちゃんとおそろいだよ。えへへ」
ベッドの脇に立つ遥は、いつの間にか全裸になっており、その上で、自分のへそから伸ばした
触手の先がそのまま、モコちゃんスーツと全く同じ形になって、遥自らそれを履いていた。
「…え?」
…嫌な予感がする。
「何だか、澪ちゃん見てたら、私もやりたくなってきちゃった。
お出かけする前に、私も一緒にするよ。
一緒に気持よくなろ?えへへ」
「は、遥さん、それはもしかして、まずいのでは―」
「いっくよー、それっ…ひゃぁああっ!?」
掛け声と同時にその場にすっ転ぶ遥。
そしてそのまま、床に仰向けになり、足を開いた状態で、ガクガクと痙攣している。
「あ、ダメ、これ、イクッ、あっ、ちょっと、気持ち、い、イクッ、あふっ」
遥はすっかり忘れていたことだが、
ただモコちゃんからの刺激を感じているだけの澪とは違い、
遥の場合、スーツ自身が感じる刺激も、快感となって還ってくるので、
同じ事をした場合、遥の方がずっと刺激が強く、しかも、快感がグルグルと循環してしまう。
しかも―
「あ、あの、もしかしてそれ、妖液―」
「う、うん、イクたび、おしりの中に、入って、あふっ、イクッ、あぅっ」
イクたびに媚薬の妖液がお尻の中に発射されているようで、
どうやら、イクたびに、快感が増幅しているらしい。
「あ、あの遥さん、せめて、私の方、だけでも―」
「だ、だめ、考え、られない、止まら、ない、あっ、イクッ」
(こ、これっていわゆる、「嵌まり」…?)
隣でひたすらイキっぱなしの遥を横目に、澪もまた、体が自由になるすべを失い、
ただただ、股間からの刺激を受け続けるままでいるしか、なくなってしまった。
2人が解放されたのは、遥がイキ疲れたついでに自分のスーツが解けた、約3時間後のことであった。
537 淫魔と彼女 第5.5話 (5/5) ◆Z.I6wxAf7R03 sage 2012/09/15(土) 22:05:24.44 ID:X3ML9/nb
「はぁ…」
澪はベッドの上で、遥は床の上で、それぞれ仰向けになったまま、ぐったりしていた。
特に遥は3時間ずっとイキっぱなしだったのだが、それでぐったりしている程度で済んでいるのだから、
さすがは淫魔という他はない。
「ま、また、自分の触手に、嵌っちゃった…」
「…またって、前も、やったんですか…遥さん」
「うん…何度か…」
「はぁ…」
既に、時計は午後4時を回っていた。
「…お買い物、って、時間じゃ、なくなりましたね…」
「そ、そうだね…はぁ…」
やれやれ、とお互いにため息をついていたところ、インターホンのチャイムが、鳴った。
「あれ?宅配便でしょうか…ちょっと、見てきますね、遥さん」
「うん…」
澪は、側にあったTシャツを羽織る。下半身はモコちゃんスーツのままだ。
ちょっと過激な恰好だが、まぁ宅配便くらいならいいか…と、部屋を出て、インターホンを覗きに行く。
「どなた、ですか?」
『おー澪!遊びに来たぞー!』
「え、絵理、さん?」
十数分後。
「ぎゃーはっはっは、なんだこれ、ぎゃあああ!うっひゃぁあーたまんねー!」
2人の話を聞いて羨ましくなった絵理は、澪のベッドで自分もおっぱじめ、動かない体にひたすら喜んでいた。
彼女のクリトリスから伸びた触手が、そのまますぐ下のヴァギナを埋めている。
後は、同じ『お願い』を、遥から自分の触手にしてもらっている。
「…何か、人によってずいぶん雰囲気、変わりますね」
「…そうだね」
なんとなく、自分たちがさっきまでしていた行為も、虚しいものに思えてきてしまった。
「…これから、どうする?澪ちゃん」
「とりあえず…私、お腹、空きました。下行って、何か、食べてきます」
「うん、じゃ、私も、行くよ。疲れた…」
大の字になったまま澪のベッドで動けなくなり、ギャーギャー騒いでいる絵理を尻目に、
澪と遥は部屋を出ていくのであった。
※管理人追記:これ以降はpixivへ移行されたようです。