スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
(カド中毒)
233 名無しさん@ピンキー sage 2011/07/30(土) 07:24:21.23 ID:hUOVSrHv
夏休みに入り・・・静まっているはずの教室は人々の熱気であふれかえっていた。
ただし、集まっているのはここで学んでいる学生達だけではなかった。
黒パンストにタイトスカートのOLから、ぽっちゃりした奥様、社服に身を包んだおばさんまで一堂に集まり喘ぎ声を上げている。
皆、一心不乱に机に向かいながら・・・
OL「んっく、はああん・・・(ピーン」
熟「はぁっ、はぁっ、キモチイイ!カドで脳みそ痺れちゃう~っ!もっとカドに押し付けたいぃ~」
学生「あーいくいく、またいかなきゃ、ああああ・・・(ガクガク)・・・あっあっまたいくぅ・・・」
皆、一心不乱に机の角や椅子のカドに愛液を撒き散らしながら秘所を擦り付けている。
奥1「はー・・・カドがこんなに気持ちいいなんて・・・もっと早く知っておけばよかったっ(ガクッ」
奥2「ねっ・・・ジュンコさん。スゴいでしょう?あぐっ(ピーン」
奥3「はぁああ、ホント凄い。旦那にも教えてあげなきゃ」
奥4「ひぎゅっ!(プルプル)・・・ウチなんか息子ももう呼んだわよ」
そう喘ぎながらだべる主婦達の隣では、彼女達の家族と思われる面々がいた。
長男「あ”~なんだこれ・・・タマの裏すんげーきもちいい・・・」
旦那「ぐっ・・・裏だけじゃなく・・・胸も・・・いぃぃ・・・」
なんと男達まで、机の角に・・・股間をこすりつけている。ズボンは我慢汁でぐっしょりになっていて、怒張で前から破れそうだ。
息子が先に果てたらしく、ガクガクと体を震わせた。
息子「あ”~出るっ、搾り取られるっ!頭アホになるぅ~」
ズボンの裾からは白濁液が漏れ、床にポタポタとしずくをたらしていく。その手は自分の胸を鷲づかみにしていた。
そして射精しながらも腰のグラインドは止まらず、むしろ速度を上げていく。手にも力がこもり、服が破けそうなほど上に持ち上げる。
息子「もっと、もっとっコスらなきゃ!あああああっ、吸い出されるっ」
恍惚とした表情で顔を上にあげ、また射精する。今度はズボンの上から精液が跳ね上がり、上半身を汚していく。
ぐしょぐしょになった服とズボンに浮き上がるボディラインは、どことなく丸まってきている。
奥「あはぁ、タケシ、いい塩梅じゃない!いいでしょ、ここ」
息子「母ちゃん・・・すっげぇよこれ、あああぁ胸でもイクっ!(ピーン」つま先まで足を伸ばして、股間を強く机に押し付けながら射精が続く。その声はもう女性のものだ。膨らんだ胸からは母乳と思われるものが噴出している。
奥「あぁ、タケシもかわいくなったぁ・・・!(ガクガク)友達もよんで、可愛くして、もっともっとしましょっ」
旦那「っ・・・だ・・・ダメだ・・・そんなこと・・・」
奥「んもう・・・アナタも早くこっちにきなさいっ」
旦那「ぅ・・・うああああぁぁああああっ、吸い出されるぅうううううううう(ピーン」ショートカットの美熟が、息子と同じように足を伸ばして果てる。
狂ってる・・・どうしてこうなってしまったんだろう。あの日、娘がプールから帰ってきて・・・家の椅子で果てたのが始まりだったかな・・・
そう思いながら、私もこの椅子に股間を押し当てるのをやめられない。ぐりぐりとした感触で何度も果ててしまう。もっともっと・・・吸われたい。
ああ・・・イクッ
夏休みに入り・・・静まっているはずの教室は人々の熱気であふれかえっていた。
ただし、集まっているのはここで学んでいる学生達だけではなかった。
黒パンストにタイトスカートのOLから、ぽっちゃりした奥様、社服に身を包んだおばさんまで一堂に集まり喘ぎ声を上げている。
皆、一心不乱に机に向かいながら・・・
OL「んっく、はああん・・・(ピーン」
熟「はぁっ、はぁっ、キモチイイ!カドで脳みそ痺れちゃう~っ!もっとカドに押し付けたいぃ~」
学生「あーいくいく、またいかなきゃ、ああああ・・・(ガクガク)・・・あっあっまたいくぅ・・・」
皆、一心不乱に机の角や椅子のカドに愛液を撒き散らしながら秘所を擦り付けている。
奥1「はー・・・カドがこんなに気持ちいいなんて・・・もっと早く知っておけばよかったっ(ガクッ」
奥2「ねっ・・・ジュンコさん。スゴいでしょう?あぐっ(ピーン」
奥3「はぁああ、ホント凄い。旦那にも教えてあげなきゃ」
奥4「ひぎゅっ!(プルプル)・・・ウチなんか息子ももう呼んだわよ」
そう喘ぎながらだべる主婦達の隣では、彼女達の家族と思われる面々がいた。
長男「あ”~なんだこれ・・・タマの裏すんげーきもちいい・・・」
旦那「ぐっ・・・裏だけじゃなく・・・胸も・・・いぃぃ・・・」
なんと男達まで、机の角に・・・股間をこすりつけている。ズボンは我慢汁でぐっしょりになっていて、怒張で前から破れそうだ。
息子が先に果てたらしく、ガクガクと体を震わせた。
息子「あ”~出るっ、搾り取られるっ!頭アホになるぅ~」
ズボンの裾からは白濁液が漏れ、床にポタポタとしずくをたらしていく。その手は自分の胸を鷲づかみにしていた。
そして射精しながらも腰のグラインドは止まらず、むしろ速度を上げていく。手にも力がこもり、服が破けそうなほど上に持ち上げる。
息子「もっと、もっとっコスらなきゃ!あああああっ、吸い出されるっ」
恍惚とした表情で顔を上にあげ、また射精する。今度はズボンの上から精液が跳ね上がり、上半身を汚していく。
ぐしょぐしょになった服とズボンに浮き上がるボディラインは、どことなく丸まってきている。
奥「あはぁ、タケシ、いい塩梅じゃない!いいでしょ、ここ」
息子「母ちゃん・・・すっげぇよこれ、あああぁ胸でもイクっ!(ピーン」つま先まで足を伸ばして、股間を強く机に押し付けながら射精が続く。その声はもう女性のものだ。膨らんだ胸からは母乳と思われるものが噴出している。
奥「あぁ、タケシもかわいくなったぁ・・・!(ガクガク)友達もよんで、可愛くして、もっともっとしましょっ」
旦那「っ・・・だ・・・ダメだ・・・そんなこと・・・」
奥「んもう・・・アナタも早くこっちにきなさいっ」
旦那「ぅ・・・うああああぁぁああああっ、吸い出されるぅうううううううう(ピーン」ショートカットの美熟が、息子と同じように足を伸ばして果てる。
狂ってる・・・どうしてこうなってしまったんだろう。あの日、娘がプールから帰ってきて・・・家の椅子で果てたのが始まりだったかな・・・
そう思いながら、私もこの椅子に股間を押し当てるのをやめられない。ぐりぐりとした感触で何度も果ててしまう。もっともっと・・・吸われたい。
ああ・・・イクッ
(海辺の情事)
191 名無しさん@ピンキー sage 2011/07/17(日) 21:51:56.48 ID:+xctBuQa
海辺の寂れた旅館に一人の若い女が住んでいた。黒い長い髪に白いワンピース。
なんでも東京でひどい目にあったらしくあまり外にでてこない。
そのはずだ、彼女のお腹は膨れ上がっていた。
「ふふ…もううまれるね」
彼女は満月の夜に海辺にでた。浅い磯に腰までつかる。
「あ、ああっ、駄目だよ、ゆっくりでないとお母さん壊れちゃうっ…」
ぐぷぷ、ごぽぽ。
女の膣からウツボほどもある白い蟲が生まれる。
「あーっ、ぁっ、ああ、すごいよぅ、気持ちいいよーっ!」
生まれた蟲達は母の乳を吸う。
「ふぁっ、いっ、いっぱい飲んで大っきくなって…ああっ、飲み過ぎ、そんなにでないっ、
あああ、好きぃ、お母さんミルク吸われるの好きぃ、
おっぱい気持ちいいのっ」
磯で生まれた最後の子供にキスすると、彼女はずぶ濡れの白いワンピースのままふらついたあしどりででていった。
192 名無しさん@ピンキー sage 2011/07/17(日) 22:04:25.35 ID:+xctBuQa
「り、涼ちゃん見た?」
岩陰。ボーイッシュな女性と、成人してるがひよわでまっしろい青年がのぞきこんでいた。
「み、見たけど、きっとなんか道具だよ、あはは、はは」
「いってみよう」
「玲ねえちゃんよしなよ!」
「だってこのままほっといたら怖くてねれなそうだもん。
いっそ事実確認したほうがましよ」
根性のあるんだかないんだかわからないようなことをいって、またいとこの玲はホットパンツにタンクトップのまま磯に近づく。
「ん…なんか普通じゃん」
「ホラー映画だとこのあとくるんだよ!」「ちょっと涼、あんた岩陰からなに怖がらせるようなこといってんのよ!」
「だって怖いんだもの」
「二十歳すぎてんでしょう!」
「知ってるなら僕のまえで服脱がないでよ!」
「あんた服のまま磯に入れっていうの!
ん…なんか白濁してるけど、ウミウシかなんかか?」
日焼けした水着跡がくっきり残るすがたで玲は涼を誘った。
続きはワッフルと以下略
193 名無しさん@ピンキー sage 2011/07/18(月) 00:06:45.52 ID:iu7INyaR
涼「ぎゃおおおおん!」
196 名無しさん@ピンキー 2011/07/18(月) 13:59:19.08 ID:HmXIzd4S
涼「続き期待!!」
206 名無しさん@ピンキー sage 2011/07/19(火) 21:26:54.47 ID:mZXZj9Kt
「だ、大丈夫なの玲ねえちゃん」
律儀に脱ぎ捨てた服の上に石を置いて涼は海に入った。
ヌメった液体が体を包む。
「うわ、これ、やばいよ玲ねえ」
「うん、やばやば」
玲は白濁した海水を指先で唇に塗った。「あたしはいいよ?このままオナニーして帰っても?」
「若い女がオナニーとかいうなよ」
「オナニー、オナニー、オーナーニーぃー」
「小学生ですかあなたは。…っ!」
「ここは小学生じゃないね、涼くん」
いきなり急所を握られて涼はすくんだ。童貞を奪った女の手がぬるぬる絡みついてくる。
「ね、キスして、キス。やらしいの」
両頬を挟まれてキスされるのが玲の好みだ。その願いを叶えると、生き物のような火照った舌が入ってくる。
こすれあう乳首がいやらしい。すぐに涼はしなやかな玲の体を抱きしめて撫でた。
どこかがおかしい。スイッチが入って引き返せない。それでも二人はお互いの舌を絡めあい、唾液を吸い合う。
涼は玲の胸を自分の胸にこするようにしなから尻をぎゅっとする。玲が片手で自分の乳房に涼の手を押し付けてきた。
「乳首いじられたいの?玲ねえ」
「……ん、イジメて…」
「気分が乗るとドMなんだもんな玲ねえ。このやらしい乳首をイジメて欲しいの?」
「うん、ぐりぐりして、ぎゅっと引っ張ってぇ」
207 名無しさん@ピンキー sage 2011/07/19(火) 21:27:12.33 ID:mZXZj9Kt
子猫のように甘えてくる。涼は胸を鷲掴みにして耳にささやいた。
「このイ・ン・ラ・ン」
「違うもん…ど淫乱なんだもん。おっぱいも、ちくびも、あそこも全部全部イジメてほしいんだもん…」
「あそこじゃないでしょ。今更恥ずかしいの?淫乱玲ねえ」
「……うぅ…お、おまんこ」
「おまんこだけでいいの?クリは?Gスポットは?ポルチオは?
全部、玲ねえがぼくに教えたくせにさあ」
耳の中に舌をいれながら言葉攻めすると、足の間をもじもじさせながら絡ませてくる。
「全部……処女だったのに自分でローターでクリ開発しちゃった淫乱玲のクリも、触られるだけでイッちゃうえろGスポットも、涼くんとの初エッチでマジイキしちゃったポルチオもイジメて攻めておしおきしてっ!」
「はい、よくできました」
乳首をひねりあげながら涼はキスする、片足を上げた玲のクリを剥く暇もなくびんびんになった自分を突っ込んだ。
相変わらずきつい。
「んっ…ああああああ!涼くんのちんぽいいよぅっ、涼ちんぽ奥まで届いてイッちゃうのっ、
子宮口まで届いてエロ狂っちゃうぅぅぅぅっ!」
「もっ、もう、ど淫乱の、ちんぽ狂いのくせにっ」
涼も激しく動く。白濁した海のなか、二人で抱き狂う。
「ちんぽ、ちんぽ狂いなのっ、玲もう涼くんのセックス奴隷なのっ、ううん、ちんぽ奴隷の、メス便器なのっ、いつでもどこでも使われて、精液便所になりたいのっ!
んんっ、ご主人様のちんぽ、一杯おまんこでこすってしめてご奉仕しますぅぅぅっ!」
「ああっ、年上のプライドないのかよっ、この発情メスっ、年中人のザーメン絞ってっ!この7月に初エッチしてからほぼ毎日じゃないかっ」
「だって、だってぇ、涼くんが二十歳になるまで待ってたんだもん」
「毎日ローターでイキ狂いながらかっ」
「そうだよっ、涼くんの写真にキスしながらクリと乳首の三点ローターでイッて、涼くんのちんぽ攻めされるの待ってたんだよっ」
「人が東京で勉強してる間にっ!このっ、この淫乱娘!」
「あーっ、やっぱり道具より涼ちんぽ素敵だよぅ、ヤラシイところぐいぐいエグリ抜いて、あたし頭がエッチ漬けになってるよぉっ!
ダメっ、ダメっ、涼くんのちんぽ奴隷はちゃんっおまんこしめて動いてご奉仕しなきゃいけないのに、勝手におまんこぐいぐい動いて気持ちいいとこイッちゃうよぉ!」
実際玲は欲深く涼をくわえ込むだけでなく、締め付けてくるわ中はざらついてるわと先月まで童貞だった身にはきつすぎる。
その上、尻の穴まで犯されてきた日には。
「このっ…ど淫乱!」
深いところまで入ってくるアヌス攻めに必死に堪える。
「うあ、おしり、おしりもいいよう!あたし、あたしほんとに変態になっちゃうっ!」
虫が、涼と玲の尻穴にずぶりと入り込んだのだ。
だが覚えたてのサルより激しくやりまくっている二人はお互いの指だと信じて疑うことなく、尻穴性交を楽しんでいた。
「うぁあっ、いいっ、いい、頭の中真っ白になるぅっ!」
「玲ねえ玲ねえ好きだすきだ小学校からずーっと好きだったよぉっ!」
「あたし、あたしもずっと、涼くんのお嫁さんになりたかったのっっ!
体中染め上げて涼くんのモノにしてぇぇぇ!」
その言葉通り、涼は玲の中に精液をぶちまけた。びくびく動いて貪欲な玲のなかは最後まで涼の精液を吸い上げる。
尻の虫は暴れてさらに快楽へ突き落としていく。
「あっ、ああっ、イッたばっかなのに涼くんちんぽまた硬いのっ!しゅごいぃっ!涼ちんぽでまたアクメるのぉぉぉ!」
「玲ねえの淫乱マンコもまた絞めつけてきてどんだけよくばりなんだよ!このっ、アクメ漬けになって腰が立たなくなるまでお仕置きしてやるっ」
がんがんうごく童貞の下手な動きでもドMの玲には気持ち好すぎるらしい。
夜の海で狂う二人を見ていた白いワンピースの女はしずかに微笑んだ。
「ふふっ、前途有望」
手には白い虫が一匹絡みついている。
「お前もいって、あの子たちをもっとど淫乱にしてあげちゃいなさい。
可愛い孕みっ子が二人も手に入るなんて、運がいいわ」
ぽちゃりと海に落ちた虫は二人のところに泳いでいった。
海辺の寂れた旅館に一人の若い女が住んでいた。黒い長い髪に白いワンピース。
なんでも東京でひどい目にあったらしくあまり外にでてこない。
そのはずだ、彼女のお腹は膨れ上がっていた。
「ふふ…もううまれるね」
彼女は満月の夜に海辺にでた。浅い磯に腰までつかる。
「あ、ああっ、駄目だよ、ゆっくりでないとお母さん壊れちゃうっ…」
ぐぷぷ、ごぽぽ。
女の膣からウツボほどもある白い蟲が生まれる。
「あーっ、ぁっ、ああ、すごいよぅ、気持ちいいよーっ!」
生まれた蟲達は母の乳を吸う。
「ふぁっ、いっ、いっぱい飲んで大っきくなって…ああっ、飲み過ぎ、そんなにでないっ、
あああ、好きぃ、お母さんミルク吸われるの好きぃ、
おっぱい気持ちいいのっ」
磯で生まれた最後の子供にキスすると、彼女はずぶ濡れの白いワンピースのままふらついたあしどりででていった。
192 名無しさん@ピンキー sage 2011/07/17(日) 22:04:25.35 ID:+xctBuQa
「り、涼ちゃん見た?」
岩陰。ボーイッシュな女性と、成人してるがひよわでまっしろい青年がのぞきこんでいた。
「み、見たけど、きっとなんか道具だよ、あはは、はは」
「いってみよう」
「玲ねえちゃんよしなよ!」
「だってこのままほっといたら怖くてねれなそうだもん。
いっそ事実確認したほうがましよ」
根性のあるんだかないんだかわからないようなことをいって、またいとこの玲はホットパンツにタンクトップのまま磯に近づく。
「ん…なんか普通じゃん」
「ホラー映画だとこのあとくるんだよ!」「ちょっと涼、あんた岩陰からなに怖がらせるようなこといってんのよ!」
「だって怖いんだもの」
「二十歳すぎてんでしょう!」
「知ってるなら僕のまえで服脱がないでよ!」
「あんた服のまま磯に入れっていうの!
ん…なんか白濁してるけど、ウミウシかなんかか?」
日焼けした水着跡がくっきり残るすがたで玲は涼を誘った。
続きはワッフルと以下略
193 名無しさん@ピンキー sage 2011/07/18(月) 00:06:45.52 ID:iu7INyaR
涼「ぎゃおおおおん!」
196 名無しさん@ピンキー 2011/07/18(月) 13:59:19.08 ID:HmXIzd4S
涼「続き期待!!」
206 名無しさん@ピンキー sage 2011/07/19(火) 21:26:54.47 ID:mZXZj9Kt
「だ、大丈夫なの玲ねえちゃん」
律儀に脱ぎ捨てた服の上に石を置いて涼は海に入った。
ヌメった液体が体を包む。
「うわ、これ、やばいよ玲ねえ」
「うん、やばやば」
玲は白濁した海水を指先で唇に塗った。「あたしはいいよ?このままオナニーして帰っても?」
「若い女がオナニーとかいうなよ」
「オナニー、オナニー、オーナーニーぃー」
「小学生ですかあなたは。…っ!」
「ここは小学生じゃないね、涼くん」
いきなり急所を握られて涼はすくんだ。童貞を奪った女の手がぬるぬる絡みついてくる。
「ね、キスして、キス。やらしいの」
両頬を挟まれてキスされるのが玲の好みだ。その願いを叶えると、生き物のような火照った舌が入ってくる。
こすれあう乳首がいやらしい。すぐに涼はしなやかな玲の体を抱きしめて撫でた。
どこかがおかしい。スイッチが入って引き返せない。それでも二人はお互いの舌を絡めあい、唾液を吸い合う。
涼は玲の胸を自分の胸にこするようにしなから尻をぎゅっとする。玲が片手で自分の乳房に涼の手を押し付けてきた。
「乳首いじられたいの?玲ねえ」
「……ん、イジメて…」
「気分が乗るとドMなんだもんな玲ねえ。このやらしい乳首をイジメて欲しいの?」
「うん、ぐりぐりして、ぎゅっと引っ張ってぇ」
207 名無しさん@ピンキー sage 2011/07/19(火) 21:27:12.33 ID:mZXZj9Kt
子猫のように甘えてくる。涼は胸を鷲掴みにして耳にささやいた。
「このイ・ン・ラ・ン」
「違うもん…ど淫乱なんだもん。おっぱいも、ちくびも、あそこも全部全部イジメてほしいんだもん…」
「あそこじゃないでしょ。今更恥ずかしいの?淫乱玲ねえ」
「……うぅ…お、おまんこ」
「おまんこだけでいいの?クリは?Gスポットは?ポルチオは?
全部、玲ねえがぼくに教えたくせにさあ」
耳の中に舌をいれながら言葉攻めすると、足の間をもじもじさせながら絡ませてくる。
「全部……処女だったのに自分でローターでクリ開発しちゃった淫乱玲のクリも、触られるだけでイッちゃうえろGスポットも、涼くんとの初エッチでマジイキしちゃったポルチオもイジメて攻めておしおきしてっ!」
「はい、よくできました」
乳首をひねりあげながら涼はキスする、片足を上げた玲のクリを剥く暇もなくびんびんになった自分を突っ込んだ。
相変わらずきつい。
「んっ…ああああああ!涼くんのちんぽいいよぅっ、涼ちんぽ奥まで届いてイッちゃうのっ、
子宮口まで届いてエロ狂っちゃうぅぅぅぅっ!」
「もっ、もう、ど淫乱の、ちんぽ狂いのくせにっ」
涼も激しく動く。白濁した海のなか、二人で抱き狂う。
「ちんぽ、ちんぽ狂いなのっ、玲もう涼くんのセックス奴隷なのっ、ううん、ちんぽ奴隷の、メス便器なのっ、いつでもどこでも使われて、精液便所になりたいのっ!
んんっ、ご主人様のちんぽ、一杯おまんこでこすってしめてご奉仕しますぅぅぅっ!」
「ああっ、年上のプライドないのかよっ、この発情メスっ、年中人のザーメン絞ってっ!この7月に初エッチしてからほぼ毎日じゃないかっ」
「だって、だってぇ、涼くんが二十歳になるまで待ってたんだもん」
「毎日ローターでイキ狂いながらかっ」
「そうだよっ、涼くんの写真にキスしながらクリと乳首の三点ローターでイッて、涼くんのちんぽ攻めされるの待ってたんだよっ」
「人が東京で勉強してる間にっ!このっ、この淫乱娘!」
「あーっ、やっぱり道具より涼ちんぽ素敵だよぅ、ヤラシイところぐいぐいエグリ抜いて、あたし頭がエッチ漬けになってるよぉっ!
ダメっ、ダメっ、涼くんのちんぽ奴隷はちゃんっおまんこしめて動いてご奉仕しなきゃいけないのに、勝手におまんこぐいぐい動いて気持ちいいとこイッちゃうよぉ!」
実際玲は欲深く涼をくわえ込むだけでなく、締め付けてくるわ中はざらついてるわと先月まで童貞だった身にはきつすぎる。
その上、尻の穴まで犯されてきた日には。
「このっ…ど淫乱!」
深いところまで入ってくるアヌス攻めに必死に堪える。
「うあ、おしり、おしりもいいよう!あたし、あたしほんとに変態になっちゃうっ!」
虫が、涼と玲の尻穴にずぶりと入り込んだのだ。
だが覚えたてのサルより激しくやりまくっている二人はお互いの指だと信じて疑うことなく、尻穴性交を楽しんでいた。
「うぁあっ、いいっ、いい、頭の中真っ白になるぅっ!」
「玲ねえ玲ねえ好きだすきだ小学校からずーっと好きだったよぉっ!」
「あたし、あたしもずっと、涼くんのお嫁さんになりたかったのっっ!
体中染め上げて涼くんのモノにしてぇぇぇ!」
その言葉通り、涼は玲の中に精液をぶちまけた。びくびく動いて貪欲な玲のなかは最後まで涼の精液を吸い上げる。
尻の虫は暴れてさらに快楽へ突き落としていく。
「あっ、ああっ、イッたばっかなのに涼くんちんぽまた硬いのっ!しゅごいぃっ!涼ちんぽでまたアクメるのぉぉぉ!」
「玲ねえの淫乱マンコもまた絞めつけてきてどんだけよくばりなんだよ!このっ、アクメ漬けになって腰が立たなくなるまでお仕置きしてやるっ」
がんがんうごく童貞の下手な動きでもドMの玲には気持ち好すぎるらしい。
夜の海で狂う二人を見ていた白いワンピースの女はしずかに微笑んだ。
「ふふっ、前途有望」
手には白い虫が一匹絡みついている。
「お前もいって、あの子たちをもっとど淫乱にしてあげちゃいなさい。
可愛い孕みっ子が二人も手に入るなんて、運がいいわ」
ぽちゃりと海に落ちた虫は二人のところに泳いでいった。
Happily Ever After
81 Happily Ever After - 1/9 sage 2011/06/15(水) 21:58:53.37 ID:2+oFbw1+
世界から、戦争が消えた。
そればかりではない。あらゆる犯罪、あらゆる争い事が、
この地球上から淘汰されようとしている。
しかしその一方で、かつて先進国であり、世界で唯一の平和憲法を持っていたわが国は、
依然としてこの世界情勢から取り残されたままだ。
わが国は未だに犯罪が絶えず、刑罰、裁判等の旧態依然とした制度を
撤廃することができていない。
こうした恥ずべき現状を、国民一人一人がしっかりと肝に銘じ、
国が一丸となって、遅れを取り戻すべく日々邁進することが、
いま国際社会において、この国に問われている課題である。
巴は、頭の中でその文章を反芻した。
それは今朝のニュースが繰り返し流している、新しく就任した総理大臣の着任挨拶だった。
今日はどのチャンネルをかけても、同じ男が、同じ服装で、同じ内容を喋っている。
なので必然的に、巴はその演説に耳を傾けざるを得なかった。
――――分からないことは、分かるまで繰り返しなさい。
それは、幼稚園の時からずっと、口酸っぱく言われてきたことだ。
だから巴は、特別に意識することなく、家を出てからもずっと、それを続けた。
まるで壊れた機械のように、無機質に。
82 Happily Ever After - 2/9 sage 2011/06/15(水) 22:00:00.57 ID:2+oFbw1+
屋外は、初夏の茹だるような熱気が、アスファルトから立ち上っていた。
雲ひとつない青空からは、爽やかな紫外線が、露出した肌を突き刺す。
衣替えを済ませたばかりの白い制服が汗で湿り、不快指数は上がり続けていた。
だからこそ、より一層その光景は――
不可思議で、巴の足と、狂ったような呟きの両方を思わず停止させるのに、
十分だった。
……真っ黒な服。真っ白な肌。
その愛らしくも暑苦しい姿で、その少女は道の真ん中に立っていた。
いつも人通りの多いはずのその道は、不気味に静まり返って、
巴の心臓の音を、よりクリアに反響させた。
「……あら、……ふふ、迷い猫かしら」
澄んだ声でそう言うと、少女は日傘を畳みながら、歩み寄って来る。
ゆっくりと、まっすぐに、じわじわと。
巴は、動けなかった。……そもそも、動く理由がなかった。
脚が震え、地面に跪いた。手に提げていた鞄が落ち、中身が散乱した。
……しかしそれは恐怖ではなく、……性的な興奮だった。
そして二人の影が重なり合うまで近づいたとき、巴はついに失禁した。
83 Happily Ever After - 3/9 sage 2011/06/15(水) 22:01:07.04 ID:2+oFbw1+
その少女から漏れ出た仄かな匂いが、たちまち全身を弛緩させ、
大量に分泌された唾液をだらだらと唇の端から零させる。
……その蜜に集まるかのように、少女の服の裾から蟲の大群が這い出て、
たちまち巴の全身を覆い尽くした。
「…………退屈ですわね」
白眼を剥いて痙攣する巴を、つまらなそうに一瞥した少女は、ぽつりと呟く。
「……もっと、抵抗してくださらないと……、面白くありませんわ……」
……既に、巴は内外からの蟲の愛撫に身をまかせ、幸せそうにそれを受け入れていた。
少女は、何もしていなかった。……ただ、近づいただけだった。
それだけで、巴はヒトとしての尊厳を完全に放棄した。
それほどまでに――、巴の自我は、希薄だった。
「……私の匂い……、……くすくす、……そんなに良かったのですか?」
少女が戯れに靴を脱ぎ、その靴下を鼻に押し当てると、巴は、
這いつくばった姿勢のまま身体をびくびくと暫くの間震わせ、
幸福感に包まれた表情のまま動かなくなった。
84 Happily Ever After - 4/9 sage 2011/06/15(水) 22:02:16.49 ID:2+oFbw1+
「……ふふ、……なんて、…………脆い」
少女は深い溜息をついた。
……脆く、単純で、愚かで、原始的だ。
このヒトという哀れな種族は、自ら産み出した‘兵器’によって滅ぶのだ。
そうだというのに、どうしてこんなにも、幸せそうなのか。
……種が滅びゆくさまに、何故気づかなかったのか。
少女は回想する。……今までの自分の、‘兵器’としての、所業を。
一人とて殺さず、一人とて殺させず。
一人とて苦しまず、一人とて苦しませず。
ヒトは少女を讃え、感謝し、誇りにさえした。
だが今や少女はもう、‘兵器’ではなかった。
そうであったなら、この戦争のない国を訪れたりはしなかっただろう。
この国に来たのは、少女自身の意志であり、それはヒトではない種族の意志であった。
その意志は、最初の犠牲者の躯を恍惚に満たしたまま、作り変えていく。
ヒトの肉体から、蟲の従順な奴隷として適したモノへと、ねちっこい水音を立てながら。
それは、今まで‘兵器’として幾度も繰り返してきたはずの行為と、
何ら変わりのないものではあったが――――
少女にとっては、全く意味の異なるモノだ。
85 Happily Ever After - 5/9 sage 2011/06/15(水) 22:03:22.09 ID:2+oFbw1+
欲望に忠実に。本能の赴くままに。
好きなだけ産み、好きなだけ増やし、好きなだけ成長する。
かつてこの星を支配した優れた知性体を隷属化し、思いのままに操り、
今度は自らがこの星を支配する。
――――それは、種としての至高の愉悦。
……
暫くすると、巴の肉体から音が止んだ。
外見には、殆ど変化がない。
ただ、その皮膚の何カ所かに形成された、小さな赤黒い腫瘍のようなものを除いては。
「……報告しなさい」
少女がそう命じると、その肉の芽から一本ずつ、針金のように細い触手が伸びて、
音もなく少女の肌の中に潜っていく。
『……女王様ノ予想通リ、……脳味噌ノ有用性、……低。
……解析ヲ実施、……‘苗床’ガ最適ト判断。
女王様ノ産卵、及ビ……孵化後ノ発育ニ適シタ環境ニ、肉体ヲ改変完了……』
「……ご苦労様。……戻って良いわ」
……少女は、どこか威厳に満ちた声で呟くと、横たわったままの巴の躯を見下ろす。
それとほぼ同時に、腫瘍から伸びていた触手が元の鞘に収まると、
操り人形のような不自然な動きで、巴の躯は地面を這いずり始めた。
86 Happily Ever After - 6/9 sage 2011/06/15(水) 22:04:28.32 ID:2+oFbw1+
そのまま、巴は仁王立ちになった少女の両脚の間まで来ると、
その場で仰向けになって、口を大きく開いたまま、再び動きを停止した。
「……ふふ、……せっかちな子ね……」
少女は、自らの奴隷のいじらしさに微笑を浮かべながら、そのまま、
巴の口に産道をあてがうように、真直ぐにそっと腰を下ろした。
「……ん……、んふっ……、……あっ……、あぁ……」
艶やかでくぐもった声が、少女の毒々しく紅い唇から漏れ始めると、
それに呼応するかのように少女の下半身が妖しくうねり、股の間から
直径十センチ弱はあろうかという産卵管の束が顔を覗かせる。
その脈動は華奢な少女の腰を振り回し、太さを増した肉の管は、
巴の喉奥からさらに下へと、激しく突き刺さるように進んでいく。
巴の口の中は、それらを受け入れるための温かく湿った柔らかな肉で再構成されていた。
産卵管や卵を傷つけるおそれのある硬い歯は全て肉の中に収納された。
喉は、産卵管が潤滑剤としての分泌する白く泡立った甘い粘液を、
ただ本能に従って嚥下することで、管の挿入を助ける。
87 Happily Ever After - 7/9 sage 2011/06/15(水) 22:05:34.72 ID:2+oFbw1+
食道のさらに奥に、かつて消化器官として存在していた数々の内臓は、
蟲によって跡形もなく耕され、すっかり専用の孵卵器と化していた。
多様な分泌腺は、温度・湿度を適正に保ち、孵化と成長を促進する。
びっしりと柔突起で埋め尽くされた臓壁は、
その滑らかな窪みに卵を抱え込み、卵をあらゆる衝撃から優しく守るだろう。
奥にようやくくたどり着いた少女の卵管は、その柔肉をそっと先端部で撫で回しながら、
栄養をたっぷりと蓄えたその土に、可愛らしい白い球体を、無数に植え付けていく。
……卵がひとつ卵管を出ていくたびに、少女の肉体と精神は歓喜に震えた。
十、二十、三十、……
初めは緩やかに。
百、二百、三百、……
徐々に堰を切ったように、荒々しく。
千、二千、三千、四千、五千、……
やがてそれは瞬く間に空間を埋め尽くし、行き場を求めて母たる卵管を押し戻し始める。
だが、押し戻されながらも、それはまだ愛しい子供の生を世に放ち続け、
そしてとうとう逆流した自らの分泌液に押し流されながら排出されると、
名残惜しそうに、止まった。
88 Happily Ever After - 8/9 sage 2011/06/15(水) 22:06:46.18 ID:2+oFbw1+
……
……少女は、肩で息をしながら余韻に浸っていた。
それは少女にとって、久々の産卵だった。
管の中や子宮内の、出し切れずに残ったモノの感触が仄かな疼きを催す、
懐かしい感覚。
陶然となりながらふと見れば、巴はまだ細かい痙攣を続けている。
その口から溢れてこぼれんばかりの卵を、巴の長い舌が掬い取り、
少しずつ、押し込むように健気に飲み込んでいた。
……もう、あの器はあれで限界だろう。
そう思ったのか、地面に蜷局を巻いていた卵管は、
するすると彼女の中に吸い込まれていく。
そう、少女にとっては、資源の制約などない。
苗床の器など、ここらには掃いて捨てるほど転がっているのだ。
時間の制約もない。
だから、全てを奴隷に任せたりせずに――――
女王である自分自身が、じっくりと侵略を愉しむことができるのだ。
――――だから、慌てることはない。
少女は自分にそう言い聞かせると、しばしの間、その気だるい余韻の中に微睡むことを決めた。
――――ああ、この国は何て『平和』なのだろう――――
そんなことをぼんやりと思いながら、少女は束の間の白昼夢に、意識を委ねた。
89 Happily Ever After - 9/9 sage 2011/06/15(水) 22:07:56.69 ID:2+oFbw1+
・・・分母を9にしたはいいが8までしかなかった。
すいません。以上です。
世界から、戦争が消えた。
そればかりではない。あらゆる犯罪、あらゆる争い事が、
この地球上から淘汰されようとしている。
しかしその一方で、かつて先進国であり、世界で唯一の平和憲法を持っていたわが国は、
依然としてこの世界情勢から取り残されたままだ。
わが国は未だに犯罪が絶えず、刑罰、裁判等の旧態依然とした制度を
撤廃することができていない。
こうした恥ずべき現状を、国民一人一人がしっかりと肝に銘じ、
国が一丸となって、遅れを取り戻すべく日々邁進することが、
いま国際社会において、この国に問われている課題である。
巴は、頭の中でその文章を反芻した。
それは今朝のニュースが繰り返し流している、新しく就任した総理大臣の着任挨拶だった。
今日はどのチャンネルをかけても、同じ男が、同じ服装で、同じ内容を喋っている。
なので必然的に、巴はその演説に耳を傾けざるを得なかった。
――――分からないことは、分かるまで繰り返しなさい。
それは、幼稚園の時からずっと、口酸っぱく言われてきたことだ。
だから巴は、特別に意識することなく、家を出てからもずっと、それを続けた。
まるで壊れた機械のように、無機質に。
82 Happily Ever After - 2/9 sage 2011/06/15(水) 22:00:00.57 ID:2+oFbw1+
屋外は、初夏の茹だるような熱気が、アスファルトから立ち上っていた。
雲ひとつない青空からは、爽やかな紫外線が、露出した肌を突き刺す。
衣替えを済ませたばかりの白い制服が汗で湿り、不快指数は上がり続けていた。
だからこそ、より一層その光景は――
不可思議で、巴の足と、狂ったような呟きの両方を思わず停止させるのに、
十分だった。
……真っ黒な服。真っ白な肌。
その愛らしくも暑苦しい姿で、その少女は道の真ん中に立っていた。
いつも人通りの多いはずのその道は、不気味に静まり返って、
巴の心臓の音を、よりクリアに反響させた。
「……あら、……ふふ、迷い猫かしら」
澄んだ声でそう言うと、少女は日傘を畳みながら、歩み寄って来る。
ゆっくりと、まっすぐに、じわじわと。
巴は、動けなかった。……そもそも、動く理由がなかった。
脚が震え、地面に跪いた。手に提げていた鞄が落ち、中身が散乱した。
……しかしそれは恐怖ではなく、……性的な興奮だった。
そして二人の影が重なり合うまで近づいたとき、巴はついに失禁した。
83 Happily Ever After - 3/9 sage 2011/06/15(水) 22:01:07.04 ID:2+oFbw1+
その少女から漏れ出た仄かな匂いが、たちまち全身を弛緩させ、
大量に分泌された唾液をだらだらと唇の端から零させる。
……その蜜に集まるかのように、少女の服の裾から蟲の大群が這い出て、
たちまち巴の全身を覆い尽くした。
「…………退屈ですわね」
白眼を剥いて痙攣する巴を、つまらなそうに一瞥した少女は、ぽつりと呟く。
「……もっと、抵抗してくださらないと……、面白くありませんわ……」
……既に、巴は内外からの蟲の愛撫に身をまかせ、幸せそうにそれを受け入れていた。
少女は、何もしていなかった。……ただ、近づいただけだった。
それだけで、巴はヒトとしての尊厳を完全に放棄した。
それほどまでに――、巴の自我は、希薄だった。
「……私の匂い……、……くすくす、……そんなに良かったのですか?」
少女が戯れに靴を脱ぎ、その靴下を鼻に押し当てると、巴は、
這いつくばった姿勢のまま身体をびくびくと暫くの間震わせ、
幸福感に包まれた表情のまま動かなくなった。
84 Happily Ever After - 4/9 sage 2011/06/15(水) 22:02:16.49 ID:2+oFbw1+
「……ふふ、……なんて、…………脆い」
少女は深い溜息をついた。
……脆く、単純で、愚かで、原始的だ。
このヒトという哀れな種族は、自ら産み出した‘兵器’によって滅ぶのだ。
そうだというのに、どうしてこんなにも、幸せそうなのか。
……種が滅びゆくさまに、何故気づかなかったのか。
少女は回想する。……今までの自分の、‘兵器’としての、所業を。
一人とて殺さず、一人とて殺させず。
一人とて苦しまず、一人とて苦しませず。
ヒトは少女を讃え、感謝し、誇りにさえした。
だが今や少女はもう、‘兵器’ではなかった。
そうであったなら、この戦争のない国を訪れたりはしなかっただろう。
この国に来たのは、少女自身の意志であり、それはヒトではない種族の意志であった。
その意志は、最初の犠牲者の躯を恍惚に満たしたまま、作り変えていく。
ヒトの肉体から、蟲の従順な奴隷として適したモノへと、ねちっこい水音を立てながら。
それは、今まで‘兵器’として幾度も繰り返してきたはずの行為と、
何ら変わりのないものではあったが――――
少女にとっては、全く意味の異なるモノだ。
85 Happily Ever After - 5/9 sage 2011/06/15(水) 22:03:22.09 ID:2+oFbw1+
欲望に忠実に。本能の赴くままに。
好きなだけ産み、好きなだけ増やし、好きなだけ成長する。
かつてこの星を支配した優れた知性体を隷属化し、思いのままに操り、
今度は自らがこの星を支配する。
――――それは、種としての至高の愉悦。
……
暫くすると、巴の肉体から音が止んだ。
外見には、殆ど変化がない。
ただ、その皮膚の何カ所かに形成された、小さな赤黒い腫瘍のようなものを除いては。
「……報告しなさい」
少女がそう命じると、その肉の芽から一本ずつ、針金のように細い触手が伸びて、
音もなく少女の肌の中に潜っていく。
『……女王様ノ予想通リ、……脳味噌ノ有用性、……低。
……解析ヲ実施、……‘苗床’ガ最適ト判断。
女王様ノ産卵、及ビ……孵化後ノ発育ニ適シタ環境ニ、肉体ヲ改変完了……』
「……ご苦労様。……戻って良いわ」
……少女は、どこか威厳に満ちた声で呟くと、横たわったままの巴の躯を見下ろす。
それとほぼ同時に、腫瘍から伸びていた触手が元の鞘に収まると、
操り人形のような不自然な動きで、巴の躯は地面を這いずり始めた。
86 Happily Ever After - 6/9 sage 2011/06/15(水) 22:04:28.32 ID:2+oFbw1+
そのまま、巴は仁王立ちになった少女の両脚の間まで来ると、
その場で仰向けになって、口を大きく開いたまま、再び動きを停止した。
「……ふふ、……せっかちな子ね……」
少女は、自らの奴隷のいじらしさに微笑を浮かべながら、そのまま、
巴の口に産道をあてがうように、真直ぐにそっと腰を下ろした。
「……ん……、んふっ……、……あっ……、あぁ……」
艶やかでくぐもった声が、少女の毒々しく紅い唇から漏れ始めると、
それに呼応するかのように少女の下半身が妖しくうねり、股の間から
直径十センチ弱はあろうかという産卵管の束が顔を覗かせる。
その脈動は華奢な少女の腰を振り回し、太さを増した肉の管は、
巴の喉奥からさらに下へと、激しく突き刺さるように進んでいく。
巴の口の中は、それらを受け入れるための温かく湿った柔らかな肉で再構成されていた。
産卵管や卵を傷つけるおそれのある硬い歯は全て肉の中に収納された。
喉は、産卵管が潤滑剤としての分泌する白く泡立った甘い粘液を、
ただ本能に従って嚥下することで、管の挿入を助ける。
87 Happily Ever After - 7/9 sage 2011/06/15(水) 22:05:34.72 ID:2+oFbw1+
食道のさらに奥に、かつて消化器官として存在していた数々の内臓は、
蟲によって跡形もなく耕され、すっかり専用の孵卵器と化していた。
多様な分泌腺は、温度・湿度を適正に保ち、孵化と成長を促進する。
びっしりと柔突起で埋め尽くされた臓壁は、
その滑らかな窪みに卵を抱え込み、卵をあらゆる衝撃から優しく守るだろう。
奥にようやくくたどり着いた少女の卵管は、その柔肉をそっと先端部で撫で回しながら、
栄養をたっぷりと蓄えたその土に、可愛らしい白い球体を、無数に植え付けていく。
……卵がひとつ卵管を出ていくたびに、少女の肉体と精神は歓喜に震えた。
十、二十、三十、……
初めは緩やかに。
百、二百、三百、……
徐々に堰を切ったように、荒々しく。
千、二千、三千、四千、五千、……
やがてそれは瞬く間に空間を埋め尽くし、行き場を求めて母たる卵管を押し戻し始める。
だが、押し戻されながらも、それはまだ愛しい子供の生を世に放ち続け、
そしてとうとう逆流した自らの分泌液に押し流されながら排出されると、
名残惜しそうに、止まった。
88 Happily Ever After - 8/9 sage 2011/06/15(水) 22:06:46.18 ID:2+oFbw1+
……
……少女は、肩で息をしながら余韻に浸っていた。
それは少女にとって、久々の産卵だった。
管の中や子宮内の、出し切れずに残ったモノの感触が仄かな疼きを催す、
懐かしい感覚。
陶然となりながらふと見れば、巴はまだ細かい痙攣を続けている。
その口から溢れてこぼれんばかりの卵を、巴の長い舌が掬い取り、
少しずつ、押し込むように健気に飲み込んでいた。
……もう、あの器はあれで限界だろう。
そう思ったのか、地面に蜷局を巻いていた卵管は、
するすると彼女の中に吸い込まれていく。
そう、少女にとっては、資源の制約などない。
苗床の器など、ここらには掃いて捨てるほど転がっているのだ。
時間の制約もない。
だから、全てを奴隷に任せたりせずに――――
女王である自分自身が、じっくりと侵略を愉しむことができるのだ。
――――だから、慌てることはない。
少女は自分にそう言い聞かせると、しばしの間、その気だるい余韻の中に微睡むことを決めた。
――――ああ、この国は何て『平和』なのだろう――――
そんなことをぼんやりと思いながら、少女は束の間の白昼夢に、意識を委ねた。
89 Happily Ever After - 9/9 sage 2011/06/15(水) 22:07:56.69 ID:2+oFbw1+
・・・分母を9にしたはいいが8までしかなかった。
すいません。以上です。
お星様?いいえヒトデです
46 35 sage 2011/06/12(日) 07:27:19.56 ID:hZ14oV+h
寄生されて陵辱され(てはないけど)超人的な能力を得たヒロイン
行ってたやつ投下しまーす
47 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:32:40.11 ID:hZ14oV+h
地球では毎日、何体もの未確認生物が発見されている。
もしかしたら君達のすぐ近くにもいるかれもしない。
今回話すのはその未確認生物と人間の温かな?物語である。
ある島国の山道に少女が倒れていた。
少し前のことである、少女は友達とハイキングに来ていた。
いつも学校帰りに見る山道を、いつか友達と探検しようと思ってからの企画である。
そして今日、その山道を進んで山頂あたりについた少女は、
ふざけていたのか1人沢に足を滑らせ、そのまま山を転げ落ちたのだ。
そして体をいろいろな所にぶつけては下の山道で止まった。
痛い…
全身に走る激痛に悲鳴を上げたかった。
だが出ない。
なんだろう、呼吸が止まってるんじゃ…
いやそれだけならまだ良いかも。
なんか目しか動かせないし…
だんだん目の前が暗くなってきた…
ああ、私死ぬんだ…
ごめんね、お父さんお母さん…そして法子…。
…………………やだっ!こんなとこで死にたくないよっ!!
やだ真っ暗にならないでっ! あああ………あ……。
48 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:36:55.90 ID:hZ14oV+h
同時刻、月面に着陸している船のような物から。
その船のような物には、色々な色をした歩くヒトデがいた。
周りには機械的な物が立ち並び、人間のように生活してる有機生命体のようだ。
そこで、ある1体の青いヒトデが金属パネルの前にいた。
そしてその近くには、透明なカプセルに入ったもう1体の赤いヒトデがいる。
金属パネルを軽快にタッチしだした青いヒトデが、最後に一際大きい出っ張りを押すと、
カプセルに入っていた赤いヒトデが姿を消していく。
すると船から棒状の光る物が、高速で地球の方向に飛んで行き姿を消した。
どうやらその機械は転送装置のようで、カプセルに入っていた赤いヒトデを地球へ送ったようだ。
49 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:39:09.05 ID:hZ14oV+h
地球のある山道に降り立ったそのヒトデはまず辺りを見回す。
そして安全だったの確認したのか、山道を人間のように歩いて進んだ。
ヒトデはある物を見つけた。
自分より数十倍大きい熱を持った生物を。
だがその生物の温度が急激に下がっていくこと把握する。
するとヒトデは何を思ったのか、その生物の着ている服と肌の間に入り込んでいき全身を調べる。
唯一自分が入れそうな穴を見つけたヒトデは、その生物の産道と思われる所からをゆっくりと侵入してゆく。
そしてもっと奥へ、もっと奥へと進んだヒトデは、空間を見つけるとその壁にへばりつき、
全身から謎の液体を出しながら、壁と同化していった。
50 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:41:41.24 ID:hZ14oV+h
「あ……あう……、う、うーん……。」
ふぁ~…よく寝た…。
あれ? 私どうしてここにいるんだっけ? ていうかここどこ?
うーん、ぜんぜん思い出せない…。
でもこの格好は……、
そうだ! 私友達とハイキングに来て……あれ、どうなったんだっけ?
「おーい!! 恭子おおおぉ!!」
「恭子ちゃーん!!」
あれ、みんなの声が上から聞こえる。
「おーい!! 私はここだよー!!!」
「恭子っ! おい大丈夫か!!」
「恭子ちゃん大丈夫!?」
「え? 私が……何かあったの?」
「覚えてないのかよ! お前さっき山から転げ落ちたんだぞ。」
「ええっ!?」
「そうよ恭子ちゃん。すごい落ち方で心配したん……あれ? 傷1つ…ない?」
え? あ、確かに。
服がぼろぼろであっちこっち裂けて肌が見えるけど、何ともない。
「全然傷くもないや、あはは…はは…。」
「いいから帰って1度病院で見てもらえよ。
お前ほんとすげー落ち方したんだぞ。」
「そうよ。落ちた事を覚えていないのもおかしいわ。」
「そ、そうだよね。あはは…、分かりました…。」
51 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:43:58.80 ID:hZ14oV+h
こうして私達は、ハイキング(探検)を中止して病院に向かった。
しかしその帰る途中、私は今までに感じたことのない感覚にとらわれた。
「…………」「…………」「……………」
私の前に古河沙がいて、後ろには美野里ちゃんがいる。
2人とも黙ったまんまだ。
あーあ、何やってんだろ私。
私が立てた企画だったのに自分から潰すなんて…。
こうなりゃあとで2人には美味しいケーキをご馳走するしかない。
お母さんもこんな姿見たら絶対心配して怒るんだろうなー。
ふぇ~……
んー………何かー……古河沙ちゃんの後姿見てるとー……
なんだか……とっても……
美味しそう…
52 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:46:38.25 ID:hZ14oV+h
え?って何考えてんだ私は!!
美味しそうに感じるのって食べるのか!食べるつもりなのか!
べ、別にお腹なんか空いてないんだからね!
ただ素直に美味しそうって思ったんだから!
だから何で美味しそうって感じる!?
や、やばい…。早く病院で見てもらわなきゃ…。
しかし病院で検査してもらったところ、なーんにも異常はなかった。
だけど私は病院で検査してもらった女医さんも美味しそうに見えてしまった。
でもお腹が空いて美味しそうに感じるわけじゃない。
なんだろこうもっと別な甘美なような~エロチックのような~。
もちろんこのことは女医さんには話さなかった。
頭がおかしくなったと思われたくないからである。
直に病院に行った私達なので、私の親には古河沙達が電話してくれたのか
迎えに来てくれていた。
案の定、お父さんには怒られ、お母さんには大泣きされてしまった。
私が誘ったことなので、2人の友人には怒りの矛先はなく、
逆に助けてくれたことを両親は感謝しまくっていた。
それからは、2人を家まで送り私達家族も家に帰ったのだった。
53 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:50:03.38 ID:hZ14oV+h
「お姉ちゃんもバカだよねー。」
「うるちゃい!うるちゃい!うるちゃい!」
「中学生にもなって山道を探検とか、小学生の私でもしないよー。」
「うるさーーーーーい!!!
大体なんであんたはそんな可愛げがないんだあああー!」
「お、おねえひゃん(ちゃん)がようひ(幼稚)すぎなんひゃ(だ)よおおおお!!」
「そんにゃ(な)事をゆふ(言う)口はこにょ(の)口かぁ!」
「うぎぎぎぃ…」
妹とほっぺをつねりあっている私達は周りから見ればバカ姉妹だろう。
だけど私にとってはかけがえのない大事な家族だ。
あの山で落ちたことは覚えてないけど、もし私が仮にも死んだとして、
こんなふざけあいがもうできなかったのだと思うと、急に悲しい気持ちなった。
54 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:52:17.14 ID:hZ14oV+h
「な、なんで泣くのよ。そんなに強くつねってないでしょ。」
「う、うるしゃーい。うへ、えへへへ♪」
「うわ、気持ち悪! 今度は急に笑い出した。」
「うふ、ふふふふ…♪」
生きててよかった。そんな嬉しい気持ちが笑いとなって出てくる。
その時だ。
急に私の心にまたあのおかしな気持ちが沸いてきた。
「アハハ♪ なんだろ、すっごく気持ちが良い♪
のりこぉー、あんた美味しそう。」
「はぁ?」
「すっごく美味しそう♪」
「どした、山から落ちてとうとう頭までおかしくなっちゃった?」
「え、あ、ごめんごめん。
ちょっとふざけただけ♪」
「はぁー、まじ鳥肌立ったわ。」
なんだろ今の…。
あんなこと言うつもりなんてなかったのに。
ただ法子を美味しそうだと思ったのは確か。
しかし声に出るなんて…
やっぱ頭打っておかしくなってしまったのかなあたし。
まあいいや。寝ればもしかしたら治るかも。
55 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:54:29.87 ID:hZ14oV+h
「それじゃあお休みー、法子ー。」
「はいはい、お休みお休み。」
自分の部屋に戻った私は、いつものようにベッドで横になると漫画を手に取り、
眠くなるまで読み続けた。
そうしているうちにようやく眠くなった私は、電気を消して布団を顔にうずめた。
私は夢を見ていた。
月にヒトデの形をした人形ぐらい大きさの自分がいて、
それが地球に降り立つ夢。
地球に降り立った私は、まず自分の住む場所兼、乗り物とする生物を探していた。
そして私より何倍も大きい生物が倒れているのを発見する。
その生物の中に入りやすい穴を見つけた私は、自分の体液を出して入りやすくする。
そして奥深くまで行くと、空洞がありその内壁にくっついた。
その生物の体とリンクした私はその生物になり、次に視点が変わると
その生物の顔は馴染みのある……わたしの…かお…
「!?」
バサッ!
な、何今の夢!?
倒れていた少女はどうみても私だった。
もしかして倒れていた時に私の中にそのヒトデが……
56 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:57:37.65 ID:hZ14oV+h
「あはは……、そんなことあるわけ…」
(それがあるんですよねー。)
「きゃあっ!!!」
突然、私の頭の中から女性の声が聞こえた。
(わ、ど、どうか落ち着いてください。)
「な、何!?……」
(期待以上の驚き方をしてくれるのは嬉しいのですが、
少しだけ私の話を聞いていただきたいのです。
あとこの地域の言語はこれでよかったのでしょうか?)
「…………………」
(あのー?)
「は?へ? あ、はい! にゃ、にゃんでしょうか!?」
(ああ、よかった~。やっと言葉が通じた。
それでは話しますね。
私はあなた方が呼んでいる月という星からやって来たスターサファイアと申します。
あとあなた方が呼んでいる宇宙人ということになりますね。
と、ここまでは理解できたでしょうか?)
「は、はあ……」
57 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 08:00:57.38 ID:hZ14oV+h
(その受け応えはこの地域で言うと曖昧、つまりあまり理解出来てないという事ですか?」
「い、いえ!!理解はしてるんですけど、突然頭に声が聞こえるし、宇宙人宣言にびっくりして…」
(あーなるほどー。私に驚愕して曖昧な受け応えになってしまったのですね。この地域の地球人は驚愕すると曖昧に……っと。
では理解してくれてるということで続けますねー。
今回、私がこの第3惑星、あなた達が呼んでいる地球に派遣された目的はですねー、
この星に無許可で立ち入った宇宙人がいるんです。
それはもちろん私の事じゃありませんよ?
その無許可で立ち入った宇宙人を保護、あるいは武力行使といった形で捕まえるために今回やって来ました。
ここまでは理解できましたか?)
「は、はい。何とか。」
(それでは続けます。
私達の種族というのはとても弱い生物でして、いつも他の星で生活するためには、
その星の環境に適応している生き物の体を借りるしかないのです。
しかし借りてばかりでは不公平なので、こちらも相応の力をお貸します。
そして今回、私がお借りしている体はあなたなのです。
はい。では反応をどうぞ。)
「……あ、え、あ……ええええええええええ!!!!
ちょっ、な、何であたしなんですかぁ!?」
58 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 08:04:17.55 ID:hZ14oV+h
(はい。良い反応ありがとうございます。
どうしてあなただったか。それはですねー、
えー、たまたまです。
ほんとたまたま。
この地域に許可なく入星した宇宙人がいて、そして私がやってきた。
降りた近くにたまたまあなたがいただけです。
でもあなたの生命反応が消えかかっていたので、
私の力で延命させていただきました。
もちろん外惑星の生き物の保護も仕事としているわけで、
あ、全ての生き物を助けられるわけじゃありませんけどね。
では反論どうぞ。)
「……………」
(はい、反論ないということですね。それでは続け…)
「ちょっと待ってください!」
(はい、何でしょうか?)
「スターサファイアさんが私を助けてくれたことは事実で、
今私の中にいるってことも分かりました。
だからなんですけど、まだ私、スターサファイアさんにありがとうって言ってないんです。
だから言わせてください。
私を助けてくれて…ありがとうございます。」
(ああ、お礼の言葉ですね。
この仕事で働いている者にとっては感謝されることが一番嬉しいです。
ありがたくそのお気持ちだけいただきます。
それでは話を続けてもよろしいでしょうか?)
「はい、お願いします。」
59 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 08:10:01.49 ID:hZ14oV+h
それからスターさんから色々な話を聞いた。
スターさん達は人間が生まれる前からいたこと。
スターさんの他にも同じ種族の方達がいて、いろんな星や国で働いていること。
その仕事はこの宇宙に存在する星々を管理して、許可のない宇宙人を入星させないこと。
入星させてしまった時は、その星の生き物の体を借りて宇宙人をとっ捕まえるらしい。
他にもスターさんが私の体に住んでいる代わりとして使わせてくれる力のことなど。
例えば私をひどい怪我から救った治癒力とか。
(それでは何か質問はありますか?)
「えーと、私は昨日まで女性を美味しそうなんて思ったことがなかったんですけど…
もしかしてスターさんが私の中に入ったことと関係が?」
(あー、それは説明するのを忘れていました。
私達の仕事の成功率を上げるためには、私達が直に攻撃に受けない事が前提です。
つまりその生き物の住処として安全な場所に私達は生活します。
もしその生き物が生命活動に支障きたす事があったとしても、
私達さえ生きていればまたその生き物を蘇生できますしね。
ということで人間の1番安全な場所、女性なら子宮、男性なら膀胱にあたります。
60 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 08:15:24.96 ID:hZ14oV+h
そして私達も生物なので栄養を取らないといけません、
一時的ですが恭子さんの子宮から体液を貰っています。
私達が大きな力を使えばその分、子宮から多量の体液を貰わないといけません。
しかし子宮から生成される体液が少ないと、私達の体が直接その人間の脳に命令します。
同じ種族の体液を摂取しろと。
私が恭子さんを蘇生するために使った力=その分の足りない体液を補うために、
私の体が恭子さんの脳に、他の人間の女性の体液を美味しそうに感じろと命令したんでしょう。
そこが少し問題がありまして、私も自分の体を制御することはできません。
人間と同じように私も空腹になれば栄養を摂取するために体が勝手に反応するのです。
簡単に言えば私の空腹と、恭子さんの美味しそうに感じる感覚がリンクしてるということですね。)
「つまりスターさんが力を使うか、自分がスターさんの力を借りて使った時、
もしスターさんにあげる私の体液が少なかった時は、他の女性の体液が欲しくなると。」
(そうです。)
「それって相手の血とかですか?」
61 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 08:18:03.27 ID:hZ14oV+h
(まあ血液でもいいのですが、私はもうあなたの子宮と同化してしまったので、
できればより酷似した体液を頂きたいです。正確に言うと膣分泌液ですね。
他にも人間の男性から生成される精液というのもいいです。
血液や他の体液ですと私の栄養として変換するのに時間かかるのであまりおすすめしません。)
「な、なるほど…、何か膣分泌液とか精液とか私にはまだ早い言葉かな、あはは…。」
(大丈夫です。私は人間の歴史も記憶しているので、
まだ恭子さんが学ばれていないことを、情報として直接脳に送ることもできます。
つまり交尾の仕方、人間の間で呼ばれているSEXというものですね。)
「あは……あはは…。」
(あら?恭子さんの心拍数と脈拍の速度が上がったのですが…………、
ああ、これは羞恥という感情ですか。
失礼いたしました。私も人間の感情を読み取ることは出来るのですが、
その配慮するといった行為がまだ不完全なもので。)
62 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 08:20:10.38 ID:hZ14oV+h
「アハハ……、だ、大丈夫です…。
私、これでも保健の勉強とかはしたんでー。」
私はその時妄想していた。
もしまた古河沙や美野里ちゃんの前で美味しそうな感覚に襲われてしまったら…、
私、我慢できるかな……。
あんなことやこんなことを古河沙達に…。
「いやあ!! 恭子の変態っ!!!」
「恭子ちゃんっ!やめてぇ!!」
「ウヘヘ、2人ともすっごく美味しそうだよー。
ちょっとじっとしててね。すぐ済むからぁ。」
アハ、アハハハ………。
(あ、あのー、恭子さーん?)
こうして夜は更けていき、私とスターさんの奇妙な生活が始まった。
寄生されて陵辱され(てはないけど)超人的な能力を得たヒロイン
行ってたやつ投下しまーす
47 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:32:40.11 ID:hZ14oV+h
地球では毎日、何体もの未確認生物が発見されている。
もしかしたら君達のすぐ近くにもいるかれもしない。
今回話すのはその未確認生物と人間の温かな?物語である。
ある島国の山道に少女が倒れていた。
少し前のことである、少女は友達とハイキングに来ていた。
いつも学校帰りに見る山道を、いつか友達と探検しようと思ってからの企画である。
そして今日、その山道を進んで山頂あたりについた少女は、
ふざけていたのか1人沢に足を滑らせ、そのまま山を転げ落ちたのだ。
そして体をいろいろな所にぶつけては下の山道で止まった。
痛い…
全身に走る激痛に悲鳴を上げたかった。
だが出ない。
なんだろう、呼吸が止まってるんじゃ…
いやそれだけならまだ良いかも。
なんか目しか動かせないし…
だんだん目の前が暗くなってきた…
ああ、私死ぬんだ…
ごめんね、お父さんお母さん…そして法子…。
…………………やだっ!こんなとこで死にたくないよっ!!
やだ真っ暗にならないでっ! あああ………あ……。
48 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:36:55.90 ID:hZ14oV+h
同時刻、月面に着陸している船のような物から。
その船のような物には、色々な色をした歩くヒトデがいた。
周りには機械的な物が立ち並び、人間のように生活してる有機生命体のようだ。
そこで、ある1体の青いヒトデが金属パネルの前にいた。
そしてその近くには、透明なカプセルに入ったもう1体の赤いヒトデがいる。
金属パネルを軽快にタッチしだした青いヒトデが、最後に一際大きい出っ張りを押すと、
カプセルに入っていた赤いヒトデが姿を消していく。
すると船から棒状の光る物が、高速で地球の方向に飛んで行き姿を消した。
どうやらその機械は転送装置のようで、カプセルに入っていた赤いヒトデを地球へ送ったようだ。
49 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:39:09.05 ID:hZ14oV+h
地球のある山道に降り立ったそのヒトデはまず辺りを見回す。
そして安全だったの確認したのか、山道を人間のように歩いて進んだ。
ヒトデはある物を見つけた。
自分より数十倍大きい熱を持った生物を。
だがその生物の温度が急激に下がっていくこと把握する。
するとヒトデは何を思ったのか、その生物の着ている服と肌の間に入り込んでいき全身を調べる。
唯一自分が入れそうな穴を見つけたヒトデは、その生物の産道と思われる所からをゆっくりと侵入してゆく。
そしてもっと奥へ、もっと奥へと進んだヒトデは、空間を見つけるとその壁にへばりつき、
全身から謎の液体を出しながら、壁と同化していった。
50 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:41:41.24 ID:hZ14oV+h
「あ……あう……、う、うーん……。」
ふぁ~…よく寝た…。
あれ? 私どうしてここにいるんだっけ? ていうかここどこ?
うーん、ぜんぜん思い出せない…。
でもこの格好は……、
そうだ! 私友達とハイキングに来て……あれ、どうなったんだっけ?
「おーい!! 恭子おおおぉ!!」
「恭子ちゃーん!!」
あれ、みんなの声が上から聞こえる。
「おーい!! 私はここだよー!!!」
「恭子っ! おい大丈夫か!!」
「恭子ちゃん大丈夫!?」
「え? 私が……何かあったの?」
「覚えてないのかよ! お前さっき山から転げ落ちたんだぞ。」
「ええっ!?」
「そうよ恭子ちゃん。すごい落ち方で心配したん……あれ? 傷1つ…ない?」
え? あ、確かに。
服がぼろぼろであっちこっち裂けて肌が見えるけど、何ともない。
「全然傷くもないや、あはは…はは…。」
「いいから帰って1度病院で見てもらえよ。
お前ほんとすげー落ち方したんだぞ。」
「そうよ。落ちた事を覚えていないのもおかしいわ。」
「そ、そうだよね。あはは…、分かりました…。」
51 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:43:58.80 ID:hZ14oV+h
こうして私達は、ハイキング(探検)を中止して病院に向かった。
しかしその帰る途中、私は今までに感じたことのない感覚にとらわれた。
「…………」「…………」「……………」
私の前に古河沙がいて、後ろには美野里ちゃんがいる。
2人とも黙ったまんまだ。
あーあ、何やってんだろ私。
私が立てた企画だったのに自分から潰すなんて…。
こうなりゃあとで2人には美味しいケーキをご馳走するしかない。
お母さんもこんな姿見たら絶対心配して怒るんだろうなー。
ふぇ~……
んー………何かー……古河沙ちゃんの後姿見てるとー……
なんだか……とっても……
美味しそう…
52 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:46:38.25 ID:hZ14oV+h
え?って何考えてんだ私は!!
美味しそうに感じるのって食べるのか!食べるつもりなのか!
べ、別にお腹なんか空いてないんだからね!
ただ素直に美味しそうって思ったんだから!
だから何で美味しそうって感じる!?
や、やばい…。早く病院で見てもらわなきゃ…。
しかし病院で検査してもらったところ、なーんにも異常はなかった。
だけど私は病院で検査してもらった女医さんも美味しそうに見えてしまった。
でもお腹が空いて美味しそうに感じるわけじゃない。
なんだろこうもっと別な甘美なような~エロチックのような~。
もちろんこのことは女医さんには話さなかった。
頭がおかしくなったと思われたくないからである。
直に病院に行った私達なので、私の親には古河沙達が電話してくれたのか
迎えに来てくれていた。
案の定、お父さんには怒られ、お母さんには大泣きされてしまった。
私が誘ったことなので、2人の友人には怒りの矛先はなく、
逆に助けてくれたことを両親は感謝しまくっていた。
それからは、2人を家まで送り私達家族も家に帰ったのだった。
53 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:50:03.38 ID:hZ14oV+h
「お姉ちゃんもバカだよねー。」
「うるちゃい!うるちゃい!うるちゃい!」
「中学生にもなって山道を探検とか、小学生の私でもしないよー。」
「うるさーーーーーい!!!
大体なんであんたはそんな可愛げがないんだあああー!」
「お、おねえひゃん(ちゃん)がようひ(幼稚)すぎなんひゃ(だ)よおおおお!!」
「そんにゃ(な)事をゆふ(言う)口はこにょ(の)口かぁ!」
「うぎぎぎぃ…」
妹とほっぺをつねりあっている私達は周りから見ればバカ姉妹だろう。
だけど私にとってはかけがえのない大事な家族だ。
あの山で落ちたことは覚えてないけど、もし私が仮にも死んだとして、
こんなふざけあいがもうできなかったのだと思うと、急に悲しい気持ちなった。
54 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:52:17.14 ID:hZ14oV+h
「な、なんで泣くのよ。そんなに強くつねってないでしょ。」
「う、うるしゃーい。うへ、えへへへ♪」
「うわ、気持ち悪! 今度は急に笑い出した。」
「うふ、ふふふふ…♪」
生きててよかった。そんな嬉しい気持ちが笑いとなって出てくる。
その時だ。
急に私の心にまたあのおかしな気持ちが沸いてきた。
「アハハ♪ なんだろ、すっごく気持ちが良い♪
のりこぉー、あんた美味しそう。」
「はぁ?」
「すっごく美味しそう♪」
「どした、山から落ちてとうとう頭までおかしくなっちゃった?」
「え、あ、ごめんごめん。
ちょっとふざけただけ♪」
「はぁー、まじ鳥肌立ったわ。」
なんだろ今の…。
あんなこと言うつもりなんてなかったのに。
ただ法子を美味しそうだと思ったのは確か。
しかし声に出るなんて…
やっぱ頭打っておかしくなってしまったのかなあたし。
まあいいや。寝ればもしかしたら治るかも。
55 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:54:29.87 ID:hZ14oV+h
「それじゃあお休みー、法子ー。」
「はいはい、お休みお休み。」
自分の部屋に戻った私は、いつものようにベッドで横になると漫画を手に取り、
眠くなるまで読み続けた。
そうしているうちにようやく眠くなった私は、電気を消して布団を顔にうずめた。
私は夢を見ていた。
月にヒトデの形をした人形ぐらい大きさの自分がいて、
それが地球に降り立つ夢。
地球に降り立った私は、まず自分の住む場所兼、乗り物とする生物を探していた。
そして私より何倍も大きい生物が倒れているのを発見する。
その生物の中に入りやすい穴を見つけた私は、自分の体液を出して入りやすくする。
そして奥深くまで行くと、空洞がありその内壁にくっついた。
その生物の体とリンクした私はその生物になり、次に視点が変わると
その生物の顔は馴染みのある……わたしの…かお…
「!?」
バサッ!
な、何今の夢!?
倒れていた少女はどうみても私だった。
もしかして倒れていた時に私の中にそのヒトデが……
56 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 07:57:37.65 ID:hZ14oV+h
「あはは……、そんなことあるわけ…」
(それがあるんですよねー。)
「きゃあっ!!!」
突然、私の頭の中から女性の声が聞こえた。
(わ、ど、どうか落ち着いてください。)
「な、何!?……」
(期待以上の驚き方をしてくれるのは嬉しいのですが、
少しだけ私の話を聞いていただきたいのです。
あとこの地域の言語はこれでよかったのでしょうか?)
「…………………」
(あのー?)
「は?へ? あ、はい! にゃ、にゃんでしょうか!?」
(ああ、よかった~。やっと言葉が通じた。
それでは話しますね。
私はあなた方が呼んでいる月という星からやって来たスターサファイアと申します。
あとあなた方が呼んでいる宇宙人ということになりますね。
と、ここまでは理解できたでしょうか?)
「は、はあ……」
57 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 08:00:57.38 ID:hZ14oV+h
(その受け応えはこの地域で言うと曖昧、つまりあまり理解出来てないという事ですか?」
「い、いえ!!理解はしてるんですけど、突然頭に声が聞こえるし、宇宙人宣言にびっくりして…」
(あーなるほどー。私に驚愕して曖昧な受け応えになってしまったのですね。この地域の地球人は驚愕すると曖昧に……っと。
では理解してくれてるということで続けますねー。
今回、私がこの第3惑星、あなた達が呼んでいる地球に派遣された目的はですねー、
この星に無許可で立ち入った宇宙人がいるんです。
それはもちろん私の事じゃありませんよ?
その無許可で立ち入った宇宙人を保護、あるいは武力行使といった形で捕まえるために今回やって来ました。
ここまでは理解できましたか?)
「は、はい。何とか。」
(それでは続けます。
私達の種族というのはとても弱い生物でして、いつも他の星で生活するためには、
その星の環境に適応している生き物の体を借りるしかないのです。
しかし借りてばかりでは不公平なので、こちらも相応の力をお貸します。
そして今回、私がお借りしている体はあなたなのです。
はい。では反応をどうぞ。)
「……あ、え、あ……ええええええええええ!!!!
ちょっ、な、何であたしなんですかぁ!?」
58 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 08:04:17.55 ID:hZ14oV+h
(はい。良い反応ありがとうございます。
どうしてあなただったか。それはですねー、
えー、たまたまです。
ほんとたまたま。
この地域に許可なく入星した宇宙人がいて、そして私がやってきた。
降りた近くにたまたまあなたがいただけです。
でもあなたの生命反応が消えかかっていたので、
私の力で延命させていただきました。
もちろん外惑星の生き物の保護も仕事としているわけで、
あ、全ての生き物を助けられるわけじゃありませんけどね。
では反論どうぞ。)
「……………」
(はい、反論ないということですね。それでは続け…)
「ちょっと待ってください!」
(はい、何でしょうか?)
「スターサファイアさんが私を助けてくれたことは事実で、
今私の中にいるってことも分かりました。
だからなんですけど、まだ私、スターサファイアさんにありがとうって言ってないんです。
だから言わせてください。
私を助けてくれて…ありがとうございます。」
(ああ、お礼の言葉ですね。
この仕事で働いている者にとっては感謝されることが一番嬉しいです。
ありがたくそのお気持ちだけいただきます。
それでは話を続けてもよろしいでしょうか?)
「はい、お願いします。」
59 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 08:10:01.49 ID:hZ14oV+h
それからスターさんから色々な話を聞いた。
スターさん達は人間が生まれる前からいたこと。
スターさんの他にも同じ種族の方達がいて、いろんな星や国で働いていること。
その仕事はこの宇宙に存在する星々を管理して、許可のない宇宙人を入星させないこと。
入星させてしまった時は、その星の生き物の体を借りて宇宙人をとっ捕まえるらしい。
他にもスターさんが私の体に住んでいる代わりとして使わせてくれる力のことなど。
例えば私をひどい怪我から救った治癒力とか。
(それでは何か質問はありますか?)
「えーと、私は昨日まで女性を美味しそうなんて思ったことがなかったんですけど…
もしかしてスターさんが私の中に入ったことと関係が?」
(あー、それは説明するのを忘れていました。
私達の仕事の成功率を上げるためには、私達が直に攻撃に受けない事が前提です。
つまりその生き物の住処として安全な場所に私達は生活します。
もしその生き物が生命活動に支障きたす事があったとしても、
私達さえ生きていればまたその生き物を蘇生できますしね。
ということで人間の1番安全な場所、女性なら子宮、男性なら膀胱にあたります。
60 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 08:15:24.96 ID:hZ14oV+h
そして私達も生物なので栄養を取らないといけません、
一時的ですが恭子さんの子宮から体液を貰っています。
私達が大きな力を使えばその分、子宮から多量の体液を貰わないといけません。
しかし子宮から生成される体液が少ないと、私達の体が直接その人間の脳に命令します。
同じ種族の体液を摂取しろと。
私が恭子さんを蘇生するために使った力=その分の足りない体液を補うために、
私の体が恭子さんの脳に、他の人間の女性の体液を美味しそうに感じろと命令したんでしょう。
そこが少し問題がありまして、私も自分の体を制御することはできません。
人間と同じように私も空腹になれば栄養を摂取するために体が勝手に反応するのです。
簡単に言えば私の空腹と、恭子さんの美味しそうに感じる感覚がリンクしてるということですね。)
「つまりスターさんが力を使うか、自分がスターさんの力を借りて使った時、
もしスターさんにあげる私の体液が少なかった時は、他の女性の体液が欲しくなると。」
(そうです。)
「それって相手の血とかですか?」
61 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 08:18:03.27 ID:hZ14oV+h
(まあ血液でもいいのですが、私はもうあなたの子宮と同化してしまったので、
できればより酷似した体液を頂きたいです。正確に言うと膣分泌液ですね。
他にも人間の男性から生成される精液というのもいいです。
血液や他の体液ですと私の栄養として変換するのに時間かかるのであまりおすすめしません。)
「な、なるほど…、何か膣分泌液とか精液とか私にはまだ早い言葉かな、あはは…。」
(大丈夫です。私は人間の歴史も記憶しているので、
まだ恭子さんが学ばれていないことを、情報として直接脳に送ることもできます。
つまり交尾の仕方、人間の間で呼ばれているSEXというものですね。)
「あは……あはは…。」
(あら?恭子さんの心拍数と脈拍の速度が上がったのですが…………、
ああ、これは羞恥という感情ですか。
失礼いたしました。私も人間の感情を読み取ることは出来るのですが、
その配慮するといった行為がまだ不完全なもので。)
62 お星様?いいえヒトデです sage 2011/06/12(日) 08:20:10.38 ID:hZ14oV+h
「アハハ……、だ、大丈夫です…。
私、これでも保健の勉強とかはしたんでー。」
私はその時妄想していた。
もしまた古河沙や美野里ちゃんの前で美味しそうな感覚に襲われてしまったら…、
私、我慢できるかな……。
あんなことやこんなことを古河沙達に…。
「いやあ!! 恭子の変態っ!!!」
「恭子ちゃんっ!やめてぇ!!」
「ウヘヘ、2人ともすっごく美味しそうだよー。
ちょっとじっとしててね。すぐ済むからぁ。」
アハ、アハハハ………。
(あ、あのー、恭子さーん?)
こうして夜は更けていき、私とスターさんの奇妙な生活が始まった。
埋めSS 『筒』
969 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:02:07.42 ID:vLTYCban
……目を覚ますと、不思議な空間の中にその少女はいた。
辺りは薄暗く、少女の視界はぼやけていた。
人工的な空間なのか、地面には凹凸が全くない。
水平な床は、巨大なコンパスで描いたような歪みのない円形に切り取られており、
そこから垂直に、高さ数十メートルの絶壁が聳えていた。
少女が頭上を見上げると、そこには円形に区切られた空があった。
吸い込まれそうな漆黒の巨大円の中心に、煌々と満月が輝いていた。
気が遠くなるほどの距離に存在するというそれが、
少女に与えられた唯一の光源のようだった。
970 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:07:08.96 ID:vLTYCban
……少女は、この空間の中で、独りだった。
少女には、ここが何処で、何故自分がこんな奇妙な場所にいるのか分からなかったし、
それを知る術も無いようだった。
少女の記憶は欠落し、目を覚ます前の情報だけが、不自然に断絶していた。
それでも何故か、少女は極めて冷静で、恐怖心は欠片も感じていなかった。
……あまりの事態に、感情が麻痺してしまったのだろうか。
そんな考えを巡らせていた少女の首筋に、突然、生暖かい感触が走った。
971 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:11:15.04 ID:vLTYCban
……雨だろうか。
翳りのない月光を湛える空から落ちてきたそれを、
何気なく拭った少女の掌には、
赤黒い、肉色の芋虫がこびりついていた。
少女が周りを見渡すと、まるでにわか雨が降り出したかのように、
ぴちゃぴちゃ、軽快な音を奏でながら、
円形の床が、その芋虫の色で一色に塗り潰されていくところだった。
972 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:14:48.04 ID:vLTYCban
少女のあげた悲痛な叫び声は、小雨から土砂降りへと変わった天候の所為で、
虚しくも掻き消されてしまう。
逃げ場を失った少女の頭上から、大量の芋虫がびちびち蠢きながら降り注ぎ、覆い尽くしていった。
……いつしか、少女の両足は地面を離れ、全身は粘ついた真っ赤な流体の水面に浮かんでいた。
少女は、内側も外側も、――あらゆる意味で、既に芋虫で一杯だった。
少女は思う。
……愛しい。
全身をずっと、この子たちの温もりに浸していたい。
この子たちの為なら、何だってできるし、してあげたい。
973 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:18:03.44 ID:vLTYCban
……美味しい。
口の中を埋め尽くして蠢く、極上の甘露と、
鼻孔をひくつかせてやまない、馨しい香り。
食道から胃が、全て満たされることによる幸福を、ずっと感じていたい。
……気持ちいい。
股座の二つの穴で、無数のこの子たちが暴れる官能。
数秒おきに訪れる絶頂で収縮する穴が、この子たちを擦り潰し、
それによって滲み出た芳醇なエキスを啜りあげる、恍惚。
974 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:22:14.94 ID:vLTYCban
そこに、降り注ぐ無数の芋虫に嫌悪を示していたあの少女はどこにもいない。
少女は芋虫の虜であり、芋虫と共にある生を誓った、芋虫そのものであった。
――だがその段階すら、少女にとっては最早過去形にすぎない。
何故なら、その時既に、彼女は巨大な美しい翅を羽ばたかせる、
一匹の蝶に変わっていたのだから。
『……ああ、気がつけば、あんなに遠かった月面が、こんなにも近い。』
もし、哀れな誰かが……、
抜け殻になった筒の底から、夜空を見上げたなら、
綺麗な銀の正円の上に妖艶な影が滑るのは、いくらかの慰みに、……なるのだろうか。
……目を覚ますと、不思議な空間の中にその少女はいた。
辺りは薄暗く、少女の視界はぼやけていた。
人工的な空間なのか、地面には凹凸が全くない。
水平な床は、巨大なコンパスで描いたような歪みのない円形に切り取られており、
そこから垂直に、高さ数十メートルの絶壁が聳えていた。
少女が頭上を見上げると、そこには円形に区切られた空があった。
吸い込まれそうな漆黒の巨大円の中心に、煌々と満月が輝いていた。
気が遠くなるほどの距離に存在するというそれが、
少女に与えられた唯一の光源のようだった。
970 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:07:08.96 ID:vLTYCban
……少女は、この空間の中で、独りだった。
少女には、ここが何処で、何故自分がこんな奇妙な場所にいるのか分からなかったし、
それを知る術も無いようだった。
少女の記憶は欠落し、目を覚ます前の情報だけが、不自然に断絶していた。
それでも何故か、少女は極めて冷静で、恐怖心は欠片も感じていなかった。
……あまりの事態に、感情が麻痺してしまったのだろうか。
そんな考えを巡らせていた少女の首筋に、突然、生暖かい感触が走った。
971 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:11:15.04 ID:vLTYCban
……雨だろうか。
翳りのない月光を湛える空から落ちてきたそれを、
何気なく拭った少女の掌には、
赤黒い、肉色の芋虫がこびりついていた。
少女が周りを見渡すと、まるでにわか雨が降り出したかのように、
ぴちゃぴちゃ、軽快な音を奏でながら、
円形の床が、その芋虫の色で一色に塗り潰されていくところだった。
972 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:14:48.04 ID:vLTYCban
少女のあげた悲痛な叫び声は、小雨から土砂降りへと変わった天候の所為で、
虚しくも掻き消されてしまう。
逃げ場を失った少女の頭上から、大量の芋虫がびちびち蠢きながら降り注ぎ、覆い尽くしていった。
……いつしか、少女の両足は地面を離れ、全身は粘ついた真っ赤な流体の水面に浮かんでいた。
少女は、内側も外側も、――あらゆる意味で、既に芋虫で一杯だった。
少女は思う。
……愛しい。
全身をずっと、この子たちの温もりに浸していたい。
この子たちの為なら、何だってできるし、してあげたい。
973 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:18:03.44 ID:vLTYCban
……美味しい。
口の中を埋め尽くして蠢く、極上の甘露と、
鼻孔をひくつかせてやまない、馨しい香り。
食道から胃が、全て満たされることによる幸福を、ずっと感じていたい。
……気持ちいい。
股座の二つの穴で、無数のこの子たちが暴れる官能。
数秒おきに訪れる絶頂で収縮する穴が、この子たちを擦り潰し、
それによって滲み出た芳醇なエキスを啜りあげる、恍惚。
974 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:22:14.94 ID:vLTYCban
そこに、降り注ぐ無数の芋虫に嫌悪を示していたあの少女はどこにもいない。
少女は芋虫の虜であり、芋虫と共にある生を誓った、芋虫そのものであった。
――だがその段階すら、少女にとっては最早過去形にすぎない。
何故なら、その時既に、彼女は巨大な美しい翅を羽ばたかせる、
一匹の蝶に変わっていたのだから。
『……ああ、気がつけば、あんなに遠かった月面が、こんなにも近い。』
もし、哀れな誰かが……、
抜け殻になった筒の底から、夜空を見上げたなら、
綺麗な銀の正円の上に妖艶な影が滑るのは、いくらかの慰みに、……なるのだろうか。