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埋めSS 『筒』
969 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:02:07.42 ID:vLTYCban
……目を覚ますと、不思議な空間の中にその少女はいた。
辺りは薄暗く、少女の視界はぼやけていた。
人工的な空間なのか、地面には凹凸が全くない。
水平な床は、巨大なコンパスで描いたような歪みのない円形に切り取られており、
そこから垂直に、高さ数十メートルの絶壁が聳えていた。
少女が頭上を見上げると、そこには円形に区切られた空があった。
吸い込まれそうな漆黒の巨大円の中心に、煌々と満月が輝いていた。
気が遠くなるほどの距離に存在するというそれが、
少女に与えられた唯一の光源のようだった。
970 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:07:08.96 ID:vLTYCban
……少女は、この空間の中で、独りだった。
少女には、ここが何処で、何故自分がこんな奇妙な場所にいるのか分からなかったし、
それを知る術も無いようだった。
少女の記憶は欠落し、目を覚ます前の情報だけが、不自然に断絶していた。
それでも何故か、少女は極めて冷静で、恐怖心は欠片も感じていなかった。
……あまりの事態に、感情が麻痺してしまったのだろうか。
そんな考えを巡らせていた少女の首筋に、突然、生暖かい感触が走った。
971 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:11:15.04 ID:vLTYCban
……雨だろうか。
翳りのない月光を湛える空から落ちてきたそれを、
何気なく拭った少女の掌には、
赤黒い、肉色の芋虫がこびりついていた。
少女が周りを見渡すと、まるでにわか雨が降り出したかのように、
ぴちゃぴちゃ、軽快な音を奏でながら、
円形の床が、その芋虫の色で一色に塗り潰されていくところだった。
972 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:14:48.04 ID:vLTYCban
少女のあげた悲痛な叫び声は、小雨から土砂降りへと変わった天候の所為で、
虚しくも掻き消されてしまう。
逃げ場を失った少女の頭上から、大量の芋虫がびちびち蠢きながら降り注ぎ、覆い尽くしていった。
……いつしか、少女の両足は地面を離れ、全身は粘ついた真っ赤な流体の水面に浮かんでいた。
少女は、内側も外側も、――あらゆる意味で、既に芋虫で一杯だった。
少女は思う。
……愛しい。
全身をずっと、この子たちの温もりに浸していたい。
この子たちの為なら、何だってできるし、してあげたい。
973 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:18:03.44 ID:vLTYCban
……美味しい。
口の中を埋め尽くして蠢く、極上の甘露と、
鼻孔をひくつかせてやまない、馨しい香り。
食道から胃が、全て満たされることによる幸福を、ずっと感じていたい。
……気持ちいい。
股座の二つの穴で、無数のこの子たちが暴れる官能。
数秒おきに訪れる絶頂で収縮する穴が、この子たちを擦り潰し、
それによって滲み出た芳醇なエキスを啜りあげる、恍惚。
974 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:22:14.94 ID:vLTYCban
そこに、降り注ぐ無数の芋虫に嫌悪を示していたあの少女はどこにもいない。
少女は芋虫の虜であり、芋虫と共にある生を誓った、芋虫そのものであった。
――だがその段階すら、少女にとっては最早過去形にすぎない。
何故なら、その時既に、彼女は巨大な美しい翅を羽ばたかせる、
一匹の蝶に変わっていたのだから。
『……ああ、気がつけば、あんなに遠かった月面が、こんなにも近い。』
もし、哀れな誰かが……、
抜け殻になった筒の底から、夜空を見上げたなら、
綺麗な銀の正円の上に妖艶な影が滑るのは、いくらかの慰みに、……なるのだろうか。
……目を覚ますと、不思議な空間の中にその少女はいた。
辺りは薄暗く、少女の視界はぼやけていた。
人工的な空間なのか、地面には凹凸が全くない。
水平な床は、巨大なコンパスで描いたような歪みのない円形に切り取られており、
そこから垂直に、高さ数十メートルの絶壁が聳えていた。
少女が頭上を見上げると、そこには円形に区切られた空があった。
吸い込まれそうな漆黒の巨大円の中心に、煌々と満月が輝いていた。
気が遠くなるほどの距離に存在するというそれが、
少女に与えられた唯一の光源のようだった。
970 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:07:08.96 ID:vLTYCban
……少女は、この空間の中で、独りだった。
少女には、ここが何処で、何故自分がこんな奇妙な場所にいるのか分からなかったし、
それを知る術も無いようだった。
少女の記憶は欠落し、目を覚ます前の情報だけが、不自然に断絶していた。
それでも何故か、少女は極めて冷静で、恐怖心は欠片も感じていなかった。
……あまりの事態に、感情が麻痺してしまったのだろうか。
そんな考えを巡らせていた少女の首筋に、突然、生暖かい感触が走った。
971 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:11:15.04 ID:vLTYCban
……雨だろうか。
翳りのない月光を湛える空から落ちてきたそれを、
何気なく拭った少女の掌には、
赤黒い、肉色の芋虫がこびりついていた。
少女が周りを見渡すと、まるでにわか雨が降り出したかのように、
ぴちゃぴちゃ、軽快な音を奏でながら、
円形の床が、その芋虫の色で一色に塗り潰されていくところだった。
972 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:14:48.04 ID:vLTYCban
少女のあげた悲痛な叫び声は、小雨から土砂降りへと変わった天候の所為で、
虚しくも掻き消されてしまう。
逃げ場を失った少女の頭上から、大量の芋虫がびちびち蠢きながら降り注ぎ、覆い尽くしていった。
……いつしか、少女の両足は地面を離れ、全身は粘ついた真っ赤な流体の水面に浮かんでいた。
少女は、内側も外側も、――あらゆる意味で、既に芋虫で一杯だった。
少女は思う。
……愛しい。
全身をずっと、この子たちの温もりに浸していたい。
この子たちの為なら、何だってできるし、してあげたい。
973 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:18:03.44 ID:vLTYCban
……美味しい。
口の中を埋め尽くして蠢く、極上の甘露と、
鼻孔をひくつかせてやまない、馨しい香り。
食道から胃が、全て満たされることによる幸福を、ずっと感じていたい。
……気持ちいい。
股座の二つの穴で、無数のこの子たちが暴れる官能。
数秒おきに訪れる絶頂で収縮する穴が、この子たちを擦り潰し、
それによって滲み出た芳醇なエキスを啜りあげる、恍惚。
974 埋めSS 『筒』 sage 2011/06/06(月) 23:22:14.94 ID:vLTYCban
そこに、降り注ぐ無数の芋虫に嫌悪を示していたあの少女はどこにもいない。
少女は芋虫の虜であり、芋虫と共にある生を誓った、芋虫そのものであった。
――だがその段階すら、少女にとっては最早過去形にすぎない。
何故なら、その時既に、彼女は巨大な美しい翅を羽ばたかせる、
一匹の蝶に変わっていたのだから。
『……ああ、気がつけば、あんなに遠かった月面が、こんなにも近い。』
もし、哀れな誰かが……、
抜け殻になった筒の底から、夜空を見上げたなら、
綺麗な銀の正円の上に妖艶な影が滑るのは、いくらかの慰みに、……なるのだろうか。
日常から生まれる脅威の、尤もたる堕落と蔓延 設定
日常から生まれる脅威の、尤もたる堕落と蔓延
設定
鈴
主人公。
一般的な○学生。
だったが、とあるショッピングモールでイベント景品をもらったことから一転。
邪淫教団なる宗教の幹部、大淫婦へと洗脳・改造されてしまう。
口や秘所で、サイズや太さを自在に調整して触手を生成できる。
その触手からは人間を「信者」にできる精液を出すことが出来る。
また口の触手から人間の脳内へ卵を植え付けると、その人間は性蟲となる。
最初は○学生らしい言葉使いだったが、淫邪神の洗礼を受けてからは口調も大人びた。
大淫婦になってから猥語への抵抗が完全になくなったため、
平気な顔をして「まんこ」だの「ちんぽ」だの口にするようになった。
本人の最も好きな言葉は「まんこ」。
姉二人と両親と暮らすが、父親はあまり帰宅しない(マグロ漁船だと思って下さい)。
大淫婦・ヴァギナ
鈴が邪淫婦ネイリィの手により洗脳・改造され、生まれた邪悪な淫魔。
青い肌に豊満なボディを誇り、全身に無数の触手や淫蟲を這わせている。
その体表は常に毒液(人間で言う所の愛液)で覆われており、
この愛液すら自在に操るために物理的な攻撃はほぼ受け付けない。
更に、身体の至る所に毒腺を備えており、ここから毒液を分泌する。
自らの意志で気体状態での分泌も可能であり、これを用いて催淫ガスも生成できる。
零
鈴の友達。
やはり一般的な○学生。
だったが、鈴によって邪淫教団の信者へと洗脳・改造される。
本人曰く、鈴の精液を子宮いっぱいに注がれた時はとても幸せだったそうだ。
信者にされてからは鈴の言う事は全て服従するようになった。
鈴と同じく、信者となった時から人間ではなくなった。
妹と両親と暮らすが、本作中では両親は忙しいため不在がち。
綺麗な花を愛する。
信者・零
鈴により洗脳・改造を受けた零の真の姿。
植物を愛する心は植物による愛欲へと変化してしまった。
その結果、まるでアルラウネのような姿を取る。
全身は緑色に染まり、植物の葉のような触手をまとう。
黒い花が数カ所についており、そこからは高濃度の催淫ガスが噴出される。
彼女の愛液は原液そのものであり、これを口にすることは廃人となることを意味する。
信者となった零は主に学校の授業中にオナニーをすることで催淫ガスをまき散らし、
授業後の休み時間に自らの種を植え付けることで新たな信者を生み出す。
邪淫婦・ネイリィ
邪淫教団の最高幹部。
いつ教団の存在となったかは不明。
鈴はその姿を「女怪人さん」と表現している。
鈴を大淫婦としたのは彼女であり、その狙いは「才能があるっぽいから」だそうだ。
零へ「堅苦しいのは無しで」と言うほど軽いノリである。
ただ、その存在自体が邪悪・淫乱の権化であるため、遭遇すること自体が堕落へと直結する。
淫邪神
エロ神。
ただのエロ神で自分らだけで楽しむならともかく、人間全部を犯そうとしている。
口調は女性で、見た目も女性らしいがその身体はふたなり。
このため彼女の中で洗礼を受けた零は、その精子と卵子を与えられた。
いずれは人間の世界へ君臨し、エロだけが存在する世界を作るのが夢。
用語
@邪淫教団
淫邪神を神として崇拝する邪教団。
エロこそ全てであり、禁欲は大罪とされる。
その信者となることは人間を辞めることと同義であり、
信者となった者は邪悪な淫魔そのものになることとも言える。
@邪淫婦
邪淫教団の最高幹部で、ネイリィのみその階級に立つ。
全ての大淫婦を統率し、自由に淫邪神に謁見できる。
その力を全て解放した場合、わずか5秒で半径500kmの人間を淫らな獣に出来る。
しかしそれをしないのは謎である。
@大淫婦
邪淫教団の幹部であり、教団には複数名存在する。
元々人間だった者が教団に洗脳・改造され、その中でも才能のある者や経験を積んだ者が立つ階級。
信者のはるか上位に位置するため、もちろん人間を辞めている。
それどころか信者など比較にならないほどの協力な淫魔となっており、
事前準備なしに女性の秘所へ腕を突っ込んでも痛みを与えなかったり出来る。
その体液は人間にとって毒であり、特に秘所から溢れるものは触れただけで中毒となる。
一応は「愛液」と言っているものの、本来は愛液という名所ではなく瘴液と呼ばれる。
(作中では毒液とか愛液という表現を使ってます)
また瘴液を用いて魔方陣を描くと、そこには邪淫教団の本部へのゲートが出来る。
ただし教団の信者、つまり人間をやめた者しか通ることは出来ない。
@性蟲
大淫婦・ヴァギナによって生み出された卵を植え付けられた人間のなれの果て。
男の精液を吸うことで成長し、最後は性蟲となる。
幼虫期は常時発情、行為に及ぶ時のみ触手生成を行える。
成虫になると大淫婦にのみ通じる精神波を身につけ、大淫婦から直接命令を受けたりもする。
もちろん人間ではないため、邪淫教団本部ゲートを通過出来る。
その身体は常に淫臭を放っており、密室に同室してしまうと確実に発情してしまう。
口から糸を吐いたり触手を吐いたり、秘所から僕を大量に生み出したり。
爪から毒を分泌するわ身体のサイズを調整して他人に寄生するわで大変。
あまりに無数の能力を持つため、教団の便利屋としても知られる。
大淫婦によってのみ作られ、その命令によって仲間を増やす。
2章 設定
鈴(=大淫婦ヴァギナ)
邪淫教団の大淫婦として完全に染まった鈴。
今回は美沙の学校へと手を伸ばし、その学園長を淫魔せしめた。
淫魔は大淫婦の使い魔のような存在である。
鈴は学園長に性蟲と信者の育成を命じ、美沙の学校を離れた。
美沙(性蟲)
鈴の手により性蟲を寄生させられ、そのまま性蟲に身体と心を乗っ取られた美沙。
鈴の命令により学校の貯水槽でオナニーをし、卵の含まれる愛液「卵液」を
大量に貯水槽の水に溶かし込んだ。
全ての行動は鈴のためであり、鈴のためなら何でもするように思考を作り替えられている。
性蟲となった自らの能力を用い、自分の身体を無数に分割して学校中の蛇口へ潜伏した。
奈緒の前に現れた美沙はそのうちの1体に過ぎず、学園には未だ大量の美沙が潜んでいる。
学園が邪淫教団の手に堕ちてからはそのほとんどが鈴と行動を共にしているようだ。
あらゆる地域において美沙の姿は発見されるが、その地域はほどなく邪淫教団の物となった。
黒髪、胸あたりまでのロングヘア。健康的な小麦色の肌。(人間擬態時)
奈緒
美沙のクラスメイト。
いつも通り登校してきたが、運悪く踏切が開かずに遅刻気味になってしまった。
しかし逆にこれは運が良かった。
彼女に機転を利かせるだけの頭があれば、今回の事件から脱出できたのだ。
だが彼女はそれほどの能力は無かった。
結果として美沙の手により性蟲を無数に寄生させられ、美沙と同じように身体と心を奪われてしまった。
黒髪ショートヘア。色白、眼鏡をかけている。
朋子(学園長)
40歳にしては非常に若く見えるが、男性経験は一切無く処女である。
これは肉体だけではなく精神も対象であり、性についての知識も少ない。
若くして亡くなった両親から学園を引き継いだが、その性格から生徒からは人気だったそうだ。
しかしその日常は、唐突に現れた鈴によってあっけない終焉を迎えた。
朋子は鈴、もとい大淫婦ヴァギナによって淫魔ネリルへと生まれ変わらされたのだ。
人間に擬態している時の朋子は、もはや40歳という年齢を全く感じさせない。
邪淫教団の力は人間の年齢を含む、全てを作り替えてしまったのだ。
薄く茶色に染めたショートヘア。色白。
淫魔ネリル
朋子が邪淫教団の僕となった姿。
人間だった頃は性知識の乏しい女性であったが、鈴に洗脳・改造された時に全て仕込まれた。
とても人間時代の様子を感じさせぬ口調・仕草で人間を惑わし、誘惑する。
鈴に命じられて邪淫教団の信者育成機関として学園を再スタートさせる。
洗濯板・まな板を思わせる胸の大きさだったが、淫魔となってそれは爆発した。
金髪ロングヘア、青い肌。
頭にはねじれた2本の角を持ち、尻からは自在に動かせる尻尾を生やす。
扇情的で露出度抜群の服を好む。
設定
鈴
主人公。
一般的な○学生。
だったが、とあるショッピングモールでイベント景品をもらったことから一転。
邪淫教団なる宗教の幹部、大淫婦へと洗脳・改造されてしまう。
口や秘所で、サイズや太さを自在に調整して触手を生成できる。
その触手からは人間を「信者」にできる精液を出すことが出来る。
また口の触手から人間の脳内へ卵を植え付けると、その人間は性蟲となる。
最初は○学生らしい言葉使いだったが、淫邪神の洗礼を受けてからは口調も大人びた。
大淫婦になってから猥語への抵抗が完全になくなったため、
平気な顔をして「まんこ」だの「ちんぽ」だの口にするようになった。
本人の最も好きな言葉は「まんこ」。
姉二人と両親と暮らすが、父親はあまり帰宅しない(マグロ漁船だと思って下さい)。
大淫婦・ヴァギナ
鈴が邪淫婦ネイリィの手により洗脳・改造され、生まれた邪悪な淫魔。
青い肌に豊満なボディを誇り、全身に無数の触手や淫蟲を這わせている。
その体表は常に毒液(人間で言う所の愛液)で覆われており、
この愛液すら自在に操るために物理的な攻撃はほぼ受け付けない。
更に、身体の至る所に毒腺を備えており、ここから毒液を分泌する。
自らの意志で気体状態での分泌も可能であり、これを用いて催淫ガスも生成できる。
零
鈴の友達。
やはり一般的な○学生。
だったが、鈴によって邪淫教団の信者へと洗脳・改造される。
本人曰く、鈴の精液を子宮いっぱいに注がれた時はとても幸せだったそうだ。
信者にされてからは鈴の言う事は全て服従するようになった。
鈴と同じく、信者となった時から人間ではなくなった。
妹と両親と暮らすが、本作中では両親は忙しいため不在がち。
綺麗な花を愛する。
信者・零
鈴により洗脳・改造を受けた零の真の姿。
植物を愛する心は植物による愛欲へと変化してしまった。
その結果、まるでアルラウネのような姿を取る。
全身は緑色に染まり、植物の葉のような触手をまとう。
黒い花が数カ所についており、そこからは高濃度の催淫ガスが噴出される。
彼女の愛液は原液そのものであり、これを口にすることは廃人となることを意味する。
信者となった零は主に学校の授業中にオナニーをすることで催淫ガスをまき散らし、
授業後の休み時間に自らの種を植え付けることで新たな信者を生み出す。
邪淫婦・ネイリィ
邪淫教団の最高幹部。
いつ教団の存在となったかは不明。
鈴はその姿を「女怪人さん」と表現している。
鈴を大淫婦としたのは彼女であり、その狙いは「才能があるっぽいから」だそうだ。
零へ「堅苦しいのは無しで」と言うほど軽いノリである。
ただ、その存在自体が邪悪・淫乱の権化であるため、遭遇すること自体が堕落へと直結する。
淫邪神
エロ神。
ただのエロ神で自分らだけで楽しむならともかく、人間全部を犯そうとしている。
口調は女性で、見た目も女性らしいがその身体はふたなり。
このため彼女の中で洗礼を受けた零は、その精子と卵子を与えられた。
いずれは人間の世界へ君臨し、エロだけが存在する世界を作るのが夢。
用語
@邪淫教団
淫邪神を神として崇拝する邪教団。
エロこそ全てであり、禁欲は大罪とされる。
その信者となることは人間を辞めることと同義であり、
信者となった者は邪悪な淫魔そのものになることとも言える。
@邪淫婦
邪淫教団の最高幹部で、ネイリィのみその階級に立つ。
全ての大淫婦を統率し、自由に淫邪神に謁見できる。
その力を全て解放した場合、わずか5秒で半径500kmの人間を淫らな獣に出来る。
しかしそれをしないのは謎である。
@大淫婦
邪淫教団の幹部であり、教団には複数名存在する。
元々人間だった者が教団に洗脳・改造され、その中でも才能のある者や経験を積んだ者が立つ階級。
信者のはるか上位に位置するため、もちろん人間を辞めている。
それどころか信者など比較にならないほどの協力な淫魔となっており、
事前準備なしに女性の秘所へ腕を突っ込んでも痛みを与えなかったり出来る。
その体液は人間にとって毒であり、特に秘所から溢れるものは触れただけで中毒となる。
一応は「愛液」と言っているものの、本来は愛液という名所ではなく瘴液と呼ばれる。
(作中では毒液とか愛液という表現を使ってます)
また瘴液を用いて魔方陣を描くと、そこには邪淫教団の本部へのゲートが出来る。
ただし教団の信者、つまり人間をやめた者しか通ることは出来ない。
@性蟲
大淫婦・ヴァギナによって生み出された卵を植え付けられた人間のなれの果て。
男の精液を吸うことで成長し、最後は性蟲となる。
幼虫期は常時発情、行為に及ぶ時のみ触手生成を行える。
成虫になると大淫婦にのみ通じる精神波を身につけ、大淫婦から直接命令を受けたりもする。
もちろん人間ではないため、邪淫教団本部ゲートを通過出来る。
その身体は常に淫臭を放っており、密室に同室してしまうと確実に発情してしまう。
口から糸を吐いたり触手を吐いたり、秘所から僕を大量に生み出したり。
爪から毒を分泌するわ身体のサイズを調整して他人に寄生するわで大変。
あまりに無数の能力を持つため、教団の便利屋としても知られる。
大淫婦によってのみ作られ、その命令によって仲間を増やす。
2章 設定
鈴(=大淫婦ヴァギナ)
邪淫教団の大淫婦として完全に染まった鈴。
今回は美沙の学校へと手を伸ばし、その学園長を淫魔せしめた。
淫魔は大淫婦の使い魔のような存在である。
鈴は学園長に性蟲と信者の育成を命じ、美沙の学校を離れた。
美沙(性蟲)
鈴の手により性蟲を寄生させられ、そのまま性蟲に身体と心を乗っ取られた美沙。
鈴の命令により学校の貯水槽でオナニーをし、卵の含まれる愛液「卵液」を
大量に貯水槽の水に溶かし込んだ。
全ての行動は鈴のためであり、鈴のためなら何でもするように思考を作り替えられている。
性蟲となった自らの能力を用い、自分の身体を無数に分割して学校中の蛇口へ潜伏した。
奈緒の前に現れた美沙はそのうちの1体に過ぎず、学園には未だ大量の美沙が潜んでいる。
学園が邪淫教団の手に堕ちてからはそのほとんどが鈴と行動を共にしているようだ。
あらゆる地域において美沙の姿は発見されるが、その地域はほどなく邪淫教団の物となった。
黒髪、胸あたりまでのロングヘア。健康的な小麦色の肌。(人間擬態時)
奈緒
美沙のクラスメイト。
いつも通り登校してきたが、運悪く踏切が開かずに遅刻気味になってしまった。
しかし逆にこれは運が良かった。
彼女に機転を利かせるだけの頭があれば、今回の事件から脱出できたのだ。
だが彼女はそれほどの能力は無かった。
結果として美沙の手により性蟲を無数に寄生させられ、美沙と同じように身体と心を奪われてしまった。
黒髪ショートヘア。色白、眼鏡をかけている。
朋子(学園長)
40歳にしては非常に若く見えるが、男性経験は一切無く処女である。
これは肉体だけではなく精神も対象であり、性についての知識も少ない。
若くして亡くなった両親から学園を引き継いだが、その性格から生徒からは人気だったそうだ。
しかしその日常は、唐突に現れた鈴によってあっけない終焉を迎えた。
朋子は鈴、もとい大淫婦ヴァギナによって淫魔ネリルへと生まれ変わらされたのだ。
人間に擬態している時の朋子は、もはや40歳という年齢を全く感じさせない。
邪淫教団の力は人間の年齢を含む、全てを作り替えてしまったのだ。
薄く茶色に染めたショートヘア。色白。
淫魔ネリル
朋子が邪淫教団の僕となった姿。
人間だった頃は性知識の乏しい女性であったが、鈴に洗脳・改造された時に全て仕込まれた。
とても人間時代の様子を感じさせぬ口調・仕草で人間を惑わし、誘惑する。
鈴に命じられて邪淫教団の信者育成機関として学園を再スタートさせる。
洗濯板・まな板を思わせる胸の大きさだったが、淫魔となってそれは爆発した。
金髪ロングヘア、青い肌。
頭にはねじれた2本の角を持ち、尻からは自在に動かせる尻尾を生やす。
扇情的で露出度抜群の服を好む。
日常から生まれる脅威の、尤もたる堕落と蔓延 2章
第2章
美沙の学校まであと10分。
そんな距離の場所を鈴と美沙は歩いていた。
道中電車やバスを必要としなかったのは人類にとって都合の悪い結果となった。
なぜならば、二人が密閉空間にいればその周囲の人間は淫らに堕ちるからだ。
瞬く間に異常を察知され、邪淫教団の存在自体が明るみになっていたかもしれない。
・・・一つの学園に魔の手が伸びる。
「・・・」
「あ、ここ?」
美沙が足を止めると、そこには大きい建物。
「美沙お姉ちゃん、まだ我慢できる?」
意地悪な笑みを浮かべながら美沙に聞いた。
首を振る美沙。
「そっか、そうだよねぇ・・・。じゃあ早速」
鈴は美沙の手を持つと、あろうことか軽々と持ち上げて投げてしまった。
「よろしくー」
もはや鈴は人間ではない。
自らの姉を片手で持ち上げ、校舎の屋上へ投げ込むことぐら造作もなかった。
そして登校してきた周囲の生徒は全く反応を示さない。
鈴と美沙の存在を認識できていないのだ。
かくして、この瞬間からこの学園の淫劇は始まるのだった・・・
「さーて、まずは学園長先生に挨拶しなきゃね~」
鈴は校舎へと姿を消した。
産みたい。
あたしのかわいい子供、産みたい。
たくさん産みたい。
みんなに寄生させてあげたい。
「んんあ」
あたしは股間から上ってくる、痺れるような快感に耐える。
「貯水槽、どれぇ」
屋上に降り立ってからそれを探している。
あたしがオナニーして、貯水槽の中にたっぷりと愛液を入れるんだ。
本当は愛液なんて言い方は良くないけど・・・
性蟲の卵がたっぷりと含まれた、卵液って言う方が良い。
「・・・あった」
『貯水槽』とでかでかと書かれたタンクみたいなのを見つけた。
「・・・?」
開け方がわからない。
これがフタ?
とりあえずフタは壊しちゃっていいよね。
どーせ卵液オナニーして混ぜちゃえば、みんな水なんかいらないんだし。
「んっ・・・」
あたしの考えに呼応してまんこから触手が生えてくる。
「もっとぶっとい・・・の」
言うと触手は脈打ち、どんどん太くなっていく。
「あはぁ・・・太いの、出た。出ちゃったぁ」
触手を生み出すとエッチな気分になるんだけど、やっぱり気持ちいいんだよね。
鈴には・・・、おっと。
妹は大淫婦なんだ。
呼び捨てはマズイわね。
大淫婦ヴァギナ様には感謝しなくっちゃ。
「ここに引っかけてー」
まんこに力を入れる。
バギッ、という音がしてフタが取れた。
「あは・・・」
触手からフタを外し、貯水槽の中へダイブ。
人間だったら冷たかっただろうなー・・・
今のあたしは身体を粘液が覆ってるから、全然平気平気。
「さって・・・オナニー」
服の擬態を解くと、さっき触手を生み出したまんこが丸見えになる。
不思議だよね。
だって昨日まで何人も男を食べたのに。
あたしのまんこは未使用みたいに綺麗なんだよ~
「手を触手にしてっと、んひゃあああ」
両手を触手にしてまんこをぐりぐりする。
これが気持ちいいんだ・・・
性蟲になったからこそ味わえるんだよ。
「あ、あ、イク。いっちゃう。あああっ!!」
ごぼっ、と貯水槽の水の中から音がする。
「はぁ・・・いいよう・・・」
目を下ろすとあたしのまんこから黒い液体が出てきていた。
これをみんなが飲むと思うと・・・
「た、たまんない。あたしも寄生しちゃおう」
あたしは身体を小さくしながら貯水槽の水へ大量の卵液をまき散らす。
そして底にある穴から子供達と一緒に蛇口へと流れていった。
「お姉ちゃん・・・ちゃんと卵を産んだみたいね。よしよし」
美沙から精神波を受けた私は、我慢できなくなって一緒に水道へ入ったことも理解した。
さて私はというと・・・
「失礼しまーす」
ドアをノックして部屋に入る。
ふふふ・・・ここは学園長先生の部屋。
この学園を邪淫教団の信者養成機関にしてもらわないとね。
「おはようございまーす」
「あら? 可愛いお客さんじゃない」
学園長先生は私を見ると微笑んだ。
そりゃそうよねぇ、今の見た目は無邪気な○学生だから。
でも私はもう人間じゃない。
邪淫教団の幹部、大淫婦ヴァギナという本当の姿がある。
「どうしたのかしら。ここはもう少し大きくなってから来る学校よ?」
「うーんと・・・実は学園長先生にお話があって来たんです」
「お話? あらそうなの・・・でももうすぐ朝礼なのよねぇ」
困った表情の学園長先生。
大丈夫、すぐ終わるから。
「ごめんなさい。すぐ終わるから聞いて欲しいんです」
私はしょんぼりした表情を浮かべて学園長先生へ歩み寄る。
「じゃあ少しだけね?」
「はい」
部屋に入ってからは触手をまんこから生み出しておいた。
これでドアを目張りしておけば、外にも声は漏れない。
準備は万端ってとこかしらねー
「あのね」
「うん」
「先生。この学園を・・・」
言いながら背中で触手を生成し、床を這わせる。
そして口調を変えた。
「私たち邪淫教団の物にするから」
同時に触手を学園長先生の口に突っ込んでしまう。
「もがっ」
「きゃはははは・・・」
うまくいった。
簡単すぎる。
人間はこれだから単純よねぇ・・・
「ざぁんねん。私は人間じゃなぁいの」
邪悪な笑いを作り教える。
「私は邪淫教団の大淫婦、ヴァギナ。人間を堕落させ、支配する者よ」
「んっ、もががっ」
その言葉に学園長先生は驚いたらしく、目を見開く。
「まぁそういうわけなんで・・・、学園長先生にはこの学園を管理する淫魔になってもらうわね」
まんこから別な触手を出し、その先端を開く。
中から黒い八面体が出てきた。
「これは淫魔になるための種ってとこかしら。入れると淫邪神様の僕として生まれ変われるの」
「・・・!!」
もはや抵抗は無駄と判断したようで、触手を突っ込まれた口から声は聞こえなくなっていた。
「大丈夫。淫魔になっちゃえば、何をすればいいかは全部わかるから」
私は黒い八面体を手に取る。
「これを胸に植え付けるの」
触手を操り、学園長先生の服を破る。
「・・・? あらぁ・・・貧相な身体」
うーん、正直幻滅かしら・・・。
学園長先生の身体、胸ぺったんこだし、腰のくびれも・・・あんまり。
「うん。あー、学園長先生セックスしたことないんだ? それで40歳とか・・・」
口に突っ込んだ触手を通して学園長先生の脳から情報を読み取る。
「正直、ありえなーい・・・わよねぇ。うふふふふ・・・」
「・・・」
目の前の少女に好きなようにされ、おまけに自分の性歴を知られた。
さぞかしショックでしょうねー・・・
でも、ここからが肝心。
「でも先生? 私は身体は○学生だけど、邪淫教団の大淫婦になって変わったんだよ」
私は服に擬態させていた表面の毒液を操り、全裸に戻る。
「見ててね・・・はぁ・・・う・・・」
ほんと、大淫婦ヴァギナの姿に戻るのは気持ちいいの・・・
いつでも声を出しちゃう。
綺麗な身体よね、私・・・
「・・・!?」
学園長先生の目の色が変わった。
「見ててね・・・はぁ・・・う・・・」
な、何なのこの子・・・一体何者なの・・・
私を拘束したと思ったら、あろうことか私が処女であることまで・・・
「・・・!?」
色が・・・変わっていく?
この子の身体が変わっていく?
何が起きるというの・・・?
目の前の少女は喘ぎ声と共に身体を変化させていく。
身長は伸び、私と同じほどの高さに。
胸を膨らみ、乳首がピンと立つ。
大きい。
F・・・、いやGくらいかしら。
肌も青っぽくなって人間じゃなくなっていく。
腰や肩に筒みたいな・・・、触手という方がいいのかしら。
そしてぐじゅぐじゅと音を立て、あそこ・・・股間から触手が出てくる。
それが身体にまとわりつくと、目の前の魔物は口を開いた。
「くふふふ・・・」
確かに目の前にいたのは少女だったはず。
でも今、ここいるのは魔物・・・?
「どうかしら、私のボディ。大淫婦に犯されるなんて名誉なのよ?
それどころか真の姿を拝めるだけでもね。ありがたく思いなさい」
そ、そうなのかしら。
でもこれって、もしかして。
もしかしたら、とくs
「特撮なわけないじゃない」
読まれた!?
考えてることを読まれた・・・?
「そりゃ読めるわよ。さっきから言ってるでしょ。学園長先生は処女で、40歳」
言われてみれば・・・
「私は人間から精気を搾り取れるからね。人間の事なんかどうとでも出来るわ」
お、恐ろしい子・・・!
「何を今更・・・それに、どーせあなたもその『恐ろしい子』になるのよ」
目の前の魔物は私に手を伸ばし、あの黒い八面体を私の胸に押しつけた。
「さ、種をあげる。お前はここで人間を辞め、邪淫教団の淫魔になる」
胸に暖かい感じが広がった。
あの八面体が埋め込まれたのね・・・。
「気分はどう?」
どうって・・・胸が温かいだけよ。
「そう。それなら大丈夫。適性は十分ってことだから」
て、適性は十分!?
じゃあ私は
「言うまでもないじゃない。立派な淫魔になれるってことよ」
それを聞いた瞬間、股間がッ?
「あははは・・・、ほら。犯してあげる。私の精液を注いであげるよ!」
やだ、やめて!
私はいずれ訪れる、理想の人に
「だったら私がその理想の人だわ! お前の処女を奪い、お前の全てを奪う」
ぷちっ、という音が身体の中に響いた。
「くはははは、ほーら。処女膜やーぶれっ」
そんな・・・
「感謝しなさい? 普通は処女膜破られると痛がるものなのよ」
え、そうなの・・・?
そういうものなの?
「本当に何も知らないのね。いいわぁ・・・ウブな女が人間を堕落させる淫魔になるなんて」
魔物が身体を震わせてる。
喜んでるの?
「ゾクゾクするじゃなぁい」
その言葉と同時に触手が股間の奥深くに進んできたのを感じた。
いま触手はどこにいるのかしら・・・。
変なことして欲しくないわ。
「触手はいま子宮にいるの。赤ちゃん作るとこ」
え、それは良くないんじゃ・・・
「人間にとっては良くないわね、極めて。仮にここで私が触手を抜いてもお前は二度と孕めない」
そんな!
私には理想の人と結婚して、幸せな家庭を作る夢があるのに!
「人間を辞めればそんな夢は潰れるわ。そして置き換わる。淫邪神様の世界を作るという夢にね」
あっ、触手が動いてる!?
「さぁ、触手はいま卵巣に到達したわ。ここで精液を出すと、すぐに溢れて子宮まで満タンになる」
一体どうなるというの・・・
「簡単なことよ。私の触手ザーメンは人間の卵子を見つけると吸収して、変化させちゃうのよ。
それは子宮を通して全身に回って・・・体液を全部同じものに変えちゃう」
それってつまり、血液が精子になるってこと?
「精子とは違う。卵子でもない。淫邪神様の体液になるということよ。そうなってしまったら最後。
脳みそまでザーメン漬けになっちゃうから、人間としての考え方なんか全部消えちゃうってわけ。
代わりに邪淫教団の淫魔として一人前の頭になれるって寸法ね」
・・・。
ショックで言葉が出ない。
口はふさがれてるから、正しくは考えが出ない。
「ふふふふ・・・さ、味わいなさい。大淫婦ヴァギナ様の射精をね!」
青い魔物は身体を弓なりに少し、そらせた。
同時に私の胎内に、びゅうううううー・・・っと何かが注がれる感触がする。
昔見た性教育ビデオでは、男性はそんな風に射精することは無いって・・・
「まぁだそんなこと言ってるの? 私は人間じゃないのよ。人間の常識なんか通じない!」
言われて、ようやく理解した。
私も目の前の魔物と同じような存在になる・・・ということを。
「そういうこと。さ、たっぷり味わって生まれ変わりなさい」
長い長い射精は、まだまだ続く。
終わらない・・・終わらない。
ずぼっ、という音と共に触手を引き抜く。
そして触手を操り、学園長先生を床に下ろす。
「ふはぁ、出した出したぁ・・・」
大淫婦となってからというもの、まんこ弄るのは気持ちいいと知った。
でも私にはそれと同じくらい好きなことも出来たのよ。
それは触手射精。
まんこいじってオナニーすると身体中気持ちいいんだけど、触手射精は少し違う。
うまく説明できないけど、触手から凄い快楽がビリビリって来て、それが全身に広がる。
全身に広がる直前の所がたまんないのよねぇ~・・・
「う・・・」
「起きなさい」
目の前に横たわる学園長先生に声をかけた。
「・・・」
ゆっくり身体を起こす学園長先生。
胎内で作り出した淫邪神様の体液は馴染んだかな?
「お前はだぁれ?」
「私は大淫婦ヴァギナ様により洗礼をいただいた淫魔。朋子と言います」
邪淫教団では姓は名乗らない。
ちゃんと教育も行き届いてるみたいね。
「お前に邪淫教団の淫魔としての名を与えるわ。お前は淫魔ネイル」
「はい。淫魔ネイル、この場に生まれ落ちたことを感謝致します」
問題無さそうね。
さて・・・
「ネイル。お前にはこの学園を用いた信者育成を命じるわ」
「かしこまりました。元人間の教育者の腕、お楽しみ下さい」
ふふふふ、これでOKね。
次は・・・
教室は、あまりに凄まじい光景だった。
たまたま遅刻気味で登校してきた奈緒は入り口で腰を落としてしまった。
「・・・助けて」
教室には奈緒より早く登校してきた友達がいた。
友達は、全裸になってお互いの股間をいじくり回している。
「何があったというの」
やがて流れてくる少女の淫臭。
奈緒はその甘い香りに顔をしかめる。
「そんな所に座って・・・一緒にしよ?」
教室の中の友達が奈緒の存在に気づいた。
「い、いや・・・!」
「冷たいなぁ。こんなに気持ちいいのに」
その子は手近な別な友達を引っ張り、奈緒の前に連れ出す。
そしてその未成熟な股間に手を這わせるのだ。
「はぁ・・・いいよぉ・・・」
「ね、一緒にしよ?」
「いや!!」
奈緒はなんとか立ち上がり、教室に背を向けた。
が。
「どうしたの?」
「美沙!」
奈緒の目の前には美沙が立っていた。
「良かった、助けて美沙! みんなが変なのよぉ」
「変って? どうしたのよ、ほんと」
「だからぁ! みんながあそこをいじくり回してるの!」
「あぁ、それね。別に変じゃないよ」
「えっ?」
奈緒は美沙に肩を押さえられた。
「だってそれ、あたしがやったんだもん」
「!?」
「気持ち良かったよぉ、屋上の貯水槽でたーっぷりオナニーしてさ」
「美沙、何を言って・・・」
「我慢出来ないからあたしも分裂してあっちこっちの蛇口でスタンバってね」
「・・・」
奈緒は驚きのあまり声が出ない。
「ふふ・・・、奈緒。水、飲んだでしょ」
「えっ?」
「だからぁ、水」
「の、飲んだ。飲んだよ?」
「やっぱりねー・・・だって、奈緒の中にあたしの子がいるのを感じるんだもん」
「・・・?」
「わからないかー。そうだよね。奈緒、人間だもんね」
「わ、わからないよ! 何が起きてるの!?」
「ん? 知らなくていいんだよ。すぐわかるからさ」
そして美沙は奈緒に抱きつく。
「怖がらなくていいの。奈緒もすぐあたしと一緒になるから」
びじゅるっ、という音と共に美沙の股間から紫の触手が現れる。
しかしスカートの中であり、抱きつかれている奈緒には全く見えない。
「さ、あたしの子をもっと注いであげるからね」
「ひあっ!?」
生暖かい感触を奈緒は感じた。
何かが奈緒の秘所に突き刺さっているような、そんな感触――
「ちょっと何して、」
「行くよぉ・・・」
同時に触手が蠕動し始めた。
「いや、やめ、や、あ、あ、・・・」
触手が震えるたびに奈緒はあえぐ。
少しずつ、少しずつその声は小さくなる。
「んっ、んっ、いい、もっと、ちょうだい、」
次にその声は快楽を堪能する声となる。
それを確認しつつ、美沙は触手を深く埋める。
「ふふふ・・・、今ね。奈緒の中にあたしの子供をたっぷり注いでるんだよ。気持ちいいでしょ」
「うん、気持ち、いい、もっと、してぇ、はう」
「その子達は奈緒を作り替える。ヴァギナ様の僕に。あたしと同じ身体に」
どくん、どくんと触手は蠕動し、次々と奈緒を作り替える悪魔を送り込む。
「そろそろ一杯かな?」
奈緒のお腹がふくれてきたところで、美沙は触手を抜いていく。
「あっ・・・」
名残惜しそうな声を上げる奈緒。
「さて奈緒ちゃん。クラスのみんなはどう見える?」
言われて奈緒はクラスへと目を向ける。
たっぷり10秒ほど見つめて、
「気持ちよさそう」
「だよねー。で、どうしたい?」
「みんなとしたい」
「それだけ? 気持ち良くなるだけ?」
「・・・」
ぴくぴくと奈緒のお腹が動いたように見えた。
すぐに奈緒は口を開く。
「みんなが性蟲になったら、みんなで卵を産み付け合う!」
「よく出来ました。じゃあ、いってらっしゃーい」
奈緒は教室へと飛び込んでいった。
こうして一つの学園が邪淫教団の魔手に堕ちた。
しかし学園はどちらかというと閉鎖的な環境にあった。
すなわち異変が起きた事を外部の住民などは全く知らないという事。
鈴と美沙によって作り替えられた学園は、二人がこの地を離れても活動し続けた。
4月に新入生が来れば、ほとんどの生徒は最初の1日で性蟲に寄生される。
そして身体をその週のうちに作り替えられ、性蟲となる。
2週目からは淫魔ネイルとなった学園長、朋子の監視のもとに自らの身体の使い方を学ぶのだ。
触手の作り方や卵の生み方と知識、産んだ卵はどうなるか・・・など。
性蟲育成機関とも言える場所だろう。
一方、性蟲に寄生されなかった生徒は淫魔ネイルにより犯され尽くす。
それは鈴の友達の零と同じ運命をたどることと同じ意味である。
子宮に淫邪神の体液を注ぎ込まれ、信者となった生徒はすぐに学園を離れる。
別な学校へ転入し、そこで新たに信者を増やすのだ。
・・・人々はまだ知らない。
若い人間達が次々と襲われ、人外の魔物として生まれ変わっていることを。
そして数を着々と増やし、他の人間を襲っていくことを。
第2章 完
美沙の学校まであと10分。
そんな距離の場所を鈴と美沙は歩いていた。
道中電車やバスを必要としなかったのは人類にとって都合の悪い結果となった。
なぜならば、二人が密閉空間にいればその周囲の人間は淫らに堕ちるからだ。
瞬く間に異常を察知され、邪淫教団の存在自体が明るみになっていたかもしれない。
・・・一つの学園に魔の手が伸びる。
「・・・」
「あ、ここ?」
美沙が足を止めると、そこには大きい建物。
「美沙お姉ちゃん、まだ我慢できる?」
意地悪な笑みを浮かべながら美沙に聞いた。
首を振る美沙。
「そっか、そうだよねぇ・・・。じゃあ早速」
鈴は美沙の手を持つと、あろうことか軽々と持ち上げて投げてしまった。
「よろしくー」
もはや鈴は人間ではない。
自らの姉を片手で持ち上げ、校舎の屋上へ投げ込むことぐら造作もなかった。
そして登校してきた周囲の生徒は全く反応を示さない。
鈴と美沙の存在を認識できていないのだ。
かくして、この瞬間からこの学園の淫劇は始まるのだった・・・
「さーて、まずは学園長先生に挨拶しなきゃね~」
鈴は校舎へと姿を消した。
産みたい。
あたしのかわいい子供、産みたい。
たくさん産みたい。
みんなに寄生させてあげたい。
「んんあ」
あたしは股間から上ってくる、痺れるような快感に耐える。
「貯水槽、どれぇ」
屋上に降り立ってからそれを探している。
あたしがオナニーして、貯水槽の中にたっぷりと愛液を入れるんだ。
本当は愛液なんて言い方は良くないけど・・・
性蟲の卵がたっぷりと含まれた、卵液って言う方が良い。
「・・・あった」
『貯水槽』とでかでかと書かれたタンクみたいなのを見つけた。
「・・・?」
開け方がわからない。
これがフタ?
とりあえずフタは壊しちゃっていいよね。
どーせ卵液オナニーして混ぜちゃえば、みんな水なんかいらないんだし。
「んっ・・・」
あたしの考えに呼応してまんこから触手が生えてくる。
「もっとぶっとい・・・の」
言うと触手は脈打ち、どんどん太くなっていく。
「あはぁ・・・太いの、出た。出ちゃったぁ」
触手を生み出すとエッチな気分になるんだけど、やっぱり気持ちいいんだよね。
鈴には・・・、おっと。
妹は大淫婦なんだ。
呼び捨てはマズイわね。
大淫婦ヴァギナ様には感謝しなくっちゃ。
「ここに引っかけてー」
まんこに力を入れる。
バギッ、という音がしてフタが取れた。
「あは・・・」
触手からフタを外し、貯水槽の中へダイブ。
人間だったら冷たかっただろうなー・・・
今のあたしは身体を粘液が覆ってるから、全然平気平気。
「さって・・・オナニー」
服の擬態を解くと、さっき触手を生み出したまんこが丸見えになる。
不思議だよね。
だって昨日まで何人も男を食べたのに。
あたしのまんこは未使用みたいに綺麗なんだよ~
「手を触手にしてっと、んひゃあああ」
両手を触手にしてまんこをぐりぐりする。
これが気持ちいいんだ・・・
性蟲になったからこそ味わえるんだよ。
「あ、あ、イク。いっちゃう。あああっ!!」
ごぼっ、と貯水槽の水の中から音がする。
「はぁ・・・いいよう・・・」
目を下ろすとあたしのまんこから黒い液体が出てきていた。
これをみんなが飲むと思うと・・・
「た、たまんない。あたしも寄生しちゃおう」
あたしは身体を小さくしながら貯水槽の水へ大量の卵液をまき散らす。
そして底にある穴から子供達と一緒に蛇口へと流れていった。
「お姉ちゃん・・・ちゃんと卵を産んだみたいね。よしよし」
美沙から精神波を受けた私は、我慢できなくなって一緒に水道へ入ったことも理解した。
さて私はというと・・・
「失礼しまーす」
ドアをノックして部屋に入る。
ふふふ・・・ここは学園長先生の部屋。
この学園を邪淫教団の信者養成機関にしてもらわないとね。
「おはようございまーす」
「あら? 可愛いお客さんじゃない」
学園長先生は私を見ると微笑んだ。
そりゃそうよねぇ、今の見た目は無邪気な○学生だから。
でも私はもう人間じゃない。
邪淫教団の幹部、大淫婦ヴァギナという本当の姿がある。
「どうしたのかしら。ここはもう少し大きくなってから来る学校よ?」
「うーんと・・・実は学園長先生にお話があって来たんです」
「お話? あらそうなの・・・でももうすぐ朝礼なのよねぇ」
困った表情の学園長先生。
大丈夫、すぐ終わるから。
「ごめんなさい。すぐ終わるから聞いて欲しいんです」
私はしょんぼりした表情を浮かべて学園長先生へ歩み寄る。
「じゃあ少しだけね?」
「はい」
部屋に入ってからは触手をまんこから生み出しておいた。
これでドアを目張りしておけば、外にも声は漏れない。
準備は万端ってとこかしらねー
「あのね」
「うん」
「先生。この学園を・・・」
言いながら背中で触手を生成し、床を這わせる。
そして口調を変えた。
「私たち邪淫教団の物にするから」
同時に触手を学園長先生の口に突っ込んでしまう。
「もがっ」
「きゃはははは・・・」
うまくいった。
簡単すぎる。
人間はこれだから単純よねぇ・・・
「ざぁんねん。私は人間じゃなぁいの」
邪悪な笑いを作り教える。
「私は邪淫教団の大淫婦、ヴァギナ。人間を堕落させ、支配する者よ」
「んっ、もががっ」
その言葉に学園長先生は驚いたらしく、目を見開く。
「まぁそういうわけなんで・・・、学園長先生にはこの学園を管理する淫魔になってもらうわね」
まんこから別な触手を出し、その先端を開く。
中から黒い八面体が出てきた。
「これは淫魔になるための種ってとこかしら。入れると淫邪神様の僕として生まれ変われるの」
「・・・!!」
もはや抵抗は無駄と判断したようで、触手を突っ込まれた口から声は聞こえなくなっていた。
「大丈夫。淫魔になっちゃえば、何をすればいいかは全部わかるから」
私は黒い八面体を手に取る。
「これを胸に植え付けるの」
触手を操り、学園長先生の服を破る。
「・・・? あらぁ・・・貧相な身体」
うーん、正直幻滅かしら・・・。
学園長先生の身体、胸ぺったんこだし、腰のくびれも・・・あんまり。
「うん。あー、学園長先生セックスしたことないんだ? それで40歳とか・・・」
口に突っ込んだ触手を通して学園長先生の脳から情報を読み取る。
「正直、ありえなーい・・・わよねぇ。うふふふふ・・・」
「・・・」
目の前の少女に好きなようにされ、おまけに自分の性歴を知られた。
さぞかしショックでしょうねー・・・
でも、ここからが肝心。
「でも先生? 私は身体は○学生だけど、邪淫教団の大淫婦になって変わったんだよ」
私は服に擬態させていた表面の毒液を操り、全裸に戻る。
「見ててね・・・はぁ・・・う・・・」
ほんと、大淫婦ヴァギナの姿に戻るのは気持ちいいの・・・
いつでも声を出しちゃう。
綺麗な身体よね、私・・・
「・・・!?」
学園長先生の目の色が変わった。
「見ててね・・・はぁ・・・う・・・」
な、何なのこの子・・・一体何者なの・・・
私を拘束したと思ったら、あろうことか私が処女であることまで・・・
「・・・!?」
色が・・・変わっていく?
この子の身体が変わっていく?
何が起きるというの・・・?
目の前の少女は喘ぎ声と共に身体を変化させていく。
身長は伸び、私と同じほどの高さに。
胸を膨らみ、乳首がピンと立つ。
大きい。
F・・・、いやGくらいかしら。
肌も青っぽくなって人間じゃなくなっていく。
腰や肩に筒みたいな・・・、触手という方がいいのかしら。
そしてぐじゅぐじゅと音を立て、あそこ・・・股間から触手が出てくる。
それが身体にまとわりつくと、目の前の魔物は口を開いた。
「くふふふ・・・」
確かに目の前にいたのは少女だったはず。
でも今、ここいるのは魔物・・・?
「どうかしら、私のボディ。大淫婦に犯されるなんて名誉なのよ?
それどころか真の姿を拝めるだけでもね。ありがたく思いなさい」
そ、そうなのかしら。
でもこれって、もしかして。
もしかしたら、とくs
「特撮なわけないじゃない」
読まれた!?
考えてることを読まれた・・・?
「そりゃ読めるわよ。さっきから言ってるでしょ。学園長先生は処女で、40歳」
言われてみれば・・・
「私は人間から精気を搾り取れるからね。人間の事なんかどうとでも出来るわ」
お、恐ろしい子・・・!
「何を今更・・・それに、どーせあなたもその『恐ろしい子』になるのよ」
目の前の魔物は私に手を伸ばし、あの黒い八面体を私の胸に押しつけた。
「さ、種をあげる。お前はここで人間を辞め、邪淫教団の淫魔になる」
胸に暖かい感じが広がった。
あの八面体が埋め込まれたのね・・・。
「気分はどう?」
どうって・・・胸が温かいだけよ。
「そう。それなら大丈夫。適性は十分ってことだから」
て、適性は十分!?
じゃあ私は
「言うまでもないじゃない。立派な淫魔になれるってことよ」
それを聞いた瞬間、股間がッ?
「あははは・・・、ほら。犯してあげる。私の精液を注いであげるよ!」
やだ、やめて!
私はいずれ訪れる、理想の人に
「だったら私がその理想の人だわ! お前の処女を奪い、お前の全てを奪う」
ぷちっ、という音が身体の中に響いた。
「くはははは、ほーら。処女膜やーぶれっ」
そんな・・・
「感謝しなさい? 普通は処女膜破られると痛がるものなのよ」
え、そうなの・・・?
そういうものなの?
「本当に何も知らないのね。いいわぁ・・・ウブな女が人間を堕落させる淫魔になるなんて」
魔物が身体を震わせてる。
喜んでるの?
「ゾクゾクするじゃなぁい」
その言葉と同時に触手が股間の奥深くに進んできたのを感じた。
いま触手はどこにいるのかしら・・・。
変なことして欲しくないわ。
「触手はいま子宮にいるの。赤ちゃん作るとこ」
え、それは良くないんじゃ・・・
「人間にとっては良くないわね、極めて。仮にここで私が触手を抜いてもお前は二度と孕めない」
そんな!
私には理想の人と結婚して、幸せな家庭を作る夢があるのに!
「人間を辞めればそんな夢は潰れるわ。そして置き換わる。淫邪神様の世界を作るという夢にね」
あっ、触手が動いてる!?
「さぁ、触手はいま卵巣に到達したわ。ここで精液を出すと、すぐに溢れて子宮まで満タンになる」
一体どうなるというの・・・
「簡単なことよ。私の触手ザーメンは人間の卵子を見つけると吸収して、変化させちゃうのよ。
それは子宮を通して全身に回って・・・体液を全部同じものに変えちゃう」
それってつまり、血液が精子になるってこと?
「精子とは違う。卵子でもない。淫邪神様の体液になるということよ。そうなってしまったら最後。
脳みそまでザーメン漬けになっちゃうから、人間としての考え方なんか全部消えちゃうってわけ。
代わりに邪淫教団の淫魔として一人前の頭になれるって寸法ね」
・・・。
ショックで言葉が出ない。
口はふさがれてるから、正しくは考えが出ない。
「ふふふふ・・・さ、味わいなさい。大淫婦ヴァギナ様の射精をね!」
青い魔物は身体を弓なりに少し、そらせた。
同時に私の胎内に、びゅうううううー・・・っと何かが注がれる感触がする。
昔見た性教育ビデオでは、男性はそんな風に射精することは無いって・・・
「まぁだそんなこと言ってるの? 私は人間じゃないのよ。人間の常識なんか通じない!」
言われて、ようやく理解した。
私も目の前の魔物と同じような存在になる・・・ということを。
「そういうこと。さ、たっぷり味わって生まれ変わりなさい」
長い長い射精は、まだまだ続く。
終わらない・・・終わらない。
ずぼっ、という音と共に触手を引き抜く。
そして触手を操り、学園長先生を床に下ろす。
「ふはぁ、出した出したぁ・・・」
大淫婦となってからというもの、まんこ弄るのは気持ちいいと知った。
でも私にはそれと同じくらい好きなことも出来たのよ。
それは触手射精。
まんこいじってオナニーすると身体中気持ちいいんだけど、触手射精は少し違う。
うまく説明できないけど、触手から凄い快楽がビリビリって来て、それが全身に広がる。
全身に広がる直前の所がたまんないのよねぇ~・・・
「う・・・」
「起きなさい」
目の前に横たわる学園長先生に声をかけた。
「・・・」
ゆっくり身体を起こす学園長先生。
胎内で作り出した淫邪神様の体液は馴染んだかな?
「お前はだぁれ?」
「私は大淫婦ヴァギナ様により洗礼をいただいた淫魔。朋子と言います」
邪淫教団では姓は名乗らない。
ちゃんと教育も行き届いてるみたいね。
「お前に邪淫教団の淫魔としての名を与えるわ。お前は淫魔ネイル」
「はい。淫魔ネイル、この場に生まれ落ちたことを感謝致します」
問題無さそうね。
さて・・・
「ネイル。お前にはこの学園を用いた信者育成を命じるわ」
「かしこまりました。元人間の教育者の腕、お楽しみ下さい」
ふふふふ、これでOKね。
次は・・・
教室は、あまりに凄まじい光景だった。
たまたま遅刻気味で登校してきた奈緒は入り口で腰を落としてしまった。
「・・・助けて」
教室には奈緒より早く登校してきた友達がいた。
友達は、全裸になってお互いの股間をいじくり回している。
「何があったというの」
やがて流れてくる少女の淫臭。
奈緒はその甘い香りに顔をしかめる。
「そんな所に座って・・・一緒にしよ?」
教室の中の友達が奈緒の存在に気づいた。
「い、いや・・・!」
「冷たいなぁ。こんなに気持ちいいのに」
その子は手近な別な友達を引っ張り、奈緒の前に連れ出す。
そしてその未成熟な股間に手を這わせるのだ。
「はぁ・・・いいよぉ・・・」
「ね、一緒にしよ?」
「いや!!」
奈緒はなんとか立ち上がり、教室に背を向けた。
が。
「どうしたの?」
「美沙!」
奈緒の目の前には美沙が立っていた。
「良かった、助けて美沙! みんなが変なのよぉ」
「変って? どうしたのよ、ほんと」
「だからぁ! みんながあそこをいじくり回してるの!」
「あぁ、それね。別に変じゃないよ」
「えっ?」
奈緒は美沙に肩を押さえられた。
「だってそれ、あたしがやったんだもん」
「!?」
「気持ち良かったよぉ、屋上の貯水槽でたーっぷりオナニーしてさ」
「美沙、何を言って・・・」
「我慢出来ないからあたしも分裂してあっちこっちの蛇口でスタンバってね」
「・・・」
奈緒は驚きのあまり声が出ない。
「ふふ・・・、奈緒。水、飲んだでしょ」
「えっ?」
「だからぁ、水」
「の、飲んだ。飲んだよ?」
「やっぱりねー・・・だって、奈緒の中にあたしの子がいるのを感じるんだもん」
「・・・?」
「わからないかー。そうだよね。奈緒、人間だもんね」
「わ、わからないよ! 何が起きてるの!?」
「ん? 知らなくていいんだよ。すぐわかるからさ」
そして美沙は奈緒に抱きつく。
「怖がらなくていいの。奈緒もすぐあたしと一緒になるから」
びじゅるっ、という音と共に美沙の股間から紫の触手が現れる。
しかしスカートの中であり、抱きつかれている奈緒には全く見えない。
「さ、あたしの子をもっと注いであげるからね」
「ひあっ!?」
生暖かい感触を奈緒は感じた。
何かが奈緒の秘所に突き刺さっているような、そんな感触――
「ちょっと何して、」
「行くよぉ・・・」
同時に触手が蠕動し始めた。
「いや、やめ、や、あ、あ、・・・」
触手が震えるたびに奈緒はあえぐ。
少しずつ、少しずつその声は小さくなる。
「んっ、んっ、いい、もっと、ちょうだい、」
次にその声は快楽を堪能する声となる。
それを確認しつつ、美沙は触手を深く埋める。
「ふふふ・・・、今ね。奈緒の中にあたしの子供をたっぷり注いでるんだよ。気持ちいいでしょ」
「うん、気持ち、いい、もっと、してぇ、はう」
「その子達は奈緒を作り替える。ヴァギナ様の僕に。あたしと同じ身体に」
どくん、どくんと触手は蠕動し、次々と奈緒を作り替える悪魔を送り込む。
「そろそろ一杯かな?」
奈緒のお腹がふくれてきたところで、美沙は触手を抜いていく。
「あっ・・・」
名残惜しそうな声を上げる奈緒。
「さて奈緒ちゃん。クラスのみんなはどう見える?」
言われて奈緒はクラスへと目を向ける。
たっぷり10秒ほど見つめて、
「気持ちよさそう」
「だよねー。で、どうしたい?」
「みんなとしたい」
「それだけ? 気持ち良くなるだけ?」
「・・・」
ぴくぴくと奈緒のお腹が動いたように見えた。
すぐに奈緒は口を開く。
「みんなが性蟲になったら、みんなで卵を産み付け合う!」
「よく出来ました。じゃあ、いってらっしゃーい」
奈緒は教室へと飛び込んでいった。
こうして一つの学園が邪淫教団の魔手に堕ちた。
しかし学園はどちらかというと閉鎖的な環境にあった。
すなわち異変が起きた事を外部の住民などは全く知らないという事。
鈴と美沙によって作り替えられた学園は、二人がこの地を離れても活動し続けた。
4月に新入生が来れば、ほとんどの生徒は最初の1日で性蟲に寄生される。
そして身体をその週のうちに作り替えられ、性蟲となる。
2週目からは淫魔ネイルとなった学園長、朋子の監視のもとに自らの身体の使い方を学ぶのだ。
触手の作り方や卵の生み方と知識、産んだ卵はどうなるか・・・など。
性蟲育成機関とも言える場所だろう。
一方、性蟲に寄生されなかった生徒は淫魔ネイルにより犯され尽くす。
それは鈴の友達の零と同じ運命をたどることと同じ意味である。
子宮に淫邪神の体液を注ぎ込まれ、信者となった生徒はすぐに学園を離れる。
別な学校へ転入し、そこで新たに信者を増やすのだ。
・・・人々はまだ知らない。
若い人間達が次々と襲われ、人外の魔物として生まれ変わっていることを。
そして数を着々と増やし、他の人間を襲っていくことを。
第2章 完
日常から生まれる脅威の、尤もたる堕落と蔓延 1章
864 FBX ◆4gA1RyNyf. sage 2011/06/05(日) 02:17:29.47 ID:DWxPhNAg
ちょっと妄想が止まらず実生活に害が出たら怖いので、今から書きますね。
誰か見てたらはずかしす
日常から生まれる脅威の、尤もたる堕落と蔓延
「これ何?」
プレゼントに渡された箱を見て、きいてみた。
「Rプレイヤーって言って、映画とか見られる奴だよ」
よくわからないけど、ビデオデッキみたいなのらしい。
「おー、凄そう。ありがと!」
とあるイベントでゲームに参加したら、たまたま優勝してもらった景品。
別に私はあんまり興味無いんだけどなー・・・
でもくれた人には悪いから、ちゃんとお礼を言う。
だけど、そこで私は気づかなかった。
品物を渡してくれたお姉さんが妙な笑顔をしていたことに。
「ただいまー」
帰ってきた私は、そのまま自分の部屋に向かう。
今日はお父さんもお母さんも出かけてていない。
お姉ちゃん達もいないから、私一人。
「うーん」
とりあえず部屋に荷物を置いたけれど、することがないなぁ・・・
そこで私はもらった景品を見た。
「プレイヤーかぁ・・・ でもソフトが無いとダメなんじゃないかな?」
とりあえず箱を開けてみる。
「んー」
箱の中には発泡スチロールに囲まれた黒い箱。
これがプレイヤーらしい。
「よっと」
発泡スチロールごと箱から取り出す。
丁寧に囲いのスチロールを外すと、どうやら四角い形では無いことがわかってきた。
「あれー、こういうのって普通は四角いんじゃないのかな」
すべてスチロールを外しきると、出てきたのはなにやらラグビーボールをさらに潰したような形だった。
「おー・・・」
私はまだ子供だから、あんまり高そうな電機製品は触ったことがない。
そのプレイヤーを持ち上げようとして、私は軽さに驚いた。
「え、こんなに軽いの? お父さんが使ってるパソコンだって結構重いのに・・・」
見た目はノートパソコンより重そうなのに、本当に軽かった。
しばらく私は色々な角度からそのプレイヤーをながめ、床に置く。
「とりあえず電源入れてみようかなー」
言いつつ、電源ケーブルを箱の中から探してみる。
「・・・ない?」
箱の中には説明書の冊子と、テレビに繋ぐ用のコードとヘッドホンが入っているだけだった。
「うーん」
少し考える。
「あ、説明書読めばいいのかな」
説明書を取り出して開いてみた。
なんだか、いい香りがして
「・・・?」
私は目を覚ました。
「あれ? 寝ちゃった?」
ふと気がつくと、さっきまでいじっていたプレイヤーが目の前に転がっている。
説明書もちゃんとあった。
「おかしいなー」
変に思いながら、もう一度説明書を開く。
プレイヤーの絵を見つけた。
「ふむふむ。テレビにはコードで繋ぐ、と・・・電源は?」
読み進めていくと、最後の『よくある質問』ページに進んでしまっていた。
「あ、書いてある。どれどれ・・・このプレイヤーは電源コードが必要ありません?
そんな電機製品もあるかー・・・凄いなぁ」
どうやら最先端の技術っていうので、何も繋がなくても勝手に電気作って動くらしい。
「コードを繋いで・・・テレビの方はこの四角いのでいいのかな」
説明書にはD端子って書いてあるけど・・・デジタルのことかな? まぁいいや。
「よし、繋いだ。でもソフトが無いとなぁ」
ふと持ち帰ってきた荷物の中に開けてない袋があったのを思い出す。
それを開けてみると、黒いケースが出てきた。
「おー・・・ これが?」
ケースを開けてみると、中には暗い虹色のボールみたいな物があった。
取り出して、説明書通りにプレイヤーに入れてみた。
そしてプレイヤーのボタンを押すと、テレビに何かが映る。
「あ、映った映ったー」
私はヘッドホンをつけて画面を見る。
プレイヤーの会社のマークみたいなのが映っている。
見たことないマークの会社だけど、まぁいいよね。
どんな作品なのか楽しみだけど、怖かったらどうし
「・・・」
部屋にはテレビを虚ろな表情で眺める少女が一人。
画面はどういうわけか表面が波打っており、その色は様々な色に変化する。
テレビに接続されたケーブルもぐねぐねと動き、ヘッドホンケーブルも不気味に蠢いている。
ときおり少女は身体をぴくり、ぴくりと震わせている。
「・・・すごい・・・こんなの・・・」
全く意志のこもらない声で呟く。
少しすると画面の表面が盛り上がり、少女の周囲まで伸びてくる。
それは液晶画面の、いわゆる液晶素子と呼ばれる素材であった。
液晶素子はそのまま少女の服の隙間に入り込み、その未成熟な身体をなでていく。
「あ・・・ふ・・・」
画面から目を離さず、少女は声を漏らす。
同時に床にあるプレイヤーの表面が開き、青緑色の気体を噴出する。
元々狭い日本家屋であるため、気体はすぐに充満する。
少女はその、人生について劇毒である気体を無意識に吸い、画面を見続ける・・・。
「・・・なんだか」
私は恥ずかしいような気持ちだった。
とりあえずビデオは見たんだけど、あれって・・・もしかして・・・
「これ、子供が見たら・・・いけないんじゃ・・・」
プレイヤーから虹色のボールを取り出し、黒いケースに入れる。
一応ケースの表面を見てみるが、そこには何も書いていない。
「う、うーん・・・」
気持ちが落ち着かない。
とりあえず説明書を手に取り、『よくある質問』のページを開く。
「お?」
そこでこんな質問を見つけた。
Q.作品視聴後に、少し変な気分になるのですが。
A.本プレイヤーは非常に高度でリアルな映像・音声を提供しますので、
一部のお客様には刺激が強すぎると感じられる場合があります。
当社にて十分にテストをしてはおりますが、危険はございません。
また、万が一吐き気などを感じられた際は以下にお電話を下さい。
0120-5555-5555
「あぁ、何だ。これで普通なのね」
私は安心して説明書を箱に戻した。
「でもなー・・・あの女の子、あきらかに・・・あそこ・・・擦ってたような」
どうしても映像を思い出してしまう。
「ただいまー」
「あ、お姉ちゃんだ!」
プレイヤーを部屋の隅っこへ移動させて、私は部屋を出た。
「おかえり!」
帰ってきたのは美沙お姉ちゃんだ。
「あれ、鈴だけ?」
「うん、みんないなーい」
「そっかー・・・」
美沙お姉ちゃんは靴を脱ぐとリビングへ入っていく。
その時、美沙お姉ちゃんからいいにおいがした。
「あ、いいにおいー」
「あら、気づいた? この間ちょっと香水買ってみたのよー」
言うと美沙お姉ちゃんはリビングへ姿を消した。
少女・・・鈴はその瞬間、頭を垂れた。
顔からは一切の表情が消え、足下を見つめている。
「・・・いいにおい」
呟く。
「いいにおい。お姉ちゃんは、いいにおい」
ドアの音がした。
「鈴、ケーキ食べる?」
「うん!」
私はリビングへ入っていった。
誰も居ない鈴の部屋。
そこに佇む黒いRプレイヤー。
この品はただの映像プレイヤーではなく、人間を作り替える機械だった。
いや、機械というのは正しくないのかもしれない。
鈴が不思議に思ったように、プレイヤーは電源を必要としない。
それどころか液晶テレビとヘッドホンを変質させ、さらには気体まで放出した。
鈴はその効果に為す術も無く、ただただプレイヤーに身体を心を弄られたのだ。
そして今・・・、プレイヤーは再び表面の口を開けて気体を放出している。
今度は桃色の。
「おいしかったー」
やっぱりケーキはおいしい。
反対意見は許さないよ!
「たまにしか買ってこないからねー」
「毎日食べたら飽きちゃうって」
美沙お姉ちゃんはテレビをつける。
「・・・」
その姿を見て、私はあのプレイヤーを思い出した。
「鈴、宿題やった?」
「あ! 今日はショッピングセンターのイベント行ってたからまだだ!」
「忘れたらダメよー」
「はーい」
私は部屋に戻っていく。
リビングを出て階段を上った。
ドアを開けて、私は驚いた。
「え、何このピン」
ふらふらと鈴は部屋に入るとドアを閉め、そのままテレビの前に座る。
テレビの電源を入れ、Rプレイヤーを自分の前に持ってきてスイッチを入れた。
ヘッドホンをすると画面の色が暗い虹色に輝く。
「今度こそ貴様を倒し、犯し尽くしてやるわ!」
女怪人が捨て台詞を吐き、魔法少女へ襲いかかってくる。
「そんな手はお見通し!」
魔法少女は身体をそらし、怪人の攻撃を見事にかわし・・・
「きゃあっ!?」
かわせなかった。
地面から怪人の身体と同じ色をした触手が生えてきたのだ。
そのまま両足を絡め取られ、更に生えてきた触手により身動きを封じられてしまう。
「何度も同じ攻撃をすると思っていたとはねぇ・・・」
にやにやと嫌らしい笑みを浮かべ、ゆっくりと歩み寄る。
「愛の魔法少女・・・とか言ったかしら?」
「くっ・・・」
お互いの視線が合う。
「その愛を愛欲に変えてあげるわ」
女怪人はそのまま更に近づき、魔法少女へキスをする。
「ん・・・ちゅう・・・」
最初は激しく手足を動かして抵抗していたが、すぐに収まってしまう。
「あたしは愛欲の淫魔怪人。愛の魔法少女を性欲で満たしたらどうなるのかしら・・・」
怪人は背中に生えている触手を自在に操り、魔法少女の全身に這わせる。
「う・・・、やめてよ・・・変態怪人」
「変態ぃ? 大丈夫よ」
触手の先端が4つに分かれて中身があらわになる。
それは棒状になっていたが、その側面には無数の細かい触手。
「あなたもすぐ仲間になるんだから」
「お願いします。その触手をください」
魔法少女はついに陥落し、怪人へ快楽をねだる。
「やっと素直になったのね・・・あたしは別にいいわ。でもぉ・・・」
開いた触手の先端を見せつけながら、さんざんにじらす。
「いいのかしら? あなたは愛の魔法少女でしょ? こーんなエッチなことして・・・
これって愛じゃないのよ? わかってる? ただの性欲よ?」
「う・・・あ・・・」
「考えてるってことはいらないってことよね。あたしの触手は気持ちいいだろうけど・・・」
開いた触手を指さしながら、
「この子だけは別。あたしの触手の中で最高なのよ。あたしの最高を欲しがるのに
他のものを捨てられないなんて、ちょっと虫が良すぎじゃないかしらねぇ」
言いつつも他の触手はぐねぐねと動き、魔法少女に絶えず快楽を与える。
「で、どうするの? 欲しいの? いらないの?」
「ん・・・く・・・うう・・・」
「そう。いらないのね」
魔法少女の反応を見て、女怪人は触手を収めてしまう。
「あ・・・」
「なぁに? いらないんでしょ」
「い、いや、その・・・」
女怪人の凄まじいまでのじらしに、魔法少女の限界も近づく。
「わかった。あたしも鬼じゃないわ」
背中から細めの触手を2本生みだし、魔法少女の目の前に出す。
「入れたときの快楽を体験させてあげてもいいわ。それで考えなさい」
直後、その2本の触手は魔法少女の両耳に挿入される。
「っっっっっぁ! ひうっっっぁ!!」
すぐにその触手は脳を犯し始めたようで、魔法少女は全身を痙攣させて叫び始めた。
「くく、これでこの子は・・・」
邪悪な笑みを浮かべ、女怪人は触手を操る。
脳を犯しつつも、魔法少女の全身を取り巻く触手を絶えず蠕動させている。
そして。
「くださいいいい、お願いですからああああ!!」
「あっははははははは!! 言ったわね!」
収めたはずの最強触手を再び取り出し、魔法少女の目の前に出す。
「いいのね!? 本当にいいのね!?」
「いいでしゅ、お願いしますううう!!」
その返事に女怪人は最強触手を魔法少女の秘所にあてがう。
「それじゃ、堕ちなさい。愛欲の魔法少女に」
まさしくズボッという音が響き、その触手が挿入された。
「はぁ、はぁ、・・・」
画面は波打ち、鈴の全身を愛撫している。
鈴は魔法少女の陵辱劇を見ていた。
目ではなく、プレイヤーとヘッドホンによる思念波のようなもので。
その映像は少女の幼い身体と精神を十二分に犯しており、鈴は確かに快楽を感じている。
股間を覆うパンツはビショビショに湿り、まだ男を知るには早すぎる挿入口は何かを求めて自然に動いていた。
部屋に充満していた桃色の気体は、いつのまにか最初の青紫色に変化していた。
プレイヤーの表面は再び蠕動しており、今にも鈴に襲いかかろうとしているようにも見える。
だが。
次の瞬間、液晶触手は画面に戻り、プレイヤーやケーブルの蠕動は止まる。
鈴はヘッドホンを外し、プレイヤーとテレビの電源を切った。
「面白かったぁ」
今までの映像は鈴にとって『おもしろいもの』として認識されていた。
青紫色の気体はそのための物だった。
翌日。
学校から帰宅すると、鈴は自分の部屋で荷物を下ろす。
下ろした途端、変な気分に見舞われた。
「あ、あれ・・・何、この気分」
私は感じた事のない気持ちになっていた。
身体が暖かくて、あそこがなんだか・・・寂しい・・・のかな・・・
でも・・・それより・・・
「・・・入れて、みた・・・い・・・」
無意識にそんな言葉が出ていた。
どうしてだろう・・・
「ん・・・」
なんだか気持ちがいい。
ふと、部屋のテレビ前に置いてあるプレイヤーを見た。
「・・・」
ゆっくり歩いていく。
その前に座る。
テレビの電源は入れず、プレイヤーのスイッチを押してヘッドホンをする。
私は確かに見た。
プレイヤーの表面に穴が開いて、そこから青いガスが出てくるのを。
でもなぜか、私は何もしない。
ガスはどんどん広がっていく。
多分、家の中全部に広がっていく。
「・・・してみたい。入れてみたいな」
今度ははっきり、自分がそう言っているのがわかった。
ヘッドホンから、あの女怪人の声が聞こえた。
『あなたも、こっち側に来なさい。愛欲の魔法少女と同じ側に。その欲望は叶えられる』
私は答えた。
「はい・・・私は、愛欲の・・・方に、行きます」
『いいわ。邪淫教団へようこそ』
女怪人の声がそう響くと、プレイヤーから無数の触手が伸びて私の身体を包み込む。
気持ちいい。
真っ黒な触手につつまれ、私は変わっていく。
あたしの、あそこ・・・
おまんこ。
そうか、おまんこって言えばいいんだね。
おまんこに触手が出入りして、どんどん気持ち良くなっていく。
女怪人さん、ありがとう。
こんな気持ちいいことを教えてくれて。
あ、触手が頭まで上ってきた。
『見えるかしら』
女怪人さん?
『そうよ。目の前にある石、見える?』
これって・・・プレイヤーのソフト。
『そうね。あなたはそう思っている。でも本当は違うの』
あ、待って。言わないで。
今ならわかるから。
『そうじゃないと困るわぁ・・・そのためのプレゼントだったんだもの』
ええ?
じゃあ、あの司会のお姉さんって
『そ、アレはあたし。あなたを虜にして邪淫教団の洗礼を与えたかったのよ』
ああ・・・そうだったのね。
『で、アレはなぁに?』
これは私たち邪淫教団の大淫婦に必要な種です。
『正解。それが身体に入ると、あなたも立派な大淫婦よ』
あ、嬉しい。
私も大淫婦になれるんですね・・・
『そう。普通はまず淫奴から経験を積んでもらうんだけどね・・・』
こっちに来る・・・
『さ、もうすぐあなたも大淫婦』
はい。
私は大淫婦・・・
真っ暗な空間に、暗く輝く虹色の石。
それは邪淫教団が作り出した、寄生型の洗脳・改造ユニットだった。
これを体内に取り込むと二度と排出はかなわない。
砕け散り、身体の隅々にちりばめられてしまうからだ。
その石はとうとう、鈴の秘所へと接して――中へと収まった。
鈴が目を開く。
「・・・ふふっ」
年齢に全くそぐわない、邪悪で淫らな笑みを浮かべた。
目の前にあったはずのプレイヤーは無い。
鈴は立ち上がり、服を脱いだ。
人間ではなくなった鈴には不要の長物。
その幼い裸身をあらわにする。
「・・・服になぁれ」
鈴が呟くと、身体の表面が盛り上がっていく。
数秒するとそこには今まで来ていた服ができあがっていた。
もちろん布ではない。
大淫婦となった鈴の身体が、服を着ている状態に擬態しているだけなのだ。
「さて、お姉ちゃんを淫奴にしないとね」
ゆっくりとドアへ歩いて行く。
壁際に普段使っている大きめの鏡があった。
そこに映る鈴の姿は、鈴ではなかった。
青い肌をし、異形の器官を全身に備えた大人の淫魔のような怪人がそこには映っていた。
「お姉ちゃん?」
「ん」
リビングには美沙お姉ちゃんがいた。
「宿題終わった?」
「んと、まだなんだけど・・・気になったことがあってさ」
私は普段通りに話しかける。
もう今までの私じゃないんだけどね・・・んふふ。
「何かしら? 鈴が珍しい」
「うん。ぶっちゃけきくね」
「お、そうまで言うってことは・・・結構深刻?」
美沙お姉ちゃんは私に近づいてくる。
結構・・・いい身体よね。
「あのね・・・」
私は美沙お姉ちゃんに耳打ちするようなそぶりをする。
すぐに理解したらしく、美沙お姉ちゃんは耳を私の口に近づける。
私は口の中の触手を操り――耳に入れた。
「ふあ」
美沙お姉ちゃんは変な声を上げる。
暴れる前に神経毒を流し込む。
「んん・・・」
そのままくちゃくちゃと口内触手を動かし、美沙お姉ちゃんの脳をいじる。
――あった。
私は触手の先から卵を産む。
そしてすぐに触手を抜いた。
ぴちゃ、とエッチな音を立てて私の口に戻る。
「・・・」
美沙お姉ちゃんはそのまま座り込んだ。
「うふふ・・・お姉ちゃん。学校は女子校だったよねぇ」
「は・・・い」
「私が行くまでは友達をいじっちゃダメだからね? 先生は黙らせていいから」
「はい・・・」
私は満足し、リビングを出た。
「お姉ちゃんはアレで良しっと。次は・・・零ちゃんだね」
再び大淫婦の能力を使い、今度は足に靴を作り出す。
外へ出ると、私は零ちゃんの家へと向かった。
ピンポーン・・・
「はーい」
「鈴だよー」
ドアホンを鳴らすと、鈴はそう言った。
「あー、今いくー」
家の中から少女の声が聞こえる。
鈴はにやりと笑う。
「鈴、どうしたの?」
「いやー、退屈だからさ・・・」
「退屈って宿題は?」
「おわったー」
さらりと嘘を言う。
もはや人間ではなくなった鈴にとって、そんなことは意味をなさない。
「え、早い・・・」
「教えてあげようと思ってさ」
「あー、それはありがたいな。あたし成績良くないしさぁ・・・上がってよ」
「うん」
鈴は零に案内され、家へ入っていく。
「おじゃましまーす」
「あぁ気にしないでいいよ。今日明日とあたし以外誰もいないからさ」
「え? 旅行とか?」
「じゃなくてさ。友達の結婚式に行かないといけないんだって」
「ふーん」
二人は零の部屋へと入っていった。
「ねぇ、零ちゃん」
「ん?」
「私ね。零ちゃんに知って欲しいことがあるんだ」
「・・・宿題の事じゃなくて、そっちメインってわけかな?」
「うん」
「いいよ。聞く」
零ちゃんは床に座る。
私はその前に座る。
「実はね、私・・・・・・淫邪神様にお仕えすることにしたんだ」
「・・・は?」
ふふ、意味がわからないって顔してる。
それはそうよねぇ・・・
私だってそうだったんだから。
「何それ。いん・・・何? 宗教?」
「宗教・・・かどうかはわかんないけど。というか、そんなのどうでもいいの」
そう、本当にどうでもいい。
私は・・・
「零ちゃんは、私のちんぽで生まれ変わるから」
「!」
零ちゃんは突然立ち上がる。
「り、鈴! あんた何いって」
でもそこで零ちゃんの言葉は途切れた。
理由は簡単・・・
私の左手が零ちゃんのまんこに入っていたからね。
「あ・・・う・・・」
「ふふふふ・・・人間って簡単よね。女はまんこをいじればすぐ言いなりになる。
脳みそ弄った方が楽しいけど、急いでる時はこの方が楽でいいわ」
零ちゃんは身体をぴくぴくと震わせている。
「いあ・・・、抜いて、よ・・・」
「いーや。このまんま気持ち良くしてあげるの」
もちろん突然手を突っ込んで気持ちよくなるわけがない。
大淫婦になった私はそんなことくらい知っている。
でも零ちゃんが気持ち良くなってきてるのは理由がある。
それは私の身体の毒腺から、人間の女を感じさせる毒をガスにして出してたから。
零ちゃんはずーっとそれを吸ってたからね・・・
「さ、気持ち良くなってね」
私は左手を、あのビデオの女怪人さんの最強触手みたいに変える。
そしてそれを前後に動かすのだ。
「あっ、あっ、や、め、やめ、ああ、」
「はぁ・・・、いい。これがしたかったの」
そう、私は触手で女を犯したかったの。
女怪人さんみたいに、ぐちゃぐちゃって触手いれて。
そしたら私も気持ち良くなって、もっともっとしたくなっちゃうの。
「気持ちいい?」
「は、き、気持ち、いい、け、ど、」
「だよねぇ~、私も気持ちいいんだぁ」
嬉しい。
零ちゃんが気持ち良くなってくれて、私も気持ちいい。
しかも大好きな零ちゃんをぐちゃぐちゃ出来てるんだ。
とっても嬉しい。
「ね、零ちゃん。これずーっと続けたいよね?」
「いひゃ、気持ちいい、ずっと、いい、したいよぉ」
「じゃあね。私の精液。入れてあげる」
「せ、せー、えき?」
この間学校とかいうくだらない場所で説明してたけど。
私・・・大淫婦の精液は違う。
あんな物じゃないんだ。
人間の血、肉、骨、臓器。
そういうのを全部犯し尽くして、淫邪神様特製の身体にしちゃうんだ。
「そうすればいつでも気持ち良くなれるんだよ」
「こ、こども、できちゃうん、」
「できないよー、だってね」
左手を零ちゃんのまんこに入れたまま立ち上がる。
大淫婦は人間じゃないから、人間一人持ち上げるのなんて楽勝なの。
「私、人間じゃなくなったから」
一気に身体の擬態を解く。
「!」
気持ち良くなってた零ちゃんの表情が変わった。
そりゃそうよねぇ・・・
だって私、こーんなに綺麗でエッチで。
それでいて、危ないオンナになったんだもん。
あ、オンナって言い方良くなかった。
私は人間じゃないんだから、男とか女って言ったらおかしいよね。
危ない大淫婦になったんだもん☆
「れ、零、それ」
「これが今の私の本当の姿だよ。この姿を見たら最後でねぇ」
私はまんこの表面を操作して、ちんぽを作っていく。
「死んじゃうか、もしくは私直属の信者になるしかないの」
そう言いながら、ちんぽを零ちゃんのまんこに入れた。
ずぼっ、という感触が伝わってきて・・・気持ちイイ~・・・
「はうあ」
「さ、身体中を作り替えてあげる」
次の瞬間、私は射精した。
あ、でも人間の男みたいにびゅっ、びゅって出すんじゃないんだよ?
私の射精はねー、水道の蛇口みたいに出るんだ。
びゅううううううううううううううううって。
「はあああああ・・・いいよぉ・・・初めての射精。こんなに気持ちいいんだぁ・・・」
射精気持ち良かった。
大淫婦になって本当に良かった。
淫邪神様、ありがとう・・・
「立って」
「はい」
零ちゃんに命令した。
「零ちゃんの子宮は私の精液で一杯だよ。今日はゆっくりオナニーしてね」
「はい」
私の精液を入れられたら、私の言いなりになっちゃうんだ。
もちろん私は淫邪神様の言いなりだよ~
「すればするほど身体に精液が回るから。明日の朝には立派な信者だよ」
「ありがとうございます」
「ふふふふ・・・」
その日、私は初めての射精で一番大事な友達を・・・堕とした。
「いってらっしゃーい」
「いってきます」
美沙お姉ちゃんはいつも一番最後に家を出る。
私と一緒に家を出たお姉ちゃんは、すぐに私にくっつく。
「れ、零・・・さまぁ」
「お姉ちゃん? ダメだよくっついたりしちゃ。お姉ちゃんでしょ」
「でも・・・」
「わかったわかった。学校の先生を食べちゃっていいよ。
もちろん、男の先生ね。今日は男の先生を食べて成長しよう」
「は、はいぃ・・・」
「そしたら女の先生に卵を産み付けるの。お姉ちゃんが成蟲になって産む卵は・・・」
お姉ちゃんの耳に口を近づけて、
「植え付けたら一瞬でお姉ちゃんと同じ蟲になっちゃうんだよ。一気に成蟲」
「!!」
あ、ぷしゅ・・・だって。
お姉ちゃんったら・・・こんなところで潮吹いちゃったみたい。
流石私の作った蟲さん・・・ふふふふ・・・
「あ、もう・・・」
「ご、ごめんな・・・さい」
「いいよ。吸い取ってあげる」
私はお姉ちゃんと手を握る。
服に擬態した触手から別な触手を生み出して、お姉ちゃんの服の中に入れる。
そのまんまお姉ちゃんのパンツまで行くと、たれてる愛液を吸い取ってあげる。
「はうあああ・・・」
「いいでしょ? でも静かにしてね。たくさん人が居るからさ」
そんなこんなで、登校していく。
「鈴様」
「零ちゃん?」
零が鈴の机にやってくると、鈴をそう呼んだ。
「ダメだよ、学校じゃ。いつも通りに呼んでよ」
「でも」
「消えたい?」
鈴がニコリと笑う。
零は逆らえない。
「鈴ちゃん」
「どうしたの?」
「えっと・・・布教は・・・」
「あとで信者になった零ちゃんの姿、見せてね」
「うん」
「あ、でも・・・あの人に報告しないとなー」
あの人。
零を大淫婦に変えた女怪人のことだ。
「放課後屋上に行こう。そこなら誰も居ないからさ」
「さすが零ちゃん。そうしよっか」
誰も知らない所で、魔は広まっていく。
「せんせ」
「む? ああ、君はC組の――」
美沙は視聴覚準備室を訪ねる。
そこには教員が一人だけ。
狙っての行動である。
「先生に相談があるんです」
「ほう・・・相談とは。珍しいじゃないか」
美沙は教師に近づいていく。
教師は美沙の方へ椅子を向けた。
「まぁ、座れ」
「はい」
勧められ、美沙は座る。
「それで・・・何関係だ?」
「はい・・・」
美沙は少しうつむき、そして
「これ関係です」
その言葉と同時に美沙の服が破れ、触手となって教師の口をふさいだ。
「んむーー!?」
「せんせ。いただきまぁす」
そのまま触手を操り、教師の服をすべて破く。
あらわになった教師の陰茎を美沙の秘所はくわえ込む。
「んむ、むむむあああ!」
「ふふふ・・・入れただけじゃダメなのは知ってるよ、せんせ。でもね」
「ん、むおあ?」
「今のあたしは・・・そんなの関係無いんだ」
「!!?」
美沙の子宮の表面から無数の触手が生まれ、教師の陰茎へと入り込む。
そのまま精嚢へと侵略すると、これから精子になろうとする細胞を吸い取っていく。
「おいしい・・・」
うっとりとした表情で呟く美沙。
その一方で教師は口に入れられている触手から分泌される毒に酔わされていた。
「もう少し吸えるかな?」
ざわざわと蠢く触手は更に教師を縛り上げていく。
その体内では、無残にも精子予備軍が淫らな魔蟲に捕食されていく・・・
「さて、ごちそうさま」
美沙は秘所から教師のブツを抜き去る。
「ん・・・むあ・・・」
息も絶え絶えという状態の教師。
触手を操り、美沙の顔と同じほどの高さに教師の顔を持ってきた。
「じゃあデザートね。いただきまぁす・・・」
言うと美沙は大きく口を開いた。
そこから現れたのは巨大な触手。
学校で教師が行方不明となった事は、その日の夜になって確認されたのだった。
「さて、早速」
私は屋上の地面に目線を落とす。
「鈴、どうするの?」
「ふふふ・・・こうするんだ」
右手をまんこに入れる。
「あんっ」
ぐちゃっ、という音が響く。
いきなり入れるなんて信じられないだろうけど、それは人間の考えだよね。
大淫婦は何をしても気持ちいいし、人間で言う所の愛液だっていつでも出せるから大丈夫なんだ。
「んふぅ、こうしてぇ・・・えいっ」
つぷっ、という音と共に右手を引き抜く。
「いいにおい・・・」
零ちゃんがうっとりした表情で呟く。
信者になった零ちゃんにとってはいいにおいだよね。
人間がかいだら一瞬でエッチな動物になっちゃうけど。
「そして、こうする」
私はその愛液・・・本当は違うんだけど、愛液を地面に垂らす。
邪淫教団の信者なら誰でも知ってる魔方陣だけど、大淫婦が使うと・・・
「あ! なんかピンク色のガスが」
「大丈夫。それは淫邪神様のおられる場所の空気だよ」
「凄い・・・気持ちいい」
零ちゃんはもう感じちゃってる。
私はいくらでも感度を調節出来るから平気だけどねー
「さ、行くよ」
「うん」
私たちは愛液魔方陣の上に立つと、屋上から姿を消した。
「よく来たわねぇ」
暗い中から声が聞こえる。
「あ、怪人さん」
聞き覚えのある声に私は返事をした。
「ふふふ・・・鈴ちゃん。淫邪神様の世界へようこそ」
「怪人さん、私を生まれ交わせてくれてありがとう!」
「いいのよ。才能があったからね。で、そっちの子は?」
怪人さんは零ちゃんの方を見る。
「私の信者第一号の、零ちゃんでーす」
「れ、零です。お呼びに預かり」
「いいのよ堅苦しいのは。いつも通りでいてね」
「は、でも・・・」
「面倒だからさ。いいのいいの」
「それで、私が作った信者と淫奴の話をしようと思って」
「あ、そういうことね。立ち話もなんだし、行きましょうか」
怪人さんは歩き始める。
私と零ちゃんも後に続く。
「まず私は邪淫婦のネイリィと言うわ。怪人でもいいけど」
「じゃ、邪淫婦様!」
私は驚いた。
てっきり同じ大淫婦だと思っていたから・・・
「失礼をしま」
「だからいいって」
零ちゃんが慌てて椅子から立ち上がったけれど、ネイリィ様は声をかけた。
「面倒だって言ったじゃない。それともぉ・・・あたしの言う事、聞けない?」
「そ、そんなことは決して!」
「じゃあいつも通りにしていなさい。あまり逆らうと・・・消しちゃうよ?」
ニコニコと微笑みながらそう言うネイリィ様。
多分・・・本気だろうなぁ・・・
「え、えーと」
「うん。じゃあ早速だけど零ちゃんはどんな信者になったのかな?」
「零ちゃん、見せてちょうだい」
「うん」
零は立ち上がると、来ていた服を脱ぐ。
「そういえば気になっていたけど、零ちゃんは服を着てたのね」
「確かにそういえば。なんで?」
「それは・・・」
言葉を濁す零ちゃん。
「授業中オナニーしてパンツびしょびしょにすると、休み時間になんだか・・・」
「流石、鈴ちゃんの信者ね」
「なんだか? 零ちゃん、ちゃんと言ってくれないとわからないよ」
ふふふ、わかってるけれど聞いちゃう。
私は零ちゃんの先輩というか、上司だからねぇ・・・
「みんなの中でエッチなにおいをまき散らして、それが気持ちいいの。好きなの」
「きゃははははは」
零ちゃんの告白に大笑いしてみせる。
ネイリィ様も嬉しそうに笑ってる。
「零ちゃん、変態さんだねぇ! 最高だよ! それでこそ私の作った信者だよ!」
「あ、ありがとう・・・」
零ちゃん。
良い信者になったね。
「それじゃ、本当の姿を見せて」
その言葉に反応して、零ちゃんの身体が変わっていく。
肌は緑色になり、身体の至る所から植物の葉のような触手が現れる。
「そっか、零ちゃんはお花好きだったもんねぇ・・・」
「うん・・・」
触手にはいくつも黒い花が咲き、そこから甘ったるいにおいがしてきた。
「じゃあ明日からは授業中オナニーしてさ。そのにおいでみんなを淫奴にしちゃおう」
「え、それって・・・」
「そうよ。零ちゃん、あなたは信者なんだから。布教だってしないとね」
ネイリィ様が優しく言った。
「はい、頑張ってオナニーします」
「じゃ、零ちゃんはいったん帰ろうか。鈴ちゃんは淫邪神様の所へ行こう」
「え、淫邪神様の所へ?」
流石に驚いた。
大淫婦とはいえ、邪淫教団に入ったばかりの私が会えるなんて思ってないよ。
「そこで正式に洗礼を受けるの。完全に邪淫教団の大淫婦になれるのよ」
「・・・嬉しい」
涙が出るほど嬉しい。
最初から幹部の大淫婦で、しかも淫邪神様に会えるなんて。
「じゃあ零ちゃんはここで。そこの愛液ゲートから帰ってね」
「はい。それじゃぁね、鈴ちゃん」
「また明日ー」
「ここが淫邪神様の部屋よ」
「おー・・・」
私の前には大きい扉がある。
たぶんこれ・・・5メートルくらいあるんじゃないかな。
「ここからは一人で行ってね」
「はい」
扉を開けてみる。
「私は向こうの世界に戻るからさ。それじゃ」
「はい。色々ありがとうー」
扉をくぐると、静かに閉まっていった。
そのまま私は前に歩いて行く。
「新たな大淫婦、鈴か。よく来たわね」
声が聞こえる。
私はその場に跪く。
「はい、零です。ネイリィ様のおかげで大淫婦になれました」
「聞いての通り、鈴はまだ本当の大淫婦になった訳ではないわ」
「みたいですね。よくわからないんですけど、そうらしいです」
「なに、簡単な事。わらわの胎内へ入り、そこでわらわの因子を取り込むだけ」
「え」
驚いて顔を上げる。
「淫邪神様のおまんこに入るんですか?」
「そう。それだけで良い」
遠くで何かが動いているように見える・・・なぁ・・・
「さぁ、来るが良い。真の大淫婦として覚醒し、この世をわらわの物へ」
「ひゃ!?」
伸びてきた触手に絡め取られ、私は運ばれる。
あれは・・・壁?
いや、違う・・・
あれはおまんこだ。
淫邪神様の、おまんこ・・・
そう考えてるうちに、私は中に入れられていた。
色々な事が伝わってくる。
人間の籠絡の仕方。
人間の性感帯。
人間の欲望の性向。
人間の身体のつくり。
人間の調教の仕方。
人間の邪淫教団への導き方。
信者の調教の仕方。
性蟲の飼育の仕方。
そういった、大淫婦に必要なことが・・・全て全て。
最後に淫邪神様の精子と卵子を埋め込まれる・・・
私は淫邪神様の前で跪いていた。
もう大丈夫だ。
私は大淫婦、鈴。
邪淫教団を率いる幹部の一人。
人間を籠絡し、作り替え、調教し、そして信者へ作り替える。
それこそが私の役割であり、淫邪神様にお仕えする者の義務。
それを楽しみ、人間をもてあそぶのが私たち。
実に良い。
「鈴」
「はい」
「正式に大淫婦となったお前に新たな名を与えよう」
「ありがとうございます」
「お前はまんこという言葉が好きだったな?」
「人間だった頃は知らなかった言葉でした」
「ふふ・・・、実に良い。ならばその言葉をそのままお前の名にしよう」
嬉しい。
淫邪神様に名前を頂けるどころか、自分の好きな言葉まで・・・
「さぁ大淫婦ヴァギナよ。人間を虜にし、わらわの世界を作れ」
「かしこまりました」
私は淫邪神様のご命令を受け、部屋を後にした。
「さぁて、お姉ちゃん。学校の子はどのくらい犯したの?」
「・・・」
美沙は言葉を話さなくなった。
性蟲へと完全に成長したため、言葉が不要になったからだ。
でも私には伝わってくる。
性蟲が出す精神波があり、これを受け取るからだ。
「そう。クラスの子は昨日全員寄生させたのね」
美沙は頷く。
いいわ・・・、これでもうその子達全員が性蟲ね。
ネイリィ様も喜ぶ。
「じゃあ今日は私もそっちに行こうかな」
「・・・!」
美沙としては待ちに待っていた日。
自分の妹が来て、生徒を一人一人犯して行く。---
そんな想像をしたみたいで、美沙はもう股間を濡らしてる。
さすが性蟲だよね。
エロいことしか考えず、そのためにだけ生きてる。
まぁ、エロいことが出来なくなっても大丈夫だけどね。
その時は私たち大淫婦が吸収して、溜め込んだ淫素をもらうから。
「行こうか」
リビングを出ると、そこではお母さんが零に犯されていた。
「零ちゃん、行くよ」
「うん、もうちょっと・・・」
「遅刻しちゃうって」
「鈴ちゃんだって遅れちゃわない?」
「私はいいよ。美沙お姉ちゃんの学校に行くから」
「・・・ってことは」
「そう、そういうことー」
「私も行っていい?」
「零ちゃんは・・・、授業中にオナニーしなきゃ。みんなをにおい中毒にしちゃってね」
「うーん・・・わかった」
まぁ、私には逆らえない。
中が良いとはいえ信者は大淫婦の僕だもの。
「行こう」
私たちは家を出た。
---1章 完
ちょっと妄想が止まらず実生活に害が出たら怖いので、今から書きますね。
誰か見てたらはずかしす
日常から生まれる脅威の、尤もたる堕落と蔓延
「これ何?」
プレゼントに渡された箱を見て、きいてみた。
「Rプレイヤーって言って、映画とか見られる奴だよ」
よくわからないけど、ビデオデッキみたいなのらしい。
「おー、凄そう。ありがと!」
とあるイベントでゲームに参加したら、たまたま優勝してもらった景品。
別に私はあんまり興味無いんだけどなー・・・
でもくれた人には悪いから、ちゃんとお礼を言う。
だけど、そこで私は気づかなかった。
品物を渡してくれたお姉さんが妙な笑顔をしていたことに。
「ただいまー」
帰ってきた私は、そのまま自分の部屋に向かう。
今日はお父さんもお母さんも出かけてていない。
お姉ちゃん達もいないから、私一人。
「うーん」
とりあえず部屋に荷物を置いたけれど、することがないなぁ・・・
そこで私はもらった景品を見た。
「プレイヤーかぁ・・・ でもソフトが無いとダメなんじゃないかな?」
とりあえず箱を開けてみる。
「んー」
箱の中には発泡スチロールに囲まれた黒い箱。
これがプレイヤーらしい。
「よっと」
発泡スチロールごと箱から取り出す。
丁寧に囲いのスチロールを外すと、どうやら四角い形では無いことがわかってきた。
「あれー、こういうのって普通は四角いんじゃないのかな」
すべてスチロールを外しきると、出てきたのはなにやらラグビーボールをさらに潰したような形だった。
「おー・・・」
私はまだ子供だから、あんまり高そうな電機製品は触ったことがない。
そのプレイヤーを持ち上げようとして、私は軽さに驚いた。
「え、こんなに軽いの? お父さんが使ってるパソコンだって結構重いのに・・・」
見た目はノートパソコンより重そうなのに、本当に軽かった。
しばらく私は色々な角度からそのプレイヤーをながめ、床に置く。
「とりあえず電源入れてみようかなー」
言いつつ、電源ケーブルを箱の中から探してみる。
「・・・ない?」
箱の中には説明書の冊子と、テレビに繋ぐ用のコードとヘッドホンが入っているだけだった。
「うーん」
少し考える。
「あ、説明書読めばいいのかな」
説明書を取り出して開いてみた。
なんだか、いい香りがして
「・・・?」
私は目を覚ました。
「あれ? 寝ちゃった?」
ふと気がつくと、さっきまでいじっていたプレイヤーが目の前に転がっている。
説明書もちゃんとあった。
「おかしいなー」
変に思いながら、もう一度説明書を開く。
プレイヤーの絵を見つけた。
「ふむふむ。テレビにはコードで繋ぐ、と・・・電源は?」
読み進めていくと、最後の『よくある質問』ページに進んでしまっていた。
「あ、書いてある。どれどれ・・・このプレイヤーは電源コードが必要ありません?
そんな電機製品もあるかー・・・凄いなぁ」
どうやら最先端の技術っていうので、何も繋がなくても勝手に電気作って動くらしい。
「コードを繋いで・・・テレビの方はこの四角いのでいいのかな」
説明書にはD端子って書いてあるけど・・・デジタルのことかな? まぁいいや。
「よし、繋いだ。でもソフトが無いとなぁ」
ふと持ち帰ってきた荷物の中に開けてない袋があったのを思い出す。
それを開けてみると、黒いケースが出てきた。
「おー・・・ これが?」
ケースを開けてみると、中には暗い虹色のボールみたいな物があった。
取り出して、説明書通りにプレイヤーに入れてみた。
そしてプレイヤーのボタンを押すと、テレビに何かが映る。
「あ、映った映ったー」
私はヘッドホンをつけて画面を見る。
プレイヤーの会社のマークみたいなのが映っている。
見たことないマークの会社だけど、まぁいいよね。
どんな作品なのか楽しみだけど、怖かったらどうし
「・・・」
部屋にはテレビを虚ろな表情で眺める少女が一人。
画面はどういうわけか表面が波打っており、その色は様々な色に変化する。
テレビに接続されたケーブルもぐねぐねと動き、ヘッドホンケーブルも不気味に蠢いている。
ときおり少女は身体をぴくり、ぴくりと震わせている。
「・・・すごい・・・こんなの・・・」
全く意志のこもらない声で呟く。
少しすると画面の表面が盛り上がり、少女の周囲まで伸びてくる。
それは液晶画面の、いわゆる液晶素子と呼ばれる素材であった。
液晶素子はそのまま少女の服の隙間に入り込み、その未成熟な身体をなでていく。
「あ・・・ふ・・・」
画面から目を離さず、少女は声を漏らす。
同時に床にあるプレイヤーの表面が開き、青緑色の気体を噴出する。
元々狭い日本家屋であるため、気体はすぐに充満する。
少女はその、人生について劇毒である気体を無意識に吸い、画面を見続ける・・・。
「・・・なんだか」
私は恥ずかしいような気持ちだった。
とりあえずビデオは見たんだけど、あれって・・・もしかして・・・
「これ、子供が見たら・・・いけないんじゃ・・・」
プレイヤーから虹色のボールを取り出し、黒いケースに入れる。
一応ケースの表面を見てみるが、そこには何も書いていない。
「う、うーん・・・」
気持ちが落ち着かない。
とりあえず説明書を手に取り、『よくある質問』のページを開く。
「お?」
そこでこんな質問を見つけた。
Q.作品視聴後に、少し変な気分になるのですが。
A.本プレイヤーは非常に高度でリアルな映像・音声を提供しますので、
一部のお客様には刺激が強すぎると感じられる場合があります。
当社にて十分にテストをしてはおりますが、危険はございません。
また、万が一吐き気などを感じられた際は以下にお電話を下さい。
0120-5555-5555
「あぁ、何だ。これで普通なのね」
私は安心して説明書を箱に戻した。
「でもなー・・・あの女の子、あきらかに・・・あそこ・・・擦ってたような」
どうしても映像を思い出してしまう。
「ただいまー」
「あ、お姉ちゃんだ!」
プレイヤーを部屋の隅っこへ移動させて、私は部屋を出た。
「おかえり!」
帰ってきたのは美沙お姉ちゃんだ。
「あれ、鈴だけ?」
「うん、みんないなーい」
「そっかー・・・」
美沙お姉ちゃんは靴を脱ぐとリビングへ入っていく。
その時、美沙お姉ちゃんからいいにおいがした。
「あ、いいにおいー」
「あら、気づいた? この間ちょっと香水買ってみたのよー」
言うと美沙お姉ちゃんはリビングへ姿を消した。
少女・・・鈴はその瞬間、頭を垂れた。
顔からは一切の表情が消え、足下を見つめている。
「・・・いいにおい」
呟く。
「いいにおい。お姉ちゃんは、いいにおい」
ドアの音がした。
「鈴、ケーキ食べる?」
「うん!」
私はリビングへ入っていった。
誰も居ない鈴の部屋。
そこに佇む黒いRプレイヤー。
この品はただの映像プレイヤーではなく、人間を作り替える機械だった。
いや、機械というのは正しくないのかもしれない。
鈴が不思議に思ったように、プレイヤーは電源を必要としない。
それどころか液晶テレビとヘッドホンを変質させ、さらには気体まで放出した。
鈴はその効果に為す術も無く、ただただプレイヤーに身体を心を弄られたのだ。
そして今・・・、プレイヤーは再び表面の口を開けて気体を放出している。
今度は桃色の。
「おいしかったー」
やっぱりケーキはおいしい。
反対意見は許さないよ!
「たまにしか買ってこないからねー」
「毎日食べたら飽きちゃうって」
美沙お姉ちゃんはテレビをつける。
「・・・」
その姿を見て、私はあのプレイヤーを思い出した。
「鈴、宿題やった?」
「あ! 今日はショッピングセンターのイベント行ってたからまだだ!」
「忘れたらダメよー」
「はーい」
私は部屋に戻っていく。
リビングを出て階段を上った。
ドアを開けて、私は驚いた。
「え、何このピン」
ふらふらと鈴は部屋に入るとドアを閉め、そのままテレビの前に座る。
テレビの電源を入れ、Rプレイヤーを自分の前に持ってきてスイッチを入れた。
ヘッドホンをすると画面の色が暗い虹色に輝く。
「今度こそ貴様を倒し、犯し尽くしてやるわ!」
女怪人が捨て台詞を吐き、魔法少女へ襲いかかってくる。
「そんな手はお見通し!」
魔法少女は身体をそらし、怪人の攻撃を見事にかわし・・・
「きゃあっ!?」
かわせなかった。
地面から怪人の身体と同じ色をした触手が生えてきたのだ。
そのまま両足を絡め取られ、更に生えてきた触手により身動きを封じられてしまう。
「何度も同じ攻撃をすると思っていたとはねぇ・・・」
にやにやと嫌らしい笑みを浮かべ、ゆっくりと歩み寄る。
「愛の魔法少女・・・とか言ったかしら?」
「くっ・・・」
お互いの視線が合う。
「その愛を愛欲に変えてあげるわ」
女怪人はそのまま更に近づき、魔法少女へキスをする。
「ん・・・ちゅう・・・」
最初は激しく手足を動かして抵抗していたが、すぐに収まってしまう。
「あたしは愛欲の淫魔怪人。愛の魔法少女を性欲で満たしたらどうなるのかしら・・・」
怪人は背中に生えている触手を自在に操り、魔法少女の全身に這わせる。
「う・・・、やめてよ・・・変態怪人」
「変態ぃ? 大丈夫よ」
触手の先端が4つに分かれて中身があらわになる。
それは棒状になっていたが、その側面には無数の細かい触手。
「あなたもすぐ仲間になるんだから」
「お願いします。その触手をください」
魔法少女はついに陥落し、怪人へ快楽をねだる。
「やっと素直になったのね・・・あたしは別にいいわ。でもぉ・・・」
開いた触手の先端を見せつけながら、さんざんにじらす。
「いいのかしら? あなたは愛の魔法少女でしょ? こーんなエッチなことして・・・
これって愛じゃないのよ? わかってる? ただの性欲よ?」
「う・・・あ・・・」
「考えてるってことはいらないってことよね。あたしの触手は気持ちいいだろうけど・・・」
開いた触手を指さしながら、
「この子だけは別。あたしの触手の中で最高なのよ。あたしの最高を欲しがるのに
他のものを捨てられないなんて、ちょっと虫が良すぎじゃないかしらねぇ」
言いつつも他の触手はぐねぐねと動き、魔法少女に絶えず快楽を与える。
「で、どうするの? 欲しいの? いらないの?」
「ん・・・く・・・うう・・・」
「そう。いらないのね」
魔法少女の反応を見て、女怪人は触手を収めてしまう。
「あ・・・」
「なぁに? いらないんでしょ」
「い、いや、その・・・」
女怪人の凄まじいまでのじらしに、魔法少女の限界も近づく。
「わかった。あたしも鬼じゃないわ」
背中から細めの触手を2本生みだし、魔法少女の目の前に出す。
「入れたときの快楽を体験させてあげてもいいわ。それで考えなさい」
直後、その2本の触手は魔法少女の両耳に挿入される。
「っっっっっぁ! ひうっっっぁ!!」
すぐにその触手は脳を犯し始めたようで、魔法少女は全身を痙攣させて叫び始めた。
「くく、これでこの子は・・・」
邪悪な笑みを浮かべ、女怪人は触手を操る。
脳を犯しつつも、魔法少女の全身を取り巻く触手を絶えず蠕動させている。
そして。
「くださいいいい、お願いですからああああ!!」
「あっははははははは!! 言ったわね!」
収めたはずの最強触手を再び取り出し、魔法少女の目の前に出す。
「いいのね!? 本当にいいのね!?」
「いいでしゅ、お願いしますううう!!」
その返事に女怪人は最強触手を魔法少女の秘所にあてがう。
「それじゃ、堕ちなさい。愛欲の魔法少女に」
まさしくズボッという音が響き、その触手が挿入された。
「はぁ、はぁ、・・・」
画面は波打ち、鈴の全身を愛撫している。
鈴は魔法少女の陵辱劇を見ていた。
目ではなく、プレイヤーとヘッドホンによる思念波のようなもので。
その映像は少女の幼い身体と精神を十二分に犯しており、鈴は確かに快楽を感じている。
股間を覆うパンツはビショビショに湿り、まだ男を知るには早すぎる挿入口は何かを求めて自然に動いていた。
部屋に充満していた桃色の気体は、いつのまにか最初の青紫色に変化していた。
プレイヤーの表面は再び蠕動しており、今にも鈴に襲いかかろうとしているようにも見える。
だが。
次の瞬間、液晶触手は画面に戻り、プレイヤーやケーブルの蠕動は止まる。
鈴はヘッドホンを外し、プレイヤーとテレビの電源を切った。
「面白かったぁ」
今までの映像は鈴にとって『おもしろいもの』として認識されていた。
青紫色の気体はそのための物だった。
翌日。
学校から帰宅すると、鈴は自分の部屋で荷物を下ろす。
下ろした途端、変な気分に見舞われた。
「あ、あれ・・・何、この気分」
私は感じた事のない気持ちになっていた。
身体が暖かくて、あそこがなんだか・・・寂しい・・・のかな・・・
でも・・・それより・・・
「・・・入れて、みた・・・い・・・」
無意識にそんな言葉が出ていた。
どうしてだろう・・・
「ん・・・」
なんだか気持ちがいい。
ふと、部屋のテレビ前に置いてあるプレイヤーを見た。
「・・・」
ゆっくり歩いていく。
その前に座る。
テレビの電源は入れず、プレイヤーのスイッチを押してヘッドホンをする。
私は確かに見た。
プレイヤーの表面に穴が開いて、そこから青いガスが出てくるのを。
でもなぜか、私は何もしない。
ガスはどんどん広がっていく。
多分、家の中全部に広がっていく。
「・・・してみたい。入れてみたいな」
今度ははっきり、自分がそう言っているのがわかった。
ヘッドホンから、あの女怪人の声が聞こえた。
『あなたも、こっち側に来なさい。愛欲の魔法少女と同じ側に。その欲望は叶えられる』
私は答えた。
「はい・・・私は、愛欲の・・・方に、行きます」
『いいわ。邪淫教団へようこそ』
女怪人の声がそう響くと、プレイヤーから無数の触手が伸びて私の身体を包み込む。
気持ちいい。
真っ黒な触手につつまれ、私は変わっていく。
あたしの、あそこ・・・
おまんこ。
そうか、おまんこって言えばいいんだね。
おまんこに触手が出入りして、どんどん気持ち良くなっていく。
女怪人さん、ありがとう。
こんな気持ちいいことを教えてくれて。
あ、触手が頭まで上ってきた。
『見えるかしら』
女怪人さん?
『そうよ。目の前にある石、見える?』
これって・・・プレイヤーのソフト。
『そうね。あなたはそう思っている。でも本当は違うの』
あ、待って。言わないで。
今ならわかるから。
『そうじゃないと困るわぁ・・・そのためのプレゼントだったんだもの』
ええ?
じゃあ、あの司会のお姉さんって
『そ、アレはあたし。あなたを虜にして邪淫教団の洗礼を与えたかったのよ』
ああ・・・そうだったのね。
『で、アレはなぁに?』
これは私たち邪淫教団の大淫婦に必要な種です。
『正解。それが身体に入ると、あなたも立派な大淫婦よ』
あ、嬉しい。
私も大淫婦になれるんですね・・・
『そう。普通はまず淫奴から経験を積んでもらうんだけどね・・・』
こっちに来る・・・
『さ、もうすぐあなたも大淫婦』
はい。
私は大淫婦・・・
真っ暗な空間に、暗く輝く虹色の石。
それは邪淫教団が作り出した、寄生型の洗脳・改造ユニットだった。
これを体内に取り込むと二度と排出はかなわない。
砕け散り、身体の隅々にちりばめられてしまうからだ。
その石はとうとう、鈴の秘所へと接して――中へと収まった。
鈴が目を開く。
「・・・ふふっ」
年齢に全くそぐわない、邪悪で淫らな笑みを浮かべた。
目の前にあったはずのプレイヤーは無い。
鈴は立ち上がり、服を脱いだ。
人間ではなくなった鈴には不要の長物。
その幼い裸身をあらわにする。
「・・・服になぁれ」
鈴が呟くと、身体の表面が盛り上がっていく。
数秒するとそこには今まで来ていた服ができあがっていた。
もちろん布ではない。
大淫婦となった鈴の身体が、服を着ている状態に擬態しているだけなのだ。
「さて、お姉ちゃんを淫奴にしないとね」
ゆっくりとドアへ歩いて行く。
壁際に普段使っている大きめの鏡があった。
そこに映る鈴の姿は、鈴ではなかった。
青い肌をし、異形の器官を全身に備えた大人の淫魔のような怪人がそこには映っていた。
「お姉ちゃん?」
「ん」
リビングには美沙お姉ちゃんがいた。
「宿題終わった?」
「んと、まだなんだけど・・・気になったことがあってさ」
私は普段通りに話しかける。
もう今までの私じゃないんだけどね・・・んふふ。
「何かしら? 鈴が珍しい」
「うん。ぶっちゃけきくね」
「お、そうまで言うってことは・・・結構深刻?」
美沙お姉ちゃんは私に近づいてくる。
結構・・・いい身体よね。
「あのね・・・」
私は美沙お姉ちゃんに耳打ちするようなそぶりをする。
すぐに理解したらしく、美沙お姉ちゃんは耳を私の口に近づける。
私は口の中の触手を操り――耳に入れた。
「ふあ」
美沙お姉ちゃんは変な声を上げる。
暴れる前に神経毒を流し込む。
「んん・・・」
そのままくちゃくちゃと口内触手を動かし、美沙お姉ちゃんの脳をいじる。
――あった。
私は触手の先から卵を産む。
そしてすぐに触手を抜いた。
ぴちゃ、とエッチな音を立てて私の口に戻る。
「・・・」
美沙お姉ちゃんはそのまま座り込んだ。
「うふふ・・・お姉ちゃん。学校は女子校だったよねぇ」
「は・・・い」
「私が行くまでは友達をいじっちゃダメだからね? 先生は黙らせていいから」
「はい・・・」
私は満足し、リビングを出た。
「お姉ちゃんはアレで良しっと。次は・・・零ちゃんだね」
再び大淫婦の能力を使い、今度は足に靴を作り出す。
外へ出ると、私は零ちゃんの家へと向かった。
ピンポーン・・・
「はーい」
「鈴だよー」
ドアホンを鳴らすと、鈴はそう言った。
「あー、今いくー」
家の中から少女の声が聞こえる。
鈴はにやりと笑う。
「鈴、どうしたの?」
「いやー、退屈だからさ・・・」
「退屈って宿題は?」
「おわったー」
さらりと嘘を言う。
もはや人間ではなくなった鈴にとって、そんなことは意味をなさない。
「え、早い・・・」
「教えてあげようと思ってさ」
「あー、それはありがたいな。あたし成績良くないしさぁ・・・上がってよ」
「うん」
鈴は零に案内され、家へ入っていく。
「おじゃましまーす」
「あぁ気にしないでいいよ。今日明日とあたし以外誰もいないからさ」
「え? 旅行とか?」
「じゃなくてさ。友達の結婚式に行かないといけないんだって」
「ふーん」
二人は零の部屋へと入っていった。
「ねぇ、零ちゃん」
「ん?」
「私ね。零ちゃんに知って欲しいことがあるんだ」
「・・・宿題の事じゃなくて、そっちメインってわけかな?」
「うん」
「いいよ。聞く」
零ちゃんは床に座る。
私はその前に座る。
「実はね、私・・・・・・淫邪神様にお仕えすることにしたんだ」
「・・・は?」
ふふ、意味がわからないって顔してる。
それはそうよねぇ・・・
私だってそうだったんだから。
「何それ。いん・・・何? 宗教?」
「宗教・・・かどうかはわかんないけど。というか、そんなのどうでもいいの」
そう、本当にどうでもいい。
私は・・・
「零ちゃんは、私のちんぽで生まれ変わるから」
「!」
零ちゃんは突然立ち上がる。
「り、鈴! あんた何いって」
でもそこで零ちゃんの言葉は途切れた。
理由は簡単・・・
私の左手が零ちゃんのまんこに入っていたからね。
「あ・・・う・・・」
「ふふふふ・・・人間って簡単よね。女はまんこをいじればすぐ言いなりになる。
脳みそ弄った方が楽しいけど、急いでる時はこの方が楽でいいわ」
零ちゃんは身体をぴくぴくと震わせている。
「いあ・・・、抜いて、よ・・・」
「いーや。このまんま気持ち良くしてあげるの」
もちろん突然手を突っ込んで気持ちよくなるわけがない。
大淫婦になった私はそんなことくらい知っている。
でも零ちゃんが気持ち良くなってきてるのは理由がある。
それは私の身体の毒腺から、人間の女を感じさせる毒をガスにして出してたから。
零ちゃんはずーっとそれを吸ってたからね・・・
「さ、気持ち良くなってね」
私は左手を、あのビデオの女怪人さんの最強触手みたいに変える。
そしてそれを前後に動かすのだ。
「あっ、あっ、や、め、やめ、ああ、」
「はぁ・・・、いい。これがしたかったの」
そう、私は触手で女を犯したかったの。
女怪人さんみたいに、ぐちゃぐちゃって触手いれて。
そしたら私も気持ち良くなって、もっともっとしたくなっちゃうの。
「気持ちいい?」
「は、き、気持ち、いい、け、ど、」
「だよねぇ~、私も気持ちいいんだぁ」
嬉しい。
零ちゃんが気持ち良くなってくれて、私も気持ちいい。
しかも大好きな零ちゃんをぐちゃぐちゃ出来てるんだ。
とっても嬉しい。
「ね、零ちゃん。これずーっと続けたいよね?」
「いひゃ、気持ちいい、ずっと、いい、したいよぉ」
「じゃあね。私の精液。入れてあげる」
「せ、せー、えき?」
この間学校とかいうくだらない場所で説明してたけど。
私・・・大淫婦の精液は違う。
あんな物じゃないんだ。
人間の血、肉、骨、臓器。
そういうのを全部犯し尽くして、淫邪神様特製の身体にしちゃうんだ。
「そうすればいつでも気持ち良くなれるんだよ」
「こ、こども、できちゃうん、」
「できないよー、だってね」
左手を零ちゃんのまんこに入れたまま立ち上がる。
大淫婦は人間じゃないから、人間一人持ち上げるのなんて楽勝なの。
「私、人間じゃなくなったから」
一気に身体の擬態を解く。
「!」
気持ち良くなってた零ちゃんの表情が変わった。
そりゃそうよねぇ・・・
だって私、こーんなに綺麗でエッチで。
それでいて、危ないオンナになったんだもん。
あ、オンナって言い方良くなかった。
私は人間じゃないんだから、男とか女って言ったらおかしいよね。
危ない大淫婦になったんだもん☆
「れ、零、それ」
「これが今の私の本当の姿だよ。この姿を見たら最後でねぇ」
私はまんこの表面を操作して、ちんぽを作っていく。
「死んじゃうか、もしくは私直属の信者になるしかないの」
そう言いながら、ちんぽを零ちゃんのまんこに入れた。
ずぼっ、という感触が伝わってきて・・・気持ちイイ~・・・
「はうあ」
「さ、身体中を作り替えてあげる」
次の瞬間、私は射精した。
あ、でも人間の男みたいにびゅっ、びゅって出すんじゃないんだよ?
私の射精はねー、水道の蛇口みたいに出るんだ。
びゅううううううううううううううううって。
「はあああああ・・・いいよぉ・・・初めての射精。こんなに気持ちいいんだぁ・・・」
射精気持ち良かった。
大淫婦になって本当に良かった。
淫邪神様、ありがとう・・・
「立って」
「はい」
零ちゃんに命令した。
「零ちゃんの子宮は私の精液で一杯だよ。今日はゆっくりオナニーしてね」
「はい」
私の精液を入れられたら、私の言いなりになっちゃうんだ。
もちろん私は淫邪神様の言いなりだよ~
「すればするほど身体に精液が回るから。明日の朝には立派な信者だよ」
「ありがとうございます」
「ふふふふ・・・」
その日、私は初めての射精で一番大事な友達を・・・堕とした。
「いってらっしゃーい」
「いってきます」
美沙お姉ちゃんはいつも一番最後に家を出る。
私と一緒に家を出たお姉ちゃんは、すぐに私にくっつく。
「れ、零・・・さまぁ」
「お姉ちゃん? ダメだよくっついたりしちゃ。お姉ちゃんでしょ」
「でも・・・」
「わかったわかった。学校の先生を食べちゃっていいよ。
もちろん、男の先生ね。今日は男の先生を食べて成長しよう」
「は、はいぃ・・・」
「そしたら女の先生に卵を産み付けるの。お姉ちゃんが成蟲になって産む卵は・・・」
お姉ちゃんの耳に口を近づけて、
「植え付けたら一瞬でお姉ちゃんと同じ蟲になっちゃうんだよ。一気に成蟲」
「!!」
あ、ぷしゅ・・・だって。
お姉ちゃんったら・・・こんなところで潮吹いちゃったみたい。
流石私の作った蟲さん・・・ふふふふ・・・
「あ、もう・・・」
「ご、ごめんな・・・さい」
「いいよ。吸い取ってあげる」
私はお姉ちゃんと手を握る。
服に擬態した触手から別な触手を生み出して、お姉ちゃんの服の中に入れる。
そのまんまお姉ちゃんのパンツまで行くと、たれてる愛液を吸い取ってあげる。
「はうあああ・・・」
「いいでしょ? でも静かにしてね。たくさん人が居るからさ」
そんなこんなで、登校していく。
「鈴様」
「零ちゃん?」
零が鈴の机にやってくると、鈴をそう呼んだ。
「ダメだよ、学校じゃ。いつも通りに呼んでよ」
「でも」
「消えたい?」
鈴がニコリと笑う。
零は逆らえない。
「鈴ちゃん」
「どうしたの?」
「えっと・・・布教は・・・」
「あとで信者になった零ちゃんの姿、見せてね」
「うん」
「あ、でも・・・あの人に報告しないとなー」
あの人。
零を大淫婦に変えた女怪人のことだ。
「放課後屋上に行こう。そこなら誰も居ないからさ」
「さすが零ちゃん。そうしよっか」
誰も知らない所で、魔は広まっていく。
「せんせ」
「む? ああ、君はC組の――」
美沙は視聴覚準備室を訪ねる。
そこには教員が一人だけ。
狙っての行動である。
「先生に相談があるんです」
「ほう・・・相談とは。珍しいじゃないか」
美沙は教師に近づいていく。
教師は美沙の方へ椅子を向けた。
「まぁ、座れ」
「はい」
勧められ、美沙は座る。
「それで・・・何関係だ?」
「はい・・・」
美沙は少しうつむき、そして
「これ関係です」
その言葉と同時に美沙の服が破れ、触手となって教師の口をふさいだ。
「んむーー!?」
「せんせ。いただきまぁす」
そのまま触手を操り、教師の服をすべて破く。
あらわになった教師の陰茎を美沙の秘所はくわえ込む。
「んむ、むむむあああ!」
「ふふふ・・・入れただけじゃダメなのは知ってるよ、せんせ。でもね」
「ん、むおあ?」
「今のあたしは・・・そんなの関係無いんだ」
「!!?」
美沙の子宮の表面から無数の触手が生まれ、教師の陰茎へと入り込む。
そのまま精嚢へと侵略すると、これから精子になろうとする細胞を吸い取っていく。
「おいしい・・・」
うっとりとした表情で呟く美沙。
その一方で教師は口に入れられている触手から分泌される毒に酔わされていた。
「もう少し吸えるかな?」
ざわざわと蠢く触手は更に教師を縛り上げていく。
その体内では、無残にも精子予備軍が淫らな魔蟲に捕食されていく・・・
「さて、ごちそうさま」
美沙は秘所から教師のブツを抜き去る。
「ん・・・むあ・・・」
息も絶え絶えという状態の教師。
触手を操り、美沙の顔と同じほどの高さに教師の顔を持ってきた。
「じゃあデザートね。いただきまぁす・・・」
言うと美沙は大きく口を開いた。
そこから現れたのは巨大な触手。
学校で教師が行方不明となった事は、その日の夜になって確認されたのだった。
「さて、早速」
私は屋上の地面に目線を落とす。
「鈴、どうするの?」
「ふふふ・・・こうするんだ」
右手をまんこに入れる。
「あんっ」
ぐちゃっ、という音が響く。
いきなり入れるなんて信じられないだろうけど、それは人間の考えだよね。
大淫婦は何をしても気持ちいいし、人間で言う所の愛液だっていつでも出せるから大丈夫なんだ。
「んふぅ、こうしてぇ・・・えいっ」
つぷっ、という音と共に右手を引き抜く。
「いいにおい・・・」
零ちゃんがうっとりした表情で呟く。
信者になった零ちゃんにとってはいいにおいだよね。
人間がかいだら一瞬でエッチな動物になっちゃうけど。
「そして、こうする」
私はその愛液・・・本当は違うんだけど、愛液を地面に垂らす。
邪淫教団の信者なら誰でも知ってる魔方陣だけど、大淫婦が使うと・・・
「あ! なんかピンク色のガスが」
「大丈夫。それは淫邪神様のおられる場所の空気だよ」
「凄い・・・気持ちいい」
零ちゃんはもう感じちゃってる。
私はいくらでも感度を調節出来るから平気だけどねー
「さ、行くよ」
「うん」
私たちは愛液魔方陣の上に立つと、屋上から姿を消した。
「よく来たわねぇ」
暗い中から声が聞こえる。
「あ、怪人さん」
聞き覚えのある声に私は返事をした。
「ふふふ・・・鈴ちゃん。淫邪神様の世界へようこそ」
「怪人さん、私を生まれ交わせてくれてありがとう!」
「いいのよ。才能があったからね。で、そっちの子は?」
怪人さんは零ちゃんの方を見る。
「私の信者第一号の、零ちゃんでーす」
「れ、零です。お呼びに預かり」
「いいのよ堅苦しいのは。いつも通りでいてね」
「は、でも・・・」
「面倒だからさ。いいのいいの」
「それで、私が作った信者と淫奴の話をしようと思って」
「あ、そういうことね。立ち話もなんだし、行きましょうか」
怪人さんは歩き始める。
私と零ちゃんも後に続く。
「まず私は邪淫婦のネイリィと言うわ。怪人でもいいけど」
「じゃ、邪淫婦様!」
私は驚いた。
てっきり同じ大淫婦だと思っていたから・・・
「失礼をしま」
「だからいいって」
零ちゃんが慌てて椅子から立ち上がったけれど、ネイリィ様は声をかけた。
「面倒だって言ったじゃない。それともぉ・・・あたしの言う事、聞けない?」
「そ、そんなことは決して!」
「じゃあいつも通りにしていなさい。あまり逆らうと・・・消しちゃうよ?」
ニコニコと微笑みながらそう言うネイリィ様。
多分・・・本気だろうなぁ・・・
「え、えーと」
「うん。じゃあ早速だけど零ちゃんはどんな信者になったのかな?」
「零ちゃん、見せてちょうだい」
「うん」
零は立ち上がると、来ていた服を脱ぐ。
「そういえば気になっていたけど、零ちゃんは服を着てたのね」
「確かにそういえば。なんで?」
「それは・・・」
言葉を濁す零ちゃん。
「授業中オナニーしてパンツびしょびしょにすると、休み時間になんだか・・・」
「流石、鈴ちゃんの信者ね」
「なんだか? 零ちゃん、ちゃんと言ってくれないとわからないよ」
ふふふ、わかってるけれど聞いちゃう。
私は零ちゃんの先輩というか、上司だからねぇ・・・
「みんなの中でエッチなにおいをまき散らして、それが気持ちいいの。好きなの」
「きゃははははは」
零ちゃんの告白に大笑いしてみせる。
ネイリィ様も嬉しそうに笑ってる。
「零ちゃん、変態さんだねぇ! 最高だよ! それでこそ私の作った信者だよ!」
「あ、ありがとう・・・」
零ちゃん。
良い信者になったね。
「それじゃ、本当の姿を見せて」
その言葉に反応して、零ちゃんの身体が変わっていく。
肌は緑色になり、身体の至る所から植物の葉のような触手が現れる。
「そっか、零ちゃんはお花好きだったもんねぇ・・・」
「うん・・・」
触手にはいくつも黒い花が咲き、そこから甘ったるいにおいがしてきた。
「じゃあ明日からは授業中オナニーしてさ。そのにおいでみんなを淫奴にしちゃおう」
「え、それって・・・」
「そうよ。零ちゃん、あなたは信者なんだから。布教だってしないとね」
ネイリィ様が優しく言った。
「はい、頑張ってオナニーします」
「じゃ、零ちゃんはいったん帰ろうか。鈴ちゃんは淫邪神様の所へ行こう」
「え、淫邪神様の所へ?」
流石に驚いた。
大淫婦とはいえ、邪淫教団に入ったばかりの私が会えるなんて思ってないよ。
「そこで正式に洗礼を受けるの。完全に邪淫教団の大淫婦になれるのよ」
「・・・嬉しい」
涙が出るほど嬉しい。
最初から幹部の大淫婦で、しかも淫邪神様に会えるなんて。
「じゃあ零ちゃんはここで。そこの愛液ゲートから帰ってね」
「はい。それじゃぁね、鈴ちゃん」
「また明日ー」
「ここが淫邪神様の部屋よ」
「おー・・・」
私の前には大きい扉がある。
たぶんこれ・・・5メートルくらいあるんじゃないかな。
「ここからは一人で行ってね」
「はい」
扉を開けてみる。
「私は向こうの世界に戻るからさ。それじゃ」
「はい。色々ありがとうー」
扉をくぐると、静かに閉まっていった。
そのまま私は前に歩いて行く。
「新たな大淫婦、鈴か。よく来たわね」
声が聞こえる。
私はその場に跪く。
「はい、零です。ネイリィ様のおかげで大淫婦になれました」
「聞いての通り、鈴はまだ本当の大淫婦になった訳ではないわ」
「みたいですね。よくわからないんですけど、そうらしいです」
「なに、簡単な事。わらわの胎内へ入り、そこでわらわの因子を取り込むだけ」
「え」
驚いて顔を上げる。
「淫邪神様のおまんこに入るんですか?」
「そう。それだけで良い」
遠くで何かが動いているように見える・・・なぁ・・・
「さぁ、来るが良い。真の大淫婦として覚醒し、この世をわらわの物へ」
「ひゃ!?」
伸びてきた触手に絡め取られ、私は運ばれる。
あれは・・・壁?
いや、違う・・・
あれはおまんこだ。
淫邪神様の、おまんこ・・・
そう考えてるうちに、私は中に入れられていた。
色々な事が伝わってくる。
人間の籠絡の仕方。
人間の性感帯。
人間の欲望の性向。
人間の身体のつくり。
人間の調教の仕方。
人間の邪淫教団への導き方。
信者の調教の仕方。
性蟲の飼育の仕方。
そういった、大淫婦に必要なことが・・・全て全て。
最後に淫邪神様の精子と卵子を埋め込まれる・・・
私は淫邪神様の前で跪いていた。
もう大丈夫だ。
私は大淫婦、鈴。
邪淫教団を率いる幹部の一人。
人間を籠絡し、作り替え、調教し、そして信者へ作り替える。
それこそが私の役割であり、淫邪神様にお仕えする者の義務。
それを楽しみ、人間をもてあそぶのが私たち。
実に良い。
「鈴」
「はい」
「正式に大淫婦となったお前に新たな名を与えよう」
「ありがとうございます」
「お前はまんこという言葉が好きだったな?」
「人間だった頃は知らなかった言葉でした」
「ふふ・・・、実に良い。ならばその言葉をそのままお前の名にしよう」
嬉しい。
淫邪神様に名前を頂けるどころか、自分の好きな言葉まで・・・
「さぁ大淫婦ヴァギナよ。人間を虜にし、わらわの世界を作れ」
「かしこまりました」
私は淫邪神様のご命令を受け、部屋を後にした。
「さぁて、お姉ちゃん。学校の子はどのくらい犯したの?」
「・・・」
美沙は言葉を話さなくなった。
性蟲へと完全に成長したため、言葉が不要になったからだ。
でも私には伝わってくる。
性蟲が出す精神波があり、これを受け取るからだ。
「そう。クラスの子は昨日全員寄生させたのね」
美沙は頷く。
いいわ・・・、これでもうその子達全員が性蟲ね。
ネイリィ様も喜ぶ。
「じゃあ今日は私もそっちに行こうかな」
「・・・!」
美沙としては待ちに待っていた日。
自分の妹が来て、生徒を一人一人犯して行く。---
そんな想像をしたみたいで、美沙はもう股間を濡らしてる。
さすが性蟲だよね。
エロいことしか考えず、そのためにだけ生きてる。
まぁ、エロいことが出来なくなっても大丈夫だけどね。
その時は私たち大淫婦が吸収して、溜め込んだ淫素をもらうから。
「行こうか」
リビングを出ると、そこではお母さんが零に犯されていた。
「零ちゃん、行くよ」
「うん、もうちょっと・・・」
「遅刻しちゃうって」
「鈴ちゃんだって遅れちゃわない?」
「私はいいよ。美沙お姉ちゃんの学校に行くから」
「・・・ってことは」
「そう、そういうことー」
「私も行っていい?」
「零ちゃんは・・・、授業中にオナニーしなきゃ。みんなをにおい中毒にしちゃってね」
「うーん・・・わかった」
まぁ、私には逆らえない。
中が良いとはいえ信者は大淫婦の僕だもの。
「行こう」
私たちは家を出た。
---1章 完
(新年の悲劇)
839 名無しさん@ピンキー 2011/06/02(木) 15:20:34.78 ID:iv5aWQMu
「どんどんどん!!」
午前3時、まだ現今をノックする音はきえない。
「おにいちゃんあけてぇぇ!はぁはぁ・・」
どうしてこんな事になってしまったのだろう。
さっきまでうるさく聞こえていた悲鳴やサイレンはもう聞こえない。
「お兄ちゃんほしいよぉぉぉ・・・んぐぅ!・・くちくち・」
誰か助けてくれぇ!
今から4時間前、世間は新年モード一色だった。
俺はコンビ二でバイトしながらちらほら聞こえるカップルの甘い言葉で頭がおかしくなりそうだった。
「真一君は新年は彼女と過ごさないの~?」
そう俺の心をえぐってきたのは店長のあずきさんだ。30代前半というのに、このロリ顔はだめだろ!
「すいません。もてないもので・・・」
「ふてくされないの~新年はお姉さんがずっと一緒にいてあげるから!」
お姉さんというより・・・これ以上考えるのはやめておこう。
「あずきさんといても虚しいだけですよ。」
「なにそれ~!傷ついちゃうな~」
いったいどうやったらそんなに目をうるうる出来るのかわからない。
「ははは・・・あ・あれみてください!さろそろ、カウントダウンが始まりますよ!」
「ほんとだぁ~!来年こそこそ彼氏が出来ますように・・・出来ますように・・」
危ない人に引っかからないようにと願わずにはいられなかった。
「3!・・・2!・・・!・・・1!ハッピーニューイヤー!」
ドンドン!!
空にはでかい花火が打ち上げられた。その数時間後、こんな事が起きると誰が予測できただろうか。
840 名無しさん@ピンキー 2011/06/02(木) 15:24:43.33 ID:iv5aWQMu
「すいませ~ん。これくださ~い。」
いかにも酔ってそうなカップルがいちゃつきながら花火をカウンターに置いた。
こんちくしょう・・・どうせこの後、たっぷり朝までいちゃつきやがるな。
「785円になります。」
「たー君今夜は眠れないねぇ~。」
「どうしっかな~寝ちゃおっかな~。」
「ええ~!たー君ひ~ど~い~!」
「うそだよ~ん!ひっかかった~?」
しょうもないやり取りやめてさっさと金ださんかい!目に血の涙が滲んだのはいうまでもない。
「きゃあああ!!」
そのとき、外から大きな悲鳴が聞こた。
カウンターからはよく見えなかったが、カップルは不思議そうに外のほうを見ていた。
「なにあれ~?女が女襲ってるよ~きも~!」
おいおい。どれだけ、酔っ払ってるんだ。女が女襲ってるなんてそりゃ燃えるシュチュエーションだが・・
「ピーピー!ちょっと二人とも止めなさい!」
警官がやってきたみたいだ。一件落着か。ちょっと見てみたかったきもするけど。
「うわあ!!」
それは、意外な悲鳴だった。警官が突然悲鳴を上げたのだから。
「ちょっとたー君!逃げようよ・・気持ち悪いよ・・」
「そっそうだな・・すいません、つりいりませんから・・」
そういうと、1000円を出して足早にコンビニをでていった。
一体何が起こってるんだ?まさか・・・警官と3Pしてるわけないよな・・・
胸の内からこみ上げてくる好奇心は抑えようがなかった。
外を出て俺は自分のしたことを後悔した。警官は泡を吹いて気絶していたが、その警官のあそこをむさぼるように吸っていたのは俺の母さんだったから・・・
841 名無しさん@ピンキー 2011/06/02(木) 15:28:35.46 ID:iv5aWQMu
「な・・・何してんだよ・・・母さん!!!」
母さんには俺の声聞こえてないらしく、虚ろな目と赤くなったほほが俺の母さんが異常であることを示している。
横には恐らく母さんに襲われたであろう女の人が虚ろな目で小さく痙攣しながら倒れていた。
よく見るとそれは、紛れも無く店長だった。
わけがわからない。新年なって初めての日がこれかよ・・・
「母さん止めてくれよ!いいかげんにしてくれ!!」
こうしてる間にも野次馬が集まってくる。早くどうにかしないと・・
母さんをどかそうとした瞬間、後ろから肩をつかまれた。かなり強く。
「いって・・誰・・んぐ!」
後ろからディープキスをしてきたのは店長だった。
「くちゅ・・ちゅる・・ちゅる・ん!あはぁ!・・おいし・・」
もうすでに、店長は・・あずきさんはあずきさんじゃなく別の者に成り代わっていた。
「んぐ・・ん・・ちゅる・・ちゅる・・ぷは・・やめてください・・あずきさ・・」
あずきさんのあそこからはよくわからない黒いアメーバのような物体が見え隠れしていた。
「あずき・・真一君のことほしくなっちゃったぁ!あはぁ!」
そういうとあずきさんは俺をものすごい力で地面に押さえつけ、激しくディープキスをしてきた。
「ん・・くちゅ、くちゅ、ちゅる・・んく・・はぁ!これしゅごいのぉぉ!はむ!」
俺はなされるがまま、一歩も動けなかった。人間の力とは思えない力で押さえつけられていたからだ。
横目で警官の方を見るとすでにそこに警官の姿は無かった。
警官は野次馬にむかって走り不運な女性が捕まり、無理やりレイプされていた。
俺の母さんは次の獲物を探すように辺りを見回し、野次馬のほうに消えていった。
俺は体の中から恐怖を感じた。俺もこのまま、警官と同じように・・・
「ちゅ・・ちゅる・・んはぁ!今度は、おちんちんだねぇぇ!」
あずきさんは小悪魔のような笑みを浮かべてズボンに手をかけた。
その瞬間俺はあずきさんを押し倒して全速力で駆け出した。
「はぁはぁ・・はぁはぁ・・うぐ・・」
おれはこみ上げてくる涙を抑えられなかった。とりあえず、走ったひたすら、後ろからあずきさんが追いかけてくるような気がした。
俺は、急いでアパートに入って鍵を閉めた。
どんどん!!
「おにいちゃん!?無事なの?外が大変な事になっていて・・」
妹か・・もう頼れるのは妹だけだ・・・俺の友達はもう、あの物体に支配さているかもしれない・・
俺は鍵を開けようとドアに手をかけた。
「ちょ・・あなたたち誰?・・やめて・・・嫌・・・嫌ぁぁ!お兄ちゃん!」
俺はどうする事も出来なかった。震えて体が動かない。音だけが聞こえる・・・奇妙な音だけが・・
ぐちゅ・・・ぐにゅ・・・ぐにゅ・・・
どんどん!!
「おにいちゃぁぁぁんん!!あけてよぉぉ!!ひぎぃ・・ぐちゅ・・」
1月1日・・これから俺はどうなってしまうのだろう。
すいません。本当は1月までに書き上げたかったのですが時間がかかってしまいました。
848 名無しさん@ピンキー 2011/06/02(木) 23:13:23.04 ID:j5q1QRAz
1月2日、あれから一睡もできなかった。
ドアから聞こえる「妹だったもの」の声が俺の理性を焼き尽くそうとしてくる。
「お兄ちゃんの事、本当はずっと前から好きだったんだよ?はぁ・・はぁ・・。」
「いつもね、お兄ちゃんの事ばかり考えてたのぉ~・・くち・・ちゅくっ!・・あんっ!!」
「でもねぇ・・素直になれなかったの。うふ・・でも、今は違うの。」
「この子のおかげでねぇ~・・・自分に素直になれたの。」
「お兄ちゃん・・好きよ?寄生したいくらいいい!!あぎゅうう!!くはぁ!・・ちゅく!」
ずっと鳴り止まない「妹だったもの」の声に、俺の精神が崩壊しかけていた。
あのドアを開ければ俺も楽になれるんじゃないか?
俺は・・俺は・・
「ぷるるるるる!!」
そのとき、電話がなった。
850 名無しさん@ピンキー 2011/06/02(木) 23:26:47.47 ID:j5q1QRAz
いそいで、携帯をとるとそこにはまりかと映っていた。
「もしもし!?無事なのか?」
まりかは俺の幼馴染で、幼稚園から一緒だった俺の親友だ。
「真一君?どうしたの?」
「私、初詣に真一君誘おうって思って電話したんだけど。」
え?まりかのところではまだ寄生されている人がいないのか?
「もしよかったら、私が迎えにいこうと思うんだけど・・だめかな?」
まずい!今、まりかが俺の家に来たら妹に間違いなく襲われてしまう。
「だめだっ!あっ・・嫌、だめじゃなくて今危険なんだ!」
「信じてもらえないと思うけど・・」
「今、人が・・襲われて・・俺の妹も・・だからっ!」
「わかった。そんなに嫌ならもういい。」
851 名無しさん@ピンキー 2011/06/02(木) 23:29:48.33 ID:j5q1QRAz
「ちょっと待ってくれ!」
「まりかのところにおかしな奴らはいないか!?」
「あそこから黒い物体が出てる・・」
「私のことからかってるの?私忙しいからもう切るね。」
「あっ・・もしもし!?・・っく・・・。」
このままじゃ、まりかが危ない・・助けに行かないと。
俺は、「妹だったもの」の待つ玄関にゆっくりと近づいていった
855 名無しさん@ピンキー 2011/06/03(金) 12:39:12.01 ID:jYJ9oErb
続きを書きます。
俺はそっと玄関に手をかけた。
そしてゆっくり、慎重に鍵を開け深呼吸をした。
俺は俺は足りない自分の知能をフル回転させた。
どうやって妹をやり過ごすか・・
覚悟は決めていた。だけど、手が震えてうまくドアノブを回せない。
くそ!・・びびるな!びびるな・・。
「はぁ・・はぁ・・よし・・。」
そう自分に気合を入れると、俺はゆっくりとドアを開けた。
856 名無しさん@ピンキー 2011/06/03(金) 12:43:08.71 ID:jYJ9oErb
そこにいたのは、か弱い体を震わせながら泣きそうな顔で俺を見つめる妹だった。
よく考えてみれば無理もない。
夜中じゅうずっとここに立っていたのだ。
俺は、なんて事をしてしまったんだろう。
親が離婚してから俺の家族は、母さんと妹だけだったのに。
母さんはもう別人になってしまった。
俺の頼れる家族は妹だけじゃないか!
「お兄い・・ちゃん・・・。」
か細い声でそういうと、妹は俺の方にゆっくりと近づいてきた。
857 名無しさん@ピンキー 2011/06/03(金) 12:46:13.02 ID:jYJ9oErb
そして、そっと弱弱しく俺に抱きついてきた。
「静香・・ごめん・・俺。」
「私・・ずっと寂しかった。」
「でも、やっとお兄ちゃんに会えたよ。」
妹の体はかなり冷え切っていた。
俺は自分の罪悪感に耐えられなくなってきた。
どうしてあの時、妹を助けてやれなかったんだ。
俺は・・・ばかやろうだ。
「ごめん・・俺・・・俺。」
「もういいよ。こうしてまた二人ひとつになれるんだから。」
そういうと、妹は俺をそのままドアに押し付けた。
858 名無しさん@ピンキー 2011/06/03(金) 12:49:18.85 ID:jYJ9oErb
いや、押し付けたというレベルじゃない。
ドアは、ぐにゃりと曲がり俺の右腕から聞いた事のない音が聞こえた。
「があああ!!?・・。」
「大丈夫。すすすぐおわるるからね?」
妹は虚ろな目でそういうと軽く俺にキスをしてきた。
「はぁむぅ・・ちゅ・・。」
「ずっと、やってみたかったんだぁ・・お兄ちゃんとキス。」
俺はあまりの妹の変貌振りに固まるしかなかった。
右腕の感覚はない。いや、無い方がまだましか。
「うう・・くぁ・・。ごごご主人様がお兄ちゃんにあいさつしたたいってぇ。」
そういうと、妹のあそこから黒いドロドロしたものが・・。
859 名無しさん@ピンキー 2011/06/03(金) 12:51:47.84 ID:jYJ9oErb
俺は一瞬背中に寒気が走った。
名にやってんだ俺は!!妹が寄生されてるってわかってたはずなのに。
「痛くないからねぇ?いいいこは動いちゃだめだよ?」
ぐちゅ・・ぐちゅ・・ごぽ。
妹のあそこからあふれるように現れたそれは
ゆっくり俺のあそこに向かって進んできた。
「どんどんどん!!」
午前3時、まだ現今をノックする音はきえない。
「おにいちゃんあけてぇぇ!はぁはぁ・・」
どうしてこんな事になってしまったのだろう。
さっきまでうるさく聞こえていた悲鳴やサイレンはもう聞こえない。
「お兄ちゃんほしいよぉぉぉ・・・んぐぅ!・・くちくち・」
誰か助けてくれぇ!
今から4時間前、世間は新年モード一色だった。
俺はコンビ二でバイトしながらちらほら聞こえるカップルの甘い言葉で頭がおかしくなりそうだった。
「真一君は新年は彼女と過ごさないの~?」
そう俺の心をえぐってきたのは店長のあずきさんだ。30代前半というのに、このロリ顔はだめだろ!
「すいません。もてないもので・・・」
「ふてくされないの~新年はお姉さんがずっと一緒にいてあげるから!」
お姉さんというより・・・これ以上考えるのはやめておこう。
「あずきさんといても虚しいだけですよ。」
「なにそれ~!傷ついちゃうな~」
いったいどうやったらそんなに目をうるうる出来るのかわからない。
「ははは・・・あ・あれみてください!さろそろ、カウントダウンが始まりますよ!」
「ほんとだぁ~!来年こそこそ彼氏が出来ますように・・・出来ますように・・」
危ない人に引っかからないようにと願わずにはいられなかった。
「3!・・・2!・・・!・・・1!ハッピーニューイヤー!」
ドンドン!!
空にはでかい花火が打ち上げられた。その数時間後、こんな事が起きると誰が予測できただろうか。
840 名無しさん@ピンキー 2011/06/02(木) 15:24:43.33 ID:iv5aWQMu
「すいませ~ん。これくださ~い。」
いかにも酔ってそうなカップルがいちゃつきながら花火をカウンターに置いた。
こんちくしょう・・・どうせこの後、たっぷり朝までいちゃつきやがるな。
「785円になります。」
「たー君今夜は眠れないねぇ~。」
「どうしっかな~寝ちゃおっかな~。」
「ええ~!たー君ひ~ど~い~!」
「うそだよ~ん!ひっかかった~?」
しょうもないやり取りやめてさっさと金ださんかい!目に血の涙が滲んだのはいうまでもない。
「きゃあああ!!」
そのとき、外から大きな悲鳴が聞こた。
カウンターからはよく見えなかったが、カップルは不思議そうに外のほうを見ていた。
「なにあれ~?女が女襲ってるよ~きも~!」
おいおい。どれだけ、酔っ払ってるんだ。女が女襲ってるなんてそりゃ燃えるシュチュエーションだが・・
「ピーピー!ちょっと二人とも止めなさい!」
警官がやってきたみたいだ。一件落着か。ちょっと見てみたかったきもするけど。
「うわあ!!」
それは、意外な悲鳴だった。警官が突然悲鳴を上げたのだから。
「ちょっとたー君!逃げようよ・・気持ち悪いよ・・」
「そっそうだな・・すいません、つりいりませんから・・」
そういうと、1000円を出して足早にコンビニをでていった。
一体何が起こってるんだ?まさか・・・警官と3Pしてるわけないよな・・・
胸の内からこみ上げてくる好奇心は抑えようがなかった。
外を出て俺は自分のしたことを後悔した。警官は泡を吹いて気絶していたが、その警官のあそこをむさぼるように吸っていたのは俺の母さんだったから・・・
841 名無しさん@ピンキー 2011/06/02(木) 15:28:35.46 ID:iv5aWQMu
「な・・・何してんだよ・・・母さん!!!」
母さんには俺の声聞こえてないらしく、虚ろな目と赤くなったほほが俺の母さんが異常であることを示している。
横には恐らく母さんに襲われたであろう女の人が虚ろな目で小さく痙攣しながら倒れていた。
よく見るとそれは、紛れも無く店長だった。
わけがわからない。新年なって初めての日がこれかよ・・・
「母さん止めてくれよ!いいかげんにしてくれ!!」
こうしてる間にも野次馬が集まってくる。早くどうにかしないと・・
母さんをどかそうとした瞬間、後ろから肩をつかまれた。かなり強く。
「いって・・誰・・んぐ!」
後ろからディープキスをしてきたのは店長だった。
「くちゅ・・ちゅる・・ちゅる・ん!あはぁ!・・おいし・・」
もうすでに、店長は・・あずきさんはあずきさんじゃなく別の者に成り代わっていた。
「んぐ・・ん・・ちゅる・・ちゅる・・ぷは・・やめてください・・あずきさ・・」
あずきさんのあそこからはよくわからない黒いアメーバのような物体が見え隠れしていた。
「あずき・・真一君のことほしくなっちゃったぁ!あはぁ!」
そういうとあずきさんは俺をものすごい力で地面に押さえつけ、激しくディープキスをしてきた。
「ん・・くちゅ、くちゅ、ちゅる・・んく・・はぁ!これしゅごいのぉぉ!はむ!」
俺はなされるがまま、一歩も動けなかった。人間の力とは思えない力で押さえつけられていたからだ。
横目で警官の方を見るとすでにそこに警官の姿は無かった。
警官は野次馬にむかって走り不運な女性が捕まり、無理やりレイプされていた。
俺の母さんは次の獲物を探すように辺りを見回し、野次馬のほうに消えていった。
俺は体の中から恐怖を感じた。俺もこのまま、警官と同じように・・・
「ちゅ・・ちゅる・・んはぁ!今度は、おちんちんだねぇぇ!」
あずきさんは小悪魔のような笑みを浮かべてズボンに手をかけた。
その瞬間俺はあずきさんを押し倒して全速力で駆け出した。
「はぁはぁ・・はぁはぁ・・うぐ・・」
おれはこみ上げてくる涙を抑えられなかった。とりあえず、走ったひたすら、後ろからあずきさんが追いかけてくるような気がした。
俺は、急いでアパートに入って鍵を閉めた。
どんどん!!
「おにいちゃん!?無事なの?外が大変な事になっていて・・」
妹か・・もう頼れるのは妹だけだ・・・俺の友達はもう、あの物体に支配さているかもしれない・・
俺は鍵を開けようとドアに手をかけた。
「ちょ・・あなたたち誰?・・やめて・・・嫌・・・嫌ぁぁ!お兄ちゃん!」
俺はどうする事も出来なかった。震えて体が動かない。音だけが聞こえる・・・奇妙な音だけが・・
ぐちゅ・・・ぐにゅ・・・ぐにゅ・・・
どんどん!!
「おにいちゃぁぁぁんん!!あけてよぉぉ!!ひぎぃ・・ぐちゅ・・」
1月1日・・これから俺はどうなってしまうのだろう。
すいません。本当は1月までに書き上げたかったのですが時間がかかってしまいました。
848 名無しさん@ピンキー 2011/06/02(木) 23:13:23.04 ID:j5q1QRAz
1月2日、あれから一睡もできなかった。
ドアから聞こえる「妹だったもの」の声が俺の理性を焼き尽くそうとしてくる。
「お兄ちゃんの事、本当はずっと前から好きだったんだよ?はぁ・・はぁ・・。」
「いつもね、お兄ちゃんの事ばかり考えてたのぉ~・・くち・・ちゅくっ!・・あんっ!!」
「でもねぇ・・素直になれなかったの。うふ・・でも、今は違うの。」
「この子のおかげでねぇ~・・・自分に素直になれたの。」
「お兄ちゃん・・好きよ?寄生したいくらいいい!!あぎゅうう!!くはぁ!・・ちゅく!」
ずっと鳴り止まない「妹だったもの」の声に、俺の精神が崩壊しかけていた。
あのドアを開ければ俺も楽になれるんじゃないか?
俺は・・俺は・・
「ぷるるるるる!!」
そのとき、電話がなった。
850 名無しさん@ピンキー 2011/06/02(木) 23:26:47.47 ID:j5q1QRAz
いそいで、携帯をとるとそこにはまりかと映っていた。
「もしもし!?無事なのか?」
まりかは俺の幼馴染で、幼稚園から一緒だった俺の親友だ。
「真一君?どうしたの?」
「私、初詣に真一君誘おうって思って電話したんだけど。」
え?まりかのところではまだ寄生されている人がいないのか?
「もしよかったら、私が迎えにいこうと思うんだけど・・だめかな?」
まずい!今、まりかが俺の家に来たら妹に間違いなく襲われてしまう。
「だめだっ!あっ・・嫌、だめじゃなくて今危険なんだ!」
「信じてもらえないと思うけど・・」
「今、人が・・襲われて・・俺の妹も・・だからっ!」
「わかった。そんなに嫌ならもういい。」
851 名無しさん@ピンキー 2011/06/02(木) 23:29:48.33 ID:j5q1QRAz
「ちょっと待ってくれ!」
「まりかのところにおかしな奴らはいないか!?」
「あそこから黒い物体が出てる・・」
「私のことからかってるの?私忙しいからもう切るね。」
「あっ・・もしもし!?・・っく・・・。」
このままじゃ、まりかが危ない・・助けに行かないと。
俺は、「妹だったもの」の待つ玄関にゆっくりと近づいていった
855 名無しさん@ピンキー 2011/06/03(金) 12:39:12.01 ID:jYJ9oErb
続きを書きます。
俺はそっと玄関に手をかけた。
そしてゆっくり、慎重に鍵を開け深呼吸をした。
俺は俺は足りない自分の知能をフル回転させた。
どうやって妹をやり過ごすか・・
覚悟は決めていた。だけど、手が震えてうまくドアノブを回せない。
くそ!・・びびるな!びびるな・・。
「はぁ・・はぁ・・よし・・。」
そう自分に気合を入れると、俺はゆっくりとドアを開けた。
856 名無しさん@ピンキー 2011/06/03(金) 12:43:08.71 ID:jYJ9oErb
そこにいたのは、か弱い体を震わせながら泣きそうな顔で俺を見つめる妹だった。
よく考えてみれば無理もない。
夜中じゅうずっとここに立っていたのだ。
俺は、なんて事をしてしまったんだろう。
親が離婚してから俺の家族は、母さんと妹だけだったのに。
母さんはもう別人になってしまった。
俺の頼れる家族は妹だけじゃないか!
「お兄い・・ちゃん・・・。」
か細い声でそういうと、妹は俺の方にゆっくりと近づいてきた。
857 名無しさん@ピンキー 2011/06/03(金) 12:46:13.02 ID:jYJ9oErb
そして、そっと弱弱しく俺に抱きついてきた。
「静香・・ごめん・・俺。」
「私・・ずっと寂しかった。」
「でも、やっとお兄ちゃんに会えたよ。」
妹の体はかなり冷え切っていた。
俺は自分の罪悪感に耐えられなくなってきた。
どうしてあの時、妹を助けてやれなかったんだ。
俺は・・・ばかやろうだ。
「ごめん・・俺・・・俺。」
「もういいよ。こうしてまた二人ひとつになれるんだから。」
そういうと、妹は俺をそのままドアに押し付けた。
858 名無しさん@ピンキー 2011/06/03(金) 12:49:18.85 ID:jYJ9oErb
いや、押し付けたというレベルじゃない。
ドアは、ぐにゃりと曲がり俺の右腕から聞いた事のない音が聞こえた。
「があああ!!?・・。」
「大丈夫。すすすぐおわるるからね?」
妹は虚ろな目でそういうと軽く俺にキスをしてきた。
「はぁむぅ・・ちゅ・・。」
「ずっと、やってみたかったんだぁ・・お兄ちゃんとキス。」
俺はあまりの妹の変貌振りに固まるしかなかった。
右腕の感覚はない。いや、無い方がまだましか。
「うう・・くぁ・・。ごごご主人様がお兄ちゃんにあいさつしたたいってぇ。」
そういうと、妹のあそこから黒いドロドロしたものが・・。
859 名無しさん@ピンキー 2011/06/03(金) 12:51:47.84 ID:jYJ9oErb
俺は一瞬背中に寒気が走った。
名にやってんだ俺は!!妹が寄生されてるってわかってたはずなのに。
「痛くないからねぇ?いいいこは動いちゃだめだよ?」
ぐちゅ・・ぐちゅ・・ごぽ。
妹のあそこからあふれるように現れたそれは
ゆっくり俺のあそこに向かって進んできた。