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日常から生まれる脅威の、尤もたる堕落と蔓延 2章
第2章
美沙の学校まであと10分。
そんな距離の場所を鈴と美沙は歩いていた。
道中電車やバスを必要としなかったのは人類にとって都合の悪い結果となった。
なぜならば、二人が密閉空間にいればその周囲の人間は淫らに堕ちるからだ。
瞬く間に異常を察知され、邪淫教団の存在自体が明るみになっていたかもしれない。
・・・一つの学園に魔の手が伸びる。
「・・・」
「あ、ここ?」
美沙が足を止めると、そこには大きい建物。
「美沙お姉ちゃん、まだ我慢できる?」
意地悪な笑みを浮かべながら美沙に聞いた。
首を振る美沙。
「そっか、そうだよねぇ・・・。じゃあ早速」
鈴は美沙の手を持つと、あろうことか軽々と持ち上げて投げてしまった。
「よろしくー」
もはや鈴は人間ではない。
自らの姉を片手で持ち上げ、校舎の屋上へ投げ込むことぐら造作もなかった。
そして登校してきた周囲の生徒は全く反応を示さない。
鈴と美沙の存在を認識できていないのだ。
かくして、この瞬間からこの学園の淫劇は始まるのだった・・・
「さーて、まずは学園長先生に挨拶しなきゃね~」
鈴は校舎へと姿を消した。
産みたい。
あたしのかわいい子供、産みたい。
たくさん産みたい。
みんなに寄生させてあげたい。
「んんあ」
あたしは股間から上ってくる、痺れるような快感に耐える。
「貯水槽、どれぇ」
屋上に降り立ってからそれを探している。
あたしがオナニーして、貯水槽の中にたっぷりと愛液を入れるんだ。
本当は愛液なんて言い方は良くないけど・・・
性蟲の卵がたっぷりと含まれた、卵液って言う方が良い。
「・・・あった」
『貯水槽』とでかでかと書かれたタンクみたいなのを見つけた。
「・・・?」
開け方がわからない。
これがフタ?
とりあえずフタは壊しちゃっていいよね。
どーせ卵液オナニーして混ぜちゃえば、みんな水なんかいらないんだし。
「んっ・・・」
あたしの考えに呼応してまんこから触手が生えてくる。
「もっとぶっとい・・・の」
言うと触手は脈打ち、どんどん太くなっていく。
「あはぁ・・・太いの、出た。出ちゃったぁ」
触手を生み出すとエッチな気分になるんだけど、やっぱり気持ちいいんだよね。
鈴には・・・、おっと。
妹は大淫婦なんだ。
呼び捨てはマズイわね。
大淫婦ヴァギナ様には感謝しなくっちゃ。
「ここに引っかけてー」
まんこに力を入れる。
バギッ、という音がしてフタが取れた。
「あは・・・」
触手からフタを外し、貯水槽の中へダイブ。
人間だったら冷たかっただろうなー・・・
今のあたしは身体を粘液が覆ってるから、全然平気平気。
「さって・・・オナニー」
服の擬態を解くと、さっき触手を生み出したまんこが丸見えになる。
不思議だよね。
だって昨日まで何人も男を食べたのに。
あたしのまんこは未使用みたいに綺麗なんだよ~
「手を触手にしてっと、んひゃあああ」
両手を触手にしてまんこをぐりぐりする。
これが気持ちいいんだ・・・
性蟲になったからこそ味わえるんだよ。
「あ、あ、イク。いっちゃう。あああっ!!」
ごぼっ、と貯水槽の水の中から音がする。
「はぁ・・・いいよう・・・」
目を下ろすとあたしのまんこから黒い液体が出てきていた。
これをみんなが飲むと思うと・・・
「た、たまんない。あたしも寄生しちゃおう」
あたしは身体を小さくしながら貯水槽の水へ大量の卵液をまき散らす。
そして底にある穴から子供達と一緒に蛇口へと流れていった。
「お姉ちゃん・・・ちゃんと卵を産んだみたいね。よしよし」
美沙から精神波を受けた私は、我慢できなくなって一緒に水道へ入ったことも理解した。
さて私はというと・・・
「失礼しまーす」
ドアをノックして部屋に入る。
ふふふ・・・ここは学園長先生の部屋。
この学園を邪淫教団の信者養成機関にしてもらわないとね。
「おはようございまーす」
「あら? 可愛いお客さんじゃない」
学園長先生は私を見ると微笑んだ。
そりゃそうよねぇ、今の見た目は無邪気な○学生だから。
でも私はもう人間じゃない。
邪淫教団の幹部、大淫婦ヴァギナという本当の姿がある。
「どうしたのかしら。ここはもう少し大きくなってから来る学校よ?」
「うーんと・・・実は学園長先生にお話があって来たんです」
「お話? あらそうなの・・・でももうすぐ朝礼なのよねぇ」
困った表情の学園長先生。
大丈夫、すぐ終わるから。
「ごめんなさい。すぐ終わるから聞いて欲しいんです」
私はしょんぼりした表情を浮かべて学園長先生へ歩み寄る。
「じゃあ少しだけね?」
「はい」
部屋に入ってからは触手をまんこから生み出しておいた。
これでドアを目張りしておけば、外にも声は漏れない。
準備は万端ってとこかしらねー
「あのね」
「うん」
「先生。この学園を・・・」
言いながら背中で触手を生成し、床を這わせる。
そして口調を変えた。
「私たち邪淫教団の物にするから」
同時に触手を学園長先生の口に突っ込んでしまう。
「もがっ」
「きゃはははは・・・」
うまくいった。
簡単すぎる。
人間はこれだから単純よねぇ・・・
「ざぁんねん。私は人間じゃなぁいの」
邪悪な笑いを作り教える。
「私は邪淫教団の大淫婦、ヴァギナ。人間を堕落させ、支配する者よ」
「んっ、もががっ」
その言葉に学園長先生は驚いたらしく、目を見開く。
「まぁそういうわけなんで・・・、学園長先生にはこの学園を管理する淫魔になってもらうわね」
まんこから別な触手を出し、その先端を開く。
中から黒い八面体が出てきた。
「これは淫魔になるための種ってとこかしら。入れると淫邪神様の僕として生まれ変われるの」
「・・・!!」
もはや抵抗は無駄と判断したようで、触手を突っ込まれた口から声は聞こえなくなっていた。
「大丈夫。淫魔になっちゃえば、何をすればいいかは全部わかるから」
私は黒い八面体を手に取る。
「これを胸に植え付けるの」
触手を操り、学園長先生の服を破る。
「・・・? あらぁ・・・貧相な身体」
うーん、正直幻滅かしら・・・。
学園長先生の身体、胸ぺったんこだし、腰のくびれも・・・あんまり。
「うん。あー、学園長先生セックスしたことないんだ? それで40歳とか・・・」
口に突っ込んだ触手を通して学園長先生の脳から情報を読み取る。
「正直、ありえなーい・・・わよねぇ。うふふふふ・・・」
「・・・」
目の前の少女に好きなようにされ、おまけに自分の性歴を知られた。
さぞかしショックでしょうねー・・・
でも、ここからが肝心。
「でも先生? 私は身体は○学生だけど、邪淫教団の大淫婦になって変わったんだよ」
私は服に擬態させていた表面の毒液を操り、全裸に戻る。
「見ててね・・・はぁ・・・う・・・」
ほんと、大淫婦ヴァギナの姿に戻るのは気持ちいいの・・・
いつでも声を出しちゃう。
綺麗な身体よね、私・・・
「・・・!?」
学園長先生の目の色が変わった。
「見ててね・・・はぁ・・・う・・・」
な、何なのこの子・・・一体何者なの・・・
私を拘束したと思ったら、あろうことか私が処女であることまで・・・
「・・・!?」
色が・・・変わっていく?
この子の身体が変わっていく?
何が起きるというの・・・?
目の前の少女は喘ぎ声と共に身体を変化させていく。
身長は伸び、私と同じほどの高さに。
胸を膨らみ、乳首がピンと立つ。
大きい。
F・・・、いやGくらいかしら。
肌も青っぽくなって人間じゃなくなっていく。
腰や肩に筒みたいな・・・、触手という方がいいのかしら。
そしてぐじゅぐじゅと音を立て、あそこ・・・股間から触手が出てくる。
それが身体にまとわりつくと、目の前の魔物は口を開いた。
「くふふふ・・・」
確かに目の前にいたのは少女だったはず。
でも今、ここいるのは魔物・・・?
「どうかしら、私のボディ。大淫婦に犯されるなんて名誉なのよ?
それどころか真の姿を拝めるだけでもね。ありがたく思いなさい」
そ、そうなのかしら。
でもこれって、もしかして。
もしかしたら、とくs
「特撮なわけないじゃない」
読まれた!?
考えてることを読まれた・・・?
「そりゃ読めるわよ。さっきから言ってるでしょ。学園長先生は処女で、40歳」
言われてみれば・・・
「私は人間から精気を搾り取れるからね。人間の事なんかどうとでも出来るわ」
お、恐ろしい子・・・!
「何を今更・・・それに、どーせあなたもその『恐ろしい子』になるのよ」
目の前の魔物は私に手を伸ばし、あの黒い八面体を私の胸に押しつけた。
「さ、種をあげる。お前はここで人間を辞め、邪淫教団の淫魔になる」
胸に暖かい感じが広がった。
あの八面体が埋め込まれたのね・・・。
「気分はどう?」
どうって・・・胸が温かいだけよ。
「そう。それなら大丈夫。適性は十分ってことだから」
て、適性は十分!?
じゃあ私は
「言うまでもないじゃない。立派な淫魔になれるってことよ」
それを聞いた瞬間、股間がッ?
「あははは・・・、ほら。犯してあげる。私の精液を注いであげるよ!」
やだ、やめて!
私はいずれ訪れる、理想の人に
「だったら私がその理想の人だわ! お前の処女を奪い、お前の全てを奪う」
ぷちっ、という音が身体の中に響いた。
「くはははは、ほーら。処女膜やーぶれっ」
そんな・・・
「感謝しなさい? 普通は処女膜破られると痛がるものなのよ」
え、そうなの・・・?
そういうものなの?
「本当に何も知らないのね。いいわぁ・・・ウブな女が人間を堕落させる淫魔になるなんて」
魔物が身体を震わせてる。
喜んでるの?
「ゾクゾクするじゃなぁい」
その言葉と同時に触手が股間の奥深くに進んできたのを感じた。
いま触手はどこにいるのかしら・・・。
変なことして欲しくないわ。
「触手はいま子宮にいるの。赤ちゃん作るとこ」
え、それは良くないんじゃ・・・
「人間にとっては良くないわね、極めて。仮にここで私が触手を抜いてもお前は二度と孕めない」
そんな!
私には理想の人と結婚して、幸せな家庭を作る夢があるのに!
「人間を辞めればそんな夢は潰れるわ。そして置き換わる。淫邪神様の世界を作るという夢にね」
あっ、触手が動いてる!?
「さぁ、触手はいま卵巣に到達したわ。ここで精液を出すと、すぐに溢れて子宮まで満タンになる」
一体どうなるというの・・・
「簡単なことよ。私の触手ザーメンは人間の卵子を見つけると吸収して、変化させちゃうのよ。
それは子宮を通して全身に回って・・・体液を全部同じものに変えちゃう」
それってつまり、血液が精子になるってこと?
「精子とは違う。卵子でもない。淫邪神様の体液になるということよ。そうなってしまったら最後。
脳みそまでザーメン漬けになっちゃうから、人間としての考え方なんか全部消えちゃうってわけ。
代わりに邪淫教団の淫魔として一人前の頭になれるって寸法ね」
・・・。
ショックで言葉が出ない。
口はふさがれてるから、正しくは考えが出ない。
「ふふふふ・・・さ、味わいなさい。大淫婦ヴァギナ様の射精をね!」
青い魔物は身体を弓なりに少し、そらせた。
同時に私の胎内に、びゅうううううー・・・っと何かが注がれる感触がする。
昔見た性教育ビデオでは、男性はそんな風に射精することは無いって・・・
「まぁだそんなこと言ってるの? 私は人間じゃないのよ。人間の常識なんか通じない!」
言われて、ようやく理解した。
私も目の前の魔物と同じような存在になる・・・ということを。
「そういうこと。さ、たっぷり味わって生まれ変わりなさい」
長い長い射精は、まだまだ続く。
終わらない・・・終わらない。
ずぼっ、という音と共に触手を引き抜く。
そして触手を操り、学園長先生を床に下ろす。
「ふはぁ、出した出したぁ・・・」
大淫婦となってからというもの、まんこ弄るのは気持ちいいと知った。
でも私にはそれと同じくらい好きなことも出来たのよ。
それは触手射精。
まんこいじってオナニーすると身体中気持ちいいんだけど、触手射精は少し違う。
うまく説明できないけど、触手から凄い快楽がビリビリって来て、それが全身に広がる。
全身に広がる直前の所がたまんないのよねぇ~・・・
「う・・・」
「起きなさい」
目の前に横たわる学園長先生に声をかけた。
「・・・」
ゆっくり身体を起こす学園長先生。
胎内で作り出した淫邪神様の体液は馴染んだかな?
「お前はだぁれ?」
「私は大淫婦ヴァギナ様により洗礼をいただいた淫魔。朋子と言います」
邪淫教団では姓は名乗らない。
ちゃんと教育も行き届いてるみたいね。
「お前に邪淫教団の淫魔としての名を与えるわ。お前は淫魔ネイル」
「はい。淫魔ネイル、この場に生まれ落ちたことを感謝致します」
問題無さそうね。
さて・・・
「ネイル。お前にはこの学園を用いた信者育成を命じるわ」
「かしこまりました。元人間の教育者の腕、お楽しみ下さい」
ふふふふ、これでOKね。
次は・・・
教室は、あまりに凄まじい光景だった。
たまたま遅刻気味で登校してきた奈緒は入り口で腰を落としてしまった。
「・・・助けて」
教室には奈緒より早く登校してきた友達がいた。
友達は、全裸になってお互いの股間をいじくり回している。
「何があったというの」
やがて流れてくる少女の淫臭。
奈緒はその甘い香りに顔をしかめる。
「そんな所に座って・・・一緒にしよ?」
教室の中の友達が奈緒の存在に気づいた。
「い、いや・・・!」
「冷たいなぁ。こんなに気持ちいいのに」
その子は手近な別な友達を引っ張り、奈緒の前に連れ出す。
そしてその未成熟な股間に手を這わせるのだ。
「はぁ・・・いいよぉ・・・」
「ね、一緒にしよ?」
「いや!!」
奈緒はなんとか立ち上がり、教室に背を向けた。
が。
「どうしたの?」
「美沙!」
奈緒の目の前には美沙が立っていた。
「良かった、助けて美沙! みんなが変なのよぉ」
「変って? どうしたのよ、ほんと」
「だからぁ! みんながあそこをいじくり回してるの!」
「あぁ、それね。別に変じゃないよ」
「えっ?」
奈緒は美沙に肩を押さえられた。
「だってそれ、あたしがやったんだもん」
「!?」
「気持ち良かったよぉ、屋上の貯水槽でたーっぷりオナニーしてさ」
「美沙、何を言って・・・」
「我慢出来ないからあたしも分裂してあっちこっちの蛇口でスタンバってね」
「・・・」
奈緒は驚きのあまり声が出ない。
「ふふ・・・、奈緒。水、飲んだでしょ」
「えっ?」
「だからぁ、水」
「の、飲んだ。飲んだよ?」
「やっぱりねー・・・だって、奈緒の中にあたしの子がいるのを感じるんだもん」
「・・・?」
「わからないかー。そうだよね。奈緒、人間だもんね」
「わ、わからないよ! 何が起きてるの!?」
「ん? 知らなくていいんだよ。すぐわかるからさ」
そして美沙は奈緒に抱きつく。
「怖がらなくていいの。奈緒もすぐあたしと一緒になるから」
びじゅるっ、という音と共に美沙の股間から紫の触手が現れる。
しかしスカートの中であり、抱きつかれている奈緒には全く見えない。
「さ、あたしの子をもっと注いであげるからね」
「ひあっ!?」
生暖かい感触を奈緒は感じた。
何かが奈緒の秘所に突き刺さっているような、そんな感触――
「ちょっと何して、」
「行くよぉ・・・」
同時に触手が蠕動し始めた。
「いや、やめ、や、あ、あ、・・・」
触手が震えるたびに奈緒はあえぐ。
少しずつ、少しずつその声は小さくなる。
「んっ、んっ、いい、もっと、ちょうだい、」
次にその声は快楽を堪能する声となる。
それを確認しつつ、美沙は触手を深く埋める。
「ふふふ・・・、今ね。奈緒の中にあたしの子供をたっぷり注いでるんだよ。気持ちいいでしょ」
「うん、気持ち、いい、もっと、してぇ、はう」
「その子達は奈緒を作り替える。ヴァギナ様の僕に。あたしと同じ身体に」
どくん、どくんと触手は蠕動し、次々と奈緒を作り替える悪魔を送り込む。
「そろそろ一杯かな?」
奈緒のお腹がふくれてきたところで、美沙は触手を抜いていく。
「あっ・・・」
名残惜しそうな声を上げる奈緒。
「さて奈緒ちゃん。クラスのみんなはどう見える?」
言われて奈緒はクラスへと目を向ける。
たっぷり10秒ほど見つめて、
「気持ちよさそう」
「だよねー。で、どうしたい?」
「みんなとしたい」
「それだけ? 気持ち良くなるだけ?」
「・・・」
ぴくぴくと奈緒のお腹が動いたように見えた。
すぐに奈緒は口を開く。
「みんなが性蟲になったら、みんなで卵を産み付け合う!」
「よく出来ました。じゃあ、いってらっしゃーい」
奈緒は教室へと飛び込んでいった。
こうして一つの学園が邪淫教団の魔手に堕ちた。
しかし学園はどちらかというと閉鎖的な環境にあった。
すなわち異変が起きた事を外部の住民などは全く知らないという事。
鈴と美沙によって作り替えられた学園は、二人がこの地を離れても活動し続けた。
4月に新入生が来れば、ほとんどの生徒は最初の1日で性蟲に寄生される。
そして身体をその週のうちに作り替えられ、性蟲となる。
2週目からは淫魔ネイルとなった学園長、朋子の監視のもとに自らの身体の使い方を学ぶのだ。
触手の作り方や卵の生み方と知識、産んだ卵はどうなるか・・・など。
性蟲育成機関とも言える場所だろう。
一方、性蟲に寄生されなかった生徒は淫魔ネイルにより犯され尽くす。
それは鈴の友達の零と同じ運命をたどることと同じ意味である。
子宮に淫邪神の体液を注ぎ込まれ、信者となった生徒はすぐに学園を離れる。
別な学校へ転入し、そこで新たに信者を増やすのだ。
・・・人々はまだ知らない。
若い人間達が次々と襲われ、人外の魔物として生まれ変わっていることを。
そして数を着々と増やし、他の人間を襲っていくことを。
第2章 完
美沙の学校まであと10分。
そんな距離の場所を鈴と美沙は歩いていた。
道中電車やバスを必要としなかったのは人類にとって都合の悪い結果となった。
なぜならば、二人が密閉空間にいればその周囲の人間は淫らに堕ちるからだ。
瞬く間に異常を察知され、邪淫教団の存在自体が明るみになっていたかもしれない。
・・・一つの学園に魔の手が伸びる。
「・・・」
「あ、ここ?」
美沙が足を止めると、そこには大きい建物。
「美沙お姉ちゃん、まだ我慢できる?」
意地悪な笑みを浮かべながら美沙に聞いた。
首を振る美沙。
「そっか、そうだよねぇ・・・。じゃあ早速」
鈴は美沙の手を持つと、あろうことか軽々と持ち上げて投げてしまった。
「よろしくー」
もはや鈴は人間ではない。
自らの姉を片手で持ち上げ、校舎の屋上へ投げ込むことぐら造作もなかった。
そして登校してきた周囲の生徒は全く反応を示さない。
鈴と美沙の存在を認識できていないのだ。
かくして、この瞬間からこの学園の淫劇は始まるのだった・・・
「さーて、まずは学園長先生に挨拶しなきゃね~」
鈴は校舎へと姿を消した。
産みたい。
あたしのかわいい子供、産みたい。
たくさん産みたい。
みんなに寄生させてあげたい。
「んんあ」
あたしは股間から上ってくる、痺れるような快感に耐える。
「貯水槽、どれぇ」
屋上に降り立ってからそれを探している。
あたしがオナニーして、貯水槽の中にたっぷりと愛液を入れるんだ。
本当は愛液なんて言い方は良くないけど・・・
性蟲の卵がたっぷりと含まれた、卵液って言う方が良い。
「・・・あった」
『貯水槽』とでかでかと書かれたタンクみたいなのを見つけた。
「・・・?」
開け方がわからない。
これがフタ?
とりあえずフタは壊しちゃっていいよね。
どーせ卵液オナニーして混ぜちゃえば、みんな水なんかいらないんだし。
「んっ・・・」
あたしの考えに呼応してまんこから触手が生えてくる。
「もっとぶっとい・・・の」
言うと触手は脈打ち、どんどん太くなっていく。
「あはぁ・・・太いの、出た。出ちゃったぁ」
触手を生み出すとエッチな気分になるんだけど、やっぱり気持ちいいんだよね。
鈴には・・・、おっと。
妹は大淫婦なんだ。
呼び捨てはマズイわね。
大淫婦ヴァギナ様には感謝しなくっちゃ。
「ここに引っかけてー」
まんこに力を入れる。
バギッ、という音がしてフタが取れた。
「あは・・・」
触手からフタを外し、貯水槽の中へダイブ。
人間だったら冷たかっただろうなー・・・
今のあたしは身体を粘液が覆ってるから、全然平気平気。
「さって・・・オナニー」
服の擬態を解くと、さっき触手を生み出したまんこが丸見えになる。
不思議だよね。
だって昨日まで何人も男を食べたのに。
あたしのまんこは未使用みたいに綺麗なんだよ~
「手を触手にしてっと、んひゃあああ」
両手を触手にしてまんこをぐりぐりする。
これが気持ちいいんだ・・・
性蟲になったからこそ味わえるんだよ。
「あ、あ、イク。いっちゃう。あああっ!!」
ごぼっ、と貯水槽の水の中から音がする。
「はぁ・・・いいよう・・・」
目を下ろすとあたしのまんこから黒い液体が出てきていた。
これをみんなが飲むと思うと・・・
「た、たまんない。あたしも寄生しちゃおう」
あたしは身体を小さくしながら貯水槽の水へ大量の卵液をまき散らす。
そして底にある穴から子供達と一緒に蛇口へと流れていった。
「お姉ちゃん・・・ちゃんと卵を産んだみたいね。よしよし」
美沙から精神波を受けた私は、我慢できなくなって一緒に水道へ入ったことも理解した。
さて私はというと・・・
「失礼しまーす」
ドアをノックして部屋に入る。
ふふふ・・・ここは学園長先生の部屋。
この学園を邪淫教団の信者養成機関にしてもらわないとね。
「おはようございまーす」
「あら? 可愛いお客さんじゃない」
学園長先生は私を見ると微笑んだ。
そりゃそうよねぇ、今の見た目は無邪気な○学生だから。
でも私はもう人間じゃない。
邪淫教団の幹部、大淫婦ヴァギナという本当の姿がある。
「どうしたのかしら。ここはもう少し大きくなってから来る学校よ?」
「うーんと・・・実は学園長先生にお話があって来たんです」
「お話? あらそうなの・・・でももうすぐ朝礼なのよねぇ」
困った表情の学園長先生。
大丈夫、すぐ終わるから。
「ごめんなさい。すぐ終わるから聞いて欲しいんです」
私はしょんぼりした表情を浮かべて学園長先生へ歩み寄る。
「じゃあ少しだけね?」
「はい」
部屋に入ってからは触手をまんこから生み出しておいた。
これでドアを目張りしておけば、外にも声は漏れない。
準備は万端ってとこかしらねー
「あのね」
「うん」
「先生。この学園を・・・」
言いながら背中で触手を生成し、床を這わせる。
そして口調を変えた。
「私たち邪淫教団の物にするから」
同時に触手を学園長先生の口に突っ込んでしまう。
「もがっ」
「きゃはははは・・・」
うまくいった。
簡単すぎる。
人間はこれだから単純よねぇ・・・
「ざぁんねん。私は人間じゃなぁいの」
邪悪な笑いを作り教える。
「私は邪淫教団の大淫婦、ヴァギナ。人間を堕落させ、支配する者よ」
「んっ、もががっ」
その言葉に学園長先生は驚いたらしく、目を見開く。
「まぁそういうわけなんで・・・、学園長先生にはこの学園を管理する淫魔になってもらうわね」
まんこから別な触手を出し、その先端を開く。
中から黒い八面体が出てきた。
「これは淫魔になるための種ってとこかしら。入れると淫邪神様の僕として生まれ変われるの」
「・・・!!」
もはや抵抗は無駄と判断したようで、触手を突っ込まれた口から声は聞こえなくなっていた。
「大丈夫。淫魔になっちゃえば、何をすればいいかは全部わかるから」
私は黒い八面体を手に取る。
「これを胸に植え付けるの」
触手を操り、学園長先生の服を破る。
「・・・? あらぁ・・・貧相な身体」
うーん、正直幻滅かしら・・・。
学園長先生の身体、胸ぺったんこだし、腰のくびれも・・・あんまり。
「うん。あー、学園長先生セックスしたことないんだ? それで40歳とか・・・」
口に突っ込んだ触手を通して学園長先生の脳から情報を読み取る。
「正直、ありえなーい・・・わよねぇ。うふふふふ・・・」
「・・・」
目の前の少女に好きなようにされ、おまけに自分の性歴を知られた。
さぞかしショックでしょうねー・・・
でも、ここからが肝心。
「でも先生? 私は身体は○学生だけど、邪淫教団の大淫婦になって変わったんだよ」
私は服に擬態させていた表面の毒液を操り、全裸に戻る。
「見ててね・・・はぁ・・・う・・・」
ほんと、大淫婦ヴァギナの姿に戻るのは気持ちいいの・・・
いつでも声を出しちゃう。
綺麗な身体よね、私・・・
「・・・!?」
学園長先生の目の色が変わった。
「見ててね・・・はぁ・・・う・・・」
な、何なのこの子・・・一体何者なの・・・
私を拘束したと思ったら、あろうことか私が処女であることまで・・・
「・・・!?」
色が・・・変わっていく?
この子の身体が変わっていく?
何が起きるというの・・・?
目の前の少女は喘ぎ声と共に身体を変化させていく。
身長は伸び、私と同じほどの高さに。
胸を膨らみ、乳首がピンと立つ。
大きい。
F・・・、いやGくらいかしら。
肌も青っぽくなって人間じゃなくなっていく。
腰や肩に筒みたいな・・・、触手という方がいいのかしら。
そしてぐじゅぐじゅと音を立て、あそこ・・・股間から触手が出てくる。
それが身体にまとわりつくと、目の前の魔物は口を開いた。
「くふふふ・・・」
確かに目の前にいたのは少女だったはず。
でも今、ここいるのは魔物・・・?
「どうかしら、私のボディ。大淫婦に犯されるなんて名誉なのよ?
それどころか真の姿を拝めるだけでもね。ありがたく思いなさい」
そ、そうなのかしら。
でもこれって、もしかして。
もしかしたら、とくs
「特撮なわけないじゃない」
読まれた!?
考えてることを読まれた・・・?
「そりゃ読めるわよ。さっきから言ってるでしょ。学園長先生は処女で、40歳」
言われてみれば・・・
「私は人間から精気を搾り取れるからね。人間の事なんかどうとでも出来るわ」
お、恐ろしい子・・・!
「何を今更・・・それに、どーせあなたもその『恐ろしい子』になるのよ」
目の前の魔物は私に手を伸ばし、あの黒い八面体を私の胸に押しつけた。
「さ、種をあげる。お前はここで人間を辞め、邪淫教団の淫魔になる」
胸に暖かい感じが広がった。
あの八面体が埋め込まれたのね・・・。
「気分はどう?」
どうって・・・胸が温かいだけよ。
「そう。それなら大丈夫。適性は十分ってことだから」
て、適性は十分!?
じゃあ私は
「言うまでもないじゃない。立派な淫魔になれるってことよ」
それを聞いた瞬間、股間がッ?
「あははは・・・、ほら。犯してあげる。私の精液を注いであげるよ!」
やだ、やめて!
私はいずれ訪れる、理想の人に
「だったら私がその理想の人だわ! お前の処女を奪い、お前の全てを奪う」
ぷちっ、という音が身体の中に響いた。
「くはははは、ほーら。処女膜やーぶれっ」
そんな・・・
「感謝しなさい? 普通は処女膜破られると痛がるものなのよ」
え、そうなの・・・?
そういうものなの?
「本当に何も知らないのね。いいわぁ・・・ウブな女が人間を堕落させる淫魔になるなんて」
魔物が身体を震わせてる。
喜んでるの?
「ゾクゾクするじゃなぁい」
その言葉と同時に触手が股間の奥深くに進んできたのを感じた。
いま触手はどこにいるのかしら・・・。
変なことして欲しくないわ。
「触手はいま子宮にいるの。赤ちゃん作るとこ」
え、それは良くないんじゃ・・・
「人間にとっては良くないわね、極めて。仮にここで私が触手を抜いてもお前は二度と孕めない」
そんな!
私には理想の人と結婚して、幸せな家庭を作る夢があるのに!
「人間を辞めればそんな夢は潰れるわ。そして置き換わる。淫邪神様の世界を作るという夢にね」
あっ、触手が動いてる!?
「さぁ、触手はいま卵巣に到達したわ。ここで精液を出すと、すぐに溢れて子宮まで満タンになる」
一体どうなるというの・・・
「簡単なことよ。私の触手ザーメンは人間の卵子を見つけると吸収して、変化させちゃうのよ。
それは子宮を通して全身に回って・・・体液を全部同じものに変えちゃう」
それってつまり、血液が精子になるってこと?
「精子とは違う。卵子でもない。淫邪神様の体液になるということよ。そうなってしまったら最後。
脳みそまでザーメン漬けになっちゃうから、人間としての考え方なんか全部消えちゃうってわけ。
代わりに邪淫教団の淫魔として一人前の頭になれるって寸法ね」
・・・。
ショックで言葉が出ない。
口はふさがれてるから、正しくは考えが出ない。
「ふふふふ・・・さ、味わいなさい。大淫婦ヴァギナ様の射精をね!」
青い魔物は身体を弓なりに少し、そらせた。
同時に私の胎内に、びゅうううううー・・・っと何かが注がれる感触がする。
昔見た性教育ビデオでは、男性はそんな風に射精することは無いって・・・
「まぁだそんなこと言ってるの? 私は人間じゃないのよ。人間の常識なんか通じない!」
言われて、ようやく理解した。
私も目の前の魔物と同じような存在になる・・・ということを。
「そういうこと。さ、たっぷり味わって生まれ変わりなさい」
長い長い射精は、まだまだ続く。
終わらない・・・終わらない。
ずぼっ、という音と共に触手を引き抜く。
そして触手を操り、学園長先生を床に下ろす。
「ふはぁ、出した出したぁ・・・」
大淫婦となってからというもの、まんこ弄るのは気持ちいいと知った。
でも私にはそれと同じくらい好きなことも出来たのよ。
それは触手射精。
まんこいじってオナニーすると身体中気持ちいいんだけど、触手射精は少し違う。
うまく説明できないけど、触手から凄い快楽がビリビリって来て、それが全身に広がる。
全身に広がる直前の所がたまんないのよねぇ~・・・
「う・・・」
「起きなさい」
目の前に横たわる学園長先生に声をかけた。
「・・・」
ゆっくり身体を起こす学園長先生。
胎内で作り出した淫邪神様の体液は馴染んだかな?
「お前はだぁれ?」
「私は大淫婦ヴァギナ様により洗礼をいただいた淫魔。朋子と言います」
邪淫教団では姓は名乗らない。
ちゃんと教育も行き届いてるみたいね。
「お前に邪淫教団の淫魔としての名を与えるわ。お前は淫魔ネイル」
「はい。淫魔ネイル、この場に生まれ落ちたことを感謝致します」
問題無さそうね。
さて・・・
「ネイル。お前にはこの学園を用いた信者育成を命じるわ」
「かしこまりました。元人間の教育者の腕、お楽しみ下さい」
ふふふふ、これでOKね。
次は・・・
教室は、あまりに凄まじい光景だった。
たまたま遅刻気味で登校してきた奈緒は入り口で腰を落としてしまった。
「・・・助けて」
教室には奈緒より早く登校してきた友達がいた。
友達は、全裸になってお互いの股間をいじくり回している。
「何があったというの」
やがて流れてくる少女の淫臭。
奈緒はその甘い香りに顔をしかめる。
「そんな所に座って・・・一緒にしよ?」
教室の中の友達が奈緒の存在に気づいた。
「い、いや・・・!」
「冷たいなぁ。こんなに気持ちいいのに」
その子は手近な別な友達を引っ張り、奈緒の前に連れ出す。
そしてその未成熟な股間に手を這わせるのだ。
「はぁ・・・いいよぉ・・・」
「ね、一緒にしよ?」
「いや!!」
奈緒はなんとか立ち上がり、教室に背を向けた。
が。
「どうしたの?」
「美沙!」
奈緒の目の前には美沙が立っていた。
「良かった、助けて美沙! みんなが変なのよぉ」
「変って? どうしたのよ、ほんと」
「だからぁ! みんながあそこをいじくり回してるの!」
「あぁ、それね。別に変じゃないよ」
「えっ?」
奈緒は美沙に肩を押さえられた。
「だってそれ、あたしがやったんだもん」
「!?」
「気持ち良かったよぉ、屋上の貯水槽でたーっぷりオナニーしてさ」
「美沙、何を言って・・・」
「我慢出来ないからあたしも分裂してあっちこっちの蛇口でスタンバってね」
「・・・」
奈緒は驚きのあまり声が出ない。
「ふふ・・・、奈緒。水、飲んだでしょ」
「えっ?」
「だからぁ、水」
「の、飲んだ。飲んだよ?」
「やっぱりねー・・・だって、奈緒の中にあたしの子がいるのを感じるんだもん」
「・・・?」
「わからないかー。そうだよね。奈緒、人間だもんね」
「わ、わからないよ! 何が起きてるの!?」
「ん? 知らなくていいんだよ。すぐわかるからさ」
そして美沙は奈緒に抱きつく。
「怖がらなくていいの。奈緒もすぐあたしと一緒になるから」
びじゅるっ、という音と共に美沙の股間から紫の触手が現れる。
しかしスカートの中であり、抱きつかれている奈緒には全く見えない。
「さ、あたしの子をもっと注いであげるからね」
「ひあっ!?」
生暖かい感触を奈緒は感じた。
何かが奈緒の秘所に突き刺さっているような、そんな感触――
「ちょっと何して、」
「行くよぉ・・・」
同時に触手が蠕動し始めた。
「いや、やめ、や、あ、あ、・・・」
触手が震えるたびに奈緒はあえぐ。
少しずつ、少しずつその声は小さくなる。
「んっ、んっ、いい、もっと、ちょうだい、」
次にその声は快楽を堪能する声となる。
それを確認しつつ、美沙は触手を深く埋める。
「ふふふ・・・、今ね。奈緒の中にあたしの子供をたっぷり注いでるんだよ。気持ちいいでしょ」
「うん、気持ち、いい、もっと、してぇ、はう」
「その子達は奈緒を作り替える。ヴァギナ様の僕に。あたしと同じ身体に」
どくん、どくんと触手は蠕動し、次々と奈緒を作り替える悪魔を送り込む。
「そろそろ一杯かな?」
奈緒のお腹がふくれてきたところで、美沙は触手を抜いていく。
「あっ・・・」
名残惜しそうな声を上げる奈緒。
「さて奈緒ちゃん。クラスのみんなはどう見える?」
言われて奈緒はクラスへと目を向ける。
たっぷり10秒ほど見つめて、
「気持ちよさそう」
「だよねー。で、どうしたい?」
「みんなとしたい」
「それだけ? 気持ち良くなるだけ?」
「・・・」
ぴくぴくと奈緒のお腹が動いたように見えた。
すぐに奈緒は口を開く。
「みんなが性蟲になったら、みんなで卵を産み付け合う!」
「よく出来ました。じゃあ、いってらっしゃーい」
奈緒は教室へと飛び込んでいった。
こうして一つの学園が邪淫教団の魔手に堕ちた。
しかし学園はどちらかというと閉鎖的な環境にあった。
すなわち異変が起きた事を外部の住民などは全く知らないという事。
鈴と美沙によって作り替えられた学園は、二人がこの地を離れても活動し続けた。
4月に新入生が来れば、ほとんどの生徒は最初の1日で性蟲に寄生される。
そして身体をその週のうちに作り替えられ、性蟲となる。
2週目からは淫魔ネイルとなった学園長、朋子の監視のもとに自らの身体の使い方を学ぶのだ。
触手の作り方や卵の生み方と知識、産んだ卵はどうなるか・・・など。
性蟲育成機関とも言える場所だろう。
一方、性蟲に寄生されなかった生徒は淫魔ネイルにより犯され尽くす。
それは鈴の友達の零と同じ運命をたどることと同じ意味である。
子宮に淫邪神の体液を注ぎ込まれ、信者となった生徒はすぐに学園を離れる。
別な学校へ転入し、そこで新たに信者を増やすのだ。
・・・人々はまだ知らない。
若い人間達が次々と襲われ、人外の魔物として生まれ変わっていることを。
そして数を着々と増やし、他の人間を襲っていくことを。
第2章 完
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