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大きな目玉に見つめられ
419 大きな目玉に見つめられ ◆7UVu2HG5Qo sage 2008/02/11(月) 17:36:48 ID:lt7R4sF7
目玉がいっぱい出てくる。見た目が少しグロ?
空気読まずにいきなり投下。
夜、さびれた道路の曲がり角。
二人の少女は、息を潜めて影の中に姿を隠し、遠くにいる物体を観察した。
その物体は、道路のむこう側を目指して不気味に動いていた。
それは、ひと一人ぐらい大きなスライムのような生き物だった。
体のまわりに触手がうねうねと動き、体の真ん中には大きな目玉を生やしている。
そして目玉で左右を確認しながら、不定形の体を蠕動させ進んでいた。
「ねえ、睦美、あいつどこへ行こうとしているかしら?こんな時間帯で、しかもこんな人気の無い場所で」
目がキラッとしてて、小柄で活発そうな女の子は、小声で言った。
「分からないわ。これはあくまでも私の推測だけど、あいつは仲間のところへ帰ろうとしているんじゃないかしら」
ポニーテールで、どこか大人っぽい冷静さを持つ美貌の少女は答えた。
「人間を襲って散々悪事をしといて!あんな化け物、絶対許さないわ!」
「ええ、私達の手で倒さねば……しっ!」
ポニーテールの少女は小柄の少女に注意を呼びかけると、二人は目線を回収し、頭を引いた。
化け物の目玉はきょろりと二人のいる角を見つめる。
(ばれかた?)
(いやまだよ、鈴華ちゃん、)
ポニーテールの少女は小柄の女子をおさえる。
その時、一匹の野良犬が側の壁上から飛び降り、化け物の横に立った。
野良犬は化け物の不気味な目玉を見つけると、全身の毛を立たせて威嚇した。
スライムの黒い体は蠢き、犬の方へ近づく。
犬はワンワンと高らかに吠えた後、突然スライムの方へ飛びつき、鋭い前歯でスライムの目玉を噛み付こうとした。
しかし、その前歯が大きな目玉に届こうとした瞬間、地面にへばりついていたスライムは突如飛び跳ねて、犬の体を四方から包んだ。
犬はきゃんと鳴き声をあげ、スライムの肉片から頭だけ露出し、残りの胴体は内側に陥ったままだった。
その四肢がスライムの中で懸命にもがいている様子は、外側からでもはっきり確認できる。
だが、犬が脱出できる気配はいっこうに無かった。
小柄の女子は思わず出ようとする。
彼女の肩にもう一人の手が置けられた。
振り返ると、ポニーテールの少女はゆっくりと首を横に振る。
(睦美さん、あの犬を助けなきゃ!)
(鈴華ちゃん、だめだ。敵はこいつ一体だと限らないし、いま動いて残りのものを取り逃がしたら、またどこかで増殖して大変なことになるわ)
(くっ……)
鈴華は睦美の言うことを正しいと判断したか、ただこぶしを強く握り締めて目の前の惨劇を見つめた。
ついに犬の頭部まで、スライムに覆われてしまった。
中から抵抗する勢いが徐々に感じられなくなり、やがて生き物の気配がなくなった。
スライムは塊状から散開すると、中から再び目玉が現るが、野良犬の姿はもうどこにもいなかった。
あの哀れな犬は、化け物に食われてしまった。
同じ生物として、あまりにもむごい最期を鈴華は嘆いた。
スライムはというと、まるで何事もなかったかのように、再び前進し始めた。
420 大きな目玉に見つめられ(2/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:40:43 ID:lt7R4sF7
それの姿が遠くなったことを確認し、睦美は囁いた。
「鈴華ちゃん、あの化け物たちの生命力は侮れない。確実に全滅させるのに、私達全員でとりかかる必要あるわ」
「でも、ほかの人を呼びに行っている間、あいつを見失ってしまうよ」
「そこで、鈴華ちゃんに頼むわ。薫たちのとこへ行って、彼女達にこの場所を伝えてちょうだい。
ここは私が尾行を続けるわ」
睦美の提案に鈴華は首を横に振った。
「……いや、ここは私に任せて。睦美には土遁術があるから、速く彼女達をつれて来れるでしょ?
ここは私に任せて、睦美が薫達を呼びに行って!」
鈴華はまっすぐな眼差しで睦美を見つめる。
睦美はしばらく考えた後、うんと頷く。
「分かった、あなたの言うとおりだわ。しかし、慎重にね。もしやばいと思ったら、逃げていいからね!」
「へへん、私は灯のやつと違うから、そんなヘマはしないよ!」
鈴華の勝ち気な笑顔を見て、睦美も微笑をこぼした。
「分かった。じゃあ、ここは頼むわ!」
そう言って、睦美は片手を地面に触れ、目を閉じて静かに瞑想した。
次の瞬間、彼女の体は土の中に沈んだ。
その姿が消えたのを確認した後、鈴華は真剣な表情を浮かべて、化け物の行方を追った。
金子 鈴華(かねこ すずか)、睦美とは同じ学校の生徒である。
特殊な霊術を操り、睦美と同じく町の平和を守る五行戦隊の成員である。
彼女は仲間とともに、町に現われる妖獣を討ち滅ぼしてきたが、
最近出現したこのスライム状の化け物は特に手ごわい。
生命力が強い上に、繁殖力も高い。
今まで分かってきたことは、その不気味な化け物はみな大きな目玉を持っていて、その目玉が彼らの弱点である。
彼らは生き物であれば、なんでも捕食してしまう。
不定形の躯体には打撃攻撃が効きづらく、一般の銃器もダメージが与えられず、五行戦隊の霊力による攻撃でしか倒れない。
幸いなことに、彼らは不定形をとっているため、運動スピードはきわめて低い。
時折見せる瞬発力さえ注意していれば、一般人でも避難する時間がある。
彼らの外見はほとんどゲル状や塊状であり、リーチも短いため、落ち着いていれば対処はできる。
ただ恐ろしいことは、彼らが人間を襲う時は、ほとんど集団で現れることだ。
そして、まるで細胞分裂のように簡単に繁殖するため、彼らを殲滅するのは非常に難しい。
しかし、例え敵がどんなに強くても、鈴華は町の平和を乱す妖獣の存在を許さない。
鈴華は身軽に階段をのぼり続け、やがて丘の上にある公園へとたどり着く。
ここでスライムの姿が消えた。
鈴華はしばらく茂みの中に潜み、目を凝らして公園の中を見渡した。
公園の中央に小さな広場があり、その周りを木々や茂みが囲む。
一陣の夜風が吹き通り、葉っぱや枝たちを優しく揺らす。
鈴華は公園内の隅々まで目を凝らすが、動いているような物体は見当たらなかった。
(見失ったのか?……いや、あいつは確かに広場の中央で消えた……!)
彼女は首から下げた金色の宝玉を手でいじくりながら、黙考した。
このまま化け物が現れるまで、ずっとここで待つのか。
もし化け物はすでに他の場所へ逃げたとしたら、彼女は睦美たちに合わせる顔は無い。
意を決めて茂みから立ち上がると、鈴華はスライムが消えた場所へ走り出した。
広場一帯は薄い砂で覆われている。
白い砂は月光に浴びられ、幻想的な輝きを放つ。
鈴華は空を見たり、四方を見渡したりするが、スライムの気配はいっこうになかった。
421 大きな目玉に見つめられ(3/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:41:41 ID:lt7R4sF7
彼女はポケットから、一本の細い鉄棒を取り出し、それをひとさし指の上に乗せた。
「妖気を隠したって、無駄だよ。絶対尻尾を掴んでやるから!
……邪悪なる魔物の行方を我に示せ、急急如律令!」
鈴華が呪文を唱えたともに、彼女の指に止まっていた鉄棒がいきなり急速に回り始めた。
彼女の霊術により操られた鉄棒は、方位磁石のように妖気がする方向を指すのだ。
やがて鉄棒が徐々に減速し、そしてついに彼女の指上で勢いを失った。
しかし、最後に止まりそうになったとき、鉄棒はなんと彼女の指から滑り落ちた。
思いがけない現象に、鈴華はきょとんとした。
視線が地面に突き刺さった鉄棒に止まると、彼女は何かを悟ったようにしゃがみこむ。
その場で砂をゆっくりかきわけると、やがて地面に奇妙な筋目が現れた。
一体なんなのかと思った次の瞬間、その筋目は突如大きな目玉がとして鈴華の足元に見開く。
「っ!」
間一髪のところで、鈴華は上へジャンプした。
彼女がさきほど立っていた場所を、スライムは地面下から押し包んだ。
無事着地した鈴華は、砂から全体像を晒す目玉スライムを見て、不敵の微笑を浮かべた。
「やっぱり現れたのね!私を食おうなんて、百年速いわ!」
鈴華は首からさげた宝玉を握り締め、強く念じた。
宝玉がまぶしく輝きだすと、白い光が溢れ出て鈴華を包む。
次の瞬間、光の中から戦闘服を身に纏った美しい姿が出てきた。
黄色いリボンがショートヘアを飾り、リボンの上には金色の鈴がチリンチリンと鳴る。
白を基調とした萌黄色のワンピースは小柄な体にフィットし、彼女の活発なイメージとはぴったりだった。
スカートの下からほっそりとした太ももが見え、健気な可愛さを演出する。
「天誅地滅、悪の道。義気凛然、人の道。正義を守る、一振りの鋭き刃――白金の鈴華、いざ参上!」
滔々とした前口上とともに、鈴華は凛とスライムの前に立ちはだかる。
彼女は向かってくるスライムに対し、落ち着いて手のひらに霊力を集めた。
一筋まばゆい光が放った後、彼女の右手には一本の流麗な紋様が刻まれた刀が握られた。
「人々の平和をおびやかし、罪の無い命を食らうなんて、私が許さないわ!」
刃が一閃すると同時に、鈴華はスライムのそばを通り抜けた。
スライムの体半分がしぶきを放ちながらぶっとび、ただの黒い水溜まりとなって地面にしみこむ。
残された半分は大きな目玉を中心に、シュルシュルと異様な音を立てながら蠢く。
「急所を避けられたか。だが、次ははずさない!」
鈴華は刀を構えなおし、スライムに飛びつこうとした。
その時だった。
スライムの残された半分の体は、突然振動して何かの形を作り始めた。
「な、なに?」
まるでガムのように姿形が変えていきながら、それはやがて一匹の動物の姿に収束した。
「ま、まさか!」
あまりにも驚く光景に、鈴華は目をそらすことができなかった。
ついさっきゲル状だったスライムが、一匹の犬の姿になった。
それはまるで、さきほどスライムに飲み込まれたあの野良犬のようだった。
ただはっきりと違うところは、目の前の犬は全身を黒く染めていることと、
その顔面には、一つの目しかなかったことだ。
その一つの目はというのは、普通の二個分よりも大きく、その顔面の前で不気味に見開く。
あまりにもグロテスクな外見に、鈴華は身の毛がよだつ思いをした。
422 大きな目玉に見つめられ(4/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:42:33 ID:lt7R4sF7
この化け物が他の生き物に変形できるなんて、初めて知ったことだ。
彼女はなぜスライムはこのような変形ができたのか、思い巡らした。
(まさか、さっきの食われた犬が、原因なのか?)
「わううううぅうう!」
犬スライムは突然鳴きだし、ドでかい目玉でぎょろりと鈴華を捕らえ、凄まじい勢いで飛び掛ってきた。
「なにっ?」
鈴華にとって、あまりにも予想外のスピードだった。
我に返ったとき、彼女はもはやその猛烈なアタックを完全に避けられない距離にいた。
鈴華はすぐに反省した。
なんでもありの妖魔相手に、自分は既成の概念に囚われるべきではなかった。
彼女は霊力を手に集め、意識を集中した。
次の瞬間、彼女の手に握られた刀は、盾と変化した。
鈴華はその盾を力いっぱい前方に突き出すと、犬スライムの鋭利な牙が砕かれた。
勢いに負けて吹き飛ばされる犬スライムを、鈴華は二度と逃さなかった。
今度は盾を長槍に変え、相手の目玉を一直線貫いた。
「がおぉぉ――!」
犬スライムは大きく吠え、前足で空を切り裂くが、その攻撃はもちろん離れている鈴華に届くことはない。
鈴華は更に槍をえぐると、犬スライムの目玉は破裂し、大量の白い濁液を噴き出す。
やがて黒い躯体も地面に倒れ、ただの水溜りと化した。
敵が絶命したことを確認すると、鈴華は槍を引っこ抜いた。
目玉スライムがほかの生物にとりつく光景は、彼女にとってあまりにも衝撃が大きい。
彼女は静かにまわりを見て、背中に冷え汗を流した。
いつの間にか公園の周りに、数十匹もの目玉スライムが現れた。
そして信じがたいことに、いくつかの目玉は木々に寄生し、根っこもろとも動いて鈴華の方へ近づく。
「これはちょっとやばいかな?」
化け物たちは鈴華を取り巻くように、徐々に迫ってくる。
鈴華は武器を強く握り締め、睦美の言葉を思い出した。
やばいと思ったら、逃げていいから。
「そう言われちゃうと、私ますます逃げたくなくなっちゃうんだよねー。
みんなが来るまで、持ちこたえてみせるわ!」
鈴華は一度苦笑いをこぼして、それからは真顔になって全身の霊力を高めた。
「まとめてやっつけてあげるわ!究極金遁奥義、『三千刃の陣』!」
彼女は両手で素早く臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前と次々印を結び、空に向けて手をかざした。
次の瞬間、天から剣、刀、矢、戟などさまざま凶器が雨のように降り注いだ。
大量の霊力を消費するこの大技は、範囲内のいかなる者をも殺戮する究極な技である。
五行戦隊の五人のうち、鈴華の殺傷力は公認で一番高い。
彼女はどんな妖魔に対しても、瞬時に鋭器を作り出しやっつけることができるのだ。
そしてこの究極奥義は、発動した際ほかの四人達も退避しなければならないほど凶悪である。
武器は次から次へと作り出され、地面にへばりつくスライム達を串刺しにする。
目玉を破壊されたスライム達は、次々と白い粘液を散らしながら消えていく。
423 大きな目玉に見つめられ(5/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:43:50 ID:lt7R4sF7
「はぁ、はぁ……」
やがて術が収まると、鈴花は乱れた息を整えた。
これだけ大きい術を発動したため、彼女の体力は一気に消耗した。
その凄まじい攻撃に、目玉スライム達は一度全滅したように見えた。
しかし、しばらく時間が立つと、鈴華の周りに再び目玉スライムが集まり始めた。
「う、うそ……?まだ、生き残りがいるの?」
彼女は素早く一本の鉄槌を作り出し、飛び掛ってきた一匹のスライムを打ち返した。
その目玉から白い濁液が飛び散り、至近距離だったために鈴華の身にかかった。
しかし、すぐ側までやってきたスライム達は、彼女に汚れを取り除く時間を与えない。
彼女は二匹目を叩き潰し、三匹目をぶっとばした後、木に取り付いた目玉の枝攻撃を避け、後ろへ飛びのいた。
目玉を潰すたびに、その白い液体が彼女の体にねばつく。
やがて、十数体の目玉スライムを倒した後、鈴華は自分の動きが段々鈍くなったことに気付いた。
(はぁ、はぁ……おかしいわ。体がどんどん、だるくなっていくわ)
蠢くスライム群を前に、鈴華はハンマーを肩に担いで、目に染みこんだ汗を拭いた。
それを機に、腕にかかった粘液は、彼女のかわいい顔に付着した。
(なんだ、この変な匂い……頭がくらくらしてしまうわ)
鈴華は意識が薄くなったのを感じ、慌てて頭を振って冷静さを取り戻そうとした。
その時、彼女を囲む目玉スライムは、突如一箇所に集まり始めた。
そして、お互いの体を絡めたかと思いきや、一つの大きな塊に合体した。
「な、なんなの?」
鈴華はその不気味な光景を見て、呆然とした。
塊のところどころに目がついており、その中央部にはとりわけ大きい目玉が見開き、鈴華のほうを向いた。
『シュッシュッシュ、それだけ我が支配液を浴びてもまだ正気でいられるとは、さすがは五行戦隊』
「頭の中に、声が聞こえてくる……?まさか、今お前が喋ってるのか?」
『いかにも。我こそ百目怪の総合意思、地上を支配する者だ』
「ふん、そのくだらない野望、私達五行戦隊が食い止めて見せるわ!」
『シューシュシュシュシュ。生きる者たる宿命は、弱き者を略奪し、強き者に服従する。
人間ごとき貧弱な下等生物に、この大地を支配する資格は無い』
「そんなことを言って、お前みたいな塊になにができる?今からそのでっかいめんたまを潰しにいくわ!」
『シュッシュー、愚かななり。あなたはまだ己の立場に気付いておらんようだな』
「ひ、ひゃっ!……なによこれ!」
鈴華は突然、自分の足が地中へ引きずられた感がした。
彼女は慌てて足元を見ると、自分が踏んでいるのは砂ではなく、スライムの死骸からできた黒の水溜りであった。
あたりを見渡すと、いつの間にか公園の土は全部禍々しい黒の水溜りになっていた。
「くっ……!足が、取れない……!」
黒い水に漬かった部分は、まるで麻痺したかのように、一切の感覚が伝わらなかった。
そして、黒池の表面では、無数の白い目玉が次々と見開き、一斉に鈴華のほうを見つめる。
そのあまりにもおぞましい光景に、鈴華はぞっと背筋を冷やした。
彼女の体はゆっくりと黒池の中へ沈んでいき、そして白い目玉は彼女の足首を、ふくらはぎを、太ももを這い上がる。
その蛆虫のような蠕動する感触に、彼女はむず痒い思いをした。
「く、来るな!」
鈴華は二本の短剣を作り出し、目玉を次々と切り伏せた。
目玉の傷口から、やっぱり白い粘液がほとばしり、彼女の戦闘服を更に汚す。
「くっ、これじゃあきりが無いわ!」
『シュッシュッシュ、そのまま霊力を使い果たすまで、待っているがいいシュ』
424 大きな目玉に見つめられ(6/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:44:35 ID:lt7R4sF7
「冗談じゃないわ……こんな妖術、私の陣で破ってやるわ!もう一回……究極金遁奥義、『三千刃の陣』!」
鈴華は再び九つの印を結び、術を放った。
次の瞬間、空から無数の武器が現われ、一斉に黒い池へ突き刺さる。
あまたの目玉が破壊され、白い濁液となって四散する。
「これで、どうだ!……な、なに?」
鈴華が喜ぶのもつかの間、彼女が作り出した武器は、なんと全て池の中へ引きずり込まれて行った。
やがて、池の中では白い目玉がまた見開き始める。
「そ、そんなバカな……こいつは、不死身なのか?」
鈴華は呆然と立ち止まってしまった。
一回の戦いでは最高でも一回しか使わなかった奥義で、今日だけで二度も使った。
そのため、今の彼女には霊力がほとんど残っておらず、黒い液体から脱出するだけの体力もなかった。
ついに膝まで池の中に沈み、膝より下の肉体は一切の感覚を失った。
池の一部が盛り上がり、そこからたくさんの目がついた肉塊が再び現われた。
『シュシュシュ、残念だったね、五行戦隊も一人しかいないじゃ本来の力が出せないシュ』
「なんだと!」
『あなたたち五行戦隊の最も恐ろしいところは、五行相生を利用し、無限の霊力を生み出せるところだシュ。
すなわち、一人でも欠けていれば、その無限の力は崩れ、無敵ではなくなるシュー』
「私一人だって、勝ってみせるわ!」
『それは無理だシュ。あなたの霊力属性は金、我にダメージを与えるとしても、
我が再生する前に完全に倒すのは至難だシュー。五つの属性が揃って、はじめて我を滅ぼすことができるのだシュ』
「くっ……ふん、だったらいい事を教えてやるわ。私の仲間もすぐここにやってくる。その時、絶対あなたを倒す!」
『シュッシュシュシュ。そのことなら、心配は無いシュ。なぜなら、あなたはもうすぐ我の仲間となるだシュ。
そうすれば、五人は永遠に揃わなくなるシュよ』
「な、なんだと!私があなた達化け物のいうことを聞くなんて、するわけ無いわ!」
『シュシュ、その言葉は、もう少し痛い目にあってもらったあとに聞くシュ!』
百目怪の正面にある一番大きな目玉は突然妖しく輝くと、そこから一条の怪光線が発射された。
「させるか!」
鈴華は瞬時に鉄の盾を作り出し、怪光線を遮った。
『悪あがきもそれまでだシュ』
百目怪は左右から体を伸ばして鈴華の両手を包み、それらを無理やり体の横へ移動させた。
「くっ、気持ち悪い、離しなさい!」
『これであなたも無防備だシュ。もう一度食らえ!』
百目怪の目玉から再び怪光線が発射されると、今度は鈴華の胴体に直撃した。
「きゃ――!」
悪しきエネルギーが彼女の全体を襲う。
直撃をくらっても、普段なら霊力を溜めることによって被害を減らすこともできるが、
霊力を使い果たした彼女にはそれだけの力はなかった。
やがてダメージが溜まり、黄色の戦闘服が解除されてしまい、いつもの私服に戻った。
『シューッシュシュシュ、もうあなたを守るものは無くなったシュ!』
百目怪は鈴華の体に近づき、目玉から白い液体を吐き出した。
彼女の服が粘液にふれると溶かされ、その下の綺麗な柔肌を露出させる。
鈴華は恥ずかしさのあまりに顔を真っ赤に染めた。
外気にふれた肌は少女特有の無垢のみずみずしさを帯びていた。
しかし、白い粘液が付着した途端、彼女の肌は妖しい変化を迎える。
「な、なに?体が、変に感じる……どんどん熱くなる……」
『シュシュシュシュ、さきほどまでは戦闘服に守られたようだが、今度は直接だからな』
「この白いべとべとは、なんなの?」
『これは、お前たち人間を支配する液体だシュ。
我々は、つい最近あなた達人間が地球の支配者になっている理由を掴めた』
「えっ?」
425 大きな目玉に見つめられ(7/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:45:59 ID:lt7R4sF7
『あなた達人間は、肉体が弱くても、高い学習能力を備わり、数々の災害を乗り越えてきた。
その適応能力は、確かに他の種族には見られない。特に、
あなた達五行戦隊が妖魔を次々と倒したように、人間は困難を乗り越えるたびに、強くなっていく』
「くっ、うっ……よく、分かってるじゃない」
『だから、我は一つの作戦を考えた。これからは人間に寄生し、人間の力を我らのために使役しようと』
「な、なんだと?」
『もちろん、我々には貧弱な素材はいらない。強い人間だけに寄生し、そうでない人間は我らの栄養分となってもらう。
我々には、寄生した対象と同化し、その能力を奪い取る力があるだシュ』
百目怪の恐ろしい言葉を聞きながら、鈴華は思わず鳥肌が立った。
『喜ぶが良い。我々が選んだ最初の強き人間は、あなたたち五人なのだ』
「や、やめて!放してよ!」
『さあ、我の支配液を存分に浴び、身も心も我らに晒すがよい!』
次の瞬間、百目から今までに無いおびただしい量の白汁がほとばしり、鈴華の裸を浴びてゆく。
粘液に捉われたは肌に甘い痺れが流れ、相手に降参するかのようにビクビク蠢いた。
『人間は快感に弱い。我が支配液は、我に支配されやすいよう、原始たる欲望を引き出されるのだ』
「あ、あっ……ああ!」
鈴華は胸の奥底から湧き上がるいやらしい感情に、自分の頬を赤く染めた。
(こんな時に、私……なにを考えてるんだ!)
彼女の四肢には、ところどころ目玉を生やした黒い触手に這う。
太ももの裏に触手がなめずるように蠢くと、鈴華はたまらず嬌声をあげてしまい、腰から力が抜けそうになった。
(だめ、このままじゃ……本当に変になっちゃう……)
『シュシュシュ、いまさらあがいても無駄だシュ』
百目怪から細い触手が伸びて、鈴華の頬に這い、彼女の口を無理やりこじ開けた。
「うがっ、ううああ!」
『さあ、これを飲み込むが良い』
鈴華の口の中に無数のミミズが束に纏まったような触手が伸びてきた。
その先端は彼女の舌に絡みつき、白い目玉を流し込んだ。
「うーん、むむっん!」
圧力とともに、大きな異物が喉を通していく違和感に、鈴華は思わず涙目になった。
けがれを知らない素肌にいくつかの触手や目玉が這い回り、
彼女の形のいい臍や胸を覆いかぶさったり吸ったりする。
体中から伝わる不快感も、白い支配液のせいで、いつかは快感となって彼女の体を支配した。
「ぐうぅぅぅぅ……ぶはーっ!はぁ、はぁ……」
ようやく触手から解放された口は、空気を求めて荒く呼吸する。
『どうだい?我らの目玉を呑み込んだら、あなたも……』
百目怪が喋っている最中だった。
鈴華は口を開けたまま、顔を忽然百目怪のほうに向けた。
一本の鋭い短刀が彼女の口から出てきたと思いきや、猛スピードで吐き出され、百目怪の目玉に深く突き刺さった。
その大きな目玉は短刀を中心にひび割れ、やがて多くの白い汁を飛ばしながらしぼんだ。
「はぁ、はぁ、これが、私の取って置きの攻撃よ!これでもうおしまいだ!」
『シュシュシュシュ、どうやらあなたは、大きな誤解を抱いているようだシュ。
我々の弱点は確かに目玉である。しかし、集合体となった時、目が全て破壊されない限り、我々は敗れないシュ!』
百目怪の他の一つの目玉が大きく拡張した。
彼はその目が中央に来るよう塊を動かすと、すっかり元通りに復元した。
「そ、そんな……」
『あなた達五人の力がそろわない限り、我は不滅だシュ!
さあ、己が変わっていく過程を、存分に感じるがいい!』
百目怪がそう言うと、鈴華は突然自分の肉体のところどころからむず痒い感じがした。
彼女は自分を見下ろすと、なんと恐ろしいことに、首と胸の間には大きな割れ目のような筋が縦に現われた。
426 大きな目玉に見つめられ(8/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:47:06 ID:lt7R4sF7
「な、なにが起きてるの?」
次の瞬間、その大きな縦筋から妖しい感触が広がった。
ぞっとするようなもどかしさに、鈴華は思わず体を蠢かせた。
『シュシュシュ……さっきあなたに飲ませた目玉は、我のしもべとなる契機。
その割れ目が完全に見開き目玉となったとき、あなたも我々の仲間だ』
「そ、そんな!やだ!」
筋目が薄っすらと見開いた瞬間、鈴華の全身に電撃のような衝撃が走った。
「きゃ、きゃああぁー!」
あまりにもの鋭い快感に、鈴華は全身から汗が噴き出て、ぽかんとあけた口からよだれを垂らした。
目玉の場所からじんわりとした痺れが広がり、鈴華の体を支配する。
「や、やだ……私が、化け物に……なっちゃう!」
『さあ、あなたの全てを目玉に委ねなさい。さすれば楽になるシュ』
「ふ、ふざけるな……あんたなんかに負けるもんか!」
鈴華はぐっと胸に力を入れ、残されたかすかな霊力を縦の筋目に集中させた。
筋目の邪悪な妖力が抑えられ、目玉の見開き具合は減少した。
『シュシュ、無駄なあがきを。我の中に取り込んでじっくりと楽しませてあげよう』
鈴華の手足にまとった黒い液体は突然収縮し、彼女の体を丸ごと水溜りの中へ引きずった。
予想外な展開に鈴華は息を変える暇もなく、全身がどろどろとした黒液の中に包まれた。
『案ずるな。この再生液は、我らの同胞の肉体からなるもの。
あなたの体を少しずつ蝕んで、邪悪なエネルギーを注ぐであろう』
「ぐっ……ううん!」
鈴華は上も下も真っ黒の空間に囚われ、ただ耐えるしかなかった。
そして、何本かの細い触手が、彼女の秘所をまさぐる。
「むごぉっ?!」
目玉を口中に含んだまま、鈴華は悲鳴をあげた。
まだ男をしらない可憐な秘所は、触手に優しくほぐされると、
やがて鈴華の意識を裏切り、動きたいがままに動き出す。
(ああ、き、気持ち良い……)
鈴華は知らず知らず体をくねらせ、粘液による愛撫を最大限に受けられるようにした。
邪悪な黒液に犯される肌。
その表面に黒い汁がへばりついて、やがて小さな目玉が見開く。
目玉が生成する数が一つ一つ増えていくたびに、鈴華は自分の体に異物が融合させられるような快感を味わう。
淫欲に堕ちはじめた彼女には、霊力の保護も徐々に薄れていく。
それと同時に、彼女の胸部中央にある大きな目玉は段々と大きく見開き始める。
(あっ、ああ……どんどん目玉が生えてくる……体が敏感になっちゃう!)
鈴華は目をつむり、下腹部から押し寄せる快感をこらえようとした。
秘所の中が触手のイボイボにかき回されると、彼女は悔しいながらも背筋を曲げて迎合してしまう。
触手は時に優しく、時に激しく伸縮を繰り返す。
触手全体に生えている目玉が微妙に蠢き、鈴華をじっくりと絶頂へと誘ってゆく。
(もう、だめ……私、もう耐えられない!)
たまりきった黒い欲望に、鈴華の理性を捨てはじめる。
彼女は自ら口をあけまわりの粘液を呑み込み、四方の粘液に小柄の胴体をこすり合わせる。
そして、最大の波が秘所に襲ってきたとき、彼女は体をピンと伸ばし、声にならない呻きをあげた。
(イッちゃう、私……イッちゃうよ!)
熱い液体が彼女の下腹部にほとばしる。
鈴華はその液体をすべて受け止め、頭の中は雷撃にうたれた後のように考えが定まらない。
体が激しく痙攣し出した瞬間、彼女の胸部にあった目玉がぐばっと一杯に見開いた。
白身に囲まれた金色の瞳はせわしく上下左右に動き回り、生まれたばかりの敏感さを鈴華と共有する。
(ああ、私……化け物に……負けちゃった……)
鈴華は最後にそう思い、意識が途切れた。
疲れ果てた体は、暗闇のどん底へ沈む。
427 大きな目玉に見つめられ(9/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:48:00 ID:lt7R4sF7
どれぐらい時間が過ぎただろうか。
鈴華は心地よい波の上に浮かんだ感じがした。
(ここは……どこ?)
彼女はゆっくり目を開けると、上下左右に黒い粘液の壁があることに気付いた。
体は粘液の中に半身だけ沈んでいて、生ぬるい黒液に浸した肌はだるくて気持ちいい。
立ち上がってみると、体には怪我が一つもなかった。
ただ一箇所、胸部についている大きな目玉を除いて。
「い、いや――!」
鈴華は両手で自分の頭を抱え、これは悪夢だと自分に言い聞かせた。
目玉は鈴華の意のままに動き、金色の瞳をうごめかす。
感触がリアルなだけに、鈴華の小柄な体がわなないた。
その時、彼女の前に大きな肉塊が盛り上がった。
『気がついたようだシュ。どうだ、新しく生まれ変わった気分は』
「な、なんなのよ……これ、とれないじゃないか」
『それはもうあなたの体の一部。あなたは、すでに我々の一員なのだシュ』
「う、うそよ!私は、町の平和を守るのよ!あなた達妖獣を倒す使命があるのよ!」
『シュシュシュ、よくぞ言ってくれた。しかし、あなたにも感じるはずだシュ。
ほーら、体中から、悪の妖力が満ち溢れているシュよ?』
「えっ?」
鈴華は胸の目玉を見下ろすと、思わず変な気分になった。
目玉たちに体を犯されたシーンが次々とよみがえり、肉体はまるでその続きを求めるかのように火照り始めた。
いやらしい念頭が走馬灯のように、彼女の頭に浮かび上がる。
「あ、ああ……!」
鈴華は体をビクビク震わせると、秘所から一本のうねうねした触手がのぞき出た。
その触手には、不規則な形で数個の目を生やしてあった。
鈴華は曖昧な笑顔を浮かばせてその触手を優しく撫でると、背筋がビクッとした。
まるで体の一部となった触手は、刺激を受けると今まで味わったことも無い快楽が込み上がる。
「ああ、気持ちいい……手が、手が止まらないよ!」
彼女は膝を床につき、虚ろな目で自ら体をまさぐり始めた。
『それでいいだシュ。あなたは、これから我々の仲間を増やすための母体になってもらうシュ。
繁殖本能に忠実に従うがいいシュ』
「はい!あぁ、はぁん……母体、繁殖?」
『そう。我々の子孫を産むためのメスだシュ』
「そ、そんな……!」
あまりにも卑猥な表現に、鈴華は秘所をまさぐりながら涙を流した。
『シュシュシュシュ。さあ、これを受け取るがいいシュ』
百目怪は肉塊の一部を盛り上げると、そこから一つの黄色い玉が現われた。
「そ、それは……私の、金遁玉?」
『そうだシュ。あなたが五行戦隊の一人として使っていた霊玉だ。これに我の邪悪な妖力を注入した。
後は、かつての持ち主であるあなたが自らそれを汚染するのだシュ』
百目怪の触手から霊玉を受け取ると、鈴華のどす黒い欲望がそれに反応した。
金色だった宝玉は徐々に鈍く輝き、その外見も目玉そのものに変化した。
鈴華は五行戦隊に変身するような要領でそれを握り締めると、黄色い目玉からどす黒い妖力が放たれ、
彼女の体を包んで変身した。
428 大きな目玉に見つめられ(10/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:51:46 ID:lt7R4sF7
萌黄色のワンピースだったはずの姿は、黒を基調にした暗い黄色の肉布に覆われた。
胸のやや小さめの二つの膨らむは肉布にぬめりと包まれ、それより上は全て露出し、
綺麗な柔肌や不気味な目玉を晒した。
湿気を含んだ肉布は、まるで這うように彼女の胴体にぴったりとくっつき、
ヘソや背中の部分は切り取られて外気にふれさせる。
スカートだったはずの下半身も、肉布がハイレグ状に彼女の秘所にフィットする。
雪白い二の腕や太ももを強調するかのように、その先の部分だけを肉布が覆う。
横から見れば分かるように、肉布の裏側には、びっしりと無数の突起が生えている。
肉布が絶えず蠢くことによって、その主である鈴華は常に愛撫を受け続ける。
変身が終わった後、今度はその肉布のところどころに小さな目玉が見開かれる。
胸の二つの膨らみ、秘所の真上、腕や足などと目玉の数が増える。
そして、鈴華はまるで絶頂を迎えたときの快感を覚える。
それらの目玉を操って動かすと、周辺の景色がはっきりと彼女の脳内に浮かび上がる。
彼女は敏感になった体を抱きしめ、恍惚の表情を浮かべた。
「ああ、なんて……なんて素敵な感じだろう」
『そう、あなたはもうその快感から逃れられない。
これから我の仲間を増やすために、その可憐な肢体を差し出してもらおう』
「はい……」
四方の壁から迫り来る触手に対し、鈴華は逃げるところか、自ら四つん這いになった。
『シュシュシュ……完全に我が虜と化したな。たとえあなたのかつての仲間が助けに来たとしても、
あなたは喜んで我に従い、やつらと戦う。そうであろう?』
「はい、百目さま。今度はあいつらを堕とし、私と同じように百目さまの忠実なしもべとして仕立てて見せます」
鈴華は淫靡な笑みを浮かべた。
彼女の両目は、その胸の上にある大きな目玉と同様に、邪悪な輝きを放ち始めた。
<つづく>
今回は以上です。
どきがむねむねしたせいでミスまくった俺はチキン。
日本語が変な箇所が多数あった気がする。面目ない。
中学校の時もっとまじめに国語を勉強すべきだったな。
後の展開が連鎖悪堕ちなので、どっちに投稿すべきか悩みました。
あっちのスレは寄生苦手な人がいるかもと思って、こっちにしました。
目玉がいっぱい出てくる。見た目が少しグロ?
空気読まずにいきなり投下。
夜、さびれた道路の曲がり角。
二人の少女は、息を潜めて影の中に姿を隠し、遠くにいる物体を観察した。
その物体は、道路のむこう側を目指して不気味に動いていた。
それは、ひと一人ぐらい大きなスライムのような生き物だった。
体のまわりに触手がうねうねと動き、体の真ん中には大きな目玉を生やしている。
そして目玉で左右を確認しながら、不定形の体を蠕動させ進んでいた。
「ねえ、睦美、あいつどこへ行こうとしているかしら?こんな時間帯で、しかもこんな人気の無い場所で」
目がキラッとしてて、小柄で活発そうな女の子は、小声で言った。
「分からないわ。これはあくまでも私の推測だけど、あいつは仲間のところへ帰ろうとしているんじゃないかしら」
ポニーテールで、どこか大人っぽい冷静さを持つ美貌の少女は答えた。
「人間を襲って散々悪事をしといて!あんな化け物、絶対許さないわ!」
「ええ、私達の手で倒さねば……しっ!」
ポニーテールの少女は小柄の少女に注意を呼びかけると、二人は目線を回収し、頭を引いた。
化け物の目玉はきょろりと二人のいる角を見つめる。
(ばれかた?)
(いやまだよ、鈴華ちゃん、)
ポニーテールの少女は小柄の女子をおさえる。
その時、一匹の野良犬が側の壁上から飛び降り、化け物の横に立った。
野良犬は化け物の不気味な目玉を見つけると、全身の毛を立たせて威嚇した。
スライムの黒い体は蠢き、犬の方へ近づく。
犬はワンワンと高らかに吠えた後、突然スライムの方へ飛びつき、鋭い前歯でスライムの目玉を噛み付こうとした。
しかし、その前歯が大きな目玉に届こうとした瞬間、地面にへばりついていたスライムは突如飛び跳ねて、犬の体を四方から包んだ。
犬はきゃんと鳴き声をあげ、スライムの肉片から頭だけ露出し、残りの胴体は内側に陥ったままだった。
その四肢がスライムの中で懸命にもがいている様子は、外側からでもはっきり確認できる。
だが、犬が脱出できる気配はいっこうに無かった。
小柄の女子は思わず出ようとする。
彼女の肩にもう一人の手が置けられた。
振り返ると、ポニーテールの少女はゆっくりと首を横に振る。
(睦美さん、あの犬を助けなきゃ!)
(鈴華ちゃん、だめだ。敵はこいつ一体だと限らないし、いま動いて残りのものを取り逃がしたら、またどこかで増殖して大変なことになるわ)
(くっ……)
鈴華は睦美の言うことを正しいと判断したか、ただこぶしを強く握り締めて目の前の惨劇を見つめた。
ついに犬の頭部まで、スライムに覆われてしまった。
中から抵抗する勢いが徐々に感じられなくなり、やがて生き物の気配がなくなった。
スライムは塊状から散開すると、中から再び目玉が現るが、野良犬の姿はもうどこにもいなかった。
あの哀れな犬は、化け物に食われてしまった。
同じ生物として、あまりにもむごい最期を鈴華は嘆いた。
スライムはというと、まるで何事もなかったかのように、再び前進し始めた。
420 大きな目玉に見つめられ(2/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:40:43 ID:lt7R4sF7
それの姿が遠くなったことを確認し、睦美は囁いた。
「鈴華ちゃん、あの化け物たちの生命力は侮れない。確実に全滅させるのに、私達全員でとりかかる必要あるわ」
「でも、ほかの人を呼びに行っている間、あいつを見失ってしまうよ」
「そこで、鈴華ちゃんに頼むわ。薫たちのとこへ行って、彼女達にこの場所を伝えてちょうだい。
ここは私が尾行を続けるわ」
睦美の提案に鈴華は首を横に振った。
「……いや、ここは私に任せて。睦美には土遁術があるから、速く彼女達をつれて来れるでしょ?
ここは私に任せて、睦美が薫達を呼びに行って!」
鈴華はまっすぐな眼差しで睦美を見つめる。
睦美はしばらく考えた後、うんと頷く。
「分かった、あなたの言うとおりだわ。しかし、慎重にね。もしやばいと思ったら、逃げていいからね!」
「へへん、私は灯のやつと違うから、そんなヘマはしないよ!」
鈴華の勝ち気な笑顔を見て、睦美も微笑をこぼした。
「分かった。じゃあ、ここは頼むわ!」
そう言って、睦美は片手を地面に触れ、目を閉じて静かに瞑想した。
次の瞬間、彼女の体は土の中に沈んだ。
その姿が消えたのを確認した後、鈴華は真剣な表情を浮かべて、化け物の行方を追った。
金子 鈴華(かねこ すずか)、睦美とは同じ学校の生徒である。
特殊な霊術を操り、睦美と同じく町の平和を守る五行戦隊の成員である。
彼女は仲間とともに、町に現われる妖獣を討ち滅ぼしてきたが、
最近出現したこのスライム状の化け物は特に手ごわい。
生命力が強い上に、繁殖力も高い。
今まで分かってきたことは、その不気味な化け物はみな大きな目玉を持っていて、その目玉が彼らの弱点である。
彼らは生き物であれば、なんでも捕食してしまう。
不定形の躯体には打撃攻撃が効きづらく、一般の銃器もダメージが与えられず、五行戦隊の霊力による攻撃でしか倒れない。
幸いなことに、彼らは不定形をとっているため、運動スピードはきわめて低い。
時折見せる瞬発力さえ注意していれば、一般人でも避難する時間がある。
彼らの外見はほとんどゲル状や塊状であり、リーチも短いため、落ち着いていれば対処はできる。
ただ恐ろしいことは、彼らが人間を襲う時は、ほとんど集団で現れることだ。
そして、まるで細胞分裂のように簡単に繁殖するため、彼らを殲滅するのは非常に難しい。
しかし、例え敵がどんなに強くても、鈴華は町の平和を乱す妖獣の存在を許さない。
鈴華は身軽に階段をのぼり続け、やがて丘の上にある公園へとたどり着く。
ここでスライムの姿が消えた。
鈴華はしばらく茂みの中に潜み、目を凝らして公園の中を見渡した。
公園の中央に小さな広場があり、その周りを木々や茂みが囲む。
一陣の夜風が吹き通り、葉っぱや枝たちを優しく揺らす。
鈴華は公園内の隅々まで目を凝らすが、動いているような物体は見当たらなかった。
(見失ったのか?……いや、あいつは確かに広場の中央で消えた……!)
彼女は首から下げた金色の宝玉を手でいじくりながら、黙考した。
このまま化け物が現れるまで、ずっとここで待つのか。
もし化け物はすでに他の場所へ逃げたとしたら、彼女は睦美たちに合わせる顔は無い。
意を決めて茂みから立ち上がると、鈴華はスライムが消えた場所へ走り出した。
広場一帯は薄い砂で覆われている。
白い砂は月光に浴びられ、幻想的な輝きを放つ。
鈴華は空を見たり、四方を見渡したりするが、スライムの気配はいっこうになかった。
421 大きな目玉に見つめられ(3/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:41:41 ID:lt7R4sF7
彼女はポケットから、一本の細い鉄棒を取り出し、それをひとさし指の上に乗せた。
「妖気を隠したって、無駄だよ。絶対尻尾を掴んでやるから!
……邪悪なる魔物の行方を我に示せ、急急如律令!」
鈴華が呪文を唱えたともに、彼女の指に止まっていた鉄棒がいきなり急速に回り始めた。
彼女の霊術により操られた鉄棒は、方位磁石のように妖気がする方向を指すのだ。
やがて鉄棒が徐々に減速し、そしてついに彼女の指上で勢いを失った。
しかし、最後に止まりそうになったとき、鉄棒はなんと彼女の指から滑り落ちた。
思いがけない現象に、鈴華はきょとんとした。
視線が地面に突き刺さった鉄棒に止まると、彼女は何かを悟ったようにしゃがみこむ。
その場で砂をゆっくりかきわけると、やがて地面に奇妙な筋目が現れた。
一体なんなのかと思った次の瞬間、その筋目は突如大きな目玉がとして鈴華の足元に見開く。
「っ!」
間一髪のところで、鈴華は上へジャンプした。
彼女がさきほど立っていた場所を、スライムは地面下から押し包んだ。
無事着地した鈴華は、砂から全体像を晒す目玉スライムを見て、不敵の微笑を浮かべた。
「やっぱり現れたのね!私を食おうなんて、百年速いわ!」
鈴華は首からさげた宝玉を握り締め、強く念じた。
宝玉がまぶしく輝きだすと、白い光が溢れ出て鈴華を包む。
次の瞬間、光の中から戦闘服を身に纏った美しい姿が出てきた。
黄色いリボンがショートヘアを飾り、リボンの上には金色の鈴がチリンチリンと鳴る。
白を基調とした萌黄色のワンピースは小柄な体にフィットし、彼女の活発なイメージとはぴったりだった。
スカートの下からほっそりとした太ももが見え、健気な可愛さを演出する。
「天誅地滅、悪の道。義気凛然、人の道。正義を守る、一振りの鋭き刃――白金の鈴華、いざ参上!」
滔々とした前口上とともに、鈴華は凛とスライムの前に立ちはだかる。
彼女は向かってくるスライムに対し、落ち着いて手のひらに霊力を集めた。
一筋まばゆい光が放った後、彼女の右手には一本の流麗な紋様が刻まれた刀が握られた。
「人々の平和をおびやかし、罪の無い命を食らうなんて、私が許さないわ!」
刃が一閃すると同時に、鈴華はスライムのそばを通り抜けた。
スライムの体半分がしぶきを放ちながらぶっとび、ただの黒い水溜まりとなって地面にしみこむ。
残された半分は大きな目玉を中心に、シュルシュルと異様な音を立てながら蠢く。
「急所を避けられたか。だが、次ははずさない!」
鈴華は刀を構えなおし、スライムに飛びつこうとした。
その時だった。
スライムの残された半分の体は、突然振動して何かの形を作り始めた。
「な、なに?」
まるでガムのように姿形が変えていきながら、それはやがて一匹の動物の姿に収束した。
「ま、まさか!」
あまりにも驚く光景に、鈴華は目をそらすことができなかった。
ついさっきゲル状だったスライムが、一匹の犬の姿になった。
それはまるで、さきほどスライムに飲み込まれたあの野良犬のようだった。
ただはっきりと違うところは、目の前の犬は全身を黒く染めていることと、
その顔面には、一つの目しかなかったことだ。
その一つの目はというのは、普通の二個分よりも大きく、その顔面の前で不気味に見開く。
あまりにもグロテスクな外見に、鈴華は身の毛がよだつ思いをした。
422 大きな目玉に見つめられ(4/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:42:33 ID:lt7R4sF7
この化け物が他の生き物に変形できるなんて、初めて知ったことだ。
彼女はなぜスライムはこのような変形ができたのか、思い巡らした。
(まさか、さっきの食われた犬が、原因なのか?)
「わううううぅうう!」
犬スライムは突然鳴きだし、ドでかい目玉でぎょろりと鈴華を捕らえ、凄まじい勢いで飛び掛ってきた。
「なにっ?」
鈴華にとって、あまりにも予想外のスピードだった。
我に返ったとき、彼女はもはやその猛烈なアタックを完全に避けられない距離にいた。
鈴華はすぐに反省した。
なんでもありの妖魔相手に、自分は既成の概念に囚われるべきではなかった。
彼女は霊力を手に集め、意識を集中した。
次の瞬間、彼女の手に握られた刀は、盾と変化した。
鈴華はその盾を力いっぱい前方に突き出すと、犬スライムの鋭利な牙が砕かれた。
勢いに負けて吹き飛ばされる犬スライムを、鈴華は二度と逃さなかった。
今度は盾を長槍に変え、相手の目玉を一直線貫いた。
「がおぉぉ――!」
犬スライムは大きく吠え、前足で空を切り裂くが、その攻撃はもちろん離れている鈴華に届くことはない。
鈴華は更に槍をえぐると、犬スライムの目玉は破裂し、大量の白い濁液を噴き出す。
やがて黒い躯体も地面に倒れ、ただの水溜りと化した。
敵が絶命したことを確認すると、鈴華は槍を引っこ抜いた。
目玉スライムがほかの生物にとりつく光景は、彼女にとってあまりにも衝撃が大きい。
彼女は静かにまわりを見て、背中に冷え汗を流した。
いつの間にか公園の周りに、数十匹もの目玉スライムが現れた。
そして信じがたいことに、いくつかの目玉は木々に寄生し、根っこもろとも動いて鈴華の方へ近づく。
「これはちょっとやばいかな?」
化け物たちは鈴華を取り巻くように、徐々に迫ってくる。
鈴華は武器を強く握り締め、睦美の言葉を思い出した。
やばいと思ったら、逃げていいから。
「そう言われちゃうと、私ますます逃げたくなくなっちゃうんだよねー。
みんなが来るまで、持ちこたえてみせるわ!」
鈴華は一度苦笑いをこぼして、それからは真顔になって全身の霊力を高めた。
「まとめてやっつけてあげるわ!究極金遁奥義、『三千刃の陣』!」
彼女は両手で素早く臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前と次々印を結び、空に向けて手をかざした。
次の瞬間、天から剣、刀、矢、戟などさまざま凶器が雨のように降り注いだ。
大量の霊力を消費するこの大技は、範囲内のいかなる者をも殺戮する究極な技である。
五行戦隊の五人のうち、鈴華の殺傷力は公認で一番高い。
彼女はどんな妖魔に対しても、瞬時に鋭器を作り出しやっつけることができるのだ。
そしてこの究極奥義は、発動した際ほかの四人達も退避しなければならないほど凶悪である。
武器は次から次へと作り出され、地面にへばりつくスライム達を串刺しにする。
目玉を破壊されたスライム達は、次々と白い粘液を散らしながら消えていく。
423 大きな目玉に見つめられ(5/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:43:50 ID:lt7R4sF7
「はぁ、はぁ……」
やがて術が収まると、鈴花は乱れた息を整えた。
これだけ大きい術を発動したため、彼女の体力は一気に消耗した。
その凄まじい攻撃に、目玉スライム達は一度全滅したように見えた。
しかし、しばらく時間が立つと、鈴華の周りに再び目玉スライムが集まり始めた。
「う、うそ……?まだ、生き残りがいるの?」
彼女は素早く一本の鉄槌を作り出し、飛び掛ってきた一匹のスライムを打ち返した。
その目玉から白い濁液が飛び散り、至近距離だったために鈴華の身にかかった。
しかし、すぐ側までやってきたスライム達は、彼女に汚れを取り除く時間を与えない。
彼女は二匹目を叩き潰し、三匹目をぶっとばした後、木に取り付いた目玉の枝攻撃を避け、後ろへ飛びのいた。
目玉を潰すたびに、その白い液体が彼女の体にねばつく。
やがて、十数体の目玉スライムを倒した後、鈴華は自分の動きが段々鈍くなったことに気付いた。
(はぁ、はぁ……おかしいわ。体がどんどん、だるくなっていくわ)
蠢くスライム群を前に、鈴華はハンマーを肩に担いで、目に染みこんだ汗を拭いた。
それを機に、腕にかかった粘液は、彼女のかわいい顔に付着した。
(なんだ、この変な匂い……頭がくらくらしてしまうわ)
鈴華は意識が薄くなったのを感じ、慌てて頭を振って冷静さを取り戻そうとした。
その時、彼女を囲む目玉スライムは、突如一箇所に集まり始めた。
そして、お互いの体を絡めたかと思いきや、一つの大きな塊に合体した。
「な、なんなの?」
鈴華はその不気味な光景を見て、呆然とした。
塊のところどころに目がついており、その中央部にはとりわけ大きい目玉が見開き、鈴華のほうを向いた。
『シュッシュッシュ、それだけ我が支配液を浴びてもまだ正気でいられるとは、さすがは五行戦隊』
「頭の中に、声が聞こえてくる……?まさか、今お前が喋ってるのか?」
『いかにも。我こそ百目怪の総合意思、地上を支配する者だ』
「ふん、そのくだらない野望、私達五行戦隊が食い止めて見せるわ!」
『シューシュシュシュシュ。生きる者たる宿命は、弱き者を略奪し、強き者に服従する。
人間ごとき貧弱な下等生物に、この大地を支配する資格は無い』
「そんなことを言って、お前みたいな塊になにができる?今からそのでっかいめんたまを潰しにいくわ!」
『シュッシュー、愚かななり。あなたはまだ己の立場に気付いておらんようだな』
「ひ、ひゃっ!……なによこれ!」
鈴華は突然、自分の足が地中へ引きずられた感がした。
彼女は慌てて足元を見ると、自分が踏んでいるのは砂ではなく、スライムの死骸からできた黒の水溜りであった。
あたりを見渡すと、いつの間にか公園の土は全部禍々しい黒の水溜りになっていた。
「くっ……!足が、取れない……!」
黒い水に漬かった部分は、まるで麻痺したかのように、一切の感覚が伝わらなかった。
そして、黒池の表面では、無数の白い目玉が次々と見開き、一斉に鈴華のほうを見つめる。
そのあまりにもおぞましい光景に、鈴華はぞっと背筋を冷やした。
彼女の体はゆっくりと黒池の中へ沈んでいき、そして白い目玉は彼女の足首を、ふくらはぎを、太ももを這い上がる。
その蛆虫のような蠕動する感触に、彼女はむず痒い思いをした。
「く、来るな!」
鈴華は二本の短剣を作り出し、目玉を次々と切り伏せた。
目玉の傷口から、やっぱり白い粘液がほとばしり、彼女の戦闘服を更に汚す。
「くっ、これじゃあきりが無いわ!」
『シュッシュッシュ、そのまま霊力を使い果たすまで、待っているがいいシュ』
424 大きな目玉に見つめられ(6/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:44:35 ID:lt7R4sF7
「冗談じゃないわ……こんな妖術、私の陣で破ってやるわ!もう一回……究極金遁奥義、『三千刃の陣』!」
鈴華は再び九つの印を結び、術を放った。
次の瞬間、空から無数の武器が現われ、一斉に黒い池へ突き刺さる。
あまたの目玉が破壊され、白い濁液となって四散する。
「これで、どうだ!……な、なに?」
鈴華が喜ぶのもつかの間、彼女が作り出した武器は、なんと全て池の中へ引きずり込まれて行った。
やがて、池の中では白い目玉がまた見開き始める。
「そ、そんなバカな……こいつは、不死身なのか?」
鈴華は呆然と立ち止まってしまった。
一回の戦いでは最高でも一回しか使わなかった奥義で、今日だけで二度も使った。
そのため、今の彼女には霊力がほとんど残っておらず、黒い液体から脱出するだけの体力もなかった。
ついに膝まで池の中に沈み、膝より下の肉体は一切の感覚を失った。
池の一部が盛り上がり、そこからたくさんの目がついた肉塊が再び現われた。
『シュシュシュ、残念だったね、五行戦隊も一人しかいないじゃ本来の力が出せないシュ』
「なんだと!」
『あなたたち五行戦隊の最も恐ろしいところは、五行相生を利用し、無限の霊力を生み出せるところだシュ。
すなわち、一人でも欠けていれば、その無限の力は崩れ、無敵ではなくなるシュー』
「私一人だって、勝ってみせるわ!」
『それは無理だシュ。あなたの霊力属性は金、我にダメージを与えるとしても、
我が再生する前に完全に倒すのは至難だシュー。五つの属性が揃って、はじめて我を滅ぼすことができるのだシュ』
「くっ……ふん、だったらいい事を教えてやるわ。私の仲間もすぐここにやってくる。その時、絶対あなたを倒す!」
『シュッシュシュシュ。そのことなら、心配は無いシュ。なぜなら、あなたはもうすぐ我の仲間となるだシュ。
そうすれば、五人は永遠に揃わなくなるシュよ』
「な、なんだと!私があなた達化け物のいうことを聞くなんて、するわけ無いわ!」
『シュシュ、その言葉は、もう少し痛い目にあってもらったあとに聞くシュ!』
百目怪の正面にある一番大きな目玉は突然妖しく輝くと、そこから一条の怪光線が発射された。
「させるか!」
鈴華は瞬時に鉄の盾を作り出し、怪光線を遮った。
『悪あがきもそれまでだシュ』
百目怪は左右から体を伸ばして鈴華の両手を包み、それらを無理やり体の横へ移動させた。
「くっ、気持ち悪い、離しなさい!」
『これであなたも無防備だシュ。もう一度食らえ!』
百目怪の目玉から再び怪光線が発射されると、今度は鈴華の胴体に直撃した。
「きゃ――!」
悪しきエネルギーが彼女の全体を襲う。
直撃をくらっても、普段なら霊力を溜めることによって被害を減らすこともできるが、
霊力を使い果たした彼女にはそれだけの力はなかった。
やがてダメージが溜まり、黄色の戦闘服が解除されてしまい、いつもの私服に戻った。
『シューッシュシュシュ、もうあなたを守るものは無くなったシュ!』
百目怪は鈴華の体に近づき、目玉から白い液体を吐き出した。
彼女の服が粘液にふれると溶かされ、その下の綺麗な柔肌を露出させる。
鈴華は恥ずかしさのあまりに顔を真っ赤に染めた。
外気にふれた肌は少女特有の無垢のみずみずしさを帯びていた。
しかし、白い粘液が付着した途端、彼女の肌は妖しい変化を迎える。
「な、なに?体が、変に感じる……どんどん熱くなる……」
『シュシュシュシュ、さきほどまでは戦闘服に守られたようだが、今度は直接だからな』
「この白いべとべとは、なんなの?」
『これは、お前たち人間を支配する液体だシュ。
我々は、つい最近あなた達人間が地球の支配者になっている理由を掴めた』
「えっ?」
425 大きな目玉に見つめられ(7/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:45:59 ID:lt7R4sF7
『あなた達人間は、肉体が弱くても、高い学習能力を備わり、数々の災害を乗り越えてきた。
その適応能力は、確かに他の種族には見られない。特に、
あなた達五行戦隊が妖魔を次々と倒したように、人間は困難を乗り越えるたびに、強くなっていく』
「くっ、うっ……よく、分かってるじゃない」
『だから、我は一つの作戦を考えた。これからは人間に寄生し、人間の力を我らのために使役しようと』
「な、なんだと?」
『もちろん、我々には貧弱な素材はいらない。強い人間だけに寄生し、そうでない人間は我らの栄養分となってもらう。
我々には、寄生した対象と同化し、その能力を奪い取る力があるだシュ』
百目怪の恐ろしい言葉を聞きながら、鈴華は思わず鳥肌が立った。
『喜ぶが良い。我々が選んだ最初の強き人間は、あなたたち五人なのだ』
「や、やめて!放してよ!」
『さあ、我の支配液を存分に浴び、身も心も我らに晒すがよい!』
次の瞬間、百目から今までに無いおびただしい量の白汁がほとばしり、鈴華の裸を浴びてゆく。
粘液に捉われたは肌に甘い痺れが流れ、相手に降参するかのようにビクビク蠢いた。
『人間は快感に弱い。我が支配液は、我に支配されやすいよう、原始たる欲望を引き出されるのだ』
「あ、あっ……ああ!」
鈴華は胸の奥底から湧き上がるいやらしい感情に、自分の頬を赤く染めた。
(こんな時に、私……なにを考えてるんだ!)
彼女の四肢には、ところどころ目玉を生やした黒い触手に這う。
太ももの裏に触手がなめずるように蠢くと、鈴華はたまらず嬌声をあげてしまい、腰から力が抜けそうになった。
(だめ、このままじゃ……本当に変になっちゃう……)
『シュシュシュ、いまさらあがいても無駄だシュ』
百目怪から細い触手が伸びて、鈴華の頬に這い、彼女の口を無理やりこじ開けた。
「うがっ、ううああ!」
『さあ、これを飲み込むが良い』
鈴華の口の中に無数のミミズが束に纏まったような触手が伸びてきた。
その先端は彼女の舌に絡みつき、白い目玉を流し込んだ。
「うーん、むむっん!」
圧力とともに、大きな異物が喉を通していく違和感に、鈴華は思わず涙目になった。
けがれを知らない素肌にいくつかの触手や目玉が這い回り、
彼女の形のいい臍や胸を覆いかぶさったり吸ったりする。
体中から伝わる不快感も、白い支配液のせいで、いつかは快感となって彼女の体を支配した。
「ぐうぅぅぅぅ……ぶはーっ!はぁ、はぁ……」
ようやく触手から解放された口は、空気を求めて荒く呼吸する。
『どうだい?我らの目玉を呑み込んだら、あなたも……』
百目怪が喋っている最中だった。
鈴華は口を開けたまま、顔を忽然百目怪のほうに向けた。
一本の鋭い短刀が彼女の口から出てきたと思いきや、猛スピードで吐き出され、百目怪の目玉に深く突き刺さった。
その大きな目玉は短刀を中心にひび割れ、やがて多くの白い汁を飛ばしながらしぼんだ。
「はぁ、はぁ、これが、私の取って置きの攻撃よ!これでもうおしまいだ!」
『シュシュシュシュ、どうやらあなたは、大きな誤解を抱いているようだシュ。
我々の弱点は確かに目玉である。しかし、集合体となった時、目が全て破壊されない限り、我々は敗れないシュ!』
百目怪の他の一つの目玉が大きく拡張した。
彼はその目が中央に来るよう塊を動かすと、すっかり元通りに復元した。
「そ、そんな……」
『あなた達五人の力がそろわない限り、我は不滅だシュ!
さあ、己が変わっていく過程を、存分に感じるがいい!』
百目怪がそう言うと、鈴華は突然自分の肉体のところどころからむず痒い感じがした。
彼女は自分を見下ろすと、なんと恐ろしいことに、首と胸の間には大きな割れ目のような筋が縦に現われた。
426 大きな目玉に見つめられ(8/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:47:06 ID:lt7R4sF7
「な、なにが起きてるの?」
次の瞬間、その大きな縦筋から妖しい感触が広がった。
ぞっとするようなもどかしさに、鈴華は思わず体を蠢かせた。
『シュシュシュ……さっきあなたに飲ませた目玉は、我のしもべとなる契機。
その割れ目が完全に見開き目玉となったとき、あなたも我々の仲間だ』
「そ、そんな!やだ!」
筋目が薄っすらと見開いた瞬間、鈴華の全身に電撃のような衝撃が走った。
「きゃ、きゃああぁー!」
あまりにもの鋭い快感に、鈴華は全身から汗が噴き出て、ぽかんとあけた口からよだれを垂らした。
目玉の場所からじんわりとした痺れが広がり、鈴華の体を支配する。
「や、やだ……私が、化け物に……なっちゃう!」
『さあ、あなたの全てを目玉に委ねなさい。さすれば楽になるシュ』
「ふ、ふざけるな……あんたなんかに負けるもんか!」
鈴華はぐっと胸に力を入れ、残されたかすかな霊力を縦の筋目に集中させた。
筋目の邪悪な妖力が抑えられ、目玉の見開き具合は減少した。
『シュシュ、無駄なあがきを。我の中に取り込んでじっくりと楽しませてあげよう』
鈴華の手足にまとった黒い液体は突然収縮し、彼女の体を丸ごと水溜りの中へ引きずった。
予想外な展開に鈴華は息を変える暇もなく、全身がどろどろとした黒液の中に包まれた。
『案ずるな。この再生液は、我らの同胞の肉体からなるもの。
あなたの体を少しずつ蝕んで、邪悪なエネルギーを注ぐであろう』
「ぐっ……ううん!」
鈴華は上も下も真っ黒の空間に囚われ、ただ耐えるしかなかった。
そして、何本かの細い触手が、彼女の秘所をまさぐる。
「むごぉっ?!」
目玉を口中に含んだまま、鈴華は悲鳴をあげた。
まだ男をしらない可憐な秘所は、触手に優しくほぐされると、
やがて鈴華の意識を裏切り、動きたいがままに動き出す。
(ああ、き、気持ち良い……)
鈴華は知らず知らず体をくねらせ、粘液による愛撫を最大限に受けられるようにした。
邪悪な黒液に犯される肌。
その表面に黒い汁がへばりついて、やがて小さな目玉が見開く。
目玉が生成する数が一つ一つ増えていくたびに、鈴華は自分の体に異物が融合させられるような快感を味わう。
淫欲に堕ちはじめた彼女には、霊力の保護も徐々に薄れていく。
それと同時に、彼女の胸部中央にある大きな目玉は段々と大きく見開き始める。
(あっ、ああ……どんどん目玉が生えてくる……体が敏感になっちゃう!)
鈴華は目をつむり、下腹部から押し寄せる快感をこらえようとした。
秘所の中が触手のイボイボにかき回されると、彼女は悔しいながらも背筋を曲げて迎合してしまう。
触手は時に優しく、時に激しく伸縮を繰り返す。
触手全体に生えている目玉が微妙に蠢き、鈴華をじっくりと絶頂へと誘ってゆく。
(もう、だめ……私、もう耐えられない!)
たまりきった黒い欲望に、鈴華の理性を捨てはじめる。
彼女は自ら口をあけまわりの粘液を呑み込み、四方の粘液に小柄の胴体をこすり合わせる。
そして、最大の波が秘所に襲ってきたとき、彼女は体をピンと伸ばし、声にならない呻きをあげた。
(イッちゃう、私……イッちゃうよ!)
熱い液体が彼女の下腹部にほとばしる。
鈴華はその液体をすべて受け止め、頭の中は雷撃にうたれた後のように考えが定まらない。
体が激しく痙攣し出した瞬間、彼女の胸部にあった目玉がぐばっと一杯に見開いた。
白身に囲まれた金色の瞳はせわしく上下左右に動き回り、生まれたばかりの敏感さを鈴華と共有する。
(ああ、私……化け物に……負けちゃった……)
鈴華は最後にそう思い、意識が途切れた。
疲れ果てた体は、暗闇のどん底へ沈む。
427 大きな目玉に見つめられ(9/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:48:00 ID:lt7R4sF7
どれぐらい時間が過ぎただろうか。
鈴華は心地よい波の上に浮かんだ感じがした。
(ここは……どこ?)
彼女はゆっくり目を開けると、上下左右に黒い粘液の壁があることに気付いた。
体は粘液の中に半身だけ沈んでいて、生ぬるい黒液に浸した肌はだるくて気持ちいい。
立ち上がってみると、体には怪我が一つもなかった。
ただ一箇所、胸部についている大きな目玉を除いて。
「い、いや――!」
鈴華は両手で自分の頭を抱え、これは悪夢だと自分に言い聞かせた。
目玉は鈴華の意のままに動き、金色の瞳をうごめかす。
感触がリアルなだけに、鈴華の小柄な体がわなないた。
その時、彼女の前に大きな肉塊が盛り上がった。
『気がついたようだシュ。どうだ、新しく生まれ変わった気分は』
「な、なんなのよ……これ、とれないじゃないか」
『それはもうあなたの体の一部。あなたは、すでに我々の一員なのだシュ』
「う、うそよ!私は、町の平和を守るのよ!あなた達妖獣を倒す使命があるのよ!」
『シュシュシュ、よくぞ言ってくれた。しかし、あなたにも感じるはずだシュ。
ほーら、体中から、悪の妖力が満ち溢れているシュよ?』
「えっ?」
鈴華は胸の目玉を見下ろすと、思わず変な気分になった。
目玉たちに体を犯されたシーンが次々とよみがえり、肉体はまるでその続きを求めるかのように火照り始めた。
いやらしい念頭が走馬灯のように、彼女の頭に浮かび上がる。
「あ、ああ……!」
鈴華は体をビクビク震わせると、秘所から一本のうねうねした触手がのぞき出た。
その触手には、不規則な形で数個の目を生やしてあった。
鈴華は曖昧な笑顔を浮かばせてその触手を優しく撫でると、背筋がビクッとした。
まるで体の一部となった触手は、刺激を受けると今まで味わったことも無い快楽が込み上がる。
「ああ、気持ちいい……手が、手が止まらないよ!」
彼女は膝を床につき、虚ろな目で自ら体をまさぐり始めた。
『それでいいだシュ。あなたは、これから我々の仲間を増やすための母体になってもらうシュ。
繁殖本能に忠実に従うがいいシュ』
「はい!あぁ、はぁん……母体、繁殖?」
『そう。我々の子孫を産むためのメスだシュ』
「そ、そんな……!」
あまりにも卑猥な表現に、鈴華は秘所をまさぐりながら涙を流した。
『シュシュシュシュ。さあ、これを受け取るがいいシュ』
百目怪は肉塊の一部を盛り上げると、そこから一つの黄色い玉が現われた。
「そ、それは……私の、金遁玉?」
『そうだシュ。あなたが五行戦隊の一人として使っていた霊玉だ。これに我の邪悪な妖力を注入した。
後は、かつての持ち主であるあなたが自らそれを汚染するのだシュ』
百目怪の触手から霊玉を受け取ると、鈴華のどす黒い欲望がそれに反応した。
金色だった宝玉は徐々に鈍く輝き、その外見も目玉そのものに変化した。
鈴華は五行戦隊に変身するような要領でそれを握り締めると、黄色い目玉からどす黒い妖力が放たれ、
彼女の体を包んで変身した。
428 大きな目玉に見つめられ(10/10) ◆vPNY1/7866 sage 2008/02/11(月) 17:51:46 ID:lt7R4sF7
萌黄色のワンピースだったはずの姿は、黒を基調にした暗い黄色の肉布に覆われた。
胸のやや小さめの二つの膨らむは肉布にぬめりと包まれ、それより上は全て露出し、
綺麗な柔肌や不気味な目玉を晒した。
湿気を含んだ肉布は、まるで這うように彼女の胴体にぴったりとくっつき、
ヘソや背中の部分は切り取られて外気にふれさせる。
スカートだったはずの下半身も、肉布がハイレグ状に彼女の秘所にフィットする。
雪白い二の腕や太ももを強調するかのように、その先の部分だけを肉布が覆う。
横から見れば分かるように、肉布の裏側には、びっしりと無数の突起が生えている。
肉布が絶えず蠢くことによって、その主である鈴華は常に愛撫を受け続ける。
変身が終わった後、今度はその肉布のところどころに小さな目玉が見開かれる。
胸の二つの膨らみ、秘所の真上、腕や足などと目玉の数が増える。
そして、鈴華はまるで絶頂を迎えたときの快感を覚える。
それらの目玉を操って動かすと、周辺の景色がはっきりと彼女の脳内に浮かび上がる。
彼女は敏感になった体を抱きしめ、恍惚の表情を浮かべた。
「ああ、なんて……なんて素敵な感じだろう」
『そう、あなたはもうその快感から逃れられない。
これから我の仲間を増やすために、その可憐な肢体を差し出してもらおう』
「はい……」
四方の壁から迫り来る触手に対し、鈴華は逃げるところか、自ら四つん這いになった。
『シュシュシュ……完全に我が虜と化したな。たとえあなたのかつての仲間が助けに来たとしても、
あなたは喜んで我に従い、やつらと戦う。そうであろう?』
「はい、百目さま。今度はあいつらを堕とし、私と同じように百目さまの忠実なしもべとして仕立てて見せます」
鈴華は淫靡な笑みを浮かべた。
彼女の両目は、その胸の上にある大きな目玉と同様に、邪悪な輝きを放ち始めた。
<つづく>
今回は以上です。
どきがむねむねしたせいでミスまくった俺はチキン。
日本語が変な箇所が多数あった気がする。面目ない。
中学校の時もっとまじめに国語を勉強すべきだったな。
後の展開が連鎖悪堕ちなので、どっちに投稿すべきか悩みました。
あっちのスレは寄生苦手な人がいるかもと思って、こっちにしました。
私はエイリアンのセックス奴隷だった!
396 名無しさん@ピンキー sage 2008/02/02(土) 17:40:10 ID:UvQzMEiQ
293のエイリアンネタがちょっとツボったので、とりあえず最初の
「幼児体系の女の子が宇宙生物に寄生されて淫乱に変化」
の部分だけSSにしてみたヨ。
題して『私はエイリアンのセックス奴隷だった!』(^_^;)
あっ、いちおーふたなり注意で。
それは外宇宙から飛来した侵略生物、エイリアンだった。
隕石に潜んで地球にやってきたエイリアンは、たまたま近くを通りかかった少女に隕石ごと拾われ、少女の部屋に持ちこまれた。
そしてその夜・・・
「あれっ、石が割れてるっ!?」
お風呂上がりのパジャマ姿で部屋に戻ってきた少女は驚きの声をあげた。
昼間拾ってきた拳大の石、きらきらと宝石のように輝いていた不思議な石が、お風呂から帰ってきたら机の上で二つに割れていたのだ。
「え〜っ、そんなあ・・・」
がっかりして石を手にとった少女はあることに気づいた。
「あれっ!?・・中が空洞になってる・・何か入ってたのかしら?」
少女は机のまわりに何か落ちていないか、しゃがみこんで捜そうとした。
だがその必要はなかった。
隕石に何が潜んでいたのか、少女はすぐに身をもって知ることになった。
天井に貼りついていたエイリアン、地球の生物でいうならサナダムシとヘビをかけ合わせたような、毒々しい黒と黄色のまだら模様の節をもった生物が少女の肩にポトリッと落ちてきたのだ。
「・・・・ッ!!」
異形なモノの感触に少女があげようとした悲鳴は、だがけっして発せられることはなかった。
胴体の後半部をすばやく少女の首に巻きつけたエイリアンは、コブラのように鎌首(らしきもの)を持ちあげた。
頭部の目玉にも似た文様が妖しく光り、少女の瞳を射抜く。
その途端、少女はまるで見えない鎖でがんじがらめになったように、自分の意志では声ひとつあげることができなくなってしまった。
(えっ・・な、なに?・・この光・・)
少女は口をOの字に開いたまま、崩れるように膝をついてしまう。
しかしその視線はエイリアンの放つ怪光に絡めとられたままだった。
少女が瞬きも忘れて光を凝視しているのをみて、エイリアンはその鎌首をゆっくりと振り始めた。
前後左右に動く光の軌跡が複雑なパターンを描く。
魅入られたようにその光を追いつづける少女の瞳から次第に光が失われていった。
「あ〜っ・・あはあっ・・光が・・光がいっぱい・・気持ちいいっ・・・」
だらしなく開いた口の端から涎を垂らしながら、快楽の虜となった少女は気持ちよさそうに上半身を揺らしている。
「身体がふわふわして、アソコが熱いの・・もう何も考えられない・・・」
光刺激を利用した催眠能力によって、少女はたちまちエイリアンのあやつり人形と化していった。
「はい・・・・どんなご命令にも従います・・・」
少女の意識が完全に屈服したことを見てとると、エイリアンは首に巻きつけていた胴体をほどき、床に降り立った。
束縛が解かれても少女は逃げようともせず、虚ろな笑みを浮かべて主人である異星人の命令を待っている。
397 名無しさん@ピンキー sage 2008/02/02(土) 17:42:37 ID:UvQzMEiQ
エイリアンの文様が再び光を放った。
「は、い・・ご命令通りに・・・」
少女はうなずくと、ゆるゆるとパジャマを脱ぎだした。
ためらうこともなくパンティも脱ぎ捨てると、一糸まとわぬ姿をエイリアンの前に晒す。
ほとんど膨らみかけていない薄い胸、余分な肉のついていないスレンダーな腰、そしていまだ陰りに覆われていない幼い秘部があらわになる。
「えっ、ニンゲンのセイショクキ?・・ああっ、赤ちゃんを作るところですね・・・はい、ここです」
床に座って脚を拡げた少女は、自らの花弁を指で左右に大きく拡げてみせる。
少女以外の誰の手もまだ触れたことがない秘密の花園は、すでに奥からあふれ出る蜜でしっとりと濡れそぼっていた。
「ここがワタシたちニンゲンの牝がセックスするところです・・この奥に赤ちゃんの部屋があるんだって教わりました」
エイリアンに自分のもっとも恥ずかしい部分を晒しながら淡々と説明する少女。
「えっ?、ここにですか?・・はい、もちろんです。ワタシの身体はすべてご主人さまのモノです」
少女はころんと仰向けになると、両脚を抱えこむように持ち上げ、花弁を指でめいっぱい拡げた。
「さあどうぞ・・ワタシのいやらしい、温かくて柔らかい場所にお入り下さい・・・」
少女は自ら身体を開いて、忠誠を誓う主人を迎え入れる。
エイリアンはもたげた鎌首を少女の秘所に押しあてると、一片の情けも見せずに少女の身体を陵辱していった。
「ああっ!・・ひぐうっ・・は、入ってくる!中に入ってくるぅ!・・あはあっ、どうしてぇ!?・・痛いのに、痛くてたまらないのに・・・でも気持ちイイのっ!」
破瓜の痛みよりもさらに大きな快楽の波に呑まれ、少女の身体は釣りあげられた魚のように床の上を跳ねまわった。
「あはっ・・凄い、凄いっ!・・どんどん呑みこまれてくっ!・・もっと奥までぇ!・・ワタシの身体を征服してぇ!」
ズルッ、ズルッ・・・
ついにエイリアンの胴体すべてが少女の花弁に呑みこまれた。
同時にアクメに達した少女の身体がひときわ大きく跳ね、そして糸が切れた人形のように床に崩れおちる。
だらしなく拡げた脚のつけね、ぱっくりと開いた花芯からはとめどなく蜜がしたたる。
白目を剥いた少女の身体は快楽の名残でヒクヒクと痙攣しづづけた。
「はあっ・・はあっ・・ああ、ステキ・・これがエイリアンとのセックス・・」
398 名無しさん@ピンキー sage 2008/02/02(土) 17:43:24 ID:UvQzMEiQ
その時部屋の外から少女の母親の呼ぶ声がした。
「摩耶ちゃん、どうしたの?夜中にどたばたしてご近所迷惑でしょ!?」
部屋の中で少女がたてた物音は階下の母親の耳にも届いたらしい。
「あっ、ママご免なさいっ。寝る前にちょっと片づけしてたから」
摩耶と呼ばれた少女は何事もなかったかのように、いつもと変わらない声で答えた。
「そう、いいかげんにもう寝なさいね」
母親はなんの疑問も持たなかったようで、階段を降りていく音がした。
「うふふふっ」
部屋の中では大きな姿見に全身を写しながら、少女が淫蕩な笑みを浮かべた。
「はいっ、そうです。今のがワタシのママ、遺伝子提供者の片割れです・・いいえ、この家にはワタシとママの二人だけです」
少女はエイリアンが収まっている下腹をいとおしそうに撫でまわしながら呟いた。
「ワタシはまだ性的に未成熟なので、ご主人さまの仔を孕ませていただくことが出来ません・・でもあの牝なら十分に成熟していますから、ご主人さまのお役にたてます」
少女にとってはもはや実の母親といえども、主人に差しだす供物でしかなかった。
少女はにやにやと笑いながら股間に手をやる。
ジュルッ!
秘唇を割ってエイリアンの鎌首がその姿を現した。
「あはあっ、女の子なのにオ○ンチン生えちゃった・・ああんっ、太くって、固くって、なんて逞しいのっ!」
少女は嬉しそうに舌なめずりすると、エイリアンの肉棒を握りしめて前後にしごき始めた。
最初はゆっくりと・・次第次第に速く、より激しく・・・
「あへぇ!・・オ、オ○ンチンしごくの気持ちいひ〜っ!・・これ、くせになっちゃうっ!・・ワタシはチ○ポいじりをやめられない、オナニー中毒のふたなり○学生ですうっ!」
腰を突き出し、白痴めいた表情で自慰を続ける少女。
「ママ、ママぁ・・待っててねっ、すぐに犯してあげるからっ!・・チ○ポはめられてヒィヒィいうママのお顔を早く見た〜いっ・・・あひいぃ!!」
ドピュドピュドピュッっという異音とともに、鎌首の先端部分から大量の粘液が姿見に向かって放たれる。
「あはっ・・これがご主人さまのせーえき・・・んんっ、ぴちゃっ・・ああっ、美味しい・・・」
少女は鏡に付着した粘液のすべてを舌で舐めとった。
「うふふふっ、もうすぐよママ・・・ママもすぐにご主人さまの仔を産むことしか考えられない、家畜奴隷にしてあげるからね・・・」
402 名無しさん@ピンキー sage 2008/02/06(水) 18:28:21 ID:2mz+zwEg
396です。398の続き、「美人でスタイルのいい女性に強制クンニ 女性がの女の子に寄生される」のパートを書いたので投下します。
強制クンニの部分がうまく処理できなくて全然別の話になってしまいましたがご勘弁を。
ひきつづきふたなり、近親レズ、異種姦などの不道徳な内容が含まれています。
耐性のない方はご注意ください。
少女の母親は家事を終えて寝室にいこうとしているところだった。
寝るときに下着はつけない主義なので、湯上がりで火照った素肌にナイトガウンだけをはおっている。
そのプロポーションの美しさは、ガウンの上からでもみてとれるほどだった。
夫に先立たれて以来、女手ひとつで娘を育ててきたが、その肌はいまだに生活の疲れや年齢を感じさせない。
かちゃ、とドアが開く音がして娘が居間に入ってくる気配がした。
「なあに、摩耶。まだ寝てない・・のっ!?」
母親の問いただす声が途中で止まる。
ふりかえった母親が目にしたのは真っ裸の娘の姿。
その肌はなぜかしっとりと濡れ、頬を赤く染めて少し荒い息をついている。
そしてその股間には、少女の身体に存在するはずのないモノが不気味な鎌首をもたげていた。
「ま、摩耶っ!?・・そ、それはいったいっ・・・!」
驚きの声をあげる母親だったが、長くは続かなかった。
「うふふっ・・さあ、ママもセックス奴隷になっちゃいなさいっ」
エイリアンの怪光を目にすると、理知的な母親もすぐに官能の虜となっていった。
「ああっ・・あはあっ・・アソコが熱い・・ジンジンするのぉ・・なんとかしてぇ!」
涎を垂らしながら胸と股間をまさぐる母親の浅ましい姿を、少女はにやにやしながら見ていた。
「身体が疼くんでしょう?我慢できないのね・・いいわママ・・いらっしゃい」
エイリアンをいったん花弁の奥に引っ込ませると、少女はソファーに深く腰をおろした。
脚を大きく拡げ、誘惑するように秘所を見せつける。
「ワタシのアソコを舐めて・・あま〜い蜜を口にすれば疼きもおさまるわ」
「そ、そんな・・娘の、○学生のアソコを舐めるなんて・・・でも堪らない・・欲しい・・甘い蜜、欲しいのっ・・・」
ふらふらと歩みよった母親は、膝をついて娘の股間に顔を近づけた。
「摩耶のアソコ、なんていい匂い・・・ああっ、頭がクラクラする・・」
「そうよ、ママはもう逃れられない運命なの・・さあ、蜜をたんと召しあがれっ」
「ああっ・・はい・・」
頭を股間に押しつけられてクンニを強制されても、母親はもはや逆らうことなく舌を使い始めた。
ペチャペチャという卑猥な音をたてて少女の秘裂を舐めまわす。
舌を花弁の奥に差しこみ、溢れでる蜜を美味しそうに呑みこむ。
「どう、ワタシのアソコのお味は?・・この蜜を一度でも味わったらどんなニンゲンも虜になっちゃうのよ」
「あんっ、はひっ・・とても美味ひくて、とってもいやらひいの・・舐めても舐めても、どんどん溢れてくりゅのぅ!」
一心不乱に舌を使いながら、呂律のまわらぬ口調で母親が答える。
403 名無しさん@ピンキー sage 2008/02/06(水) 18:30:22 ID:2mz+zwEg
「いやらしいのはママの方じゃない?実の娘のアソコをおしゃぶりするなんて、まったくとんでもない変態ママねっ!」
「ああっ、そうですっ・・私は○学生の娘に欲情しちゃう変態女ですっ。母親失格なんですっ!」
母親の不道徳な告白を聞いた少女はにんまりと笑って告げた。
「変態だって気にすることなんかないの。だってママはもうすぐニンゲンじゃなくなるんだから」
快楽に酔った脳がその言葉の意味を理解する前に、少女は手を伸ばして母親をソファーに横たえる。
ガウンをはぎ取って母親を生まれたままの姿にする。
少女が指で自分の花弁をゆっくりまさぐると、中からエイリアンの頭部が再び姿を現した。
「ママ、このオチ○チンがワタシのご主人さまなの・・これを今からママに入れてあげるねっ」
エイリアンの鎌首をペニスのようにシコシコとしごきながら少女がささやく。
「あっ、はい・・オ、オチ○ポ挿入して・・気持ちよくてエッチなこと、もっとしてぇ」
母親は娘の股間から伸びあがる鎌首を見つめてうっとりと呟く。
「エイリアンのせーえきで受精したらママはもうニンゲンじゃなくなっちゃうの・・エイリアンの仔を産むための家畜奴隷になっちゃうんだよ・・いい?」
「はい、なりますっ。家畜奴隷になりますっ・・だから摩耶のたくましいオチ○ポ入れて下さい・・エイリアンの赤ちゃん孕みたいのっ」
期待に満ちた表情で実の娘との性交、そしてエイリアンとの仔作りを懇願する。
「いいよ。ご主人さまはね、ワタシの遺伝子から交配用のせーえきを作ったんだって。だから生まれてくる赤ちゃんはエイリアンだけど、ワタシとママの子供でもあるんだよ」
「私と・・摩耶の、赤ちゃん・・はあっ、嬉しい・・摩耶のために可愛いエイリアン産んであげるね」
母親の頭の中はすでに少女の仔を孕むことでいっぱいになっていた。
「さあママ、四つん這いになって、お尻をこっちに向けて・・・」
少女は後ろから両手で母親の尻を支えると、一気に腰を突き出した。
「あひっ!?・・おうっ、おほうっ、入ったぁ!・・太くて硬いの入ってくるうっ!・・摩耶のオチ○ポで感じちゃうっ!」
グポッグポッと音をたてて極太エイリアンが母親の膣内をえぐり、攻めたてる。
「おふうっ・・ママの中あったかくて、やわらかくて気持ちいいっ・・キュウッて締めつけてきて・・腰が勝手に動いちゃうのっ」
少女も母親の中に突きいれた瞬間から、種馬のように激しく腰を動かすことしか考えられなくなってしまった。
「突いて、もっと突いてぇ!・・奥までかき回してえっ!・・あはあっ、子宮に入ってきたぁ・・子宮<そこ>に出してぇ!」
エイリアンはその身体を捻りながら母親の胎内深く侵入し、ついにその鎌首を子宮口の奥にまで到達させた。
「ふぅぅ・・も、もう出る、出ちゃうっ!・・子宮に中出ししてママを妊娠させちゃうっ!」
少女は腰のストロークをさらに早める。
「んああっ・・赤ちゃんできるならチ○ポミルク、子宮にたっぷり注がれて妊娠したいのぅ・・家畜奴隷に早く種つけして下さいっ!・・おおおおうあっ!」
「ママ、いくよっ・・あっ、あっ、射精<で>るっ!・・いくいくいくいくいっちゃうっ!」
ドップ・・ドプドプドプッ!
少女の背中が大きくのけぞったかと思うと、母娘をつなぐエイリアンの身体がビクビクッと脈動し、母親の胎内に大量の精液を注送しはじめた。
「あはああっ・・入ってくる・・ご主人さまの温かいチ○ポミルクが注がれてくるぅ・・胎内<なか>に粘りながら溜まっていくぅ・・あへぇ」
人外の快楽に母親は完全に白目を剥いたアヘ顔でだらしなく涎を垂らしづけた。
射精を完了したエイリアンがズルズルッと胎内から抜け出ると、少女も母親も精魂つき果てたように床に倒れ込み、こんこんと眠りつづけるのだった。
293のエイリアンネタがちょっとツボったので、とりあえず最初の
「幼児体系の女の子が宇宙生物に寄生されて淫乱に変化」
の部分だけSSにしてみたヨ。
題して『私はエイリアンのセックス奴隷だった!』(^_^;)
あっ、いちおーふたなり注意で。
それは外宇宙から飛来した侵略生物、エイリアンだった。
隕石に潜んで地球にやってきたエイリアンは、たまたま近くを通りかかった少女に隕石ごと拾われ、少女の部屋に持ちこまれた。
そしてその夜・・・
「あれっ、石が割れてるっ!?」
お風呂上がりのパジャマ姿で部屋に戻ってきた少女は驚きの声をあげた。
昼間拾ってきた拳大の石、きらきらと宝石のように輝いていた不思議な石が、お風呂から帰ってきたら机の上で二つに割れていたのだ。
「え〜っ、そんなあ・・・」
がっかりして石を手にとった少女はあることに気づいた。
「あれっ!?・・中が空洞になってる・・何か入ってたのかしら?」
少女は机のまわりに何か落ちていないか、しゃがみこんで捜そうとした。
だがその必要はなかった。
隕石に何が潜んでいたのか、少女はすぐに身をもって知ることになった。
天井に貼りついていたエイリアン、地球の生物でいうならサナダムシとヘビをかけ合わせたような、毒々しい黒と黄色のまだら模様の節をもった生物が少女の肩にポトリッと落ちてきたのだ。
「・・・・ッ!!」
異形なモノの感触に少女があげようとした悲鳴は、だがけっして発せられることはなかった。
胴体の後半部をすばやく少女の首に巻きつけたエイリアンは、コブラのように鎌首(らしきもの)を持ちあげた。
頭部の目玉にも似た文様が妖しく光り、少女の瞳を射抜く。
その途端、少女はまるで見えない鎖でがんじがらめになったように、自分の意志では声ひとつあげることができなくなってしまった。
(えっ・・な、なに?・・この光・・)
少女は口をOの字に開いたまま、崩れるように膝をついてしまう。
しかしその視線はエイリアンの放つ怪光に絡めとられたままだった。
少女が瞬きも忘れて光を凝視しているのをみて、エイリアンはその鎌首をゆっくりと振り始めた。
前後左右に動く光の軌跡が複雑なパターンを描く。
魅入られたようにその光を追いつづける少女の瞳から次第に光が失われていった。
「あ〜っ・・あはあっ・・光が・・光がいっぱい・・気持ちいいっ・・・」
だらしなく開いた口の端から涎を垂らしながら、快楽の虜となった少女は気持ちよさそうに上半身を揺らしている。
「身体がふわふわして、アソコが熱いの・・もう何も考えられない・・・」
光刺激を利用した催眠能力によって、少女はたちまちエイリアンのあやつり人形と化していった。
「はい・・・・どんなご命令にも従います・・・」
少女の意識が完全に屈服したことを見てとると、エイリアンは首に巻きつけていた胴体をほどき、床に降り立った。
束縛が解かれても少女は逃げようともせず、虚ろな笑みを浮かべて主人である異星人の命令を待っている。
397 名無しさん@ピンキー sage 2008/02/02(土) 17:42:37 ID:UvQzMEiQ
エイリアンの文様が再び光を放った。
「は、い・・ご命令通りに・・・」
少女はうなずくと、ゆるゆるとパジャマを脱ぎだした。
ためらうこともなくパンティも脱ぎ捨てると、一糸まとわぬ姿をエイリアンの前に晒す。
ほとんど膨らみかけていない薄い胸、余分な肉のついていないスレンダーな腰、そしていまだ陰りに覆われていない幼い秘部があらわになる。
「えっ、ニンゲンのセイショクキ?・・ああっ、赤ちゃんを作るところですね・・・はい、ここです」
床に座って脚を拡げた少女は、自らの花弁を指で左右に大きく拡げてみせる。
少女以外の誰の手もまだ触れたことがない秘密の花園は、すでに奥からあふれ出る蜜でしっとりと濡れそぼっていた。
「ここがワタシたちニンゲンの牝がセックスするところです・・この奥に赤ちゃんの部屋があるんだって教わりました」
エイリアンに自分のもっとも恥ずかしい部分を晒しながら淡々と説明する少女。
「えっ?、ここにですか?・・はい、もちろんです。ワタシの身体はすべてご主人さまのモノです」
少女はころんと仰向けになると、両脚を抱えこむように持ち上げ、花弁を指でめいっぱい拡げた。
「さあどうぞ・・ワタシのいやらしい、温かくて柔らかい場所にお入り下さい・・・」
少女は自ら身体を開いて、忠誠を誓う主人を迎え入れる。
エイリアンはもたげた鎌首を少女の秘所に押しあてると、一片の情けも見せずに少女の身体を陵辱していった。
「ああっ!・・ひぐうっ・・は、入ってくる!中に入ってくるぅ!・・あはあっ、どうしてぇ!?・・痛いのに、痛くてたまらないのに・・・でも気持ちイイのっ!」
破瓜の痛みよりもさらに大きな快楽の波に呑まれ、少女の身体は釣りあげられた魚のように床の上を跳ねまわった。
「あはっ・・凄い、凄いっ!・・どんどん呑みこまれてくっ!・・もっと奥までぇ!・・ワタシの身体を征服してぇ!」
ズルッ、ズルッ・・・
ついにエイリアンの胴体すべてが少女の花弁に呑みこまれた。
同時にアクメに達した少女の身体がひときわ大きく跳ね、そして糸が切れた人形のように床に崩れおちる。
だらしなく拡げた脚のつけね、ぱっくりと開いた花芯からはとめどなく蜜がしたたる。
白目を剥いた少女の身体は快楽の名残でヒクヒクと痙攣しづづけた。
「はあっ・・はあっ・・ああ、ステキ・・これがエイリアンとのセックス・・」
398 名無しさん@ピンキー sage 2008/02/02(土) 17:43:24 ID:UvQzMEiQ
その時部屋の外から少女の母親の呼ぶ声がした。
「摩耶ちゃん、どうしたの?夜中にどたばたしてご近所迷惑でしょ!?」
部屋の中で少女がたてた物音は階下の母親の耳にも届いたらしい。
「あっ、ママご免なさいっ。寝る前にちょっと片づけしてたから」
摩耶と呼ばれた少女は何事もなかったかのように、いつもと変わらない声で答えた。
「そう、いいかげんにもう寝なさいね」
母親はなんの疑問も持たなかったようで、階段を降りていく音がした。
「うふふふっ」
部屋の中では大きな姿見に全身を写しながら、少女が淫蕩な笑みを浮かべた。
「はいっ、そうです。今のがワタシのママ、遺伝子提供者の片割れです・・いいえ、この家にはワタシとママの二人だけです」
少女はエイリアンが収まっている下腹をいとおしそうに撫でまわしながら呟いた。
「ワタシはまだ性的に未成熟なので、ご主人さまの仔を孕ませていただくことが出来ません・・でもあの牝なら十分に成熟していますから、ご主人さまのお役にたてます」
少女にとってはもはや実の母親といえども、主人に差しだす供物でしかなかった。
少女はにやにやと笑いながら股間に手をやる。
ジュルッ!
秘唇を割ってエイリアンの鎌首がその姿を現した。
「あはあっ、女の子なのにオ○ンチン生えちゃった・・ああんっ、太くって、固くって、なんて逞しいのっ!」
少女は嬉しそうに舌なめずりすると、エイリアンの肉棒を握りしめて前後にしごき始めた。
最初はゆっくりと・・次第次第に速く、より激しく・・・
「あへぇ!・・オ、オ○ンチンしごくの気持ちいひ〜っ!・・これ、くせになっちゃうっ!・・ワタシはチ○ポいじりをやめられない、オナニー中毒のふたなり○学生ですうっ!」
腰を突き出し、白痴めいた表情で自慰を続ける少女。
「ママ、ママぁ・・待っててねっ、すぐに犯してあげるからっ!・・チ○ポはめられてヒィヒィいうママのお顔を早く見た〜いっ・・・あひいぃ!!」
ドピュドピュドピュッっという異音とともに、鎌首の先端部分から大量の粘液が姿見に向かって放たれる。
「あはっ・・これがご主人さまのせーえき・・・んんっ、ぴちゃっ・・ああっ、美味しい・・・」
少女は鏡に付着した粘液のすべてを舌で舐めとった。
「うふふふっ、もうすぐよママ・・・ママもすぐにご主人さまの仔を産むことしか考えられない、家畜奴隷にしてあげるからね・・・」
402 名無しさん@ピンキー sage 2008/02/06(水) 18:28:21 ID:2mz+zwEg
396です。398の続き、「美人でスタイルのいい女性に強制クンニ 女性がの女の子に寄生される」のパートを書いたので投下します。
強制クンニの部分がうまく処理できなくて全然別の話になってしまいましたがご勘弁を。
ひきつづきふたなり、近親レズ、異種姦などの不道徳な内容が含まれています。
耐性のない方はご注意ください。
少女の母親は家事を終えて寝室にいこうとしているところだった。
寝るときに下着はつけない主義なので、湯上がりで火照った素肌にナイトガウンだけをはおっている。
そのプロポーションの美しさは、ガウンの上からでもみてとれるほどだった。
夫に先立たれて以来、女手ひとつで娘を育ててきたが、その肌はいまだに生活の疲れや年齢を感じさせない。
かちゃ、とドアが開く音がして娘が居間に入ってくる気配がした。
「なあに、摩耶。まだ寝てない・・のっ!?」
母親の問いただす声が途中で止まる。
ふりかえった母親が目にしたのは真っ裸の娘の姿。
その肌はなぜかしっとりと濡れ、頬を赤く染めて少し荒い息をついている。
そしてその股間には、少女の身体に存在するはずのないモノが不気味な鎌首をもたげていた。
「ま、摩耶っ!?・・そ、それはいったいっ・・・!」
驚きの声をあげる母親だったが、長くは続かなかった。
「うふふっ・・さあ、ママもセックス奴隷になっちゃいなさいっ」
エイリアンの怪光を目にすると、理知的な母親もすぐに官能の虜となっていった。
「ああっ・・あはあっ・・アソコが熱い・・ジンジンするのぉ・・なんとかしてぇ!」
涎を垂らしながら胸と股間をまさぐる母親の浅ましい姿を、少女はにやにやしながら見ていた。
「身体が疼くんでしょう?我慢できないのね・・いいわママ・・いらっしゃい」
エイリアンをいったん花弁の奥に引っ込ませると、少女はソファーに深く腰をおろした。
脚を大きく拡げ、誘惑するように秘所を見せつける。
「ワタシのアソコを舐めて・・あま〜い蜜を口にすれば疼きもおさまるわ」
「そ、そんな・・娘の、○学生のアソコを舐めるなんて・・・でも堪らない・・欲しい・・甘い蜜、欲しいのっ・・・」
ふらふらと歩みよった母親は、膝をついて娘の股間に顔を近づけた。
「摩耶のアソコ、なんていい匂い・・・ああっ、頭がクラクラする・・」
「そうよ、ママはもう逃れられない運命なの・・さあ、蜜をたんと召しあがれっ」
「ああっ・・はい・・」
頭を股間に押しつけられてクンニを強制されても、母親はもはや逆らうことなく舌を使い始めた。
ペチャペチャという卑猥な音をたてて少女の秘裂を舐めまわす。
舌を花弁の奥に差しこみ、溢れでる蜜を美味しそうに呑みこむ。
「どう、ワタシのアソコのお味は?・・この蜜を一度でも味わったらどんなニンゲンも虜になっちゃうのよ」
「あんっ、はひっ・・とても美味ひくて、とってもいやらひいの・・舐めても舐めても、どんどん溢れてくりゅのぅ!」
一心不乱に舌を使いながら、呂律のまわらぬ口調で母親が答える。
403 名無しさん@ピンキー sage 2008/02/06(水) 18:30:22 ID:2mz+zwEg
「いやらしいのはママの方じゃない?実の娘のアソコをおしゃぶりするなんて、まったくとんでもない変態ママねっ!」
「ああっ、そうですっ・・私は○学生の娘に欲情しちゃう変態女ですっ。母親失格なんですっ!」
母親の不道徳な告白を聞いた少女はにんまりと笑って告げた。
「変態だって気にすることなんかないの。だってママはもうすぐニンゲンじゃなくなるんだから」
快楽に酔った脳がその言葉の意味を理解する前に、少女は手を伸ばして母親をソファーに横たえる。
ガウンをはぎ取って母親を生まれたままの姿にする。
少女が指で自分の花弁をゆっくりまさぐると、中からエイリアンの頭部が再び姿を現した。
「ママ、このオチ○チンがワタシのご主人さまなの・・これを今からママに入れてあげるねっ」
エイリアンの鎌首をペニスのようにシコシコとしごきながら少女がささやく。
「あっ、はい・・オ、オチ○ポ挿入して・・気持ちよくてエッチなこと、もっとしてぇ」
母親は娘の股間から伸びあがる鎌首を見つめてうっとりと呟く。
「エイリアンのせーえきで受精したらママはもうニンゲンじゃなくなっちゃうの・・エイリアンの仔を産むための家畜奴隷になっちゃうんだよ・・いい?」
「はい、なりますっ。家畜奴隷になりますっ・・だから摩耶のたくましいオチ○ポ入れて下さい・・エイリアンの赤ちゃん孕みたいのっ」
期待に満ちた表情で実の娘との性交、そしてエイリアンとの仔作りを懇願する。
「いいよ。ご主人さまはね、ワタシの遺伝子から交配用のせーえきを作ったんだって。だから生まれてくる赤ちゃんはエイリアンだけど、ワタシとママの子供でもあるんだよ」
「私と・・摩耶の、赤ちゃん・・はあっ、嬉しい・・摩耶のために可愛いエイリアン産んであげるね」
母親の頭の中はすでに少女の仔を孕むことでいっぱいになっていた。
「さあママ、四つん這いになって、お尻をこっちに向けて・・・」
少女は後ろから両手で母親の尻を支えると、一気に腰を突き出した。
「あひっ!?・・おうっ、おほうっ、入ったぁ!・・太くて硬いの入ってくるうっ!・・摩耶のオチ○ポで感じちゃうっ!」
グポッグポッと音をたてて極太エイリアンが母親の膣内をえぐり、攻めたてる。
「おふうっ・・ママの中あったかくて、やわらかくて気持ちいいっ・・キュウッて締めつけてきて・・腰が勝手に動いちゃうのっ」
少女も母親の中に突きいれた瞬間から、種馬のように激しく腰を動かすことしか考えられなくなってしまった。
「突いて、もっと突いてぇ!・・奥までかき回してえっ!・・あはあっ、子宮に入ってきたぁ・・子宮<そこ>に出してぇ!」
エイリアンはその身体を捻りながら母親の胎内深く侵入し、ついにその鎌首を子宮口の奥にまで到達させた。
「ふぅぅ・・も、もう出る、出ちゃうっ!・・子宮に中出ししてママを妊娠させちゃうっ!」
少女は腰のストロークをさらに早める。
「んああっ・・赤ちゃんできるならチ○ポミルク、子宮にたっぷり注がれて妊娠したいのぅ・・家畜奴隷に早く種つけして下さいっ!・・おおおおうあっ!」
「ママ、いくよっ・・あっ、あっ、射精<で>るっ!・・いくいくいくいくいっちゃうっ!」
ドップ・・ドプドプドプッ!
少女の背中が大きくのけぞったかと思うと、母娘をつなぐエイリアンの身体がビクビクッと脈動し、母親の胎内に大量の精液を注送しはじめた。
「あはああっ・・入ってくる・・ご主人さまの温かいチ○ポミルクが注がれてくるぅ・・胎内<なか>に粘りながら溜まっていくぅ・・あへぇ」
人外の快楽に母親は完全に白目を剥いたアヘ顔でだらしなく涎を垂らしづけた。
射精を完了したエイリアンがズルズルッと胎内から抜け出ると、少女も母親も精魂つき果てたように床に倒れ込み、こんこんと眠りつづけるのだった。
奴隷志願~私をあなたの奴隷にして~
367 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/30(水) 06:08:05 ID:9LAMr1OU
タイトルの前までは3人称視点
タイトルの後からはノーズの視点となってます。
誤字脱字勘弁。
あと、エロくなかったらスマン。
368 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/30(水) 06:12:53 ID:9LAMr1OU
「んっ………うーん。」
ベッドの上で軽く背筋を伸ばすノーズ。
隣には性器を勃起させたまま死んだように眠る男性がいた。
自分の指につく精液を舐め終え、男性の額に手をかざし囁くように呪文を唱える。
「……ルイスマリー………。」
手から淡く光が発光してすぐに消えてく。
尻尾を下腹部に巻きパジャマの下に隠してノーズは宿屋から出て行った。
外に出ると1匹の蝙蝠がノーズに近づく。
手を空にかざして蝙蝠を優しく手のひらに乗せる。
(どう?精液は集まった?)
その蝙蝠からライラの声がノーズの頭に響く。
「はい、男の人からたっくさん搾取しましたぁ。尻尾が重たいですぅ。」
彼女は嬉しそうに蝙蝠に話しかける。
(くふふ……そう。じゃあ、戻ってきて。私と気持ちいい事しよー。)
「本当ですか!?嬉しいですう!」
嬉しそうにノーズははしゃぐ。そして、森の奥に人影を見つけた。
「ライラ様ぁ、もうちょっと時間をもらっていいですか?」
(別に構わないよ。待ってるから気をつけて帰ってきてね。)
「すみません、ライラ様。では失礼しますぅ。」
蝙蝠を空に飛ばすとノーズは早速その人影を追った。
369 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/30(水) 06:13:30 ID:9LAMr1OU
奴隷志願~私をあなたの奴隷にして~
そしてある程度彼女に近づいて、作戦を実行する。
「キャアアァァァアァァァァ!!」
私は追っていた女性に気づかせるように後ろで叫ぶ。
その声にビックリしてお目当ての女性が私に駆け寄ってきた。
「はぁ……はぁ………ど…どうしたんですか!?」
私は顔を赤らめて地面に座り込むように倒れた。
「大丈夫ですか?何があったんですか!?」
女性は倒れた私の肩を掴んで数回揺らす。
勿論、私は何も反応しない。
女性は少し考えた後、私をおぶってどこかへ歩いてゆく。
「あのままにしとく訳にもいかないしなぁ……。」
彼女の後頭部で私は気づかれないように笑っていた。
数分後、どこかの室内へ彼女が入ってゆく。
どうやら自宅のようだ。
気絶しているフリを続けている私と一緒に部屋入り、ベッドの上に私を乗せる。
「……起きてから、何があったか聞いてみよっかな……。」
女性は私に気づかれないように部屋から静かに出て行った。
彼女の足音を聞き、私は眼を開けて上半身を起こして部屋を見渡す。
「…ふふ…結構簡単に事が進んじゃいましたね。」
そして、すぐにまた彼女の足音がこっちへ近づき、ドアが開く。
「あっ、気づきました?」
私は今起きた様なフリをする。
女性は私を見て少し驚いたようだったが、私に近づいて話を続ける。
「あなたさっき森で悲鳴をあげて倒れていたんですよ。覚えてます?」
そう言うと彼女はベッドの近くに椅子を持ってきて座り、マグカップを私に渡してきた。
中には暖かそうなコーヒーが入っている。
「…あまり明確には…本当、助かりました。」
私が安堵感を帯びた表情で彼女に答えると、彼女は満面の笑みを浮かべた。
「いやいや、あなたが無事でなによりですよ。あ、遅れましたが私ロジィって言います。」
さりげなく彼女が自分の自己紹介をしてきた。
「私はノーズって言います。」
彼女は続けて私に質問をしてきた。
「そういえば、なんで森の中パジャマ姿でいたんです?」
「……多分、魔物に幻覚を見せられていたんだと思います。
……気づいたらいつの間にか森の中にいて……それで突然怖くなってしまって……。」
私は憂鬱そうな顔を作り、胸の中心を握り体を震わせる。
「……そうですか。……気の毒でしたね。」
どうやら彼女は憂鬱そうな私の顔に騙されていた。
私は顔を赤らめ、もじもじしながら言った。
「あの……助けてもらったお礼がしたいんで、ちょっと眼を閉じてもらっていいですか?」
ロジィは眼を閉じて不安そうな顔を浮かべる。
「……こうですか?」
私は彼女が眼を閉じた事を確認すると、とっさに唇を奪う。
「んっ………んんっ!!」
ロジィは何事かといわんばかりに眼を開き、私を見る。
「んんっ!!んんーっ!!」
彼女はびっくりして私を押し飛ばし、唇が離れる。
「なっ……何するんですか!いきなり!!」
370 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/30(水) 06:14:31 ID:9LAMr1OU
私は口周りを拭きながら、尻尾を擦る。
「……これが私のお礼ですよぉ。今からあなたを私と同じにしてあげますぅ!んんっ…!」
今まで隠してきた尻尾を私は彼女に見せる。
「あ……あなた……その尻尾は……………。」
ロジィは私の尻尾を見るなり、顔が青ざめ、歯をガタガタと音を立てて全身を震わせている。
「これ……ですかぁ?可愛いくないですかぁ?あぁあんッ!」
擦っている尻尾を彼女の目の前で見せる。
「……も……もしかして…あなたは……。」
ロジィは私を震える指で私を指し、答えようとする。
「そう、悪魔ですぅ。あんッ!悲鳴をあげた所から全部私の演技だったんですよぉ。」
答える前に私が自分の本性を表した。
「ひぃぃぃぃいいぃいッ!」
彼女が悲鳴をあげた時、私に絶頂が訪れた。
「あぁあああぁあぁあんッ!いっくううぅうぅぅッ!」
尻尾の先から黒いあの子が出てくる。
ロジィは私を見て恐怖で歪んだ顔のまま、椅子から立ち上がって逃げるようにドアへ向かった。
そして、すぐに彼女に変化が起こる。
さっきの私の演技の時同様に座り込み倒れた。
「あ…あれぇ……な……なんでぇ……うごけないよぉ……。」
倒れた彼女は顔を赤らませいた。
ロジィに向かって私は囁くように聞かせる。
「ふふ………私の唾液には媚薬の効果があるんですよぉ。
ほら、こっちに来てください。お礼はまだ終わってませんよぉ。」
私はベッドから降り、床に伏せたロジィをベッドの上へ仰向けに乗せる。
仰向けに寝ているロジィの上で私は彼女の服を剥いでゆく。
上着のボタンを外しスカートを降ろして、ブラを外す。
「いやあん……やめてぇえぇ……恥ずかしいよぉぉお!」
ロジィは顔を赤らめ、瞳に涙を浮かべて私に懇願する。
「女の子同士なんだからそんなに恥ずかしがらなくていいんですよぅ。」
私は寝かせていたロジィの上半身を起こして抱き寄せる。
「さぁ、始めましょうぅ。」
さっき尻尾から出てきた黒い子を掌に取って私はロジィに見せつける。
すぐにその子は変化して、蝙蝠の子供の形になった。
「キィィーッ!」
「ひぃぃぃ!いやあぁあぁッ!」
掌で動く蝙蝠を見てロジィは恐怖に顔をそめた。
「この子は、アナタの体の中に入っていって、あなたを悪魔へと堕としてくれるんですよぉ。」
彼女はその蝙蝠を見て怖れ、ベッドの上で暴れる。
「いやぁッ!やめてぇええ!」
私はロジィが逃げないようにしっかり彼女を抱く。
「私が持ってない器官をあげるんですから、光栄に思って下さいねぇ。」
そして、彼女の背中に蝙蝠を近づけた。
「だめぇえぇぇえぇぇえ!やめてぇぇええ!」
蝙蝠は形を崩しながら、ロジィの背中に張りついて染み込むように入っていった。
「あぁッ!いやぁ!背中から変な感触がするぅ!」
どうやら蝙蝠が浸透しているのがロジィには未知の快楽のようだ。
「あああぁぁあぁぁぁぁあぁぁん!なにこれえぇえぇぇぇぇえぇッ!
体があぁあぁぁ!熱いよぉぉおぉぉ!あぁあぁあああぁあん!」
この蝙蝠は身体の内部に入り込み、全体に快楽神経を張り巡らせる。
私が愛液を吸い終わる頃には寄生も完了して彼女も私の仲間になる。
ロジィの変化を見て私は彼女を誘惑の言葉をかける。
「どうですかぁ?気持ちいいでしょうぅ?」
彼女の背中を見ると私と同じマークが浮かび上がってきた。
「………んはぁん………ふぁあい………。」
逃げようと思っていた気持ちも既にどこかへ吹っ飛んだようだ。
私はさっきと同じ様にロジィに口づけをする。
「んんっ……んはぁ……んんっ………んぷっ………。」
さっきはロジィに拒まれて満足に出来なかったけど、今回は違う。
舌を十分にロジィの中に入れ込んでロジィの舌をもてあそぶ。
甘く、妖艶な香りのする唾液をロジィに流し込む。
371 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/30(水) 06:19:11 ID:9LAMr1OU
数分間キスをした後、さっき以上に気持ちよさそうな顔をしたロジィが私を見つめる。
「んんっ……はあぁああぁあん……。」
「どうですかぁ?私の唾液は美味しいですかぁ?ほら、次にいきますよぉ。」
私はロジィの片方の乳を両手で優しく揉みほぐし、
乳首を舐め、立った部分を舌を使いながら回すように舐めたり吸ったりする。
ちゅぷっ、ちゅぱっという音がなんともいやらしい。
「いやあぁん……だめえぇ……おまめ……感じちゃってるよぉお……あぁあん……。」
もう片方の乳も尻尾を周りに巻きつかせて、緩めたり絞めたりする。
尻尾の先を使って立った乳首をいじくる。
ある程度弄った後、今度は反対側を攻めた。
「あぁあぁああん!だめぇえぇ!壊れちゃうう!」
「まだまだいきますよぉ!壊れないでくださいですぅ!」
次に私は自分の乳首と彼女の乳首を合わせる。
彼女の乳は私の唾液と、尻尾の我慢汁によって濡れていた。
彼女は不安そうな表情を浮かべて私に話す。
「な………何を……するんです……かぁ……。」
そして、私は自分自身を揺らした。
私とロジィの合わせていた乳が揺れてロジィの乳首へと振動が伝わっていく。
体を揺らすたびに何度も何度も擦れ、ロジィは嬌声を漏らす。
「うぁあはああん……だめえぇぇえぇ………やめてぇぇえぇええぇ!」
ロジィは相当気持ちいいのか喘いでいる。
「ふふふっ……私のおまめとあなたのおまめがこすれてとっても気持ちよくないですかぁ?んはあぁんッ!」
私も乳首の擦れ合いが気持ちよくて嬌声を漏らす。
「ああぁあぁぁぁあんッ!もうだめえぇぇぇぇええぇぇぇ!」
私が何度も揺らすせいでロジィは軽くイってしまったようだ。
「ふふ……感じてきましたねぇ。更に気持ちいい事してあげますよぉ。」
私は彼女の秘所に手を伸ばしてパンツ越しに丁寧に秘所をなぞる。
「ひゃうんっ!」
「あらぁ、秘所も濡れ濡れですねぇ。そんなに気持ちよかったんですかぁ?」
ロジィは嬌声を漏らして私の手を拒む。
「いやあん……そんな所……触っちゃだめえぇぇ…。」
私は彼女の片手の手首を持ち秘所へとつけさせる。
「あああんッ!」
「あらそおぉ?それじゃあ自分で触ってみてはどうでしょうかぁ?」
私は彼女の手首を持ち、彼女に自分自身で秘所を触らせる。
「あぁあん……そうじゃないのにいぃぃいぃぃ……だめぇえぇえぇぇ……!」
「ふふ……嫌がってる割には気持ちよさそうですねぇ。」
パンツの隙間に彼女の指を入れて快楽を送る。
「あぁあん……くぅうぅうん……うぁああぁあん……だめえぇぇぇ!」
次に私はロジィのパンツを剥ぎとる。
彼女の秘所は毛が生えておらず、とても綺麗だった。
「な……何するんですか…恥ずかしいよおぉぉぉ…。」
「もっと気持ち良い事してあげるんですよぉ。」
私は舌を使って秘所を丁寧に舐め始める。
「ああぁあぁあぁぁぁん!やああぁぁぁぁあぁぁん!」
ロジィは体をピクピクさせながら快楽に浸っている。
私は時々少し舌を秘所の中へ入れて絶えず快楽を送り込む。
そのたびにロジィはとてつもない快楽を感じているようだ。
「んっ………んっ………美味しい………ですぅ……。」
ぺちょっ。
ちゅぷ。
ちゅぱっ…。
「いやあああぁあん!いっくぅうぅうぅぅうぅん!!」
そしてロジィはほどよく私が舐めると絶頂に達し、疲れてベッドに倒れた。
私は速く息をするロジィを再び起こし、誘惑を始める。
372 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/30(水) 06:20:01 ID:9LAMr1OU
「ロジィさん……私の心を分けてさしあげますぅ。」
紫色のオーラを発生させ、私達を包む。
次第にロジィが気持ちよさそうな声を漏らした。
「あぁ……あああぁぁあ………ぁあぁぁあぁ…。」
彼女の眼がどんどん虚ろになってゆく。
「ねぇ…ロジィさん……人間って一体なんなんでしょうねぇ?
常識の中で生きて、こんなに気持ちいい事も恥じらいだと思い、
嘘で誤魔化して、1人1人を大事にしない人間って醜くないですかぁ?」
彼女の人間としての心を壊すために私は彼女を魔物へする為に誘う。
「た……くうぅん……確かに……そうかも……あぁあん………しれないけど…………でも……。」
寝転んで抱き合った状態で私はズボンを降ろして、ロジィの秘所に自分の秘所を合わせて擦り始めた。
「あんっ……いやぁん……気持ちいいよぉぉぉおお…。」
私は秘所を擦り続けながら彼女の言い分を無視して言い続けた。
「悪魔になれば……あんっ……自分のやりたい事やって、……気持ちいい事して最高ですよぉ……んはあぁん…。
私はライラ様って……ぁあん…いう悪魔に仕えるひよっ子の悪魔ですけどぉ…うぅん……、
誰かに仕えて愛されるってのもぉ……あぁん……いいものですよぉ。」
私はゆっくり動かしていた秘所を押しつけるようにそしてさっきよりも速く動かした。
「はああぁぁあん!もうダメですぅううぅうぅぅぅぅうう!いっくぅうぅぅうぅぅ!」
ロジィがイった瞬間、彼女の中から何かが壊れる音がした。
どうやら今の絶頂の瞬間、ロジィの人間としての心が完全に壊れたみたいだ。
彼女の人間としての心は壊れ、代わりに魔物の心が芽吹きだしたのだ。
「あはあぁあん……ノーズさん………私を……私をおぉぉお……悪魔にしてくださいいぃぃ……。」
「……本当にいいんですかぁ?悪魔に変わったら一生人間には戻れないですよぉ?」
合わさっていた秘所を離して彼女を見つめる。
「いいですよぉぉぉお……私を魔物にしてくださいいぃいぃい…。」
そして私はロジィに見せるように尻尾をウネウネと動かす。
「じゃあ、私に犯されて愛液を吸われる事を約束してもらっていいですかぁ?」
「あぁあん!約束しますうぅぅう!もうどうでもいいから
早くその尻尾で私のお○んこをグチャグチャにして、私の愛液を吸って犯してえぇえぇぇ!」
ロジィは自分の秘所のヒダを指で広げて犯されたい事をアピールしている。
「ふふふ…解りましたぁ。」
ロジィが自分から犯される事を願った瞬間、私の心は優越感を味わった。
373 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/30(水) 06:20:36 ID:9LAMr1OU
「ふふふ…魔性の快楽へようこそですぅ…。」
じゅぽん!という音と共に私は彼女の秘所に尻尾を入れ込んだ。
「うあぁあぁああぁああん!」
入れた瞬間ロジィは嬌声をあげた。
私はロジィの膣内で何かを破く感覚がした。
「あらあら、処女だったようですねぇ………。」
彼女の秘所から血が垂れ、尻尾から血の暖かさが伝ってきた。
「はあん……血が出ちゃってるぅううぅう……。」
破瓜したというのにロジィはとても気持ちよさそうだ。
「本来は破瓜したら痛みが伴うんですがぁ、蝙蝠の寄生が結構進んでるようですねぇ。」
「だめえぇえ!もうイっちゃいそうだよぉぉおおぉおぉお……。」
計り知れない快楽を味わい、ロジィは叫ぶ。
「まだイっちゃダメですよぉ。」
「あぁあん………やあぁあぁん……気持ちいぃよぉ……。」
私は尻尾を次第に速く動かしてゆき、何度も何度もピストン運動を繰り返す。
「はあっ!あぁあんッ!だめえぇえぇえぇえッ!いっちゃうぅうぅうぅぅぅッ!」
ブシュッ!
そしてロジィの秘所から大量の愛液が溢れだした。
外に出た愛液は尻尾を伝い、ベッドへ垂れた。
ピクピクと痙攣しているロジィ。眼は虚ろになって口から涎がだらしなく垂れている。
「それじゃ、約束通り愛液をもらいましょうかぁ。」
ロジィの秘所に再び私は尻尾を入れこんでゆく。
尻尾に力を少し入れて溢れだしている愛液を吸い取ってゆく。
「あぁん………いいよぉ……たまんないよぉ……。」
ロジィは嬌声を漏らし、両胸を掴みながら与えられている快楽を貪る。
数分間愛液を吸い取りジュルッ!っという音と共に私はロジィの秘所から尻尾を抜いた。
「あっはぁん……精液も美味しかったけれど、愛液も血が混じって切ない味がしてとっても美味しいですぅ。」
私に愛液を吸われ終わった後、ロジィは自分を抱いて悶えていた。
「ふふふ…始まりましたねぇ。」
「はぁっ……くぅうん………背中が……あついよおぉぉ……あぁああぁあんッ!」
ズニュっという音と共に彼女の背中には1対の蝙蝠の様な翼がとても小さく生えてきた。
「うあぁん……はあっ………あぁあん………。」
「……寄生完了ですぅ!おめでとうございますぅ、これであなたも私と一緒ですぅ。」
私はロジィを抱き、彼女に生えてきた翼を触ると、おもむろに嬌声をあげた。
「今からあなたはルースタと名乗ってくださいぃ。悪魔としてのアナタの名前ですぅ。」
「…あぁああん……はあん………ルースタ……私の……新しい…名前……ぁあん…。」
「そう。ルースタ。とっても良い名前じゃないですかぁ?」
「はい………んはぁ………あぁああぁん……。」
彼女は喘いでいるロジィから離れ、パジャマを整える。
「じゃあまた来ますから、また愛液をよろしくお願いしますぅ。」
「……はい………わかりましたぁ…。」
ロジィは疲れて眠りに落ち、私は彼女の頬に軽くキスをしてライラ様の待つ自宅へ戻っていった。
続く?
タイトルの前までは3人称視点
タイトルの後からはノーズの視点となってます。
誤字脱字勘弁。
あと、エロくなかったらスマン。
368 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/30(水) 06:12:53 ID:9LAMr1OU
「んっ………うーん。」
ベッドの上で軽く背筋を伸ばすノーズ。
隣には性器を勃起させたまま死んだように眠る男性がいた。
自分の指につく精液を舐め終え、男性の額に手をかざし囁くように呪文を唱える。
「……ルイスマリー………。」
手から淡く光が発光してすぐに消えてく。
尻尾を下腹部に巻きパジャマの下に隠してノーズは宿屋から出て行った。
外に出ると1匹の蝙蝠がノーズに近づく。
手を空にかざして蝙蝠を優しく手のひらに乗せる。
(どう?精液は集まった?)
その蝙蝠からライラの声がノーズの頭に響く。
「はい、男の人からたっくさん搾取しましたぁ。尻尾が重たいですぅ。」
彼女は嬉しそうに蝙蝠に話しかける。
(くふふ……そう。じゃあ、戻ってきて。私と気持ちいい事しよー。)
「本当ですか!?嬉しいですう!」
嬉しそうにノーズははしゃぐ。そして、森の奥に人影を見つけた。
「ライラ様ぁ、もうちょっと時間をもらっていいですか?」
(別に構わないよ。待ってるから気をつけて帰ってきてね。)
「すみません、ライラ様。では失礼しますぅ。」
蝙蝠を空に飛ばすとノーズは早速その人影を追った。
369 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/30(水) 06:13:30 ID:9LAMr1OU
奴隷志願~私をあなたの奴隷にして~
そしてある程度彼女に近づいて、作戦を実行する。
「キャアアァァァアァァァァ!!」
私は追っていた女性に気づかせるように後ろで叫ぶ。
その声にビックリしてお目当ての女性が私に駆け寄ってきた。
「はぁ……はぁ………ど…どうしたんですか!?」
私は顔を赤らめて地面に座り込むように倒れた。
「大丈夫ですか?何があったんですか!?」
女性は倒れた私の肩を掴んで数回揺らす。
勿論、私は何も反応しない。
女性は少し考えた後、私をおぶってどこかへ歩いてゆく。
「あのままにしとく訳にもいかないしなぁ……。」
彼女の後頭部で私は気づかれないように笑っていた。
数分後、どこかの室内へ彼女が入ってゆく。
どうやら自宅のようだ。
気絶しているフリを続けている私と一緒に部屋入り、ベッドの上に私を乗せる。
「……起きてから、何があったか聞いてみよっかな……。」
女性は私に気づかれないように部屋から静かに出て行った。
彼女の足音を聞き、私は眼を開けて上半身を起こして部屋を見渡す。
「…ふふ…結構簡単に事が進んじゃいましたね。」
そして、すぐにまた彼女の足音がこっちへ近づき、ドアが開く。
「あっ、気づきました?」
私は今起きた様なフリをする。
女性は私を見て少し驚いたようだったが、私に近づいて話を続ける。
「あなたさっき森で悲鳴をあげて倒れていたんですよ。覚えてます?」
そう言うと彼女はベッドの近くに椅子を持ってきて座り、マグカップを私に渡してきた。
中には暖かそうなコーヒーが入っている。
「…あまり明確には…本当、助かりました。」
私が安堵感を帯びた表情で彼女に答えると、彼女は満面の笑みを浮かべた。
「いやいや、あなたが無事でなによりですよ。あ、遅れましたが私ロジィって言います。」
さりげなく彼女が自分の自己紹介をしてきた。
「私はノーズって言います。」
彼女は続けて私に質問をしてきた。
「そういえば、なんで森の中パジャマ姿でいたんです?」
「……多分、魔物に幻覚を見せられていたんだと思います。
……気づいたらいつの間にか森の中にいて……それで突然怖くなってしまって……。」
私は憂鬱そうな顔を作り、胸の中心を握り体を震わせる。
「……そうですか。……気の毒でしたね。」
どうやら彼女は憂鬱そうな私の顔に騙されていた。
私は顔を赤らめ、もじもじしながら言った。
「あの……助けてもらったお礼がしたいんで、ちょっと眼を閉じてもらっていいですか?」
ロジィは眼を閉じて不安そうな顔を浮かべる。
「……こうですか?」
私は彼女が眼を閉じた事を確認すると、とっさに唇を奪う。
「んっ………んんっ!!」
ロジィは何事かといわんばかりに眼を開き、私を見る。
「んんっ!!んんーっ!!」
彼女はびっくりして私を押し飛ばし、唇が離れる。
「なっ……何するんですか!いきなり!!」
370 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/30(水) 06:14:31 ID:9LAMr1OU
私は口周りを拭きながら、尻尾を擦る。
「……これが私のお礼ですよぉ。今からあなたを私と同じにしてあげますぅ!んんっ…!」
今まで隠してきた尻尾を私は彼女に見せる。
「あ……あなた……その尻尾は……………。」
ロジィは私の尻尾を見るなり、顔が青ざめ、歯をガタガタと音を立てて全身を震わせている。
「これ……ですかぁ?可愛いくないですかぁ?あぁあんッ!」
擦っている尻尾を彼女の目の前で見せる。
「……も……もしかして…あなたは……。」
ロジィは私を震える指で私を指し、答えようとする。
「そう、悪魔ですぅ。あんッ!悲鳴をあげた所から全部私の演技だったんですよぉ。」
答える前に私が自分の本性を表した。
「ひぃぃぃぃいいぃいッ!」
彼女が悲鳴をあげた時、私に絶頂が訪れた。
「あぁあああぁあぁあんッ!いっくううぅうぅぅッ!」
尻尾の先から黒いあの子が出てくる。
ロジィは私を見て恐怖で歪んだ顔のまま、椅子から立ち上がって逃げるようにドアへ向かった。
そして、すぐに彼女に変化が起こる。
さっきの私の演技の時同様に座り込み倒れた。
「あ…あれぇ……な……なんでぇ……うごけないよぉ……。」
倒れた彼女は顔を赤らませいた。
ロジィに向かって私は囁くように聞かせる。
「ふふ………私の唾液には媚薬の効果があるんですよぉ。
ほら、こっちに来てください。お礼はまだ終わってませんよぉ。」
私はベッドから降り、床に伏せたロジィをベッドの上へ仰向けに乗せる。
仰向けに寝ているロジィの上で私は彼女の服を剥いでゆく。
上着のボタンを外しスカートを降ろして、ブラを外す。
「いやあん……やめてぇえぇ……恥ずかしいよぉぉお!」
ロジィは顔を赤らめ、瞳に涙を浮かべて私に懇願する。
「女の子同士なんだからそんなに恥ずかしがらなくていいんですよぅ。」
私は寝かせていたロジィの上半身を起こして抱き寄せる。
「さぁ、始めましょうぅ。」
さっき尻尾から出てきた黒い子を掌に取って私はロジィに見せつける。
すぐにその子は変化して、蝙蝠の子供の形になった。
「キィィーッ!」
「ひぃぃぃ!いやあぁあぁッ!」
掌で動く蝙蝠を見てロジィは恐怖に顔をそめた。
「この子は、アナタの体の中に入っていって、あなたを悪魔へと堕としてくれるんですよぉ。」
彼女はその蝙蝠を見て怖れ、ベッドの上で暴れる。
「いやぁッ!やめてぇええ!」
私はロジィが逃げないようにしっかり彼女を抱く。
「私が持ってない器官をあげるんですから、光栄に思って下さいねぇ。」
そして、彼女の背中に蝙蝠を近づけた。
「だめぇえぇぇえぇぇえ!やめてぇぇええ!」
蝙蝠は形を崩しながら、ロジィの背中に張りついて染み込むように入っていった。
「あぁッ!いやぁ!背中から変な感触がするぅ!」
どうやら蝙蝠が浸透しているのがロジィには未知の快楽のようだ。
「あああぁぁあぁぁぁぁあぁぁん!なにこれえぇえぇぇぇぇえぇッ!
体があぁあぁぁ!熱いよぉぉおぉぉ!あぁあぁあああぁあん!」
この蝙蝠は身体の内部に入り込み、全体に快楽神経を張り巡らせる。
私が愛液を吸い終わる頃には寄生も完了して彼女も私の仲間になる。
ロジィの変化を見て私は彼女を誘惑の言葉をかける。
「どうですかぁ?気持ちいいでしょうぅ?」
彼女の背中を見ると私と同じマークが浮かび上がってきた。
「………んはぁん………ふぁあい………。」
逃げようと思っていた気持ちも既にどこかへ吹っ飛んだようだ。
私はさっきと同じ様にロジィに口づけをする。
「んんっ……んはぁ……んんっ………んぷっ………。」
さっきはロジィに拒まれて満足に出来なかったけど、今回は違う。
舌を十分にロジィの中に入れ込んでロジィの舌をもてあそぶ。
甘く、妖艶な香りのする唾液をロジィに流し込む。
371 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/30(水) 06:19:11 ID:9LAMr1OU
数分間キスをした後、さっき以上に気持ちよさそうな顔をしたロジィが私を見つめる。
「んんっ……はあぁああぁあん……。」
「どうですかぁ?私の唾液は美味しいですかぁ?ほら、次にいきますよぉ。」
私はロジィの片方の乳を両手で優しく揉みほぐし、
乳首を舐め、立った部分を舌を使いながら回すように舐めたり吸ったりする。
ちゅぷっ、ちゅぱっという音がなんともいやらしい。
「いやあぁん……だめえぇ……おまめ……感じちゃってるよぉお……あぁあん……。」
もう片方の乳も尻尾を周りに巻きつかせて、緩めたり絞めたりする。
尻尾の先を使って立った乳首をいじくる。
ある程度弄った後、今度は反対側を攻めた。
「あぁあぁああん!だめぇえぇ!壊れちゃうう!」
「まだまだいきますよぉ!壊れないでくださいですぅ!」
次に私は自分の乳首と彼女の乳首を合わせる。
彼女の乳は私の唾液と、尻尾の我慢汁によって濡れていた。
彼女は不安そうな表情を浮かべて私に話す。
「な………何を……するんです……かぁ……。」
そして、私は自分自身を揺らした。
私とロジィの合わせていた乳が揺れてロジィの乳首へと振動が伝わっていく。
体を揺らすたびに何度も何度も擦れ、ロジィは嬌声を漏らす。
「うぁあはああん……だめえぇぇえぇ………やめてぇぇえぇええぇ!」
ロジィは相当気持ちいいのか喘いでいる。
「ふふふっ……私のおまめとあなたのおまめがこすれてとっても気持ちよくないですかぁ?んはあぁんッ!」
私も乳首の擦れ合いが気持ちよくて嬌声を漏らす。
「ああぁあぁぁぁあんッ!もうだめえぇぇぇぇええぇぇぇ!」
私が何度も揺らすせいでロジィは軽くイってしまったようだ。
「ふふ……感じてきましたねぇ。更に気持ちいい事してあげますよぉ。」
私は彼女の秘所に手を伸ばしてパンツ越しに丁寧に秘所をなぞる。
「ひゃうんっ!」
「あらぁ、秘所も濡れ濡れですねぇ。そんなに気持ちよかったんですかぁ?」
ロジィは嬌声を漏らして私の手を拒む。
「いやあん……そんな所……触っちゃだめえぇぇ…。」
私は彼女の片手の手首を持ち秘所へとつけさせる。
「あああんッ!」
「あらそおぉ?それじゃあ自分で触ってみてはどうでしょうかぁ?」
私は彼女の手首を持ち、彼女に自分自身で秘所を触らせる。
「あぁあん……そうじゃないのにいぃぃいぃぃ……だめぇえぇえぇぇ……!」
「ふふ……嫌がってる割には気持ちよさそうですねぇ。」
パンツの隙間に彼女の指を入れて快楽を送る。
「あぁあん……くぅうぅうん……うぁああぁあん……だめえぇぇぇ!」
次に私はロジィのパンツを剥ぎとる。
彼女の秘所は毛が生えておらず、とても綺麗だった。
「な……何するんですか…恥ずかしいよおぉぉぉ…。」
「もっと気持ち良い事してあげるんですよぉ。」
私は舌を使って秘所を丁寧に舐め始める。
「ああぁあぁあぁぁぁん!やああぁぁぁぁあぁぁん!」
ロジィは体をピクピクさせながら快楽に浸っている。
私は時々少し舌を秘所の中へ入れて絶えず快楽を送り込む。
そのたびにロジィはとてつもない快楽を感じているようだ。
「んっ………んっ………美味しい………ですぅ……。」
ぺちょっ。
ちゅぷ。
ちゅぱっ…。
「いやあああぁあん!いっくぅうぅうぅぅうぅん!!」
そしてロジィはほどよく私が舐めると絶頂に達し、疲れてベッドに倒れた。
私は速く息をするロジィを再び起こし、誘惑を始める。
372 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/30(水) 06:20:01 ID:9LAMr1OU
「ロジィさん……私の心を分けてさしあげますぅ。」
紫色のオーラを発生させ、私達を包む。
次第にロジィが気持ちよさそうな声を漏らした。
「あぁ……あああぁぁあ………ぁあぁぁあぁ…。」
彼女の眼がどんどん虚ろになってゆく。
「ねぇ…ロジィさん……人間って一体なんなんでしょうねぇ?
常識の中で生きて、こんなに気持ちいい事も恥じらいだと思い、
嘘で誤魔化して、1人1人を大事にしない人間って醜くないですかぁ?」
彼女の人間としての心を壊すために私は彼女を魔物へする為に誘う。
「た……くうぅん……確かに……そうかも……あぁあん………しれないけど…………でも……。」
寝転んで抱き合った状態で私はズボンを降ろして、ロジィの秘所に自分の秘所を合わせて擦り始めた。
「あんっ……いやぁん……気持ちいいよぉぉぉおお…。」
私は秘所を擦り続けながら彼女の言い分を無視して言い続けた。
「悪魔になれば……あんっ……自分のやりたい事やって、……気持ちいい事して最高ですよぉ……んはあぁん…。
私はライラ様って……ぁあん…いう悪魔に仕えるひよっ子の悪魔ですけどぉ…うぅん……、
誰かに仕えて愛されるってのもぉ……あぁん……いいものですよぉ。」
私はゆっくり動かしていた秘所を押しつけるようにそしてさっきよりも速く動かした。
「はああぁぁあん!もうダメですぅううぅうぅぅぅぅうう!いっくぅうぅぅうぅぅ!」
ロジィがイった瞬間、彼女の中から何かが壊れる音がした。
どうやら今の絶頂の瞬間、ロジィの人間としての心が完全に壊れたみたいだ。
彼女の人間としての心は壊れ、代わりに魔物の心が芽吹きだしたのだ。
「あはあぁあん……ノーズさん………私を……私をおぉぉお……悪魔にしてくださいいぃぃ……。」
「……本当にいいんですかぁ?悪魔に変わったら一生人間には戻れないですよぉ?」
合わさっていた秘所を離して彼女を見つめる。
「いいですよぉぉぉお……私を魔物にしてくださいいぃいぃい…。」
そして私はロジィに見せるように尻尾をウネウネと動かす。
「じゃあ、私に犯されて愛液を吸われる事を約束してもらっていいですかぁ?」
「あぁあん!約束しますうぅぅう!もうどうでもいいから
早くその尻尾で私のお○んこをグチャグチャにして、私の愛液を吸って犯してえぇえぇぇ!」
ロジィは自分の秘所のヒダを指で広げて犯されたい事をアピールしている。
「ふふふ…解りましたぁ。」
ロジィが自分から犯される事を願った瞬間、私の心は優越感を味わった。
373 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/30(水) 06:20:36 ID:9LAMr1OU
「ふふふ…魔性の快楽へようこそですぅ…。」
じゅぽん!という音と共に私は彼女の秘所に尻尾を入れ込んだ。
「うあぁあぁああぁああん!」
入れた瞬間ロジィは嬌声をあげた。
私はロジィの膣内で何かを破く感覚がした。
「あらあら、処女だったようですねぇ………。」
彼女の秘所から血が垂れ、尻尾から血の暖かさが伝ってきた。
「はあん……血が出ちゃってるぅううぅう……。」
破瓜したというのにロジィはとても気持ちよさそうだ。
「本来は破瓜したら痛みが伴うんですがぁ、蝙蝠の寄生が結構進んでるようですねぇ。」
「だめえぇえ!もうイっちゃいそうだよぉぉおおぉおぉお……。」
計り知れない快楽を味わい、ロジィは叫ぶ。
「まだイっちゃダメですよぉ。」
「あぁあん………やあぁあぁん……気持ちいぃよぉ……。」
私は尻尾を次第に速く動かしてゆき、何度も何度もピストン運動を繰り返す。
「はあっ!あぁあんッ!だめえぇえぇえぇえッ!いっちゃうぅうぅうぅぅぅッ!」
ブシュッ!
そしてロジィの秘所から大量の愛液が溢れだした。
外に出た愛液は尻尾を伝い、ベッドへ垂れた。
ピクピクと痙攣しているロジィ。眼は虚ろになって口から涎がだらしなく垂れている。
「それじゃ、約束通り愛液をもらいましょうかぁ。」
ロジィの秘所に再び私は尻尾を入れこんでゆく。
尻尾に力を少し入れて溢れだしている愛液を吸い取ってゆく。
「あぁん………いいよぉ……たまんないよぉ……。」
ロジィは嬌声を漏らし、両胸を掴みながら与えられている快楽を貪る。
数分間愛液を吸い取りジュルッ!っという音と共に私はロジィの秘所から尻尾を抜いた。
「あっはぁん……精液も美味しかったけれど、愛液も血が混じって切ない味がしてとっても美味しいですぅ。」
私に愛液を吸われ終わった後、ロジィは自分を抱いて悶えていた。
「ふふふ…始まりましたねぇ。」
「はぁっ……くぅうん………背中が……あついよおぉぉ……あぁああぁあんッ!」
ズニュっという音と共に彼女の背中には1対の蝙蝠の様な翼がとても小さく生えてきた。
「うあぁん……はあっ………あぁあん………。」
「……寄生完了ですぅ!おめでとうございますぅ、これであなたも私と一緒ですぅ。」
私はロジィを抱き、彼女に生えてきた翼を触ると、おもむろに嬌声をあげた。
「今からあなたはルースタと名乗ってくださいぃ。悪魔としてのアナタの名前ですぅ。」
「…あぁああん……はあん………ルースタ……私の……新しい…名前……ぁあん…。」
「そう。ルースタ。とっても良い名前じゃないですかぁ?」
「はい………んはぁ………あぁああぁん……。」
彼女は喘いでいるロジィから離れ、パジャマを整える。
「じゃあまた来ますから、また愛液をよろしくお願いしますぅ。」
「……はい………わかりましたぁ…。」
ロジィは疲れて眠りに落ち、私は彼女の頬に軽くキスをしてライラ様の待つ自宅へ戻っていった。
続く?
魔法騎士シードナイツ・青の章
345 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 10:20:14 ID:CtdTmdju
波が来たので今日中に先にシードナイツの続き・青の章を投下できると思います。
>>334あたりの要求に応えられるかどうか……。
347 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:46:25 ID:RBUUmEYj
誤字脱字はいつもの事です。
書いた日に上げないと忘れそうで……。
では投下します。
*
「そんな事ができるわけない……下種が」
「ハハハ、俺が下種?かもしれねえなぁ」
手を後ろで縛られ転がされているこの状況で、ナイトブルーこと青山涼子は未だに強い目をしていた。
彼女のプライドが、目の前の悪魔に対して服従するのを拒んでいるのだ。
「簡単だろ?ドゲザして忠誠を誓いますって言うだけだよ」
「出来るわけ無い、と言ったはずだ」
「強情だな……じゃああの黄色い方にでも悪戯してくるかな」
「愛…イエローもいるのか!?」
外道の名で知られる悪魔、ドーア・レ・ヴェルフェゴール。
人の心を惑わし催眠にかける彼の手口は、ナイツ達全員が知っていた。
洗脳された人間達は下手に傷つけることが出来ないので、かなり戦いにくい相手だ。
そして、こいつは嘘をつかない。
真実を知った人間がその裏切りに絶望し、落胆する様を見て楽しむのである。
「ああ、いるさ。少し離れた監房に捕えてあるよ」
(まだ何もされていない……1人で捕えられているのか?)
「まあ、早くしないとイエローに誰かが『悪戯』してしまうかもしれない」
「そんな……」
それでは、選択肢は一つしかないではないか。
愛を助けるために、自分の身を捧げるという選択肢しか。
「じゃあドゲザ…あ、縛られてるか…こんな感じかな?」
「ちょっ……そんな格好……」
今、涼子は床に寝ている状態だ。
その状態から膝を折り曲げ、正座の状態にするが顔は床についたまま。
つまりはそのライダースーツに包まれた尻を上に上げた状態なのだ。
348 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:47:44 ID:RBUUmEYj
「腰からのラインはなかなかのモンだねぇ。ちょっとでかいかな?」
「くそっ…こんな…格好………」
「ほら、じゃあ誓約しな。『私は仲間の為に自らの身体をドーア様に捧げます』でいいか」
「くっ……わ、わたしは」
「そんな小さい声で聞こえると思うのか?」
意地の悪い笑みを浮かべながら、ドーアは楽しそうに涼子の頭を踏みつける。
「…仲間のためにっ、身体をドーア様に捧げますっ!!!」
「はい、ご苦労様。おい、そこのお前。イエローを確保しておけ」
影に溶け込むようにして控えていた部下の一人を指差し、指示を出す。
「じゃあ体を売った涼子ちゃん、好き勝手させてもらうよ」
「ッ……」
「主には蟲を寄生させるんだけど……どれがいいかな?」
ドーアは書類を取り出し、床に伏せている涼子にも見えるようにそれを落とした。
気味が悪い絵が説明とともに垣間見える。
「プランA、魔転蟲を使ってふたなりになってもらう」
「プランB、魔紅蟲を使って感度が何倍にもなる。それに耐えてもらうだけだ」
「プランC、30人程度の男達に散々犯され、寄生虫の卵を産む」
「そしてプランD、俺に犯される。この4つだ」
当然どれも選べるはずが無い。
Aなんて想像も出来ない。未知の拷問に耐性があるわけも無い。
Cも同じくおぞましい内容だ。
得体の知れない不気味なものに卵を産み付けられる?論外だ。
敢えて、というならBかDだろうが、Dは目の前のこの男に犯されるという事だ。
こんな卑怯な男にいたぶられる事を考えれば、いっその事……
「Bは…どうなるの…?」
「B? ああ、焦らしだな。我慢できない疼きにお前は堕ちる」
これならどうか……?
これに耐えられれば、あるいはこの男の隙をつけるのではないか。
口ぶりからするに、我慢できるとは思っていないようだ。
その慢心を突く事ができればイエロー…愛を助けられる……
349 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:48:24 ID:RBUUmEYj
「……Bを選びます」
「へえ、俺としてはDが良かったがな」
ドーアは涼子の突き出された尻を見てペロリと唇を舐める。
「まあ、しょうがないだろ。おいお前、お姫様がアレをご所望だ。持って来い」
部下の一人に指示を出すと、他の部下を全員下がらせた。
(縛られているとはいえこの男一人ならなんとか……)
今の涼子にある勝算は、この男が自分自身を全く警戒していないということだ。
「ドーア様。こちらをお持ちしました」
「ご苦労だったな」
「なっ……何なのよ…それ…」
雑魚兵が持ってきた一つの壜。
透明なそれには、肉色をした内臓的な何かが入っていた。
それはぐにゅぐにゅと動き回り、何本もある触手を揺らめかせていた。
「これが魔紅蟲……あんたのケツにコイツを入れてやるのさ」
「おっ、お尻にそんなもの入るわけ無いでしょ!!!」
顔を赤くして噛み付く涼子を眺めながら、ドーアはゆっくりと壜の蓋を外す。
「入れないと愛しのイエローが戦闘員共に犯されるんだろうなぁ」
涼子の顔色がさっと青ざめる。
「無理矢理改造した一般人共だ。性欲も溜まってるだろうな。何十人に犯され続け、身も心もボロボロに…
「やめてっ!! ……構わないから、私に何をしても…いいから……」
愛が陵辱されるという最悪な想像をしてしまい、涼子は堪らず叫んだ。
(こいつ、嘘だって事にも気付かんとはな。……いや、あの女といい、ニンゲンなんざこんなモンか…)
350 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:49:15 ID:RBUUmEYj
びちゃり、と粘着性の音がして、得体の知れないものが床に落ちる。
恐ろしくて首を向けて確認することが出来ない。
ドーアもニヤニヤしながら涼子の反応を待つだけで、何も口にしない。
ズル……ズル……引き摺る音が途切れがちに聞こえ
そして…………止まった。
「んひぃいいいいいっ!!!」
ソレが足に付着した部分から来る未知の感覚に、全身の毛が逆立つ。
冷たいとか温かいとかの温度的なものでも、ぬらつく粘液のおぞましさでもない。
粘液に濡れた表皮の感触でもない。
いわばガラスと金属が擦れて起きる、あのおぞましい音のような。
生物の本能ともいうべき根幹的な部分が、その感触を感じ取ったのだ。
その感触はいまだに抜けず、体を襲ってくる。
触手の勢いは止まらず、体はその原初の危機本能に悲鳴をあげている。
「ヒヒッ……やっぱりこの瞬間がたまらねえなぁオイ」
ドーアは何も行動しようとはしない。
つまり、宣言通りこちらが耐え切るかどうか見極めようとしているのだ。
(こんな苦痛、愛が苦しむ事に比べたら――――ッ―アア)
「アアアアアアアガアアガアアアアアアアアアアアアアガアアア」
ソレはいくら強化された人間とはいえ耐え切れる範囲ではなかった。
苦痛というには温い、相手を苦しめることに全てを昇華させた、魔紅蟲の接触。
ずるずると足から這い、太ももに至るまでには悲鳴はさらに大きくなっていた。
「……」
そしてその感覚が再び、突如として止む。
351 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:49:43 ID:RBUUmEYj
「ハァ………ハァ……ハァ…」
絶叫で空気を吐き出し尽くした肺が酸素を取り込もうと大きく膨らむ。
全身の毛穴から嫌な汗が噴出し、体の隅々までが冷たい感覚で痺れている。
ただでさえ無理な体勢であったのを、全身が弛緩してしまい横に倒れてしまった。
恐ろしいことに、あの化物は足にべとりとくっついたままだ。
「力を無理矢理弱らせて容易に侵入できるようにするらしいぜ」
そんな言葉が頭を素通りしていく。
酸素不足と与えられた強烈な苦痛に、涼子はそれを処理できない。
「しっかしまぁ、趣味の悪いモノ作ってるな、魔蟲狂いの引き篭もりめ」
「……ぁ……あ…だっ……たよ…」
お前だって似たようなもの物だろうが……という台詞は出てこない。
苦痛から解かれた後、全身の感覚がまるでどこか別のところにあるようだ。
耳では確かに聞こえるし、何がどう動いているかも見えている。
しかし体を動かそうとしてもなかなか思うように動かない。
もぞもぞと床を動いていた――――刹那、違和感が大腿部を襲う。
「あぁ……あつ…い……」
例えるなら、火のついた手で尻を直接揉み込まれる。
しかし涼子の感覚器官はそれすらも薄弱にしか捉えられず、反応が鈍い。
その熱さは後門に押し入ろうとする魔紅蟲の与える熱さだった。
蟲の蠢く音だけが鮮明に聞こえてくる。
ずちゅずちゅぢゅぢゅちゅずちゅずちゅぢゅぢゅちゅずちゅずちゅずちゅぢゅぢゅちゅずちゅずちゅ
ずちゅぢゅぢゅちゅずちゅずちゅぢゅぢゅずちゅぢゅぢゅちゅずちゅずちゅずちゅぢゅぢゅちゅ
足の付け根に広がっていく熱さ。
器官に纏わりつき、徐々に血管へと麻痺液を送りこむ。
それにつれて腰から下にかけての感覚が、より一層鈍いものになっていく。
352 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:50:19 ID:RBUUmEYj
蟲の横から突き出した突起は裂け、その中から細い触手が伸びて刺さっている。
吸収の早い内臓に潜り込んだ触手がどくどくと魔液を送り込んでいる。
しかし涼子にはそのおぞましい事実が全く認識できていない。
「ぅ…ぁ……ぁ…ぁあ……」
からだが、かえられていく。
体中の組織が毒液によって熱く火照っていくのだけがわかる。
喉の調子は戻らないのに、身体の感覚神経だけが鋭敏に反応していくのがわかった。
部屋の中の濃く絡みつく様な熱気、そして対比される床の冷たさ。
秘部に張り付いている蟲のおぞましさも、皮膚も肛門の熱さも。
(何よこれ……身体がおかしい……んぅ…気持ち悪いぃ…うぁ……)
最もそれら感覚の鋭敏化もおぞましさも全ては副産物でしかないのだが。
そう、製作者の悪意がこめられたこの蟲が、それだけしか効果を持たないわけが無い。
涼子の身に起こっていた変化は、全て段階を踏んで彼女を堕としていくためのものだった。
気付けば、感覚が次第に元に戻りつつある。
肛門の異物は未だ剥がれず、もどかしさとおぞましさを与え続けている。
そう、蟲は更に奥へとずるずる潜り込んでいる。
痺れを撒き散らし、感覚を局所的に鈍くしながらじわじわと。
「何…中で…何を…やってるのよぉっ………」
ようやく声が戻ったと思うと、弱弱しい声しか出すことが出来ない。
ドーアは身の中で蠢く蟲のおぞましさに身体をくねらす涼子をじっと見つめていた。
……そろそろか。あいつが言ってた通り、感覚は一通り元に戻ってきたようだからな。
やっと第一段階、先はどれだけになるのやら。
353 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:50:51 ID:RBUUmEYj
涼子には肛門付近の肉が微小に痙攣を起こしているのがわかった。
細かく震えるその部分は、中から食い荒らされる事を拒絶しているようだ。
入り込んだ蟲の動きを目視することは既に不可能であった。
そのため、嫌でも身体の中に全神経が集中してしまう。
「んぅ……ん……ぅ………気持ち…悪い………」
尻の中でうねっているのがわかってしまい、おもわず足をもじもじさせる。
それによって少しでは在るが痒みに似た感覚が薄らぐ気がしていた。
身体をごろっとあお向けに転がし、尻を床の凹凸に擦りつけた。
少しでも、少しでもこの感覚から逃げていたい。
その考えからか、涼子のその様子がドーアに直視されているのも気付かなかった。
「ぅぁ…痒…んぁ………んん……ぁ……これ…いい……」
擦り付けは段々と強くなり、押し付けている部分より少し上の布地が湿ってきていた。
魔紅蟲を通した部分ではない、守られた女の部分。
そこの変化は微細だったが、涼子が夢中になっている行為の本質を物語っていた。
「…気持ち悪い…ん…ぁ……きもち…わるいの…ぁん……しないと………」
論理的であった思考はついに破綻し始め、行為事自体に意味を持たせていく。
おぞましさからの逃避であったはずの行為が、その感覚が消えたのに止められない。
尻全体を蝕んでいたはずの感触は今はなくなっている。
そしてそこから伝わる感覚は全て生理的快感に徐々に摩り替わり始めた。
「んぁっぁ……うぁ……んん……んぅ……」
行為が、ただ擦り付けるという行為が、気持ちよくなっている。
もどかしさの分得られる解放という麻薬が、じぶじぶと染み込み脳を犯している。
それを涼子の頭は危機であるとは認識できず、得られる快楽にひたすら溺れている。
354 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:51:27 ID:RBUUmEYj
「痒い……おしり…かゆ………ぅ…きもち……ぃ……おしり……いぃ……」
押し付けられるちからは先程よりも強くなっている。
秘部からはもはや隠しようが無い量の愛液が零れ落ちていた。
先ほどから、痒みがどんどんと強くなっている。
腕と足で身体を支えて強く揺するものの、得られる快感よりも鈍痒感の方が強かった。
頃合だ、と考えたドーアは用意させた手錠と鎖を繋ぎ、天井から垂らした。
そしてその手錠の輪を両手にかけてしまう。
「ひっ」
両手を挙げて腰を浮かした中途半端な状態で、涼子は拘束されてしまった。
それはつまり今までこすり付けていた床から尻を離すという事を意味している。
浸っていた温い快楽の中から引き摺りだされ、涼子に耐え難い痒みが襲ってきた。
「いやぁ…痒っ……痒いぃ……擦らせて、お尻擦らせてよっ………」
「はぁ?お前、仲間の為に体を売った奴の要求を聞くと思ってんのか?」
「うっ…あぁっ…痒いのぉ…お願い、お願いだから……」
「まったく、何様なんだよ、お前はよぉ!!」
振り上げたドーアの平手が派手な音を立てて涼子のふとももに炸裂する。
その瞬間、伝わってきた感覚に思わず身体が震える。
「―――――」
それは強烈な痛みでもなく強烈な恐れによるものでもなく―――快感。
尻たぶに伝わった衝撃によって打ち震えた、身体の歓喜の震えであった。
355 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:51:59 ID:RBUUmEYj
打たれた脚には当然ダメージがあるはずが、それも全く感じない。
いや、涼子にはそれを感じる事ができなかった。
「ほら、可哀想なお前にはこの棒を突っ込んでおいてやるよ」
「んひぃっ!!」
ぐりぐりと押し付けられたのはただの金属の棒。
しかし、その衝撃も痒みをとるには充分だった。
「ぁぁあ……ぁ…………あぁ…………」
「お? こんなので気持ち良くなっちまったか?」
「あ…ぇ………え?」
――――気持ちがいい?
違う、気持ち悪さから、痒さから逃れただけだ。
こんな事で、ナイトブルーの私が、気持ちよく、気持ちよく気持ちよく
気持ちよくない。気持ちよくないわけがない。
あの痒みから逃れるのなら、どんな刺激だって充分だ。
気持ちよかった。
気持ちよくなっている。自分の身体が。
お尻に棒を突っ込まれてぐりぐり押し込まれて
むりやり刺されてお尻の穴広げられて固い棒を突っ込まれて……
「きもち……ぃ……いい………」
理性の限界だった。
拘束された状態であの疼きを忘れるためには、この感覚に身を任せるしか無い。
痒みから逃れる開放感。背筋をぞくぞくと走る得体の知れない感覚。
それはもはや快感以外の何者でもなく。
そして涼子を快楽の泥沼へと引き摺り込む蜜毒の感覚だった。
356 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:52:32 ID:RBUUmEYj
違う、違うと快感を否定する声は未だにどこかでしている。
しかしそれが口から出る前に押し止められ、あられも無い嬌声だけが部屋に響く。
「きもち、ぁ…い…んん……ぁあ…」
身体がどろどろに溶かされ、腰から下が無くなってしまったようだ。
しかしその部分からは絶え間なく熱いうねりが押し寄せる。
まるで自分の身体でなくなってしまったかのように。
(そうだ……私じゃない…蟲がぁ……)
「蟲のせい……だよな」
ドーアが耳元でぼそりと呟く。
極低音のその声は驚くほど自然に受け入れられ、言葉が脳に染みこんでいく。
そう、腰にたまらなく甘美な感覚を与えてくれているのは蟲なのだ。
感じているのは涼子ではなく、蟲だ。
蟲のせいで蟲のお陰で蟲が……
頭の中で急速に回路が組み変えられていく。
脳内麻薬が尋常でないほど分泌され、蟲が神経を侵食する。
身体全体が熱くなり、やがてその熱は臀部へと移って行く。
最後まで残っていた理性の声はどこかへ押しやられ、消えた。
そして……そして、新しい牝が誕生した。
357 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:53:02 ID:RBUUmEYj
「あひっ、ひゃ、ああぁ……んぁ、ひゃぅ…うぁ…」
青い戦闘スーツは最早無残な姿に変わっており、下半身はほぼ丸出しの状態だった。
幹部の持つ長い金属棒が、ただ抜き差しされている。
しかもそれは女陰を貫くことなく、排泄器官であるはずの肛門を出入していた。
魔紅蟲の本来の効果。
それは、肛門性交のためだけに身体を作り変える効果だった。
どこかに消えたように見えた蟲は下半身全体と背骨へと寄生していた。
全ての感覚をシャットアウトし、ただただ痒みと快感のみを感じ取らせる。
「んんっ……んあっ、ぁんっ…ぅ……ぁんあ……」
眉を顰め、玉のような汗を浮かべながら与えられる満足感に浸る涼子。
その耳には何も聞こえておらず、その目には何も映っていない。
白痴じみた顔で涎をだらだらと零しながら、ドーアの手の動きに翻弄される。
決して激しく無いその刺激も、徐々に堕とそうというドーアの目論見である。
「ぁ、あぁ、んぅっ!……あふ、んん…ぃ……いぃ………」
ドーアが耳元で呪詛を呟くが、涼子は全く反応しない。
魔紅蟲の支配は完全なものとなった。
今例えば彼女に与える肛虐を止めたとすれば、再び愉悦に浸るためどんな事でも行うだろう。
もはや、肛門を中心として思考する人形であるといっても変わらない。
ほんの少し、理性が残っているとすれば。
それはドーアの最悪な嗜好によるものだ。
(コイツとイエローを引き合わせるってのも……クク、面白いことになりそうだ)
悪魔の笑いは、一晩中止まることは無かった。
358 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:55:10 ID:RBUUmEYj
ここで終了です。
波が来れば今日みたいにすぐ1作品書けるんですが、なかなか……
他のもちょくちょく書いていきます。
では。
波が来たので今日中に先にシードナイツの続き・青の章を投下できると思います。
>>334あたりの要求に応えられるかどうか……。
347 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:46:25 ID:RBUUmEYj
誤字脱字はいつもの事です。
書いた日に上げないと忘れそうで……。
では投下します。
*
「そんな事ができるわけない……下種が」
「ハハハ、俺が下種?かもしれねえなぁ」
手を後ろで縛られ転がされているこの状況で、ナイトブルーこと青山涼子は未だに強い目をしていた。
彼女のプライドが、目の前の悪魔に対して服従するのを拒んでいるのだ。
「簡単だろ?ドゲザして忠誠を誓いますって言うだけだよ」
「出来るわけ無い、と言ったはずだ」
「強情だな……じゃああの黄色い方にでも悪戯してくるかな」
「愛…イエローもいるのか!?」
外道の名で知られる悪魔、ドーア・レ・ヴェルフェゴール。
人の心を惑わし催眠にかける彼の手口は、ナイツ達全員が知っていた。
洗脳された人間達は下手に傷つけることが出来ないので、かなり戦いにくい相手だ。
そして、こいつは嘘をつかない。
真実を知った人間がその裏切りに絶望し、落胆する様を見て楽しむのである。
「ああ、いるさ。少し離れた監房に捕えてあるよ」
(まだ何もされていない……1人で捕えられているのか?)
「まあ、早くしないとイエローに誰かが『悪戯』してしまうかもしれない」
「そんな……」
それでは、選択肢は一つしかないではないか。
愛を助けるために、自分の身を捧げるという選択肢しか。
「じゃあドゲザ…あ、縛られてるか…こんな感じかな?」
「ちょっ……そんな格好……」
今、涼子は床に寝ている状態だ。
その状態から膝を折り曲げ、正座の状態にするが顔は床についたまま。
つまりはそのライダースーツに包まれた尻を上に上げた状態なのだ。
348 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:47:44 ID:RBUUmEYj
「腰からのラインはなかなかのモンだねぇ。ちょっとでかいかな?」
「くそっ…こんな…格好………」
「ほら、じゃあ誓約しな。『私は仲間の為に自らの身体をドーア様に捧げます』でいいか」
「くっ……わ、わたしは」
「そんな小さい声で聞こえると思うのか?」
意地の悪い笑みを浮かべながら、ドーアは楽しそうに涼子の頭を踏みつける。
「…仲間のためにっ、身体をドーア様に捧げますっ!!!」
「はい、ご苦労様。おい、そこのお前。イエローを確保しておけ」
影に溶け込むようにして控えていた部下の一人を指差し、指示を出す。
「じゃあ体を売った涼子ちゃん、好き勝手させてもらうよ」
「ッ……」
「主には蟲を寄生させるんだけど……どれがいいかな?」
ドーアは書類を取り出し、床に伏せている涼子にも見えるようにそれを落とした。
気味が悪い絵が説明とともに垣間見える。
「プランA、魔転蟲を使ってふたなりになってもらう」
「プランB、魔紅蟲を使って感度が何倍にもなる。それに耐えてもらうだけだ」
「プランC、30人程度の男達に散々犯され、寄生虫の卵を産む」
「そしてプランD、俺に犯される。この4つだ」
当然どれも選べるはずが無い。
Aなんて想像も出来ない。未知の拷問に耐性があるわけも無い。
Cも同じくおぞましい内容だ。
得体の知れない不気味なものに卵を産み付けられる?論外だ。
敢えて、というならBかDだろうが、Dは目の前のこの男に犯されるという事だ。
こんな卑怯な男にいたぶられる事を考えれば、いっその事……
「Bは…どうなるの…?」
「B? ああ、焦らしだな。我慢できない疼きにお前は堕ちる」
これならどうか……?
これに耐えられれば、あるいはこの男の隙をつけるのではないか。
口ぶりからするに、我慢できるとは思っていないようだ。
その慢心を突く事ができればイエロー…愛を助けられる……
349 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:48:24 ID:RBUUmEYj
「……Bを選びます」
「へえ、俺としてはDが良かったがな」
ドーアは涼子の突き出された尻を見てペロリと唇を舐める。
「まあ、しょうがないだろ。おいお前、お姫様がアレをご所望だ。持って来い」
部下の一人に指示を出すと、他の部下を全員下がらせた。
(縛られているとはいえこの男一人ならなんとか……)
今の涼子にある勝算は、この男が自分自身を全く警戒していないということだ。
「ドーア様。こちらをお持ちしました」
「ご苦労だったな」
「なっ……何なのよ…それ…」
雑魚兵が持ってきた一つの壜。
透明なそれには、肉色をした内臓的な何かが入っていた。
それはぐにゅぐにゅと動き回り、何本もある触手を揺らめかせていた。
「これが魔紅蟲……あんたのケツにコイツを入れてやるのさ」
「おっ、お尻にそんなもの入るわけ無いでしょ!!!」
顔を赤くして噛み付く涼子を眺めながら、ドーアはゆっくりと壜の蓋を外す。
「入れないと愛しのイエローが戦闘員共に犯されるんだろうなぁ」
涼子の顔色がさっと青ざめる。
「無理矢理改造した一般人共だ。性欲も溜まってるだろうな。何十人に犯され続け、身も心もボロボロに…
「やめてっ!! ……構わないから、私に何をしても…いいから……」
愛が陵辱されるという最悪な想像をしてしまい、涼子は堪らず叫んだ。
(こいつ、嘘だって事にも気付かんとはな。……いや、あの女といい、ニンゲンなんざこんなモンか…)
350 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:49:15 ID:RBUUmEYj
びちゃり、と粘着性の音がして、得体の知れないものが床に落ちる。
恐ろしくて首を向けて確認することが出来ない。
ドーアもニヤニヤしながら涼子の反応を待つだけで、何も口にしない。
ズル……ズル……引き摺る音が途切れがちに聞こえ
そして…………止まった。
「んひぃいいいいいっ!!!」
ソレが足に付着した部分から来る未知の感覚に、全身の毛が逆立つ。
冷たいとか温かいとかの温度的なものでも、ぬらつく粘液のおぞましさでもない。
粘液に濡れた表皮の感触でもない。
いわばガラスと金属が擦れて起きる、あのおぞましい音のような。
生物の本能ともいうべき根幹的な部分が、その感触を感じ取ったのだ。
その感触はいまだに抜けず、体を襲ってくる。
触手の勢いは止まらず、体はその原初の危機本能に悲鳴をあげている。
「ヒヒッ……やっぱりこの瞬間がたまらねえなぁオイ」
ドーアは何も行動しようとはしない。
つまり、宣言通りこちらが耐え切るかどうか見極めようとしているのだ。
(こんな苦痛、愛が苦しむ事に比べたら――――ッ―アア)
「アアアアアアアガアアガアアアアアアアアアアアアアガアアア」
ソレはいくら強化された人間とはいえ耐え切れる範囲ではなかった。
苦痛というには温い、相手を苦しめることに全てを昇華させた、魔紅蟲の接触。
ずるずると足から這い、太ももに至るまでには悲鳴はさらに大きくなっていた。
「……」
そしてその感覚が再び、突如として止む。
351 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:49:43 ID:RBUUmEYj
「ハァ………ハァ……ハァ…」
絶叫で空気を吐き出し尽くした肺が酸素を取り込もうと大きく膨らむ。
全身の毛穴から嫌な汗が噴出し、体の隅々までが冷たい感覚で痺れている。
ただでさえ無理な体勢であったのを、全身が弛緩してしまい横に倒れてしまった。
恐ろしいことに、あの化物は足にべとりとくっついたままだ。
「力を無理矢理弱らせて容易に侵入できるようにするらしいぜ」
そんな言葉が頭を素通りしていく。
酸素不足と与えられた強烈な苦痛に、涼子はそれを処理できない。
「しっかしまぁ、趣味の悪いモノ作ってるな、魔蟲狂いの引き篭もりめ」
「……ぁ……あ…だっ……たよ…」
お前だって似たようなもの物だろうが……という台詞は出てこない。
苦痛から解かれた後、全身の感覚がまるでどこか別のところにあるようだ。
耳では確かに聞こえるし、何がどう動いているかも見えている。
しかし体を動かそうとしてもなかなか思うように動かない。
もぞもぞと床を動いていた――――刹那、違和感が大腿部を襲う。
「あぁ……あつ…い……」
例えるなら、火のついた手で尻を直接揉み込まれる。
しかし涼子の感覚器官はそれすらも薄弱にしか捉えられず、反応が鈍い。
その熱さは後門に押し入ろうとする魔紅蟲の与える熱さだった。
蟲の蠢く音だけが鮮明に聞こえてくる。
ずちゅずちゅぢゅぢゅちゅずちゅずちゅぢゅぢゅちゅずちゅずちゅずちゅぢゅぢゅちゅずちゅずちゅ
ずちゅぢゅぢゅちゅずちゅずちゅぢゅぢゅずちゅぢゅぢゅちゅずちゅずちゅずちゅぢゅぢゅちゅ
足の付け根に広がっていく熱さ。
器官に纏わりつき、徐々に血管へと麻痺液を送りこむ。
それにつれて腰から下にかけての感覚が、より一層鈍いものになっていく。
352 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:50:19 ID:RBUUmEYj
蟲の横から突き出した突起は裂け、その中から細い触手が伸びて刺さっている。
吸収の早い内臓に潜り込んだ触手がどくどくと魔液を送り込んでいる。
しかし涼子にはそのおぞましい事実が全く認識できていない。
「ぅ…ぁ……ぁ…ぁあ……」
からだが、かえられていく。
体中の組織が毒液によって熱く火照っていくのだけがわかる。
喉の調子は戻らないのに、身体の感覚神経だけが鋭敏に反応していくのがわかった。
部屋の中の濃く絡みつく様な熱気、そして対比される床の冷たさ。
秘部に張り付いている蟲のおぞましさも、皮膚も肛門の熱さも。
(何よこれ……身体がおかしい……んぅ…気持ち悪いぃ…うぁ……)
最もそれら感覚の鋭敏化もおぞましさも全ては副産物でしかないのだが。
そう、製作者の悪意がこめられたこの蟲が、それだけしか効果を持たないわけが無い。
涼子の身に起こっていた変化は、全て段階を踏んで彼女を堕としていくためのものだった。
気付けば、感覚が次第に元に戻りつつある。
肛門の異物は未だ剥がれず、もどかしさとおぞましさを与え続けている。
そう、蟲は更に奥へとずるずる潜り込んでいる。
痺れを撒き散らし、感覚を局所的に鈍くしながらじわじわと。
「何…中で…何を…やってるのよぉっ………」
ようやく声が戻ったと思うと、弱弱しい声しか出すことが出来ない。
ドーアは身の中で蠢く蟲のおぞましさに身体をくねらす涼子をじっと見つめていた。
……そろそろか。あいつが言ってた通り、感覚は一通り元に戻ってきたようだからな。
やっと第一段階、先はどれだけになるのやら。
353 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:50:51 ID:RBUUmEYj
涼子には肛門付近の肉が微小に痙攣を起こしているのがわかった。
細かく震えるその部分は、中から食い荒らされる事を拒絶しているようだ。
入り込んだ蟲の動きを目視することは既に不可能であった。
そのため、嫌でも身体の中に全神経が集中してしまう。
「んぅ……ん……ぅ………気持ち…悪い………」
尻の中でうねっているのがわかってしまい、おもわず足をもじもじさせる。
それによって少しでは在るが痒みに似た感覚が薄らぐ気がしていた。
身体をごろっとあお向けに転がし、尻を床の凹凸に擦りつけた。
少しでも、少しでもこの感覚から逃げていたい。
その考えからか、涼子のその様子がドーアに直視されているのも気付かなかった。
「ぅぁ…痒…んぁ………んん……ぁ……これ…いい……」
擦り付けは段々と強くなり、押し付けている部分より少し上の布地が湿ってきていた。
魔紅蟲を通した部分ではない、守られた女の部分。
そこの変化は微細だったが、涼子が夢中になっている行為の本質を物語っていた。
「…気持ち悪い…ん…ぁ……きもち…わるいの…ぁん……しないと………」
論理的であった思考はついに破綻し始め、行為事自体に意味を持たせていく。
おぞましさからの逃避であったはずの行為が、その感覚が消えたのに止められない。
尻全体を蝕んでいたはずの感触は今はなくなっている。
そしてそこから伝わる感覚は全て生理的快感に徐々に摩り替わり始めた。
「んぁっぁ……うぁ……んん……んぅ……」
行為が、ただ擦り付けるという行為が、気持ちよくなっている。
もどかしさの分得られる解放という麻薬が、じぶじぶと染み込み脳を犯している。
それを涼子の頭は危機であるとは認識できず、得られる快楽にひたすら溺れている。
354 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:51:27 ID:RBUUmEYj
「痒い……おしり…かゆ………ぅ…きもち……ぃ……おしり……いぃ……」
押し付けられるちからは先程よりも強くなっている。
秘部からはもはや隠しようが無い量の愛液が零れ落ちていた。
先ほどから、痒みがどんどんと強くなっている。
腕と足で身体を支えて強く揺するものの、得られる快感よりも鈍痒感の方が強かった。
頃合だ、と考えたドーアは用意させた手錠と鎖を繋ぎ、天井から垂らした。
そしてその手錠の輪を両手にかけてしまう。
「ひっ」
両手を挙げて腰を浮かした中途半端な状態で、涼子は拘束されてしまった。
それはつまり今までこすり付けていた床から尻を離すという事を意味している。
浸っていた温い快楽の中から引き摺りだされ、涼子に耐え難い痒みが襲ってきた。
「いやぁ…痒っ……痒いぃ……擦らせて、お尻擦らせてよっ………」
「はぁ?お前、仲間の為に体を売った奴の要求を聞くと思ってんのか?」
「うっ…あぁっ…痒いのぉ…お願い、お願いだから……」
「まったく、何様なんだよ、お前はよぉ!!」
振り上げたドーアの平手が派手な音を立てて涼子のふとももに炸裂する。
その瞬間、伝わってきた感覚に思わず身体が震える。
「―――――」
それは強烈な痛みでもなく強烈な恐れによるものでもなく―――快感。
尻たぶに伝わった衝撃によって打ち震えた、身体の歓喜の震えであった。
355 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:51:59 ID:RBUUmEYj
打たれた脚には当然ダメージがあるはずが、それも全く感じない。
いや、涼子にはそれを感じる事ができなかった。
「ほら、可哀想なお前にはこの棒を突っ込んでおいてやるよ」
「んひぃっ!!」
ぐりぐりと押し付けられたのはただの金属の棒。
しかし、その衝撃も痒みをとるには充分だった。
「ぁぁあ……ぁ…………あぁ…………」
「お? こんなので気持ち良くなっちまったか?」
「あ…ぇ………え?」
――――気持ちがいい?
違う、気持ち悪さから、痒さから逃れただけだ。
こんな事で、ナイトブルーの私が、気持ちよく、気持ちよく気持ちよく
気持ちよくない。気持ちよくないわけがない。
あの痒みから逃れるのなら、どんな刺激だって充分だ。
気持ちよかった。
気持ちよくなっている。自分の身体が。
お尻に棒を突っ込まれてぐりぐり押し込まれて
むりやり刺されてお尻の穴広げられて固い棒を突っ込まれて……
「きもち……ぃ……いい………」
理性の限界だった。
拘束された状態であの疼きを忘れるためには、この感覚に身を任せるしか無い。
痒みから逃れる開放感。背筋をぞくぞくと走る得体の知れない感覚。
それはもはや快感以外の何者でもなく。
そして涼子を快楽の泥沼へと引き摺り込む蜜毒の感覚だった。
356 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:52:32 ID:RBUUmEYj
違う、違うと快感を否定する声は未だにどこかでしている。
しかしそれが口から出る前に押し止められ、あられも無い嬌声だけが部屋に響く。
「きもち、ぁ…い…んん……ぁあ…」
身体がどろどろに溶かされ、腰から下が無くなってしまったようだ。
しかしその部分からは絶え間なく熱いうねりが押し寄せる。
まるで自分の身体でなくなってしまったかのように。
(そうだ……私じゃない…蟲がぁ……)
「蟲のせい……だよな」
ドーアが耳元でぼそりと呟く。
極低音のその声は驚くほど自然に受け入れられ、言葉が脳に染みこんでいく。
そう、腰にたまらなく甘美な感覚を与えてくれているのは蟲なのだ。
感じているのは涼子ではなく、蟲だ。
蟲のせいで蟲のお陰で蟲が……
頭の中で急速に回路が組み変えられていく。
脳内麻薬が尋常でないほど分泌され、蟲が神経を侵食する。
身体全体が熱くなり、やがてその熱は臀部へと移って行く。
最後まで残っていた理性の声はどこかへ押しやられ、消えた。
そして……そして、新しい牝が誕生した。
357 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・青の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:53:02 ID:RBUUmEYj
「あひっ、ひゃ、ああぁ……んぁ、ひゃぅ…うぁ…」
青い戦闘スーツは最早無残な姿に変わっており、下半身はほぼ丸出しの状態だった。
幹部の持つ長い金属棒が、ただ抜き差しされている。
しかもそれは女陰を貫くことなく、排泄器官であるはずの肛門を出入していた。
魔紅蟲の本来の効果。
それは、肛門性交のためだけに身体を作り変える効果だった。
どこかに消えたように見えた蟲は下半身全体と背骨へと寄生していた。
全ての感覚をシャットアウトし、ただただ痒みと快感のみを感じ取らせる。
「んんっ……んあっ、ぁんっ…ぅ……ぁんあ……」
眉を顰め、玉のような汗を浮かべながら与えられる満足感に浸る涼子。
その耳には何も聞こえておらず、その目には何も映っていない。
白痴じみた顔で涎をだらだらと零しながら、ドーアの手の動きに翻弄される。
決して激しく無いその刺激も、徐々に堕とそうというドーアの目論見である。
「ぁ、あぁ、んぅっ!……あふ、んん…ぃ……いぃ………」
ドーアが耳元で呪詛を呟くが、涼子は全く反応しない。
魔紅蟲の支配は完全なものとなった。
今例えば彼女に与える肛虐を止めたとすれば、再び愉悦に浸るためどんな事でも行うだろう。
もはや、肛門を中心として思考する人形であるといっても変わらない。
ほんの少し、理性が残っているとすれば。
それはドーアの最悪な嗜好によるものだ。
(コイツとイエローを引き合わせるってのも……クク、面白いことになりそうだ)
悪魔の笑いは、一晩中止まることは無かった。
358 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2008/01/28(月) 19:55:10 ID:RBUUmEYj
ここで終了です。
波が来れば今日みたいにすぐ1作品書けるんですが、なかなか……
他のもちょくちょく書いていきます。
では。
パラサイトエボリューション三話
279 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:33:13 ID:ZyBUFUb6
じゃ、投下させていただきます。ふたなり注意で。
パラサイトエボリューション3話
「やんやんっ!あ、あふぅぅぅぅうぅう…イクぅっ!」
ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ…。
麻紀が堕とされてから二時間ほど経って…。
いかにも今風の女の子といった小洒落た服を半分以上脱がされ、後ろからは胸を揉みしだかれつつ貫かれ、
口にはペニスを咥えさせられて喘いでいるのは佐伯和美その人である。彼女を犯しているのは智美で
ペニスを咥えさせているのは麻紀だ。
「私も…もう出ちゃうよ和姉っ…。」
「あ…私も…。飲みきれなかったら全部飲まなくてもいいですよっ…んっ…出るうっ!」
「ああぁぁああああーーーっ!」
全身を震わせて絶頂を迎える和美。
それから十分後。
「全くもう…あんたってばお姉ちゃんにこんな事してタダで済むと思ってる訳?」
「だって和姉にも早く“これ”をあげたかったんだもん…。やん、舐めちゃダメぇ~。」
反り返る智美のペニスにぴちゃぴちゃと嫌らしく舌を這わせながら和美が言った。
「あなたも智美をきちんと見ててくれなきゃダメじゃない。」
麻紀にも彼女のそそり立ったペニスをしごきながらやや強い口調で言う。
「すっ…すいません。んっ…んぅ…。出ちゃうん!」
どぴゅっ…どぴゅっ…どぴゅっ…。
だいぶ前に処女を失っており、経験豊富な和美の妙技の前に
二人は対抗できず、一斉に射精へと誘われていった。
その翌日…日曜日。
「それじゃ二人とも。準備はいいかしら?」
和美が楽しそうに言った。
その姿は今までの和美のコーディネイトとは明らかに違う扇情的な服装だ。
彼女の声を聞いて智美と麻紀か姿を現した。彼女ら二人はいつもと殆ど変わらない学校指定のブレザー、だが…。
これも凄まじく淫らな着こなしになっている。スカートの丈は極端に短くなっていて
ゆるく締めたネクタイとブラジャーをつけていないせいで
裸体が微妙に透けて見える上半身も淫らなことこの上ない。
「…あなたたちまたヤッてたの?…もう、限度ってものがあるでしょう。」
280 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:35:59 ID:ZyBUFUb6
和美がくんくんと匂いをかぎつつ呆れ顔で言った。
二人からは甘い香水のような匂いがしたのだ。淫液の匂いである。相手がこの香水状の匂いに気が付いた時はも遅いのだ。
その相手は程なくして強烈な媚薬であるこの匂いの虜にされてしまうだろう。
「…ち、違います。お母さんと利奈に寄生させた時に…そしたら智美が…」
利奈というのは麻紀の一つ下の妹で麻紀がツインテールなのに対し彼女の髪型はポニーテールだ。
明朗快活な性格でどっちかと言えば智美と仲がいい。麻紀は昨日の夜遅くになって
帰宅すると父親の精を絞りつくし、母親と利奈に生物を寄生させたのだ。この寄生型人類進化システムが廃棄された
一因として進化させる対象を女性にのみ限定し
男性は女性の餌として扱う点がある。セックスによって精をしぼりとり寄生生物の栄養としてしまうのだ。
「いいじゃん和姉。私から麻紀に植え付けても麻紀から私に植え付けても減らない計算になるし。
ていうか私の子が麻紀のあそこに入って他の人に植え付けられるんだよね…?
あう…そんなこと考えるとまたシたくなってくるのお…。」
「へ…変な事言わないでよ。わ、私まで盛っちゃうじゃない…あん、もうシたいのぉ…。」
二人の顔がたちまち紅潮していく。
「解った、解ったから続きは外、とりあえず外に出よう。」
和美はため息を付くと人差し指で頬を掻きながら言った。このまま家の中に居ても
御互い欲望をぶつけ合うばかりで埒が開かないというものだ。
3人は外に出ると少しばかり街中を歩いた。その間にも膣内に収めたペニスから伝わる刺激に
麻紀と智美は徐々に顔を赤らめていく。
「表通りじゃいろいろ不味いし、この辺で通りかかった人を…くす♪美人だったらいいな~…あら?」
町の外れの路地まで来たところで和美はその路地にはふさわしくない車が止まっている事に気が付いた。
パトカーだ。それもいわゆるアメリカンタイプの大型パトカーだ。乗っているのはさぞゴツい男に違いないと思いきや…。
「あーあ。こんな吹き溜まりをパトロールとはねえ。」
「文句言わないの。ここはこの間ひったくりがあった場所じゃない。
警戒はしないと。といっても…やっぱり退屈っちゃあ退屈よねえ。」
「二人ともまじめにやりなさい。」
281 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:38:52 ID:ZyBUFUb6
自嘲気味に言った二人をもう一人がたしなめる。3人とも通常とは違う彼女達が乗っているパトカーと同じように普通の警察官とは
違った制服を着ている。彼女達は警察の特殊交通課…いうなればエリート部隊で先日警視庁が成立したものだ。
能力はもとより警視庁の広告塔とするべく美人が多く採用されている。彼女達とて例外では無いようだ。
胸の大きさなんかも「寄生」されている自分達と比べても薄目で見ればそれほど違いは解らないほどである。
「……ターゲット決定、かな…。」
塀の影から彼らを覗きながら和美はぺろりと舌なめずりをすると
下腹部をその内部に潜む触手を宥めるように摩った。
いつのまにか和美と麻紀も顔を赤くして隣に立って居た。
三人のスカートの前は既に勃起しつつあるペニスに既に押し上げられ始めている。
「…ん?何、この匂い…。」
二人を嗜めて居たリーダー格のポニーテールの婦警…尾村光(おむらひかり)が怪訝そうな顔で言った。
何処からか植物系の香水に似た匂いが漂ってきたのだ。
「香水か何かの匂いじゃ…無いですか?でも、なんだか…いい匂い…。」
もう一人…最初にぼやいた長髪の婦警…氷川早苗(ひかわさなえ)の言葉は終わりの方が途切れ途切れになっている。
「なんだか…急に、眠い…。」
二番目に愚痴を言ったボーイッシュな外見の短髪の婦警、篠崎晶(しのざきあきら)も眠そうな声だ。
無論彼女達はこれが寄生された物達が状況に応じて様々な効果を付加(この場合は催眠・弛緩薬と媚薬のようだ)しつつ撒き散らす
特殊なフェロモンの匂いであることなど知るよしもない。三人が気を失うのにそう時間はかからなかった。
「う…ん。」
光が朦朧とする意識から冷めた時、そこはどうやら暗い倉庫のようだった。なんだか体がふわふわして
股の辺りが濡れているのが解る。
「あ、気が付きました?」
282 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:42:29 ID:ZyBUFUb6
脇で見守っていた少女…麻紀が言った。
「あっ…あなたは?ここは…っ!!」
そこで彼女ははじめて自分がどんな状況に置かれているかに気がついた。
制服は胸をはだけられ、ブラジャーは取っ払われてしまっている。
下着も同じでタイトスカートはそのままだが下着そのものは取っ払われてしまっているようだ。
体の何処も縛られている様子は無いが、動けない。
体の力が抜けてしまって動かないのだ。
ともかく異常な状況に置かれているのは解る。
くちゅくちゅ。
「ああっ…ああん、いいよぉ…。」
くちゅり。くちゅっ…。
「ふあん、ああん、いい…。」
不意に聞こえてきた卑猥な水音と喘ぎ声。
「晶っ!早苗っ!」
自分と同じ格好にされた晶と早苗があろうことか明らかに自分達より年下の女性にいいように弄ばれている。
晶は短髪の少女…智美に、早苗は長髪の女性…和美に秘所を弄られてあられもなくもがいていた。
「あなたっ…一体何をっ…ひゃうう!」
股を開かされるとクリトリスを擦りあげられてあられもない声をあげる光。
「あなたたちにとってもいい物をあげようと思いましてね。あふ…ん…。」
麻紀は淫蕩に微笑む。
くちゅ…くちゅ…
彼女はよがり声をあげながら自分の秘裂に指を突っ込み始めた。
しばしそのままいじり続ける。そして不意に秘所からこぼれ落ちた物を手で掬った。
「ふふふっ…」
麻紀の手の上にはぷるぷると動くゼリー状の物体…麻紀達にも昨日寄生したあの生物だ。そして、そのままそれを光の秘所に近づけていく。
智美と和美も同じように早苗と晶にそれをあてがった。寄生生物は迷う事無くそれぞれの胎内に入り込んでいった。
「う゛う゛う゛っ!」
気色悪い感覚に呻き声を挙げる光。だがそれも僅かの間だ。
283 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:44:07 ID:ZyBUFUb6
寄生虫達はあっという間に三人と融合をとげる。
「あ、あ、あああああ!」
「ん、うんんんんんん!」
早苗と晶が肩を突っ張らせてよがった。誇り高い法の守護者の象徴とも言うべき
彼女達の制服はもはや淫乱を際立たせるパーツとしか機能していない。
くねくねと妖しく動く腰の中心で秘唇がぱくぱくと口を開き、愛液をまき散らし始めた。
まるで本物の唇が何かを呑み込んでいるようにも見える。そして、やがて…。
ぐちゅうっっ…びくん…びくん…。
麻紀や智美に勝るとも劣らない大きさのペニスが脈動しながら唇を割って現われた。
「あら?」
「晶…早苗…くっ…ん!んんんんっ…!」
早苗や晶に現われた変化が光には起こっていない事に気がついた麻紀が不思議そうな声を挙げた。
光の秘所からは愛液が一筋、また一筋と時折垂れていく以外に目だった変化は無い。
「………♪。」
くちゅり、
光が必死に歯を食いしばっている事に気がついた麻紀は悪戯っぽい笑みを浮かべると
不意に彼女の秘所に指を差し込んだ。
「ひゃうううううううん!」
光が涙を流しながら快楽に喘ぐ。しばらく彼女の膣内を探った麻紀がクスクスと笑った。
なんてことはない。彼女にも早苗や晶と同じ変化が訪れようとしていたのだ。
変化が無いように見えたのは単なる痩せ我慢だったらしい。
「ああ、やっぱりね…辛抱強いのは認めるけど我慢なんかしないほうがいいですよ。乳首だってこんなにしちゃってるクセに。
それにしても美味しそうですね。この乳首…。」
ちゅっ…
「ひゃうううううん!あっ!あっ!あーーーーっ!」
284 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:46:35 ID:ZyBUFUb6
「ひゃうううううん!あっ!あっ!あーーーーっ!」
麻紀がピンと勃った光の乳首をやさしくついばむ。あられもなく喘ぐ光、そして彼女の
気がいっとき緩んだその瞬間。
ぐちゃり…。
光の股間にもペニスが生えた。
「あらら~。我慢なんかしてたわりに他のお二人さんより大きいのが生えてきましたね。
本当はあなた、みかけよりずーっと淫乱なんじゃないですか?」
「そんな事無い!ひい…ひいいいっ…こんな気持ち悪いの嫌あ!とってよおっ!とって…あううううん!」
長いポニーテールを振り回し、泣き叫ぶ。しかしその叫び声は途中から喘ぎ声に変わった。
麻紀が勢いよく彼女のペニスを擦り始めたのだ。
「あっあっあっあっあっ…ああああああっ…!」
しゅこしゅこ…しこしこしこ…こすこす、にちゃにちゃ。
「ほらほら、これでも嫌ですか?気持ち悪いですか?ほら、射精しちゃいますよ~。」
どくっ!どくっ!どくっ!光のペニスが吼えた。のたうちながら精液が迸り、数メートル先の床を汚していく。
「やあんっ!」
どぴゅっ…どくん!
「はあああっ!でるっ!」
びゅくっ…びゅくん!
それとほぼ同時に晶と早苗も勢いでやや負けるものの強烈な射精を体験していた。
「わあ、強烈。」
「一杯出たわねえ。」
それぞれ晶と早苗を堕としていた智美と和美が感心したような声をあげた。
「はあん、気持ち良いの、もっと出してえ。」
「おちんちん、いい…。」
晶と早苗から理性の光が完全に消えた。一足先に二人は完全に堕ちたらしい。
くねりくねりと体をよじらせ、顔を赤く上気させ表情を緩ませながら智美と和美の二人と体を絡ませ始めた。
「こ…ん…なの…だめ…えっちなの…だめ…。んむふうっ!」
ほとんどトリップした表情でなおも抗い続ける光。そんな光の唇を麻紀が塞ぎ、唾液を流し込んだ。
285 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:48:40 ID:ZyBUFUb6
同時に左手を萎えかけた彼女のペニスに添えてしこしこと擦りはじめる。
「全く仕方無い人ですねえ…いいですか…?発想を変えるんですよ。私達の仲間になったら…
寄生されたらみんなすべからくエッチになっちゃうんです。つまり…エッチじゃない方がおかしいんですよ。」
「えっちじゃないほうが…おかしい?」
唇を離すと彼女の耳元で囁く麻紀。言霊効果が光の脳を浸食していく。虚ろな顔で問い返す光。
「そうです。気持ち良い事をしたいというは寄生された人じゃなくったって当たり前の事。それを制御しようというのがそもそも
おかしいんですよ。これが当たり前だし、正しいんです…そしてこれをみんなに寄生させる事で
伝えるのがこれが本来あなたたち警察が従うべき法律なんですよ。」
「したがうべき、ほうりつ…これが…みんなにきせいさせるのがわたしたちの
おしごと…きもちいいの…気持ち良いの、いいのお!」
虚ろだった光の瞳が輝き、脳がまともな思考能力と意識を取り戻していく。もっともその中身は
以前の彼女とは全く違った新しい常識に書き換えられてしまっているのだが。
「ふっきれたみたいですね。ほら、もう堪え切れないんじゃないですか?我慢しなくてもいいんですよ?」
しこしこ、こしゅこしゅっ…!
「あん♪我慢なんかする訳無いじゃない。ね。早く出させてよ。これ…最高っ!」
「焦らずに…ほら、フィニッシュです!」
「ああああああん!」
どくっ…どくっ…どくぅん!
先ほどよりもさらに凄まじい、射精。
「はあ…はあ…はあ…。」
「どうです?とってもいいでしょ?これであなた…んむ?」
くちゅう…。
麻紀の唇を光が塞いだ。
286 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:50:44 ID:ZyBUFUb6
「ええ、とっても気持ちよかったわ。今度はさっまでの仕返しとお礼をかねて私が可愛がってあ・げ・るっ♪」
「あの、た、確かに私ももう我慢出来ませんけど…」
「これって…こういう使い方も出来るらしいのよねえ。」
光の声とともに彼女のペニスがぴくぴくと震える。と、突然ペニスがウネウネとまるで蛇のごとくのたうちながら
伸び始めたではないか。
「さしずめ触手ペニスってとこかしら…。あん。うふふふ…。」
口元へ持ってきた触手ペニスをぺろりと一舐めすると喘ぎ声を漏らす光。そしてそのまま
触手の先端を麻紀の秘所に挿し込むべく狙いを定める。
じゅぷりっ…。
「あの、こういう技って主人公格の私や智美から使えるようになるのが普通じゃあ…。ああああああん!」
「まあ、作者が作者だからねえ…。んんんっ…。あん、熱くって狭くってとってもいいわよ。あなたの膣…。」
笑みを浮かべつつ勢いよく触手を麻紀にうずめていく光。えもいわれぬ快感が彼女と麻紀を襲った。
周りを見れば、晶と早苗も触手ペニスをいまにも智美と和美に挿入しようとしている。
それから一時間後。
「……よし、と…。」
晶と早苗、そして光が身だしなみを整えると窓に映った自分の姿を見ながら
服装が乱れていないか念入りにチェックしていた。
彼女達ははためには心なしか胸が大きくなった程度にしか変化は無かった。
だが中身は極限まで淫乱に作り変えられてしまっているのだ。
その後ろでは一時間彼女達に貫かれまくった智美、和美、麻紀の三人がへとへとになっている。
そのとき。
「光先輩、早苗先輩。晶先輩…こんなところで何を…?」
建物の入り口には彼女らと同じくエリート部隊の制服に身を包んだややあどけない顔立ちの婦警が三人怪訝そうな顔をしている。
連絡が付かないのを不審に思って探しに来た光達の後輩だ。
「こりゃあ、また身だしなみ整えなおさなくちゃいけなくなりそうだなあ。」
「あの子達はへとへとみたいだし私達だけで楽しんじゃいますか。まあ、仕方無いですよね♪」
呆れたように晶が、そして智美達を振り返りながら早苗が言った。
「ここまで探しにきてくれたの?悪いわねえ。でもなんとも無いから。クス…それにしてもあなたたちって三人とも、近くで見ると
結構美人よね…。ちょっと嫉妬しちゃうわ。」
光が素早く先頭の婦警に口付け、晶と早苗も次々と残り二人の唇を塞いでいく。
彼女らが堕とされるのに時間はかからなかった。
287 パラエボの人 sage 2008/01/18(金) 20:56:13 ID:ZyBUFUb6
ここまでです。
次回は智美達に対抗しようとする勢力とか
智美達の同業者(?)といった別の勢力が登場する予定。
いずれにせよ空の心霊研究部と被らないようにしないとなあ…。
じゃ、投下させていただきます。ふたなり注意で。
パラサイトエボリューション3話
「やんやんっ!あ、あふぅぅぅぅうぅう…イクぅっ!」
ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ…。
麻紀が堕とされてから二時間ほど経って…。
いかにも今風の女の子といった小洒落た服を半分以上脱がされ、後ろからは胸を揉みしだかれつつ貫かれ、
口にはペニスを咥えさせられて喘いでいるのは佐伯和美その人である。彼女を犯しているのは智美で
ペニスを咥えさせているのは麻紀だ。
「私も…もう出ちゃうよ和姉っ…。」
「あ…私も…。飲みきれなかったら全部飲まなくてもいいですよっ…んっ…出るうっ!」
「ああぁぁああああーーーっ!」
全身を震わせて絶頂を迎える和美。
それから十分後。
「全くもう…あんたってばお姉ちゃんにこんな事してタダで済むと思ってる訳?」
「だって和姉にも早く“これ”をあげたかったんだもん…。やん、舐めちゃダメぇ~。」
反り返る智美のペニスにぴちゃぴちゃと嫌らしく舌を這わせながら和美が言った。
「あなたも智美をきちんと見ててくれなきゃダメじゃない。」
麻紀にも彼女のそそり立ったペニスをしごきながらやや強い口調で言う。
「すっ…すいません。んっ…んぅ…。出ちゃうん!」
どぴゅっ…どぴゅっ…どぴゅっ…。
だいぶ前に処女を失っており、経験豊富な和美の妙技の前に
二人は対抗できず、一斉に射精へと誘われていった。
その翌日…日曜日。
「それじゃ二人とも。準備はいいかしら?」
和美が楽しそうに言った。
その姿は今までの和美のコーディネイトとは明らかに違う扇情的な服装だ。
彼女の声を聞いて智美と麻紀か姿を現した。彼女ら二人はいつもと殆ど変わらない学校指定のブレザー、だが…。
これも凄まじく淫らな着こなしになっている。スカートの丈は極端に短くなっていて
ゆるく締めたネクタイとブラジャーをつけていないせいで
裸体が微妙に透けて見える上半身も淫らなことこの上ない。
「…あなたたちまたヤッてたの?…もう、限度ってものがあるでしょう。」
280 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:35:59 ID:ZyBUFUb6
和美がくんくんと匂いをかぎつつ呆れ顔で言った。
二人からは甘い香水のような匂いがしたのだ。淫液の匂いである。相手がこの香水状の匂いに気が付いた時はも遅いのだ。
その相手は程なくして強烈な媚薬であるこの匂いの虜にされてしまうだろう。
「…ち、違います。お母さんと利奈に寄生させた時に…そしたら智美が…」
利奈というのは麻紀の一つ下の妹で麻紀がツインテールなのに対し彼女の髪型はポニーテールだ。
明朗快活な性格でどっちかと言えば智美と仲がいい。麻紀は昨日の夜遅くになって
帰宅すると父親の精を絞りつくし、母親と利奈に生物を寄生させたのだ。この寄生型人類進化システムが廃棄された
一因として進化させる対象を女性にのみ限定し
男性は女性の餌として扱う点がある。セックスによって精をしぼりとり寄生生物の栄養としてしまうのだ。
「いいじゃん和姉。私から麻紀に植え付けても麻紀から私に植え付けても減らない計算になるし。
ていうか私の子が麻紀のあそこに入って他の人に植え付けられるんだよね…?
あう…そんなこと考えるとまたシたくなってくるのお…。」
「へ…変な事言わないでよ。わ、私まで盛っちゃうじゃない…あん、もうシたいのぉ…。」
二人の顔がたちまち紅潮していく。
「解った、解ったから続きは外、とりあえず外に出よう。」
和美はため息を付くと人差し指で頬を掻きながら言った。このまま家の中に居ても
御互い欲望をぶつけ合うばかりで埒が開かないというものだ。
3人は外に出ると少しばかり街中を歩いた。その間にも膣内に収めたペニスから伝わる刺激に
麻紀と智美は徐々に顔を赤らめていく。
「表通りじゃいろいろ不味いし、この辺で通りかかった人を…くす♪美人だったらいいな~…あら?」
町の外れの路地まで来たところで和美はその路地にはふさわしくない車が止まっている事に気が付いた。
パトカーだ。それもいわゆるアメリカンタイプの大型パトカーだ。乗っているのはさぞゴツい男に違いないと思いきや…。
「あーあ。こんな吹き溜まりをパトロールとはねえ。」
「文句言わないの。ここはこの間ひったくりがあった場所じゃない。
警戒はしないと。といっても…やっぱり退屈っちゃあ退屈よねえ。」
「二人ともまじめにやりなさい。」
281 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:38:52 ID:ZyBUFUb6
自嘲気味に言った二人をもう一人がたしなめる。3人とも通常とは違う彼女達が乗っているパトカーと同じように普通の警察官とは
違った制服を着ている。彼女達は警察の特殊交通課…いうなればエリート部隊で先日警視庁が成立したものだ。
能力はもとより警視庁の広告塔とするべく美人が多く採用されている。彼女達とて例外では無いようだ。
胸の大きさなんかも「寄生」されている自分達と比べても薄目で見ればそれほど違いは解らないほどである。
「……ターゲット決定、かな…。」
塀の影から彼らを覗きながら和美はぺろりと舌なめずりをすると
下腹部をその内部に潜む触手を宥めるように摩った。
いつのまにか和美と麻紀も顔を赤くして隣に立って居た。
三人のスカートの前は既に勃起しつつあるペニスに既に押し上げられ始めている。
「…ん?何、この匂い…。」
二人を嗜めて居たリーダー格のポニーテールの婦警…尾村光(おむらひかり)が怪訝そうな顔で言った。
何処からか植物系の香水に似た匂いが漂ってきたのだ。
「香水か何かの匂いじゃ…無いですか?でも、なんだか…いい匂い…。」
もう一人…最初にぼやいた長髪の婦警…氷川早苗(ひかわさなえ)の言葉は終わりの方が途切れ途切れになっている。
「なんだか…急に、眠い…。」
二番目に愚痴を言ったボーイッシュな外見の短髪の婦警、篠崎晶(しのざきあきら)も眠そうな声だ。
無論彼女達はこれが寄生された物達が状況に応じて様々な効果を付加(この場合は催眠・弛緩薬と媚薬のようだ)しつつ撒き散らす
特殊なフェロモンの匂いであることなど知るよしもない。三人が気を失うのにそう時間はかからなかった。
「う…ん。」
光が朦朧とする意識から冷めた時、そこはどうやら暗い倉庫のようだった。なんだか体がふわふわして
股の辺りが濡れているのが解る。
「あ、気が付きました?」
282 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:42:29 ID:ZyBUFUb6
脇で見守っていた少女…麻紀が言った。
「あっ…あなたは?ここは…っ!!」
そこで彼女ははじめて自分がどんな状況に置かれているかに気がついた。
制服は胸をはだけられ、ブラジャーは取っ払われてしまっている。
下着も同じでタイトスカートはそのままだが下着そのものは取っ払われてしまっているようだ。
体の何処も縛られている様子は無いが、動けない。
体の力が抜けてしまって動かないのだ。
ともかく異常な状況に置かれているのは解る。
くちゅくちゅ。
「ああっ…ああん、いいよぉ…。」
くちゅり。くちゅっ…。
「ふあん、ああん、いい…。」
不意に聞こえてきた卑猥な水音と喘ぎ声。
「晶っ!早苗っ!」
自分と同じ格好にされた晶と早苗があろうことか明らかに自分達より年下の女性にいいように弄ばれている。
晶は短髪の少女…智美に、早苗は長髪の女性…和美に秘所を弄られてあられもなくもがいていた。
「あなたっ…一体何をっ…ひゃうう!」
股を開かされるとクリトリスを擦りあげられてあられもない声をあげる光。
「あなたたちにとってもいい物をあげようと思いましてね。あふ…ん…。」
麻紀は淫蕩に微笑む。
くちゅ…くちゅ…
彼女はよがり声をあげながら自分の秘裂に指を突っ込み始めた。
しばしそのままいじり続ける。そして不意に秘所からこぼれ落ちた物を手で掬った。
「ふふふっ…」
麻紀の手の上にはぷるぷると動くゼリー状の物体…麻紀達にも昨日寄生したあの生物だ。そして、そのままそれを光の秘所に近づけていく。
智美と和美も同じように早苗と晶にそれをあてがった。寄生生物は迷う事無くそれぞれの胎内に入り込んでいった。
「う゛う゛う゛っ!」
気色悪い感覚に呻き声を挙げる光。だがそれも僅かの間だ。
283 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:44:07 ID:ZyBUFUb6
寄生虫達はあっという間に三人と融合をとげる。
「あ、あ、あああああ!」
「ん、うんんんんんん!」
早苗と晶が肩を突っ張らせてよがった。誇り高い法の守護者の象徴とも言うべき
彼女達の制服はもはや淫乱を際立たせるパーツとしか機能していない。
くねくねと妖しく動く腰の中心で秘唇がぱくぱくと口を開き、愛液をまき散らし始めた。
まるで本物の唇が何かを呑み込んでいるようにも見える。そして、やがて…。
ぐちゅうっっ…びくん…びくん…。
麻紀や智美に勝るとも劣らない大きさのペニスが脈動しながら唇を割って現われた。
「あら?」
「晶…早苗…くっ…ん!んんんんっ…!」
早苗や晶に現われた変化が光には起こっていない事に気がついた麻紀が不思議そうな声を挙げた。
光の秘所からは愛液が一筋、また一筋と時折垂れていく以外に目だった変化は無い。
「………♪。」
くちゅり、
光が必死に歯を食いしばっている事に気がついた麻紀は悪戯っぽい笑みを浮かべると
不意に彼女の秘所に指を差し込んだ。
「ひゃうううううううん!」
光が涙を流しながら快楽に喘ぐ。しばらく彼女の膣内を探った麻紀がクスクスと笑った。
なんてことはない。彼女にも早苗や晶と同じ変化が訪れようとしていたのだ。
変化が無いように見えたのは単なる痩せ我慢だったらしい。
「ああ、やっぱりね…辛抱強いのは認めるけど我慢なんかしないほうがいいですよ。乳首だってこんなにしちゃってるクセに。
それにしても美味しそうですね。この乳首…。」
ちゅっ…
「ひゃうううううん!あっ!あっ!あーーーーっ!」
284 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:46:35 ID:ZyBUFUb6
「ひゃうううううん!あっ!あっ!あーーーーっ!」
麻紀がピンと勃った光の乳首をやさしくついばむ。あられもなく喘ぐ光、そして彼女の
気がいっとき緩んだその瞬間。
ぐちゃり…。
光の股間にもペニスが生えた。
「あらら~。我慢なんかしてたわりに他のお二人さんより大きいのが生えてきましたね。
本当はあなた、みかけよりずーっと淫乱なんじゃないですか?」
「そんな事無い!ひい…ひいいいっ…こんな気持ち悪いの嫌あ!とってよおっ!とって…あううううん!」
長いポニーテールを振り回し、泣き叫ぶ。しかしその叫び声は途中から喘ぎ声に変わった。
麻紀が勢いよく彼女のペニスを擦り始めたのだ。
「あっあっあっあっあっ…ああああああっ…!」
しゅこしゅこ…しこしこしこ…こすこす、にちゃにちゃ。
「ほらほら、これでも嫌ですか?気持ち悪いですか?ほら、射精しちゃいますよ~。」
どくっ!どくっ!どくっ!光のペニスが吼えた。のたうちながら精液が迸り、数メートル先の床を汚していく。
「やあんっ!」
どぴゅっ…どくん!
「はあああっ!でるっ!」
びゅくっ…びゅくん!
それとほぼ同時に晶と早苗も勢いでやや負けるものの強烈な射精を体験していた。
「わあ、強烈。」
「一杯出たわねえ。」
それぞれ晶と早苗を堕としていた智美と和美が感心したような声をあげた。
「はあん、気持ち良いの、もっと出してえ。」
「おちんちん、いい…。」
晶と早苗から理性の光が完全に消えた。一足先に二人は完全に堕ちたらしい。
くねりくねりと体をよじらせ、顔を赤く上気させ表情を緩ませながら智美と和美の二人と体を絡ませ始めた。
「こ…ん…なの…だめ…えっちなの…だめ…。んむふうっ!」
ほとんどトリップした表情でなおも抗い続ける光。そんな光の唇を麻紀が塞ぎ、唾液を流し込んだ。
285 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:48:40 ID:ZyBUFUb6
同時に左手を萎えかけた彼女のペニスに添えてしこしこと擦りはじめる。
「全く仕方無い人ですねえ…いいですか…?発想を変えるんですよ。私達の仲間になったら…
寄生されたらみんなすべからくエッチになっちゃうんです。つまり…エッチじゃない方がおかしいんですよ。」
「えっちじゃないほうが…おかしい?」
唇を離すと彼女の耳元で囁く麻紀。言霊効果が光の脳を浸食していく。虚ろな顔で問い返す光。
「そうです。気持ち良い事をしたいというは寄生された人じゃなくったって当たり前の事。それを制御しようというのがそもそも
おかしいんですよ。これが当たり前だし、正しいんです…そしてこれをみんなに寄生させる事で
伝えるのがこれが本来あなたたち警察が従うべき法律なんですよ。」
「したがうべき、ほうりつ…これが…みんなにきせいさせるのがわたしたちの
おしごと…きもちいいの…気持ち良いの、いいのお!」
虚ろだった光の瞳が輝き、脳がまともな思考能力と意識を取り戻していく。もっともその中身は
以前の彼女とは全く違った新しい常識に書き換えられてしまっているのだが。
「ふっきれたみたいですね。ほら、もう堪え切れないんじゃないですか?我慢しなくてもいいんですよ?」
しこしこ、こしゅこしゅっ…!
「あん♪我慢なんかする訳無いじゃない。ね。早く出させてよ。これ…最高っ!」
「焦らずに…ほら、フィニッシュです!」
「ああああああん!」
どくっ…どくっ…どくぅん!
先ほどよりもさらに凄まじい、射精。
「はあ…はあ…はあ…。」
「どうです?とってもいいでしょ?これであなた…んむ?」
くちゅう…。
麻紀の唇を光が塞いだ。
286 パラサイトエボリューション3話 sage 2008/01/18(金) 20:50:44 ID:ZyBUFUb6
「ええ、とっても気持ちよかったわ。今度はさっまでの仕返しとお礼をかねて私が可愛がってあ・げ・るっ♪」
「あの、た、確かに私ももう我慢出来ませんけど…」
「これって…こういう使い方も出来るらしいのよねえ。」
光の声とともに彼女のペニスがぴくぴくと震える。と、突然ペニスがウネウネとまるで蛇のごとくのたうちながら
伸び始めたではないか。
「さしずめ触手ペニスってとこかしら…。あん。うふふふ…。」
口元へ持ってきた触手ペニスをぺろりと一舐めすると喘ぎ声を漏らす光。そしてそのまま
触手の先端を麻紀の秘所に挿し込むべく狙いを定める。
じゅぷりっ…。
「あの、こういう技って主人公格の私や智美から使えるようになるのが普通じゃあ…。ああああああん!」
「まあ、作者が作者だからねえ…。んんんっ…。あん、熱くって狭くってとってもいいわよ。あなたの膣…。」
笑みを浮かべつつ勢いよく触手を麻紀にうずめていく光。えもいわれぬ快感が彼女と麻紀を襲った。
周りを見れば、晶と早苗も触手ペニスをいまにも智美と和美に挿入しようとしている。
それから一時間後。
「……よし、と…。」
晶と早苗、そして光が身だしなみを整えると窓に映った自分の姿を見ながら
服装が乱れていないか念入りにチェックしていた。
彼女達ははためには心なしか胸が大きくなった程度にしか変化は無かった。
だが中身は極限まで淫乱に作り変えられてしまっているのだ。
その後ろでは一時間彼女達に貫かれまくった智美、和美、麻紀の三人がへとへとになっている。
そのとき。
「光先輩、早苗先輩。晶先輩…こんなところで何を…?」
建物の入り口には彼女らと同じくエリート部隊の制服に身を包んだややあどけない顔立ちの婦警が三人怪訝そうな顔をしている。
連絡が付かないのを不審に思って探しに来た光達の後輩だ。
「こりゃあ、また身だしなみ整えなおさなくちゃいけなくなりそうだなあ。」
「あの子達はへとへとみたいだし私達だけで楽しんじゃいますか。まあ、仕方無いですよね♪」
呆れたように晶が、そして智美達を振り返りながら早苗が言った。
「ここまで探しにきてくれたの?悪いわねえ。でもなんとも無いから。クス…それにしてもあなたたちって三人とも、近くで見ると
結構美人よね…。ちょっと嫉妬しちゃうわ。」
光が素早く先頭の婦警に口付け、晶と早苗も次々と残り二人の唇を塞いでいく。
彼女らが堕とされるのに時間はかからなかった。
287 パラエボの人 sage 2008/01/18(金) 20:56:13 ID:ZyBUFUb6
ここまでです。
次回は智美達に対抗しようとする勢力とか
智美達の同業者(?)といった別の勢力が登場する予定。
いずれにせよ空の心霊研究部と被らないようにしないとなあ…。