スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー3
693 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー3 sage 2011/03/16(水) 21:18:42.03 ID:53QVOTPv
毒々しくも鮮やかな紫色のロングヘアとアイシャドウ。
縦に走った瞳孔とスミレ色の光彩。
その瞳は細く流麗で、妖魔というイメージとはかけ離れた、穏やかな顔つき。
まあ、見かけだけは。
体格は華奢だけど、おっぱいと尻と比較して細いウエストとのギャップが激しい。
身長も女性にしては割と高い為、スラリとしたモデルのよう。
ミーナ……私自身は、ほんわかムチムチ系美少女(自称)に改造された感じがあるけれど、
対してこの妖魔は、スレンダー系美女と言ったところかしら。
彼女の衣装は、胸と股布が無い、光沢がかった黒いコルセットドレス。
以前生地に触った時は、冷たくツルリとした感触と共に凸凹があったので、蛇皮だったと思う。
それと同じ生地であしらわれたロングブーツに、サテン地の様な黒いグローブ。
それらの衣装が、より彼女の素性を強調しているようだった。
つまるところ、ド変態。
しかしながら変態レベルに於いてはご主人様の足下にも及ばないので、ホッと安心。
安心してどうする。
その、私が今まで遭遇した中で最も美しく、最も強い妖魔が、
私の目前にいたのには驚いた。
それにしても、ご主人様の部屋は2階に位置しており窓も開いておらず、
いつ、どこから、どうやって登場したのかすら、全く見当がつかない。
そもそも、前回エンカウントした時(未収録)に察知した筈の、忌々しい妖気を感じなかったし。
「ウフッ、いや……人並み外れた"気"を感じたから、ちょっとお邪魔してみたのよ。
そろそろ"性徴"を迎えはじめる頃かなーと思ってたら……随分と進んでたので、驚いちゃった」
「な、何を訳の解らないこと言ってるのよっ!?」
ご主人様を庇うように前に出て、今度こそは彼女を確実に仕留めようと、身構える――……
……――って、アレ?
私、どうして……目の前で微笑みかけている彼女を敵視しているんだっけ?
堅い面持ちから、突如としてキョトンという顔つきになった私を見てか、彼女は優しく語りかける。
まるで、私達が敵同士であったことなんて、忘れているかのように。
「貴女の匂いや気は憶えてるんだけど……ええと……誰、でしたっけ?」
前回戦い始めた際(未収録)に、名乗りを上げていたはずなのに。
この女、痴呆症?
ならば仕方ないわ! もう一度、名乗らせて頂こう!
私は、退魔――……・・・・・・……――
「ミーナ、ご主人様専用オナペットのミーナですっ」
アレ?
私ったら自己紹介の前に、なんか関係ないこと喋ろうとしてた気がするんですが?
この私、痴呆症?
「可愛らしい名前ね、ミーナ。そう、貴女は既に、"退魔師"のアナタではなくなっているのね」
私が、退魔師だった? ……ああー。
確かに言われてみれば、そんなことも、やってた気がする。
でも、なんで退魔師なんか、危い仕事、やっていたんだろ?
そんなことよりも、ご主人様のおちんぽが大好きな、かわいい愛猫でいたかった筈なのに。
そう思うと、身体の力みが、自然と抜けていく。
「そうよ。貴女は私を怖がる必要なんて何もないわよね。ご主人様を奪いに来た訳でもなし」
うん、そうだ……。
言われてみればその通りだ。
もう敵同志じゃないんだもん。
694 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー3 sage 2011/03/16(水) 21:19:17.45 ID:53QVOTPv
「……あら? この絵って……ふうん、そうなの。貴女、この娘になりたかったの」
ふと、私が描かれているエロゲのパッケージを手に取り、妖魔は語る。
なんだか少し、恥ずかしい。
「ご主人様と結ばれるために、この娘に身体を変化させ、衣装まで作り込んだのね。良くできてる。
貴女に注ぎ込んだ、私のコドモ達を使って……。お手伝いができて、母である私も光栄だわ」
そうだ。この人は私に、願いが叶う触手を与えてくれたんだった。
だから私はこうして、ねんがんのご主人様のエクスカリバーを膣に入れることができたんだ。
そんな恩人に敵意を向けていただなんて、私のバカ……。
「そうそう、あなたのご主人様の事なんだけど……彼からはもう、何も出てこないわ」
「え、えええっ!? そ、そんなぁ……!」
実のところ、そんな予感はしていた。
だけど、それを認めたくなかったのも事実。
現実を突きつけられてしまい、呆然としてしまう。
その隙に女妖魔は私の背後に回り、後ろからギュッと抱きしめ、耳元で囁いた。
「……美味しかったのでしょう? 彼のお口から出てきた、"精気"が……♪」
「……う、うああ、あああああんっ♪」
後悔の溜息と、絶望の嘆息と、欲情の吐息が入り交じった声を、思わずあげてしまった。
ご主人様の口から吸っていたのって、
すなわち、ご主人様の"精気"……つまり、人間の"魂源"、だったんだ。
それでもあの味を思い出すと、再び喉が、あの"何か"……
"精気"を切望するかの如く、のどが鳴る。
勿論……以前、退魔師をしていたから、知識では知っている。
精気を吸い尽くされた人間は、心臓の鼓動を打ち続けたまま思考能力を失われるという事を。
そして、その精気を吸う者の名を、こう呼ぶ。
"妖魔"、と。
「え……じゃ、じゃあ、わたし、私って……!」
人間であるという自覚をボロボロに崩され、
衝撃と恐怖と失意から、涙腺が緩み始める。
それを悟った女妖魔は、私を振り向かせ、再び抱きしめた。
私の顔を、今の私と同等かそれ以上に大きく、柔らかな両峰へと埋めた。
「いいのよ……悲しむ必要なんて何もない。
今は混乱しているだけ。貴女は、何も考えなくていい」
「うっ……う、うん。。。っ」
柔らかな温かさと、ほのかに甘い匂いに包まれると、
不思議と私の心は和らいでいった。
顔を左右に振って、その感触を愉しむ。
まるで、甘えるかのように。無心になって。
もっと……こうしていたい。
こうしていると、ご主人様であったモノが消えてしまったことだって、
自分が既に元には戻れないほどに変わってしまったことだって、
優しい女性の言葉通り、全て何処か遠くへと行ってしまうのであった。
「それに、そのご主人様だって、所詮はただの"人間"よ。"私達"と比べても、脆い存在。
人間相手に、あなたが精魂込めて御奉仕しても、すぐに貴女の元を去ってしまうわ。
それに彼が喩え不死の身体だったとしても、性格的に飽きるのも早そう。そう思わない?」
女妖魔の胸の中で、ビクッと震える。
その震えを取り去るために、再び胸に顔を押しつける。
そんな私の頭の上に手を置き、フサフサの両耳ごと頭をなでなでしてくれた。
「ウフフ……とても愛らしいのね。でも、こんな可愛い娘をペットにできない人間なんて……
このままだと一生、上と下のお口の乾きも、心の渇きも、
何も満たせぬまま、全てを我慢して生きるしかなくなってしまうわ……困ったわね」
「それじゃあ!わ、わたし、どうすれば……いいの……?」
ガバッと顔をあげた私は、思わず女妖魔に頼りすがっていた。
その切望に、彼女は即座に返答してくれた。
「ひとつ、いい方法を思いついたわ。ミーナちゃんを幸せにしてあげられる、一つの方法が」
695 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー3 sage 2011/03/16(水) 21:19:57.27 ID:53QVOTPv
私を抱きしめていた腕の力を緩め、彼女は背中から生えた複数の触手から一本だけを器用に動かし、
私の目前に持ってきた。先日、私の体内に注がれたものと同一のもの。
退魔師だったときの私にとって、それは恐怖と邪淫の象徴でしかなかった。
しかし、ヌラヌラとした光沢、グロテスクだが淫靡な文様、
ご主人様の陰茎を若干上回る太さ……
それを見せられた瞬間、私の子宮がキュンと疼き、身体に熱い炎が灯る。
まるで、条件反射。
膝から下に力が入らなくなり、膝立ち状態になりながらも、
腰を突き出してゆれる尻尾を立てる。
息を荒立て、独特の芳香を肺いっぱいに吸い込みながら、それを物欲しげに見ていた。
「ウフっ、いてもたってもいられないみたいね。じゃあ……これを、お口でイカせなさい」
「……は、はい」
呆然としながらも顎を開けると、触手の先端が口の中に入ってくる。
抵抗感は、ほとんどない。
それよりも、胸で嗅いだものが濃縮された甘美な匂いが、鼻腔を刺激して、心地よい。
「んふぅっ♪ そうそう、この触手ちゃん達はね、本当は"妖蟲"って言うのよ」
妖魔の説明を聞きながら、触手をギリギリ喉の手前まで飲み込むと、触手が前後運動し始める。
「女の子を犯しては、絶頂を迎えさせるのと同時に、相手の娘の体内に触手ごと入れちゃうの。
その触手から肉眼では見えない蟲たちが、女の子の身体中、隅々にまで行き渡るのよ」
触手のなすがままに頭を揺らすと、
クチュクチュという心地よい淫音が、脳内に直接響き渡る。
「大体の女の子は、いーっぱい精気をため込むことのできる躰にして、淫乱にさせるの。
こうしてたっぷりと精気を集めた女の子って、私達妖魔にとっては、すっごい御馳走」
たっぷりの精気と聞いて、おいしそう、って触手を味わいながら思ってしまった。
「でもね、才能や素質のある女の子……
たとえばあなたの様に、異能力を備えている可愛い女の子にはね。
とっておきの"妖蟲"を注いであげるのよ」
口の中を周期的な前後運動でやさしく犯す触手のリズムに揺さぶられると、
自分の躰が現実のものでないかの様な、妙な錯覚を憶える。
「その妖蟲は直に、その子の力を吸収しちゃうの。
あなたの言い方なら、"霊力"って奴ね。
人間独特の匂いが染みついた、妖魔にとって忌むべき力。
私の妖蟲はそれを喰らって成長し、その恩返しに宿主の肉体に働きかけ、"性徴"を促してあげる……
オス共を誘う、とっても蠱惑的な肉体に、改造してあげるの」
その結果が……この耳、この尻尾、この水着……そして、このオマンコ。
「こうして改造された娘は、やがて霊力の代わりに甘い"妖気"を放ち、周囲の人間を誘惑する……」
そうか……既に私の妖気で部屋が満たされていたんだ。
だから、この女妖魔が近づいてきた事にさえ、気付かなかったんだ……。
「こうして、その子は"人間"という醜悪な容器を捨て、美しい"妖魔"へと覚醒する……
そう、今あなたがお口でしごいているソレも、あなたを完全な妖魔に変える為の、妖蟲よ」
696 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー3 sage 2011/03/16(水) 21:20:49.88 ID:53QVOTPv
「……!」
思わず驚いた私は、口の中のモノを、吐き出そうとする。
それでも触手は出ようとせず、強引に私の舌の上を蹂躙し続ける。
「抵抗するのも無理はないわ。でもねミーナちゃん。もうこうするしか、手だてはないの。
このまま半人半妖のままでは生きられない。あなたの精神が壊れてしまうわ。
人間を犯したいのに、精気を吸いたいのに、
ヒトの倫理として許されないという二律背反があなたをずっと苦しめるわ。
それとも……貴女は我慢できるの?
毎日のセックスも、毎日の吸精も……?」
その問いに答えるために、口から触手を外す。
触手は先程みたいに抵抗もせず、スルリと抜けた。
「し、したあいっ!ズンズン子宮も突いてもらいたいし、ちゅーちゅーもしたいのおっ!」
絶対に我慢なんてできない!
そう思った私は、心の底から懇願していた。
私が堕ちかかってるだなんて、既に自覚している。
でも、この時の私はかろうじて、"人間"としての意志、いや、意地を残していた。
「でも、やなのぉ、妖魔にされるくらいなら……ッ!」
妖魔になるくらいなら、自害してやる。
そのつもりだったのに。
だって、私が欲しかったものは、もう二度と叶わないから。
このまま惨めに淫らに生きつづける理由なんて、ないから。
ヒトとして危険な存在である私を、自分自身で始末しなきゃならないから。
「そうね……。仮に貴女が淫欲を求めて妖魔になっても、きっとあなたの心は満たされないわ。
それなら、あなたの望み通りにした方が、幾分は幸せかもしれない。
でも……本当に、それだけ? あなたが抱える"欲望"は。 私に教えて。よい子のミーナちゃん」
ふわふわなクリーム色の髪を丁寧に撫でながら、私をあやす。
「で、でも!……でもぉ……」
「いいから聞かせて? それが叶わぬ望みなら、その苦しみを、貴女と一緒に分かち合いたいわ」
それは、私の心というパズルの中に空きつづけた、もう消えてしまった、最後のピース。
聖母の様に優しい声が鍵となり、心を締め付ける鎖が外される。
遮るもののない私の内側から、声が導き出される。
「ほ、本当はぁ……ごしゅじんさまと、したいのぉ……!ズンズンも、ちゅーちゅーも……」
それはまるで、コドモの無いものねだり。
寧ろ、ペットの理不尽なおねだり。
それを聞いた目の前の女性は、不敵に、妖艶に、そして優麗な笑みを浮かべた。
「あら、そうなの……。じゃあ、とっても可愛いミーナちゃんだもの、特別に……」
背中の触手を更にもう一本取り出し、
黒い陽炎に似た妖気を纏わせた指でなぞる。
すると、その触手はみるみる姿を変えていった。
表面は黒革の様な光沢を輝かせ、中腹から先端までクルリと丸まり、開いた円形を作る。
それはまるで、紐付きの首輪だった。
妖魔は手に取ったその首輪を顔の前にかざしながら、"仰った"。
697 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー3 sage 2011/03/16(水) 21:21:57.26 ID:53QVOTPv
「私が、ミーナちゃんのご主人様になってあげる……♪」
「ああ…………ああああっ……!!」
ご主人様に、いっぱい、い~っぱい、エッチな御奉仕をさせて頂くことができる!
その首輪と言葉は、私という"人間"を、"人外"へと変える魔力を秘めているようだった。
今まで、思いつきもしなかった。
こんな単純で、簡単な発想に。
私の"ご主人様"は、何もド鬼畜レイプ魔の搾りかすじゃなくても、よかったんだ。
「妖魔である私がご主人様であれば、あなたと何百年遊んでも、果てることはない。
下等存在の人間など、生命力、体力、性技、どれも比較にすらならないのはご存じの通りよ。
家畜共の"精気"を食べに、ミーナちゃんと夜の街を散歩するのも、きっと楽しいわねぇ♪」
二度と埋まることのない筈の最後のピースが、カチリと音を立てて、埋まった。
その瞬間、私の身体の中に潜んでいた大量の妖蟲達が喜んでいるかのように、
全身に震えと快楽が走り、体表面から濃密な妖気が一気に放出されるのを感じた。
「ふにゃあ………っ!にゃああああああああんっっ!!にゃひぃぃいいいっっ!!!」
プシャアアアア……!
感激と絶頂を、同時に味わってしまった。
身体を弓なりにのけぞらせると、妖気と共に、尿道から潮が音を立てて噴き出した。
それは太腿をぐっしょりと濡らし、ニーソックスの紺色を、より深い色に染めた。
妖気を放つことが、こんなに気持ちのいい事だっただなんて……。
「ウフッ、嬉ションするだなんて……。
そんなに良かったのかしらね、私からのプレゼント。
でも、ペットにするかどうかは、あなたの使命を果たしてから決めるわよ?」
と、目の前から首輪を遠ざけ、代わりに先程までおしゃぶりしていた触手を近づける。
「はぁあ、にゃああんっ……は、はいいっっ!喜んで頂けるように、御奉仕しますにゃっ♪」
中空を泳ぐ触手を優しく掴み、先端に軽く、何度も口づけする。
「ううんっ、くすぐったいわぁ……」
暫定ご主人様に喜んでもらえるだけでも、
私の脳味噌が煮えるみたいにトロトロになってしまう。
キス攻撃の後は、触手の先っぽから、手で掴んでいる部分まで、ツツツ……と、舌を這わせる。
その最中にも、両手で長い触手の胴体を優しくなで回す。
先程の受け身口レイプとは違い、自ら積極的に御奉仕をさせて頂く。
「はうんっ! お手々も舌も、すごくいいけどぉっ♪
焦らさないで、はやくお口の中に……っ」
「私もぅ、待ちきれませんでしたにゃあっ」
口腔を大きく開けて、待望の触手を喉の奥まで迎え入れる。
それから頭全体を大きく前後に揺らし、ジュポッと音を立てながらディープスロートを行う。
いままでこんな性戯は知らなかったけど、妖蟲たちが、妖魔の本能が、教えてくれている。
「んぐっ、んうっ、んむっ……♪」
触手の中にたっぷり詰まった妖蟲まで愛でるように、舌と口腔で圧迫と弛緩を繰り返す。
「ウフッ、頑張ってるわね……」
その様子を眺めながら彼女は語っていたが、柔らかな声の調子を変える。
「でもぉ、たかがこの程度の御奉仕なら、すぐに飽きちゃうわ。
これじゃあ、ペットとして飼うのはちょっと無理ねぇ」
「ん……んんっ!?」
ご主人様に気持ちよくなってもらえない!? どうしよう……
私の困った顔を見かねたのか、アドバイスを授けてくれた。
「ミーナちゃん? これからあなたは、牝猫吸精妖魔になるのよ?
その娘が、人間でもできるような抜き方をしちゃダメに決まってるでしょ」
それは、しつけだった。
私をエッチなケダモノへと調教する為の。
文字通り、私の身体を妖魔特有の美しさで纏う為の、躾だった。
698 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー3 sage 2011/03/16(水) 21:22:46.99 ID:53QVOTPv
「妖魔には妖魔にしかできない、愉楽の与え方があるのよ。
……さあ。それじゃあ、どうすればいいのかしら?」
「ふ、ふぇぇ……え、えと……」
頭の中で、その問題を考えた。
それよりも早く、自分の躰が、その答を返してきてくれた。
耳が、尻尾が、衣装が、子宮が。
「わ、わかりました、ご主人様。わたしのお口、エッチ専用にしちゃいますっ」
ご主人様はそれに、笑みで返してくれた。
その顔に安心し、私は自分の躰に潜む"妖蟲"に、お願いをする。
(おねがいします、私のなかの妖蟲さん。
わたしのお口を、とびきりエッチな吸精器官にしてくださいにゃあ!)
すると突然、私の舌先……いや、歯茎も唇も、さらには喉のあたりまで……甘い痺れが襲ってきた。
「ふぁっ、ふあああんっ」
妖蟲が、私の思い描いた口マンコを生み出していくとともに、断続的な快感に襲われる。
「ああんっ、ひあああんっ!んああああっ! ……はぁ、はぁぁん」
その快感が収まる頃には、私の声が、幾分艶っぽくなっていた。
それが、工事完了の合図だった。
ともあれ、準備が出来たことを暫定ご主人様に報告する。
「大変お待たせいたしました、ご主人様ぁ。
ミーナの新しいお口御奉仕、ご堪能くださいっ」
「あら、もう終ったの? まあいいわ、期待を裏切らないでね」
再び、ご主人様の触手を先端から下の根本辺りまで飲み込みながら、舌で触手の筋をなぞる。
「んっ? んあぁっ! な、なにこの舌ぁ、イボイボで触手がこすれちゃうぅ♪」
更に、薄く横に広がった私の舌で、触手をホットドック状にして挟み、一気に引き抜く。
「あああああああんっ!ダメこれぇ、気持ちよすぎて反則ぅ!」
猫の舌の上表面は、乳状突起が大きい。だから、触った感じだと、とてもザラザラしている。
これは、獲物の骨にこびりついた肉をそぎ落とすために発達したものだと、ぐぐる先生曰く。
私はこの乳状突起を大きくし、頂点を柔らかくすることにより、
触手やチンポの汚れを落としつつ、強い快楽を与える器官として進化させた。
(んっ……ご主人様の触手、ビクンってしてる……私とおんなじ、感じちゃってるんだぁ)
再度、触手を私の喉の辺りまで迎え、イマラチオ奉仕を丁寧に、そして大胆に行う。
口内も改造してるから、苦しくない。
寧ろ、口内全体が膣並の性感帯になっているので、
涎愛液が大量に分泌されるほど気持ちいい。
「ひいぃっ! さ、さきぃ、さきっちょも、いじめないでえぇぇっ♪」
更に、私の口蓋垂……つまり、のどちんこも、ミニ触手として改造し、
喉の奥を突いてきた異物の先端をいじめる役割を与えている。
声が従来より3%(妖魔少女研究センター調べ)セクシーになった最大の要因も、コレを弄ったせい。
更に激しく、自分の頭を前後し、触手をブラッシングしてあげる。
「そ、そんなボコボコでいっぱいシコシコされたらぁ!あああんっ!イっちゃう!でちゃう!」
(ああっご主人様ぁ……ください、いっぱい妖蟲、わたしに注いでくださいぃぃっ!)
触手からびくん、ドクン!と強い脈動を感じると、
手の先の触手から突然、ブチン!と切れる感触があり、そのまま抵抗力を失った触手は、
私のイマラチオ器官を蹂躙しながら、食道の奧に目掛けて入っていった。
「受け取ってぇ、私のコドモたちぃっ! あひっ、ふあああああああああああああんっっ♪」
「んっ!!んんんんっ!んううううんっ!むぐっ、んぐ、んぐうううぅっ♪」
ご主人様の触手を全て飲み込んだ頃には、触手は大体おへその真裏くらいまで進んでいた。
触手が進む度に、異物を押し込められた違和感を快感へと変えていた。
そして、受け入れた触手はやがて内臓の内壁と同化し、体中に妖蟲をまき散らしていった。
まるで、既に体内に生息する姉たちが、妹たちの到着を喜ぶかのように、身体全体が歓喜に震えた。
699 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー3 sage 2011/03/16(水) 21:24:11.80 ID:53QVOTPv
「はぁ、ああん、はあっ……」
「んっ、ふにゃああああんっ……んあっ……」
同時に絶頂を味わい、満身創痍の私達は、気付くと床に倒れ込んでいた。
流石の私も、腸内に一度に異物を突っ込まれながらアクメに達すると、
足腰も立たないくらいに、声も荒げる程に、疲れてしまう。
その疲れで霞んだ瞳に、何かしら黒く細い影が映る。
焦点を合わせると、それは私に向かってきて……
シュルッ
私の首に、息が問題なくできる程度に巻き付いた。
「え……あ、え、コレ……」
さっきご主人様が触手を変化させてこしらえた、首輪だった。
手で触っても継ぎ目は見当たらないが、間違いなく、さっきの首輪。
それって、つまり……
「試験は合格ね。すっごーく、気持ちよかったわ」
私よりも先に半身だけ起こしていた愛する女性が、微笑みかけてきた。
「あ、あのぉ、私……その、ええと……」
私の言葉にならない気持ちを聞いて、
「これからもいっぱい可愛がってあげるわ。吸精牝猫ペットのミーナちゃん」
ずっと求めていた、"本当のご主人様"は、そう仰った。
「ああああああっ……! は、はいっ! よろしくお願いしますにゃぁ……ご主人様ぁ♪」
そう言いながら急いで身を起こし、四つんばいになって、大きくうなづいた。
「早く妖魔の生活に慣れて、一緒に精気を吸いにお散歩に行きましょうね。ミーナちゃん」
「はいっ、ご主人様! 人間共の精気、思いだしただけでお汁がでちゃいますにゃあ……♪」
最早、妖魔と化した私にとって、人間は守るべき存在ではなく、消費する存在へと変わっていた。
「ふふっ、こんないい娘をペットに出来て、私も幸せよ。
そういえば……、あなたがお口でイッてる姿を見て、なんだか唇が寂しくなってきたわ」
ご主人様を慰めるのが、ペットの役目。
「はいっ、わかりました。ご主人様のお口の中、ベロフェラ奉仕させていただきますにゃ♪」
そしてご主人様に向き合い、顔を近づけ、瞳を細め、濃厚なディープキッスをさせて頂く。
くちゅ、くちゃ、ぬちゃあ……と、淫靡な音を立てながら、
世界で最も愛しいご主人様にご奉仕できる喜びを噛みしめた――。
「んふぅ……でも、まだ霊力が、人間の匂いが少し残ってるわね。2本も妖蟲、注いであげたのに」
「ぷはぁ、ご、ごめんなさいっ、ご主人様ぁ……まだ私、妖魔になりきれてないんですか?」
「普通の娘だったら、1本で完全に堕ちるんだけど、元々の力が強い娘は、2本必要なのよ。
元の力が強ければ、それだけ強力な妖魔に生まれ変わるって事よ」
「え、じゃあ私TUEEEEEEE?」
「んーまあそういう事でいいや。それじゃ……帰ってからゆっくりと注入しよっか」
「あ、はいっ! ありがとうございますにゃっ! 戦いでもお役に立てるなんて、光栄ですにゃ!」
「ウフッ、よろしい。ついでに、残りの穴も開発しちゃわないとね……♪」
毒々しくも鮮やかな紫色のロングヘアとアイシャドウ。
縦に走った瞳孔とスミレ色の光彩。
その瞳は細く流麗で、妖魔というイメージとはかけ離れた、穏やかな顔つき。
まあ、見かけだけは。
体格は華奢だけど、おっぱいと尻と比較して細いウエストとのギャップが激しい。
身長も女性にしては割と高い為、スラリとしたモデルのよう。
ミーナ……私自身は、ほんわかムチムチ系美少女(自称)に改造された感じがあるけれど、
対してこの妖魔は、スレンダー系美女と言ったところかしら。
彼女の衣装は、胸と股布が無い、光沢がかった黒いコルセットドレス。
以前生地に触った時は、冷たくツルリとした感触と共に凸凹があったので、蛇皮だったと思う。
それと同じ生地であしらわれたロングブーツに、サテン地の様な黒いグローブ。
それらの衣装が、より彼女の素性を強調しているようだった。
つまるところ、ド変態。
しかしながら変態レベルに於いてはご主人様の足下にも及ばないので、ホッと安心。
安心してどうする。
その、私が今まで遭遇した中で最も美しく、最も強い妖魔が、
私の目前にいたのには驚いた。
それにしても、ご主人様の部屋は2階に位置しており窓も開いておらず、
いつ、どこから、どうやって登場したのかすら、全く見当がつかない。
そもそも、前回エンカウントした時(未収録)に察知した筈の、忌々しい妖気を感じなかったし。
「ウフッ、いや……人並み外れた"気"を感じたから、ちょっとお邪魔してみたのよ。
そろそろ"性徴"を迎えはじめる頃かなーと思ってたら……随分と進んでたので、驚いちゃった」
「な、何を訳の解らないこと言ってるのよっ!?」
ご主人様を庇うように前に出て、今度こそは彼女を確実に仕留めようと、身構える――……
……――って、アレ?
私、どうして……目の前で微笑みかけている彼女を敵視しているんだっけ?
堅い面持ちから、突如としてキョトンという顔つきになった私を見てか、彼女は優しく語りかける。
まるで、私達が敵同士であったことなんて、忘れているかのように。
「貴女の匂いや気は憶えてるんだけど……ええと……誰、でしたっけ?」
前回戦い始めた際(未収録)に、名乗りを上げていたはずなのに。
この女、痴呆症?
ならば仕方ないわ! もう一度、名乗らせて頂こう!
私は、退魔――……・・・・・・……――
「ミーナ、ご主人様専用オナペットのミーナですっ」
アレ?
私ったら自己紹介の前に、なんか関係ないこと喋ろうとしてた気がするんですが?
この私、痴呆症?
「可愛らしい名前ね、ミーナ。そう、貴女は既に、"退魔師"のアナタではなくなっているのね」
私が、退魔師だった? ……ああー。
確かに言われてみれば、そんなことも、やってた気がする。
でも、なんで退魔師なんか、危い仕事、やっていたんだろ?
そんなことよりも、ご主人様のおちんぽが大好きな、かわいい愛猫でいたかった筈なのに。
そう思うと、身体の力みが、自然と抜けていく。
「そうよ。貴女は私を怖がる必要なんて何もないわよね。ご主人様を奪いに来た訳でもなし」
うん、そうだ……。
言われてみればその通りだ。
もう敵同志じゃないんだもん。
694 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー3 sage 2011/03/16(水) 21:19:17.45 ID:53QVOTPv
「……あら? この絵って……ふうん、そうなの。貴女、この娘になりたかったの」
ふと、私が描かれているエロゲのパッケージを手に取り、妖魔は語る。
なんだか少し、恥ずかしい。
「ご主人様と結ばれるために、この娘に身体を変化させ、衣装まで作り込んだのね。良くできてる。
貴女に注ぎ込んだ、私のコドモ達を使って……。お手伝いができて、母である私も光栄だわ」
そうだ。この人は私に、願いが叶う触手を与えてくれたんだった。
だから私はこうして、ねんがんのご主人様のエクスカリバーを膣に入れることができたんだ。
そんな恩人に敵意を向けていただなんて、私のバカ……。
「そうそう、あなたのご主人様の事なんだけど……彼からはもう、何も出てこないわ」
「え、えええっ!? そ、そんなぁ……!」
実のところ、そんな予感はしていた。
だけど、それを認めたくなかったのも事実。
現実を突きつけられてしまい、呆然としてしまう。
その隙に女妖魔は私の背後に回り、後ろからギュッと抱きしめ、耳元で囁いた。
「……美味しかったのでしょう? 彼のお口から出てきた、"精気"が……♪」
「……う、うああ、あああああんっ♪」
後悔の溜息と、絶望の嘆息と、欲情の吐息が入り交じった声を、思わずあげてしまった。
ご主人様の口から吸っていたのって、
すなわち、ご主人様の"精気"……つまり、人間の"魂源"、だったんだ。
それでもあの味を思い出すと、再び喉が、あの"何か"……
"精気"を切望するかの如く、のどが鳴る。
勿論……以前、退魔師をしていたから、知識では知っている。
精気を吸い尽くされた人間は、心臓の鼓動を打ち続けたまま思考能力を失われるという事を。
そして、その精気を吸う者の名を、こう呼ぶ。
"妖魔"、と。
「え……じゃ、じゃあ、わたし、私って……!」
人間であるという自覚をボロボロに崩され、
衝撃と恐怖と失意から、涙腺が緩み始める。
それを悟った女妖魔は、私を振り向かせ、再び抱きしめた。
私の顔を、今の私と同等かそれ以上に大きく、柔らかな両峰へと埋めた。
「いいのよ……悲しむ必要なんて何もない。
今は混乱しているだけ。貴女は、何も考えなくていい」
「うっ……う、うん。。。っ」
柔らかな温かさと、ほのかに甘い匂いに包まれると、
不思議と私の心は和らいでいった。
顔を左右に振って、その感触を愉しむ。
まるで、甘えるかのように。無心になって。
もっと……こうしていたい。
こうしていると、ご主人様であったモノが消えてしまったことだって、
自分が既に元には戻れないほどに変わってしまったことだって、
優しい女性の言葉通り、全て何処か遠くへと行ってしまうのであった。
「それに、そのご主人様だって、所詮はただの"人間"よ。"私達"と比べても、脆い存在。
人間相手に、あなたが精魂込めて御奉仕しても、すぐに貴女の元を去ってしまうわ。
それに彼が喩え不死の身体だったとしても、性格的に飽きるのも早そう。そう思わない?」
女妖魔の胸の中で、ビクッと震える。
その震えを取り去るために、再び胸に顔を押しつける。
そんな私の頭の上に手を置き、フサフサの両耳ごと頭をなでなでしてくれた。
「ウフフ……とても愛らしいのね。でも、こんな可愛い娘をペットにできない人間なんて……
このままだと一生、上と下のお口の乾きも、心の渇きも、
何も満たせぬまま、全てを我慢して生きるしかなくなってしまうわ……困ったわね」
「それじゃあ!わ、わたし、どうすれば……いいの……?」
ガバッと顔をあげた私は、思わず女妖魔に頼りすがっていた。
その切望に、彼女は即座に返答してくれた。
「ひとつ、いい方法を思いついたわ。ミーナちゃんを幸せにしてあげられる、一つの方法が」
695 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー3 sage 2011/03/16(水) 21:19:57.27 ID:53QVOTPv
私を抱きしめていた腕の力を緩め、彼女は背中から生えた複数の触手から一本だけを器用に動かし、
私の目前に持ってきた。先日、私の体内に注がれたものと同一のもの。
退魔師だったときの私にとって、それは恐怖と邪淫の象徴でしかなかった。
しかし、ヌラヌラとした光沢、グロテスクだが淫靡な文様、
ご主人様の陰茎を若干上回る太さ……
それを見せられた瞬間、私の子宮がキュンと疼き、身体に熱い炎が灯る。
まるで、条件反射。
膝から下に力が入らなくなり、膝立ち状態になりながらも、
腰を突き出してゆれる尻尾を立てる。
息を荒立て、独特の芳香を肺いっぱいに吸い込みながら、それを物欲しげに見ていた。
「ウフっ、いてもたってもいられないみたいね。じゃあ……これを、お口でイカせなさい」
「……は、はい」
呆然としながらも顎を開けると、触手の先端が口の中に入ってくる。
抵抗感は、ほとんどない。
それよりも、胸で嗅いだものが濃縮された甘美な匂いが、鼻腔を刺激して、心地よい。
「んふぅっ♪ そうそう、この触手ちゃん達はね、本当は"妖蟲"って言うのよ」
妖魔の説明を聞きながら、触手をギリギリ喉の手前まで飲み込むと、触手が前後運動し始める。
「女の子を犯しては、絶頂を迎えさせるのと同時に、相手の娘の体内に触手ごと入れちゃうの。
その触手から肉眼では見えない蟲たちが、女の子の身体中、隅々にまで行き渡るのよ」
触手のなすがままに頭を揺らすと、
クチュクチュという心地よい淫音が、脳内に直接響き渡る。
「大体の女の子は、いーっぱい精気をため込むことのできる躰にして、淫乱にさせるの。
こうしてたっぷりと精気を集めた女の子って、私達妖魔にとっては、すっごい御馳走」
たっぷりの精気と聞いて、おいしそう、って触手を味わいながら思ってしまった。
「でもね、才能や素質のある女の子……
たとえばあなたの様に、異能力を備えている可愛い女の子にはね。
とっておきの"妖蟲"を注いであげるのよ」
口の中を周期的な前後運動でやさしく犯す触手のリズムに揺さぶられると、
自分の躰が現実のものでないかの様な、妙な錯覚を憶える。
「その妖蟲は直に、その子の力を吸収しちゃうの。
あなたの言い方なら、"霊力"って奴ね。
人間独特の匂いが染みついた、妖魔にとって忌むべき力。
私の妖蟲はそれを喰らって成長し、その恩返しに宿主の肉体に働きかけ、"性徴"を促してあげる……
オス共を誘う、とっても蠱惑的な肉体に、改造してあげるの」
その結果が……この耳、この尻尾、この水着……そして、このオマンコ。
「こうして改造された娘は、やがて霊力の代わりに甘い"妖気"を放ち、周囲の人間を誘惑する……」
そうか……既に私の妖気で部屋が満たされていたんだ。
だから、この女妖魔が近づいてきた事にさえ、気付かなかったんだ……。
「こうして、その子は"人間"という醜悪な容器を捨て、美しい"妖魔"へと覚醒する……
そう、今あなたがお口でしごいているソレも、あなたを完全な妖魔に変える為の、妖蟲よ」
696 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー3 sage 2011/03/16(水) 21:20:49.88 ID:53QVOTPv
「……!」
思わず驚いた私は、口の中のモノを、吐き出そうとする。
それでも触手は出ようとせず、強引に私の舌の上を蹂躙し続ける。
「抵抗するのも無理はないわ。でもねミーナちゃん。もうこうするしか、手だてはないの。
このまま半人半妖のままでは生きられない。あなたの精神が壊れてしまうわ。
人間を犯したいのに、精気を吸いたいのに、
ヒトの倫理として許されないという二律背反があなたをずっと苦しめるわ。
それとも……貴女は我慢できるの?
毎日のセックスも、毎日の吸精も……?」
その問いに答えるために、口から触手を外す。
触手は先程みたいに抵抗もせず、スルリと抜けた。
「し、したあいっ!ズンズン子宮も突いてもらいたいし、ちゅーちゅーもしたいのおっ!」
絶対に我慢なんてできない!
そう思った私は、心の底から懇願していた。
私が堕ちかかってるだなんて、既に自覚している。
でも、この時の私はかろうじて、"人間"としての意志、いや、意地を残していた。
「でも、やなのぉ、妖魔にされるくらいなら……ッ!」
妖魔になるくらいなら、自害してやる。
そのつもりだったのに。
だって、私が欲しかったものは、もう二度と叶わないから。
このまま惨めに淫らに生きつづける理由なんて、ないから。
ヒトとして危険な存在である私を、自分自身で始末しなきゃならないから。
「そうね……。仮に貴女が淫欲を求めて妖魔になっても、きっとあなたの心は満たされないわ。
それなら、あなたの望み通りにした方が、幾分は幸せかもしれない。
でも……本当に、それだけ? あなたが抱える"欲望"は。 私に教えて。よい子のミーナちゃん」
ふわふわなクリーム色の髪を丁寧に撫でながら、私をあやす。
「で、でも!……でもぉ……」
「いいから聞かせて? それが叶わぬ望みなら、その苦しみを、貴女と一緒に分かち合いたいわ」
それは、私の心というパズルの中に空きつづけた、もう消えてしまった、最後のピース。
聖母の様に優しい声が鍵となり、心を締め付ける鎖が外される。
遮るもののない私の内側から、声が導き出される。
「ほ、本当はぁ……ごしゅじんさまと、したいのぉ……!ズンズンも、ちゅーちゅーも……」
それはまるで、コドモの無いものねだり。
寧ろ、ペットの理不尽なおねだり。
それを聞いた目の前の女性は、不敵に、妖艶に、そして優麗な笑みを浮かべた。
「あら、そうなの……。じゃあ、とっても可愛いミーナちゃんだもの、特別に……」
背中の触手を更にもう一本取り出し、
黒い陽炎に似た妖気を纏わせた指でなぞる。
すると、その触手はみるみる姿を変えていった。
表面は黒革の様な光沢を輝かせ、中腹から先端までクルリと丸まり、開いた円形を作る。
それはまるで、紐付きの首輪だった。
妖魔は手に取ったその首輪を顔の前にかざしながら、"仰った"。
697 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー3 sage 2011/03/16(水) 21:21:57.26 ID:53QVOTPv
「私が、ミーナちゃんのご主人様になってあげる……♪」
「ああ…………ああああっ……!!」
ご主人様に、いっぱい、い~っぱい、エッチな御奉仕をさせて頂くことができる!
その首輪と言葉は、私という"人間"を、"人外"へと変える魔力を秘めているようだった。
今まで、思いつきもしなかった。
こんな単純で、簡単な発想に。
私の"ご主人様"は、何もド鬼畜レイプ魔の搾りかすじゃなくても、よかったんだ。
「妖魔である私がご主人様であれば、あなたと何百年遊んでも、果てることはない。
下等存在の人間など、生命力、体力、性技、どれも比較にすらならないのはご存じの通りよ。
家畜共の"精気"を食べに、ミーナちゃんと夜の街を散歩するのも、きっと楽しいわねぇ♪」
二度と埋まることのない筈の最後のピースが、カチリと音を立てて、埋まった。
その瞬間、私の身体の中に潜んでいた大量の妖蟲達が喜んでいるかのように、
全身に震えと快楽が走り、体表面から濃密な妖気が一気に放出されるのを感じた。
「ふにゃあ………っ!にゃああああああああんっっ!!にゃひぃぃいいいっっ!!!」
プシャアアアア……!
感激と絶頂を、同時に味わってしまった。
身体を弓なりにのけぞらせると、妖気と共に、尿道から潮が音を立てて噴き出した。
それは太腿をぐっしょりと濡らし、ニーソックスの紺色を、より深い色に染めた。
妖気を放つことが、こんなに気持ちのいい事だっただなんて……。
「ウフッ、嬉ションするだなんて……。
そんなに良かったのかしらね、私からのプレゼント。
でも、ペットにするかどうかは、あなたの使命を果たしてから決めるわよ?」
と、目の前から首輪を遠ざけ、代わりに先程までおしゃぶりしていた触手を近づける。
「はぁあ、にゃああんっ……は、はいいっっ!喜んで頂けるように、御奉仕しますにゃっ♪」
中空を泳ぐ触手を優しく掴み、先端に軽く、何度も口づけする。
「ううんっ、くすぐったいわぁ……」
暫定ご主人様に喜んでもらえるだけでも、
私の脳味噌が煮えるみたいにトロトロになってしまう。
キス攻撃の後は、触手の先っぽから、手で掴んでいる部分まで、ツツツ……と、舌を這わせる。
その最中にも、両手で長い触手の胴体を優しくなで回す。
先程の受け身口レイプとは違い、自ら積極的に御奉仕をさせて頂く。
「はうんっ! お手々も舌も、すごくいいけどぉっ♪
焦らさないで、はやくお口の中に……っ」
「私もぅ、待ちきれませんでしたにゃあっ」
口腔を大きく開けて、待望の触手を喉の奥まで迎え入れる。
それから頭全体を大きく前後に揺らし、ジュポッと音を立てながらディープスロートを行う。
いままでこんな性戯は知らなかったけど、妖蟲たちが、妖魔の本能が、教えてくれている。
「んぐっ、んうっ、んむっ……♪」
触手の中にたっぷり詰まった妖蟲まで愛でるように、舌と口腔で圧迫と弛緩を繰り返す。
「ウフッ、頑張ってるわね……」
その様子を眺めながら彼女は語っていたが、柔らかな声の調子を変える。
「でもぉ、たかがこの程度の御奉仕なら、すぐに飽きちゃうわ。
これじゃあ、ペットとして飼うのはちょっと無理ねぇ」
「ん……んんっ!?」
ご主人様に気持ちよくなってもらえない!? どうしよう……
私の困った顔を見かねたのか、アドバイスを授けてくれた。
「ミーナちゃん? これからあなたは、牝猫吸精妖魔になるのよ?
その娘が、人間でもできるような抜き方をしちゃダメに決まってるでしょ」
それは、しつけだった。
私をエッチなケダモノへと調教する為の。
文字通り、私の身体を妖魔特有の美しさで纏う為の、躾だった。
698 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー3 sage 2011/03/16(水) 21:22:46.99 ID:53QVOTPv
「妖魔には妖魔にしかできない、愉楽の与え方があるのよ。
……さあ。それじゃあ、どうすればいいのかしら?」
「ふ、ふぇぇ……え、えと……」
頭の中で、その問題を考えた。
それよりも早く、自分の躰が、その答を返してきてくれた。
耳が、尻尾が、衣装が、子宮が。
「わ、わかりました、ご主人様。わたしのお口、エッチ専用にしちゃいますっ」
ご主人様はそれに、笑みで返してくれた。
その顔に安心し、私は自分の躰に潜む"妖蟲"に、お願いをする。
(おねがいします、私のなかの妖蟲さん。
わたしのお口を、とびきりエッチな吸精器官にしてくださいにゃあ!)
すると突然、私の舌先……いや、歯茎も唇も、さらには喉のあたりまで……甘い痺れが襲ってきた。
「ふぁっ、ふあああんっ」
妖蟲が、私の思い描いた口マンコを生み出していくとともに、断続的な快感に襲われる。
「ああんっ、ひあああんっ!んああああっ! ……はぁ、はぁぁん」
その快感が収まる頃には、私の声が、幾分艶っぽくなっていた。
それが、工事完了の合図だった。
ともあれ、準備が出来たことを暫定ご主人様に報告する。
「大変お待たせいたしました、ご主人様ぁ。
ミーナの新しいお口御奉仕、ご堪能くださいっ」
「あら、もう終ったの? まあいいわ、期待を裏切らないでね」
再び、ご主人様の触手を先端から下の根本辺りまで飲み込みながら、舌で触手の筋をなぞる。
「んっ? んあぁっ! な、なにこの舌ぁ、イボイボで触手がこすれちゃうぅ♪」
更に、薄く横に広がった私の舌で、触手をホットドック状にして挟み、一気に引き抜く。
「あああああああんっ!ダメこれぇ、気持ちよすぎて反則ぅ!」
猫の舌の上表面は、乳状突起が大きい。だから、触った感じだと、とてもザラザラしている。
これは、獲物の骨にこびりついた肉をそぎ落とすために発達したものだと、ぐぐる先生曰く。
私はこの乳状突起を大きくし、頂点を柔らかくすることにより、
触手やチンポの汚れを落としつつ、強い快楽を与える器官として進化させた。
(んっ……ご主人様の触手、ビクンってしてる……私とおんなじ、感じちゃってるんだぁ)
再度、触手を私の喉の辺りまで迎え、イマラチオ奉仕を丁寧に、そして大胆に行う。
口内も改造してるから、苦しくない。
寧ろ、口内全体が膣並の性感帯になっているので、
涎愛液が大量に分泌されるほど気持ちいい。
「ひいぃっ! さ、さきぃ、さきっちょも、いじめないでえぇぇっ♪」
更に、私の口蓋垂……つまり、のどちんこも、ミニ触手として改造し、
喉の奥を突いてきた異物の先端をいじめる役割を与えている。
声が従来より3%(妖魔少女研究センター調べ)セクシーになった最大の要因も、コレを弄ったせい。
更に激しく、自分の頭を前後し、触手をブラッシングしてあげる。
「そ、そんなボコボコでいっぱいシコシコされたらぁ!あああんっ!イっちゃう!でちゃう!」
(ああっご主人様ぁ……ください、いっぱい妖蟲、わたしに注いでくださいぃぃっ!)
触手からびくん、ドクン!と強い脈動を感じると、
手の先の触手から突然、ブチン!と切れる感触があり、そのまま抵抗力を失った触手は、
私のイマラチオ器官を蹂躙しながら、食道の奧に目掛けて入っていった。
「受け取ってぇ、私のコドモたちぃっ! あひっ、ふあああああああああああああんっっ♪」
「んっ!!んんんんっ!んううううんっ!むぐっ、んぐ、んぐうううぅっ♪」
ご主人様の触手を全て飲み込んだ頃には、触手は大体おへその真裏くらいまで進んでいた。
触手が進む度に、異物を押し込められた違和感を快感へと変えていた。
そして、受け入れた触手はやがて内臓の内壁と同化し、体中に妖蟲をまき散らしていった。
まるで、既に体内に生息する姉たちが、妹たちの到着を喜ぶかのように、身体全体が歓喜に震えた。
699 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー3 sage 2011/03/16(水) 21:24:11.80 ID:53QVOTPv
「はぁ、ああん、はあっ……」
「んっ、ふにゃああああんっ……んあっ……」
同時に絶頂を味わい、満身創痍の私達は、気付くと床に倒れ込んでいた。
流石の私も、腸内に一度に異物を突っ込まれながらアクメに達すると、
足腰も立たないくらいに、声も荒げる程に、疲れてしまう。
その疲れで霞んだ瞳に、何かしら黒く細い影が映る。
焦点を合わせると、それは私に向かってきて……
シュルッ
私の首に、息が問題なくできる程度に巻き付いた。
「え……あ、え、コレ……」
さっきご主人様が触手を変化させてこしらえた、首輪だった。
手で触っても継ぎ目は見当たらないが、間違いなく、さっきの首輪。
それって、つまり……
「試験は合格ね。すっごーく、気持ちよかったわ」
私よりも先に半身だけ起こしていた愛する女性が、微笑みかけてきた。
「あ、あのぉ、私……その、ええと……」
私の言葉にならない気持ちを聞いて、
「これからもいっぱい可愛がってあげるわ。吸精牝猫ペットのミーナちゃん」
ずっと求めていた、"本当のご主人様"は、そう仰った。
「ああああああっ……! は、はいっ! よろしくお願いしますにゃぁ……ご主人様ぁ♪」
そう言いながら急いで身を起こし、四つんばいになって、大きくうなづいた。
「早く妖魔の生活に慣れて、一緒に精気を吸いにお散歩に行きましょうね。ミーナちゃん」
「はいっ、ご主人様! 人間共の精気、思いだしただけでお汁がでちゃいますにゃあ……♪」
最早、妖魔と化した私にとって、人間は守るべき存在ではなく、消費する存在へと変わっていた。
「ふふっ、こんないい娘をペットに出来て、私も幸せよ。
そういえば……、あなたがお口でイッてる姿を見て、なんだか唇が寂しくなってきたわ」
ご主人様を慰めるのが、ペットの役目。
「はいっ、わかりました。ご主人様のお口の中、ベロフェラ奉仕させていただきますにゃ♪」
そしてご主人様に向き合い、顔を近づけ、瞳を細め、濃厚なディープキッスをさせて頂く。
くちゅ、くちゃ、ぬちゃあ……と、淫靡な音を立てながら、
世界で最も愛しいご主人様にご奉仕できる喜びを噛みしめた――。
「んふぅ……でも、まだ霊力が、人間の匂いが少し残ってるわね。2本も妖蟲、注いであげたのに」
「ぷはぁ、ご、ごめんなさいっ、ご主人様ぁ……まだ私、妖魔になりきれてないんですか?」
「普通の娘だったら、1本で完全に堕ちるんだけど、元々の力が強い娘は、2本必要なのよ。
元の力が強ければ、それだけ強力な妖魔に生まれ変わるって事よ」
「え、じゃあ私TUEEEEEEE?」
「んーまあそういう事でいいや。それじゃ……帰ってからゆっくりと注入しよっか」
「あ、はいっ! ありがとうございますにゃっ! 戦いでもお役に立てるなんて、光栄ですにゃ!」
「ウフッ、よろしい。ついでに、残りの穴も開発しちゃわないとね……♪」
(最近、妹の様子がおかしい。 )
643 名無しさん@ピンキー sage 2011/02/10(木) 23:26:26 ID:RaChT7I7
最近、妹の様子がおかしい。
他人から見れば分からないだろう、
しかし最近の妹は、いつもよりも言動に落ち着きが表れて、いや、
落ち着きを通り越して妖しい雰囲気まで漂わせているのだ。
もちろん悪い事ではないのだろうが、
学校で何かあったのだろうか、と心配になった私は、姉として一度話をしてみようと考え、妹の部屋へ向かった。
「妹ー?入るよー?」
ノックをして部屋に入る。
どことなく甘い香りがする。お菓子でも食べたのだろうか…
「お姉ちゃん?どしたの?」
「え?いやぁ…その…」
いくら妹といえど年頃の女の子だ。
いきなり何かあったのかと聞くのも抵抗がある。
「…?変なの。
そういえばお姉ちゃん、ちょっとこっち来て?」
そういうと妹は私に手招きをする。
「ん?何?いもう……んぐっ!?」
次の瞬間、妹の唇が私の唇を塞いでいた。
そして次の瞬間、私は気味の悪い感触を感じとった。
妹の口から何かねっとりとした甘い液体が流れこんできたのだ。
それは唾液にしてはあまりに粘性が高い。
しかも私はそれを、いつのまにか自ら飲み込んでしまっていた。
おそらく、このとろけるような甘さのせいだろう。
そう考えていると、妹を唇が私から離れた。
「…ふふっ…いっぱい飲んでくれたね…お姉ちゃん…」
「ん…あぁ…妹…今のは…」
「んふふ…今のはね…私の一部だよぉ…」
「一…部…?」
「私ね…この間お風呂に入ってたときに、この甘いの…スライムさんに寄生されちゃったの。
そしたら体中、気持ちよくなっちゃって、この気持ちよさを、他のみんなにも分けてあげようと思ったんだ…
だから今日、学校の友達を放課後のトイレに呼び出して、寄生してあげたの。
寄生してあげた友達、汗びっしょりでよだれ垂らして、かわいかったよぉ…
だから今度は、お姉ちゃんに寄生してあげるね。」
そういうと、妹の両耳から紫色のスライムの触手が伸びてきた。
「ひっ…嫌っ!止めてぇ!妹ぉ!」
「大丈夫だよお姉ちゃん、痛くなんかないし、とっても気持ちいいからね…」
触手が私の両耳に、くちゅくちゅと音を立てて入ってくる。
「あぁ…うぁ…いもう…と…」
脳が犯され体が重くなり、視界がピンク色に霞む。
私が最後に見たのは、大人びた悪魔のように妖しくニヤリと笑う妹だった…
「あぁ…いもう…と…?」
「ふふ、お姉ちゃん、目が覚めた?」
「うん…なんか…体中…気持ちいいよぉ…」
「うふふ、そう…
だったらその気持ち良さ、他のみんなにも、分けてあげないとね…?」
「あはぁ…そうだねぇ…クラスの友達にも…分けて…あげないとね…」
そういうと私は眠りこけてしまった。
明日はいろんな人を仲間に…してあげよう…
ムラムラして勢いで書いてしまった
駄文でごめんよ
最近、妹の様子がおかしい。
他人から見れば分からないだろう、
しかし最近の妹は、いつもよりも言動に落ち着きが表れて、いや、
落ち着きを通り越して妖しい雰囲気まで漂わせているのだ。
もちろん悪い事ではないのだろうが、
学校で何かあったのだろうか、と心配になった私は、姉として一度話をしてみようと考え、妹の部屋へ向かった。
「妹ー?入るよー?」
ノックをして部屋に入る。
どことなく甘い香りがする。お菓子でも食べたのだろうか…
「お姉ちゃん?どしたの?」
「え?いやぁ…その…」
いくら妹といえど年頃の女の子だ。
いきなり何かあったのかと聞くのも抵抗がある。
「…?変なの。
そういえばお姉ちゃん、ちょっとこっち来て?」
そういうと妹は私に手招きをする。
「ん?何?いもう……んぐっ!?」
次の瞬間、妹の唇が私の唇を塞いでいた。
そして次の瞬間、私は気味の悪い感触を感じとった。
妹の口から何かねっとりとした甘い液体が流れこんできたのだ。
それは唾液にしてはあまりに粘性が高い。
しかも私はそれを、いつのまにか自ら飲み込んでしまっていた。
おそらく、このとろけるような甘さのせいだろう。
そう考えていると、妹を唇が私から離れた。
「…ふふっ…いっぱい飲んでくれたね…お姉ちゃん…」
「ん…あぁ…妹…今のは…」
「んふふ…今のはね…私の一部だよぉ…」
「一…部…?」
「私ね…この間お風呂に入ってたときに、この甘いの…スライムさんに寄生されちゃったの。
そしたら体中、気持ちよくなっちゃって、この気持ちよさを、他のみんなにも分けてあげようと思ったんだ…
だから今日、学校の友達を放課後のトイレに呼び出して、寄生してあげたの。
寄生してあげた友達、汗びっしょりでよだれ垂らして、かわいかったよぉ…
だから今度は、お姉ちゃんに寄生してあげるね。」
そういうと、妹の両耳から紫色のスライムの触手が伸びてきた。
「ひっ…嫌っ!止めてぇ!妹ぉ!」
「大丈夫だよお姉ちゃん、痛くなんかないし、とっても気持ちいいからね…」
触手が私の両耳に、くちゅくちゅと音を立てて入ってくる。
「あぁ…うぁ…いもう…と…」
脳が犯され体が重くなり、視界がピンク色に霞む。
私が最後に見たのは、大人びた悪魔のように妖しくニヤリと笑う妹だった…
「あぁ…いもう…と…?」
「ふふ、お姉ちゃん、目が覚めた?」
「うん…なんか…体中…気持ちいいよぉ…」
「うふふ、そう…
だったらその気持ち良さ、他のみんなにも、分けてあげないとね…?」
「あはぁ…そうだねぇ…クラスの友達にも…分けて…あげないとね…」
そういうと私は眠りこけてしまった。
明日はいろんな人を仲間に…してあげよう…
ムラムラして勢いで書いてしまった
駄文でごめんよ
俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略-2
612 名無しさん@ピンキー sage 2011/02/01(火) 04:09:38 ID:KZno+F7W
お久しぶりです、>422にて御座います。
前回「次回作は多分書く気ない!うん!」とか発言しておきながら、
どうにも捌け口を必要とする程に妄想が目詰まりしてしまいました故、
前作の恥を忍びつつも、>422-426 の続きを4レスほど投下させて頂こうかな、と思います。
……とはいえ、投下量が割と大きめになってしまったので、残りは後日という事で御容赦。
613 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー2 sage 2011/02/01(火) 04:15:45 ID:KZno+F7W
30分後にコンビニから帰ってきた清志が自分の部屋のドアを開けて、
私を一目見た時の驚きの表情と言ったら、もう凄かったんだから。
なんせ自分の部屋に、大好きなエロゲから出てきた女の子が、
自分の椅子をグショグショに濡らしながら、オナニーしてるんだよ?
それもコスプレと思えないほどにリアルな猫耳スク水の美少女が、
登場作でもあるエロゲを実況プレイしながら、
両胸と股間を激しく揺さぶりながらアクメってるんだよ?
そりゃ驚くのも、無理ないと思う。
だって、アタシだってビックリなんだから……こんな素敵な身体に、変身できて。
「え?あ……その、ええ!?あ、あの、ミーナ……ちゃん、ですか!?」
"ミーナ"とは、今プレイしている作品……
『ご主人様に御奉仕にゃん』の中央に大きく描かれているメインヒロイン、
つまるところ……今の、アタシのこと。
「はうん……ミーナだよぅ、"ご主人様"……」
コスプレって初めての経験だけど、こうなりゃミーナちゃんになりきって、
清志の事を"ご主人様"と呼ぶことにしてみた。いや……呼びたい。
「こ……声まで一緒だ……!じゃ、ほ、本物……!?」
ちなみにあのエロゲをプレイしてから、アタシであった筈の声は、
喉元に強烈な熱を帯びると、たちまちエロゲの中の声優と同じ声質に変化していった。
それはまるで、大麻詩乃であった痕跡を、ことごとく潰していくかの如く。
ふと、清志が、床に散らばっている服類
(ブレザーだったりネグリジェだったりするアレ)を見て、私の正体を推理する。
「え、これ、詩乃の服……あ、あの、つまり……、キミ、詩乃、なのか?」
その問いに、"私"は惚けた笑顔で返す。
「そんなことよりも、ご主人様、棒立ちになってないで、早くきてぇ……。
ミーナ、からだがあつくて変になっちゃいそうなの……」
「え、あ……おう、も、もちろんだっ!」
近づいてくる清志にギュッと抱きつき、
「にゃ♪」と一鳴きし、唇を奪う。
ふっくらとした唇を何秒間も押しつけ、その隙間から舌を潜り込ませる。
清志の瞳孔が一瞬大きく見開いたが、その目蓋は徐々にトロンと熔けていく。
やべえ。"私"超かわいい……。
普段のアタシなら、こんな大胆に攻めるだなんて、甘えるだなんて、できなかった。
ぷはぁ、と重ねた唇を外す。
「ふあぁ……ご主人様のキッス、おいしいにゃ……
でも、ごちそうはまだ、これから……」
普段の自分が聞いたら、多量の虫酸が口内に行き渡り各所に虫歯を形成しそうな台詞だけど、
ミーナである自分に言わせると……、恥ずかしいんだけど、不思議と似合う。
いや、その恥ずかしさもすごく、イイのかも。
「み……みーな、ミーナぁっ!」
突然、清志が私を押し倒してくる。
「ああんっ、ご主人様!慌てないで……はあううっ!」
理性の糸が切れたのか、床に倒れた私に覆い被さり、首筋、鎖骨、肩を舐め始める。
「ひあ、はあああんっ!くすぐったい、くすぐったいですうっっ♪」
腋の周辺まで舌を這わせながら、触手さん達が大きくしてくれた胸に左手をかけ、
触手スク水の上から、私の右胸をサワサワとまさぐり、徐々に強くこすってくる。
「ひゃ!お、おっぱいきもちいっ!
く、くすぐったいのときもちいのが、一緒に、くる、うあああんっ!」
やがて清志の口は左胸まで到着し、スク水生地の上からも解るほどに膨れあがった乳輪を、
乳首を焦らすように避け、入念に舐め始める。
「や、やぁっ!もっと気持ちよくしてぇ!乳首なめてぇっ、ご主人様ぁ♪」
そのお願いを待っていたかのように、左胸の乳首を甘噛みし、
さらに右胸のも、指でキュッとつまみ上げた。
「ひゃ……ッ!ひあああああああんっ!」
乳首だけで、軽くイっちゃったかもしれない……。
614 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー2 sage 2011/02/01(火) 04:16:42 ID:KZno+F7W
しかし、それだけでは飽きたらなかったのか、彼は更に両胸を強く揉みしだき始める。
「すげえぜ……このスク水生地!このテカテカな光沢具合、ほのかな甘さを感じる匂い、
少しニュルリとしつつも、それでいてサラリとした不思議な舌触り、
それでいて、まるで人肌を求めてくるような、中毒性を帯びた触り心地の手触り……!」
彼の躰全身で私のスク水を堪能するかのように、躰と脚を密着させてきながら、清志は語る。
「さ、さ、最高のスク水だっ!
今まで俺が集めてきたスク水コレクションのどれを探しても、
お前のスク水を越えるほど素晴らしく、エロティックなスク水は、ないッ!」
あー、そういえば。
つきあい始めて間もない頃、清志が今日のようにアタシを部屋に置いて
出掛けた時に部屋探検してたんだけど(彼の隠し金庫をサックリ見つけたのも、このお陰)、
その時に偶然、様々な種類のスク水が大量に収納された箱を見つけた時のことを思いだしたわー。
『OK! アタシなにも見なかった! 1、2の、ポカン!』と、記憶を封印してたんだったっけ。てへ
そんな、息を荒立てながら"私"の衣服越しに触りまくる変態さんに一言。
「ご主人様がエッチすぎて、私も変になっちゃいました……トロトロのココ、召し上がってぇ♪」
貞淑で淫乱な発情猫の股間に、"ご主人様"の視線を向けさせる。
さっきから慰めていただけあって、股間周辺のスク水は、私の愛液でグッショリと色を変えており、
更に淫靡な光沢を見せ、ご主人様に発情していることをアピールしてみちゃったり。
するとご主人様も我慢の限界だったのか、乱暴に自分のジーンズを脱ぎつつも、
私の股間に顔を近づけ、水着の上からでも解る程に浮き出た淫核を、舌で愛で始めた。
スク水越しの刺激は、生肌よりも遙かにビンカンで、触られる度に痙攣してしまった。
「ひゃあああんっ!だ、ダメなんだからぁ!わ、わたし、またイっちゃうよおっ♪」
舌はまるで別のイキモノかの様に、クリトリスと周囲を這い回り、やがて切れ目へと到達する。
喘ぎながらご主人様を見ると、既にズボンもブルマ(注:ご主人様愛用下着)も脱衣が完了しており、
突入を今か今かと待ちわびているかの如くそそり立つ男性器が露わになっていた。
「ああんっ、もうダメぇ!我慢できないのっ、ご主人様ぁ……ほしい、欲しいの、おちんちんっ!」
すると、私の淫猥な土手を包んでいたスク水に変化が起きた。
縦スジをなぞるかの様に、スク水の生地がクレバスに沿って裂けていった。
「ヤックデカルチャー(死語)! まるでスク水自体が俺の息子を歓迎している様ではないかあっ!
紺色の薄布をズラして挿入という様式美は堪能できないものの、この演出も素晴らしすぎるっ!」
「はやくぅご主人様ぁ、牝猫ミーナの熟成おまんこで、御奉仕させてくださいにゃあっ……♪」
馬乗りになったご主人様のペニスが、雄叫びと我慢汁と共に、私の秘裂に潜り込んできた。
触手さんによって姦通され、また触手さんによって造り替えられた膣は、
愛しい"人間"の逸物を余すところなく咥え、ギュッと絞り上げる。
「うああっ、んああああああっ!ひゃああああああああああああんっ!」
肉ヒダと生ペニスが勢いよくこすれただけで、私は気をやってしまった。
目の前が真っ白になりながらも、腰と膣だけは、肉棒を離さずに快楽奉仕を続けていた。
「いった、イったっ♪ 入っただけでイっちゃったぁっ!あっ、あぅっ、あおっ♪」
ヒダはご主人様の恥垢を洗い落とすかの様に蠕動運動と共に茎を圧迫し、
子宮天井の柔突起は、ご主人様の鈴口が突っ込まれる度になで回す。
吸精機関と化した私の下半身は、ご主人様の白いミルクを待ちわびながら搾乳作業を行う。
「すっ、すげえ!な、なんなんだっ、お前のマンコ!?
こ、コイツ……勝手にしゃぶりついてくるぞ!?
入口は幼女並にキツキツなのに奧は柔らかくて、先っぽに絡みついてくる!
ヤバいぞこれ!今まで犯してきた○学生のマンコとは比べものになんねえ!」
話とあんま関係ないけど、そういえば毎年夏頃、この地区周辺でプール帰りの学生が襲われて、
スク水を着せられて暴行された挙げ句、スク水(希にブルマ)が盗まれる事件が頻発してたっけ。
……おおっといけない。思わずこんなに優しくてHなご主人様の事を疑ってしまったにゃん♪
閑話休題。
そんなことより、ご主人様に褒められた事によって私の昂ぶりが有頂天になった。
615 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー2 sage 2011/02/01(火) 04:19:01 ID:KZno+F7W
「ああっ、嬉しいですぅご主人様♪ だから、中にぃ、ご主人様のご褒美、くださいぃっ♪」
私達をイカせようと、腰もヒダも、昂ぶりに乗って速度を上げていく。
ズリュッ、ジュプッ、という恥ずかしい音と、濃厚な牝猫の匂いをまき散らしながら。
「はううんっ!んはぁっ……もうゲンカイなんですねっ、ご主人様のチンチン……♪
ビクンビクンっという動き、私にも伝わって来るにゃぁっ!ぬわっ、ほらぁっ!
だからぁ、だしてくださいぃっ!私もっ、もうダメにゃ、一緒にイキたいいいっっ!」
膣全体に力を入れ、ご主人様のものを強く包み込んでから……、腰を思いっきり突き上げた。
「にゃああああああああああっっっっ!!!!」
ビュルルルルッッッ!
私のペニス入れに差し込まれたままのご主人様のペニスの先から、
白濁液が勢いよく注がれ、子宮全体が満たされていく……。
ご主人様も、そこらの幼女でも味わえない程の快感からか、
野味溢れる声で部屋の中を響かせた。
その声を私の猫耳が捕らえた瞬間の出来事だった。
ドクンッ!
私の心臓から、大きな脈動と共に、今まで感じたことも無いような衝動が突き上げてきた。
『おいしそう』
その感情の意味を探る前に、私の躰はご主人様を力強く抱き寄せ、ディープキッスを交わしていた。
衝動に身を任せながらご主人様の唇をこじ開け、舌を突っ込み、強く吸った。
すると、奥底から這い出てきた様な、気体みたいな"何か"が、舌の先に当る。
『おいしい』
(やぁ、コレぇ……!いいっ、舌先が、超きもちいいっ……)
条件反射の如く湧き出てくる至極単純な感情が、私の衝動を満たしていることを知らせる。
遅れて、この行為がとてつもない快楽を与えてくれるものなのだと、私は認識した。
先程までのオーガスムも天国に昇るほど気持ちよかったけど……、
それと今のは、まるで別ジャンル。
足りないモノ、求めていたモノを充足させる様な、満足感を帯びた快感。
猫耳を生やした自分の躰をビクビクと奮わせながら、
その快感を味わう為に、より強く、吸いこむ。
"何か"は、私の舌や口、喉、鼻、食道、脳髄を通っては全身に広がり、幸福感を満たしてくれた。
(ああっ、おいしいっ、ほしいっ♪ もっと、欲しいぃっ……♪)
しかし5秒後には、その"何か"の味は、それが本来無かったものであったかのように、消えた。
(やだぁっ、もっと、もっとちょうだいっ)
それでもしつこく口内を舌で舐め回したけど、後の祭りだった。
致し方なく、ぷはぁっ、と唇を外して身体を起こす。
「……うあっ、オイ、ミーナ、い、今の、一体なんだったんだ……?
超気持ちよかったけど、なんだか、身体から力がっ……」
「んはああぁっ♪ おしゅじんさまも、気持ちよかったんれすかぁ……?うれしい、わたしも……」
余りもの惚けっぷりに、私もご主人様も、力が抜けてしまったみたい。
「ご主人さまぁ、いまの、すごくイイ……!あれ、もっと、したいにゃ……」
唇に指を当てがい、上目遣いで、お尻を突き出し、尻尾を左右にゆらりらりと振りながら、
可愛らしく……そう、"自分"らしく、ご主人様におねだりをする。
刹那、私の子宮が、再び激しく疼きだす。
ご主人様をイカせたいと、躰の主にアピールしている。
「だから、ご主人様……」
愛しい人の躰を抱き寄せ、今度は逆に、私の方から押し倒してみる。
力の抜けたご主人様は、華奢な私の力でも、簡単に制御することができた。
「たくさん、いっぱい、もおっと、御奉仕してあげますにゃん……っ♪」
ヌプリ。
空を向いたご主人様の陰茎が、再び蜜壺へと収まった。
私の本能は、既に知っていたんだと思う。
イカせたら、とてもおいしい"何か"が飲めるって。
ご主人様に気持ちよくなっていただきたい。
そして、その報酬に、ご主人様のを、いただきたい。
ならば、私がご主人様にしてあげられることは、ひとつだった。
「ご主人様に、ご満足いただけるまで……♪」
616 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー2 sage 2011/02/01(火) 04:22:50 ID:KZno+F7W
あれから何十分……
いや、何時間過ぎたんだろうか。
「ああっ、ごしゅじんさまぁ♪ お許しくださいっ♪ また私だけで、イキそうですぅっ♪」
何回イッたのかも解らないほど、私は壊れた人形の様に、腰を振り続けた。
「いっ、いいっ、ひいぃぃっ!くるう、きちゃうううううううううぁああああああっ!!」
それでも、疲れは全く感じない。
なのに、何十回も絶頂に達している筈なのに、まだ満たされない。
「ああああああっ!ああひぃっ!あひっ♪ い、いいっ♪」
ご主人様のザーメンタンクは尽きてしまったのか、泡しかでてこない。
いや、問題はそこじゃない。
「ん……んぷぅっ♪」
キッスの後の甘美な"何か"は、2,3回だけで出尽くしたのか、その味を堪能できなくなっていた。
「ああああっ!またオマンコが、オチンチン抜き差ししたいってぇ、切ないって、疼くよぉ……」
それどころか、ご主人様から帰ってくる反応――声も身振りも――は、ほぼ無くなっていた。
「んはあっ! ご、ご主人様ぁ……、ほしいよぉ、美味しいの、ほしいよおっ……」
ただ、硬直したままの肉槍を一心不乱にしごきながら、
返事のこない"筈の"懇願を続けていた――
「あら……、貴女もとうとう知ってしまったのね? あの味を……」
――突如、私とご主人様だけしかいない部屋の中に、女の声が響く。
「!?」
驚いた私は、周囲を見回し、警戒すると間もなく、声の正体が目に飛び込んでくる。
一体、いつの間に現れたのか……。
スラリとした長い脚を組みながらパソコン椅子に腰掛け、
机に肘を立てては頬杖をついている、
先日出逢った女妖魔が、私を見ていた。
お久しぶりです、>422にて御座います。
前回「次回作は多分書く気ない!うん!」とか発言しておきながら、
どうにも捌け口を必要とする程に妄想が目詰まりしてしまいました故、
前作の恥を忍びつつも、>422-426 の続きを4レスほど投下させて頂こうかな、と思います。
……とはいえ、投下量が割と大きめになってしまったので、残りは後日という事で御容赦。
613 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー2 sage 2011/02/01(火) 04:15:45 ID:KZno+F7W
30分後にコンビニから帰ってきた清志が自分の部屋のドアを開けて、
私を一目見た時の驚きの表情と言ったら、もう凄かったんだから。
なんせ自分の部屋に、大好きなエロゲから出てきた女の子が、
自分の椅子をグショグショに濡らしながら、オナニーしてるんだよ?
それもコスプレと思えないほどにリアルな猫耳スク水の美少女が、
登場作でもあるエロゲを実況プレイしながら、
両胸と股間を激しく揺さぶりながらアクメってるんだよ?
そりゃ驚くのも、無理ないと思う。
だって、アタシだってビックリなんだから……こんな素敵な身体に、変身できて。
「え?あ……その、ええ!?あ、あの、ミーナ……ちゃん、ですか!?」
"ミーナ"とは、今プレイしている作品……
『ご主人様に御奉仕にゃん』の中央に大きく描かれているメインヒロイン、
つまるところ……今の、アタシのこと。
「はうん……ミーナだよぅ、"ご主人様"……」
コスプレって初めての経験だけど、こうなりゃミーナちゃんになりきって、
清志の事を"ご主人様"と呼ぶことにしてみた。いや……呼びたい。
「こ……声まで一緒だ……!じゃ、ほ、本物……!?」
ちなみにあのエロゲをプレイしてから、アタシであった筈の声は、
喉元に強烈な熱を帯びると、たちまちエロゲの中の声優と同じ声質に変化していった。
それはまるで、大麻詩乃であった痕跡を、ことごとく潰していくかの如く。
ふと、清志が、床に散らばっている服類
(ブレザーだったりネグリジェだったりするアレ)を見て、私の正体を推理する。
「え、これ、詩乃の服……あ、あの、つまり……、キミ、詩乃、なのか?」
その問いに、"私"は惚けた笑顔で返す。
「そんなことよりも、ご主人様、棒立ちになってないで、早くきてぇ……。
ミーナ、からだがあつくて変になっちゃいそうなの……」
「え、あ……おう、も、もちろんだっ!」
近づいてくる清志にギュッと抱きつき、
「にゃ♪」と一鳴きし、唇を奪う。
ふっくらとした唇を何秒間も押しつけ、その隙間から舌を潜り込ませる。
清志の瞳孔が一瞬大きく見開いたが、その目蓋は徐々にトロンと熔けていく。
やべえ。"私"超かわいい……。
普段のアタシなら、こんな大胆に攻めるだなんて、甘えるだなんて、できなかった。
ぷはぁ、と重ねた唇を外す。
「ふあぁ……ご主人様のキッス、おいしいにゃ……
でも、ごちそうはまだ、これから……」
普段の自分が聞いたら、多量の虫酸が口内に行き渡り各所に虫歯を形成しそうな台詞だけど、
ミーナである自分に言わせると……、恥ずかしいんだけど、不思議と似合う。
いや、その恥ずかしさもすごく、イイのかも。
「み……みーな、ミーナぁっ!」
突然、清志が私を押し倒してくる。
「ああんっ、ご主人様!慌てないで……はあううっ!」
理性の糸が切れたのか、床に倒れた私に覆い被さり、首筋、鎖骨、肩を舐め始める。
「ひあ、はあああんっ!くすぐったい、くすぐったいですうっっ♪」
腋の周辺まで舌を這わせながら、触手さん達が大きくしてくれた胸に左手をかけ、
触手スク水の上から、私の右胸をサワサワとまさぐり、徐々に強くこすってくる。
「ひゃ!お、おっぱいきもちいっ!
く、くすぐったいのときもちいのが、一緒に、くる、うあああんっ!」
やがて清志の口は左胸まで到着し、スク水生地の上からも解るほどに膨れあがった乳輪を、
乳首を焦らすように避け、入念に舐め始める。
「や、やぁっ!もっと気持ちよくしてぇ!乳首なめてぇっ、ご主人様ぁ♪」
そのお願いを待っていたかのように、左胸の乳首を甘噛みし、
さらに右胸のも、指でキュッとつまみ上げた。
「ひゃ……ッ!ひあああああああんっ!」
乳首だけで、軽くイっちゃったかもしれない……。
614 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー2 sage 2011/02/01(火) 04:16:42 ID:KZno+F7W
しかし、それだけでは飽きたらなかったのか、彼は更に両胸を強く揉みしだき始める。
「すげえぜ……このスク水生地!このテカテカな光沢具合、ほのかな甘さを感じる匂い、
少しニュルリとしつつも、それでいてサラリとした不思議な舌触り、
それでいて、まるで人肌を求めてくるような、中毒性を帯びた触り心地の手触り……!」
彼の躰全身で私のスク水を堪能するかのように、躰と脚を密着させてきながら、清志は語る。
「さ、さ、最高のスク水だっ!
今まで俺が集めてきたスク水コレクションのどれを探しても、
お前のスク水を越えるほど素晴らしく、エロティックなスク水は、ないッ!」
あー、そういえば。
つきあい始めて間もない頃、清志が今日のようにアタシを部屋に置いて
出掛けた時に部屋探検してたんだけど(彼の隠し金庫をサックリ見つけたのも、このお陰)、
その時に偶然、様々な種類のスク水が大量に収納された箱を見つけた時のことを思いだしたわー。
『OK! アタシなにも見なかった! 1、2の、ポカン!』と、記憶を封印してたんだったっけ。てへ
そんな、息を荒立てながら"私"の衣服越しに触りまくる変態さんに一言。
「ご主人様がエッチすぎて、私も変になっちゃいました……トロトロのココ、召し上がってぇ♪」
貞淑で淫乱な発情猫の股間に、"ご主人様"の視線を向けさせる。
さっきから慰めていただけあって、股間周辺のスク水は、私の愛液でグッショリと色を変えており、
更に淫靡な光沢を見せ、ご主人様に発情していることをアピールしてみちゃったり。
するとご主人様も我慢の限界だったのか、乱暴に自分のジーンズを脱ぎつつも、
私の股間に顔を近づけ、水着の上からでも解る程に浮き出た淫核を、舌で愛で始めた。
スク水越しの刺激は、生肌よりも遙かにビンカンで、触られる度に痙攣してしまった。
「ひゃあああんっ!だ、ダメなんだからぁ!わ、わたし、またイっちゃうよおっ♪」
舌はまるで別のイキモノかの様に、クリトリスと周囲を這い回り、やがて切れ目へと到達する。
喘ぎながらご主人様を見ると、既にズボンもブルマ(注:ご主人様愛用下着)も脱衣が完了しており、
突入を今か今かと待ちわびているかの如くそそり立つ男性器が露わになっていた。
「ああんっ、もうダメぇ!我慢できないのっ、ご主人様ぁ……ほしい、欲しいの、おちんちんっ!」
すると、私の淫猥な土手を包んでいたスク水に変化が起きた。
縦スジをなぞるかの様に、スク水の生地がクレバスに沿って裂けていった。
「ヤックデカルチャー(死語)! まるでスク水自体が俺の息子を歓迎している様ではないかあっ!
紺色の薄布をズラして挿入という様式美は堪能できないものの、この演出も素晴らしすぎるっ!」
「はやくぅご主人様ぁ、牝猫ミーナの熟成おまんこで、御奉仕させてくださいにゃあっ……♪」
馬乗りになったご主人様のペニスが、雄叫びと我慢汁と共に、私の秘裂に潜り込んできた。
触手さんによって姦通され、また触手さんによって造り替えられた膣は、
愛しい"人間"の逸物を余すところなく咥え、ギュッと絞り上げる。
「うああっ、んああああああっ!ひゃああああああああああああんっ!」
肉ヒダと生ペニスが勢いよくこすれただけで、私は気をやってしまった。
目の前が真っ白になりながらも、腰と膣だけは、肉棒を離さずに快楽奉仕を続けていた。
「いった、イったっ♪ 入っただけでイっちゃったぁっ!あっ、あぅっ、あおっ♪」
ヒダはご主人様の恥垢を洗い落とすかの様に蠕動運動と共に茎を圧迫し、
子宮天井の柔突起は、ご主人様の鈴口が突っ込まれる度になで回す。
吸精機関と化した私の下半身は、ご主人様の白いミルクを待ちわびながら搾乳作業を行う。
「すっ、すげえ!な、なんなんだっ、お前のマンコ!?
こ、コイツ……勝手にしゃぶりついてくるぞ!?
入口は幼女並にキツキツなのに奧は柔らかくて、先っぽに絡みついてくる!
ヤバいぞこれ!今まで犯してきた○学生のマンコとは比べものになんねえ!」
話とあんま関係ないけど、そういえば毎年夏頃、この地区周辺でプール帰りの学生が襲われて、
スク水を着せられて暴行された挙げ句、スク水(希にブルマ)が盗まれる事件が頻発してたっけ。
……おおっといけない。思わずこんなに優しくてHなご主人様の事を疑ってしまったにゃん♪
閑話休題。
そんなことより、ご主人様に褒められた事によって私の昂ぶりが有頂天になった。
615 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー2 sage 2011/02/01(火) 04:19:01 ID:KZno+F7W
「ああっ、嬉しいですぅご主人様♪ だから、中にぃ、ご主人様のご褒美、くださいぃっ♪」
私達をイカせようと、腰もヒダも、昂ぶりに乗って速度を上げていく。
ズリュッ、ジュプッ、という恥ずかしい音と、濃厚な牝猫の匂いをまき散らしながら。
「はううんっ!んはぁっ……もうゲンカイなんですねっ、ご主人様のチンチン……♪
ビクンビクンっという動き、私にも伝わって来るにゃぁっ!ぬわっ、ほらぁっ!
だからぁ、だしてくださいぃっ!私もっ、もうダメにゃ、一緒にイキたいいいっっ!」
膣全体に力を入れ、ご主人様のものを強く包み込んでから……、腰を思いっきり突き上げた。
「にゃああああああああああっっっっ!!!!」
ビュルルルルッッッ!
私のペニス入れに差し込まれたままのご主人様のペニスの先から、
白濁液が勢いよく注がれ、子宮全体が満たされていく……。
ご主人様も、そこらの幼女でも味わえない程の快感からか、
野味溢れる声で部屋の中を響かせた。
その声を私の猫耳が捕らえた瞬間の出来事だった。
ドクンッ!
私の心臓から、大きな脈動と共に、今まで感じたことも無いような衝動が突き上げてきた。
『おいしそう』
その感情の意味を探る前に、私の躰はご主人様を力強く抱き寄せ、ディープキッスを交わしていた。
衝動に身を任せながらご主人様の唇をこじ開け、舌を突っ込み、強く吸った。
すると、奥底から這い出てきた様な、気体みたいな"何か"が、舌の先に当る。
『おいしい』
(やぁ、コレぇ……!いいっ、舌先が、超きもちいいっ……)
条件反射の如く湧き出てくる至極単純な感情が、私の衝動を満たしていることを知らせる。
遅れて、この行為がとてつもない快楽を与えてくれるものなのだと、私は認識した。
先程までのオーガスムも天国に昇るほど気持ちよかったけど……、
それと今のは、まるで別ジャンル。
足りないモノ、求めていたモノを充足させる様な、満足感を帯びた快感。
猫耳を生やした自分の躰をビクビクと奮わせながら、
その快感を味わう為に、より強く、吸いこむ。
"何か"は、私の舌や口、喉、鼻、食道、脳髄を通っては全身に広がり、幸福感を満たしてくれた。
(ああっ、おいしいっ、ほしいっ♪ もっと、欲しいぃっ……♪)
しかし5秒後には、その"何か"の味は、それが本来無かったものであったかのように、消えた。
(やだぁっ、もっと、もっとちょうだいっ)
それでもしつこく口内を舌で舐め回したけど、後の祭りだった。
致し方なく、ぷはぁっ、と唇を外して身体を起こす。
「……うあっ、オイ、ミーナ、い、今の、一体なんだったんだ……?
超気持ちよかったけど、なんだか、身体から力がっ……」
「んはああぁっ♪ おしゅじんさまも、気持ちよかったんれすかぁ……?うれしい、わたしも……」
余りもの惚けっぷりに、私もご主人様も、力が抜けてしまったみたい。
「ご主人さまぁ、いまの、すごくイイ……!あれ、もっと、したいにゃ……」
唇に指を当てがい、上目遣いで、お尻を突き出し、尻尾を左右にゆらりらりと振りながら、
可愛らしく……そう、"自分"らしく、ご主人様におねだりをする。
刹那、私の子宮が、再び激しく疼きだす。
ご主人様をイカせたいと、躰の主にアピールしている。
「だから、ご主人様……」
愛しい人の躰を抱き寄せ、今度は逆に、私の方から押し倒してみる。
力の抜けたご主人様は、華奢な私の力でも、簡単に制御することができた。
「たくさん、いっぱい、もおっと、御奉仕してあげますにゃん……っ♪」
ヌプリ。
空を向いたご主人様の陰茎が、再び蜜壺へと収まった。
私の本能は、既に知っていたんだと思う。
イカせたら、とてもおいしい"何か"が飲めるって。
ご主人様に気持ちよくなっていただきたい。
そして、その報酬に、ご主人様のを、いただきたい。
ならば、私がご主人様にしてあげられることは、ひとつだった。
「ご主人様に、ご満足いただけるまで……♪」
616 俺版 退魔師の少女が寄生されて猫耳スク水蟲使い略ー2 sage 2011/02/01(火) 04:22:50 ID:KZno+F7W
あれから何十分……
いや、何時間過ぎたんだろうか。
「ああっ、ごしゅじんさまぁ♪ お許しくださいっ♪ また私だけで、イキそうですぅっ♪」
何回イッたのかも解らないほど、私は壊れた人形の様に、腰を振り続けた。
「いっ、いいっ、ひいぃぃっ!くるう、きちゃうううううううううぁああああああっ!!」
それでも、疲れは全く感じない。
なのに、何十回も絶頂に達している筈なのに、まだ満たされない。
「ああああああっ!ああひぃっ!あひっ♪ い、いいっ♪」
ご主人様のザーメンタンクは尽きてしまったのか、泡しかでてこない。
いや、問題はそこじゃない。
「ん……んぷぅっ♪」
キッスの後の甘美な"何か"は、2,3回だけで出尽くしたのか、その味を堪能できなくなっていた。
「ああああっ!またオマンコが、オチンチン抜き差ししたいってぇ、切ないって、疼くよぉ……」
それどころか、ご主人様から帰ってくる反応――声も身振りも――は、ほぼ無くなっていた。
「んはあっ! ご、ご主人様ぁ……、ほしいよぉ、美味しいの、ほしいよおっ……」
ただ、硬直したままの肉槍を一心不乱にしごきながら、
返事のこない"筈の"懇願を続けていた――
「あら……、貴女もとうとう知ってしまったのね? あの味を……」
――突如、私とご主人様だけしかいない部屋の中に、女の声が響く。
「!?」
驚いた私は、周囲を見回し、警戒すると間もなく、声の正体が目に飛び込んでくる。
一体、いつの間に現れたのか……。
スラリとした長い脚を組みながらパソコン椅子に腰掛け、
机に肘を立てては頬杖をついている、
先日出逢った女妖魔が、私を見ていた。
(素晴らしい椅子)
582 名無しさん@ピンキー sage 2011/01/18(火) 13:45:33 ID:bOpuj8Zt
最近、近所に樹晴塾という学習塾が出来たんです。
なかなか評判がよくて、私の友達もその塾に行くようになってから成績が上がっています。
何時もは私と似たり寄ったりの点数なのに、先日のテストでは大きく差をつけられてしまいました。
最初は、親に言われて行くのが面倒だなんて言っていたのに最近では私にも入らない? なんて勧誘までするようになって。
女性の先生らしいんですが、とても面白い方なんだそうです。それに美人で、直接は言いませんが友達は彼女に憧れているみたいです。
今日の学校が終わったら、友達についていって見学させてもらう予定です。どんなところなのか楽しみです。
583 名無しさん@ピンキー sage 2011/01/18(火) 13:56:51 ID:bOpuj8Zt
塾はあまり広いところではありませんでした。学校の教室の2/3くらいでしょうか?
前の方にはホワイトボード、机と椅子が20組と少し並んでいます。
何より驚いたのが先生で、友達の言う通り、いえそれ以上に美人な方でした。その、胸とかも大きくて、スーツの胸元がはち切れそうで、お、大人の魅力というやつでしょうか?
あ、でもキツいタイプの方ではなく、優しそうで母性的なタイプの方です。見た目と初見の雰囲気からのイメージですが。
今日は体験というか、一時限分だけ部屋の後ろで見学させていただけるそうです。教材だとかは勿論、入ってから購入する形ですが。
どうも今回の授業は数学のようです。
例題を使って先生が数式の解説をしていきます。
説明が上手なのか、例題のチョイスが上手いのか、あるいは両方でしょうか?
先生の説明はとても分かりやすく、するすると理解できます。これならば友達の学力向上も頷けます。
584 名無しさん@ピンキー sage 2011/01/18(火) 14:07:28 ID:bOpuj8Zt
教え方の他に、もう一つ言っておかなければいけないことがありました。
椅子についてです。
一見どこにでもある普通の椅子のようで、私も座ってしばらくたつまで気づかなかったんですがこの椅子、異様に座り心地がいいんです。
リラックスチェアのように、ゆったりできる、というのとはまた違って座りやすく、適度にリラックスできるので勉強に集中できます。学校の椅子もこの椅子だったら、授業の内容が倍は頭に入るんじゃないでしょうか?
まるで私にあつらえた特注品みたいです。そんなわけはないんですが。
授業が始まって40分程たったでしょうか?
まるでこの体勢が私が一番楽な姿勢なんだというように、全然疲れていません。頭は多少疲れてきていますが、それも先生の教え方が上手いので心地よい疲労というやつです。
塾に入るかどうかはまだ正直決めかねているのですが、仮に入るのだとすればこの塾に入るのは確定です。
585 名無しさん@ピンキー sage 2011/01/18(火) 14:17:36 ID:bOpuj8Zt
もうそろそろ一時間がたちます。
椅子はまるで私の体と一体化しているかのようです。この体勢でいることが一番自然なことなのかもしれません。
いえ、間違いなく人間という生き物の体はこうしてこの椅子に座っているのが一番自然な構造になっています。
あ、授業が終わったようです。休憩を挟んで次は英語だとか。
私は一時限分だけの見学の約束なのでここで終わりです。
先生が部屋から出ていかれました。私もついていって、お礼を言わなければ。
でも…でも、です。
私はこうして座っているのが当たり前なのです。
行かなければ、と思うのですがどうしても立ち上がる気になれません。
友達も、他の生徒の皆さんも同じ気持ちのようです。
皆、姿勢よく座ったままでピクリとも動きません。
とても心地よさ気な、自分が完全であることを実感している恍惚とした表情です。私も、きっと同じ表情をしていることでしょう。
586 名無しさん@ピンキー sage 2011/01/18(火) 14:25:31 ID:bOpuj8Zt
スルリ、と私の首に後ろから腕がからめられました。
後頭部には柔らかい感触。
預けられる体重も心地よく、甘い吐息とともに声がかけられました。
「一時限分だけですけど授業を受けていただいて、今日はいかがでしたか?」
先生が私にもたれ掛かりながら聞いてきます。もちろん答えは
「はい…とても素晴らしかったです…。こんなに集中できたの私始めてで…、まるでこのために生まれてきたみたいな…」
「みたいな、じゃないわ。貴女は本当にそのために生まれてきたのよ」
先生の指が優しく私の唇をおさえ、私の言葉を止めます。
ああ、何もかもが気持ちいい。先生の言う通り、私は本当にこのために生まれてきたのでしょう。
そう、
『椅子になるために』
587 名無しさん@ピンキー sage 2011/01/18(火) 14:29:23 ID:bOpuj8Zt
終わり
唐突に
教室に寄生されちゃう女子学生ってエロくね
と電波が飛んできて、気がついたら椅子に寄生されて椅子になっちゃう女の子になっていた
自分でもわけがわからん
文章力の都合で寄生ってよりMCっぽくなっちゃったのが残念無念
次は頑張る
最後に
エロくなくてゴメン
そこが一番やっちまったと思ってる
最近、近所に樹晴塾という学習塾が出来たんです。
なかなか評判がよくて、私の友達もその塾に行くようになってから成績が上がっています。
何時もは私と似たり寄ったりの点数なのに、先日のテストでは大きく差をつけられてしまいました。
最初は、親に言われて行くのが面倒だなんて言っていたのに最近では私にも入らない? なんて勧誘までするようになって。
女性の先生らしいんですが、とても面白い方なんだそうです。それに美人で、直接は言いませんが友達は彼女に憧れているみたいです。
今日の学校が終わったら、友達についていって見学させてもらう予定です。どんなところなのか楽しみです。
583 名無しさん@ピンキー sage 2011/01/18(火) 13:56:51 ID:bOpuj8Zt
塾はあまり広いところではありませんでした。学校の教室の2/3くらいでしょうか?
前の方にはホワイトボード、机と椅子が20組と少し並んでいます。
何より驚いたのが先生で、友達の言う通り、いえそれ以上に美人な方でした。その、胸とかも大きくて、スーツの胸元がはち切れそうで、お、大人の魅力というやつでしょうか?
あ、でもキツいタイプの方ではなく、優しそうで母性的なタイプの方です。見た目と初見の雰囲気からのイメージですが。
今日は体験というか、一時限分だけ部屋の後ろで見学させていただけるそうです。教材だとかは勿論、入ってから購入する形ですが。
どうも今回の授業は数学のようです。
例題を使って先生が数式の解説をしていきます。
説明が上手なのか、例題のチョイスが上手いのか、あるいは両方でしょうか?
先生の説明はとても分かりやすく、するすると理解できます。これならば友達の学力向上も頷けます。
584 名無しさん@ピンキー sage 2011/01/18(火) 14:07:28 ID:bOpuj8Zt
教え方の他に、もう一つ言っておかなければいけないことがありました。
椅子についてです。
一見どこにでもある普通の椅子のようで、私も座ってしばらくたつまで気づかなかったんですがこの椅子、異様に座り心地がいいんです。
リラックスチェアのように、ゆったりできる、というのとはまた違って座りやすく、適度にリラックスできるので勉強に集中できます。学校の椅子もこの椅子だったら、授業の内容が倍は頭に入るんじゃないでしょうか?
まるで私にあつらえた特注品みたいです。そんなわけはないんですが。
授業が始まって40分程たったでしょうか?
まるでこの体勢が私が一番楽な姿勢なんだというように、全然疲れていません。頭は多少疲れてきていますが、それも先生の教え方が上手いので心地よい疲労というやつです。
塾に入るかどうかはまだ正直決めかねているのですが、仮に入るのだとすればこの塾に入るのは確定です。
585 名無しさん@ピンキー sage 2011/01/18(火) 14:17:36 ID:bOpuj8Zt
もうそろそろ一時間がたちます。
椅子はまるで私の体と一体化しているかのようです。この体勢でいることが一番自然なことなのかもしれません。
いえ、間違いなく人間という生き物の体はこうしてこの椅子に座っているのが一番自然な構造になっています。
あ、授業が終わったようです。休憩を挟んで次は英語だとか。
私は一時限分だけの見学の約束なのでここで終わりです。
先生が部屋から出ていかれました。私もついていって、お礼を言わなければ。
でも…でも、です。
私はこうして座っているのが当たり前なのです。
行かなければ、と思うのですがどうしても立ち上がる気になれません。
友達も、他の生徒の皆さんも同じ気持ちのようです。
皆、姿勢よく座ったままでピクリとも動きません。
とても心地よさ気な、自分が完全であることを実感している恍惚とした表情です。私も、きっと同じ表情をしていることでしょう。
586 名無しさん@ピンキー sage 2011/01/18(火) 14:25:31 ID:bOpuj8Zt
スルリ、と私の首に後ろから腕がからめられました。
後頭部には柔らかい感触。
預けられる体重も心地よく、甘い吐息とともに声がかけられました。
「一時限分だけですけど授業を受けていただいて、今日はいかがでしたか?」
先生が私にもたれ掛かりながら聞いてきます。もちろん答えは
「はい…とても素晴らしかったです…。こんなに集中できたの私始めてで…、まるでこのために生まれてきたみたいな…」
「みたいな、じゃないわ。貴女は本当にそのために生まれてきたのよ」
先生の指が優しく私の唇をおさえ、私の言葉を止めます。
ああ、何もかもが気持ちいい。先生の言う通り、私は本当にこのために生まれてきたのでしょう。
そう、
『椅子になるために』
587 名無しさん@ピンキー sage 2011/01/18(火) 14:29:23 ID:bOpuj8Zt
終わり
唐突に
教室に寄生されちゃう女子学生ってエロくね
と電波が飛んできて、気がついたら椅子に寄生されて椅子になっちゃう女の子になっていた
自分でもわけがわからん
文章力の都合で寄生ってよりMCっぽくなっちゃったのが残念無念
次は頑張る
最後に
エロくなくてゴメン
そこが一番やっちまったと思ってる
九尾の開放2
450 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:03:12 ID:GDQ1u2jQ
「姉さんが、九尾に憑かれた!?」
優子は愕然とした。
父親に呼ばれ、居間に入り開口一番。告げられたのは、姉が九尾の狐に憑かれたという、驚きの言葉だった。
「…私は見たわけではない。推測だ。
だが、ほぼ間違いない」
父親が沈痛な表情で語る。さらに続けて、確信した理由を話した。
玲子を殺生石へ派遣した日の夜から、怪事件が発生し始めたこと。また、殺生石の封印も解かれていたこと。
そして何より。
「警察から回ってきたものだが…これが、目撃者の証言を基にした犯人の似顔絵だそうだ」
「これは…!」
父親が確信するのも当然だった。そこに描かれていたのは、自分の娘に狐耳を足した女性だったからだ。
「そんな…」
「被害者は既に凄まじい数になっている。この数日で、被害者は41名…しかも、死者が22名出ている」
「それを全部、姉さんが?」
「玲子ではない。九尾が、だ」
それは、父親としての言葉。
「今日、協会で九尾へ対処が決定した。結論としては、「氷川一族が起こした問題であり当事者で解決せよ」というものだ」
「…いつも通り、なんですね」
問題は、起こした当事者が解決する――それが、退魔師達の鉄の掟。
相手がたとえ伝説の妖怪だとしても、それは変わらなかった。
「今まで…こういう事が無かったわけじゃない。憑かれた自らの弟子を封じた事もあった。だがな…」
今回は、あまりにも辛すぎる。憑いているのは伝説の妖怪で、憑かれているのは自らの娘。
それに加え、討伐を命じるのもまた、自らの娘…。父親として、これほど愚かしいことは無かった。
「自分の無力を、今ほど嘆いたことは無い」
「お父様…」
「今、九尾に対抗できるのは優子…お前だけだ。他の者では、ただ餌となってしまうだけ」
「大丈夫です、お父様。私にはお父様とお母様から頂いた力があります。
そして、姉さんと戦う覚悟も」
「すまん…すまん…!」
父親は、泣いていた。
「謝らないでください…。私は今まで、この力のおかげで生き抜いてくる事ができたんです。
それに、私も姉さんを救いたい。だから…戦います」
肉壁の部屋の中に、麗狐の嬌声が響く。
「あはぁっ、また出たぁ♪」
麗狐は男の上にまたがっており、秘所は男根を貪欲に咥えこんでいる。
すでに4回の射精を促された男は、精気をほぼ吸い尽くされており息も絶え絶えだ。だがしかし、麗狐の妖気にあてられた男の肉棒は、萎えることを許されない。
「んふふ、まだ生きてるなんて、あなたタフだわぁ…♪」
しかし、麗狐は男が生きていることを確認すると、再び腰を振り始めた。
「あ……かはっ…」
「ご褒美にぃ、もう一回出させてあげる♪」
男とは対照的に、麗狐の秘所は嬉しそうに唾を垂らしている。
じゅぷっ、じゅぷっ…。再び、卑猥な音が空間を支配し始めた。
「…や…め……」
男はか細い声で拒否の意思を示すが、当然麗狐は意に介さない。それどころか、腰を振るピッチを上げていく。
自分の意思とは無関係に、男は再び射精を強要された。
「……!」
もはや、声も出なかった。
「あぁん、おいしい…」
愛する者を受け入れる場所でなく、精気を搾り取る器官と変化した麗狐の膣は、精液を一滴もこぼさず吸い上げる。
一方で、搾りカスとなった男の体は枯れ果てていく。麗狐は立ち上がると、ミイラと化した男を軽々と持ち上げた。
「ごちそうさまでした…♪…でも、まだ物足りないわね」
「あらあら、まだ欲求不満?」
「あ、玉藻様ぁ」
振り向くと、外から戻ってきたばかりの玉藻がいた。しかし、意外なことに"獲物"を持ち帰ってきたわけではないようだ。
「あれぇ?手ぶらですかぁ?」
「私はもうお腹いっぱいよぉ」
「玉藻様は少食ですねぇ」
「あなたと違って育ち盛りじゃないもの」
451 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:03:59 ID:GDQ1u2jQ
「なるほど、そういうことですか♪
それじゃ、ゴミ捨てついでに…漁ってきます♪」
ミイラ片手に獲物を探しに行く麗狐の尻尾は、既に二本に増えていた。
氷川優子と言えば、退魔師であれば知らない者はいない。
幼い頃からその才能を示し、弱冠13歳の時から他の退魔師と同じく第一線で活躍。
年を重ねるごとに着実に実力を伸ばし、現在では国内でも指折りの退魔師にまで成長。数年後には、並ぶ者がいなくなることは確実と目されている。
だから、協会が氷川一族に一任したのは、妥当かもしれないし、嫉妬なのかもしれない。
もっとも当人からすれば、関係ないことだったが。
(大丈夫…いつも通りやれば…)
いつも通り、優子は一人で「仕事」に備えていた。
今日の敵は、かなり強力だろう。下手に数を揃えても、いたずらに被害を大きくするだけなのは明白だ。今までも、強敵と戦う時は一人だった。
「まだ、出ませんね」
運転手の男が呟いた。もうかれこれ、2時間は待っただろうか。
今回の仕事の難しい所が、出現する場所を詳細に特定できないことだ。
一応、被害のあった場所から推測すると、殺生石から優子達の住む氷川神社へ向かって移動していることは分かっていた。
それも夜な夜な、繁華街で獲物を漁りながら。
そのため、昨日被害があった場所から神社まで点々と退魔師を配備し、妖気を感知したら車で急行するという方法を取ったのだ。
「…しかし、必ず出るはずです」
そう。被害は姉が失踪してから毎日、報告されている。今日も必ず出るはずだ。
そして絶対に、今日で終わらせる。
その時、車内に携帯電話の着信音が鳴り響く。
「…もしもし、こちら花崎。…はい、はい…了解です」
手短に電話を切ると、男は急いで車を発進させた。
「出ましたか?」
「ええ。場所は…ここからおおよそ15キロですかね」
「そうですか…」
優子は押し黙る。今日は、姉を救うための戦いだ。
しかし、救えなかったとすれば。その時自分の手で、姉を封じることが出来るのだろうか。
優子の迷いを乗せたまま、車は夜道を進んでいく。
麗狐は今日3人目の餌を探していた。
さっきの男の精気は、中々の量だった。
玉藻は若い女性の甘い精気を吸う方が好みなようだが、麗狐としては何より量が欲しかった。
もっとも、それは玉藻の妖力が既に強大だということもあるのだろう。
事実、玉藻は精気をある程度吸ったら解放していた。彼女曰く、「美味しい娘は貴重なんだから、殺しちゃ勿体ないわ♪」とのことだった。
(玉藻様は優しいですねぇ)
一方で麗狐は、獲物を解放するなど考えられなかった。味を度外視すれば、人間なんてそこら中に溢れているのだから。
人通りの多い駅前通りから、いかがわしい店の並ぶ裏通りへ抜けていく。麗狐は耳と触手を隠してはいるものの、禍々しい色へ変色した巫女装束を気崩しているのはそのままだ。
はちきれんばかりの胸を揺らしながら歩けば、男は勝手に寄ってくる。そして人目のつかない所に誘い込み、自らの空間へ連れ込んで最後の一滴まで味わう。
今回も、その予定だったのだが。
「あら?」
麗狐に探す気が無くても、否応無しに分かるほどの強大な霊力を感じた。
その霊力の持ち主はだんだん、こちらへと近づいてくる。それも、かなりの速度で。
人気の無いこっちへ、わざわざ向かってくるということは。偶然ではない、来たのだ。自分を討ちに。
まぁ、構わない。霊力を持つ人間の精気の味は格別だと玉藻も言っていた。
これほどの霊力の持ち主ならば、さぞ精気も美味しいだろう。
裏通りから更に細い道へ移動し、追っ手を待つ。もう、すぐそこまで来ているのが分かった。
「うふふ…さぁ、いらっしゃい」
現れたのは、よく見知った少女。
452 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:04:31 ID:GDQ1u2jQ
「あら、優子じゃない」
目に飛び込んできたのは、変わり果てた姉の姿。
肢体は最後に見た時より、美しく、艶かしく、魅力的に変化していた。
服も、ベースは自分と同じ巫女服なのだろうが、大きくはだけた胸元と、ひどくいやらしい下半身のスリットが、元の服の清楚さを冒涜している。
しかし何より変わったのは、今は自分の敵として相対しているということだ。
「姉さん…やはり、九尾の狐に憑かれて…」
「憑かれてる?違うわよぉ、玉藻様に私も妖狐にして頂いたの♪」
「な!?まさか、人間を妖怪にするなんて!」
「うふふ、それができちゃうのよ…」
そう言うと、麗狐は隠していた耳と触手を露わにする。同時に、体から発せられる妖力が更に増した。
(なんて妖力…!)
「どうかしら?玉藻様からいただいたこの体…。
優子も妖狐にならなぁい?特別に玉藻様に頼んであげてもいいわよぉ」
「…」
妖しく微笑む麗狐に対し、優子は表情を硬くする。
(まさかこれほどとは…)
今まで、戦ったことが無いレベルの相手ではない。しかし、今回は討つ事が目標ではない、姉を救うのだ。
これだけの妖力、祓うことが出来るのだろうか。
そもそも、九尾が憑いているのではなく、姉が完全に妖狐となってしまっているのなら…元に戻すことが出来るのだろうか?
もし、戻らないとすれば、それはつまり…。
「この体ねぇ、とっても素晴らしいのよ?人間から精気を吸う時もすごく気持ちいいし」
「…!」
「精気を吸えば、吸っただけ体に力が満ち溢れるの…巫女の修行なんて馬鹿らしくなっちゃうわ」
麗狐の言葉を聞き、優子の迷いは消え去った。
「そう…」
優子がつぶやく。同時に、密かに足元に霊力を集中する。
「私は…姉さんが人を殺めたという事実を…今まで信じたくありませんでした。
しかし、既に心まで妖狐に堕ちてしまったというなら…。
…これ以上、姉さんに過ちを犯さないっ!!」
言うが早いか、足元に集めた霊力を噴出させ、麗狐に急接近する。
「なっ、縮地っ!?」
「はああっ!」
接近すると、流れるような動きで護符を麗狐へ貼り付ける。張り付いた瞬間、護符が発した光が麗狐を縛り付ける。
油断していたのか、麗狐はまったく抵抗できないまま、護符によって拘束されてしまう。
「ぐうっ!!」
更に、麗狐を縛り付ける光が激しく輝き始め、火花のようなものが散り始めた。
「その護符は、姉さんの中に流れている穢れた力を祓います…しばらく我慢してください」
これで元に戻ってくれれば、と切に願う。駄目ならば、最悪姉を九尾の狐と同じように封印しなければならない。
覚悟はしたつもりだ。…だが、それだけは。そう思い、目を伏せる。
その時だった。
突然、優子の体が何かで縛り付けられる。驚きのあまり目を開くと、それは触手。
(まさか、九尾の!?)
しかし、周囲に強大な妖気は感じられない。触手の出所を目で追うと、それは目の前だった。
「ふふふ…甘いわよぉ、優子」
「な、何故!?動きは封じたはず!」
「こんな護符一枚で、私をどうにかできると思ったの?精気をい~っぱい吸って、とーっても強くなったんだからぁ」
そう言いながら、片手でいとも簡単に護符をはがす。麗狐を縛り付けていた光は無残に霧散した。
「それにしても、急襲なんてひどいわねぇ。まぁ、結果としてはあなたと真っ向から戦わなくて済んだけど」
「ま、まだです!」
束縛を振りほどこうと霊力を集中する優子だったが、触手は全く緩む気配を見せない。
立場は、一瞬にして逆転した。姉を救うどころか、逆に捕らえられてしまった。
なんという体たらくだ。優子は自分の愚かさを呪った。
「…私を、どうするつもりですか」
「そうねぇ、どうしようかしら♪」
うつむき、無念の表情を浮かべる優子とは対照的に、麗狐は心底楽しそうな笑顔。
そのまま優子に近づくと、彼女の全身を舐めるように見つめる。
453 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:05:29 ID:GDQ1u2jQ
(…!この匂い…!)
同時に、麗狐から漂う匂いに優子は気づく。妖気をはらんだこの匂いを、吸い込んではいけない。
今までの経験から、優子は自身の体を霊力で包み込む。妖気の進入を許さないためだ。
その防御に気づくと、麗狐は残念そうな顔をした。
「あらあら、悲しいわ…私の妖気、受け入れてくれないのね?」
「そんなの、当たり前ですっ」
危機的な状況ではあったが、優子はまだ諦めていなかった。
幸いなのは、姉から殺意を感じられないことだ。ならば、まだチャンスはある。
「つれないわねぇ。今度は黙っちゃって。
なーに考えてるのかしら?私に教えて?」
「…姉さんを、救う方法です…!」
「あはっ、私を救うですって?
その必要は無いわよぉ♪妖狐になったことに、私は満足してるんだから」
「それはそう思わされているだけです!
本当の姉さんなら、人を殺せるはずがない…だって、姉さんは優しい人じゃないですか…!」
言った所で、状況が変わるわけではない。
それでもなお、優子は訴えたかった。それが本心だから。
「他の人達は、私を怖がってたし、妬んでいた…。
でも姉さんは、私に優しくしてくれた。私はそれが嬉しかったんです、だから!」
(霊力が、上がっていく!?)
恐ろしいことに、優子の強大な霊力が更に増していく。妹の力が強大であることは、麗狐もよく聞いていた。しかし、感情の高ぶりによって増加するとは。
このままでは、触手の拘束も力ずくで解かれてしまうだろう。
ならば。
「私は、絶対に、姉さんを救っ、んむぅっ!?」
抱きかかえるようにして、麗狐は優子の口を自分の胸へと運んだ。と同時に、胸から母乳を出し始る。
「優子、落ち着いて…?私のミルクを飲んで、ね」
突然口を塞がれ、優子は麗狐の腕の中でもがく。
しかし、滴が舌に触れた瞬間、動きが止まった。
(あ、甘い…!)
それは、妖気をたっぷり含んだ危険な甘さ。だが同時に、一度味わってしまえば抗えない甘さでもあった。
口の中へ母乳がなみなみと注がれると、優子はされるがままにそれを受け入れてしまう。
「どうかしら…?玉藻様に出せるようにしてもらった、私のミルクは…」
「……んっ…んくっ…」
返事は無い。先ほどまでの覇気が嘘のように、優子は静かに母乳を飲んでいた。
「ふふっ、夢中みたいね…♪
さぁ、もっといっぱい飲んで…」
(あぁ…駄目なのにぃ……姉さんのミルク…美味しい…)
自分の中に、妖気が流れ込んでくるのが分かる。だが、そんな事はどうでもいい。
今はただ、注がれる母乳を味わうことが何より重要だった。
(なんでぇ…私、ミルク飲んでるだけなのに……気持ちいい…)
「いい顔よ、優子…。発情してるのね…」
体に浸透する淫蕩な妖気の影響で、優子の頬は染まり、悩ましく眉をひそめている。そんな彼女を、麗狐は優しく撫でる。
数え切れないほどの戦いを重ねてきた優子だったが、強いが故に、直接妖気を体内に送り込まれたことは今まで無かった。
そのため対処法も分からず、麗狐の妖気にされるがままに翻弄されていた。
十分妖気が侵食したと判断したのか、麗狐は優子を自分の胸から解放した。
「ふはぁ…」
「くすっ、残念そうね?私のミルクがそんなに美味しかったかしら?」
「あ…ちが…」
否定する優子だったが、それが嘘であることは火を見るより明らかだ。
それどころか、既に下半身は疼きを覚え、秘所から愛液が滴り始めていた。
「いいのよ、否定しなくても…。もっと飲みたいんでしょう…?
でも、続きは"こっち"でしましょうね…」
そう言うと、麗狐の後ろの空間が裂け、闇が拡がる。
「な、何…?」
「さぁ、いらっしゃい♪」
優子は誘われるように、麗狐と共にその闇の中へ消えていった。
454 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:06:09 ID:GDQ1u2jQ
「こ、ここは…」
目の前に広がるのは、周囲に肉質の地面と壁が広がる、気色の悪い空間。
「ここはねぇ、私と玉藻様だけの空間。
ここなら邪魔を気にせずに、あなたの全てを思う存分楽しめるわ…♪」
(異空間だというの…)
自分は、閉じ込められてしまったのか。
いよいよ絶望的かもしれない、優子がそう思った時だった。
「どういう風の吹き回しかしら?あなたが女の子を連れてくるなんて」
声の聞こえた方向を向くと、そこには姉と同じく狐の耳と触手を持つ女性がいた。
「あなたが、九尾の…!」
「?そうだけど…私のことを知ってるってことは、麗狐ちゃんのお仲間かしら?」
「この子はぁ、私の妹の優子です、玉藻様♪」
「あらぁ、そうなの♪よろしくね♪」
何がよろしく、だ。目の前に、姉を妖怪へと堕とした張本人がいる。その怒りで、優子の鈍っていた思考が元に戻る。
その時、今まで優子を束縛していた触手がほどけた。
何の意図があるかわからないが、またとない好機であるのは間違いない。優子は急いで体勢を立て直す。
「どうですか、この子は?」
「すごいわぁ…これだけの霊力の持ち主、そうはいないわねぇ。
むしろ、よくあなたが捕らえられたと思うわぁ」
(許さない…!)
霊力を手と足に集中する。縮地を使えば、気づかれるまでもなく詰められる距離。
だがしかし、
「ひゃんっ!?」
「ダメよぉ優子…。玉藻様に失礼でしょ?」
思考は平静を取り戻しても、昂ぶった体はそのままだった。秘所をショーツの上から擦られただけで、痺れるような快感が全身に走る。
あまりの快感に精神をかき乱され、集中した霊力は霧散してしまった。
麗狐は優子の行動を読んでいたのか、意地悪そうな笑みを浮かべる。
「ま、まだ…」
「だから、ダメって言ってるでしょ?」
「あぁんっ!」
またしても、快感に弄ばれてしまう。
「ほんと、優子ったらわかりやすいんだから…
この快感に抗える訳無いのよ…?早く、楽になりなさぁい」
「い、嫌です…私は…姉さんを、救うって決めっ、あああっ!」
一度秘所を擦られる度に、理性まで削られていくようだ。
しかし、姉を救うという気持ちと、巫女としての使命が、彼女を何とか引き止めていた。
「往生際が悪いわねぇ。
なんなら、さっきあなたが飲みたがっていたミルク…飲ませてあげてもいいわよ?」
「さっきは不覚を取っただけです、いりませんっ」
「へぇ、すごいわねぇ…妖気たっぷりのお乳を飲んで堕ちずに耐えるなんて♪
それじゃあ…麗狐ちゃん、ここは私に任せてちょうだい♪」
「は、はい、玉藻様」
一体、何をしようというのか。優子は再び霞がかる思考の中で、必死に抵抗を試みようとする。
「怖いわぁ、そんなにきつい顔しちゃって。
でも安心して?すぐに、気持ちよくしてあげるから」
「そんなの、お断りです…!」
「そう無下にしないで…♪」
玉藻は言いながら、自分の乳房を露出させる。そして、見せ付けるように自らの手で持ち上げた。
「さぁ…私のお乳はいかがかしら?きっと美味しいわよ…♪」
「…!」
乳首の先から、白い液体がしたたる。同時にその液体は、濃厚な甘ったるい匂いを周囲に振りまいた。
当然その匂いは、優子の鼻孔をつく。
(だ、駄目…あれを飲んでは、駄目…)
そう、駄目に決まっている。しかし、先ほどの姉のミルクのなんと甘美だったことか。
いやでもその味を思い出させられ、目の前の胸に飛びつきたいという、抗いがたい衝動に駆られる。
それでも、自分には使命がある。それで、それだけで優子は堕ちずに踏みとどまる。
455 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:07:26 ID:GDQ1u2jQ
一方で、誘惑を跳ね除ける優子を玉藻は楽しそうに見つめているだけだ。
なぜか。どうせこれは、相手の敗北が決まっているゲームだからだ。
ただ待っているだけで、必ず相手は堕ちる。玉藻には、その確信があった。
(駄目だけどぉ…あぁ、甘くていい匂いがする…
ミルク飲みたい…飲みたいよぉ…)
既に焦燥し、昂ぶりで息を荒げている優子は、あたりに漂う妖気を孕んだ香りを気にせず吸い込んでいた。
一度、二度。呼吸を重ねるだけで、体の中へ妖気が侵入し、優子の理性は崩れていく。
もう、僅かな霊力を集めることもままならないだろう。
「はぁ、はぁ…んぁっ、はぁっ…」
優子の口はだらしなく開き、体は今すぐにでも飛びつけるよう、いつの間にか前かがみになっていた。
もはや、優子は餌の前でお預けをされている犬と同じであった。
そして、麗狐がそのお預けを解く。
「玉藻様のミルクは、とっても甘いわよぉ?私のミルクとは比べ物にならないくらい…」
「甘い、の…?」
耳元でささやかれたのは、普段であればまず一蹴する言葉。しかし、今の優子にはたまらなく魅力的な一言だった。
さっき味わったミルクより甘いだなんて。
それはつまり、あの蜜がこの世に存在する何よりも素晴らしい甘露であるということ。
飲みたい。
すごく飲みたい。
今すぐ、あの蜜を飲み干したい。
優子をつなぎ止めていた、使命という鎖が引きちぎれた。
「欲しい…ミルク欲しい…!」
体が、玉藻へ向かって動き出す。
優子を動かしているのは仇敵を討とうという気概ではなく、単なる欲求。
「下さい…私に、みるく、下さいぃ!」
「いいわよぉ…。さぁ、どうぞ…♪」
「ああぁっ…♪」
許可の言葉が、嬉しい。この世界で一番の甘味を、存分に味わえるということだから。
蕩けきった表情で、優子は玉藻の胸にむしゃぶりつく。
「んっ…んんっ…おいひぃ…♪♪」
一心不乱に、玉藻の母乳を飲み干す。
麗狐から与えられた時と違い、受動的ではなく、自ら進んで母乳を吸う。
そこにいるのは退魔師の片鱗など微塵も感じられない、ただの一匹のメス。
「お味はどうかしら…?とっても美味しいでしょう…?」
(本当に…姉さんのミルクよりすごい…♪姉さんのより、もっともっと甘くて、エッチで、幸せぇ…♪♪)
想像以上の味わいに、優子は満足していた。
麗狐と玉藻では、同じ妖狐と言えど格が違う。それに伴って、母乳の味も、身体への効果も、玉藻のほうがより格上。
人間を絶頂へ、導けるほどに。
(だめ…美味しすぎて…私イっちゃう…♪)
「んくっ、ん…んんっ、んっ!ん――っっ♪♪」
母乳を飲みながら、優子はイった。
「達したのね…。可愛いわぁ、本当に…♪」
優子の様子を見て、玉藻は満足気な表情を浮かべる。
そこへ、麗狐が声をかけてきた。
「玉藻様、この子ですけど…どういたしましょうか?」
「そうねぇ…。可愛い子だし、何より霊力が素晴らしいわ…♪
この子を私達の仲間にしたらどうなるか、とても楽しみじゃない?」
それを聞き、麗狐は安心した表情を浮かべる。
「あぁ…それでは、妖狐にしていただけるのですね」
「どうしてそんなことを聞いたのかしら?」
「だって、この子は私のかわいい妹です…。
私と同じように、退魔師の苦しみから解放してあげたいんです」
「優しいわねぇ、麗狐ちゃんは…♪」
二人が楽しそうに話している内に、優子のぼんやりとしていた意識がはっきりとしてきた。
456 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:08:03 ID:GDQ1u2jQ
「う……あ…」
「お目覚めのようね?」
「あぁ…"玉藻様"ぁ…みるくぅ、もっと下さい…」
開口一番、優子が口にしたのは玉藻へのおねだりの言葉。
思考まで妖気に汚染され、優子は玉藻の虜となってしまった。
「あら、まだ飲み足りなかったの?
でもごめんなさいね、もうお乳はあげられないわぁ」
「そんなぁ…」
「駄目よ優子、わがまま言っちゃあ」
「でもぉ…」
「安心して…もっと気持ちいいことしてあげるわ…♪」
「ほんとですか…?」
曇っていた優子の顔が晴れていく。
何をしてくれるかは分からない、けれど玉藻様なら必ずとっても気持ちよくしてくれる。優子はそう信じて疑わない。
玉藻の触手が器用に、優子の緋袴をたくし上げた。もう一本の触手がショーツを擦ると、優子は快感に身を震わせ喘ぐ。
玉藻が次に何をするかは、すぐに理解できた。
「あなたのここにぃ…私の触手を挿れてあげるわね…♪」
「あはっ、嬉しい…私、玉藻様に処女を捧げられるんですね…」
玉藻にもたれ掛かっていた体を起こすと、優子は自らショーツをずらし、自分の秘所をくつろげる。
そこはとうにドロドロに濡れており、物欲しそうにひくつく。
「ここに…下さい。私の処女まんこにぃ、玉藻様の触手ぅ、くださいっ♪」
「うふふっ、それじゃあ、あなたの操――頂くわね♪」
玉藻の触手が、優子の秘所へ沈んでいく。
「ああぁぁんっ♪」
初めて経験する気持ちよさと、愛する人のモノを迎えた嬉しさで、優子は恍惚とした表情を浮かべる。
背筋をぴんと伸ばしている様子から、優子が感じている事ははた目にも分かった。
見かねた麗狐が、後ろから抱きつくように体を支えた。
「もう、今からそんなに感じちゃってどうするの…?本番はこれからなのよ?」
「で、でもぉ…すごく、気持ちよくってぇ」
「ほら…来るわよ?あなたの初めてを、散らす瞬間が…」
「は、はい、姉様」
玉藻の触手は、優しくゆっくりと奥へ進んでいく。優子は感じつつも、身をこわばらせその瞬間を待つ。
「んっ…!」
初めての証が突き破られる。いかに妖気に侵食されたとしても、痛みは消しきれないようで、優子はよりいっそう身をこわばらせた。
「大丈夫…?」
「はあっ、はあっ…はい、大丈夫です」
ゆっくり呼吸をし、痛みをこらえる。
しかし、玉藻は意地悪い方法でその態度に応えた。
「そう、それじゃ…えいっ♪」
「あっ、はあああっ!?」
それまでの挙動とは裏腹に、触手は一気に、優子を奥まで貫いた。
痛みもある。だがそれ以上に、何より快感。
「あああんっ!すごっ、ひああああっ!?」
引き抜く時だってすごい。激しい快楽を引き起こすピストン運動の前に、痛みはすぐにかき消されてしまった。
同時に、表情も快感にとろけたものへと戻った。
「いいぃぃっ♪玉藻様の触手っ、たまんないですうぅ♪」
「そう?そう言ってくれると嬉しいわあっ♪」
そして、支えているだけだった麗孤も、二人の様子を見て昂ぶっていた。
収まりがつかなくなり、たまらず二本の触手を優子の貧相な胸へ向けて動かす。
「はぁ、優子…玉藻様の触手だけじゃなくって、私のも味わって?」
「ふぇ?ひゃあああ!?」
麗孤の触手が、優子の乳首を咥えこむ。
それは女性器に負けず劣らず、甘美な衝撃を優子の脳裏へ送り届けた。
457 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:08:35 ID:GDQ1u2jQ
「んふふ♪どうやら感度はいいみたいね♪
おっぱいがちっちゃいと乳首が敏感なのって、本当なんだ♪」
「はぁっ、くひぃっ、姉様にまでっ、されたら私っ、ひああっ♪」
「なぁに?もうイっちゃいそうなの?」
「はひぃ、もっもうっ♪くううぅぅんっ、だめですうっ♪」
「ああん、待ってぇ♪
あなたの中っ、具合良くってぇ♪私、もう出しちゃうわぁ♪」
「んはぁっ!はっ、…だしてぇ、あっ、あんっ、くださいぃ♪♪
私のおまんこにっ、玉藻様のを、たっぷり、んあぁっ♪」
「はぁん…いいのかしら?出したら…あなた、妖狐になっちゃうわよぉ?」
「もちろん、いいわよねぇ、優子?私と同じになっても…」
「いっ、いいですぅ、私なりますっ、くぅんっ、なりたいです、姉様と同じっ、妖狐にぃ!」
「あはっ♪それじゃっ、出すわねっ♪…んんんっ♪♪」
「では、私も…♪…んふっ♪」
玉藻の体がびくびくと震え、優子の中に精を放つ。同時に、麗孤は乳房へ白濁液を流し込んだ。
「あっ、あっあああぁっっ♪玉藻さまのとぉぉ、姉さまのがきへるうぅぅ♪
もぉイくっ♪わらひ、イきまふうぅぅぅぅっ!!♪♪」
弾けるような快楽に、体を激しく仰け反らせながら優子は達した。
同時に、膣は少しでも精液を搾り取ろうと収縮する。
「あぁっ…♪いい締め付けよぉ♪きっと、とっても淫らな子になるわねぇ…♪」
「ふふっ、だそうよ?優子…♪」
「あっ……あぁっ…♪」
返事は要領を得ない。まだ優子は、絶頂の余韻の中にいた。
しかし、子宮へと侵入した精液と妖気は、なお優子の体を攻め立てる。
それらが子宮から吸収されると、体は再び熱を取り戻し始めた。
「…?なんで…?体、熱いのぉ…」
「始まったわね…♪」
玉藻と麗孤がくすくすと笑う。
何も分からない優子は、自分の体の奥から広がっていく熱さに翻弄される。
「あ、はぁぁ…何これぇ、私の体、おかしくなっちゃう…」
「何って…さっき言ったじゃなぁい?あなた、妖狐になっちゃうわよって♪
さっき注いであげた精液と妖気はね…あなたの霊力を妖力に変えて、体も妖狐に相応しいものにしちゃう力があるの♪」
玉藻が話している間にも、優子の熱は増していく。
そして遂に、体に変化が現れはじめた。
「あ…あっ、あああ…っ!」
短く揃えていた髪は伸び、色も玉藻達と同じく美しい金色に変化した。
体つきも、貧相だった胸は標準以上に大きくなり、服の下からその存在を主張する。同時に太ももや尻の肉つきが良くなった。
腰にくびれもでき、未熟な少女の体から、熟れかけの妖艶な体へと発達した。
着ていた巫女装束も、純白の襦袢は黒く染まり、赤い緋袴は前が大きく開く。
ショーツは消え失せており、少しかがめば濡れそぼった性器が見えてしまうだろう。
「すごいぃい♪からだ、えっちになってるぅ!あんっ!?あたまがぁ、あついっ!」
そして、頭から狐の耳が生えた。
自分が人間から妖怪へ生まれ変わっているのが、よく分かる。
それは、とっても嬉しいこと。
人間をやめることが、こんなに嬉しいなんて思わなかった。
もう人間を守らなくていい。
あいつらは全員クズだから。
なんで?
だっていつも私に頼ることしかできなかったじゃないか。
力が無くって、私を怖がってるくせに、都合がいい時だけ…。
「あぁっ!おしりがぁ、おしりむずむずするぅ、しっぽはえちゃううう!」
それに比べて、玉藻様とお姉様のなんと素晴らしいことか。
私にたくさん気持ちいいことをしてくれた。
もう、私には二人しかいらない…。
「すごいのおぉ、しっぽもう一本はえちゃうのぉ、きもちいいのぉ!」
458 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:09:30 ID:GDQ1u2jQ
妖狐化の快感に、優子だった生き物は激しく息を切らしていた。
「はあっ、はあっ…」
「やっぱり、すごい子だわぁ…♪生まれたてで、尻尾が二本生えるなんて♪」
玉藻が手を叩いて、嬉しそうに笑う。
普通なら、麗孤のように最初の尻尾の数は一本だ。それだけ、優子が持っていた霊力は凄まじいものだったのだ。
息を整えると、優子だったものは目の前の玉藻に飛びついた。
「玉藻様ぁっ♪好き、好き好きっ、大好きですぅっ♪
人間じゃなくなって、私、本当に嬉しいですぅ♪」
「そう、それは良かったわ♪」
「優子、おめでとう♪良かったわねぇ♪」
「あぁん、姉様、ひどいですぅ…私はもう、"優子"じゃなくって"幽狐"ですぅ。
人間なんてもう辞めたんですからぁ♪あんなゴミどもと一緒にされたら、私泣いちゃいますよぉ」
そう。人間なんてみーんなゴミ。私たちの餌になる以外の価値はない。
だから、それを教えてやるんだ。たくさんの人間から精気を吸って、お前らは私たちの餌なんだってことを。
「はぁ、それにしても…お腹空いちゃいました。私、ちょっと餌を獲って来ますねぇ♪」
「あらあら、姉妹そろって大喰らいねぇ?まぁいいわ、いってらっしゃい…♪」
こうして、新たな妖狐が誕生し、優子は行方不明となった。
この後氷川神社が襲撃されるのは、わずか3日後のことである。
end
というわけで、妹編でした。
当初は2話で終わる予定だったんですが、(特におっぱいのことを)いろいろ考えてたらムラムラしてきて今回で書ききれませんでした。
まぁ、次回があるかどうかは未知数なんですけどね。
「姉さんが、九尾に憑かれた!?」
優子は愕然とした。
父親に呼ばれ、居間に入り開口一番。告げられたのは、姉が九尾の狐に憑かれたという、驚きの言葉だった。
「…私は見たわけではない。推測だ。
だが、ほぼ間違いない」
父親が沈痛な表情で語る。さらに続けて、確信した理由を話した。
玲子を殺生石へ派遣した日の夜から、怪事件が発生し始めたこと。また、殺生石の封印も解かれていたこと。
そして何より。
「警察から回ってきたものだが…これが、目撃者の証言を基にした犯人の似顔絵だそうだ」
「これは…!」
父親が確信するのも当然だった。そこに描かれていたのは、自分の娘に狐耳を足した女性だったからだ。
「そんな…」
「被害者は既に凄まじい数になっている。この数日で、被害者は41名…しかも、死者が22名出ている」
「それを全部、姉さんが?」
「玲子ではない。九尾が、だ」
それは、父親としての言葉。
「今日、協会で九尾へ対処が決定した。結論としては、「氷川一族が起こした問題であり当事者で解決せよ」というものだ」
「…いつも通り、なんですね」
問題は、起こした当事者が解決する――それが、退魔師達の鉄の掟。
相手がたとえ伝説の妖怪だとしても、それは変わらなかった。
「今まで…こういう事が無かったわけじゃない。憑かれた自らの弟子を封じた事もあった。だがな…」
今回は、あまりにも辛すぎる。憑いているのは伝説の妖怪で、憑かれているのは自らの娘。
それに加え、討伐を命じるのもまた、自らの娘…。父親として、これほど愚かしいことは無かった。
「自分の無力を、今ほど嘆いたことは無い」
「お父様…」
「今、九尾に対抗できるのは優子…お前だけだ。他の者では、ただ餌となってしまうだけ」
「大丈夫です、お父様。私にはお父様とお母様から頂いた力があります。
そして、姉さんと戦う覚悟も」
「すまん…すまん…!」
父親は、泣いていた。
「謝らないでください…。私は今まで、この力のおかげで生き抜いてくる事ができたんです。
それに、私も姉さんを救いたい。だから…戦います」
肉壁の部屋の中に、麗狐の嬌声が響く。
「あはぁっ、また出たぁ♪」
麗狐は男の上にまたがっており、秘所は男根を貪欲に咥えこんでいる。
すでに4回の射精を促された男は、精気をほぼ吸い尽くされており息も絶え絶えだ。だがしかし、麗狐の妖気にあてられた男の肉棒は、萎えることを許されない。
「んふふ、まだ生きてるなんて、あなたタフだわぁ…♪」
しかし、麗狐は男が生きていることを確認すると、再び腰を振り始めた。
「あ……かはっ…」
「ご褒美にぃ、もう一回出させてあげる♪」
男とは対照的に、麗狐の秘所は嬉しそうに唾を垂らしている。
じゅぷっ、じゅぷっ…。再び、卑猥な音が空間を支配し始めた。
「…や…め……」
男はか細い声で拒否の意思を示すが、当然麗狐は意に介さない。それどころか、腰を振るピッチを上げていく。
自分の意思とは無関係に、男は再び射精を強要された。
「……!」
もはや、声も出なかった。
「あぁん、おいしい…」
愛する者を受け入れる場所でなく、精気を搾り取る器官と変化した麗狐の膣は、精液を一滴もこぼさず吸い上げる。
一方で、搾りカスとなった男の体は枯れ果てていく。麗狐は立ち上がると、ミイラと化した男を軽々と持ち上げた。
「ごちそうさまでした…♪…でも、まだ物足りないわね」
「あらあら、まだ欲求不満?」
「あ、玉藻様ぁ」
振り向くと、外から戻ってきたばかりの玉藻がいた。しかし、意外なことに"獲物"を持ち帰ってきたわけではないようだ。
「あれぇ?手ぶらですかぁ?」
「私はもうお腹いっぱいよぉ」
「玉藻様は少食ですねぇ」
「あなたと違って育ち盛りじゃないもの」
451 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:03:59 ID:GDQ1u2jQ
「なるほど、そういうことですか♪
それじゃ、ゴミ捨てついでに…漁ってきます♪」
ミイラ片手に獲物を探しに行く麗狐の尻尾は、既に二本に増えていた。
氷川優子と言えば、退魔師であれば知らない者はいない。
幼い頃からその才能を示し、弱冠13歳の時から他の退魔師と同じく第一線で活躍。
年を重ねるごとに着実に実力を伸ばし、現在では国内でも指折りの退魔師にまで成長。数年後には、並ぶ者がいなくなることは確実と目されている。
だから、協会が氷川一族に一任したのは、妥当かもしれないし、嫉妬なのかもしれない。
もっとも当人からすれば、関係ないことだったが。
(大丈夫…いつも通りやれば…)
いつも通り、優子は一人で「仕事」に備えていた。
今日の敵は、かなり強力だろう。下手に数を揃えても、いたずらに被害を大きくするだけなのは明白だ。今までも、強敵と戦う時は一人だった。
「まだ、出ませんね」
運転手の男が呟いた。もうかれこれ、2時間は待っただろうか。
今回の仕事の難しい所が、出現する場所を詳細に特定できないことだ。
一応、被害のあった場所から推測すると、殺生石から優子達の住む氷川神社へ向かって移動していることは分かっていた。
それも夜な夜な、繁華街で獲物を漁りながら。
そのため、昨日被害があった場所から神社まで点々と退魔師を配備し、妖気を感知したら車で急行するという方法を取ったのだ。
「…しかし、必ず出るはずです」
そう。被害は姉が失踪してから毎日、報告されている。今日も必ず出るはずだ。
そして絶対に、今日で終わらせる。
その時、車内に携帯電話の着信音が鳴り響く。
「…もしもし、こちら花崎。…はい、はい…了解です」
手短に電話を切ると、男は急いで車を発進させた。
「出ましたか?」
「ええ。場所は…ここからおおよそ15キロですかね」
「そうですか…」
優子は押し黙る。今日は、姉を救うための戦いだ。
しかし、救えなかったとすれば。その時自分の手で、姉を封じることが出来るのだろうか。
優子の迷いを乗せたまま、車は夜道を進んでいく。
麗狐は今日3人目の餌を探していた。
さっきの男の精気は、中々の量だった。
玉藻は若い女性の甘い精気を吸う方が好みなようだが、麗狐としては何より量が欲しかった。
もっとも、それは玉藻の妖力が既に強大だということもあるのだろう。
事実、玉藻は精気をある程度吸ったら解放していた。彼女曰く、「美味しい娘は貴重なんだから、殺しちゃ勿体ないわ♪」とのことだった。
(玉藻様は優しいですねぇ)
一方で麗狐は、獲物を解放するなど考えられなかった。味を度外視すれば、人間なんてそこら中に溢れているのだから。
人通りの多い駅前通りから、いかがわしい店の並ぶ裏通りへ抜けていく。麗狐は耳と触手を隠してはいるものの、禍々しい色へ変色した巫女装束を気崩しているのはそのままだ。
はちきれんばかりの胸を揺らしながら歩けば、男は勝手に寄ってくる。そして人目のつかない所に誘い込み、自らの空間へ連れ込んで最後の一滴まで味わう。
今回も、その予定だったのだが。
「あら?」
麗狐に探す気が無くても、否応無しに分かるほどの強大な霊力を感じた。
その霊力の持ち主はだんだん、こちらへと近づいてくる。それも、かなりの速度で。
人気の無いこっちへ、わざわざ向かってくるということは。偶然ではない、来たのだ。自分を討ちに。
まぁ、構わない。霊力を持つ人間の精気の味は格別だと玉藻も言っていた。
これほどの霊力の持ち主ならば、さぞ精気も美味しいだろう。
裏通りから更に細い道へ移動し、追っ手を待つ。もう、すぐそこまで来ているのが分かった。
「うふふ…さぁ、いらっしゃい」
現れたのは、よく見知った少女。
452 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:04:31 ID:GDQ1u2jQ
「あら、優子じゃない」
目に飛び込んできたのは、変わり果てた姉の姿。
肢体は最後に見た時より、美しく、艶かしく、魅力的に変化していた。
服も、ベースは自分と同じ巫女服なのだろうが、大きくはだけた胸元と、ひどくいやらしい下半身のスリットが、元の服の清楚さを冒涜している。
しかし何より変わったのは、今は自分の敵として相対しているということだ。
「姉さん…やはり、九尾の狐に憑かれて…」
「憑かれてる?違うわよぉ、玉藻様に私も妖狐にして頂いたの♪」
「な!?まさか、人間を妖怪にするなんて!」
「うふふ、それができちゃうのよ…」
そう言うと、麗狐は隠していた耳と触手を露わにする。同時に、体から発せられる妖力が更に増した。
(なんて妖力…!)
「どうかしら?玉藻様からいただいたこの体…。
優子も妖狐にならなぁい?特別に玉藻様に頼んであげてもいいわよぉ」
「…」
妖しく微笑む麗狐に対し、優子は表情を硬くする。
(まさかこれほどとは…)
今まで、戦ったことが無いレベルの相手ではない。しかし、今回は討つ事が目標ではない、姉を救うのだ。
これだけの妖力、祓うことが出来るのだろうか。
そもそも、九尾が憑いているのではなく、姉が完全に妖狐となってしまっているのなら…元に戻すことが出来るのだろうか?
もし、戻らないとすれば、それはつまり…。
「この体ねぇ、とっても素晴らしいのよ?人間から精気を吸う時もすごく気持ちいいし」
「…!」
「精気を吸えば、吸っただけ体に力が満ち溢れるの…巫女の修行なんて馬鹿らしくなっちゃうわ」
麗狐の言葉を聞き、優子の迷いは消え去った。
「そう…」
優子がつぶやく。同時に、密かに足元に霊力を集中する。
「私は…姉さんが人を殺めたという事実を…今まで信じたくありませんでした。
しかし、既に心まで妖狐に堕ちてしまったというなら…。
…これ以上、姉さんに過ちを犯さないっ!!」
言うが早いか、足元に集めた霊力を噴出させ、麗狐に急接近する。
「なっ、縮地っ!?」
「はああっ!」
接近すると、流れるような動きで護符を麗狐へ貼り付ける。張り付いた瞬間、護符が発した光が麗狐を縛り付ける。
油断していたのか、麗狐はまったく抵抗できないまま、護符によって拘束されてしまう。
「ぐうっ!!」
更に、麗狐を縛り付ける光が激しく輝き始め、火花のようなものが散り始めた。
「その護符は、姉さんの中に流れている穢れた力を祓います…しばらく我慢してください」
これで元に戻ってくれれば、と切に願う。駄目ならば、最悪姉を九尾の狐と同じように封印しなければならない。
覚悟はしたつもりだ。…だが、それだけは。そう思い、目を伏せる。
その時だった。
突然、優子の体が何かで縛り付けられる。驚きのあまり目を開くと、それは触手。
(まさか、九尾の!?)
しかし、周囲に強大な妖気は感じられない。触手の出所を目で追うと、それは目の前だった。
「ふふふ…甘いわよぉ、優子」
「な、何故!?動きは封じたはず!」
「こんな護符一枚で、私をどうにかできると思ったの?精気をい~っぱい吸って、とーっても強くなったんだからぁ」
そう言いながら、片手でいとも簡単に護符をはがす。麗狐を縛り付けていた光は無残に霧散した。
「それにしても、急襲なんてひどいわねぇ。まぁ、結果としてはあなたと真っ向から戦わなくて済んだけど」
「ま、まだです!」
束縛を振りほどこうと霊力を集中する優子だったが、触手は全く緩む気配を見せない。
立場は、一瞬にして逆転した。姉を救うどころか、逆に捕らえられてしまった。
なんという体たらくだ。優子は自分の愚かさを呪った。
「…私を、どうするつもりですか」
「そうねぇ、どうしようかしら♪」
うつむき、無念の表情を浮かべる優子とは対照的に、麗狐は心底楽しそうな笑顔。
そのまま優子に近づくと、彼女の全身を舐めるように見つめる。
453 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:05:29 ID:GDQ1u2jQ
(…!この匂い…!)
同時に、麗狐から漂う匂いに優子は気づく。妖気をはらんだこの匂いを、吸い込んではいけない。
今までの経験から、優子は自身の体を霊力で包み込む。妖気の進入を許さないためだ。
その防御に気づくと、麗狐は残念そうな顔をした。
「あらあら、悲しいわ…私の妖気、受け入れてくれないのね?」
「そんなの、当たり前ですっ」
危機的な状況ではあったが、優子はまだ諦めていなかった。
幸いなのは、姉から殺意を感じられないことだ。ならば、まだチャンスはある。
「つれないわねぇ。今度は黙っちゃって。
なーに考えてるのかしら?私に教えて?」
「…姉さんを、救う方法です…!」
「あはっ、私を救うですって?
その必要は無いわよぉ♪妖狐になったことに、私は満足してるんだから」
「それはそう思わされているだけです!
本当の姉さんなら、人を殺せるはずがない…だって、姉さんは優しい人じゃないですか…!」
言った所で、状況が変わるわけではない。
それでもなお、優子は訴えたかった。それが本心だから。
「他の人達は、私を怖がってたし、妬んでいた…。
でも姉さんは、私に優しくしてくれた。私はそれが嬉しかったんです、だから!」
(霊力が、上がっていく!?)
恐ろしいことに、優子の強大な霊力が更に増していく。妹の力が強大であることは、麗狐もよく聞いていた。しかし、感情の高ぶりによって増加するとは。
このままでは、触手の拘束も力ずくで解かれてしまうだろう。
ならば。
「私は、絶対に、姉さんを救っ、んむぅっ!?」
抱きかかえるようにして、麗狐は優子の口を自分の胸へと運んだ。と同時に、胸から母乳を出し始る。
「優子、落ち着いて…?私のミルクを飲んで、ね」
突然口を塞がれ、優子は麗狐の腕の中でもがく。
しかし、滴が舌に触れた瞬間、動きが止まった。
(あ、甘い…!)
それは、妖気をたっぷり含んだ危険な甘さ。だが同時に、一度味わってしまえば抗えない甘さでもあった。
口の中へ母乳がなみなみと注がれると、優子はされるがままにそれを受け入れてしまう。
「どうかしら…?玉藻様に出せるようにしてもらった、私のミルクは…」
「……んっ…んくっ…」
返事は無い。先ほどまでの覇気が嘘のように、優子は静かに母乳を飲んでいた。
「ふふっ、夢中みたいね…♪
さぁ、もっといっぱい飲んで…」
(あぁ…駄目なのにぃ……姉さんのミルク…美味しい…)
自分の中に、妖気が流れ込んでくるのが分かる。だが、そんな事はどうでもいい。
今はただ、注がれる母乳を味わうことが何より重要だった。
(なんでぇ…私、ミルク飲んでるだけなのに……気持ちいい…)
「いい顔よ、優子…。発情してるのね…」
体に浸透する淫蕩な妖気の影響で、優子の頬は染まり、悩ましく眉をひそめている。そんな彼女を、麗狐は優しく撫でる。
数え切れないほどの戦いを重ねてきた優子だったが、強いが故に、直接妖気を体内に送り込まれたことは今まで無かった。
そのため対処法も分からず、麗狐の妖気にされるがままに翻弄されていた。
十分妖気が侵食したと判断したのか、麗狐は優子を自分の胸から解放した。
「ふはぁ…」
「くすっ、残念そうね?私のミルクがそんなに美味しかったかしら?」
「あ…ちが…」
否定する優子だったが、それが嘘であることは火を見るより明らかだ。
それどころか、既に下半身は疼きを覚え、秘所から愛液が滴り始めていた。
「いいのよ、否定しなくても…。もっと飲みたいんでしょう…?
でも、続きは"こっち"でしましょうね…」
そう言うと、麗狐の後ろの空間が裂け、闇が拡がる。
「な、何…?」
「さぁ、いらっしゃい♪」
優子は誘われるように、麗狐と共にその闇の中へ消えていった。
454 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:06:09 ID:GDQ1u2jQ
「こ、ここは…」
目の前に広がるのは、周囲に肉質の地面と壁が広がる、気色の悪い空間。
「ここはねぇ、私と玉藻様だけの空間。
ここなら邪魔を気にせずに、あなたの全てを思う存分楽しめるわ…♪」
(異空間だというの…)
自分は、閉じ込められてしまったのか。
いよいよ絶望的かもしれない、優子がそう思った時だった。
「どういう風の吹き回しかしら?あなたが女の子を連れてくるなんて」
声の聞こえた方向を向くと、そこには姉と同じく狐の耳と触手を持つ女性がいた。
「あなたが、九尾の…!」
「?そうだけど…私のことを知ってるってことは、麗狐ちゃんのお仲間かしら?」
「この子はぁ、私の妹の優子です、玉藻様♪」
「あらぁ、そうなの♪よろしくね♪」
何がよろしく、だ。目の前に、姉を妖怪へと堕とした張本人がいる。その怒りで、優子の鈍っていた思考が元に戻る。
その時、今まで優子を束縛していた触手がほどけた。
何の意図があるかわからないが、またとない好機であるのは間違いない。優子は急いで体勢を立て直す。
「どうですか、この子は?」
「すごいわぁ…これだけの霊力の持ち主、そうはいないわねぇ。
むしろ、よくあなたが捕らえられたと思うわぁ」
(許さない…!)
霊力を手と足に集中する。縮地を使えば、気づかれるまでもなく詰められる距離。
だがしかし、
「ひゃんっ!?」
「ダメよぉ優子…。玉藻様に失礼でしょ?」
思考は平静を取り戻しても、昂ぶった体はそのままだった。秘所をショーツの上から擦られただけで、痺れるような快感が全身に走る。
あまりの快感に精神をかき乱され、集中した霊力は霧散してしまった。
麗狐は優子の行動を読んでいたのか、意地悪そうな笑みを浮かべる。
「ま、まだ…」
「だから、ダメって言ってるでしょ?」
「あぁんっ!」
またしても、快感に弄ばれてしまう。
「ほんと、優子ったらわかりやすいんだから…
この快感に抗える訳無いのよ…?早く、楽になりなさぁい」
「い、嫌です…私は…姉さんを、救うって決めっ、あああっ!」
一度秘所を擦られる度に、理性まで削られていくようだ。
しかし、姉を救うという気持ちと、巫女としての使命が、彼女を何とか引き止めていた。
「往生際が悪いわねぇ。
なんなら、さっきあなたが飲みたがっていたミルク…飲ませてあげてもいいわよ?」
「さっきは不覚を取っただけです、いりませんっ」
「へぇ、すごいわねぇ…妖気たっぷりのお乳を飲んで堕ちずに耐えるなんて♪
それじゃあ…麗狐ちゃん、ここは私に任せてちょうだい♪」
「は、はい、玉藻様」
一体、何をしようというのか。優子は再び霞がかる思考の中で、必死に抵抗を試みようとする。
「怖いわぁ、そんなにきつい顔しちゃって。
でも安心して?すぐに、気持ちよくしてあげるから」
「そんなの、お断りです…!」
「そう無下にしないで…♪」
玉藻は言いながら、自分の乳房を露出させる。そして、見せ付けるように自らの手で持ち上げた。
「さぁ…私のお乳はいかがかしら?きっと美味しいわよ…♪」
「…!」
乳首の先から、白い液体がしたたる。同時にその液体は、濃厚な甘ったるい匂いを周囲に振りまいた。
当然その匂いは、優子の鼻孔をつく。
(だ、駄目…あれを飲んでは、駄目…)
そう、駄目に決まっている。しかし、先ほどの姉のミルクのなんと甘美だったことか。
いやでもその味を思い出させられ、目の前の胸に飛びつきたいという、抗いがたい衝動に駆られる。
それでも、自分には使命がある。それで、それだけで優子は堕ちずに踏みとどまる。
455 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:07:26 ID:GDQ1u2jQ
一方で、誘惑を跳ね除ける優子を玉藻は楽しそうに見つめているだけだ。
なぜか。どうせこれは、相手の敗北が決まっているゲームだからだ。
ただ待っているだけで、必ず相手は堕ちる。玉藻には、その確信があった。
(駄目だけどぉ…あぁ、甘くていい匂いがする…
ミルク飲みたい…飲みたいよぉ…)
既に焦燥し、昂ぶりで息を荒げている優子は、あたりに漂う妖気を孕んだ香りを気にせず吸い込んでいた。
一度、二度。呼吸を重ねるだけで、体の中へ妖気が侵入し、優子の理性は崩れていく。
もう、僅かな霊力を集めることもままならないだろう。
「はぁ、はぁ…んぁっ、はぁっ…」
優子の口はだらしなく開き、体は今すぐにでも飛びつけるよう、いつの間にか前かがみになっていた。
もはや、優子は餌の前でお預けをされている犬と同じであった。
そして、麗狐がそのお預けを解く。
「玉藻様のミルクは、とっても甘いわよぉ?私のミルクとは比べ物にならないくらい…」
「甘い、の…?」
耳元でささやかれたのは、普段であればまず一蹴する言葉。しかし、今の優子にはたまらなく魅力的な一言だった。
さっき味わったミルクより甘いだなんて。
それはつまり、あの蜜がこの世に存在する何よりも素晴らしい甘露であるということ。
飲みたい。
すごく飲みたい。
今すぐ、あの蜜を飲み干したい。
優子をつなぎ止めていた、使命という鎖が引きちぎれた。
「欲しい…ミルク欲しい…!」
体が、玉藻へ向かって動き出す。
優子を動かしているのは仇敵を討とうという気概ではなく、単なる欲求。
「下さい…私に、みるく、下さいぃ!」
「いいわよぉ…。さぁ、どうぞ…♪」
「ああぁっ…♪」
許可の言葉が、嬉しい。この世界で一番の甘味を、存分に味わえるということだから。
蕩けきった表情で、優子は玉藻の胸にむしゃぶりつく。
「んっ…んんっ…おいひぃ…♪♪」
一心不乱に、玉藻の母乳を飲み干す。
麗狐から与えられた時と違い、受動的ではなく、自ら進んで母乳を吸う。
そこにいるのは退魔師の片鱗など微塵も感じられない、ただの一匹のメス。
「お味はどうかしら…?とっても美味しいでしょう…?」
(本当に…姉さんのミルクよりすごい…♪姉さんのより、もっともっと甘くて、エッチで、幸せぇ…♪♪)
想像以上の味わいに、優子は満足していた。
麗狐と玉藻では、同じ妖狐と言えど格が違う。それに伴って、母乳の味も、身体への効果も、玉藻のほうがより格上。
人間を絶頂へ、導けるほどに。
(だめ…美味しすぎて…私イっちゃう…♪)
「んくっ、ん…んんっ、んっ!ん――っっ♪♪」
母乳を飲みながら、優子はイった。
「達したのね…。可愛いわぁ、本当に…♪」
優子の様子を見て、玉藻は満足気な表情を浮かべる。
そこへ、麗狐が声をかけてきた。
「玉藻様、この子ですけど…どういたしましょうか?」
「そうねぇ…。可愛い子だし、何より霊力が素晴らしいわ…♪
この子を私達の仲間にしたらどうなるか、とても楽しみじゃない?」
それを聞き、麗狐は安心した表情を浮かべる。
「あぁ…それでは、妖狐にしていただけるのですね」
「どうしてそんなことを聞いたのかしら?」
「だって、この子は私のかわいい妹です…。
私と同じように、退魔師の苦しみから解放してあげたいんです」
「優しいわねぇ、麗狐ちゃんは…♪」
二人が楽しそうに話している内に、優子のぼんやりとしていた意識がはっきりとしてきた。
456 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:08:03 ID:GDQ1u2jQ
「う……あ…」
「お目覚めのようね?」
「あぁ…"玉藻様"ぁ…みるくぅ、もっと下さい…」
開口一番、優子が口にしたのは玉藻へのおねだりの言葉。
思考まで妖気に汚染され、優子は玉藻の虜となってしまった。
「あら、まだ飲み足りなかったの?
でもごめんなさいね、もうお乳はあげられないわぁ」
「そんなぁ…」
「駄目よ優子、わがまま言っちゃあ」
「でもぉ…」
「安心して…もっと気持ちいいことしてあげるわ…♪」
「ほんとですか…?」
曇っていた優子の顔が晴れていく。
何をしてくれるかは分からない、けれど玉藻様なら必ずとっても気持ちよくしてくれる。優子はそう信じて疑わない。
玉藻の触手が器用に、優子の緋袴をたくし上げた。もう一本の触手がショーツを擦ると、優子は快感に身を震わせ喘ぐ。
玉藻が次に何をするかは、すぐに理解できた。
「あなたのここにぃ…私の触手を挿れてあげるわね…♪」
「あはっ、嬉しい…私、玉藻様に処女を捧げられるんですね…」
玉藻にもたれ掛かっていた体を起こすと、優子は自らショーツをずらし、自分の秘所をくつろげる。
そこはとうにドロドロに濡れており、物欲しそうにひくつく。
「ここに…下さい。私の処女まんこにぃ、玉藻様の触手ぅ、くださいっ♪」
「うふふっ、それじゃあ、あなたの操――頂くわね♪」
玉藻の触手が、優子の秘所へ沈んでいく。
「ああぁぁんっ♪」
初めて経験する気持ちよさと、愛する人のモノを迎えた嬉しさで、優子は恍惚とした表情を浮かべる。
背筋をぴんと伸ばしている様子から、優子が感じている事ははた目にも分かった。
見かねた麗狐が、後ろから抱きつくように体を支えた。
「もう、今からそんなに感じちゃってどうするの…?本番はこれからなのよ?」
「で、でもぉ…すごく、気持ちよくってぇ」
「ほら…来るわよ?あなたの初めてを、散らす瞬間が…」
「は、はい、姉様」
玉藻の触手は、優しくゆっくりと奥へ進んでいく。優子は感じつつも、身をこわばらせその瞬間を待つ。
「んっ…!」
初めての証が突き破られる。いかに妖気に侵食されたとしても、痛みは消しきれないようで、優子はよりいっそう身をこわばらせた。
「大丈夫…?」
「はあっ、はあっ…はい、大丈夫です」
ゆっくり呼吸をし、痛みをこらえる。
しかし、玉藻は意地悪い方法でその態度に応えた。
「そう、それじゃ…えいっ♪」
「あっ、はあああっ!?」
それまでの挙動とは裏腹に、触手は一気に、優子を奥まで貫いた。
痛みもある。だがそれ以上に、何より快感。
「あああんっ!すごっ、ひああああっ!?」
引き抜く時だってすごい。激しい快楽を引き起こすピストン運動の前に、痛みはすぐにかき消されてしまった。
同時に、表情も快感にとろけたものへと戻った。
「いいぃぃっ♪玉藻様の触手っ、たまんないですうぅ♪」
「そう?そう言ってくれると嬉しいわあっ♪」
そして、支えているだけだった麗孤も、二人の様子を見て昂ぶっていた。
収まりがつかなくなり、たまらず二本の触手を優子の貧相な胸へ向けて動かす。
「はぁ、優子…玉藻様の触手だけじゃなくって、私のも味わって?」
「ふぇ?ひゃあああ!?」
麗孤の触手が、優子の乳首を咥えこむ。
それは女性器に負けず劣らず、甘美な衝撃を優子の脳裏へ送り届けた。
457 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:08:35 ID:GDQ1u2jQ
「んふふ♪どうやら感度はいいみたいね♪
おっぱいがちっちゃいと乳首が敏感なのって、本当なんだ♪」
「はぁっ、くひぃっ、姉様にまでっ、されたら私っ、ひああっ♪」
「なぁに?もうイっちゃいそうなの?」
「はひぃ、もっもうっ♪くううぅぅんっ、だめですうっ♪」
「ああん、待ってぇ♪
あなたの中っ、具合良くってぇ♪私、もう出しちゃうわぁ♪」
「んはぁっ!はっ、…だしてぇ、あっ、あんっ、くださいぃ♪♪
私のおまんこにっ、玉藻様のを、たっぷり、んあぁっ♪」
「はぁん…いいのかしら?出したら…あなた、妖狐になっちゃうわよぉ?」
「もちろん、いいわよねぇ、優子?私と同じになっても…」
「いっ、いいですぅ、私なりますっ、くぅんっ、なりたいです、姉様と同じっ、妖狐にぃ!」
「あはっ♪それじゃっ、出すわねっ♪…んんんっ♪♪」
「では、私も…♪…んふっ♪」
玉藻の体がびくびくと震え、優子の中に精を放つ。同時に、麗孤は乳房へ白濁液を流し込んだ。
「あっ、あっあああぁっっ♪玉藻さまのとぉぉ、姉さまのがきへるうぅぅ♪
もぉイくっ♪わらひ、イきまふうぅぅぅぅっ!!♪♪」
弾けるような快楽に、体を激しく仰け反らせながら優子は達した。
同時に、膣は少しでも精液を搾り取ろうと収縮する。
「あぁっ…♪いい締め付けよぉ♪きっと、とっても淫らな子になるわねぇ…♪」
「ふふっ、だそうよ?優子…♪」
「あっ……あぁっ…♪」
返事は要領を得ない。まだ優子は、絶頂の余韻の中にいた。
しかし、子宮へと侵入した精液と妖気は、なお優子の体を攻め立てる。
それらが子宮から吸収されると、体は再び熱を取り戻し始めた。
「…?なんで…?体、熱いのぉ…」
「始まったわね…♪」
玉藻と麗孤がくすくすと笑う。
何も分からない優子は、自分の体の奥から広がっていく熱さに翻弄される。
「あ、はぁぁ…何これぇ、私の体、おかしくなっちゃう…」
「何って…さっき言ったじゃなぁい?あなた、妖狐になっちゃうわよって♪
さっき注いであげた精液と妖気はね…あなたの霊力を妖力に変えて、体も妖狐に相応しいものにしちゃう力があるの♪」
玉藻が話している間にも、優子の熱は増していく。
そして遂に、体に変化が現れはじめた。
「あ…あっ、あああ…っ!」
短く揃えていた髪は伸び、色も玉藻達と同じく美しい金色に変化した。
体つきも、貧相だった胸は標準以上に大きくなり、服の下からその存在を主張する。同時に太ももや尻の肉つきが良くなった。
腰にくびれもでき、未熟な少女の体から、熟れかけの妖艶な体へと発達した。
着ていた巫女装束も、純白の襦袢は黒く染まり、赤い緋袴は前が大きく開く。
ショーツは消え失せており、少しかがめば濡れそぼった性器が見えてしまうだろう。
「すごいぃい♪からだ、えっちになってるぅ!あんっ!?あたまがぁ、あついっ!」
そして、頭から狐の耳が生えた。
自分が人間から妖怪へ生まれ変わっているのが、よく分かる。
それは、とっても嬉しいこと。
人間をやめることが、こんなに嬉しいなんて思わなかった。
もう人間を守らなくていい。
あいつらは全員クズだから。
なんで?
だっていつも私に頼ることしかできなかったじゃないか。
力が無くって、私を怖がってるくせに、都合がいい時だけ…。
「あぁっ!おしりがぁ、おしりむずむずするぅ、しっぽはえちゃううう!」
それに比べて、玉藻様とお姉様のなんと素晴らしいことか。
私にたくさん気持ちいいことをしてくれた。
もう、私には二人しかいらない…。
「すごいのおぉ、しっぽもう一本はえちゃうのぉ、きもちいいのぉ!」
458 九尾の開放2 sage 2010/11/07(日) 06:09:30 ID:GDQ1u2jQ
妖狐化の快感に、優子だった生き物は激しく息を切らしていた。
「はあっ、はあっ…」
「やっぱり、すごい子だわぁ…♪生まれたてで、尻尾が二本生えるなんて♪」
玉藻が手を叩いて、嬉しそうに笑う。
普通なら、麗孤のように最初の尻尾の数は一本だ。それだけ、優子が持っていた霊力は凄まじいものだったのだ。
息を整えると、優子だったものは目の前の玉藻に飛びついた。
「玉藻様ぁっ♪好き、好き好きっ、大好きですぅっ♪
人間じゃなくなって、私、本当に嬉しいですぅ♪」
「そう、それは良かったわ♪」
「優子、おめでとう♪良かったわねぇ♪」
「あぁん、姉様、ひどいですぅ…私はもう、"優子"じゃなくって"幽狐"ですぅ。
人間なんてもう辞めたんですからぁ♪あんなゴミどもと一緒にされたら、私泣いちゃいますよぉ」
そう。人間なんてみーんなゴミ。私たちの餌になる以外の価値はない。
だから、それを教えてやるんだ。たくさんの人間から精気を吸って、お前らは私たちの餌なんだってことを。
「はぁ、それにしても…お腹空いちゃいました。私、ちょっと餌を獲って来ますねぇ♪」
「あらあら、姉妹そろって大喰らいねぇ?まぁいいわ、いってらっしゃい…♪」
こうして、新たな妖狐が誕生し、優子は行方不明となった。
この後氷川神社が襲撃されるのは、わずか3日後のことである。
end
というわけで、妹編でした。
当初は2話で終わる予定だったんですが、(特におっぱいのことを)いろいろ考えてたらムラムラしてきて今回で書ききれませんでした。
まぁ、次回があるかどうかは未知数なんですけどね。