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無限の花肉 第五話
451 名前:乙×風【無限の花肉 第五話】 :04/02/18 11:10 ID:PyQ/RQJ/
<肉の花>
ネーアは呆然と目の前の生き物を見上げた。
分かり易く言えば花のような形状をしている。
肉の地面に肉の根をいくつも張り巡らせ、花弁を閉じ、つぼみの状態だ。
地面からつぼみの先端までは二メートル以上は有り、かなりの巨体だ。
人一人くらいならこの中に入ってしまうのではないだろうか。
(中に入って――どうなるんだろう?)
ざわり、と心の中の闇が蠢く。
「――あ」
ネーアの心に呼応するように目の前の肉の花がぶるるっ、と蠕動する。
――にちゃああぁぁぁ。
混濁した霞がかった視界の中で、ゆっくりと目の前の魔物が花を開いていく。
四つの花弁が開く。むせ返るような甘い匂いが膨れ上がり、
ネーアの意識を更に混濁させる。
花弁を広げたその姿は直径三メートルを超えている。花弁の内側は
血管のようなものが張り巡され、不気味に波打っている。
雌しべがある所には、肉色をした拳大ほどの穴が空いているだけで、
その穴を取り囲むように、計十二個の親指大の瘤が並んでいた。
突如瘤が膨らむと、ぶしゅううう、と音を立てながら、色付きの霞を噴出す。
匂いの発生源はこれだった。
その醜悪な姿は見るもの全てに嫌悪感と未知なる物への恐怖を抱かせる。
だが今のネーアの精神状態は普通ではない。
メイド達に精神を追い詰められ、そしてこの化け物が放つ臭気に、
脳を蕩けさせられているのだ。
(きれい……)
452 名前:乙×風 :04/02/18 11:11 ID:PyQ/RQJ/
――ぶじゅるるるっ!
「あっ……?」
ネーアの感情に答えるように、中心部に有った十二の瘤が、
文字通り一斉に飛び出してきた。
瘤はのた打ち回る触手となって、ネーアに絡み付いていく。
ネーアはその光景を呆然と見ながら、なされるがままに、身体を拘束されていった。
「んっ……ぁんっ……」
剥き出しの肌の上で触手が這い回る度に、敏感になった肌が快楽を覚える。
「ああっ!……んっ……あっ……はあぁん!……」
触手の胴には赤子の指ほどの小さな瘤があり、それが乳首や股間に擦れる度に、
ネーアは目も眩むような快楽を感じた。
にちゃにちゃと、音を立てながらネーアの体を触手が這いずり回る。
だがそのびちゃびちゃに濡れた蛇が前身を這いまわるような、身の毛もよだつ感触に、
流石のネーアも嫌悪感を覚えられずにはいられない。
(気持ち良いけど、気持ち悪い)
その裸身が、瘤から湧き出た透明の粘液にぬらぬらと輝き始めた時、
ネーアは触手によってがんじがらめにされていた。
(もう、逃げられない)
逃げるチャンスは無い。自分はこの花の化け物に食べられてしまう。
きっと真中の穴が口になっていて自分を丸呑みするのだ。
ぞくり、と背中が震え、鼓動が早くなる。でもそれは恐怖によるものではない。
「――ああん!」
わきの下に、膝の下に、そして股下に絡まっていた触手が、ネーアの体を持ち上げる。
M字型に足が開脚されながら地面から足が離れる。
万有引力の法則にしたがって秘裂に触手が食い込んでいく。
453 名前:乙×風 :04/02/18 11:13 ID:PyQ/RQJ/
「ああ! だめぇっ、くいこんでるようっ! ひああんっ!? あ、当たってる!
く、クリちゃんに、瘤々があたってるよう!」
割開かれた秘裂でひっそりと自己主張をしている淫核に、重力のせいで少しづつ
ずれてくる触手が擦りつけられる。ごつごつとした瘤が、小陰唇を捲り上げ、
快楽神経の中枢を無情にこねくり回す。
「あ! ああぁぁ! ……きゃん!? あはああああぁ!」
淫核が触手の胴に舐め上げられ、ジーンとしたと快楽に耐えていると、
突如瘤が淫核を掠め、頭がまっしろになるような刺激が全身を駆け回る。
がくがくと体が震える。淫核を襲う刺激のタイミングが不規則で、
心の準備すら出来ずに、ただ快楽に翻弄されるしかない。
すでにネーアの内股は触手が分泌する粘液とは別のモノが溢れ、
淫らな匂いを放っている。
肌が朱に染まり、汗が滲み出る。心の中のメスがどんどんと昂ぶる。
眉を八の字にたわませながら、目が欲情に潤む。口の端から涎が垂れた。
「あっ! だめっ! 強い、つよすぎるよぉ! ああ!?
あああああぁぁぁっ!!」
ちょうどネーアの体が化け物の真上辺りに来た時、彼女はあっさりと絶頂に達した。
びくんっ、びくんっ、と空中で固定された体が痙攣する。
その度に淫裂から愛液から噴出し、花弁の上に淫らなおもらしをする。
「ああっ! はあっ! はあっ、はあっ……はあ――ぁんっ」
絶頂の余韻に震える体が、拘束されたまま花の上――中心部へと下ろされる。
赤く高揚した尻が、腿肉が、粘液にまみれた花弁に触れてべちゃりと、音が鳴った。
鼻腔を満たす甘い匂いが更に強くなる。
まるで、香油と愛液をぐちょぐちょに混ぜ合わせて、煮詰めたような匂い。
その匂いに頭がくらくらする。
454 名前:乙×風 :04/02/18 11:14 ID:PyQ/RQJ/
「はあ……はあ……はあ……」
息が再び荒くなる。イったばかりなのに、心が欲情にざわめいた。
(どうして?)
これからこの化け物に食われてしまうかもしれないのに、
心と体はひたすら高まっていく。
期待と興奮で胸がどきどきしてくる。
(どうして、わたし、こんなにドキドキしてるの? 興奮してるの?
一体、何を期待しているの?)
そんなのは分かりきっている。
そしてこの化け物は、自分を食い殺す事はないと言う事も。
本能が、メスの本能がネーアにそれを教えた。
――この化け物は、自分を犯すのだと。
どくんっ、と心臓が脈打つ。
(どうして? わたし、こんな化け物に犯されるのに、欲情してるっ)
霞がかった目で自分が座る肉の花を見ると、辺りに張り巡らされた血管が、
瘤が、糸を引く粘液が、さらに細かに見える。
全ての人間に生理的嫌悪を与えそうなディティールだ。
思わず目を逸らそうとした時、触手が動いた。
「あん!?」
女の子座りをしたネーアの体を、ゆっくりと這い回る。
(あんっ、べたべたした汁、んっ、塗りつけられてるっ)
触手は甘い匂いを発するその液体を、ネーアの隅々に塗り込み、伸ばし、広げていく。
「あっ……んあんっ……はあ、はあ……きゃんっ」
(べたべたして、んっ、糸引いてるよう、きゃんっ、でも、)
――でも、気持ちいい、かも。
455 名前:乙×風 :04/02/18 11:15 ID:PyQ/RQJ/
丹念に粘液を塗り込んでいく触手は、ネーアの小ぶりな胸も、
鎖骨も、うなじも、へそも、耳朶も、内股も、指の間も、髪すらも、
彼女の全身に等しくその行為を加えていく。
胸が優しく、だが執拗なまでに粘液を塗り込まれ、揉まれる。
レアクトのように跡が残るほど乱暴に揉みしだくのではなく、
女の性感帯を掘り起こすような動き。
ぴりり、ぴりりと、甘い愉悦が胸から湧き上がる。
『感じさせられる事』を目的に為に胸を弄られた事が無いネーアには、
その快楽はあまりにも甘く、そして嬉しかった。
「ああん……胸、気持ちいいよぅ……あんっ♪」
あまりにも甘い刺激に、それに負けないほど甘い声が出てしまう。
(べたべたするの、ちょっと気持ち悪いけど、あんっ、おむね、すごくきもちいい。
とろけちゃいそう♪)
化け物に抱いていた嫌悪感が、どんどん薄れていくのを感じる。
「あふっ……ああんっ……きゃん!?」
胸を揉み込んでいた触手が、自己主張し始めた乳首を掠める。
刺激的な桃色の快楽が、ネーアの胸から広がり、脳を焼く。
(うあぁ。気持ち良い……乳首、すごく感じちゃう♪)
「ああっ、ああんっ、はああっ、きゃん! お胸、いいっ。
お胸、きもちいいよ!」
――にちにちっ、にちゃっ、にちゃあっ。
両の乳首を同時に弄くられ、あまりの快楽に意識と視界が混濁する。
と、胸を弄くっていた触手の動きが止まる。
「あん……はあ、はあ、はあ……」
空虚感がネーアの心と胸を満たす。胸はこれで終わりらしい。
(でも、気持ちよかったぁ……)
456 名前:乙×風 :04/02/18 11:15 ID:PyQ/RQJ/
自慰などとは比べ物にならない程の充実感を噛み締めながら自分の体に目を通す。
「うあぁ……」
思わず声が出る。
気が付けば体中が粘液に塗れ、いやらしくてらてらと光り輝いていた。
(体中ベタベタ……髪も……ねちゃねちゃする。なんか、すっごいエッチ。
まるで、自分の体じゃないみたい。それに、)
「あはあ♪」
体中から、化け物と同じ甘い匂いが立ち上っている。
それは秘裂から溢れ出てる愛液の匂いと混じり、嗅いだだけで頭がどうにかなりそうだった。
(あ、れ?)
ふと気付く。愛液を垂らしている秘所だけは、粘液の洗礼を受けていない。
(どうしてだろう?)
と思った時。ネーアの考えを見透かしたように一本の触手が動いた。
――くちゅっ。
「あんっ」
いやらしい音を立てて肉の触手がその身を秘裂へと添えられる。
そしてくちゅくちゅと卑猥な音を立てながら上下に動き始めた。
「あっ!? あ! あ! ああ! きゃんっ! ちょっ、や、強過ぎるよう!」
扉の前で一度、吊り上げられた時にさら一度と絶頂を達していたネーアの女陰は、
酷く敏感になっており、彼女に鮮烈な快楽を送り込む。
吊り上げられた時とは比べ物にならない程の勢いとスピードで、粘液に濡れた身を、
瘤を、ネーアの淫核へと擦り付けた。
さっきの甘い快楽に心も体も蕩けさせていたネーアにとって、その快楽は辛い。
(ああっ! やだ! あそこ! こわれちゃう! そんなにきつくしたらあそこ壊れちゃう!)
快楽と言うより、強烈な痺れを伴った刺激に、ネーアは叫ぶ。
457 名前:乙×風 :04/02/18 11:16 ID:PyQ/RQJ/
「ひあっ! あ! あああっ! だ、だめえっ! それダメぇ! 辛いよお!
やめて! おねがいだからやめてぇ!」
だがネーアの意思とは裏腹に彼女の下の口からはとめどなく愛液が垂れ流れている。
当たり前だ。レアクトに散々痛めつけられたのだ。もうすでにマゾそのものである
ネーアにとって、苦痛すら快楽の要素なのだ。
このまま続ければいつかは、マゾの――黒い欲望にネーアはその身を浸し、
喘ぎ始めるだろう。
だが、
「あ……?」
触手がその動きを止めた。
(え、ど、どうして?)
蕩けかけた理性が安堵の息をつき、同時にマゾの本能が落胆の息をつく。
複雑な心持ちで、さっきまで自分の秘所を弄くっていた触手を見る。
糸を引きながら、肉ビラをはみ出している淫裂の前でそれは鎌首をもたげたまま硬直している。
まるでお預けを食らった犬のように。
(あっ、ひょっとして、わたしが『やめて』って言ったから?)
そんな馬鹿な。それじゃ、こんな化け物に、人語を理解できる訳がない。
まして、自分の言うことなどにわざわざ従うわけがない。
(そうだよ。そんなに都合のいい事、あるわけないよ…………でも、)
でも、もしこの化け物に知性が有れば?
もし自分の言うことを何でも聞いてくれるとしたら?
どくんっ、と淫らな期待に胸が高鳴る。
「……あ、あのね」
声が震える。
自分は今、人間としての最後の尊厳を、捨てようとしている。一線を超えようとしている。
458 名前:乙×風 :04/02/18 11:17 ID:PyQ/RQJ/
果たしてそれでいいのか。
(でも、でもっ。弄られたアソコ、どんどん切なくなってくる。じんじん疼いてくるの。
そ、それに、エッチになっていくのが、自分で止められないっ。気持ち良くなりたいっ)
すでに秘所からは多量の愛液が垂れ流れている。
きゅっ、と目を閉じた。
どうせ自分は真っ当な生活を送れないのだ。
自分には、死ぬか、メイド達に淫らな暴力を受けるか、娼婦になるか――その程度の選択肢しかない。
すでに落ちるところまで落ちているのだ。今更化け物に淫らなおねだりをしたところで何という事は無い。
言ってしまえ。言って、楽になってしまえ。
――本能が理性を追いやった。
「おねがいだから、もっと優しく、アソコを、私のオマンコを弄ってっ」
(ああ、私、言っちゃった、とうとう言っちゃった。化け物相手に、
はしたないおねだり、しちゃったんだっ)
あまりの背徳感に、背筋がぞわぞわと震えた。
胸の奥から黒い欲望が流れ込み、ネーアの心を淫らに染めていく。
触手がぶるぶると震える。胴と同じ肉色のした先端が膨らみ、口を開ける。
――くちゅるるるっ。
「あ、ああっ……」
開かれた先端から、まるでイソギンチャクのような繊毛が飛び出し、
ぞわぞわと蠢きながら粘液と甘い香りを垂れ流していた。
まるでそこに何匹ものミミズがのた打ち回っているよう。
ネーアは生理的嫌悪感を覚え、だがそれはすぐにも、黒い欲望によって被虐的な昂ぶりへと変えられる。
459 名前:乙×風 :04/02/18 11:18 ID:PyQ/RQJ/
触手は、ネーアのどろどろに濡れた股間に顔を近づけ、
――ねちゃあ。
「あんっ♪」
その多重の舌でネーアの秘裂を舐め上げる。
先程とは打って変わって甘ったるい刺激に、ネーアは媚びるような嬌声を上げた。
――ねちゃあ、ねちゃ、ねちゃ、ねちゃ、ねちゃあっ。
「あんっ、あんっ、あっ、あんっ♪ それっ、いいっ♪ ああんっ♪ アソコ、ぴりぴりしてっ、
ねちょねちょしてっ、きもちいいようっ♪」
触手の舌は、ネーアの捲りあがった肉ビラを、その皺の溝まで丹念に舐め上げていく。
その度に脳みそが桃色になりそうな快楽が、ネーアの股間から愛液と一緒に溢れ出した。
「もっとぉ、もっと舐めてぇ、あんっ♪」
(ああっ、私っ、あんっ、この化け物に、平気で、えっちなことおねだりしてるっ)
そして触手はそのネーアのスケベな要望に答えるように、動きを激しくする。
肉ビラを複数の舌で、挟み、摘まみ、揉み洗うように舐め回す。
「あんっ、あんっ、あんっ♪ ああっ! ああんっ、ああんっ、ああんっ♪」
そして自己主張している敏感な肉の芽に、巻きついた。
「ひあああん!?」
巻きついた舌が、まるで宝石でも磨き上げるように、舐めしごかれる。
「ああっ! それ! それすごい! ああんっ! クリちゃん、びりびりするよう!」
(すごいっ! すごいのっ! すごすぎて、あたま、わるくなっちゃう!)
あまりにも強烈な快楽に腰が浮き、思考と視界が真っ白に染め上げられる。
許容量を超えた官能に体がぶるぶると震え、嬌声を上げる口から涎が垂れる。
「ああ! ああっ! ああんっ! あああっ!? イクぅ! わらしイっちゃう!
ああっ、ああああっ、きゃあああああぁぁぁぁん!」
――びくんっ! びくんっ!
体が痙攣する。体が逸れる。
460 名前:乙×風 :04/02/18 11:24 ID:PyQ/RQJ/
「ああっ! ……あああっ♪ ……はあっ……」
首がすわらなくなり、舌と涎を垂らしながら虚空を見つめる顔にメスの笑みが浮かんだ。
そのまま、はあっはあっ、と犬のように呼吸をする。
(すごっ、きもち、よかったあ♪)
余韻に浸る。
(オマンコがどろどろに蕩けそうに気持ちよくってぇ。クリちゃんがびりびり、ってなって)
「あはあぁ♪」
快楽を思い出してぶるぶると身震いする。
触手の粘液とネーアの淫液でてらてらになった女陰から、ごぽり、と愛液が噴出し、
彼女の股間をさらにべちょべちょに濡らす。
(ああっ、オマンコから、エッチなお汁が一杯出てくる。すごい、量。ひょっとして、
私、今までで一番感じてた?)
相手は化け物なのに。
その事実が、熱の冷めてきた体に、再び火を付ける。
淫乱な心がむくむくと鎌首をもたげ、黒い欲望がネーアの中で渦巻く。
(もっと、もっと気持ちよくなりたいぉ。エッチになりたいよお)
ネーアは、男が見ただけで股間を勃たせるほどの、淫靡な笑みを浮かべる。
その、娼婦顔負けの笑みを浮かべながら、
「ねえ……これで、終わりじゃ、ないよね?」
花の化け物に呼びかける。
応じるように。化け物がぞわぞわと蠢いた。そして、
――ごぽぽぽぽっ!
粘液を飛び散らせながら、空気の混じった下品な水音を響かせながら、
中心の穴から、それが飛び出した。
「きゃあ、あ、あ、あ、あぁんっ♪」
ネーアの股間を擦りつけるようにして現れたのは、巨大な、触手だった。
461 名前:乙×風 :04/02/18 11:25 ID:PyQ/RQJ/
(うっわあぁ……すご……)
肉色をした他の触手と違い乳白色のそれは、子供の腕程の太さを持っており、
男性器のようなエラが、何重にも張っていた。
これが、この触手の生殖器だと言う事が、ネーアにも分かった。
(おっきい。それに、このエラ、こんなので、オマンコの中掻き回されちゃったら、わたし、
壊れちゃうかもしれない)
グロテスクな生殖器に牝の本能が刺激され、それをうっとりと見つめてしまう。
と――生殖器が鎌首をもたげ、十字に切れ込みが入ったその先端をネーアの顔に軽く押し付けた。
それは、淫らな口付け。
「あんっ♪ ……ああっ♪」
途端に鼻腔内が今まで嗅いだ事の無いような匂いで満たされる。
(うわあっ、すごい匂い♪ 頭、くらくらしちゃうよぅ♪)
生臭くて、酸っぱくて、どこか甘い、芳香な香り。まるで、男の女の性液を混ぜ合わせて、
花の香りで割ったよう。
ふと、切れ込みから垂れる、白濁とした粘液が目に留まった。
(これ、やっぱり、あれ、かな?)
「はあ……はあ……はあ。はあ。はあっ」
想像するだけで鼓動が高まる。
(ど、どんな味、するのかな?)
「や、やだっ。わたし、何を考えてっ」
(で、でもっ、気になるよ、ね……?)
ごくりと、生唾を飲み込む。
「はあっ、はあっ、はあっ――ん……ぺちゃ、ちゅっ」
意を決したネーアが――否。淫らな欲望に負けた雌犬が、その生殖器に口付けした。
白濁液を、舐め取る。
(あああっ♪)
462 名前:乙×風 :04/02/18 11:26 ID:PyQ/RQJ/
生臭く芳香な香りが鼻腔を満たし、口の中に苦く、酸っぱく、そしてえぐい味が広がる。
鈍器で頭を殴打されたような衝撃が脳天を突き抜ける。
軽い眩暈がネーアを襲い――次の瞬間、彼女の理性が吹き飛んだ。
「あむっ、くちゅっ、ぺろっ、ぺろっ、ぴちゃっ、ちゅっ」
貪るように、目の前の白い触手の先端を舐めまわす。
(ああ、感じてるっ、この子、私に舐められて、感じてるっ。あぁ……うれしいよぉ♪)
無能者の自分が、こんな所で誰かの役に立てるなんて、夢にも思わなかった。
淫らなメイドは、びくびくと脈打つ生殖器にうっとりと目を細める。
その先端に舌を這わせ、わざと、ぴちゃぴちゃといやらしい音を立てながら舐めた。
生殖器の脈動が激しくなり、十字の切れ込みからは堰を切ったように白濁とした粘液が溢れ出す。
それを掬い取るように舐めると顔を傾け、エラの内側、亀頭の側面と、場所を移しながら淫らな奉仕を続ける。
「ぴちゃぴちゃぴちゃっ。れろれろっ。ぴちゃあっ、ぴちゃあっ」
その間にも次々と白濁とした液は流れ出し、ネーアの顔に淫らな化粧を施していった。
(あんっ♪ すごい、精液、どんどん溢れてくるぅ♪ それに――ああっ、すごい匂い♪ 鼻が曲がりそう♪)
すでに辺りには、女の体を強制的に発情させる甘い花の香りと、
生殖器の先走りが発する生臭い匂いが混ぜ合わされた、脳が蕩けそうな淫臭が漂っている。
その匂いに雌を高まらせたネーアは、口を広げ、触手の先端部分を口に含んだ。
「あむんっ。んむ、れろれろれろれろ。ちゅる、ちゅるるっ」
唾液をたっぷりと含めた舌をデタラメに動きまわし、溢れ出した粘液を啜る。
飲みきれなかった粘液がネーアの唾液と混じり、生殖器とネーアの唇の間から垂れ流れる。
(ああぁ。すごいくさいよう。すごい変な味がするよう。でも、でもね。わたし、
すっごい興奮してるっ。このくさい匂いも、この変な味も、大好きになってくるっ)
己の内から湧き上がる淫気に当てられ、ネーアは奉仕を続けながら股間を生殖器に擦りつけ始めた。
「んふっ――ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱっ。んふぅっ――れろれろっ――ぷはあ♪」
463 名前:乙×風 :04/02/18 11:27 ID:PyQ/RQJ/
鼻で息をするには苦しくなり、一度口を離す。
(ああ、すごい、びくびくしてる)
待ちきれないといった生殖器が、先走りをなすりつけるようにネーアの顔に擦り寄ってくる。
「あんっ♪ 分かってるよぅ」
(この子も、私と一緒で、すごく興奮してるんだぁ)
胸が理解不能の嬉しさで満たされ、すぐに興奮に取って代わる。息が荒ぶる。
「はあっ、はあっはあっ――んちゅっ」
口に含むと歓喜したように触手が口内で暴れまわる。
多重のエラを、ネーアの粘膜に擦りつけてくる。
「んん!? んちゅっ! くちゅっ! ちゅるっ! んふん!」
同調するようにネーアは、生殖器に密着させた腰を細かく揺すり、
「ちゅるっ、ぢゅるるるるっ!!」
切れ込みに唇を押し付け、思いっきり吸引した。
(あん♪)
生殖器の根元が大きく膨らむのを、擦りつけていた秘所で感じ取る。
その膨らみは、根元の方から先端へと移動し、
――ぶびゅるるるるるるるぅっ!! ぶびゅるるるるるるるぅっ!!
「んううううぅっ!?」
まるで勢いよく蛇口を捻ったように、精液が吐き出される。
のた打ちながらネーアの口の中に、ワイングラス半分程の量を吐き出すと、彼女の口の中から抜け出、
こんどはその欲情し真っ赤に染まった顔面に、未だに吹き出ているザーメンをぶちまける。
細められたホースの先から出る水のように、白濁とした粘液がネーアの顔面を、髪を、上半身を強く叩く。
(出てる! でてるっ! エッチなお汁、いっぱい出てるよぅ!)
「ん―――――――っ!」
464 名前:乙×風 :04/02/18 11:28 ID:PyQ/RQJ/
人肌と同じ温度を持ったその液体が、ネーアの上半身を白く、どろどろに染め上げた時、
やっと放出が終わる。
「――んんっ――ごくんっ」
口の中に入った分――その半分程を飲み下す。
「――げほっ! げほっ!」
直後に咳き込み、残った半分をだらしなく唇から垂らす。
(うっわぁ……体中べとべとだよぉ♪)
あごから、髪の先から、指の先端から、乳首の先端から――精液が糸を引きながら落ちていく。
はあはあと息を荒げて呼吸すると、吐き気のしそうな臭気がネーアの脳をシェイクした。
舌を伸ばし、口の周りを白く汚している粘液を舐め取る。
舌の上で転がし、くちゅくちゅと音を立てながら味わう。
「ああっ……あああっ♪」
鼻腔一杯に生臭く芳香な香りが広がり、口の中は生っぽく、えぐい味で満たされる。
(わたし、化け物のおちんちんを舐めちゃったんだぁ)
ぞくりとする。生殖器に密着させたアソコが切なく疼き、愛液を吐き出した。
「ね? 気持ちよかった? 私、おしゃぶりは上手だって誉められた事があるの♪」
白濁液でどろどろになった恍惚とした表情を浮かべながら化け物に尋ねる。
ぞわぞわと化け物が全ての触手を蠢かせた。
「そう、気持ちよかったんだね。あはぁ♪」
(どうしてかなぁ。この子の考えてる事、私本能的に分かっちゃう。不思議。
――そういえば。この子と私って似てるよね)
この化け物は、かつてウラヌスに封印された魔物だ。それがいつかは知らない、
どんな理由で封印されたのかも分からない。ただ、それから今までの間、ずっと
この場所に一人で閉じ込められていた。
465 名前:乙×風 :04/02/18 11:29 ID:PyQ/RQJ/
(私も、皆にたくさん迷惑掛けて、とうとう、『いらない』って『ここにお前の居場所なんか無い』
って言われた。友達も、居なくなって、愛する人にも、きっと嫌われた。もう、一人ぼっち。でも、)
もう一人じゃない。私にはこの子が居る。この子には私が居る。
世界から見放されたもの同士、二人で幸せになればいい。
お互い求め合っているのだから。
「ね、一つになろ?」
触手がざわめく。ネーアを拘束していた触手達が再び彼女の体を持ち上げる。
「あん♪」
四本の触手が脇と膝裏をゆっくりと持ち上げていく。
残りの触手が口を開き、ネーアの乳房を、股間を、茶色の窄まりを丁寧に舐め上げ、
彼女を昂ぶらせていく。
「はあ、はあ、はあ、はあっ、はあっ、はあっ!」
息が荒いのは、愛撫による官能のせいだけではない。
これから行われる、最も背徳的で、最も甘美な行為に、ネーアは興奮せざるをえない。
(はあっ、はあっ、もうすぐ、もうすぐだよ)
もうすぐ一つになれる。愛し合える。それは化け物が相手でもとても素敵な事に思えた。
持ち上げられた体は、ネーアの口元まで伸びていた触手より少し上の所で止まる。
眼下には、ぞわぞわと触手と体中を蠕動させる、肉の花が広がっている。
「はあっ! はあっ! はあっ! はあっ!」
向こうも、その瞬間を待ちわびている。それが分かるとますます興奮する。
化け物と同調するように息が荒くなる。
体が下降を始めた。
アソコに生殖器が近づく。
(早く。早く、はやく、はやくはやくぅ!)
心臓はまるで早鐘を打つよう。
そして、
466 名前:乙×風 :04/02/18 11:31 ID:PyQ/RQJ/
――くちゅ。
「ああぁん♪」
小陰唇に生殖器の先端が接触した。官能が股間から広がる。
触手は腕程もあるどの胴を、ゆっくりとネーアの中へと押し進めた。
(うああっ、入ってくるぅ、はいってくるようっ!)
ぎちぎちと膣を拡張しながら触手が押し入ってくる。捲りあがっていた肉ビラを再び女陰へと巻き込まれ、
限界まで引き伸ばされたピンク色の下の唇が、色を失って真っ白になっていく。
「ひっ、い!? だ、めっ! おおき……!」
(大きいっ! すごくおおきいっ! あそこ裂けちゃうよう!)
官能を感じていたのはほんの束の間。ネーアは膣内を拡張され、引き裂かれるような痛みに顔をしかめる。
だが肉の花は容赦なくネーアを拘束していた触手から力を抜いた。万有引力の法則に従い、生殖器が秘裂に食い込む。
――ぐちちちちちっ!
「きゃああああぁぁぁぁっっ!! 」
処女膜の残滓を押し退け、生殖器の先端が子宮口まで到達する。
初めて処女を散らされた時のような鮮烈な痛みが、ネーアを襲う。
今、持ち上がられたネーアの体重を、殆どが生殖器一本で支えている。子宮口がごりごりと削られる。
この瞬間、ネーアと化け物の肉体がようやく一つになった――だが、
(痛い、いたいようっ!)
ネーアが抗議の声を上げる間も無く、中空でピストン運動が始まる。
――ぐちっ! ぐちゅぅ――ぐちっ! ぐちゅぅ――ぐちっ!
「あああっ!! ひぐっ、いやあっ! はあっ! いだ、いたいっ! 止めて! とめてぇ!」
止まらない、生殖器は単調にピストンを続ける。
抜ける直前までモノを下へと引き、落ちてくるネーアの体を突き上げ、その体を持ち上げる。
その度に秘所から気を失ってしまう程の痛みが生まれる。
裂けてしまったのか、股間からは赤い液体が零れ落ちていた。
(いや、抜いて! 抜いて! 子宮も、アソコも、みんな壊れちゃう! 私、死んじゃうっ!)
467 名前:乙×風 :04/02/18 11:32 ID:PyQ/RQJ/
あまりの痛みに気が遠くなる。だが、すでにネーアの心に巣くう、どす黒い欲望が渦巻いていた。
「ああ! ふうっ――ひぎっ! はあっ――ああっ!」
――ずちゅぅっ! ぐちゅうっ――ずちゅぅっ! ぐちゅうっ――
注送が、滑らかになってくる。ネーアの股間からは、血以外の液体が溢れ出していた。
(いたいよぉ。んふ、お腹いっぱいでぇ、くるしいよう、息詰まりそうだよぅ、ふぅっ――でも、)
でも、痛いだけじゃない。肉のチューブを力任せに押し広げられる激痛の中に、膣壁を擦りつけられた時の、
じわあ、とした官能が混じっている。
「ああっ! ふうぅ――はあっ! ふうぅ――ああんっ!?」
突如、痛みに打ち震えていた二つの双方――その頂点に、別の触手が二本、舌を伸ばした。
上半身をぴりぴりとした愉悦が満たしていく。
(あんっ、アソコ、痛いのに! ひぐっ……お胸、気持ちいいよぅっ)
上半身と下半身の境目で、快楽と苦痛の境界線が引かれる。
「ふああぁ――ひぐっ! ああん――やんっ! うはあぁっ」
(ああっ! もう、痛くてっ、ひう! 気持ちよくてっ――あんっ、わけわかんないよ!)
だが、ネーアの体は煩悩に対して貪欲だ。上半身の快楽を味わっていると、
つられるように下半身の快楽が増大していく。
快楽と痛みの境界線が、どんどん曖昧になっていく。
女陰から流れ出る血液と愛液の量が、逆転していく。
「ああっ――はああん――あんっ――あああんっ」
気が付けば、下半身からも快楽ばかりが流れ込んでくる。
(あれ、もうあんまり、あんっ、痛くないよ? んっ、少し痛いけど――ふうっ、子宮を小突かれるの、
苦しいけど――はんっ――気持ちいい方が、おっきい)
――ぐちゅうっ、ぐちゅうっ、ぐちゅうっ!
股間からは、赤い色の血液が消え失せ、愛液と先走りの混じった、薄く白濁とした粘液だけが垂れ流れている。
(ああっ、わたしアソコから、いやらしいオマンコから、ああんっ、すごいエッチな音が、聞こえてくるっ)
淫らな本能に、再び火が灯る。
468 名前:乙×風 :04/02/18 11:32 ID:PyQ/RQJ/
痛みのせいで薄れていた、性交の生臭い匂いや、ぐちゅぐちゅという水音が、ネーアの鼻に、耳に、
そして心に流れ込んでくる。
どきどきと、心臓が興奮で高鳴る。
もっと淫らに、もっとエッチに、もっとスケベに、もっと淫乱に――そう思えてくる。
どんな痛みを受けても、どんな屈辱を受けても、黒い欲望が、マゾの魂が、それらを快楽に変えてしまう。
(それが、そんな変態さんが、この私、なんだっ、あはあ♪)
「ああんっ! ああんっ! あああんっ!」
(うああっ、すごいっ――あんっ、すごいようっ! エラが、たくさんのエラが、あああっ!
擦れてっ、ごつごつしてっ、あああっ! すてきぃ♪)
「ああんっ! もっとぉ! もっと、もっとぉ! あんっ! えぐってぇ、ついてぇ、私の中、
ぐちょぐちょにかき回してぇ!」
ネーアの淫らなおねだりに、化け物が答える。
ピストンをさらに苛烈に、そして緩急を付け、角度を変え、そしてのたうつ。
――ぶじゅうっ! ぶじゅうっ! ぶじゅうっ! ぶじゅうううぅ――ぶじゅぅっ!!
「あああんっ!? それ、それいい! ああん! ああん! ああんっ!」
股間から垂れ流れる粘液は、ネーアの本気汁と化け物の先走りで真っ白になり、下品な音を立てている。
蕩けそうな官能が下半身を満たし、甘い愉悦となって全身へと広がっていく。
生殖器が出し入れされる度に、多重のエラに引き伸ばされた肉ビラが巻き込まれ、吐き出される。
ごりごりと肉パイプの壁を削りとって行く。
「ああん! ああん! ああんっ! はあっ、はあっ! あん、あん、あん、あんっ!」
あまりの快楽に膣を、きゅう、と締め付けてしまう。
「はんっ」
(ああっ、この子のおちん○ん、ビクビクしてるっ、だすんだぁ、私の中に、精液、だしちゃうんだぁ。
あはあ♪ さっきみたいにぃ、たくさん出されちゃうんだぁ。ああんっ)
あの生臭い体液が自分の腹の中を汚していくかと思うと、それだけでぞくぞくする。そしてなにより、
(赤ちゃん、産んじゃうのかなぁ)
469 名前:乙×風 :04/02/18 11:34 ID:PyQ/RQJ/
「あああんっ」
その考えに心が、体が、心地良い背徳感で満たされる。
どす黒い欲望が、歓喜に打ち震える。
「出して! 出してぇ! 私の中、あなたの精液でいっぱいにしてぇ!」
――じゅぶうっ! じゅぶうっ! じゅぶうっ! じゅぶううぅぅっ!!
「きゃああああああん!!」
ピストンが止まり、子宮口に生殖器を押し付けられる。
同時に両の乳首に触手が食らい付き、じうううううっ、と音を立てながら吸った。
「ああ! すごい! イクっ! イっちゃう! わらし、イクううぅぅっ!
あああああああぁぁぁぁあぁあぁぁぁあんんんん!!」
オルガズムを迎え、中空で体が痙攣する。
膣がぞわぞわと蠢き、化け物の生殖器を締め付ける。
その動きに負けないように、生殖器の胴が膨らむ。
(ああっ! あああっ! ああぁぁぁあっ♪)
官能の絶頂を味わいながら、次の瞬間に訪れる最高の背徳と歓喜に打ち震える。
そして、生殖器の先端が、膨らんだ。
――びゅるるるるるるるうっ!! びゅるるるるるるるうっ!!
「んあああぁぁあああああぁぁあああぁぁぁぁあっ!!」
(出てる、出てるよう!)
化け物の発情臭によってその口を開いた子宮の中に、文字通り白濁液が注がれる。
「あついっ! あついよう! おなか、あついぃっ!」
(ああ、また、イっちゃう! イっちゃうようっ!)
子宮壁を打つその灼熱感に、再び絶頂に達する。
ネーアが連続絶頂を味わう間に、子宮は白濁液で満たされ、容量を越えた分の精液が膣と、
未だに膨らんでいる生殖器の間を押し通り、股間から出て行く。
――びゅううっ! びゅううっ!
470 名前:乙×風 :04/02/18 11:35 ID:PyQ/RQJ/
子宮が、膣が、痙攣する度に、まるで射精でもするかのように女陰からザーメンが吐き出される。
(出る、まだ出てるぅ! あああ! イクの、とまらないよぉ!!)
それでも化け物は射精を止めない。
そんな時だった。
――びゅるるるるるるうっ!! びゅるるるるるるうっ!! ――ごぽっ。
「ああああぁぁぁぁぁああぁぁっっ!?」
精液に混じり、眼球ほどの大きさをした固形物が、子宮へと流れ込む。
(今っ、なにか、なにか入ってきたよう!)
得体の知れない物を女性の最も重要な器官に吐き出され、嫌悪と恐怖と、そしてそれ以上の背徳感を覚える。
射精が止まった。
「あああっ……あああっ…………はあっ、はあっ、はあっ」
犬のようにしたと涎を垂らしながら絶頂の余韻に打ち震える。
歓喜の表情を浮かべながら、女陰からこぼれた精液が股下を熱く濡らしていく感触を味わう。
(ああ、精液、熱いよお。あは、気持ちいぃ)
471 名前:乙×風 :04/02/18 11:36 ID:PyQ/RQJ/
ネーアが余韻を楽しんでいると、挿入したままの生殖器が元の鞘へと戻っていく。
「きゃん!?」
自然と、ネーアの体も下降し、
――べちょぅっ。
湿って音を立てながら、性交の証である二人の粘液に濡れる、化け物の中心部に尻が付く。
生殖器の下降が止まった。まだ、二人は繋がっている。
自分の股間を見て、それを確かめると、ネーアはくすりと笑う。
「一緒に、なれたね」
(最初はすごく痛かったけど、後の方はもう、凄かった)
「やん♪」
快楽を思い出してぞわりとする。
その体を周りの触手が優しく、包み込むように絡まってきた。
(あっ――温かい)
「もう、一人じゃないんだよね。あなたも、私も」
肯定するかのように肉の花が蠕動した。
「あんっ。うん、これからは、二人で一杯幸せになろうね。えと――」
(そう言えば、私、この子の名前、分からない――あ、でも、名前が分からなくとも)
「……御主人様」
ぽつりと呟く。
(そうだよ。私はメイドなんだから)
そう、人間外のものに、犯される為の、淫らで、畜生以下の、メイド。
「あなたは、私の新しい御主人様です。これからも、一杯一杯、可愛がってくださいね♪」
その時彼女が浮かべた笑顔は、今まで歩んできた人生の中で最も明るく、そして妖艶だった。
<肉の花>
ネーアは呆然と目の前の生き物を見上げた。
分かり易く言えば花のような形状をしている。
肉の地面に肉の根をいくつも張り巡らせ、花弁を閉じ、つぼみの状態だ。
地面からつぼみの先端までは二メートル以上は有り、かなりの巨体だ。
人一人くらいならこの中に入ってしまうのではないだろうか。
(中に入って――どうなるんだろう?)
ざわり、と心の中の闇が蠢く。
「――あ」
ネーアの心に呼応するように目の前の肉の花がぶるるっ、と蠕動する。
――にちゃああぁぁぁ。
混濁した霞がかった視界の中で、ゆっくりと目の前の魔物が花を開いていく。
四つの花弁が開く。むせ返るような甘い匂いが膨れ上がり、
ネーアの意識を更に混濁させる。
花弁を広げたその姿は直径三メートルを超えている。花弁の内側は
血管のようなものが張り巡され、不気味に波打っている。
雌しべがある所には、肉色をした拳大ほどの穴が空いているだけで、
その穴を取り囲むように、計十二個の親指大の瘤が並んでいた。
突如瘤が膨らむと、ぶしゅううう、と音を立てながら、色付きの霞を噴出す。
匂いの発生源はこれだった。
その醜悪な姿は見るもの全てに嫌悪感と未知なる物への恐怖を抱かせる。
だが今のネーアの精神状態は普通ではない。
メイド達に精神を追い詰められ、そしてこの化け物が放つ臭気に、
脳を蕩けさせられているのだ。
(きれい……)
452 名前:乙×風 :04/02/18 11:11 ID:PyQ/RQJ/
――ぶじゅるるるっ!
「あっ……?」
ネーアの感情に答えるように、中心部に有った十二の瘤が、
文字通り一斉に飛び出してきた。
瘤はのた打ち回る触手となって、ネーアに絡み付いていく。
ネーアはその光景を呆然と見ながら、なされるがままに、身体を拘束されていった。
「んっ……ぁんっ……」
剥き出しの肌の上で触手が這い回る度に、敏感になった肌が快楽を覚える。
「ああっ!……んっ……あっ……はあぁん!……」
触手の胴には赤子の指ほどの小さな瘤があり、それが乳首や股間に擦れる度に、
ネーアは目も眩むような快楽を感じた。
にちゃにちゃと、音を立てながらネーアの体を触手が這いずり回る。
だがそのびちゃびちゃに濡れた蛇が前身を這いまわるような、身の毛もよだつ感触に、
流石のネーアも嫌悪感を覚えられずにはいられない。
(気持ち良いけど、気持ち悪い)
その裸身が、瘤から湧き出た透明の粘液にぬらぬらと輝き始めた時、
ネーアは触手によってがんじがらめにされていた。
(もう、逃げられない)
逃げるチャンスは無い。自分はこの花の化け物に食べられてしまう。
きっと真中の穴が口になっていて自分を丸呑みするのだ。
ぞくり、と背中が震え、鼓動が早くなる。でもそれは恐怖によるものではない。
「――ああん!」
わきの下に、膝の下に、そして股下に絡まっていた触手が、ネーアの体を持ち上げる。
M字型に足が開脚されながら地面から足が離れる。
万有引力の法則にしたがって秘裂に触手が食い込んでいく。
453 名前:乙×風 :04/02/18 11:13 ID:PyQ/RQJ/
「ああ! だめぇっ、くいこんでるようっ! ひああんっ!? あ、当たってる!
く、クリちゃんに、瘤々があたってるよう!」
割開かれた秘裂でひっそりと自己主張をしている淫核に、重力のせいで少しづつ
ずれてくる触手が擦りつけられる。ごつごつとした瘤が、小陰唇を捲り上げ、
快楽神経の中枢を無情にこねくり回す。
「あ! ああぁぁ! ……きゃん!? あはああああぁ!」
淫核が触手の胴に舐め上げられ、ジーンとしたと快楽に耐えていると、
突如瘤が淫核を掠め、頭がまっしろになるような刺激が全身を駆け回る。
がくがくと体が震える。淫核を襲う刺激のタイミングが不規則で、
心の準備すら出来ずに、ただ快楽に翻弄されるしかない。
すでにネーアの内股は触手が分泌する粘液とは別のモノが溢れ、
淫らな匂いを放っている。
肌が朱に染まり、汗が滲み出る。心の中のメスがどんどんと昂ぶる。
眉を八の字にたわませながら、目が欲情に潤む。口の端から涎が垂れた。
「あっ! だめっ! 強い、つよすぎるよぉ! ああ!?
あああああぁぁぁっ!!」
ちょうどネーアの体が化け物の真上辺りに来た時、彼女はあっさりと絶頂に達した。
びくんっ、びくんっ、と空中で固定された体が痙攣する。
その度に淫裂から愛液から噴出し、花弁の上に淫らなおもらしをする。
「ああっ! はあっ! はあっ、はあっ……はあ――ぁんっ」
絶頂の余韻に震える体が、拘束されたまま花の上――中心部へと下ろされる。
赤く高揚した尻が、腿肉が、粘液にまみれた花弁に触れてべちゃりと、音が鳴った。
鼻腔を満たす甘い匂いが更に強くなる。
まるで、香油と愛液をぐちょぐちょに混ぜ合わせて、煮詰めたような匂い。
その匂いに頭がくらくらする。
454 名前:乙×風 :04/02/18 11:14 ID:PyQ/RQJ/
「はあ……はあ……はあ……」
息が再び荒くなる。イったばかりなのに、心が欲情にざわめいた。
(どうして?)
これからこの化け物に食われてしまうかもしれないのに、
心と体はひたすら高まっていく。
期待と興奮で胸がどきどきしてくる。
(どうして、わたし、こんなにドキドキしてるの? 興奮してるの?
一体、何を期待しているの?)
そんなのは分かりきっている。
そしてこの化け物は、自分を食い殺す事はないと言う事も。
本能が、メスの本能がネーアにそれを教えた。
――この化け物は、自分を犯すのだと。
どくんっ、と心臓が脈打つ。
(どうして? わたし、こんな化け物に犯されるのに、欲情してるっ)
霞がかった目で自分が座る肉の花を見ると、辺りに張り巡らされた血管が、
瘤が、糸を引く粘液が、さらに細かに見える。
全ての人間に生理的嫌悪を与えそうなディティールだ。
思わず目を逸らそうとした時、触手が動いた。
「あん!?」
女の子座りをしたネーアの体を、ゆっくりと這い回る。
(あんっ、べたべたした汁、んっ、塗りつけられてるっ)
触手は甘い匂いを発するその液体を、ネーアの隅々に塗り込み、伸ばし、広げていく。
「あっ……んあんっ……はあ、はあ……きゃんっ」
(べたべたして、んっ、糸引いてるよう、きゃんっ、でも、)
――でも、気持ちいい、かも。
455 名前:乙×風 :04/02/18 11:15 ID:PyQ/RQJ/
丹念に粘液を塗り込んでいく触手は、ネーアの小ぶりな胸も、
鎖骨も、うなじも、へそも、耳朶も、内股も、指の間も、髪すらも、
彼女の全身に等しくその行為を加えていく。
胸が優しく、だが執拗なまでに粘液を塗り込まれ、揉まれる。
レアクトのように跡が残るほど乱暴に揉みしだくのではなく、
女の性感帯を掘り起こすような動き。
ぴりり、ぴりりと、甘い愉悦が胸から湧き上がる。
『感じさせられる事』を目的に為に胸を弄られた事が無いネーアには、
その快楽はあまりにも甘く、そして嬉しかった。
「ああん……胸、気持ちいいよぅ……あんっ♪」
あまりにも甘い刺激に、それに負けないほど甘い声が出てしまう。
(べたべたするの、ちょっと気持ち悪いけど、あんっ、おむね、すごくきもちいい。
とろけちゃいそう♪)
化け物に抱いていた嫌悪感が、どんどん薄れていくのを感じる。
「あふっ……ああんっ……きゃん!?」
胸を揉み込んでいた触手が、自己主張し始めた乳首を掠める。
刺激的な桃色の快楽が、ネーアの胸から広がり、脳を焼く。
(うあぁ。気持ち良い……乳首、すごく感じちゃう♪)
「ああっ、ああんっ、はああっ、きゃん! お胸、いいっ。
お胸、きもちいいよ!」
――にちにちっ、にちゃっ、にちゃあっ。
両の乳首を同時に弄くられ、あまりの快楽に意識と視界が混濁する。
と、胸を弄くっていた触手の動きが止まる。
「あん……はあ、はあ、はあ……」
空虚感がネーアの心と胸を満たす。胸はこれで終わりらしい。
(でも、気持ちよかったぁ……)
456 名前:乙×風 :04/02/18 11:15 ID:PyQ/RQJ/
自慰などとは比べ物にならない程の充実感を噛み締めながら自分の体に目を通す。
「うあぁ……」
思わず声が出る。
気が付けば体中が粘液に塗れ、いやらしくてらてらと光り輝いていた。
(体中ベタベタ……髪も……ねちゃねちゃする。なんか、すっごいエッチ。
まるで、自分の体じゃないみたい。それに、)
「あはあ♪」
体中から、化け物と同じ甘い匂いが立ち上っている。
それは秘裂から溢れ出てる愛液の匂いと混じり、嗅いだだけで頭がどうにかなりそうだった。
(あ、れ?)
ふと気付く。愛液を垂らしている秘所だけは、粘液の洗礼を受けていない。
(どうしてだろう?)
と思った時。ネーアの考えを見透かしたように一本の触手が動いた。
――くちゅっ。
「あんっ」
いやらしい音を立てて肉の触手がその身を秘裂へと添えられる。
そしてくちゅくちゅと卑猥な音を立てながら上下に動き始めた。
「あっ!? あ! あ! ああ! きゃんっ! ちょっ、や、強過ぎるよう!」
扉の前で一度、吊り上げられた時にさら一度と絶頂を達していたネーアの女陰は、
酷く敏感になっており、彼女に鮮烈な快楽を送り込む。
吊り上げられた時とは比べ物にならない程の勢いとスピードで、粘液に濡れた身を、
瘤を、ネーアの淫核へと擦り付けた。
さっきの甘い快楽に心も体も蕩けさせていたネーアにとって、その快楽は辛い。
(ああっ! やだ! あそこ! こわれちゃう! そんなにきつくしたらあそこ壊れちゃう!)
快楽と言うより、強烈な痺れを伴った刺激に、ネーアは叫ぶ。
457 名前:乙×風 :04/02/18 11:16 ID:PyQ/RQJ/
「ひあっ! あ! あああっ! だ、だめえっ! それダメぇ! 辛いよお!
やめて! おねがいだからやめてぇ!」
だがネーアの意思とは裏腹に彼女の下の口からはとめどなく愛液が垂れ流れている。
当たり前だ。レアクトに散々痛めつけられたのだ。もうすでにマゾそのものである
ネーアにとって、苦痛すら快楽の要素なのだ。
このまま続ければいつかは、マゾの――黒い欲望にネーアはその身を浸し、
喘ぎ始めるだろう。
だが、
「あ……?」
触手がその動きを止めた。
(え、ど、どうして?)
蕩けかけた理性が安堵の息をつき、同時にマゾの本能が落胆の息をつく。
複雑な心持ちで、さっきまで自分の秘所を弄くっていた触手を見る。
糸を引きながら、肉ビラをはみ出している淫裂の前でそれは鎌首をもたげたまま硬直している。
まるでお預けを食らった犬のように。
(あっ、ひょっとして、わたしが『やめて』って言ったから?)
そんな馬鹿な。それじゃ、こんな化け物に、人語を理解できる訳がない。
まして、自分の言うことなどにわざわざ従うわけがない。
(そうだよ。そんなに都合のいい事、あるわけないよ…………でも、)
でも、もしこの化け物に知性が有れば?
もし自分の言うことを何でも聞いてくれるとしたら?
どくんっ、と淫らな期待に胸が高鳴る。
「……あ、あのね」
声が震える。
自分は今、人間としての最後の尊厳を、捨てようとしている。一線を超えようとしている。
458 名前:乙×風 :04/02/18 11:17 ID:PyQ/RQJ/
果たしてそれでいいのか。
(でも、でもっ。弄られたアソコ、どんどん切なくなってくる。じんじん疼いてくるの。
そ、それに、エッチになっていくのが、自分で止められないっ。気持ち良くなりたいっ)
すでに秘所からは多量の愛液が垂れ流れている。
きゅっ、と目を閉じた。
どうせ自分は真っ当な生活を送れないのだ。
自分には、死ぬか、メイド達に淫らな暴力を受けるか、娼婦になるか――その程度の選択肢しかない。
すでに落ちるところまで落ちているのだ。今更化け物に淫らなおねだりをしたところで何という事は無い。
言ってしまえ。言って、楽になってしまえ。
――本能が理性を追いやった。
「おねがいだから、もっと優しく、アソコを、私のオマンコを弄ってっ」
(ああ、私、言っちゃった、とうとう言っちゃった。化け物相手に、
はしたないおねだり、しちゃったんだっ)
あまりの背徳感に、背筋がぞわぞわと震えた。
胸の奥から黒い欲望が流れ込み、ネーアの心を淫らに染めていく。
触手がぶるぶると震える。胴と同じ肉色のした先端が膨らみ、口を開ける。
――くちゅるるるっ。
「あ、ああっ……」
開かれた先端から、まるでイソギンチャクのような繊毛が飛び出し、
ぞわぞわと蠢きながら粘液と甘い香りを垂れ流していた。
まるでそこに何匹ものミミズがのた打ち回っているよう。
ネーアは生理的嫌悪感を覚え、だがそれはすぐにも、黒い欲望によって被虐的な昂ぶりへと変えられる。
459 名前:乙×風 :04/02/18 11:18 ID:PyQ/RQJ/
触手は、ネーアのどろどろに濡れた股間に顔を近づけ、
――ねちゃあ。
「あんっ♪」
その多重の舌でネーアの秘裂を舐め上げる。
先程とは打って変わって甘ったるい刺激に、ネーアは媚びるような嬌声を上げた。
――ねちゃあ、ねちゃ、ねちゃ、ねちゃ、ねちゃあっ。
「あんっ、あんっ、あっ、あんっ♪ それっ、いいっ♪ ああんっ♪ アソコ、ぴりぴりしてっ、
ねちょねちょしてっ、きもちいいようっ♪」
触手の舌は、ネーアの捲りあがった肉ビラを、その皺の溝まで丹念に舐め上げていく。
その度に脳みそが桃色になりそうな快楽が、ネーアの股間から愛液と一緒に溢れ出した。
「もっとぉ、もっと舐めてぇ、あんっ♪」
(ああっ、私っ、あんっ、この化け物に、平気で、えっちなことおねだりしてるっ)
そして触手はそのネーアのスケベな要望に答えるように、動きを激しくする。
肉ビラを複数の舌で、挟み、摘まみ、揉み洗うように舐め回す。
「あんっ、あんっ、あんっ♪ ああっ! ああんっ、ああんっ、ああんっ♪」
そして自己主張している敏感な肉の芽に、巻きついた。
「ひあああん!?」
巻きついた舌が、まるで宝石でも磨き上げるように、舐めしごかれる。
「ああっ! それ! それすごい! ああんっ! クリちゃん、びりびりするよう!」
(すごいっ! すごいのっ! すごすぎて、あたま、わるくなっちゃう!)
あまりにも強烈な快楽に腰が浮き、思考と視界が真っ白に染め上げられる。
許容量を超えた官能に体がぶるぶると震え、嬌声を上げる口から涎が垂れる。
「ああ! ああっ! ああんっ! あああっ!? イクぅ! わらしイっちゃう!
ああっ、ああああっ、きゃあああああぁぁぁぁん!」
――びくんっ! びくんっ!
体が痙攣する。体が逸れる。
460 名前:乙×風 :04/02/18 11:24 ID:PyQ/RQJ/
「ああっ! ……あああっ♪ ……はあっ……」
首がすわらなくなり、舌と涎を垂らしながら虚空を見つめる顔にメスの笑みが浮かんだ。
そのまま、はあっはあっ、と犬のように呼吸をする。
(すごっ、きもち、よかったあ♪)
余韻に浸る。
(オマンコがどろどろに蕩けそうに気持ちよくってぇ。クリちゃんがびりびり、ってなって)
「あはあぁ♪」
快楽を思い出してぶるぶると身震いする。
触手の粘液とネーアの淫液でてらてらになった女陰から、ごぽり、と愛液が噴出し、
彼女の股間をさらにべちょべちょに濡らす。
(ああっ、オマンコから、エッチなお汁が一杯出てくる。すごい、量。ひょっとして、
私、今までで一番感じてた?)
相手は化け物なのに。
その事実が、熱の冷めてきた体に、再び火を付ける。
淫乱な心がむくむくと鎌首をもたげ、黒い欲望がネーアの中で渦巻く。
(もっと、もっと気持ちよくなりたいぉ。エッチになりたいよお)
ネーアは、男が見ただけで股間を勃たせるほどの、淫靡な笑みを浮かべる。
その、娼婦顔負けの笑みを浮かべながら、
「ねえ……これで、終わりじゃ、ないよね?」
花の化け物に呼びかける。
応じるように。化け物がぞわぞわと蠢いた。そして、
――ごぽぽぽぽっ!
粘液を飛び散らせながら、空気の混じった下品な水音を響かせながら、
中心の穴から、それが飛び出した。
「きゃあ、あ、あ、あ、あぁんっ♪」
ネーアの股間を擦りつけるようにして現れたのは、巨大な、触手だった。
461 名前:乙×風 :04/02/18 11:25 ID:PyQ/RQJ/
(うっわあぁ……すご……)
肉色をした他の触手と違い乳白色のそれは、子供の腕程の太さを持っており、
男性器のようなエラが、何重にも張っていた。
これが、この触手の生殖器だと言う事が、ネーアにも分かった。
(おっきい。それに、このエラ、こんなので、オマンコの中掻き回されちゃったら、わたし、
壊れちゃうかもしれない)
グロテスクな生殖器に牝の本能が刺激され、それをうっとりと見つめてしまう。
と――生殖器が鎌首をもたげ、十字に切れ込みが入ったその先端をネーアの顔に軽く押し付けた。
それは、淫らな口付け。
「あんっ♪ ……ああっ♪」
途端に鼻腔内が今まで嗅いだ事の無いような匂いで満たされる。
(うわあっ、すごい匂い♪ 頭、くらくらしちゃうよぅ♪)
生臭くて、酸っぱくて、どこか甘い、芳香な香り。まるで、男の女の性液を混ぜ合わせて、
花の香りで割ったよう。
ふと、切れ込みから垂れる、白濁とした粘液が目に留まった。
(これ、やっぱり、あれ、かな?)
「はあ……はあ……はあ。はあ。はあっ」
想像するだけで鼓動が高まる。
(ど、どんな味、するのかな?)
「や、やだっ。わたし、何を考えてっ」
(で、でもっ、気になるよ、ね……?)
ごくりと、生唾を飲み込む。
「はあっ、はあっ、はあっ――ん……ぺちゃ、ちゅっ」
意を決したネーアが――否。淫らな欲望に負けた雌犬が、その生殖器に口付けした。
白濁液を、舐め取る。
(あああっ♪)
462 名前:乙×風 :04/02/18 11:26 ID:PyQ/RQJ/
生臭く芳香な香りが鼻腔を満たし、口の中に苦く、酸っぱく、そしてえぐい味が広がる。
鈍器で頭を殴打されたような衝撃が脳天を突き抜ける。
軽い眩暈がネーアを襲い――次の瞬間、彼女の理性が吹き飛んだ。
「あむっ、くちゅっ、ぺろっ、ぺろっ、ぴちゃっ、ちゅっ」
貪るように、目の前の白い触手の先端を舐めまわす。
(ああ、感じてるっ、この子、私に舐められて、感じてるっ。あぁ……うれしいよぉ♪)
無能者の自分が、こんな所で誰かの役に立てるなんて、夢にも思わなかった。
淫らなメイドは、びくびくと脈打つ生殖器にうっとりと目を細める。
その先端に舌を這わせ、わざと、ぴちゃぴちゃといやらしい音を立てながら舐めた。
生殖器の脈動が激しくなり、十字の切れ込みからは堰を切ったように白濁とした粘液が溢れ出す。
それを掬い取るように舐めると顔を傾け、エラの内側、亀頭の側面と、場所を移しながら淫らな奉仕を続ける。
「ぴちゃぴちゃぴちゃっ。れろれろっ。ぴちゃあっ、ぴちゃあっ」
その間にも次々と白濁とした液は流れ出し、ネーアの顔に淫らな化粧を施していった。
(あんっ♪ すごい、精液、どんどん溢れてくるぅ♪ それに――ああっ、すごい匂い♪ 鼻が曲がりそう♪)
すでに辺りには、女の体を強制的に発情させる甘い花の香りと、
生殖器の先走りが発する生臭い匂いが混ぜ合わされた、脳が蕩けそうな淫臭が漂っている。
その匂いに雌を高まらせたネーアは、口を広げ、触手の先端部分を口に含んだ。
「あむんっ。んむ、れろれろれろれろ。ちゅる、ちゅるるっ」
唾液をたっぷりと含めた舌をデタラメに動きまわし、溢れ出した粘液を啜る。
飲みきれなかった粘液がネーアの唾液と混じり、生殖器とネーアの唇の間から垂れ流れる。
(ああぁ。すごいくさいよう。すごい変な味がするよう。でも、でもね。わたし、
すっごい興奮してるっ。このくさい匂いも、この変な味も、大好きになってくるっ)
己の内から湧き上がる淫気に当てられ、ネーアは奉仕を続けながら股間を生殖器に擦りつけ始めた。
「んふっ――ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱっ。んふぅっ――れろれろっ――ぷはあ♪」
463 名前:乙×風 :04/02/18 11:27 ID:PyQ/RQJ/
鼻で息をするには苦しくなり、一度口を離す。
(ああ、すごい、びくびくしてる)
待ちきれないといった生殖器が、先走りをなすりつけるようにネーアの顔に擦り寄ってくる。
「あんっ♪ 分かってるよぅ」
(この子も、私と一緒で、すごく興奮してるんだぁ)
胸が理解不能の嬉しさで満たされ、すぐに興奮に取って代わる。息が荒ぶる。
「はあっ、はあっはあっ――んちゅっ」
口に含むと歓喜したように触手が口内で暴れまわる。
多重のエラを、ネーアの粘膜に擦りつけてくる。
「んん!? んちゅっ! くちゅっ! ちゅるっ! んふん!」
同調するようにネーアは、生殖器に密着させた腰を細かく揺すり、
「ちゅるっ、ぢゅるるるるっ!!」
切れ込みに唇を押し付け、思いっきり吸引した。
(あん♪)
生殖器の根元が大きく膨らむのを、擦りつけていた秘所で感じ取る。
その膨らみは、根元の方から先端へと移動し、
――ぶびゅるるるるるるるぅっ!! ぶびゅるるるるるるるぅっ!!
「んううううぅっ!?」
まるで勢いよく蛇口を捻ったように、精液が吐き出される。
のた打ちながらネーアの口の中に、ワイングラス半分程の量を吐き出すと、彼女の口の中から抜け出、
こんどはその欲情し真っ赤に染まった顔面に、未だに吹き出ているザーメンをぶちまける。
細められたホースの先から出る水のように、白濁とした粘液がネーアの顔面を、髪を、上半身を強く叩く。
(出てる! でてるっ! エッチなお汁、いっぱい出てるよぅ!)
「ん―――――――っ!」
464 名前:乙×風 :04/02/18 11:28 ID:PyQ/RQJ/
人肌と同じ温度を持ったその液体が、ネーアの上半身を白く、どろどろに染め上げた時、
やっと放出が終わる。
「――んんっ――ごくんっ」
口の中に入った分――その半分程を飲み下す。
「――げほっ! げほっ!」
直後に咳き込み、残った半分をだらしなく唇から垂らす。
(うっわぁ……体中べとべとだよぉ♪)
あごから、髪の先から、指の先端から、乳首の先端から――精液が糸を引きながら落ちていく。
はあはあと息を荒げて呼吸すると、吐き気のしそうな臭気がネーアの脳をシェイクした。
舌を伸ばし、口の周りを白く汚している粘液を舐め取る。
舌の上で転がし、くちゅくちゅと音を立てながら味わう。
「ああっ……あああっ♪」
鼻腔一杯に生臭く芳香な香りが広がり、口の中は生っぽく、えぐい味で満たされる。
(わたし、化け物のおちんちんを舐めちゃったんだぁ)
ぞくりとする。生殖器に密着させたアソコが切なく疼き、愛液を吐き出した。
「ね? 気持ちよかった? 私、おしゃぶりは上手だって誉められた事があるの♪」
白濁液でどろどろになった恍惚とした表情を浮かべながら化け物に尋ねる。
ぞわぞわと化け物が全ての触手を蠢かせた。
「そう、気持ちよかったんだね。あはぁ♪」
(どうしてかなぁ。この子の考えてる事、私本能的に分かっちゃう。不思議。
――そういえば。この子と私って似てるよね)
この化け物は、かつてウラヌスに封印された魔物だ。それがいつかは知らない、
どんな理由で封印されたのかも分からない。ただ、それから今までの間、ずっと
この場所に一人で閉じ込められていた。
465 名前:乙×風 :04/02/18 11:29 ID:PyQ/RQJ/
(私も、皆にたくさん迷惑掛けて、とうとう、『いらない』って『ここにお前の居場所なんか無い』
って言われた。友達も、居なくなって、愛する人にも、きっと嫌われた。もう、一人ぼっち。でも、)
もう一人じゃない。私にはこの子が居る。この子には私が居る。
世界から見放されたもの同士、二人で幸せになればいい。
お互い求め合っているのだから。
「ね、一つになろ?」
触手がざわめく。ネーアを拘束していた触手達が再び彼女の体を持ち上げる。
「あん♪」
四本の触手が脇と膝裏をゆっくりと持ち上げていく。
残りの触手が口を開き、ネーアの乳房を、股間を、茶色の窄まりを丁寧に舐め上げ、
彼女を昂ぶらせていく。
「はあ、はあ、はあ、はあっ、はあっ、はあっ!」
息が荒いのは、愛撫による官能のせいだけではない。
これから行われる、最も背徳的で、最も甘美な行為に、ネーアは興奮せざるをえない。
(はあっ、はあっ、もうすぐ、もうすぐだよ)
もうすぐ一つになれる。愛し合える。それは化け物が相手でもとても素敵な事に思えた。
持ち上げられた体は、ネーアの口元まで伸びていた触手より少し上の所で止まる。
眼下には、ぞわぞわと触手と体中を蠕動させる、肉の花が広がっている。
「はあっ! はあっ! はあっ! はあっ!」
向こうも、その瞬間を待ちわびている。それが分かるとますます興奮する。
化け物と同調するように息が荒くなる。
体が下降を始めた。
アソコに生殖器が近づく。
(早く。早く、はやく、はやくはやくぅ!)
心臓はまるで早鐘を打つよう。
そして、
466 名前:乙×風 :04/02/18 11:31 ID:PyQ/RQJ/
――くちゅ。
「ああぁん♪」
小陰唇に生殖器の先端が接触した。官能が股間から広がる。
触手は腕程もあるどの胴を、ゆっくりとネーアの中へと押し進めた。
(うああっ、入ってくるぅ、はいってくるようっ!)
ぎちぎちと膣を拡張しながら触手が押し入ってくる。捲りあがっていた肉ビラを再び女陰へと巻き込まれ、
限界まで引き伸ばされたピンク色の下の唇が、色を失って真っ白になっていく。
「ひっ、い!? だ、めっ! おおき……!」
(大きいっ! すごくおおきいっ! あそこ裂けちゃうよう!)
官能を感じていたのはほんの束の間。ネーアは膣内を拡張され、引き裂かれるような痛みに顔をしかめる。
だが肉の花は容赦なくネーアを拘束していた触手から力を抜いた。万有引力の法則に従い、生殖器が秘裂に食い込む。
――ぐちちちちちっ!
「きゃああああぁぁぁぁっっ!! 」
処女膜の残滓を押し退け、生殖器の先端が子宮口まで到達する。
初めて処女を散らされた時のような鮮烈な痛みが、ネーアを襲う。
今、持ち上がられたネーアの体重を、殆どが生殖器一本で支えている。子宮口がごりごりと削られる。
この瞬間、ネーアと化け物の肉体がようやく一つになった――だが、
(痛い、いたいようっ!)
ネーアが抗議の声を上げる間も無く、中空でピストン運動が始まる。
――ぐちっ! ぐちゅぅ――ぐちっ! ぐちゅぅ――ぐちっ!
「あああっ!! ひぐっ、いやあっ! はあっ! いだ、いたいっ! 止めて! とめてぇ!」
止まらない、生殖器は単調にピストンを続ける。
抜ける直前までモノを下へと引き、落ちてくるネーアの体を突き上げ、その体を持ち上げる。
その度に秘所から気を失ってしまう程の痛みが生まれる。
裂けてしまったのか、股間からは赤い液体が零れ落ちていた。
(いや、抜いて! 抜いて! 子宮も、アソコも、みんな壊れちゃう! 私、死んじゃうっ!)
467 名前:乙×風 :04/02/18 11:32 ID:PyQ/RQJ/
あまりの痛みに気が遠くなる。だが、すでにネーアの心に巣くう、どす黒い欲望が渦巻いていた。
「ああ! ふうっ――ひぎっ! はあっ――ああっ!」
――ずちゅぅっ! ぐちゅうっ――ずちゅぅっ! ぐちゅうっ――
注送が、滑らかになってくる。ネーアの股間からは、血以外の液体が溢れ出していた。
(いたいよぉ。んふ、お腹いっぱいでぇ、くるしいよう、息詰まりそうだよぅ、ふぅっ――でも、)
でも、痛いだけじゃない。肉のチューブを力任せに押し広げられる激痛の中に、膣壁を擦りつけられた時の、
じわあ、とした官能が混じっている。
「ああっ! ふうぅ――はあっ! ふうぅ――ああんっ!?」
突如、痛みに打ち震えていた二つの双方――その頂点に、別の触手が二本、舌を伸ばした。
上半身をぴりぴりとした愉悦が満たしていく。
(あんっ、アソコ、痛いのに! ひぐっ……お胸、気持ちいいよぅっ)
上半身と下半身の境目で、快楽と苦痛の境界線が引かれる。
「ふああぁ――ひぐっ! ああん――やんっ! うはあぁっ」
(ああっ! もう、痛くてっ、ひう! 気持ちよくてっ――あんっ、わけわかんないよ!)
だが、ネーアの体は煩悩に対して貪欲だ。上半身の快楽を味わっていると、
つられるように下半身の快楽が増大していく。
快楽と痛みの境界線が、どんどん曖昧になっていく。
女陰から流れ出る血液と愛液の量が、逆転していく。
「ああっ――はああん――あんっ――あああんっ」
気が付けば、下半身からも快楽ばかりが流れ込んでくる。
(あれ、もうあんまり、あんっ、痛くないよ? んっ、少し痛いけど――ふうっ、子宮を小突かれるの、
苦しいけど――はんっ――気持ちいい方が、おっきい)
――ぐちゅうっ、ぐちゅうっ、ぐちゅうっ!
股間からは、赤い色の血液が消え失せ、愛液と先走りの混じった、薄く白濁とした粘液だけが垂れ流れている。
(ああっ、わたしアソコから、いやらしいオマンコから、ああんっ、すごいエッチな音が、聞こえてくるっ)
淫らな本能に、再び火が灯る。
468 名前:乙×風 :04/02/18 11:32 ID:PyQ/RQJ/
痛みのせいで薄れていた、性交の生臭い匂いや、ぐちゅぐちゅという水音が、ネーアの鼻に、耳に、
そして心に流れ込んでくる。
どきどきと、心臓が興奮で高鳴る。
もっと淫らに、もっとエッチに、もっとスケベに、もっと淫乱に――そう思えてくる。
どんな痛みを受けても、どんな屈辱を受けても、黒い欲望が、マゾの魂が、それらを快楽に変えてしまう。
(それが、そんな変態さんが、この私、なんだっ、あはあ♪)
「ああんっ! ああんっ! あああんっ!」
(うああっ、すごいっ――あんっ、すごいようっ! エラが、たくさんのエラが、あああっ!
擦れてっ、ごつごつしてっ、あああっ! すてきぃ♪)
「ああんっ! もっとぉ! もっと、もっとぉ! あんっ! えぐってぇ、ついてぇ、私の中、
ぐちょぐちょにかき回してぇ!」
ネーアの淫らなおねだりに、化け物が答える。
ピストンをさらに苛烈に、そして緩急を付け、角度を変え、そしてのたうつ。
――ぶじゅうっ! ぶじゅうっ! ぶじゅうっ! ぶじゅうううぅ――ぶじゅぅっ!!
「あああんっ!? それ、それいい! ああん! ああん! ああんっ!」
股間から垂れ流れる粘液は、ネーアの本気汁と化け物の先走りで真っ白になり、下品な音を立てている。
蕩けそうな官能が下半身を満たし、甘い愉悦となって全身へと広がっていく。
生殖器が出し入れされる度に、多重のエラに引き伸ばされた肉ビラが巻き込まれ、吐き出される。
ごりごりと肉パイプの壁を削りとって行く。
「ああん! ああん! ああんっ! はあっ、はあっ! あん、あん、あん、あんっ!」
あまりの快楽に膣を、きゅう、と締め付けてしまう。
「はんっ」
(ああっ、この子のおちん○ん、ビクビクしてるっ、だすんだぁ、私の中に、精液、だしちゃうんだぁ。
あはあ♪ さっきみたいにぃ、たくさん出されちゃうんだぁ。ああんっ)
あの生臭い体液が自分の腹の中を汚していくかと思うと、それだけでぞくぞくする。そしてなにより、
(赤ちゃん、産んじゃうのかなぁ)
469 名前:乙×風 :04/02/18 11:34 ID:PyQ/RQJ/
「あああんっ」
その考えに心が、体が、心地良い背徳感で満たされる。
どす黒い欲望が、歓喜に打ち震える。
「出して! 出してぇ! 私の中、あなたの精液でいっぱいにしてぇ!」
――じゅぶうっ! じゅぶうっ! じゅぶうっ! じゅぶううぅぅっ!!
「きゃああああああん!!」
ピストンが止まり、子宮口に生殖器を押し付けられる。
同時に両の乳首に触手が食らい付き、じうううううっ、と音を立てながら吸った。
「ああ! すごい! イクっ! イっちゃう! わらし、イクううぅぅっ!
あああああああぁぁぁぁあぁあぁぁぁあんんんん!!」
オルガズムを迎え、中空で体が痙攣する。
膣がぞわぞわと蠢き、化け物の生殖器を締め付ける。
その動きに負けないように、生殖器の胴が膨らむ。
(ああっ! あああっ! ああぁぁぁあっ♪)
官能の絶頂を味わいながら、次の瞬間に訪れる最高の背徳と歓喜に打ち震える。
そして、生殖器の先端が、膨らんだ。
――びゅるるるるるるるうっ!! びゅるるるるるるるうっ!!
「んあああぁぁあああああぁぁあああぁぁぁぁあっ!!」
(出てる、出てるよう!)
化け物の発情臭によってその口を開いた子宮の中に、文字通り白濁液が注がれる。
「あついっ! あついよう! おなか、あついぃっ!」
(ああ、また、イっちゃう! イっちゃうようっ!)
子宮壁を打つその灼熱感に、再び絶頂に達する。
ネーアが連続絶頂を味わう間に、子宮は白濁液で満たされ、容量を越えた分の精液が膣と、
未だに膨らんでいる生殖器の間を押し通り、股間から出て行く。
――びゅううっ! びゅううっ!
470 名前:乙×風 :04/02/18 11:35 ID:PyQ/RQJ/
子宮が、膣が、痙攣する度に、まるで射精でもするかのように女陰からザーメンが吐き出される。
(出る、まだ出てるぅ! あああ! イクの、とまらないよぉ!!)
それでも化け物は射精を止めない。
そんな時だった。
――びゅるるるるるるうっ!! びゅるるるるるるうっ!! ――ごぽっ。
「ああああぁぁぁぁぁああぁぁっっ!?」
精液に混じり、眼球ほどの大きさをした固形物が、子宮へと流れ込む。
(今っ、なにか、なにか入ってきたよう!)
得体の知れない物を女性の最も重要な器官に吐き出され、嫌悪と恐怖と、そしてそれ以上の背徳感を覚える。
射精が止まった。
「あああっ……あああっ…………はあっ、はあっ、はあっ」
犬のようにしたと涎を垂らしながら絶頂の余韻に打ち震える。
歓喜の表情を浮かべながら、女陰からこぼれた精液が股下を熱く濡らしていく感触を味わう。
(ああ、精液、熱いよお。あは、気持ちいぃ)
471 名前:乙×風 :04/02/18 11:36 ID:PyQ/RQJ/
ネーアが余韻を楽しんでいると、挿入したままの生殖器が元の鞘へと戻っていく。
「きゃん!?」
自然と、ネーアの体も下降し、
――べちょぅっ。
湿って音を立てながら、性交の証である二人の粘液に濡れる、化け物の中心部に尻が付く。
生殖器の下降が止まった。まだ、二人は繋がっている。
自分の股間を見て、それを確かめると、ネーアはくすりと笑う。
「一緒に、なれたね」
(最初はすごく痛かったけど、後の方はもう、凄かった)
「やん♪」
快楽を思い出してぞわりとする。
その体を周りの触手が優しく、包み込むように絡まってきた。
(あっ――温かい)
「もう、一人じゃないんだよね。あなたも、私も」
肯定するかのように肉の花が蠕動した。
「あんっ。うん、これからは、二人で一杯幸せになろうね。えと――」
(そう言えば、私、この子の名前、分からない――あ、でも、名前が分からなくとも)
「……御主人様」
ぽつりと呟く。
(そうだよ。私はメイドなんだから)
そう、人間外のものに、犯される為の、淫らで、畜生以下の、メイド。
「あなたは、私の新しい御主人様です。これからも、一杯一杯、可愛がってくださいね♪」
その時彼女が浮かべた笑顔は、今まで歩んできた人生の中で最も明るく、そして妖艶だった。
(この画像からシチュエーションを想像してください)
417 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/06 01:00 ID:WBQnKf4X
この画像からシチュエーションを想像してください(30点)
http://sugachan.dip.jp/img/src/20040202202742.jpg
…とやってみるテスト
418 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/07 04:01 ID:gKtI1xe0
>>417
コラですか?
左女子A、右女子Bという設定で
A「え?・・・ちょ、ちょっとB。や、やめてよ、いきなり・・・」
私は不意に背後から胸を鷲掴みされた。鷲掴みしてきたのは同僚のBだ。
ところが普段のBとは違い、可愛い顔がどこか妖艶な笑みを浮かべていた。
Bの身体に目をやると全身裸だった。
B「Aちゃんのここ、すっごく気持ちいいでしょ。ほら、こうすると・・・」
Bが私の右胸を揉み解す。その指使いは、まるで男が触っているかのように荒っぽい動きだ。
A「あっ、あふっ、んあっ!」
Bの指が私の乳首を摘んだ。途端に全身に電気が走る。
B「ほら、もうこんなに固くなってきた。ここはどうかしら?」
A「や、やめて!B!!ああんっ!」
抵抗しようにも全身に力が入らない。私はBのされるままに左手の侵入を許してしまった。
Bの左手がブルマーの中へ入っていく。指先が下着を探し当てると、這うようにモゾモゾと私の秘部に入った。
A「・・い、いやぁぁ・・・。うぅぅ・・や、やめて、B。急にどうしたのよ!ひやぁっ!」
容赦ないBのダブル攻撃に意識を保てなくなる。胸からは乳首を摘まれる度に全身をえもいわれぬ衝撃が襲ってくる。
一方、股間からは次第に湿っぽい感じとともにグチュグチュと音が聞こえてきた。
B「Aちゃんの身体ってすっごくエッチな身体だねぇ。もうこんなに濡れてきてる・・。乳首なんてホラ、こんなにピンピン・・」
私の息遣いが次第に粗くなる。
419 名前:続き :04/02/07 04:02 ID:gKtI1xe0
A「ハァハァ・・・、へ、変よ・・。んあっ!・・・何が・・・・・ハァハァ、あったのよ、B!ううぅぅ・・・ハァハァ・・」
B「どこも変じゃないわ・・。ただ、この子の身体が丁度近くにあったから意識を乗っ取ってあげたの・・」
(この子?身体?乗っ取る?Bは何を言ってるの?)
そして私は見てしまった。Bの口から覗く不気味な物を・・。それは明らかに人間の『舌』ではなかった。
正確には舌の上に何かがくっ付いている感じだ。
B「最初はこの子も抵抗したんだけど、もうこの通り。今でもこの子の意識が『逃げてっ!』って叫び続けてるわ・・。ふふっ・・」
Bの瞳から一筋の涙がこぼれる。だが、Bの表情は相変わらず妖艶な微笑を浮かべている。
A「・・そ、そんな・・。はう!ハァハァ・・、Bから離れて!!ああんっ!」
B「いやよ、この子の身体気に入ったもの・・。さぁ、Aちゃんも私の仲間にしてあげる・・」
Bの唇が私の唇と重なる。すると何かネバネバした物が口の中を移動し始めた。
A「むーーーっ!!んん、んんーーーーっ!」
私は必死で抵抗したが、Bのダブル攻撃になすすべなく『不気味な物』を口移しされた。
やっとBの唇から離れると同時に、それまで攻め続けていたBの両腕から自由になった。
A「いやぁぁぁーー!やめて!入ってこないで!!」
『別の意識』が私の意識を奪い取ろうとする。私は両手で頭を抑え、必死にそれに抵抗した。
けれども、『別の意識』はガラスに張り付いたシールを剥がすかのように着実に私の意識を奪い取ろうとする。
B「・・駄目じゃない、抵抗しちゃ・・」
Bがうずくまった私の背後から股間に手を入れる。股間からは先ほどと同じグチュグチュと嫌らしい音が聞こえてきた。
全身を襲う衝撃が私の最後の意識を完全に奪い去ってしまった。私の身体がピタリと動きをやめる。
B「・・・気分はどう?」
Bの質問に私の口が独りでに動き始めた。
A「・・ええ。すっごくいいわ・・」
この画像からシチュエーションを想像してください(30点)
http://sugachan.dip.jp/img/src/20040202202742.jpg
…とやってみるテスト
418 名前:名無しさん@ピンキー :04/02/07 04:01 ID:gKtI1xe0
>>417
コラですか?
左女子A、右女子Bという設定で
A「え?・・・ちょ、ちょっとB。や、やめてよ、いきなり・・・」
私は不意に背後から胸を鷲掴みされた。鷲掴みしてきたのは同僚のBだ。
ところが普段のBとは違い、可愛い顔がどこか妖艶な笑みを浮かべていた。
Bの身体に目をやると全身裸だった。
B「Aちゃんのここ、すっごく気持ちいいでしょ。ほら、こうすると・・・」
Bが私の右胸を揉み解す。その指使いは、まるで男が触っているかのように荒っぽい動きだ。
A「あっ、あふっ、んあっ!」
Bの指が私の乳首を摘んだ。途端に全身に電気が走る。
B「ほら、もうこんなに固くなってきた。ここはどうかしら?」
A「や、やめて!B!!ああんっ!」
抵抗しようにも全身に力が入らない。私はBのされるままに左手の侵入を許してしまった。
Bの左手がブルマーの中へ入っていく。指先が下着を探し当てると、這うようにモゾモゾと私の秘部に入った。
A「・・い、いやぁぁ・・・。うぅぅ・・や、やめて、B。急にどうしたのよ!ひやぁっ!」
容赦ないBのダブル攻撃に意識を保てなくなる。胸からは乳首を摘まれる度に全身をえもいわれぬ衝撃が襲ってくる。
一方、股間からは次第に湿っぽい感じとともにグチュグチュと音が聞こえてきた。
B「Aちゃんの身体ってすっごくエッチな身体だねぇ。もうこんなに濡れてきてる・・。乳首なんてホラ、こんなにピンピン・・」
私の息遣いが次第に粗くなる。
419 名前:続き :04/02/07 04:02 ID:gKtI1xe0
A「ハァハァ・・・、へ、変よ・・。んあっ!・・・何が・・・・・ハァハァ、あったのよ、B!ううぅぅ・・・ハァハァ・・」
B「どこも変じゃないわ・・。ただ、この子の身体が丁度近くにあったから意識を乗っ取ってあげたの・・」
(この子?身体?乗っ取る?Bは何を言ってるの?)
そして私は見てしまった。Bの口から覗く不気味な物を・・。それは明らかに人間の『舌』ではなかった。
正確には舌の上に何かがくっ付いている感じだ。
B「最初はこの子も抵抗したんだけど、もうこの通り。今でもこの子の意識が『逃げてっ!』って叫び続けてるわ・・。ふふっ・・」
Bの瞳から一筋の涙がこぼれる。だが、Bの表情は相変わらず妖艶な微笑を浮かべている。
A「・・そ、そんな・・。はう!ハァハァ・・、Bから離れて!!ああんっ!」
B「いやよ、この子の身体気に入ったもの・・。さぁ、Aちゃんも私の仲間にしてあげる・・」
Bの唇が私の唇と重なる。すると何かネバネバした物が口の中を移動し始めた。
A「むーーーっ!!んん、んんーーーーっ!」
私は必死で抵抗したが、Bのダブル攻撃になすすべなく『不気味な物』を口移しされた。
やっとBの唇から離れると同時に、それまで攻め続けていたBの両腕から自由になった。
A「いやぁぁぁーー!やめて!入ってこないで!!」
『別の意識』が私の意識を奪い取ろうとする。私は両手で頭を抑え、必死にそれに抵抗した。
けれども、『別の意識』はガラスに張り付いたシールを剥がすかのように着実に私の意識を奪い取ろうとする。
B「・・駄目じゃない、抵抗しちゃ・・」
Bがうずくまった私の背後から股間に手を入れる。股間からは先ほどと同じグチュグチュと嫌らしい音が聞こえてきた。
全身を襲う衝撃が私の最後の意識を完全に奪い去ってしまった。私の身体がピタリと動きをやめる。
B「・・・気分はどう?」
Bの質問に私の口が独りでに動き始めた。
A「・・ええ。すっごくいいわ・・」
ハイブリッドエンジェル=カナエ 第二話(4スレ目)
838 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:22:39 ID:XMzeOMnI
では、FBX氏の作品が出来上がるまで場繋ぎを。
お待たせしました。ハイブリッドエンジェルカナエの続きです。
第二話
「香奈と愉快なクラスメイト」
「香奈。お姉ちゃんは先に行くぞ」
「あ、うん。行ってらっしゃい」
時計を見ればもう少しで七時半を回ったところ。
お姉ちゃんは車で通勤しているので学園までには十分もかからない。
「お弁当持った? ハンカチ持った? ティッシュ持った? 忘れ物無い?」
「忘れ物――」
お姉ちゃんは玄関で靴を履いた姿勢で固まる事数秒、
「――そうだ」
唐突に立ち上がり私に顔を寄せた。
「行ってらっしゃいのキスをもらってないな」
真顔で言われた。
「……」
すぱんっ。
キスの代わりに軽くハリセンをあげた。
「はははっ。よし気合入ったぞー。今日も元気に行ってみるかぁ!」
なぜかテンションが上がるお姉ちゃん。ほんと、どういう精神構造をしてるんだろ?
扉を開け、意気揚々と出て行くお姉ちゃん。と、その身体が途中で停止する。
839 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:23:58 ID:XMzeOMnI
「……」
ねだる様な視線を向けてきた。
「……行ってらっしゃい。お姉ちゃん」
「ああ行ってきます。香奈も遅刻するなよ」
「はーい」
「それと、三嶋君が来たら伝えてくれ。『今回の写真』もいい出来だったと」
「分かった」
「じゃあな香奈」
「うん」
がちゃり、と音を立てて扉が閉まった。
「私はどうしよっかなー?」
今から学校行くのはちょっと早いし。んーーーーー。
「寝直しちゃえ!」
ぱぱっ、と制服を脱ぐ。いちいち着替えなおすのも面倒くさいから、
わたしはシャツにパンツ(クマさん柄は基本! 子供っぽいって言われてもいいの!
可愛いから!)なんて、お姉ちゃんに見つかったら間違いなくネタにされる、というか。
確実に襲われそうな格好で自分のベッドにダーイブ!
私はデンコウセッカ? のスピードで布団に包まる。
「あー! 髪くしゃくしゃになるー!」
お姉ちゃんから子ども扱いされるの嫌で近頃ずっと伸ばしてきた髪。
ちょっと前までは、「この横に生えてるの寝癖?」なんて言われていた房も、
今では立派なサイドテールなのだ!
(――まあいっか。起きてから五分で直そっと)
昨日はネルガル退治であんまり眠れなかったからちょっと眠いの。
「あにゃぁああぁ、おやすみいぃぃ」
840 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:25:04 ID:XMzeOMnI
私は気の抜け切った声を出すと、あっという間に眠りに落ちた。
***
夢をまた見た気がする。
夕暮れの教室で。大好きな『雨宮睦月』と二人っきりで。
なんかとてーも良い雰囲気で。
変な方言も言わなくて。
「好きだ」
「わ、私も、雨宮君の事が……好き」
言った! とうとう言った! きゃー! どうしよう!? とうとう言っちゃったよ!?
あにゃあぁ。
あんまりにも嬉しくて頬が緩んじゃう。
「そっか。それなら」
雨宮君がぱちんっ、って指を鳴らす。と、急に視界が青白い光で埋め尽くされる。
教室の中央には0と1の羅列が光を放ちながら、形を成していく。
それはまるで変身した私が『力』を使ったような光景。
徐々に光量を増す物体に私は目を閉じ、
――光が収まった頃を見計らって目を開ける。
すると、なんとそこには!
「べ、ベッド!!?」
し、しかもダブルベッド!!
「さあ、香奈ちゃん。おいで」
いつのまにか上半身裸になった雨宮君が、
教室のど真ん中に設置されたベッドの上で私を手招きしてる。
こ、この状況、私はどうすれば!?
841 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:25:44 ID:XMzeOMnI
(んーーと! んーーと!)
ぽくぽくぽく、ちーん。
そうだ。お姉ちゃんがいつか言っていた。こういう状況の事を
『スエゼン食わぬはオンナの恥』って言ってた!
気がする。
「…………………雨宮くーーん♪」
気が付いたら私は雨宮君と抱き合っていた。下着姿で。
うわあっ、えっちい! どきどきするよう!
真っ赤になった顔を見せるのが恥ずかしくて私は雨宮君の胸に顔を埋めた。
(――あ。凄い柔らかい。それに暖かい)
男の子の身体ってもうちょっとごつごつしたイメージがあるんだけど、全然そんな事は無い。
それどころか包み込むような暖かさすら感じる。
(あにゃぁ。幸せー)
日向ぼっこをする猫みたいに私は頬を緩め、目を細める。
ふと、雨宮君はどんな顔をしているのかと思って、上目遣いで見上げた。
何故かクマの顔が有った。
「え?」
思考が真っ白に塗りつぶされる。
「香奈ちゃん! 香奈ちゃん!」
「きゃわ!?」
842 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:26:30 ID:XMzeOMnI
そしてあろう事か、いつの間にか雨宮君と摩り替わっていた等身大のクマの縫いぐるみは、
可愛らしい女の子の声で大声を上げ始めた。
「遅刻しちゃう! 遅刻しちゃう! 早く起きないと遅刻しちゃう!」
「え!? 遅刻って!? だってここ学校!?」
「起きて! 起きて! 起きて起きておきておきてオキテオキテ掟掟!!!!」
「あにゃーーーーーー!?」
***
「香奈ちゃん!!」
「……雨宮くーん♪ もう離さなーい」
「え? きゃっ!? ちょっ!! 香奈ちゃん!? やーん!」
ずぱーん!!
「うきょわ!?」
聞き慣れた快音と共に、こめかみ辺りに衝撃が走った。
「え? え? 何? え? ここどこ?」
頭が取れちゃうかと思うほどの衝撃で私は目を覚ました。
「早くどいて~っ」
すぐ下から、聞き慣れた女の子の声。それは幼稚園の頃からすっと聞いてきた声だ。
下を向けば、『そこでもいっしょ』の『テロちゃん』のように目を(><)こんな感じにした
おかっぱの女の子がいた。
「え? 蒼衣ちゃん? どうして蒼衣ちゃんがここに居るの!? 雨宮君は!? クマは!?」
すぱーんっ。
「うきょん!?」
無言ではたかれる私、今回は手加減してくれたのか全然痛くなかった。
843 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:28:11 ID:XMzeOMnI
まあ、でもようやく状況が飲み込めた。
「また夢オチ!?」
「うん多分そうだと思う。思うから。その、早く、退いて、くれない…?」
眼鏡越しに、蒼衣ちゃんの目が恥じらうように揺れるのが見えた。
丸っこい私の顔とは違う、綺麗な顔だって真っ赤に染まっていく。
(何だろ? この反応は?)
恥ずかしがるようなシチュエーション?
えっとだって――幼馴染の女の子『三嶋蒼衣』ちゃんに、
何故かマウントポジションを取っている私がいるだけだし。
プロレスごっこなんて男子でもやってるし。
ふと、そこである事に気づく。
あ、いっけなーい。わたし服着てないや。
私は一足で蒼衣ちゃんから飛び退いた。
「ちちちちちちち違うよ!? 私、普通だよ!? 全然ノーマルだよ!?
確かにあのお姉ちゃんの血は引いてるけど、私は女の子より男の子の方が良いからね!?」
「……香奈ちゃん。分かってるから服着ようよ」
「え!? あ、うん! そうだね! アハハハハハhahaha!」
乾いた笑い声を上げながらマッハで制服を着る私。
「準備完了ー!」
「うん。それじゃ行こ?」
「らじゃー! って今何時?」
「八時十二分。――あっ、十三分に変わっちゃった…!」
遅刻コースまっしぐら?
844 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:28:44 ID:XMzeOMnI
バタン!! と蝶番の軋む音を立てて777号室の扉が開く。
「香奈ちゃん! 鍵! 鍵!」
「え!? あ、そだそだ!」
鞄の中からクマのマスコットが付いた鍵を取り出してロックすると、牛乳瓶入れの真下に放り込む。
「香奈ちゃん! 見えてる! 見えてる!」
「うわわわ!?」
反射的に背筋が伸びる。
何が見えてるの? 聞き返すまでもない。
きっと蒼衣ちゃんの目はしっかりと、クマさん柄のパンツが見えちゃったんだろう。
何回も見られてるから別にいいけどね!
「もうちょっと早く起こしてくれればいいのにー!」
エレベーター前までダッシュを掛ける。
「そ、そんな事言われても…! 私、頑張ったんだよ…っ?
あぁっ…エレベーター行ったところだよぅ」
「階段んーーっ!!」
「香奈ちゃん! そんなに跳ねたらまた見えちゃうよ!」
「そんな事気にしてられるかー!!」
***
「信号ー!」
「やーん! どうして目の前で赤になるのー! このままじゃバス間に合わないよう!」
「こうなったら! 一か八か! 赤信号ーっ、二人で渡れば――!」
びゅん! びゅんびゅんびゅん!
「……っ、っっ! ぬぬぬ!」
845 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:29:35 ID:XMzeOMnI
急に増えた車に思わず歯軋り。
「裏道ー!」
「あっ、待ってよー! 香奈ちゃーん!」
***
「バス亭ー!」
「はあ! はあ! はあ! やっとっ…ついたぁっ」
「時間は!?」
「二十分っ」
「確かセーフラインが二十二分のバスだったよね!?」
「うんっ。うん!」
「やったー!」
ばたんきゅう。と椅子にへたり込む。
ぜーはーぜーはー、と二人分の荒い息が小奇麗なバス亭に響く。
遠くからは町の喧騒。思い出したように吹く風が全力疾走直後の身体には気持ちよかった。
それにしても静か。まあ、私と蒼衣ちゃんしかいないんだから静かなのは当たり前で。
「あれ?」
私と蒼衣ちゃんだけ? 他のギリギリ組みの子達は?
「あーーーーー!!!」
「どうしたの蒼衣ちゃん!?」
振り向いた蒼衣ちゃんの顔は真っ青だった。
「今日土曜日だよね?」
「うん。そうだけど――あ!?」
土日、って確か、ダイヤが平日と違ったような!
846 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:30:26 ID:XMzeOMnI
携帯で時計を見る――二十二分を過ぎたところだった。
嫌な予感を感じながらも時刻表を見る。
お茶のお湯学園行き。土日祝日。八時から――三分。十分。十四分。
そして十九分。
パンツを見せながら転んでしまった。
「えー!? うそ!? 行ったところじゃなーい!! ありえないありえないありえなーい!!」
「ど、どうしよう…香奈ちゃん? 次のバス十九分から飛んで四十五分だよ?」
「ありえなーい!!」
「どうしようぅ……わたしずっと皆勤だったのに……」
「うー…っ、どうして今日に限ってプチ不幸がこんなに重なるのよぅ…!
もうこうなったら!」
「こ、こうなったら?」
「変身するしかない!!」
――硬直する蒼衣ちゃん。
「えー!? そんな駄目だよ!?
確かに変身すれば五分もあれば学校に着けるけど……でも目立つよ!?
それに、今、香奈ちゃん変身出来ないんじゃ?」
「どうしてー!? 出来るもん! やるったらやるもん!!」
スカートのポケットに携帯しているDVDプレイヤーっぽい薄型の機械から、
棒状のコントローラーを取り出す。『カナエ・ドライブ』とお姉ちゃんが名付けた
これこそ、私の変身アイテムなのだ。
電源を入れすぐに再生ボタンを押す。
847 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:31:27 ID:XMzeOMnI
『Good morning My dear. Boots up a system of Kanae』
プレイヤーからは低い振動音が鳴り続け、
隣では心配そうな顔をした蒼衣ちゃんが私を見ていた。
『Samon Kanae device』
中空に0と1の羅列が浮かび上がり発光する。
光は細長く棒状に変わって、先っぽが膨らみ、円盤が出来上がる。
やがて、青く淡く光っていた棒状の物体は、ピンク色のステッキへと姿を変えた。
金の縁取りや、先端に白い羽飾りの付いた円盤――これは変身した私が使う武器だ。
後は私が変身するための言葉『変身ワード』を言えばオッケーなんだ。
私は手にしたステッキをくるくると回すと高らかに叫んだ!
「エンジェリック・マジカル・エヴォリュー……!!」
「何やってんだお前?」
「……星群って知ってる!? 一億万年に一度しか流れない、
すごいマイナーな流星群なんだよ!?」
――今私はっ、猛烈に混乱しているぅっ!?
変身ワードに割り込むように現れた第三者の声に、私はパニックった。
「お前さぁ。嘘つくのめっちゃくちゃ下手だよな。
なんだよその。エンジェリックなんたら流星群ってのは? ダサすぎ。
それに一億万年って、そんな単位あるかっつーの。小学生かよ」
「……むー…っ」
段々パニックがイライラへと変わってきた。
848 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:33:03 ID:XMzeOMnI
この、ママチャリに乗って、口が悪くて背が小さくて、
鳥さんみたいなつんつんした髪をして、目つきが悪くて、
デリカシーの欠片もない男子生徒は『香坂 陸』。
ありえない事にクラスメートだったりする。
「こ、香坂君!? い、いつから居たの!?」
蒼衣ちゃんが驚きの声を上げている。
ってそうじゃん! もし今の会話聞かれてたり、
ステッキとか見られたりしてたら私の正体バレちゃう!?
「その派手なステッキをお前のアタマみたいにくるくる回し始めたところ」
「っと言う事は……」
蒼衣ちゃんと顔を見合す。
良かった。特殊効果のバリバリ利いたシーンとかは見られてない。
「それにしてもお前さ。バカだろ? いや、今に始まった事じゃないけどさ」
「……カチン」
「だってそうだろ? 最終バス行ったのにさ、お前らはこんな所で遊んでんだもん」
「あ、遊んでたんじゃないもん!!」
「んじゃ何やってたんだよ?」
「えっ!? えーっ、それはぁ……」
変身しようとしてました! なんて言える分けないし。
でもでもっ。上手い言い訳も思い付かないし。
気が付け綾取りをするように指をモジモジしちゃってるし。
「……あにゃぁ」
「出たよ、あにゃぁ。頭悪い子ワード」
「頭悪い言うなー!!」
「ほんとの事だろ?」
呆れて物も言えない――なーんて顔をした香坂が急に私のステッキに目を付けた。
「……それより、それさ?」
ステッキを指差す。
「な、なによ!?」
849 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:33:57 ID:XMzeOMnI
――ば、ばれたのかなっ?
「それ。どこかで見た事あると思ったんだよ。アレじゃないのか?
今TVとかで話題になってる『現代のヒロイン』。アイツの持ってる杖
とそっくりだ」
「ギクギクゥッ!」
「意味不明のリアクション? まあそれはともかく――」
香坂が言いながら自転車から降りる。それから、多分気のせいだと思うんだけど、
少し目をキラキラさせながら私のステッキを眺めた。
「それすげーよな。本物そっくりじゃねえか」
――あれ?
なんだかテンションの高くなってきた香坂を見ている内に気付く。
――作り物だと思われてる? んー。それはそれで良いんだけど。
なんだか複雑な気分。
「そんなんどこで手に入れたんだ? ――あ、分かった! お前の姉貴が
作ったんだろ!?」
「う、うん。ドンピシャ」
「やっぱりなぁ! お前の姉貴ってそういうの作るのすごい好きそうだもんな!」
「まあ、ね。よく暴走したりするけど」
「でもそれは良く出来てんじゃないの?」
「え、えー? そりゃ、もう、すごいよ? ディスクだって入れられるし。
ちゃんと音声だって出るんだから!」
――あにゃー。
心の中でデレデレと笑う私。だってねだってね? これだけ褒められるとは
思わなかったんだもん。香坂ってもっと嫌な奴だったと思ってたし。
そうだ! 香坂って、変身ヒロインとか好きなのかな!?
だから今、楽しくお喋りも出来てるし!
「マジで!? ちょっと貸して見せてくれよ!」
850 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:34:43 ID:XMzeOMnI
「えー? うんー? どうしよっかなー?」
なんて言いながら心の中ではどうするか決めてるけどねー?
でもね、ちょっと意地悪したくなるというか。
もうちょっとこの優越感に浸って居たいというか。
「頼むよー。ちょっとだけで良いからさ? な? ――この通り!」
手を合わされて頭を下げられる。
あにゃぁあ、あにゃあぁぁ♪ うふふのふ♪
「しょうがないなあ♪ ちょっとだけだからね♪ は――い?」
ステッキを手渡そうとした瞬間。香坂の姿が消えた。
そして次の瞬間。一陣の風と共に、
私のスカートが腰の上まで捲くれ上がった。
「――え?」
目の前には、してやったり、っていう顔の香坂が、アッパーを決めたような体勢で
私を――正確には私の下半身を見ていた。
スカートめくられた。
「なんだよ、今日もクマか? だ…………っせーーーーーー!!!」
言いながら香坂はそそくさと自転車に跨る。
「~~~~~~~~っ!!!!!」
「ひどいよ香坂君っ。ステッキ見たいって言ったから、
香奈ちゃんが見せてあげようとしてたのに」
「プッ。ばーーかっ。男がそんなチャラチャラしたもん好きなわけ無いだろ!?
だ…………っせーーーーの!!」
851 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:35:45 ID:XMzeOMnI
パリーン。
その言葉を聞いた瞬間。
頭の中で何かが弾けた気がした。
「がーん!?」
「じゃ、そーいうわけで、俺は先に行くな?
お前らはここで仲良く変身ヒロインごっこでもやってろよ!?」
ショックを受けてる蒼衣ちゃんをまるで気にする風でもなく、
すいー、と自転車を扱ぎ出す香坂。
香坂の乗った自転車はすぐ先の交差点を右に曲がり、建物の陰に消える。
その直前、私は手に持ったステッキを、思いっきり投げた。
ぶんっ! ……ぎしっ!
「うぇお!?」
がしゃーん!!
派手な音を立てながら自転車が倒れて、香坂の体が前へとぶっ飛ぶ。
横で蒼衣ちゃんが顔を青ざめながら呟いた。
「……香奈ちゃん。すごい。タイヤのフレームに、
ステッキを投げ込んで自転車止めちゃうなんて……
あっ!? でも、ステッキ壊れないかな!?」
「大丈夫だよ。頑丈だもん」
答えながらどすどすと、足音を立てて香坂の元へ向かう。
交差点の角を曲がると、横転しているママチャリと私の投げたステッキ、
その二メートルほど先で香坂が後頭部を抑えながら悶絶してた。
「いってぇっ、くそっ、一体何が起きて……あ、てめえっ! 何しやが! ……」
852 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:36:41 ID:XMzeOMnI
私に気付いた香坂は抗議の声を上げるけど、私の顔を見てすぐに言葉を失う。
「何しやがるはこっちのセリフよっ。人を騙した挙句に、
スカートめくるなんて最っ低ーーっ!!」
ズパーーン!!
「ぶうぇらっ!!?」
怒りのハリセンをその顔面に叩き込んでやる。
――あ、テンプルに入った。
ついでに過剰なくらい首が曲がってる気がする。
「ま、別にいいよね。乙女の心を踏みにじった罰だから」
気持ち良さそうに気絶した香坂は放っておいて倒れた自転車を起こすと、
遠慮なく跨る。
「蒼衣ちゃん。足をゲットしたよ」
「それ、香坂君の……」
「借りるの」
「借りるって……」
蒼衣ちゃんが白目を向いた香坂に目を向ける。
「さっき借りたの!」
「そ、そう…まあ、いいかな? 香坂君、自業自得だもんね――よいしょ」
座席の後ろの、買い物籠を乗せるスペースに、
横向きに座った蒼衣ちゃんが私の腰に手を回した。
「香奈ちゃん、いいよ」
「らじゃー!!」
私は勢い良くママチャリを漕ぎ出す。
後には、気絶した香坂だけが取り残された。
853 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:42:30 ID:XMzeOMnI
以上で第二話終了です。
これで主要キャラの紹介は大体終わりましたね。
ぱっと見、平和そのものの光景ですが、水面下ではネルガルの魔の手が。
というわけで次回からはいよいよ陵辱開始です。
でもやられるのは脇キャラなのであんまり期待しないで下さい(汗
では、FBX氏の作品が出来上がるまで場繋ぎを。
お待たせしました。ハイブリッドエンジェルカナエの続きです。
第二話
「香奈と愉快なクラスメイト」
「香奈。お姉ちゃんは先に行くぞ」
「あ、うん。行ってらっしゃい」
時計を見ればもう少しで七時半を回ったところ。
お姉ちゃんは車で通勤しているので学園までには十分もかからない。
「お弁当持った? ハンカチ持った? ティッシュ持った? 忘れ物無い?」
「忘れ物――」
お姉ちゃんは玄関で靴を履いた姿勢で固まる事数秒、
「――そうだ」
唐突に立ち上がり私に顔を寄せた。
「行ってらっしゃいのキスをもらってないな」
真顔で言われた。
「……」
すぱんっ。
キスの代わりに軽くハリセンをあげた。
「はははっ。よし気合入ったぞー。今日も元気に行ってみるかぁ!」
なぜかテンションが上がるお姉ちゃん。ほんと、どういう精神構造をしてるんだろ?
扉を開け、意気揚々と出て行くお姉ちゃん。と、その身体が途中で停止する。
839 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:23:58 ID:XMzeOMnI
「……」
ねだる様な視線を向けてきた。
「……行ってらっしゃい。お姉ちゃん」
「ああ行ってきます。香奈も遅刻するなよ」
「はーい」
「それと、三嶋君が来たら伝えてくれ。『今回の写真』もいい出来だったと」
「分かった」
「じゃあな香奈」
「うん」
がちゃり、と音を立てて扉が閉まった。
「私はどうしよっかなー?」
今から学校行くのはちょっと早いし。んーーーーー。
「寝直しちゃえ!」
ぱぱっ、と制服を脱ぐ。いちいち着替えなおすのも面倒くさいから、
わたしはシャツにパンツ(クマさん柄は基本! 子供っぽいって言われてもいいの!
可愛いから!)なんて、お姉ちゃんに見つかったら間違いなくネタにされる、というか。
確実に襲われそうな格好で自分のベッドにダーイブ!
私はデンコウセッカ? のスピードで布団に包まる。
「あー! 髪くしゃくしゃになるー!」
お姉ちゃんから子ども扱いされるの嫌で近頃ずっと伸ばしてきた髪。
ちょっと前までは、「この横に生えてるの寝癖?」なんて言われていた房も、
今では立派なサイドテールなのだ!
(――まあいっか。起きてから五分で直そっと)
昨日はネルガル退治であんまり眠れなかったからちょっと眠いの。
「あにゃぁああぁ、おやすみいぃぃ」
840 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:25:04 ID:XMzeOMnI
私は気の抜け切った声を出すと、あっという間に眠りに落ちた。
***
夢をまた見た気がする。
夕暮れの教室で。大好きな『雨宮睦月』と二人っきりで。
なんかとてーも良い雰囲気で。
変な方言も言わなくて。
「好きだ」
「わ、私も、雨宮君の事が……好き」
言った! とうとう言った! きゃー! どうしよう!? とうとう言っちゃったよ!?
あにゃあぁ。
あんまりにも嬉しくて頬が緩んじゃう。
「そっか。それなら」
雨宮君がぱちんっ、って指を鳴らす。と、急に視界が青白い光で埋め尽くされる。
教室の中央には0と1の羅列が光を放ちながら、形を成していく。
それはまるで変身した私が『力』を使ったような光景。
徐々に光量を増す物体に私は目を閉じ、
――光が収まった頃を見計らって目を開ける。
すると、なんとそこには!
「べ、ベッド!!?」
し、しかもダブルベッド!!
「さあ、香奈ちゃん。おいで」
いつのまにか上半身裸になった雨宮君が、
教室のど真ん中に設置されたベッドの上で私を手招きしてる。
こ、この状況、私はどうすれば!?
841 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:25:44 ID:XMzeOMnI
(んーーと! んーーと!)
ぽくぽくぽく、ちーん。
そうだ。お姉ちゃんがいつか言っていた。こういう状況の事を
『スエゼン食わぬはオンナの恥』って言ってた!
気がする。
「…………………雨宮くーーん♪」
気が付いたら私は雨宮君と抱き合っていた。下着姿で。
うわあっ、えっちい! どきどきするよう!
真っ赤になった顔を見せるのが恥ずかしくて私は雨宮君の胸に顔を埋めた。
(――あ。凄い柔らかい。それに暖かい)
男の子の身体ってもうちょっとごつごつしたイメージがあるんだけど、全然そんな事は無い。
それどころか包み込むような暖かさすら感じる。
(あにゃぁ。幸せー)
日向ぼっこをする猫みたいに私は頬を緩め、目を細める。
ふと、雨宮君はどんな顔をしているのかと思って、上目遣いで見上げた。
何故かクマの顔が有った。
「え?」
思考が真っ白に塗りつぶされる。
「香奈ちゃん! 香奈ちゃん!」
「きゃわ!?」
842 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:26:30 ID:XMzeOMnI
そしてあろう事か、いつの間にか雨宮君と摩り替わっていた等身大のクマの縫いぐるみは、
可愛らしい女の子の声で大声を上げ始めた。
「遅刻しちゃう! 遅刻しちゃう! 早く起きないと遅刻しちゃう!」
「え!? 遅刻って!? だってここ学校!?」
「起きて! 起きて! 起きて起きておきておきてオキテオキテ掟掟!!!!」
「あにゃーーーーーー!?」
***
「香奈ちゃん!!」
「……雨宮くーん♪ もう離さなーい」
「え? きゃっ!? ちょっ!! 香奈ちゃん!? やーん!」
ずぱーん!!
「うきょわ!?」
聞き慣れた快音と共に、こめかみ辺りに衝撃が走った。
「え? え? 何? え? ここどこ?」
頭が取れちゃうかと思うほどの衝撃で私は目を覚ました。
「早くどいて~っ」
すぐ下から、聞き慣れた女の子の声。それは幼稚園の頃からすっと聞いてきた声だ。
下を向けば、『そこでもいっしょ』の『テロちゃん』のように目を(><)こんな感じにした
おかっぱの女の子がいた。
「え? 蒼衣ちゃん? どうして蒼衣ちゃんがここに居るの!? 雨宮君は!? クマは!?」
すぱーんっ。
「うきょん!?」
無言ではたかれる私、今回は手加減してくれたのか全然痛くなかった。
843 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:28:11 ID:XMzeOMnI
まあ、でもようやく状況が飲み込めた。
「また夢オチ!?」
「うん多分そうだと思う。思うから。その、早く、退いて、くれない…?」
眼鏡越しに、蒼衣ちゃんの目が恥じらうように揺れるのが見えた。
丸っこい私の顔とは違う、綺麗な顔だって真っ赤に染まっていく。
(何だろ? この反応は?)
恥ずかしがるようなシチュエーション?
えっとだって――幼馴染の女の子『三嶋蒼衣』ちゃんに、
何故かマウントポジションを取っている私がいるだけだし。
プロレスごっこなんて男子でもやってるし。
ふと、そこである事に気づく。
あ、いっけなーい。わたし服着てないや。
私は一足で蒼衣ちゃんから飛び退いた。
「ちちちちちちち違うよ!? 私、普通だよ!? 全然ノーマルだよ!?
確かにあのお姉ちゃんの血は引いてるけど、私は女の子より男の子の方が良いからね!?」
「……香奈ちゃん。分かってるから服着ようよ」
「え!? あ、うん! そうだね! アハハハハハhahaha!」
乾いた笑い声を上げながらマッハで制服を着る私。
「準備完了ー!」
「うん。それじゃ行こ?」
「らじゃー! って今何時?」
「八時十二分。――あっ、十三分に変わっちゃった…!」
遅刻コースまっしぐら?
844 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:28:44 ID:XMzeOMnI
バタン!! と蝶番の軋む音を立てて777号室の扉が開く。
「香奈ちゃん! 鍵! 鍵!」
「え!? あ、そだそだ!」
鞄の中からクマのマスコットが付いた鍵を取り出してロックすると、牛乳瓶入れの真下に放り込む。
「香奈ちゃん! 見えてる! 見えてる!」
「うわわわ!?」
反射的に背筋が伸びる。
何が見えてるの? 聞き返すまでもない。
きっと蒼衣ちゃんの目はしっかりと、クマさん柄のパンツが見えちゃったんだろう。
何回も見られてるから別にいいけどね!
「もうちょっと早く起こしてくれればいいのにー!」
エレベーター前までダッシュを掛ける。
「そ、そんな事言われても…! 私、頑張ったんだよ…っ?
あぁっ…エレベーター行ったところだよぅ」
「階段んーーっ!!」
「香奈ちゃん! そんなに跳ねたらまた見えちゃうよ!」
「そんな事気にしてられるかー!!」
***
「信号ー!」
「やーん! どうして目の前で赤になるのー! このままじゃバス間に合わないよう!」
「こうなったら! 一か八か! 赤信号ーっ、二人で渡れば――!」
びゅん! びゅんびゅんびゅん!
「……っ、っっ! ぬぬぬ!」
845 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:29:35 ID:XMzeOMnI
急に増えた車に思わず歯軋り。
「裏道ー!」
「あっ、待ってよー! 香奈ちゃーん!」
***
「バス亭ー!」
「はあ! はあ! はあ! やっとっ…ついたぁっ」
「時間は!?」
「二十分っ」
「確かセーフラインが二十二分のバスだったよね!?」
「うんっ。うん!」
「やったー!」
ばたんきゅう。と椅子にへたり込む。
ぜーはーぜーはー、と二人分の荒い息が小奇麗なバス亭に響く。
遠くからは町の喧騒。思い出したように吹く風が全力疾走直後の身体には気持ちよかった。
それにしても静か。まあ、私と蒼衣ちゃんしかいないんだから静かなのは当たり前で。
「あれ?」
私と蒼衣ちゃんだけ? 他のギリギリ組みの子達は?
「あーーーーー!!!」
「どうしたの蒼衣ちゃん!?」
振り向いた蒼衣ちゃんの顔は真っ青だった。
「今日土曜日だよね?」
「うん。そうだけど――あ!?」
土日、って確か、ダイヤが平日と違ったような!
846 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:30:26 ID:XMzeOMnI
携帯で時計を見る――二十二分を過ぎたところだった。
嫌な予感を感じながらも時刻表を見る。
お茶のお湯学園行き。土日祝日。八時から――三分。十分。十四分。
そして十九分。
パンツを見せながら転んでしまった。
「えー!? うそ!? 行ったところじゃなーい!! ありえないありえないありえなーい!!」
「ど、どうしよう…香奈ちゃん? 次のバス十九分から飛んで四十五分だよ?」
「ありえなーい!!」
「どうしようぅ……わたしずっと皆勤だったのに……」
「うー…っ、どうして今日に限ってプチ不幸がこんなに重なるのよぅ…!
もうこうなったら!」
「こ、こうなったら?」
「変身するしかない!!」
――硬直する蒼衣ちゃん。
「えー!? そんな駄目だよ!?
確かに変身すれば五分もあれば学校に着けるけど……でも目立つよ!?
それに、今、香奈ちゃん変身出来ないんじゃ?」
「どうしてー!? 出来るもん! やるったらやるもん!!」
スカートのポケットに携帯しているDVDプレイヤーっぽい薄型の機械から、
棒状のコントローラーを取り出す。『カナエ・ドライブ』とお姉ちゃんが名付けた
これこそ、私の変身アイテムなのだ。
電源を入れすぐに再生ボタンを押す。
847 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:31:27 ID:XMzeOMnI
『Good morning My dear. Boots up a system of Kanae』
プレイヤーからは低い振動音が鳴り続け、
隣では心配そうな顔をした蒼衣ちゃんが私を見ていた。
『Samon Kanae device』
中空に0と1の羅列が浮かび上がり発光する。
光は細長く棒状に変わって、先っぽが膨らみ、円盤が出来上がる。
やがて、青く淡く光っていた棒状の物体は、ピンク色のステッキへと姿を変えた。
金の縁取りや、先端に白い羽飾りの付いた円盤――これは変身した私が使う武器だ。
後は私が変身するための言葉『変身ワード』を言えばオッケーなんだ。
私は手にしたステッキをくるくると回すと高らかに叫んだ!
「エンジェリック・マジカル・エヴォリュー……!!」
「何やってんだお前?」
「……星群って知ってる!? 一億万年に一度しか流れない、
すごいマイナーな流星群なんだよ!?」
――今私はっ、猛烈に混乱しているぅっ!?
変身ワードに割り込むように現れた第三者の声に、私はパニックった。
「お前さぁ。嘘つくのめっちゃくちゃ下手だよな。
なんだよその。エンジェリックなんたら流星群ってのは? ダサすぎ。
それに一億万年って、そんな単位あるかっつーの。小学生かよ」
「……むー…っ」
段々パニックがイライラへと変わってきた。
848 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:33:03 ID:XMzeOMnI
この、ママチャリに乗って、口が悪くて背が小さくて、
鳥さんみたいなつんつんした髪をして、目つきが悪くて、
デリカシーの欠片もない男子生徒は『香坂 陸』。
ありえない事にクラスメートだったりする。
「こ、香坂君!? い、いつから居たの!?」
蒼衣ちゃんが驚きの声を上げている。
ってそうじゃん! もし今の会話聞かれてたり、
ステッキとか見られたりしてたら私の正体バレちゃう!?
「その派手なステッキをお前のアタマみたいにくるくる回し始めたところ」
「っと言う事は……」
蒼衣ちゃんと顔を見合す。
良かった。特殊効果のバリバリ利いたシーンとかは見られてない。
「それにしてもお前さ。バカだろ? いや、今に始まった事じゃないけどさ」
「……カチン」
「だってそうだろ? 最終バス行ったのにさ、お前らはこんな所で遊んでんだもん」
「あ、遊んでたんじゃないもん!!」
「んじゃ何やってたんだよ?」
「えっ!? えーっ、それはぁ……」
変身しようとしてました! なんて言える分けないし。
でもでもっ。上手い言い訳も思い付かないし。
気が付け綾取りをするように指をモジモジしちゃってるし。
「……あにゃぁ」
「出たよ、あにゃぁ。頭悪い子ワード」
「頭悪い言うなー!!」
「ほんとの事だろ?」
呆れて物も言えない――なーんて顔をした香坂が急に私のステッキに目を付けた。
「……それより、それさ?」
ステッキを指差す。
「な、なによ!?」
849 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:33:57 ID:XMzeOMnI
――ば、ばれたのかなっ?
「それ。どこかで見た事あると思ったんだよ。アレじゃないのか?
今TVとかで話題になってる『現代のヒロイン』。アイツの持ってる杖
とそっくりだ」
「ギクギクゥッ!」
「意味不明のリアクション? まあそれはともかく――」
香坂が言いながら自転車から降りる。それから、多分気のせいだと思うんだけど、
少し目をキラキラさせながら私のステッキを眺めた。
「それすげーよな。本物そっくりじゃねえか」
――あれ?
なんだかテンションの高くなってきた香坂を見ている内に気付く。
――作り物だと思われてる? んー。それはそれで良いんだけど。
なんだか複雑な気分。
「そんなんどこで手に入れたんだ? ――あ、分かった! お前の姉貴が
作ったんだろ!?」
「う、うん。ドンピシャ」
「やっぱりなぁ! お前の姉貴ってそういうの作るのすごい好きそうだもんな!」
「まあ、ね。よく暴走したりするけど」
「でもそれは良く出来てんじゃないの?」
「え、えー? そりゃ、もう、すごいよ? ディスクだって入れられるし。
ちゃんと音声だって出るんだから!」
――あにゃー。
心の中でデレデレと笑う私。だってねだってね? これだけ褒められるとは
思わなかったんだもん。香坂ってもっと嫌な奴だったと思ってたし。
そうだ! 香坂って、変身ヒロインとか好きなのかな!?
だから今、楽しくお喋りも出来てるし!
「マジで!? ちょっと貸して見せてくれよ!」
850 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:34:43 ID:XMzeOMnI
「えー? うんー? どうしよっかなー?」
なんて言いながら心の中ではどうするか決めてるけどねー?
でもね、ちょっと意地悪したくなるというか。
もうちょっとこの優越感に浸って居たいというか。
「頼むよー。ちょっとだけで良いからさ? な? ――この通り!」
手を合わされて頭を下げられる。
あにゃぁあ、あにゃあぁぁ♪ うふふのふ♪
「しょうがないなあ♪ ちょっとだけだからね♪ は――い?」
ステッキを手渡そうとした瞬間。香坂の姿が消えた。
そして次の瞬間。一陣の風と共に、
私のスカートが腰の上まで捲くれ上がった。
「――え?」
目の前には、してやったり、っていう顔の香坂が、アッパーを決めたような体勢で
私を――正確には私の下半身を見ていた。
スカートめくられた。
「なんだよ、今日もクマか? だ…………っせーーーーーー!!!」
言いながら香坂はそそくさと自転車に跨る。
「~~~~~~~~っ!!!!!」
「ひどいよ香坂君っ。ステッキ見たいって言ったから、
香奈ちゃんが見せてあげようとしてたのに」
「プッ。ばーーかっ。男がそんなチャラチャラしたもん好きなわけ無いだろ!?
だ…………っせーーーーの!!」
851 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:35:45 ID:XMzeOMnI
パリーン。
その言葉を聞いた瞬間。
頭の中で何かが弾けた気がした。
「がーん!?」
「じゃ、そーいうわけで、俺は先に行くな?
お前らはここで仲良く変身ヒロインごっこでもやってろよ!?」
ショックを受けてる蒼衣ちゃんをまるで気にする風でもなく、
すいー、と自転車を扱ぎ出す香坂。
香坂の乗った自転車はすぐ先の交差点を右に曲がり、建物の陰に消える。
その直前、私は手に持ったステッキを、思いっきり投げた。
ぶんっ! ……ぎしっ!
「うぇお!?」
がしゃーん!!
派手な音を立てながら自転車が倒れて、香坂の体が前へとぶっ飛ぶ。
横で蒼衣ちゃんが顔を青ざめながら呟いた。
「……香奈ちゃん。すごい。タイヤのフレームに、
ステッキを投げ込んで自転車止めちゃうなんて……
あっ!? でも、ステッキ壊れないかな!?」
「大丈夫だよ。頑丈だもん」
答えながらどすどすと、足音を立てて香坂の元へ向かう。
交差点の角を曲がると、横転しているママチャリと私の投げたステッキ、
その二メートルほど先で香坂が後頭部を抑えながら悶絶してた。
「いってぇっ、くそっ、一体何が起きて……あ、てめえっ! 何しやが! ……」
852 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:36:41 ID:XMzeOMnI
私に気付いた香坂は抗議の声を上げるけど、私の顔を見てすぐに言葉を失う。
「何しやがるはこっちのセリフよっ。人を騙した挙句に、
スカートめくるなんて最っ低ーーっ!!」
ズパーーン!!
「ぶうぇらっ!!?」
怒りのハリセンをその顔面に叩き込んでやる。
――あ、テンプルに入った。
ついでに過剰なくらい首が曲がってる気がする。
「ま、別にいいよね。乙女の心を踏みにじった罰だから」
気持ち良さそうに気絶した香坂は放っておいて倒れた自転車を起こすと、
遠慮なく跨る。
「蒼衣ちゃん。足をゲットしたよ」
「それ、香坂君の……」
「借りるの」
「借りるって……」
蒼衣ちゃんが白目を向いた香坂に目を向ける。
「さっき借りたの!」
「そ、そう…まあ、いいかな? 香坂君、自業自得だもんね――よいしょ」
座席の後ろの、買い物籠を乗せるスペースに、
横向きに座った蒼衣ちゃんが私の腰に手を回した。
「香奈ちゃん、いいよ」
「らじゃー!!」
私は勢い良くママチャリを漕ぎ出す。
後には、気絶した香坂だけが取り残された。
853 名前:乙×風 ◆WApneMW3ro :2005/09/14(水) 19:42:30 ID:XMzeOMnI
以上で第二話終了です。
これで主要キャラの紹介は大体終わりましたね。
ぱっと見、平和そのものの光景ですが、水面下ではネルガルの魔の手が。
というわけで次回からはいよいよ陵辱開始です。
でもやられるのは脇キャラなのであんまり期待しないで下さい(汗
復讐のドルゲ第7話
761 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:03:04 ID:GU9DM7fS
遅くなってごめんなさい!
土曜日に、財布の入ったバッグひったくられちゃった!
さびしい週末、お金もなければカードもなくて
投下できませんでした。すでに、銀行の口座はからっぽ。
でも、できた分の一部だけでも投下します。
あ~、お金がなくて全部投下できないけどこれで勘弁してね!
762 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:04:30 ID:GU9DM7fS
「さあ、どこから手をつけてやろうかなぁ~?あ、ココにしよう!へへへへ」
真里亜が、目をつけたのは、大きなビルのエステティックサロン。
その受付に足を進めていく。
「いらっしゃいませ。初めてのご利用ですか?」
受付に座っている、若い女性が、真里亜を見上げながら声をかける。
「そうよ、初めてよ。ココの一番偉い人を、呼んでくれる?」
「あの、どういったご用件ですか?コースなどは、私がご説明いたしますが」
まだ、十代にしか見えないのに、挑発的に飛び出した胸を揺らして迫る真里亜の態度に、
怪訝な表情を浮かべた、受付嬢が応対する。
「あのね、ココは今から、私のモノ。チチゲルゲが、人間の女を男たちから精液を集める
乳女に改造するためのサロンにさせてもらうの。わかった、おねえさん?」
「はあ?」
何を言ってるの、この娘。頭がおかしいのかしら?
受付嬢は、首を傾げて、その娘を見る。
真里亜は、着ているピンク色のサマーセーターを持ち上げると、それを受付嬢の顔に被せる。
763 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:05:49 ID:GU9DM7fS
受付嬢の顔に、柔らかい肉の塊が左右から迫る。
カウンター越しに、自分の乳房で、受付嬢の顔を挟み込んだ真里亜。
両手で、乳房を押しつけて、ブルンブルンと揺さぶる。
頭蓋骨ごと、脳の中まで揺さぶられる受付嬢は、何も考えられなくなってきている。
(こんなところだと、一目につくわね。けっこう、きれいだから後でたっぷりと
可愛がってあげるからね。おねえさん)
真里亜が、受付嬢の頭を開放する。
紅潮させた顔で、真里亜を見上げる受付嬢は、手元の電話をとると、
「店長、お客様です。すぐに、受付に来ていただけますか?」
「どうしたの?松川さん?」
「来ていただければ、わかります」
「そう、わかったわ」
上階の自室で、書類を眺めていたこの店のオーナー、岸村和子は、受付嬢の様子が
少し、おかしいとは思ったが、受付へと向かう。
764 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:07:10 ID:GU9DM7fS
「良くできました、おねえさん。あなた、お名前は?」
「松川洋子」
「それじゃ、サイズと、最近いつシタか答えなさい」
「88・55・85。昨日、彼と3回しました」
「そう、なかなか良い感じね。店長がすんだら、あなたを乳女にしてあげる。もう少し
我慢しててね」
「はい、わかりました」
抑揚のない声で答える受付嬢。その視線は、まっすぐに真里亜の胸元に向けられている。
「どうしたの松川さん?お客様と言うことだったけど」
そこへ、オーナーの和子が現れる。
受付には、少女?と思われる一人の女性が立っているだけだ。
その少女を見る限り、何をしに来たのかしら?
一瞥する限りでは、エステに来るにしては若く、またダイナマイト級のボディーも、
瑞々しい肌も、まったく手入れなどは必要ないように思える。
「松川さん、お客様ってこの方?」
「はい、店長」
顔を伏せたまま、静かな声で応える松川。
「くっくっく、さすがエステの店長だけあって、いい肢体してるわね。これなら、乳女に
なるのに相応しいわ。さあ、店長。私があなたを最高の快楽のなかで、私の下僕にしてあげるわ」
ギュム、真里亜が、和子の乳房の感触を確かめながら、薄笑いを浮かべ、宣告する。
765 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:08:54 ID:GU9DM7fS
「何をなさるの?やめてちょうだい!」
身体を後ろに逃がし、拒絶する和子。
しかし、その声には、怒りに交じって少しだけ艶っぽいものが入っている。
「ここで、やって見つかると厄介になりそうだから、とりあえず奥の店長さんの部屋へ
行きましょうね。松川さんだったかしら、もう少し待っててね」
そう言うと、真里亜が和子の肢体に抱きつく。
正面から、グググーっと和子の胸元に自分の爆乳を押しつける真里亜。
適度な弾力と、柔らかさを兼ね備える真里亜の乳房が、和子の乳房を押し包み、その四十路を
十分に過ぎたにも関わらず、形の良いバストを、揉みほぐすようにこね回し始める。
「はぅん、どうしちゃったの?オッパイがこんなに感じ出すなんて???」
「くっくっく、生で感じたら、こんなものじゃありませんよ。さあ、行きましょう」
真里亜が、和子の肢体を開放する。しかし、和子の乳房は、まだ何者かに、揉まれているように
グニャグニャと形を変えている。
「は、はい」
ぐったりとした様子の和子は、奥のエレベーターに進んでいく。その後ろをついていく真里亜。
766 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:10:08 ID:GU9DM7fS
「どうかしら?今のご気分は?」
「最高ですわ!チチゲルゲ様!どうぞ、このお店をお好きにお使いください。当然、店の
エスティシャンたちもご自由になさってくださって結構ですわ。私も、だてに年齢を重ねて
おりませんの。男の感じるところなどは、知り尽くしております。それに、このチチゲルゲ様に
与えていただいた力を使って、たっぷりと男どもからザーメンを吸い付くしてご覧に入れますわ」
和子は、自分で乳房を持ち上げて、黒ずんだ乳首を、吸うようにして、弄びながら、喜悦の
表情を浮かべている。
恐ろしいほどに肥大した双つの胸の膨らみの谷間から、ねっとりした液体が、和子の股間のほうへ
垂れ落ちている。
「そうでしょう、私のために働きなさい。それでは、あの受付にいた松川を呼びなさい」
「かしこまりました」
チチゲルゲに犯された、和子は、ためらい無く電話をとり、受付嬢の松川を呼びつける。
「それでは、私、受付にいって参ります。松川がおわったら、受付に寄越してください。
その後は、店のモノたちを存分にチチゲルゲ様のご自由にどうぞ」
「くっくっく、ありがとう店長」
767 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:13:07 ID:GU9DM7fS
「失礼します」
「どうぞ、入りなさい」
私ったら、どうしちゃったんだろう?
釈然としないままに、店長の部屋へ来た洋子。
さっきの少女に、何をされたんだろう?良く分からないままに、洋子は、店長の部屋へ
入ると、そこには、来客用のソファーに真里亜が一人、座っている。
「熟れた肢体もいいけど、あなたのように若い身体も試してみたいの。くっくっく」
何を言ってるのこの娘。何をしようと言うの?なんなの?何が起こるって言うの?
まだ、昼間なのに、部屋の灯が消えて真暗になる。
ぼんやりとしたピンク色の照明が、どこからか真里亜の肢体を照らし出す。
真里亜の肢体だけが、部屋の中で浮かび上がるように見えてくる。
「ようく見るのよ、お前を今から犯すチチゲルゲの身体を。ドルゲ様の魔人、チチゲルゲの
正体をごらんなさい。ニゥ~ウュ~、ニゥ~ウュ~」
ソファーから立ち上がる真里亜。
ニゥ~ウュ~、ニゥ~ウュ~と奇声を上げながら、着ているものを足下に落としていく。
それを、食い入るように見つめる洋子。
ボヨン、メートル超えのバストが、飛びだした。
768 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:15:13 ID:GU9DM7fS
後ろ手に組んで、上半身を左右にひねる真里亜。
ブルン、ブルルン、突き出された爆乳がその動きに合わせて左右に激しく揺れる。
見ているだけで、乳房に押しつぶされそうなほど、肥大化して揺れる乳房。
ボコン、肩口にも、ボヨン、太股にも、ボヨン、手の平も、肢体のあちこちから、
半球状の乳房が飛び出してくる。
『ニゥ~ウュ~、ニゥ~ウュ~!』
動きを止めた真里亜の顔は、大玉スイカのようなまん丸の乳房。
その中心から、ポッチリとピンク色の乳首を飛び出させ、目の前の洋子を威嚇するように
クイクイと、その乳首が、勃起し始める。
『ニゥ~ウュ~、さあ、お前も乳女にしてあげる。ニゥ~ウュ~』
チチゲルゲが、洋子を押し倒した。
769 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:18:00 ID:GU9DM7fS
悲鳴を上げようとした洋子の口を、柔らかい肉の塊が塞ぐ。
チチゲルゲの頭が、洋子の顔面を覆い隠すように、包み込んでいる。
そして、チチゲルゲの全身からしたたる、白っぽい乳液が、洋子の着ている服を、
グズグズと溶かしていく。
洋子の肢体に、尚も滴ってくる、チチゲルゲの魔乳。
『ニゥ~ウュ~、ほうら、感じてきたでしょう?私の身体から出るお乳、ヌルヌルして
気持ち良いでしょう?コレを、私の肉体で塗り込んで上げる。ニゥ~ウュ~』
グニャグニャ、ヌチャヌチャ、洋子に押しつけられた、複数の柔らかい乳房の群れが、
小刻みに蠕動しながら、魔乳を吐き散らし、洋子に塗り込めていく。
「ア、ァッ、アア、ァァッ~」
洋子の上げようとしていた恐怖の悲鳴が、喜びの悲鳴に変わり、顔を持ち上げたチチゲルゲの
頭を見上げて、はしたない嬌声を上げ出す。
全身に、浴びせられ、塗り込められるチチゲルゲの魔乳。
女性を狂わせる強烈な媚薬効果をもつ、体液が洋子を欲情に狂う雌女に変え始める。
「ア、アッ、お願い、アソコもして、洋子の、おま、オマンコもして~」
洋子は、自分で腰を持ち上げて、チチゲルゲの股間部に押しつけて、クイッ、クイッと
動かし出す。
770 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:20:57 ID:GU9DM7fS
『ニゥ~ウュ~、いいわよ。あなたの大事なオマンコも、感じさせてあげるニゥ~ウュ~』
洋子の、体格の割に小振りな秘唇に、チチゲルゲの股間から飛び出した、漆黒の乳房が潜り込む。
「はぁ~~~、はぁいって~、はいってきたぁ~~~」
甘い声を上げる洋子。
ドクン、ドクン、洋子の膣中で脈打つチチゲルゲの漆黒の乳房。
『ニゥ~ウュ~、コレだけじゃないのよ。コッチにも入れてあげる。ニゥ~ウュ~!』
「ア、アッ、オッパイが、オッパイの中も気持ちイイよぉ~~」
ズブズブと、洋子の乳首をめり込ませていくチチゲルゲの乳首。
今や、ペニスのように硬く太く勃起したチチゲルゲの乳首は、洋子の乳房の中に埋没している。
チチゲルゲは、まるで腕立て伏せでもするように、洋子を犯し始める。
洋子の乳房の中を突くチチゲルゲの乳首。
ペニスを模した形状のそれは、乳房の皮下組織を、性感帯に変えるのだろうか?
ヌチャヌチャと粘膜同士が絡み合う音が、やけに大きく聞こえる。
それに、奥に差し込むと、チチゲルゲの乳房が、洋子の乳房を押し包み、グニャグニャと
揉んでいる。
洋子の乳房を内と外から嬲るチチゲルゲ。
771 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:22:57 ID:GU9DM7fS
それにも増して、洋子の膣中に入り込んだ、漆黒の乳房には、ポツポツと、チチゲルゲが
上下に動く度に、柔突起が飛び出してくる。
それは、膣壁を突く、無数の乳首となり、敏感なポイントを、刺激し続ける。
「あっ、あっ、あっ、い、イィッ、イィィ~~ッノォ~オッパイもオマンコも、いいぃぃ」
洋子の女性器も、乳房も完全に支配下においたチチゲルゲは、顔の乳首を、洋子の口元へ
伸ばす。ギンギンに勃起した顔の乳首は、洋子の乳房を犯している乳首よりも、一回りは
大きいだろう。
爛れたような、鮮紅色のその肉棒の先に十字の切れ込みが走る。
『ニゥ~ウュ~、さあ、これであなたも私の奴隷。乳女になるのよ!ニゥ~ウュ~!』
ツルン、洋子の口の中へ入り込んだ乳首。
チチゲルゲが、全身を洋子に預け、ピクピクと震え出す。
772 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:24:56 ID:GU9DM7fS
チチゲルゲが、洋子の膣中に乳房に口に放出を始める。
チンポルゲに犯され、植えつけられたドルゲ細胞が、洋子の身体に注がれていく。
洋子の口の中から溢れ出すほどに、注がれる甘い液体。
洋子の乳房の中に、射精される大量の魔乳。
そして、洋子の膣中に入り込んでいた乳房は、チチゲルゲから離れ、洋子の膣中で蠢き出す。
『ニゥ~ウュ~!良かったわよあなたの肢体。ニゥ~ウュ~!』
チチゲルゲは、満足したのかゆっくりと乗りかかっていた洋子から、離れる。
大きな乳房の顔は、真里亜の顔に戻り、洋子の口に放出した乳首は、大きめの舌に姿を変える。
全身が、なだらかな曲線を描きはじめ人体に戻った真里亜。
その足下では、まだ快楽が残っているのか?洋子が、ガクンガクンと痙攣している。
洋子の乳房が、一人でムクムクと膨らみ、それを包む皮膚が悲鳴を上げる。
ピチピチ、何かが引き裂けるような音。
773 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:25:59 ID:GU9DM7fS
洋子の乳房は、内側から膨張する皮下組織に耐え兼ね、あちこちが綻び、はち切れ出す。
そこから、滲み出す白っぽい粘液が、洋子の乳房を破れた皮膚の変わりに覆い出す。
洋子が、目を開ける。血走って充血した目は潤み、淫蕩な輝きを放っている。
そして、立ち上がると、自分の乳房を軽く持ち上げてみる。
片手では持ち上げるのも一苦労といった程に肥大化した洋子の乳房。
両の手で、互い違いに上下させると、魅惑の谷間から甘美な刺激が込み上げてくる。
洋子が、上からのぞき込んでみると、そこにはピンク色の粘膜が、柔襞を作り上げ、
魔性の器官へと変わっている。
「うふふ、わたしのオッパイ、オマンコになっちゃった。うふふふ、ココで男たちの
イヤらしい汁を出させてやるのね。うふふふふ、」
「そうよ、たっぷり未知の快楽へ誘って射精させてくるのよ。でも、とりあえず今日は、
ココの店の女たちを全員犯すまでは我慢してね。さあ、受付に行って店長を呼んできて。
次は、どんな女の子かしら。」
「はい、チチゲルゲ様。早くやっちゃってください。この身体を試してみたいわ。
うふふふ、想像しただけで笑いが込み上げてきて止まらないわ。うふふふふ」
774 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:29:39 ID:GU9DM7fS
チチゲルゲは、入れ代わりたち代わり入ってきた、美しいエスティシャンたちを次々と
犯していく。
その店には、早々とシャッターが下ろされ受付の松川が、店長が電話での応対に大忙しだ。
「はい、申し訳ありません。明日から、お詫びに無料でお客様にスペシャルサービスを
致しますので、はい、よろしくお願いします。」
「いえ、今日は、臨時に、店の女の子の再教育を行なっておりまして、はい、畏まりました」
一階のロビーに集められた乳女たち。
真里亜が、皆を見回す。
身長や、年齢の差こそあれ、皆一様に、独りでに揺れる爆乳を晒し、発情した雌猫のような
淫蕩な瞳で、目の前の少女を見つめている。
「さあ、今日からチチゲルゲの手足となって、男どもから精液をたっぷりと吸い取ってきなさい。
ただし、殺しちゃダメ。一人につき五回までにしなさい。
大丈夫、一度でもあなたたちの乳マンコの味を覚えた男は、普通のセックスじゃ満足できなく
なってるし、オナニーなんか比べものにならないわ。
何度でも、あなたたちを求めて、精液が溜まったらすぐにやってくるの。
そして、あなたたちが吸い取った精液を私の元に運んでおいで。わかった?」
「ハイ!」
「そうそう、お前たちのオマンコに入れておいた、私の黒乳房。1リットルも精液を吸い込めば
白色にかわる。そうしたら私が、また、可愛がってあげましょう私のオッパイでね」
「ハイ!チチゲルゲ様」
そして、夜の街に飛び出していく女たち。
チチゲルゲに乳女にされた女たちは先を競うように、手当り次第に男たちをホテルへ、自室へと
誘い、闇の快楽に興じていった。
775 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:30:17 ID:GU9DM7fS
「こんにちわ!」
「ああ、ココは、大人のためのエステサロンなのよ。お子様はお断りしてるの」
受付にやってきた少女を、チラリと一瞥すると、にべもなく言い放つ洋子。
「あら、私のこと知らないのね。ココに真里亜が招待してくれたのよ。ゆりりんが来て
上げたんだから、早く真里亜を呼びなさい」
「真里亜?」
「そう、真里亜。いいえチチゲルゲと言ったほうがわかりやすいかしら?オッパイの大きな
お姉さん?」
洋子の方を、じっと見つめる優里。
洋子は、優里に見られているだけで、豊満な乳房が上下に動きだし、その谷間から熱い液体を
滲ませて、濡らし始める。
優里は、洋子の乳房を凝視しながら、その場で、着ている黒いワンピースを脱ぎ出す。
その下には、紺色の野暮ったいスクール水着。
優里の股間からまだ発育途中の胸元までが、ありえないモノを隠しているのだろうか?
棒状のモノが三本ほど、水着と肢体の間で脈打っている。
「チチゲルゲ様、お客様がおいでです」
それだけを言うのもやっとと言う様子で、洋子は、目の前の少女から視線がそらせない。
そこへ、また二人の婦人がやってくる。
「あら、優里ちゃん早かったのね」
「こんにちは、お久しぶりね優里ちゃん、今日はお招きいただいてありがとう」
喪服を着た黒縁眼鏡の女性と、白地に派手な水玉模様のドレスを着た淑女が、コツコツと
快活な足音を響かせながら、優里のほうへ近寄ってくる。
776 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:31:30 ID:GU9DM7fS
「もう、京子さん遅いじゃない。ええっと、名前なんだったっけ?ええっと?」
「綾乃ですよ。優里ちゃん。キンタマの魔人タマゲルゲの綾乃」
「そうだ、タマゲルゲのオバさんだ。久しぶり~!」
「こらこら、優里ちゃん。人間の姿の時は、ちゃんとお名前で呼びなさいって言ってるでしょ!」
「ごめんなさ~い。ねえ、綾乃さんの方はどう?」
「まだ、一人だけしか産み出してないのよ。ココでたっぷり栄養を補給してから、次の獲物を
襲ってやろうと思って、そうしたら、今度は優里ちゃんをご招待させてもらうわね」
「ふ~ん、でも綾乃さんにヤラれた魔人見たいな~。私のほうは、とりあえずチチゲルゲと
もう一人、大学でドルゲ様の細胞を研究しようとしていた不届きものを魔人にシテやったの。
きっと今頃は、人間を喰いまくっているはずだわ」
三人が、楽しそうに談笑しているのを、うっとりして見ているのは洋子。
人外の魔人と化した、少女と二人の婦人。
そばにいるだけで、淫気に当てられて、その場で自慰を始めてしまう。
上着の間から胸の谷間に手を入れ、撫でる。
股間に反対の手を入れ、迫り出してくる漆黒の乳房を、グイグイと膣中へ押し戻す。
しかし、声だけは漏らすまいと必死で堪えながら、自慰に狂い始めている。
「あら、お揃いで、お待ちしてましたわ」
「あっ、真里亜。どう、元気~!」
そこへ、ピンク色のキャミソールを羽織った真里亜が、やってきた。
777 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:33:09 ID:GU9DM7fS
「はしたないわね、洋子さん後でお仕置よ。お客様の前でオナニーするなんて!」
真里亜は、受付で座って自慰に耽る洋子を見ると、不愉快そうに怒声を浴びせる。
「まあまあ、仕方ないわよ。だって京子さんと綾乃さん、それにゆりりんも揃っているん
だもん。それにあなたに犯されて、この娘も狂ちゃってるんでしょう」
「そうそう、そんなに怒らないで。こうして、卑猥な娘さんたちが、いるおかげで、
私たちの必要な栄養を集めてきてくれてるのですから」
優里と、綾乃が怒っている真里亜をなだめる。
「そういって戴けると助かります。それでは、こちらのほうへどうぞ」
「ねえ、この女の子もご一緒にいかが?」
これは、京子の台詞
その時、洋子が、顔をあげて、京子の方を見る。
「ねえ、お嬢さん。チチゲルゲだけではなくて私たちと一緒に楽しみましょう」
「いいんですか?」
恐々としていた洋子の顔に喜色の笑みが浮かぶ。
「あの、マンコルゲ様、いや京子様、よろしいんですか?」
「いいのよ、だって久しぶりじゃない、こうして集まるの。だったら一人くらい、人間に
近い女の子もいたほうが楽しくなくって?」
「でも、ちょっと待って、ゆりりんは、真里亜にご褒美でエッチするでしょう。
それで、綾乃さんは、京子さんと交わるでしょう.そうしたら、この女の子余っちゃうヨ」
778 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:38:53 ID:eyuBtk3T
と、いうことでこれで今日のところは、御了承ください
855 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:31:53 ID:ibKzWWQJ
その時、一階のロビーが、真暗になり、低い唸り声が聞こえてくる。
『ルロロロロ、それでは余が、その娘の相手をシテやろうではないか?ルロロロロ』
「あ、ド、ドルゲ様」
「ドルゲ様、。お初にお目にかかりますわ。わたくし、あなた様のキンタマを植えつけられた
綾乃と申します。お見知りおきを」
「ドルゲ様だ~!お・ひ・さ!げんき~!ゆりりん元気いっぱいだよ!ほら、この娘が
私が作ったチチゲルゲの真里亜ちゃん。今日はね、チチゲルゲの下僕が集めたザーメンで
大きなプールに溜めてそこで、エッチするつもりだったんだ」
「この方が、ドルゲ様?」
「そうだよ、わたしにチンポを植えつけた張本人。見た目は恐いけど、とっても気持ちイイ
世界を教えてくれたんだよ。ねっドルゲ様」
そう言って、気安くドルゲの肩をペチペチと叩く優里。
「これ、お止しなさい優里ちゃん。ドルゲ様、失礼を致しております。どうぞお許しを」
慌てて、京子が、止めに入る。
『ルロロロロ、相変わらずだなチンポルゲよ。良い良い、今日は、お前たちがどれほどの
人間たちを犯し、殺し、狂わせてきたのか、ちと気になってきたのだが、なかなか、順調なようだな』
「へへへ、ゆりりん、もう一人魔人を産み出したんだよ」
『ほう、それは面白い。綾乃とか申したな。貴様はどうだ?』
「はい、私も一名ほど。魔人に仕立てておりますが」
『そいつらをココに連れてこい。せっかくだ。皆で、久方に盛大に交わろうではないかルロロロロ』
「畏まりました、ドルゲ様」
856 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:33:48 ID:ibKzWWQJ
綾乃と優里が、由美と早智を呼びつける。
すでに、そのエステビル自体が、怪しげな空間と化し、外観はそのままにして、内部は
闇の洞窟の様を呈している。
正面のドアが開き、薄汚れた白衣、縁無の眼鏡をかけたスタイルの良い女性と、
サングラスをかけた、少し小柄な女性がそこにやってくる。
「およびでございますか?綾乃様」
「ええ、由美ちゃん。マナコルゲとなって最近、どう、調子よく手下は増えた?」
「はい、私の努めるレンタル店から貸し出したソフトに、私の自画像を焼き付けたモノを
貸し出しております。それを見た人間共は、子供も老人も狂ったようにセックスに狂っています。
時々、不意にその家に行ってみると、私に飛びかかってきて私の性技の虜ですわ」
「そう、良かったわ。今日は特別にドルゲ様もお見えだから、思うがままに乱れなさい」
「はい、ありがとうございます綾乃様。」
「ねえ、せんせ~い、何人くらい人間を食べたの?」
「あまり、目立ちすぎていけないと思って、最近は、生の人間は、あまり食べてないの。
そのかわり、チンポとマンコだけを踊り食いで食してるわ。食べるのって気持ちがいいのね
私の口の中で、ピクピクしながら、飲み込むときの快感、あぁぁ、たまらないわ」
「そう、今日は、あなたより先に魔人になった真里亜ちゃんが、特別製のお風呂を用意して
くれてるんだ。それにドルゲ様も一緒だよ。楽しんでいってね」
「ふふふ、わかったわ。優里ちゃん。私のお相手もしてね」
857 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:35:27 ID:ibKzWWQJ
(なんなの、この女の人達。チチゲルゲ様が、見劣りするか、いいえそれよりもっとイヤらしい
気配がしてる。それに、ド・ル・ゲって一体なんなのよぉ~)
『ルロロロロ、さて、宴の場所はどこだ?』
「は、はい、こちらでございます。」
真里亜が先頭にたって、ドルゲをはじめ、魔人達を奥の浴場に案内する。
大きな浴槽の縁に沿って、何十人もの豊満な乳房を持つ女性達が、立ち並んでいるその浴槽の
中には、なみなみと白濁液が満たされ、それは、乳女達の胸元から溢れ出してきている。
「あは、イイ匂い」
「本当ね。よく、コレだけ吸い取って来たわねえ」
「あん、だめ、こんな素晴らしいモノを前にしたら、人間の姿なんかじゃいられない」
『ルロロロロ、お前達、我の自慢のドルゲペニスとドルゲの魔精を受け入れた魔人達よ、
その正体を我に見せるのだ!ルロロロロ』
858 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:36:09 ID:ibKzWWQJ
薄汚れた白衣を、まとっていた女性、鈴木早智は、手早くそれを脱ぎ去ると、両手の平を
顔の前にかざす。
ピンクのキャミソールを着ていた真里亜が、それを放り上げて、自慢の爆乳を突き出して
背中側で手を組み、左右に身体をひねり始める。
サングラスをかけていた、足立由美は、それを外すと、そのまま前屈みになり、自分の股間に
顔を押し当てて、ズブズブと秘唇の中に頭を突っ込んでいる。
「あっ、あっ、あっ」
唯一、人間のままの洋子だけが、その光景を食い入るように見ている。
浴槽の中で、溜まっている精液を浴槽に注いでいる乳女も、その光景に圧倒されて、
自分の乳房を嬲る手を止めて、魔人達の変態する様子を眺めている。
859 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:36:44 ID:ibKzWWQJ
『ク~チャ~!くふふふふ、美味しそうなオッパイがいっぱ~い。ねえ、食べてもイイの?』
『ニゥ~ウュ~!イイですわよ、存分に精液風呂の中で召し上がってください』
首から上に大きな口を備えるクチビルゲと、乳房の魔人チチゲルゲが、抱擁しながら
楽しそうに、二人の身体を確かめるように、悶え始めている
股間から、グチュと音をたてて引き抜かれた由美の顔は、巨大な目玉となって、
浴槽の中の乳女たちを見つめている。
チチゲルゲなどと比べると、遙かに小振りだが、形の良い乳房にも、パッチリした大きな瞳が
双つ並び、全身に亀裂が走ると、それが開いて、潤み切った欲望の眼差しで、乳女達を射貫く
マナコルゲの視線。
『ァィァィ~!さあ、あなた達は、もっと欲情しまくって身体が無くなるまで、出し尽くしなさい』
マナコルゲの、大きな目玉で睨まれた一人の女性、
ポチャン、マナコルゲがチチゲルゲと、クチビルゲの頭上を超えて、浴槽の中へと飛び込む。
そして、睨み付けていた女性の前で、身体の上下を入れ替える。
むっちりした太股で、その女性の顔を挟み込むと、股間からムックリと迫り上がってきた
股の間の目玉が、
『ァィァィ~、ほうら、お前が犯されているところが見えるかい?ァィァィ~、ァィァィ~』
860 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:37:34 ID:ibKzWWQJ
マナコルゲの股間の目玉を見つめるその女性は、真里亜に陵辱された瞬間の事が、まるで
今、起こっているかのような錯覚を覚える。
そして、男達から、精液を吸い取るために、自分がしてきたことが、フラッシュバックするように
彼女の脳裏に次々と浮かんでくる。
「いやぁ~、やぁ~、やぁ~~」
彼女は、マナコルゲの股間の目を見ているだけだと言うのに、それまでよりも激しく、快楽に
悶え始める。
『ァィァィ~、さあ、あなたのオマンコに私の目玉を入れて上げる。ァィァィ~!』
その女性の秘唇に、顔を押し当てるマナコルゲ。
その巨大な眼で、その女性の膣中をつぶさに観察しながら、ゆっくりと目玉を押し込んでいく。
「いやぁ~、感じちゃう、犯られちゃう、私のオマンコにいっぱいチンポが入ってきてる~
オッパイにもいっぱいチンポ挟んでるぅ~、いやぁ~、凄いのがクルぅぅぅ~~」
861 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:38:46 ID:ibKzWWQJ
『ニゥ~ウュ~!さあ、早く行かないとアノ娘に全部やられちゃうわ』
『ク~チャ~、そうねそれじゃ私たちも、ク~チャ~!』
クチビルゲとチチゲルゲも後を追うように、浴槽の中に入ると、手当り次第に、乳女達の
肢体に抱きついていく。
『ルロロロロ、どうれ、貴様もあのように醜く淫乱な魔人に変えてやろうルロロロロ』
「良かったわねぇ~、ドルゲ様に直々に犯して戴けるなんて」
洋子の後側に立った京子は、ギュムと自分の乳房を変形するほど強く押しつけ、洋子の
乳房の谷間、すでに粘膜化して、膣同様に快楽の源でもある乳マンコを撫で上げる。
「えっ、わ、わ、たしも、あんな風に、されちゃうの?」
「そうそう、あなたも、オッパイの塊や、大口の魔人みたいにされちゃうのヨ」
「いや、あんな化物にされるのわ、イヤ!なんでもするからそれだけは、やめて!」
「馬鹿ねぇ、いまさら何を言い出すのかしら?それではドルゲ様、わたくしは、どういたしましょうか」
『ルロロロロ、チンポルゲよ、タマゲルゲよ、今一度我と一つになるのだ。ルロロロロ』
「ハイ、ドルゲ様」
862 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:42:41 ID:ibKzWWQJ
「ねえ、ねえ、ドルゲ様、わたし、チチゲルゲとエッチするって言ってたんだけど、
ドルゲ様とくっついたら、どうしたらいいの?」
『な~に、あの者達へは、コレをくれてヤル。この娘を犯し魔人にするまでは、コレで十分
楽しめる。ルロロロロ』
浴槽の方へ、腕を伸ばすドルゲ。
その手の先から、ポタ、ポタ、とどす黒い色の液体を落とし始める。
ドルゲの血。それが浴槽の中へ垂らされると、途端に白濁液で満ちた浴槽内が、激しく
波立ちその中に入っている、魔人や女たちに絡みつき始める。
『ルロロロロ、我がドルゲの血で、死に絶えておった精子が活動を再開したのだ。脆弱な
人間の精液でも、これで十分あ奴らは悶えておるわ、ルロロロロ』
「あは、さすが~ドルゲ様。じゃあ、ゆりりん、ドルゲ様と一つになればいいのね」
「そうよ、優里ちゃん、わたくしと一緒にドルゲ様の元へ、」
綾乃の着ている水玉模様のワンピース。その水玉模様が、大きくなったり小さくなったりしながら
脈動している。
綾乃は、背中に付いているファスナーを下げて、そのワンピースを脱いでいく。
しかし、怪しげな水玉の模様は、そのまま綾乃の肢体に残り、そのまま脈動を続けている。
そして、綾乃は、仰向けに身体を倒し、肉付きのよい太股をドルゲの方に向けて広げる。
「さあ、優里ちゃん。わたしと重なって、」
「うん、わかった。綾乃さんの肢体って色っぽいわねぇ~、もう、ゆりりん、ビンビンだよ」
ピチピチ、優里の着ている水着が、内側から引き裂けていく。
伸縮性を十分に持つはずの水着が、膨張してくる優里の肢体と、股間から伸びる何本もの
ペニスが、邪魔な水着を破っていったのだ。
863 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:44:58 ID:ibKzWWQJ
「綾乃さ~ん、いくよぉ~」
「いいわよ、来なさい!わたくしも優里ちゃんの身体試してみたかったのよ」
綾乃の肢体に浮かび上がる玉状の模様が、脈打ちながら綾乃の股のほうへ集まっていく。
ポコン
一つ、綾乃の股間から、玉が飛び出してくる。
ポコン、ポコン、ポコン
それに続いて、何個もの玉が連なり、棒状に形成されていく。
ゴクン、
優里は、生唾を飲み込み綾乃の股へ自分の股間を合わせていく。
グチュグチュ
綾乃の伸び切った秘唇、魔膣は優里の巨大なペニスを咥え込み、同時に、優里のツルンとした
奇麗な秘唇の膣中には、綾乃の奇怪なペニスが潜り込んでいく
「あん、綾乃さんの、キンタマ、ボコボコ入ってくるのぉ~!」
「いやぁ~、優里ちゃんのチンポが身体の膣中で震えてるぅ~!こんなに大きいなんて、
綾乃の身体がチンポで、チンポでいっぱいになってるぅぅぅ~~」
綾乃と、優里に植えつけられた陰茎、睾丸共に元は、男性器として一つのもの。
別々になっていたそれが、今一つに纏まろうと、グズグズと音を立てながら一つになろうと
激しく、蠢いている。
864 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:47:45 ID:ibKzWWQJ
すでに、巨大な亀頭と化した優里の顔を、双つの大きな睾丸で扱きたてる綾乃も又、
魔人の様を呈している。
優里と綾乃の二人の繋がった部分からは、放出が繰り返され、魔精と淫玉が二人の胎内を
循環しているのだ。
『ルロロロロ、さあ、我の元に戻るのだ!ド~ル~ゲ~!』
絡み合う、異形の物体を覆い尽くすドルゲ。
その隙に、洋子は、京子に羽交い締めにされていた身体をねじって、ふりほどくと
その場から逃げ出す。
いくらなんでも、あんな風にされるのはイヤだ!
必死の思いでそこから逃げ出そうとする洋子には、僅かにではあるが、人としての理性が
残っていたのか?
タユン、タユン、
重たげな乳房を激しく揺らしながら走り出す洋子の足下に、スルスルっと何かが巻き付く。
「いやぁぁぁ~~~!」
洋子は、その場で逆さ吊りにされてしまう。
『ルロロロロ、我から逃げ出すとは、まあ、良いわ。それでは、あの場に入り、アントマンに
なるが良い。ルロロロロ』
865 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:48:20 ID:ibKzWWQJ
ドルゲの股間から伸びる細長いモノに絡めとられた洋子の肢体を、そのままドルゲ細胞と
融合した精液の浴槽に投げ込むドルゲ。
ボチャンと大きな水音と共に沈んでいく洋子の肢体。
たちまちその肢体に、貪りつく白濁液が、洋子の身も心も蕩かしていく。
ドルゲ細胞によって活性化した精子は、その中にいる魔人達を初めとして、乳女達の豊かな
肢体にまとわりつき、その肢体に渦巻き模様を刻み込んでいく。
悶え、喘ぎ、身をよじりながら自ら吸い取ってきた精液に再度犯される乳女は、完全に
意志を失いドルゲに操られる忠実な下僕、アントマンにされてしまう。
そして、その乳女達を襲っているのは精子だけではなく、魔人達もまた、片っ端から、
乳女たちを、あるものは食い、あるものは脳の中の快楽の記憶を啜り、あるものは、乳房を
押し包みながら魔乳を注ぎ込み好きに嬲っているのだ。
866 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:52:23 ID:ibKzWWQJ
『ハァフゥ~ン、イイ眺めだわぁ~、ドルゲ様私にも、悦びをお与えください、ハァフゥ~ン』
マンコルゲに変態した京子が、ドルゲの股間に手を当てて、囁く。
『ルロロロロ、それでは、あの魔精のなかで交わってヤルとするか、マンコルゲだけでなく
他の魔人達にも、この我が肉体で、更なる力を与えてヤルとしようド~ル~ゲ~!』
『いっぱい、ぐちゃぐちゃにしてあげるね。マンコルゲ』
ドルゲの股間から伸びるペニスの先が、はしゃいだ声を出す。
優里の顔が、ペニスの先に浮かんでいる。
『そうですね、私も十分に楽しませて戴きますわ。オホホホホ』
そして、もう一つ、ねっとりした声が、ドルゲの股間から聞こえてくる。
綾乃の顔は、そのペニスの根元に付いた陰嚢が捲れ上がりそこから綾乃が、微笑みながら
マンコルゲの大きな秘唇を舐め回すように見つめている。
ドルゲが、マンコルゲの身体を抱き、フワリと浮き上がると、その精液で満ちあふれる浴槽の
中に、身を投じる。
一際、大きな嬌声が上がり、魔人達の宴は盛り上がっていく。
867 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 14:04:01 ID:ibKzWWQJ
こんにちわ!九条蘭子です。お久しぶりです~~
久しぶりに来たんで突然落としちゃいました。
心配かけて本当にごめんなさい。
とりあえず、この後の展開にご期待いただくとして、
>乙×風さん続き楽しみに待ってま~す。
>FBXさん、Code:Illusion って終わりなの?
少しショックぅ~!でも家でのゴタゴタにもめげずに
がんばってるなんて凄いですね。自分も今回いろいろあって
かなり遅くなっちゃったけど、待ってる人がいると思うと、不思議にがんばれました。
私も、FBXさんの続き待ってますよ~!
>水死体さん、途中なんか失礼なカキコあったけど、気にしないでくださいね。
ところで、姉妹スレってどのあたりですか?今日は、時間の関係で探せそうにないので
また、今度教えてくださいね。
>九粂蘭子さん、どうぞ私のことなど気にせずにがんがんやっちゃって下さい。
版権なんか私は、完全に無視して書いているのですから、どうぞ気兼ねなく(爆)
868 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 15:00:16 ID:ibKzWWQJ
でも、最近、規制要素も、薄れてきて、だんだんと行き詰まりを感じている
のも事実です。
そこで、新スレを立ち上げて見ました。
寄生に限らず、いろんなやり方でやっちゃおう見たいな感じで、
一度、のぞいて見てくださいね。
遅くなってごめんなさい!
土曜日に、財布の入ったバッグひったくられちゃった!
さびしい週末、お金もなければカードもなくて
投下できませんでした。すでに、銀行の口座はからっぽ。
でも、できた分の一部だけでも投下します。
あ~、お金がなくて全部投下できないけどこれで勘弁してね!
762 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:04:30 ID:GU9DM7fS
「さあ、どこから手をつけてやろうかなぁ~?あ、ココにしよう!へへへへ」
真里亜が、目をつけたのは、大きなビルのエステティックサロン。
その受付に足を進めていく。
「いらっしゃいませ。初めてのご利用ですか?」
受付に座っている、若い女性が、真里亜を見上げながら声をかける。
「そうよ、初めてよ。ココの一番偉い人を、呼んでくれる?」
「あの、どういったご用件ですか?コースなどは、私がご説明いたしますが」
まだ、十代にしか見えないのに、挑発的に飛び出した胸を揺らして迫る真里亜の態度に、
怪訝な表情を浮かべた、受付嬢が応対する。
「あのね、ココは今から、私のモノ。チチゲルゲが、人間の女を男たちから精液を集める
乳女に改造するためのサロンにさせてもらうの。わかった、おねえさん?」
「はあ?」
何を言ってるの、この娘。頭がおかしいのかしら?
受付嬢は、首を傾げて、その娘を見る。
真里亜は、着ているピンク色のサマーセーターを持ち上げると、それを受付嬢の顔に被せる。
763 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:05:49 ID:GU9DM7fS
受付嬢の顔に、柔らかい肉の塊が左右から迫る。
カウンター越しに、自分の乳房で、受付嬢の顔を挟み込んだ真里亜。
両手で、乳房を押しつけて、ブルンブルンと揺さぶる。
頭蓋骨ごと、脳の中まで揺さぶられる受付嬢は、何も考えられなくなってきている。
(こんなところだと、一目につくわね。けっこう、きれいだから後でたっぷりと
可愛がってあげるからね。おねえさん)
真里亜が、受付嬢の頭を開放する。
紅潮させた顔で、真里亜を見上げる受付嬢は、手元の電話をとると、
「店長、お客様です。すぐに、受付に来ていただけますか?」
「どうしたの?松川さん?」
「来ていただければ、わかります」
「そう、わかったわ」
上階の自室で、書類を眺めていたこの店のオーナー、岸村和子は、受付嬢の様子が
少し、おかしいとは思ったが、受付へと向かう。
764 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:07:10 ID:GU9DM7fS
「良くできました、おねえさん。あなた、お名前は?」
「松川洋子」
「それじゃ、サイズと、最近いつシタか答えなさい」
「88・55・85。昨日、彼と3回しました」
「そう、なかなか良い感じね。店長がすんだら、あなたを乳女にしてあげる。もう少し
我慢しててね」
「はい、わかりました」
抑揚のない声で答える受付嬢。その視線は、まっすぐに真里亜の胸元に向けられている。
「どうしたの松川さん?お客様と言うことだったけど」
そこへ、オーナーの和子が現れる。
受付には、少女?と思われる一人の女性が立っているだけだ。
その少女を見る限り、何をしに来たのかしら?
一瞥する限りでは、エステに来るにしては若く、またダイナマイト級のボディーも、
瑞々しい肌も、まったく手入れなどは必要ないように思える。
「松川さん、お客様ってこの方?」
「はい、店長」
顔を伏せたまま、静かな声で応える松川。
「くっくっく、さすがエステの店長だけあって、いい肢体してるわね。これなら、乳女に
なるのに相応しいわ。さあ、店長。私があなたを最高の快楽のなかで、私の下僕にしてあげるわ」
ギュム、真里亜が、和子の乳房の感触を確かめながら、薄笑いを浮かべ、宣告する。
765 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:08:54 ID:GU9DM7fS
「何をなさるの?やめてちょうだい!」
身体を後ろに逃がし、拒絶する和子。
しかし、その声には、怒りに交じって少しだけ艶っぽいものが入っている。
「ここで、やって見つかると厄介になりそうだから、とりあえず奥の店長さんの部屋へ
行きましょうね。松川さんだったかしら、もう少し待っててね」
そう言うと、真里亜が和子の肢体に抱きつく。
正面から、グググーっと和子の胸元に自分の爆乳を押しつける真里亜。
適度な弾力と、柔らかさを兼ね備える真里亜の乳房が、和子の乳房を押し包み、その四十路を
十分に過ぎたにも関わらず、形の良いバストを、揉みほぐすようにこね回し始める。
「はぅん、どうしちゃったの?オッパイがこんなに感じ出すなんて???」
「くっくっく、生で感じたら、こんなものじゃありませんよ。さあ、行きましょう」
真里亜が、和子の肢体を開放する。しかし、和子の乳房は、まだ何者かに、揉まれているように
グニャグニャと形を変えている。
「は、はい」
ぐったりとした様子の和子は、奥のエレベーターに進んでいく。その後ろをついていく真里亜。
766 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:10:08 ID:GU9DM7fS
「どうかしら?今のご気分は?」
「最高ですわ!チチゲルゲ様!どうぞ、このお店をお好きにお使いください。当然、店の
エスティシャンたちもご自由になさってくださって結構ですわ。私も、だてに年齢を重ねて
おりませんの。男の感じるところなどは、知り尽くしております。それに、このチチゲルゲ様に
与えていただいた力を使って、たっぷりと男どもからザーメンを吸い付くしてご覧に入れますわ」
和子は、自分で乳房を持ち上げて、黒ずんだ乳首を、吸うようにして、弄びながら、喜悦の
表情を浮かべている。
恐ろしいほどに肥大した双つの胸の膨らみの谷間から、ねっとりした液体が、和子の股間のほうへ
垂れ落ちている。
「そうでしょう、私のために働きなさい。それでは、あの受付にいた松川を呼びなさい」
「かしこまりました」
チチゲルゲに犯された、和子は、ためらい無く電話をとり、受付嬢の松川を呼びつける。
「それでは、私、受付にいって参ります。松川がおわったら、受付に寄越してください。
その後は、店のモノたちを存分にチチゲルゲ様のご自由にどうぞ」
「くっくっく、ありがとう店長」
767 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:13:07 ID:GU9DM7fS
「失礼します」
「どうぞ、入りなさい」
私ったら、どうしちゃったんだろう?
釈然としないままに、店長の部屋へ来た洋子。
さっきの少女に、何をされたんだろう?良く分からないままに、洋子は、店長の部屋へ
入ると、そこには、来客用のソファーに真里亜が一人、座っている。
「熟れた肢体もいいけど、あなたのように若い身体も試してみたいの。くっくっく」
何を言ってるのこの娘。何をしようと言うの?なんなの?何が起こるって言うの?
まだ、昼間なのに、部屋の灯が消えて真暗になる。
ぼんやりとしたピンク色の照明が、どこからか真里亜の肢体を照らし出す。
真里亜の肢体だけが、部屋の中で浮かび上がるように見えてくる。
「ようく見るのよ、お前を今から犯すチチゲルゲの身体を。ドルゲ様の魔人、チチゲルゲの
正体をごらんなさい。ニゥ~ウュ~、ニゥ~ウュ~」
ソファーから立ち上がる真里亜。
ニゥ~ウュ~、ニゥ~ウュ~と奇声を上げながら、着ているものを足下に落としていく。
それを、食い入るように見つめる洋子。
ボヨン、メートル超えのバストが、飛びだした。
768 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:15:13 ID:GU9DM7fS
後ろ手に組んで、上半身を左右にひねる真里亜。
ブルン、ブルルン、突き出された爆乳がその動きに合わせて左右に激しく揺れる。
見ているだけで、乳房に押しつぶされそうなほど、肥大化して揺れる乳房。
ボコン、肩口にも、ボヨン、太股にも、ボヨン、手の平も、肢体のあちこちから、
半球状の乳房が飛び出してくる。
『ニゥ~ウュ~、ニゥ~ウュ~!』
動きを止めた真里亜の顔は、大玉スイカのようなまん丸の乳房。
その中心から、ポッチリとピンク色の乳首を飛び出させ、目の前の洋子を威嚇するように
クイクイと、その乳首が、勃起し始める。
『ニゥ~ウュ~、さあ、お前も乳女にしてあげる。ニゥ~ウュ~』
チチゲルゲが、洋子を押し倒した。
769 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:18:00 ID:GU9DM7fS
悲鳴を上げようとした洋子の口を、柔らかい肉の塊が塞ぐ。
チチゲルゲの頭が、洋子の顔面を覆い隠すように、包み込んでいる。
そして、チチゲルゲの全身からしたたる、白っぽい乳液が、洋子の着ている服を、
グズグズと溶かしていく。
洋子の肢体に、尚も滴ってくる、チチゲルゲの魔乳。
『ニゥ~ウュ~、ほうら、感じてきたでしょう?私の身体から出るお乳、ヌルヌルして
気持ち良いでしょう?コレを、私の肉体で塗り込んで上げる。ニゥ~ウュ~』
グニャグニャ、ヌチャヌチャ、洋子に押しつけられた、複数の柔らかい乳房の群れが、
小刻みに蠕動しながら、魔乳を吐き散らし、洋子に塗り込めていく。
「ア、ァッ、アア、ァァッ~」
洋子の上げようとしていた恐怖の悲鳴が、喜びの悲鳴に変わり、顔を持ち上げたチチゲルゲの
頭を見上げて、はしたない嬌声を上げ出す。
全身に、浴びせられ、塗り込められるチチゲルゲの魔乳。
女性を狂わせる強烈な媚薬効果をもつ、体液が洋子を欲情に狂う雌女に変え始める。
「ア、アッ、お願い、アソコもして、洋子の、おま、オマンコもして~」
洋子は、自分で腰を持ち上げて、チチゲルゲの股間部に押しつけて、クイッ、クイッと
動かし出す。
770 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:20:57 ID:GU9DM7fS
『ニゥ~ウュ~、いいわよ。あなたの大事なオマンコも、感じさせてあげるニゥ~ウュ~』
洋子の、体格の割に小振りな秘唇に、チチゲルゲの股間から飛び出した、漆黒の乳房が潜り込む。
「はぁ~~~、はぁいって~、はいってきたぁ~~~」
甘い声を上げる洋子。
ドクン、ドクン、洋子の膣中で脈打つチチゲルゲの漆黒の乳房。
『ニゥ~ウュ~、コレだけじゃないのよ。コッチにも入れてあげる。ニゥ~ウュ~!』
「ア、アッ、オッパイが、オッパイの中も気持ちイイよぉ~~」
ズブズブと、洋子の乳首をめり込ませていくチチゲルゲの乳首。
今や、ペニスのように硬く太く勃起したチチゲルゲの乳首は、洋子の乳房の中に埋没している。
チチゲルゲは、まるで腕立て伏せでもするように、洋子を犯し始める。
洋子の乳房の中を突くチチゲルゲの乳首。
ペニスを模した形状のそれは、乳房の皮下組織を、性感帯に変えるのだろうか?
ヌチャヌチャと粘膜同士が絡み合う音が、やけに大きく聞こえる。
それに、奥に差し込むと、チチゲルゲの乳房が、洋子の乳房を押し包み、グニャグニャと
揉んでいる。
洋子の乳房を内と外から嬲るチチゲルゲ。
771 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:22:57 ID:GU9DM7fS
それにも増して、洋子の膣中に入り込んだ、漆黒の乳房には、ポツポツと、チチゲルゲが
上下に動く度に、柔突起が飛び出してくる。
それは、膣壁を突く、無数の乳首となり、敏感なポイントを、刺激し続ける。
「あっ、あっ、あっ、い、イィッ、イィィ~~ッノォ~オッパイもオマンコも、いいぃぃ」
洋子の女性器も、乳房も完全に支配下においたチチゲルゲは、顔の乳首を、洋子の口元へ
伸ばす。ギンギンに勃起した顔の乳首は、洋子の乳房を犯している乳首よりも、一回りは
大きいだろう。
爛れたような、鮮紅色のその肉棒の先に十字の切れ込みが走る。
『ニゥ~ウュ~、さあ、これであなたも私の奴隷。乳女になるのよ!ニゥ~ウュ~!』
ツルン、洋子の口の中へ入り込んだ乳首。
チチゲルゲが、全身を洋子に預け、ピクピクと震え出す。
772 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:24:56 ID:GU9DM7fS
チチゲルゲが、洋子の膣中に乳房に口に放出を始める。
チンポルゲに犯され、植えつけられたドルゲ細胞が、洋子の身体に注がれていく。
洋子の口の中から溢れ出すほどに、注がれる甘い液体。
洋子の乳房の中に、射精される大量の魔乳。
そして、洋子の膣中に入り込んでいた乳房は、チチゲルゲから離れ、洋子の膣中で蠢き出す。
『ニゥ~ウュ~!良かったわよあなたの肢体。ニゥ~ウュ~!』
チチゲルゲは、満足したのかゆっくりと乗りかかっていた洋子から、離れる。
大きな乳房の顔は、真里亜の顔に戻り、洋子の口に放出した乳首は、大きめの舌に姿を変える。
全身が、なだらかな曲線を描きはじめ人体に戻った真里亜。
その足下では、まだ快楽が残っているのか?洋子が、ガクンガクンと痙攣している。
洋子の乳房が、一人でムクムクと膨らみ、それを包む皮膚が悲鳴を上げる。
ピチピチ、何かが引き裂けるような音。
773 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:25:59 ID:GU9DM7fS
洋子の乳房は、内側から膨張する皮下組織に耐え兼ね、あちこちが綻び、はち切れ出す。
そこから、滲み出す白っぽい粘液が、洋子の乳房を破れた皮膚の変わりに覆い出す。
洋子が、目を開ける。血走って充血した目は潤み、淫蕩な輝きを放っている。
そして、立ち上がると、自分の乳房を軽く持ち上げてみる。
片手では持ち上げるのも一苦労といった程に肥大化した洋子の乳房。
両の手で、互い違いに上下させると、魅惑の谷間から甘美な刺激が込み上げてくる。
洋子が、上からのぞき込んでみると、そこにはピンク色の粘膜が、柔襞を作り上げ、
魔性の器官へと変わっている。
「うふふ、わたしのオッパイ、オマンコになっちゃった。うふふふ、ココで男たちの
イヤらしい汁を出させてやるのね。うふふふふ、」
「そうよ、たっぷり未知の快楽へ誘って射精させてくるのよ。でも、とりあえず今日は、
ココの店の女たちを全員犯すまでは我慢してね。さあ、受付に行って店長を呼んできて。
次は、どんな女の子かしら。」
「はい、チチゲルゲ様。早くやっちゃってください。この身体を試してみたいわ。
うふふふ、想像しただけで笑いが込み上げてきて止まらないわ。うふふふふ」
774 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:29:39 ID:GU9DM7fS
チチゲルゲは、入れ代わりたち代わり入ってきた、美しいエスティシャンたちを次々と
犯していく。
その店には、早々とシャッターが下ろされ受付の松川が、店長が電話での応対に大忙しだ。
「はい、申し訳ありません。明日から、お詫びに無料でお客様にスペシャルサービスを
致しますので、はい、よろしくお願いします。」
「いえ、今日は、臨時に、店の女の子の再教育を行なっておりまして、はい、畏まりました」
一階のロビーに集められた乳女たち。
真里亜が、皆を見回す。
身長や、年齢の差こそあれ、皆一様に、独りでに揺れる爆乳を晒し、発情した雌猫のような
淫蕩な瞳で、目の前の少女を見つめている。
「さあ、今日からチチゲルゲの手足となって、男どもから精液をたっぷりと吸い取ってきなさい。
ただし、殺しちゃダメ。一人につき五回までにしなさい。
大丈夫、一度でもあなたたちの乳マンコの味を覚えた男は、普通のセックスじゃ満足できなく
なってるし、オナニーなんか比べものにならないわ。
何度でも、あなたたちを求めて、精液が溜まったらすぐにやってくるの。
そして、あなたたちが吸い取った精液を私の元に運んでおいで。わかった?」
「ハイ!」
「そうそう、お前たちのオマンコに入れておいた、私の黒乳房。1リットルも精液を吸い込めば
白色にかわる。そうしたら私が、また、可愛がってあげましょう私のオッパイでね」
「ハイ!チチゲルゲ様」
そして、夜の街に飛び出していく女たち。
チチゲルゲに乳女にされた女たちは先を競うように、手当り次第に男たちをホテルへ、自室へと
誘い、闇の快楽に興じていった。
775 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:30:17 ID:GU9DM7fS
「こんにちわ!」
「ああ、ココは、大人のためのエステサロンなのよ。お子様はお断りしてるの」
受付にやってきた少女を、チラリと一瞥すると、にべもなく言い放つ洋子。
「あら、私のこと知らないのね。ココに真里亜が招待してくれたのよ。ゆりりんが来て
上げたんだから、早く真里亜を呼びなさい」
「真里亜?」
「そう、真里亜。いいえチチゲルゲと言ったほうがわかりやすいかしら?オッパイの大きな
お姉さん?」
洋子の方を、じっと見つめる優里。
洋子は、優里に見られているだけで、豊満な乳房が上下に動きだし、その谷間から熱い液体を
滲ませて、濡らし始める。
優里は、洋子の乳房を凝視しながら、その場で、着ている黒いワンピースを脱ぎ出す。
その下には、紺色の野暮ったいスクール水着。
優里の股間からまだ発育途中の胸元までが、ありえないモノを隠しているのだろうか?
棒状のモノが三本ほど、水着と肢体の間で脈打っている。
「チチゲルゲ様、お客様がおいでです」
それだけを言うのもやっとと言う様子で、洋子は、目の前の少女から視線がそらせない。
そこへ、また二人の婦人がやってくる。
「あら、優里ちゃん早かったのね」
「こんにちは、お久しぶりね優里ちゃん、今日はお招きいただいてありがとう」
喪服を着た黒縁眼鏡の女性と、白地に派手な水玉模様のドレスを着た淑女が、コツコツと
快活な足音を響かせながら、優里のほうへ近寄ってくる。
776 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:31:30 ID:GU9DM7fS
「もう、京子さん遅いじゃない。ええっと、名前なんだったっけ?ええっと?」
「綾乃ですよ。優里ちゃん。キンタマの魔人タマゲルゲの綾乃」
「そうだ、タマゲルゲのオバさんだ。久しぶり~!」
「こらこら、優里ちゃん。人間の姿の時は、ちゃんとお名前で呼びなさいって言ってるでしょ!」
「ごめんなさ~い。ねえ、綾乃さんの方はどう?」
「まだ、一人だけしか産み出してないのよ。ココでたっぷり栄養を補給してから、次の獲物を
襲ってやろうと思って、そうしたら、今度は優里ちゃんをご招待させてもらうわね」
「ふ~ん、でも綾乃さんにヤラれた魔人見たいな~。私のほうは、とりあえずチチゲルゲと
もう一人、大学でドルゲ様の細胞を研究しようとしていた不届きものを魔人にシテやったの。
きっと今頃は、人間を喰いまくっているはずだわ」
三人が、楽しそうに談笑しているのを、うっとりして見ているのは洋子。
人外の魔人と化した、少女と二人の婦人。
そばにいるだけで、淫気に当てられて、その場で自慰を始めてしまう。
上着の間から胸の谷間に手を入れ、撫でる。
股間に反対の手を入れ、迫り出してくる漆黒の乳房を、グイグイと膣中へ押し戻す。
しかし、声だけは漏らすまいと必死で堪えながら、自慰に狂い始めている。
「あら、お揃いで、お待ちしてましたわ」
「あっ、真里亜。どう、元気~!」
そこへ、ピンク色のキャミソールを羽織った真里亜が、やってきた。
777 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:33:09 ID:GU9DM7fS
「はしたないわね、洋子さん後でお仕置よ。お客様の前でオナニーするなんて!」
真里亜は、受付で座って自慰に耽る洋子を見ると、不愉快そうに怒声を浴びせる。
「まあまあ、仕方ないわよ。だって京子さんと綾乃さん、それにゆりりんも揃っているん
だもん。それにあなたに犯されて、この娘も狂ちゃってるんでしょう」
「そうそう、そんなに怒らないで。こうして、卑猥な娘さんたちが、いるおかげで、
私たちの必要な栄養を集めてきてくれてるのですから」
優里と、綾乃が怒っている真里亜をなだめる。
「そういって戴けると助かります。それでは、こちらのほうへどうぞ」
「ねえ、この女の子もご一緒にいかが?」
これは、京子の台詞
その時、洋子が、顔をあげて、京子の方を見る。
「ねえ、お嬢さん。チチゲルゲだけではなくて私たちと一緒に楽しみましょう」
「いいんですか?」
恐々としていた洋子の顔に喜色の笑みが浮かぶ。
「あの、マンコルゲ様、いや京子様、よろしいんですか?」
「いいのよ、だって久しぶりじゃない、こうして集まるの。だったら一人くらい、人間に
近い女の子もいたほうが楽しくなくって?」
「でも、ちょっと待って、ゆりりんは、真里亜にご褒美でエッチするでしょう。
それで、綾乃さんは、京子さんと交わるでしょう.そうしたら、この女の子余っちゃうヨ」
778 名前:九条蘭子 :2005/09/05(月) 18:38:53 ID:eyuBtk3T
と、いうことでこれで今日のところは、御了承ください
855 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:31:53 ID:ibKzWWQJ
その時、一階のロビーが、真暗になり、低い唸り声が聞こえてくる。
『ルロロロロ、それでは余が、その娘の相手をシテやろうではないか?ルロロロロ』
「あ、ド、ドルゲ様」
「ドルゲ様、。お初にお目にかかりますわ。わたくし、あなた様のキンタマを植えつけられた
綾乃と申します。お見知りおきを」
「ドルゲ様だ~!お・ひ・さ!げんき~!ゆりりん元気いっぱいだよ!ほら、この娘が
私が作ったチチゲルゲの真里亜ちゃん。今日はね、チチゲルゲの下僕が集めたザーメンで
大きなプールに溜めてそこで、エッチするつもりだったんだ」
「この方が、ドルゲ様?」
「そうだよ、わたしにチンポを植えつけた張本人。見た目は恐いけど、とっても気持ちイイ
世界を教えてくれたんだよ。ねっドルゲ様」
そう言って、気安くドルゲの肩をペチペチと叩く優里。
「これ、お止しなさい優里ちゃん。ドルゲ様、失礼を致しております。どうぞお許しを」
慌てて、京子が、止めに入る。
『ルロロロロ、相変わらずだなチンポルゲよ。良い良い、今日は、お前たちがどれほどの
人間たちを犯し、殺し、狂わせてきたのか、ちと気になってきたのだが、なかなか、順調なようだな』
「へへへ、ゆりりん、もう一人魔人を産み出したんだよ」
『ほう、それは面白い。綾乃とか申したな。貴様はどうだ?』
「はい、私も一名ほど。魔人に仕立てておりますが」
『そいつらをココに連れてこい。せっかくだ。皆で、久方に盛大に交わろうではないかルロロロロ』
「畏まりました、ドルゲ様」
856 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:33:48 ID:ibKzWWQJ
綾乃と優里が、由美と早智を呼びつける。
すでに、そのエステビル自体が、怪しげな空間と化し、外観はそのままにして、内部は
闇の洞窟の様を呈している。
正面のドアが開き、薄汚れた白衣、縁無の眼鏡をかけたスタイルの良い女性と、
サングラスをかけた、少し小柄な女性がそこにやってくる。
「およびでございますか?綾乃様」
「ええ、由美ちゃん。マナコルゲとなって最近、どう、調子よく手下は増えた?」
「はい、私の努めるレンタル店から貸し出したソフトに、私の自画像を焼き付けたモノを
貸し出しております。それを見た人間共は、子供も老人も狂ったようにセックスに狂っています。
時々、不意にその家に行ってみると、私に飛びかかってきて私の性技の虜ですわ」
「そう、良かったわ。今日は特別にドルゲ様もお見えだから、思うがままに乱れなさい」
「はい、ありがとうございます綾乃様。」
「ねえ、せんせ~い、何人くらい人間を食べたの?」
「あまり、目立ちすぎていけないと思って、最近は、生の人間は、あまり食べてないの。
そのかわり、チンポとマンコだけを踊り食いで食してるわ。食べるのって気持ちがいいのね
私の口の中で、ピクピクしながら、飲み込むときの快感、あぁぁ、たまらないわ」
「そう、今日は、あなたより先に魔人になった真里亜ちゃんが、特別製のお風呂を用意して
くれてるんだ。それにドルゲ様も一緒だよ。楽しんでいってね」
「ふふふ、わかったわ。優里ちゃん。私のお相手もしてね」
857 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:35:27 ID:ibKzWWQJ
(なんなの、この女の人達。チチゲルゲ様が、見劣りするか、いいえそれよりもっとイヤらしい
気配がしてる。それに、ド・ル・ゲって一体なんなのよぉ~)
『ルロロロロ、さて、宴の場所はどこだ?』
「は、はい、こちらでございます。」
真里亜が先頭にたって、ドルゲをはじめ、魔人達を奥の浴場に案内する。
大きな浴槽の縁に沿って、何十人もの豊満な乳房を持つ女性達が、立ち並んでいるその浴槽の
中には、なみなみと白濁液が満たされ、それは、乳女達の胸元から溢れ出してきている。
「あは、イイ匂い」
「本当ね。よく、コレだけ吸い取って来たわねえ」
「あん、だめ、こんな素晴らしいモノを前にしたら、人間の姿なんかじゃいられない」
『ルロロロロ、お前達、我の自慢のドルゲペニスとドルゲの魔精を受け入れた魔人達よ、
その正体を我に見せるのだ!ルロロロロ』
858 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:36:09 ID:ibKzWWQJ
薄汚れた白衣を、まとっていた女性、鈴木早智は、手早くそれを脱ぎ去ると、両手の平を
顔の前にかざす。
ピンクのキャミソールを着ていた真里亜が、それを放り上げて、自慢の爆乳を突き出して
背中側で手を組み、左右に身体をひねり始める。
サングラスをかけていた、足立由美は、それを外すと、そのまま前屈みになり、自分の股間に
顔を押し当てて、ズブズブと秘唇の中に頭を突っ込んでいる。
「あっ、あっ、あっ」
唯一、人間のままの洋子だけが、その光景を食い入るように見ている。
浴槽の中で、溜まっている精液を浴槽に注いでいる乳女も、その光景に圧倒されて、
自分の乳房を嬲る手を止めて、魔人達の変態する様子を眺めている。
859 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:36:44 ID:ibKzWWQJ
『ク~チャ~!くふふふふ、美味しそうなオッパイがいっぱ~い。ねえ、食べてもイイの?』
『ニゥ~ウュ~!イイですわよ、存分に精液風呂の中で召し上がってください』
首から上に大きな口を備えるクチビルゲと、乳房の魔人チチゲルゲが、抱擁しながら
楽しそうに、二人の身体を確かめるように、悶え始めている
股間から、グチュと音をたてて引き抜かれた由美の顔は、巨大な目玉となって、
浴槽の中の乳女たちを見つめている。
チチゲルゲなどと比べると、遙かに小振りだが、形の良い乳房にも、パッチリした大きな瞳が
双つ並び、全身に亀裂が走ると、それが開いて、潤み切った欲望の眼差しで、乳女達を射貫く
マナコルゲの視線。
『ァィァィ~!さあ、あなた達は、もっと欲情しまくって身体が無くなるまで、出し尽くしなさい』
マナコルゲの、大きな目玉で睨まれた一人の女性、
ポチャン、マナコルゲがチチゲルゲと、クチビルゲの頭上を超えて、浴槽の中へと飛び込む。
そして、睨み付けていた女性の前で、身体の上下を入れ替える。
むっちりした太股で、その女性の顔を挟み込むと、股間からムックリと迫り上がってきた
股の間の目玉が、
『ァィァィ~、ほうら、お前が犯されているところが見えるかい?ァィァィ~、ァィァィ~』
860 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:37:34 ID:ibKzWWQJ
マナコルゲの股間の目玉を見つめるその女性は、真里亜に陵辱された瞬間の事が、まるで
今、起こっているかのような錯覚を覚える。
そして、男達から、精液を吸い取るために、自分がしてきたことが、フラッシュバックするように
彼女の脳裏に次々と浮かんでくる。
「いやぁ~、やぁ~、やぁ~~」
彼女は、マナコルゲの股間の目を見ているだけだと言うのに、それまでよりも激しく、快楽に
悶え始める。
『ァィァィ~、さあ、あなたのオマンコに私の目玉を入れて上げる。ァィァィ~!』
その女性の秘唇に、顔を押し当てるマナコルゲ。
その巨大な眼で、その女性の膣中をつぶさに観察しながら、ゆっくりと目玉を押し込んでいく。
「いやぁ~、感じちゃう、犯られちゃう、私のオマンコにいっぱいチンポが入ってきてる~
オッパイにもいっぱいチンポ挟んでるぅ~、いやぁ~、凄いのがクルぅぅぅ~~」
861 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:38:46 ID:ibKzWWQJ
『ニゥ~ウュ~!さあ、早く行かないとアノ娘に全部やられちゃうわ』
『ク~チャ~、そうねそれじゃ私たちも、ク~チャ~!』
クチビルゲとチチゲルゲも後を追うように、浴槽の中に入ると、手当り次第に、乳女達の
肢体に抱きついていく。
『ルロロロロ、どうれ、貴様もあのように醜く淫乱な魔人に変えてやろうルロロロロ』
「良かったわねぇ~、ドルゲ様に直々に犯して戴けるなんて」
洋子の後側に立った京子は、ギュムと自分の乳房を変形するほど強く押しつけ、洋子の
乳房の谷間、すでに粘膜化して、膣同様に快楽の源でもある乳マンコを撫で上げる。
「えっ、わ、わ、たしも、あんな風に、されちゃうの?」
「そうそう、あなたも、オッパイの塊や、大口の魔人みたいにされちゃうのヨ」
「いや、あんな化物にされるのわ、イヤ!なんでもするからそれだけは、やめて!」
「馬鹿ねぇ、いまさら何を言い出すのかしら?それではドルゲ様、わたくしは、どういたしましょうか」
『ルロロロロ、チンポルゲよ、タマゲルゲよ、今一度我と一つになるのだ。ルロロロロ』
「ハイ、ドルゲ様」
862 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:42:41 ID:ibKzWWQJ
「ねえ、ねえ、ドルゲ様、わたし、チチゲルゲとエッチするって言ってたんだけど、
ドルゲ様とくっついたら、どうしたらいいの?」
『な~に、あの者達へは、コレをくれてヤル。この娘を犯し魔人にするまでは、コレで十分
楽しめる。ルロロロロ』
浴槽の方へ、腕を伸ばすドルゲ。
その手の先から、ポタ、ポタ、とどす黒い色の液体を落とし始める。
ドルゲの血。それが浴槽の中へ垂らされると、途端に白濁液で満ちた浴槽内が、激しく
波立ちその中に入っている、魔人や女たちに絡みつき始める。
『ルロロロロ、我がドルゲの血で、死に絶えておった精子が活動を再開したのだ。脆弱な
人間の精液でも、これで十分あ奴らは悶えておるわ、ルロロロロ』
「あは、さすが~ドルゲ様。じゃあ、ゆりりん、ドルゲ様と一つになればいいのね」
「そうよ、優里ちゃん、わたくしと一緒にドルゲ様の元へ、」
綾乃の着ている水玉模様のワンピース。その水玉模様が、大きくなったり小さくなったりしながら
脈動している。
綾乃は、背中に付いているファスナーを下げて、そのワンピースを脱いでいく。
しかし、怪しげな水玉の模様は、そのまま綾乃の肢体に残り、そのまま脈動を続けている。
そして、綾乃は、仰向けに身体を倒し、肉付きのよい太股をドルゲの方に向けて広げる。
「さあ、優里ちゃん。わたしと重なって、」
「うん、わかった。綾乃さんの肢体って色っぽいわねぇ~、もう、ゆりりん、ビンビンだよ」
ピチピチ、優里の着ている水着が、内側から引き裂けていく。
伸縮性を十分に持つはずの水着が、膨張してくる優里の肢体と、股間から伸びる何本もの
ペニスが、邪魔な水着を破っていったのだ。
863 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:44:58 ID:ibKzWWQJ
「綾乃さ~ん、いくよぉ~」
「いいわよ、来なさい!わたくしも優里ちゃんの身体試してみたかったのよ」
綾乃の肢体に浮かび上がる玉状の模様が、脈打ちながら綾乃の股のほうへ集まっていく。
ポコン
一つ、綾乃の股間から、玉が飛び出してくる。
ポコン、ポコン、ポコン
それに続いて、何個もの玉が連なり、棒状に形成されていく。
ゴクン、
優里は、生唾を飲み込み綾乃の股へ自分の股間を合わせていく。
グチュグチュ
綾乃の伸び切った秘唇、魔膣は優里の巨大なペニスを咥え込み、同時に、優里のツルンとした
奇麗な秘唇の膣中には、綾乃の奇怪なペニスが潜り込んでいく
「あん、綾乃さんの、キンタマ、ボコボコ入ってくるのぉ~!」
「いやぁ~、優里ちゃんのチンポが身体の膣中で震えてるぅ~!こんなに大きいなんて、
綾乃の身体がチンポで、チンポでいっぱいになってるぅぅぅ~~」
綾乃と、優里に植えつけられた陰茎、睾丸共に元は、男性器として一つのもの。
別々になっていたそれが、今一つに纏まろうと、グズグズと音を立てながら一つになろうと
激しく、蠢いている。
864 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:47:45 ID:ibKzWWQJ
すでに、巨大な亀頭と化した優里の顔を、双つの大きな睾丸で扱きたてる綾乃も又、
魔人の様を呈している。
優里と綾乃の二人の繋がった部分からは、放出が繰り返され、魔精と淫玉が二人の胎内を
循環しているのだ。
『ルロロロロ、さあ、我の元に戻るのだ!ド~ル~ゲ~!』
絡み合う、異形の物体を覆い尽くすドルゲ。
その隙に、洋子は、京子に羽交い締めにされていた身体をねじって、ふりほどくと
その場から逃げ出す。
いくらなんでも、あんな風にされるのはイヤだ!
必死の思いでそこから逃げ出そうとする洋子には、僅かにではあるが、人としての理性が
残っていたのか?
タユン、タユン、
重たげな乳房を激しく揺らしながら走り出す洋子の足下に、スルスルっと何かが巻き付く。
「いやぁぁぁ~~~!」
洋子は、その場で逆さ吊りにされてしまう。
『ルロロロロ、我から逃げ出すとは、まあ、良いわ。それでは、あの場に入り、アントマンに
なるが良い。ルロロロロ』
865 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:48:20 ID:ibKzWWQJ
ドルゲの股間から伸びる細長いモノに絡めとられた洋子の肢体を、そのままドルゲ細胞と
融合した精液の浴槽に投げ込むドルゲ。
ボチャンと大きな水音と共に沈んでいく洋子の肢体。
たちまちその肢体に、貪りつく白濁液が、洋子の身も心も蕩かしていく。
ドルゲ細胞によって活性化した精子は、その中にいる魔人達を初めとして、乳女達の豊かな
肢体にまとわりつき、その肢体に渦巻き模様を刻み込んでいく。
悶え、喘ぎ、身をよじりながら自ら吸い取ってきた精液に再度犯される乳女は、完全に
意志を失いドルゲに操られる忠実な下僕、アントマンにされてしまう。
そして、その乳女達を襲っているのは精子だけではなく、魔人達もまた、片っ端から、
乳女たちを、あるものは食い、あるものは脳の中の快楽の記憶を啜り、あるものは、乳房を
押し包みながら魔乳を注ぎ込み好きに嬲っているのだ。
866 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 13:52:23 ID:ibKzWWQJ
『ハァフゥ~ン、イイ眺めだわぁ~、ドルゲ様私にも、悦びをお与えください、ハァフゥ~ン』
マンコルゲに変態した京子が、ドルゲの股間に手を当てて、囁く。
『ルロロロロ、それでは、あの魔精のなかで交わってヤルとするか、マンコルゲだけでなく
他の魔人達にも、この我が肉体で、更なる力を与えてヤルとしようド~ル~ゲ~!』
『いっぱい、ぐちゃぐちゃにしてあげるね。マンコルゲ』
ドルゲの股間から伸びるペニスの先が、はしゃいだ声を出す。
優里の顔が、ペニスの先に浮かんでいる。
『そうですね、私も十分に楽しませて戴きますわ。オホホホホ』
そして、もう一つ、ねっとりした声が、ドルゲの股間から聞こえてくる。
綾乃の顔は、そのペニスの根元に付いた陰嚢が捲れ上がりそこから綾乃が、微笑みながら
マンコルゲの大きな秘唇を舐め回すように見つめている。
ドルゲが、マンコルゲの身体を抱き、フワリと浮き上がると、その精液で満ちあふれる浴槽の
中に、身を投じる。
一際、大きな嬌声が上がり、魔人達の宴は盛り上がっていく。
867 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 14:04:01 ID:ibKzWWQJ
こんにちわ!九条蘭子です。お久しぶりです~~
久しぶりに来たんで突然落としちゃいました。
心配かけて本当にごめんなさい。
とりあえず、この後の展開にご期待いただくとして、
>乙×風さん続き楽しみに待ってま~す。
>FBXさん、Code:Illusion って終わりなの?
少しショックぅ~!でも家でのゴタゴタにもめげずに
がんばってるなんて凄いですね。自分も今回いろいろあって
かなり遅くなっちゃったけど、待ってる人がいると思うと、不思議にがんばれました。
私も、FBXさんの続き待ってますよ~!
>水死体さん、途中なんか失礼なカキコあったけど、気にしないでくださいね。
ところで、姉妹スレってどのあたりですか?今日は、時間の関係で探せそうにないので
また、今度教えてくださいね。
>九粂蘭子さん、どうぞ私のことなど気にせずにがんがんやっちゃって下さい。
版権なんか私は、完全に無視して書いているのですから、どうぞ気兼ねなく(爆)
868 名前:九条蘭子 :2005/09/15(木) 15:00:16 ID:ibKzWWQJ
でも、最近、規制要素も、薄れてきて、だんだんと行き詰まりを感じている
のも事実です。
そこで、新スレを立ち上げて見ました。
寄生に限らず、いろんなやり方でやっちゃおう見たいな感じで、
一度、のぞいて見てくださいね。
(ハイブリッドエンジェル=カナエ 第一話)
695 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:47:43 ID:jySL8AQp
第一話
「正義のヒロイン、その名は桐枝香奈」
夕日が教室を照らしている。教室の中には二人の人影。
グラウンドからは運動部員達の掛け声が響き、空へと消えていく。
「好きだ」
言葉を紡いだのは、背の高い影。優しげな表情をした男子生徒だった。
「わ、わたしも……す…す…す…す………………」
突然の男子生徒の告白に応じるのは、背の低い女子生徒。
愛くるしい顔は緊張と興奮と期待と恥じらいと、それ以上の喜びで真っ赤にそまっている。
(言わなきゃ!)
夢の中で少女の鼓動が高鳴った。心の底から、何度も願った、その瞬間が、今目の前にある。
(好き、っていうの! ただそれだけ! 言え! 言え言え! いうんだー私!)
「私も! す、す、す、す、す、す――」
「す?」
「すき焼きって夏に食べてもおいしいよね!?」
(ちがーーーーーーーーーーう!! そうじゃなーーーい!!)
苦笑いを浮かべる男子生徒を前に女子生徒は自分の頭を結構手加減せず殴る。
「私も、す、す、すすすすすす―――」
「……す?」
「スキーって夏場に滑っても楽しいよ亜Kljふぇいおじょ;fjん;vん;か!?」
途中で何をしゃべってるのか分からなくなったらしい女子生徒が頭を抱えて悶絶した。
(なんで!? なんで!? 好き、っていうだけなのにどうしてそれができないの私は!?)
「それどころかどんどんアホな子になっているよう……」
「――ちゃんは?」
696 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:48:54 ID:jySL8AQp
「え!?」
――の部分が聞き取れない。聞き取れないが、
そこには絶対に女子生徒の名前が当てはまる筈だった。
「――ちゃんは、僕の事、どう思ってるの?」
「そんなの決まってる!」
(決まってる! 授業中も家に居る時も、夢の中だって! ずっと、想ってた!)
決意が固まった。覚悟を決めた。
本当に決めた。今日こそ、今こそ、告白する。
「――です」
蚊の鳴くような声だった。
(声がーちーいーさーい!! こんなんじゃ聞こえないよぉー!!)
「――聞こえないよ?」
「――きです」
(またあ!! 頑張れ私!!)
「――ちゃん?」
「すきなんじゃあ!!」
言った。とうとう言った。
言ってから気づく。
(今、考えうる限り最低な告白をしたような…!?)
「なぜに『なんじゃあ』ー!?」
(わけがわかんないよう!)
だが、激しく混乱する女子生徒を更に混沌へと突き落とすべく、新たな異変が訪れた。
「そうか好きか。ワレの事が好きなんじゃな?」
697 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:50:05 ID:jySL8AQp
男子生徒の雰囲気が変わる。というか言葉遣いからして激変した。
穏やかな笑顔は中年親父がうかべるような卑下たものにかわり――
――びりい!!
「うえ!?」
布地が避ける音に女子生徒が目を剥く。更に、目前の男子生徒の衣服が破れ、
肉が変形し、ウネウネネバネバした触手が生えてくると、口があの字に固まった。
「ワレも! おんどれのことがすきじゃあ!!」
すでに男子生徒はそこにいない。いるのは、にっくき我らが女の敵ネルガルだ。
「――ちゅわん!!」
ネルガルは女子生徒の名前を叫びながらおもむろにジャンプ。八本のうち二本の触手を
右手左手に見立てて平泳ぎの途中のようなポーズで飛び掛る。
まるで某漫画の怪盗三世の如く飛び込みに女子生徒は我を忘れるが、
「んちゅうううぅぅぅぅぅっっっ!!」
口を突き出し、唇を奪おうとするタコ面を見ていると、
――急に殺意が沸いた。
「お前なんか――!」
握り拳を作り、足を踏ん張る。ずだしっ、という音と共に、教室の床に亀裂が入った。
「お呼びじゃなーーーーーーーーーいぃっ!!!!」
どばきゃあっ!!
そこでブラックアウト。
何故か、タコ面を殴り付けた右拳に、生生しい感触があった。
698 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:51:54 ID:jySL8AQp
「お呼びじゃなーーーーーーーーーいぃっ!!!!」
どばきゃあっ!!
「ぶヴぇらっ!?」
ばたん!
――――チュンチュン、チュンチュン。
「…………あにゃぁ?」
右手に何か柔らかい物を殴る感触。それと奇妙な叫び声。それと身体を揺らす振動。
ついでに多分小鳥の囀りのおかげもあって、私は目を覚ました。
「……んーー?」
寝ぼけた頭で周りを見渡す。
ピンクを基調にした家具の数々。ベッドにはぬいぐるみ。
部屋の隅に置かれた本棚には魔法少女を初めとする変身ヒロインのコミックがこれでもか!
というくらい敷き詰められている。
天井には、姉が無理矢理張ったアニメのキャラクターポスターが私を見下ろしていた。
(私の部屋だ)
そう。断じて夕暮れの教室ではない。
「なんだ……夢かぁ…ってなんで私はすごいきれいなパンチを繰り出してるのか?」
ため息一つベッドに寝転がる。自然と夢の中の出来事が思い出されてきた。
(うー。嬉しいやら悲しいやら)
好きな人に告白された。次には、あまりよろしいとは言えない言葉遣いで、それに応え。
最後は好きな人がネルガルになってしまった。
「プラマイ……0? んーむしろマイナス?」
はう、と再びため息。
699 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:52:57 ID:jySL8AQp
「どーせ夢なんだから最初から最後までハッピーだったらいいのに。大体どうして
『すきなんじゃあ!』なのよぅっ。――うわっ、恥ずかしっ!
なんか急に恥ずかしくなってきちゃった!」
誰かに見られているわけでもないのに頭から布団を被り直す。
被り直した後、恥ずかしさや怒りや、でもちょっとだけ優越感をかんじちゃったりして、
布団の中でごろごろと転げ回る。
(なんで夢って、あんなにいい加減なのかなー! 実際じゃ絶対言わないような事言ってるし!
かと想ったらところどころでみょーにリアルだし! グラウンドの掛け声とか。
ブラスバンドとか。ネルガルを殴った感触とか!)
「――――――――っ」
がばり、と布団を跳ね除けた。
「――あれ? 殴ったのって、夢…だよね? 現実じゃないよね?」
(なんか右手、すごくいい感触残ってるんだけど?)
「まさか…ね?」
んー、と伸びをする。時刻は六時。そろそろ起きないといけない。
炊事に選択は全て私がやってるんだ。
ベッドから脚を下ろす。
「さて、お姉ちゃんを起こさないと――」
皆まで言うよりも早く、足の裏がぐにゃり、と何かを踏んづけた。
「うぇ!?」
脚を退ける。その下から現れたのは、左頬を真っ赤に晴らして気絶している、
「お姉ーちゃーんっ!!?」
だった。
700 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:54:46 ID:jySL8AQp
***
私の名前は桐枝香奈。国立『お茶のお湯学園』に通う●学二年生!
――あれ? なんで伏字になっちゃうの? んーーーー
私の名前は桐枝香奈。花も恥らう1●歳!
――また伏字! なんでぇ!? どうしてえ!?
う~~っ、だったら!
私の名前は桐枝香奈! 国立『お茶のお湯学園』に通っています!
子供っぽいランド●ルはさようなら! そしてこんにちは可愛い征服!!
――伏字は出るけど、なんとか分かるかな?
趣味は漫画を読む事とアニメを見る事とぬいぐるみ集め(クマさんの)!
苦手なものは――お姉ちゃんかな?
「これでいい?」
私は、後ろで頬に氷嚢を当てているお姉ちゃんに聞いた。
「ダメだ。五十点。八十点になるまでお姉ちゃんは許さないからな」
「ええー。そんなー。大体なんで自己紹介文なんて書かなくちゃいけないの?」
「お姉ちゃんを殴った罰とそれから――」
「それから?」
「まあ、秘密だ。なに、香奈も大人になったら分かるさ」
「ぶー。どうせ私はお子様だもーん」
そうだよ。私はお姉ちゃんみたいに大学で教師を出来るくらい頭はよくないし、
お姉ちゃんみたいに美人じゃないし。お姉ちゃんみたいに胸おっきくはないし。
お姉ちゃんみたいに――
701 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:55:51 ID:jySL8AQp
「…………っっ」
「いや、香奈? どうしてお姉ちゃんを無言で睨むんだ?」
「なんでもない! うまく変換できないこのノートパソコンがむかつくだけ!!
どうして年齢を書こうとすると伏字になっちゃうの!?」
「ああ、それはだな――まあ大人の事情というヤツだ」
――わっけわかんないよ、もう!!
「そんな事より香奈。文章を書き直すんだ。取り合えず可愛い『征服』だけはマズイ」
「あっ!? ほんとだー!! 漢字間違ってるー!」
「香奈。漫画もアニメもぬいぐるみもいいが、ちゃんと勉強しないとアホな子になってしまうぞ?
お姉ちゃんは香奈を、無意識の内に実の姉を撲殺しかけるようなアブナイ妹には育てなくないぞ?」
「だーかーらー!! さっきのパンチはわざとじゃなかったって言ってるじゃない!!」
「『お前なんかおよびじゃなーい!!』だからなぁ。あれはお姉ちゃん傷ついた」
「うー。だってあれは夢の中で――」
「だってもへったくれもない。口を動かす暇があったら手と頭を動かすんだ」
「――はぁい…」
なんかお姉ちゃん、きびしー。
仕方ないか。悪いの私だし。
ため息を付きながら私が諦めた時。お姉ちゃんの声が聞こえた。
小さな小さな声。でも私は聞いちゃったんだ。
「――全く、お陰で今朝の香奈のパンツをチェキできなかったじゃないか」
忘れていた。私のお姉ちゃんはこういう性格だったんだ。
702 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:57:32 ID:jySL8AQp
「――お姉ちゃん? 聞こえてるよ?」
「……っ」
お姉ちゃんの顔が面白いくらい引きつる。聞こえたとは想わなかったんだね。
でも私、地獄耳だから。
「いや待て、香奈。お姉ちゃんはな、お前が真っ直ぐ善い子に育っているかを確かめる為にも、
――ああ、待つんだ香奈。取りあえずはそのハリセンをしまおう。そう、それから話し合いだ。
人間が動物より優れている点は言葉を使って会話する事だと私は考えているんだ。
なぜならそれにより的確なコミュニケーションを交わし、
円滑な人間関係を築く事が出来るからだ。だから香奈! 暴力に逃げてはダメだ!!
暴力はんたー―」
ずぱああああん!!
――うーん。カ・イ・カ・ン♪
***
私の名前は桐枝香奈。少女漫画やドラマ、あと、たまーに好きな男の子の夢を見たりする、
普通の女の子。趣味は熊のぬいぐるみを集める事。
私には年の離れた『美弥』っていうお姉ちゃんがいて、
私の通っている高等部で物理の先生をしてるの。
白衣姿がすっごく似合っていて学園でも一部の生徒からは凄く人気が有るんだって。
それに、頭だってすごくいい。教師をやっているから、とかそんなんじゃなくて、
もう天才の領域だって。IQだったっけ? あれが170もあるんだとか。
私なんかテストで100点だって取れないのに、お姉ちゃんすごいなぁ!
でもね、性格の方はちょっと、問題があって……
お姉ちゃんとおんなじ先生さん達も色々苦労してるみたい。
学校の機材を使って妙な道具を作ったり、あと、私の下着を勝手にあさったり、
布団の中に勝手に潜ってきたり、お風呂の中に乱入したり、
机の下のほうに隠しカメラを付けたり――!!
703 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:58:43 ID:jySL8AQp
ずぱああん!!
むかついたからお尻の下の椅子をハリセンで叩く。
「ぶめろ!!?」
椅子が悲鳴を上げた。
「椅子は悲鳴なんて上げないの!!」
「ま、待て香奈! こ、これはあんまりにも酷い仕打ちだと――」
ハリセン一線。
「ひびゅらっ!? っというか香奈! お前のハリセンは凶器なんだぞ!! もっと優しく」
ずぱん!!
「るぴゅう!? や、優しく…! ああ、だがこれは、これで――イイ」
――っっっっっっ!!!!
「椅子は喋るな!!」
ずぱん、ずぱん、ずぱぱぱぱぱあああん!!
「どぅむろ!? ぱぷれ!? すくぅびどぅびどぅ!!」
――妹に馬乗りされた上にハリセンで叩かれて喜ぶ変態です!
高速でノートパソコンにタイピングする。
気が付けば出来なかったはずのブライドタッチまでこなしていた。
「はあ、はあ、はあ!」
-―あれ、私、どうしてこんなに息が上がってるの?
原因は分かってる。分かってるけどそれを認めると更に疲れそうなので止めた。
「自己紹介は書けたか香奈?」
「なんで平気そうな顔してるのー!?」
704 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:59:56 ID:jySL8AQp
「はっはっは。お姉ちゃんをなめちゃいけない――いや、訂正。
香奈になら『舐められても』いいかな?」
「ハリセンならいくらでもしてあげるけど?」
「いや。痛いのはたまにやるくらいで良いだろう。飽きても困る。特殊ぷれいというやつだ」
「たまに!? 飽きる!? とくしゅぷれい!?」
――どれから突っ込めばいいんだろ!?
「さて、もういいだろう」
私が真剣に頭を抱えている隙に、お姉ちゃんが私のお尻から抜け出した。
私も大人しく、傍に有った椅子をお姉ちゃんに譲る。
ここはキッチン。朝のパンチの罰、それから良く分からない事情で、
私はお姉ちゃんに自己紹介文を書かされていた。
「ふむ。文章は大分マシになったな。直すべき所も有るが。今の香奈にはこれくらいでいいだろう。
――それに、お姉ちゃんは嬉しいよ。こんなに自分の事を書いてくれて」
「全部悪口だけどね!?」
――どうして、嬉しそうな顔するのかな!?
「まあなんだっていいじゃないか。そうだ。香奈の事ももっと書けば良い」
「……私の事って? どんな漫画読んでるのかーとか?」
「それもあるが。香奈には。香奈にしか出来ない事をやっているだろう」
どくん。心臓が高鳴った。
それが何の事かは私でも分かった。
お姉ちゃんがテーブルの端にあった新聞を手に取り、私に渡す。
「今日の朝刊だ。『また』一面記事だぞ?」
私は、なんだかムズ痒いような、でも心地良い興奮を感じながら、
テレビ欄を自己主張する『夕日新聞』を裏返した。
大きな見出しにはこう書いてある。
705 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 19:00:56 ID:jySL8AQp
『秋葉原に現れた現代の魔法少女、またもやネルガルを倒す!!』
「お姉ちゃんは、この事は誇りに思ってもいいと思うぞ」
「……うん」
なんだか照れくさくって、私はお姉ちゃんから顔を背けてしまう。
それから、お姉ちゃんの嬉しそうな視線から逃れるように、ノートパソコンに向かった。
エンターキーを二回押して、続きを書く。
――お姉ちゃんは変態で、でも美人で天才です。
でも私も、そんなお姉ちゃんに負けないくらいの……その秘密を持ってます。
お姉ちゃんを無言で見る。
――本当に書いちゃっていいの?
「うむ」
「……あにゃ」
なんだろう。困ったような嬉しいような恥ずかしいような感覚に、顔がほころんじゃう。
再びエンターキーを押す。そして、覚悟を決めた私は、一文を書いた。
――実は私、正義のヒロイン、やってます。
第一話
「正義のヒロイン、その名は桐枝香奈」
夕日が教室を照らしている。教室の中には二人の人影。
グラウンドからは運動部員達の掛け声が響き、空へと消えていく。
「好きだ」
言葉を紡いだのは、背の高い影。優しげな表情をした男子生徒だった。
「わ、わたしも……す…す…す…す………………」
突然の男子生徒の告白に応じるのは、背の低い女子生徒。
愛くるしい顔は緊張と興奮と期待と恥じらいと、それ以上の喜びで真っ赤にそまっている。
(言わなきゃ!)
夢の中で少女の鼓動が高鳴った。心の底から、何度も願った、その瞬間が、今目の前にある。
(好き、っていうの! ただそれだけ! 言え! 言え言え! いうんだー私!)
「私も! す、す、す、す、す、す――」
「す?」
「すき焼きって夏に食べてもおいしいよね!?」
(ちがーーーーーーーーーーう!! そうじゃなーーーい!!)
苦笑いを浮かべる男子生徒を前に女子生徒は自分の頭を結構手加減せず殴る。
「私も、す、す、すすすすすす―――」
「……す?」
「スキーって夏場に滑っても楽しいよ亜Kljふぇいおじょ;fjん;vん;か!?」
途中で何をしゃべってるのか分からなくなったらしい女子生徒が頭を抱えて悶絶した。
(なんで!? なんで!? 好き、っていうだけなのにどうしてそれができないの私は!?)
「それどころかどんどんアホな子になっているよう……」
「――ちゃんは?」
696 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:48:54 ID:jySL8AQp
「え!?」
――の部分が聞き取れない。聞き取れないが、
そこには絶対に女子生徒の名前が当てはまる筈だった。
「――ちゃんは、僕の事、どう思ってるの?」
「そんなの決まってる!」
(決まってる! 授業中も家に居る時も、夢の中だって! ずっと、想ってた!)
決意が固まった。覚悟を決めた。
本当に決めた。今日こそ、今こそ、告白する。
「――です」
蚊の鳴くような声だった。
(声がーちーいーさーい!! こんなんじゃ聞こえないよぉー!!)
「――聞こえないよ?」
「――きです」
(またあ!! 頑張れ私!!)
「――ちゃん?」
「すきなんじゃあ!!」
言った。とうとう言った。
言ってから気づく。
(今、考えうる限り最低な告白をしたような…!?)
「なぜに『なんじゃあ』ー!?」
(わけがわかんないよう!)
だが、激しく混乱する女子生徒を更に混沌へと突き落とすべく、新たな異変が訪れた。
「そうか好きか。ワレの事が好きなんじゃな?」
697 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:50:05 ID:jySL8AQp
男子生徒の雰囲気が変わる。というか言葉遣いからして激変した。
穏やかな笑顔は中年親父がうかべるような卑下たものにかわり――
――びりい!!
「うえ!?」
布地が避ける音に女子生徒が目を剥く。更に、目前の男子生徒の衣服が破れ、
肉が変形し、ウネウネネバネバした触手が生えてくると、口があの字に固まった。
「ワレも! おんどれのことがすきじゃあ!!」
すでに男子生徒はそこにいない。いるのは、にっくき我らが女の敵ネルガルだ。
「――ちゅわん!!」
ネルガルは女子生徒の名前を叫びながらおもむろにジャンプ。八本のうち二本の触手を
右手左手に見立てて平泳ぎの途中のようなポーズで飛び掛る。
まるで某漫画の怪盗三世の如く飛び込みに女子生徒は我を忘れるが、
「んちゅうううぅぅぅぅぅっっっ!!」
口を突き出し、唇を奪おうとするタコ面を見ていると、
――急に殺意が沸いた。
「お前なんか――!」
握り拳を作り、足を踏ん張る。ずだしっ、という音と共に、教室の床に亀裂が入った。
「お呼びじゃなーーーーーーーーーいぃっ!!!!」
どばきゃあっ!!
そこでブラックアウト。
何故か、タコ面を殴り付けた右拳に、生生しい感触があった。
698 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:51:54 ID:jySL8AQp
「お呼びじゃなーーーーーーーーーいぃっ!!!!」
どばきゃあっ!!
「ぶヴぇらっ!?」
ばたん!
――――チュンチュン、チュンチュン。
「…………あにゃぁ?」
右手に何か柔らかい物を殴る感触。それと奇妙な叫び声。それと身体を揺らす振動。
ついでに多分小鳥の囀りのおかげもあって、私は目を覚ました。
「……んーー?」
寝ぼけた頭で周りを見渡す。
ピンクを基調にした家具の数々。ベッドにはぬいぐるみ。
部屋の隅に置かれた本棚には魔法少女を初めとする変身ヒロインのコミックがこれでもか!
というくらい敷き詰められている。
天井には、姉が無理矢理張ったアニメのキャラクターポスターが私を見下ろしていた。
(私の部屋だ)
そう。断じて夕暮れの教室ではない。
「なんだ……夢かぁ…ってなんで私はすごいきれいなパンチを繰り出してるのか?」
ため息一つベッドに寝転がる。自然と夢の中の出来事が思い出されてきた。
(うー。嬉しいやら悲しいやら)
好きな人に告白された。次には、あまりよろしいとは言えない言葉遣いで、それに応え。
最後は好きな人がネルガルになってしまった。
「プラマイ……0? んーむしろマイナス?」
はう、と再びため息。
699 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:52:57 ID:jySL8AQp
「どーせ夢なんだから最初から最後までハッピーだったらいいのに。大体どうして
『すきなんじゃあ!』なのよぅっ。――うわっ、恥ずかしっ!
なんか急に恥ずかしくなってきちゃった!」
誰かに見られているわけでもないのに頭から布団を被り直す。
被り直した後、恥ずかしさや怒りや、でもちょっとだけ優越感をかんじちゃったりして、
布団の中でごろごろと転げ回る。
(なんで夢って、あんなにいい加減なのかなー! 実際じゃ絶対言わないような事言ってるし!
かと想ったらところどころでみょーにリアルだし! グラウンドの掛け声とか。
ブラスバンドとか。ネルガルを殴った感触とか!)
「――――――――っ」
がばり、と布団を跳ね除けた。
「――あれ? 殴ったのって、夢…だよね? 現実じゃないよね?」
(なんか右手、すごくいい感触残ってるんだけど?)
「まさか…ね?」
んー、と伸びをする。時刻は六時。そろそろ起きないといけない。
炊事に選択は全て私がやってるんだ。
ベッドから脚を下ろす。
「さて、お姉ちゃんを起こさないと――」
皆まで言うよりも早く、足の裏がぐにゃり、と何かを踏んづけた。
「うぇ!?」
脚を退ける。その下から現れたのは、左頬を真っ赤に晴らして気絶している、
「お姉ーちゃーんっ!!?」
だった。
700 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:54:46 ID:jySL8AQp
***
私の名前は桐枝香奈。国立『お茶のお湯学園』に通う●学二年生!
――あれ? なんで伏字になっちゃうの? んーーーー
私の名前は桐枝香奈。花も恥らう1●歳!
――また伏字! なんでぇ!? どうしてえ!?
う~~っ、だったら!
私の名前は桐枝香奈! 国立『お茶のお湯学園』に通っています!
子供っぽいランド●ルはさようなら! そしてこんにちは可愛い征服!!
――伏字は出るけど、なんとか分かるかな?
趣味は漫画を読む事とアニメを見る事とぬいぐるみ集め(クマさんの)!
苦手なものは――お姉ちゃんかな?
「これでいい?」
私は、後ろで頬に氷嚢を当てているお姉ちゃんに聞いた。
「ダメだ。五十点。八十点になるまでお姉ちゃんは許さないからな」
「ええー。そんなー。大体なんで自己紹介文なんて書かなくちゃいけないの?」
「お姉ちゃんを殴った罰とそれから――」
「それから?」
「まあ、秘密だ。なに、香奈も大人になったら分かるさ」
「ぶー。どうせ私はお子様だもーん」
そうだよ。私はお姉ちゃんみたいに大学で教師を出来るくらい頭はよくないし、
お姉ちゃんみたいに美人じゃないし。お姉ちゃんみたいに胸おっきくはないし。
お姉ちゃんみたいに――
701 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:55:51 ID:jySL8AQp
「…………っっ」
「いや、香奈? どうしてお姉ちゃんを無言で睨むんだ?」
「なんでもない! うまく変換できないこのノートパソコンがむかつくだけ!!
どうして年齢を書こうとすると伏字になっちゃうの!?」
「ああ、それはだな――まあ大人の事情というヤツだ」
――わっけわかんないよ、もう!!
「そんな事より香奈。文章を書き直すんだ。取り合えず可愛い『征服』だけはマズイ」
「あっ!? ほんとだー!! 漢字間違ってるー!」
「香奈。漫画もアニメもぬいぐるみもいいが、ちゃんと勉強しないとアホな子になってしまうぞ?
お姉ちゃんは香奈を、無意識の内に実の姉を撲殺しかけるようなアブナイ妹には育てなくないぞ?」
「だーかーらー!! さっきのパンチはわざとじゃなかったって言ってるじゃない!!」
「『お前なんかおよびじゃなーい!!』だからなぁ。あれはお姉ちゃん傷ついた」
「うー。だってあれは夢の中で――」
「だってもへったくれもない。口を動かす暇があったら手と頭を動かすんだ」
「――はぁい…」
なんかお姉ちゃん、きびしー。
仕方ないか。悪いの私だし。
ため息を付きながら私が諦めた時。お姉ちゃんの声が聞こえた。
小さな小さな声。でも私は聞いちゃったんだ。
「――全く、お陰で今朝の香奈のパンツをチェキできなかったじゃないか」
忘れていた。私のお姉ちゃんはこういう性格だったんだ。
702 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:57:32 ID:jySL8AQp
「――お姉ちゃん? 聞こえてるよ?」
「……っ」
お姉ちゃんの顔が面白いくらい引きつる。聞こえたとは想わなかったんだね。
でも私、地獄耳だから。
「いや待て、香奈。お姉ちゃんはな、お前が真っ直ぐ善い子に育っているかを確かめる為にも、
――ああ、待つんだ香奈。取りあえずはそのハリセンをしまおう。そう、それから話し合いだ。
人間が動物より優れている点は言葉を使って会話する事だと私は考えているんだ。
なぜならそれにより的確なコミュニケーションを交わし、
円滑な人間関係を築く事が出来るからだ。だから香奈! 暴力に逃げてはダメだ!!
暴力はんたー―」
ずぱああああん!!
――うーん。カ・イ・カ・ン♪
***
私の名前は桐枝香奈。少女漫画やドラマ、あと、たまーに好きな男の子の夢を見たりする、
普通の女の子。趣味は熊のぬいぐるみを集める事。
私には年の離れた『美弥』っていうお姉ちゃんがいて、
私の通っている高等部で物理の先生をしてるの。
白衣姿がすっごく似合っていて学園でも一部の生徒からは凄く人気が有るんだって。
それに、頭だってすごくいい。教師をやっているから、とかそんなんじゃなくて、
もう天才の領域だって。IQだったっけ? あれが170もあるんだとか。
私なんかテストで100点だって取れないのに、お姉ちゃんすごいなぁ!
でもね、性格の方はちょっと、問題があって……
お姉ちゃんとおんなじ先生さん達も色々苦労してるみたい。
学校の機材を使って妙な道具を作ったり、あと、私の下着を勝手にあさったり、
布団の中に勝手に潜ってきたり、お風呂の中に乱入したり、
机の下のほうに隠しカメラを付けたり――!!
703 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:58:43 ID:jySL8AQp
ずぱああん!!
むかついたからお尻の下の椅子をハリセンで叩く。
「ぶめろ!!?」
椅子が悲鳴を上げた。
「椅子は悲鳴なんて上げないの!!」
「ま、待て香奈! こ、これはあんまりにも酷い仕打ちだと――」
ハリセン一線。
「ひびゅらっ!? っというか香奈! お前のハリセンは凶器なんだぞ!! もっと優しく」
ずぱん!!
「るぴゅう!? や、優しく…! ああ、だがこれは、これで――イイ」
――っっっっっっ!!!!
「椅子は喋るな!!」
ずぱん、ずぱん、ずぱぱぱぱぱあああん!!
「どぅむろ!? ぱぷれ!? すくぅびどぅびどぅ!!」
――妹に馬乗りされた上にハリセンで叩かれて喜ぶ変態です!
高速でノートパソコンにタイピングする。
気が付けば出来なかったはずのブライドタッチまでこなしていた。
「はあ、はあ、はあ!」
-―あれ、私、どうしてこんなに息が上がってるの?
原因は分かってる。分かってるけどそれを認めると更に疲れそうなので止めた。
「自己紹介は書けたか香奈?」
「なんで平気そうな顔してるのー!?」
704 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 18:59:56 ID:jySL8AQp
「はっはっは。お姉ちゃんをなめちゃいけない――いや、訂正。
香奈になら『舐められても』いいかな?」
「ハリセンならいくらでもしてあげるけど?」
「いや。痛いのはたまにやるくらいで良いだろう。飽きても困る。特殊ぷれいというやつだ」
「たまに!? 飽きる!? とくしゅぷれい!?」
――どれから突っ込めばいいんだろ!?
「さて、もういいだろう」
私が真剣に頭を抱えている隙に、お姉ちゃんが私のお尻から抜け出した。
私も大人しく、傍に有った椅子をお姉ちゃんに譲る。
ここはキッチン。朝のパンチの罰、それから良く分からない事情で、
私はお姉ちゃんに自己紹介文を書かされていた。
「ふむ。文章は大分マシになったな。直すべき所も有るが。今の香奈にはこれくらいでいいだろう。
――それに、お姉ちゃんは嬉しいよ。こんなに自分の事を書いてくれて」
「全部悪口だけどね!?」
――どうして、嬉しそうな顔するのかな!?
「まあなんだっていいじゃないか。そうだ。香奈の事ももっと書けば良い」
「……私の事って? どんな漫画読んでるのかーとか?」
「それもあるが。香奈には。香奈にしか出来ない事をやっているだろう」
どくん。心臓が高鳴った。
それが何の事かは私でも分かった。
お姉ちゃんがテーブルの端にあった新聞を手に取り、私に渡す。
「今日の朝刊だ。『また』一面記事だぞ?」
私は、なんだかムズ痒いような、でも心地良い興奮を感じながら、
テレビ欄を自己主張する『夕日新聞』を裏返した。
大きな見出しにはこう書いてある。
705 名前:乙×風 ◆Bwo.xAqglg :2005/08/24(水) 19:00:56 ID:jySL8AQp
『秋葉原に現れた現代の魔法少女、またもやネルガルを倒す!!』
「お姉ちゃんは、この事は誇りに思ってもいいと思うぞ」
「……うん」
なんだか照れくさくって、私はお姉ちゃんから顔を背けてしまう。
それから、お姉ちゃんの嬉しそうな視線から逃れるように、ノートパソコンに向かった。
エンターキーを二回押して、続きを書く。
――お姉ちゃんは変態で、でも美人で天才です。
でも私も、そんなお姉ちゃんに負けないくらいの……その秘密を持ってます。
お姉ちゃんを無言で見る。
――本当に書いちゃっていいの?
「うむ」
「……あにゃ」
なんだろう。困ったような嬉しいような恥ずかしいような感覚に、顔がほころんじゃう。
再びエンターキーを押す。そして、覚悟を決めた私は、一文を書いた。
――実は私、正義のヒロイン、やってます。