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魔天使 中編
288 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:26:39 ID:zUYEoMrU
「エ……ス…さ…ん…エリ…ス…さん…」
誰?誰なの…私の名前を呼ぶのは…
「エリスさんっ!」
「えッ!」
ふと朦朧とした意識から戻ってくると自分の体が
グラグラと揺すられていることに気づく
「エリスさん、起きてください、もう7時30分ですよ」
目を開けてみれば目の前にラケルさんの顔があった
脳裏に昨日見たことが蘇り驚いてしまう
「ラ、ラケルさんっ!?あなた本当にラケルさんなの?!」
「ええ、そうですよ、一体どうしたんですか?そんなに驚いて?」
ラケルさんは不思議そうに首を傾げる
その背の羽は昨日の夜見た悪魔の翼と違い、初めて会ったときと同じ
純白の双翼だった
私はますます頭が混乱してくる
昨日の夜見たのは悪い夢だったの?
あんなに現実感があったのに…今思い出しても震えがくる…
母が悪魔となったラケルさんに犯され悪魔へ変えられた
そして見つかった私はそのまま気を失って…
なのに今目の前にいるラケルさんは普通の天使となんら変わらない
そうだ!お母さんは?!
「ラケルさん!お母さんは?!」
「テナさんなら、台所でお弁当を作ってますよ」
「ありがとうッ!!」
急いで私はベッドから起き上がるとパジャマ姿のまま台所へ向かった
息を切らして台所に入ると、お母さんはちょうど
お弁当を綺麗なハンカチで包んでいるところだった
お母さんは振り向くと私の格好を見て眉間に皺を寄せていった
「エリス…あんたこんな時間まで寝ていて、おまけにまだパジャマなの…
学校へ遅れたらどうする気?
まったく…起こしてくれたラケルさんにお礼は言ったの?」
外見も口調も普段と何一つ変わらないお母さんだった
「お母さん、悪魔になったんじゃ?…」
私はポカンとしてその言葉が口を出てしまった
それを聞いてお母さんは一瞬驚くと次に呆れた表情をした
「エリス…あんた、どこか頭をぶつけたの?…」
「う…ううん、なんでもないの…学校に行く準備するね…」
そう…夢だったんだ…そうよね
トイレに行ったのも、ラケルさんが悪魔だったのも
みんな私が作った悪夢だったんだわ…
そうじゃなきゃ私が今こうして無事でいる筈ないもの
本当に悪い夢…よりにもよってラケルさんが悪魔だなんて
たとえ夢でも本人に申し訳がないわ…
私、心の奥そこでラケルさんの美しさに嫉妬してたのかしら…
自分の部屋に戻り、学校の制服に着替えながら
私はひとりで悩んでしまう
自分に嫉妬だなんて醜い感情があるなんて出来れば認めたくなかった…
289 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:27:08 ID:zUYEoMrU
制服に着替え終え、お母さんから弁当を貰うと私は家を出ようとした
その背中に
「エリスさん」
呼び止められて振り返ればそこにはラケルさんがいた
普段と同じように優しい微笑を湛えている
「エリスさん、行ってらっしゃい、学校頑張ってきてくださいね」
笑顔で行ってらっしゃいと挨拶をされ、私はやっぱりこの人には
かなわないと思ってしまう
こんな優しい人を悪魔として夢見た自分が恥ずかしい
でも今は恥じている場合じゃないよね
だってラケルさんが行ってらっしゃいって頑張ってきてって
そう言ってくれたんだもの
ラケルさんの言葉に私も笑顔で返す
「うん、行ってきますっ!!」
家を出ると私は急いで学校へと向かった
学校のへ向かう途中、見慣れた後ろ姿を見かける
あのポニーテールに赤いリボンは間違いなくアリアだわ
ふふ、そうだラケルさんのこと聞いてもらおうかな
「アリア!おーいっ!!私!エリスだよーっ!!」
大声で話しかけるとアリアの方も気づいたのか
こっちへ近づいてくる、なぜか呆れた顔で…
「あのねぇ…エリス、朝っぱらから大声で話しかけないでくれる?
こっちは寝不足で体中疲れているのよ…まったくもう…」
「ごめんね、アリア、実はね昨日とてもいいことがあったんだ
それをアリアに聞いてほしくて…」
私がそう話すとアリアは眠たそうな目で私を見つめた
「いいことね…ま、聞いてあげるからさっさと話して頂戴」
「うん!」
290 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:27:47 ID:zUYEoMrU
この子の名前はアリア、私が10歳の頃から70年も一緒にいる
いわゆる幼馴染というか腐れ縁の関係の友達なんだ
性格はけっこうサバサバしてて、曲がったことや卑怯なことが大嫌いな人
私と出会ったのも私が他の子供の天使にいじめられている所を
助けてくれたのがきっかけだった
だからアリアは私にとって一番の親友でなんでも話せる友達
アリアにとっても私がそんな存在だったらいいなぁって思ってる
「へぇ~、それであんたそのラケルって人と
たった一日でそんなに仲良くなったんだ」
「うん、だけどね仲良くなれたのは、助けてくれたってのもあるんだけど
なによりラケルさんの人柄だと思うんだ
ラケルさんね、なんていうか雰囲気が優しい人なんだ
そばにいると心が温かくなるっていうか
なんだかずっと昔から友達だったんじゃないかって気分になったよ」
私は昨日の出来事について都合の悪いところははし折り
アリアに話して聞かせた
少し長い話だったけどアリアは嫌な顔ひとつせず
聞いてくれたのが嬉しかった
それどころかラケルさんについて強い興味をそそられた様だ
「あんたがそんなに惚れ込むなんてよっぽどいい天使なのね
ラケルさんって」
「うん、今度アリアにも会ってほしいな」
「気が向いたらね、そうそう私も昨日の夜、とってもいいことがあったのよ…」
「へぇ~、どんなことがあったの?」
前を向いていたアリアは一度私のほうへ向くと
いきなり黒い…悪意の篭った声で言った
「うふふ、それは…あんたみたいなグズには…ひ・み・つ・アハハハっッッ!!」
そう笑いながら、アリアは学校の校門の方へ駆けていった
私は突然のアリアの豹変に呆然としていた
あんな声は私が一緒に過ごした70年、ただの一回も聞いたことがなかった
なにがアリアにあったんだろう…さっぱり…わからない…
空を見上げて私は始めて気づく
空の色が灰色に曇っていたことに…
明るい太陽は分厚い雲に隠されて見えなくなっていた
キ~ンコ~ン カンコ~ン
学校の呼び鐘の音を聞き、私も急いで学校の校門を通った
長い授業を終えて、みんな仲のよいグループ同士で固まりあい
昼食をとる、それが普段の学校での日常だった
だけど…今このクラスには私以外だれもいない
そもそも私たちの学校は小さな町だけあって一クラス15人くらいしかいない
全校生徒も150人程度
なのに私のクラスには私以外の全員が、授業が終わるとどこかへ行ってしまった
いいえ、私のクラスだけじゃない
私以外の全ての生徒たちがいつのまにか忽然と姿を消していた
見知った友人と一緒に出て行くアリアを私は止めることができなかった
結局あれから昼食の今まで一言も口を聞かなかった
私達はすぐ隣の席なのに…
本音を言うと拒絶されるのが怖い
長く一緒に居た仲だ、アリアは理由もなしにあんなことを言う人じゃない
なら私が意識せずにアリアを傷つけてしまった可能性がある
理由はわからないけれど私は日が経って後で謝ろうと思った
長い付き合いの親友をこんな形で失いたくなかった
だから…いまは…
それから私は一人でお母さんのお弁当を食べた
一人で食べるお弁当はいつもみんなと一緒に食べるお弁当よりも
ずっと不味かった…
291 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:28:15 ID:zUYEoMrU
暗い体育館、そこに頑丈な縄に縛られた幾人もの教師天使達
そして49人の生徒達がいた
それを取り囲んでいるのは100人にも上る生徒達だった
縛られている教師と生徒達が口々に叫びを上げる
「あ、あなた達、私達教師にこんな振る舞いをして許されると思っているのっ!!
お母様達があなた達のこの行いにどれだけ嘆かれるか!!…」
「どうしてこんなことするの!リリー!!
悪ふざけなら止めてよ、早く縄を解いて!!」
「いやあ!!お母さん!!家に帰らしてよォォ!!」
悲鳴、助けを求める声、叱責、罵声…
様々な声が取り囲んでいる少女達に浴びせられる
だが少女達はそんな声を掛ける者たちに
生暖かな視線を寄越すのだった
100人の少女達の中から一人の少女が歩み出る
アリアだった…
「みなさん、静粛に、私達はあなた達を悪魔へと
生まれ変わる祝福を授けにきたのよ」
「あ、悪魔にですってッ!」
アリアの発言に教師達が騒ぎ始める
「ええ、光栄に思って、悪魔になるということは
素晴らしいことなのだから」
「ふざけたことをっ!よりにもよって悪魔ですって!?
そんなもの何百年も前に滅びたのよッ!冗談も大概にしなさいっ!」
クスッとアリアの口から笑いが漏れる
さながら無知なものを嘲笑うかのように
「なにが可笑しいのッ!!」
「クスックスッ!悪魔がいないと言うのなら証拠を見せてあげる…
ねぇ…みんな…」
アリアは笑いながら後ろにいる者達に振り返る
それに答えるかのように、アリアと取り囲んでいる少女達に
変化が起きた
292 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:28:39 ID:zUYEoMrU
白い翼は黒に、頭には角を尻からは尻尾を
100人を数える美しい少女達は、一瞬にしてその姿を
異形の悪魔へと変貌させたのだった
たった今の目の前の出来事に生徒も教師たちも
声を失ってしまう
当然だろう、何百年も前に滅びた悪魔が
今自分たちの目前に出現したのだから
しかも悪魔達は自分の友人や教え子達だった
ひとりの教師が勇気を振り絞ってアリアに問いかける
「あ…あなたの…その姿…本当に悪魔なの……
一体どうして?…」
「ふふ、私達わね、さるお方のお陰でこうして悪魔へ生まれ変わったの
その方はね、私達に素晴らしい物を教えてくださった
快楽という、至上の甘美な蜜をね
だからあなた達にも知ってもらいたいの、この甘い蜜を…
うふふ…さぁサバトの始まりよッ!!!」
アリアの言葉を号令に悪魔へ変わった少女が
それぞれ気に入ってるもの達へと襲い掛かる
やがて体育館からは悲鳴や衣服を引き千切る音が響きわたった
周囲が悲鳴に包まれていくなか、アリアは先ほど
勇気を振り絞って話しかけてきた教師の前に立った
服は悪魔へ変貌した時に脱ぎ捨てたため、全裸である
「いいざまね、フローラ先生」
フローラと呼ばれた教師は俯いていた顔をアリアに向けると
それでも力のこもった目でにらみつけた
「アリアさん…悪魔になったとはいえ、なぜこのようなことを!?」
「天使を悪魔に変え、仲間を増やすのが、あの方のお望みだからよ」
「…けれど…あなただって、今は悪魔に変わったとしても天使だったはずよ
もう天使としての誇りはないの!?目を覚まして!!
あなたはやさしくていい子だったじゃない!」
馬鹿な教師の戯言にアリアは、ため息をもらす
「はぁ…あなたみたいな馬鹿を相手にしてると疲れるわ…」
「なッ!」
「フローラ先生、この体は天使にも悪魔にもなれるようになったわ
だけど体は天使に戻っても心は悪魔のままなのよ
残念でしょう、でも嘆かなくていいわ、あなたも悪魔になるんだから」
フローラは恐怖を覚える、よりにもよって自分が悪魔になるだなんて
あまりにも恐ろしいこと…
293 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:29:09 ID:zUYEoMrU
「い…嫌ッ!悪魔になるだなんて、そんなおぞましいッ!…」
「うふふ、大丈夫、私も最初はそうだったから…」
アリアはそういうとフローラの服を脱がしだす
「なにをする気!?」
「決まってるでしょ?服を着たままじゃセックスできないじゃない?
せっかくこっちが裸になってるのに」
「セ…セックスですって……イヤァ!やめてッ!!」
アリアが乱暴に上着とブラジャーを剥ぎ取ると
フローラの形のいい乳房が露になった
ピンク色の乳首に健康的な豊満な乳房をしている
男なら誰もが吸い付きたくなるような胸だろう
「あらあら、フローラ先生、あなたとってもおいしそうなオッパイをしてるんですね
さすがは大人の天使だわ、どれちょっと味見させてもらおうかしら」
アリアはひょいと屈みこむとフローラのおっぱいを手に掴む
そして赤ん坊のように乳首へと口を付けるのだった
「ひぃ、やぁぁッー!」
チュパッ、チュパッ、チュッと乳首を吸う
「ハァハァ…や…めて…吸わない…で…あゥッ!…」
乳房を吸われていることに嫌悪感を示しつつも
フローラの声はどこか荒い
アリアはただ強く吸い付くよりもたまに弱く甘噛みしたり
乳房の先端をつついたりしてフローラの心を翻弄した
しばらくするとフローラの乳房から赤ん坊に与えるべき母乳が
滴り落ちてくるのがアリアにわかった
フローラもそれに気づいたらしく、端正な顔は羞恥に染まる
アリアは一端、乳房を口から開放するとフローラに対して侮蔑の表情を浮かべた
「フローラ先生ったら最低ですね…なんだかんだ言いながら悪魔に
おっぱい吸われたあげく母乳まで漏らしちゃうなんて…
うふふふ、とんだ淫乱天使もいたものね…」
「やめてっ!!私は淫乱なんかじゃ…」
「じゃあ、オッパイ吸われて感じてるのはどうして?」
「…それは…」
元来天使は快楽に弱い、なぜなら天使達の間には徹底した禁欲主義が
蔓延しておりオナニーはもちろんキスすら滅多にしない種族だからである
フローラがアリアに乳房を吸われ、感じてしまったのも無理からぬことであった
294 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:29:39 ID:zUYEoMrU
「ふふ、心の底じゃ淫乱の癖に、仮面を被って貞淑ぶっている…
それがあなたの…いいえ、天使達全員の本性よ、フローラ先生!」
「いいえ、違うわ!アリアさん!!私達天使はもっと…」
フローラは必死な思いでアリアを説得しようとする
だが悪魔となった者には、その声も届かない
「ふん、今更何を吼えたって無駄なことよ、あなたの淫らな本性…
わたしの手で解き放ってあげる!」
いうとアリアは女陰に手を突っ込みなにかを
引きずり出すような動作をする
「これであなたも本当の自分に気づくわ…
わたしがそうだったようにね…
さぁ、出てきて、わたしのかわいい子供…」
そうやって引きずり出されたのはなにか黒々とした蛭のような生き物だった
黒い蛭のような生物は透明な粘液に包まれ頭部にあたる部分を
ぴくぴくと動かしている
100人が見て100人全員が嫌悪感を持つ、そんな禍々しさをもった生物…
当然フローラも黒蛭を見たとき、恐怖とおぞましさで騒然となった
今産まれた黒蛭によって、自分がどんな目にあうのか
想像するだけで恐ろしい
「あ…あなた…それは一体なんなの?…」
「ふふッ!かわいいでしょう、わたしの魔力によって生み出された寄生蟲よ
私達悪魔の間では、悪魔の卵とも呼んでいるけどね
すごいわよぉ、これを入れられたら最後、簡単に虜になっちゃうんだもの」
アリアの言葉でそれが自分の体になにをもたらすか、フローラはわかってしまう
それでも恐怖ゆえか、縄で縛られた窮屈な自分の体をゆっくりと後ずさりさせる
目ざとく気づくアリア
「逃げようとしても無駄よ、フローラ先生、今日中にこの学校の生徒は
みんな悪魔になるんだから…ひとりを除いてね」
アリアはフローラの体を押さえつけるとゆっくりと股間に向けて
黒蛭を入れようとする
「いやぁぁよぉぉー!!悪魔になんてなりたくないッ!!」
激しく抵抗するフローラの努力も虚しく、黒蛭は秘所の中に潜り込んでいった
「駄目ぇぇェェー!入ってこないでぇぇ!!」
秘所に入っていった黒蛭を取り出そうにも手は縛られて動かせない
フローラは異性物に膣を犯される不快感に耐えなければならなかった
295 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:30:08 ID:zUYEoMrU
数十秒経つと黒蛭はすっかり膣の奥深くへと潜ってしまっていた
「ああ…こんな気持ち悪い物が私の中に…」
自分の体の中に異生物が入っている事実にフローラは絶望する
アリアは黒蛭が完全に入ったことを確認すると
フローラを縛っている縄に手を掛ける
「…!?なにを…」
「縄を解いてあげてるのよ、感謝してよね」
フローラの戒めはすっかり解かれ、五体が自由になる
立ち上がりアリアに向き合うフローラ
「何故、縄を解いたの?…」
「それはすぐにわかるわ、それより逃げなくてもいいの?
扉の鍵は掛かってないわよ、周りの子達も大体は
悪魔化は終わったみたいだし」
フローラが辺りを見回すとほとんどの少女や教師達が
悪魔へ変わっていた
すでに悪魔同士何十人で荒淫に耽っている者たちまでいる
今の時点でも悪魔に犯されている者もいたが
フローラは苦々しく目を瞑った
今はそれよりもアリアに聞かなければならない事がある
「さっきは逃げても無駄だといったわ、アリアさん
一人を除いて全員悪魔になってもらうとも…
それなのに逃げなくてもいいの?とはどういうこと?…」
「そうね、面白いゲームを思いついたのよ
あなたに二つの選択肢をあげる
ひとつはここにいる者達を見捨てて外へ逃げる選択肢
もうひとつは、今あそこで一人怯えている少女を助けて逃げる選択肢
どちらか一方は不正解、その時はあなたにはおとなしく悪魔になってもらう
けど正解を選んだときは、手を出さないで逃がしてあげるわ
さっき入れた悪魔の卵にもなんの害ももたらさない様に命令しておく…
どう?簡単で面白いゲームでしょ?」
フローラは思案する、悪魔の言うことがどこまで信じられるか
両方不正解ということもありうる…
ただどちらにしても自分はこのゲームを
受けるしかないということは分かっていた
「いいわ、そのゲーム受けましょう」
「そうこなくちゃね、じゃあゲームスタート!」
296 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:30:32 ID:zUYEoMrU
ゲームの開始が始まるとフローラは真っ先に一人で怯えている少女へと向かった
それは天使の本性は淫乱で貞淑の仮面を被っていると
言われたフローラの天使としての意地だった
なんとしてもこの少女を助け二人で逃げる
どう見ても他のものを見捨てて一人で逃げるのは罠だ
誰だって自分の身はかわいいと思うのが普通だろう
アリアは自分を試すためにこの二つの選択肢を用意したに違いない
フローラは少女の前に立つと手を差し伸べる
「さぁ、こんな場所から一緒に逃げましょう…
大丈夫、なにがあっても私が守って見せるから」
少女は顔を上げるとおずおずとフローラの手を握った
そして瞳に涙をためると、フローラに抱きつく
「うわぁぁっーん、先生ッ!!私の友達が…みんな悪魔にッ!」
「大丈夫よ、みんなきっと元に戻るから…今は逃げることだけ考えましょう」
泣きじゃくる少女をなだめるとフローラは少女の手を掴み
体育館の入り口へと走った
入り口にたどり着くまでほんの30秒足らずの時間だったろうが
フローラには何分にも感じられた
なによりこちらをみているアリアの顔を見るのが恐ろしかった
ようやく入り口の前にたどり着くとフローラの心に安堵が広がっていく
(私はゲームに勝ったのね…)
そう安心してフローラは扉に手をかけた…
途端フローラの体に電撃が走った
その刺激は苦痛ではなく…快楽だった
気づくと自分の秘所にいつのまにか助けた少女の指が入っているのが見えた
フローラは嫌な予感がして後ろを振り向くと少女の顔を見た
少女は笑っている、まさしく悪魔の笑みで…
「あ…あな…た…まさか…」
「ええ、そうです先生…私、元から悪魔だったんですよ…
アリア様が言ったでしょう、悪魔にも天使にもなれるって」
「そ…そんな…」
「残念…不正解…ゲームはあなたの負けね…」
いつのまにか少女とフローラの後ろにはアリアが立っていた
「ふふ、残念でしたね先生、一人で逃げるのが正解だったのに
まぁ、先生の性格を考えれば分かってましたけどね
じゃあフローラ先生には悪魔になってもらいましょうか
ティアラ、遠慮しないで先生に快楽を教えてあげて」
「は~い、アリア様♪」
「イヤアアァァアァッー!!」
薄暗い体育館にフローラの悲鳴が響き渡った
297 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:30:59 ID:zUYEoMrU
「あひィッ!!あふッッ!」
膣に差し込まれている指が、しびれる様な快感をフローラに与えている
指で触れた部分から麻薬が染み渡っていくかのように
快楽の波がフローラの肉体に浸透しているようだ
「あはぁ……いや…なに…これ…」
「ふふ…そうやって乱れる姿はとても美しいですよ、先生」
ティアラが膣内を指を使ってかき回すたび
フローラの秘所からは悦びの蜜が大量に溢れていく
その愛液を指で掬うとティアラはフローラの目の前に持ってくる
「ほら見てください先生、先生のオマ○コからこんなにたくさんの
愛液が出てきたんですよ、顔に似合わず淫乱ですね♪先生は」
「いやぁ…違うわ…」
フローラの意識はすでに朦朧としている
すでに肉体は膣内に埋め込まれた悪魔の卵の作用によって
少しの快楽でも敏感に感じるようになってしまった
それでもわずかな理性がフローラの意識を留めていた
「もう、フローラ先生も強情ね、いいわ
ティアラ、先生に絶頂を教えてあげなさい」
「うふふ、了解…」
ティアラはフローラの秘所を弄ぶのを止めると
両足を掴み、その口を使って秘所を舐め始めた
「ひゃああッ!!やああぁぁあアー!」
さすがのフローラも秘唇を舐められる感触に声を上げて反応してしまう
ピチャ……ピチュ…チュプリ…
「ふふ、先生のオマ○コの汁…とっても美味しい…」
ティアラは厭らしく音を立てて秘所に溜まった愛液を啜りあげる
「ああう…あう…イヤなのに…か…感じちゃう…こんなのいやア…」
フローラの理性ももはや決壊寸前だった
快楽を敏感に感じてしまっている自分に対する嫌悪感と
体が感じている気持ちよさの矛盾…
フローラの両の目蓋からは涙すら流れ始めていた
そんなフローラにアリアは優しく語り掛ける
「先生、いいのよ…気持ちいいって叫んでも…」
フローラは喘ぎながら苦しむ
「それは…駄目よ…私は天使なんだもの…」
「どうして…」
「天使は快楽に溺れてはならないって…昔からの当たり前の決まりごとだからよ…
そう他者を殺してはいけないのと同じぐらい当たり前の決まりごとだわ…」
アリアは何も知らない小さな子供に言い聞かせるように話す
「そんなものはね、既存の概念に過ぎないのよ先生…
それにただ昔から決まってるからいけないだなんて思考停止に他ならないわ」
「それは…」
「ふふ、世界は悪魔のものに変わる…だからいいのよ…
あなたは天使の理に縛られる必要なんてない…
さぁ理性の鎖から…自分を解き放って…」
アリアがフローラの瞳を覗き込みと双眸がゆっくりと赤くなっていく
それを見つめているうちにフローラの目から光が失われていった
298 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:31:26 ID:zUYEoMrU
「…いいの?…理性や決まりごとに縛られなくても…」
「ええ…もちろん…ティアラ…」
アリアの言葉が終わるとティアラはフローラのクリトリスを
舌でつついた、フローラは背を反り返ると絶頂に達する
「…あ…あああアアぁァァッッー!!イクッッー!!」
フローラが始めて味わう快楽による充足だった
天国へ行ってしまうかと思うほど彼女にとって素晴らしくまた甘美なもの
それを敵である悪魔によって教えられた
横になり荒く息を吐きながら絶頂の余韻に浸るフローラ
心の中ではまるで深い闇が自分の全てを食い尽くしている錯覚に陥る
だが不思議とそれがイヤではない自分がいた
むしろ自分をもっと犯して黒い闇に染めてほしいとすら思った
「アリア様…」
いつのまにかアリアに様付けで呼ぶようになっているフローラ
「なぁに…フローラ先生」
フローラは嗜虐的な快感に浸りながら言う
「穢してください……犯してぐちゃぐちゃにして…真っ白な私の心も体も
どす黒い闇で汚してください…」
「クスッ、いいわよ、たっぷりとあなたの肉体も精神も
悪魔の色に染めてあげる…」
フローラの顔の横に淫臭漂う肉棒が差し出される
アリアの秘所から生えてきた悪魔のペニスだった
「ふふ…舐めてくれる…先生…」
「はい…喜んで…アリア様」
もはやフローラの心に天使としての誇りはなかった
あるのは天使である自分が悪魔に穢されるという
背徳とマゾの快感だけ…
それでもフローラは自分が幸せであることを確信していた
もはや自分が天使としての規律や理性に囚われることはないのだから…
299 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:31:55 ID:zUYEoMrU
フローラは跪くと、自分の前にそびえ立つ男根に
うっとりと目を細める
肉棒から放たれる匂いは常人ならば吐き気を催す臭気だったが
フローラにとってはその香りも麗しく思えた
フローラは顔を近づけるとその男根の先端に口付けをする
それから舌を伸ばすとゆっくりと悪魔の一物に奉仕し始めた…
先端を舌でつつき、カリの部分を優しく包み込む
自分でも一体どこにそんな知識があったのか
自然とアリアのペニスにフローラは快感を与えていった
次第に先端から微量ながら先走りが垂れてくる
「ふふふ、気持ちいいわよ、フローラ先生…まるで娼婦ね」
アリアが感じてくれているのがまた嬉しく
フローラは懸命に口の中の男根をしゃぶる
「…ん…むう……はむ…う…」
男根から溢れる先走りを舌で味わい
堪能した後、喉元へ嚥下する
そのたびに自分の中に穢れが入っていくようで
フローラは快感だった
そして口内でアリアのペニスが段々と硬さを増していくのを感じた
射精が近づいている証拠である
フローラの心が歓喜に染まる
「ハァハァ…そろそろ出るわよ…先生…準備はいい…」
(はい、出してください、アリア様…その精液で私の中を
思いっきり汚してっ!!)
「イ…ク…わ…あっ…あはああぁぁん!!…」
アリアのペニスが口内でぶるりと震えると
次の瞬間一気に精液が鈴口を通って発射された
ドクッドクッと大量の精液が注がれる
フローラはそれを一滴もこぼさない様に
大きく口を開けて放出を受け止めた
咽びながら精液を飲み干していくが
それでも多すぎる精液は到底飲みきれるはずもなく
口から溢れ出た精液は顎を伝って
胸や秘所に滴り落ちた
300 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:32:23 ID:zUYEoMrU
「うふ、少しこぼしちゃったようだけど大体は飲みきれたようね
さて、次はどうするか、分かってるわよね?」
「はい…アリア様…」
アリアの言葉を受けてフローラは寝そべるとM字に足を広げる
その後、指を使って愛液でドロドロになっている割れ目を押し広げた
「私の汚らしいオマ○コの中に、アリア様の逞しい肉棒を入れてください…」
「クスッ…入れるだけでいいの?…」
アリアは焦らす…
「いえ…入れるだけじゃなくて…」
「入れるだけじゃなくて?」
「…入れた後…オマ○コの中にアリア様の精液…たくさん注いで欲しいです…」
「ふふ、いいわよ…あなたの望みどおりにしてあげる」
硬く反り返ったペニスをフローラの秘所にあてるアリア
フローラは秘唇に肉棒が当たる感触に身震いしてしまう
さっき舌で弄ばれたときでも凄まじい快感だったのに
こんな太くて逞しいペニスを入れられたら自分はどうなってしまうのか…
想像するだけでフローラは恍惚となった
アリアはそっと腰に力を入れると肉棒をフローラの秘所に押し進めていく
「んはぁッ!!あはぁぁ……イイっ!!」
自分の秘所が逞しい棒に押し広げられていく感じにフローラは嬌声を上げてしまう
そのフローラの悦びに答えるかのように
膣の襞たちは肉棒を包み込み、離すまいときつく締め付ける
「あああん!先生の中…あったかくて…すごく気持ちいい…
どう?悪魔のペニスに貫かれる体験は?」
「はいッ!アリア様のペニスがこんなに太くて硬くて…とても…気持ちがいいです…
幸せすぎて頭おかしくなっちゃいそう…」
更なる快楽を求めてフローラは両足をアリアの腰に絡める
ズッズッ…と膣内の歓迎を受けながら進入していたペニスは
ついに秘所の最奥へと到達する
「あは、私のオチ○チン…全部先生の中に飲み込まれちゃった…
あんなに長くて太かったのに…ほんと先生はエッチな体してるね
私は淫乱じゃないって叫んでたのに、とんだ大嘘つきだわ」
「ああ…ごめんなさいアリア様、私自分でも気づいてなかったんです
自分の心と体がこんなに淫乱だっただなんて…」
「まぁいいわ、今は…先生を素敵な悪魔へ作り変える儀式なんだから…」
アリアは最奥に到達したペニスを再び引き抜くと荒く突き入れる
そしてまた引き抜くと突き入れるを繰り返す
「あはんっ!……アリア様…激し…すぎ…すぐイっちゃいますぅ!!」
「いいわ!イきなさい!」
激しい抜き差しに二人の結合部からはおびただしい愛液が溢れ
床を汚していく
フローラは情熱的で荒々しいアリアの腰使いに心も体も溶かされていた
信じがたいほどの快楽が体を襲い、フローラは流されるまま
喘ぎ、悶えながら肉欲に翻弄されていく
何もかもが始めての経験、快楽というものがこれほど
素晴らしい物だったとは彼女の長い人生でも知らなかったこと
今ではフローラはアリアが快楽を至上の甘美な蜜と言った理由が分かる気がした
「あはん…イイ…イクッ!イクわッ!!!」
「うふ…イクのね…わたしもイきそう…んんぁあはっ!!」
アリアのペニスが秘所のある一点を突き
フローラは絶頂へ上り詰める
つられて膣がきつく引き締まりアリアも射精へと向かったのだった
301 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:32:46 ID:zUYEoMrU
ビュクッ!ビュクッ!ビュルルッ!
フローラの膣内でアリアのペニスが幾度も脈打ち
2度目とは思えないほどの濃く大量の精液が胎内へと注がれる
その精液を受けて膣内で同化していた黒蛭は
フローラの肉体へ侵食を始める
闇のエネルギーを放出していき、フローラの肉体は
天使から悪魔へ変異を開始した…
フローラ自身も自分の肉体が別のものに変わっていくのを感じていた
彼女は幸福だった、もはや自分が悪魔になることも恐ろしくない…
「私…これで悪魔になるんですね…」
「ええ、そうよ、あなたは生まれ変わる
天使の姿からもしがらみからも開放されて美しい悪魔に…
だから今は安心して眠りなさい、次に目覚めた時には
全て終わっているから…」
「はい…アリアさま…」
母親に抱かれて眠る子供のようにフローラは安心して瞳を閉じた
フローラの白い羽はもう灰色に変わっている
自分の体の下で悪魔に変わっていく教師を見つめながら
アリアは優しく微笑んだ
302 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:33:13 ID:zUYEoMrU
学校が終わって、私は家への帰りの道をとぼとぼと歩く…
曇りの天気は変わらぬまま雨が降りそうなのに
私の足取りは重い…
昼休みに消えたみんなは、授業が始まる時間になると
どこからか戻ってきた
その中にアリアもいたけれど、話しかけようとしても
冷たい視線を投げかけるだけだった
それから先生が来るといつもどおり授業が始まる
ただどこか以前とはクラスの雰囲気が違った
それは朝から感じていたことだけれども
みんなどこか私を避けているような気がする…
クラスメイトだけじゃない、先生までもが…
私が親しい友達に話しかけようとすると
その友達は私から逃げ、他の子の話の輪に入ろうとする
何故?どうして、私が避けられるの?
だれも疑問には答えてくれぬまま、時間だけが過ぎていき
そして学校が終わった…私にとって耐え難い時間だった…
ほんの2、3日前までは楽しいはずの学校だったのに
雨…振りそうだな…早く…家に帰らないと…
走ろうとするとすると、エリス、と呼ぶ声が聞こえた
声がしたほうに振り返るとそこにはアリアがいた
「アリア…」
「なによ、鳩が豆鉄砲食らったような顔して」
アリアは学校での冷たい態度が嘘のような
普段と変わらない顔をしている
「だってアリア、朝からなにか変でクラスのみんなも
私を避けてるし…なにがなんだかわからなくて…
私が知らないうちにアリアを傷つけたんじゃないかって…」
言ってる内に私は涙が浮かんでくるのを止められなかった
「はッ…涙なんか浮かべちゃって…私はね
あんたに言うことがあってきたの」
言う…こと…
「私は、ずっと昔からあんたがうざかった
ちょっと助けてやったぐらいで金魚のふんみたいにくっついてこられて…
それでも私、我慢してたのよ、冷たくしてあんたに悪評ばら撒かれても困るしね
でももうそんな必要なくなったの、あんたは一生一人ぼっちで
仲間もいないまま生きるのよ、あははははッ!!いい気味!!」
私の心にアリアの言葉が槍のように突き刺さる…
嘘だ…嘘に決まってる…またいつものアリアの冗談でしょ…
だってあんなに仲良しだったのに…一緒にたくさん遊んだのに…
303 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:34:12 ID:zUYEoMrU
「冗談でしょって顔してるわね、お生憎様、嘘じゃない
私の本当の心よ、私は解放されたの全てから」
「なに…いってるのアリア…それが本当のアリアの心なの?
あんなに一緒に遊んで仲良かったじゃない…
70年もずっと一緒で…」
私の言葉にアリアは哀れみの表情を浮かべていた
「ふん、同情で付きやってただけよ…内気で暗いあんたのためにね
私も明るくて友達思いの自分を演じてただけだったのよ
今ならそれがよく分かるわ…じゃあねエリス
もうあんたとは二度と口を聞くこともないだろうから」
そう言ってアリアは私の前から去っていった
私は去り行くアリアのうしろ姿になにも言えぬまま
ただ呆然と突っ立っていた
涙が頬を伝う…
雨はいつのまにか空から降り注いでいた
どれくらいそうしていただろう…
私はずぶ濡れになりながら道の端でうずくまっていた
今はこの雨に打たれて全て洗い流して欲しかった
痛みも悲しみも全部…
なにも…知らなかった、親友だと思っていたアリアにそんなふうに思われていたなんて…
すっと私の体に雨が当たるのがやむ
見上げるとラケルさんが私に傘をさしてくれていた
「ラケルさん…」
ラケルさんは苦しそう目で私を見ていた
「エリスさん、こんなところでずぶ濡れになって…
帰りましょう…テナさんが心配していますよ…」
そういってラケルさんは私を立たせるともう一本持っていた傘を私に差し出した
私はそれを受け取りラケルさんと二人で家路へと向かった
ラケルさんはなにも言わなかった…
「なにも…聞かないんですか?…ラケルさん…」
そう問う私に、ラケルさんはゆっくり首を横に振る
「いいえ、エリスさんが話したくないのに無理に聞き出そうとなんてしません
ただ悩んでいることや苦しいこと…誰かに話せば気が楽になることもあります
だからエリスさんが話したい時に話してくれればいいんです」
その言葉を受けて私はぽつぽつと話し始めた
だれでもいい、誰かに聞いて欲しかった…この痛みを…
「そうですか、親友だった方がそんなことを…」
「うん…私…気づけなかった、アリアが私のことずっとうざいって思ってたこと…
ただの同情で友達付き合いしてたなんて知らなかった…うぐっ…」
今日あったことを話しているうちに私の目から涙が零れ落ちてくる
止めようとしても止められなかった
ただ悲しみと苦しみで胸がいっぱいになってそれを吐き出してしまいたかった
ラケルさんは無言のままハンカチを取り出し涙をぬぐってくれた
「私にはエリスさんの受けた心の傷もアリアさんが
なぜいきなり変わってしまったのかもわからない…
ただ辛かったでしょうね…エリスさん…」
ラケルさんは私を抱き寄せると、雨にぬれるのもかまわずずっと抱きしめてくれていた
私はラケルさんの暖かい胸の中で泣いた
突然変わってしまったアリアに対する悲しさとラケルさんのなにも言わぬ優しさに
涙を止めることが出来なかった…
続く?
304 名無しさん@ピンキー sage 2008/05/12(月) 07:35:29 ID:zUYEoMrU
以上です、次で終わりです…
感想待ってます
「エ……ス…さ…ん…エリ…ス…さん…」
誰?誰なの…私の名前を呼ぶのは…
「エリスさんっ!」
「えッ!」
ふと朦朧とした意識から戻ってくると自分の体が
グラグラと揺すられていることに気づく
「エリスさん、起きてください、もう7時30分ですよ」
目を開けてみれば目の前にラケルさんの顔があった
脳裏に昨日見たことが蘇り驚いてしまう
「ラ、ラケルさんっ!?あなた本当にラケルさんなの?!」
「ええ、そうですよ、一体どうしたんですか?そんなに驚いて?」
ラケルさんは不思議そうに首を傾げる
その背の羽は昨日の夜見た悪魔の翼と違い、初めて会ったときと同じ
純白の双翼だった
私はますます頭が混乱してくる
昨日の夜見たのは悪い夢だったの?
あんなに現実感があったのに…今思い出しても震えがくる…
母が悪魔となったラケルさんに犯され悪魔へ変えられた
そして見つかった私はそのまま気を失って…
なのに今目の前にいるラケルさんは普通の天使となんら変わらない
そうだ!お母さんは?!
「ラケルさん!お母さんは?!」
「テナさんなら、台所でお弁当を作ってますよ」
「ありがとうッ!!」
急いで私はベッドから起き上がるとパジャマ姿のまま台所へ向かった
息を切らして台所に入ると、お母さんはちょうど
お弁当を綺麗なハンカチで包んでいるところだった
お母さんは振り向くと私の格好を見て眉間に皺を寄せていった
「エリス…あんたこんな時間まで寝ていて、おまけにまだパジャマなの…
学校へ遅れたらどうする気?
まったく…起こしてくれたラケルさんにお礼は言ったの?」
外見も口調も普段と何一つ変わらないお母さんだった
「お母さん、悪魔になったんじゃ?…」
私はポカンとしてその言葉が口を出てしまった
それを聞いてお母さんは一瞬驚くと次に呆れた表情をした
「エリス…あんた、どこか頭をぶつけたの?…」
「う…ううん、なんでもないの…学校に行く準備するね…」
そう…夢だったんだ…そうよね
トイレに行ったのも、ラケルさんが悪魔だったのも
みんな私が作った悪夢だったんだわ…
そうじゃなきゃ私が今こうして無事でいる筈ないもの
本当に悪い夢…よりにもよってラケルさんが悪魔だなんて
たとえ夢でも本人に申し訳がないわ…
私、心の奥そこでラケルさんの美しさに嫉妬してたのかしら…
自分の部屋に戻り、学校の制服に着替えながら
私はひとりで悩んでしまう
自分に嫉妬だなんて醜い感情があるなんて出来れば認めたくなかった…
289 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:27:08 ID:zUYEoMrU
制服に着替え終え、お母さんから弁当を貰うと私は家を出ようとした
その背中に
「エリスさん」
呼び止められて振り返ればそこにはラケルさんがいた
普段と同じように優しい微笑を湛えている
「エリスさん、行ってらっしゃい、学校頑張ってきてくださいね」
笑顔で行ってらっしゃいと挨拶をされ、私はやっぱりこの人には
かなわないと思ってしまう
こんな優しい人を悪魔として夢見た自分が恥ずかしい
でも今は恥じている場合じゃないよね
だってラケルさんが行ってらっしゃいって頑張ってきてって
そう言ってくれたんだもの
ラケルさんの言葉に私も笑顔で返す
「うん、行ってきますっ!!」
家を出ると私は急いで学校へと向かった
学校のへ向かう途中、見慣れた後ろ姿を見かける
あのポニーテールに赤いリボンは間違いなくアリアだわ
ふふ、そうだラケルさんのこと聞いてもらおうかな
「アリア!おーいっ!!私!エリスだよーっ!!」
大声で話しかけるとアリアの方も気づいたのか
こっちへ近づいてくる、なぜか呆れた顔で…
「あのねぇ…エリス、朝っぱらから大声で話しかけないでくれる?
こっちは寝不足で体中疲れているのよ…まったくもう…」
「ごめんね、アリア、実はね昨日とてもいいことがあったんだ
それをアリアに聞いてほしくて…」
私がそう話すとアリアは眠たそうな目で私を見つめた
「いいことね…ま、聞いてあげるからさっさと話して頂戴」
「うん!」
290 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:27:47 ID:zUYEoMrU
この子の名前はアリア、私が10歳の頃から70年も一緒にいる
いわゆる幼馴染というか腐れ縁の関係の友達なんだ
性格はけっこうサバサバしてて、曲がったことや卑怯なことが大嫌いな人
私と出会ったのも私が他の子供の天使にいじめられている所を
助けてくれたのがきっかけだった
だからアリアは私にとって一番の親友でなんでも話せる友達
アリアにとっても私がそんな存在だったらいいなぁって思ってる
「へぇ~、それであんたそのラケルって人と
たった一日でそんなに仲良くなったんだ」
「うん、だけどね仲良くなれたのは、助けてくれたってのもあるんだけど
なによりラケルさんの人柄だと思うんだ
ラケルさんね、なんていうか雰囲気が優しい人なんだ
そばにいると心が温かくなるっていうか
なんだかずっと昔から友達だったんじゃないかって気分になったよ」
私は昨日の出来事について都合の悪いところははし折り
アリアに話して聞かせた
少し長い話だったけどアリアは嫌な顔ひとつせず
聞いてくれたのが嬉しかった
それどころかラケルさんについて強い興味をそそられた様だ
「あんたがそんなに惚れ込むなんてよっぽどいい天使なのね
ラケルさんって」
「うん、今度アリアにも会ってほしいな」
「気が向いたらね、そうそう私も昨日の夜、とってもいいことがあったのよ…」
「へぇ~、どんなことがあったの?」
前を向いていたアリアは一度私のほうへ向くと
いきなり黒い…悪意の篭った声で言った
「うふふ、それは…あんたみたいなグズには…ひ・み・つ・アハハハっッッ!!」
そう笑いながら、アリアは学校の校門の方へ駆けていった
私は突然のアリアの豹変に呆然としていた
あんな声は私が一緒に過ごした70年、ただの一回も聞いたことがなかった
なにがアリアにあったんだろう…さっぱり…わからない…
空を見上げて私は始めて気づく
空の色が灰色に曇っていたことに…
明るい太陽は分厚い雲に隠されて見えなくなっていた
キ~ンコ~ン カンコ~ン
学校の呼び鐘の音を聞き、私も急いで学校の校門を通った
長い授業を終えて、みんな仲のよいグループ同士で固まりあい
昼食をとる、それが普段の学校での日常だった
だけど…今このクラスには私以外だれもいない
そもそも私たちの学校は小さな町だけあって一クラス15人くらいしかいない
全校生徒も150人程度
なのに私のクラスには私以外の全員が、授業が終わるとどこかへ行ってしまった
いいえ、私のクラスだけじゃない
私以外の全ての生徒たちがいつのまにか忽然と姿を消していた
見知った友人と一緒に出て行くアリアを私は止めることができなかった
結局あれから昼食の今まで一言も口を聞かなかった
私達はすぐ隣の席なのに…
本音を言うと拒絶されるのが怖い
長く一緒に居た仲だ、アリアは理由もなしにあんなことを言う人じゃない
なら私が意識せずにアリアを傷つけてしまった可能性がある
理由はわからないけれど私は日が経って後で謝ろうと思った
長い付き合いの親友をこんな形で失いたくなかった
だから…いまは…
それから私は一人でお母さんのお弁当を食べた
一人で食べるお弁当はいつもみんなと一緒に食べるお弁当よりも
ずっと不味かった…
291 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:28:15 ID:zUYEoMrU
暗い体育館、そこに頑丈な縄に縛られた幾人もの教師天使達
そして49人の生徒達がいた
それを取り囲んでいるのは100人にも上る生徒達だった
縛られている教師と生徒達が口々に叫びを上げる
「あ、あなた達、私達教師にこんな振る舞いをして許されると思っているのっ!!
お母様達があなた達のこの行いにどれだけ嘆かれるか!!…」
「どうしてこんなことするの!リリー!!
悪ふざけなら止めてよ、早く縄を解いて!!」
「いやあ!!お母さん!!家に帰らしてよォォ!!」
悲鳴、助けを求める声、叱責、罵声…
様々な声が取り囲んでいる少女達に浴びせられる
だが少女達はそんな声を掛ける者たちに
生暖かな視線を寄越すのだった
100人の少女達の中から一人の少女が歩み出る
アリアだった…
「みなさん、静粛に、私達はあなた達を悪魔へと
生まれ変わる祝福を授けにきたのよ」
「あ、悪魔にですってッ!」
アリアの発言に教師達が騒ぎ始める
「ええ、光栄に思って、悪魔になるということは
素晴らしいことなのだから」
「ふざけたことをっ!よりにもよって悪魔ですって!?
そんなもの何百年も前に滅びたのよッ!冗談も大概にしなさいっ!」
クスッとアリアの口から笑いが漏れる
さながら無知なものを嘲笑うかのように
「なにが可笑しいのッ!!」
「クスックスッ!悪魔がいないと言うのなら証拠を見せてあげる…
ねぇ…みんな…」
アリアは笑いながら後ろにいる者達に振り返る
それに答えるかのように、アリアと取り囲んでいる少女達に
変化が起きた
292 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:28:39 ID:zUYEoMrU
白い翼は黒に、頭には角を尻からは尻尾を
100人を数える美しい少女達は、一瞬にしてその姿を
異形の悪魔へと変貌させたのだった
たった今の目の前の出来事に生徒も教師たちも
声を失ってしまう
当然だろう、何百年も前に滅びた悪魔が
今自分たちの目前に出現したのだから
しかも悪魔達は自分の友人や教え子達だった
ひとりの教師が勇気を振り絞ってアリアに問いかける
「あ…あなたの…その姿…本当に悪魔なの……
一体どうして?…」
「ふふ、私達わね、さるお方のお陰でこうして悪魔へ生まれ変わったの
その方はね、私達に素晴らしい物を教えてくださった
快楽という、至上の甘美な蜜をね
だからあなた達にも知ってもらいたいの、この甘い蜜を…
うふふ…さぁサバトの始まりよッ!!!」
アリアの言葉を号令に悪魔へ変わった少女が
それぞれ気に入ってるもの達へと襲い掛かる
やがて体育館からは悲鳴や衣服を引き千切る音が響きわたった
周囲が悲鳴に包まれていくなか、アリアは先ほど
勇気を振り絞って話しかけてきた教師の前に立った
服は悪魔へ変貌した時に脱ぎ捨てたため、全裸である
「いいざまね、フローラ先生」
フローラと呼ばれた教師は俯いていた顔をアリアに向けると
それでも力のこもった目でにらみつけた
「アリアさん…悪魔になったとはいえ、なぜこのようなことを!?」
「天使を悪魔に変え、仲間を増やすのが、あの方のお望みだからよ」
「…けれど…あなただって、今は悪魔に変わったとしても天使だったはずよ
もう天使としての誇りはないの!?目を覚まして!!
あなたはやさしくていい子だったじゃない!」
馬鹿な教師の戯言にアリアは、ため息をもらす
「はぁ…あなたみたいな馬鹿を相手にしてると疲れるわ…」
「なッ!」
「フローラ先生、この体は天使にも悪魔にもなれるようになったわ
だけど体は天使に戻っても心は悪魔のままなのよ
残念でしょう、でも嘆かなくていいわ、あなたも悪魔になるんだから」
フローラは恐怖を覚える、よりにもよって自分が悪魔になるだなんて
あまりにも恐ろしいこと…
293 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:29:09 ID:zUYEoMrU
「い…嫌ッ!悪魔になるだなんて、そんなおぞましいッ!…」
「うふふ、大丈夫、私も最初はそうだったから…」
アリアはそういうとフローラの服を脱がしだす
「なにをする気!?」
「決まってるでしょ?服を着たままじゃセックスできないじゃない?
せっかくこっちが裸になってるのに」
「セ…セックスですって……イヤァ!やめてッ!!」
アリアが乱暴に上着とブラジャーを剥ぎ取ると
フローラの形のいい乳房が露になった
ピンク色の乳首に健康的な豊満な乳房をしている
男なら誰もが吸い付きたくなるような胸だろう
「あらあら、フローラ先生、あなたとってもおいしそうなオッパイをしてるんですね
さすがは大人の天使だわ、どれちょっと味見させてもらおうかしら」
アリアはひょいと屈みこむとフローラのおっぱいを手に掴む
そして赤ん坊のように乳首へと口を付けるのだった
「ひぃ、やぁぁッー!」
チュパッ、チュパッ、チュッと乳首を吸う
「ハァハァ…や…めて…吸わない…で…あゥッ!…」
乳房を吸われていることに嫌悪感を示しつつも
フローラの声はどこか荒い
アリアはただ強く吸い付くよりもたまに弱く甘噛みしたり
乳房の先端をつついたりしてフローラの心を翻弄した
しばらくするとフローラの乳房から赤ん坊に与えるべき母乳が
滴り落ちてくるのがアリアにわかった
フローラもそれに気づいたらしく、端正な顔は羞恥に染まる
アリアは一端、乳房を口から開放するとフローラに対して侮蔑の表情を浮かべた
「フローラ先生ったら最低ですね…なんだかんだ言いながら悪魔に
おっぱい吸われたあげく母乳まで漏らしちゃうなんて…
うふふふ、とんだ淫乱天使もいたものね…」
「やめてっ!!私は淫乱なんかじゃ…」
「じゃあ、オッパイ吸われて感じてるのはどうして?」
「…それは…」
元来天使は快楽に弱い、なぜなら天使達の間には徹底した禁欲主義が
蔓延しておりオナニーはもちろんキスすら滅多にしない種族だからである
フローラがアリアに乳房を吸われ、感じてしまったのも無理からぬことであった
294 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:29:39 ID:zUYEoMrU
「ふふ、心の底じゃ淫乱の癖に、仮面を被って貞淑ぶっている…
それがあなたの…いいえ、天使達全員の本性よ、フローラ先生!」
「いいえ、違うわ!アリアさん!!私達天使はもっと…」
フローラは必死な思いでアリアを説得しようとする
だが悪魔となった者には、その声も届かない
「ふん、今更何を吼えたって無駄なことよ、あなたの淫らな本性…
わたしの手で解き放ってあげる!」
いうとアリアは女陰に手を突っ込みなにかを
引きずり出すような動作をする
「これであなたも本当の自分に気づくわ…
わたしがそうだったようにね…
さぁ、出てきて、わたしのかわいい子供…」
そうやって引きずり出されたのはなにか黒々とした蛭のような生き物だった
黒い蛭のような生物は透明な粘液に包まれ頭部にあたる部分を
ぴくぴくと動かしている
100人が見て100人全員が嫌悪感を持つ、そんな禍々しさをもった生物…
当然フローラも黒蛭を見たとき、恐怖とおぞましさで騒然となった
今産まれた黒蛭によって、自分がどんな目にあうのか
想像するだけで恐ろしい
「あ…あなた…それは一体なんなの?…」
「ふふッ!かわいいでしょう、わたしの魔力によって生み出された寄生蟲よ
私達悪魔の間では、悪魔の卵とも呼んでいるけどね
すごいわよぉ、これを入れられたら最後、簡単に虜になっちゃうんだもの」
アリアの言葉でそれが自分の体になにをもたらすか、フローラはわかってしまう
それでも恐怖ゆえか、縄で縛られた窮屈な自分の体をゆっくりと後ずさりさせる
目ざとく気づくアリア
「逃げようとしても無駄よ、フローラ先生、今日中にこの学校の生徒は
みんな悪魔になるんだから…ひとりを除いてね」
アリアはフローラの体を押さえつけるとゆっくりと股間に向けて
黒蛭を入れようとする
「いやぁぁよぉぉー!!悪魔になんてなりたくないッ!!」
激しく抵抗するフローラの努力も虚しく、黒蛭は秘所の中に潜り込んでいった
「駄目ぇぇェェー!入ってこないでぇぇ!!」
秘所に入っていった黒蛭を取り出そうにも手は縛られて動かせない
フローラは異性物に膣を犯される不快感に耐えなければならなかった
295 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:30:08 ID:zUYEoMrU
数十秒経つと黒蛭はすっかり膣の奥深くへと潜ってしまっていた
「ああ…こんな気持ち悪い物が私の中に…」
自分の体の中に異生物が入っている事実にフローラは絶望する
アリアは黒蛭が完全に入ったことを確認すると
フローラを縛っている縄に手を掛ける
「…!?なにを…」
「縄を解いてあげてるのよ、感謝してよね」
フローラの戒めはすっかり解かれ、五体が自由になる
立ち上がりアリアに向き合うフローラ
「何故、縄を解いたの?…」
「それはすぐにわかるわ、それより逃げなくてもいいの?
扉の鍵は掛かってないわよ、周りの子達も大体は
悪魔化は終わったみたいだし」
フローラが辺りを見回すとほとんどの少女や教師達が
悪魔へ変わっていた
すでに悪魔同士何十人で荒淫に耽っている者たちまでいる
今の時点でも悪魔に犯されている者もいたが
フローラは苦々しく目を瞑った
今はそれよりもアリアに聞かなければならない事がある
「さっきは逃げても無駄だといったわ、アリアさん
一人を除いて全員悪魔になってもらうとも…
それなのに逃げなくてもいいの?とはどういうこと?…」
「そうね、面白いゲームを思いついたのよ
あなたに二つの選択肢をあげる
ひとつはここにいる者達を見捨てて外へ逃げる選択肢
もうひとつは、今あそこで一人怯えている少女を助けて逃げる選択肢
どちらか一方は不正解、その時はあなたにはおとなしく悪魔になってもらう
けど正解を選んだときは、手を出さないで逃がしてあげるわ
さっき入れた悪魔の卵にもなんの害ももたらさない様に命令しておく…
どう?簡単で面白いゲームでしょ?」
フローラは思案する、悪魔の言うことがどこまで信じられるか
両方不正解ということもありうる…
ただどちらにしても自分はこのゲームを
受けるしかないということは分かっていた
「いいわ、そのゲーム受けましょう」
「そうこなくちゃね、じゃあゲームスタート!」
296 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:30:32 ID:zUYEoMrU
ゲームの開始が始まるとフローラは真っ先に一人で怯えている少女へと向かった
それは天使の本性は淫乱で貞淑の仮面を被っていると
言われたフローラの天使としての意地だった
なんとしてもこの少女を助け二人で逃げる
どう見ても他のものを見捨てて一人で逃げるのは罠だ
誰だって自分の身はかわいいと思うのが普通だろう
アリアは自分を試すためにこの二つの選択肢を用意したに違いない
フローラは少女の前に立つと手を差し伸べる
「さぁ、こんな場所から一緒に逃げましょう…
大丈夫、なにがあっても私が守って見せるから」
少女は顔を上げるとおずおずとフローラの手を握った
そして瞳に涙をためると、フローラに抱きつく
「うわぁぁっーん、先生ッ!!私の友達が…みんな悪魔にッ!」
「大丈夫よ、みんなきっと元に戻るから…今は逃げることだけ考えましょう」
泣きじゃくる少女をなだめるとフローラは少女の手を掴み
体育館の入り口へと走った
入り口にたどり着くまでほんの30秒足らずの時間だったろうが
フローラには何分にも感じられた
なによりこちらをみているアリアの顔を見るのが恐ろしかった
ようやく入り口の前にたどり着くとフローラの心に安堵が広がっていく
(私はゲームに勝ったのね…)
そう安心してフローラは扉に手をかけた…
途端フローラの体に電撃が走った
その刺激は苦痛ではなく…快楽だった
気づくと自分の秘所にいつのまにか助けた少女の指が入っているのが見えた
フローラは嫌な予感がして後ろを振り向くと少女の顔を見た
少女は笑っている、まさしく悪魔の笑みで…
「あ…あな…た…まさか…」
「ええ、そうです先生…私、元から悪魔だったんですよ…
アリア様が言ったでしょう、悪魔にも天使にもなれるって」
「そ…そんな…」
「残念…不正解…ゲームはあなたの負けね…」
いつのまにか少女とフローラの後ろにはアリアが立っていた
「ふふ、残念でしたね先生、一人で逃げるのが正解だったのに
まぁ、先生の性格を考えれば分かってましたけどね
じゃあフローラ先生には悪魔になってもらいましょうか
ティアラ、遠慮しないで先生に快楽を教えてあげて」
「は~い、アリア様♪」
「イヤアアァァアァッー!!」
薄暗い体育館にフローラの悲鳴が響き渡った
297 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:30:59 ID:zUYEoMrU
「あひィッ!!あふッッ!」
膣に差し込まれている指が、しびれる様な快感をフローラに与えている
指で触れた部分から麻薬が染み渡っていくかのように
快楽の波がフローラの肉体に浸透しているようだ
「あはぁ……いや…なに…これ…」
「ふふ…そうやって乱れる姿はとても美しいですよ、先生」
ティアラが膣内を指を使ってかき回すたび
フローラの秘所からは悦びの蜜が大量に溢れていく
その愛液を指で掬うとティアラはフローラの目の前に持ってくる
「ほら見てください先生、先生のオマ○コからこんなにたくさんの
愛液が出てきたんですよ、顔に似合わず淫乱ですね♪先生は」
「いやぁ…違うわ…」
フローラの意識はすでに朦朧としている
すでに肉体は膣内に埋め込まれた悪魔の卵の作用によって
少しの快楽でも敏感に感じるようになってしまった
それでもわずかな理性がフローラの意識を留めていた
「もう、フローラ先生も強情ね、いいわ
ティアラ、先生に絶頂を教えてあげなさい」
「うふふ、了解…」
ティアラはフローラの秘所を弄ぶのを止めると
両足を掴み、その口を使って秘所を舐め始めた
「ひゃああッ!!やああぁぁあアー!」
さすがのフローラも秘唇を舐められる感触に声を上げて反応してしまう
ピチャ……ピチュ…チュプリ…
「ふふ、先生のオマ○コの汁…とっても美味しい…」
ティアラは厭らしく音を立てて秘所に溜まった愛液を啜りあげる
「ああう…あう…イヤなのに…か…感じちゃう…こんなのいやア…」
フローラの理性ももはや決壊寸前だった
快楽を敏感に感じてしまっている自分に対する嫌悪感と
体が感じている気持ちよさの矛盾…
フローラの両の目蓋からは涙すら流れ始めていた
そんなフローラにアリアは優しく語り掛ける
「先生、いいのよ…気持ちいいって叫んでも…」
フローラは喘ぎながら苦しむ
「それは…駄目よ…私は天使なんだもの…」
「どうして…」
「天使は快楽に溺れてはならないって…昔からの当たり前の決まりごとだからよ…
そう他者を殺してはいけないのと同じぐらい当たり前の決まりごとだわ…」
アリアは何も知らない小さな子供に言い聞かせるように話す
「そんなものはね、既存の概念に過ぎないのよ先生…
それにただ昔から決まってるからいけないだなんて思考停止に他ならないわ」
「それは…」
「ふふ、世界は悪魔のものに変わる…だからいいのよ…
あなたは天使の理に縛られる必要なんてない…
さぁ理性の鎖から…自分を解き放って…」
アリアがフローラの瞳を覗き込みと双眸がゆっくりと赤くなっていく
それを見つめているうちにフローラの目から光が失われていった
298 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:31:26 ID:zUYEoMrU
「…いいの?…理性や決まりごとに縛られなくても…」
「ええ…もちろん…ティアラ…」
アリアの言葉が終わるとティアラはフローラのクリトリスを
舌でつついた、フローラは背を反り返ると絶頂に達する
「…あ…あああアアぁァァッッー!!イクッッー!!」
フローラが始めて味わう快楽による充足だった
天国へ行ってしまうかと思うほど彼女にとって素晴らしくまた甘美なもの
それを敵である悪魔によって教えられた
横になり荒く息を吐きながら絶頂の余韻に浸るフローラ
心の中ではまるで深い闇が自分の全てを食い尽くしている錯覚に陥る
だが不思議とそれがイヤではない自分がいた
むしろ自分をもっと犯して黒い闇に染めてほしいとすら思った
「アリア様…」
いつのまにかアリアに様付けで呼ぶようになっているフローラ
「なぁに…フローラ先生」
フローラは嗜虐的な快感に浸りながら言う
「穢してください……犯してぐちゃぐちゃにして…真っ白な私の心も体も
どす黒い闇で汚してください…」
「クスッ、いいわよ、たっぷりとあなたの肉体も精神も
悪魔の色に染めてあげる…」
フローラの顔の横に淫臭漂う肉棒が差し出される
アリアの秘所から生えてきた悪魔のペニスだった
「ふふ…舐めてくれる…先生…」
「はい…喜んで…アリア様」
もはやフローラの心に天使としての誇りはなかった
あるのは天使である自分が悪魔に穢されるという
背徳とマゾの快感だけ…
それでもフローラは自分が幸せであることを確信していた
もはや自分が天使としての規律や理性に囚われることはないのだから…
299 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:31:55 ID:zUYEoMrU
フローラは跪くと、自分の前にそびえ立つ男根に
うっとりと目を細める
肉棒から放たれる匂いは常人ならば吐き気を催す臭気だったが
フローラにとってはその香りも麗しく思えた
フローラは顔を近づけるとその男根の先端に口付けをする
それから舌を伸ばすとゆっくりと悪魔の一物に奉仕し始めた…
先端を舌でつつき、カリの部分を優しく包み込む
自分でも一体どこにそんな知識があったのか
自然とアリアのペニスにフローラは快感を与えていった
次第に先端から微量ながら先走りが垂れてくる
「ふふふ、気持ちいいわよ、フローラ先生…まるで娼婦ね」
アリアが感じてくれているのがまた嬉しく
フローラは懸命に口の中の男根をしゃぶる
「…ん…むう……はむ…う…」
男根から溢れる先走りを舌で味わい
堪能した後、喉元へ嚥下する
そのたびに自分の中に穢れが入っていくようで
フローラは快感だった
そして口内でアリアのペニスが段々と硬さを増していくのを感じた
射精が近づいている証拠である
フローラの心が歓喜に染まる
「ハァハァ…そろそろ出るわよ…先生…準備はいい…」
(はい、出してください、アリア様…その精液で私の中を
思いっきり汚してっ!!)
「イ…ク…わ…あっ…あはああぁぁん!!…」
アリアのペニスが口内でぶるりと震えると
次の瞬間一気に精液が鈴口を通って発射された
ドクッドクッと大量の精液が注がれる
フローラはそれを一滴もこぼさない様に
大きく口を開けて放出を受け止めた
咽びながら精液を飲み干していくが
それでも多すぎる精液は到底飲みきれるはずもなく
口から溢れ出た精液は顎を伝って
胸や秘所に滴り落ちた
300 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:32:23 ID:zUYEoMrU
「うふ、少しこぼしちゃったようだけど大体は飲みきれたようね
さて、次はどうするか、分かってるわよね?」
「はい…アリア様…」
アリアの言葉を受けてフローラは寝そべるとM字に足を広げる
その後、指を使って愛液でドロドロになっている割れ目を押し広げた
「私の汚らしいオマ○コの中に、アリア様の逞しい肉棒を入れてください…」
「クスッ…入れるだけでいいの?…」
アリアは焦らす…
「いえ…入れるだけじゃなくて…」
「入れるだけじゃなくて?」
「…入れた後…オマ○コの中にアリア様の精液…たくさん注いで欲しいです…」
「ふふ、いいわよ…あなたの望みどおりにしてあげる」
硬く反り返ったペニスをフローラの秘所にあてるアリア
フローラは秘唇に肉棒が当たる感触に身震いしてしまう
さっき舌で弄ばれたときでも凄まじい快感だったのに
こんな太くて逞しいペニスを入れられたら自分はどうなってしまうのか…
想像するだけでフローラは恍惚となった
アリアはそっと腰に力を入れると肉棒をフローラの秘所に押し進めていく
「んはぁッ!!あはぁぁ……イイっ!!」
自分の秘所が逞しい棒に押し広げられていく感じにフローラは嬌声を上げてしまう
そのフローラの悦びに答えるかのように
膣の襞たちは肉棒を包み込み、離すまいときつく締め付ける
「あああん!先生の中…あったかくて…すごく気持ちいい…
どう?悪魔のペニスに貫かれる体験は?」
「はいッ!アリア様のペニスがこんなに太くて硬くて…とても…気持ちがいいです…
幸せすぎて頭おかしくなっちゃいそう…」
更なる快楽を求めてフローラは両足をアリアの腰に絡める
ズッズッ…と膣内の歓迎を受けながら進入していたペニスは
ついに秘所の最奥へと到達する
「あは、私のオチ○チン…全部先生の中に飲み込まれちゃった…
あんなに長くて太かったのに…ほんと先生はエッチな体してるね
私は淫乱じゃないって叫んでたのに、とんだ大嘘つきだわ」
「ああ…ごめんなさいアリア様、私自分でも気づいてなかったんです
自分の心と体がこんなに淫乱だっただなんて…」
「まぁいいわ、今は…先生を素敵な悪魔へ作り変える儀式なんだから…」
アリアは最奥に到達したペニスを再び引き抜くと荒く突き入れる
そしてまた引き抜くと突き入れるを繰り返す
「あはんっ!……アリア様…激し…すぎ…すぐイっちゃいますぅ!!」
「いいわ!イきなさい!」
激しい抜き差しに二人の結合部からはおびただしい愛液が溢れ
床を汚していく
フローラは情熱的で荒々しいアリアの腰使いに心も体も溶かされていた
信じがたいほどの快楽が体を襲い、フローラは流されるまま
喘ぎ、悶えながら肉欲に翻弄されていく
何もかもが始めての経験、快楽というものがこれほど
素晴らしい物だったとは彼女の長い人生でも知らなかったこと
今ではフローラはアリアが快楽を至上の甘美な蜜と言った理由が分かる気がした
「あはん…イイ…イクッ!イクわッ!!!」
「うふ…イクのね…わたしもイきそう…んんぁあはっ!!」
アリアのペニスが秘所のある一点を突き
フローラは絶頂へ上り詰める
つられて膣がきつく引き締まりアリアも射精へと向かったのだった
301 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:32:46 ID:zUYEoMrU
ビュクッ!ビュクッ!ビュルルッ!
フローラの膣内でアリアのペニスが幾度も脈打ち
2度目とは思えないほどの濃く大量の精液が胎内へと注がれる
その精液を受けて膣内で同化していた黒蛭は
フローラの肉体へ侵食を始める
闇のエネルギーを放出していき、フローラの肉体は
天使から悪魔へ変異を開始した…
フローラ自身も自分の肉体が別のものに変わっていくのを感じていた
彼女は幸福だった、もはや自分が悪魔になることも恐ろしくない…
「私…これで悪魔になるんですね…」
「ええ、そうよ、あなたは生まれ変わる
天使の姿からもしがらみからも開放されて美しい悪魔に…
だから今は安心して眠りなさい、次に目覚めた時には
全て終わっているから…」
「はい…アリアさま…」
母親に抱かれて眠る子供のようにフローラは安心して瞳を閉じた
フローラの白い羽はもう灰色に変わっている
自分の体の下で悪魔に変わっていく教師を見つめながら
アリアは優しく微笑んだ
302 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:33:13 ID:zUYEoMrU
学校が終わって、私は家への帰りの道をとぼとぼと歩く…
曇りの天気は変わらぬまま雨が降りそうなのに
私の足取りは重い…
昼休みに消えたみんなは、授業が始まる時間になると
どこからか戻ってきた
その中にアリアもいたけれど、話しかけようとしても
冷たい視線を投げかけるだけだった
それから先生が来るといつもどおり授業が始まる
ただどこか以前とはクラスの雰囲気が違った
それは朝から感じていたことだけれども
みんなどこか私を避けているような気がする…
クラスメイトだけじゃない、先生までもが…
私が親しい友達に話しかけようとすると
その友達は私から逃げ、他の子の話の輪に入ろうとする
何故?どうして、私が避けられるの?
だれも疑問には答えてくれぬまま、時間だけが過ぎていき
そして学校が終わった…私にとって耐え難い時間だった…
ほんの2、3日前までは楽しいはずの学校だったのに
雨…振りそうだな…早く…家に帰らないと…
走ろうとするとすると、エリス、と呼ぶ声が聞こえた
声がしたほうに振り返るとそこにはアリアがいた
「アリア…」
「なによ、鳩が豆鉄砲食らったような顔して」
アリアは学校での冷たい態度が嘘のような
普段と変わらない顔をしている
「だってアリア、朝からなにか変でクラスのみんなも
私を避けてるし…なにがなんだかわからなくて…
私が知らないうちにアリアを傷つけたんじゃないかって…」
言ってる内に私は涙が浮かんでくるのを止められなかった
「はッ…涙なんか浮かべちゃって…私はね
あんたに言うことがあってきたの」
言う…こと…
「私は、ずっと昔からあんたがうざかった
ちょっと助けてやったぐらいで金魚のふんみたいにくっついてこられて…
それでも私、我慢してたのよ、冷たくしてあんたに悪評ばら撒かれても困るしね
でももうそんな必要なくなったの、あんたは一生一人ぼっちで
仲間もいないまま生きるのよ、あははははッ!!いい気味!!」
私の心にアリアの言葉が槍のように突き刺さる…
嘘だ…嘘に決まってる…またいつものアリアの冗談でしょ…
だってあんなに仲良しだったのに…一緒にたくさん遊んだのに…
303 魔天使 中篇 sage 2008/05/12(月) 07:34:12 ID:zUYEoMrU
「冗談でしょって顔してるわね、お生憎様、嘘じゃない
私の本当の心よ、私は解放されたの全てから」
「なに…いってるのアリア…それが本当のアリアの心なの?
あんなに一緒に遊んで仲良かったじゃない…
70年もずっと一緒で…」
私の言葉にアリアは哀れみの表情を浮かべていた
「ふん、同情で付きやってただけよ…内気で暗いあんたのためにね
私も明るくて友達思いの自分を演じてただけだったのよ
今ならそれがよく分かるわ…じゃあねエリス
もうあんたとは二度と口を聞くこともないだろうから」
そう言ってアリアは私の前から去っていった
私は去り行くアリアのうしろ姿になにも言えぬまま
ただ呆然と突っ立っていた
涙が頬を伝う…
雨はいつのまにか空から降り注いでいた
どれくらいそうしていただろう…
私はずぶ濡れになりながら道の端でうずくまっていた
今はこの雨に打たれて全て洗い流して欲しかった
痛みも悲しみも全部…
なにも…知らなかった、親友だと思っていたアリアにそんなふうに思われていたなんて…
すっと私の体に雨が当たるのがやむ
見上げるとラケルさんが私に傘をさしてくれていた
「ラケルさん…」
ラケルさんは苦しそう目で私を見ていた
「エリスさん、こんなところでずぶ濡れになって…
帰りましょう…テナさんが心配していますよ…」
そういってラケルさんは私を立たせるともう一本持っていた傘を私に差し出した
私はそれを受け取りラケルさんと二人で家路へと向かった
ラケルさんはなにも言わなかった…
「なにも…聞かないんですか?…ラケルさん…」
そう問う私に、ラケルさんはゆっくり首を横に振る
「いいえ、エリスさんが話したくないのに無理に聞き出そうとなんてしません
ただ悩んでいることや苦しいこと…誰かに話せば気が楽になることもあります
だからエリスさんが話したい時に話してくれればいいんです」
その言葉を受けて私はぽつぽつと話し始めた
だれでもいい、誰かに聞いて欲しかった…この痛みを…
「そうですか、親友だった方がそんなことを…」
「うん…私…気づけなかった、アリアが私のことずっとうざいって思ってたこと…
ただの同情で友達付き合いしてたなんて知らなかった…うぐっ…」
今日あったことを話しているうちに私の目から涙が零れ落ちてくる
止めようとしても止められなかった
ただ悲しみと苦しみで胸がいっぱいになってそれを吐き出してしまいたかった
ラケルさんは無言のままハンカチを取り出し涙をぬぐってくれた
「私にはエリスさんの受けた心の傷もアリアさんが
なぜいきなり変わってしまったのかもわからない…
ただ辛かったでしょうね…エリスさん…」
ラケルさんは私を抱き寄せると、雨にぬれるのもかまわずずっと抱きしめてくれていた
私はラケルさんの暖かい胸の中で泣いた
突然変わってしまったアリアに対する悲しさとラケルさんのなにも言わぬ優しさに
涙を止めることが出来なかった…
続く?
304 名無しさん@ピンキー sage 2008/05/12(月) 07:35:29 ID:zUYEoMrU
以上です、次で終わりです…
感想待ってます
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