スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
魔天使 前編
171 名無しさん@ピンキー sage 2008/04/30(水) 22:36:09 ID:2g0cSvv/
ちょっとSS投下してもいいかな?
天使と悪魔モノでまだ前編ってかんじなんだけど
初SSなんでこれでいいのかな…って思って感想聞いてみたくて
172 名無しさん@ピンキー sage 2008/04/30(水) 22:36:40 ID:OiLqAcPD
どうぞ。
173 名無しさん@ピンキー sage 2008/04/30(水) 22:38:49 ID:2g0cSvv/
>>172
どうもです、稚拙な部分もあると思いますがよろしくお願いします
174 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:40:15 ID:2g0cSvv/
燦燦と光り輝く太陽、それを見上げ私はため息つく
ああぁぁ~、どうしてこんなことになってしまったのか
後悔先に立たず、なんて言葉が頭に浮かぶ
「いいお天気だから調子に乗って遠くまできちゃったけど
ちょっと遠出しすぎちゃった…」
背中に付いている二つの白翼をたたむと私は足元の瓦礫に足を乗せた
太陽に焼かれていた石が少し生暖かい
「だ…大丈夫かな…ここら辺って悪魔や妖魔の居城があったっていうし…」
ちょっと気になって見下ろすと周囲の瓦礫には所々魔物や悪魔たちの紋章や
化け物を模した石造の残骸が散乱している
事態は最悪だわ…間違いなく…
「うわぁ…私…ちょっとやばいかも…」
私の名前はエリス、今年で80歳になったばかりのまだピチピチの少女天使
で、なんで私が悪魔達の居城の廃墟にいるのかというと…
それはほんの4時間前、朝起きた私は気持ちのいいぐらい晴れ渡った空を見て
空中散歩にでも行こうと思ったわけで…
今、思えば散歩になんか行かないで、友達のアリアとでも
遊んでおけばよかったと後悔してるけど
そして空を飛びながら自分の真下に広がる景色を眺め
朝の陽光をあびていると私は次第にウトウトとし始め、あろうことか
飛びながら寝てしまっていた
あげく気づいたときには、両親から決して近づいてはいけないと言われていた
かっての悪魔達の居城跡にいたのです…
175 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:40:55 ID:2g0cSvv/
「ううう…どうしよう…帰り方はわかんないし…おまけに悪魔達の住んでいた場所って
邪悪な魔力が満ちているって聞いたことがあるし…」
まだ私が生まれる前、何百年も昔の話だけど、世界には私たち天使以外にも
悪魔という種族がいて、それぞれふたつの種族は中が悪かったそうだ
それでも大昔は小さな小競り合い程度で済んでいたそうだけど
ほんの小さな理由で大戦争に発展していってしまったらしい
その戦争も最初のうちは両陣営とも拮抗した戦いだったけれど
次第に悪魔軍は天使軍に押され始め、ついに敗北する羽目になった
この戦争で悪魔は一匹残らず皆殺しにされたそうだ
まだ小さな頃、私はこの話を聞いてなにもみんな殺さなくてもいいのにと思った…
今は仕方のないことだったって割り切ってるけど
ともかく戦争が終わって悪魔がいなくなってもその居城後には様々な
怨念や邪気が渦巻いており、子供はもちろん大人の天使ですら近づかない
そんなやばい場所に来てしまって私は途方にくれている…
太陽が昇っている内はいいけど夕方や夜になったらどうなってしまうんだろう…
「悪魔たちの怨霊が現れて…八つ裂きにされたり…とか?」
嫌だ…まだ80年しか生きてないのに死ぬはめになるなんて絶対に嫌っ
お母さんを一人にしたくないし友達だって悲しむもの
それにやりたいことだってたくさんあるっ
「そうよ…こんな場所でうだうだ悩んでる場合じゃないわ!
帰り方がわからなくったって、とっととこの場所から離れたほうがいいに決まってる!」
そう思った私はすぐさま翼を広げ、空へ飛び立とうとした、すると
『………誰か……助け…て……』
ふいに私の頭の中に誰かの声が聞こえてきた
「だっ!誰っ!!」
驚いて周囲を見回しても辺りには誰もいない
「…誰…なの…どこにいるの…」
『…ワタシは…ここよ…閉じ込められているの……オネガイ…助けて…』
176 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:41:29 ID:2g0cSvv/
頭の中に響いてくる声に私は怖くなった
もしかしたら悪魔の霊が私を誘ってるんだろうか…あるいは別の何か…
今助けを求めているのは悪魔の霊?それとも閉じ込められていると言っていたし
もしかしたら天使なのかも…
私の頭のなかで様々な想像や考えがよぎる
しばらくたって私の心に恐怖のほかに好奇心が芽生え始めていくのを感じていた
悪魔たちの廃墟に閉じ込められている、という者の正体を知りたくなっていたのだ
好奇心は猫を殺すなんて言葉があるけど、たとえ無視してこの場所を離れたとしても
私は後になってきっと後悔する
それに助けを求めている人を見捨てることなんかできない
困っている人の力になる、それが天使の不変の常識だわ
意を決して私は大声で叫んだ
「あなたが閉じ込められているのはわかったわ!!でもどこに閉じ込められているのッ!!
お願い!教えてっっ!!」
『…真っ黒の廃墟……蛇の紋…章……そこに…』
頭に響いてきた声に頷くと私はそっと足を進めた
声が言っていた真っ黒の廃墟は探し始めてすぐに見つかった
その建物は周り全てが黒く塗りつぶされており、入り口の扉には蛇の紋章が刻まれていた
「声の人が言っていた廃墟はここね、蛇の紋章があるし…
それにしても不気味な建物だわ…悪魔って悪趣味…」
私は扉に手を掛けるとゆっくりと開けていく
ギチギチと鳴る扉の音がなにかの生き物の声のように感じられた
黒い建物の中は、私が思っていた以上に醜悪な場所だった
壁には至る所に天使のミイラが昆虫の標本のように貼り付けられており
中にはホルマリン漬けにされた天使だったものの骸があった
その天使の苦痛の表情たるや生前どんな苦痛を味合わされたか雄弁に語っている
私はすっかり怖気づいてよわよわと声に出す
177 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:41:58 ID:2g0cSvv/
「ねぇ…黒い廃墟の中に入ったわよ…あなた…どこにいるの…」
声の返事はすぐに返ってきた、外に居たころよりもはっきりとした声で
『すぐ近くよ、あなたが今居る場所の前にある赤い扉を開けてそれから
二つの黒い扉を抜けて地下に降りるの!!そこに私はいるわ!!!』
自分がどこに行けばいいかわかって少しほっとする、ただ
声の主は私が今どこにいるかわかっている、それが私には少し怖く感じられた
もし閉じ込められている者が天使でも悪魔でもない
別の何かだとしたら…
なんにせよ声の言ったとおり三つ扉をあけると地下への階段があった
それを降り扉を開けると目の前に何十もの牢屋が目に入った
その部屋の一番奥の牢屋に声の主は鎮座していた
私はその牢屋に、恐る恐る忍び寄る
声の主は私の気配を感じるとゆっくりと顔を上げた
鉄格子越しに私は声の主の顔を見た、途端、一瞬見とれてしまっていた
太陽の光を吸い取ったかのような金髪、雪のように白い肌
瑞々しいほどに潤った唇、そして一番目に引くのはその背にある2枚の白い翼だった
声の主であった若い女性は、子供の私の目から見てもまるで女神のように美しかった
顔を上げた女神がゆっくりと唇を動かす
「ありがとう、私を見つけてくれて…私はずっと悪魔たちに閉じ込められたまま
忘れ去られてしまっていたの…でもこうしてあなたが見つけてくれた
お願い、その鉄格子に張られている札を取って…それで私はここを出られるの…」
私は女性に命じられたかのように鉄格子に張られている札を取る
そして女性は鉄格子を開けると私の前に立った
私はというと彼女があまりにも美人だったせいか、まともに彼女の顔を見れず
またなにを喋ったらいいのかもわからず内心オタオタしてしまっていた
そんな私の頭に女性はそっと手を乗せると優しく微笑んだ
178 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:42:29 ID:2g0cSvv/
「ふふ、そんなに緊張しないで、私の名前はラケル…あなたの名前を聞かせて」
ラケル…と名乗った女性の優しげな微笑に私はゆっくりと緊張が解けていくのを感じた
「わ、私!…エリスって言います!こ、今年で80歳です」
「そう、よろしくね、エリスさん、とりあえずあなたにはもっと感謝の言葉を送りたいのだけど
とにかくここからでましょう、ここは邪悪な場所だわ」
「はい、ラケルさん!!…でも私、家への帰り方がわからないんです…」
私の言葉にラケルさんは小首をかしげながら可笑しそうに笑った
「大丈夫よ、あなたが住んでいる場所の名前を教えてくれれば
私ね、大体この世界の場所や道、距離について知っているのよ
うふふっ、あなたのお母さんにお礼をしたいの、だから教えて頂戴……」
ラケルさんの微笑みに心を許してしまった私は自分の住んでいる町の名前を言った
それからラケルさんの案内で無事に母と私の住む家へ着くことができたのだった
そして母がお礼にとラケルさんに夕食を振舞うことになった
私はあんなにも美しいラケルさんと一緒に過ごせるのが嬉しくて
心の中で大喜びしていた、だけど…
この時、私はラケルさんがあんなに恐ろしくて忌々しい存在だとは思っていなかった
だって私の頭に手を乗せて微笑んだ顔も優しげな声も
どこにも偽りがあるようには見えなかったんだもの…
だから世界が…私たち天使が…あんなことになってしまうなんて…
絶対に信じられなかった…
179 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:43:11 ID:2g0cSvv/
月の輝ける夜
小さな町の一軒の家に楽しげな笑い声が響き渡っていた
「そうですか、エリスったら本当にドジねぇ!
空を飛んでて迷子になっちゃうなんてラケルさんに助けてもらわなかったら
まったくどうなってたことやら…」
困ったような顔をしながら談笑しているのは私のお母さんのテナだった
私たち天使は悪魔と違いみんな性別は女性である
天使はある一定の年齢に達すると自動的にショジョカイタイというのが起こり
娘を出産するという話らしい、私はまだ経験したことないけどね
ちなみにもちろん破っちゃいけない決まりごとみたいなものもある
胸を触ったりとかディープキスみたいな厭らしいことは
特にタブー視されている
なんでもセイヨクには決して溺れてはなれないという考えが
昔からあるそうなのだ
対して悪魔はセックスというようなことをして繁殖するらしいのだけれど
それがどういうものなのか、学校の教科書にも先生に聞いても教えてくれない
あれは絶対知ってそうな雰囲気だったけどなぁ…
話を戻すと
夕方ラケルさんを伴って家に帰宅した私はうっかり迷子になったことを言い
おろおろしていたところをラケルさんに助けられたと説明した
ただ悪魔たちの廃墟に迷い込んだことは伝えなかった
それを知られてしまったらゲンコツぐらいじゃすまないだろうし
ラケルさんがこのことは秘密にしようと言ったからだ
母にお礼を言いたいと言っていたのになぜ秘密にするのか
よくわからなかったけど、考えてもしかたないと
すぐに頭の片隅に追いやった
女神みたいな優しいラケルさんが悪いことをたくらむ様にはみえないもの
家に帰る途中、空の上でラケルさんが私のことをとても
気遣ってくれたことを私は覚えている
「でもねお母さん、迷子になったおかげでラケルさんに出会えたんだから
そんなにまずい出来事じゃなかったよ、むしろ幸運かな?」
母の作ったシチューを食べながら私が言う
「まったくこの子ったら、迷子になって悪い天使に攫われたら取り返しが
つかないところだったのよ!!」
私の言葉に怒るお母さんをラケルさんが宥める
「まぁまぁお母さん、こうして無事に帰れたんだからよかったんじゃありませんか
それに私もエリスさんに出会えてよかったですし
それにしてもお料理上手ですね、このシチュー、とても美味しいですよ」
「あら、いやだ、とんでもない、ラケルさんみたいな美人に褒められるなんて
私も嬉しいですよ」
「ふふっ、お母さんったら照れちゃって」
「お黙り…エリス…」
こうして穏やかな夜は過ぎていく…
180 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:43:52 ID:2g0cSvv/
助けていただいたお礼に是非泊まってもらいたいと言うお母さんの言葉を
喜んで快諾したラケルさんは私の家に泊まっていくことになった
ただ…
「ええ~、ラケルさん…お母さんの部屋で寝るの~…」
てっきり私の部屋で寝てくれると思ってたのになんだか残念…
なにもお母さんと一緒に寝なくてもいいのに
「あんたの部屋じゃ、狭くてとても布団を敷けないでしょ
私の部屋ならラケルさんの布団を敷く余裕もあるのよ」
お母さんの後ろでラケルさんが申し訳なさそうに言う
「ごめんね、エリスさん、せっかく泊めてもらうのに
エリスさんに狭苦しい思いをさせたくないの、また今度別の場所で
一緒に眠りましょう」
ラケルさんの言葉に私は渋々頷いた
それからお母さんとラケルさんが寝室に入ると、私もだんだんと眠くなり
自分の部屋へ行って、眠ることにした
ベットに入って瞳を閉じた私の脳裏に
母の部屋に入るときのラケルさんの顔が思い浮かぶ
あれは薄く微笑んでいた…
ラケルさんはなにが可笑しくて笑っていたんだろう…
まさかね…
181 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:44:25 ID:2g0cSvv/
それからずっと寝ていた私はなにかの物音を感じて
起きてしまった
時計を見ると深夜の2時を回っている
こんな中途半端な時間に起きちゃうなんて私も運が悪いな…
それにしてもさっきの物音なんだろう?
こんな時間だけどまだお母さんが起きてるのかな?
ラケルさんと話でもしてるんだろうか
起きたついでにトイレに行きたくなった私は物音を立てない様に
自分の部屋を出た
トイレの便座に座りながら私はほっと一息つく
昔はよくオネショしちゃってお母さんに怒られたな、なんて昔のことを思い出す
今はただ幼い子供の頃が懐かしい、私もいつかは大人になって子供を産む事になるのか…
なんてことを考えてしまったり…
大人になることは、私にはまだ先のこと、楽しみでもあるけれど
ほんの少し怖いこともある、私が、自分が変わってしまうんじゃないかって
今の自分が消えてしまうのが怖い…
こんな先の未来のことで私が不安を感じているのも
大人に近づいて変わっていってる証拠なんだろうか…
でも生きていくことは変わるってことだって偉い人も言ってたし
悩んでても仕方ないことだけど
私はいったん思考を打ち切ると水を流してトイレをあとにした
ふと自分の部屋に戻る途中、私はさっきの物音のことが気になった
お母さんに部屋に行ってみて聞いてみようか
寝てるかも知れないけど、ちょっと気になるし
お化けだったら嫌…
そう思った私はお母さんとラケルさんが寝ている部屋へと向かった
だけどお母さんの部屋に近づくにつれて私は母の部屋から
奇妙な音が漏れているのを聞いた
それはパンッ!パンッ!と何かを叩きつけるような音だったり
グチュ、二チャッと粘着質のような音だった
この時、私が音なんか気にせずに自分の部屋に戻っていれば
後悔なんかしないですんだのに……
そして私はその音が余計に気になって母の部屋をそっと開けた
だが目前に広がったのは到底信じられない光景だった
182 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:45:06 ID:2g0cSvv/
「ああン…ははン…いい…気持ちいい…頭が壊れちゃう…」
ベットの上でお母さんが体を悶えさせながら喘いでいた
口を大きく開け涎を垂らしながら痴態に狂っている
その顔が私にはとてもお母さんだとは思えなかった
普段のお母さんとはまるで違う『女』としての母の姿だった…
それ以上に私が信じられなかったのは…
母の上にのしかかり快楽を与えているものの正体だった
その背からは真っ黒な蝙蝠の翼が生え、頭からは二本の角
尻からは長い尻尾を…女陰からは棒状のような突起物が生え
それが母の秘所に繋がり快楽を与えているようだった
そう、母を犯していたものは、紛れもなく滅んだはずの
悪魔だったのだ
そして、その悪魔の顔は信じがたいことにラケルさんと同じ顔をしていた
なぜッ!どうしてラケルさんがッ!私の頭の中を様々な疑問が通り抜けていく
だが悪魔はそんなことはお構いなしに母を犯し続けていた
「どう、気持ちいい?最高でしょう、悪魔から与えられる快楽は…」
ラケルさんと同じ顔をした悪魔が妖艶に微笑む…
「ええ…すごくいいわ…こんな気持ちいいの、生まれて初めて…」
お母さんは髪を振り乱しながら悪魔の問いに答える
二人の結合部からは愛液が止め処なく流れ出てベットを濡らしていた
その愛液の量だけでも私は母が与えられている快楽が
どれほど凄まじいかわかった
悪魔の女陰から伸びている棒状の物が動くたび
グチャ、グチュと厭らしい音が響く
私が廊下で聞いた音はこの音だったんだ…
快感に悶えるお母さん…私はこんなお母さんを見たくない!
なのに…足はまるで床に張り付いたかのように動かなかった
「さぁ、あなたに最高の快楽を与えてあげる…」
悪魔がそう言うといきなりパンッ!パンッ!と挿入運動を激しくする
「あッ!あっ!あっ!あっ!イイッ♪」
母はもはや一片の理性すら捨て去っていた
そしてふいに悪魔が二、三度強く腰を押し付けるとその動きをとめた
尻を震わせ、子供を産み落とすかのような恍惚感に浸っている
「あふぅ!!すごい!熱くてトロトロしたのがいっぱい入ってクルぅッ!」
母はとうとう白目を向きながら失神してしまっていた
悪魔は母の秘所から突起物を引き抜くと怪しく囁いた
「今あなたの中に放った精液はね、悪魔の『種』なの…
うふふ、それはあなたの中で芽を吹きだして
あなたの体を作り変えてくれるわ…そう私と同じ悪魔にね…
ほら…もうすぐ…」
183 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:45:40 ID:2g0cSvv/
悪魔の言葉のすぐ後に母の体に異変が起きる
「はっ!あああんッ!わたし…カラダが…アツく……」
白い翼は灰色から黒い蝙蝠の翼に、頭から角が
尻から尻尾が生えてくる
女陰からは悪魔と同じ棒状のモノが粘液に塗れて産まれた
「はぁ…私にも…こんな太くて大きいものが生えてきちゃった…」
「フフ…それはね、ペニスって言うのよ、オチ○チンでもいいけど
悪魔だけが持ってる素晴らしいものよ…これであなたも悪魔の仲間入りね♪
うふふッ、嬉しいわ」
うっすらと目を開けた母は悪魔の言葉に喜びに満ちた声で答えた
「私もラケル様に悪魔に生まれ変わらせてもらって光栄ですわ
天使のままだったのなら一生こんな素晴らしい快楽は得られなかったでしょう」
母は立ち上がり悪魔の下に跪く、悪魔は母の前に片足を差し出す
すると母は嬉しそうに、その足へと接吻するのだった
支配者と下僕の儀礼をすませると母はゆっくりと覗き見をしている
私のほうへ振り返った
「ラケル様、さっきからずっと私達を盗み見ているものが…」
「そうね、いけない子だわ、……エリスさん……」
ラケルさんに名を呼ばれたとき、私の背中に冷たいものが走った
逃げなければ…さもないと恐ろしい目にあう…
それなのに私の足は、恐怖に震え一センチも動かすことが出来なくなっていた
ど、どうしよう扉の前にラケルさんとお母さんが向かってきてる
私の焦りに反して両足は決して動いてはくれなかった
そしてとうとう私の前の扉は開かれた…
目の前に全裸のラケルさんがいる
「いけませんよエリスさん…盗み見なんて…」
どこか咎めるような表情でラケルさんは笑った
始めてあった時と変わらない、慈愛に溢れた笑顔で…
その顔を見た時、私は目の前が真っ暗になり
そのまま気を失ってしまった…
184 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:46:33 ID:2g0cSvv/
気を失った少女の天使を二人の悪魔が見つめる
「ねぇ、ラケル様、この子も悪魔に作り変えてもよろしいでしょうか?
私、この子にもあの快楽を知ってほしくて」
そう言いながらテナは自らに新しく生えてきた男根を硬く勃起させる
娘を自らの手によって悪魔に変える想像に興奮しているようだ
だがラケルはテナを制する
「それは駄目よテナさん、この子に天使として生き残る最後の
一匹になって貰わなくてわね」
「と、いいますと?」
テナは疑問を呈する、なぜわざわざこの子を天使の
生き残りとしてする必要があるのか?
「簡単な話よ、この世界から天使が一匹残らず滅び絶えたら寂しいということ
私わね、この子を天使の天然記念物としてずっと檻の中で飼っておきたいの
私が悪魔の最後の一人として生き残ったようにね…
それに私を助けてくれた恩返しでもあるのよ、これは」
憎しみとどこか寂しさの含んだ声だった
「そうですか、この子も気の毒ねぇ…
でもラケル様のお決めになったことなら仕方ありませんね」
テナはどこか同情の篭った目で娘を見つめる
「それよりもテナさん、夜はまだ長いわ、他の住人の家に忍び込んで
あなたと同じように『種』を植えつけてきて頂戴
まずはこの町の住民を全て悪魔に生まれ変わらせる事
それが私たちの第一の目標よ」
「はい、畏まりました、ラケル様」
悪魔と化した黒い翼を広げるとテナは窓から出て行った
ラケルはそれを見届けると気を失ったエリスの頬に手を当てた
エリスを見つめる瞳は憂いと切なさに、はちきれそうだった
「エリスさん…私ね、何百年も長い間ずっとあの牢獄に閉じ込められていたの
声を放っても誰も聞いてくれない…近くに迷い込んで聞いても
逃げ出してしまう者がほとんどだった
だけどあなたは来てくれたわね……私…本当に嬉しかったのよ…
あなたに出会えて一日の短い時間でも一緒に過ごせた事
悪魔は嘘をつくけれどこれだけは私の真実の気持ち…
だからあなたには悪魔になってほしくない、私のような邪悪な悪魔には…
結局あなたを苦しめることになるけれど…ごめんなさい…
さよなら…私の天使さん…」
エリスの頬から手を放すとラケルはテナの後を追い、家を後にする
そして一度だけエリスと過ごした家を振り返るとそのまま闇夜に紛れていった
多分、続く?…
185 名無しさん@ピンキー sage 2008/04/30(水) 22:50:43 ID:2g0cSvv/
以上です、駄文失礼しました
続きには連鎖堕ちをいれたいと思ってるんですが
なかなか難しいです…
まだ不気味なものに寄生されてを表現できてはいないし
あんましエロくなくてすみません
ちょっとSS投下してもいいかな?
天使と悪魔モノでまだ前編ってかんじなんだけど
初SSなんでこれでいいのかな…って思って感想聞いてみたくて
172 名無しさん@ピンキー sage 2008/04/30(水) 22:36:40 ID:OiLqAcPD
どうぞ。
173 名無しさん@ピンキー sage 2008/04/30(水) 22:38:49 ID:2g0cSvv/
>>172
どうもです、稚拙な部分もあると思いますがよろしくお願いします
174 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:40:15 ID:2g0cSvv/
燦燦と光り輝く太陽、それを見上げ私はため息つく
ああぁぁ~、どうしてこんなことになってしまったのか
後悔先に立たず、なんて言葉が頭に浮かぶ
「いいお天気だから調子に乗って遠くまできちゃったけど
ちょっと遠出しすぎちゃった…」
背中に付いている二つの白翼をたたむと私は足元の瓦礫に足を乗せた
太陽に焼かれていた石が少し生暖かい
「だ…大丈夫かな…ここら辺って悪魔や妖魔の居城があったっていうし…」
ちょっと気になって見下ろすと周囲の瓦礫には所々魔物や悪魔たちの紋章や
化け物を模した石造の残骸が散乱している
事態は最悪だわ…間違いなく…
「うわぁ…私…ちょっとやばいかも…」
私の名前はエリス、今年で80歳になったばかりのまだピチピチの少女天使
で、なんで私が悪魔達の居城の廃墟にいるのかというと…
それはほんの4時間前、朝起きた私は気持ちのいいぐらい晴れ渡った空を見て
空中散歩にでも行こうと思ったわけで…
今、思えば散歩になんか行かないで、友達のアリアとでも
遊んでおけばよかったと後悔してるけど
そして空を飛びながら自分の真下に広がる景色を眺め
朝の陽光をあびていると私は次第にウトウトとし始め、あろうことか
飛びながら寝てしまっていた
あげく気づいたときには、両親から決して近づいてはいけないと言われていた
かっての悪魔達の居城跡にいたのです…
175 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:40:55 ID:2g0cSvv/
「ううう…どうしよう…帰り方はわかんないし…おまけに悪魔達の住んでいた場所って
邪悪な魔力が満ちているって聞いたことがあるし…」
まだ私が生まれる前、何百年も昔の話だけど、世界には私たち天使以外にも
悪魔という種族がいて、それぞれふたつの種族は中が悪かったそうだ
それでも大昔は小さな小競り合い程度で済んでいたそうだけど
ほんの小さな理由で大戦争に発展していってしまったらしい
その戦争も最初のうちは両陣営とも拮抗した戦いだったけれど
次第に悪魔軍は天使軍に押され始め、ついに敗北する羽目になった
この戦争で悪魔は一匹残らず皆殺しにされたそうだ
まだ小さな頃、私はこの話を聞いてなにもみんな殺さなくてもいいのにと思った…
今は仕方のないことだったって割り切ってるけど
ともかく戦争が終わって悪魔がいなくなってもその居城後には様々な
怨念や邪気が渦巻いており、子供はもちろん大人の天使ですら近づかない
そんなやばい場所に来てしまって私は途方にくれている…
太陽が昇っている内はいいけど夕方や夜になったらどうなってしまうんだろう…
「悪魔たちの怨霊が現れて…八つ裂きにされたり…とか?」
嫌だ…まだ80年しか生きてないのに死ぬはめになるなんて絶対に嫌っ
お母さんを一人にしたくないし友達だって悲しむもの
それにやりたいことだってたくさんあるっ
「そうよ…こんな場所でうだうだ悩んでる場合じゃないわ!
帰り方がわからなくったって、とっととこの場所から離れたほうがいいに決まってる!」
そう思った私はすぐさま翼を広げ、空へ飛び立とうとした、すると
『………誰か……助け…て……』
ふいに私の頭の中に誰かの声が聞こえてきた
「だっ!誰っ!!」
驚いて周囲を見回しても辺りには誰もいない
「…誰…なの…どこにいるの…」
『…ワタシは…ここよ…閉じ込められているの……オネガイ…助けて…』
176 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:41:29 ID:2g0cSvv/
頭の中に響いてくる声に私は怖くなった
もしかしたら悪魔の霊が私を誘ってるんだろうか…あるいは別の何か…
今助けを求めているのは悪魔の霊?それとも閉じ込められていると言っていたし
もしかしたら天使なのかも…
私の頭のなかで様々な想像や考えがよぎる
しばらくたって私の心に恐怖のほかに好奇心が芽生え始めていくのを感じていた
悪魔たちの廃墟に閉じ込められている、という者の正体を知りたくなっていたのだ
好奇心は猫を殺すなんて言葉があるけど、たとえ無視してこの場所を離れたとしても
私は後になってきっと後悔する
それに助けを求めている人を見捨てることなんかできない
困っている人の力になる、それが天使の不変の常識だわ
意を決して私は大声で叫んだ
「あなたが閉じ込められているのはわかったわ!!でもどこに閉じ込められているのッ!!
お願い!教えてっっ!!」
『…真っ黒の廃墟……蛇の紋…章……そこに…』
頭に響いてきた声に頷くと私はそっと足を進めた
声が言っていた真っ黒の廃墟は探し始めてすぐに見つかった
その建物は周り全てが黒く塗りつぶされており、入り口の扉には蛇の紋章が刻まれていた
「声の人が言っていた廃墟はここね、蛇の紋章があるし…
それにしても不気味な建物だわ…悪魔って悪趣味…」
私は扉に手を掛けるとゆっくりと開けていく
ギチギチと鳴る扉の音がなにかの生き物の声のように感じられた
黒い建物の中は、私が思っていた以上に醜悪な場所だった
壁には至る所に天使のミイラが昆虫の標本のように貼り付けられており
中にはホルマリン漬けにされた天使だったものの骸があった
その天使の苦痛の表情たるや生前どんな苦痛を味合わされたか雄弁に語っている
私はすっかり怖気づいてよわよわと声に出す
177 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:41:58 ID:2g0cSvv/
「ねぇ…黒い廃墟の中に入ったわよ…あなた…どこにいるの…」
声の返事はすぐに返ってきた、外に居たころよりもはっきりとした声で
『すぐ近くよ、あなたが今居る場所の前にある赤い扉を開けてそれから
二つの黒い扉を抜けて地下に降りるの!!そこに私はいるわ!!!』
自分がどこに行けばいいかわかって少しほっとする、ただ
声の主は私が今どこにいるかわかっている、それが私には少し怖く感じられた
もし閉じ込められている者が天使でも悪魔でもない
別の何かだとしたら…
なんにせよ声の言ったとおり三つ扉をあけると地下への階段があった
それを降り扉を開けると目の前に何十もの牢屋が目に入った
その部屋の一番奥の牢屋に声の主は鎮座していた
私はその牢屋に、恐る恐る忍び寄る
声の主は私の気配を感じるとゆっくりと顔を上げた
鉄格子越しに私は声の主の顔を見た、途端、一瞬見とれてしまっていた
太陽の光を吸い取ったかのような金髪、雪のように白い肌
瑞々しいほどに潤った唇、そして一番目に引くのはその背にある2枚の白い翼だった
声の主であった若い女性は、子供の私の目から見てもまるで女神のように美しかった
顔を上げた女神がゆっくりと唇を動かす
「ありがとう、私を見つけてくれて…私はずっと悪魔たちに閉じ込められたまま
忘れ去られてしまっていたの…でもこうしてあなたが見つけてくれた
お願い、その鉄格子に張られている札を取って…それで私はここを出られるの…」
私は女性に命じられたかのように鉄格子に張られている札を取る
そして女性は鉄格子を開けると私の前に立った
私はというと彼女があまりにも美人だったせいか、まともに彼女の顔を見れず
またなにを喋ったらいいのかもわからず内心オタオタしてしまっていた
そんな私の頭に女性はそっと手を乗せると優しく微笑んだ
178 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:42:29 ID:2g0cSvv/
「ふふ、そんなに緊張しないで、私の名前はラケル…あなたの名前を聞かせて」
ラケル…と名乗った女性の優しげな微笑に私はゆっくりと緊張が解けていくのを感じた
「わ、私!…エリスって言います!こ、今年で80歳です」
「そう、よろしくね、エリスさん、とりあえずあなたにはもっと感謝の言葉を送りたいのだけど
とにかくここからでましょう、ここは邪悪な場所だわ」
「はい、ラケルさん!!…でも私、家への帰り方がわからないんです…」
私の言葉にラケルさんは小首をかしげながら可笑しそうに笑った
「大丈夫よ、あなたが住んでいる場所の名前を教えてくれれば
私ね、大体この世界の場所や道、距離について知っているのよ
うふふっ、あなたのお母さんにお礼をしたいの、だから教えて頂戴……」
ラケルさんの微笑みに心を許してしまった私は自分の住んでいる町の名前を言った
それからラケルさんの案内で無事に母と私の住む家へ着くことができたのだった
そして母がお礼にとラケルさんに夕食を振舞うことになった
私はあんなにも美しいラケルさんと一緒に過ごせるのが嬉しくて
心の中で大喜びしていた、だけど…
この時、私はラケルさんがあんなに恐ろしくて忌々しい存在だとは思っていなかった
だって私の頭に手を乗せて微笑んだ顔も優しげな声も
どこにも偽りがあるようには見えなかったんだもの…
だから世界が…私たち天使が…あんなことになってしまうなんて…
絶対に信じられなかった…
179 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:43:11 ID:2g0cSvv/
月の輝ける夜
小さな町の一軒の家に楽しげな笑い声が響き渡っていた
「そうですか、エリスったら本当にドジねぇ!
空を飛んでて迷子になっちゃうなんてラケルさんに助けてもらわなかったら
まったくどうなってたことやら…」
困ったような顔をしながら談笑しているのは私のお母さんのテナだった
私たち天使は悪魔と違いみんな性別は女性である
天使はある一定の年齢に達すると自動的にショジョカイタイというのが起こり
娘を出産するという話らしい、私はまだ経験したことないけどね
ちなみにもちろん破っちゃいけない決まりごとみたいなものもある
胸を触ったりとかディープキスみたいな厭らしいことは
特にタブー視されている
なんでもセイヨクには決して溺れてはなれないという考えが
昔からあるそうなのだ
対して悪魔はセックスというようなことをして繁殖するらしいのだけれど
それがどういうものなのか、学校の教科書にも先生に聞いても教えてくれない
あれは絶対知ってそうな雰囲気だったけどなぁ…
話を戻すと
夕方ラケルさんを伴って家に帰宅した私はうっかり迷子になったことを言い
おろおろしていたところをラケルさんに助けられたと説明した
ただ悪魔たちの廃墟に迷い込んだことは伝えなかった
それを知られてしまったらゲンコツぐらいじゃすまないだろうし
ラケルさんがこのことは秘密にしようと言ったからだ
母にお礼を言いたいと言っていたのになぜ秘密にするのか
よくわからなかったけど、考えてもしかたないと
すぐに頭の片隅に追いやった
女神みたいな優しいラケルさんが悪いことをたくらむ様にはみえないもの
家に帰る途中、空の上でラケルさんが私のことをとても
気遣ってくれたことを私は覚えている
「でもねお母さん、迷子になったおかげでラケルさんに出会えたんだから
そんなにまずい出来事じゃなかったよ、むしろ幸運かな?」
母の作ったシチューを食べながら私が言う
「まったくこの子ったら、迷子になって悪い天使に攫われたら取り返しが
つかないところだったのよ!!」
私の言葉に怒るお母さんをラケルさんが宥める
「まぁまぁお母さん、こうして無事に帰れたんだからよかったんじゃありませんか
それに私もエリスさんに出会えてよかったですし
それにしてもお料理上手ですね、このシチュー、とても美味しいですよ」
「あら、いやだ、とんでもない、ラケルさんみたいな美人に褒められるなんて
私も嬉しいですよ」
「ふふっ、お母さんったら照れちゃって」
「お黙り…エリス…」
こうして穏やかな夜は過ぎていく…
180 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:43:52 ID:2g0cSvv/
助けていただいたお礼に是非泊まってもらいたいと言うお母さんの言葉を
喜んで快諾したラケルさんは私の家に泊まっていくことになった
ただ…
「ええ~、ラケルさん…お母さんの部屋で寝るの~…」
てっきり私の部屋で寝てくれると思ってたのになんだか残念…
なにもお母さんと一緒に寝なくてもいいのに
「あんたの部屋じゃ、狭くてとても布団を敷けないでしょ
私の部屋ならラケルさんの布団を敷く余裕もあるのよ」
お母さんの後ろでラケルさんが申し訳なさそうに言う
「ごめんね、エリスさん、せっかく泊めてもらうのに
エリスさんに狭苦しい思いをさせたくないの、また今度別の場所で
一緒に眠りましょう」
ラケルさんの言葉に私は渋々頷いた
それからお母さんとラケルさんが寝室に入ると、私もだんだんと眠くなり
自分の部屋へ行って、眠ることにした
ベットに入って瞳を閉じた私の脳裏に
母の部屋に入るときのラケルさんの顔が思い浮かぶ
あれは薄く微笑んでいた…
ラケルさんはなにが可笑しくて笑っていたんだろう…
まさかね…
181 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:44:25 ID:2g0cSvv/
それからずっと寝ていた私はなにかの物音を感じて
起きてしまった
時計を見ると深夜の2時を回っている
こんな中途半端な時間に起きちゃうなんて私も運が悪いな…
それにしてもさっきの物音なんだろう?
こんな時間だけどまだお母さんが起きてるのかな?
ラケルさんと話でもしてるんだろうか
起きたついでにトイレに行きたくなった私は物音を立てない様に
自分の部屋を出た
トイレの便座に座りながら私はほっと一息つく
昔はよくオネショしちゃってお母さんに怒られたな、なんて昔のことを思い出す
今はただ幼い子供の頃が懐かしい、私もいつかは大人になって子供を産む事になるのか…
なんてことを考えてしまったり…
大人になることは、私にはまだ先のこと、楽しみでもあるけれど
ほんの少し怖いこともある、私が、自分が変わってしまうんじゃないかって
今の自分が消えてしまうのが怖い…
こんな先の未来のことで私が不安を感じているのも
大人に近づいて変わっていってる証拠なんだろうか…
でも生きていくことは変わるってことだって偉い人も言ってたし
悩んでても仕方ないことだけど
私はいったん思考を打ち切ると水を流してトイレをあとにした
ふと自分の部屋に戻る途中、私はさっきの物音のことが気になった
お母さんに部屋に行ってみて聞いてみようか
寝てるかも知れないけど、ちょっと気になるし
お化けだったら嫌…
そう思った私はお母さんとラケルさんが寝ている部屋へと向かった
だけどお母さんの部屋に近づくにつれて私は母の部屋から
奇妙な音が漏れているのを聞いた
それはパンッ!パンッ!と何かを叩きつけるような音だったり
グチュ、二チャッと粘着質のような音だった
この時、私が音なんか気にせずに自分の部屋に戻っていれば
後悔なんかしないですんだのに……
そして私はその音が余計に気になって母の部屋をそっと開けた
だが目前に広がったのは到底信じられない光景だった
182 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:45:06 ID:2g0cSvv/
「ああン…ははン…いい…気持ちいい…頭が壊れちゃう…」
ベットの上でお母さんが体を悶えさせながら喘いでいた
口を大きく開け涎を垂らしながら痴態に狂っている
その顔が私にはとてもお母さんだとは思えなかった
普段のお母さんとはまるで違う『女』としての母の姿だった…
それ以上に私が信じられなかったのは…
母の上にのしかかり快楽を与えているものの正体だった
その背からは真っ黒な蝙蝠の翼が生え、頭からは二本の角
尻からは長い尻尾を…女陰からは棒状のような突起物が生え
それが母の秘所に繋がり快楽を与えているようだった
そう、母を犯していたものは、紛れもなく滅んだはずの
悪魔だったのだ
そして、その悪魔の顔は信じがたいことにラケルさんと同じ顔をしていた
なぜッ!どうしてラケルさんがッ!私の頭の中を様々な疑問が通り抜けていく
だが悪魔はそんなことはお構いなしに母を犯し続けていた
「どう、気持ちいい?最高でしょう、悪魔から与えられる快楽は…」
ラケルさんと同じ顔をした悪魔が妖艶に微笑む…
「ええ…すごくいいわ…こんな気持ちいいの、生まれて初めて…」
お母さんは髪を振り乱しながら悪魔の問いに答える
二人の結合部からは愛液が止め処なく流れ出てベットを濡らしていた
その愛液の量だけでも私は母が与えられている快楽が
どれほど凄まじいかわかった
悪魔の女陰から伸びている棒状の物が動くたび
グチャ、グチュと厭らしい音が響く
私が廊下で聞いた音はこの音だったんだ…
快感に悶えるお母さん…私はこんなお母さんを見たくない!
なのに…足はまるで床に張り付いたかのように動かなかった
「さぁ、あなたに最高の快楽を与えてあげる…」
悪魔がそう言うといきなりパンッ!パンッ!と挿入運動を激しくする
「あッ!あっ!あっ!あっ!イイッ♪」
母はもはや一片の理性すら捨て去っていた
そしてふいに悪魔が二、三度強く腰を押し付けるとその動きをとめた
尻を震わせ、子供を産み落とすかのような恍惚感に浸っている
「あふぅ!!すごい!熱くてトロトロしたのがいっぱい入ってクルぅッ!」
母はとうとう白目を向きながら失神してしまっていた
悪魔は母の秘所から突起物を引き抜くと怪しく囁いた
「今あなたの中に放った精液はね、悪魔の『種』なの…
うふふ、それはあなたの中で芽を吹きだして
あなたの体を作り変えてくれるわ…そう私と同じ悪魔にね…
ほら…もうすぐ…」
183 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:45:40 ID:2g0cSvv/
悪魔の言葉のすぐ後に母の体に異変が起きる
「はっ!あああんッ!わたし…カラダが…アツく……」
白い翼は灰色から黒い蝙蝠の翼に、頭から角が
尻から尻尾が生えてくる
女陰からは悪魔と同じ棒状のモノが粘液に塗れて産まれた
「はぁ…私にも…こんな太くて大きいものが生えてきちゃった…」
「フフ…それはね、ペニスって言うのよ、オチ○チンでもいいけど
悪魔だけが持ってる素晴らしいものよ…これであなたも悪魔の仲間入りね♪
うふふッ、嬉しいわ」
うっすらと目を開けた母は悪魔の言葉に喜びに満ちた声で答えた
「私もラケル様に悪魔に生まれ変わらせてもらって光栄ですわ
天使のままだったのなら一生こんな素晴らしい快楽は得られなかったでしょう」
母は立ち上がり悪魔の下に跪く、悪魔は母の前に片足を差し出す
すると母は嬉しそうに、その足へと接吻するのだった
支配者と下僕の儀礼をすませると母はゆっくりと覗き見をしている
私のほうへ振り返った
「ラケル様、さっきからずっと私達を盗み見ているものが…」
「そうね、いけない子だわ、……エリスさん……」
ラケルさんに名を呼ばれたとき、私の背中に冷たいものが走った
逃げなければ…さもないと恐ろしい目にあう…
それなのに私の足は、恐怖に震え一センチも動かすことが出来なくなっていた
ど、どうしよう扉の前にラケルさんとお母さんが向かってきてる
私の焦りに反して両足は決して動いてはくれなかった
そしてとうとう私の前の扉は開かれた…
目の前に全裸のラケルさんがいる
「いけませんよエリスさん…盗み見なんて…」
どこか咎めるような表情でラケルさんは笑った
始めてあった時と変わらない、慈愛に溢れた笑顔で…
その顔を見た時、私は目の前が真っ暗になり
そのまま気を失ってしまった…
184 魔天使 前編 sage 2008/04/30(水) 22:46:33 ID:2g0cSvv/
気を失った少女の天使を二人の悪魔が見つめる
「ねぇ、ラケル様、この子も悪魔に作り変えてもよろしいでしょうか?
私、この子にもあの快楽を知ってほしくて」
そう言いながらテナは自らに新しく生えてきた男根を硬く勃起させる
娘を自らの手によって悪魔に変える想像に興奮しているようだ
だがラケルはテナを制する
「それは駄目よテナさん、この子に天使として生き残る最後の
一匹になって貰わなくてわね」
「と、いいますと?」
テナは疑問を呈する、なぜわざわざこの子を天使の
生き残りとしてする必要があるのか?
「簡単な話よ、この世界から天使が一匹残らず滅び絶えたら寂しいということ
私わね、この子を天使の天然記念物としてずっと檻の中で飼っておきたいの
私が悪魔の最後の一人として生き残ったようにね…
それに私を助けてくれた恩返しでもあるのよ、これは」
憎しみとどこか寂しさの含んだ声だった
「そうですか、この子も気の毒ねぇ…
でもラケル様のお決めになったことなら仕方ありませんね」
テナはどこか同情の篭った目で娘を見つめる
「それよりもテナさん、夜はまだ長いわ、他の住人の家に忍び込んで
あなたと同じように『種』を植えつけてきて頂戴
まずはこの町の住民を全て悪魔に生まれ変わらせる事
それが私たちの第一の目標よ」
「はい、畏まりました、ラケル様」
悪魔と化した黒い翼を広げるとテナは窓から出て行った
ラケルはそれを見届けると気を失ったエリスの頬に手を当てた
エリスを見つめる瞳は憂いと切なさに、はちきれそうだった
「エリスさん…私ね、何百年も長い間ずっとあの牢獄に閉じ込められていたの
声を放っても誰も聞いてくれない…近くに迷い込んで聞いても
逃げ出してしまう者がほとんどだった
だけどあなたは来てくれたわね……私…本当に嬉しかったのよ…
あなたに出会えて一日の短い時間でも一緒に過ごせた事
悪魔は嘘をつくけれどこれだけは私の真実の気持ち…
だからあなたには悪魔になってほしくない、私のような邪悪な悪魔には…
結局あなたを苦しめることになるけれど…ごめんなさい…
さよなら…私の天使さん…」
エリスの頬から手を放すとラケルはテナの後を追い、家を後にする
そして一度だけエリスと過ごした家を振り返るとそのまま闇夜に紛れていった
多分、続く?…
185 名無しさん@ピンキー sage 2008/04/30(水) 22:50:43 ID:2g0cSvv/
以上です、駄文失礼しました
続きには連鎖堕ちをいれたいと思ってるんですが
なかなか難しいです…
まだ不気味なものに寄生されてを表現できてはいないし
あんましエロくなくてすみません
コメント
コメントの投稿