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FBXさんに捧ぐ
948 FBXさんに捧ぐ 1 sage 2007/12/12(水) 03:04:12 ID:TI98o/fP
「あっ・・・、ああ・・・」
夜も寝静まった頃、町外れの小工場に妖しい喘ぎ声がひびく。
長い間廃墟同然だったこの建物に新しいオーナーが就いたのはごく最近、
アルバイトとして採用されたのはうら若い女性達ばかりだった。
普通なら何かと噂が立つような事例であったが、オーナー自身が若い女性だった事もあり、
最近流行の女性向けのベンチャー企業の一例として普通に受け取られていた。
だが、工場内ではそんな考えからは想像もつかない非現実的な光景が繰り広げられていたのだ。
ベルトコンベアーを跨ぐように下半身を剥き出しにした女性達が喘ぎ続けていた。
全員一様に目は虚ろで、片手を胸に、もう一方を股間に伸ばし、上気した表情で体を蠢かせている。、
やがて一際高い声と共に股間から、赤い塊が銀色の糸を引いてベルトの上に落ちていった。
湯気を上げんばかりのその塊は、コンベアーに運ばれ、少し離れた別のセクションに運ばれた。
そこで待ち構えていた白衣の女性達は、流れてきた塊をカラーチャートと見比べながら
対応する押し型の中へ並べていく。
彼女達は妖しい笑みを浮かべながらも整然として作業を続けていく。
ただその唇は不自然に輝く毒々しいルージュで赤く輝いていた。
集められた押し型は、その奥の不思議な菫色に輝く液体に満たされた処理糟に入れられる。
ボコボコという音と共に液体は沸き立ち、辺りには不思議な甘い香りが漂う。
その光景を作業員は恍惚とした表情を浮かべ見守っている。
中には口元から涎を垂らしている者さえも居る。
やがて「処理」が終わった押し型は処理糟から引き上げられ、次の工程に運ばれていった。
950 FBXさんに捧ぐ 2 sage 2007/12/12(水) 03:07:47 ID:TI98o/fP
待ち受けていた作業員は各色の押し型を開けると、中から整形されたリップ本体を取り出し
それを各色に対応する宝石のように美しいなケースに収めて行く。
深いワインレッドのリップは黒曜石を思わせる漆黒のケースに、
ややパープルが入ったリップは秘境の湖を思わせる瑠璃色のケースに、
そして真紅のリップは鮮血を思わせる紅玉色のケースに収められていった。
「マスター、確認をお願いします」ラインの最終段に居た、胸に金色のバッチを着けた女性が呼びかける。
コツッコツッとハイヒールの音を立て、スカートの短いスーツを着た妖艶な女性が商品の前に歩を進め、
並べられた箱の中から一本のルージュを取り出すと蓋を取り、本体を伸ばすと自らの唇に塗り始めた。
そして塗り伸ばしたルージュをゆっくりと舐め回してその感触をじっくりと確かめる。
そして満足気な表情で口を開く
「うん、上出来よ、この調子でよろしくお願いね!」
「はい!かしこまりました!」
職員一同の上気した笑顔に冴子は満足そうに頷き、やがて来るべき天下に思いを馳せていた。
終
「あっ・・・、ああ・・・」
夜も寝静まった頃、町外れの小工場に妖しい喘ぎ声がひびく。
長い間廃墟同然だったこの建物に新しいオーナーが就いたのはごく最近、
アルバイトとして採用されたのはうら若い女性達ばかりだった。
普通なら何かと噂が立つような事例であったが、オーナー自身が若い女性だった事もあり、
最近流行の女性向けのベンチャー企業の一例として普通に受け取られていた。
だが、工場内ではそんな考えからは想像もつかない非現実的な光景が繰り広げられていたのだ。
ベルトコンベアーを跨ぐように下半身を剥き出しにした女性達が喘ぎ続けていた。
全員一様に目は虚ろで、片手を胸に、もう一方を股間に伸ばし、上気した表情で体を蠢かせている。、
やがて一際高い声と共に股間から、赤い塊が銀色の糸を引いてベルトの上に落ちていった。
湯気を上げんばかりのその塊は、コンベアーに運ばれ、少し離れた別のセクションに運ばれた。
そこで待ち構えていた白衣の女性達は、流れてきた塊をカラーチャートと見比べながら
対応する押し型の中へ並べていく。
彼女達は妖しい笑みを浮かべながらも整然として作業を続けていく。
ただその唇は不自然に輝く毒々しいルージュで赤く輝いていた。
集められた押し型は、その奥の不思議な菫色に輝く液体に満たされた処理糟に入れられる。
ボコボコという音と共に液体は沸き立ち、辺りには不思議な甘い香りが漂う。
その光景を作業員は恍惚とした表情を浮かべ見守っている。
中には口元から涎を垂らしている者さえも居る。
やがて「処理」が終わった押し型は処理糟から引き上げられ、次の工程に運ばれていった。
950 FBXさんに捧ぐ 2 sage 2007/12/12(水) 03:07:47 ID:TI98o/fP
待ち受けていた作業員は各色の押し型を開けると、中から整形されたリップ本体を取り出し
それを各色に対応する宝石のように美しいなケースに収めて行く。
深いワインレッドのリップは黒曜石を思わせる漆黒のケースに、
ややパープルが入ったリップは秘境の湖を思わせる瑠璃色のケースに、
そして真紅のリップは鮮血を思わせる紅玉色のケースに収められていった。
「マスター、確認をお願いします」ラインの最終段に居た、胸に金色のバッチを着けた女性が呼びかける。
コツッコツッとハイヒールの音を立て、スカートの短いスーツを着た妖艶な女性が商品の前に歩を進め、
並べられた箱の中から一本のルージュを取り出すと蓋を取り、本体を伸ばすと自らの唇に塗り始めた。
そして塗り伸ばしたルージュをゆっくりと舐め回してその感触をじっくりと確かめる。
そして満足気な表情で口を開く
「うん、上出来よ、この調子でよろしくお願いね!」
「はい!かしこまりました!」
職員一同の上気した笑顔に冴子は満足そうに頷き、やがて来るべき天下に思いを馳せていた。
終
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