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永久の果肉3
29 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:05:07 ID:Kre4J8NL
前スレ626さん投下お疲れ様でした。
貴重なエロ分を補充できたのでマジ嬉しいっす。
さて、今日も投下させて頂きます。
連続投稿による規制云々ですが自己完結しました。
連続投稿回数に上限が設定されているようではないみたいですね。
連続投稿する際の間隔の長さに下限があるだけのようです。
ひょっとしたら違っているかもしれませんが。
まあ、取りあえずは投下してみます。文章量も思い切って多めにしました。
しかしもしかしたらこちらの不手際で投下途中に規制が掛かるかもしれません。
その場合はどなたかが書き込んでこちら規制を解除してくれると助かります。
以下NGワードです。
(触手、フェラ、ロリ、猥語、種付け)
ネーアがあの性格だから和姦になる予定でしたが割とがっつりやります。
ではどうぞ。
第三話 人よりも優しい魔物
ネーアと名乗ったモンスターを改めて眺める。
(おっきなお胸)
少し恨めしい。
「あら。あたしの裸に見とれた?」
良いながら男を挑発するように、妖艶にポーズをつける。
光沢のある萌葱色の肌が波打ち、それだけで妖しい色香を放つ。
同姓だというのに余りのエロティックさにドキドキした。
「ふふ。良いわね、その初な反応。女冥利に尽きるわ」
ふと思い出す。
以前、暇つぶしに読んだ、モンスターの図鑑にアネモネの事が載っていた。
彼女達は『アドニス』と呼ばれる寄生型植物と同化させられてしまった人間の女性だ。
今からおよそ二百年ほど前、大量に繁殖したモンスターである。
巨大な花にその身を埋めた彼女達は、理性を蕩けさせる催淫ガスを放つ。
そしてガスを吸い込み正気を失った人間の女に『アドニスの種子』を植え付けるのだ。
『種子』は子宮に植え付けられ、被害者の体液、或いは精液を糧に『芽』へと成長する。
『芽』は子宮に根を張り、膣を通って体外へと伸びる。
『芽』と名付けられたがその形は『花』そのものだ。
被害者の陰唇から花が生えたような格好になる。
この状態になると被害者の理性も危うい。
『芽』の最奥部、つまり胎内では新たな『種子』が既に生成されているのだ。
こうなると本能のまま、新たな犠牲者を犯し、自分がされたように『種子』を植え付ける。
『芽』は更に成長する。
被害者の下腹部が膨らみ、妊婦同然に膨れ上がると、『芽』が体外へと排出される。
だがこれで犠牲者達が解放される事は無い。
体外へと産み落とされたそれは『花』であり、これが『アドニス』。
それ自身が自我を持ち、自分を産み落とした母体を或いは他の女を陵辱し、体液を啜る。
『花』となったそれの成長は早い。
30 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:06:54 ID:Kre4J8NL
産み落とされてから三日程で『成体』となる。
この三日間の間で、母体を陵辱し、子宮から体内構造を作り変えてしまう。
『花』と『母体』は子宮を通して完全に繋がり、意思も神経も同調する。
肌の色が浅葱色へと変化し、被害者は『アネモネ』となる。
こうなったら人間としての心は完全に消えている。
『芽』が生えた状態では操られている、と言えなくも無い。
だが『成体』となったら自らの意思で嬉々として人間を襲う。
こうして彼女達は無限に増殖していくのだ。
二百年前に起こったアネモネの大量増殖もそうだったらしい。
最終的に、かの偉人ウラヌスが秘術を用いて彼女達を『無力化』したらしいが。
らしいと言うのは当人がその秘術を使用した時点で命を失っていた事。
そして大量増殖した被害者達はアネモネから人間へと戻り、当時の記憶を失っている事。
この二点が事の仔細を不明瞭にしている。
それは、兎も角。
問題は眼前に本物のアネモネが居る、という事だ。
資料に寄れば彼女達は人の姿をし、人語を操るが、その実態はやはり化け物。
人間を襲う事を生業とする、モンスターだ。
それにしてはどうにもこのネーアというアネモネは人間臭い気がするが。
「――あの、その。ネーアさん、アネモネ、なんですよね?
私も、その、されちゃうんですか?」
「ん? 何? 興味ある?」
「ちち、違います!」
「あら? 顔が真っ赤よ」
「…からかわないで下さいっ」
「うふふ♪ 冗談よ――そうねぇ…」
にんまりとした意地悪な笑みが一転。ネーアは穏やかな表情を浮かべた。
「最初はね。リオとしようかと思ったんだけど。止めておくわ」
「どうしてですか?」
「どうしてって、体、弱いんでしょ? 無理させたくないもの」
「あ――」
気を使ってくれている。こんな自分に。
(どうして、こんなに優しいんだろう)
自殺を決意した自分を叱咤てくれた。
つまらない身の上話を聞いてくれた。
泣いたら抱き締めてくれた。
今まで、こんなに親身になってくれる者はいただろうか。
話しているだけで、心が安らぎ、不安や恐れが消えていく。
人間じゃないのに。いや、今では人間の方が恐ろしい。
それに父親も母親も、姉も。友達も。自分にはもう何もない。
(そっか。私、失う物、何も無いんだ)
元より捨てるつもりだったこの命。
彼女が望むなら、
「…ん? リオ? どうしたの?」
「――ってもいいです…」
「え?」
「仲間になってもいいです」
彼女の目を見て、はっきりと言った。
迷いは無かった。
「私を、アネモネにして下さい」
「……いいの?」
「もう、リビディスタに私の居場所はありません。それにこんな体ですから。
何処に居ても、誰かに迷惑を掛けてしまうんです」
毒殺される。誰かに迷惑をかけながら無様に生き長らえる。野垂れ死にする。
31 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:08:44 ID:Kre4J8NL
どう転んでも、幸せな人生は歩めそうにない。
「でもネーアさんは。優しくしてくれました」
「…そうかしら? あたしはモンスターよ?
あなたを油断させる為に芝居をしてるかもしれないわ」
「それはきっと違います」
「あら? どうして?」
「上手く言えないんですけど。私、何となく分かるんです。ネーアさんは優しい人って」
「もう。おだてても何も出ないんだから。でもありがと。
あたしも優しい、なんて言われたの久しぶりだわ。悪い気はしないわね」
クスクス、と二人で笑い合う。
リオは確信する。
屋敷では得られなかった、人の優しさは、人をやめる事によって初めて得られるのだと。
「それじゃあネーアさん。お願いします」
「あー。こっちから言い出しておいてあれなんだけど。本当にいいの?
人間、止める事になるわよ?」
それはつまり、今度は人間を『襲う側』になるという事だ。
確かに、見知らぬ誰かを傷付けたりする事は悲しいが。
心も、体も、もう散々穢れている。今更罪の一つや二つ、怖くは無い。
何よりも。
「ネーアさんの傍に、居たいんです」
「…参ったわね」
「私、家に未練もありませんから、本当にいいんです。
それに、この体、私嫌いなんですから」
「やっぱり、体弱いの気にしてるの?」
「それだけじゃありません。髪の色とか皆と違うし。
それに私自分の体臭が、気になって仕方ないんです」
父親に穢されるので、雄の匂いが染み付いていないか、というのもある。
だがそれ以上に。自分の匂いは普通の子と違う気がする。
パセットがじゃれついて密着する機会が多いのでそれは確かだ。
父親も、よくこの体の匂いを嗅いでいた気がするし、何だか気になるのだ。
「そうかしら。あたしはリオの髪、好きよ。綺麗なピンク色。
サラサラしてて頭を撫でてる時気持ちよかったわ。
その瞳も変わってるわよね? オッドアイって言うんだっけ?」
「あはは…皆、薄気味悪って言ってます」
「そんな事無いわよ! 何と言うか、神秘的な感じがするわ」
「え? あの、本当ですか?」
「本当よ? リオは自分の容姿にもっと自信を持って良いと思う」
「でもでも、私、変な臭いしてませんか?」
「そうねぇ――」
「きゃっ」
脇に鼻っ面を押付け、すんすんと匂いを嗅がれる。
猛烈な恥ずかしさに襲われた。穴があったら入りたくなってくる。
そういえば最後に体を清めたのはいつだっただろうか。
「んー。変な匂いなんてしないわよ? これは日向野の匂いね。
きっと日当たりの良い部屋なんでしょ」
「あ、え…、は、はい。そうですね。暑いくらいで、私、すぐ汗掻いちゃうんです」
「ふふ、確かに。汗の臭いもするわ」
「やっ!? 嗅がないで下さい!」
「そんなに恥ずかしがらなくても大丈夫よ。リオの体、甘い、良い香りがするわ。
香水とかの匂いじゃないし。きっと体質ね」
「そ、そうなんですか?」
男の精を何度もうけた体は、いやがおうにも汚く思えるが、それは思い込みだったのか。
「そうよぉ。何十人も女の子を抱いてきたあたしが言うんだもの。間違いないわ。
まあでもおしっこの匂いは普通ね」
「――ぁ」
空気が固まる。
そういえばさっき、ネーアに驚かされて派手に失禁した気がする。
(やだ! 私、オシッコでベタベタになってる!)
32 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:10:26 ID:Kre4J8NL
「いやああぁぁっ!」
「あらら。もう…おしっこぐらいで大げさね」
「そんな事ありません! いやっ、もう離して下さい! 臭い嗅がないで下さい!」
「クンクンクンクン♪」
「だからぁっ! もうっ、セクハラですぅ! 変態ですう!」
ピタリ、とネーアの動きが止まる。変態は言い過ぎだったか。
(どうしよう。傷つけちゃったのかな?)
「あ、あの。ごめんなさい。酷い事言っちゃって」
何気ない言葉が人の心をどれだけ傷つけるのか。
それはリオ自信が身を持って知っていたので、申し訳ない気分になった。
「ねえリオ。やっぱり。モンスターになるなんて嫌?」
「え? どうしてそんなこと言うんですか?」
「だ、だってさっきから嫌がってばっかりだし。
あたしのことは変態呼ばわりするし。
ひょっとしたら、嫌いになったんじゃないかって…」
目を伏せながら喋るネーアの言葉には覇気が無く、怯えた子供のよう。
(あ…そうか…そうなんだ)
この時リオは理解した。人肌が恋しいというネーアの言葉。
あれは冗談でも何でもなかったと言う事に。
(ネーアさん。寂しがり屋なんだ)
片や親から見捨てられた醜いアヒルの子。
片や人に追われる人の心を持ったモンスター。
(私達、お似合いかもしれない)
「ネーアさん。大丈夫ですよ? 私、ネーアさんの事、嫌いになったりしませんから」
「本当に?」
「はい」
「あたしの仲間になったら…毎日、エッチな事するわよ?」
「そ、それは――の、望むところです!」
「それじゃ――」
「んっ!?」
突然唇を奪われた。
初めてのキス。しかも同性とのそれに目を白黒させる。
だが驚きはしたがショックではない。男に捧げる操は二ヶ月も前に散っていた。
それに今更素敵な殿方と甘い恋がしたい――そんな稚拙な希望を抱ける訳も無かった。
だから喜んでネーアの舌を迎え入れた。
唾液を送り込まれ、歯茎と咥内に舌を這わされる。それに合わせるようにこちらも動く。
チュプチュプ、と粘液をかき回す音が頭の中で響き渡る。
余りのいやらしさに胸が怪しく高鳴る。
舌と舌が絡まり合うと蕩けるような愉悦に頭がぼうっ、とした。
(あ、これ、気持ちいい…っ)
催淫ガスのせいもあるだろう。
だがそれを差し引いても、父親とのキスなんかよりもよほど官能的だった。
まるで粘膜が性感帯になったように甘く痺れる。
ふんふん、と鼻に掛かるネーアの吐息が甘く香り、更なる興奮を呼び起こす。
股下が、じゅくり、と甘く疼くのを自覚した。
「ちゅうぅぅ――ぷはっ――ふうぅっ、こんな事毎日しちゃうわよ?
普通のキスとかしないんだから」
最後に舌を啜ってからディープキスから解放したネーアが優しく微笑む。
激しく甘い口付けにリオは虜になりそうだった。
(それは…嬉しいかも)
だがリオは酸欠とキスの余韻で喋ることも出来ない。
かと思えば優しいアネモネは心配そうに顔色を伺った。
「あ、…ごめんなさい。少し刺激が強かったかしら?」
「だ、大丈夫――です――はあぁ、はあ…」
リオは息を整えると恥ずかしさに顔を背けながら、それでも正直に言った。
「その――気持ちよかったです」
「…可愛い!」
33 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:12:05 ID:Kre4J8NL
「え?」
「どうしてそんなに可愛いのよもう! もうお姉さん我慢できないわ!
エッチよ! 契約よ! 種付けよ!」
いきなりネーアのテンションが上がる。
リオが受け入れてくれた事が余程嬉しかったらしい。
ぞわぞわと足元の花弁が蠕動し、そこら中から触手が生え出す。
花の中心部――つまりネーアの埋まった所から、甘酸っぱい、花の香りが漂ってきた。
(あ、いい匂い)
図鑑にはそれが、人間を欲情させる効果があると載っていた。
だが、知っていたからと言ってどうしようも出来ない。
フニャフニャになっていく体を触手に拘束され、慣れた動作で着ている物を脱がされた。
「あ…やだ、裸、見ないで下さい…」
月明かりに幼い少女の裸体が浮かび上がる。
病弱な体は少し線が細い。
更に言えば胸は勿論の事、腰回りや、尻の肉付きなど、控えめななものだ。
だが紅潮した肌は押せば返すような張りを持っている。
小さな臍や、寒さのせいで徐々に充血する乳首も愛らしい。
あばら付近から、小さな胸や、羞恥の丘へと続くなだらかなライン。
それが今後の成長を期待させる。
見るものが見れば、こんな未成熟な体でも十分魅力的に見える。
何よりも恥じらいに頬を赤くし、俯く少女の顔が可愛らしかった。
「かーわーいーいー!! きゃーー! リオちゃーん!」
「ちょっ、ネーアさんっ!?」
「ぷにぷによっ! ぷにぷにだわ! ああこの肌すべすべ! たまらないわぁ!」
「ひっ、やっ」
胸や腹、肩口やわき腹など、優しく撫でられ、揉まれる。
それが他愛の無いじゃれあいだという事も分かる。
だが裸体を触られる以上、それが性行為だという事も考えてしまうのだ。
ともすればセックスで苦痛を受けてきた体は、反射的に強ばってしまう。
「……えーと、…リオ?」
芳しくない反応にネーアが首を傾げた。
「ご、ごめんなさい」
「んー。ガスも撒いてるのに、中々解れないわね」
「本当にごめんなさい。私のせいで」
「そんな事言わないで、ね? 今まで辛い思いをしてきたんでしょ?
無理もないわ。でも大丈夫。そんなの気にならないくらい。感じさせてあげるから」
「ひゃっ!?」
いきなり脇の下を触手になぞられた。
「ふふふ。ガードが固い方が、あたしも燃えるからねー。
ちょっと本気を出すわよぉ?」
ふっ、と耳元に息を吹きかけられる。
ぞくぞくとした感触がして『にゃぁっ!?』とおかしな声が出た。
「ふふ。可愛い声出しちゃって」
「ひゃん!?」
今度はうなじ。
「体、ぷにぷにだわ。気持ちいい。良い匂いもするし。
リオのお父さんが夢中になるのも分かるわ」
「あっ!? うぅんっ」
愛撫は、吐息から触手によるタッチへ。
首から胸へ。胸から腹部へ。触れるか触れないかという絶妙な力加減で撫でられる。
くすぐったいようなじれったいような性感に、リオの中で欲情の炎が燻り始めた。
膣が疼いて汁を搾る。リオの甘い体臭に酸味のあるメスのフェロモンが混じり始める。
(私、興奮してるんだ…)
自覚すればその先に更なる官能があった。
雄しべのように花弁の付け根から伸びる触手。
それらに乳輪を、腋の下を、臍のすぐ傍を、撫でられる度にぞわり、と肌が粟立つ。
外で裸になっているから――それだけの理由ではない。明らかに感じている。
34 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:14:05 ID:Kre4J8NL
(頭、ぼーってするよぅっ)
はあはあ、と自分の呼吸音が聞こえる。まるで犬みたいで、少し情けない。
だが徐々に肌を撫でられるだけの刺激では物足りなくなってきた。
さっきから敏感な場所はネーアの手も、触手も触れていない。焦らしているのだ。
「んん…っ、ネーアさんっ、意地悪ですっ」
「んー? 何の事かしらぁ?」
そう言って妖艶に笑う姿は、やっぱり魔物。
けれど彼女の手が、陰部を目指して徐々に下がって来るとリオの体は緊張した。
快楽に期待して、胸が怪しく高鳴る。
それが淫らな気持ちだとは、思いもしない。
エッチがこんなに素晴らしいものだとは、思いもしなかったから。
「ふぅっ♪」
「きゃぁあん!?」
いきなり耳に息を吹きかけられ声が裏返る。完全に不意打ちだった。
「隙あり♪」
ネーアの指先が、左の乳輪をクルクルとなぞるように動く。
もどかしい快感にリオは身じろぎした。
だが、乳輪をなぞる円は徐々に幅を狭めて、小さなポッチとニアミスする。
再び淫らな期待に胸がときめいて、
「――と見せかけてこっち♪」
パクリと、触手の先端に右の乳首をくわえられた。
「きゃんっ!?」
そのままコリコリと甘噛みされる。
胸にピンク色の電流が流れて、視界内で火花が散った。
その快楽。比喩でもなんでもなく、未知の領域だった。
(こんな…っ、すごい! お父様にしてもらった時と全然違う!)
「はあっ…はあぁ…っ!」
鼓動が早い。吐息も艶めかしくなる。
女芯から、ジクジクと発情汁が溢れてくるのが分かった。
股下のべた付きは、小水よりも愛液の割合の方が遥かに多い。
「だいぶ、解れてきたみたいね?」
「――っ…」
ネーアの言葉に顔が真っ赤になった。
「ネーアさんの手がいやらしすぎるんですっ」
「あら。それはアネモネにとっては最高の誉め言葉だわ♪」
「もうっ、知りませんっ」
「拗ねた顔も可愛いわ――もっと見せて頂戴」
触手に捕まれたまま体の向きを変えられ、再び向かい合う。
と、触手に力が入り、リオの脚が開いていく。
「だ、駄目です!」
小水と愛液でドロドロになった自分の性器なんて、他人に見せられる筈がない。
何より使い込まれたヴァギナが他人と違っていたら、気持ち悪いと言われたら。
そう思うと気が気でない。
「駄目じゃないわ。あたしはリオの全部が見たいの。綺麗な所も、汚い所もね?」
そうしてあっさりと、足は開かれた。
さらけ出された幼い羞恥の丘に、痛いほど視線を感じる。
「――リオったら。綺麗なアソコしてるじゃない」
「え? 本当ですかっ?」
「本当よ。勿体ぶってどうなってるのかと思ったら。ビラビラだってはみ出してないし」
くちり。
「あっ!」
細い指が涎を垂らす割れ目を開く。
「粘膜も、サーモンピンクの綺麗な色をしているわ」
「あっ、あのっ! どこか変な所とかは…」
「大丈夫よ。リオのアソコ、どこもおかしくないわ」
「ふえっ…」
35 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:15:54 ID:Kre4J8NL
(良かったぁ…)
「リオ。ここ綺麗にしてあげるわ」
「え? え!? ここっ、て駄目です! そんな所、汚――あぁ!?」
ゾロリ、と割れ目に舌が這わされ、仰け反る。
反応を見て気を良くしたネーアはクンニを続けた。
割れ目に沿って舐めあげたり。肉ビラを一枚一枚磨き上げるように舐めたり。
膣の浅い位置に舌を差し込まれ、抜き差しする。
「あっ!? ふあっ!? はぅ!?」
痺れるような快楽だった。
苦痛に対してある程度我慢も出来るが、純粋な快楽には殆ど免疫がない。
チュプチュプと解れたヴァギナから卑猥な水音が鳴る度にアソコが痺れる。
喉からはしたない喘ぎ声が洩れてしまう。
(駄目っ! 気持ち良すぎて、頭変になりそう!)
びりびりとした純粋な快楽に意識が混濁する。
運動した後のように息が荒くなり。幼い顔は火を噴くかと思うほど真っ赤になっている。
女芯からは愛液が大量に湧き出し、リオの甘い香りを辺りに振りまいていた。
「あっ! はぁ! ネーアさん、ふあっ!? ま、待って! 待って下さい!
んあぁあぁぁ…! それ以上されたら私っ、おかしくなっちゃいます!」
返事の代わりに肉色の真珠に舌を這わされた。
「きやぁあんっ!?」
宝石でも磨き上げるように丁寧に、そして執拗に、性感の固まりを舐め解される。
身体中に電気が走り抜け、頭の中で星が散る。
強すぎる刺激に腰が引けてしまうがネーアに抱き付かれ、逃げられない。
ちゅぅっ…!
「あっ!? 駄目えぇっ!」
とどめとばかりにクリトリスを吸引され、そして解放された。
「ご馳走様♪ リオのお汁、とっても美味しかったわ♪」
これは男にくれてやるのは勿体無いわねえ、と明るくのたまっている。
余りの刺激に、前後不覚になっていたリオには言葉を返す余裕も無かった。
「はあっ…はあーっ…!」
「ふふ。涎垂らしちゃって。よっぽど気持ち良かったのね。
アソコもグチョグチョで、リオのエッチな香りがするわ♪」
「あーうっ」
指摘されて赤い顔がさらに赤くなった。
「リオったら可愛い♪」
「ば、ばかぁ…!」
余りの快感に肩で息をするリオは照れ隠しでそういうのが精一杯だった。
(あっ! どうしょうっ、馬鹿って言っちゃった)
「あら、悪い事を言う口ね?」
「ご、ごめんなさいっ」
「そんな口にはコレよ!」
「んむぅ!?」
花弁の根本から特に太い触手が生え、リオの小さな口を割って入る。
『舐めて』と言われるがままに特大触手にフェラを始めた。
(うわぁ。お父様のより大きい。
それにエラの部分が多重になってて…もしこんなのを入れられたら…)
過酷な陵辱がフラッシュバックすると、解れていた体も再び緊張してくる。
それでもネーアの期待には応えたくて、磨き上げた舌技で触手に奉仕した。
「あんっ…リオったら上手じゃない」
リオの不安を見越していたのか、ネーアはピンク色の長い髪を梳くように頭を撫でる。
頭を撫でられると心が安らぐ。リオは嬉しそうに目を細めると奉仕に夢中になった。
「あむ…ちゅ…っ、ぺろぺろっ…ちゅるっ」
(ん。本当に、大きい。エラエラに舌が削られちゃいそう)
これに比べれば父のモノなど可愛いものだ。
(お口だけじゃ、おいつかない、かな?)
ふと思い付き、せわしなくうねる胴体部分に両手で優しく触る。
「あん…!? リオ、いいのよ。そこまでしなくても」
リオは返事をする代わりに、触手をくわえたまま上目遣いにネーアを見た。
36 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:17:36 ID:Kre4J8NL
照れ臭そうに微笑んで、
にちゃっ、にちゃっ――
「ああっ!? リ、オっ…!」
両手を使い、触手の銅をしごきあげる。
(あ――ネーアさん。感じてくれてるんだ――嬉しい…)
胸の内から幸福感が込み上げる。
眉をハの字に歪めたネーアに、リオの中に眠っていた奉仕精神が覚醒した。
「れろぉっ…ちゅぷちゅぷ――ぷあっ…はあっ…ペロペロ、
ネーアさんっ、もっと――ちゅっ…、感じて下さいっ――ちゅるっ」
凶悪な雁首に、丁寧に舌を這わせた。
先から漏れる淫汁を啜り、軽く歯を立てる。
恥垢を舐めとるように雁と雁の間を丁寧に舐め上げる。
疣疣のついた先端部分を口の中に招き入れる。
そして亀頭部分を飴でも舐めるように舌で磨き上げた。
当然、この間にも手コキは続けている。
角度を変え、力加減を変え、長く太い触手の胴をしごき続けた。
「あっ!? ぁん! リオっ、上手すぎよぉ! はっ! はぁ、んっ…!
ああっ、あっ、あっ、あっ…! ダメ! このままじゃ私っ」
(イって下さいっ、ネーアさん。私のお口の中にネーアさんの沢山出して下さい!)
舌使いもそこそこに口をすぼめて触手を締め付ける。
少ない肺活量を限界まで使って吸引すれば、小さな口内も女性器の代わりになる。
顔を前後にピストンさせて触手を受け入れると喉の粘膜が何度も小突かれた。
たまらず嘔吐してしまいそうになるのを涙を流しながら必死に堪える。
「あっ!? ごめんっ、リオっ! 私っ、もうっ、我慢っ…あっぁあっ! あぁぁあっ!!」
勢い良く先端を喉奥に突き込まれる。次の瞬間、触手が脈打った。
ビュル! ドプドプドプっ!
「んんんっ!?」
(凄い量! お父様よりもずっと多い!)
喉を叩く熱い感触に吐き気を催す。
だがそれは単なる肉体の反射であって心の方は違う。はっきり言うと充実していた。
父のをくわえてもこんな気持ちにはならなかった。
だが、今はネーアを射精に導いた事に達成感すら覚える。
「うっ…はっ、…ぁっ!? 御免なさい、リオっ」
ずるりっ、と音を立てて触手が引き抜かれた。
びゅるびゅると触手が水をぶちまけるホースのように暴れ回り、顔を汚される。
顔を叩く熱い粘液を感じながら、口に溜まった粘液を飲み下した。
(あ、美味しい…)
濃厚な体液は甘い、蜜の味がした。
それをある程度飲み下したところで、大きく息を吸う。
「っ…! げほっ! げほっ!」
慌て酸素を取り込もうとしたのがいけなかったのか、盛大にむせてしまう。
「あぁもう私ったら! ホント馬鹿なんだからっ…ほらリオ? 大丈夫?
無理させてごめんなさいね」
ネーアが背中をさすってくれている。
上目遣いで見上げれば今にも泣きそうな表情をしていた。
なんだがかえってこちらが申し訳ない気持ちになってしまう。
変わった人だ。いやモンスターだけど。
けれども今まで出会った誰よりも優しかった。
「あ、ありがとうございます。も、もう…大丈夫、ですから」
「…本当に?」
そう訪ねるネーアの表情は叱られた子供のように不安げだ。
それが彼女の妖艶な姿とのギャップも相まって、本当に可笑しい。
「もう何よ。人が心配してるのに。笑う事ないじゃない」
「あはは…あ…ごめんなさい。何だか可笑しくなっちゃって」
「…嫌じゃなかった?」
急に真顔に戻ったネーアの問いにリオは笑顔で答えた。
「少し苦しかったですけど…全然嫌じゃないですよ」
(自分でも不思議。お父様のは辛くて苦しくて、嫌なのに。
ネーアさんのは全然嫌じゃなかった)
37 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:19:24 ID:Kre4J8NL
こんな、得体のしれない触手なのに。
催淫ガスのせいだろうが、それ以上に相性もあると思う。
なんだか肌に合っている気がするのだ。
「なら、良かったわ。私ったら一度火が着いちゃうと自分じゃなかなか抑えられなくてね。
リオの可愛い顔、ベタベタにしちゃった」
ちゅ、と蜜を舐めるようにキスをされる。
それも一度ではなく何度も何度も。顔中に降り注ぐキスの雨がくすぐったい。
でも、それだけじゃ、何だか物足りなかった。
舐め取られていく蜜も、勿体無い気がする。
「ネーアさん…」
「…っ!?」
呼びかけに応じ、こちらに注意を向けたネーア。
そんな彼女の唇を今度はリオが奪う。
唇を合わせるだけのような、甘いものじゃない。
かつて父にそうされたように舌を捻じ込み、相手の唾液を啜る。
じゅるじゅると音を立てて、自分の顔を汚した体液を啜った。
それをネーアの舌と自分の舌でこね回し、攪拌し、思う存分味わってから飲み下す。
「リオ、あなた…」
「蜜、美味しかったから」
頭が回らない。自分が何をしたのかもよく理解していない。
何を言っているのかも良く分からない。
只、酷くアソコが疼いている。かつて無いほど、淫欲に支配されていた。
ガスのせいだろうか。それとも蜜にも同様の効果があったのか。
その両方か。それともそれ以外に理由があるのか。
「ネーアさぁん…」
とんでもない猫なで声だった。甘く、男を誘惑する声だ。
自分が発したものかと思ってしまう。
本当は自分の中に『何か』が居て、それが体を乗っ取ったのではないのか。
その考えは実は当たらずとも遠からず、という事をこの後リオは身をもって知る事になる。
「アソコ、疼くんですぅ…」
言いながら彼女の体に我が身を摺り寄せる。
さっきから子宮がじくじくと疼いて本当に、堪らない。
トイレを我慢するように太ももを擦り合わせて、その辛さを訴える。
いつの間にか滲む涙で、視界が濡れていた。
媚びるような訴えにネーアは喜び勇んで犯してくれるものかと思った。
だが彼女はリオの蕩けた顔を見て、表情を引き締める。
「分かったわ。貴女を抱いてあげる」
そう宣言すると彼女は淫蕩な笑みを浮かべた。
アネモネの本性が剥き出しになり、細い触手達から更にガスを噴き出す。
甘く香るそれに、なけなしの理性が削られる。視界が薄い桃色に染まった。
リオは自分から腰を押付け、あろう事か自ら割れ目を割り開く。
ふしだらな行動だとは思う。だがそれを止められない。止める気も無い。
「スケベな子。リオってやっぱり『こっち』の才能があるんじゃないの?」
ぐちょり、と割れ目に指を沈み込まれた。
ヴァギナから甘い電流が流れ、『あぁんっ』と甘ったるい喘ぎを上げてしまう。
リオの反応に気を良くしたネーアは小さな体を更に責め立てる。
「んあっ!? そ、それぇっ」
左の乳首に細い触手を絡ませ、搾られる。
痛いほどの刺激なのに、子宮がきゅう、と蜜を絞った。
「ほら、こっちも」
「あはぁんっ! いい、いいよぉっ」
立て続けに右の乳首もぎりぎりと絞られ、快楽に目がチカチカした。
38 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:20:46 ID:Kre4J8NL
気持ちいい。こんなに気持ちいい事、この世にあっただなんて、信じられない。
今まで父親に散々嬲者にされてきたのはなんだったのか。
「乳首だけでそんなんじゃ、耐えられないわよ?」
「ひゃぁあっ!?」
陰核に触手が巻き付く。それだけで乳首を搾られるのと同様の快感が走る。
だがそれだけで終わる筈も無い。
巻きついた触手は宝石でも磨き上げるように、真っ赤に充血した肉真珠を扱き始めた。
「にゃああぁぁっ!?」
びりびりとした官能がリオの神経を焼いた。
強すぎる快感にピンク色の短髪を振り回す。
だが前髪の下にある表情が苦痛を堪えるそれではない。
眉根を寄せ、舌を垂らすその顔は、快感を受け止める雌の表情だ。
へっ、へっ、と息を切れしながら、唾液を飛ばし、ネーアの胸元を汚した。
(すごい、すごいよぉっ、アソコ、痺れちゃうぅっ)
「もっとぉっ、ネーアさぁんっ」
「はいはい分かってるわよ。今度は、全部いっぺんにしてあげるわっ」
宣言通り、両の乳首とクリトリスに絡みついた触手が同時に三点を扱き挙げる。
しゅこしゅこしゅこっ。
「んはっ!? はっ、あっ、ぎっ! んっ! にゃっ、あぁぁっ!!」
びんびんに勃起した三点から破滅的な快楽が送り込まれる。
時には引っ張られ、爪弾かれ、とアクセントまでを加えられて。
女を感じさせる事を主眼においた愛撫だ。
大量の催淫ガスを吸い込んだ少女には刺激が強すぎた。
次々と送り込まれる官能の嵐に、体が痙攣する。
子宮がきゅうきゅうと収縮をし始めた。
(や、くるっ、なんかきちゃうよぉっ)
実は。リオは役二ヶ月間父親と肉体関係を持ったが、今まで一度も絶頂を迎えた事がない。
基本、本の虫である事から、そういう知識は知っているが経験は無かったのである。
そしてこの時彼女は本能的にこれが女の悦びである事を悟った。
快楽の果てにある更なる快楽。そう思うと始めてのエクスタシーも怖くは無い。
いや、むしろ、感じてみたい。
どこから出てきたのか。『どろり』とした情欲が胸の中で渦巻く。
快楽に、貪欲になっていく。
(いきたい、イきたイきたいっ)
リオはネーアに抱きつくと、触手に巻き付かれたままの乳首を、陰核を。
豊満な胸に、お臍に、押し付け、自ら擦り始めた。
「あ!? もうっ、本当にスケベなんだからっ」
ネーアの言葉も、その殆どを理解できない。
今は、快楽を貪る事しか考えられなかった。
「これっ! いいっ! すごいっ! ああっ! とん、じゃうっ!!
頭、真っ白にっ! ああっ! あぁっ! あっ! いいよぉ! いいっ!
もっとぉ! もっとぉ!! 気持ちよくしてぇ!」
「ふふっ、だったらお望みどおりにしてあげるわっ!
さあっ、とんじゃいなさい!」
ぎりっ。音がするほど、三っつの頂点が捻り上げられた。
「ああっ! ああっ、あ、あ、あっ! あっ! ああああっ!
ああぁぁぁっ!!! ああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁっ!
にゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっっ!!!」
視界が真っ白に染まった。
子宮が強烈な収縮運動を繰り返し、下腹部がきゅうきゅう言っている。
(イっ、てるっ…私、イってるよぉっ)
どくどくと子宮が痙攣している。
下半身が、いや、全身が蕩けていく錯覚に襲われる。
意識は忘我へと飛ばされた。
――しゃぁぁぁっ――
二度目の『粗相』をした事にも気付かない。
39 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:22:33 ID:Kre4J8NL
「あら、勿体無い」
リオとネーアの合わした股下から零れ落ちていく黄金色の体液に触手が殺到する。
ちゅるちゅると音を立てて小水を啜っていると分かれば恥ずかしさに抗議しただろう。
だが今は初めてのアクメの余韻に浸り、暖かい人肌の温もりを感じていたかった。
「――ふふっ、どうだった?」
「かららがぁ…ふわふわしまふぅ…」
呂律の回らない言葉だったがネーアは意味を理解してくれた。
「こんなんでよければ毎日でもしたげるわよ。あーでもちょっと刺激が強かったかしら」
「あ、ん…気持ちよ過ぎて…あたま、変になるかと、思いましたぁ…。
あれが、イくって…ことなんですねぇ」
「あら? あの、リオ? ひょっとして、イった事、ないの?」
「…? ありませんよぉ? だからぁ、とっても気持ちよかったですう」
ネーアは、あっちゃぁ、と片手で顔を覆った。
何か心配事でもあったのだろうか、リオはぼんやりと考える。
「ごめんリオー。あたしったらてっきり経験済みだと。
だってお父さんと何度もしているんでしょう?」
「…はい。でも、イかしてもらったことはありませんから」
話しているうちに大分頭がすっきりしてきた。
まだ体が心地良い気だるさに包まれているが、徐々に自分が仕出かした事に気付く。
(ああ、さっきから私、いやらしい事ばっかり口にしてるっ)
かあ、と頭が羞恥心で茹で上がる。
今思い出すと、達する直前とかは本当にもう正気ではなかった。
というかあれは断じて自分ではない。
いくら父親に仕込まれたからと言ってあんなにいやらい女ではない。
「なんで顔真っ赤になってるの?」
「なななな何でもありませんっ!」
「リオって面白いわねえ。さっきまであんなにアンアン気持ち良さそうに喘いでいたのに。
今じゃ乙女チックに頬を赤らめたりなんかして♪」
「い、言わないで下さい! さっきは、どうかしてたんです!
あ、そうだ! ガスのせいです! きっとそうです!」
「ああ、これ?」
「ふわっ!?」
ぶしゅう、と顔面に甘ったるいガスを吹き付けられた。
肺に入り込んだそれはたちまち体を犯して、再び体中を淫欲で支配する。
「どう?」
「ど、どうってっ、ネーアさん、酷いです! 体、疼いて、きたじゃないですか!」
「それだけ? いやらしくなってるのは体だけ? すけべな気分じゃないの?」
「は、はっきり言わないで下さい!」
「ふーん? でもそういう事言えるって事はまだ理性は残ってるのよね?
さっきなんかは、もう、すごかったのに。エロエロだったわよ?」
まるで別人みたいにね、と付け足すネーアにリオも閉口する。
確かに、さっきの自分はおかしかった。
いやらしい気持ちになる、とかそんな生易しいものじゃない。
どろどろした情欲に囚われて、快楽を貪る事しか考えられなくなっていた。
ガスのせいだけでは、ないのだろうか。
「まあ別にいっか♪ 続きをしましょう?」
「え、あの。続きって…」
「今のは前戯よ前戯。準備運動みたいなものよ。今度は本番」
ずるうぅっ、と音を立てながらネーアの下半身が埋まった場所から触手が生えた。
雌しべに似た形状をしたそれは、先程フェラをした巨大な触手だ。
「これで、リオを犯すわ」
どくり、と心臓が脈打つ。同時に子宮がざわめいた。
浅葱色をした美しい肌とは対照的な、肉色の生生しい肉の蔦。
先端には多量の疣が張り付いている。そして男性器にも似た雁首は多重。
そしてそれは、リオの二の腕よりも太く、長い。
女を悶えさせる為に特化した、卑猥な形状だ。
(あれが、私の中に…)
どくどくと心臓が早鐘を打つ。子宮も新鮮な愛液を搾り出す。
40 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:23:58 ID:Kre4J8NL
頭がまたぼうっとして、体の中で燻っていた淫欲が鎌首をもたげた。
『どろり』と狂おしいほどの淫欲が胸から溢れ出す。
(欲しい…ネーアさんの触手…私のおマンコに欲しい…)
まただ。体を、心をドロドロの情欲に支配される。
理性がごっそりと削られ、快楽に飢えた、一匹の雌へと変わっていく。
まるで自分が、何か別のものへと変貌していくような感覚だった。
「あはぁ…」
太く、グロテスクな触手を欲情した瞳で見詰める。
突然豹変したリオの態度に、ネーアが訝しげな目を向けた。
「…リオ? 貴女また?」
「ネーアさぁん…触手ぅ、早く下さいぃ…私のおマンコに、突っ込んで下さいぃ…」
猫撫で声が上がる。やはり、さっきと同じだ。リオは正気を失っている。
「一応聞くけど、今からするのは『種付け』よ?
貴女の子宮にアドニスの『種子』を植え付けるの。
一度寄生したらこれは簡単には取り出せない。
貴女は『種子』に操られるように男を漁って――すぐに人間を止める事になる。
そうなったら、もう、戻れないわよ? それでもいいのね?」
「いいですからぁ。ネーアさんと同じになってもいいですからぁ。
だからぁ、私の子宮にぃ、種付け――あはぁ…種付けして下さいぃ」
自分自身の言葉に酔うように、種子の植え付けを望む。
実際のところ、人間の生活に未練はない。むしろこちらから願い下げだった。
それが人間を止める事で叶うのなら、別に構わない。
それに。ネーアの傍に居られるなら、人間を止めるくらい造作もないことだ。
まあ、そういう諸々の理由は正体不明の情動に全て流されていた。
今はネーアに犯されたい一心で性交を望んでいる。
正直、何度も確認を取るネーアの態度が少し疎ましいくらいだった。
「まあ、こうなったらしょうがないわね。元々そのつもりだったし。
あたしも腹をくくるわ。リオ。貴女も覚悟しなさい」
真剣だった表情を妖艶に歪めて、
「泣いても叫んでも、止めないからね?」
「――あ、んっ」
体をゆっくりと横倒しにされる。花弁をベッドに見たてて、仰向けに寝かされた。
視界の中にはネーアの美しい裸体。それに花弁の根元からしゅるしゅると伸びる触手。
そしてネーアの根元から伸びる、生殖用触手。
覆いかぶさるように、ネーアの顔が近付く。
唇を突き出すと、答えるようにキスの雨が顔面に降り注ぐ。
それにタイミングを合わせて、こちらから唇を重ねた。
一度唇同士が合わさってしまえばそこからは貪るようなキスへと変わる。
人で無いものと、人を止める事を決意したもの同士、競うように舌をねじ込む。
唾液を送り、舌をくまなく咥内へと這わせ、相手の弱点を探り出す。
歯と歯茎の境界を。舌の付け根を。或いは口蓋を。
時には唇を柔らかく噛み、時には相手の唾液を音を立てて啜る。
ちゅるちゅる、じゅるるる、じゅぅぅっ。
ふんふんと鼻から出た息がくすぐったい。
だがそれも、唾液が絡まりあう卑猥な音と、痺れるような愉悦に覆い隠される。
心音が、これからの快楽に期待して際限無く高まっていく。
「はあっ、ちゅっ、じゅるっ、ちゅうっ、ネーアさ、んっ。ネーアさんっ」
「はっ、んっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅるるっ! リオっ、可愛いっ!
もうっ、犯すわよ? 種付け、するわよ? あたし、我慢できないからっ」
にちゃり。陰唇にぶつぶつとした感触。
(あ…今から、私、犯される)
犯され、種付けされ、アネモネになってしまう。
人を止め、人を襲う、化け物へと変わってしまう。
41 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:25:21 ID:Kre4J8NL
ぞくり、とした。
「犯して、下さいっ、ネーアさんっ」
倒錯的なシチュエーションに背筋がぞくぞくした。
欲情し、濡れた瞳で正面からネーアの瞳を見る。
彼女もどうやら理性が飛んでいるらしい。
唇を横に裂き、魔物らしい嗜虐的な笑みを浮かべた。
次の瞬間、
ずるるるるぅぅぅっ!
「んっにゃあぁぁぁっ!!?」
一息に、触手に刺し貫かれた。
ごりごりとした疣に膣穴を削り、解される衝撃に目前で火花が散る。
(あっ、すごっ、これっ、気持ちいいっ)
父親に比べれば一回りも二回りも大きな触手に貫かれれば、とんでもなく痛いと思う。
だが実際は苦痛の一つもないのだ。精々膣が突っ張るような感触がある程度。
おかげで挿入されただけで達してしまうところだった。
「はぁっ…イイわぁっ、幼女のマンコ…っ、凄い絞め付けっ、たまんないっ」
ずっちゅずっちゅ!
「あっ!? にゃっ! んああぁっ!!」
雌しべ触手にずんずんと子宮の入り口を小突かれると、その衝撃に色っぽい声を上げた。
気持ちいい。父親にされた時と全然違う。
膣壁全体が敏感になっている。それこそ何年もかけて開発されたように。
そこをごりごりと疣疣に削られると、甘い愉悦が走りぬけ、腰が溶けそうになるのだ。
力強い突き込みを受ければ子宮が揺さぶられ、まるで落ちて行くような酩酊感に襲われる。
子宮壁の外側にはボルチオと呼ばれる性感帯があるからだ。
セックスになれた遊女が、深く激しい挿入を望むのはここが開発されているからだ。
ところが今のリオの体はそこらの遊女よりも数段敏感になっている。
およそ十やそこらの歳では考えられないほど。
「あっ! あっ! あっ! いいっ! いいよぉ!
セックス! 気持ちいいよぉ!」
「はぁっ! あっ!? うあっ! ――何よ、いきなり締め付けがっ」
快感に蕩けていたネーアが戸惑いの表情を浮かべた。
「父親に開発されてたからって、これはっ。うっ、あぁっ!」
びくり、と自分を犯す触手が打ち震えた。
一回り体積を増して、更にリオを悦ばせる。
(ネーアさんの触手っ、びくびくしてる…♪ 私の中、きもちいいんだぁ)
「はっ! あっ! んっ! ネーアさぁんっ! 私のおマンコっ、気持ちいいですか!?
あっ! にゃっ! あんっ! ……いいっ、ですよねっ? んっ、んっ!
だってっ、はぁっ、はぁっ! さっきから、触手チンポっ、びくびくしてるからぁ!」
卑猥な言葉をワザと使って気持ちを昂ぶらせる。恥ずかしいが、それがいい。
今の自分はつくづく変態だと思うが、ネーアの快楽に歪む顔を見るとどうでもよくなった。
それどころかもっと悦ばせたい、と思ってしまう。
その衝動に身を任せてみた。
するとどうだ、まるで熟練の売婦のように膣圧を調整し、触手を悦ばせる。
精をねだるようにうねり、圧迫し、収縮する肉の穴に締め付けられ、ネーアは呻いた。
「あぁっ!? ちょっ、り、リオっ! どこでそんな、やらしいっ、ああぁっ!?」
今度は8の字を描くように腰を動かす。
(あはっ、これ、おマンコの中、ぐちょぐちょに掻き混ぜられちゃうよぉ♪)
ぶつぶつとした感触に膣を余す所無く蹂躙される。
じゅぷじゅぷと愛液に空気が混じる卑猥な音が耳朶に響いていた。
その度に甘い電流がヴァギナから全身へと広がるのだ。
肉壷に揉み解されて触手も悦んでいるのが『本能的』に分かった。
それだけじゃない。触手の『弱点』すらもなんとなく分かってしまう。
膣壁を掘り返している疣が大量に張り付いた触手の先端部分。
小豆色をしていて、男根よりも二回り程大きい。
野苺を楕円形にしたような形状だ。
その先端部分――ではなくて、そこから少し下の部分が弱いらしい。
ペニスで言うと亀頭と雁の間くらいか。それも少し亀頭よりの部分。
42 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:27:06 ID:Kre4J8NL
試しにその部分に膣圧を集中させてみた。
「きゃあぁっ!?」
可愛い悲鳴が上がり、びくびくと触手が打ち震える。
「あはぁっ、ここがぁ、いいんですねぇ? ネーアさぁん…」
信じられない、といった顔をするネーアの瞳を覗き込む。
あの優しい女性が、この幼い体で悦び、同時に怯えている。
そう思った瞬間。胸のうちからまた『ドロリ』とした感情が溢れ出る。
それに体と心を満たされていく感覚は官能的ですらあった。
気のせいか背中と頭がじくじくと疼く。
赤い瞳に映る自分の瞳が、両方とも赤くなっているのは気のせいか。
「ち、調子に乗るんじゃ、ないわよっ」
「んっきゃぁん!?」
肛門に異物感。不浄の門に触手が侵入していた。
小娘にいいように責められたのが癪に障ったのか、ネーアは本気で陵辱をするつもりだ。
細い触手が一本、また一本とアナルへと差し込まれていく。
リオの小指よりも細いが、それらが束なり、腹を圧迫していく。
「あっ、はぁっ! お腹っ、裂け、ちゃいますっ」
「大丈夫よぉ、リオはスケベだから、これくらい、なんともないわぁ。
それにぃ、慣れればこっちだってイイわよぉ?」
「んにゃああん!?」
ぎゅるり、と束になった触手が捻り、回転する。
まるでドリルのように回転し、腸壁をごりごりと削る。
普段排泄物をひり出す穴から、じわり、と官能の渦が巻いた。
(あ、すご、私、こんなので感じてっ)
「ほらほらっ、おマンコもめいっぱい可愛がってあげるわよ!」
ずっちゅ! ずっちゅ! ずっちゅ!
「んにゃぁっ!! あああっ! ひにゃあぁぁん!!」
(すご、すごいぃ! しきゅー、がつがつ小突かれてるうっ)
組み伏せられ、花びらへと押付けられた背中が反動で花弁の先端へとずり出されていく。
花弁の内側には女を狂わせる粘液が溜まっていて、背中と擦れてずじゅずじゅと音がなる。
それだけ激しいストロークだというのに痛みは殆ど無い。
あるにはあるが、快楽の総量が圧倒的に勝っていた。
「ほらほらっ! お尻も、アソコもっ! 一緒に苛めたげるっ」
ずこずこずこずこっ!
「あっあぁぁっ、あぁっ、あっぁあっ、あぁっぁうにゃぁぁぅ!!」
アナルを犯していたドリル状に束ねられた触手。それが激しいピストンを開始した。
ヴァギナを犯す触手と連動するように、交互に強烈な付きこみを繰り出す。
違和感、とした形容出来なかったアナルの官能。
だがドリル触手の強烈なストロークに、凄まじい勢いで腸壁が開発されていく。
いや、ひょっとしたらそれはヴァギナが感じた快楽だったのかもしれない。
腸壁と膣壁。二枚の壁越しに行われる苛烈なピストンにどちらがどちらか分からなくなる。
(おしりと、おマンコ、どろどろに溶けて、つながっちゃうっ)
リオは白目を剥いて、顔を振り乱した。
少女が受け止められる快楽ではない。舌をだらしなく垂らし、涎を零す。
挿入される雌しべと陰唇との隙間からは白い本気汁が泡となって下品な音をならしていた。
甘い、アルラウネのガスの香りに混じって、リオの女の香りが空気を淀める。
「いー顔になってきたわぁっ、さあ、これで、飛ばしてあげる!
とばして、種付けをしてあげるわっ」
ネーアの言葉はもう聞こえなかった。
二穴を穿つ触手のピストンに、意識が飛びかけている。
余りの快楽に膣が収縮し、細かなアクメを何度も迎えていた。
だから、三本の触手が勃起した三点を狙っているのに気付きもしない。
「あひっ! あひっ! にゃ、にゃああぁぁっ!! しぬぅっ!
こわれっ!! ひぎっ! あはっ! きもちっ! いいっ!
にゃっ!! んにゃあぁっっ!! んああぁぁぁっ!!
も、いぐっ!! ああぁっ! にゃぁぁぁっ!! ああぁぁっ!
ああああっ!! あぁぁぁぁぁぁぁっっっあぁぁぁっ!!!」
43 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:30:03 ID:Kre4J8NL
小さな波に何度も押し上げられ、本格的なアクメに打ち上げられた。
全身が、突っ張り、壊れたように全身をがくがくと痙攣させる。
そこに追い討ちをかけるように、二つの乳首とクリトリスに、触手が張り付いた。
「ぎっ――」
十字の切れ込みが入った先端で三つの頂点が咥え込まれる。
その直後、
ちゅううぅぅっ!!
「にゃぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁあっっっっ!!!!?」
もぎ取れる、かと思うほどの強烈な吸引。
高みへと打ち上げられた性感は更に高みへと打ち上げられる。
完全に白目を剥き、獣のような咆哮を上げる。
ぶしゅう、と派手に潮を噴いたのを聞いた気がした。
「んあああっ!! 出るうっ!! 種子がっ! リオに種付けしちゃうううぅぅ!!
ああああぁぁぁぁぁあぁんんっ!!」
ごつっ、と音が聞こえるほど雌しべ触手を子宮口へとめり込ませ、
ビュルビュルビュルビュルビュル!!
「ひにゃぁああっ!!? にゃあぁぁぁぁあっ!!!」
精を直接流し込まれる。
子宮の内側まで敏感になっていた。熱い液体が子宮壁を叩く度にびくり、と体が震える。
(あはぁ…ネーアさんのぉ…精液ぃ…あっつうい…♪)
ぼこん。
びゅーびゅーと注がれる精液に混じって何か固形物が腹の中に入った気がして、
直後に意識が飛んだ。
***
以上で三話終了ですぅ。
無事投下を終えてほっとしましたw
さて、次回投下分ですがまたしてもエロは無いかもしれません。
シリーズの構成的に、『エロ話』『メインストーリー』を交互にする事になりそうですね。
普通のSSに比べればエロシーンは少なくなりますがその分1シーンを濃くするつもりです。
こんなところですか。いつものように感想等もお待ちしております。
それではまた。
幼女っ、万っ歳っ。
前スレ626さん投下お疲れ様でした。
貴重なエロ分を補充できたのでマジ嬉しいっす。
さて、今日も投下させて頂きます。
連続投稿による規制云々ですが自己完結しました。
連続投稿回数に上限が設定されているようではないみたいですね。
連続投稿する際の間隔の長さに下限があるだけのようです。
ひょっとしたら違っているかもしれませんが。
まあ、取りあえずは投下してみます。文章量も思い切って多めにしました。
しかしもしかしたらこちらの不手際で投下途中に規制が掛かるかもしれません。
その場合はどなたかが書き込んでこちら規制を解除してくれると助かります。
以下NGワードです。
(触手、フェラ、ロリ、猥語、種付け)
ネーアがあの性格だから和姦になる予定でしたが割とがっつりやります。
ではどうぞ。
第三話 人よりも優しい魔物
ネーアと名乗ったモンスターを改めて眺める。
(おっきなお胸)
少し恨めしい。
「あら。あたしの裸に見とれた?」
良いながら男を挑発するように、妖艶にポーズをつける。
光沢のある萌葱色の肌が波打ち、それだけで妖しい色香を放つ。
同姓だというのに余りのエロティックさにドキドキした。
「ふふ。良いわね、その初な反応。女冥利に尽きるわ」
ふと思い出す。
以前、暇つぶしに読んだ、モンスターの図鑑にアネモネの事が載っていた。
彼女達は『アドニス』と呼ばれる寄生型植物と同化させられてしまった人間の女性だ。
今からおよそ二百年ほど前、大量に繁殖したモンスターである。
巨大な花にその身を埋めた彼女達は、理性を蕩けさせる催淫ガスを放つ。
そしてガスを吸い込み正気を失った人間の女に『アドニスの種子』を植え付けるのだ。
『種子』は子宮に植え付けられ、被害者の体液、或いは精液を糧に『芽』へと成長する。
『芽』は子宮に根を張り、膣を通って体外へと伸びる。
『芽』と名付けられたがその形は『花』そのものだ。
被害者の陰唇から花が生えたような格好になる。
この状態になると被害者の理性も危うい。
『芽』の最奥部、つまり胎内では新たな『種子』が既に生成されているのだ。
こうなると本能のまま、新たな犠牲者を犯し、自分がされたように『種子』を植え付ける。
『芽』は更に成長する。
被害者の下腹部が膨らみ、妊婦同然に膨れ上がると、『芽』が体外へと排出される。
だがこれで犠牲者達が解放される事は無い。
体外へと産み落とされたそれは『花』であり、これが『アドニス』。
それ自身が自我を持ち、自分を産み落とした母体を或いは他の女を陵辱し、体液を啜る。
『花』となったそれの成長は早い。
30 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:06:54 ID:Kre4J8NL
産み落とされてから三日程で『成体』となる。
この三日間の間で、母体を陵辱し、子宮から体内構造を作り変えてしまう。
『花』と『母体』は子宮を通して完全に繋がり、意思も神経も同調する。
肌の色が浅葱色へと変化し、被害者は『アネモネ』となる。
こうなったら人間としての心は完全に消えている。
『芽』が生えた状態では操られている、と言えなくも無い。
だが『成体』となったら自らの意思で嬉々として人間を襲う。
こうして彼女達は無限に増殖していくのだ。
二百年前に起こったアネモネの大量増殖もそうだったらしい。
最終的に、かの偉人ウラヌスが秘術を用いて彼女達を『無力化』したらしいが。
らしいと言うのは当人がその秘術を使用した時点で命を失っていた事。
そして大量増殖した被害者達はアネモネから人間へと戻り、当時の記憶を失っている事。
この二点が事の仔細を不明瞭にしている。
それは、兎も角。
問題は眼前に本物のアネモネが居る、という事だ。
資料に寄れば彼女達は人の姿をし、人語を操るが、その実態はやはり化け物。
人間を襲う事を生業とする、モンスターだ。
それにしてはどうにもこのネーアというアネモネは人間臭い気がするが。
「――あの、その。ネーアさん、アネモネ、なんですよね?
私も、その、されちゃうんですか?」
「ん? 何? 興味ある?」
「ちち、違います!」
「あら? 顔が真っ赤よ」
「…からかわないで下さいっ」
「うふふ♪ 冗談よ――そうねぇ…」
にんまりとした意地悪な笑みが一転。ネーアは穏やかな表情を浮かべた。
「最初はね。リオとしようかと思ったんだけど。止めておくわ」
「どうしてですか?」
「どうしてって、体、弱いんでしょ? 無理させたくないもの」
「あ――」
気を使ってくれている。こんな自分に。
(どうして、こんなに優しいんだろう)
自殺を決意した自分を叱咤てくれた。
つまらない身の上話を聞いてくれた。
泣いたら抱き締めてくれた。
今まで、こんなに親身になってくれる者はいただろうか。
話しているだけで、心が安らぎ、不安や恐れが消えていく。
人間じゃないのに。いや、今では人間の方が恐ろしい。
それに父親も母親も、姉も。友達も。自分にはもう何もない。
(そっか。私、失う物、何も無いんだ)
元より捨てるつもりだったこの命。
彼女が望むなら、
「…ん? リオ? どうしたの?」
「――ってもいいです…」
「え?」
「仲間になってもいいです」
彼女の目を見て、はっきりと言った。
迷いは無かった。
「私を、アネモネにして下さい」
「……いいの?」
「もう、リビディスタに私の居場所はありません。それにこんな体ですから。
何処に居ても、誰かに迷惑を掛けてしまうんです」
毒殺される。誰かに迷惑をかけながら無様に生き長らえる。野垂れ死にする。
31 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:08:44 ID:Kre4J8NL
どう転んでも、幸せな人生は歩めそうにない。
「でもネーアさんは。優しくしてくれました」
「…そうかしら? あたしはモンスターよ?
あなたを油断させる為に芝居をしてるかもしれないわ」
「それはきっと違います」
「あら? どうして?」
「上手く言えないんですけど。私、何となく分かるんです。ネーアさんは優しい人って」
「もう。おだてても何も出ないんだから。でもありがと。
あたしも優しい、なんて言われたの久しぶりだわ。悪い気はしないわね」
クスクス、と二人で笑い合う。
リオは確信する。
屋敷では得られなかった、人の優しさは、人をやめる事によって初めて得られるのだと。
「それじゃあネーアさん。お願いします」
「あー。こっちから言い出しておいてあれなんだけど。本当にいいの?
人間、止める事になるわよ?」
それはつまり、今度は人間を『襲う側』になるという事だ。
確かに、見知らぬ誰かを傷付けたりする事は悲しいが。
心も、体も、もう散々穢れている。今更罪の一つや二つ、怖くは無い。
何よりも。
「ネーアさんの傍に、居たいんです」
「…参ったわね」
「私、家に未練もありませんから、本当にいいんです。
それに、この体、私嫌いなんですから」
「やっぱり、体弱いの気にしてるの?」
「それだけじゃありません。髪の色とか皆と違うし。
それに私自分の体臭が、気になって仕方ないんです」
父親に穢されるので、雄の匂いが染み付いていないか、というのもある。
だがそれ以上に。自分の匂いは普通の子と違う気がする。
パセットがじゃれついて密着する機会が多いのでそれは確かだ。
父親も、よくこの体の匂いを嗅いでいた気がするし、何だか気になるのだ。
「そうかしら。あたしはリオの髪、好きよ。綺麗なピンク色。
サラサラしてて頭を撫でてる時気持ちよかったわ。
その瞳も変わってるわよね? オッドアイって言うんだっけ?」
「あはは…皆、薄気味悪って言ってます」
「そんな事無いわよ! 何と言うか、神秘的な感じがするわ」
「え? あの、本当ですか?」
「本当よ? リオは自分の容姿にもっと自信を持って良いと思う」
「でもでも、私、変な臭いしてませんか?」
「そうねぇ――」
「きゃっ」
脇に鼻っ面を押付け、すんすんと匂いを嗅がれる。
猛烈な恥ずかしさに襲われた。穴があったら入りたくなってくる。
そういえば最後に体を清めたのはいつだっただろうか。
「んー。変な匂いなんてしないわよ? これは日向野の匂いね。
きっと日当たりの良い部屋なんでしょ」
「あ、え…、は、はい。そうですね。暑いくらいで、私、すぐ汗掻いちゃうんです」
「ふふ、確かに。汗の臭いもするわ」
「やっ!? 嗅がないで下さい!」
「そんなに恥ずかしがらなくても大丈夫よ。リオの体、甘い、良い香りがするわ。
香水とかの匂いじゃないし。きっと体質ね」
「そ、そうなんですか?」
男の精を何度もうけた体は、いやがおうにも汚く思えるが、それは思い込みだったのか。
「そうよぉ。何十人も女の子を抱いてきたあたしが言うんだもの。間違いないわ。
まあでもおしっこの匂いは普通ね」
「――ぁ」
空気が固まる。
そういえばさっき、ネーアに驚かされて派手に失禁した気がする。
(やだ! 私、オシッコでベタベタになってる!)
32 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:10:26 ID:Kre4J8NL
「いやああぁぁっ!」
「あらら。もう…おしっこぐらいで大げさね」
「そんな事ありません! いやっ、もう離して下さい! 臭い嗅がないで下さい!」
「クンクンクンクン♪」
「だからぁっ! もうっ、セクハラですぅ! 変態ですう!」
ピタリ、とネーアの動きが止まる。変態は言い過ぎだったか。
(どうしよう。傷つけちゃったのかな?)
「あ、あの。ごめんなさい。酷い事言っちゃって」
何気ない言葉が人の心をどれだけ傷つけるのか。
それはリオ自信が身を持って知っていたので、申し訳ない気分になった。
「ねえリオ。やっぱり。モンスターになるなんて嫌?」
「え? どうしてそんなこと言うんですか?」
「だ、だってさっきから嫌がってばっかりだし。
あたしのことは変態呼ばわりするし。
ひょっとしたら、嫌いになったんじゃないかって…」
目を伏せながら喋るネーアの言葉には覇気が無く、怯えた子供のよう。
(あ…そうか…そうなんだ)
この時リオは理解した。人肌が恋しいというネーアの言葉。
あれは冗談でも何でもなかったと言う事に。
(ネーアさん。寂しがり屋なんだ)
片や親から見捨てられた醜いアヒルの子。
片や人に追われる人の心を持ったモンスター。
(私達、お似合いかもしれない)
「ネーアさん。大丈夫ですよ? 私、ネーアさんの事、嫌いになったりしませんから」
「本当に?」
「はい」
「あたしの仲間になったら…毎日、エッチな事するわよ?」
「そ、それは――の、望むところです!」
「それじゃ――」
「んっ!?」
突然唇を奪われた。
初めてのキス。しかも同性とのそれに目を白黒させる。
だが驚きはしたがショックではない。男に捧げる操は二ヶ月も前に散っていた。
それに今更素敵な殿方と甘い恋がしたい――そんな稚拙な希望を抱ける訳も無かった。
だから喜んでネーアの舌を迎え入れた。
唾液を送り込まれ、歯茎と咥内に舌を這わされる。それに合わせるようにこちらも動く。
チュプチュプ、と粘液をかき回す音が頭の中で響き渡る。
余りのいやらしさに胸が怪しく高鳴る。
舌と舌が絡まり合うと蕩けるような愉悦に頭がぼうっ、とした。
(あ、これ、気持ちいい…っ)
催淫ガスのせいもあるだろう。
だがそれを差し引いても、父親とのキスなんかよりもよほど官能的だった。
まるで粘膜が性感帯になったように甘く痺れる。
ふんふん、と鼻に掛かるネーアの吐息が甘く香り、更なる興奮を呼び起こす。
股下が、じゅくり、と甘く疼くのを自覚した。
「ちゅうぅぅ――ぷはっ――ふうぅっ、こんな事毎日しちゃうわよ?
普通のキスとかしないんだから」
最後に舌を啜ってからディープキスから解放したネーアが優しく微笑む。
激しく甘い口付けにリオは虜になりそうだった。
(それは…嬉しいかも)
だがリオは酸欠とキスの余韻で喋ることも出来ない。
かと思えば優しいアネモネは心配そうに顔色を伺った。
「あ、…ごめんなさい。少し刺激が強かったかしら?」
「だ、大丈夫――です――はあぁ、はあ…」
リオは息を整えると恥ずかしさに顔を背けながら、それでも正直に言った。
「その――気持ちよかったです」
「…可愛い!」
33 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:12:05 ID:Kre4J8NL
「え?」
「どうしてそんなに可愛いのよもう! もうお姉さん我慢できないわ!
エッチよ! 契約よ! 種付けよ!」
いきなりネーアのテンションが上がる。
リオが受け入れてくれた事が余程嬉しかったらしい。
ぞわぞわと足元の花弁が蠕動し、そこら中から触手が生え出す。
花の中心部――つまりネーアの埋まった所から、甘酸っぱい、花の香りが漂ってきた。
(あ、いい匂い)
図鑑にはそれが、人間を欲情させる効果があると載っていた。
だが、知っていたからと言ってどうしようも出来ない。
フニャフニャになっていく体を触手に拘束され、慣れた動作で着ている物を脱がされた。
「あ…やだ、裸、見ないで下さい…」
月明かりに幼い少女の裸体が浮かび上がる。
病弱な体は少し線が細い。
更に言えば胸は勿論の事、腰回りや、尻の肉付きなど、控えめななものだ。
だが紅潮した肌は押せば返すような張りを持っている。
小さな臍や、寒さのせいで徐々に充血する乳首も愛らしい。
あばら付近から、小さな胸や、羞恥の丘へと続くなだらかなライン。
それが今後の成長を期待させる。
見るものが見れば、こんな未成熟な体でも十分魅力的に見える。
何よりも恥じらいに頬を赤くし、俯く少女の顔が可愛らしかった。
「かーわーいーいー!! きゃーー! リオちゃーん!」
「ちょっ、ネーアさんっ!?」
「ぷにぷによっ! ぷにぷにだわ! ああこの肌すべすべ! たまらないわぁ!」
「ひっ、やっ」
胸や腹、肩口やわき腹など、優しく撫でられ、揉まれる。
それが他愛の無いじゃれあいだという事も分かる。
だが裸体を触られる以上、それが性行為だという事も考えてしまうのだ。
ともすればセックスで苦痛を受けてきた体は、反射的に強ばってしまう。
「……えーと、…リオ?」
芳しくない反応にネーアが首を傾げた。
「ご、ごめんなさい」
「んー。ガスも撒いてるのに、中々解れないわね」
「本当にごめんなさい。私のせいで」
「そんな事言わないで、ね? 今まで辛い思いをしてきたんでしょ?
無理もないわ。でも大丈夫。そんなの気にならないくらい。感じさせてあげるから」
「ひゃっ!?」
いきなり脇の下を触手になぞられた。
「ふふふ。ガードが固い方が、あたしも燃えるからねー。
ちょっと本気を出すわよぉ?」
ふっ、と耳元に息を吹きかけられる。
ぞくぞくとした感触がして『にゃぁっ!?』とおかしな声が出た。
「ふふ。可愛い声出しちゃって」
「ひゃん!?」
今度はうなじ。
「体、ぷにぷにだわ。気持ちいい。良い匂いもするし。
リオのお父さんが夢中になるのも分かるわ」
「あっ!? うぅんっ」
愛撫は、吐息から触手によるタッチへ。
首から胸へ。胸から腹部へ。触れるか触れないかという絶妙な力加減で撫でられる。
くすぐったいようなじれったいような性感に、リオの中で欲情の炎が燻り始めた。
膣が疼いて汁を搾る。リオの甘い体臭に酸味のあるメスのフェロモンが混じり始める。
(私、興奮してるんだ…)
自覚すればその先に更なる官能があった。
雄しべのように花弁の付け根から伸びる触手。
それらに乳輪を、腋の下を、臍のすぐ傍を、撫でられる度にぞわり、と肌が粟立つ。
外で裸になっているから――それだけの理由ではない。明らかに感じている。
34 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:14:05 ID:Kre4J8NL
(頭、ぼーってするよぅっ)
はあはあ、と自分の呼吸音が聞こえる。まるで犬みたいで、少し情けない。
だが徐々に肌を撫でられるだけの刺激では物足りなくなってきた。
さっきから敏感な場所はネーアの手も、触手も触れていない。焦らしているのだ。
「んん…っ、ネーアさんっ、意地悪ですっ」
「んー? 何の事かしらぁ?」
そう言って妖艶に笑う姿は、やっぱり魔物。
けれど彼女の手が、陰部を目指して徐々に下がって来るとリオの体は緊張した。
快楽に期待して、胸が怪しく高鳴る。
それが淫らな気持ちだとは、思いもしない。
エッチがこんなに素晴らしいものだとは、思いもしなかったから。
「ふぅっ♪」
「きゃぁあん!?」
いきなり耳に息を吹きかけられ声が裏返る。完全に不意打ちだった。
「隙あり♪」
ネーアの指先が、左の乳輪をクルクルとなぞるように動く。
もどかしい快感にリオは身じろぎした。
だが、乳輪をなぞる円は徐々に幅を狭めて、小さなポッチとニアミスする。
再び淫らな期待に胸がときめいて、
「――と見せかけてこっち♪」
パクリと、触手の先端に右の乳首をくわえられた。
「きゃんっ!?」
そのままコリコリと甘噛みされる。
胸にピンク色の電流が流れて、視界内で火花が散った。
その快楽。比喩でもなんでもなく、未知の領域だった。
(こんな…っ、すごい! お父様にしてもらった時と全然違う!)
「はあっ…はあぁ…っ!」
鼓動が早い。吐息も艶めかしくなる。
女芯から、ジクジクと発情汁が溢れてくるのが分かった。
股下のべた付きは、小水よりも愛液の割合の方が遥かに多い。
「だいぶ、解れてきたみたいね?」
「――っ…」
ネーアの言葉に顔が真っ赤になった。
「ネーアさんの手がいやらしすぎるんですっ」
「あら。それはアネモネにとっては最高の誉め言葉だわ♪」
「もうっ、知りませんっ」
「拗ねた顔も可愛いわ――もっと見せて頂戴」
触手に捕まれたまま体の向きを変えられ、再び向かい合う。
と、触手に力が入り、リオの脚が開いていく。
「だ、駄目です!」
小水と愛液でドロドロになった自分の性器なんて、他人に見せられる筈がない。
何より使い込まれたヴァギナが他人と違っていたら、気持ち悪いと言われたら。
そう思うと気が気でない。
「駄目じゃないわ。あたしはリオの全部が見たいの。綺麗な所も、汚い所もね?」
そうしてあっさりと、足は開かれた。
さらけ出された幼い羞恥の丘に、痛いほど視線を感じる。
「――リオったら。綺麗なアソコしてるじゃない」
「え? 本当ですかっ?」
「本当よ。勿体ぶってどうなってるのかと思ったら。ビラビラだってはみ出してないし」
くちり。
「あっ!」
細い指が涎を垂らす割れ目を開く。
「粘膜も、サーモンピンクの綺麗な色をしているわ」
「あっ、あのっ! どこか変な所とかは…」
「大丈夫よ。リオのアソコ、どこもおかしくないわ」
「ふえっ…」
35 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:15:54 ID:Kre4J8NL
(良かったぁ…)
「リオ。ここ綺麗にしてあげるわ」
「え? え!? ここっ、て駄目です! そんな所、汚――あぁ!?」
ゾロリ、と割れ目に舌が這わされ、仰け反る。
反応を見て気を良くしたネーアはクンニを続けた。
割れ目に沿って舐めあげたり。肉ビラを一枚一枚磨き上げるように舐めたり。
膣の浅い位置に舌を差し込まれ、抜き差しする。
「あっ!? ふあっ!? はぅ!?」
痺れるような快楽だった。
苦痛に対してある程度我慢も出来るが、純粋な快楽には殆ど免疫がない。
チュプチュプと解れたヴァギナから卑猥な水音が鳴る度にアソコが痺れる。
喉からはしたない喘ぎ声が洩れてしまう。
(駄目っ! 気持ち良すぎて、頭変になりそう!)
びりびりとした純粋な快楽に意識が混濁する。
運動した後のように息が荒くなり。幼い顔は火を噴くかと思うほど真っ赤になっている。
女芯からは愛液が大量に湧き出し、リオの甘い香りを辺りに振りまいていた。
「あっ! はぁ! ネーアさん、ふあっ!? ま、待って! 待って下さい!
んあぁあぁぁ…! それ以上されたら私っ、おかしくなっちゃいます!」
返事の代わりに肉色の真珠に舌を這わされた。
「きやぁあんっ!?」
宝石でも磨き上げるように丁寧に、そして執拗に、性感の固まりを舐め解される。
身体中に電気が走り抜け、頭の中で星が散る。
強すぎる刺激に腰が引けてしまうがネーアに抱き付かれ、逃げられない。
ちゅぅっ…!
「あっ!? 駄目えぇっ!」
とどめとばかりにクリトリスを吸引され、そして解放された。
「ご馳走様♪ リオのお汁、とっても美味しかったわ♪」
これは男にくれてやるのは勿体無いわねえ、と明るくのたまっている。
余りの刺激に、前後不覚になっていたリオには言葉を返す余裕も無かった。
「はあっ…はあーっ…!」
「ふふ。涎垂らしちゃって。よっぽど気持ち良かったのね。
アソコもグチョグチョで、リオのエッチな香りがするわ♪」
「あーうっ」
指摘されて赤い顔がさらに赤くなった。
「リオったら可愛い♪」
「ば、ばかぁ…!」
余りの快感に肩で息をするリオは照れ隠しでそういうのが精一杯だった。
(あっ! どうしょうっ、馬鹿って言っちゃった)
「あら、悪い事を言う口ね?」
「ご、ごめんなさいっ」
「そんな口にはコレよ!」
「んむぅ!?」
花弁の根本から特に太い触手が生え、リオの小さな口を割って入る。
『舐めて』と言われるがままに特大触手にフェラを始めた。
(うわぁ。お父様のより大きい。
それにエラの部分が多重になってて…もしこんなのを入れられたら…)
過酷な陵辱がフラッシュバックすると、解れていた体も再び緊張してくる。
それでもネーアの期待には応えたくて、磨き上げた舌技で触手に奉仕した。
「あんっ…リオったら上手じゃない」
リオの不安を見越していたのか、ネーアはピンク色の長い髪を梳くように頭を撫でる。
頭を撫でられると心が安らぐ。リオは嬉しそうに目を細めると奉仕に夢中になった。
「あむ…ちゅ…っ、ぺろぺろっ…ちゅるっ」
(ん。本当に、大きい。エラエラに舌が削られちゃいそう)
これに比べれば父のモノなど可愛いものだ。
(お口だけじゃ、おいつかない、かな?)
ふと思い付き、せわしなくうねる胴体部分に両手で優しく触る。
「あん…!? リオ、いいのよ。そこまでしなくても」
リオは返事をする代わりに、触手をくわえたまま上目遣いにネーアを見た。
36 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:17:36 ID:Kre4J8NL
照れ臭そうに微笑んで、
にちゃっ、にちゃっ――
「ああっ!? リ、オっ…!」
両手を使い、触手の銅をしごきあげる。
(あ――ネーアさん。感じてくれてるんだ――嬉しい…)
胸の内から幸福感が込み上げる。
眉をハの字に歪めたネーアに、リオの中に眠っていた奉仕精神が覚醒した。
「れろぉっ…ちゅぷちゅぷ――ぷあっ…はあっ…ペロペロ、
ネーアさんっ、もっと――ちゅっ…、感じて下さいっ――ちゅるっ」
凶悪な雁首に、丁寧に舌を這わせた。
先から漏れる淫汁を啜り、軽く歯を立てる。
恥垢を舐めとるように雁と雁の間を丁寧に舐め上げる。
疣疣のついた先端部分を口の中に招き入れる。
そして亀頭部分を飴でも舐めるように舌で磨き上げた。
当然、この間にも手コキは続けている。
角度を変え、力加減を変え、長く太い触手の胴をしごき続けた。
「あっ!? ぁん! リオっ、上手すぎよぉ! はっ! はぁ、んっ…!
ああっ、あっ、あっ、あっ…! ダメ! このままじゃ私っ」
(イって下さいっ、ネーアさん。私のお口の中にネーアさんの沢山出して下さい!)
舌使いもそこそこに口をすぼめて触手を締め付ける。
少ない肺活量を限界まで使って吸引すれば、小さな口内も女性器の代わりになる。
顔を前後にピストンさせて触手を受け入れると喉の粘膜が何度も小突かれた。
たまらず嘔吐してしまいそうになるのを涙を流しながら必死に堪える。
「あっ!? ごめんっ、リオっ! 私っ、もうっ、我慢っ…あっぁあっ! あぁぁあっ!!」
勢い良く先端を喉奥に突き込まれる。次の瞬間、触手が脈打った。
ビュル! ドプドプドプっ!
「んんんっ!?」
(凄い量! お父様よりもずっと多い!)
喉を叩く熱い感触に吐き気を催す。
だがそれは単なる肉体の反射であって心の方は違う。はっきり言うと充実していた。
父のをくわえてもこんな気持ちにはならなかった。
だが、今はネーアを射精に導いた事に達成感すら覚える。
「うっ…はっ、…ぁっ!? 御免なさい、リオっ」
ずるりっ、と音を立てて触手が引き抜かれた。
びゅるびゅると触手が水をぶちまけるホースのように暴れ回り、顔を汚される。
顔を叩く熱い粘液を感じながら、口に溜まった粘液を飲み下した。
(あ、美味しい…)
濃厚な体液は甘い、蜜の味がした。
それをある程度飲み下したところで、大きく息を吸う。
「っ…! げほっ! げほっ!」
慌て酸素を取り込もうとしたのがいけなかったのか、盛大にむせてしまう。
「あぁもう私ったら! ホント馬鹿なんだからっ…ほらリオ? 大丈夫?
無理させてごめんなさいね」
ネーアが背中をさすってくれている。
上目遣いで見上げれば今にも泣きそうな表情をしていた。
なんだがかえってこちらが申し訳ない気持ちになってしまう。
変わった人だ。いやモンスターだけど。
けれども今まで出会った誰よりも優しかった。
「あ、ありがとうございます。も、もう…大丈夫、ですから」
「…本当に?」
そう訪ねるネーアの表情は叱られた子供のように不安げだ。
それが彼女の妖艶な姿とのギャップも相まって、本当に可笑しい。
「もう何よ。人が心配してるのに。笑う事ないじゃない」
「あはは…あ…ごめんなさい。何だか可笑しくなっちゃって」
「…嫌じゃなかった?」
急に真顔に戻ったネーアの問いにリオは笑顔で答えた。
「少し苦しかったですけど…全然嫌じゃないですよ」
(自分でも不思議。お父様のは辛くて苦しくて、嫌なのに。
ネーアさんのは全然嫌じゃなかった)
37 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:19:24 ID:Kre4J8NL
こんな、得体のしれない触手なのに。
催淫ガスのせいだろうが、それ以上に相性もあると思う。
なんだか肌に合っている気がするのだ。
「なら、良かったわ。私ったら一度火が着いちゃうと自分じゃなかなか抑えられなくてね。
リオの可愛い顔、ベタベタにしちゃった」
ちゅ、と蜜を舐めるようにキスをされる。
それも一度ではなく何度も何度も。顔中に降り注ぐキスの雨がくすぐったい。
でも、それだけじゃ、何だか物足りなかった。
舐め取られていく蜜も、勿体無い気がする。
「ネーアさん…」
「…っ!?」
呼びかけに応じ、こちらに注意を向けたネーア。
そんな彼女の唇を今度はリオが奪う。
唇を合わせるだけのような、甘いものじゃない。
かつて父にそうされたように舌を捻じ込み、相手の唾液を啜る。
じゅるじゅると音を立てて、自分の顔を汚した体液を啜った。
それをネーアの舌と自分の舌でこね回し、攪拌し、思う存分味わってから飲み下す。
「リオ、あなた…」
「蜜、美味しかったから」
頭が回らない。自分が何をしたのかもよく理解していない。
何を言っているのかも良く分からない。
只、酷くアソコが疼いている。かつて無いほど、淫欲に支配されていた。
ガスのせいだろうか。それとも蜜にも同様の効果があったのか。
その両方か。それともそれ以外に理由があるのか。
「ネーアさぁん…」
とんでもない猫なで声だった。甘く、男を誘惑する声だ。
自分が発したものかと思ってしまう。
本当は自分の中に『何か』が居て、それが体を乗っ取ったのではないのか。
その考えは実は当たらずとも遠からず、という事をこの後リオは身をもって知る事になる。
「アソコ、疼くんですぅ…」
言いながら彼女の体に我が身を摺り寄せる。
さっきから子宮がじくじくと疼いて本当に、堪らない。
トイレを我慢するように太ももを擦り合わせて、その辛さを訴える。
いつの間にか滲む涙で、視界が濡れていた。
媚びるような訴えにネーアは喜び勇んで犯してくれるものかと思った。
だが彼女はリオの蕩けた顔を見て、表情を引き締める。
「分かったわ。貴女を抱いてあげる」
そう宣言すると彼女は淫蕩な笑みを浮かべた。
アネモネの本性が剥き出しになり、細い触手達から更にガスを噴き出す。
甘く香るそれに、なけなしの理性が削られる。視界が薄い桃色に染まった。
リオは自分から腰を押付け、あろう事か自ら割れ目を割り開く。
ふしだらな行動だとは思う。だがそれを止められない。止める気も無い。
「スケベな子。リオってやっぱり『こっち』の才能があるんじゃないの?」
ぐちょり、と割れ目に指を沈み込まれた。
ヴァギナから甘い電流が流れ、『あぁんっ』と甘ったるい喘ぎを上げてしまう。
リオの反応に気を良くしたネーアは小さな体を更に責め立てる。
「んあっ!? そ、それぇっ」
左の乳首に細い触手を絡ませ、搾られる。
痛いほどの刺激なのに、子宮がきゅう、と蜜を絞った。
「ほら、こっちも」
「あはぁんっ! いい、いいよぉっ」
立て続けに右の乳首もぎりぎりと絞られ、快楽に目がチカチカした。
38 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:20:46 ID:Kre4J8NL
気持ちいい。こんなに気持ちいい事、この世にあっただなんて、信じられない。
今まで父親に散々嬲者にされてきたのはなんだったのか。
「乳首だけでそんなんじゃ、耐えられないわよ?」
「ひゃぁあっ!?」
陰核に触手が巻き付く。それだけで乳首を搾られるのと同様の快感が走る。
だがそれだけで終わる筈も無い。
巻きついた触手は宝石でも磨き上げるように、真っ赤に充血した肉真珠を扱き始めた。
「にゃああぁぁっ!?」
びりびりとした官能がリオの神経を焼いた。
強すぎる快感にピンク色の短髪を振り回す。
だが前髪の下にある表情が苦痛を堪えるそれではない。
眉根を寄せ、舌を垂らすその顔は、快感を受け止める雌の表情だ。
へっ、へっ、と息を切れしながら、唾液を飛ばし、ネーアの胸元を汚した。
(すごい、すごいよぉっ、アソコ、痺れちゃうぅっ)
「もっとぉっ、ネーアさぁんっ」
「はいはい分かってるわよ。今度は、全部いっぺんにしてあげるわっ」
宣言通り、両の乳首とクリトリスに絡みついた触手が同時に三点を扱き挙げる。
しゅこしゅこしゅこっ。
「んはっ!? はっ、あっ、ぎっ! んっ! にゃっ、あぁぁっ!!」
びんびんに勃起した三点から破滅的な快楽が送り込まれる。
時には引っ張られ、爪弾かれ、とアクセントまでを加えられて。
女を感じさせる事を主眼においた愛撫だ。
大量の催淫ガスを吸い込んだ少女には刺激が強すぎた。
次々と送り込まれる官能の嵐に、体が痙攣する。
子宮がきゅうきゅうと収縮をし始めた。
(や、くるっ、なんかきちゃうよぉっ)
実は。リオは役二ヶ月間父親と肉体関係を持ったが、今まで一度も絶頂を迎えた事がない。
基本、本の虫である事から、そういう知識は知っているが経験は無かったのである。
そしてこの時彼女は本能的にこれが女の悦びである事を悟った。
快楽の果てにある更なる快楽。そう思うと始めてのエクスタシーも怖くは無い。
いや、むしろ、感じてみたい。
どこから出てきたのか。『どろり』とした情欲が胸の中で渦巻く。
快楽に、貪欲になっていく。
(いきたい、イきたイきたいっ)
リオはネーアに抱きつくと、触手に巻き付かれたままの乳首を、陰核を。
豊満な胸に、お臍に、押し付け、自ら擦り始めた。
「あ!? もうっ、本当にスケベなんだからっ」
ネーアの言葉も、その殆どを理解できない。
今は、快楽を貪る事しか考えられなかった。
「これっ! いいっ! すごいっ! ああっ! とん、じゃうっ!!
頭、真っ白にっ! ああっ! あぁっ! あっ! いいよぉ! いいっ!
もっとぉ! もっとぉ!! 気持ちよくしてぇ!」
「ふふっ、だったらお望みどおりにしてあげるわっ!
さあっ、とんじゃいなさい!」
ぎりっ。音がするほど、三っつの頂点が捻り上げられた。
「ああっ! ああっ、あ、あ、あっ! あっ! ああああっ!
ああぁぁぁっ!!! ああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁっ!
にゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっっ!!!」
視界が真っ白に染まった。
子宮が強烈な収縮運動を繰り返し、下腹部がきゅうきゅう言っている。
(イっ、てるっ…私、イってるよぉっ)
どくどくと子宮が痙攣している。
下半身が、いや、全身が蕩けていく錯覚に襲われる。
意識は忘我へと飛ばされた。
――しゃぁぁぁっ――
二度目の『粗相』をした事にも気付かない。
39 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:22:33 ID:Kre4J8NL
「あら、勿体無い」
リオとネーアの合わした股下から零れ落ちていく黄金色の体液に触手が殺到する。
ちゅるちゅると音を立てて小水を啜っていると分かれば恥ずかしさに抗議しただろう。
だが今は初めてのアクメの余韻に浸り、暖かい人肌の温もりを感じていたかった。
「――ふふっ、どうだった?」
「かららがぁ…ふわふわしまふぅ…」
呂律の回らない言葉だったがネーアは意味を理解してくれた。
「こんなんでよければ毎日でもしたげるわよ。あーでもちょっと刺激が強かったかしら」
「あ、ん…気持ちよ過ぎて…あたま、変になるかと、思いましたぁ…。
あれが、イくって…ことなんですねぇ」
「あら? あの、リオ? ひょっとして、イった事、ないの?」
「…? ありませんよぉ? だからぁ、とっても気持ちよかったですう」
ネーアは、あっちゃぁ、と片手で顔を覆った。
何か心配事でもあったのだろうか、リオはぼんやりと考える。
「ごめんリオー。あたしったらてっきり経験済みだと。
だってお父さんと何度もしているんでしょう?」
「…はい。でも、イかしてもらったことはありませんから」
話しているうちに大分頭がすっきりしてきた。
まだ体が心地良い気だるさに包まれているが、徐々に自分が仕出かした事に気付く。
(ああ、さっきから私、いやらしい事ばっかり口にしてるっ)
かあ、と頭が羞恥心で茹で上がる。
今思い出すと、達する直前とかは本当にもう正気ではなかった。
というかあれは断じて自分ではない。
いくら父親に仕込まれたからと言ってあんなにいやらい女ではない。
「なんで顔真っ赤になってるの?」
「なななな何でもありませんっ!」
「リオって面白いわねえ。さっきまであんなにアンアン気持ち良さそうに喘いでいたのに。
今じゃ乙女チックに頬を赤らめたりなんかして♪」
「い、言わないで下さい! さっきは、どうかしてたんです!
あ、そうだ! ガスのせいです! きっとそうです!」
「ああ、これ?」
「ふわっ!?」
ぶしゅう、と顔面に甘ったるいガスを吹き付けられた。
肺に入り込んだそれはたちまち体を犯して、再び体中を淫欲で支配する。
「どう?」
「ど、どうってっ、ネーアさん、酷いです! 体、疼いて、きたじゃないですか!」
「それだけ? いやらしくなってるのは体だけ? すけべな気分じゃないの?」
「は、はっきり言わないで下さい!」
「ふーん? でもそういう事言えるって事はまだ理性は残ってるのよね?
さっきなんかは、もう、すごかったのに。エロエロだったわよ?」
まるで別人みたいにね、と付け足すネーアにリオも閉口する。
確かに、さっきの自分はおかしかった。
いやらしい気持ちになる、とかそんな生易しいものじゃない。
どろどろした情欲に囚われて、快楽を貪る事しか考えられなくなっていた。
ガスのせいだけでは、ないのだろうか。
「まあ別にいっか♪ 続きをしましょう?」
「え、あの。続きって…」
「今のは前戯よ前戯。準備運動みたいなものよ。今度は本番」
ずるうぅっ、と音を立てながらネーアの下半身が埋まった場所から触手が生えた。
雌しべに似た形状をしたそれは、先程フェラをした巨大な触手だ。
「これで、リオを犯すわ」
どくり、と心臓が脈打つ。同時に子宮がざわめいた。
浅葱色をした美しい肌とは対照的な、肉色の生生しい肉の蔦。
先端には多量の疣が張り付いている。そして男性器にも似た雁首は多重。
そしてそれは、リオの二の腕よりも太く、長い。
女を悶えさせる為に特化した、卑猥な形状だ。
(あれが、私の中に…)
どくどくと心臓が早鐘を打つ。子宮も新鮮な愛液を搾り出す。
40 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:23:58 ID:Kre4J8NL
頭がまたぼうっとして、体の中で燻っていた淫欲が鎌首をもたげた。
『どろり』と狂おしいほどの淫欲が胸から溢れ出す。
(欲しい…ネーアさんの触手…私のおマンコに欲しい…)
まただ。体を、心をドロドロの情欲に支配される。
理性がごっそりと削られ、快楽に飢えた、一匹の雌へと変わっていく。
まるで自分が、何か別のものへと変貌していくような感覚だった。
「あはぁ…」
太く、グロテスクな触手を欲情した瞳で見詰める。
突然豹変したリオの態度に、ネーアが訝しげな目を向けた。
「…リオ? 貴女また?」
「ネーアさぁん…触手ぅ、早く下さいぃ…私のおマンコに、突っ込んで下さいぃ…」
猫撫で声が上がる。やはり、さっきと同じだ。リオは正気を失っている。
「一応聞くけど、今からするのは『種付け』よ?
貴女の子宮にアドニスの『種子』を植え付けるの。
一度寄生したらこれは簡単には取り出せない。
貴女は『種子』に操られるように男を漁って――すぐに人間を止める事になる。
そうなったら、もう、戻れないわよ? それでもいいのね?」
「いいですからぁ。ネーアさんと同じになってもいいですからぁ。
だからぁ、私の子宮にぃ、種付け――あはぁ…種付けして下さいぃ」
自分自身の言葉に酔うように、種子の植え付けを望む。
実際のところ、人間の生活に未練はない。むしろこちらから願い下げだった。
それが人間を止める事で叶うのなら、別に構わない。
それに。ネーアの傍に居られるなら、人間を止めるくらい造作もないことだ。
まあ、そういう諸々の理由は正体不明の情動に全て流されていた。
今はネーアに犯されたい一心で性交を望んでいる。
正直、何度も確認を取るネーアの態度が少し疎ましいくらいだった。
「まあ、こうなったらしょうがないわね。元々そのつもりだったし。
あたしも腹をくくるわ。リオ。貴女も覚悟しなさい」
真剣だった表情を妖艶に歪めて、
「泣いても叫んでも、止めないからね?」
「――あ、んっ」
体をゆっくりと横倒しにされる。花弁をベッドに見たてて、仰向けに寝かされた。
視界の中にはネーアの美しい裸体。それに花弁の根元からしゅるしゅると伸びる触手。
そしてネーアの根元から伸びる、生殖用触手。
覆いかぶさるように、ネーアの顔が近付く。
唇を突き出すと、答えるようにキスの雨が顔面に降り注ぐ。
それにタイミングを合わせて、こちらから唇を重ねた。
一度唇同士が合わさってしまえばそこからは貪るようなキスへと変わる。
人で無いものと、人を止める事を決意したもの同士、競うように舌をねじ込む。
唾液を送り、舌をくまなく咥内へと這わせ、相手の弱点を探り出す。
歯と歯茎の境界を。舌の付け根を。或いは口蓋を。
時には唇を柔らかく噛み、時には相手の唾液を音を立てて啜る。
ちゅるちゅる、じゅるるる、じゅぅぅっ。
ふんふんと鼻から出た息がくすぐったい。
だがそれも、唾液が絡まりあう卑猥な音と、痺れるような愉悦に覆い隠される。
心音が、これからの快楽に期待して際限無く高まっていく。
「はあっ、ちゅっ、じゅるっ、ちゅうっ、ネーアさ、んっ。ネーアさんっ」
「はっ、んっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅるるっ! リオっ、可愛いっ!
もうっ、犯すわよ? 種付け、するわよ? あたし、我慢できないからっ」
にちゃり。陰唇にぶつぶつとした感触。
(あ…今から、私、犯される)
犯され、種付けされ、アネモネになってしまう。
人を止め、人を襲う、化け物へと変わってしまう。
41 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:25:21 ID:Kre4J8NL
ぞくり、とした。
「犯して、下さいっ、ネーアさんっ」
倒錯的なシチュエーションに背筋がぞくぞくした。
欲情し、濡れた瞳で正面からネーアの瞳を見る。
彼女もどうやら理性が飛んでいるらしい。
唇を横に裂き、魔物らしい嗜虐的な笑みを浮かべた。
次の瞬間、
ずるるるるぅぅぅっ!
「んっにゃあぁぁぁっ!!?」
一息に、触手に刺し貫かれた。
ごりごりとした疣に膣穴を削り、解される衝撃に目前で火花が散る。
(あっ、すごっ、これっ、気持ちいいっ)
父親に比べれば一回りも二回りも大きな触手に貫かれれば、とんでもなく痛いと思う。
だが実際は苦痛の一つもないのだ。精々膣が突っ張るような感触がある程度。
おかげで挿入されただけで達してしまうところだった。
「はぁっ…イイわぁっ、幼女のマンコ…っ、凄い絞め付けっ、たまんないっ」
ずっちゅずっちゅ!
「あっ!? にゃっ! んああぁっ!!」
雌しべ触手にずんずんと子宮の入り口を小突かれると、その衝撃に色っぽい声を上げた。
気持ちいい。父親にされた時と全然違う。
膣壁全体が敏感になっている。それこそ何年もかけて開発されたように。
そこをごりごりと疣疣に削られると、甘い愉悦が走りぬけ、腰が溶けそうになるのだ。
力強い突き込みを受ければ子宮が揺さぶられ、まるで落ちて行くような酩酊感に襲われる。
子宮壁の外側にはボルチオと呼ばれる性感帯があるからだ。
セックスになれた遊女が、深く激しい挿入を望むのはここが開発されているからだ。
ところが今のリオの体はそこらの遊女よりも数段敏感になっている。
およそ十やそこらの歳では考えられないほど。
「あっ! あっ! あっ! いいっ! いいよぉ!
セックス! 気持ちいいよぉ!」
「はぁっ! あっ!? うあっ! ――何よ、いきなり締め付けがっ」
快感に蕩けていたネーアが戸惑いの表情を浮かべた。
「父親に開発されてたからって、これはっ。うっ、あぁっ!」
びくり、と自分を犯す触手が打ち震えた。
一回り体積を増して、更にリオを悦ばせる。
(ネーアさんの触手っ、びくびくしてる…♪ 私の中、きもちいいんだぁ)
「はっ! あっ! んっ! ネーアさぁんっ! 私のおマンコっ、気持ちいいですか!?
あっ! にゃっ! あんっ! ……いいっ、ですよねっ? んっ、んっ!
だってっ、はぁっ、はぁっ! さっきから、触手チンポっ、びくびくしてるからぁ!」
卑猥な言葉をワザと使って気持ちを昂ぶらせる。恥ずかしいが、それがいい。
今の自分はつくづく変態だと思うが、ネーアの快楽に歪む顔を見るとどうでもよくなった。
それどころかもっと悦ばせたい、と思ってしまう。
その衝動に身を任せてみた。
するとどうだ、まるで熟練の売婦のように膣圧を調整し、触手を悦ばせる。
精をねだるようにうねり、圧迫し、収縮する肉の穴に締め付けられ、ネーアは呻いた。
「あぁっ!? ちょっ、り、リオっ! どこでそんな、やらしいっ、ああぁっ!?」
今度は8の字を描くように腰を動かす。
(あはっ、これ、おマンコの中、ぐちょぐちょに掻き混ぜられちゃうよぉ♪)
ぶつぶつとした感触に膣を余す所無く蹂躙される。
じゅぷじゅぷと愛液に空気が混じる卑猥な音が耳朶に響いていた。
その度に甘い電流がヴァギナから全身へと広がるのだ。
肉壷に揉み解されて触手も悦んでいるのが『本能的』に分かった。
それだけじゃない。触手の『弱点』すらもなんとなく分かってしまう。
膣壁を掘り返している疣が大量に張り付いた触手の先端部分。
小豆色をしていて、男根よりも二回り程大きい。
野苺を楕円形にしたような形状だ。
その先端部分――ではなくて、そこから少し下の部分が弱いらしい。
ペニスで言うと亀頭と雁の間くらいか。それも少し亀頭よりの部分。
42 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:27:06 ID:Kre4J8NL
試しにその部分に膣圧を集中させてみた。
「きゃあぁっ!?」
可愛い悲鳴が上がり、びくびくと触手が打ち震える。
「あはぁっ、ここがぁ、いいんですねぇ? ネーアさぁん…」
信じられない、といった顔をするネーアの瞳を覗き込む。
あの優しい女性が、この幼い体で悦び、同時に怯えている。
そう思った瞬間。胸のうちからまた『ドロリ』とした感情が溢れ出る。
それに体と心を満たされていく感覚は官能的ですらあった。
気のせいか背中と頭がじくじくと疼く。
赤い瞳に映る自分の瞳が、両方とも赤くなっているのは気のせいか。
「ち、調子に乗るんじゃ、ないわよっ」
「んっきゃぁん!?」
肛門に異物感。不浄の門に触手が侵入していた。
小娘にいいように責められたのが癪に障ったのか、ネーアは本気で陵辱をするつもりだ。
細い触手が一本、また一本とアナルへと差し込まれていく。
リオの小指よりも細いが、それらが束なり、腹を圧迫していく。
「あっ、はぁっ! お腹っ、裂け、ちゃいますっ」
「大丈夫よぉ、リオはスケベだから、これくらい、なんともないわぁ。
それにぃ、慣れればこっちだってイイわよぉ?」
「んにゃああん!?」
ぎゅるり、と束になった触手が捻り、回転する。
まるでドリルのように回転し、腸壁をごりごりと削る。
普段排泄物をひり出す穴から、じわり、と官能の渦が巻いた。
(あ、すご、私、こんなので感じてっ)
「ほらほらっ、おマンコもめいっぱい可愛がってあげるわよ!」
ずっちゅ! ずっちゅ! ずっちゅ!
「んにゃぁっ!! あああっ! ひにゃあぁぁん!!」
(すご、すごいぃ! しきゅー、がつがつ小突かれてるうっ)
組み伏せられ、花びらへと押付けられた背中が反動で花弁の先端へとずり出されていく。
花弁の内側には女を狂わせる粘液が溜まっていて、背中と擦れてずじゅずじゅと音がなる。
それだけ激しいストロークだというのに痛みは殆ど無い。
あるにはあるが、快楽の総量が圧倒的に勝っていた。
「ほらほらっ! お尻も、アソコもっ! 一緒に苛めたげるっ」
ずこずこずこずこっ!
「あっあぁぁっ、あぁっ、あっぁあっ、あぁっぁうにゃぁぁぅ!!」
アナルを犯していたドリル状に束ねられた触手。それが激しいピストンを開始した。
ヴァギナを犯す触手と連動するように、交互に強烈な付きこみを繰り出す。
違和感、とした形容出来なかったアナルの官能。
だがドリル触手の強烈なストロークに、凄まじい勢いで腸壁が開発されていく。
いや、ひょっとしたらそれはヴァギナが感じた快楽だったのかもしれない。
腸壁と膣壁。二枚の壁越しに行われる苛烈なピストンにどちらがどちらか分からなくなる。
(おしりと、おマンコ、どろどろに溶けて、つながっちゃうっ)
リオは白目を剥いて、顔を振り乱した。
少女が受け止められる快楽ではない。舌をだらしなく垂らし、涎を零す。
挿入される雌しべと陰唇との隙間からは白い本気汁が泡となって下品な音をならしていた。
甘い、アルラウネのガスの香りに混じって、リオの女の香りが空気を淀める。
「いー顔になってきたわぁっ、さあ、これで、飛ばしてあげる!
とばして、種付けをしてあげるわっ」
ネーアの言葉はもう聞こえなかった。
二穴を穿つ触手のピストンに、意識が飛びかけている。
余りの快楽に膣が収縮し、細かなアクメを何度も迎えていた。
だから、三本の触手が勃起した三点を狙っているのに気付きもしない。
「あひっ! あひっ! にゃ、にゃああぁぁっ!! しぬぅっ!
こわれっ!! ひぎっ! あはっ! きもちっ! いいっ!
にゃっ!! んにゃあぁっっ!! んああぁぁぁっ!!
も、いぐっ!! ああぁっ! にゃぁぁぁっ!! ああぁぁっ!
ああああっ!! あぁぁぁぁぁぁぁっっっあぁぁぁっ!!!」
43 永久の果肉3 ◆VBguGDzqNI sage 2010/02/22(月) 18:30:03 ID:Kre4J8NL
小さな波に何度も押し上げられ、本格的なアクメに打ち上げられた。
全身が、突っ張り、壊れたように全身をがくがくと痙攣させる。
そこに追い討ちをかけるように、二つの乳首とクリトリスに、触手が張り付いた。
「ぎっ――」
十字の切れ込みが入った先端で三つの頂点が咥え込まれる。
その直後、
ちゅううぅぅっ!!
「にゃぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁあっっっっ!!!!?」
もぎ取れる、かと思うほどの強烈な吸引。
高みへと打ち上げられた性感は更に高みへと打ち上げられる。
完全に白目を剥き、獣のような咆哮を上げる。
ぶしゅう、と派手に潮を噴いたのを聞いた気がした。
「んあああっ!! 出るうっ!! 種子がっ! リオに種付けしちゃうううぅぅ!!
ああああぁぁぁぁぁあぁんんっ!!」
ごつっ、と音が聞こえるほど雌しべ触手を子宮口へとめり込ませ、
ビュルビュルビュルビュルビュル!!
「ひにゃぁああっ!!? にゃあぁぁぁぁあっ!!!」
精を直接流し込まれる。
子宮の内側まで敏感になっていた。熱い液体が子宮壁を叩く度にびくり、と体が震える。
(あはぁ…ネーアさんのぉ…精液ぃ…あっつうい…♪)
ぼこん。
びゅーびゅーと注がれる精液に混じって何か固形物が腹の中に入った気がして、
直後に意識が飛んだ。
***
以上で三話終了ですぅ。
無事投下を終えてほっとしましたw
さて、次回投下分ですがまたしてもエロは無いかもしれません。
シリーズの構成的に、『エロ話』『メインストーリー』を交互にする事になりそうですね。
普通のSSに比べればエロシーンは少なくなりますがその分1シーンを濃くするつもりです。
こんなところですか。いつものように感想等もお待ちしております。
それではまた。
幼女っ、万っ歳っ。
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