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(停戦は突然に 後編)
534 名無しさん@ピンキー sage 2010/01/14(木) 22:52:53 ID:QRoeSo82
それから2週間後のほど経ち、ライザは再びBC帝国に戻ってきた。
その傍らにWD王国の王女、白いドレスに身を包んだベル王女を従えて。
レティはそれを聞くとライザ達を王座の間ではなく、自らの自室に来るようにと命令をし、ライザ達はもちろんそれに従った。
城を基調とした扉の前まで5人の衛兵がついてきていたが、ライザ達がそこまで辿り着くのを確認すると、ドアをノックして二人の前から何も言わず立ち去った。
「入りなさい」
ドアの向こうからそんな声が聞こえ、ライザがゆっくりとドアを開けると赤を基調とした部屋の真ん中で、椅子に座りながらレティが一人でティーカップを傾けていた。
ベルと共に部屋に入ったライザは後ろ手にドアを静かに閉め、こちらに見向きもせずにティータイムを楽しみつづけるレティを見ていた。
「……ふふっ、くくっ……」
静かな時間が流れていた部屋にもれるような笑い声が響き渡る。見れば、レティはティーカップを揺らしながら口元に笑みを浮かべている。
「ふふふっ、あはははははははははっ!」
やがてそのティーカップを机の上に置いたレティはお腹を抱えながら人目をはばからずに大笑いを始める。上品さを目立たせるドレスを着た彼女のその行動はとても滑稽であった。
「くくくくくっ……ベルぅ、どう? 私の勝ちよ? 悔しい? 悔しいわよね?! あはははははっ!」
席を立ったレティは笑いながらベルの前に立つと、無表情で自分を見ているベルの周りを回りながら言葉を続ける。
「捕まえた私の兵士を自分の兵士の慰めものにしたり、私の国を訪れようとする商人を捕まえて強姦したり……くくくっ、最悪ね」
それは小さい頃にレティがWD王国の行いとして小さい頃に教えられた非道の数々だった。
しかし、それはもちろん嘘である。
ベルは捕まえた兵士をそのままBC帝国に帰るように釈放し、BC帝国に向かう商人には戦いに巻き込まれる危険のない道を教えていた。
だが、塀の中で何不自由なく育ってしまったレティがその真実を知っているはずがなかった。
「……勝った。勝った、勝った、勝った、勝った! 母さんが心のそこから憎んでいたWD王国をついに滅ぼすことが出来た! はぁ……うれしい」
レティは両手を組んで天国に居るはずの母親に祈りをささげ、不適な微笑みを浮かべながらベルの前で口を開く。
「さぁて、悪い人にはお仕置きしなきゃねぇ……八つ裂きにして、手足をもぎ取って、脳みそをかき混ぜて……あぁ、それぐらいでも足りないわ」
なんともわざとらしい悩む素振りでレティはベルの前を右往左往し、やがて何かを思いついたかのように顔を上げてベルの目の前に再び近づく。
「でもぉ、どぉぉぉぉぉぉぉぉしてもベルが死にたくない、って言うなら……ふふっ」
なんとも楽しそうにレティは笑うとベルは履いていた赤い靴を脱いで、赤いドレスの先から覗く黒いタイツに包まれてたその足先を空中に浮かせながら言った。
「この足先にキスをしたら……ゆるして、あ・げ・る」
この上ない屈辱を与えるような命令を口にしたレティを、相変らずの無表情でベルは見つめる。
が、やがてゆっくりと膝を折ると文字通り犬のように両手両足を床につけて、その足先にゆっくりと唇を近づける。
その様子を見下すレティの表情はニヤリという笑いを口に浮かべながらも、どこか緊張した様子であった。
そしてタイツの感触の上から生暖かい唇がゆっくりと重なってきた。
「はぁっ……んっ、くくくくくくくっ。ここから見る眺めは最高よ、ベル。あなたの気分はどうかしら?」
わずかに一瞬、火照った笑顔を見せたレティはすぐにそれを引っ込めると、喉を転がすような声でベルを嘲笑った。
数秒待ってベルの返事が帰ってこないことを、言葉も出せないほどの屈辱を味わっているのだと考えたレティは笑いながら口を開いた。
「ふふっ、悔しくて言葉にもならないの? ねぇ、なんとか言って……ちょ、ちょっと……私は足を舐めろなんて言ってないわよ!」
思いも寄らないベルの行動にレティは驚き後ろに下がろうとしたが、その足をベルはしっかりと掴んで更に足を舐め続ける。
「はっ、はははははっ! 狂っちゃったの、ベル? まるでそれじゃあ本当に犬みたいよ?」
535 名無しさん@ピンキー sage 2010/01/14(木) 22:53:56 ID:QRoeSo82
「んはっ……わたしは……んっ、れてぃのいぬでも、かまわないよ……れてぃ……んっ」
「え、えっ!? べ、ベル? きゃっ!」
あまりのことにレティが尻餅をついた時、やっと彼女はベルの様子がおかしいことに気付いた。
ティアラを載せた頭の横に付いている耳はペタリと垂れ、白かったはずの両頬はリンゴにように赤く火照り、そして表情は悦びに満ちたその表情は……発情している、と表現するにぴったりのものだった。
「んっ、んんっ、れひぃのあひぃ……はぅぅ、すっごく、おいひぃよぉ……」
「や、やめろ! やめて! ふあっ! ラ、ライザ、この子を引き剥がしてちょうだい!」
自分の足にすがりつくようにしてそのつま先をしゃぶり続けるベルから逃れようと、壁際でフードも取らずに俯き立ち続けるライザに助けを求めた。
しかし、フードを捲り上げて相変らずの微笑みを浮かべていたライザの口から紡がれた言葉はその期待にこたえるものではなかった。
「申し訳ありませんが、それはできません」
「なっ?! わ、私の命令が聞けないの!? ひぁっ! 登って、こないで!」
ベタベタに濡れた足だけでは物足りなかったのか、ベルはゆっくりとレティの身体に覆いかぶさるように身体を動かし、対するレティはそれから少し逃れようともがいている。
その様子にライザの微笑みは笑顔へと昇華し、そしてこう言うのだった。
「ふふっ。流石の私でも、惹かれあう二人を引き裂くなどそんな無粋な真似はしたくはありませんので。よっ」
「きゃっ! は、離しなさいよ! え、衛兵! だ、誰か、くせ、んんっ!」
ライザがじたばたと暴れるレティの両手を掴みあげると、ベルは嬉しそうな表情でレティの目の前に到達すると桜の花びらのようなピンク色の唇を奪い取った。
「衛兵の方はご自分で引き払ってしまったではないですか。それに……皆様おそらく、レティ様と同じようにお楽しみ中だと思いますよ?」
そう言ったライザの視線がカーテンの閉められた窓の方へ向くが、そんなことを気にしていられるほどレティの冷静さは残ってはいない。
レティの上に重なったベルは獣のように唇を貪り、しかしレティのドレスの上から二つの膨らみを揉み解すその手さばきには力強さだけでなく優しさが感じられる。
「んっ、はぅっぅ、れてぃぃ……きもちいぃでしょぅ?」
「はぁはぁ、だ、誰が! は、早く、どきな、さい!」
「あぅぅ、もっとすなおになってぇ、れぇてぃいぃ」
少しだけ機嫌を損ねたのか、ベルは頬を膨らませてレティの乳首の先を軽く引っ張った。しかしレティにはそんな痛みを感じる以上に、ベルのその表情を見てあることを一人心の中で喜んでいた。
それは目の前にいるベルが大きく成長していても、その仕草には最後に会った小さい頃の面影が残っていたからだった。
「ふふっ、じゃあ私が手伝ってあげましょうかね……ベルはレティの大事なところを綺麗にして上げて下さい」
「はぅうぅ! りょうかいですぅ、らいざさまぁ!」
しかしライザの言葉に従順なベルの姿を見ていると、ライザに対しての怒りがレティの中にふつふつと湧き上がっていき、思わず歯を食いしばる。
「ふふっ、そんなに怖い顔をしなくても大丈夫ですよ。痛いことはしませんから」
そしてそんな風に涼しげな微笑みを浮かべ続けるライザの顔を見たとき、レティの中で怒りが爆発した。
「ふざけないで! ベルに何をしてのよ! ……返してよ! 馬鹿で、私の嫌いな……ベルを……ぐすっ、かえしてよ……ううっ」
その叫び声に一番驚いたのはベルであり、レティのスカートの中に突っ込んでいた頭をゆっくりと上げるとレティの顔を見て更に彼女は驚きを与えられた。
涙を流していたのだ。両手をライザにつかまれたレティは隠そうともせずに、子供のようにべそをかいて泣き始めてしまった。
しばらくベルはそのレティの突然の変化に呆気を取られていたが、やがて再びレティの上に重なるように移動すると優しくその華奢な身体を抱きしめた。
「レティ……私の心はずっと変わってないよ……私はずっとあなたが大好きだった……だから、私は素直になったの」
「ううぅっ、ぐすっ……し、しらないわよ、そんなの! わ、わたしは……んっ、わたしはぁ……」
「いいから、レティ、分かってるから。……すぐに素直になれるから、ね? だから、ちからをぬいて……」
536 名無しさん@ピンキー sage 2010/01/14(木) 22:55:08 ID:QRoeSo82
暖かいベルの胸から離されたレティがゆっくりと瞼を開くと、紫色の細長い何かがこちらに向かってくるのが僅かに見える。
しかしそれに対して驚く暇さえもなく、それはレティの口、鼻に入り込み、そしてわずかに遅れて耳にもそれが入ってきていることが分かった。
「んんんんんんんんんんっ!? えぅ、んっ、ぐぇっ!」
「落ち着いて下さい、レティ様……ふふっ、大丈夫です。もう苦しみは消えますから」
ベルのときとは違い、一息に脳まで達したライザの足の衝撃にレティはパニック状態になったが、それを目覚めさせる新たな感触が身体に送り込まれる。
「んんっ! がぁぅ、んぁぅう!」
「ふふふっ、そんなによろこんでくれてうれしいなぁ、れてぃ……んっ、わたしはれてぃがのぞむならどこだってなめてあげるよ、んっ、あしでも、んっ、むねでも、んっ、おま○こでも。はむっ、んっ」
ライザのスカートの中から篭った声が漏れ出し、そしてその言葉が途切れるたびにレティの秘所から快感が電流のように身体を走り抜けていく。
レティももちろんその言葉をライザの足が滑り込んでいる耳の隙間から聞いてはいるのだが、それに対して返事をすることもその返事を考えることさえもおぼつかない状況であった。
「ほらっ、私の足の先から出る汁をレティ様の脳がしゃぶっていますよ……おいしいですか? ふふふふっ」
否応なしに頭に流し込まれる液体を脳は勝手に染込ませてしまい、レティの精神はゆっくりと変化させられていく。
(くそっ、はなせ! ……私の言うことを聞きなさい! ……お母さんのために、ベルを殺すんだ! ……で、でも……私に服従するなら助けてあげる、私は……優しいから……)
そんな言葉を頭の中に思い浮かべて、なんとか自我を保つのがレティに出来る精一杯のことだ。しかし、やがてそれに張り付いていた嘘がはがれ始める。
(や、やめて……は、恥ずかしい……ベルを倒さないと……でも、私はベルを助けたい……だって、ベルは私の……大事な友達なんだから……)
うそと言う鎧がはがれたレティの本心は、この十年間悩んできた思いが詰まっていた。その悩みを解放するため、ライザは液体を一気に彼女の頭へと流し込む。
(いっしょにいて……かなしませないで……べるはわたしを、すきなままでいてくれたのかな……ちいさいころのやくそく……おぼえていてくれてるのかな……)
それを流し込み、全てが終わったことを悟ったライザはゆっくりと足をレティから引き抜き、頬から流れていた涙をそっと拭いてあげた。
「大丈夫ですよ……もう、悩む必要なんてないですから……」
「はぁはぁ……ぐすっ……ほんとうに……?」
まるで華奢な人形のようにそこに横たわるレティの表情は、以前の強気な女王という仮初めのそれとは違い、幼げな静かで気弱そうな女の子という感じであった。
「本当です……もう戦争は終わり……そうですよね、ベル」
スカートの中に潜っていたベルが顔を出し、べそをかいているレティを背中から生えた足と両手で抱きしめながら耳元で囁く。
「ええ。だからもう大丈夫……ねっ……レティ、だから私と一緒になろ?」
「んぐすっ、うん……私はベルと一緒になる……だからもう……はなれないで、ぐすっ」
そう言ってレティはベルの身体を抱きしめ返した。
それを満足そうに見ていたライザはベルの後ろから小さな声で告げる。
「では、ベルがレティ様の最初の人になってあげてください。私は彼女の後ろの方をいただきますから」
「あっ……はい、ありがとうございます。ライザさま……レティ、今から私がきもちいいことしてあげるからね……」
ベルの言葉にレティは曇りない笑顔を浮かべて応えた。
レティを抱き上げたベルは、小柄な彼女を持ち上げてベットに連れて行くと、長いドレスの裾を捲り上げて大きく反り返るモノを露にした。
「れてぃ……いまからこれで、れてぃをぐちゅぐちゅにしてあげる……」
「わあぁ……わたしのよりずっとおっきいぃ……くすっ、んん~っ」
「あっ、やっ、だっ、だめぇっ! ああんんっ!」
537 名無しさん@ピンキー sage 2010/01/14(木) 22:56:13 ID:QRoeSo82
レティの目の前でそれを見せてしまったが最後、レティはベルのモノに両手を添えるとそのまま口に咥え込んでしまった。
「んっくちゅ……おいひいよぉ、んっ、べるぅ」
「ううっぁぁ、だ、だめだめぇ! で、でちゃうよぉお!」
ベルを気持ちよくさせてあげたい、という一心でベルのモノを優しく舐めるレティの舌使いにはテクニック以上の快感をベルにもたらしめた。
「んぁあうぅ……あはっ、ここが膨らんでる……なめちゃお~」
「ひぁあああああう! で、でちゃううううううう!」
「あうぅぅぅ、いっぱいでたぁ、ふふっ」
竿の裏を舐められたベルは白い液体をレティの顔に放ち、それを見たレティはまるで子供が噴水を見るかのように嬉しそうな笑顔でそれを受け取った。
「よかったぁ、こんなによろこんでくれるなんて……あんっ、んん~っ、おいしぃ~」
顔についた白濁液をお菓子のように口へと運んだレティは悪戯っぽく笑う。
その肩にライザが手を置いて上を向いたレティに笑いかけながらもこう言って彼女を制した。
「ではその身体の中に今度はそれを注いでもらいましょうか。ふふっ……す~っごく、きもちいぃですよ……」
ライザの言葉にごくりと生唾を飲んだレティの反応が、なんとも可愛らしくてライザは更に笑みを増やしながらレティを優しく持ち上げてベルを解放した。
そのベルもどうやらかなりの絶頂を味わったらしくなにやらぼーっとしていたが、ライザが二回ほど呼びかけるとようやくうなづいてベットに横になり、その上に跨るようにしてレティが乗っかった。
「じゃあ、レティ……はじめてはいたいとおもうから、ゆっくりとね……」
「ふふっ、大丈夫ですよ……レティ様、もう一度失礼しますね」
ライザの言葉に横を向いたレティの右耳に再びライザの背中の足が挿入され、その不慣れな感覚にレティは小さくうめき声を上げる。
「ふあっ……くぅぅ……」
「んっ、これで準備はオーケーです……ではレティ様、ベルのモノを……」
「う、うん……じゃ、じゃあベルの……たべ、ちゃうね?」
今度はレティは赤いドレスの裾を捲くり上げ、その入り口がベルに見えるようにしてベルのモノをゆっくりと飲み込み始めた。
「はぐぅうぅ! れ、れてぃいにぃ、たべられてるぅぅ……」
「くぅっ! あ、あ、ぐぅぅう……」
「レティ様。いたい、ですか?」
歯を食いしばっているレティにライザが声を掛けると、レティはぶるぶると首を振って応えた。
レティが歯を食いしばっているのはもちろん、ベルが彼女にとって初めての相手で、そのモノを入れるための穴がまだ狭くて入りづらいからであった。
「ひろ、げてくるのぉ……べる、がぁぁぁ、くうぅう! わたしのなかに、はいって、くるのぉぉぉお!」
「きゃあああんっ! はぁはぁはぁ……」
痛みを感じず、挿入の快感だけ感じることに気付いたレティは思い切ってベルのモノを一息に飲み込んでしまった。
しかしそれによってレティのピンク色の薄い壁は突き破られ、その証として結合部からは赤い血がしたたり落ちた。
「はぁはぁはぁ……だ、だいじょうぶ、れてぃぃ?」
「くはぁあぅはぁ……しゅ、しゅごいぃのぉ……べるのぉ、おっきいぃのがぁ、んぁぅぅ、なかで、びくんびくんしてるのぉぉ……」
身体の中心に突き刺さったベルのモノは果物から果汁を搾り取るかのように締め付け、それに反抗するが如くベルのモノはその中で暴れている。
ライザはそれを見てクスクスと笑いながら椅子に座り、その背中の足を一本だけゆらりと動かし始めた。
「では、次は私がライザ様の後のお穴をいただかせてもらえますか?」
「はうぅぅ、ぐぅぅ、こ、これで、だ、だいじょうぶぅ?」
「はい、ありがとうございます」
538 名無しさん@ピンキー sage 2010/01/14(木) 22:57:26 ID:QRoeSo82
ベルに身体を預けるようにレティが前かがみに姿勢を変えると、黒い尻尾の付け根の下に彼女のもう一つの穴の入り口がライザの足の方向へと顔を上げた。
ぬるりとした液体を滴らせるほど纏った紫の足がその小さな口にキスをする。
「んあぅっ……や、やさしく、して……」
「ふふっ、痛くはないと思いますが……まぁ、入り口が入り口だけに狭いので、ちょっと苦しいかもしれませんね」
にやりと笑ったライザの顔にレティが制止の声を上げようとした瞬間には、ライザの足が既に入り始めていた。
「きゃああああああぁぁ! だぁ、めぇぇ……は、らないぃ、よぉ、やぁあああああ!」
「クスッ、力を抜いてください。一度入ってしまえば楽ですから」
「あぐぅぅ、そ、くぅぅ、こと、い、た、ってぇぇぇ」
りきむレティを落ち着けようとベルが身体を抱き寄せて優しく包むと、小さな唇から彼女を安心させる言葉を紡ぐ。
「れてぃ、だいじょうぶだから……そう、ゆっくりしんこきゅうをするの……ゆっくりとね」
「べ、べるぅ……あぐぅぅ……」
「そうですよ……んっ、あと少し……」
ベルはレティの気を逸らすように彼女と唇を重ねて舐めまわす。
するとレティの身体から想像以上に力が抜けたことをライザはわずかに驚きながらも、これを好機とばかりに残りを一気に突き刺した。
「んぁあああああああ! はぁはぁはぁはぁ……」
「くぅぅぅ……あはは、いま、レティのなかがきゅん、ってちぢまって、私のち○こ、たべられちゃうかとおもった」
「ほらっ、レティ様……こちらもレティ様の中で私の足をもっと吸い込みたいかのようにうごめいていますよ」
レティは息を切らしながらも、微笑む二人に笑いかけ不思議な達成感に浸り、しばらく身体の中に突き刺さった二つの感覚を愉しんでいた。
「さぁってレティ、そろそろ動いていい?」
「あ、まって……わたしが、する、から……んくくくぅ……」
ベルの首に腕を回したまま、レティはゆっくりと腰を上げ始めた。いやらしく淫靡な声で結合部が小さな鳴き声をあげる。
「ひああぁぁぁ……、ひ、っぱられるぅぅ……」
先ほどまで自分をフォローしてくれていたベルが快感を感じていることをレティは嬉しく思いながら、今度は腰を沈め始める。
「がぁっ、くぅぅぅ……あっついぃぃ……べるの、まるでもえてるみたいだよぉぉ……」
一往復しただけなのにベルのモノは更に太くなり、熱を帯びた血流が血管を膨らませている。
「はぐぅぅ……ねぇ、べるぅ、んぐ……どう? くぅ、きもち、んっ、いい? あんっ!」
「んぁう、きもち、いい! れてぃの、あぅ、なか、きもち、いいのぉお!」
二人のピストン運動は段々と早くなり、部屋に響き渡るリズミカルな水音と嬌声のハーモニーをライザは愉しんでいたが、やがてレティの中に差し込んでいた足をゆっくりと動かし始めた。
「あぐぅ! おしりぃがぁ、だっ、だめぇえ!」
前の穴を突かれる感覚に慣れ始めていたレティは、忘れた頃にやって来た後の穴の感触に思わず声を上げる。
「くすっ、大丈夫ですよ、ほらっ、するっと抜けて……」
ライザはレティの声を笑ってスルーすると、レティの穴から埋まっていた足の半分ほどを抜いた。
「くうぅぅう! あんっ、ま、た、はいって、くるのぉぉお!」
539 名無しさん@ピンキー sage 2010/01/14(木) 22:58:17 ID:QRoeSo82
「今度はさっきより、んっ、私の体液で濡れてますから……ほらっ、すぐに入りました」
微笑むライザの言うとおり、ライザの足は再びレティの肛門にするりと入り込み、レティはその衝撃に尻尾をピンと張り詰めた。
「はんっ、れてぃぃ、とまっちゃ、くあぅぅ、やなのぉ」
「くぅぅ……べるぅぅ……ま、ってぇ、あんっ、したから、ついちゃ、らめなのぉぉぉ……」
ベルはレティの太ももを抱えると、レティを突き上げて更に快感を得ようとしているが、レティは肛門を往復するライザの足にまたしばらく動けなくなっていた。
しかしそれも何度か繰り返すと、肛門のリズムに合わせて再びレティは腰を動かし始める。
「いいのぉ! もっと、ついてぇええ! くぁあうう! そう、もっとぉお! もっとぉおおおお!」
「くぅぅぅ、れてぃ、れてぃい! わたしも、んんっ! きもちいいのぉ!」
「ふあぅぅ……レティさま……わたしも、あぅ……んっ、そろそろ、だしてしまいそうです……」
ライザは珍しく快感に酔い始めていた。頭がボーっとし始めて、背中の足から伝わってくる快感に身を任せてしまいそうになるのを、ギリギリで踏みとどまっていた。
「れてぃぃい! でちゃうのぉお! わたし、もうぅ、でちゃうのぉおおおおおお!」
「だしてぇええ! わたしのなかでぇ! らいざさまもぉ、わたしのなかにどぴゅどぴゅしてぇえええええ!」
その声とよがるレティの表情を見たとき、ついにライザから理性が吹き飛び、その足の動きが一段と加速した。
「くぅうぅぅつ! だしますうぅ……れてぃをかえてやりますぅううう!」
「ふぁああああんっ! かえてぇええ! わたしを、ふたりぃとぉ、いっしょにしてぇええええええ!」
そして、三人は同時に頂点に達した。
「「「くぁああああああああああああんっ!」」」
篭った水音が鳴り響き、レティは子種と変化を受け入れた。
その部屋の窓の外では、WD王国の兵士や民がBC帝国に流れ込み、部屋の中の状況と同じようにBC帝国に変化がおき始めていた。
それからわずか半日で、その変化はBC帝国全国民を巻き込み、そして戦争は終焉した。
戦争が終わると同時にBC帝国とWD王国は同盟を結んではや1ヶ月が過ぎた。
白昼の下の両国の城下町ではお互いの国の国民が笑って行き交うようになり、それは10年前の両国の姿そのものであった。
しかしその時と大きく違うのは、町の角を一つ曲がれば交わりを求める民が溢れるようになったことと……国民のほとんどが背中に新たな足を隠し持つようになったことだ。
ライザが今見下ろしているBC帝国の城下町とて例外ではない。
いつものように商売を続ける商人、槍を小脇に城下町の平穏を守る兵士、子供達に勉学を教える教師。その全員の衣服の下には8本の足が生えている。
その大半は夜中になると見境なく交わりを求めようとするが、それまで待てない民の幾人かはすでに建物の裏でお互いの火照りを醒ましあっている。しかしほとんど余計に火照りを加熱させてしまうのだが。
それのいい例がライザのすぐ背後で起きていた。
「ふにゃぅぅぅうう! べぇるぅぅぅう、べるのなかぁ、きもちぃぃのぉおおお!」
「きゃはぁんっ! れてぃいいい! ら、らめぇえぇぇぇっ! こわれちゃぅううううう!」
この1ヶ月、二人は飽きもせずに時間をみつけてはこうして激しく交わりあっている。
540 名無しさん@ピンキー sage 2010/01/14(木) 23:00:02 ID:QRoeSo82
これだけ交わっているのだから、おそらく二人のおなかの中にはそれぞれの子種を受け取った子供ができているはずだ。元々繁殖力の高い二つの種族。そう遠くないうちに二人の子供が何人も産まれるだろう。
もちろん、背中に二人の遺伝子と共にライザの八本の足を受け継いだ子供達が。
ライザはそんな二人の背中に笑い掛けるとゆっくりと部屋から抜け出た。扉をはさんでも聞こえる交わりの音に小さな苦笑いを浮かべる。
「あっ、ライザ様。……ふふっ、その御様子だと中では姫様たちが?」
「ええ。なんとも気持ちよさそうに二人で交わってるわ」
向かいの客間から出てきたニースと笑いあいながらも、ふと半開きの客間を覗くとBC帝国の兵士がベットの上ではだけた格好のまま横たわっていた。
「まったく……あなたも人のことは言えないじゃない」
「え、えへへへっ……あっ、どちらに行かれるんですか?」
ニースの横を通り過ぎて歩き出したライザの背中に言葉が掛かった。足を止めたライザはちらりと顔だけ振り返るとこう告げる。
「この国から去ろうかな、と思うの」
「へ……えっ? な……な、なんでですか?!」
予想通りの返答が帰ってきたことにライザは少しだけ後悔しながらも、駆け寄ってくるニースから逃げようとはしなかった。
「だって、この国の戦争は終わったし、もう私のやるべきことないでしょう?」
「そ、そんな……姫様とレティ様を支えてくれるのではないのですか?」
「あの二人だったらもう大丈夫よ。それに、二つの国の国民に私の種が行き渡ってるのだから、何もしなくても私の子孫は残っていくわ」
ニースはその言葉に自分自身の背中にも生えている八本の足がざわりと動くのを感じた。
「じゃ、じゃあ森に戻るって事ですよね? い、いつか私も訪れたり」
「森の家はもう焼き払ったの」
唖然とするニースを見ず、廊下の窓の外で眩しく照っている太陽に目を細めながらライザは続ける。
「私の長年の研究成果をとられたくはないもの。それに、私は死ぬこともないし新しい種として力も手に入れたから」
今度はライザのローブの下でざわりと八本の足がうごめいた。
「では……これから一体どこに行こうと?」
ライザはいつもの微笑みを崩し、そして彼女らしくない恥ずかしそうな表情でニースを見つめてこう言った。
「この世から争いをなくしてみよう、と思ってるの」
まるで子供が夢見るような言葉にニースは表情を硬直させ、ライザはそれを見て小さく吹き出しながら続けた。
「ふふっ、この身体の持ち主ね、どうも私のことを悪の元凶か何かと勘違いしてたみたいで、あなたを倒して平和を取り戻してやる~、なんて言って襲い掛かってきたの」
「は、はぁ……」
突然語りだしたライザに驚きながらもニースは相槌を打つ。
「私も死にたくなかったから反撃して倒しちゃったわけだけど、彼女のお陰で私の術は成就した。これで世界を支配してやろう、って私は期待に胸を膨らませたわ」
ライザの口調はどこか楽しげであり、しかし何処か憂いのような成分を含んでいるようでもあった。
541 名無しさん@ピンキー sage 2010/01/14(木) 23:01:16 ID:QRoeSo82
「だけどね……な~んか、彼女の言葉がここらへんで引っ掛かるのよ。この身体を奪ってしまったせいかもしれないわね」
胸の辺りに手をあてたライザは小骨が喉につっかえているかのように首を傾げる。
「だから、よ。世界平和と世界征服を両立させてやれば私の願いも……この子の願いも成就させることが出来るでしょ? だから私は争いをなくそうと思うの」
ニースはその時の目の前にいる少女を、ライザではなく本来の身体の持ち主の彼女なのではないかと思った。
穢れを知らない大きな二つの瞳に、悪に染まらなさそうなピンクの長髪、そして子供っぽいその顔。
そうしたまだ世間知らずな部分の残る少女が夢見そうな事を、目の前の彼女が語ったからだった。
「……ふふっ、ああ恥ずかしい。じゃ、私は行くわ。元気でね、ニース」
まるでその恥ずかしさを覆い隠すようにライザはフードを被り、廊下の奥へと歩き出した。
「……ま、待ってください! わ、私も行きます!」
「え?」
思わぬ言葉にライザはフードの下から覗かせる口を半開きにして時間が止まったかのように動きが固まる。
ニースは兜を外し、数秒ほどその兜に向かって念を込めるように祈り、そしてベルたちの部屋のドアノブに引っ掛けるとライザの下に走りよった。
「さぁ、行きましょう。道中、何があるか分かりませんから、お力になれないと思いますがお供いたします」
「な、なんで……?」
ライザはフードの下からライザらしくないトーンの声を上げる。
ニースはそれを聞いて、フードの中の表情はきっともっと彼女らしくない表情をしているのだろうなと思いながらこう言った。
「私も……小さいときに、ライザ様と同じような事を夢見てたからです」
「え、えっ?」
「世界が平和になればいい。だけど、その頂点にはWD王国が君臨していて欲しい、と。だから兵士になろうって思ったんです」
語るニースが浮かべる表情は先ほどライザが浮かべたばかりのそれによく似ていた。
「でも実際は誰も殺したくなくて、だけどベル様が願うように戦争は終わって欲しくて……そんなことをしているうちに、夢を忘れちゃってました」
ライザはニースのその言葉を聞きながら、先ほどの自分がどれだけムズ痒いことを言っていたのかを痛感していた。
「それでも……その思いを捨ててしまったわけじゃなかったみたいです。ライザ様の言葉を聞いてたら、それが分かりました」
そしてニースの顔から恥ずかしさの成分が消えると、変わりに浮かび上がった決意のこもった表情でライザに宣言する。
「私は、この世から戦争を失くしたい。ライザ様、あなたならそれを実現することが出来ます。だから私に……そのお手伝いをさせてはもらえませんか?」
ライザは自分と同じ理想論を自分以上に堂々と語り、自分の考えに賛成してくれるニースの言葉に何十年ぶりに心を大きく揺れるのを感じていた。
そのためにライザはフードを目深に引っ張ると、小さい声でぽつりとこう言って歩き出してしまった。
「……好きにして。どの道、できるかなんて分からない卓上の理想の話なんだから」
1ヶ月前のレティのように、拗ねた子供よろしいそのライザの口調を聞いたニースは小さく笑いながらライザに追いついて反論する。
「理想なんかじゃありませんよ。ライザ様なら充分実行できる、そうこれは理想なんかじゃなく世界平和と世界征服のための“計画”なんです」
そして自分とは正反対のニースの口調に、ライザは口走ってしまった先ほどの自分を悔やみながらも、表情とは裏腹の笑顔を心の中で浮かべていた。
(終)
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