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幻魔のささやき Prolog
786 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/09/13 02:19 ID:mGwHP/Ll
Prolog
「あ、あなたは・・・!?」
「ふふ・・・、わたしはあなたに幸せを与える者。」
意味がわからなかった。
突然わたしの目の前に現れた女。
いや、女・・・なのだろうか。
でも怪しいのは明らかだ。
「わたしに幸せを? そんなことできやしないわ。」
「あら? そうかしら。」
「わたしにとっての幸せはね。いつか現れる愛しい人とともに過ごすことよ。」
「・・・ふふふふ、まぁ思った通りの答えね。いいわ。」
女はわたしに近づいてきた。
ここは路地裏。わたしの背中には壁。
・・・すなわち逃げようがない。
「その綺麗な心は・・・、どんな風に狂っていくのかしら。」
「何を言ってるの・・・?」
「あなたに本当の『幸せ』を教えてあげる。そして、その『幸せ』を永遠に享受させてあげる。」
女はうっとりとした表情でわたしを見据える。
787 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/09/13 02:20 ID:mGwHP/Ll
そして、さらにわたしに近づいてくる。
「やめて、来ないで!!」
気味が悪い。当然である。
見知らぬ女性に言い寄られ、そして「幸せをやる」と言うのだ。
絶対おかしい。
「どうして嫌がるのかしらね。人間って。すぐに歓喜の表情で私にひざまずくのに・・・。」
「いや! いやあ!!」
女はわたしの胸元に指を当てた。
「ふふふ・・・。」
その指が淡く輝く・・・。
「あっ・・・。」
そのとき、わたしは確かに感じた。
『幸せ』を。
このときから・・・、わたしの心は何かに浸食されていった。
849 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/09/17 00:45 ID:O+wUsQ6v
I. P
――人間じゃない人間って、人間社会に生きる資格なんてない。
「あの日」から、わたしは確かに変わっていった。
なんなんだろう。
時々、体が熱くてたまらなくなるの。
風邪じゃないことは間違いない。
友達に相談してみても、わからない。
ただ、こんな風に言う子もいた。
「発情期じゃないの?」
もちろんふざけて、だ。
わたし、本当に発情期なのかな?
大丈夫かなぁ・・・?
「あの日」から10日。
わたしの体は、ますますおかしくなっていく。
あの、体が熱くなる症状が一日に10回以上も・・・。
絶対おかしいよ、これ。
思い切って真剣に友達に相談してみた。
「ねぇ、本当なんだってば!」
「そぉ・・・? 嘘じゃないのぉ?」
誰も信じてくれない。
どうして!?
「じゃあさ、仮に発情期だったとして。どうすれば治ると思う?」
「どうするって・・・?」
わたしには言っている意味がわからない。
この子はわかっているようだけど・・・。
927 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/12 16:01 ID:4YufMBFb
「どうするの?」
知らないものは知らないよ。
「・・・ねぇ、うちに来ない?」
「別にいいけど・・・。」
・・・わたし、今はちょっと後悔してる。
このとき断っていれば、こんなことにならなかったかもしれない。
で、友達の家。
「ここが私の部屋よ。」
やっぱり、女の子らしい部屋だった。
机と椅子に本棚。
ベッドにタンス、床にはぬいぐるみとかもあった。
「・・・ねぇ、どうすればいいの?」
「焦らないの。」
そういうと、彼女は後ろ手にドアを閉めてカギをかけた。
「え、どうしてカギかけるのよ?」
「・・・かけないとまずいからよ。」
彼女は意味深に言う。
わたしはちょっと怖くなってきた。
「今はどうなの? 体は熱い?」
「う、うん。ちょっとだけ。」
928 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/12 16:02 ID:4YufMBFb
「それじゃ、ベッドにでも座ってよ。」
わたしはおそるおそるベッドに腰掛けた。
座った直後に友達を見ると・・・。
「ちょっと、何してるのよ!」
なんと彼女は制服を脱ぎ始めていた。
「見ればわかるでしょ? 脱いでるのよ。」
「・・・いくらなんでもわたしの前で着替えなくても・・・。」
「え? 誰が着替えるって言った?」
「は?」
「だから、私は着替えるなんて一言も言ってないよ?」
「じゃ、じゃあ・・・。」
まだ何だかわからないわたしが、ここにいた。
「どうするの?」
「わからないかなぁ・・・。」
彼女は呆れたように言った。
そしてわたしを見据えて。
「えっちぃことすんのよ!」
「!?」
949 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/23 13:21 ID:em2R5I+8
何を言ってるんだろう・・・。
体が熱いってことが、どうしてそんなことにつながるの?
「なんでそうなるのよ!」
「あら? あなたも生き物なんだから、わかるでしょう?」
生き物って・・・。
「発情期に入った生き物が取る行動といえば、人間以外で言うなら交尾とか言うわね。」
「ちょ、ちょっと・・・。」
平気でそんな微妙な言葉を使ってみせる彼女。
「でも、私たちが交尾しても大丈夫よ。女同士だもん。」
「だって、女同士じゃないの!」
「それに発情してるんなら、なんとか鎮めないと面倒でしょ?」
「う・・・。」
何も言えない。
全裸の彼女が私に近づいてくる。
なんだか怖くなってきた。
すると、彼女は私のアゴに指を走らせ、
「怖がらないで。自然の摂理なんだから。」
などと言う。
私は彼女がとても魅力的に見えることに、気づいた。
953 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:22 ID:fjBOwP9D
どうしよう。
この子の裸身を見てたら、どんどん体が熱くなっていく。
最初は心臓が早くうつくらいだったのに、今は・・・。
今はそれどころじゃない。
明らかに体が熱く感じるの。
カベにたててある鏡には、私の顔が写っている。
赤く紅潮した、私の顔。
「さぁ、脱いで。」
目の前の子が・・・。
ダメ。私、もう。
もう、もうガマンできなさそう。
だって、だって・・・。
954 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:26 ID:fjBOwP9D
『「お・い・し・そ・う・・・」』
・・・!?
確かに私の口から、その言葉が出た。
でも、私の声じゃない声も聞こえた。
私・・・?
「なぁに? 何か言った?」
彼女が問うてくる。
ああ・・・、ダメ。
そんなに近づかないで。
私、飛びかかっちゃいそう。
「ね、早く脱いでよ。」
彼女は私の服に手を伸ばす。
そして、制服を手際よく脱がせていく。
この子、その気があるんじゃ・・・。<レズのことね
わずか数秒で、私は全裸になっていた。
もう一度、彼女に気づかれないように鏡を見る。
「あ・・・。」
思わず声が漏れた。
955 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:30 ID:fjBOwP9D
赤く紅潮した肌。
それはさっきと同じだったの。
でも・・・。
これが私とは思えないの。
だって、胸は大きいし。
だって、私の記憶よりずっとスタイルがいいし。
だって、昨日の夜、寝る前に見た鏡に映る自分の顔より魅惑的だし。
これ・・・、本当に私?
「ふふふ、綺麗ねぇ~・・・。」
『「き、れ、い、・・・?」』
私の口から漏れる声と共に、さっきのあの声。
なんだか気にならなくなってきた。
私の口から漏れる声なんだもん。
私と同じ声が、一つの口から同時に発せられてるみたいなんだもん。
きっと、私の特殊技能なんだろうな。
そういう民族もいるっていうし。
「さ、抱いてあげる。」
彼女が私を引き寄せる。
956 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:34 ID:fjBOwP9D
もう気にならなかった。
でも、気にするべきだったんだと思う。
今の私だからわかるの。
彼女は私の胸に顔を埋めた。
これじゃまるで彼女が抱かれてるみたいね。
元々、彼女より私の方が身長は高いし。
「おっぱい、こんなに大きかったっけ・・・? 脱がないとわからないタイプなのね、きっと。」
彼女は納得しているみたい。
息切れしそうなくらい、私の息はあがってる。
「興奮してるの?」
あどけない笑顔を私に向ける彼女。
「・・・うん・・・。」
そうとしか答えられない。
必死で考えをそらしている私。
実はさっきから民族がどーのこーの、と考えているけど。
もう限界なの。
目の前のこの子を・・・、
この子を・・・。
『「食べちゃいたい。」』
957 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:38 ID:fjBOwP9D
明かにそれは私の口から出た声。
胸に顔を埋めていた彼女も、異変を感じたみたい。
私の顔を見上げたの。
「・・・何を?」
『「ふふふ・・・、何をって?」』
ああ。
私の声なんだ。
それに、なんだかこの「声」を聞いていると・・・。
自分が本当に自分なのか、わからなくなってくるの。
でも、それがいいの。
私は私で、私じゃなくて私なの。
でもそれは私とは違って、すなわち私でしかないの。
ああ・・・。
私が「私」に壊されていく・・・。
そして「私」は、彼女に高らかな声で宣言した。
『それは、あ・な・た』
958 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:44 ID:fjBOwP9D
このときから、私は私じゃなくなったの。
「私」っていう存在に、生まれ変わったの。
ちょっと怖かったけど、それってとてもいいことに思えたの。
実際、今の私は後悔してないから。
「私」は、彼女の体をきつく抱きしめ、その顔を胸に埋めさせる。
「むむうむーー!」
驚いたのね。
急に積極的になったから・・・。
でも、この子には感謝しないと。
「私」を目覚めさせ、そして私にその悦びを教えてくれたから。
「私」は、左手を彼女の股間に伸ばす。
右手はまだ彼女の体を抱きしめたまま。
片腕だけなのに、力がみなぎる。
その「目的」のためならば、「私」はいくらでも進化するの。
だから、ね?
左手を巧みに使い、彼女の股間を擦り始めた。
「ううむーー!!?」
また驚いてるみたい。
かわいい・・・。
私は女の子同士で情事に及んだことなんて無かった。
それは彼女も知ってたわ。
だから驚いてるのよ、きっと。
『どうしてこんなに上手なの?』っ
78 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/12/13 00:20 ID:EA0IgmGZ
驚いてるこの子を、今度は胸からはがして唇を合わせる。
「ん・・・」
もがいてた声が収まり、あたりに静けさが訪れた。
ぴちゃ、ぴちゃ・・・
もちろん同時に粘液の音も。
たっぷり3分くらい。
私はようやく彼女を解放したの。
「ふあ・・・」
力のない声と共に、ぺたん、と彼女は座り込んでしまった。(M字に)
もう正気とは思えない表情を、目の前の女の子は見せていた。
「ふふふ・・・。どう? 人外とのキスは・・・。」
などと声をかけてみるけれど、もう返事をする気力も萎えたみたい。
・・・今だから冷静に思い出せてるけど、「人外」っていう言葉。
覚えておいてね。
じきに意味がわかるから。
849 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/09/17 00:45 ID:O+wUsQ6v
I. P
――人間じゃない人間って、人間社会に生きる資格なんてない。
「あの日」から、わたしは確かに変わっていった。
なんなんだろう。
時々、体が熱くてたまらなくなるの。
風邪じゃないことは間違いない。
友達に相談してみても、わからない。
ただ、こんな風に言う子もいた。
「発情期じゃないの?」
もちろんふざけて、だ。
わたし、本当に発情期なのかな?
大丈夫かなぁ・・・?
「あの日」から10日。
わたしの体は、ますますおかしくなっていく。
あの、体が熱くなる症状が一日に10回以上も・・・。
絶対おかしいよ、これ。
思い切って真剣に友達に相談してみた。
「ねぇ、本当なんだってば!」
「そぉ・・・? 嘘じゃないのぉ?」
誰も信じてくれない。
どうして!?
「じゃあさ、仮に発情期だったとして。どうすれば治ると思う?」
「どうするって・・・?」
わたしには言っている意味がわからない。
この子はわかっているようだけど・・・。
927 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/12 16:01 ID:4YufMBFb
「どうするの?」
知らないものは知らないよ。
「・・・ねぇ、うちに来ない?」
「別にいいけど・・・。」
・・・わたし、今はちょっと後悔してる。
このとき断っていれば、こんなことにならなかったかもしれない。
で、友達の家。
「ここが私の部屋よ。」
やっぱり、女の子らしい部屋だった。
机と椅子に本棚。
ベッドにタンス、床にはぬいぐるみとかもあった。
「・・・ねぇ、どうすればいいの?」
「焦らないの。」
そういうと、彼女は後ろ手にドアを閉めてカギをかけた。
「え、どうしてカギかけるのよ?」
「・・・かけないとまずいからよ。」
彼女は意味深に言う。
わたしはちょっと怖くなってきた。
「今はどうなの? 体は熱い?」
「う、うん。ちょっとだけ。」
928 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/12 16:02 ID:4YufMBFb
「それじゃ、ベッドにでも座ってよ。」
わたしはおそるおそるベッドに腰掛けた。
座った直後に友達を見ると・・・。
「ちょっと、何してるのよ!」
なんと彼女は制服を脱ぎ始めていた。
「見ればわかるでしょ? 脱いでるのよ。」
「・・・いくらなんでもわたしの前で着替えなくても・・・。」
「え? 誰が着替えるって言った?」
「は?」
「だから、私は着替えるなんて一言も言ってないよ?」
「じゃ、じゃあ・・・。」
まだ何だかわからないわたしが、ここにいた。
「どうするの?」
「わからないかなぁ・・・。」
彼女は呆れたように言った。
そしてわたしを見据えて。
「えっちぃことすんのよ!」
「!?」
949 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/23 13:21 ID:em2R5I+8
何を言ってるんだろう・・・。
体が熱いってことが、どうしてそんなことにつながるの?
「なんでそうなるのよ!」
「あら? あなたも生き物なんだから、わかるでしょう?」
生き物って・・・。
「発情期に入った生き物が取る行動といえば、人間以外で言うなら交尾とか言うわね。」
「ちょ、ちょっと・・・。」
平気でそんな微妙な言葉を使ってみせる彼女。
「でも、私たちが交尾しても大丈夫よ。女同士だもん。」
「だって、女同士じゃないの!」
「それに発情してるんなら、なんとか鎮めないと面倒でしょ?」
「う・・・。」
何も言えない。
全裸の彼女が私に近づいてくる。
なんだか怖くなってきた。
すると、彼女は私のアゴに指を走らせ、
「怖がらないで。自然の摂理なんだから。」
などと言う。
私は彼女がとても魅力的に見えることに、気づいた。
953 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:22 ID:fjBOwP9D
どうしよう。
この子の裸身を見てたら、どんどん体が熱くなっていく。
最初は心臓が早くうつくらいだったのに、今は・・・。
今はそれどころじゃない。
明らかに体が熱く感じるの。
カベにたててある鏡には、私の顔が写っている。
赤く紅潮した、私の顔。
「さぁ、脱いで。」
目の前の子が・・・。
ダメ。私、もう。
もう、もうガマンできなさそう。
だって、だって・・・。
954 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:26 ID:fjBOwP9D
『「お・い・し・そ・う・・・」』
・・・!?
確かに私の口から、その言葉が出た。
でも、私の声じゃない声も聞こえた。
私・・・?
「なぁに? 何か言った?」
彼女が問うてくる。
ああ・・・、ダメ。
そんなに近づかないで。
私、飛びかかっちゃいそう。
「ね、早く脱いでよ。」
彼女は私の服に手を伸ばす。
そして、制服を手際よく脱がせていく。
この子、その気があるんじゃ・・・。<レズのことね
わずか数秒で、私は全裸になっていた。
もう一度、彼女に気づかれないように鏡を見る。
「あ・・・。」
思わず声が漏れた。
955 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:30 ID:fjBOwP9D
赤く紅潮した肌。
それはさっきと同じだったの。
でも・・・。
これが私とは思えないの。
だって、胸は大きいし。
だって、私の記憶よりずっとスタイルがいいし。
だって、昨日の夜、寝る前に見た鏡に映る自分の顔より魅惑的だし。
これ・・・、本当に私?
「ふふふ、綺麗ねぇ~・・・。」
『「き、れ、い、・・・?」』
私の口から漏れる声と共に、さっきのあの声。
なんだか気にならなくなってきた。
私の口から漏れる声なんだもん。
私と同じ声が、一つの口から同時に発せられてるみたいなんだもん。
きっと、私の特殊技能なんだろうな。
そういう民族もいるっていうし。
「さ、抱いてあげる。」
彼女が私を引き寄せる。
956 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:34 ID:fjBOwP9D
もう気にならなかった。
でも、気にするべきだったんだと思う。
今の私だからわかるの。
彼女は私の胸に顔を埋めた。
これじゃまるで彼女が抱かれてるみたいね。
元々、彼女より私の方が身長は高いし。
「おっぱい、こんなに大きかったっけ・・・? 脱がないとわからないタイプなのね、きっと。」
彼女は納得しているみたい。
息切れしそうなくらい、私の息はあがってる。
「興奮してるの?」
あどけない笑顔を私に向ける彼女。
「・・・うん・・・。」
そうとしか答えられない。
必死で考えをそらしている私。
実はさっきから民族がどーのこーの、と考えているけど。
もう限界なの。
目の前のこの子を・・・、
この子を・・・。
『「食べちゃいたい。」』
957 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:38 ID:fjBOwP9D
明かにそれは私の口から出た声。
胸に顔を埋めていた彼女も、異変を感じたみたい。
私の顔を見上げたの。
「・・・何を?」
『「ふふふ・・・、何をって?」』
ああ。
私の声なんだ。
それに、なんだかこの「声」を聞いていると・・・。
自分が本当に自分なのか、わからなくなってくるの。
でも、それがいいの。
私は私で、私じゃなくて私なの。
でもそれは私とは違って、すなわち私でしかないの。
ああ・・・。
私が「私」に壊されていく・・・。
そして「私」は、彼女に高らかな声で宣言した。
『それは、あ・な・た』
958 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:44 ID:fjBOwP9D
このときから、私は私じゃなくなったの。
「私」っていう存在に、生まれ変わったの。
ちょっと怖かったけど、それってとてもいいことに思えたの。
実際、今の私は後悔してないから。
「私」は、彼女の体をきつく抱きしめ、その顔を胸に埋めさせる。
「むむうむーー!」
驚いたのね。
急に積極的になったから・・・。
でも、この子には感謝しないと。
「私」を目覚めさせ、そして私にその悦びを教えてくれたから。
「私」は、左手を彼女の股間に伸ばす。
右手はまだ彼女の体を抱きしめたまま。
片腕だけなのに、力がみなぎる。
その「目的」のためならば、「私」はいくらでも進化するの。
だから、ね?
左手を巧みに使い、彼女の股間を擦り始めた。
「ううむーー!!?」
また驚いてるみたい。
かわいい・・・。
私は女の子同士で情事に及んだことなんて無かった。
それは彼女も知ってたわ。
だから驚いてるのよ、きっと。
『どうしてこんなに上手なの?』っ
Prolog
「あ、あなたは・・・!?」
「ふふ・・・、わたしはあなたに幸せを与える者。」
意味がわからなかった。
突然わたしの目の前に現れた女。
いや、女・・・なのだろうか。
でも怪しいのは明らかだ。
「わたしに幸せを? そんなことできやしないわ。」
「あら? そうかしら。」
「わたしにとっての幸せはね。いつか現れる愛しい人とともに過ごすことよ。」
「・・・ふふふふ、まぁ思った通りの答えね。いいわ。」
女はわたしに近づいてきた。
ここは路地裏。わたしの背中には壁。
・・・すなわち逃げようがない。
「その綺麗な心は・・・、どんな風に狂っていくのかしら。」
「何を言ってるの・・・?」
「あなたに本当の『幸せ』を教えてあげる。そして、その『幸せ』を永遠に享受させてあげる。」
女はうっとりとした表情でわたしを見据える。
787 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/09/13 02:20 ID:mGwHP/Ll
そして、さらにわたしに近づいてくる。
「やめて、来ないで!!」
気味が悪い。当然である。
見知らぬ女性に言い寄られ、そして「幸せをやる」と言うのだ。
絶対おかしい。
「どうして嫌がるのかしらね。人間って。すぐに歓喜の表情で私にひざまずくのに・・・。」
「いや! いやあ!!」
女はわたしの胸元に指を当てた。
「ふふふ・・・。」
その指が淡く輝く・・・。
「あっ・・・。」
そのとき、わたしは確かに感じた。
『幸せ』を。
このときから・・・、わたしの心は何かに浸食されていった。
849 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/09/17 00:45 ID:O+wUsQ6v
I. P
――人間じゃない人間って、人間社会に生きる資格なんてない。
「あの日」から、わたしは確かに変わっていった。
なんなんだろう。
時々、体が熱くてたまらなくなるの。
風邪じゃないことは間違いない。
友達に相談してみても、わからない。
ただ、こんな風に言う子もいた。
「発情期じゃないの?」
もちろんふざけて、だ。
わたし、本当に発情期なのかな?
大丈夫かなぁ・・・?
「あの日」から10日。
わたしの体は、ますますおかしくなっていく。
あの、体が熱くなる症状が一日に10回以上も・・・。
絶対おかしいよ、これ。
思い切って真剣に友達に相談してみた。
「ねぇ、本当なんだってば!」
「そぉ・・・? 嘘じゃないのぉ?」
誰も信じてくれない。
どうして!?
「じゃあさ、仮に発情期だったとして。どうすれば治ると思う?」
「どうするって・・・?」
わたしには言っている意味がわからない。
この子はわかっているようだけど・・・。
927 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/12 16:01 ID:4YufMBFb
「どうするの?」
知らないものは知らないよ。
「・・・ねぇ、うちに来ない?」
「別にいいけど・・・。」
・・・わたし、今はちょっと後悔してる。
このとき断っていれば、こんなことにならなかったかもしれない。
で、友達の家。
「ここが私の部屋よ。」
やっぱり、女の子らしい部屋だった。
机と椅子に本棚。
ベッドにタンス、床にはぬいぐるみとかもあった。
「・・・ねぇ、どうすればいいの?」
「焦らないの。」
そういうと、彼女は後ろ手にドアを閉めてカギをかけた。
「え、どうしてカギかけるのよ?」
「・・・かけないとまずいからよ。」
彼女は意味深に言う。
わたしはちょっと怖くなってきた。
「今はどうなの? 体は熱い?」
「う、うん。ちょっとだけ。」
928 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/12 16:02 ID:4YufMBFb
「それじゃ、ベッドにでも座ってよ。」
わたしはおそるおそるベッドに腰掛けた。
座った直後に友達を見ると・・・。
「ちょっと、何してるのよ!」
なんと彼女は制服を脱ぎ始めていた。
「見ればわかるでしょ? 脱いでるのよ。」
「・・・いくらなんでもわたしの前で着替えなくても・・・。」
「え? 誰が着替えるって言った?」
「は?」
「だから、私は着替えるなんて一言も言ってないよ?」
「じゃ、じゃあ・・・。」
まだ何だかわからないわたしが、ここにいた。
「どうするの?」
「わからないかなぁ・・・。」
彼女は呆れたように言った。
そしてわたしを見据えて。
「えっちぃことすんのよ!」
「!?」
949 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/23 13:21 ID:em2R5I+8
何を言ってるんだろう・・・。
体が熱いってことが、どうしてそんなことにつながるの?
「なんでそうなるのよ!」
「あら? あなたも生き物なんだから、わかるでしょう?」
生き物って・・・。
「発情期に入った生き物が取る行動といえば、人間以外で言うなら交尾とか言うわね。」
「ちょ、ちょっと・・・。」
平気でそんな微妙な言葉を使ってみせる彼女。
「でも、私たちが交尾しても大丈夫よ。女同士だもん。」
「だって、女同士じゃないの!」
「それに発情してるんなら、なんとか鎮めないと面倒でしょ?」
「う・・・。」
何も言えない。
全裸の彼女が私に近づいてくる。
なんだか怖くなってきた。
すると、彼女は私のアゴに指を走らせ、
「怖がらないで。自然の摂理なんだから。」
などと言う。
私は彼女がとても魅力的に見えることに、気づいた。
953 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:22 ID:fjBOwP9D
どうしよう。
この子の裸身を見てたら、どんどん体が熱くなっていく。
最初は心臓が早くうつくらいだったのに、今は・・・。
今はそれどころじゃない。
明らかに体が熱く感じるの。
カベにたててある鏡には、私の顔が写っている。
赤く紅潮した、私の顔。
「さぁ、脱いで。」
目の前の子が・・・。
ダメ。私、もう。
もう、もうガマンできなさそう。
だって、だって・・・。
954 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:26 ID:fjBOwP9D
『「お・い・し・そ・う・・・」』
・・・!?
確かに私の口から、その言葉が出た。
でも、私の声じゃない声も聞こえた。
私・・・?
「なぁに? 何か言った?」
彼女が問うてくる。
ああ・・・、ダメ。
そんなに近づかないで。
私、飛びかかっちゃいそう。
「ね、早く脱いでよ。」
彼女は私の服に手を伸ばす。
そして、制服を手際よく脱がせていく。
この子、その気があるんじゃ・・・。<レズのことね
わずか数秒で、私は全裸になっていた。
もう一度、彼女に気づかれないように鏡を見る。
「あ・・・。」
思わず声が漏れた。
955 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:30 ID:fjBOwP9D
赤く紅潮した肌。
それはさっきと同じだったの。
でも・・・。
これが私とは思えないの。
だって、胸は大きいし。
だって、私の記憶よりずっとスタイルがいいし。
だって、昨日の夜、寝る前に見た鏡に映る自分の顔より魅惑的だし。
これ・・・、本当に私?
「ふふふ、綺麗ねぇ~・・・。」
『「き、れ、い、・・・?」』
私の口から漏れる声と共に、さっきのあの声。
なんだか気にならなくなってきた。
私の口から漏れる声なんだもん。
私と同じ声が、一つの口から同時に発せられてるみたいなんだもん。
きっと、私の特殊技能なんだろうな。
そういう民族もいるっていうし。
「さ、抱いてあげる。」
彼女が私を引き寄せる。
956 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:34 ID:fjBOwP9D
もう気にならなかった。
でも、気にするべきだったんだと思う。
今の私だからわかるの。
彼女は私の胸に顔を埋めた。
これじゃまるで彼女が抱かれてるみたいね。
元々、彼女より私の方が身長は高いし。
「おっぱい、こんなに大きかったっけ・・・? 脱がないとわからないタイプなのね、きっと。」
彼女は納得しているみたい。
息切れしそうなくらい、私の息はあがってる。
「興奮してるの?」
あどけない笑顔を私に向ける彼女。
「・・・うん・・・。」
そうとしか答えられない。
必死で考えをそらしている私。
実はさっきから民族がどーのこーの、と考えているけど。
もう限界なの。
目の前のこの子を・・・、
この子を・・・。
『「食べちゃいたい。」』
957 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:38 ID:fjBOwP9D
明かにそれは私の口から出た声。
胸に顔を埋めていた彼女も、異変を感じたみたい。
私の顔を見上げたの。
「・・・何を?」
『「ふふふ・・・、何をって?」』
ああ。
私の声なんだ。
それに、なんだかこの「声」を聞いていると・・・。
自分が本当に自分なのか、わからなくなってくるの。
でも、それがいいの。
私は私で、私じゃなくて私なの。
でもそれは私とは違って、すなわち私でしかないの。
ああ・・・。
私が「私」に壊されていく・・・。
そして「私」は、彼女に高らかな声で宣言した。
『それは、あ・な・た』
958 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:44 ID:fjBOwP9D
このときから、私は私じゃなくなったの。
「私」っていう存在に、生まれ変わったの。
ちょっと怖かったけど、それってとてもいいことに思えたの。
実際、今の私は後悔してないから。
「私」は、彼女の体をきつく抱きしめ、その顔を胸に埋めさせる。
「むむうむーー!」
驚いたのね。
急に積極的になったから・・・。
でも、この子には感謝しないと。
「私」を目覚めさせ、そして私にその悦びを教えてくれたから。
「私」は、左手を彼女の股間に伸ばす。
右手はまだ彼女の体を抱きしめたまま。
片腕だけなのに、力がみなぎる。
その「目的」のためならば、「私」はいくらでも進化するの。
だから、ね?
左手を巧みに使い、彼女の股間を擦り始めた。
「ううむーー!!?」
また驚いてるみたい。
かわいい・・・。
私は女の子同士で情事に及んだことなんて無かった。
それは彼女も知ってたわ。
だから驚いてるのよ、きっと。
『どうしてこんなに上手なの?』っ
78 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/12/13 00:20 ID:EA0IgmGZ
驚いてるこの子を、今度は胸からはがして唇を合わせる。
「ん・・・」
もがいてた声が収まり、あたりに静けさが訪れた。
ぴちゃ、ぴちゃ・・・
もちろん同時に粘液の音も。
たっぷり3分くらい。
私はようやく彼女を解放したの。
「ふあ・・・」
力のない声と共に、ぺたん、と彼女は座り込んでしまった。(M字に)
もう正気とは思えない表情を、目の前の女の子は見せていた。
「ふふふ・・・。どう? 人外とのキスは・・・。」
などと声をかけてみるけれど、もう返事をする気力も萎えたみたい。
・・・今だから冷静に思い出せてるけど、「人外」っていう言葉。
覚えておいてね。
じきに意味がわかるから。
849 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/09/17 00:45 ID:O+wUsQ6v
I. P
――人間じゃない人間って、人間社会に生きる資格なんてない。
「あの日」から、わたしは確かに変わっていった。
なんなんだろう。
時々、体が熱くてたまらなくなるの。
風邪じゃないことは間違いない。
友達に相談してみても、わからない。
ただ、こんな風に言う子もいた。
「発情期じゃないの?」
もちろんふざけて、だ。
わたし、本当に発情期なのかな?
大丈夫かなぁ・・・?
「あの日」から10日。
わたしの体は、ますますおかしくなっていく。
あの、体が熱くなる症状が一日に10回以上も・・・。
絶対おかしいよ、これ。
思い切って真剣に友達に相談してみた。
「ねぇ、本当なんだってば!」
「そぉ・・・? 嘘じゃないのぉ?」
誰も信じてくれない。
どうして!?
「じゃあさ、仮に発情期だったとして。どうすれば治ると思う?」
「どうするって・・・?」
わたしには言っている意味がわからない。
この子はわかっているようだけど・・・。
927 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/12 16:01 ID:4YufMBFb
「どうするの?」
知らないものは知らないよ。
「・・・ねぇ、うちに来ない?」
「別にいいけど・・・。」
・・・わたし、今はちょっと後悔してる。
このとき断っていれば、こんなことにならなかったかもしれない。
で、友達の家。
「ここが私の部屋よ。」
やっぱり、女の子らしい部屋だった。
机と椅子に本棚。
ベッドにタンス、床にはぬいぐるみとかもあった。
「・・・ねぇ、どうすればいいの?」
「焦らないの。」
そういうと、彼女は後ろ手にドアを閉めてカギをかけた。
「え、どうしてカギかけるのよ?」
「・・・かけないとまずいからよ。」
彼女は意味深に言う。
わたしはちょっと怖くなってきた。
「今はどうなの? 体は熱い?」
「う、うん。ちょっとだけ。」
928 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/12 16:02 ID:4YufMBFb
「それじゃ、ベッドにでも座ってよ。」
わたしはおそるおそるベッドに腰掛けた。
座った直後に友達を見ると・・・。
「ちょっと、何してるのよ!」
なんと彼女は制服を脱ぎ始めていた。
「見ればわかるでしょ? 脱いでるのよ。」
「・・・いくらなんでもわたしの前で着替えなくても・・・。」
「え? 誰が着替えるって言った?」
「は?」
「だから、私は着替えるなんて一言も言ってないよ?」
「じゃ、じゃあ・・・。」
まだ何だかわからないわたしが、ここにいた。
「どうするの?」
「わからないかなぁ・・・。」
彼女は呆れたように言った。
そしてわたしを見据えて。
「えっちぃことすんのよ!」
「!?」
949 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/23 13:21 ID:em2R5I+8
何を言ってるんだろう・・・。
体が熱いってことが、どうしてそんなことにつながるの?
「なんでそうなるのよ!」
「あら? あなたも生き物なんだから、わかるでしょう?」
生き物って・・・。
「発情期に入った生き物が取る行動といえば、人間以外で言うなら交尾とか言うわね。」
「ちょ、ちょっと・・・。」
平気でそんな微妙な言葉を使ってみせる彼女。
「でも、私たちが交尾しても大丈夫よ。女同士だもん。」
「だって、女同士じゃないの!」
「それに発情してるんなら、なんとか鎮めないと面倒でしょ?」
「う・・・。」
何も言えない。
全裸の彼女が私に近づいてくる。
なんだか怖くなってきた。
すると、彼女は私のアゴに指を走らせ、
「怖がらないで。自然の摂理なんだから。」
などと言う。
私は彼女がとても魅力的に見えることに、気づいた。
953 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:22 ID:fjBOwP9D
どうしよう。
この子の裸身を見てたら、どんどん体が熱くなっていく。
最初は心臓が早くうつくらいだったのに、今は・・・。
今はそれどころじゃない。
明らかに体が熱く感じるの。
カベにたててある鏡には、私の顔が写っている。
赤く紅潮した、私の顔。
「さぁ、脱いで。」
目の前の子が・・・。
ダメ。私、もう。
もう、もうガマンできなさそう。
だって、だって・・・。
954 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:26 ID:fjBOwP9D
『「お・い・し・そ・う・・・」』
・・・!?
確かに私の口から、その言葉が出た。
でも、私の声じゃない声も聞こえた。
私・・・?
「なぁに? 何か言った?」
彼女が問うてくる。
ああ・・・、ダメ。
そんなに近づかないで。
私、飛びかかっちゃいそう。
「ね、早く脱いでよ。」
彼女は私の服に手を伸ばす。
そして、制服を手際よく脱がせていく。
この子、その気があるんじゃ・・・。<レズのことね
わずか数秒で、私は全裸になっていた。
もう一度、彼女に気づかれないように鏡を見る。
「あ・・・。」
思わず声が漏れた。
955 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:30 ID:fjBOwP9D
赤く紅潮した肌。
それはさっきと同じだったの。
でも・・・。
これが私とは思えないの。
だって、胸は大きいし。
だって、私の記憶よりずっとスタイルがいいし。
だって、昨日の夜、寝る前に見た鏡に映る自分の顔より魅惑的だし。
これ・・・、本当に私?
「ふふふ、綺麗ねぇ~・・・。」
『「き、れ、い、・・・?」』
私の口から漏れる声と共に、さっきのあの声。
なんだか気にならなくなってきた。
私の口から漏れる声なんだもん。
私と同じ声が、一つの口から同時に発せられてるみたいなんだもん。
きっと、私の特殊技能なんだろうな。
そういう民族もいるっていうし。
「さ、抱いてあげる。」
彼女が私を引き寄せる。
956 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:34 ID:fjBOwP9D
もう気にならなかった。
でも、気にするべきだったんだと思う。
今の私だからわかるの。
彼女は私の胸に顔を埋めた。
これじゃまるで彼女が抱かれてるみたいね。
元々、彼女より私の方が身長は高いし。
「おっぱい、こんなに大きかったっけ・・・? 脱がないとわからないタイプなのね、きっと。」
彼女は納得しているみたい。
息切れしそうなくらい、私の息はあがってる。
「興奮してるの?」
あどけない笑顔を私に向ける彼女。
「・・・うん・・・。」
そうとしか答えられない。
必死で考えをそらしている私。
実はさっきから民族がどーのこーの、と考えているけど。
もう限界なの。
目の前のこの子を・・・、
この子を・・・。
『「食べちゃいたい。」』
957 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:38 ID:fjBOwP9D
明かにそれは私の口から出た声。
胸に顔を埋めていた彼女も、異変を感じたみたい。
私の顔を見上げたの。
「・・・何を?」
『「ふふふ・・・、何をって?」』
ああ。
私の声なんだ。
それに、なんだかこの「声」を聞いていると・・・。
自分が本当に自分なのか、わからなくなってくるの。
でも、それがいいの。
私は私で、私じゃなくて私なの。
でもそれは私とは違って、すなわち私でしかないの。
ああ・・・。
私が「私」に壊されていく・・・。
そして「私」は、彼女に高らかな声で宣言した。
『それは、あ・な・た』
958 名前:FBX@幻魔のささやき ◆4gA1RyNyf. :03/10/29 00:44 ID:fjBOwP9D
このときから、私は私じゃなくなったの。
「私」っていう存在に、生まれ変わったの。
ちょっと怖かったけど、それってとてもいいことに思えたの。
実際、今の私は後悔してないから。
「私」は、彼女の体をきつく抱きしめ、その顔を胸に埋めさせる。
「むむうむーー!」
驚いたのね。
急に積極的になったから・・・。
でも、この子には感謝しないと。
「私」を目覚めさせ、そして私にその悦びを教えてくれたから。
「私」は、左手を彼女の股間に伸ばす。
右手はまだ彼女の体を抱きしめたまま。
片腕だけなのに、力がみなぎる。
その「目的」のためならば、「私」はいくらでも進化するの。
だから、ね?
左手を巧みに使い、彼女の股間を擦り始めた。
「ううむーー!!?」
また驚いてるみたい。
かわいい・・・。
私は女の子同士で情事に及んだことなんて無かった。
それは彼女も知ってたわ。
だから驚いてるのよ、きっと。
『どうしてこんなに上手なの?』っ
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