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無限の花肉 第一話
281 名前:乙×風【無限の花肉 第一話】 :04/01/16 02:57 ID:zU3cV8Av
<薄幸少女>
「いやあっ!」
薄暗い密室が少女の悲鳴で満たされる。
「静かにしなさい! どうせ誰も来やしないんだから!」
五メートル四方の密室。窓もなく今にも消えそうなロウソク
だけしかない空間で、二人のメイドがもみ合っていた。
押し倒され、悲鳴を上げたのはネーアと呼ばれる少女だった。
ネーアに馬乗りになり、強引に彼女の服を脱がそうとしている
メイドの名はレアクト。
「いやあ! 放してください!」
「嫌よ。昨日はティジフォーンのババアが散々遊んだらしいじゃないの?
私も負けてられないからね」
言うや否や強引にネーアのヘッドドレスが、彼女の髪の毛を巻き添えに剥がされる。
「やあっ!」
「自業自得よ。いい? 大人しくしないともっと痛い目に遭うわよ?」
レアクトの脅しにネーアが屈することは無かった。ただ、いやいやと首を振る。
肩口まで伸ばした髪がさらさらと物悲しく揺れた。
誰が、好きでもない者の目の前で、裸身を晒せるか。
「馬鹿な子」
言葉とは裏腹に嬉々とした笑みを浮かべながら、レアクトは懐からソレを取り出す。
なんて事は無い、ただのハサミ。
「手元が滑っても知らないから」
「ひっ……!」
途端に硬直するネーアの身体。
強姦魔に襲われた女性のように、あどけなさの残る顔を、恐怖に蒼ざめている。
「それでいいのよ」
282 名前:乙×風 :04/01/16 02:58 ID:zU3cV8Av
さもおかしそうに笑いながら、ネーアの身体から降りる。
「……?」
疑問符を浮かべるネーアに、レアクトは無言で彼女の背に回る。
そして彼女の後ろから手を回し銀色に鈍く光る刃を、
生唾飲み込む彼女の喉と襟の間に差し込む。
繊維を断ち切る音が密室の中、響き渡った。
襟から真下に切り裂かれていくメイド服を見ながら、いつしかネーアは涙を流していた。
「……どうして?」
「聞こえないわ。もっとはっきり喋りなさい」
徐々に露となる素肌に羞恥に、顔を青から赤へと染めて、
「どうしてこんな酷い事をするんですかっ!?」
目を瞑りながら悲鳴のような声を上げたネーアに、レアクトは不快そうに眉をひそめる。
「――きゃ!」
ネーアの身体が震える。
臍まで露になった裸身。その鳩尾の辺りに、赤い裂傷。
「……!」
「なんで、ですって?」
息を飲むネーアにレアクトは、腹の底に溜まった憎悪を搾り出すように答える。
「あなたがロクに仕事をこなせないからよ!
食事の後片付けをさせたら皿を割り! 掃除をやらせれば高価な物ばかり落として壊し!
洗濯物を干させたら皆地面に落として汚して! ベッドメイキングもロクに出来ない!
その尻拭いを誰がやっていると思ってるの!? 私に、メライガに、ティジフォーン!
それにあの獣娘! 役に立たないだけならまだしも、貴方は私達の仕事を増やすだけ!
馬鹿にしてるの!? わざとやっているの!? ウラヌス様のご機嫌を必死に取って、
貴方のしでかした後始末をしている私達を見て嘲笑っているの!?」
283 名前:乙×風 :04/01/16 02:59 ID:zU3cV8Av
まくし立てるようにそう言うと、露になっていた双方の内、
左のそれを鷲づかみにする。
「痛いっ!」
「私はねっ、貴方みたいなトロくさい子が大っ嫌いなの! 大体何の役にも立たない人間が
どうしてメイドなんてやっていられるの!? どうしてこんなところに居るの!?
何故そんな貴方をウラヌス様は許しつづけるの!? いえ、許すどころかまるで娘のように
接しているのは何故!? 不公平よ! 私も、ティジフォーンも、メライガも!
ウラヌス様の事をこんなに慕っているのに……!」
ネーアは堰を切ったように吐き出されるレアクトの言葉に、想いに、震える事しか出来ない。
ジョキン、と再び切り裂かれていくメイド服。
「だからね、私達は決めたの。貴方だけいい思いはさせないって。でも私達はどんなに頑張っても
ウラヌス様のお目にかかれる事は無いの? 分かる何故か? 貴方はともかく。私達はそれが
出来て当たり前だから。なら、どうすれば良いか、」
「――あっ!」
びくん、と鞭で打たれたかのようにネーアが身体を震わす。
レアクトがハサミの背で、ネーアの秘所を擦っていた。
「答えは簡単だった。自分の幸せを求めても得られないのなら、他人の幸せを奪えば良い」
ぐいぐい、と乱暴にハサミを使い、ネーアの秘所を弄くり回す。
「ひっ! やっ、いやあっ!」
「何? 感じてるの? この状況で? この変態。
私は『折檻』をしているのよ? 無能なメイドをしつける為に」
弄ぶのを止め、ハサミを再び動かす。
メイド服は縦一文字に着られ、その下からネーアの素肌が表れた。
その所々に、これまでの『折檻』の跡が痛痛しく残っている。
打ち身や、擦り傷の跡だった。
284 名前:乙×風 :04/01/16 03:00 ID:zU3cV8Av
「何度見ても可哀想な身体。私はこんな身体になったら死んでしまうかもしれないわ。
だってそうでしょ? こんな身体をしていたら、好きな殿方と一緒になる事も出来ない」
「……っ!」
その言葉が悔しくて、惨めで、ネーアは唇を噛んだ。
「もう、これはいらないわね」
手の中で弄んでいたハサミを放る。しゃらしゃらと音を立てて、石畳の床を滑った。
「さて」
レアクトは同世代の人間に比べ明らかに見劣りするネーアの小ぶりな胸を
両手で鷲づかみ、跡が付くほど乱暴にこねくり回す。
快楽なんてとんでもない。苦痛だけしかなかった。
「痛い! 止めて! 止めてぇっ!!」
だが耳元で悲鳴を上げるネーアに、レアクトは眉を吊り上げると、
右手をネーアの秘所へと滑らせる。
「んっ……や! あ!?」
女の敏感な部分に触れられ悩ましげな声を上げるネーアを尻目に、レアクトは
機械的にネーアの桃色の真珠を探り当て、その包皮を剥く。
喘ぎ声を堪え、頬をほんのりと赤く染めるネーアを見、そして、
剥き出しにした彼女のそれを、手加減無く捻り上げた。
「あああああああぁぁぁぁぁっっ!?」
あどけなさの残る翡翠色の瞳を見開いて、ネーアが身体を弓なりに逸らす。
もっとも敏感な部分を愛撫らしい愛撫も無しにいきなり捻り上げられ、
快楽を感じる暇も無い。
股間から雷気を流し込まれたような感覚。
285 名前:乙×風 :04/01/16 03:00 ID:zU3cV8Av
痛い、とか気持ち良いとか、そんなレベルではなく、
頭の中が真っ白になるような、目の前がチカチカと明滅するような刺激に、
ネーアは身体を震わせる。そして、
しゃあああああぁぁぁぁぁぁ――――。
一呼吸後、湯気を立ち上らせながらネーアの股間から、小水が吐き出された。
「いやだ、ちょっと止めてよ、汚い!」
慌てて、伸ばしていた手を引っ込めるが、遅い。
レアクトは中指、薬指、小指に生暖かく濡れた感触がある事に呆然とする。
「貴方本当に17なの? そんな歳でおもらしだなんて信じられないわ!」
「……あっ………はっ………あっ……」
涎を垂らし、焦点の合わない瞳をしながら荒々しく呼吸をしているネーアに、
レアクトはアンモニア臭の漂う右手を見せる。
「責任を取りなさい」
「………はっ……はっ………………え?」
「綺麗にしなさいと言っているの!」
「や! んんぅぅぅっっ!?」
内股を濡らす液体と、鼻を付く異臭に不快感を覚え、我に返ったのも束の間、
熱っぽい息を吐き出すネーアの唇に、レアクトの右手が捻り込まれる。
たちまち口の中に広がる、小便の味と匂い。
生理の時なんかよりもよっぽど酷い、吐き気がした。
「噛んだらさっきよりも酷い目に合わせるわよ!」
「―――――――――――――っ!!」
そんな事を言われたらネーアには抵抗できる術も無い。
ただ、この悪夢のような現実が一秒でも早く終わるのを祈るしかなかった。
だが、レアクトは無情だ。
「あのね、貴方に付いているこの耳は飾りなの?」
286 名前:乙×風 :04/01/16 03:01 ID:zU3cV8Av
「んんんんぅぅぅぅぅぅっっ!?」
空いた左手で耳を引っ張られ、呻き声を上げる。
「私はね。さっき、綺麗にしなさいって、そう言ったの。
分かる? 私は貴方に手についた貴方自身のおしっこを舐めろ、そう言っているの」
ネーアの表情が蒼ざめて行く。
口の中に入れられただけでも吐き気を覚えるというのに、
そんな事が出来る訳がない。
だが同時に、自分に選択の余地は無い事に、ネーアは気付いている。
これをしなければ、更に酷い事をされるに決まっている。
悔しさと惨めさに涙を溢れさせる。
だが、やるしかない。
恐る恐る、レアクトの指に付着した液体に舌を伸ばす。
舌先にしょっぱいような、苦いような味が――
(考えちゃ駄目!)
そうだ、楽しい事を考えれば良い。そうすれば、こんな地獄のような時間は、
あっと言う間に過ぎる筈。でも一体何を考えれば良いのか。
自分を虐待する同僚に引っ掛けてしまった小便を舐め取る、
というあまりにも屈辱的なシチュエーションで、どうやったら自分の心を
誤魔化せるような空想を描けるのか。
「そこじゃないわ。ほら、中指から、小指までの部分」
無慈悲に指示を出すレアクトの言う通りに、舌を動かす。
「そう。そこ。あなた普段は何の役に立たないくせにおしゃぶりだけは
上手いじゃないの。まるで赤ん坊みたい」
(おしゃぶり?)
287 名前:乙×風 :04/01/16 03:02 ID:zU3cV8Av
ふと、この状況下でも自分を誤魔化せる空想を思い付く。
だがそれは空想というよりもただの妄想だ。
顔が赤くなって行くのがネーア自身にも分かる。
つまり。今舐めているレアクトの指を、自分が最も愛しいと思うウラヌス様
の――その、大事な物だと思えば。
(なんてはしたない事を)
それでも、この屈辱から一秒だけでも逃れたい。
想像する。
自分が今舐めている物は、こんな自分を拾い、実の娘のように可愛がってくれた
ウラヌス様の、
――男根だと。
それは鼻が曲がりそうなくらい強烈な、雄の匂いと小便の匂いを立ち上らせ――
「んっ…………ちゅ…………ぺちゃ…………」
密室内を満たす卑猥な水音に羞恥と、それと同等の興奮を覚えながら、
ネーアは妄想を続ける。
――時折、思い出したかのように脈打つ。
それは自分の唇を焼こうかと思えるほどの熱を持ち、恐ろしく硬く、そして長い――
「ぺちゃっ……れろ……んふ……ちゅう…ちゅるっ…ぢゅうっ…」
「な、何よ。張り切ってるじゃない。誉められたのがそんなに嬉しかった?」
――自分の心臓は、ウラヌス様のモノの匂いに、熱に、硬さに当てられてしまい、
まるで早鐘でも打つよう。同時に胸が高鳴る。脳が淫らな意思で満たされる――
もう、今の彼女に羞恥は無い。全て雌の興奮へと置き換えられてしまった。
「ぺちゃ…ぺちゃ…んふうっ……ちゅ、ちゅうっ、れろ、ぴちゃ、ちゅる、ちゅるるっ!」
「……もういいわよ」
288 名前:乙×風 :04/01/16 03:02 ID:zU3cV8Av
レアクトの声も聞こえない。当然だ。今ネーアの中では、
――ウラヌス様の手が私の頭を優しく撫でる。その行為とは裏腹にウラヌス様の
それはすでに先走りを滲み出させ、いつ爆発しても分からない程、ピクピクと
跳ねる――
妄想の中のウラヌスを今まさに絶頂へと導く手前なのだから。
――時折聞こえる、何かを堪えるような喘ぎ声。はあっ、はあっ、と息を荒げた
ウラヌス様の声に、私は嬉しさで一杯になり、更なるご奉仕を――
「もういいと言っているでしょう!?」
無理矢理指を引き抜かれ、突き飛ばされる。
「…………ぇ?」
「何よ、何でそんな残念そうな顔をしているのよ!? 貴方は今まで
自分のおしっこを舐めさせられていたのよ!? 頭おかしいんじゃない!?」
まるで化け物でも見るようなレアクトの目に、ネーアの意識は妄想から現実
へと戻ってきた。
「……あっ」
自分がしでかしてしまった事に息を飲んだ。
(私、妄想の中でウラヌス様の事を……)
我に返ってから興奮は再び羞恥に取って換わる。
まるで大罪を犯したような、いや、違う。これは大罪だ。少なくともネーアに取っては。
一時の苦しみから逃れる為に、何の役にも立たない自分をここまで育ててくれたウラヌス
に対する、裏切りだ。恩を仇で返してしまった。
「ウラヌス様、申し訳ございません」
小声で言ったその言葉は、レアクトの耳がさとく聞き取っていた。
その顔が見る見る内に疑惑に染まっていく。
289 名前:乙×風 :04/01/16 03:03 ID:zU3cV8Av
「貴方まさか」
この屋敷に住んでいる五人のメイドが全員、ウラヌスの事を慕っている。
また、その事実を全員が知っている。
この瞬間、レアクトは鋭くも、先程のネーアと今の彼女とのギャップに、
ネーアがどんな心境で指をしゃぶっていたのかを気付いてしまった。
「ウラヌス様の事を考えながら舐めていたの? 私の指を?」
文字通り顔面を蒼白にしたネーアに、レアクトは怒りにその身を振るわせた。
「この、淫売女は!」
「きゃ! 」
手加減せずにネーアの頬を叩いた。
這ったまま逃げようとする彼女の髪を掴み、引っ張る。
「痛い! 止めて! 私そんな事してない!」
「嘘付くんじゃないわよ!」
「ああっ!?」
乱暴な手付きで股間を弄られる。
「じゃあ、何なのこれは? このねちゃねちゃといやらしい液体はなんなの?
言ってみなさいよ!」
「それは、私の……おしっこ」
「おしっこが糸引くわけ無いでしょう!? この能無し!」
ばちんと再び張り手。
「いやあっ! 痛い! 痛い! 止めてぇ!」
「貴方自分が何をしたか分かっているの!? ウラヌス様を! 私のウラヌス様を
汚したのよ! 貴方の身勝手で!」
黄金色の池溜まりにネーアの身体が押し倒される。
メイド服越しに、雨に濡れるような不快感が広がる。
290 名前:乙×風 :04/01/16 03:04 ID:zU3cV8Av
「もう我慢ならない! 壊れるくらい滅茶苦茶にしてやるんだから!」
「あ! いやあああっ!」
縦一文字に切り裂かれ、ガウンのような体裁を見せていたメイド服を
無理矢理引き剥がされ、小水に湿った地面にうつ伏せに転がされる。
「貴方なんか、自動で動くいやらしい道具も浣腸も、鞭も、必要ない!
これで十分よ!」
ヒステリックに叫び、レアクトが腕を伸ばし回収したのは先程放ったハサミ。
首だけでもレアクトの方を向こうとしたネーアの秘所に、
レアクトがハサミを突き入れた。
「!? いやあああああぁぁぁぁぁっっ!!」
硬く冷たい金属が柔らかな肉のチューブを押し広げながら突き進む。
当たり前のようだが突き入れられたのは刃ではなく柄の部分だった。
だがメイド服を易々と断ち切ったハサミの大きさは馬鹿にならない。
女の手よりも幅の広いそれは、ネーアの秘所を裂けろとばかりに引き伸ばし、
彼女に破瓜の時よりも劣らないほどの激痛を与える。
「痛い! 痛いよ! 抜いて! 抜いてえぇぇぇぇっ!!」
必死に暴れるが腰にワニのように組み付いたレアクトはネーアを放さず、
酷薄な笑みを浮かべながらハサミをピストン運動させる。
「いやああああああぁぁぁ!! いたいっ! いたいようっ!!」
「ふふっ、いいザマよ……!」
痛みに視界は明滅し、だが意識は研ぎ澄まされる。より明確に秘所から、裂かれるような
痛みを感じ、世も末かという絶叫を上げ続ける。
だが、
「? あら?」
レアクトがせわしなく動かす手に違和感を覚える。
裂けてしまったのか、出し入れするハサミが妙に滑らかになってきた。
291 名前:乙×風 :04/01/16 03:05 ID:zU3cV8Av
手を止め、秘所を覗き込む。全力疾走をした直後のように荒い息を吐き出す
ネーアには、抵抗する力も気力も残っていなかった。
「信じられない。どうして貴方濡れているの?」
(………………え?)
レアクトの言葉が理解出来なかった。
ただ、膣の中には、冷たく硬い金属の感触とは別に、レアクトの指を
しゃぶっていた時のような、むず痒いような、熱く、きゅんとする感覚
があった。
(私、まさか、濡れてる?)
心に整理をつける間もなく、挿し入れられたハサミがゆっくりと引き抜かれていく。
「この、淫乱めっ。ハサミを入れられて感じてるんじゃないわよ!」
引き抜かれたハサミは、ロウソクの光を受けて、てらてらと光輝いていた。
「変態の貴方なんか人間の女である必要も無いわ! ただの獣よ! このメス犬!」
「!?」
(メス、犬?)
その言葉に、下腹部がきゅう、と切なくなった。
「あっ」
こぽり、と言う感触と共に、細長くなっていた淫口から、愛液が溢れ出す。
「この変態! この畜生が!」
「あっ!? きゃう! あう! ひゃ! あ! はあっ!」
「ハサミで感じた上に動物扱いされて悦んでんじゃないわよ!」
「ひあ! ひい! いや! いや! やあ!」
ハサミを突き入れられ、再びピストン。膣内を蹂躙する冷たい感覚に、
(痛いっ。やっぱり痛いよ! でも、)
信じられない。認めたくない。確かに自分は快楽も、感じている。
292 名前:乙×風 :04/01/16 03:05 ID:zU3cV8Av
媚肉のトンネルを無機質なそれで擦られる度に、押し広げられる度に、
痛みと共に痺れるような感覚が走る。
「う、うそ! あ!? はん! 嘘だよっ――ん! こんな――ひゃん!」
「嘘じゃないわよ! どんどん溢れてくるじゃない! 貴方まさか、
またウラヌス様の事を考えながらっ、」
「かんがえ、うぁん! かんがえてません! してませ、んぁんっ!」
(考える暇なんてっ、ない!)
くちゅくちゅと粘着質な音を立て始めた股間は、すでに痛みを感じていない。
あるのは快楽のみ。
フィストファックが出来るほど押し広げられた膣にハサミが擦りつけられると、
甘く、痺れるような快感がネーアを振るわせる。
そのピンク色の刺激は、彼女の意識を真っ白に塗りつぶし、視界をぼやけさせる。
部屋の中に立ち上り始めた、メスの発情臭に背徳的な興奮さえ覚える。
(いやだ、気持ちいい! 気持ちいいよ!)
「あっ! はあ! はあん! はあぁっ、はあっ、あ、あん、あ、あぁんっ!」
女の繊細なんて微塵も感じさせない乱暴な手の動きに、それでもネーアは
いやらしく腰を動かし始めた。
(もっと、して、ほしい!)
「これじゃあ『折檻』にならないじゃない!」
レアクトが手の動きを、突き込む角度を微妙に変える。
「あ!? あ! あ! だめ! それだめ! いやあっ!」
横向きに突き入れていたハサミを縦に向けられ、陰口に突き入れられるたびに
丸みを帯びた柄の部分がクリトリスを直撃する。
レアクトに潰れろとばかりに力を込められ、快楽の芽がネーアに刺激を送る。
強烈な、桃色の刺激を。
293 名前:乙×風 :04/01/16 03:06 ID:zU3cV8Av
「あ! あ! あ! はあ! はあう! あうん! ひあっ!? いくっ!
わたし、いっちゃう! だめ、だめっ! あ!? ああっ!」
眉を八の字にし、いやいやと首を振りながら、
下の口も上の口も、だらだらと涎を垂れ流し、
おねだりをする娼婦のように腰をくねらせ、
そして、
「ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」
オルガズムを迎えた。
自分で作った小便の池溜めの上で海老のように弓なり背を逸らす。
痙攣し、びたびた、と太ももを異臭のする地面に打ち付けながら、
ぷしゅっ、ぷしゅっと潮を吹く。
「あふぅっ………………はぁっ………………はあっ………………」
今度はぐったりと身体を地面に投げ出す。
馬のような荒息を吐き出すネーアの顔には、
メスの悦びに満ちた、笑みが浮かんでいた。
「ふんっ。正に獣ね。同じ人間とは思えないわ」
「あんっ!?」
ハサミを乱暴に引き抜かれ、敏感になっていたネーアを刺激する。
縦長に型取りされた淫唇から、こぽり、と白濁とした本気汁が溢れ出し、
石畳の床に再び水溜りを作った。
メスの淫臭とアンモニアの刺激臭が合わさった、鼻が曲がりそうな匂いで
辺りは満たされている。
なぜかその匂いすら心地いいと感じながら、
(私、ハサミでいっちゃった)
呆と、そんな事を考える。
294 名前:乙×風 :04/01/16 03:07 ID:zU3cV8Av
「まあ、そこそこ楽しめたかしら。後始末は任せるわよ」
レアクトは愛液に濡れた手とハサミを、小便の掛かっていないネーアのメイド服で
拭き取る。
「それじゃ、『また』ね」
立ち上がり、扉まで歩み寄ると、エプロンドレスのポケットから鍵を取り出し、
鍵穴にねじ込む。
かちりと言う音と共に、金属同士が擦れ、悲鳴を上げる。
月光が差し込んだ。
同時に部屋の中の淫らな空気を洗い流そうと、正常な空気が流れ込んで来た。
素肌を晒し、汗や涎、鼻水や愛液、小水と身体の至る所を濡らしたネーアには、
その風は冷たく、だが火照った体に心地良かった。
「ああ、そうだ」
レアクトが振り返る。
そして次に発せられた彼女の言葉に、ネーアは絶望する。
「貴方がウラヌス様の事をダシにした事。ちゃんと本人に報告するから」
絶頂後の余韻なんて、あっという間にどこかへ行ってしまった。
「いや、止めて! 何でもするから!」
「『何にも出来ない』能無しがそんな生意気を言わないで頂戴!」
「きゃっ!」
男に捨てられた女のように、這ってくるネーアの腹をレアクトが蹴飛ばす。
「そこで暫く頭を冷やしなさい。そしてこれに懲りたら、もう少し真面目に働く事ね。
そしてウラヌス様にも近づかないように」
楽しそうに笑うと扉を閉める。
全ての望みを断ち切るような、金属音がして、扉が閉まる。
辺りは暗闇で満たされた。
295 名前:乙×風 :04/01/16 03:07 ID:zU3cV8Av
一本しか無かったロウソクも、先程消えてしまった。
「そんなのって、そんなのって……」
(私だけ、どうしてこんな酷い目に遭わないといけないの?)
少女の問いに暗闇は静寂で応える。
ネーアは絶望と悲しみに、ただ涙を流した。
そこにあるのは、
薄幸の少女と、
切り裂かれた制服と、
彼女の体液、
そして、彼女が絞り出す、嗚咽だった。
<薄幸少女>
「いやあっ!」
薄暗い密室が少女の悲鳴で満たされる。
「静かにしなさい! どうせ誰も来やしないんだから!」
五メートル四方の密室。窓もなく今にも消えそうなロウソク
だけしかない空間で、二人のメイドがもみ合っていた。
押し倒され、悲鳴を上げたのはネーアと呼ばれる少女だった。
ネーアに馬乗りになり、強引に彼女の服を脱がそうとしている
メイドの名はレアクト。
「いやあ! 放してください!」
「嫌よ。昨日はティジフォーンのババアが散々遊んだらしいじゃないの?
私も負けてられないからね」
言うや否や強引にネーアのヘッドドレスが、彼女の髪の毛を巻き添えに剥がされる。
「やあっ!」
「自業自得よ。いい? 大人しくしないともっと痛い目に遭うわよ?」
レアクトの脅しにネーアが屈することは無かった。ただ、いやいやと首を振る。
肩口まで伸ばした髪がさらさらと物悲しく揺れた。
誰が、好きでもない者の目の前で、裸身を晒せるか。
「馬鹿な子」
言葉とは裏腹に嬉々とした笑みを浮かべながら、レアクトは懐からソレを取り出す。
なんて事は無い、ただのハサミ。
「手元が滑っても知らないから」
「ひっ……!」
途端に硬直するネーアの身体。
強姦魔に襲われた女性のように、あどけなさの残る顔を、恐怖に蒼ざめている。
「それでいいのよ」
282 名前:乙×風 :04/01/16 02:58 ID:zU3cV8Av
さもおかしそうに笑いながら、ネーアの身体から降りる。
「……?」
疑問符を浮かべるネーアに、レアクトは無言で彼女の背に回る。
そして彼女の後ろから手を回し銀色に鈍く光る刃を、
生唾飲み込む彼女の喉と襟の間に差し込む。
繊維を断ち切る音が密室の中、響き渡った。
襟から真下に切り裂かれていくメイド服を見ながら、いつしかネーアは涙を流していた。
「……どうして?」
「聞こえないわ。もっとはっきり喋りなさい」
徐々に露となる素肌に羞恥に、顔を青から赤へと染めて、
「どうしてこんな酷い事をするんですかっ!?」
目を瞑りながら悲鳴のような声を上げたネーアに、レアクトは不快そうに眉をひそめる。
「――きゃ!」
ネーアの身体が震える。
臍まで露になった裸身。その鳩尾の辺りに、赤い裂傷。
「……!」
「なんで、ですって?」
息を飲むネーアにレアクトは、腹の底に溜まった憎悪を搾り出すように答える。
「あなたがロクに仕事をこなせないからよ!
食事の後片付けをさせたら皿を割り! 掃除をやらせれば高価な物ばかり落として壊し!
洗濯物を干させたら皆地面に落として汚して! ベッドメイキングもロクに出来ない!
その尻拭いを誰がやっていると思ってるの!? 私に、メライガに、ティジフォーン!
それにあの獣娘! 役に立たないだけならまだしも、貴方は私達の仕事を増やすだけ!
馬鹿にしてるの!? わざとやっているの!? ウラヌス様のご機嫌を必死に取って、
貴方のしでかした後始末をしている私達を見て嘲笑っているの!?」
283 名前:乙×風 :04/01/16 02:59 ID:zU3cV8Av
まくし立てるようにそう言うと、露になっていた双方の内、
左のそれを鷲づかみにする。
「痛いっ!」
「私はねっ、貴方みたいなトロくさい子が大っ嫌いなの! 大体何の役にも立たない人間が
どうしてメイドなんてやっていられるの!? どうしてこんなところに居るの!?
何故そんな貴方をウラヌス様は許しつづけるの!? いえ、許すどころかまるで娘のように
接しているのは何故!? 不公平よ! 私も、ティジフォーンも、メライガも!
ウラヌス様の事をこんなに慕っているのに……!」
ネーアは堰を切ったように吐き出されるレアクトの言葉に、想いに、震える事しか出来ない。
ジョキン、と再び切り裂かれていくメイド服。
「だからね、私達は決めたの。貴方だけいい思いはさせないって。でも私達はどんなに頑張っても
ウラヌス様のお目にかかれる事は無いの? 分かる何故か? 貴方はともかく。私達はそれが
出来て当たり前だから。なら、どうすれば良いか、」
「――あっ!」
びくん、と鞭で打たれたかのようにネーアが身体を震わす。
レアクトがハサミの背で、ネーアの秘所を擦っていた。
「答えは簡単だった。自分の幸せを求めても得られないのなら、他人の幸せを奪えば良い」
ぐいぐい、と乱暴にハサミを使い、ネーアの秘所を弄くり回す。
「ひっ! やっ、いやあっ!」
「何? 感じてるの? この状況で? この変態。
私は『折檻』をしているのよ? 無能なメイドをしつける為に」
弄ぶのを止め、ハサミを再び動かす。
メイド服は縦一文字に着られ、その下からネーアの素肌が表れた。
その所々に、これまでの『折檻』の跡が痛痛しく残っている。
打ち身や、擦り傷の跡だった。
284 名前:乙×風 :04/01/16 03:00 ID:zU3cV8Av
「何度見ても可哀想な身体。私はこんな身体になったら死んでしまうかもしれないわ。
だってそうでしょ? こんな身体をしていたら、好きな殿方と一緒になる事も出来ない」
「……っ!」
その言葉が悔しくて、惨めで、ネーアは唇を噛んだ。
「もう、これはいらないわね」
手の中で弄んでいたハサミを放る。しゃらしゃらと音を立てて、石畳の床を滑った。
「さて」
レアクトは同世代の人間に比べ明らかに見劣りするネーアの小ぶりな胸を
両手で鷲づかみ、跡が付くほど乱暴にこねくり回す。
快楽なんてとんでもない。苦痛だけしかなかった。
「痛い! 止めて! 止めてぇっ!!」
だが耳元で悲鳴を上げるネーアに、レアクトは眉を吊り上げると、
右手をネーアの秘所へと滑らせる。
「んっ……や! あ!?」
女の敏感な部分に触れられ悩ましげな声を上げるネーアを尻目に、レアクトは
機械的にネーアの桃色の真珠を探り当て、その包皮を剥く。
喘ぎ声を堪え、頬をほんのりと赤く染めるネーアを見、そして、
剥き出しにした彼女のそれを、手加減無く捻り上げた。
「あああああああぁぁぁぁぁっっ!?」
あどけなさの残る翡翠色の瞳を見開いて、ネーアが身体を弓なりに逸らす。
もっとも敏感な部分を愛撫らしい愛撫も無しにいきなり捻り上げられ、
快楽を感じる暇も無い。
股間から雷気を流し込まれたような感覚。
285 名前:乙×風 :04/01/16 03:00 ID:zU3cV8Av
痛い、とか気持ち良いとか、そんなレベルではなく、
頭の中が真っ白になるような、目の前がチカチカと明滅するような刺激に、
ネーアは身体を震わせる。そして、
しゃあああああぁぁぁぁぁぁ――――。
一呼吸後、湯気を立ち上らせながらネーアの股間から、小水が吐き出された。
「いやだ、ちょっと止めてよ、汚い!」
慌てて、伸ばしていた手を引っ込めるが、遅い。
レアクトは中指、薬指、小指に生暖かく濡れた感触がある事に呆然とする。
「貴方本当に17なの? そんな歳でおもらしだなんて信じられないわ!」
「……あっ………はっ………あっ……」
涎を垂らし、焦点の合わない瞳をしながら荒々しく呼吸をしているネーアに、
レアクトはアンモニア臭の漂う右手を見せる。
「責任を取りなさい」
「………はっ……はっ………………え?」
「綺麗にしなさいと言っているの!」
「や! んんぅぅぅっっ!?」
内股を濡らす液体と、鼻を付く異臭に不快感を覚え、我に返ったのも束の間、
熱っぽい息を吐き出すネーアの唇に、レアクトの右手が捻り込まれる。
たちまち口の中に広がる、小便の味と匂い。
生理の時なんかよりもよっぽど酷い、吐き気がした。
「噛んだらさっきよりも酷い目に合わせるわよ!」
「―――――――――――――っ!!」
そんな事を言われたらネーアには抵抗できる術も無い。
ただ、この悪夢のような現実が一秒でも早く終わるのを祈るしかなかった。
だが、レアクトは無情だ。
「あのね、貴方に付いているこの耳は飾りなの?」
286 名前:乙×風 :04/01/16 03:01 ID:zU3cV8Av
「んんんんぅぅぅぅぅぅっっ!?」
空いた左手で耳を引っ張られ、呻き声を上げる。
「私はね。さっき、綺麗にしなさいって、そう言ったの。
分かる? 私は貴方に手についた貴方自身のおしっこを舐めろ、そう言っているの」
ネーアの表情が蒼ざめて行く。
口の中に入れられただけでも吐き気を覚えるというのに、
そんな事が出来る訳がない。
だが同時に、自分に選択の余地は無い事に、ネーアは気付いている。
これをしなければ、更に酷い事をされるに決まっている。
悔しさと惨めさに涙を溢れさせる。
だが、やるしかない。
恐る恐る、レアクトの指に付着した液体に舌を伸ばす。
舌先にしょっぱいような、苦いような味が――
(考えちゃ駄目!)
そうだ、楽しい事を考えれば良い。そうすれば、こんな地獄のような時間は、
あっと言う間に過ぎる筈。でも一体何を考えれば良いのか。
自分を虐待する同僚に引っ掛けてしまった小便を舐め取る、
というあまりにも屈辱的なシチュエーションで、どうやったら自分の心を
誤魔化せるような空想を描けるのか。
「そこじゃないわ。ほら、中指から、小指までの部分」
無慈悲に指示を出すレアクトの言う通りに、舌を動かす。
「そう。そこ。あなた普段は何の役に立たないくせにおしゃぶりだけは
上手いじゃないの。まるで赤ん坊みたい」
(おしゃぶり?)
287 名前:乙×風 :04/01/16 03:02 ID:zU3cV8Av
ふと、この状況下でも自分を誤魔化せる空想を思い付く。
だがそれは空想というよりもただの妄想だ。
顔が赤くなって行くのがネーア自身にも分かる。
つまり。今舐めているレアクトの指を、自分が最も愛しいと思うウラヌス様
の――その、大事な物だと思えば。
(なんてはしたない事を)
それでも、この屈辱から一秒だけでも逃れたい。
想像する。
自分が今舐めている物は、こんな自分を拾い、実の娘のように可愛がってくれた
ウラヌス様の、
――男根だと。
それは鼻が曲がりそうなくらい強烈な、雄の匂いと小便の匂いを立ち上らせ――
「んっ…………ちゅ…………ぺちゃ…………」
密室内を満たす卑猥な水音に羞恥と、それと同等の興奮を覚えながら、
ネーアは妄想を続ける。
――時折、思い出したかのように脈打つ。
それは自分の唇を焼こうかと思えるほどの熱を持ち、恐ろしく硬く、そして長い――
「ぺちゃっ……れろ……んふ……ちゅう…ちゅるっ…ぢゅうっ…」
「な、何よ。張り切ってるじゃない。誉められたのがそんなに嬉しかった?」
――自分の心臓は、ウラヌス様のモノの匂いに、熱に、硬さに当てられてしまい、
まるで早鐘でも打つよう。同時に胸が高鳴る。脳が淫らな意思で満たされる――
もう、今の彼女に羞恥は無い。全て雌の興奮へと置き換えられてしまった。
「ぺちゃ…ぺちゃ…んふうっ……ちゅ、ちゅうっ、れろ、ぴちゃ、ちゅる、ちゅるるっ!」
「……もういいわよ」
288 名前:乙×風 :04/01/16 03:02 ID:zU3cV8Av
レアクトの声も聞こえない。当然だ。今ネーアの中では、
――ウラヌス様の手が私の頭を優しく撫でる。その行為とは裏腹にウラヌス様の
それはすでに先走りを滲み出させ、いつ爆発しても分からない程、ピクピクと
跳ねる――
妄想の中のウラヌスを今まさに絶頂へと導く手前なのだから。
――時折聞こえる、何かを堪えるような喘ぎ声。はあっ、はあっ、と息を荒げた
ウラヌス様の声に、私は嬉しさで一杯になり、更なるご奉仕を――
「もういいと言っているでしょう!?」
無理矢理指を引き抜かれ、突き飛ばされる。
「…………ぇ?」
「何よ、何でそんな残念そうな顔をしているのよ!? 貴方は今まで
自分のおしっこを舐めさせられていたのよ!? 頭おかしいんじゃない!?」
まるで化け物でも見るようなレアクトの目に、ネーアの意識は妄想から現実
へと戻ってきた。
「……あっ」
自分がしでかしてしまった事に息を飲んだ。
(私、妄想の中でウラヌス様の事を……)
我に返ってから興奮は再び羞恥に取って換わる。
まるで大罪を犯したような、いや、違う。これは大罪だ。少なくともネーアに取っては。
一時の苦しみから逃れる為に、何の役にも立たない自分をここまで育ててくれたウラヌス
に対する、裏切りだ。恩を仇で返してしまった。
「ウラヌス様、申し訳ございません」
小声で言ったその言葉は、レアクトの耳がさとく聞き取っていた。
その顔が見る見る内に疑惑に染まっていく。
289 名前:乙×風 :04/01/16 03:03 ID:zU3cV8Av
「貴方まさか」
この屋敷に住んでいる五人のメイドが全員、ウラヌスの事を慕っている。
また、その事実を全員が知っている。
この瞬間、レアクトは鋭くも、先程のネーアと今の彼女とのギャップに、
ネーアがどんな心境で指をしゃぶっていたのかを気付いてしまった。
「ウラヌス様の事を考えながら舐めていたの? 私の指を?」
文字通り顔面を蒼白にしたネーアに、レアクトは怒りにその身を振るわせた。
「この、淫売女は!」
「きゃ! 」
手加減せずにネーアの頬を叩いた。
這ったまま逃げようとする彼女の髪を掴み、引っ張る。
「痛い! 止めて! 私そんな事してない!」
「嘘付くんじゃないわよ!」
「ああっ!?」
乱暴な手付きで股間を弄られる。
「じゃあ、何なのこれは? このねちゃねちゃといやらしい液体はなんなの?
言ってみなさいよ!」
「それは、私の……おしっこ」
「おしっこが糸引くわけ無いでしょう!? この能無し!」
ばちんと再び張り手。
「いやあっ! 痛い! 痛い! 止めてぇ!」
「貴方自分が何をしたか分かっているの!? ウラヌス様を! 私のウラヌス様を
汚したのよ! 貴方の身勝手で!」
黄金色の池溜まりにネーアの身体が押し倒される。
メイド服越しに、雨に濡れるような不快感が広がる。
290 名前:乙×風 :04/01/16 03:04 ID:zU3cV8Av
「もう我慢ならない! 壊れるくらい滅茶苦茶にしてやるんだから!」
「あ! いやあああっ!」
縦一文字に切り裂かれ、ガウンのような体裁を見せていたメイド服を
無理矢理引き剥がされ、小水に湿った地面にうつ伏せに転がされる。
「貴方なんか、自動で動くいやらしい道具も浣腸も、鞭も、必要ない!
これで十分よ!」
ヒステリックに叫び、レアクトが腕を伸ばし回収したのは先程放ったハサミ。
首だけでもレアクトの方を向こうとしたネーアの秘所に、
レアクトがハサミを突き入れた。
「!? いやあああああぁぁぁぁぁっっ!!」
硬く冷たい金属が柔らかな肉のチューブを押し広げながら突き進む。
当たり前のようだが突き入れられたのは刃ではなく柄の部分だった。
だがメイド服を易々と断ち切ったハサミの大きさは馬鹿にならない。
女の手よりも幅の広いそれは、ネーアの秘所を裂けろとばかりに引き伸ばし、
彼女に破瓜の時よりも劣らないほどの激痛を与える。
「痛い! 痛いよ! 抜いて! 抜いてえぇぇぇぇっ!!」
必死に暴れるが腰にワニのように組み付いたレアクトはネーアを放さず、
酷薄な笑みを浮かべながらハサミをピストン運動させる。
「いやああああああぁぁぁ!! いたいっ! いたいようっ!!」
「ふふっ、いいザマよ……!」
痛みに視界は明滅し、だが意識は研ぎ澄まされる。より明確に秘所から、裂かれるような
痛みを感じ、世も末かという絶叫を上げ続ける。
だが、
「? あら?」
レアクトがせわしなく動かす手に違和感を覚える。
裂けてしまったのか、出し入れするハサミが妙に滑らかになってきた。
291 名前:乙×風 :04/01/16 03:05 ID:zU3cV8Av
手を止め、秘所を覗き込む。全力疾走をした直後のように荒い息を吐き出す
ネーアには、抵抗する力も気力も残っていなかった。
「信じられない。どうして貴方濡れているの?」
(………………え?)
レアクトの言葉が理解出来なかった。
ただ、膣の中には、冷たく硬い金属の感触とは別に、レアクトの指を
しゃぶっていた時のような、むず痒いような、熱く、きゅんとする感覚
があった。
(私、まさか、濡れてる?)
心に整理をつける間もなく、挿し入れられたハサミがゆっくりと引き抜かれていく。
「この、淫乱めっ。ハサミを入れられて感じてるんじゃないわよ!」
引き抜かれたハサミは、ロウソクの光を受けて、てらてらと光輝いていた。
「変態の貴方なんか人間の女である必要も無いわ! ただの獣よ! このメス犬!」
「!?」
(メス、犬?)
その言葉に、下腹部がきゅう、と切なくなった。
「あっ」
こぽり、と言う感触と共に、細長くなっていた淫口から、愛液が溢れ出す。
「この変態! この畜生が!」
「あっ!? きゃう! あう! ひゃ! あ! はあっ!」
「ハサミで感じた上に動物扱いされて悦んでんじゃないわよ!」
「ひあ! ひい! いや! いや! やあ!」
ハサミを突き入れられ、再びピストン。膣内を蹂躙する冷たい感覚に、
(痛いっ。やっぱり痛いよ! でも、)
信じられない。認めたくない。確かに自分は快楽も、感じている。
292 名前:乙×風 :04/01/16 03:05 ID:zU3cV8Av
媚肉のトンネルを無機質なそれで擦られる度に、押し広げられる度に、
痛みと共に痺れるような感覚が走る。
「う、うそ! あ!? はん! 嘘だよっ――ん! こんな――ひゃん!」
「嘘じゃないわよ! どんどん溢れてくるじゃない! 貴方まさか、
またウラヌス様の事を考えながらっ、」
「かんがえ、うぁん! かんがえてません! してませ、んぁんっ!」
(考える暇なんてっ、ない!)
くちゅくちゅと粘着質な音を立て始めた股間は、すでに痛みを感じていない。
あるのは快楽のみ。
フィストファックが出来るほど押し広げられた膣にハサミが擦りつけられると、
甘く、痺れるような快感がネーアを振るわせる。
そのピンク色の刺激は、彼女の意識を真っ白に塗りつぶし、視界をぼやけさせる。
部屋の中に立ち上り始めた、メスの発情臭に背徳的な興奮さえ覚える。
(いやだ、気持ちいい! 気持ちいいよ!)
「あっ! はあ! はあん! はあぁっ、はあっ、あ、あん、あ、あぁんっ!」
女の繊細なんて微塵も感じさせない乱暴な手の動きに、それでもネーアは
いやらしく腰を動かし始めた。
(もっと、して、ほしい!)
「これじゃあ『折檻』にならないじゃない!」
レアクトが手の動きを、突き込む角度を微妙に変える。
「あ!? あ! あ! だめ! それだめ! いやあっ!」
横向きに突き入れていたハサミを縦に向けられ、陰口に突き入れられるたびに
丸みを帯びた柄の部分がクリトリスを直撃する。
レアクトに潰れろとばかりに力を込められ、快楽の芽がネーアに刺激を送る。
強烈な、桃色の刺激を。
293 名前:乙×風 :04/01/16 03:06 ID:zU3cV8Av
「あ! あ! あ! はあ! はあう! あうん! ひあっ!? いくっ!
わたし、いっちゃう! だめ、だめっ! あ!? ああっ!」
眉を八の字にし、いやいやと首を振りながら、
下の口も上の口も、だらだらと涎を垂れ流し、
おねだりをする娼婦のように腰をくねらせ、
そして、
「ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」
オルガズムを迎えた。
自分で作った小便の池溜めの上で海老のように弓なり背を逸らす。
痙攣し、びたびた、と太ももを異臭のする地面に打ち付けながら、
ぷしゅっ、ぷしゅっと潮を吹く。
「あふぅっ………………はぁっ………………はあっ………………」
今度はぐったりと身体を地面に投げ出す。
馬のような荒息を吐き出すネーアの顔には、
メスの悦びに満ちた、笑みが浮かんでいた。
「ふんっ。正に獣ね。同じ人間とは思えないわ」
「あんっ!?」
ハサミを乱暴に引き抜かれ、敏感になっていたネーアを刺激する。
縦長に型取りされた淫唇から、こぽり、と白濁とした本気汁が溢れ出し、
石畳の床に再び水溜りを作った。
メスの淫臭とアンモニアの刺激臭が合わさった、鼻が曲がりそうな匂いで
辺りは満たされている。
なぜかその匂いすら心地いいと感じながら、
(私、ハサミでいっちゃった)
呆と、そんな事を考える。
294 名前:乙×風 :04/01/16 03:07 ID:zU3cV8Av
「まあ、そこそこ楽しめたかしら。後始末は任せるわよ」
レアクトは愛液に濡れた手とハサミを、小便の掛かっていないネーアのメイド服で
拭き取る。
「それじゃ、『また』ね」
立ち上がり、扉まで歩み寄ると、エプロンドレスのポケットから鍵を取り出し、
鍵穴にねじ込む。
かちりと言う音と共に、金属同士が擦れ、悲鳴を上げる。
月光が差し込んだ。
同時に部屋の中の淫らな空気を洗い流そうと、正常な空気が流れ込んで来た。
素肌を晒し、汗や涎、鼻水や愛液、小水と身体の至る所を濡らしたネーアには、
その風は冷たく、だが火照った体に心地良かった。
「ああ、そうだ」
レアクトが振り返る。
そして次に発せられた彼女の言葉に、ネーアは絶望する。
「貴方がウラヌス様の事をダシにした事。ちゃんと本人に報告するから」
絶頂後の余韻なんて、あっという間にどこかへ行ってしまった。
「いや、止めて! 何でもするから!」
「『何にも出来ない』能無しがそんな生意気を言わないで頂戴!」
「きゃっ!」
男に捨てられた女のように、這ってくるネーアの腹をレアクトが蹴飛ばす。
「そこで暫く頭を冷やしなさい。そしてこれに懲りたら、もう少し真面目に働く事ね。
そしてウラヌス様にも近づかないように」
楽しそうに笑うと扉を閉める。
全ての望みを断ち切るような、金属音がして、扉が閉まる。
辺りは暗闇で満たされた。
295 名前:乙×風 :04/01/16 03:07 ID:zU3cV8Av
一本しか無かったロウソクも、先程消えてしまった。
「そんなのって、そんなのって……」
(私だけ、どうしてこんな酷い目に遭わないといけないの?)
少女の問いに暗闇は静寂で応える。
ネーアは絶望と悲しみに、ただ涙を流した。
そこにあるのは、
薄幸の少女と、
切り裂かれた制服と、
彼女の体液、
そして、彼女が絞り出す、嗚咽だった。
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