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夏神楽 音羽姉妹・初香編+桂香編
808 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:23:01 ID:si40GuQT
夏神楽あんまり人気なかったのかな・・・
Studio e.goの鬼神楽発売を記念して
前作・夏神楽の音羽姉妹です。
桂香 音羽神社の長女。 長い黒髪、凛とした面立ちで融通の利かないお堅い少女。
近接戦闘を得意とし、霊刀を武器に妖怪を切り伏せる。
初香 音羽神社の次女。 長い髪を後ろで結わえる、少し甘えん坊な所のある女の子。
霊弓や霊符といった遠距離からの支援攻撃を得意とする。
「ひっ!? やだぁっ!! 痛っ、痛いぃっ・・・痛いよぉ・・・・!」
ミミズを少しばかり大きくしたのような虫が、緋袴の裾から初香のホトへと潜り込んだ。
まだ指すら入れたことの無かった少女の部分に取り付き、グリグリと尖った頭を押しつけ
濡れていない狭洞の肉壁を引き剥がしながら奥へと進む。
「痛いよぉ・・・っ、たすけて・・ぇ・・・・・・お姉ちゃ・・・っ!」
後方からの霊弓の援護が止まった。
「初香っ!」
妹の悲鳴に桂香が振り返る。
目に飛び込んだのは、弓を取り落とし股の間を必死に押さえる初香の姿。
襲い来るミミズの親玉ような虫の妖怪・腹妖蠱の群を霊刀で切り払い
悶え苦しむ妹の元へと駆け出した。
809 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:23:57 ID:si40GuQT
葉子とナツが天乃神神社から救援の要請を受け、旅立ってからすぐのことだった。
↑時期的に鬼神楽冒頭部分だと思って下さい
季節は巡り、また夏が訪れる。
霊脈を護る最後の戦いから早数年、水杜神社は平和そのものだった。
浄化された霊脈のおかげで、麓の町や氏子を困らせるような妖怪の出現も希で、
ここ数年はのんきに過ごしていた。
この日もごく弱い妖気がするので来てみれば、雑魚妖怪である腹妖蠱が数匹
草むらの中で蠢いていただけであった。
しかし雑魚とはいっても、数が多ければ侮れない。
妖怪の活動時間は夜と相場が決まっているし、しかも腹妖蠱は小さい。
ともすれば見落として接近を許してしまいかねない。
妖気も弱いので気配で感じ取るのも難しく、肉眼で確認して倒すしかなかった。
「破っ!」
気合い一線、数匹の腹妖蠱が塵へと還る。
初香は・・・・まだ遠い。
妹への行く手を阻むようにして立ち塞がる腹妖蠱の群。
地面の上で縮み込み、伸び上がって襲いかかる。
飛びかかってきたそれを裂帛の気合いで切り伏せ、桂香は妹の元へと急ぐ。
「やだぁ!? 入ってこないでよぅっ!!」
太股を擦り逢わせ、涙を滲ませてお腹を押さえる。
初香の中に入り込んだ腹妖蠱は、処女膜を破らないように膜の表面に開いている
小さな穴のうちの一つを通り抜け、そのまま奥へと至る。
この辺りになると、もう痛覚が通っていないのであまり痛くはない。
あるのはぼんやりとした異物感と圧迫感、そして嫌悪感。
810 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:24:52 ID:si40GuQT
「あぐ・・・ぅ・・・・・・・気持ち・・・わるいよ」
胎内に侵入した異物の感覚に顔を顰める
腹妖蠱は子宮口まで到達していた。
この奥にあるのは、将来赤子を宿すであろう神聖な場所。
そして腹妖蠱の目的の場所でもあった。
爪楊枝一本分ぐらいの隙間しかない子宮への入り口に体を潜り込ませる。
「ひぎっ!? うあ゙っ・・・・あ゙あ゙ぁ!」
初香の子宮の中は小さいけれど暖かくて、とても居心地の良い場所だった。
腹妖蠱は早速先端から毒針を出し、その中身を彼女の子袋へと突き立てる。
プチュッ・・・・トクトクトクトクトク
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・はぁ・・・・?」
自分の子宮に毒が注入されていることなどつゆ知らず、
腹の中でひとまず大人しくなった妖怪に、一心地ついていた。
額の脂汗をぬぐい取る。
乱れた呼吸で辺りを見渡す。
武器は自分のすぐ足下に転がっていた。
忘れていたが、まだ戦闘中なのだ。
こんなところでボ~としていると、次から次へと妖怪にたかられてしまう。
胎内の妖虫が気になったが、とりあえず気を引き締め尚して姉の援護を行うために弓を構える。
「初香っ! 大丈夫なの?!」
姉は腹妖蠱に囲まれながらも、自分の心配をしてくれていた。
「う、うんっ、なんとか大丈夫!」
矢をつがえ、弓弦を引き絞る。
「えいゃっ!」
舌っ足らずなかけ声と共に放たれた矢は、それとは裏腹にかなりの力を秘めていて
側を掠めただけで数匹の腹妖蠱が一瞬で消し飛んだ。
妹の復帰に桂香も気合いを入れ直し、妖怪の群へと向き直った。
---これが、10日前のことだった---
811 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:25:41 ID:si40GuQT
あの日、初香は胎内への妖怪の侵入を恥ずかしさのあまり、姉に話すことが出来なかった。
そしてそれこそが、最悪の事態を招いてしまう原因となる。
その日の夜中、初香はどうしようもない下半身の疼きに襲われた。
腹妖蠱の毒が身体全体へと行き渡り、全身が火照り頭は何も考えられなくなっていた。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・・・・あつい・・よぉ・・・・」
寝間着の薄手の着物の胸元を自らの手ではだけさせ、
身体の内から沸き起こる切ない衝動に悶える。
指が熱い疼きの中心へと伸びる。
そこはもうトロトロに愛蜜を滴らせていた。
恥裂の隙間からあふれ出したそれは太股を濡らし、布団の上にシミを作る。
シーツの上には、まるで寝小便もかくやというほどの世界地図が広がり
今もその範土を広げていた。
指が自身の懇々とわき出るぬかるみに沈む。
「はふぅぅんんっっっ!!」
すごい声があがる。
だが彼女に声を気にしている余裕はなかった。
下半身から押し寄せる耐え難い快楽の波に理性が押し流され、それどころではなかった。
腹妖蠱は毒を注入し終えた後、本来の役割を果たすべく、初香の子宮の奥
胎盤の出来る辺りにその根を下ろし、同化した。
そしてどんどん根を伸ばし、性感帯を掌握する。
数時間も立てば完全に同化しきってしまい、もはや切り離すことは不可能となっていた。
「やあぅっ!! はうっ! ・・・・・・くぅん・・・!!」
中指と薬指で敏感な粘膜部をなぞるたびに、頭の芯まで鋭く甘い電気が流れる。
ゾクゾクと震え背中を弓なりに反らした。
812 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:26:32 ID:si40GuQT
根を張った腹妖蠱は子宮と繋がっている器官にも、その魔の手を伸ばした。
極々細の触手を左右に一つづつある卵管へと潜り込ませ、その先にある卵巣へと到達する。
卵巣はプニプニとしていて柔らかく、とても触りごこちが良かった。
細い触手は卵巣をいとおしそうに撫で、ツンツンと突付く。
そしておもむろに先端を振り上げ、チクリと突き刺した。
すると卵巣が元気に震え出し、ドーピング剤を打たれたスポーツ選手のように活発に動き始めた。
しばらくすると排卵が始まる。
一つ、ではない。
排卵誘発剤を投与されたときのように複数の卵子が、左右両の卵巣から排出された。
しかもそれはすでに受精していた。
腹妖蠱が自らの子孫を残すために、初香の卵巣を改造してしまったのだった。
これでもう、初香は人間の子を産むことはできなくなってしまった。
生きている限り腹妖蠱の、妖怪の蟲供(こども)を産まされ続けるのだ。
受精済みのそれは子宮へと流れて行き、子宮の奥・腹妖蠱が根付いた辺りでとどまり
急速に細胞分裂を開始する。
1つが2つに、2つが4つに・・・
たった一つの細胞から始まる生命の神秘。
歪んだ命の奇跡が展開されていた。
「ひゃあぅっ! あうっ! あうぅぅっ~! はぁんっ・・・ああぁああっ!!」
嬌声を他人に聞かれることなどお構いなしにあげつづけ、狂ったように陰部を擦り上げる。
ピタリと閉じ合わさっていたクレバスを押し広げ、奥まで指をねじり込み
後から後から溢れてくる愛液を全て掻き出すかのように激しく動かされる指。
口の端からだらしなく涎を垂らしながら、鼻にかかった媚声を上げる。
母体が感じれば感じるほど、子供に受け継がれる妖力は増す。
それに初香自身強い霊力を持っているので、妖怪にとっては恰好の苗床だった。
813 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:27:16 ID:si40GuQT
子宮奥の腹妖蠱が身動きをするたびに、漏れ出るメスのよがり声。
視線の定まらない瞳。
上がり続ける媚びたメスの鳴き声。
止まらない指。
絶頂が近かった。
「あぅっ・・・・はあぅうぅ~~~っ!! やあ・・・・・もう、らめ・・・らめぇ~~~~っ!!」
男を知らない生娘でも子宮を直接揺さぶってやると、良い声で鳴いた。
寄生された子宮から、快感の塊が次々と容赦なく押し寄せる。
もはや初香にあらがう術などなく、オンナの悦びを少女盛りの肉体に覚え込まされて行く。
「ひぁあっ! も・・・らめっ・・・・だ・・ぁ・・あああぁぁああぁ~~~~~~っっ!!」
背骨を弓なりに逸らしてつま先を突っ張り、
シーツをギュウゥ~っと握りしめ、初香は思いっきり気をやった。
「~~~~~~・・・・・・っっっ、・・・・・ハァー、ハァー、ハァー、ハァー、ハァー」
激しく上下する肩。
グッタリと布団に沈み込んだまま動けなかった。
それほど人外の物から与えられる快楽は素晴らしくて、心地よくて、もっと味わっていたくて。
頭は真っ白で何も考えられなくて。
そして、余韻に浸る初香の融けきった頭の中に、何者かの声が聞こえてきた。
『キヒヒヒ・・随分と派手に気をやったようだなぁ・・・
どうだ、これからワシの言うことに従うなら、もっともっと気持ち良くしてやるぞ・・・?』
白い靄のかかった頭の中に甘美な言葉が響く。
その誘いはとても魅力的で、今の彼女にとっては他の何物にも変えがたくて。
本来の初香ならばこんな言葉に惑わされることなどなかったのだが、
人では決して味わうことのできない『頂き』を知り、頭の中はもうそのことしか
考えられなくなっていた。
(もっと・・・・気持ち良くなれる・・・・)
そのことを思い浮かべただけでゾクゾクと震えが走り、膣と子宮がキュ~と締まる。
もう快楽に抗うことなんてできない。
頭の中の声に素直に頷き、初香はこれから与えられるであろう至上の悦びに、再び股を濡らし始めていた。
814 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:27:56 ID:si40GuQT
----10日後・現在----
人間、痛みには耐えられても、快楽にはめっぽう弱い。
一度知ってしまった性の悦び。
もう初香は、これなしではいられなくなってしまっていた。
腹妖蠱の言うことを聞くたびにとろけそうな快楽が与えられ、逆に言うことを聞かないと
苦痛などを与えられるわけではないのだが、一切の性的興奮が得られない。
動物の調教にはアメとムチが必要なものだが、もう初香にムチは必要なくなっていた。
あれから初香の霊力を吸いつづけて成長した蠱供(こども)が、少し膨らんだお腹の中から生まれた。
初産で産み落としたものがバケモノ。
普通なら気が触れてもおかしくはないのだが、初香は取り乱すこともなく
全ての現実を受け入れる。
いや、どちらかというと、すでにもう彼女はおかしくなっていたのかもしれない。
産みの苦しみの果てにこの世に生を受けた我が子を愛おしそうにそっと抱きしめる。
それは人の姿をしていなかった。
ギチギチと耳障りな声で鳴き、蠢く無数の細い足。
黒い鱗に覆われて、ぬらぬらとヌメ光る体。
外国人のペニス程の大きさの妖怪が14匹。
初香の胎内に巣食う腹妖蠱より5倍以上はでかかった。
それだけ母体の高い霊力を吸収したということなのだろう。
初香は蠱供たちをを抱きしめ、頬擦りをする。
「あたしの・・・・・カワイイ赤ちゃん」
微笑みかけるその表情は、もう母親の顔だった。
「あ・・・また・・・」
腹妖蠱の子を産み落とし、まだ大きいままのお腹を押さえる。
そこにはすでに、次の妖蟲の子供が小さく息づいていた。
これから初香は死ぬまで妊娠と出産を繰り返す。
バケモノの子供を産み続けるのだ。
815 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:29:26 ID:si40GuQT
これから先、彼女は人間の子供を産むことはかなわない。
しかし妖怪の子供ならもうけることができる。
一度に十数匹も身篭り、それが10日サイクルで繰り返される。
子を産むことこそが女の幸せ。
もしそうなのだとしたら、彼女はこれから幸せいっぱいの人生を送ることになる。
「はやく、次の赤ちゃん・・・・・産まれてこないかなぁ」
産み落とされた腹妖蠱の蠱供と、新たに受胎したばかりお腹を交互に愛しそうに眺め
初香は今、女の幸せを噛み締めていた。
夏神楽 音羽初香 BADEND
↑スレの趣旨に合うかどうかちょっと心配なのですが・・・
BADENDと書きましたが、本人にとってはハッピーエンドなのかも・・・
人間、なにが当人にとって幸せかはわかりませんしね(苦笑)
829 名前:水死体 :2005/04/25(月) 07:49:46 ID:VQdjfvhE
>>816さんの期待に応えられるかわかりませんが・・
では続きです、今度は桂香さんです。
「なっ!?」
所用で出かけていた桂香が水杜神社に戻ってきたとき、急激な妖気の高まりが彼女を出迎えた。
荷物を放り出し、社へと続く階段を駆け登る。
最後の石段を3段飛ばしで跳躍し、古さと趣を感じさせる木造作りの門をくぐり抜ける。
玉砂利の敷き詰められた境内を、小石をはねとばしながら横切り
裏手にある居住部分の家屋へと向かう。
(なんなの、この妖気は!? しかも家の中から・・・・・初香!!)
妹は家の中にいたはずだ。
悪い予感がする。
『いってらっしゃーーーい、お土産は八つ橋ねーー!』
最後に聞いた初香の言葉が思い出される。
最悪の事態を想像してしまい、その考えを慌ててうち消した。
桂香の自室は初香の部屋から少し進んだ角を曲がったところにある。
そのまま向かいたいところだが、丸腰では行ったところで何もできない。
部屋に寄り、すぐに飛び出す。
初香の部屋はすぐそこだ。
再び走り出す、抜き身の霊刀を携えて。
妹の部屋の障子を勢い良く開ける。
額に浮かんだ汗が飛び散った。
「初香っ!!」
830 名前:水死体 :2005/04/25(月) 07:50:56 ID:VQdjfvhE
そこには異様な光景が広がっていた。
巨大な腹妖蠱と戯れる巫女姿の少女。
二匹に細い腕で抱えて乳を与え、その周囲には同じような妖虫が10匹ぐらい転がっていた。
足をワキワキしながら転がっているのや、少女に群がる―――というより
甘えて擦り寄っているのもいる。
穏やかに微笑む少女。
床の上には赤黒くて薄い粘質の水たまりが広がっている。
その中には細い腸のようなものまで見えた。
桂香は知らなかったが、畳に広がっているのは羊水と胎盤、そしてヘソの緒。
母と子を繋ぐ絆。
それに一番信じられないのが、これらの中心にいて妖虫に乳を与えているのが初香であることだった。
「はつ・・・か・・・?」
自分の目で見てもまだ信じられないらしい。
数瞬の後我に返った桂香は、取り落としそうになった刀を握り直し
妹に群がる妖怪と対峙した。
その殺気に妖虫たちが一斉にこちらを向き、身構える。
「おかえりなさい、お姉ちゃん」
ニッコリと、屈託のない笑顔。
一瞬、気が抜けた。
そこへ躍りかかる腹妖蠱の蠱供たち。
831 名前:水死体 :2005/04/25(月) 07:51:37 ID:VQdjfvhE
「!!」
ハッとして刀を振るう。
その刃が腹妖蠱の外骨格のような鱗を捕らえる。
ガッ ガギッ ギッ
耳障りな音。
重く硬い手応え。
刃が鱗に弾かれた。
生まれたばかりでまだ柔らかいはずなのに、切り裂くことができない。
しかし腹妖蠱も無傷というわけにはいかなかったようで
刀の当たった部分の鱗が割れ、緑色の体液が滲み出ていた。
(・・・・硬い、でも腹部を狙えば)
刃が通りそうな部位にねらいを付ける。
水平に構え、横に薙ぎ払う。
うち一匹が攻撃を避けようと飛び上がった。
(そこっ!!)
すばやく今度は突きの構えを取り、無防備な妖虫の腹部めがけて刀を・・・
「やめてぇ―――っ!!!」
悲鳴が聞こえて何事かと見ると、足下に初香が縋り付いてきていた。
刀を持った腕に抱きつき、必死に姉を止める。
「やめて、お姉ちゃん。 あたしの赤ちゃん殺さないでっ!!」
――今、なんて・・・?
だが聞き返す暇などなかった。
攻撃の手か止まったことにこれ幸いと腹妖蠱が群がってくる。
「ちょ・・・っ、放してっ、放しなさいってば・・キャア!!」
畳の上で揉み合う姉妹に腹妖蠱跳び上がり、振ってきた。
ボテボテと降り注ぐペニスのような妖虫。
うち一匹が桂香の口の中に潜り込んできた。
832 名前:水死体 :2005/04/25(月) 07:52:23 ID:VQdjfvhE
「キャアッ、イヤぁっ・・ぐむぅ!?」
艶やかな唇を割り、硬い外骨格が歯をものともせずに押し入って行く。
芋虫みたいな体を器用にくねらせ喉の奥へと進んで行き、食道を通り胃に落ちた。
その中でビチビチと暴れる。
「ひぎっ!? ぅ・・・うえぇぇ! げぇっ!」
胃の中の圧迫感と異物感、それに飲み込んでしまったものへの嫌悪感から嘔吐を催し、
込み上げてくるものをそのまま出そうとする。
しかしそうはいかない。
2匹目の腹妖蠱がすぐさま口の中へと入り込む。
舌が妖虫の胴や足を舐めてしまい、その排水溝のゴミ溜めのような味に涙がにじんだ。
口から入った1匹目が胃下部の弁を押し開いて十二指腸へと落ちる頃、
別の一匹が桂香のスカートの隙間から下着の間に身体をねじ込ませ、
菫色の窄まりに頭を突き付けた。
「おぐっ!? んぐぅぅ~! んんん~~~~っ!」
鼻で必死に息をしながら、口に入ろうとする2匹目を放して
肛門を狙う別の一匹を払いのけようとする。
服の下の腹妖蠱は正確にどこにいるのかわからなくて、
掴みあぐねている隙に菊座と妨げのなくなった口の腹妖蠱が同時に入ってきた。
「うぐぅ!! ん゙――――――っ!!!」
833 名前:水死体 :2005/04/25(月) 07:52:59 ID:VQdjfvhE
霊刀を持った右手を初香に押さえられ、口と菊座から次々と入り込んでくる腹妖蟲。
桂香は目を白黒させながら必死にもがく。
口を防ぐとお尻の穴に、お尻を護ると口に。
合計14匹、全てが桂香の身体の中に収まった。
そのことを確認してようやく初香が離れる。
「ハー ハー ハー ハー・・・・・・」
垂れ落ちた涙と涎を拭い、重くなった自分の身体を見た。
外見的にこれといった変化は見られず、しかし確実にこの中にいることがわかっているので
あまり安心は出来ない。
今は大人しいが、いつ何をされるのかわかったものではないのだ。
初香を見る。
誰かと話していた。
大宇宙のブラザーと電波で交信しているのではなく、
話している相手は彼女を操っている妖怪であることはすぐにわかった。
どうすればいいかと考えている間に、初香が近寄ってきた。
もの凄い力で、あっという間に畳の上に組み敷かれてしまう。
「ちょっ、初香っ! なにを・・・」
人外の力だ押さえつけてくる妹は艶のある微笑みでこう言った。
「ごめんね、お姉ちゃん。 旦那様がお姉ちゃんの霊力も欲しいんだって」
旦那様とは誰のことなのかという疑問はすぐに消し飛んだ。
「んっ・・・・・・くぅん・・・・・・・はあぁぁああぁあ~~~~~~~・・・」
ズルズル~~~~っと初香の股の間から生え出てきた、桂香の体内にいる腹妖蟲より
さらに大きめの妖虫。
無数の足を細やかに動かし、胴体を洗濯機の蛇腹ホースのように伸ばし
乱れたスカートから見えたままになっている、よじれた下着の股間部に宛った。
834 名前:水死体 :2005/04/25(月) 07:54:02 ID:VQdjfvhE
「ヒッ・・・!」
息を飲む。
桂香はこれから自分が何をされるのかわかってしまった。
妹の秘部から伸び出してきたこれは彼女を操っている妖怪の一部で
さらにそいつは自分も陵辱するつもりでいるのだということに。
小さな足で下着を破り捨て、閉じ合わさった会陰部に近づいた触手の先端が
鼻でもそこに突いているのか、桂香のオンナの部分の匂いを嗅いでみる。
「・・・・・お姉ちゃん、やっぱりまだ処女だったんだね☆」
嬉しそうに言う妹は屈託がなくて、そこがまた逆に怖くもあった。
「ゃ・・ぅぅ・・・初香・・・・・やめ・・」
細かい前足で肉唇を割開く。
そこにはピンク色の綺麗な処女地が奥まで続いていて、
これからそこを耕せるのかと思うと、腹妖蟲は歓喜に蛇腹の体を震わせた。
まだ濡れてもいない穴の入り口に先端部が触れる。
桂香のそこは暖かくて、いい匂いがして、力に満ちあふれていて。
「やめて・・・・・お願いよ・・・・・・・初香ぁ~」
情けない声で哀願する。
妹はそんな姉の姿を見て「らしくないよ」とクスクス笑った。
「いつまでも焦らすのもわるいから旦那様、早くお姉ちゃんをオンナの悦びを教えて上げて」
初香の声に呼応するかのように、蛇腹の胴体がまっすぐになって行く。
掃除機の筒ほどの太さを持つそれが、桂香のホトに狙いを定めて・・・
「やめてえぇぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっっ!!!」
桂香の処女へと襲いかかった。
続く。
夏神楽あんまり人気なかったのかな・・・
Studio e.goの鬼神楽発売を記念して
前作・夏神楽の音羽姉妹です。
桂香 音羽神社の長女。 長い黒髪、凛とした面立ちで融通の利かないお堅い少女。
近接戦闘を得意とし、霊刀を武器に妖怪を切り伏せる。
初香 音羽神社の次女。 長い髪を後ろで結わえる、少し甘えん坊な所のある女の子。
霊弓や霊符といった遠距離からの支援攻撃を得意とする。
「ひっ!? やだぁっ!! 痛っ、痛いぃっ・・・痛いよぉ・・・・!」
ミミズを少しばかり大きくしたのような虫が、緋袴の裾から初香のホトへと潜り込んだ。
まだ指すら入れたことの無かった少女の部分に取り付き、グリグリと尖った頭を押しつけ
濡れていない狭洞の肉壁を引き剥がしながら奥へと進む。
「痛いよぉ・・・っ、たすけて・・ぇ・・・・・・お姉ちゃ・・・っ!」
後方からの霊弓の援護が止まった。
「初香っ!」
妹の悲鳴に桂香が振り返る。
目に飛び込んだのは、弓を取り落とし股の間を必死に押さえる初香の姿。
襲い来るミミズの親玉ような虫の妖怪・腹妖蠱の群を霊刀で切り払い
悶え苦しむ妹の元へと駆け出した。
809 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:23:57 ID:si40GuQT
葉子とナツが天乃神神社から救援の要請を受け、旅立ってからすぐのことだった。
↑時期的に鬼神楽冒頭部分だと思って下さい
季節は巡り、また夏が訪れる。
霊脈を護る最後の戦いから早数年、水杜神社は平和そのものだった。
浄化された霊脈のおかげで、麓の町や氏子を困らせるような妖怪の出現も希で、
ここ数年はのんきに過ごしていた。
この日もごく弱い妖気がするので来てみれば、雑魚妖怪である腹妖蠱が数匹
草むらの中で蠢いていただけであった。
しかし雑魚とはいっても、数が多ければ侮れない。
妖怪の活動時間は夜と相場が決まっているし、しかも腹妖蠱は小さい。
ともすれば見落として接近を許してしまいかねない。
妖気も弱いので気配で感じ取るのも難しく、肉眼で確認して倒すしかなかった。
「破っ!」
気合い一線、数匹の腹妖蠱が塵へと還る。
初香は・・・・まだ遠い。
妹への行く手を阻むようにして立ち塞がる腹妖蠱の群。
地面の上で縮み込み、伸び上がって襲いかかる。
飛びかかってきたそれを裂帛の気合いで切り伏せ、桂香は妹の元へと急ぐ。
「やだぁ!? 入ってこないでよぅっ!!」
太股を擦り逢わせ、涙を滲ませてお腹を押さえる。
初香の中に入り込んだ腹妖蠱は、処女膜を破らないように膜の表面に開いている
小さな穴のうちの一つを通り抜け、そのまま奥へと至る。
この辺りになると、もう痛覚が通っていないのであまり痛くはない。
あるのはぼんやりとした異物感と圧迫感、そして嫌悪感。
810 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:24:52 ID:si40GuQT
「あぐ・・・ぅ・・・・・・・気持ち・・・わるいよ」
胎内に侵入した異物の感覚に顔を顰める
腹妖蠱は子宮口まで到達していた。
この奥にあるのは、将来赤子を宿すであろう神聖な場所。
そして腹妖蠱の目的の場所でもあった。
爪楊枝一本分ぐらいの隙間しかない子宮への入り口に体を潜り込ませる。
「ひぎっ!? うあ゙っ・・・・あ゙あ゙ぁ!」
初香の子宮の中は小さいけれど暖かくて、とても居心地の良い場所だった。
腹妖蠱は早速先端から毒針を出し、その中身を彼女の子袋へと突き立てる。
プチュッ・・・・トクトクトクトクトク
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・はぁ・・・・?」
自分の子宮に毒が注入されていることなどつゆ知らず、
腹の中でひとまず大人しくなった妖怪に、一心地ついていた。
額の脂汗をぬぐい取る。
乱れた呼吸で辺りを見渡す。
武器は自分のすぐ足下に転がっていた。
忘れていたが、まだ戦闘中なのだ。
こんなところでボ~としていると、次から次へと妖怪にたかられてしまう。
胎内の妖虫が気になったが、とりあえず気を引き締め尚して姉の援護を行うために弓を構える。
「初香っ! 大丈夫なの?!」
姉は腹妖蠱に囲まれながらも、自分の心配をしてくれていた。
「う、うんっ、なんとか大丈夫!」
矢をつがえ、弓弦を引き絞る。
「えいゃっ!」
舌っ足らずなかけ声と共に放たれた矢は、それとは裏腹にかなりの力を秘めていて
側を掠めただけで数匹の腹妖蠱が一瞬で消し飛んだ。
妹の復帰に桂香も気合いを入れ直し、妖怪の群へと向き直った。
---これが、10日前のことだった---
811 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:25:41 ID:si40GuQT
あの日、初香は胎内への妖怪の侵入を恥ずかしさのあまり、姉に話すことが出来なかった。
そしてそれこそが、最悪の事態を招いてしまう原因となる。
その日の夜中、初香はどうしようもない下半身の疼きに襲われた。
腹妖蠱の毒が身体全体へと行き渡り、全身が火照り頭は何も考えられなくなっていた。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・・・・あつい・・よぉ・・・・」
寝間着の薄手の着物の胸元を自らの手ではだけさせ、
身体の内から沸き起こる切ない衝動に悶える。
指が熱い疼きの中心へと伸びる。
そこはもうトロトロに愛蜜を滴らせていた。
恥裂の隙間からあふれ出したそれは太股を濡らし、布団の上にシミを作る。
シーツの上には、まるで寝小便もかくやというほどの世界地図が広がり
今もその範土を広げていた。
指が自身の懇々とわき出るぬかるみに沈む。
「はふぅぅんんっっっ!!」
すごい声があがる。
だが彼女に声を気にしている余裕はなかった。
下半身から押し寄せる耐え難い快楽の波に理性が押し流され、それどころではなかった。
腹妖蠱は毒を注入し終えた後、本来の役割を果たすべく、初香の子宮の奥
胎盤の出来る辺りにその根を下ろし、同化した。
そしてどんどん根を伸ばし、性感帯を掌握する。
数時間も立てば完全に同化しきってしまい、もはや切り離すことは不可能となっていた。
「やあぅっ!! はうっ! ・・・・・・くぅん・・・!!」
中指と薬指で敏感な粘膜部をなぞるたびに、頭の芯まで鋭く甘い電気が流れる。
ゾクゾクと震え背中を弓なりに反らした。
812 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:26:32 ID:si40GuQT
根を張った腹妖蠱は子宮と繋がっている器官にも、その魔の手を伸ばした。
極々細の触手を左右に一つづつある卵管へと潜り込ませ、その先にある卵巣へと到達する。
卵巣はプニプニとしていて柔らかく、とても触りごこちが良かった。
細い触手は卵巣をいとおしそうに撫で、ツンツンと突付く。
そしておもむろに先端を振り上げ、チクリと突き刺した。
すると卵巣が元気に震え出し、ドーピング剤を打たれたスポーツ選手のように活発に動き始めた。
しばらくすると排卵が始まる。
一つ、ではない。
排卵誘発剤を投与されたときのように複数の卵子が、左右両の卵巣から排出された。
しかもそれはすでに受精していた。
腹妖蠱が自らの子孫を残すために、初香の卵巣を改造してしまったのだった。
これでもう、初香は人間の子を産むことはできなくなってしまった。
生きている限り腹妖蠱の、妖怪の蟲供(こども)を産まされ続けるのだ。
受精済みのそれは子宮へと流れて行き、子宮の奥・腹妖蠱が根付いた辺りでとどまり
急速に細胞分裂を開始する。
1つが2つに、2つが4つに・・・
たった一つの細胞から始まる生命の神秘。
歪んだ命の奇跡が展開されていた。
「ひゃあぅっ! あうっ! あうぅぅっ~! はぁんっ・・・ああぁああっ!!」
嬌声を他人に聞かれることなどお構いなしにあげつづけ、狂ったように陰部を擦り上げる。
ピタリと閉じ合わさっていたクレバスを押し広げ、奥まで指をねじり込み
後から後から溢れてくる愛液を全て掻き出すかのように激しく動かされる指。
口の端からだらしなく涎を垂らしながら、鼻にかかった媚声を上げる。
母体が感じれば感じるほど、子供に受け継がれる妖力は増す。
それに初香自身強い霊力を持っているので、妖怪にとっては恰好の苗床だった。
813 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:27:16 ID:si40GuQT
子宮奥の腹妖蠱が身動きをするたびに、漏れ出るメスのよがり声。
視線の定まらない瞳。
上がり続ける媚びたメスの鳴き声。
止まらない指。
絶頂が近かった。
「あぅっ・・・・はあぅうぅ~~~っ!! やあ・・・・・もう、らめ・・・らめぇ~~~~っ!!」
男を知らない生娘でも子宮を直接揺さぶってやると、良い声で鳴いた。
寄生された子宮から、快感の塊が次々と容赦なく押し寄せる。
もはや初香にあらがう術などなく、オンナの悦びを少女盛りの肉体に覚え込まされて行く。
「ひぁあっ! も・・・らめっ・・・・だ・・ぁ・・あああぁぁああぁ~~~~~~っっ!!」
背骨を弓なりに逸らしてつま先を突っ張り、
シーツをギュウゥ~っと握りしめ、初香は思いっきり気をやった。
「~~~~~~・・・・・・っっっ、・・・・・ハァー、ハァー、ハァー、ハァー、ハァー」
激しく上下する肩。
グッタリと布団に沈み込んだまま動けなかった。
それほど人外の物から与えられる快楽は素晴らしくて、心地よくて、もっと味わっていたくて。
頭は真っ白で何も考えられなくて。
そして、余韻に浸る初香の融けきった頭の中に、何者かの声が聞こえてきた。
『キヒヒヒ・・随分と派手に気をやったようだなぁ・・・
どうだ、これからワシの言うことに従うなら、もっともっと気持ち良くしてやるぞ・・・?』
白い靄のかかった頭の中に甘美な言葉が響く。
その誘いはとても魅力的で、今の彼女にとっては他の何物にも変えがたくて。
本来の初香ならばこんな言葉に惑わされることなどなかったのだが、
人では決して味わうことのできない『頂き』を知り、頭の中はもうそのことしか
考えられなくなっていた。
(もっと・・・・気持ち良くなれる・・・・)
そのことを思い浮かべただけでゾクゾクと震えが走り、膣と子宮がキュ~と締まる。
もう快楽に抗うことなんてできない。
頭の中の声に素直に頷き、初香はこれから与えられるであろう至上の悦びに、再び股を濡らし始めていた。
814 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:27:56 ID:si40GuQT
----10日後・現在----
人間、痛みには耐えられても、快楽にはめっぽう弱い。
一度知ってしまった性の悦び。
もう初香は、これなしではいられなくなってしまっていた。
腹妖蠱の言うことを聞くたびにとろけそうな快楽が与えられ、逆に言うことを聞かないと
苦痛などを与えられるわけではないのだが、一切の性的興奮が得られない。
動物の調教にはアメとムチが必要なものだが、もう初香にムチは必要なくなっていた。
あれから初香の霊力を吸いつづけて成長した蠱供(こども)が、少し膨らんだお腹の中から生まれた。
初産で産み落としたものがバケモノ。
普通なら気が触れてもおかしくはないのだが、初香は取り乱すこともなく
全ての現実を受け入れる。
いや、どちらかというと、すでにもう彼女はおかしくなっていたのかもしれない。
産みの苦しみの果てにこの世に生を受けた我が子を愛おしそうにそっと抱きしめる。
それは人の姿をしていなかった。
ギチギチと耳障りな声で鳴き、蠢く無数の細い足。
黒い鱗に覆われて、ぬらぬらとヌメ光る体。
外国人のペニス程の大きさの妖怪が14匹。
初香の胎内に巣食う腹妖蠱より5倍以上はでかかった。
それだけ母体の高い霊力を吸収したということなのだろう。
初香は蠱供たちをを抱きしめ、頬擦りをする。
「あたしの・・・・・カワイイ赤ちゃん」
微笑みかけるその表情は、もう母親の顔だった。
「あ・・・また・・・」
腹妖蠱の子を産み落とし、まだ大きいままのお腹を押さえる。
そこにはすでに、次の妖蟲の子供が小さく息づいていた。
これから初香は死ぬまで妊娠と出産を繰り返す。
バケモノの子供を産み続けるのだ。
815 名前:水死体 :2005/04/22(金) 07:29:26 ID:si40GuQT
これから先、彼女は人間の子供を産むことはかなわない。
しかし妖怪の子供ならもうけることができる。
一度に十数匹も身篭り、それが10日サイクルで繰り返される。
子を産むことこそが女の幸せ。
もしそうなのだとしたら、彼女はこれから幸せいっぱいの人生を送ることになる。
「はやく、次の赤ちゃん・・・・・産まれてこないかなぁ」
産み落とされた腹妖蠱の蠱供と、新たに受胎したばかりお腹を交互に愛しそうに眺め
初香は今、女の幸せを噛み締めていた。
夏神楽 音羽初香 BADEND
↑スレの趣旨に合うかどうかちょっと心配なのですが・・・
BADENDと書きましたが、本人にとってはハッピーエンドなのかも・・・
人間、なにが当人にとって幸せかはわかりませんしね(苦笑)
829 名前:水死体 :2005/04/25(月) 07:49:46 ID:VQdjfvhE
>>816さんの期待に応えられるかわかりませんが・・
では続きです、今度は桂香さんです。
「なっ!?」
所用で出かけていた桂香が水杜神社に戻ってきたとき、急激な妖気の高まりが彼女を出迎えた。
荷物を放り出し、社へと続く階段を駆け登る。
最後の石段を3段飛ばしで跳躍し、古さと趣を感じさせる木造作りの門をくぐり抜ける。
玉砂利の敷き詰められた境内を、小石をはねとばしながら横切り
裏手にある居住部分の家屋へと向かう。
(なんなの、この妖気は!? しかも家の中から・・・・・初香!!)
妹は家の中にいたはずだ。
悪い予感がする。
『いってらっしゃーーーい、お土産は八つ橋ねーー!』
最後に聞いた初香の言葉が思い出される。
最悪の事態を想像してしまい、その考えを慌ててうち消した。
桂香の自室は初香の部屋から少し進んだ角を曲がったところにある。
そのまま向かいたいところだが、丸腰では行ったところで何もできない。
部屋に寄り、すぐに飛び出す。
初香の部屋はすぐそこだ。
再び走り出す、抜き身の霊刀を携えて。
妹の部屋の障子を勢い良く開ける。
額に浮かんだ汗が飛び散った。
「初香っ!!」
830 名前:水死体 :2005/04/25(月) 07:50:56 ID:VQdjfvhE
そこには異様な光景が広がっていた。
巨大な腹妖蠱と戯れる巫女姿の少女。
二匹に細い腕で抱えて乳を与え、その周囲には同じような妖虫が10匹ぐらい転がっていた。
足をワキワキしながら転がっているのや、少女に群がる―――というより
甘えて擦り寄っているのもいる。
穏やかに微笑む少女。
床の上には赤黒くて薄い粘質の水たまりが広がっている。
その中には細い腸のようなものまで見えた。
桂香は知らなかったが、畳に広がっているのは羊水と胎盤、そしてヘソの緒。
母と子を繋ぐ絆。
それに一番信じられないのが、これらの中心にいて妖虫に乳を与えているのが初香であることだった。
「はつ・・・か・・・?」
自分の目で見てもまだ信じられないらしい。
数瞬の後我に返った桂香は、取り落としそうになった刀を握り直し
妹に群がる妖怪と対峙した。
その殺気に妖虫たちが一斉にこちらを向き、身構える。
「おかえりなさい、お姉ちゃん」
ニッコリと、屈託のない笑顔。
一瞬、気が抜けた。
そこへ躍りかかる腹妖蠱の蠱供たち。
831 名前:水死体 :2005/04/25(月) 07:51:37 ID:VQdjfvhE
「!!」
ハッとして刀を振るう。
その刃が腹妖蠱の外骨格のような鱗を捕らえる。
ガッ ガギッ ギッ
耳障りな音。
重く硬い手応え。
刃が鱗に弾かれた。
生まれたばかりでまだ柔らかいはずなのに、切り裂くことができない。
しかし腹妖蠱も無傷というわけにはいかなかったようで
刀の当たった部分の鱗が割れ、緑色の体液が滲み出ていた。
(・・・・硬い、でも腹部を狙えば)
刃が通りそうな部位にねらいを付ける。
水平に構え、横に薙ぎ払う。
うち一匹が攻撃を避けようと飛び上がった。
(そこっ!!)
すばやく今度は突きの構えを取り、無防備な妖虫の腹部めがけて刀を・・・
「やめてぇ―――っ!!!」
悲鳴が聞こえて何事かと見ると、足下に初香が縋り付いてきていた。
刀を持った腕に抱きつき、必死に姉を止める。
「やめて、お姉ちゃん。 あたしの赤ちゃん殺さないでっ!!」
――今、なんて・・・?
だが聞き返す暇などなかった。
攻撃の手か止まったことにこれ幸いと腹妖蠱が群がってくる。
「ちょ・・・っ、放してっ、放しなさいってば・・キャア!!」
畳の上で揉み合う姉妹に腹妖蠱跳び上がり、振ってきた。
ボテボテと降り注ぐペニスのような妖虫。
うち一匹が桂香の口の中に潜り込んできた。
832 名前:水死体 :2005/04/25(月) 07:52:23 ID:VQdjfvhE
「キャアッ、イヤぁっ・・ぐむぅ!?」
艶やかな唇を割り、硬い外骨格が歯をものともせずに押し入って行く。
芋虫みたいな体を器用にくねらせ喉の奥へと進んで行き、食道を通り胃に落ちた。
その中でビチビチと暴れる。
「ひぎっ!? ぅ・・・うえぇぇ! げぇっ!」
胃の中の圧迫感と異物感、それに飲み込んでしまったものへの嫌悪感から嘔吐を催し、
込み上げてくるものをそのまま出そうとする。
しかしそうはいかない。
2匹目の腹妖蠱がすぐさま口の中へと入り込む。
舌が妖虫の胴や足を舐めてしまい、その排水溝のゴミ溜めのような味に涙がにじんだ。
口から入った1匹目が胃下部の弁を押し開いて十二指腸へと落ちる頃、
別の一匹が桂香のスカートの隙間から下着の間に身体をねじ込ませ、
菫色の窄まりに頭を突き付けた。
「おぐっ!? んぐぅぅ~! んんん~~~~っ!」
鼻で必死に息をしながら、口に入ろうとする2匹目を放して
肛門を狙う別の一匹を払いのけようとする。
服の下の腹妖蠱は正確にどこにいるのかわからなくて、
掴みあぐねている隙に菊座と妨げのなくなった口の腹妖蠱が同時に入ってきた。
「うぐぅ!! ん゙――――――っ!!!」
833 名前:水死体 :2005/04/25(月) 07:52:59 ID:VQdjfvhE
霊刀を持った右手を初香に押さえられ、口と菊座から次々と入り込んでくる腹妖蟲。
桂香は目を白黒させながら必死にもがく。
口を防ぐとお尻の穴に、お尻を護ると口に。
合計14匹、全てが桂香の身体の中に収まった。
そのことを確認してようやく初香が離れる。
「ハー ハー ハー ハー・・・・・・」
垂れ落ちた涙と涎を拭い、重くなった自分の身体を見た。
外見的にこれといった変化は見られず、しかし確実にこの中にいることがわかっているので
あまり安心は出来ない。
今は大人しいが、いつ何をされるのかわかったものではないのだ。
初香を見る。
誰かと話していた。
大宇宙のブラザーと電波で交信しているのではなく、
話している相手は彼女を操っている妖怪であることはすぐにわかった。
どうすればいいかと考えている間に、初香が近寄ってきた。
もの凄い力で、あっという間に畳の上に組み敷かれてしまう。
「ちょっ、初香っ! なにを・・・」
人外の力だ押さえつけてくる妹は艶のある微笑みでこう言った。
「ごめんね、お姉ちゃん。 旦那様がお姉ちゃんの霊力も欲しいんだって」
旦那様とは誰のことなのかという疑問はすぐに消し飛んだ。
「んっ・・・・・・くぅん・・・・・・・はあぁぁああぁあ~~~~~~~・・・」
ズルズル~~~~っと初香の股の間から生え出てきた、桂香の体内にいる腹妖蟲より
さらに大きめの妖虫。
無数の足を細やかに動かし、胴体を洗濯機の蛇腹ホースのように伸ばし
乱れたスカートから見えたままになっている、よじれた下着の股間部に宛った。
834 名前:水死体 :2005/04/25(月) 07:54:02 ID:VQdjfvhE
「ヒッ・・・!」
息を飲む。
桂香はこれから自分が何をされるのかわかってしまった。
妹の秘部から伸び出してきたこれは彼女を操っている妖怪の一部で
さらにそいつは自分も陵辱するつもりでいるのだということに。
小さな足で下着を破り捨て、閉じ合わさった会陰部に近づいた触手の先端が
鼻でもそこに突いているのか、桂香のオンナの部分の匂いを嗅いでみる。
「・・・・・お姉ちゃん、やっぱりまだ処女だったんだね☆」
嬉しそうに言う妹は屈託がなくて、そこがまた逆に怖くもあった。
「ゃ・・ぅぅ・・・初香・・・・・やめ・・」
細かい前足で肉唇を割開く。
そこにはピンク色の綺麗な処女地が奥まで続いていて、
これからそこを耕せるのかと思うと、腹妖蟲は歓喜に蛇腹の体を震わせた。
まだ濡れてもいない穴の入り口に先端部が触れる。
桂香のそこは暖かくて、いい匂いがして、力に満ちあふれていて。
「やめて・・・・・お願いよ・・・・・・・初香ぁ~」
情けない声で哀願する。
妹はそんな姉の姿を見て「らしくないよ」とクスクス笑った。
「いつまでも焦らすのもわるいから旦那様、早くお姉ちゃんをオンナの悦びを教えて上げて」
初香の声に呼応するかのように、蛇腹の胴体がまっすぐになって行く。
掃除機の筒ほどの太さを持つそれが、桂香のホトに狙いを定めて・・・
「やめてえぇぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっっ!!!」
桂香の処女へと襲いかかった。
続く。
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