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Pervasioner Prologue-5
516 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:02:02 ID:B32RamV6
Prologue-5
「っ…! …っ!」
「ああぁンっ♪」
とろける顔が一瞬で青ざめた香奈枝とは対称的に、和美が甘ったるい表情を見せた。
一瞬、猛禽の目を持った人外と視線が交錯する――その瞳が笑みの形に細められた。
(…あっ、いやっ……)
途端に自分の腹の奥まで貫通する異物感を明確に感じ取ってしまう。
かりっ、と子宮壁を尻尾の先端で撫でられると、麻痺していた痛覚が機能を取り戻した。
「痛い! 痛いよっ、和美ちゃんっ!」
処女膜と子宮口を一気に貫かれた激痛が香奈枝を襲う。和美の時とは違い、香奈枝の秘
所に突き立てらる尻尾は細く、前戯も念入りに行なった為、物理的なダメージも幾分軽減
されているが、痛い事には変わりなかった。文字通り体の中心から引き裂かれるような痛み
に、香奈枝は涙を流しながら懇願する。先程、和美が化物にそうしたように。
「痛いよぅ! 和美ちゃんっ、抜いてっ! 抜いてぇ!」
だが、かつての自分のように泣き叫ぶ香奈枝を見て、和美は酷薄な笑みを浮かべた。
「フフ…ッ! かなエっ、かなエのそのかオ、すごクっ、こウふンスる! …アアっ!
かなエのそのかオがっ、イまかラすけべになルのをそウぞウするとっ、わたシっ! もウっ!」
(すけべになる!? こんなに痛いのに!? ――まさかそれって!?)
「い、いやああああぁぁぁっっ!! だめえ! 中に出しちゃだめ!」
香奈枝は和美の言動に、下腹部の痛みに、錯乱しそうになる。
――自分も化物にされてしまう。
(そんなのっ! そんなの無いよ! どうして私達がこんな――っ!?)
悲劇に内震える間もなく、その衝撃は来た。
和美が尻尾を前後に動かし始めたのだ。
「アンっ、アンッ…かなエのオ○ンこ、わたシのシっぽをキュウキュウ、
ってシめつけてっ、きもちイイよ! こシ、とまらなイよ!」
「だめえぇっ! うごかないでぇっ! 死んじゃう! わたし壊れちゃう!」
処女膜の残骸を、子宮口を、凹凸の激しい尻尾でまるでヤスリに掛けられるかのように
擦られる。
517 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:03:42 ID:B32RamV6
そのあまりの激痛に、香奈枝は涙し、涎を垂らし、秘所からは多量に血が溢れた。瞳孔
が開ききり、触手に縛られながらも少しでも痛みを散らそうと反射的に体が暴れ回る。
「フフッ…! かなエ、イたイ? イたイィ? イたイよねっ、わたシもイたかったっ、
ふとイので、オなか、メチャクチャにかきまわさレテっ! ……でも、シンぱイシなイ
で? ……スぐニきもちヨくシてアげルかラ!」
「ひぎっ!? ぁあ…っ!?」
ピストン運動する尻尾と共に、腰が打ち付けられる。ぱちゅっ、ぱちゅっ、と血が交
じった粘液が飛び散った。
「ひっ!? いっ、いやあっ!!」
再開されたピストン運動に再び悲鳴が洩れ、激痛が生まれる。だがそれだけではない。
(アソコめちゃくちゃにされて…っ! 子宮をゴリゴリ削られてっ! すごく痛いのに!)
「ひぎっ!? だめっ! やめて! ぅあっ!?」
陰核同士がぶつかる度に、痛みを覆い隠す程の快楽を感じて、甘い声を出してしまう。
――ぱちゅっ、ぱちゅっ、ぱちゅっ。
水音が上がる度に子宮が痛みを、肉の真珠が快楽を同時に覚えてしまう。
「はあっ! はあっ! ひぎっ! きゃぁん!?」
『当たり所』がよければ、快楽が痛みを圧倒する。
痛い、気持ち良い、痛い、気持ち良い、痛い、痛い、痛い、いたい、いたい、イタイイ
タイイタイ――
「あん!?」
――キモチイイ。
「いやあああぁぁ!! もういやぁぁあ! 和美ちゃん! もうやめてぇ! ひいっ!?
おねがいだからぁっ!! じゃないとわたしっ、おかしくなっちゃうようっ!!」
「そウだよネ! イたイのイやだよネ! きもちイイほウが、イイよネ! アンッ!」
「そうだよぉ! いたいのもうやだよう! ひぃっ!? だから! だからぁ!」
香奈枝は、激痛と快楽の板挟みに半ばパニックに陥り、自分が何を喋っているのか、最
後まで気付く事は出来なかった。
「いたいのやめてぇ! きもちよくしてぇっ!!」
「かなエエェェェッッ!!」
和美が吠えた。
518 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:05:11 ID:B32RamV6
腰を思い切り叩きつけ、尻尾の先端を子宮の最奥に押しつける。内蔵まで突き破りそう
な勢いに、香奈枝の意識が落ちそうになる。
だがその寸前に、
悪魔の汚液が弾けた。
「っ――!?」
熱い粘液が子宮を叩く感触に、香奈枝は白い喉を仰け反らせる。
(ああっ、出てる…っ! 出されてる!)
――自分も化物になってしまう――
思考が一瞬絶望で埋まる。だが、すぐにそれは背徳感を伴う快楽に押し退けられた。
「ふわぁ!?」
汚液を叩きつけられた箇所が、熱く、そして甘く疼き始める。激痛に苦しんでいた香奈
枝にとってその感触は、あまりにも甘美で、魅力的だった。
「うぁんっ!」
「ハアーッ! ハアーッ! ハアーッ♪」
甘い声を上げ始めた香奈枝と動揺、和美も生まれて初めての『射精』の感触に体を震わ
せながら、親友の顔へと銀色の筋を垂らす。そして、猛禽の瞳に映る、香奈枝の体に異
変が起きた。
変異が始まったのだ。
足が、腕が、べきべきと軋みながら変色し、肥大化していく。
「ああ…! いや…っ!」
否定の言葉とは裏腹に香奈枝は、異形の化け物へと変わっていく感触に、背徳とともに性的
興奮を覚えていた。その証拠に、尻尾を挿入され白く拡張された淫裂からは、愛液しか出
てこない。
(変わっていく…! 私っ、怪物になるうっ…!)
「アハっ…かなエが、かわルゥ…わたシと、オなじになルゥ……スてきィ♪」
秘部からは黄色掛かった白濁液が溢れており、激しい性交の末にずたずたになった処女
膜や、子宮口に浸透していた。理性を繋ぎ止める為の痛みは、もうどこにも無い。
いつしか香奈枝は、
(どろどろのお汁っ、いいようっ、すごく気持ち良いよう…っ)
「和美ちゃん! 出して! …あん! その気持ち良いお汁っ、いっぱいだシてェェッ!」
519 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:06:52 ID:B32RamV6
汚液が頭部を侵食する。舌が伸び犬歯が伸び、声帯すら犯される。和美を見つめる瞳が
金色に染まり、瞳孔が細まると、後頭部が肥大化した。
「イイわよ! だシてアげル! かなエのなかにっ、たくさンそそイでアげル!
ほラっ! ほラァンッ!」
腰を打ち付けながら、びゅうっ、びゅうっ、と香奈枝に汚液を注ぐ。
「アァンッ! アン! イイよ! きもちイイよ!」
淫核同士がぶつかる度に。子宮口を削られ、子宮の奥まで犯される度に。人間なら一瞬
でアクメに達するような圧倒的快楽が脊髄を震わせる。
「アン! アン! アン! アン! ――アアァアアァァァッッ!?」
その脊髄に沿って瘤が二つ盛り上がり――片や触手の束を、片や尻尾を生やし、
菌糸の絨毯を抉る。人間の時には無かった新しい器官。それが生み出された衝撃に、
今までにない解放感を覚えながら香奈枝は絶頂に達した。
「ハアッ! ハアッ! ハア…! ハァっ、ハァっ…ハアァ
…………フフッ…」
和美は目の前で完全に変異した友人を、いとおしく見つめた。自分の手で人間の雌を
『仲間』にした事に、最高の満悦感を覚える。人に例えるなら、好き合う者同士の情事の後、
余韻に浸る時間のよう。
だが、彼女達は人間のようにいつまでもそれに浸っているわけではない。
(かなエと、もっと、シたイ)
肥大化した頭部からは、常に性的興奮を促す脳内ホルモンが分泌されている。
そして、それは人外となった香奈枝も変わらない。
「かなエェ…」
「かずみちャアン…」
和美は新しく生まれた仲間を祝うように。香奈枝はそんな親友に甘えるように。
長い舌を絡めた。
今ここに、ニ匹目の獣が誕生した。
***
520 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:11:12 ID:B32RamV6
「アンッ、アンッ、アンッ、アンッ!」
「ハアッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ!」
薄暗い洞窟の中に反響しているのは二匹分の獣の息遣いだ。人外と化した女が、同じく人外
と化した女を組み敷き、情事に耽っている。ジュポポッ、ジュポポッ、と人間では到底
真似出来ない水音を発しながら二匹の獣は腰を動かしていた。
組み敷しいた女を犯すのは、雌を犯す味を覚えてしまった和美だ。香奈枝も、人外
と化した友人が、同じく人外と化した自分を犯す、という状況にこの上ない幸福感と、快
楽を覚えていた。
「アアっ! すごイ! かずミちゃンのしっぽがっ、オなかのオくっ、ズゴズゴつイ
てっ、すごイのォ!」
組み敷かれた香奈枝の秘裂には、先端に二本の触手を螺旋状に絡ませた極太尻尾が挿入
され、肉のトンネルとその入り口を拡張されていた。その太さはそれこそ人の腕と変わら
ない。だが、
「アアンっ! ふとイの、イイよウ! もっとォっ!」
化物の汚液に侵食された生殖器は易々とそれを受け入れる。膣は柔軟に、だが弾力を
もって暴力的な尻尾を締め付け、その中身を絞り取るように蠢く。まるでその器官が生き
ているように。
「アンッ!? アアっ、そのシめつけ、すごくイイッ! そレっ、もっとシてエっ!」
和美は涎を垂らして香奈枝の歓迎に喜ぶと、膣から尻尾を抜ける直前まで引き抜く。
白濁とした先走りと本気汁の混合液を掻き出すと触手を巻き付けた尻尾が粘液にてかった。
「ァアアン! ――アアアッ…! はイってくルゥ!」
そしてすぐに突き入れる。喘ぎ声と共にジュプププっ、と音を立てながら、肉土手を捲
り上げられた香奈枝の秘所が、貧欲に和美の尻尾を飲み込んでいく。挿入された尻尾は
ゆっくりと膣を押し進み、子宮の際奥に至るまでの肉ヒダを尻尾に絡み付いた触手で根
こそぎ巻き込み、愛液を搾りだして行く。
「アアっ! すごイよウ! わたシのまン○っ、かずミちャンにっ、たがやかさレちゃウ
よウっ! ――アアンっ♪ かずミちャンのが…っ! シきゅウにはイってくルよゥ♪
アはァ…♪」
香奈枝が尻尾の形に盛り上がった自分の腹を見て、恍惚とした表情を浮かべた。
子宮の奥まで犯される人外の快楽に酔い痴れる。
521 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:13:40 ID:B32RamV6
「フフッ…どウ、かなエ? きもちイイ?」
「ウン…きもちイイよウ…♪」
「アたラシイ、かラだ、スてきでシょウ?」
「ウン…もゥ、サイこウ…イままでのジぶンが、ばかミたイ…かズミちゃン…ワたシをオ
かシてくレて、アリがとウ…♪」
和美は答える代わりに、和美に舌を絡ませた。わざとチュパチュパと卑猥な音を立てな
がら、二人はディープキスに耽り、同時に腰を動かし始める。
「ン…! チュプッ、チュルル! ――ンふ! チュッ、チュバ!」
「ンンッ! チュバっ、チュっ! ――ンウン! ンン! ――ンァアンッ!」
再開されたハードセックスの快楽に香奈枝は口を離し、喘ぎ声を上げた。
ジュププププ…ッ! ――ジュルルッ! ジュププププ…ッ! ――ジュルルッ!
「ンァアアっ! ふかイよウ! ナがイよウ! ――アン!? クリちゃンがアタッ
テっ、ビリビリスルよウ! かずミちゃァン! モットシテェ! モット、ツイテェ!」
「ウン! タくサン、シテアげル! かなエの○マンこっ、グチョグチョにシテアげル!
ハア! ハアッ!!」
二匹の獣は生まれ変わった体を使い、快楽を貪る。人外の喜びに浸り、虜となった二人
は、行為の頭から涎を垂れ流し続けていた。
だが、それも間もなく終わる。
「アアッ! アアン! ンアアッ! ハヒイッ! モット! モットオっ!」
「ハアッ! ハアッ! かなエ! スき! ダイスき!」
二人の腰の動きが、絶頂に向けてより激しく、速くなる。タイミングを合わせられ、ぶ
つかる互いの陰阜からは、掻き出された二匹分の性液が打ち付けられ、飛び散り、互いの
下腹部を白く汚す。腰がぶつかる衝撃で、小指大に肥大化した二匹の雌の乳首が、
ピンク色の残像を残しながら体液を弾き、濃厚な性臭のする空気を掻き混ぜる。
和美がだらしなく延ばした舌も同様に震え、香奈枝の、黒い血管のようなものが
張り巡らされた白い裸体に、唾液を散らした。
「アアアッ!?」
香奈枝の体がオルガズムの予感に打ち震える。すぐに尻尾を突き込まれた子宮が痙攣した。
「イッシょニナロウ! かなエェェッッ!!」
522 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:15:31 ID:B32RamV6
次の瞬間、香奈枝の子宮に揉みくちゃにされた和美の尻尾が、黄色掛かった白濁液を
吐き出す。
「っ! アアっ! イくゥ! トンジゃウゥ! アアァァアアアァッッ!!」
子宮の最奥に汚液を叩きつけられた衝撃で、香奈枝はアクメを迎えた。恍惚の笑みを浮
かべながら体をがくがくと痙攣させる。
――ぶしゅっ。
尻尾が吹き出す汚液、それに二本の触手が吐き出した白濁液は多量で、蠢動する子宮と
膣に圧迫されると、逆流し――尻尾と、絶頂で収縮する陰唇の隙間から、まるで射精する
ように白濁液をほとばしらせた。
「アア…っ……ァアンッ…! スごイィ…♪」
人外となってから初めて迎えた、ハードセックスの先にある絶頂に、香奈枝は打ち震える。
「アァ…シっぽかラ、デテルっ、かなエノ、ナかニっ、タくサンダシテルッ…!
……アハァ…♪ きもチイイ♪」
和美も人間の女には味わえない、射精の快楽の虜となっていた。
二人の少女はすでに、完璧な獣――化物に成り下がっていた。
――シャアァ。
そしてこの時、今まで事の成り行きを見守り続けたエイリアンもどきが、新たに生まれ
た二匹の仲間に近付いた。それに気付くと、激しい性交を終えたばかりだというのに、
二人は体を離し、化物のへと体を擦り寄せる。
二人は変質した本能に基づき、自分達の姿を見るも無残に変えた元凶に甘える。こ惑的
な表情を子供のような無邪気な顔に変え、目を潤ませながら信頼の眼差しで、上目遣いで
見上げた。
それに応えるように化物が二人に顔を寄せ、口を開いた。水音を立てながら、生え揃っ
た凶悪な牙の向こうから、複数の舌が溢れ出す。和美と香奈枝は不気味にのた打つそれ
に、舌を絡めた。
ちゅるちゅるちゅぱちゅぱと音を立てながら一心不乱に舌を絡める二人の姿は、母の乳
を吸う赤子のよう。
否。二人にとっては本当の母――新しい母だった。
この化物は『クイーン』なのだ。今はまだ大した力も無いが、成長すれば、『可愛い我が子
達に素敵な物をプレゼントする事が出来る』。
523 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:17:38 ID:B32RamV6
『…っ♪』
その事実を、目前の母から伝えられた時――プレゼントが何であるか知った時、二人の
娘は期待で胸を踊らせた。
それも淫らな期待で。
だがその為には、母に食料を与え、力を付けてもらわなければならない。
二人はゆっくりと、母から舌を抜く。顔は三匹分の唾液でてらてらに濡れていた。
そして突如、その場から跳躍する。人外の力を使った二人の体は裕に四メートルは上昇
し、天井へと張りついた。菌糸に鉤爪を食い込ませながら、自分達が落ちて来た縦穴を目指
す。
暗やみの中で爛々と輝く四つの黄金の目は、欲情し、股を濡らす牝のものではない。そ
れは、獲物を狩るハンターの目だ。
少女の面影を残す二匹の獣は、縦穴を上り切ると、四つんばいの姿勢で横穴を駆け出し
た。しなやか且つ、力強さを感じさせるその動きは、肉食獣を思わせる。
行きは何分も掛かった横穴を数十秒で駆け抜けると、とうとう二人は地上へと戻ってきた。
夕焼けが、夜の帳の侵食を受け、茜色を藍色へと染めていく。
その光景を見て何を思ったわけでもない。そもそも今の二人に情緒が有るわけがない。
だが、茜色と藍色のグラデーションを描く空を見上げると、
『シャァアアアァァッッ!!』
吠えた。
人間だった頃の自分と決別するように。
新しい体を誇るように。
そして、自分達以外の生命――つまりは人間に宣戦布告するように。
高らかに吠え声を上げたのだった。
524 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:19:10 ID:B32RamV6
***
この時、二人の声を、南アルプスを訪れていた多くの登山家達が聞いていた。
ある者はそのあまりの不気味な声に一抹の不安を覚え。
また、ある者は、こんな不気味な鳴き声を上げる動物なんているわけがない、
と自らに言い聞かせ、空耳だと決め付けた。
やがて、そのどちらの人間も思い知らされる事になる。先の不気味な声の正体を。
恐怖と共に、その身をもって。
そして、遠くない未来。和美、香奈枝を代表とする、この異形達の存在は世に認められ
る事となる。
彼女達は、恐怖と畏怖の念を込めて、〈Pervasioner――侵食者〉と呼ばれた。
525 名前:乙×風 :04/10/14 11:27:59 ID:B32RamV6
はい。以上でPervasionerプロローグ終了です。
次の第一話からは、ハンターと化した二人が付近でテントを張っている
客を次々と襲います。長さもプロローグよりも、一二回分更新回数が
多くなるかもしれません。キャラが四人も居るので(汗。
ちなみに次回更新分では恐らくエロはありません。多分。
それでは、乱文失礼しました。
Prologue-5
「っ…! …っ!」
「ああぁンっ♪」
とろける顔が一瞬で青ざめた香奈枝とは対称的に、和美が甘ったるい表情を見せた。
一瞬、猛禽の目を持った人外と視線が交錯する――その瞳が笑みの形に細められた。
(…あっ、いやっ……)
途端に自分の腹の奥まで貫通する異物感を明確に感じ取ってしまう。
かりっ、と子宮壁を尻尾の先端で撫でられると、麻痺していた痛覚が機能を取り戻した。
「痛い! 痛いよっ、和美ちゃんっ!」
処女膜と子宮口を一気に貫かれた激痛が香奈枝を襲う。和美の時とは違い、香奈枝の秘
所に突き立てらる尻尾は細く、前戯も念入りに行なった為、物理的なダメージも幾分軽減
されているが、痛い事には変わりなかった。文字通り体の中心から引き裂かれるような痛み
に、香奈枝は涙を流しながら懇願する。先程、和美が化物にそうしたように。
「痛いよぅ! 和美ちゃんっ、抜いてっ! 抜いてぇ!」
だが、かつての自分のように泣き叫ぶ香奈枝を見て、和美は酷薄な笑みを浮かべた。
「フフ…ッ! かなエっ、かなエのそのかオ、すごクっ、こウふンスる! …アアっ!
かなエのそのかオがっ、イまかラすけべになルのをそウぞウするとっ、わたシっ! もウっ!」
(すけべになる!? こんなに痛いのに!? ――まさかそれって!?)
「い、いやああああぁぁぁっっ!! だめえ! 中に出しちゃだめ!」
香奈枝は和美の言動に、下腹部の痛みに、錯乱しそうになる。
――自分も化物にされてしまう。
(そんなのっ! そんなの無いよ! どうして私達がこんな――っ!?)
悲劇に内震える間もなく、その衝撃は来た。
和美が尻尾を前後に動かし始めたのだ。
「アンっ、アンッ…かなエのオ○ンこ、わたシのシっぽをキュウキュウ、
ってシめつけてっ、きもちイイよ! こシ、とまらなイよ!」
「だめえぇっ! うごかないでぇっ! 死んじゃう! わたし壊れちゃう!」
処女膜の残骸を、子宮口を、凹凸の激しい尻尾でまるでヤスリに掛けられるかのように
擦られる。
517 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:03:42 ID:B32RamV6
そのあまりの激痛に、香奈枝は涙し、涎を垂らし、秘所からは多量に血が溢れた。瞳孔
が開ききり、触手に縛られながらも少しでも痛みを散らそうと反射的に体が暴れ回る。
「フフッ…! かなエ、イたイ? イたイィ? イたイよねっ、わたシもイたかったっ、
ふとイので、オなか、メチャクチャにかきまわさレテっ! ……でも、シンぱイシなイ
で? ……スぐニきもちヨくシてアげルかラ!」
「ひぎっ!? ぁあ…っ!?」
ピストン運動する尻尾と共に、腰が打ち付けられる。ぱちゅっ、ぱちゅっ、と血が交
じった粘液が飛び散った。
「ひっ!? いっ、いやあっ!!」
再開されたピストン運動に再び悲鳴が洩れ、激痛が生まれる。だがそれだけではない。
(アソコめちゃくちゃにされて…っ! 子宮をゴリゴリ削られてっ! すごく痛いのに!)
「ひぎっ!? だめっ! やめて! ぅあっ!?」
陰核同士がぶつかる度に、痛みを覆い隠す程の快楽を感じて、甘い声を出してしまう。
――ぱちゅっ、ぱちゅっ、ぱちゅっ。
水音が上がる度に子宮が痛みを、肉の真珠が快楽を同時に覚えてしまう。
「はあっ! はあっ! ひぎっ! きゃぁん!?」
『当たり所』がよければ、快楽が痛みを圧倒する。
痛い、気持ち良い、痛い、気持ち良い、痛い、痛い、痛い、いたい、いたい、イタイイ
タイイタイ――
「あん!?」
――キモチイイ。
「いやあああぁぁ!! もういやぁぁあ! 和美ちゃん! もうやめてぇ! ひいっ!?
おねがいだからぁっ!! じゃないとわたしっ、おかしくなっちゃうようっ!!」
「そウだよネ! イたイのイやだよネ! きもちイイほウが、イイよネ! アンッ!」
「そうだよぉ! いたいのもうやだよう! ひぃっ!? だから! だからぁ!」
香奈枝は、激痛と快楽の板挟みに半ばパニックに陥り、自分が何を喋っているのか、最
後まで気付く事は出来なかった。
「いたいのやめてぇ! きもちよくしてぇっ!!」
「かなエエェェェッッ!!」
和美が吠えた。
518 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:05:11 ID:B32RamV6
腰を思い切り叩きつけ、尻尾の先端を子宮の最奥に押しつける。内蔵まで突き破りそう
な勢いに、香奈枝の意識が落ちそうになる。
だがその寸前に、
悪魔の汚液が弾けた。
「っ――!?」
熱い粘液が子宮を叩く感触に、香奈枝は白い喉を仰け反らせる。
(ああっ、出てる…っ! 出されてる!)
――自分も化物になってしまう――
思考が一瞬絶望で埋まる。だが、すぐにそれは背徳感を伴う快楽に押し退けられた。
「ふわぁ!?」
汚液を叩きつけられた箇所が、熱く、そして甘く疼き始める。激痛に苦しんでいた香奈
枝にとってその感触は、あまりにも甘美で、魅力的だった。
「うぁんっ!」
「ハアーッ! ハアーッ! ハアーッ♪」
甘い声を上げ始めた香奈枝と動揺、和美も生まれて初めての『射精』の感触に体を震わ
せながら、親友の顔へと銀色の筋を垂らす。そして、猛禽の瞳に映る、香奈枝の体に異
変が起きた。
変異が始まったのだ。
足が、腕が、べきべきと軋みながら変色し、肥大化していく。
「ああ…! いや…っ!」
否定の言葉とは裏腹に香奈枝は、異形の化け物へと変わっていく感触に、背徳とともに性的
興奮を覚えていた。その証拠に、尻尾を挿入され白く拡張された淫裂からは、愛液しか出
てこない。
(変わっていく…! 私っ、怪物になるうっ…!)
「アハっ…かなエが、かわルゥ…わたシと、オなじになルゥ……スてきィ♪」
秘部からは黄色掛かった白濁液が溢れており、激しい性交の末にずたずたになった処女
膜や、子宮口に浸透していた。理性を繋ぎ止める為の痛みは、もうどこにも無い。
いつしか香奈枝は、
(どろどろのお汁っ、いいようっ、すごく気持ち良いよう…っ)
「和美ちゃん! 出して! …あん! その気持ち良いお汁っ、いっぱいだシてェェッ!」
519 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:06:52 ID:B32RamV6
汚液が頭部を侵食する。舌が伸び犬歯が伸び、声帯すら犯される。和美を見つめる瞳が
金色に染まり、瞳孔が細まると、後頭部が肥大化した。
「イイわよ! だシてアげル! かなエのなかにっ、たくさンそそイでアげル!
ほラっ! ほラァンッ!」
腰を打ち付けながら、びゅうっ、びゅうっ、と香奈枝に汚液を注ぐ。
「アァンッ! アン! イイよ! きもちイイよ!」
淫核同士がぶつかる度に。子宮口を削られ、子宮の奥まで犯される度に。人間なら一瞬
でアクメに達するような圧倒的快楽が脊髄を震わせる。
「アン! アン! アン! アン! ――アアァアアァァァッッ!?」
その脊髄に沿って瘤が二つ盛り上がり――片や触手の束を、片や尻尾を生やし、
菌糸の絨毯を抉る。人間の時には無かった新しい器官。それが生み出された衝撃に、
今までにない解放感を覚えながら香奈枝は絶頂に達した。
「ハアッ! ハアッ! ハア…! ハァっ、ハァっ…ハアァ
…………フフッ…」
和美は目の前で完全に変異した友人を、いとおしく見つめた。自分の手で人間の雌を
『仲間』にした事に、最高の満悦感を覚える。人に例えるなら、好き合う者同士の情事の後、
余韻に浸る時間のよう。
だが、彼女達は人間のようにいつまでもそれに浸っているわけではない。
(かなエと、もっと、シたイ)
肥大化した頭部からは、常に性的興奮を促す脳内ホルモンが分泌されている。
そして、それは人外となった香奈枝も変わらない。
「かなエェ…」
「かずみちャアン…」
和美は新しく生まれた仲間を祝うように。香奈枝はそんな親友に甘えるように。
長い舌を絡めた。
今ここに、ニ匹目の獣が誕生した。
***
520 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:11:12 ID:B32RamV6
「アンッ、アンッ、アンッ、アンッ!」
「ハアッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ!」
薄暗い洞窟の中に反響しているのは二匹分の獣の息遣いだ。人外と化した女が、同じく人外
と化した女を組み敷き、情事に耽っている。ジュポポッ、ジュポポッ、と人間では到底
真似出来ない水音を発しながら二匹の獣は腰を動かしていた。
組み敷しいた女を犯すのは、雌を犯す味を覚えてしまった和美だ。香奈枝も、人外
と化した友人が、同じく人外と化した自分を犯す、という状況にこの上ない幸福感と、快
楽を覚えていた。
「アアっ! すごイ! かずミちゃンのしっぽがっ、オなかのオくっ、ズゴズゴつイ
てっ、すごイのォ!」
組み敷かれた香奈枝の秘裂には、先端に二本の触手を螺旋状に絡ませた極太尻尾が挿入
され、肉のトンネルとその入り口を拡張されていた。その太さはそれこそ人の腕と変わら
ない。だが、
「アアンっ! ふとイの、イイよウ! もっとォっ!」
化物の汚液に侵食された生殖器は易々とそれを受け入れる。膣は柔軟に、だが弾力を
もって暴力的な尻尾を締め付け、その中身を絞り取るように蠢く。まるでその器官が生き
ているように。
「アンッ!? アアっ、そのシめつけ、すごくイイッ! そレっ、もっとシてエっ!」
和美は涎を垂らして香奈枝の歓迎に喜ぶと、膣から尻尾を抜ける直前まで引き抜く。
白濁とした先走りと本気汁の混合液を掻き出すと触手を巻き付けた尻尾が粘液にてかった。
「ァアアン! ――アアアッ…! はイってくルゥ!」
そしてすぐに突き入れる。喘ぎ声と共にジュプププっ、と音を立てながら、肉土手を捲
り上げられた香奈枝の秘所が、貧欲に和美の尻尾を飲み込んでいく。挿入された尻尾は
ゆっくりと膣を押し進み、子宮の際奥に至るまでの肉ヒダを尻尾に絡み付いた触手で根
こそぎ巻き込み、愛液を搾りだして行く。
「アアっ! すごイよウ! わたシのまン○っ、かずミちャンにっ、たがやかさレちゃウ
よウっ! ――アアンっ♪ かずミちャンのが…っ! シきゅウにはイってくルよゥ♪
アはァ…♪」
香奈枝が尻尾の形に盛り上がった自分の腹を見て、恍惚とした表情を浮かべた。
子宮の奥まで犯される人外の快楽に酔い痴れる。
521 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:13:40 ID:B32RamV6
「フフッ…どウ、かなエ? きもちイイ?」
「ウン…きもちイイよウ…♪」
「アたラシイ、かラだ、スてきでシょウ?」
「ウン…もゥ、サイこウ…イままでのジぶンが、ばかミたイ…かズミちゃン…ワたシをオ
かシてくレて、アリがとウ…♪」
和美は答える代わりに、和美に舌を絡ませた。わざとチュパチュパと卑猥な音を立てな
がら、二人はディープキスに耽り、同時に腰を動かし始める。
「ン…! チュプッ、チュルル! ――ンふ! チュッ、チュバ!」
「ンンッ! チュバっ、チュっ! ――ンウン! ンン! ――ンァアンッ!」
再開されたハードセックスの快楽に香奈枝は口を離し、喘ぎ声を上げた。
ジュププププ…ッ! ――ジュルルッ! ジュププププ…ッ! ――ジュルルッ!
「ンァアアっ! ふかイよウ! ナがイよウ! ――アン!? クリちゃンがアタッ
テっ、ビリビリスルよウ! かずミちゃァン! モットシテェ! モット、ツイテェ!」
「ウン! タくサン、シテアげル! かなエの○マンこっ、グチョグチョにシテアげル!
ハア! ハアッ!!」
二匹の獣は生まれ変わった体を使い、快楽を貪る。人外の喜びに浸り、虜となった二人
は、行為の頭から涎を垂れ流し続けていた。
だが、それも間もなく終わる。
「アアッ! アアン! ンアアッ! ハヒイッ! モット! モットオっ!」
「ハアッ! ハアッ! かなエ! スき! ダイスき!」
二人の腰の動きが、絶頂に向けてより激しく、速くなる。タイミングを合わせられ、ぶ
つかる互いの陰阜からは、掻き出された二匹分の性液が打ち付けられ、飛び散り、互いの
下腹部を白く汚す。腰がぶつかる衝撃で、小指大に肥大化した二匹の雌の乳首が、
ピンク色の残像を残しながら体液を弾き、濃厚な性臭のする空気を掻き混ぜる。
和美がだらしなく延ばした舌も同様に震え、香奈枝の、黒い血管のようなものが
張り巡らされた白い裸体に、唾液を散らした。
「アアアッ!?」
香奈枝の体がオルガズムの予感に打ち震える。すぐに尻尾を突き込まれた子宮が痙攣した。
「イッシょニナロウ! かなエェェッッ!!」
522 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:15:31 ID:B32RamV6
次の瞬間、香奈枝の子宮に揉みくちゃにされた和美の尻尾が、黄色掛かった白濁液を
吐き出す。
「っ! アアっ! イくゥ! トンジゃウゥ! アアァァアアアァッッ!!」
子宮の最奥に汚液を叩きつけられた衝撃で、香奈枝はアクメを迎えた。恍惚の笑みを浮
かべながら体をがくがくと痙攣させる。
――ぶしゅっ。
尻尾が吹き出す汚液、それに二本の触手が吐き出した白濁液は多量で、蠢動する子宮と
膣に圧迫されると、逆流し――尻尾と、絶頂で収縮する陰唇の隙間から、まるで射精する
ように白濁液をほとばしらせた。
「アア…っ……ァアンッ…! スごイィ…♪」
人外となってから初めて迎えた、ハードセックスの先にある絶頂に、香奈枝は打ち震える。
「アァ…シっぽかラ、デテルっ、かなエノ、ナかニっ、タくサンダシテルッ…!
……アハァ…♪ きもチイイ♪」
和美も人間の女には味わえない、射精の快楽の虜となっていた。
二人の少女はすでに、完璧な獣――化物に成り下がっていた。
――シャアァ。
そしてこの時、今まで事の成り行きを見守り続けたエイリアンもどきが、新たに生まれ
た二匹の仲間に近付いた。それに気付くと、激しい性交を終えたばかりだというのに、
二人は体を離し、化物のへと体を擦り寄せる。
二人は変質した本能に基づき、自分達の姿を見るも無残に変えた元凶に甘える。こ惑的
な表情を子供のような無邪気な顔に変え、目を潤ませながら信頼の眼差しで、上目遣いで
見上げた。
それに応えるように化物が二人に顔を寄せ、口を開いた。水音を立てながら、生え揃っ
た凶悪な牙の向こうから、複数の舌が溢れ出す。和美と香奈枝は不気味にのた打つそれ
に、舌を絡めた。
ちゅるちゅるちゅぱちゅぱと音を立てながら一心不乱に舌を絡める二人の姿は、母の乳
を吸う赤子のよう。
否。二人にとっては本当の母――新しい母だった。
この化物は『クイーン』なのだ。今はまだ大した力も無いが、成長すれば、『可愛い我が子
達に素敵な物をプレゼントする事が出来る』。
523 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:17:38 ID:B32RamV6
『…っ♪』
その事実を、目前の母から伝えられた時――プレゼントが何であるか知った時、二人の
娘は期待で胸を踊らせた。
それも淫らな期待で。
だがその為には、母に食料を与え、力を付けてもらわなければならない。
二人はゆっくりと、母から舌を抜く。顔は三匹分の唾液でてらてらに濡れていた。
そして突如、その場から跳躍する。人外の力を使った二人の体は裕に四メートルは上昇
し、天井へと張りついた。菌糸に鉤爪を食い込ませながら、自分達が落ちて来た縦穴を目指
す。
暗やみの中で爛々と輝く四つの黄金の目は、欲情し、股を濡らす牝のものではない。そ
れは、獲物を狩るハンターの目だ。
少女の面影を残す二匹の獣は、縦穴を上り切ると、四つんばいの姿勢で横穴を駆け出し
た。しなやか且つ、力強さを感じさせるその動きは、肉食獣を思わせる。
行きは何分も掛かった横穴を数十秒で駆け抜けると、とうとう二人は地上へと戻ってきた。
夕焼けが、夜の帳の侵食を受け、茜色を藍色へと染めていく。
その光景を見て何を思ったわけでもない。そもそも今の二人に情緒が有るわけがない。
だが、茜色と藍色のグラデーションを描く空を見上げると、
『シャァアアアァァッッ!!』
吠えた。
人間だった頃の自分と決別するように。
新しい体を誇るように。
そして、自分達以外の生命――つまりは人間に宣戦布告するように。
高らかに吠え声を上げたのだった。
524 名前:乙×風【Pervasioner】 :04/10/14 11:19:10 ID:B32RamV6
***
この時、二人の声を、南アルプスを訪れていた多くの登山家達が聞いていた。
ある者はそのあまりの不気味な声に一抹の不安を覚え。
また、ある者は、こんな不気味な鳴き声を上げる動物なんているわけがない、
と自らに言い聞かせ、空耳だと決め付けた。
やがて、そのどちらの人間も思い知らされる事になる。先の不気味な声の正体を。
恐怖と共に、その身をもって。
そして、遠くない未来。和美、香奈枝を代表とする、この異形達の存在は世に認められ
る事となる。
彼女達は、恐怖と畏怖の念を込めて、〈Pervasioner――侵食者〉と呼ばれた。
525 名前:乙×風 :04/10/14 11:27:59 ID:B32RamV6
はい。以上でPervasionerプロローグ終了です。
次の第一話からは、ハンターと化した二人が付近でテントを張っている
客を次々と襲います。長さもプロローグよりも、一二回分更新回数が
多くなるかもしれません。キャラが四人も居るので(汗。
ちなみに次回更新分では恐らくエロはありません。多分。
それでは、乱文失礼しました。
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