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Pervasioner Prologue-4
485 名前:乙×風 :04/10/12 10:28:08 ID:Op+R1gx/
朝っぱらからすいません。久々に投稿します。今回からレズプレイ開始。
486 名前:乙×風 :04/10/12 10:29:19 ID:Op+R1gx/
香奈枝はペンライトに照らされながら行なわれた、人外の交わりを茫然と見ていた。
(…こんなの、うそだよ…何かの悪い夢だよ…)
香奈枝がそう思うのも無理はない。何しろ、あられもない声を上げて気を遣った、人外
の片割れは、香奈枝の大親友である和美なのだ。
「はァっ、はアっ、はァっ……ぁンっ」
牝の表情を浮かべながら絶頂の余韻に浸る和美の口に、化け物が舌を伸ばす。和美はそ
れを当然のように受け入れ、ぴちゃぴちゃと淫らな音を立てながら自らも舌を絡めた。
「あム――ぴちゃっ、チュっ、チュバ――あふンっ♪」
舌を這わされただけ汚臭とおぞましさに顔を歪めていた和美が、甘えるような声を上げ
る。いや、彼女は本当に和美だろうか。幼馴染みである真鍋を殺し、彼女の処女を奪った
化け物に、まるでペットが飼い主に甘えるように舌を絡めているのは、本当に和美なのだ
ろうか? 化け物に弄ばれている時でも香奈枝を心配し、逃げて、と言ってくれた親友
は、もう居なくなってしまったのではないのか?
「チュウゥッ! ――ぷアッ! …フフ」
和美が香奈枝に向かい妖艶に微笑む。
――その疑問に対する答えを、香奈枝は身を以て知る事になる。
和美だった者は四肢を拘束する触手から解放される。歪に歪んだ足が菌糸の絨毯をしっ
かりと踏みしめ、にちり、と音を立てた。
「…っ」
香奈枝が息を呑む。和美だった者の股間からは、尻尾が抜けたせいで多量の白濁液が、
卑猥な音を立てながら零れた。その量に、漂ってくる淫ら匂いに、先程の情事がいかに人
間離れしていたかを痛感させられる。同時に、
「あ、いや、来ないで…っ」
まるで獲物を追い詰めるようにゆっくりと近付いてくる、和美だった者に、香奈枝は戦
慄した。怯える香奈枝を動物的な無表情で、元親友が見つめ返す。やがて二人の距離は目と鼻の
先まで縮まった。
香奈枝は再び息を呑む。親友と同じ顔をした化け物と顔合わせた事もある。だが、それ
以上に――異形の手足と柔らかなラインを描く女性の肢体が同居する背徳的なギャップ
が――使い込んだ女淫のように綻ぶ肉ビラから白濁液が流れ、内股を伝い落ちていく様
が――とても妖艶で、同性でも胸が高鳴る程、蟲惑的だからだ。
487 名前:乙×風 :04/10/12 10:30:40 ID:Op+R1gx/
香奈枝はそんな親友の姿に一瞬見惚れ、
「和美ちゃん…本当に、どうしちゃったの? 私の事、分からないの?」
和美だった者は返事をする代わりに背中の『触のう』から触手を溢れ出させた。
「あっ!? きゃあぁっ!」
避けるなんてとんでもない。香奈枝は触手に拘束され、菌糸の海へと押し倒された。
じゅう、と触手の粘液に触れた衣服が溶ける。
「いやぁっ! 和美ちゃん、やめてよおっ!」
香奈枝の制止は届かない。触手で四肢を縛られ、開脚された上で拘束した彼女の体
に、和美だった者が妖艶な笑みを浮かべながらにじり寄る。そして足の間に体を滑り込
ませると、オーバオール型のスカートを余った触手でたくし上げた。
露になった純白のショーツに鼻先をあてがい、犬のように匂いを嗅ぎ始める。
「だめぇ! 和美ちゃんっ、そんなところの匂い嗅いじゃ――きゃあん!?」
獲物を前に鼻息を荒げる和美だった者が、勢い余って香奈枝の幼い秘裂をショーツ越し
に刺激する。化け物と交わった和美が上げるはしたない声や姿に当てられていたのか――
ショーツにじわりと、未成熟な割れ目に沿って、うっすらと染みが出来た。
「…めすダ」
その光景に、微かに香る女の匂いに、和美だった者が喜悦の表情を浮かべた。
「おすは、くウ。めすはおかス」
ぞろりと、長い舌で唇を舐めると、股の下から尻尾を通して香奈枝のショーツに狙い
を定めた。
(う…そ…っ?)
目の前で処女を散らされた親友の姿が脳裏をよぎる。自分も同じ道を辿るのだろうか。
はかの痛みに恥も外聞も無く泣き喚き、最後にはこの親友のように身も心も怪物に成り果
ててしまうのか。
(そんなのっ、絶対に嫌だよっ!)
ショーツに尻尾が当てがわれる。その絶望的な感触に半ば恐慌状態に陥りながらも香奈
枝は必死にこの危機的状況を打破する手段を考える。今正に親友を犯そうとする彼女を止
める為には――
(…そうだ!)
この状況で、咄嗟にその考えが思いついたのは奇跡に近かった。
488 名前:乙×風 :04/10/12 10:31:43 ID:Op+R1gx/
香奈枝はスカートの右側面にあるポケットに手を突っ込むとそれを握り締めた。
(お願い、神様! 和美ちゃんを、私を助けて下さい!)
香奈枝はこの時、生まれて初めて神頼みというものを行なった。
「和美ちゃん!!」
あらん限りの声と共に、右手で掴んだそれを親友の眼前へと突き出した。
それは香奈枝の携帯電話。
香奈枝は片手でそれを開いた。薄暗闇に僅かな光が生まれる。
液晶には、クレーター前で撮った三人の集合写真が写っていた。
***
和美は目前に突き出された携帯をまじまじと見つめていた。見入られたような彼女の瞳
には、歯を見せながら笑う真鍋と、はにかむ香奈枝に抱きつきながらピースをしている自
身の姿が映っている。
「和美ちゃん思い出して! 私だよ! 香奈枝だよ! 小学生の時からずっと一緒だった
香奈枝だよぉ!」
獲物の雌が、何かを叫んでいる。その声がどこか懐かしく、愛しく思えて、僅かに残っ
た理性が本能を一時的に抑制する。本能の底に埋もれていく記憶が、耳に馴染んだ声に呼び
起こされる。
「……かなエ?」
茫然と和美が呟いた。
目の前の獲物が、いや、唯一無二の親友である香奈枝が表情を輝かせる。
「そうっ、そうだよ和美ちゃん!」
カズミ――聞き慣れた言葉、それは確か、
「かずミは、わタし」
「うん! うん!」
「かなエは、あなタ」
「うんっ、うんっ!」
「まナべは、おす。イつも、けんかシてた」
(…オもイだシた)
489 名前:乙×風 :04/10/12 10:33:18 ID:Op+R1gx/
香奈枝。香奈枝。大好きな香奈枝。
「かなエだったんだネ」
「和美ちゃんっ、思い出してくれたんだね!?」
「うン。かなエは、ワたしのだいすキな、かなエ。かなエも、ワたしのコとがスき?」
「うん、大好きだよっ」
香奈枝は気付かなかった。好き、という言葉が今の和美にとってタブーだという事に。
好き、という言葉が親愛ではなく、愛情、愛欲、ひいては性欲へと直結するという事に。
(かなエがすき、かなエもすき、すき、すきすきスきすキスキスキ)
和美が再び息を荒げ始める。脳内ホルモンが分泌され、発情したのだ。
「だっタら、かなエ、イっしょになロう」
「…え?」
「しんパいしなくていいヨ。やサしくするかラ」
「和美、ちゃん? 何を、言ってるの…?」
その問いに、和美は唇を舐め、
「かなエ、ダいすき。オカしたいほど」
香奈枝の願いは届かなかった。
***
「きゃあ!?」
和美が、和美の記憶を持つ化け物が、香奈枝を組み敷く。そしてパニックを起こしてい
る彼女に、キスをした。
「っ!? ん――っ!」
舌を長く伸ばされ、舌の裏を歯茎を、頬の裏を舐める。そのおぞましくもどこかくす
ぐったい感触に呻き声を上げると、口の中へと多量の唾液を流し込まれた。女性の持つ甘
酸っぱい唾液の味なんてこれっぽっちもしない。冷水の様な冷たさとともに、青臭い異臭
で口内が満たされた。その余りの不快さに香奈枝はむせそうになり、思わず飲み込んでし
まう。途端に、
「むうぅっ! ――っ!?」
(やだっ、体が熱くなってっ)
490 名前:乙×風 :04/10/12 10:34:41 ID:Op+R1gx/
まるで酒でも飲んだような灼熱感が、喉と体で感じる。肌がほんのりと赤く染まり、女
の体臭とともに汗が吹き出してきた。
和美が舌を抜いた。二つの唇で唾液の橋が架かり、ペンライトに照らされ怪しく輝く。
「アア、メすのニおいがスる…かなエ、こーふンしてる? シてるよね? フフ…だって
わタしのヨだれ、あンなにノんだンだもん。エっちなコとシたくて、たまらなイよネ?」
「っ!」
図星だった。
親友にファーストキスを奪われたショックよりも、性的な期待からくる興奮の方が強く
なっていた。化け物に強制的に欲情させられた経験者として、香奈枝が欲情してきた事を
目ざとく感知すると、和美は息を荒げながら言う。
「かなエ、ハァっ、ハァッ、きもちヨく、シてアげるっ…!」
「やっ!? きゃあっ!」
体を拘束していた触手が、一斉に蠢き始めた。伸縮し、捻れ、白濁液を分泌しながら、
衣服を溶かしていく。溶解されていく衣服越しに、のたうち回る触手を感じ、おぞましさ
に涙が滲むが、同時に怪しい期待で胸が高鳴った。
「や、こんなのやだっ! 和美ちゃんっ、止め――ん…っ!?」
気休めに言った嘘も、二度目のディープキスで遮られる。そのまま口を窄められて、
ぢゅうぅぅぅぅっ!
思いっきり舌と唾液を吸われる。
「っ…!?」
予想の斜め上をいくような甘美な快感が舌から生まれ、醜恥や戸惑い、恐怖から一瞬だ
け解放されると、視界が真っ白に染まった。
更に、衣服を溶かす触手がその身をぶるぶると震わせ、
ビュルッ、ビュルッ、ビュルッ、ビュルッ――
柔毛を生やしたブラシ状の先端から一斉に白濁液を吐き出すと、 裸同然の香奈枝と
和美の間で弾け、香奈枝の肌を汚していく。
ちゅば、と音を立てて密着していた唇が離れた。
「フフ…かなエのよだレ、おいしかったヨ。かなエは、わたシのキす、きモちヨかった?」
「……ぁ…ぅあ…」
491 名前:乙×風 :04/10/12 10:35:49 ID:Op+R1gx/
香奈枝は返事の代わりに虚ろになった瞳を和美に向ける。香奈枝は、甘美なキスの余韻
と、全身を白濁液でドロドロに汚されたショックで、放心状態になっていた。気持ち悪い
筈なのに気持ち良い。臭くてむせ返りそうなのにドキドキする。
矛盾する感性に翻弄されて、まともに思考が働かない。
「わたシは、かなエのかラだ、キもちヨかったから、おしルたくさンだシちゃった…あ
アッ、かなエ、わたシのでこンなにドロドロになっテ…すごくきれイ…フフッ、モっとき
れイにシてアげる」
「ひゃんっ!?」
香奈枝にぶち撒けた白濁液を引き伸ばすように触手が蠢く。
香奈枝は、うなじや鎖骨、脇や尻、ふとももに粘液を塗り広げられる度に、
露になった豊かな胸やその頂上、また、白濁液以外の何かで既にベタベタになっている
肉ビラを、触手が通り抜ける度に、
「やっ、あっ――きゃんっ!? ひんっ! んん…っ!」
甘い愉悦が生まれた。
(触手がグネグネ動いてっ、体中ベタベタしてっ、気持ち悪い筈なのにっ――すごく気持
ち良いよ!)
「ハァ、ハァッ……かなエが、エっちなこエだシてる。ハアッ、かなエがかンじてルっ…
ハァハァっ! かなエっ!」
「きゃっ!?」
和美が黒く汚染された裸体を、白濁液で全身が照り返っている香奈枝の裸体に絡ませ
た。密着した肌に白濁液が潰され、にちゃっ、と卑猥な音を立てる。
「かなエ! かなエ! スきっ、だイすき!」
体を密着させたまま和美が、全身を前後に揺すり始めた。
白濁液がローションの代わりとばかりに、ねちねちと卑猥な音を立てながら白と黒、二
つの肌が押し合いへし合い、互いの肉を捏ね合う。
「ひゃっ!? あ! きゃん! ぁん!」
(乳首がっ、あそこがっ、和美ちゃんのと擦れてっ)
催淫性の白濁液を擦り込まれ勃起した乳首が、和美の小指大に肥大化した乳首と擦れる
と、ツーンと耳鳴りがしそうな程鋭く、それでいて甘い愉悦が尾を引く官能が生まれる。
貝類の剥き身を彷彿させる肉土手が、じゅくじゅくと水音を立てて互いに擦り合わされる
と、じわあと痺れる快楽で下半身が満たされる。
492 名前:乙×風 :04/10/12 10:37:37 ID:Op+R1gx/
「きゃん! やっ! あん! ――ああぁっ!?」
(やあぁっ! 皮っ、皮が剥けてっ! すごいよぅ! あそこ、じんじんするよぅ!)
白濁とした汚液に苛まれ、鞘から抜き出たピンク色の肉豆が、二倍以上に肥大化した和
美のそれに押し潰され、捏ね回されると、腰が砕けそうな桃色のスパークが弾ける。自慰
行為もした事のない香奈枝には、抜き身のクリトリスへの刺激は強すぎて、快楽を感じる
どころの話ではない筈だが、
(ああっ! お豆さんっ、気持ち良すぎて恐いのにっ、)
「だ、だめぇ! あんっ! 腰っ、勝手に動くよお!」
発情させられた香奈枝の体は、強すぎる快楽を受け入れ、それどころか積極的に貪ろうとする。
「ああっ! あっ、あっあっあっ! 和美ちゃん! 和美ちゃんっ!」
「かなエっ、そンなにっ、よだレをたらシてっ、おまンこグチョグチョにシてっ――ア
ンッ♪ フフっ、かわイくて、エっちだヨ!」
「い、いやっ! そんなっ――ぁん!? そんな事言っちゃ嫌だよ!」
和美にふしだらな部分を指摘されて香奈枝の羞恥心が限界近くまで高まる。発情し、ほ
んのりと朱に染まっていた肌が、火が点いたように真っ赤になった。
だが、その羞恥心を利用し、欲情した本能が、体だけではなく心までも淫欲に染めていく。
(こんなっ、和美ちゃんと裸で、はしたない事をしてっ、顔から火が出るくらい恥ずかし
いのにっ――どんどんいやらしい気持ちになるよ! どうしてっ?)
「あ、あ、あ、あ、あっ! もうっ……だめえっ! あんっ!」
(気持ちいいよぅ! )
体だけではなく心までも快楽に屈伏した香奈枝が、自分の指を人外の指を絡ませ、能動
的に快楽を貪ろうとする。和美が体をスライドさせる方向とは真逆の方向へと体を揺す
り、更なる快楽を求めた。
「あん!? かなエぇっ、かなエ! きもちイイ! きもちイイよ!」
「和美ちゃぁん! 私も! 私も気持ち良いよぅ! 気持ち良すぎて、腰っ、砕けそうだ
よう!」
「あン、あン、あン、あンっ、あンっ、あンっ、ああンっ♪」
「あ、あん、あっ、あ、ああっ! ひあん!」
493 名前:乙×風 :04/10/12 10:39:20 ID:Op+R1gx/
ニチニチという、汗と触手の白濁液を捏ね回す音に、グチュグチュという水音が交じ
る。人外の放つ青臭い異臭にも、女の匂いが混じり、嗅いだことのないような性臭へと変
貌すると、香奈枝の劣情を掻き立て、高みへと押し上げていく。
恍惚の表情を浮かべる和美がだらしなく垂らす唾液を、快楽にとろけた顔で受けとめた。
「ああっ! 来る! 何か来ちゃうよぉっ! ひああっ!? 和美ちゃん! 私っ!
私っ、もう…っ!」
息の詰まりそうな快楽が、思考と視界を明滅させる快楽に変わる。まるで大波にさらわ
れる漁船のように、香奈枝は絶頂を予感させる快楽に溺れ――
「あ!? ああぁぁあああぁぁっっ!」
香奈枝は人生で最初の――そして最後のオルガズムを迎えた。
(ああっ!? すごいっ! すごいよぉ!)
子宮が痙攣し、雌の汁を搾りだす初めての快感に、香奈枝は体中の毛を逆立てながら酔
い痴れる。
「ああっ…! あっ……!」
粘液にてかる体がビクビクと震える。香奈枝は眉を八の時に歪めながら、だが口元をだ
らしなく緩め開けると、糸の切れた操り人形のように、硬直させていた体を弛緩させた。
「ハアッ! ハアッ! かなエっ、かなエのアへがお、かわイイ! かわイすギる! そ
ンな、かおさレたらっ、わたシっ、もウがまンできなイ!」
絶頂の余韻にどっぷりと浸っていた香奈枝がその言葉の意味を理解する前に――
余韻に緩み、コプコプと泡っぽいラブジュースを垂れ流す小陰唇に、和美の尻尾が挿し
入れられた。
「っ…!?」
悲鳴を上げる暇も無く、尻尾の先端が処女膜を押し退け、子宮口を貫く。
朝っぱらからすいません。久々に投稿します。今回からレズプレイ開始。
486 名前:乙×風 :04/10/12 10:29:19 ID:Op+R1gx/
香奈枝はペンライトに照らされながら行なわれた、人外の交わりを茫然と見ていた。
(…こんなの、うそだよ…何かの悪い夢だよ…)
香奈枝がそう思うのも無理はない。何しろ、あられもない声を上げて気を遣った、人外
の片割れは、香奈枝の大親友である和美なのだ。
「はァっ、はアっ、はァっ……ぁンっ」
牝の表情を浮かべながら絶頂の余韻に浸る和美の口に、化け物が舌を伸ばす。和美はそ
れを当然のように受け入れ、ぴちゃぴちゃと淫らな音を立てながら自らも舌を絡めた。
「あム――ぴちゃっ、チュっ、チュバ――あふンっ♪」
舌を這わされただけ汚臭とおぞましさに顔を歪めていた和美が、甘えるような声を上げ
る。いや、彼女は本当に和美だろうか。幼馴染みである真鍋を殺し、彼女の処女を奪った
化け物に、まるでペットが飼い主に甘えるように舌を絡めているのは、本当に和美なのだ
ろうか? 化け物に弄ばれている時でも香奈枝を心配し、逃げて、と言ってくれた親友
は、もう居なくなってしまったのではないのか?
「チュウゥッ! ――ぷアッ! …フフ」
和美が香奈枝に向かい妖艶に微笑む。
――その疑問に対する答えを、香奈枝は身を以て知る事になる。
和美だった者は四肢を拘束する触手から解放される。歪に歪んだ足が菌糸の絨毯をしっ
かりと踏みしめ、にちり、と音を立てた。
「…っ」
香奈枝が息を呑む。和美だった者の股間からは、尻尾が抜けたせいで多量の白濁液が、
卑猥な音を立てながら零れた。その量に、漂ってくる淫ら匂いに、先程の情事がいかに人
間離れしていたかを痛感させられる。同時に、
「あ、いや、来ないで…っ」
まるで獲物を追い詰めるようにゆっくりと近付いてくる、和美だった者に、香奈枝は戦
慄した。怯える香奈枝を動物的な無表情で、元親友が見つめ返す。やがて二人の距離は目と鼻の
先まで縮まった。
香奈枝は再び息を呑む。親友と同じ顔をした化け物と顔合わせた事もある。だが、それ
以上に――異形の手足と柔らかなラインを描く女性の肢体が同居する背徳的なギャップ
が――使い込んだ女淫のように綻ぶ肉ビラから白濁液が流れ、内股を伝い落ちていく様
が――とても妖艶で、同性でも胸が高鳴る程、蟲惑的だからだ。
487 名前:乙×風 :04/10/12 10:30:40 ID:Op+R1gx/
香奈枝はそんな親友の姿に一瞬見惚れ、
「和美ちゃん…本当に、どうしちゃったの? 私の事、分からないの?」
和美だった者は返事をする代わりに背中の『触のう』から触手を溢れ出させた。
「あっ!? きゃあぁっ!」
避けるなんてとんでもない。香奈枝は触手に拘束され、菌糸の海へと押し倒された。
じゅう、と触手の粘液に触れた衣服が溶ける。
「いやぁっ! 和美ちゃん、やめてよおっ!」
香奈枝の制止は届かない。触手で四肢を縛られ、開脚された上で拘束した彼女の体
に、和美だった者が妖艶な笑みを浮かべながらにじり寄る。そして足の間に体を滑り込
ませると、オーバオール型のスカートを余った触手でたくし上げた。
露になった純白のショーツに鼻先をあてがい、犬のように匂いを嗅ぎ始める。
「だめぇ! 和美ちゃんっ、そんなところの匂い嗅いじゃ――きゃあん!?」
獲物を前に鼻息を荒げる和美だった者が、勢い余って香奈枝の幼い秘裂をショーツ越し
に刺激する。化け物と交わった和美が上げるはしたない声や姿に当てられていたのか――
ショーツにじわりと、未成熟な割れ目に沿って、うっすらと染みが出来た。
「…めすダ」
その光景に、微かに香る女の匂いに、和美だった者が喜悦の表情を浮かべた。
「おすは、くウ。めすはおかス」
ぞろりと、長い舌で唇を舐めると、股の下から尻尾を通して香奈枝のショーツに狙い
を定めた。
(う…そ…っ?)
目の前で処女を散らされた親友の姿が脳裏をよぎる。自分も同じ道を辿るのだろうか。
はかの痛みに恥も外聞も無く泣き喚き、最後にはこの親友のように身も心も怪物に成り果
ててしまうのか。
(そんなのっ、絶対に嫌だよっ!)
ショーツに尻尾が当てがわれる。その絶望的な感触に半ば恐慌状態に陥りながらも香奈
枝は必死にこの危機的状況を打破する手段を考える。今正に親友を犯そうとする彼女を止
める為には――
(…そうだ!)
この状況で、咄嗟にその考えが思いついたのは奇跡に近かった。
488 名前:乙×風 :04/10/12 10:31:43 ID:Op+R1gx/
香奈枝はスカートの右側面にあるポケットに手を突っ込むとそれを握り締めた。
(お願い、神様! 和美ちゃんを、私を助けて下さい!)
香奈枝はこの時、生まれて初めて神頼みというものを行なった。
「和美ちゃん!!」
あらん限りの声と共に、右手で掴んだそれを親友の眼前へと突き出した。
それは香奈枝の携帯電話。
香奈枝は片手でそれを開いた。薄暗闇に僅かな光が生まれる。
液晶には、クレーター前で撮った三人の集合写真が写っていた。
***
和美は目前に突き出された携帯をまじまじと見つめていた。見入られたような彼女の瞳
には、歯を見せながら笑う真鍋と、はにかむ香奈枝に抱きつきながらピースをしている自
身の姿が映っている。
「和美ちゃん思い出して! 私だよ! 香奈枝だよ! 小学生の時からずっと一緒だった
香奈枝だよぉ!」
獲物の雌が、何かを叫んでいる。その声がどこか懐かしく、愛しく思えて、僅かに残っ
た理性が本能を一時的に抑制する。本能の底に埋もれていく記憶が、耳に馴染んだ声に呼び
起こされる。
「……かなエ?」
茫然と和美が呟いた。
目の前の獲物が、いや、唯一無二の親友である香奈枝が表情を輝かせる。
「そうっ、そうだよ和美ちゃん!」
カズミ――聞き慣れた言葉、それは確か、
「かずミは、わタし」
「うん! うん!」
「かなエは、あなタ」
「うんっ、うんっ!」
「まナべは、おす。イつも、けんかシてた」
(…オもイだシた)
489 名前:乙×風 :04/10/12 10:33:18 ID:Op+R1gx/
香奈枝。香奈枝。大好きな香奈枝。
「かなエだったんだネ」
「和美ちゃんっ、思い出してくれたんだね!?」
「うン。かなエは、ワたしのだいすキな、かなエ。かなエも、ワたしのコとがスき?」
「うん、大好きだよっ」
香奈枝は気付かなかった。好き、という言葉が今の和美にとってタブーだという事に。
好き、という言葉が親愛ではなく、愛情、愛欲、ひいては性欲へと直結するという事に。
(かなエがすき、かなエもすき、すき、すきすきスきすキスキスキ)
和美が再び息を荒げ始める。脳内ホルモンが分泌され、発情したのだ。
「だっタら、かなエ、イっしょになロう」
「…え?」
「しんパいしなくていいヨ。やサしくするかラ」
「和美、ちゃん? 何を、言ってるの…?」
その問いに、和美は唇を舐め、
「かなエ、ダいすき。オカしたいほど」
香奈枝の願いは届かなかった。
***
「きゃあ!?」
和美が、和美の記憶を持つ化け物が、香奈枝を組み敷く。そしてパニックを起こしてい
る彼女に、キスをした。
「っ!? ん――っ!」
舌を長く伸ばされ、舌の裏を歯茎を、頬の裏を舐める。そのおぞましくもどこかくす
ぐったい感触に呻き声を上げると、口の中へと多量の唾液を流し込まれた。女性の持つ甘
酸っぱい唾液の味なんてこれっぽっちもしない。冷水の様な冷たさとともに、青臭い異臭
で口内が満たされた。その余りの不快さに香奈枝はむせそうになり、思わず飲み込んでし
まう。途端に、
「むうぅっ! ――っ!?」
(やだっ、体が熱くなってっ)
490 名前:乙×風 :04/10/12 10:34:41 ID:Op+R1gx/
まるで酒でも飲んだような灼熱感が、喉と体で感じる。肌がほんのりと赤く染まり、女
の体臭とともに汗が吹き出してきた。
和美が舌を抜いた。二つの唇で唾液の橋が架かり、ペンライトに照らされ怪しく輝く。
「アア、メすのニおいがスる…かなエ、こーふンしてる? シてるよね? フフ…だって
わタしのヨだれ、あンなにノんだンだもん。エっちなコとシたくて、たまらなイよネ?」
「っ!」
図星だった。
親友にファーストキスを奪われたショックよりも、性的な期待からくる興奮の方が強く
なっていた。化け物に強制的に欲情させられた経験者として、香奈枝が欲情してきた事を
目ざとく感知すると、和美は息を荒げながら言う。
「かなエ、ハァっ、ハァッ、きもちヨく、シてアげるっ…!」
「やっ!? きゃあっ!」
体を拘束していた触手が、一斉に蠢き始めた。伸縮し、捻れ、白濁液を分泌しながら、
衣服を溶かしていく。溶解されていく衣服越しに、のたうち回る触手を感じ、おぞましさ
に涙が滲むが、同時に怪しい期待で胸が高鳴った。
「や、こんなのやだっ! 和美ちゃんっ、止め――ん…っ!?」
気休めに言った嘘も、二度目のディープキスで遮られる。そのまま口を窄められて、
ぢゅうぅぅぅぅっ!
思いっきり舌と唾液を吸われる。
「っ…!?」
予想の斜め上をいくような甘美な快感が舌から生まれ、醜恥や戸惑い、恐怖から一瞬だ
け解放されると、視界が真っ白に染まった。
更に、衣服を溶かす触手がその身をぶるぶると震わせ、
ビュルッ、ビュルッ、ビュルッ、ビュルッ――
柔毛を生やしたブラシ状の先端から一斉に白濁液を吐き出すと、 裸同然の香奈枝と
和美の間で弾け、香奈枝の肌を汚していく。
ちゅば、と音を立てて密着していた唇が離れた。
「フフ…かなエのよだレ、おいしかったヨ。かなエは、わたシのキす、きモちヨかった?」
「……ぁ…ぅあ…」
491 名前:乙×風 :04/10/12 10:35:49 ID:Op+R1gx/
香奈枝は返事の代わりに虚ろになった瞳を和美に向ける。香奈枝は、甘美なキスの余韻
と、全身を白濁液でドロドロに汚されたショックで、放心状態になっていた。気持ち悪い
筈なのに気持ち良い。臭くてむせ返りそうなのにドキドキする。
矛盾する感性に翻弄されて、まともに思考が働かない。
「わたシは、かなエのかラだ、キもちヨかったから、おしルたくさンだシちゃった…あ
アッ、かなエ、わたシのでこンなにドロドロになっテ…すごくきれイ…フフッ、モっとき
れイにシてアげる」
「ひゃんっ!?」
香奈枝にぶち撒けた白濁液を引き伸ばすように触手が蠢く。
香奈枝は、うなじや鎖骨、脇や尻、ふとももに粘液を塗り広げられる度に、
露になった豊かな胸やその頂上、また、白濁液以外の何かで既にベタベタになっている
肉ビラを、触手が通り抜ける度に、
「やっ、あっ――きゃんっ!? ひんっ! んん…っ!」
甘い愉悦が生まれた。
(触手がグネグネ動いてっ、体中ベタベタしてっ、気持ち悪い筈なのにっ――すごく気持
ち良いよ!)
「ハァ、ハァッ……かなエが、エっちなこエだシてる。ハアッ、かなエがかンじてルっ…
ハァハァっ! かなエっ!」
「きゃっ!?」
和美が黒く汚染された裸体を、白濁液で全身が照り返っている香奈枝の裸体に絡ませ
た。密着した肌に白濁液が潰され、にちゃっ、と卑猥な音を立てる。
「かなエ! かなエ! スきっ、だイすき!」
体を密着させたまま和美が、全身を前後に揺すり始めた。
白濁液がローションの代わりとばかりに、ねちねちと卑猥な音を立てながら白と黒、二
つの肌が押し合いへし合い、互いの肉を捏ね合う。
「ひゃっ!? あ! きゃん! ぁん!」
(乳首がっ、あそこがっ、和美ちゃんのと擦れてっ)
催淫性の白濁液を擦り込まれ勃起した乳首が、和美の小指大に肥大化した乳首と擦れる
と、ツーンと耳鳴りがしそうな程鋭く、それでいて甘い愉悦が尾を引く官能が生まれる。
貝類の剥き身を彷彿させる肉土手が、じゅくじゅくと水音を立てて互いに擦り合わされる
と、じわあと痺れる快楽で下半身が満たされる。
492 名前:乙×風 :04/10/12 10:37:37 ID:Op+R1gx/
「きゃん! やっ! あん! ――ああぁっ!?」
(やあぁっ! 皮っ、皮が剥けてっ! すごいよぅ! あそこ、じんじんするよぅ!)
白濁とした汚液に苛まれ、鞘から抜き出たピンク色の肉豆が、二倍以上に肥大化した和
美のそれに押し潰され、捏ね回されると、腰が砕けそうな桃色のスパークが弾ける。自慰
行為もした事のない香奈枝には、抜き身のクリトリスへの刺激は強すぎて、快楽を感じる
どころの話ではない筈だが、
(ああっ! お豆さんっ、気持ち良すぎて恐いのにっ、)
「だ、だめぇ! あんっ! 腰っ、勝手に動くよお!」
発情させられた香奈枝の体は、強すぎる快楽を受け入れ、それどころか積極的に貪ろうとする。
「ああっ! あっ、あっあっあっ! 和美ちゃん! 和美ちゃんっ!」
「かなエっ、そンなにっ、よだレをたらシてっ、おまンこグチョグチョにシてっ――ア
ンッ♪ フフっ、かわイくて、エっちだヨ!」
「い、いやっ! そんなっ――ぁん!? そんな事言っちゃ嫌だよ!」
和美にふしだらな部分を指摘されて香奈枝の羞恥心が限界近くまで高まる。発情し、ほ
んのりと朱に染まっていた肌が、火が点いたように真っ赤になった。
だが、その羞恥心を利用し、欲情した本能が、体だけではなく心までも淫欲に染めていく。
(こんなっ、和美ちゃんと裸で、はしたない事をしてっ、顔から火が出るくらい恥ずかし
いのにっ――どんどんいやらしい気持ちになるよ! どうしてっ?)
「あ、あ、あ、あ、あっ! もうっ……だめえっ! あんっ!」
(気持ちいいよぅ! )
体だけではなく心までも快楽に屈伏した香奈枝が、自分の指を人外の指を絡ませ、能動
的に快楽を貪ろうとする。和美が体をスライドさせる方向とは真逆の方向へと体を揺す
り、更なる快楽を求めた。
「あん!? かなエぇっ、かなエ! きもちイイ! きもちイイよ!」
「和美ちゃぁん! 私も! 私も気持ち良いよぅ! 気持ち良すぎて、腰っ、砕けそうだ
よう!」
「あン、あン、あン、あンっ、あンっ、あンっ、ああンっ♪」
「あ、あん、あっ、あ、ああっ! ひあん!」
493 名前:乙×風 :04/10/12 10:39:20 ID:Op+R1gx/
ニチニチという、汗と触手の白濁液を捏ね回す音に、グチュグチュという水音が交じ
る。人外の放つ青臭い異臭にも、女の匂いが混じり、嗅いだことのないような性臭へと変
貌すると、香奈枝の劣情を掻き立て、高みへと押し上げていく。
恍惚の表情を浮かべる和美がだらしなく垂らす唾液を、快楽にとろけた顔で受けとめた。
「ああっ! 来る! 何か来ちゃうよぉっ! ひああっ!? 和美ちゃん! 私っ!
私っ、もう…っ!」
息の詰まりそうな快楽が、思考と視界を明滅させる快楽に変わる。まるで大波にさらわ
れる漁船のように、香奈枝は絶頂を予感させる快楽に溺れ――
「あ!? ああぁぁあああぁぁっっ!」
香奈枝は人生で最初の――そして最後のオルガズムを迎えた。
(ああっ!? すごいっ! すごいよぉ!)
子宮が痙攣し、雌の汁を搾りだす初めての快感に、香奈枝は体中の毛を逆立てながら酔
い痴れる。
「ああっ…! あっ……!」
粘液にてかる体がビクビクと震える。香奈枝は眉を八の時に歪めながら、だが口元をだ
らしなく緩め開けると、糸の切れた操り人形のように、硬直させていた体を弛緩させた。
「ハアッ! ハアッ! かなエっ、かなエのアへがお、かわイイ! かわイすギる! そ
ンな、かおさレたらっ、わたシっ、もウがまンできなイ!」
絶頂の余韻にどっぷりと浸っていた香奈枝がその言葉の意味を理解する前に――
余韻に緩み、コプコプと泡っぽいラブジュースを垂れ流す小陰唇に、和美の尻尾が挿し
入れられた。
「っ…!?」
悲鳴を上げる暇も無く、尻尾の先端が処女膜を押し退け、子宮口を貫く。
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