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紅月の夜
612 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/07(水) 15:37:21 ID:PVb2unCD
天界。ヒトが死に逝く先。天使のすむ世界。
魔界。ヒトが死に逝く先。悪魔のすむ世界。
2つの世界は、常に人間の頭を魅了し続ける。それこそ、有史以前から在っただろう考え。
ヒトは死ぬとどこへ行くのか?
誰にも訪れるその死は、宗教を作り出し人をまとめ上げた。
ある者は地獄と呼ばれるその場所へ逝くのを恐れ、天にあるとされるその国へ逝こうともがく。
ある者はどちらも信じていないと言い張り、そして最期には涙を流して死後の虚無を恐れる。
混沌とした人間界。死後の概念は、そこから生まれたイメージだろうか。
そして今、その双方の世界を揺るがす事件が起ころうとしていた。
<紅月の夜>
天界は、実際人間界となんら変わらない日常だった。人々はそれぞれ集落を形成し、天使がそれらを全て統括している。
天使達が死者を統制する形で、世界の中心機関となっている。
なまじ世界中の死人の来るところなので、人口の増減や人種問題は絶えない。
人種、というのは死者の姿は生前とほぼ同じだが、唯一変わるのが髪の色である。業が深いほど、髪が黒くなると言われている。
その黒髪を持つ漆黒人が独自派閥を作り、今では天使達及び純白人達の目の仇になっている。
「反乱の鎮圧」という目的で辺境の地へ大群が向けられたのは、そんな不安定な時だった。
「・・・んん・・・・・・」
レフィリアは、牢屋の床から起き上がった。見たこともない石造りの部屋。
音が響く事から考え、地下のようだ。そもそも、石造りの建物など中央の都にしか無いと聞く。
確か、さっきまで家で家事を手伝っていたはず・・・体は麻痺したかのように動きが鈍い。
状況が全く掴めないレフィリアは混乱するばかりだった。
「起きたようね。あれだけ電流で痺れさせたのに」
カッ、カッという音がして人が入ってきた音がした。
薄暗い部屋の中で、その髪だけが金色に輝いているのがわかる。
「レヴィ博士、これを」
「・・・これは・・・・・・わかったわ。後は任せて下がりなさい」
レヴィと呼ばれたその女は、渡された紙を一読した後に兵士を下がらせる。
金の髪、白衣。背の高いその女が、何かの研究者であることは間違いないだろう。
「ここから出してください」
「あら、意外と冷静ね。ここは中央の地下500階・・・天界の最下層に位置する部屋よ」
「な・・・」
最下層、といえばもはや魔界との境界ではないか。そんな所で一体何を・・・
「私を捕まえてどうするつもり?」
現状を詳しく知るためにあえて質問をぶつける。
「ここの研究は、最も研究の進んだ研究。要は、新術・新薬の開発とか表に出せない実験とか・・・ね」
「もしかして・・・人体・・・実験・・・・・・?」
人体実験・・・つまり殺人に至る物といえば、天使の法に触れる重大違反行為である。
最下層といえど、それを犯した者は重罰のはずだが・・・
まさか、それを自分にやろうというのか。
「知っての通り、人間に対してそれは許されないの。たとえ漆黒人でもね」
「じゃあ何を・・・」
「それは知ってのお楽しみね」
『殺しはしない』という意味だろうその言葉に、レフィリアはこの状況を逃れるには耐えるしかないと悟った。
613 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/07(水) 15:40:17 ID:PVb2unCD
「じゃあついて来なさい」
拘束されたまま、真っ白な部屋へ連れて行かれた。いかにも、言わんばかりに怪しい器具。
レフィリア両手を上げた状態で、天井から伸びる鎖へ繋がれた。
「これから『ある薬』を投与するわ。この実験はその反応を見るものよ」
「クスリ・・・?」
「ああ、あらかじめ純白人種で試したの。害はないから大丈夫よ」
害のない実験を、捕らえた人間を使ってやるわけ無いだろう。
あからさまに嘘だ。という事は、満足する結果が得られなかったか死亡したか・・・ろくな実験ではなさそうだ。
「じゃあ口を開けて」
逆らってもどうしようもないので言われたままに口を開ける。カプセルか粉か、そういう類の物かと予想していた。が。
・・・ん・・・ちゅぱ・・・んちゅっ・・・・・・
口内に侵入してきたのは、レヴィの舌だった。予想外の出来事に、思わず身構えるが、その舌によって次第に溶かされていく。
「はぁん・・・ちゅぷ・・・・ん・・・ちゅぅ・・・ふぁ・・・」
「ちゅ・・・んぁ・・・ん・・・ふぅ・・・ちゅぷ・・・」
もう何分経っただろう。頭が朦朧とし、体に力が入らない。クスリを飲まされたのだろうか。
いや、これだけ長くキスを続けているレヴィ本人は、あくまで普通だった。
「ん・・・・・これくらいかしら」
やっと唇同士離れた時には、レフィリアは何も考えられなくなっていた。
「じゃあこれを飲みなさい」
差し出されたものを見ると、手の上に乗っているのは飴玉のような球体。長いキスを受けたレフィリアは抵抗もなく飲み込んでしまった。
その「モノ」は口に含んだ瞬間、ドクン、と動いた気がした。ごくり、と飲み込んでしまうと途端に体に異常があらわれた。
「熱・・・熱い!!!体がぁっ!!!」
体が焼けるように熱いのだ。喉が渇き、掻き毟ろうにも両手は鎖によって使えない。
頭がおかしくなりそうな熱さが、頭から指先まで焼き尽くす。
そんな光景を、レヴィは記録をとるように観察していた。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
延々と続くような熱さの中で、レフィリアの中で何か別の熱さが生まれた。股間が熱くなってきたのだ。
「はぁん・・・んっ!・・・な・・・に・・これ・・?・・・んんっ!!」
『何か』が焼く感覚。それが、陰部からの疼きによって次第に快感へと変わっていく。
「ん・・・いぃ・・・これ・・・いいっ!!・・・・んっ・・・」
「ああっ!!・・・アソコ・・・熱い・・・からだ・・が・・・あついのぉ!!!・・・いいっ!!」
レフィリアが未知の快楽に溺れる間、体が徐々に変化していた。髪が伸び、瞳が金色に変わっていき、爪もとがっていく。
その変化を観察するレヴィは満足げに見下ろしている。
「どう・・・新しい体は。キモチいいんでしょ?」
「はぃ!!・・キモチイイッ!!!気持ちいいよぉ・・・」
「順調ね。これならもうすぐ・・・」
614 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/07(水) 15:42:47 ID:aCA5QURc
「!!!!」
快楽に浸るレフィリアに、全く異種の感覚が襲う。
「おしり・・?・・・おしりが熱い・・・」
肛門の上、尾てい骨の周辺が熱くなっている。ムズムズと、疼く感触。そして。
「あぁああああああ!!!」
突き刺すような痛み。背骨を走る、強烈な痛みがレフィリアを襲った。
痛みが引き、後ろを見たレフィリアには、驚くべきものが見えた。
自分の尻、ぺたんと床についたその箇所に、黒い蛇のようなものがのたくっている。
「し・・・尻尾・・・?」
悪魔の象徴であるかのような、黒き尻尾が生えていたのだ。
「いや・・・何で・・・・・・」
「成功ね」
混乱するレフィリアを横に、レヴィは上機嫌だった。
レフィリアに飲ませた薬・・・それは、夜の「闇」をを圧縮し抽出したもの。
体の構造を改造し、それを服用した者を悪魔に堕とす、闇の生物だ。
「いいでしょ?段々動かせるようになるわよ。しかも、これは・・・」
「ひぁああん!!!!」
「感度も最高なのよ」
レヴィが尻尾を少しつまんだだけだが、それが甘美な感覚として伝わってくる。
「これ・・・尻尾・・・いひぃ・・いい・・・」
「ふふ、涎まで垂らしちゃって。じゃあ悪魔化しても裏切らないように徹底的に教育しないと」
「いひゃぁああん!!!そこ!!!尻尾!!!いいぃい!!!!」
尻尾を軽くこすってやると、狂ったように喘ぎだすレフィリア。攻めるレヴィもその手を止める事はない。
光も差さない地下深く、凶科学者の所業。一匹の悪魔が誕生しようとしていた。
615 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/07(水) 15:48:25 ID:aCA5QURc
<紅月の夜:エピローグ>
「ふぅうん・・・いいぃ・・・しっぽぉ・・・あそこもぉ・・・いぃのぉ・・・」
3日が過ぎた。もはや理性の感じられない姿は、ほぼ悪魔のものとなっていた。闇を写し取ったかのような、漆黒の髪と翼。
金色に輝く瞳は快楽で染まり、口元からは喘ぐ声が漏れた。未熟な体は成熟した女のそれになり、体中から淫臭を発している。
どんな者でも虜にするだろうその姿は、まさに淫魔。
悪魔の元素たる『闇』を寄生させたレヴィでさえ、その魔力の上昇と変化の過程には驚いていた。
(まさか・・・予想の3倍の上昇率・・・・・・漆黒人種特有か?・・・いや、しかし・・・)
レフィリアのあの乱れ様は何だ。悪魔とは、人間に快楽を与える事を至上の喜びとするはず。
・・・・しかし、レフィリア自身の快楽に溺れている。
(不完全だったか・・・しかし、体構造は全て改造されたはず・・・・)
不安にとらわれ、ふとレフィリアを見る。いや、見ようとした。
ゴンッ・・・
その瞬間頭部に衝撃が走り、レヴィは床に崩れ落ちた。倒れふすその瞬間、漆黒の影を見た気がした。
「ふう・・・馴染んだわね」
背後に立っていたのはレフィリアだった。さっきまでとうって変わった落ち着いた声。
知性を取り戻し立つ彼女は、漆黒の衣を纏い、自身の体の出来に対して妖艶に微笑んでいた。
闇を吸収し、己の中で新たな組織として馴染ませるには時間がかかるため、3日間は外面の変化しかなかった。
しかし今―――レフィリアは完全に覚醒した。
自分は覚醒して間もない。天界を支配し、天使共を滅ぼすにはさらなる力が必要だ。
魔界へと行くために魔界へ門を開き、その中へと沈んでいく。
悪魔の本能か、迫害されていた際の憎しみが残っているのか。上を見つめる金の瞳には天界に対する憎悪が宿っていた。
天界の滅亡まで、あと1年。
622 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/08(木) 15:20:43 ID:7O1VX3W2
とりあえず、できたとこまで投下します。時間は数ヶ月後の設定で。
<紅月の夜:第2夜>
レヴィは、窮地に立たされていた。実験の失敗は、彼女の精神を極限まで追い込んでいたのだ。
秘密裏に実行された実験だったが、そのうち上にも伝わるだろう。
なにより、自身の立てた仮説が全て間違っていたことがショックだった。
早く、研究成果をあげなくては。連日徹夜を続け、研究を練り直す彼女に、闇の手が迫ろうとしていた。
「こんばんは、科学者さん」
ああ、幻聴まで聞こえ出したか・・・・!!いや、この声は
「レフィリア!!!」
「あら、覚えてたの?『失敗作』なのにね」
漆黒のローブを纏うその姿。数ヶ月を経て舞い戻ったレフィリアは、もはや完全な悪魔と化していた。
レヴィが覚醒させたときはまだ半覚醒だったのだろう。魔力も、その禍々しい氣も、桁違いに強くなっていた。
「何故・・・戻ってきたか不思議でしょう?教えてあげようかしら」
「私に・・・復讐?」
自分のおかれた状況から、そう判断するレヴィ。
「そんな小さい理由のためにこんな所まで来ないわ。もちろん、天界を頂くためよ」
「・・・な!!!」
「そのためにまず貴女で実験しようと思うの。新しい寄生体を、ね。」
服の袖から、ゾワゾワと這い出るモノ。レフィリアの寄生されたものとは異なる、意志を持つ寄生体。
魔界の科学と魔術を施したそれは、レヴィの体にたどり着き、侵食を開始した。
623 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/08(木) 15:24:32 ID:7O1VX3W2
「いや・・・何・・・・動いてっ・・・ひゃう!!・・」
レヴィの服の中に潜り込んだゲルが、体に染み込んでいく。口から、皮膚から侵食を開始した。
(まさか・・・意志を持っているなんて・・・・ひぃっ!!)
「今思えば、あの方法では悪魔になった者を服従させるのは無理なの。もっと時間をかけて・・・刻み込むのよ。服従の心をね」
「そん・・・な・・・・・」
自分の研究の欠落した箇所を簡単に否定されたレヴィは驚いた。しかし、この状況から見ればそれは確かなのだろう。
そして、これから自分がどうなるかも分かってしまった。
「ほら、話してる暇なんてないのよ」
「ひぅうん!!!・・・あぁ・・・あっ・・・あつ・・・・熱い・・・・」
ゲルの浸透した部分が、熱を持ってしまった。こうなってしまえば、あとは侵食が進み、いずれ・・・
「イヤァ・・・そんな・・・・あぁん!!!・・・んくぅ・・・」
服の中で暴れまわるゲル。その様子は目視できないが、おそらくジワジワと嬲るように侵食しているのだろう。
即効性に長けたあの初期型とは違う点である。
真面目で自慰経験も少ないレヴィは、その締め付けてくるような快感に耐えていた。
(負けちゃ・・・ダメ・・・おそらく気が緩むと・・・んぁ・・・侵食の・・スピードが・・・)
とはいえ、快楽が思考能力を奪っているのは間違いない。
「あぁあ!!・・く・・・んふぅ・・・ひゃうん!!!・・・やめ・・・あんっ!!!」
否定の言葉も次第に弱弱しいものになっていく。どうしても、全身からの快感に抗えないのだ。
最も、寄生体の責めはこれだけではなかった。
「言い忘れてたけど・・・侵食には108段階まであるのよ」
「なっ・・・まさかそんな!!!・・っ・・・ひゃぁああああああ!!!!」
侵食の際に全く触れていない部分、そう、陰部への責めが開始されたのだ。
にわかに硬化したゲルはその特性を生かし、隅々まで侵入する。そして、もう1箇所にゲルの責めが加わった。
「あぁああああああ!!!!!クリ・・・がぁあああ!!!!ああああああああん!!!!」
陰核への責めが、レヴィの頭を真っ白にした。何しろ、天使には不可能な全面からの責めだ。
突然2箇所への責めを受け、レヴィはイッてしまった。
もちろん責めをやめるつもりはない。レフィリアはあくまで冷静に、レヴィの乱れる姿を見ていた。
そして、さらにゲルに魔力を加えて、新たな触手を作り出した。
624 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/08(木) 15:28:07 ID:7O1VX3W2
「んん・・・・熱いぃ・・・」
後ろに当たる熱い塊。突然現れたその感触も、レヴィには快楽として認識された。
寄生体の侵食が進んでいるのか、ゲルの分泌液か。異種の快楽を得た体は、喜び震えた。。
「んはぁ・・・・これ・・・熱いのぉ・・・入ってくる・・・・・」
緩慢にも思えるその遅さで侵入してくる触手。排泄器官であるはずのそのすぼまりに、ゴツゴツとした触手がめり込んでいく。
「貴女の器官は、もはや快楽を得るためにあるようなもの・・・抵抗なんてないわ。ほら、力んで見なさい」
「りき・・む?・・はぁうあぁああああああ!!!はひぃいいいいいん!!!」
前と後ろ、2つの触手の圧迫感。それが、どうしようもなく強い快楽となって背筋をぞぞぞっとなぞる。
停止した状態の触手に対して、レヴィは自分から快楽を貪りだした。
「はぁあああん!!!あひゃぁああっ!!!!ひぅううん!!!」
もはや、周りなど目に入っていない。只、快楽を得るために腰をグリグリと触手に押し付けた。
秘部からはとめどなく愛液が流れ、口は半開き状態だ。舌がだらんと垂れ、涎がしたたり落ちている。
「ぃぃいいい・・・あはぁああん・・・おしり・・・いいぃいい・・・・・もっと・・・もっとぉ・・・・」
その意志に答えるかのように、ゴツゴツといぼの浮き出た触手が、目を覚ましたように動きを始めた。
「ひぃいいい!!はぁあぁあああ!!!あへぇええっ!!!これぇっ!!!動くのいいっ!!!!ひいいいいいい!!!」
前後の触手は、絶妙な動きで蜜壷と肛内をかき回す。2本で同じ箇所を肉壁ごしにグリグリと擦りあげる。
そして、微妙にずらして突き上げる動作は、レヴィを忘我にするにはじゅうぶんだった。
「あぁああああああぁあああ!!!!」
「じゃあもっとあげるわよ。快楽を・・・ね」
625 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/08(木) 15:32:07 ID:15BW0P3f
「ああぁあああっっ!!!いいぃい!!!いひいいいいぃ!!!」
もうどれだけの時間が過ぎただろう。レヴィに対する責めは依然として激しいままだった。
激しい動きに耐えきれず、服はもはや原型をとどめていなかった。口から、股間からの液体が床をびたびたに濡らしていた。
ゲルはそのゴツゴツといぼの付いた形状の触手で膣内を蹂躙し、クリトリスを擦り、摘み、舐る。
「あぁああん!!!もっとぉ!!!もっとぉ!!!アソコもぉ!!!クリいじってえぇえ!!!」
壮絶な責めの中で、レヴィの理性は陥落寸前だった。
ふと、その責めが止まる。
「・・・えっ・・・・」
「どうしたの?もっとやって欲しかったの?」
まさに生殺しだ。あれだけ強い快楽を与えた後に、すっと引いてしまった。
「え・・・そんなこと・・・ないです・・・・」
無意識のうちに、レフィリアに対する言葉が敬語になっている事に本人は気づかない。
「ふふ・・・・いまさら嘘を言っても無駄なのよね・・・だって、ほら・・・」
「ひゃぁああああん!!!」
股間へ食い込んだ触手が、少し振動した。もちろん、服の上からは確認できないほどの微弱なものだ。
しかしその振動がレヴィに与える快楽は遥かに大きいものだった。
「ほら、少しの振動だけなのに。イッちゃったの?」
恥ずかしさからうつむいているレヴィ。その意味するところは一目瞭然だ。
「もし忠誠を誓うなら、好きなだけで可愛がってあげるわよ」
「ちゅ・・せい・・・」
甘い誘惑。正常なら明らかに罠だとわかるが、レヴィにはそれを判別するほどの余裕が残っていなかった。
最後に残っていた理性が、警鐘を鳴らす。
(だめ・・・忠誠なんか誓ったら・・・・快楽・・・あの快楽が・・ずっと・・・いい・・・・・・だめ・・・)
「あんまり耐えると体に悪いわよ?」
(そう・・・耐えなきゃ・・・クリトリスを・・・・そう、クリトリスが・・・・ゴリュゴリュ・・・欲しい・・・)
「悪魔になれば永遠に快楽を得られる体になれるのよ」
(ゴリュゴリュが・・・ずっと・・・・ダメ・・・・これ・・・やめちゃ・・・止まったら・・・)
「ただ復唱すればいいのよ。『我此処に誓う。全ての魔に仕え、闇の眷属と化す事を・・・・・・』と」
長い誓いの言葉は、なぜかレヴィの頭に入ってくる。
(だめ・・・口にしたら・・・口・・・あれが・・・口・・に・・あそこ・・・いっぱい・・・欲しい・・・・)
口から紡ぎ出された言葉は、自らを魔の快楽に身を委ねる堕天使の誓いだった。
626 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/08(木) 15:35:37 ID:dj0sRs0G
「さぁ・・・目が覚めたかしら?レヴィ」
「はい。レフィリア様」
数日後、魔界にて。完全に悪魔の眷属と化したレヴィがそこにいた。
レフィリアのように黒い服は着ていない。裸で、その熟した体をさらけ出している。
「では、まず天界へ戻ってもらうわ。奴等をこちらへ引き入れる役よ。」
「了解しました」
天界へのゲートをくぐり、変化した姿でレヴィは天界へと潜り込んだ。
残ったレフィリアは、空を見て微笑んだ。まさか、天界も裏切り者がいるとは思わないだろう。
そしてまさか、迫害・征伐された人間を、レヴィが堕天させて魔界へと送っているなどとは。
その作戦で、魔界の戦力はこの数ヶ月で数十倍にも膨れ上がった。
天界の滅亡まで、あと7ヶ月。
天界。ヒトが死に逝く先。天使のすむ世界。
魔界。ヒトが死に逝く先。悪魔のすむ世界。
2つの世界は、常に人間の頭を魅了し続ける。それこそ、有史以前から在っただろう考え。
ヒトは死ぬとどこへ行くのか?
誰にも訪れるその死は、宗教を作り出し人をまとめ上げた。
ある者は地獄と呼ばれるその場所へ逝くのを恐れ、天にあるとされるその国へ逝こうともがく。
ある者はどちらも信じていないと言い張り、そして最期には涙を流して死後の虚無を恐れる。
混沌とした人間界。死後の概念は、そこから生まれたイメージだろうか。
そして今、その双方の世界を揺るがす事件が起ころうとしていた。
<紅月の夜>
天界は、実際人間界となんら変わらない日常だった。人々はそれぞれ集落を形成し、天使がそれらを全て統括している。
天使達が死者を統制する形で、世界の中心機関となっている。
なまじ世界中の死人の来るところなので、人口の増減や人種問題は絶えない。
人種、というのは死者の姿は生前とほぼ同じだが、唯一変わるのが髪の色である。業が深いほど、髪が黒くなると言われている。
その黒髪を持つ漆黒人が独自派閥を作り、今では天使達及び純白人達の目の仇になっている。
「反乱の鎮圧」という目的で辺境の地へ大群が向けられたのは、そんな不安定な時だった。
「・・・んん・・・・・・」
レフィリアは、牢屋の床から起き上がった。見たこともない石造りの部屋。
音が響く事から考え、地下のようだ。そもそも、石造りの建物など中央の都にしか無いと聞く。
確か、さっきまで家で家事を手伝っていたはず・・・体は麻痺したかのように動きが鈍い。
状況が全く掴めないレフィリアは混乱するばかりだった。
「起きたようね。あれだけ電流で痺れさせたのに」
カッ、カッという音がして人が入ってきた音がした。
薄暗い部屋の中で、その髪だけが金色に輝いているのがわかる。
「レヴィ博士、これを」
「・・・これは・・・・・・わかったわ。後は任せて下がりなさい」
レヴィと呼ばれたその女は、渡された紙を一読した後に兵士を下がらせる。
金の髪、白衣。背の高いその女が、何かの研究者であることは間違いないだろう。
「ここから出してください」
「あら、意外と冷静ね。ここは中央の地下500階・・・天界の最下層に位置する部屋よ」
「な・・・」
最下層、といえばもはや魔界との境界ではないか。そんな所で一体何を・・・
「私を捕まえてどうするつもり?」
現状を詳しく知るためにあえて質問をぶつける。
「ここの研究は、最も研究の進んだ研究。要は、新術・新薬の開発とか表に出せない実験とか・・・ね」
「もしかして・・・人体・・・実験・・・・・・?」
人体実験・・・つまり殺人に至る物といえば、天使の法に触れる重大違反行為である。
最下層といえど、それを犯した者は重罰のはずだが・・・
まさか、それを自分にやろうというのか。
「知っての通り、人間に対してそれは許されないの。たとえ漆黒人でもね」
「じゃあ何を・・・」
「それは知ってのお楽しみね」
『殺しはしない』という意味だろうその言葉に、レフィリアはこの状況を逃れるには耐えるしかないと悟った。
613 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/07(水) 15:40:17 ID:PVb2unCD
「じゃあついて来なさい」
拘束されたまま、真っ白な部屋へ連れて行かれた。いかにも、言わんばかりに怪しい器具。
レフィリア両手を上げた状態で、天井から伸びる鎖へ繋がれた。
「これから『ある薬』を投与するわ。この実験はその反応を見るものよ」
「クスリ・・・?」
「ああ、あらかじめ純白人種で試したの。害はないから大丈夫よ」
害のない実験を、捕らえた人間を使ってやるわけ無いだろう。
あからさまに嘘だ。という事は、満足する結果が得られなかったか死亡したか・・・ろくな実験ではなさそうだ。
「じゃあ口を開けて」
逆らってもどうしようもないので言われたままに口を開ける。カプセルか粉か、そういう類の物かと予想していた。が。
・・・ん・・・ちゅぱ・・・んちゅっ・・・・・・
口内に侵入してきたのは、レヴィの舌だった。予想外の出来事に、思わず身構えるが、その舌によって次第に溶かされていく。
「はぁん・・・ちゅぷ・・・・ん・・・ちゅぅ・・・ふぁ・・・」
「ちゅ・・・んぁ・・・ん・・・ふぅ・・・ちゅぷ・・・」
もう何分経っただろう。頭が朦朧とし、体に力が入らない。クスリを飲まされたのだろうか。
いや、これだけ長くキスを続けているレヴィ本人は、あくまで普通だった。
「ん・・・・・これくらいかしら」
やっと唇同士離れた時には、レフィリアは何も考えられなくなっていた。
「じゃあこれを飲みなさい」
差し出されたものを見ると、手の上に乗っているのは飴玉のような球体。長いキスを受けたレフィリアは抵抗もなく飲み込んでしまった。
その「モノ」は口に含んだ瞬間、ドクン、と動いた気がした。ごくり、と飲み込んでしまうと途端に体に異常があらわれた。
「熱・・・熱い!!!体がぁっ!!!」
体が焼けるように熱いのだ。喉が渇き、掻き毟ろうにも両手は鎖によって使えない。
頭がおかしくなりそうな熱さが、頭から指先まで焼き尽くす。
そんな光景を、レヴィは記録をとるように観察していた。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
延々と続くような熱さの中で、レフィリアの中で何か別の熱さが生まれた。股間が熱くなってきたのだ。
「はぁん・・・んっ!・・・な・・・に・・これ・・?・・・んんっ!!」
『何か』が焼く感覚。それが、陰部からの疼きによって次第に快感へと変わっていく。
「ん・・・いぃ・・・これ・・・いいっ!!・・・・んっ・・・」
「ああっ!!・・・アソコ・・・熱い・・・からだ・・が・・・あついのぉ!!!・・・いいっ!!」
レフィリアが未知の快楽に溺れる間、体が徐々に変化していた。髪が伸び、瞳が金色に変わっていき、爪もとがっていく。
その変化を観察するレヴィは満足げに見下ろしている。
「どう・・・新しい体は。キモチいいんでしょ?」
「はぃ!!・・キモチイイッ!!!気持ちいいよぉ・・・」
「順調ね。これならもうすぐ・・・」
614 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/07(水) 15:42:47 ID:aCA5QURc
「!!!!」
快楽に浸るレフィリアに、全く異種の感覚が襲う。
「おしり・・?・・・おしりが熱い・・・」
肛門の上、尾てい骨の周辺が熱くなっている。ムズムズと、疼く感触。そして。
「あぁああああああ!!!」
突き刺すような痛み。背骨を走る、強烈な痛みがレフィリアを襲った。
痛みが引き、後ろを見たレフィリアには、驚くべきものが見えた。
自分の尻、ぺたんと床についたその箇所に、黒い蛇のようなものがのたくっている。
「し・・・尻尾・・・?」
悪魔の象徴であるかのような、黒き尻尾が生えていたのだ。
「いや・・・何で・・・・・・」
「成功ね」
混乱するレフィリアを横に、レヴィは上機嫌だった。
レフィリアに飲ませた薬・・・それは、夜の「闇」をを圧縮し抽出したもの。
体の構造を改造し、それを服用した者を悪魔に堕とす、闇の生物だ。
「いいでしょ?段々動かせるようになるわよ。しかも、これは・・・」
「ひぁああん!!!!」
「感度も最高なのよ」
レヴィが尻尾を少しつまんだだけだが、それが甘美な感覚として伝わってくる。
「これ・・・尻尾・・・いひぃ・・いい・・・」
「ふふ、涎まで垂らしちゃって。じゃあ悪魔化しても裏切らないように徹底的に教育しないと」
「いひゃぁああん!!!そこ!!!尻尾!!!いいぃい!!!!」
尻尾を軽くこすってやると、狂ったように喘ぎだすレフィリア。攻めるレヴィもその手を止める事はない。
光も差さない地下深く、凶科学者の所業。一匹の悪魔が誕生しようとしていた。
615 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/07(水) 15:48:25 ID:aCA5QURc
<紅月の夜:エピローグ>
「ふぅうん・・・いいぃ・・・しっぽぉ・・・あそこもぉ・・・いぃのぉ・・・」
3日が過ぎた。もはや理性の感じられない姿は、ほぼ悪魔のものとなっていた。闇を写し取ったかのような、漆黒の髪と翼。
金色に輝く瞳は快楽で染まり、口元からは喘ぐ声が漏れた。未熟な体は成熟した女のそれになり、体中から淫臭を発している。
どんな者でも虜にするだろうその姿は、まさに淫魔。
悪魔の元素たる『闇』を寄生させたレヴィでさえ、その魔力の上昇と変化の過程には驚いていた。
(まさか・・・予想の3倍の上昇率・・・・・・漆黒人種特有か?・・・いや、しかし・・・)
レフィリアのあの乱れ様は何だ。悪魔とは、人間に快楽を与える事を至上の喜びとするはず。
・・・・しかし、レフィリア自身の快楽に溺れている。
(不完全だったか・・・しかし、体構造は全て改造されたはず・・・・)
不安にとらわれ、ふとレフィリアを見る。いや、見ようとした。
ゴンッ・・・
その瞬間頭部に衝撃が走り、レヴィは床に崩れ落ちた。倒れふすその瞬間、漆黒の影を見た気がした。
「ふう・・・馴染んだわね」
背後に立っていたのはレフィリアだった。さっきまでとうって変わった落ち着いた声。
知性を取り戻し立つ彼女は、漆黒の衣を纏い、自身の体の出来に対して妖艶に微笑んでいた。
闇を吸収し、己の中で新たな組織として馴染ませるには時間がかかるため、3日間は外面の変化しかなかった。
しかし今―――レフィリアは完全に覚醒した。
自分は覚醒して間もない。天界を支配し、天使共を滅ぼすにはさらなる力が必要だ。
魔界へと行くために魔界へ門を開き、その中へと沈んでいく。
悪魔の本能か、迫害されていた際の憎しみが残っているのか。上を見つめる金の瞳には天界に対する憎悪が宿っていた。
天界の滅亡まで、あと1年。
622 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/08(木) 15:20:43 ID:7O1VX3W2
とりあえず、できたとこまで投下します。時間は数ヶ月後の設定で。
<紅月の夜:第2夜>
レヴィは、窮地に立たされていた。実験の失敗は、彼女の精神を極限まで追い込んでいたのだ。
秘密裏に実行された実験だったが、そのうち上にも伝わるだろう。
なにより、自身の立てた仮説が全て間違っていたことがショックだった。
早く、研究成果をあげなくては。連日徹夜を続け、研究を練り直す彼女に、闇の手が迫ろうとしていた。
「こんばんは、科学者さん」
ああ、幻聴まで聞こえ出したか・・・・!!いや、この声は
「レフィリア!!!」
「あら、覚えてたの?『失敗作』なのにね」
漆黒のローブを纏うその姿。数ヶ月を経て舞い戻ったレフィリアは、もはや完全な悪魔と化していた。
レヴィが覚醒させたときはまだ半覚醒だったのだろう。魔力も、その禍々しい氣も、桁違いに強くなっていた。
「何故・・・戻ってきたか不思議でしょう?教えてあげようかしら」
「私に・・・復讐?」
自分のおかれた状況から、そう判断するレヴィ。
「そんな小さい理由のためにこんな所まで来ないわ。もちろん、天界を頂くためよ」
「・・・な!!!」
「そのためにまず貴女で実験しようと思うの。新しい寄生体を、ね。」
服の袖から、ゾワゾワと這い出るモノ。レフィリアの寄生されたものとは異なる、意志を持つ寄生体。
魔界の科学と魔術を施したそれは、レヴィの体にたどり着き、侵食を開始した。
623 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/08(木) 15:24:32 ID:7O1VX3W2
「いや・・・何・・・・動いてっ・・・ひゃう!!・・」
レヴィの服の中に潜り込んだゲルが、体に染み込んでいく。口から、皮膚から侵食を開始した。
(まさか・・・意志を持っているなんて・・・・ひぃっ!!)
「今思えば、あの方法では悪魔になった者を服従させるのは無理なの。もっと時間をかけて・・・刻み込むのよ。服従の心をね」
「そん・・・な・・・・・」
自分の研究の欠落した箇所を簡単に否定されたレヴィは驚いた。しかし、この状況から見ればそれは確かなのだろう。
そして、これから自分がどうなるかも分かってしまった。
「ほら、話してる暇なんてないのよ」
「ひぅうん!!!・・・あぁ・・・あっ・・・あつ・・・・熱い・・・・」
ゲルの浸透した部分が、熱を持ってしまった。こうなってしまえば、あとは侵食が進み、いずれ・・・
「イヤァ・・・そんな・・・・あぁん!!!・・・んくぅ・・・」
服の中で暴れまわるゲル。その様子は目視できないが、おそらくジワジワと嬲るように侵食しているのだろう。
即効性に長けたあの初期型とは違う点である。
真面目で自慰経験も少ないレヴィは、その締め付けてくるような快感に耐えていた。
(負けちゃ・・・ダメ・・・おそらく気が緩むと・・・んぁ・・・侵食の・・スピードが・・・)
とはいえ、快楽が思考能力を奪っているのは間違いない。
「あぁあ!!・・く・・・んふぅ・・・ひゃうん!!!・・・やめ・・・あんっ!!!」
否定の言葉も次第に弱弱しいものになっていく。どうしても、全身からの快感に抗えないのだ。
最も、寄生体の責めはこれだけではなかった。
「言い忘れてたけど・・・侵食には108段階まであるのよ」
「なっ・・・まさかそんな!!!・・っ・・・ひゃぁああああああ!!!!」
侵食の際に全く触れていない部分、そう、陰部への責めが開始されたのだ。
にわかに硬化したゲルはその特性を生かし、隅々まで侵入する。そして、もう1箇所にゲルの責めが加わった。
「あぁああああああ!!!!!クリ・・・がぁあああ!!!!ああああああああん!!!!」
陰核への責めが、レヴィの頭を真っ白にした。何しろ、天使には不可能な全面からの責めだ。
突然2箇所への責めを受け、レヴィはイッてしまった。
もちろん責めをやめるつもりはない。レフィリアはあくまで冷静に、レヴィの乱れる姿を見ていた。
そして、さらにゲルに魔力を加えて、新たな触手を作り出した。
624 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/08(木) 15:28:07 ID:7O1VX3W2
「んん・・・・熱いぃ・・・」
後ろに当たる熱い塊。突然現れたその感触も、レヴィには快楽として認識された。
寄生体の侵食が進んでいるのか、ゲルの分泌液か。異種の快楽を得た体は、喜び震えた。。
「んはぁ・・・・これ・・・熱いのぉ・・・入ってくる・・・・・」
緩慢にも思えるその遅さで侵入してくる触手。排泄器官であるはずのそのすぼまりに、ゴツゴツとした触手がめり込んでいく。
「貴女の器官は、もはや快楽を得るためにあるようなもの・・・抵抗なんてないわ。ほら、力んで見なさい」
「りき・・む?・・はぁうあぁああああああ!!!はひぃいいいいいん!!!」
前と後ろ、2つの触手の圧迫感。それが、どうしようもなく強い快楽となって背筋をぞぞぞっとなぞる。
停止した状態の触手に対して、レヴィは自分から快楽を貪りだした。
「はぁあああん!!!あひゃぁああっ!!!!ひぅううん!!!」
もはや、周りなど目に入っていない。只、快楽を得るために腰をグリグリと触手に押し付けた。
秘部からはとめどなく愛液が流れ、口は半開き状態だ。舌がだらんと垂れ、涎がしたたり落ちている。
「ぃぃいいい・・・あはぁああん・・・おしり・・・いいぃいい・・・・・もっと・・・もっとぉ・・・・」
その意志に答えるかのように、ゴツゴツといぼの浮き出た触手が、目を覚ましたように動きを始めた。
「ひぃいいい!!はぁあぁあああ!!!あへぇええっ!!!これぇっ!!!動くのいいっ!!!!ひいいいいいい!!!」
前後の触手は、絶妙な動きで蜜壷と肛内をかき回す。2本で同じ箇所を肉壁ごしにグリグリと擦りあげる。
そして、微妙にずらして突き上げる動作は、レヴィを忘我にするにはじゅうぶんだった。
「あぁああああああぁあああ!!!!」
「じゃあもっとあげるわよ。快楽を・・・ね」
625 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/08(木) 15:32:07 ID:15BW0P3f
「ああぁあああっっ!!!いいぃい!!!いひいいいいぃ!!!」
もうどれだけの時間が過ぎただろう。レヴィに対する責めは依然として激しいままだった。
激しい動きに耐えきれず、服はもはや原型をとどめていなかった。口から、股間からの液体が床をびたびたに濡らしていた。
ゲルはそのゴツゴツといぼの付いた形状の触手で膣内を蹂躙し、クリトリスを擦り、摘み、舐る。
「あぁああん!!!もっとぉ!!!もっとぉ!!!アソコもぉ!!!クリいじってえぇえ!!!」
壮絶な責めの中で、レヴィの理性は陥落寸前だった。
ふと、その責めが止まる。
「・・・えっ・・・・」
「どうしたの?もっとやって欲しかったの?」
まさに生殺しだ。あれだけ強い快楽を与えた後に、すっと引いてしまった。
「え・・・そんなこと・・・ないです・・・・」
無意識のうちに、レフィリアに対する言葉が敬語になっている事に本人は気づかない。
「ふふ・・・・いまさら嘘を言っても無駄なのよね・・・だって、ほら・・・」
「ひゃぁああああん!!!」
股間へ食い込んだ触手が、少し振動した。もちろん、服の上からは確認できないほどの微弱なものだ。
しかしその振動がレヴィに与える快楽は遥かに大きいものだった。
「ほら、少しの振動だけなのに。イッちゃったの?」
恥ずかしさからうつむいているレヴィ。その意味するところは一目瞭然だ。
「もし忠誠を誓うなら、好きなだけで可愛がってあげるわよ」
「ちゅ・・せい・・・」
甘い誘惑。正常なら明らかに罠だとわかるが、レヴィにはそれを判別するほどの余裕が残っていなかった。
最後に残っていた理性が、警鐘を鳴らす。
(だめ・・・忠誠なんか誓ったら・・・・快楽・・・あの快楽が・・ずっと・・・いい・・・・・・だめ・・・)
「あんまり耐えると体に悪いわよ?」
(そう・・・耐えなきゃ・・・クリトリスを・・・・そう、クリトリスが・・・・ゴリュゴリュ・・・欲しい・・・)
「悪魔になれば永遠に快楽を得られる体になれるのよ」
(ゴリュゴリュが・・・ずっと・・・・ダメ・・・・これ・・・やめちゃ・・・止まったら・・・)
「ただ復唱すればいいのよ。『我此処に誓う。全ての魔に仕え、闇の眷属と化す事を・・・・・・』と」
長い誓いの言葉は、なぜかレヴィの頭に入ってくる。
(だめ・・・口にしたら・・・口・・・あれが・・・口・・に・・あそこ・・・いっぱい・・・欲しい・・・・)
口から紡ぎ出された言葉は、自らを魔の快楽に身を委ねる堕天使の誓いだった。
626 黒い人 ◆SMnKEfN42o sage 2007/02/08(木) 15:35:37 ID:dj0sRs0G
「さぁ・・・目が覚めたかしら?レヴィ」
「はい。レフィリア様」
数日後、魔界にて。完全に悪魔の眷属と化したレヴィがそこにいた。
レフィリアのように黒い服は着ていない。裸で、その熟した体をさらけ出している。
「では、まず天界へ戻ってもらうわ。奴等をこちらへ引き入れる役よ。」
「了解しました」
天界へのゲートをくぐり、変化した姿でレヴィは天界へと潜り込んだ。
残ったレフィリアは、空を見て微笑んだ。まさか、天界も裏切り者がいるとは思わないだろう。
そしてまさか、迫害・征伐された人間を、レヴィが堕天させて魔界へと送っているなどとは。
その作戦で、魔界の戦力はこの数ヶ月で数十倍にも膨れ上がった。
天界の滅亡まで、あと7ヶ月。
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