スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
堕天使のレポート
28 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 17:34:15.91 ID:SwVHXf7N
表題:スライムを用いたエルフの性欲の掌握による懐柔と運用
Crinale M., Parallebe Q.
Ⅰ.概要
我ら魔族が人間の侵攻をたびたび許してしまうのは,おもに戦闘のために駆り出すことができる人員が少な
いことによる物量差にあることは一般にも広く知られていることだ。たとえば,孤高の士として名高い竜族の
ような単独で生活する戦闘力に優れた魔族が討伐されてしまう事件は後を絶たないが,社会性が高く群れで行
動するオークや,多くの下僕を従えるヴァンパイアなどの種族はよほど大規模な兵団が差し向けられない限り
壊滅的な被害を受けることは少ない。人間たちが数量やよく練られた兵法を武器とする以上,こちらにも最低
限の部隊を用意する必要があるのだ。だが,この問題に対する抜本的な対策は極めて難しい。それは民族間の
意識の違いによる軋轢や高位・低位という魔族としての序列に端を発する差別意識が根強く,紛争が絶えない
からだ。また,捕食・被捕食関係にある魔族の存在もあり,全ての種族を束ね一丸となることは不可能といえる。
彼らも理性ある同胞だが,天敵同士であるものをともに兵として運用することは今の管理体制ではできない。
よって,既存の制度や文明を継承する限り,これ以上軍は人員を拡張することは難しい。
だが,前述の竜族や一部の高位魔族のように量的ハンディキャップを背負ってでも単独行動に徹するものや
,ともに兵として運用することが難しい種族が存在するという問題点は,逆説的に他種族を動員することの重
要性を端的に表している。現に,例に挙げたヴァンパイアの場合,その下僕とは眷属化した人間を素体とし,結
果として人間に同士討ちを行わせているという戦略的に有用な行動であるという側面を持っている。そこか
ら,人間と魔族の対立に対して中立の姿勢を示す種族を魔界に住まわせ,戦力として活用することこそ現時点
の膠着した戦線を一転させるもっとも有用な戦略的研究と考えた。
そこで本研究では,エルフ族の文化を利用し,エルフたちを奴隷とし調教・改造を施すことで一定の戦闘能
力を保有した兵士として使役することが可能になることを目的として,その生活を分析し,またその生活圏に
侵入し細工を施したうえで経過観察を行った。
29 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 17:34:45.91 ID:SwVHXf7N
Ⅱ.観察
1)方法
Healthy Cross(2004)により,亜人種族は魔界の魔力への感応性が高く,魔界における適応性が人間よりも起
こりやすく,またその変化の深度も高いことがわかった。これは,魔力の保有量が比較的高くそれゆえに淫気や
瘴気に長期間晒されてしまうことで体内が魔界由来の魔力に満ち,その心身が侵されやすいからである,と解
釈されている。また,女性は男性との体格差を魔力の保有量で保管している面から,この傾向は女性においてさ
らに強調された。従順かつ貪欲であるというエルフの性奴隷に対する一般論は,魔族の精を受け魔族の本能と
して知られる強者への畏怖や欲望への素直さが刷り込まれたためだと考えられるという。特にこのような墜
落現象は淫魔に由来した魔力を用いることでより強い反応を促すことが可能だ。これは,三大欲求の一つであ
る性欲を直接的に刺激することで精神的な抵抗を押さえつけ,変化がより円滑かつ深く進むからだ。
本研究ではまずCrossの調査が妥当なものであるかを判断するため,亜人種の奴隷を1体所有する淫魔100
世帯とそれ以外の魔族100世帯に対して調査した。その結果,淫魔の家主のもとに所有権のある奴隷のうち95
体に淫魔への変異がみられた。それ以外の魔族に所有されている奴隷では10体にとどまっていたことや,淫魔
の変異がみられなかった5体には売買から6か月以上経過していないこと,男性であること,家主との情事が認
められなかったこと(これに関する主な理由は,奴隷の年齢,家主が同性であること,家主に配偶者がすでにいる
ことであるとの家主からの回答を受けた)から,Crossの調査は支持された。
そこで本研究では,Crossの調査に基づいたアプローチをとった。まず,懐柔の対象を亜人種族のなかでも特
に魔力に富んだエルフの女性に定め,服従させるための手段として対象の性欲を操作し,これを管理することで
反抗心を奪い隷属を促すことを目標とした。
2)結果
観察者は○○○○年*月**日よりエルフの集落に転居し,被験者を設定,これを観察し生殖にかかわる現
象の回数を20年間にわたって記録,計算した。このとき被験者の自然な行動を観察するため,被験者に実験内
容を教示せず観察を行っていることを完全に秘匿した。本研究に際して,もし本研究の目的が奴隷を生産する
ためのものであることが露見した場合,全ての亜人種族から警戒されてしまい本研究を含めた調査が立ち行か
なくなるおそれがある。それを考慮し観察・実験の被験者は比較的魔界に近いエルフの集落の若い娘に設定
した。これはもし被験者に逃走を図られたとしてそれを未然に防ぐための人員を確保しやすい地理的な点や,
物理的距離間や好奇心から魔族への不信感や警戒心が比較的に少なく,調査に協力的であると考えられたから
であった。なお本研究の実験の被験者は,すべて同一のエルフの個体である。
今回の観察調査でわかったエルフの生態の一つは,エルフに発情期が確認されたこと。そして発情が始まっ
てから休止される性周期が非常に長期間にわたるという点だ。発情期をもつ魔族として平均的な周期性を持
つワーキャット(東方では猫又と呼ばれる類似種が確認されているが,ここでは同じ区分として扱う)の場合,
春先と夏場に1回か2回ずつ20日間にわたる性周期が毎年発生するが,エルフは1回の性周期のみで実に180
日以上にもおよび,これが2回繰り返されるため1年もの間が発情期に該当する。だが一方で休止期間も長大
であり,2回の性周期が過ぎ発情期を終えると,以降の4年間は発情のみならず月経すらほぼ行われない。ここ
から,エルフの繁殖期間は5年を1周期として循環されているということが確認された。これは,エルフの生殖
能力の低さを解明するひとつの手がかりであると考えられた。
では,その1年間という長期間にわたる性欲求をエルフたちはいかに処理しているのだろうか。被験者に配
偶者や恋愛感情を抱く相手は確認されず,性行為も確認されなかった。たとえ5年に一度のことといえども,12
か月という日数を常に禁欲的に過ごすことは精神的な負担が大きく不可能に近い。そこでさらに被験者に追
跡調査を行った。観察者は透視魔法による24時間の観察を性周期1回にわたって断続的に実施し,性欲処理
が行われるかを監視した。このとき,観察者は4時間ごとに交代し,変化を見逃さないように配慮している。
30 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 17:35:46.51 ID:SwVHXf7N
被験者の発情期が確認されて3日目に,特異な行動が確認された。被験者は集落のはずれにある森へと向か
った。この森は魔界が広がる方角にあり危険な魔物こそ現れないが,魔界の影響を受けた不気味な雰囲気と迷
子になりかねない広大な広さから住民たちはこの森へと足を運ぶ頻度は高くない。被験者にこの森に用件が
あるとはこれまでの調査からは考えにくく,詳細な観察が必要であったが,鬱蒼とした森の視界の悪さのため
に魔法を介した観察は不可能と判断。観察者の代表1名が森に入り,被験者を尾行し目視で観察を続行するこ
とで代替措置とした。
森へと消えた被験者を追いかけた観察者が目撃したものは,本研究にとって,とても有益な情報を知ること
となった転換点であった。これは既存の認識では考えられないエルフの生態の一環であり,これを直視したと
きその常識を超越した光景に,エルフという一種族の持つ深い業を観察者は感じたということを付け加えてお
かなければならない。
観察者が森の中で見たものは,衣服を脱ぎ去り全裸で地面に茂った苔の上にうつむきしゃがみ込んでいた被
験者の姿だった。それだけではただの露出行為にすぎないが,これには特筆すべき点があった。彼女の足元に
あったそれは,半透明で弾力性のある体を震わせるスライムであった。初めこそ観察者は何かの拍子にスライ
ムに襲われて全裸に剥かれ,捕食されようとしているのだと判断し様子をうかがっていたが,その考えはすぐ
に棄却された。通常肉食のスライムは強い酸性をもち,這いずるだけでその地面を酸性に変えてしまうはたら
きがある。しかし森の地面を覆う苔に異常は見られずこのスライムが肉食であるとは断定できなかった。ま
た,このスライムは両手に乗せられそうなほどの大きさであるため,エルフである彼女を自身の身体で拘束す
ることはできない。またこの個体には高位種の証である核が確認されず,奇襲を行う頭脳もないはずなのだ。
また,彼女が全裸である理由も説明できない。彼女の衣服は近くの木陰に畳まれた状態で置かれているが,もし
スライムが彼女を襲ったとしたら服が脱がされているのは不自然であり,また彼女が自ら服を脱がなければな
らない理由はこの森にはなかった。観察者がこの光景の真意に気付くきっかけとなった判断材料は彼女から
発せられる臭い。草花の香りに常に包まれたエルフの集落では確認できなかった濃いフェロモン臭であった。
そして彼女の紅潮した頬と耳,全身を湿気させている汗,高く断片的な叫び声。
観察者,いや私はそのとき,彼女がスライムと性交を行っていると気付かされた。
この情事を目撃するまでに私は足音などの多少の物音を立てた場面があったが,彼女は警戒を怠っているの
か気付かれたような雰囲気はみられず,私はそっと彼女の正面の物陰に身を潜め,さらなる観察を行った。私の
判断を支持するかのように,彼女の秘部は大きく開かれ,伸びたスライムが入り込んでいることが確認された。
物陰からでも秘裂の奥,膣内の襞が観察できるほどに丸く押し開かれたそこは,まるで透明な張り子が前後し
ているかのように中の粘膜が動いていた。陰唇の内部を擦る動きをスライムが見せるたびに彼女は満たされ
ていくような,貪るような鬼気迫った喘ぎを放っていた。一方のスライムも彼女の求める声に応えるように彼
女へとその一部を流し込み,逆流させることを繰り返す。風穴を開けられたように広がる彼女の女の証に突き
刺さるそれは,その太さ・長さともに一般的な男性の持つ強直とは一線を画する豊かな体積を保有しているこ
とは明らかであった。その周囲にまるで半端にずり下ろされた下着のように張り付く部分もわずかにその身
が震えているのが観察され,陰核や性器全体,あるいは排泄孔までにも振動による刺激を与えていることは容
易に考察させられた。さらにスライムはそのさして大きくもない身体を薄く長く引き伸ばして何本もの糸を
形作り,彼女の胸に網状に絡ませ,囲い込むように覆う。その糸の端は乳首に巻きつけられ,引き絞る,上下に擦
り上げるなどして性感を刺激しようと意識的な動きを見せていた。
31 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 17:36:38.99 ID:SwVHXf7N
時間経過とともにスライムの動きは活性化し,新たな行動をとることはなかったが,彼女の性感を刺激する
各々の活動はさらに激しくなった。乳首に巻き付く部分はまるで乳牛から乳を搾るような動きを見せ,水音を
鳴らす彼女の股間に埋まり込んだ部分は,抜き挿しのなかで先端が子宮口を押し広げていると彼女の喘ぎ声か
ら推測された。その後3時間にわたってこの性交は続いた。その間で彼女は7回絶頂に達したことが目視で
確認され,その間に全身の脱力がみられ観察開始から2時間が経過したときからは彼女は地面に仰向けに寝そ
べり,スライムからの刺激を受け入れていた状態であった。彼女の絶頂とスライムの活動が沈静化したことで
性交の完了が確認された。彼女の性器に侵入したスライムの一部はそのまま抜かれることはなく残り,彼女も
自らスライムを膣括約筋で締め付け,性交の余韻に浸っているとみられた。
その160秒後,スライムはその活動を次の段階に移行した。彼女もスライムの行動を察知したのか,その弾力
のあるスライムの表面を慈しむように撫で,『来て』と命じた。動きを止めていたスライムはそれに応えるよ
うに身体を震わせ,彼女の膣に入り込んだ自身の一部をさらに押し入れていく。子宮口をより深くまで侵入し
たスライムによって押し開かれているのが確認でき,彼女は性交時よりもさらに熱気がこもった歓喜の声を漏
らした。半透明なスライムの粘液を通じて,彼女の子宮内部の粘膜を観察することができた。子宮は充血し,
妊娠することは可能であると判断するには十分であった。私は性交を再開するための行動であると仮説を立
てたが,それはすぐに否定された。スライムは先ほどのように彼女の陰唇や陰核,乳首に刺激を与えようとはせ
ず,より奥を目指して彼女の性器の中を進んでいるだけであった。スライムの半透明の身体は少しずつ子宮内
部まで侵入し,その体積を収めていった。子宮の中では侵入したスライムの一部が内部から揉みほぐすような
動きを粘膜の表面で繰り返している。スライムはその後5分を費やして少しずつ彼女の子宮を広げ,最終的に
彼女の胎内へと自身を完全に流し込んだ。
彼女の股に張り付き,膣に存在を主張していたスライムの姿は子宮にその身体を移し,押し開かれていた陰
唇は何事も起きていなかったかのように隙間なく閉じ,スライムと彼女自身の汗による湿り気が情事の形跡を
残すのみの状態だ。彼女は寝そべった状態から上体を起こし,地面に座り込んだ姿勢で自身の性器を確認して
いる様子をみせた。余すことなくスライムの全身が胎内にあることを確認すると彼女は笑みを浮かべ,わずか
に膨らんだ腹部を擦った。しばらくの休息の後,彼女はスライムを取り込んだ状態のまま脱いでいた衣服を着
用して森を後にし,帰宅した。
彼女の表情,態度から彼女は自らの意思でスライムを迎え入れたと推測された。しかし,それを支持すること
は難しかった。スライムが動植物の分泌液を求めて女性器に入り込む事例があるが,これは飢餓状態のスラム
にみられる行動であり,2時間に及ぶ性交を行ったこの個体が飢餓状態にあったとは考えにくい。また,エルフ
にスライムを性器に取り込むというこのような習慣があると確認された前例はなかった。サキュバスのよう
に,子宮に消化吸収機能を持ち生殖器官と消化器官とを兼ね備える種族もいるが,エルフにそのような生態は
確認されていない。もしエルフにサキュバス同様の消化能力があるとするならば,彼女の腹部は時間経過によ
りしだいに縮小し森に入る前と同等の姿になるだろう。しかし,経過観察を行ったところその腹部はなおも大
きく膨らみ,1か月後には彼女の腹部は妊娠4か月から5か月の妊婦のように肥大化した。ときおり彼女の腹
部の内側から張り詰めるような律動も確認され,彼女の子宮に未だ彼女と交わったあのスライムが収納されて
いることは明らかであった。
再び集落のはずれの森に被験者が向かったのは2か月後のことであった。観察者はより詳細な観測のため,
透視魔法を強化しより鮮明な観測を行うことのできる仮設拠点を設置した。被験者の到着の5時間前に観察
者は森に到着,森に入った被験者を監視する準備を整えた。
32 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 17:37:10.42 ID:SwVHXf7N
ここで観察者の想定外の事態が発生した,透視魔法による探知により被験者とは別のエルフが森に十数体い
ることが判明したのだ。被験者が森に到着するまでの間に限り,観察者は森に点在するエルフの別個体の観察
を急遽行った。このとき森にいたエルフたちは全て女性であり,いずれも全裸もしくは脱衣の途中であった。
被験者のようにスライムと性交を行っている個体もあった。全ての個体がスライムとの性交のためにこの森
を訪れたという確証は得られなかったが,被験者を含めこのエルフの集落の人口の5.0%にあたる17体がスラ
イムとの接触を目的にこの森を利用していたことが確認された。計算上,エルフの女性個体のうち発情期を迎
えているのは集落の人口の1割であり,この集落のエルフにとってスライムと性行為を行うことは珍しいこと
ではないと推測された。
森にいた各個体のうち,スライムとの性交が確認された15体のうち12体が被験者と同様に子宮にスライム
を取り込みその状態で集落へと帰還し,3体が性交を完了するとともにスライムとの結合を脱し森から立ち去
った。また,一匹のスライムを二体のエルフが共有するように交わっている場面も確認された。スライムを探
している個体が2体確認されたが,この2体の観測は被験者の森への到着をもって打ち切られた。
森に到着した被験者は,森の中心付近まで進み,木の幹に背を預ける姿勢で足を投げ出し座りこんだ。妊婦と
何ら変わらない体型となった被験者は足取りも重く体力を消耗している様子であった。7分間の休憩ののち,
被験者は体勢はそのままに下穿きを脱いで近くの枝に掛けると,両手をそれぞれ膨らんだ腹部と性器に伸ばし
やおら掌や指を使いスライムにより膨張した腹部を撫で,性器を刺激し自慰行為を開始した。被験者の右手は
陰唇や陰核,膣口など性器全体を擦り,左手は腹部の膨らみの頂点を擦りつつ,ときおり乳首を触り性感を得て
いる様子であった。被験者はその後15分を自慰行為に費やし,絶頂を迎え行為を切り上げた。
絶頂を迎えた被験者の痙攣がおさまったとき,被験者に変化が起こった。突発的に大きく張り出した被験者
の腹部で何かが組織の内側で動いているかのような不規則で多発的な動きを見せ,被験者はそれに対し顔を歪
ませ苦痛を訴える一方,頬を紅潮させ性感を刺激されている様子であった。腹部の異状のせいか身をよじり身
体を縮ませるような様子をみせる被験者はその後2分間この異状に耐えると,自身の腹部に左手の掌を乗せ,
右手の指を自らの性器に突き入れ膣を広げると同時に,膨らんだ腹部を押し込んだ。すると,張り詰めるようだ
った腹部は徐々に掌からの圧迫を受け沈み込み,押し出されるようにして被験者の性器から水音とともにスラ
イムが一匹排出された。スライムは身体を震わせ生存が確認できる。
彼女はスライムを出産したのだ。
スライムは一匹のみならず次々と彼女の子宮から排出され,地面にスライムの水溜まりを形作っていた。折
り重なるように地面に放出されるスライムたちは彼女の体液に濡れ,通常のスライムにはない光沢を放ってい
た。この体液は臭気と粘性から愛液とみられた。排出されたスライムたちは拳大程度からそれ以下の小さな
小型の個体で,彼女の胎内に入り込んだスライムの分体,もしくは幼体と考えられた。彼女はいずれも彼女と性
交を行った個体と同種とみられる小型のスライム20匹を産み,そこからさらに力を込めて両手で腹部を押し
込み,最後にそれまでに産み落とした20匹のスライムと比較して4倍ほどの大きさのスライムを排出した。
スライムの柔軟さを差し引いてそれでもなおその大きさは彼女の産道には窮屈らしく,彼女は最後のスライム
を出産する間苦悶の表情を浮かべ,顔を歪ませた。色の濃淡や透明度,大きさからこの個体は初めにこの森で彼
女と性交を行ったスライムと考えられた。産み落とされたスライムたちはすぐに活動を始め四方に散開し,彼
女は自らが出産したスライムたちが森に消えていくのを見送り,衣服を整え集落へと帰還した。
33 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 17:38:32.04 ID:SwVHXf7N
観察者は被験者が出産したスライムと,森に生息するスライムのサンプルを採取し,これを分析した。その結
果,このスライムには触覚を鋭敏化させ痛覚を鈍化させる粘液を出す能力が見つかり,麻酔効果のある粘液を
出す能力を持つスライム種の下位種であるパラサイトスライム属の一種であることが判明した。パラサイト
スライム属のスライムはいずれも宿主が死亡するなどの特殊な状況にならなければ宿主を移すことはないた
め,このスライムはこれまで発見されたどの同属の種とも異なる生態を持ったこの森の固有種であると断定さ
れた。また,追加で実施された質問紙調査によりこの集落ではスライムとの性交やスライムを出産することは
文化的に認められた行為であることがわかった。この集落では伝統的に恋人のいない未婚の女性が発情期に
突入し性欲を抑えきれなくなった場合,スライムを慰み者とし,それを胎内で育て出産することを成人時に教
育される風習があった。
その理由として,自らの子を産む練習と,性欲の解消が挙げられた。質問紙調査ではこの風習は最低でも6世
代前,750年前にはすでに存在していたという証言を得られた。
質問紙調査によりスライムとこの集落のエルフとは共生関係にあると確認された。エルフはスライムを生
殖のための触媒として自らの肉体を捧げ,スライムはその返礼としてエルフと性行為を行い,出産経験をさせ
ることで性欲を解消させ発情期のストレスを軽減させていた。このような生態から,このスライムが放出する
粘液は性感帯の感覚鋭敏化による媚薬効果を狙ったものとみられる。多くのパラサイトスライム属のスライ
ムは寄生後,スライムがもたらす刺激の中毒になるよう宿主へと働きかけるか,もしくは宿主の抵抗を奪うた
めに自らを宿主と同化させ,宿主の理性を狂わせるなどの生態を持つ。これはスライムが宿主の肉体を一方的
に繁殖の道具として利用し,宿主を自らの支配下に置くという構図になっているが,本研究でこの森で発見さ
れたスライムはエルフの胎内にて宿主との共存を図り,それにとどまらず一定の周期で宿主から排出されてし
まうという特異な特性を持つ。対価を支払いエルフに繁殖の手伝いを行わせたこのスライムは,単にパラサイ
トスライム属の新種という枠組みにとどまらず,他種族と接点を持ち生殖をおこなうというこの種の特徴的な
生態の起源の一つと推測された。パラサイトスライム属のいくつかの種のスライムは若い女性の粘膜や表皮
または衣服の内側に寄生し養分を得て分裂する生態を持つが,このような生態は本来宿主の身体を間借りし,
分裂を安全に行う環境を提供させる代わりに,宿主の欲望をスライムが解消するという利害の一致のもとに成
り立つ生態であったものが進化したものだと判断された。
35 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 18:26:28.53 ID:SwVHXf7N
Ⅲ.実験
観察によって,スライムとの性交や出産という文化があるとわかった。この集落のエルフにスライムに対す
る通常の魔族同様の危険意識は認められず,性的欲求の対象という認識以外にも親しみやすさや,友好を示し
ていると認められた。そこでこの集落のエルフはスライムやスライムを孕んだエルフを統制の対象とするこ
とで帰順させることが比較的に容易であるという仮説を立てた。本研究ではスライムの種族を独立変数とし,
スライムを別の刺激に置き換えて被験者に与えて刺激に依存させ,刺激を取引条件とした服従を容認させるこ
とが可能であるかを検証した。
1)方法
スライム種の上位種であるクイーンスライムを刺激として被験者であるエルフの子宮に寄生させ,6か月の
経過観察を行った。観察は透視魔法を用いて行われ,記録は人間が製作したボイスレコーダーを用いた。刺激
にはクイーンスライムは本体から分離させた分体(以下,分体)を用いる。この分体には被験者との性交ののち
子宮に入り込むこと,被験者の分泌液を摂取し成長すること,被験者の性欲を増幅させる操作を行うこと,被験
者の自慰による絶頂を阻害すること,被験者の子宮の容積が完全に満たされるまで成長したと確認された場合
は被験者と意思疎通を図り,絶頂と引き換えに魔族への忠誠を誓うことを求める交渉を行うこと,そして,性的
拷問や調教を用いてこれを必ず確約させること,以上を完了した場合には被験者に指示し魔界へ被験者を移動
させ,観察者の回収が行われるまで被験者を待機させることを教示した。分体を実験に使用するのは,教示を理
解することができる知能とそれを忠実に実行する能力を持つと判断されたこと。また,交渉術に優れ被験者と
の対話能力に利点を持つからであった。また,クイーンスライムの母体は体格が非常に大きいため,実験には不
適と判断された。分体は森に待機し,被験者にこの森の固有種のスライムであると誤認させたうえで,性交のの
ち,その胎内に侵入した。観察者は透視魔法による被験者の監視を常に行い,分体は観察者の指示で通信をい,
被験者への操作内容を確認し,生体反応を計測したレポートを観察者へと送信した。
36 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 18:28:53.50 ID:SwVHXf7N
2)結果
被験者は○○○○年+月△日に分体の待機する森を訪れた。分体は被験者との接触時,楕円形のスライム型
に擬態(クイーンスライムなど上位種のスライムは平時は人型に変形した状態を保ち,便宜上これを通常の姿
であるとする)し,被験者に分体をパラサイトスライムと認識させることに成功した。被験者は分体との性交を
経てこれを体内に取り込み,帰宅した。分体は性交時・被験者の絶頂時・帰宅時に淫毒性の魔力を放出し,被験
者の感度を高めた。そのため,被験者の性交時の絶頂回数はスライムの条件よりも多い12回に増加した。性交
に費やした時間は2時間であり短縮されているが,これはより疲労状態に到達するのが早くなったためであっ
た。
その後14日間にわたり被験者の睡眠時,分体は被験者の膣から陰唇内部までに存在する性感帯の神経を鈍
化させ,性的刺激の閾値を上げた。一方で子宮内や子宮口付近の触覚組織を活性化させ,性的刺激の上限値を引
き上げた。また,歩行などに際して下着と擦れ性的刺激を受けさせるため,陰核に物理的な刺激を与え,これの
非充血時の大きさを陰唇内に収まらない程度まで肥大化させた。また同時に,陰核からの刺激で覚醒を起こさ
ない程度の軽い絶頂を与え,睡眠時や眠気を催している場合に性的刺激を受けることで安心感を得られるよう
被験者に古典的条件付けを行い,同時に性的刺激への馴化をはかった。被験者は条件付けにより就寝時に性的
刺激を求める習慣が生まれ,睡眠前1時間内に絶頂に達しないまま睡眠をとることが難しくなった。そのため
被験者は実験15日目から自慰行為を行うようになり日増しにその回数は増加したが,被験者の自慰活動のみ
では絶頂に達することはできず,分体が子宮の性感帯を刺激することでのみ達することができた。これは性的
刺激への馴化と陰唇や膣内の神経の鈍化により性的刺激の受容量が減少したことによる。陰核の肥大化によ
り日常的に軽い性的刺激に晒されやすくなり,しかし自らの意思で絶頂を迎えられないことで被験者にストレ
ス反応がみられ,また分体に対する依存意識の増大が観察された。
そこから以降14日間は観察者の指示により分体は覚醒時の被験者に対し絶頂に達するほどの刺激を与えな
かった。また,被験者の睡眠時に分体は身体の一部を被験者の胎内から出し,胸や臍,耳,首筋に対して触覚を鋭
敏化する淫性毒を浸透させ,これらに対する刺激と絶頂を同時に与えることで,触覚による刺激と性的刺激を
同期させた。これにより実験22日目より性器以外の部位への刺激のみをきっかけにした絶頂が確認されるよ
うになった。被験者はこれ以降外出を避け,家に閉じこもるような傾向の強い生活習慣の変異がみられた。こ
れは風が肌に触れる感覚が強い性的刺激となり体力を奪われることを体調を崩したと被験者は誤認し安静を
徹底したためである。
実験50日目明朝に分体は被験者が第三者との接触の予定がないことを確認したのち被験者との交渉を開始
し,2時間後には性的快楽と絶頂を与えることを条件に魔族への忠誠を誓うことを了承させた。その後被験者
は分体の指示によりスライムの住処である森を横断し魔界に侵入,観察者は被験者の位置を確認すると同時に
これを保護・回収した。観察者は被験者と分体を魔界の第二観察室へ移動させ,再度魔族への忠誠を誓うこと
を要請する契約を提示したところ,被験者はこれを快諾した。観察者はこれを受け分体に指示し被験者に3回
の絶頂を与えた。契約の詳細な内容は被験者が奴隷としての主従契約に同意すること,被験者の奴隷としての
戸籍の所有権は観察者と分体の2者に帰属されること,被験者が観察者または分体の命令を遂行した場合や亜
人や人間を殺害した場合に報酬として性的絶頂が与えられること,以上の3項目であった。
37 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 18:42:20.09 ID:SwVHXf7N
以下は,ボイスレコーダーによって録音された分体による魔族への帰順勧告を被験者が受理するまでの全て
の会話だ。分体の発話内容にはあらかじめ教示による規則は設けておらず,分体の即興的な判断に基づいてい
るため本来であれば統制されて観察された記録とは認められないが,本実験を引用する後発研究の参考になれ
ばと考えここに掲載した。
「ねぇ,起きてる?」
『ん,ううん,んあ?誰か呼んだ,うわぁ!?』
「うふふ,おはよう」
『なな,なにあんたは!?あたしの寝床に何をしに!?』
「あらおかしいわ。
寝床もなにも,私は貴女のもっと大切なところにずっと住んでたのにいまさら何を言っているのかしら」
『はぁ?わけのわからないことを!とにかくここから出ていきなさい!
さもないと………えっ,なに,これ…あんたの体,あたしの中から出てきてる…?』
「これ…?あぁ,見てのとおり,私は貴女の女の子の部分に住まわせてもらってるわ。
もしかして,ようやく思い出したかしら?あれだけの熱いセックスをした私を」
『ふ,ふざけたことを!あんたみたいな不審者となんか!
そもそも………うそ,あのときのスライムが,あんただっていうの…?』
「わりと物分りはいいのかしら。そういう冷静さ,私は好きかしら。
そうよ,貴女から栄養をもらって私はここまで大きくなれたわ。ありがとう。
それが嬉しくって,今までたくさんお礼をしてきたけど…気付いてもらえてたかしら?」
『いやいや,ウソでしょ…なんでスライムがヒトの姿をして話しかけてくるのよ…これ夢?』
「あは,夢じゃないわよ,現実。
なら,貴女の特別に改造したエッチな子宮にこれが夢かどうか聞いてみる?」
『こんなことが,起こるなんて。
…ちょっと待って,改造?あんたただのスライムじゃないの!?』
「…気にするところそっちなのね,まぁいいわ。自己紹介くらいちゃんとするわ。
私はクイーンスライム…の分体。切れ端みたいなものだから名前はないわ。いや,必要ないが正解かしら。
貴女が思っている通り,2月くらい前,貴女といっぱいエッチして子宮に入ったスライムは私よ」
『はぁ,そういえば長が頭のいいスライムは魔界でヒトとして暮らしてるって聞いてたけど,本当なのね。
…じゃない!そう,改造!改造ってなにをしたのよ!あたしの体をどうしようって言うの!?』
「ふふふ。やっと本題に入れそうね…
貴女,最近自分がすごくエッチになったって思っているでしょう?たとえば…フーッ…」
『ひゃん!?…あ…ぁあ…み,耳,くすぐったいじゃないの!なに,するのよ…!』
「確かめたのよ,
貴女の胸,口,お腹,子宮,耳…体中がとってもエッチになる改造がちゃんとできているかを,ね」
『…は?………うそ。それって…あたしが身体を壊したのも,ムラムラが止まらないのも,あんたが…!?』
「ええそうよ。ずっとエッチな気分でいるのって素敵よね…?喜んでもらえたかしら?」
『ふ,ふざけないで…!あんた,あたしの身体で遊ぶようなマネをして,
あたしが辛い思いをしたくらいわかってるんでしょう!?よくもそんなあっけらかんと…!』
「あらそうかしら?たしかに,傍目には辛そうな態度に見えたわ。
でも,メスの欲望をむき出しにする姿は魔物としてすごく美しかったわ。
惰性にまかせていつまでも一人エッチにハマっちゃってる姿とかは私もキュンとしちゃったわよ…?」
『っ!?バカにして…!あたしを魔物なんかと同列で扱うな!
あんたと話すのはもうたくさん!とにかく出ていって!あたしの体を元に戻して,出ていってってば!』
38 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 18:44:34.75 ID:SwVHXf7N
「あらあら危ない,枕くらい当たっても大丈夫だけど,物を投げるなんてダメよ。貴女は女の子なんだから。
…そろそろ,立場をはっきりさせようかしら」
『上から目線で話をしないで…え,なに,なにこれ…体,ザワザワす,ぅあああっ!?』
「ちょっと神経に直に触っただけよ?このくらいで叫ぶくらいじゃ,解れるまでは時間がかかりそうね?」
『し…神,経…!?』
「私はね,貴女の子宮から全身を改造したわ。
それは私にとって都合のいいもの。私の自由になるようなもの。
だから今の貴女の身体は,ほとんど私が作ったものなのよ。…つまりこの体は私のモノ。
貴女からすれば私は居候のようなものでしょうけど,私からすればそれは逆。
私が作った体を,貴女に使わせてあげているのよ。だから私は貴女のご主人様のような存在かしらね」
『そんな,そんな無茶苦茶な理屈が通じるはずが,ないじゃない!』
「………あら?」
『っくぅ!?ひぃっ!や,やめ,あああっ!?』
「はぁ………まったく理解ができていないようね,私は貴女のご主人様だと言ったはずなのに。
それに,そもそも貴女の身体がいつ貴女のモノだと決まったの?
一番最初に所有権を主張したのが私なのだから,貴女は文句は言えないわよ?
幸い,私は魔界のマナーはしっかりわきまえているわ。
光栄に思いなさいな,貴女が私を主人と認め非礼を謝罪したら,
今の不躾な発言をなかったことにしてもいいわ。…ほら,言ってみなさい!」
『ひぃぎいい!?
…くぅ,だれが,あんたみたいな汚らわしい魔物なんかにっ,従うのよっ!』
「ふーん,普通少しはたじろいだりするはずだけど…
そんなに虐めてほしいって煽ってくれるなんて,貴女相当ねぇ。すぐに降参してくれれば話が早いのに…」
『誇りを失っても魔族のあんたに屈するわけがないわ…ひゃん!?』
「ふぅ…あんまり手荒にやりたくないの。宿主の貴女を壊したくないからね…
でも,どうしても意地を張るなら………
直せる限界までは壊すわよ?」
『っぐ!?ひぐぃっ!?』
「ふふ,子宮口を両側から吸い付かれるなんてただのセックスじゃとてもできない事よ。
羨ましいわ…スライムにはポルチオなんてないんですもの。
この体験は自慢になるわね?ただのオーガニズムとはわけが違うもの」
『やっ,やめてっ,ひぅぅっ!』
「貴女に命令の権限はないわ。貴女の身体は,私が好きにするのよ。…乱れる顔で私を魅せてみせなさい」
『うっ,あっ,やだっ…いやだっ,あっ!はああっ!?………ぁ…?
………ど,どうして…?』
「あらあら,どうしてイかせてくれなかったの…って顔をしてるわね?」
『…!?………そ,そんなわけ!』
「でも,貴女が今性欲に苛まれていることは事実。そうでしょう?」
『…くっ…!』
「もうわかっているはずよ?貴女は私の戒めを受けない限り絶頂することはできない。
…諦めて,私に支配されなさい。私は貴女が思っているよりもっと,貴女の多くを奪っているのよ?
私は貴女よりもずっとこの身体を自由にできる。貴女の抵抗すら,ね。
どうあがいても貴女が私をご主人様と呼び畏れ敬うことになるのは変えられない。決定事項よ?」
『そんなこと,あたしは認めてないしっ…!』
「じゃあ認めてくれるまで,私は貴女で遊んで時間をつぶすとするわね?私,待つことは得意なのよ?」
39 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 18:45:07.65 ID:SwVHXf7N
『な,なにする気………っ!?あ,あ,あ…あ,そこ,が…ムズムズが…止まらない…っ!?』
「ちょっと神経を過敏にする成分を精製しただけよ?私の身体でね。
…もちろん,貴女の身体の中でも,だけど」
『な…!?あ,あたしを,どうしようっていうのあんたは,いったい!?』
「あら,さっきも言ったじゃない。私は,貴女のご主人様。
あなた自身が,私たちの主従関係…私が主人,貴女が下僕。そう認めてもらえればそれで十分よ?
貴女の質問に答えましょうか…私はお互いの関係を貴女に理解させたい。だからそのためのお膳立てをする。
生き物としての三大欲求を私が握れば,貴女は服従せざるをえない。
だから,貴女には堪えきれないほどの性欲をあげる。
頭の中をエロス以外空っぽにして,私の願いを叶えるための手足になってもらうわ」
『ふっ,ざけるっ,なぁ…!』
「…そう言いたいのはこっちね。それが目上の者に対する言葉遣いかしら…教育しなければね?」
『いぎ,くぅうう…!』
「私の粘液が染みて,敏感になってくのがわかるわね?
私が中で少しでも動くと,貴女のアソコがキュンキュンして精一杯締め付けるのがわかるわよ?
でも,イかせてはあげない。自分の立場もわきまえてない下僕に情けを与えるわけにはいかないわ」
『だれ,が…下僕よ…!』
「ふん,じきに喜んで受け入れることになるわよ。
ほら,胸がお留守ね?」
『あ…ひゃっ!?』
「ほらほら…どんどん染み込んじゃう…貴女,どんどんエッチになっていっちゃうわよ?どうしようね?
まぁ,オッパイをこんなに尖らせて…体は私の味方ね?」
『ち,違う!これは,これは…』
「違わないわ。この体は私を求めている。
貴女さえ首を縦に振ってくれれば,楽になるのよ?ほら,こんな風に耳や胸に触れてみるだけで…」
『やぁん!?…っくう!…いや…やだ…やめ,て…
あたしは,そんな,エッチなんかじゃぁあああああああ…!?』
「上に集中してると,アソコの我慢が緩くなるのよね,腰を跳ねさせちゃうなんて可愛いわ」
『っはぁ…はぁ…うぅやだぁ,やめて…もうエッチにしゃせないで…』
「ふふ,私をご主人様だと認めれば,気持ち良くスッキリさせてあげるわよ?」
『ぅ…しょ,しょれは,ダメ…!』
「…イきたいんでしょう?」
『しょ,しょんなわけ,にゃいわ…!』
「うーん,まともな口もきけないほどトロトロなのに,よく耐えるわね。気が強いこと。
でももういいかげん貴女と押し問答しているのも飽きたわ。…私を苛立たせたことを,後悔させてあげる」
『ひゃっ!?抱き,ちゅくにゃあ………ひぃ!?ぅひあああああぁああぁっ!?』
「ふふ,どうかしら?全身を媚薬まみれのスライムに包まれる快感は?
お母さんのお腹の中にいるみたいでしょう?」
『…はぁっ!?ひぃ!?…っは!?』
「ほら,ほら!グズグズになって!頭の中性欲でいっぱいにして!
魔物に虐げられ,犯される快楽は最高と認めなさい!
貴女の一生は!私に支配されるためにあるのよ…!」
『ああ゛あああ゛!?こわれりゅっ!?こわれりゅ!やだぁああああああ!』
「…壊れたくない?なら,まず貴女から言うことがあるんじゃないかしら…?」
『ぅ…っ!ぁあ゛!?…な………な………っ』
「うん?なぁに…?私じっとしてるわ,聞かせてごらんなさい?」
40 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 18:46:04.00 ID:SwVHXf7N
『………な………なる!あたひ,ごひゅじんしゃまの下僕に,なりましゅ!』
「あらあら,いいのかしら?それじゃあ貴女は魔族の下僕になってしまうわよ?それでもいいの?」
『いい!いいから,あたひを,イかせてくらひゃいぃぃぃ!』
「っふふ…そう,良い子ね。堕ちて素直になった子はみんな大好きよ。
ぎゅーっと抱きしめながら,全身で犯してあげる…イきなさい!」
『………ぃひっ!?あ,あああ゛あああああ゛あああひぃぃいぃぃっ!?ふぅっ!ひぐぁあああああ!?』
「味わいなさい。これが私に蹂躙される快楽。支配されるという幸せと,安息」
『あああああっ…はぁっ…!…ふぁ…えへぇ…ぅへへ…ぇ…』
「………あら?誰が休んでいいと言ったのかしら?」
『…へぇ?』
「もう立てるでしょう?なら,こんな辛気臭い場所に留まる意味はないわ。行きましょう?」
『い,いく…?どこへ…?』
「魔界よ。貴女は私の下僕であり宿主なのだから,私の暮らしやすい環境に移り住むことは当然ね?
私と初めて会ったあの森を通った先に魔界との境界があるわ。そちらから行くとしましょうね」
『…しょ,しょんな…里を,離れるなんて…』
「じゃあ,改めて聞くわ。貴女,下僕として私…ひいては魔族に忠誠を誓えるかしら?」
『…え?』
「誠心誠意の忠誠を誓えば,私はこの体を贔屓にするわ。
貴女の体調も成長も,性欲も全て私が最高の心地良さにつながるよう管理してあげる。
私はお気に入りのモノを大切にできないほど愚かではないわ」
『…そ,それは…いったいどういうことなの?』
「貴女の一生を譲り受けたのだから,代償は払う。単純な契約よ。
なにも私は貴女を奴隷のような消耗品として扱おうなんて思ってはいないわ。
こんな居心地のいいところを住処として提供してくれる貴女を,私は大切にする。
だから,貴女も…私と貴女がかけがえのない大切な関係だと認めて欲しい。そういうこと」
『うーん…
あんな暴力的で脅すように,あたしは下僕だーなんて言わせたあんたを,私はずっと恨むと思う。
でも,あたしは,約束は守る方だ。
あんたみたいに,ヘラヘラしないで真剣な顔で話をする相手には特に,だよ』
「…本当に気が強いというか芯が強いというか。
でも,今の発言じゃダメダメね,やり直し。私のことをあんたというのは,今のが最後と知りなさい?」
『あぅ!?やん…子宮は,ダメ…っ!?ぅ…ひぃっ!?
ご主人様!ご主人様ってちゃんと呼びます!だからっ!子宮っ!やめてっ!』
「黙って突っ立ってないで,ちゃんと森を通り過ぎれば,やめてあげてもいいわ。気分次第だけど」
『…ひぃ…!ご,ご主人様,許してください!』
「許すかどうかは貴女の足にかかっていると言っているの。…主への忠誠心に欠けるなら,躾が必要かしら?」
『ひぃっ!ごめんなさい!精一杯,ご主人様の足として歩きますっ!』
「そう,それでいいわ…私たちが魔族と亜人の新たな関係の雛形になるように,
私の下僕としての務めを果たしなさい。貴女,誓います,と言いなさい?」
『え?ち,誓います………!?…え,いま,何か…鎖の音…?』
「端くれとはいえクィーンスライムの私に,誓約の呪いなんて簡単なものよ?
これで,貴女は亜人でありながら魔族にその心を染め上げ魔界に魂を繋がれた。…一生,離さないわよ?」
『…ぅっ!?よくわからないけど,歩かせるかエッチするかどっちかにしてくださぃぃぃ!?』
41 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 18:49:03.17 ID:SwVHXf7N
Ⅳ.総括
1)実験結果についての考察
スライムの種族をクイーンスライムの分体に置き換えたことによりエルフ1体を奴隷として服従させるこ
とができた。だが,通常の状態のエルフやスライムと共生している状態のエルフに同様の手続きをとった実験
は行われなかったため,仮説は一概には肯定しがたい。また,今回の実験の手続きでは刺激としてクイーンスラ
イムを用いている点において実用性に乏しい。クイーンスライムはスライム種の上位種であるとともに突然
変異種(Healthy Cross(2004))とされ,その生息域は局地的であり個体数も極少である。また,クイーンスラ
イムは分裂し繁殖する能力が欠損しており,意図的にその個体数を増やすことは不可能だ。そのため要人の離
間策など対象の人数がごく少数である場合には効果的な運用を行うことができるが地域社会の制圧など大規
模な対象にはこれは適さない。さらに,分裂できない性質は一方で栄養を摂取することで際限なく肥大化して
しまうという性質を持つことを意味し,寄生した宿主の体内の容積を上回ってしまい寄生が露見してしまう危
険性が指摘できた。他にも,クイーンスライムは非常に強固な母性感情を持ち,隷属という関係性に対して否定
的な感情を抱く個体が多くあり,今回の実験刺激に用いられた分体のように寄生する宿主との共存・共生を図
ろうとする可能性もあり,服従の進度の統制が難しいという問題点も指摘された。
その代替案として上位種の意思疎通が可能であるスライム種を調教し,これを工作員として育成することが
有用であると考えられた。スライム種のなかで知的能力や理性を持つ種は他種族と比べ比較的には低い割合
であるが個体数は多く存在している。また,スライム種は単為生殖であるため原則的に繁殖力が高く,動員数を
確保することは容易である。クイーンスライムと比べて知的能力に劣っている部分は教育機関で言語能力や
判断能力を重点的に発達させることで補填を行うことは可能だ。また,これを利用し将来的にはスライムの分
裂能力を活用して,寄生状態を宿主を媒介に伝染させることで一匹のスライムの工作員で大規模な街を制圧す
ることも視野に入れられるだろう。
人間界に居住地を置く知的種族を魔界にて通常の奴隷として扱うには反発心が強く,しばしば身体能力や魔
力に制限をかける操作を行い,反乱を防ぐ。また,性奴隷として取引されるものの多くは性行為以外の活動を所
有者に認められていないものも多く(これは逃走防止の意味が強い),そのため魔力や肉体が衰退してしまっ
ている場合が多くみられる。そのため,これまでこのような奴隷は重い肉体労働や戦闘に従事させることは難
しく,対人間界戦線に戦闘要員としてこれらを動員した記録はなかった。だが今回の実験結果から,亜人種族の
中でも高潔で性欲には鈍感とされるあるエルフを性欲を取引に戦闘能力を維持した状態で服従させることが
可能であると証明された。これにより人間を含めた多くの亜人種族において,同様の手続きを通じて服従させ
ることが可能であると推測された。人間の場合明確な発情期が存在しないため,この手続きによる屈服は時期
によらず行えるものだと思われた。
服従させた種族を戦闘員として人間界に派遣,もしくは前線の警備を担当させることで人間や人間に協力的
な亜人などが魔族の軍に加わっていることを認識させることは戦術として大きな意味がある。これは魔族の
人員に被害が及ぶことなく人間界を疲弊させることが可能であるからだ。また,これには人質としての価値も
あり,交渉面での取引を魔族により有意にすることも可能と考えられた。今回の手続きと似た方法に洗脳魔法
や傀儡魔法などがあるが,これは対象の思考能力に制限をかける効果があることから,単純作業以上の複雑な
命令を遂行することは難しいことから,互換は不可能と判断された。なお,実験では被験者は風を受けることに
より性的刺激が発生し体力を奪われたが,これは神経毒により過敏になった触覚を鈍らせ消失することが可能
であったため,服従後の運用において致命的な問題とは考えられなかった。
2)執筆における考察
無理に設定詰め込まないでスリムにすればよかった後悔はしてる。あと、唐突に『彼女』と書いてしまっていた。無念。改行後の一字スペースもどっかいっちゃってるし、とてもじゃないけど、遂行なんてできてないですね。
…あれ?寄生要素どこ行った…?
Ⅴ.引用
Healthy Cross(2004-2014),魔物娘図鑑,kurobine.,3,4,77,78,85,86,109,110
表題:スライムを用いたエルフの性欲の掌握による懐柔と運用
Crinale M., Parallebe Q.
Ⅰ.概要
我ら魔族が人間の侵攻をたびたび許してしまうのは,おもに戦闘のために駆り出すことができる人員が少な
いことによる物量差にあることは一般にも広く知られていることだ。たとえば,孤高の士として名高い竜族の
ような単独で生活する戦闘力に優れた魔族が討伐されてしまう事件は後を絶たないが,社会性が高く群れで行
動するオークや,多くの下僕を従えるヴァンパイアなどの種族はよほど大規模な兵団が差し向けられない限り
壊滅的な被害を受けることは少ない。人間たちが数量やよく練られた兵法を武器とする以上,こちらにも最低
限の部隊を用意する必要があるのだ。だが,この問題に対する抜本的な対策は極めて難しい。それは民族間の
意識の違いによる軋轢や高位・低位という魔族としての序列に端を発する差別意識が根強く,紛争が絶えない
からだ。また,捕食・被捕食関係にある魔族の存在もあり,全ての種族を束ね一丸となることは不可能といえる。
彼らも理性ある同胞だが,天敵同士であるものをともに兵として運用することは今の管理体制ではできない。
よって,既存の制度や文明を継承する限り,これ以上軍は人員を拡張することは難しい。
だが,前述の竜族や一部の高位魔族のように量的ハンディキャップを背負ってでも単独行動に徹するものや
,ともに兵として運用することが難しい種族が存在するという問題点は,逆説的に他種族を動員することの重
要性を端的に表している。現に,例に挙げたヴァンパイアの場合,その下僕とは眷属化した人間を素体とし,結
果として人間に同士討ちを行わせているという戦略的に有用な行動であるという側面を持っている。そこか
ら,人間と魔族の対立に対して中立の姿勢を示す種族を魔界に住まわせ,戦力として活用することこそ現時点
の膠着した戦線を一転させるもっとも有用な戦略的研究と考えた。
そこで本研究では,エルフ族の文化を利用し,エルフたちを奴隷とし調教・改造を施すことで一定の戦闘能
力を保有した兵士として使役することが可能になることを目的として,その生活を分析し,またその生活圏に
侵入し細工を施したうえで経過観察を行った。
29 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 17:34:45.91 ID:SwVHXf7N
Ⅱ.観察
1)方法
Healthy Cross(2004)により,亜人種族は魔界の魔力への感応性が高く,魔界における適応性が人間よりも起
こりやすく,またその変化の深度も高いことがわかった。これは,魔力の保有量が比較的高くそれゆえに淫気や
瘴気に長期間晒されてしまうことで体内が魔界由来の魔力に満ち,その心身が侵されやすいからである,と解
釈されている。また,女性は男性との体格差を魔力の保有量で保管している面から,この傾向は女性においてさ
らに強調された。従順かつ貪欲であるというエルフの性奴隷に対する一般論は,魔族の精を受け魔族の本能と
して知られる強者への畏怖や欲望への素直さが刷り込まれたためだと考えられるという。特にこのような墜
落現象は淫魔に由来した魔力を用いることでより強い反応を促すことが可能だ。これは,三大欲求の一つであ
る性欲を直接的に刺激することで精神的な抵抗を押さえつけ,変化がより円滑かつ深く進むからだ。
本研究ではまずCrossの調査が妥当なものであるかを判断するため,亜人種の奴隷を1体所有する淫魔100
世帯とそれ以外の魔族100世帯に対して調査した。その結果,淫魔の家主のもとに所有権のある奴隷のうち95
体に淫魔への変異がみられた。それ以外の魔族に所有されている奴隷では10体にとどまっていたことや,淫魔
の変異がみられなかった5体には売買から6か月以上経過していないこと,男性であること,家主との情事が認
められなかったこと(これに関する主な理由は,奴隷の年齢,家主が同性であること,家主に配偶者がすでにいる
ことであるとの家主からの回答を受けた)から,Crossの調査は支持された。
そこで本研究では,Crossの調査に基づいたアプローチをとった。まず,懐柔の対象を亜人種族のなかでも特
に魔力に富んだエルフの女性に定め,服従させるための手段として対象の性欲を操作し,これを管理することで
反抗心を奪い隷属を促すことを目標とした。
2)結果
観察者は○○○○年*月**日よりエルフの集落に転居し,被験者を設定,これを観察し生殖にかかわる現
象の回数を20年間にわたって記録,計算した。このとき被験者の自然な行動を観察するため,被験者に実験内
容を教示せず観察を行っていることを完全に秘匿した。本研究に際して,もし本研究の目的が奴隷を生産する
ためのものであることが露見した場合,全ての亜人種族から警戒されてしまい本研究を含めた調査が立ち行か
なくなるおそれがある。それを考慮し観察・実験の被験者は比較的魔界に近いエルフの集落の若い娘に設定
した。これはもし被験者に逃走を図られたとしてそれを未然に防ぐための人員を確保しやすい地理的な点や,
物理的距離間や好奇心から魔族への不信感や警戒心が比較的に少なく,調査に協力的であると考えられたから
であった。なお本研究の実験の被験者は,すべて同一のエルフの個体である。
今回の観察調査でわかったエルフの生態の一つは,エルフに発情期が確認されたこと。そして発情が始まっ
てから休止される性周期が非常に長期間にわたるという点だ。発情期をもつ魔族として平均的な周期性を持
つワーキャット(東方では猫又と呼ばれる類似種が確認されているが,ここでは同じ区分として扱う)の場合,
春先と夏場に1回か2回ずつ20日間にわたる性周期が毎年発生するが,エルフは1回の性周期のみで実に180
日以上にもおよび,これが2回繰り返されるため1年もの間が発情期に該当する。だが一方で休止期間も長大
であり,2回の性周期が過ぎ発情期を終えると,以降の4年間は発情のみならず月経すらほぼ行われない。ここ
から,エルフの繁殖期間は5年を1周期として循環されているということが確認された。これは,エルフの生殖
能力の低さを解明するひとつの手がかりであると考えられた。
では,その1年間という長期間にわたる性欲求をエルフたちはいかに処理しているのだろうか。被験者に配
偶者や恋愛感情を抱く相手は確認されず,性行為も確認されなかった。たとえ5年に一度のことといえども,12
か月という日数を常に禁欲的に過ごすことは精神的な負担が大きく不可能に近い。そこでさらに被験者に追
跡調査を行った。観察者は透視魔法による24時間の観察を性周期1回にわたって断続的に実施し,性欲処理
が行われるかを監視した。このとき,観察者は4時間ごとに交代し,変化を見逃さないように配慮している。
30 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 17:35:46.51 ID:SwVHXf7N
被験者の発情期が確認されて3日目に,特異な行動が確認された。被験者は集落のはずれにある森へと向か
った。この森は魔界が広がる方角にあり危険な魔物こそ現れないが,魔界の影響を受けた不気味な雰囲気と迷
子になりかねない広大な広さから住民たちはこの森へと足を運ぶ頻度は高くない。被験者にこの森に用件が
あるとはこれまでの調査からは考えにくく,詳細な観察が必要であったが,鬱蒼とした森の視界の悪さのため
に魔法を介した観察は不可能と判断。観察者の代表1名が森に入り,被験者を尾行し目視で観察を続行するこ
とで代替措置とした。
森へと消えた被験者を追いかけた観察者が目撃したものは,本研究にとって,とても有益な情報を知ること
となった転換点であった。これは既存の認識では考えられないエルフの生態の一環であり,これを直視したと
きその常識を超越した光景に,エルフという一種族の持つ深い業を観察者は感じたということを付け加えてお
かなければならない。
観察者が森の中で見たものは,衣服を脱ぎ去り全裸で地面に茂った苔の上にうつむきしゃがみ込んでいた被
験者の姿だった。それだけではただの露出行為にすぎないが,これには特筆すべき点があった。彼女の足元に
あったそれは,半透明で弾力性のある体を震わせるスライムであった。初めこそ観察者は何かの拍子にスライ
ムに襲われて全裸に剥かれ,捕食されようとしているのだと判断し様子をうかがっていたが,その考えはすぐ
に棄却された。通常肉食のスライムは強い酸性をもち,這いずるだけでその地面を酸性に変えてしまうはたら
きがある。しかし森の地面を覆う苔に異常は見られずこのスライムが肉食であるとは断定できなかった。ま
た,このスライムは両手に乗せられそうなほどの大きさであるため,エルフである彼女を自身の身体で拘束す
ることはできない。またこの個体には高位種の証である核が確認されず,奇襲を行う頭脳もないはずなのだ。
また,彼女が全裸である理由も説明できない。彼女の衣服は近くの木陰に畳まれた状態で置かれているが,もし
スライムが彼女を襲ったとしたら服が脱がされているのは不自然であり,また彼女が自ら服を脱がなければな
らない理由はこの森にはなかった。観察者がこの光景の真意に気付くきっかけとなった判断材料は彼女から
発せられる臭い。草花の香りに常に包まれたエルフの集落では確認できなかった濃いフェロモン臭であった。
そして彼女の紅潮した頬と耳,全身を湿気させている汗,高く断片的な叫び声。
観察者,いや私はそのとき,彼女がスライムと性交を行っていると気付かされた。
この情事を目撃するまでに私は足音などの多少の物音を立てた場面があったが,彼女は警戒を怠っているの
か気付かれたような雰囲気はみられず,私はそっと彼女の正面の物陰に身を潜め,さらなる観察を行った。私の
判断を支持するかのように,彼女の秘部は大きく開かれ,伸びたスライムが入り込んでいることが確認された。
物陰からでも秘裂の奥,膣内の襞が観察できるほどに丸く押し開かれたそこは,まるで透明な張り子が前後し
ているかのように中の粘膜が動いていた。陰唇の内部を擦る動きをスライムが見せるたびに彼女は満たされ
ていくような,貪るような鬼気迫った喘ぎを放っていた。一方のスライムも彼女の求める声に応えるように彼
女へとその一部を流し込み,逆流させることを繰り返す。風穴を開けられたように広がる彼女の女の証に突き
刺さるそれは,その太さ・長さともに一般的な男性の持つ強直とは一線を画する豊かな体積を保有しているこ
とは明らかであった。その周囲にまるで半端にずり下ろされた下着のように張り付く部分もわずかにその身
が震えているのが観察され,陰核や性器全体,あるいは排泄孔までにも振動による刺激を与えていることは容
易に考察させられた。さらにスライムはそのさして大きくもない身体を薄く長く引き伸ばして何本もの糸を
形作り,彼女の胸に網状に絡ませ,囲い込むように覆う。その糸の端は乳首に巻きつけられ,引き絞る,上下に擦
り上げるなどして性感を刺激しようと意識的な動きを見せていた。
31 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 17:36:38.99 ID:SwVHXf7N
時間経過とともにスライムの動きは活性化し,新たな行動をとることはなかったが,彼女の性感を刺激する
各々の活動はさらに激しくなった。乳首に巻き付く部分はまるで乳牛から乳を搾るような動きを見せ,水音を
鳴らす彼女の股間に埋まり込んだ部分は,抜き挿しのなかで先端が子宮口を押し広げていると彼女の喘ぎ声か
ら推測された。その後3時間にわたってこの性交は続いた。その間で彼女は7回絶頂に達したことが目視で
確認され,その間に全身の脱力がみられ観察開始から2時間が経過したときからは彼女は地面に仰向けに寝そ
べり,スライムからの刺激を受け入れていた状態であった。彼女の絶頂とスライムの活動が沈静化したことで
性交の完了が確認された。彼女の性器に侵入したスライムの一部はそのまま抜かれることはなく残り,彼女も
自らスライムを膣括約筋で締め付け,性交の余韻に浸っているとみられた。
その160秒後,スライムはその活動を次の段階に移行した。彼女もスライムの行動を察知したのか,その弾力
のあるスライムの表面を慈しむように撫で,『来て』と命じた。動きを止めていたスライムはそれに応えるよ
うに身体を震わせ,彼女の膣に入り込んだ自身の一部をさらに押し入れていく。子宮口をより深くまで侵入し
たスライムによって押し開かれているのが確認でき,彼女は性交時よりもさらに熱気がこもった歓喜の声を漏
らした。半透明なスライムの粘液を通じて,彼女の子宮内部の粘膜を観察することができた。子宮は充血し,
妊娠することは可能であると判断するには十分であった。私は性交を再開するための行動であると仮説を立
てたが,それはすぐに否定された。スライムは先ほどのように彼女の陰唇や陰核,乳首に刺激を与えようとはせ
ず,より奥を目指して彼女の性器の中を進んでいるだけであった。スライムの半透明の身体は少しずつ子宮内
部まで侵入し,その体積を収めていった。子宮の中では侵入したスライムの一部が内部から揉みほぐすような
動きを粘膜の表面で繰り返している。スライムはその後5分を費やして少しずつ彼女の子宮を広げ,最終的に
彼女の胎内へと自身を完全に流し込んだ。
彼女の股に張り付き,膣に存在を主張していたスライムの姿は子宮にその身体を移し,押し開かれていた陰
唇は何事も起きていなかったかのように隙間なく閉じ,スライムと彼女自身の汗による湿り気が情事の形跡を
残すのみの状態だ。彼女は寝そべった状態から上体を起こし,地面に座り込んだ姿勢で自身の性器を確認して
いる様子をみせた。余すことなくスライムの全身が胎内にあることを確認すると彼女は笑みを浮かべ,わずか
に膨らんだ腹部を擦った。しばらくの休息の後,彼女はスライムを取り込んだ状態のまま脱いでいた衣服を着
用して森を後にし,帰宅した。
彼女の表情,態度から彼女は自らの意思でスライムを迎え入れたと推測された。しかし,それを支持すること
は難しかった。スライムが動植物の分泌液を求めて女性器に入り込む事例があるが,これは飢餓状態のスラム
にみられる行動であり,2時間に及ぶ性交を行ったこの個体が飢餓状態にあったとは考えにくい。また,エルフ
にスライムを性器に取り込むというこのような習慣があると確認された前例はなかった。サキュバスのよう
に,子宮に消化吸収機能を持ち生殖器官と消化器官とを兼ね備える種族もいるが,エルフにそのような生態は
確認されていない。もしエルフにサキュバス同様の消化能力があるとするならば,彼女の腹部は時間経過によ
りしだいに縮小し森に入る前と同等の姿になるだろう。しかし,経過観察を行ったところその腹部はなおも大
きく膨らみ,1か月後には彼女の腹部は妊娠4か月から5か月の妊婦のように肥大化した。ときおり彼女の腹
部の内側から張り詰めるような律動も確認され,彼女の子宮に未だ彼女と交わったあのスライムが収納されて
いることは明らかであった。
再び集落のはずれの森に被験者が向かったのは2か月後のことであった。観察者はより詳細な観測のため,
透視魔法を強化しより鮮明な観測を行うことのできる仮設拠点を設置した。被験者の到着の5時間前に観察
者は森に到着,森に入った被験者を監視する準備を整えた。
32 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 17:37:10.42 ID:SwVHXf7N
ここで観察者の想定外の事態が発生した,透視魔法による探知により被験者とは別のエルフが森に十数体い
ることが判明したのだ。被験者が森に到着するまでの間に限り,観察者は森に点在するエルフの別個体の観察
を急遽行った。このとき森にいたエルフたちは全て女性であり,いずれも全裸もしくは脱衣の途中であった。
被験者のようにスライムと性交を行っている個体もあった。全ての個体がスライムとの性交のためにこの森
を訪れたという確証は得られなかったが,被験者を含めこのエルフの集落の人口の5.0%にあたる17体がスラ
イムとの接触を目的にこの森を利用していたことが確認された。計算上,エルフの女性個体のうち発情期を迎
えているのは集落の人口の1割であり,この集落のエルフにとってスライムと性行為を行うことは珍しいこと
ではないと推測された。
森にいた各個体のうち,スライムとの性交が確認された15体のうち12体が被験者と同様に子宮にスライム
を取り込みその状態で集落へと帰還し,3体が性交を完了するとともにスライムとの結合を脱し森から立ち去
った。また,一匹のスライムを二体のエルフが共有するように交わっている場面も確認された。スライムを探
している個体が2体確認されたが,この2体の観測は被験者の森への到着をもって打ち切られた。
森に到着した被験者は,森の中心付近まで進み,木の幹に背を預ける姿勢で足を投げ出し座りこんだ。妊婦と
何ら変わらない体型となった被験者は足取りも重く体力を消耗している様子であった。7分間の休憩ののち,
被験者は体勢はそのままに下穿きを脱いで近くの枝に掛けると,両手をそれぞれ膨らんだ腹部と性器に伸ばし
やおら掌や指を使いスライムにより膨張した腹部を撫で,性器を刺激し自慰行為を開始した。被験者の右手は
陰唇や陰核,膣口など性器全体を擦り,左手は腹部の膨らみの頂点を擦りつつ,ときおり乳首を触り性感を得て
いる様子であった。被験者はその後15分を自慰行為に費やし,絶頂を迎え行為を切り上げた。
絶頂を迎えた被験者の痙攣がおさまったとき,被験者に変化が起こった。突発的に大きく張り出した被験者
の腹部で何かが組織の内側で動いているかのような不規則で多発的な動きを見せ,被験者はそれに対し顔を歪
ませ苦痛を訴える一方,頬を紅潮させ性感を刺激されている様子であった。腹部の異状のせいか身をよじり身
体を縮ませるような様子をみせる被験者はその後2分間この異状に耐えると,自身の腹部に左手の掌を乗せ,
右手の指を自らの性器に突き入れ膣を広げると同時に,膨らんだ腹部を押し込んだ。すると,張り詰めるようだ
った腹部は徐々に掌からの圧迫を受け沈み込み,押し出されるようにして被験者の性器から水音とともにスラ
イムが一匹排出された。スライムは身体を震わせ生存が確認できる。
彼女はスライムを出産したのだ。
スライムは一匹のみならず次々と彼女の子宮から排出され,地面にスライムの水溜まりを形作っていた。折
り重なるように地面に放出されるスライムたちは彼女の体液に濡れ,通常のスライムにはない光沢を放ってい
た。この体液は臭気と粘性から愛液とみられた。排出されたスライムたちは拳大程度からそれ以下の小さな
小型の個体で,彼女の胎内に入り込んだスライムの分体,もしくは幼体と考えられた。彼女はいずれも彼女と性
交を行った個体と同種とみられる小型のスライム20匹を産み,そこからさらに力を込めて両手で腹部を押し
込み,最後にそれまでに産み落とした20匹のスライムと比較して4倍ほどの大きさのスライムを排出した。
スライムの柔軟さを差し引いてそれでもなおその大きさは彼女の産道には窮屈らしく,彼女は最後のスライム
を出産する間苦悶の表情を浮かべ,顔を歪ませた。色の濃淡や透明度,大きさからこの個体は初めにこの森で彼
女と性交を行ったスライムと考えられた。産み落とされたスライムたちはすぐに活動を始め四方に散開し,彼
女は自らが出産したスライムたちが森に消えていくのを見送り,衣服を整え集落へと帰還した。
33 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 17:38:32.04 ID:SwVHXf7N
観察者は被験者が出産したスライムと,森に生息するスライムのサンプルを採取し,これを分析した。その結
果,このスライムには触覚を鋭敏化させ痛覚を鈍化させる粘液を出す能力が見つかり,麻酔効果のある粘液を
出す能力を持つスライム種の下位種であるパラサイトスライム属の一種であることが判明した。パラサイト
スライム属のスライムはいずれも宿主が死亡するなどの特殊な状況にならなければ宿主を移すことはないた
め,このスライムはこれまで発見されたどの同属の種とも異なる生態を持ったこの森の固有種であると断定さ
れた。また,追加で実施された質問紙調査によりこの集落ではスライムとの性交やスライムを出産することは
文化的に認められた行為であることがわかった。この集落では伝統的に恋人のいない未婚の女性が発情期に
突入し性欲を抑えきれなくなった場合,スライムを慰み者とし,それを胎内で育て出産することを成人時に教
育される風習があった。
その理由として,自らの子を産む練習と,性欲の解消が挙げられた。質問紙調査ではこの風習は最低でも6世
代前,750年前にはすでに存在していたという証言を得られた。
質問紙調査によりスライムとこの集落のエルフとは共生関係にあると確認された。エルフはスライムを生
殖のための触媒として自らの肉体を捧げ,スライムはその返礼としてエルフと性行為を行い,出産経験をさせ
ることで性欲を解消させ発情期のストレスを軽減させていた。このような生態から,このスライムが放出する
粘液は性感帯の感覚鋭敏化による媚薬効果を狙ったものとみられる。多くのパラサイトスライム属のスライ
ムは寄生後,スライムがもたらす刺激の中毒になるよう宿主へと働きかけるか,もしくは宿主の抵抗を奪うた
めに自らを宿主と同化させ,宿主の理性を狂わせるなどの生態を持つ。これはスライムが宿主の肉体を一方的
に繁殖の道具として利用し,宿主を自らの支配下に置くという構図になっているが,本研究でこの森で発見さ
れたスライムはエルフの胎内にて宿主との共存を図り,それにとどまらず一定の周期で宿主から排出されてし
まうという特異な特性を持つ。対価を支払いエルフに繁殖の手伝いを行わせたこのスライムは,単にパラサイ
トスライム属の新種という枠組みにとどまらず,他種族と接点を持ち生殖をおこなうというこの種の特徴的な
生態の起源の一つと推測された。パラサイトスライム属のいくつかの種のスライムは若い女性の粘膜や表皮
または衣服の内側に寄生し養分を得て分裂する生態を持つが,このような生態は本来宿主の身体を間借りし,
分裂を安全に行う環境を提供させる代わりに,宿主の欲望をスライムが解消するという利害の一致のもとに成
り立つ生態であったものが進化したものだと判断された。
35 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 18:26:28.53 ID:SwVHXf7N
Ⅲ.実験
観察によって,スライムとの性交や出産という文化があるとわかった。この集落のエルフにスライムに対す
る通常の魔族同様の危険意識は認められず,性的欲求の対象という認識以外にも親しみやすさや,友好を示し
ていると認められた。そこでこの集落のエルフはスライムやスライムを孕んだエルフを統制の対象とするこ
とで帰順させることが比較的に容易であるという仮説を立てた。本研究ではスライムの種族を独立変数とし,
スライムを別の刺激に置き換えて被験者に与えて刺激に依存させ,刺激を取引条件とした服従を容認させるこ
とが可能であるかを検証した。
1)方法
スライム種の上位種であるクイーンスライムを刺激として被験者であるエルフの子宮に寄生させ,6か月の
経過観察を行った。観察は透視魔法を用いて行われ,記録は人間が製作したボイスレコーダーを用いた。刺激
にはクイーンスライムは本体から分離させた分体(以下,分体)を用いる。この分体には被験者との性交ののち
子宮に入り込むこと,被験者の分泌液を摂取し成長すること,被験者の性欲を増幅させる操作を行うこと,被験
者の自慰による絶頂を阻害すること,被験者の子宮の容積が完全に満たされるまで成長したと確認された場合
は被験者と意思疎通を図り,絶頂と引き換えに魔族への忠誠を誓うことを求める交渉を行うこと,そして,性的
拷問や調教を用いてこれを必ず確約させること,以上を完了した場合には被験者に指示し魔界へ被験者を移動
させ,観察者の回収が行われるまで被験者を待機させることを教示した。分体を実験に使用するのは,教示を理
解することができる知能とそれを忠実に実行する能力を持つと判断されたこと。また,交渉術に優れ被験者と
の対話能力に利点を持つからであった。また,クイーンスライムの母体は体格が非常に大きいため,実験には不
適と判断された。分体は森に待機し,被験者にこの森の固有種のスライムであると誤認させたうえで,性交のの
ち,その胎内に侵入した。観察者は透視魔法による被験者の監視を常に行い,分体は観察者の指示で通信をい,
被験者への操作内容を確認し,生体反応を計測したレポートを観察者へと送信した。
36 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 18:28:53.50 ID:SwVHXf7N
2)結果
被験者は○○○○年+月△日に分体の待機する森を訪れた。分体は被験者との接触時,楕円形のスライム型
に擬態(クイーンスライムなど上位種のスライムは平時は人型に変形した状態を保ち,便宜上これを通常の姿
であるとする)し,被験者に分体をパラサイトスライムと認識させることに成功した。被験者は分体との性交を
経てこれを体内に取り込み,帰宅した。分体は性交時・被験者の絶頂時・帰宅時に淫毒性の魔力を放出し,被験
者の感度を高めた。そのため,被験者の性交時の絶頂回数はスライムの条件よりも多い12回に増加した。性交
に費やした時間は2時間であり短縮されているが,これはより疲労状態に到達するのが早くなったためであっ
た。
その後14日間にわたり被験者の睡眠時,分体は被験者の膣から陰唇内部までに存在する性感帯の神経を鈍
化させ,性的刺激の閾値を上げた。一方で子宮内や子宮口付近の触覚組織を活性化させ,性的刺激の上限値を引
き上げた。また,歩行などに際して下着と擦れ性的刺激を受けさせるため,陰核に物理的な刺激を与え,これの
非充血時の大きさを陰唇内に収まらない程度まで肥大化させた。また同時に,陰核からの刺激で覚醒を起こさ
ない程度の軽い絶頂を与え,睡眠時や眠気を催している場合に性的刺激を受けることで安心感を得られるよう
被験者に古典的条件付けを行い,同時に性的刺激への馴化をはかった。被験者は条件付けにより就寝時に性的
刺激を求める習慣が生まれ,睡眠前1時間内に絶頂に達しないまま睡眠をとることが難しくなった。そのため
被験者は実験15日目から自慰行為を行うようになり日増しにその回数は増加したが,被験者の自慰活動のみ
では絶頂に達することはできず,分体が子宮の性感帯を刺激することでのみ達することができた。これは性的
刺激への馴化と陰唇や膣内の神経の鈍化により性的刺激の受容量が減少したことによる。陰核の肥大化によ
り日常的に軽い性的刺激に晒されやすくなり,しかし自らの意思で絶頂を迎えられないことで被験者にストレ
ス反応がみられ,また分体に対する依存意識の増大が観察された。
そこから以降14日間は観察者の指示により分体は覚醒時の被験者に対し絶頂に達するほどの刺激を与えな
かった。また,被験者の睡眠時に分体は身体の一部を被験者の胎内から出し,胸や臍,耳,首筋に対して触覚を鋭
敏化する淫性毒を浸透させ,これらに対する刺激と絶頂を同時に与えることで,触覚による刺激と性的刺激を
同期させた。これにより実験22日目より性器以外の部位への刺激のみをきっかけにした絶頂が確認されるよ
うになった。被験者はこれ以降外出を避け,家に閉じこもるような傾向の強い生活習慣の変異がみられた。こ
れは風が肌に触れる感覚が強い性的刺激となり体力を奪われることを体調を崩したと被験者は誤認し安静を
徹底したためである。
実験50日目明朝に分体は被験者が第三者との接触の予定がないことを確認したのち被験者との交渉を開始
し,2時間後には性的快楽と絶頂を与えることを条件に魔族への忠誠を誓うことを了承させた。その後被験者
は分体の指示によりスライムの住処である森を横断し魔界に侵入,観察者は被験者の位置を確認すると同時に
これを保護・回収した。観察者は被験者と分体を魔界の第二観察室へ移動させ,再度魔族への忠誠を誓うこと
を要請する契約を提示したところ,被験者はこれを快諾した。観察者はこれを受け分体に指示し被験者に3回
の絶頂を与えた。契約の詳細な内容は被験者が奴隷としての主従契約に同意すること,被験者の奴隷としての
戸籍の所有権は観察者と分体の2者に帰属されること,被験者が観察者または分体の命令を遂行した場合や亜
人や人間を殺害した場合に報酬として性的絶頂が与えられること,以上の3項目であった。
37 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 18:42:20.09 ID:SwVHXf7N
以下は,ボイスレコーダーによって録音された分体による魔族への帰順勧告を被験者が受理するまでの全て
の会話だ。分体の発話内容にはあらかじめ教示による規則は設けておらず,分体の即興的な判断に基づいてい
るため本来であれば統制されて観察された記録とは認められないが,本実験を引用する後発研究の参考になれ
ばと考えここに掲載した。
「ねぇ,起きてる?」
『ん,ううん,んあ?誰か呼んだ,うわぁ!?』
「うふふ,おはよう」
『なな,なにあんたは!?あたしの寝床に何をしに!?』
「あらおかしいわ。
寝床もなにも,私は貴女のもっと大切なところにずっと住んでたのにいまさら何を言っているのかしら」
『はぁ?わけのわからないことを!とにかくここから出ていきなさい!
さもないと………えっ,なに,これ…あんたの体,あたしの中から出てきてる…?』
「これ…?あぁ,見てのとおり,私は貴女の女の子の部分に住まわせてもらってるわ。
もしかして,ようやく思い出したかしら?あれだけの熱いセックスをした私を」
『ふ,ふざけたことを!あんたみたいな不審者となんか!
そもそも………うそ,あのときのスライムが,あんただっていうの…?』
「わりと物分りはいいのかしら。そういう冷静さ,私は好きかしら。
そうよ,貴女から栄養をもらって私はここまで大きくなれたわ。ありがとう。
それが嬉しくって,今までたくさんお礼をしてきたけど…気付いてもらえてたかしら?」
『いやいや,ウソでしょ…なんでスライムがヒトの姿をして話しかけてくるのよ…これ夢?』
「あは,夢じゃないわよ,現実。
なら,貴女の特別に改造したエッチな子宮にこれが夢かどうか聞いてみる?」
『こんなことが,起こるなんて。
…ちょっと待って,改造?あんたただのスライムじゃないの!?』
「…気にするところそっちなのね,まぁいいわ。自己紹介くらいちゃんとするわ。
私はクイーンスライム…の分体。切れ端みたいなものだから名前はないわ。いや,必要ないが正解かしら。
貴女が思っている通り,2月くらい前,貴女といっぱいエッチして子宮に入ったスライムは私よ」
『はぁ,そういえば長が頭のいいスライムは魔界でヒトとして暮らしてるって聞いてたけど,本当なのね。
…じゃない!そう,改造!改造ってなにをしたのよ!あたしの体をどうしようって言うの!?』
「ふふふ。やっと本題に入れそうね…
貴女,最近自分がすごくエッチになったって思っているでしょう?たとえば…フーッ…」
『ひゃん!?…あ…ぁあ…み,耳,くすぐったいじゃないの!なに,するのよ…!』
「確かめたのよ,
貴女の胸,口,お腹,子宮,耳…体中がとってもエッチになる改造がちゃんとできているかを,ね」
『…は?………うそ。それって…あたしが身体を壊したのも,ムラムラが止まらないのも,あんたが…!?』
「ええそうよ。ずっとエッチな気分でいるのって素敵よね…?喜んでもらえたかしら?」
『ふ,ふざけないで…!あんた,あたしの身体で遊ぶようなマネをして,
あたしが辛い思いをしたくらいわかってるんでしょう!?よくもそんなあっけらかんと…!』
「あらそうかしら?たしかに,傍目には辛そうな態度に見えたわ。
でも,メスの欲望をむき出しにする姿は魔物としてすごく美しかったわ。
惰性にまかせていつまでも一人エッチにハマっちゃってる姿とかは私もキュンとしちゃったわよ…?」
『っ!?バカにして…!あたしを魔物なんかと同列で扱うな!
あんたと話すのはもうたくさん!とにかく出ていって!あたしの体を元に戻して,出ていってってば!』
38 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 18:44:34.75 ID:SwVHXf7N
「あらあら危ない,枕くらい当たっても大丈夫だけど,物を投げるなんてダメよ。貴女は女の子なんだから。
…そろそろ,立場をはっきりさせようかしら」
『上から目線で話をしないで…え,なに,なにこれ…体,ザワザワす,ぅあああっ!?』
「ちょっと神経に直に触っただけよ?このくらいで叫ぶくらいじゃ,解れるまでは時間がかかりそうね?」
『し…神,経…!?』
「私はね,貴女の子宮から全身を改造したわ。
それは私にとって都合のいいもの。私の自由になるようなもの。
だから今の貴女の身体は,ほとんど私が作ったものなのよ。…つまりこの体は私のモノ。
貴女からすれば私は居候のようなものでしょうけど,私からすればそれは逆。
私が作った体を,貴女に使わせてあげているのよ。だから私は貴女のご主人様のような存在かしらね」
『そんな,そんな無茶苦茶な理屈が通じるはずが,ないじゃない!』
「………あら?」
『っくぅ!?ひぃっ!や,やめ,あああっ!?』
「はぁ………まったく理解ができていないようね,私は貴女のご主人様だと言ったはずなのに。
それに,そもそも貴女の身体がいつ貴女のモノだと決まったの?
一番最初に所有権を主張したのが私なのだから,貴女は文句は言えないわよ?
幸い,私は魔界のマナーはしっかりわきまえているわ。
光栄に思いなさいな,貴女が私を主人と認め非礼を謝罪したら,
今の不躾な発言をなかったことにしてもいいわ。…ほら,言ってみなさい!」
『ひぃぎいい!?
…くぅ,だれが,あんたみたいな汚らわしい魔物なんかにっ,従うのよっ!』
「ふーん,普通少しはたじろいだりするはずだけど…
そんなに虐めてほしいって煽ってくれるなんて,貴女相当ねぇ。すぐに降参してくれれば話が早いのに…」
『誇りを失っても魔族のあんたに屈するわけがないわ…ひゃん!?』
「ふぅ…あんまり手荒にやりたくないの。宿主の貴女を壊したくないからね…
でも,どうしても意地を張るなら………
直せる限界までは壊すわよ?」
『っぐ!?ひぐぃっ!?』
「ふふ,子宮口を両側から吸い付かれるなんてただのセックスじゃとてもできない事よ。
羨ましいわ…スライムにはポルチオなんてないんですもの。
この体験は自慢になるわね?ただのオーガニズムとはわけが違うもの」
『やっ,やめてっ,ひぅぅっ!』
「貴女に命令の権限はないわ。貴女の身体は,私が好きにするのよ。…乱れる顔で私を魅せてみせなさい」
『うっ,あっ,やだっ…いやだっ,あっ!はああっ!?………ぁ…?
………ど,どうして…?』
「あらあら,どうしてイかせてくれなかったの…って顔をしてるわね?」
『…!?………そ,そんなわけ!』
「でも,貴女が今性欲に苛まれていることは事実。そうでしょう?」
『…くっ…!』
「もうわかっているはずよ?貴女は私の戒めを受けない限り絶頂することはできない。
…諦めて,私に支配されなさい。私は貴女が思っているよりもっと,貴女の多くを奪っているのよ?
私は貴女よりもずっとこの身体を自由にできる。貴女の抵抗すら,ね。
どうあがいても貴女が私をご主人様と呼び畏れ敬うことになるのは変えられない。決定事項よ?」
『そんなこと,あたしは認めてないしっ…!』
「じゃあ認めてくれるまで,私は貴女で遊んで時間をつぶすとするわね?私,待つことは得意なのよ?」
39 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 18:45:07.65 ID:SwVHXf7N
『な,なにする気………っ!?あ,あ,あ…あ,そこ,が…ムズムズが…止まらない…っ!?』
「ちょっと神経を過敏にする成分を精製しただけよ?私の身体でね。
…もちろん,貴女の身体の中でも,だけど」
『な…!?あ,あたしを,どうしようっていうのあんたは,いったい!?』
「あら,さっきも言ったじゃない。私は,貴女のご主人様。
あなた自身が,私たちの主従関係…私が主人,貴女が下僕。そう認めてもらえればそれで十分よ?
貴女の質問に答えましょうか…私はお互いの関係を貴女に理解させたい。だからそのためのお膳立てをする。
生き物としての三大欲求を私が握れば,貴女は服従せざるをえない。
だから,貴女には堪えきれないほどの性欲をあげる。
頭の中をエロス以外空っぽにして,私の願いを叶えるための手足になってもらうわ」
『ふっ,ざけるっ,なぁ…!』
「…そう言いたいのはこっちね。それが目上の者に対する言葉遣いかしら…教育しなければね?」
『いぎ,くぅうう…!』
「私の粘液が染みて,敏感になってくのがわかるわね?
私が中で少しでも動くと,貴女のアソコがキュンキュンして精一杯締め付けるのがわかるわよ?
でも,イかせてはあげない。自分の立場もわきまえてない下僕に情けを与えるわけにはいかないわ」
『だれ,が…下僕よ…!』
「ふん,じきに喜んで受け入れることになるわよ。
ほら,胸がお留守ね?」
『あ…ひゃっ!?』
「ほらほら…どんどん染み込んじゃう…貴女,どんどんエッチになっていっちゃうわよ?どうしようね?
まぁ,オッパイをこんなに尖らせて…体は私の味方ね?」
『ち,違う!これは,これは…』
「違わないわ。この体は私を求めている。
貴女さえ首を縦に振ってくれれば,楽になるのよ?ほら,こんな風に耳や胸に触れてみるだけで…」
『やぁん!?…っくう!…いや…やだ…やめ,て…
あたしは,そんな,エッチなんかじゃぁあああああああ…!?』
「上に集中してると,アソコの我慢が緩くなるのよね,腰を跳ねさせちゃうなんて可愛いわ」
『っはぁ…はぁ…うぅやだぁ,やめて…もうエッチにしゃせないで…』
「ふふ,私をご主人様だと認めれば,気持ち良くスッキリさせてあげるわよ?」
『ぅ…しょ,しょれは,ダメ…!』
「…イきたいんでしょう?」
『しょ,しょんなわけ,にゃいわ…!』
「うーん,まともな口もきけないほどトロトロなのに,よく耐えるわね。気が強いこと。
でももういいかげん貴女と押し問答しているのも飽きたわ。…私を苛立たせたことを,後悔させてあげる」
『ひゃっ!?抱き,ちゅくにゃあ………ひぃ!?ぅひあああああぁああぁっ!?』
「ふふ,どうかしら?全身を媚薬まみれのスライムに包まれる快感は?
お母さんのお腹の中にいるみたいでしょう?」
『…はぁっ!?ひぃ!?…っは!?』
「ほら,ほら!グズグズになって!頭の中性欲でいっぱいにして!
魔物に虐げられ,犯される快楽は最高と認めなさい!
貴女の一生は!私に支配されるためにあるのよ…!」
『ああ゛あああ゛!?こわれりゅっ!?こわれりゅ!やだぁああああああ!』
「…壊れたくない?なら,まず貴女から言うことがあるんじゃないかしら…?」
『ぅ…っ!ぁあ゛!?…な………な………っ』
「うん?なぁに…?私じっとしてるわ,聞かせてごらんなさい?」
40 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 18:46:04.00 ID:SwVHXf7N
『………な………なる!あたひ,ごひゅじんしゃまの下僕に,なりましゅ!』
「あらあら,いいのかしら?それじゃあ貴女は魔族の下僕になってしまうわよ?それでもいいの?」
『いい!いいから,あたひを,イかせてくらひゃいぃぃぃ!』
「っふふ…そう,良い子ね。堕ちて素直になった子はみんな大好きよ。
ぎゅーっと抱きしめながら,全身で犯してあげる…イきなさい!」
『………ぃひっ!?あ,あああ゛あああああ゛あああひぃぃいぃぃっ!?ふぅっ!ひぐぁあああああ!?』
「味わいなさい。これが私に蹂躙される快楽。支配されるという幸せと,安息」
『あああああっ…はぁっ…!…ふぁ…えへぇ…ぅへへ…ぇ…』
「………あら?誰が休んでいいと言ったのかしら?」
『…へぇ?』
「もう立てるでしょう?なら,こんな辛気臭い場所に留まる意味はないわ。行きましょう?」
『い,いく…?どこへ…?』
「魔界よ。貴女は私の下僕であり宿主なのだから,私の暮らしやすい環境に移り住むことは当然ね?
私と初めて会ったあの森を通った先に魔界との境界があるわ。そちらから行くとしましょうね」
『…しょ,しょんな…里を,離れるなんて…』
「じゃあ,改めて聞くわ。貴女,下僕として私…ひいては魔族に忠誠を誓えるかしら?」
『…え?』
「誠心誠意の忠誠を誓えば,私はこの体を贔屓にするわ。
貴女の体調も成長も,性欲も全て私が最高の心地良さにつながるよう管理してあげる。
私はお気に入りのモノを大切にできないほど愚かではないわ」
『…そ,それは…いったいどういうことなの?』
「貴女の一生を譲り受けたのだから,代償は払う。単純な契約よ。
なにも私は貴女を奴隷のような消耗品として扱おうなんて思ってはいないわ。
こんな居心地のいいところを住処として提供してくれる貴女を,私は大切にする。
だから,貴女も…私と貴女がかけがえのない大切な関係だと認めて欲しい。そういうこと」
『うーん…
あんな暴力的で脅すように,あたしは下僕だーなんて言わせたあんたを,私はずっと恨むと思う。
でも,あたしは,約束は守る方だ。
あんたみたいに,ヘラヘラしないで真剣な顔で話をする相手には特に,だよ』
「…本当に気が強いというか芯が強いというか。
でも,今の発言じゃダメダメね,やり直し。私のことをあんたというのは,今のが最後と知りなさい?」
『あぅ!?やん…子宮は,ダメ…っ!?ぅ…ひぃっ!?
ご主人様!ご主人様ってちゃんと呼びます!だからっ!子宮っ!やめてっ!』
「黙って突っ立ってないで,ちゃんと森を通り過ぎれば,やめてあげてもいいわ。気分次第だけど」
『…ひぃ…!ご,ご主人様,許してください!』
「許すかどうかは貴女の足にかかっていると言っているの。…主への忠誠心に欠けるなら,躾が必要かしら?」
『ひぃっ!ごめんなさい!精一杯,ご主人様の足として歩きますっ!』
「そう,それでいいわ…私たちが魔族と亜人の新たな関係の雛形になるように,
私の下僕としての務めを果たしなさい。貴女,誓います,と言いなさい?」
『え?ち,誓います………!?…え,いま,何か…鎖の音…?』
「端くれとはいえクィーンスライムの私に,誓約の呪いなんて簡単なものよ?
これで,貴女は亜人でありながら魔族にその心を染め上げ魔界に魂を繋がれた。…一生,離さないわよ?」
『…ぅっ!?よくわからないけど,歩かせるかエッチするかどっちかにしてくださぃぃぃ!?』
41 堕天使のレポート sage 2014/12/03(水) 18:49:03.17 ID:SwVHXf7N
Ⅳ.総括
1)実験結果についての考察
スライムの種族をクイーンスライムの分体に置き換えたことによりエルフ1体を奴隷として服従させるこ
とができた。だが,通常の状態のエルフやスライムと共生している状態のエルフに同様の手続きをとった実験
は行われなかったため,仮説は一概には肯定しがたい。また,今回の実験の手続きでは刺激としてクイーンスラ
イムを用いている点において実用性に乏しい。クイーンスライムはスライム種の上位種であるとともに突然
変異種(Healthy Cross(2004))とされ,その生息域は局地的であり個体数も極少である。また,クイーンスラ
イムは分裂し繁殖する能力が欠損しており,意図的にその個体数を増やすことは不可能だ。そのため要人の離
間策など対象の人数がごく少数である場合には効果的な運用を行うことができるが地域社会の制圧など大規
模な対象にはこれは適さない。さらに,分裂できない性質は一方で栄養を摂取することで際限なく肥大化して
しまうという性質を持つことを意味し,寄生した宿主の体内の容積を上回ってしまい寄生が露見してしまう危
険性が指摘できた。他にも,クイーンスライムは非常に強固な母性感情を持ち,隷属という関係性に対して否定
的な感情を抱く個体が多くあり,今回の実験刺激に用いられた分体のように寄生する宿主との共存・共生を図
ろうとする可能性もあり,服従の進度の統制が難しいという問題点も指摘された。
その代替案として上位種の意思疎通が可能であるスライム種を調教し,これを工作員として育成することが
有用であると考えられた。スライム種のなかで知的能力や理性を持つ種は他種族と比べ比較的には低い割合
であるが個体数は多く存在している。また,スライム種は単為生殖であるため原則的に繁殖力が高く,動員数を
確保することは容易である。クイーンスライムと比べて知的能力に劣っている部分は教育機関で言語能力や
判断能力を重点的に発達させることで補填を行うことは可能だ。また,これを利用し将来的にはスライムの分
裂能力を活用して,寄生状態を宿主を媒介に伝染させることで一匹のスライムの工作員で大規模な街を制圧す
ることも視野に入れられるだろう。
人間界に居住地を置く知的種族を魔界にて通常の奴隷として扱うには反発心が強く,しばしば身体能力や魔
力に制限をかける操作を行い,反乱を防ぐ。また,性奴隷として取引されるものの多くは性行為以外の活動を所
有者に認められていないものも多く(これは逃走防止の意味が強い),そのため魔力や肉体が衰退してしまっ
ている場合が多くみられる。そのため,これまでこのような奴隷は重い肉体労働や戦闘に従事させることは難
しく,対人間界戦線に戦闘要員としてこれらを動員した記録はなかった。だが今回の実験結果から,亜人種族の
中でも高潔で性欲には鈍感とされるあるエルフを性欲を取引に戦闘能力を維持した状態で服従させることが
可能であると証明された。これにより人間を含めた多くの亜人種族において,同様の手続きを通じて服従させ
ることが可能であると推測された。人間の場合明確な発情期が存在しないため,この手続きによる屈服は時期
によらず行えるものだと思われた。
服従させた種族を戦闘員として人間界に派遣,もしくは前線の警備を担当させることで人間や人間に協力的
な亜人などが魔族の軍に加わっていることを認識させることは戦術として大きな意味がある。これは魔族の
人員に被害が及ぶことなく人間界を疲弊させることが可能であるからだ。また,これには人質としての価値も
あり,交渉面での取引を魔族により有意にすることも可能と考えられた。今回の手続きと似た方法に洗脳魔法
や傀儡魔法などがあるが,これは対象の思考能力に制限をかける効果があることから,単純作業以上の複雑な
命令を遂行することは難しいことから,互換は不可能と判断された。なお,実験では被験者は風を受けることに
より性的刺激が発生し体力を奪われたが,これは神経毒により過敏になった触覚を鈍らせ消失することが可能
であったため,服従後の運用において致命的な問題とは考えられなかった。
2)執筆における考察
無理に設定詰め込まないでスリムにすればよかった後悔はしてる。あと、唐突に『彼女』と書いてしまっていた。無念。改行後の一字スペースもどっかいっちゃってるし、とてもじゃないけど、遂行なんてできてないですね。
…あれ?寄生要素どこ行った…?
Ⅴ.引用
Healthy Cross(2004-2014),魔物娘図鑑,kurobine.,3,4,77,78,85,86,109,110
コメント
コメントの投稿