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寄生ラッシュ
480 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:02:27 ID:YOMLMhrX
毎年この時期には、必ずと言っていいほど車両の列ができる。
過去最高の猛暑を記録したと言われる今日も、例外ではない。
いや、ある意味で例外であったと言えよう。
そう、「ある意味」で・・・
我々日本人はこのシーズンの高速道路等における混雑を「帰省ラッシュ」と呼ぶ。
今年この日ももちろん、帰省ラッシュに相当する混雑が発生していた。
だが・・・
「きゃあああああ!!」
渋滞のど真ん中から悲鳴が聞こえる。
猛暑の中、車の窓は当然閉め切っている。
それなのに悲鳴が聞こえるということは、よほど大人数の悲鳴なのか。
「な、なに・・・?」
運転をしている舞はその声を聞き、周囲を見渡す。
舞自信は無事故無違反の優良ドライバーだ。
自分が事故を起こした訳ではないことを確認する。
だが、そんな舞を尻目にしてか女性の悲鳴はひたすら続く。
「あれ?」
正面から車両の合間を縫うように、人間がゆっくりと歩いてくる。
舞は目をこする。
その後すぐに舞はハッとした。
(こんな蜃気楼現象、聞いたこと無い・・・)
やがて無数の人間は舞の2台ほど前の車に到達した。
481 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:12:22 ID:YOMLMhrX
その謎の集団の先頭に立つ人間が、舞の2台先の車のボディに手をかける。
「・・・?」
どうやらシルエットから女性らしいことがわかる。
その人影は車のドライバー席ドアの前で、ボディに手をかけたまま動かない。
「何をしてるのかしら・・・」
目をこらす舞。
「・・・あれって・・・、服から何か出てるような」
ボディに手をかけた女性の服から、何か線状のものが伸びているように見える。
炎天下の中、キャミソールに短パンという格好だった。
「何してるんだろ・・・」
やがてその車のドアが開き、謎の集団にドライバーが加わる。
先頭に立っていた人間と同様、やはりドライバーも女性のようだ。
「一緒になった?」
舞は少々危険を感じ始めていた。
自分の目の前で、何か得体の知れないことが起きている――
そんな気がしてならない。
謎の集団は舞の1台前の車に到達する。
今度は車の左右両方から集団が取り囲み、やはりボディに手をかける。
「!」
今度は舞の目にもはっきりと見えた。
この集団の人間は、全員が服から線状の物が出ている。
そしてその表情は茹だるような暑さにも関わらず、涼しげで心地よさそうなのだ。
だが、その体からは謎の線が伸びているのだ。
あいにく舞の位置からでは、それがどんな物なのかわからない。
482 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:22:09 ID:YOMLMhrX
「悲鳴が・・・大きくなってる?」
舞は重要な事実に気づいた。
集団が2台前の車にいた時よりも、女性の悲鳴が大きくなっているのだ。
そう、すなわちこの集団の手によって発生しているということだ。
「に、逃げた方がいいのかな・・・」
舞は焦る。
しかし車を放置して高速で降りるなど、優良ドライバーとしての倫理観が痛む。
だが倫理観よりも身の安全を重視すべきである。
「逃げよう」
舞は急いで貴重品を手に取ると、車のエンジンを切って外に出る。
「鍵もかけないと!」
丁寧にも彼女は車にきちんと施錠する。
そこで、奇妙な光景が目に入った。
「・・・あれって」
そう、1台前の車で何が起きているか。
それを知ることになったのだ。
「いやぁ!! やめて!!!」
「くそ、何するんだ!!」
謎の女性の集団に囲まれた車は、ドアが閉まっているにもかかわらず侵入されていた。
謎の生物に。
「ひゃう!」
「玲子!」
玲子と呼ばれた女性は、彼――賢治の彼女である。
「たすけ、賢治!!」
線状の生物は玲子の服に入り込み、何かもぞもぞと蠢いている。
「ふあ・・・あ・・・」
「くそ、玲子から離れろ!! 怪物め!」
賢治は必死になって線状の生物を引っ張る。
483 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:29:17 ID:YOMLMhrX
だが、賢治の側にあるドアからも線状の生物が入ってくる。
「うお!? なんだコイツ、こっちからも!!」
「あ・・・ん・・・」
玲子の声は徐々に、しかし確実に艶めかしいものに変わっていく。
「そうだ、万能ツール!」
いわゆる十徳ナイフを取り出し、賢治は自分に襲いかかってくる線状生物を切断する。
「玲子!」
「はう、気持ちいひ・・・」
「くそ、何感じてるんだよ! 俺よりいいのか!?」
賢治は十徳ナイフで一本ずつ玲子に絡みつく線状生物を切っていく。
だが、賢治は玲子の足下からゆっくりと伸びてきた太い生物に気づかない。
「ぬっ!!」
とうとう賢治の側から侵入してきた線状生物により、賢治も身動きが取れなくなる。
「離せ! このグロ生物めが!!」
「あひゃあああっ!!!」
隣に座っている玲子がひときわ大きい悲鳴を上げる。
「どうし・・・、な!!!」
そこで賢治はようやく気づいた。
玲子の足下からひときわ太い線状生物が伸びており、それが玲子のスカートに入っていることに。
「あっ、あっ・・・、いい、あん・・・」
それは何かを注そうするように、どくん、どくんと脈打つ。
「入って、ああ・・・、入ってくる、の、けん、じ、以外、の・・・が、あっ・・・」
「くそ、俺の玲子に変なことすんじゃね・・・うぐっ」
線状生物は賢治の口に侵入してきた。
口を塞がれ、賢治は話せなくなってしまう。
「あふ、いいの、いいのぉ・・・、もっと、入れて、もっとなの、入れてぇ・・・」
484 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:37:14 ID:YOMLMhrX
今時の女性らしい、健康的に日に焼けた肌に茶髪を振り乱して喘ぐ。
徐々に太い線状生物の脈動が早くなっていく。
「はう、はう、いひ、の、も、もう、ふああああああああん!!!」
車内にぷしゅっ、という小気味の良い音がすると、玲子のシートが塗れる。
「・・・!!」
賢治は相変わらず話せないが、玲子が絶頂に達する様子を良く見ていた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、・・・」
玲子はひたすら酸素を求めて呼吸を繰り返す。
その間、賢治は見た。
玲子の服から新たな線状生物が伸び出てくるのを。
そして、玲子のかわいらしいサイズの胸が膨らんでいくのを。
「・・・」
ようやく息を整えた玲子は、その顔を賢治に向ける。
「ね、賢治。あなたが食べたいの。ちょうだいね」
「!?」
賢治は玲子の瞳が緑に染まっているのを見た。
玲子はシートベルトを線状生物で外し、賢治に重なる。
そのまま両腕を賢治の背中に回して抱きつくと、玲子の全身から無数の線状生物が出てくる。
「・・・んん、んんんんーーーーー!!」
話せない賢治はひたすら、悲鳴を上げることしかできないのだった。
線状生物は一気に賢治の全身に絡みつくと、粘液を出して服を溶かすのだった。
「いただきまぁす」
玲子は線状生物で溢れかえっている股間で、賢治のブツをくわえ込むのだった。
「んん、んんんんーーーーー!!」
「うそ・・・、何してるのアレ・・・どう見ても」
そこまで口にして、舞は自分の身にも危険が迫っている事実に気づいた。
なんと集団の先頭はすでに自分の目の前にまで来ていたのだ。
「く!」
舞は踵を返すと走り出す。
だが。
「そんな!!」
485 名無しさん@ピンキー sage 2007/08/16(木) 01:39:53 ID:7QGFohXz
誰もいない気がする@支援
486 名無しさん@ピンキー sage 2007/08/16(木) 01:43:01 ID:AJN/kSQw
阿呆な妄想から始まったが、内容はいきなり本格的だなw
期待して待ってます。
487 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:43:27 ID:YOMLMhrX
そう、反対車線でも同じような寄生現象が起きていたのだ。
つまりこの渋滞に巻き込まれた時点で舞は逃げ場を失っていたのである。
「うそ・・・、逃げ道なしなの・・・?」
「舞ぃ・・・」
「ひ!!」
自分を呼ぶ声がする。
声の出所を探すと、そこには・・・
「美奈!!」
「舞も旅行ぉ?」
「わ、私は帰省で・・・、それより逃げないと!!」
「え~? なんでぇ?」
「こんな変な現象が起きてるのよ!!」
言うと舞は集団を指さす。
「変な・・・現象が・・・」
「・・・ふふふっ」
そんな舞に対して、美奈は意味ありげな笑みを浮かべる。
「舞ぃ、舞も仲間になろ? 気持ちいいんだよぉ?」
「え・・・、美奈・・・まさか・・・」
「そう。あたし、一足先に仲間になったんだぁ~」
言うと美奈の服から無数の線状生物。
「触手・・・!」
「この子、気持ちいいよぉ? それと涼しくなるんだよ。全身を冷やしてくれるの」
「美奈、あなたおかしい! 正気に戻って!!」
「正気ぃ? あたしは正気よぉ~。暑いから涼しくしてくれる、この子がいいのぉ」
「だからって、そんな変な生き物・・・」
「あっ・・・そこぉ・・・いいよぉ・・・もっとしてぇ・・・」
美奈は触手で全身を愛撫されている。
触手の発生源が彼女のどこかはわからない。
「み、美奈?」
「気持ちよくしてくれたりもするの。さ、舞も」
言うと美奈は指をパチンと鳴らす。
「ひ!!」
488 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:50:50 ID:YOMLMhrX
そう、美奈と会話をしている間も謎の集団は確実に舞に近づいてきていた。
そして美奈の合図にあわせ、その集団の女性たちが舞に襲いかかったのだ。
「やめ、ちょっと!! 変なとこ・・・あっ」
集団の女性たちの表情は皆惚けており、快楽を感じる表情だ。
そしてその瞳は例外なく緑色に輝いている。
さらに共通点として、全裸であるとともに美しい体型なのだ。
仮に男性が見物していたとして、こうまで同じ体型の女性がいるのは不気味に感じるだろう。
舞に伸びてきた魔手は、確実に舞を蝕んでいく。
「ふあ、やめ・・・て、はなし・・・あん・・・」
抵抗の声色が徐々に湿り気を含んでいく。
「ね? 気持ちいいでしょぉ~?」
美奈も舞に近づくと、全身から触手を伸ばして舞に絡めていく。
「み・・・な、やめ、んぅう・・・」
美奈は舞と唇を重ねる。
「・・・!!!!」
舞は目を見開く。
美奈の口からは何本もの触手が伸びているのだ。
触手は舞の口内に侵入し、その唾液を吸う。
「ん・・・ぴちゃ・・・」
淫らな水音を響かせながら、美奈は口を離す。
「おいし・・・」
「み・・・な・・・あん!!」
集団の触手は、とうとう舞の大事な場所にまで侵略してきたのだ。
「大丈夫ぅ。舞が仲間になる時はぁ、あたしがシテあげるからぁ~」
美奈の触手は彼女の服を溶かし始める。
「はぁん、はぁぁん・・・、いいの・・・気持ちいい・・・」
もはや舞は逃げることも考えられない様子だ。
489 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:57:12 ID:YOMLMhrX
全裸になった美奈は触手に胸などを愛撫させつつ、ゆっくりと舞に歩み寄る。
「今からシテあげるのはぁ・・・」
言うと両手を自分の秘所に持って行く。
左手で穴を広げる。
「あん・・・」
美奈は心地よい声を上げる。
「え・・・」
だが舞は、周囲に与えられる快楽も忘れてその様子に目をみはる。
「どぉ? あたしのおま○こ・・・。作り替えられちゃったんだよぉ?」
美奈は確かに左手で自身の秘所を広げている。
だがそのサイズが半端ではないのだ。
ゆっくりと右手を持ってくると、そのまま腕までつっこむ美奈。
「あはぁぁぁぁぁぁん!!」
もはや人間の膣とは思えない、紫色の粘膜。
その中に右手を深々と入れた美奈は、そのまま右手をぐちゃぐちゃとかき回す。
「ひもちいぃ・・・、さいこぉ・・・・・・」
とろけた表情で幸せな声をあげる。
舞は気づいていないが、舞の周囲にいる集団も同じ動作をしている。
「あはぁ・・・、これこれ・・・」
美奈は言うと、ようやく右手を引き出す。
ぐじゅっ!! びちゅううぅう!!
嫌な音と共に、美奈の粘液まみれの右腕が出てきた。
もはや美奈の愛液なのか、それとも線状生物の粘液なのかわからない。
だがそれとは別にもう一つ、太い物体が出てきた。
「これで舞を仲間に変えてあげるのぉ」
美奈は嬉しそうに言うと、股間に引き出した太い線状生物を掴む。
「こうするとねぇ・・・」
両手をそれに添えると、上下運動をし始める。
舞は男性が行うその所業を女性の美奈が行うのも目の当たりにし、目を見開く。
490 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 02:03:44 ID:YOMLMhrX
しゅっ、しゅっ・・・
触手を両手で擦る美奈。
既に美奈の表情は快楽漬けだ。
「ん・・・ぅ・・・」
舞は異変を感じ始めた。
何か甘い香りが漂い始めたのだ。
ようやく舞は周囲を見渡す。
「!」
周囲の女性たちは、みんな美奈と同じように触手男根を摩擦している。
「いぃ匂いでしょぉ・・・? みんながオナニーしてるから、匂いもいっぱいなんだよぉ?」
触手で全身を愛撫し、両の手は股間の触手を擦る。
まだ幼げな表情をした少女も、グラマラスな美女も、少々年のいった熟女も。
この高速道路にいる、舞以外の全ての女性が・・・
美奈と同じようにして、オナニーに耽っているのだ。
「・・・・・・」
舞はただただ絶句するしかない。
「あ、ほら、ほら・・・だんだん上ってきて・・・」
美奈はさらに恍惚の度合いを濃くし、そう言う。
「あふ、出る出る! 出るよぉ~~!!!」
両手の動きはどんどん速くなる。
「あああああああああああああああぁぁぁぁん!!!」
触手がどっくん、と大きく飛び跳ねると、先端から鮮やかな青い液体が大量に噴出する。
美奈はその凄まじい放出圧力のために、近くに停車している車まで吹っ飛んだ。
「いたた・・・」
ゆっくりと美奈は体を起こす。
もはや舞には何もできない。
たとえ触手に拘束されていなかったとしても、だ。
黒いアスファルトの高速道路は、女性たちの出した青い液体で染まってしまった。
放出したのは美奈だけではなく、集団の女性たち全員だからだ。
491 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 02:09:27 ID:YOMLMhrX
「さぁ、舞も仲間になろぉ~」
美奈は幽鬼のような動きで舞に歩み寄る。
「んー!!!」
舞は口を触手に塞がれ、全身を拘束されながらも何とかほどこうと暴れる。
「無駄無駄ぁ・・・」
美奈は舞の目の前にくると、その股間の触手を舞の大事な所にあてがう。
「触手の粘液はぁ、痛みを無くしてくれるんだよぉ~」
「ん・・・?」
舞は美奈の言わんとしていることがわからない。
「つまりぃ、こうやってつっこんでもぉ~」
そこまで言うと、美奈は思いっきり舞の女陰に触手をつっこむ。
「~~~~~!!!!!!!!」
声にならない悲鳴を上げる舞。
「痛くないでしょぉ」
「・・・!!」
確かに舞は快楽しか感じていなかった。
舞は処女だったが、普通は破瓜の傷みを感じるはずである。
「さ、すぐに出して仲間にしてあげるぅ~」
言うと美奈は、まるでバイブレータのように激しく前後運動をする。
ちょうど触手にからめられた舞は、まるで駅弁のような体位だ。
「あっ、ああっ」
舞はいつのまにか口の触手を抜かれ、自由に話せるようになっていた。
「舞にはぁ~、あたしたちのリーダーになってもらうんだぁ~」
「はぁあ、りー、だぁぁぁん、あぁ・・・」
「そ~だよ。リーダー。あ、出る出る・・・」
美奈の触手に、またあの青い液体が上ってきたようだ。
「出るよぉ~、出る~、ああああああああっ!」
「ひあああああ!!!!」
びゅくん、びゅくんと凄まじい勢いで舞の中に放出される青い液体。
同時に美奈は舞の唇と自らの唇を重ねる。
492 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 02:16:20 ID:YOMLMhrX
先ほどと同じように、美奈の喉から舞の口の中に触手が伸びる。
「んんんんんーーーー!!」
舞は再び口を塞がれ、またしても声にならない悲鳴をあげる。
だが。
今度のキスは違った。
美奈の中から、何かが舞の中に入ってきたのだ。
はき出すこともできず、舞はひたすらそれを飲み込む。
ごくん、ごくん、・・・
全てを舞の中に吐き出すと、美奈は唇を離す。
だが、美奈の目つきは先ほどまでとは違って虚ろだ。
そう、舞を取り囲む女性集団と同じような、意志を宿さない緑色の瞳。
「・・・」
青い液体を胎内にたっぷりと注がれ、謎の物体を美奈に飲まされた舞。
集団は触手をほどくと、舞はその場に崩れ落ちる。
だが、舞はすぐに立ち上がった。
「くく・・・」
その声は確かに舞の口から聞こえる。
「くくくく、あはは、あはははは・・・あぁん・・・!!」
狂ったように笑い始める。
だが突然嬌声を上げると、自らの体を抱きしめる舞。
舞の体が変貌し始めるのだった。
美しい白い肌は、紫がかった異様な肌に。
黒い髪は金と緑の入り交じった色に。
少ない胸が大きくなり、最近気にしていた腰のくびれが引き締まっていく。
全身に股間を中心とする青い模様が刺青のように現れる。
「・・・ふふ・・・、こういうことね美奈」
「・・・」
美奈は無言で頷く。
493 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 02:21:04 ID:YOMLMhrX
美奈は、この寄生生物の女王を宿していた。
だが美奈とは体質が合わなかったため、適合する舞に移動したのだ。
「あたしが女王。感染完了ね」
自分を病原菌のように言う。
だが、この広まり方のスピードならばあながち病原菌と言えなくもないかもしれない。
舞は灼熱のコンクリートを、集団の先頭で歩き始めた。
全身の至る所から触手を生やし、青色の粘液を撒き散らしながら。
今年の帰省ラッシュは、結果として人類最後のラッシュとなった。
過去最高の猛暑を記録した日本では、謎の寄生生物が大量発生。
女王を宿した舞は人間に擬態し、まずは日本全国、そして海外へと感染者を増やしていった。
今年も例外なく帰省ラッシュがあった。
人類最後の帰省ラッシュとなったこの一件が語り継がれることはない。
なぜならば、この寄生ラッシュで生き延びた人類は一人もいないのだから・・・
494 FBX ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 02:23:35 ID:YOMLMhrX
以上、寄生ラッシュですた。
ここんとこ忙しくて全く書けてないんで、時間ができたから一気にやってみた。
反省はしていない。
毎年この時期になると寄生ラッシュって言うよねw
だから初めてこのネタでやってみたよ。
久々だからちょっと文体とか崩れてるかもだけど、そこはご愛敬ってことでw
糞暑い時期に、住民のみんなへの暑中見舞いという訳ですわ。
しっかしヤバイね今年の暑さ。
近所の路線ではレールが歪んだとか・・・
(おっと地元がバレる
まぁそんなんで、夏バテにはくれぐれも注意しませう。
時間あればまた近日中にお会いしましょう。
毎年この時期には、必ずと言っていいほど車両の列ができる。
過去最高の猛暑を記録したと言われる今日も、例外ではない。
いや、ある意味で例外であったと言えよう。
そう、「ある意味」で・・・
我々日本人はこのシーズンの高速道路等における混雑を「帰省ラッシュ」と呼ぶ。
今年この日ももちろん、帰省ラッシュに相当する混雑が発生していた。
だが・・・
「きゃあああああ!!」
渋滞のど真ん中から悲鳴が聞こえる。
猛暑の中、車の窓は当然閉め切っている。
それなのに悲鳴が聞こえるということは、よほど大人数の悲鳴なのか。
「な、なに・・・?」
運転をしている舞はその声を聞き、周囲を見渡す。
舞自信は無事故無違反の優良ドライバーだ。
自分が事故を起こした訳ではないことを確認する。
だが、そんな舞を尻目にしてか女性の悲鳴はひたすら続く。
「あれ?」
正面から車両の合間を縫うように、人間がゆっくりと歩いてくる。
舞は目をこする。
その後すぐに舞はハッとした。
(こんな蜃気楼現象、聞いたこと無い・・・)
やがて無数の人間は舞の2台ほど前の車に到達した。
481 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:12:22 ID:YOMLMhrX
その謎の集団の先頭に立つ人間が、舞の2台先の車のボディに手をかける。
「・・・?」
どうやらシルエットから女性らしいことがわかる。
その人影は車のドライバー席ドアの前で、ボディに手をかけたまま動かない。
「何をしてるのかしら・・・」
目をこらす舞。
「・・・あれって・・・、服から何か出てるような」
ボディに手をかけた女性の服から、何か線状のものが伸びているように見える。
炎天下の中、キャミソールに短パンという格好だった。
「何してるんだろ・・・」
やがてその車のドアが開き、謎の集団にドライバーが加わる。
先頭に立っていた人間と同様、やはりドライバーも女性のようだ。
「一緒になった?」
舞は少々危険を感じ始めていた。
自分の目の前で、何か得体の知れないことが起きている――
そんな気がしてならない。
謎の集団は舞の1台前の車に到達する。
今度は車の左右両方から集団が取り囲み、やはりボディに手をかける。
「!」
今度は舞の目にもはっきりと見えた。
この集団の人間は、全員が服から線状の物が出ている。
そしてその表情は茹だるような暑さにも関わらず、涼しげで心地よさそうなのだ。
だが、その体からは謎の線が伸びているのだ。
あいにく舞の位置からでは、それがどんな物なのかわからない。
482 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:22:09 ID:YOMLMhrX
「悲鳴が・・・大きくなってる?」
舞は重要な事実に気づいた。
集団が2台前の車にいた時よりも、女性の悲鳴が大きくなっているのだ。
そう、すなわちこの集団の手によって発生しているということだ。
「に、逃げた方がいいのかな・・・」
舞は焦る。
しかし車を放置して高速で降りるなど、優良ドライバーとしての倫理観が痛む。
だが倫理観よりも身の安全を重視すべきである。
「逃げよう」
舞は急いで貴重品を手に取ると、車のエンジンを切って外に出る。
「鍵もかけないと!」
丁寧にも彼女は車にきちんと施錠する。
そこで、奇妙な光景が目に入った。
「・・・あれって」
そう、1台前の車で何が起きているか。
それを知ることになったのだ。
「いやぁ!! やめて!!!」
「くそ、何するんだ!!」
謎の女性の集団に囲まれた車は、ドアが閉まっているにもかかわらず侵入されていた。
謎の生物に。
「ひゃう!」
「玲子!」
玲子と呼ばれた女性は、彼――賢治の彼女である。
「たすけ、賢治!!」
線状の生物は玲子の服に入り込み、何かもぞもぞと蠢いている。
「ふあ・・・あ・・・」
「くそ、玲子から離れろ!! 怪物め!」
賢治は必死になって線状の生物を引っ張る。
483 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:29:17 ID:YOMLMhrX
だが、賢治の側にあるドアからも線状の生物が入ってくる。
「うお!? なんだコイツ、こっちからも!!」
「あ・・・ん・・・」
玲子の声は徐々に、しかし確実に艶めかしいものに変わっていく。
「そうだ、万能ツール!」
いわゆる十徳ナイフを取り出し、賢治は自分に襲いかかってくる線状生物を切断する。
「玲子!」
「はう、気持ちいひ・・・」
「くそ、何感じてるんだよ! 俺よりいいのか!?」
賢治は十徳ナイフで一本ずつ玲子に絡みつく線状生物を切っていく。
だが、賢治は玲子の足下からゆっくりと伸びてきた太い生物に気づかない。
「ぬっ!!」
とうとう賢治の側から侵入してきた線状生物により、賢治も身動きが取れなくなる。
「離せ! このグロ生物めが!!」
「あひゃあああっ!!!」
隣に座っている玲子がひときわ大きい悲鳴を上げる。
「どうし・・・、な!!!」
そこで賢治はようやく気づいた。
玲子の足下からひときわ太い線状生物が伸びており、それが玲子のスカートに入っていることに。
「あっ、あっ・・・、いい、あん・・・」
それは何かを注そうするように、どくん、どくんと脈打つ。
「入って、ああ・・・、入ってくる、の、けん、じ、以外、の・・・が、あっ・・・」
「くそ、俺の玲子に変なことすんじゃね・・・うぐっ」
線状生物は賢治の口に侵入してきた。
口を塞がれ、賢治は話せなくなってしまう。
「あふ、いいの、いいのぉ・・・、もっと、入れて、もっとなの、入れてぇ・・・」
484 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:37:14 ID:YOMLMhrX
今時の女性らしい、健康的に日に焼けた肌に茶髪を振り乱して喘ぐ。
徐々に太い線状生物の脈動が早くなっていく。
「はう、はう、いひ、の、も、もう、ふああああああああん!!!」
車内にぷしゅっ、という小気味の良い音がすると、玲子のシートが塗れる。
「・・・!!」
賢治は相変わらず話せないが、玲子が絶頂に達する様子を良く見ていた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、・・・」
玲子はひたすら酸素を求めて呼吸を繰り返す。
その間、賢治は見た。
玲子の服から新たな線状生物が伸び出てくるのを。
そして、玲子のかわいらしいサイズの胸が膨らんでいくのを。
「・・・」
ようやく息を整えた玲子は、その顔を賢治に向ける。
「ね、賢治。あなたが食べたいの。ちょうだいね」
「!?」
賢治は玲子の瞳が緑に染まっているのを見た。
玲子はシートベルトを線状生物で外し、賢治に重なる。
そのまま両腕を賢治の背中に回して抱きつくと、玲子の全身から無数の線状生物が出てくる。
「・・・んん、んんんんーーーーー!!」
話せない賢治はひたすら、悲鳴を上げることしかできないのだった。
線状生物は一気に賢治の全身に絡みつくと、粘液を出して服を溶かすのだった。
「いただきまぁす」
玲子は線状生物で溢れかえっている股間で、賢治のブツをくわえ込むのだった。
「んん、んんんんーーーーー!!」
「うそ・・・、何してるのアレ・・・どう見ても」
そこまで口にして、舞は自分の身にも危険が迫っている事実に気づいた。
なんと集団の先頭はすでに自分の目の前にまで来ていたのだ。
「く!」
舞は踵を返すと走り出す。
だが。
「そんな!!」
485 名無しさん@ピンキー sage 2007/08/16(木) 01:39:53 ID:7QGFohXz
誰もいない気がする@支援
486 名無しさん@ピンキー sage 2007/08/16(木) 01:43:01 ID:AJN/kSQw
阿呆な妄想から始まったが、内容はいきなり本格的だなw
期待して待ってます。
487 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:43:27 ID:YOMLMhrX
そう、反対車線でも同じような寄生現象が起きていたのだ。
つまりこの渋滞に巻き込まれた時点で舞は逃げ場を失っていたのである。
「うそ・・・、逃げ道なしなの・・・?」
「舞ぃ・・・」
「ひ!!」
自分を呼ぶ声がする。
声の出所を探すと、そこには・・・
「美奈!!」
「舞も旅行ぉ?」
「わ、私は帰省で・・・、それより逃げないと!!」
「え~? なんでぇ?」
「こんな変な現象が起きてるのよ!!」
言うと舞は集団を指さす。
「変な・・・現象が・・・」
「・・・ふふふっ」
そんな舞に対して、美奈は意味ありげな笑みを浮かべる。
「舞ぃ、舞も仲間になろ? 気持ちいいんだよぉ?」
「え・・・、美奈・・・まさか・・・」
「そう。あたし、一足先に仲間になったんだぁ~」
言うと美奈の服から無数の線状生物。
「触手・・・!」
「この子、気持ちいいよぉ? それと涼しくなるんだよ。全身を冷やしてくれるの」
「美奈、あなたおかしい! 正気に戻って!!」
「正気ぃ? あたしは正気よぉ~。暑いから涼しくしてくれる、この子がいいのぉ」
「だからって、そんな変な生き物・・・」
「あっ・・・そこぉ・・・いいよぉ・・・もっとしてぇ・・・」
美奈は触手で全身を愛撫されている。
触手の発生源が彼女のどこかはわからない。
「み、美奈?」
「気持ちよくしてくれたりもするの。さ、舞も」
言うと美奈は指をパチンと鳴らす。
「ひ!!」
488 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:50:50 ID:YOMLMhrX
そう、美奈と会話をしている間も謎の集団は確実に舞に近づいてきていた。
そして美奈の合図にあわせ、その集団の女性たちが舞に襲いかかったのだ。
「やめ、ちょっと!! 変なとこ・・・あっ」
集団の女性たちの表情は皆惚けており、快楽を感じる表情だ。
そしてその瞳は例外なく緑色に輝いている。
さらに共通点として、全裸であるとともに美しい体型なのだ。
仮に男性が見物していたとして、こうまで同じ体型の女性がいるのは不気味に感じるだろう。
舞に伸びてきた魔手は、確実に舞を蝕んでいく。
「ふあ、やめ・・・て、はなし・・・あん・・・」
抵抗の声色が徐々に湿り気を含んでいく。
「ね? 気持ちいいでしょぉ~?」
美奈も舞に近づくと、全身から触手を伸ばして舞に絡めていく。
「み・・・な、やめ、んぅう・・・」
美奈は舞と唇を重ねる。
「・・・!!!!」
舞は目を見開く。
美奈の口からは何本もの触手が伸びているのだ。
触手は舞の口内に侵入し、その唾液を吸う。
「ん・・・ぴちゃ・・・」
淫らな水音を響かせながら、美奈は口を離す。
「おいし・・・」
「み・・・な・・・あん!!」
集団の触手は、とうとう舞の大事な場所にまで侵略してきたのだ。
「大丈夫ぅ。舞が仲間になる時はぁ、あたしがシテあげるからぁ~」
美奈の触手は彼女の服を溶かし始める。
「はぁん、はぁぁん・・・、いいの・・・気持ちいい・・・」
もはや舞は逃げることも考えられない様子だ。
489 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 01:57:12 ID:YOMLMhrX
全裸になった美奈は触手に胸などを愛撫させつつ、ゆっくりと舞に歩み寄る。
「今からシテあげるのはぁ・・・」
言うと両手を自分の秘所に持って行く。
左手で穴を広げる。
「あん・・・」
美奈は心地よい声を上げる。
「え・・・」
だが舞は、周囲に与えられる快楽も忘れてその様子に目をみはる。
「どぉ? あたしのおま○こ・・・。作り替えられちゃったんだよぉ?」
美奈は確かに左手で自身の秘所を広げている。
だがそのサイズが半端ではないのだ。
ゆっくりと右手を持ってくると、そのまま腕までつっこむ美奈。
「あはぁぁぁぁぁぁん!!」
もはや人間の膣とは思えない、紫色の粘膜。
その中に右手を深々と入れた美奈は、そのまま右手をぐちゃぐちゃとかき回す。
「ひもちいぃ・・・、さいこぉ・・・・・・」
とろけた表情で幸せな声をあげる。
舞は気づいていないが、舞の周囲にいる集団も同じ動作をしている。
「あはぁ・・・、これこれ・・・」
美奈は言うと、ようやく右手を引き出す。
ぐじゅっ!! びちゅううぅう!!
嫌な音と共に、美奈の粘液まみれの右腕が出てきた。
もはや美奈の愛液なのか、それとも線状生物の粘液なのかわからない。
だがそれとは別にもう一つ、太い物体が出てきた。
「これで舞を仲間に変えてあげるのぉ」
美奈は嬉しそうに言うと、股間に引き出した太い線状生物を掴む。
「こうするとねぇ・・・」
両手をそれに添えると、上下運動をし始める。
舞は男性が行うその所業を女性の美奈が行うのも目の当たりにし、目を見開く。
490 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 02:03:44 ID:YOMLMhrX
しゅっ、しゅっ・・・
触手を両手で擦る美奈。
既に美奈の表情は快楽漬けだ。
「ん・・・ぅ・・・」
舞は異変を感じ始めた。
何か甘い香りが漂い始めたのだ。
ようやく舞は周囲を見渡す。
「!」
周囲の女性たちは、みんな美奈と同じように触手男根を摩擦している。
「いぃ匂いでしょぉ・・・? みんながオナニーしてるから、匂いもいっぱいなんだよぉ?」
触手で全身を愛撫し、両の手は股間の触手を擦る。
まだ幼げな表情をした少女も、グラマラスな美女も、少々年のいった熟女も。
この高速道路にいる、舞以外の全ての女性が・・・
美奈と同じようにして、オナニーに耽っているのだ。
「・・・・・・」
舞はただただ絶句するしかない。
「あ、ほら、ほら・・・だんだん上ってきて・・・」
美奈はさらに恍惚の度合いを濃くし、そう言う。
「あふ、出る出る! 出るよぉ~~!!!」
両手の動きはどんどん速くなる。
「あああああああああああああああぁぁぁぁん!!!」
触手がどっくん、と大きく飛び跳ねると、先端から鮮やかな青い液体が大量に噴出する。
美奈はその凄まじい放出圧力のために、近くに停車している車まで吹っ飛んだ。
「いたた・・・」
ゆっくりと美奈は体を起こす。
もはや舞には何もできない。
たとえ触手に拘束されていなかったとしても、だ。
黒いアスファルトの高速道路は、女性たちの出した青い液体で染まってしまった。
放出したのは美奈だけではなく、集団の女性たち全員だからだ。
491 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 02:09:27 ID:YOMLMhrX
「さぁ、舞も仲間になろぉ~」
美奈は幽鬼のような動きで舞に歩み寄る。
「んー!!!」
舞は口を触手に塞がれ、全身を拘束されながらも何とかほどこうと暴れる。
「無駄無駄ぁ・・・」
美奈は舞の目の前にくると、その股間の触手を舞の大事な所にあてがう。
「触手の粘液はぁ、痛みを無くしてくれるんだよぉ~」
「ん・・・?」
舞は美奈の言わんとしていることがわからない。
「つまりぃ、こうやってつっこんでもぉ~」
そこまで言うと、美奈は思いっきり舞の女陰に触手をつっこむ。
「~~~~~!!!!!!!!」
声にならない悲鳴を上げる舞。
「痛くないでしょぉ」
「・・・!!」
確かに舞は快楽しか感じていなかった。
舞は処女だったが、普通は破瓜の傷みを感じるはずである。
「さ、すぐに出して仲間にしてあげるぅ~」
言うと美奈は、まるでバイブレータのように激しく前後運動をする。
ちょうど触手にからめられた舞は、まるで駅弁のような体位だ。
「あっ、ああっ」
舞はいつのまにか口の触手を抜かれ、自由に話せるようになっていた。
「舞にはぁ~、あたしたちのリーダーになってもらうんだぁ~」
「はぁあ、りー、だぁぁぁん、あぁ・・・」
「そ~だよ。リーダー。あ、出る出る・・・」
美奈の触手に、またあの青い液体が上ってきたようだ。
「出るよぉ~、出る~、ああああああああっ!」
「ひあああああ!!!!」
びゅくん、びゅくんと凄まじい勢いで舞の中に放出される青い液体。
同時に美奈は舞の唇と自らの唇を重ねる。
492 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 02:16:20 ID:YOMLMhrX
先ほどと同じように、美奈の喉から舞の口の中に触手が伸びる。
「んんんんんーーーー!!」
舞は再び口を塞がれ、またしても声にならない悲鳴をあげる。
だが。
今度のキスは違った。
美奈の中から、何かが舞の中に入ってきたのだ。
はき出すこともできず、舞はひたすらそれを飲み込む。
ごくん、ごくん、・・・
全てを舞の中に吐き出すと、美奈は唇を離す。
だが、美奈の目つきは先ほどまでとは違って虚ろだ。
そう、舞を取り囲む女性集団と同じような、意志を宿さない緑色の瞳。
「・・・」
青い液体を胎内にたっぷりと注がれ、謎の物体を美奈に飲まされた舞。
集団は触手をほどくと、舞はその場に崩れ落ちる。
だが、舞はすぐに立ち上がった。
「くく・・・」
その声は確かに舞の口から聞こえる。
「くくくく、あはは、あはははは・・・あぁん・・・!!」
狂ったように笑い始める。
だが突然嬌声を上げると、自らの体を抱きしめる舞。
舞の体が変貌し始めるのだった。
美しい白い肌は、紫がかった異様な肌に。
黒い髪は金と緑の入り交じった色に。
少ない胸が大きくなり、最近気にしていた腰のくびれが引き締まっていく。
全身に股間を中心とする青い模様が刺青のように現れる。
「・・・ふふ・・・、こういうことね美奈」
「・・・」
美奈は無言で頷く。
493 FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 02:21:04 ID:YOMLMhrX
美奈は、この寄生生物の女王を宿していた。
だが美奈とは体質が合わなかったため、適合する舞に移動したのだ。
「あたしが女王。感染完了ね」
自分を病原菌のように言う。
だが、この広まり方のスピードならばあながち病原菌と言えなくもないかもしれない。
舞は灼熱のコンクリートを、集団の先頭で歩き始めた。
全身の至る所から触手を生やし、青色の粘液を撒き散らしながら。
今年の帰省ラッシュは、結果として人類最後のラッシュとなった。
過去最高の猛暑を記録した日本では、謎の寄生生物が大量発生。
女王を宿した舞は人間に擬態し、まずは日本全国、そして海外へと感染者を増やしていった。
今年も例外なく帰省ラッシュがあった。
人類最後の帰省ラッシュとなったこの一件が語り継がれることはない。
なぜならば、この寄生ラッシュで生き延びた人類は一人もいないのだから・・・
494 FBX ◆4gA1RyNyf. sage 2007/08/16(木) 02:23:35 ID:YOMLMhrX
以上、寄生ラッシュですた。
ここんとこ忙しくて全く書けてないんで、時間ができたから一気にやってみた。
反省はしていない。
毎年この時期になると寄生ラッシュって言うよねw
だから初めてこのネタでやってみたよ。
久々だからちょっと文体とか崩れてるかもだけど、そこはご愛敬ってことでw
糞暑い時期に、住民のみんなへの暑中見舞いという訳ですわ。
しっかしヤバイね今年の暑さ。
近所の路線ではレールが歪んだとか・・・
(おっと地元がバレる
まぁそんなんで、夏バテにはくれぐれも注意しませう。
時間あればまた近日中にお会いしましょう。
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