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(君ガ望ム事)
261 名無しさん@ピンキー sage 2007/06/07(木) 03:29:35 ID:SvxuamMc
誰も居ない?このジャンルに関しては素人なんですが、興味が湧いたので書いてみました。
エロ描写が無い、代わりにグロいんですけど、大丈夫なのかな・・・・まあいいや。
この程度の物で大丈夫かどうか、返答戴けるとありがたいです。
262 名無しさん@ピンキー sage 2007/06/07(木) 03:31:31 ID:SvxuamMc
その日も、何の変化も無い、日常の一コマに成り果てる筈だった。
そうしてこのまま、平凡で幸せな日々が続いてゆく筈だった。
でも、平穏はあっけなく崩れ去ってしまった。
休日に親友である悠里と買い物に出かけた、たったそれだけの事で。
それはまるで、地獄絵図。
何処からか突然現れた化け物達によって、平和なショッピングモールは一瞬でそいつらの餌場と成り果ててしまった。
喰われ、吸血され、溶解されて、化け物共の思い思いの方法で捕食されて行く人々。
勿論私達も例外では無い。
逃げても逃げても追いかけて来て、どんどん追い詰められて行く。
部屋の一角に追い詰められ、もう駄目だ、と言う諦念が心を過った、その時。
私の右腕に、真っ黒なスライム状のモノが降り注いだ。
そして、頭の中に声が響く。
『君ガ望ム事ハ何?』
驚きながらも、何処か異常に冷静な心の一部分がその声に返答する。
「力が・・・・・欲しい・・・・・」
この状況から逃げ出せる程の、大きな力が。
次の瞬間、私の右腕は、私の右腕でなくなった。
鎧の様で、木の皮の様で、甲虫の殻の様で。
真っ黒で、棘だらけで、大きくて、長くて、歪で、おぞましくて、逞しい。
それは確かに私の腕であり、私の腕でない。
でも、そんな事はどうでも良かった。
私にとって重要なのは只一つ。
目の前の化け物共をこれで皆殺しにできる、その事実だけ。
余りの愉悦に打ち震えながらも、化け物の一匹に踊りかかって行く。
そして、腕の一振りでその命を潰えさせる。
「あ・・・あは・・・・・く・・・・くっ・・・・くくくくくく・・・・・」
心に何かが流れ込んでくる。
おそらく、右腕に憑り付いたモノの意思だろう。
頭の何処かでそれを受け入れたくないと警鐘を鳴らしているのが解る。
・・・・・でも、もう遅い。
「くは、は、はははははははははははははっ!あははははははは、きゃはははははははははははははははははっ!」
私は、知ってしまったのだから。
生き物を殺す事の楽しさを。
私に憑り付いた『なにか』の意思に従えば、その悦びがもっと享受できる事を。
263 名無しさん@ピンキー sage 2007/06/07(木) 03:32:43 ID:SvxuamMc
「もっと、もっとぉ!襲ってきてよ!逆らってよ!殺させてよぉ!」
何匹も何匹も殺し続ける。
理性で抑え切れない程楽しい。
殺戮衝動は更に高ぶってゆく。
もっと。
もっと殺したい。
もっと、もっと――――――
私は『なにか』に憑り付かれ異形と化した右腕の望むままに力を振るう。
自慰をしている時などとは比較するのも馬鹿馬鹿しい程の快楽に溺れながら。
余りに気持ち良く、右腕が性器になっているのではないかと錯覚してしまうほどだった。
気付けば下着どころかスカートまで、愛液でびしょびしょになってしまっていた。
「あはははははははははははははははははははは!きゃははははははははははははははははぁ!」
右腕を振るうたびに肉片が生成される。
その度に哄笑が私の口から溢れる。
何時の間にか、数十匹はいたはずの怪物が全て動かない肉塊に姿を変えていた。
ふと気付くと、周囲の人々は私を完全に怯えきった目で見ている。
親友のはずの悠里でさえ、がたがた震えて化け物を見る目で私を見る。
・・・・・・やだなぁ、皆でそんな顔して。
せっかく私が右手がこんなになっちゃってまで助けてあげてるのに。
幾ら弱気で臆病者な私でも、流石にむかついてきちゃったよ?
・・・・・ねえ、いい加減にしてくれない?
騒がないでよ、化け物とか言わないでよ、怖がって逃げないでよ。ウザイから。
皆で何時までもそんな風にしてるようなら・・・・・・・
一匹残らず私が殺しちゃうよ?良いよね?
そうして私は、再び腕を振り上げた。
守ってやったのにも関わらず、礼儀知らずにも程がある態度を見せる愚者達を皆殺しにするために。
更なる快楽を得る為に。
今の私は、さっきまで人間達を襲っていた化け物そのもの。
私の人としての心は、既に『なにか』に乗っ取られ、跡形も無く消え去っていた。
264 名無しさん@ピンキー sage 2007/06/07(木) 03:38:23 ID:SvxuamMc
以上です。エロ描写すら無い拙い文章でしたが、どうかご容赦下さい。
誰も居ない?このジャンルに関しては素人なんですが、興味が湧いたので書いてみました。
エロ描写が無い、代わりにグロいんですけど、大丈夫なのかな・・・・まあいいや。
この程度の物で大丈夫かどうか、返答戴けるとありがたいです。
262 名無しさん@ピンキー sage 2007/06/07(木) 03:31:31 ID:SvxuamMc
その日も、何の変化も無い、日常の一コマに成り果てる筈だった。
そうしてこのまま、平凡で幸せな日々が続いてゆく筈だった。
でも、平穏はあっけなく崩れ去ってしまった。
休日に親友である悠里と買い物に出かけた、たったそれだけの事で。
それはまるで、地獄絵図。
何処からか突然現れた化け物達によって、平和なショッピングモールは一瞬でそいつらの餌場と成り果ててしまった。
喰われ、吸血され、溶解されて、化け物共の思い思いの方法で捕食されて行く人々。
勿論私達も例外では無い。
逃げても逃げても追いかけて来て、どんどん追い詰められて行く。
部屋の一角に追い詰められ、もう駄目だ、と言う諦念が心を過った、その時。
私の右腕に、真っ黒なスライム状のモノが降り注いだ。
そして、頭の中に声が響く。
『君ガ望ム事ハ何?』
驚きながらも、何処か異常に冷静な心の一部分がその声に返答する。
「力が・・・・・欲しい・・・・・」
この状況から逃げ出せる程の、大きな力が。
次の瞬間、私の右腕は、私の右腕でなくなった。
鎧の様で、木の皮の様で、甲虫の殻の様で。
真っ黒で、棘だらけで、大きくて、長くて、歪で、おぞましくて、逞しい。
それは確かに私の腕であり、私の腕でない。
でも、そんな事はどうでも良かった。
私にとって重要なのは只一つ。
目の前の化け物共をこれで皆殺しにできる、その事実だけ。
余りの愉悦に打ち震えながらも、化け物の一匹に踊りかかって行く。
そして、腕の一振りでその命を潰えさせる。
「あ・・・あは・・・・・く・・・・くっ・・・・くくくくくく・・・・・」
心に何かが流れ込んでくる。
おそらく、右腕に憑り付いたモノの意思だろう。
頭の何処かでそれを受け入れたくないと警鐘を鳴らしているのが解る。
・・・・・でも、もう遅い。
「くは、は、はははははははははははははっ!あははははははは、きゃはははははははははははははははははっ!」
私は、知ってしまったのだから。
生き物を殺す事の楽しさを。
私に憑り付いた『なにか』の意思に従えば、その悦びがもっと享受できる事を。
263 名無しさん@ピンキー sage 2007/06/07(木) 03:32:43 ID:SvxuamMc
「もっと、もっとぉ!襲ってきてよ!逆らってよ!殺させてよぉ!」
何匹も何匹も殺し続ける。
理性で抑え切れない程楽しい。
殺戮衝動は更に高ぶってゆく。
もっと。
もっと殺したい。
もっと、もっと――――――
私は『なにか』に憑り付かれ異形と化した右腕の望むままに力を振るう。
自慰をしている時などとは比較するのも馬鹿馬鹿しい程の快楽に溺れながら。
余りに気持ち良く、右腕が性器になっているのではないかと錯覚してしまうほどだった。
気付けば下着どころかスカートまで、愛液でびしょびしょになってしまっていた。
「あはははははははははははははははははははは!きゃははははははははははははははははぁ!」
右腕を振るうたびに肉片が生成される。
その度に哄笑が私の口から溢れる。
何時の間にか、数十匹はいたはずの怪物が全て動かない肉塊に姿を変えていた。
ふと気付くと、周囲の人々は私を完全に怯えきった目で見ている。
親友のはずの悠里でさえ、がたがた震えて化け物を見る目で私を見る。
・・・・・・やだなぁ、皆でそんな顔して。
せっかく私が右手がこんなになっちゃってまで助けてあげてるのに。
幾ら弱気で臆病者な私でも、流石にむかついてきちゃったよ?
・・・・・ねえ、いい加減にしてくれない?
騒がないでよ、化け物とか言わないでよ、怖がって逃げないでよ。ウザイから。
皆で何時までもそんな風にしてるようなら・・・・・・・
一匹残らず私が殺しちゃうよ?良いよね?
そうして私は、再び腕を振り上げた。
守ってやったのにも関わらず、礼儀知らずにも程がある態度を見せる愚者達を皆殺しにするために。
更なる快楽を得る為に。
今の私は、さっきまで人間達を襲っていた化け物そのもの。
私の人としての心は、既に『なにか』に乗っ取られ、跡形も無く消え去っていた。
264 名無しさん@ピンキー sage 2007/06/07(木) 03:38:23 ID:SvxuamMc
以上です。エロ描写すら無い拙い文章でしたが、どうかご容赦下さい。
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