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永久の果肉5
111 乙×風 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:41:29 ID:53go2DFl
どうも乙×風です。お待ちかねの新作を投下しに来ました。
ですがその前にリオの瞳について少し説明します。
98様が指摘された『青か緑か一体どっち?』
との質問ですが――リオの右目は青、左目は赤となっております。
この疑問は私が『翡翠』と『蒼穹』の区別が付いていなかったが原因です。
劇中、右目が青になったり赤になったりする描写はありますが、それとは別の話ですね。
99様の言っている通り、こちらの不手際です。
ほんと、なんでこんな簡単なミスをしたんだか。
ちなみに作家というものはかっこ付けなのです。私だけじゃないと思いますよ。
それだけなら別いいと思いますが私の場合、正しい意味を調べていなかったのが問題です。
おかげで一部の読者の方々に不快な思いをさせてしまったと思います。
申し訳ありません。この場を借りて謝罪させて頂きます。
ですがまあ。あまり堅苦しいのもどうかと思います。
こういう場所ですからね。私以外のSS作家さんも居ますから。
あまりギスギスして、その方達が投下しにくくなるのも考え物です。
なのでリオの瞳の件に関してはこれで勘弁して下さい。
はい。という訳で気を取り直して投下といきましょう。
今回は皆様のご想像通り、リオ無双ですよぉ。
NGワードは以下の通りです。
(自慰、猥語、レイプ、人外化、悪堕ち、輪姦、逆レイプ)
胡散臭い言葉が目白押しですな。
今回は完全実用性重視です。人外になったリオに好きなだけ搾り取られて下さい。
ではどうぞ。以下、15レス消費します。
112 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:46:33 ID:53go2DFl
第七話 先祖返り
――アレエスの街は元々小さな集落だった。
周囲の森には薬を作る為の原材料が群生しており、それを採取する拠点に過ぎなかった。
この頃はアレエスという名も無かったという。
ただ、手に入る薬の原材料という物が希少で且つ高価で森に入る者が後を断たなかった。
しかしである。
この森は生物にとって住み易い環境だった為に、様々なモンスターまで生息していた。
薬草を採取するのにも命懸けだったのだ。
今から二十年程前の話である。
当時、若くして名の知れていたグリーズに、件の森の魔物退治が依頼された。
剣神『アレス』の称号を国王より享け賜わった彼には体のいいクエストだった。
彼の後の妻となるドルキも彼と同行していた。
彼女は優秀な魔術師であり、グリーズともに数々の以来をこなしていた。
彼が剣神の称号を持つ前から、大いなる魔女『メディア』の称号を持っていた程である。
かくしてグリーズとドルキ、そして数名の部下を引き連れ、名も無いその集落に赴いた。
大した障害も被害も無く、剣神グリーズによる魔物掃討作戦は成功。
件の薬草付近の異形達の大半を殲滅した。
希少種である薬草を大量に手に入れ、彼は富と、更なる名声を手に入れた。
そしてその功績を称えられ、国王にその地を治める領主の資格を貰い受ける。
グリーズは妻ドルキと一考した。
数は減ったが、この森には多種多様な魔物が生息している。
それら相手に実戦を行い、最強の兵士を育てよう。
剣神であるグリーズ。魔女と謳われたドルキ。
二人の子はきっと優秀な戦士となる。
すぐに、二人の考えは実行される。
森を切り開き、街を作ったのだ。
武を重んじる英雄の町。グリーズの称号から名を取り、アレエスと名付けられる。
アレエスの街にはドルキを初めとする魔術師達の手によって結界が張られた。
更に強固な外壁で街を覆い、半端な要塞よりもよほど堅牢な地となる。
市場には森から採れた高価な薬草が出回り、英雄を一目見ようと人が集まる。
街の人口は右肩上がりに上昇した。
グリーズは領主として、また一人の将として道場を開いた。
歴戦の勇士達の手によって鍛え抜かれた戦士はそれだけで脚光を浴びる。
グリーズの元には次々と門下生が訪れ、屈強な戦士達を輩出した。
名門リビディスタが名実ともに世に認められた瞬間だった。
――これが武芸の街アレエス誕生の背景である。
そのリビディスタの末娘であるリオも、それくらいの事は知っていた。
義母のドルキに教えられたのである。
『一応。貴女もリビディスタの娘ですからね。これくらいは知っておきなさい』
彼女は自分を憎んではいるが、父のグリーズと共に歩んだ道のりをさぞ嬉しそうに話した。
それは親切でもなんでもなく、自慢がしたかっただけだろう、と幼心に思ったものだ。
まあ、それは兎も角として。
「どうやって中に入ろう…」
まさか自分が『侵入者』になるとは思ってもみなかった。
眼前の、天まで届けといわんばかりの外壁を見て思わず溜息が零れる。
良く見ると上の方には見張り番まで居る。流石武芸の街と言ったところか。隙が無い。
(お父様ってすごかったんだなぁ…)
改めて父親の偉業に感心する。自分の娘を性欲の捌け口にする最低の親だが実力は本物だ。
「やっぱり正面から?」
113 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:49:02 ID:53go2DFl
昼間なら、旅の者や行商の者を受け入れる為、正門の結界は張られていない。
そこから堂々と入る事も出来る。
だがこの髪にこの瞳。リビディスタのお嬢様である事など人目で分かってしまう。
そうなったらあの屋敷に逆戻りだ。それだけはなんとか避けたかった。
あそこには、もう戻りたくないのだ。
(ネーアさぁん、私どうすればいいの?)
男を漁れと言われたが今更それが難題だという事に気付いた。
(森の中に、訓練に来た男の人を捕まえればいいのかな?)
だったら屋敷に近い方がいいのだろうか。
「うーん…」
額に皺を寄せて唸る。そんな時だった。
ずくんっ。
「あっ」
(何っ? お腹、急に疼いてっ)
急に子宮が疼き始める。
腹の中に焼き石でも突っ込まれたみたいだ。
「やっ、これぇっ、んんっ」
寝巻きの上から股を押さえる。
じゅくぅ、とお漏らしをしたように水滴が零れた。
むわり、とリオの甘い体臭が雌の発情臭と共に鼻を突く。
『今は少し落ち着いているけど、リオのお腹の種子ね。
すぐにまた疼き始めるわよ。そうなったらもう抑えられないと思う』
ネーアの言葉が脳裏で再生された。
(こんなに、疼くだなんてっ)
ずくんっ。ずくんっ。ずくんっ、ずくんっ、ずくんっ――
「あっ、やだっ、やだぁっ…! 我慢出来ないよう!」
劣情にまみれるように、下着の内側へと指を滑らせる。
「にゃぁっ!?」
ぐちゅぅ。卑猥な音がしてヴァギナに電気が走る。そこは既にどろどろだ。
(こ、こんなに濡れて…それに、すごい敏感になってるっ)
思い切って指を割れ目へと差し入れた。
「あっ、!? はぁっ…!」
膣壁に爪先が擦れ、蕩けるような快楽が走る。
それは脊髄を駆け上り、リオの脳へと達する。
性的快感に脳内麻薬が分泌され、頭がくらくらした。
(きもち、いいっ)
快楽が理性を削り取る。
リオは我慢出来ずに、二本目の指を挿入した。
じゅくり。
「んにゃぁんっ」
膣が圧迫され、二本の指が締め付けられる。
敏感になった肉ヒダは窮屈そうな二本の指の形を鮮明に感じ取る事が出来た。
(アソコ、気持ちいいっ、止まらないよぉっ)
ぐちぐちぐちぐちぐちっ。
「はぁっ! にゃっ、あぁっ! んんっ! はあっ!
いいっ! 気持ちいいっ! オナニー気持ちいいよぉっ」
二本の指を捻り、或いは爪先で肉のチューブを内側からガリガリと削る。
そのあまりの快感。目の前が霞み、心地良い興奮が体を満たす。
寝巻き姿で、こんな朝早くから、魔物が徘徊する森の中でマスターベーション。
正気じゃない。
(こんなのっ、おかしいっ、やめないとっ、私、変態さんになっちゃうっ)
だが指は止まらない。それどころかその動きは激しさを増す。
指は三本に増えていた。
捻り、掻き回すような動きは、ネーアに犯された時のようにピストンへと変わっている。
(奥っ、奥の方が、いいのにっ、届かないようっ)
あの長い触手で子宮に穴を開けんばかりの勢いで、ずこずこ犯されるのがいいのに。
いや、違う。今は子宮に、熱い体液を飲ませて欲しい。
溺れるくらい、破裂するくらい子宮を精液で満たして欲しい。
114 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:50:47 ID:53go2DFl
「んんっ! やあっ! 切ないっ、切ないようっ!
おチンチンっ、欲しいようっ! 指じゃ、いけないようぅっ!」
こんなに体は敏感なのに、全然達する事が出来ない。
肉壷を犯す指はもう四本になっている。
あの巨大な触手を受け入れた所だ。フィストファックオナニーでもしてやろうか。
だがどれだけハードなプレイをしても根本的な解決にならない。
この状態は、アドニスの種子が成長の為に男の精を欲しているから起きているのだ。
男と交わり、膣内射精されない限り収まらないだろう。
そう考えるとぞっとした。
それまでこの状態が続くなら、きっと自分は発狂してしまう。
「やだっ、やだっ、やだあっ!」
いや、もう狂っているのか。
リオは気付いていない。未成熟な性器に自分の腕が差し込まれている事に。
それでも貪欲に快楽を貪る。
空いた手で乳首を抓り、或いはクリトリスを抓る。
それも千切り取らんばかりの力だった。
「んにゃあぁぁぁぁっ!!!」
激痛と、それ以上の快楽に背筋が弓なりに反れる。
だがそれでもイけない。子宮に根ざした種子が、アクメを阻害しているのだ。
(いやあぁっ!! イけないっ! どうしてぇ!!?)
「やらぁっ! やらぁ! イけないっ! イかしてよぉっ!」
リオはこの時、獣だった。
だらしなく口を開き、涎が垂れ、瞳は虚ろ。
『イかして』か、『おチンチン』か、『セーエキ』のどれかしか言葉にしない。
精神崩壊の寸前。
だから彼女に近付く人影にも、気付く事は出来なかった。
「……こりゃたまげた」
「おいおい。まだガキじゃねーか」
「こんな小便臭そうなガキがこんなところでオナってるって、世も末だなぁこりゃ」
男の、声が聞こえた。それも三人。
「ふぁあ…?」
リオは虚ろな瞳で、この場に現れた三人の乱入者を見る。
騎士甲冑を着てはいるものの薄汚れた装備。剃り残した無精髭。
エリート揃いのリビディスタとは少し風体が違った。
『さっきもさぁ、むさいオッサンが三人でいきなり絡んできたのよ?』
先程出会ったばかりのメデューサの話を思い出してた。
(あ、この人達が…そうなんだ…)
「…おい。このチビまじでやばくないか? 薬でもやってんじゃないのか?」
「そうだな、そうじゃないとこんなアブねー真似、出来ないわな」
「おーい嬢ちゃん。大丈夫かー? おじさん達が家まで連れてってやろうかー?」
リオは男達の言葉を聞いて無かった。
突然の事態に思考が追いつかない。
(――男の人)
思考は追いつかない――が、本能は追い付いた。
『どろり』と体の内側からどす黒い衝動が溢れ出す。
それはネーアと交わっている時にも起きた感覚だ。
自分が、自分ではなくなっていく感覚。
爛れた情欲が心を満たし――ついには体をも犯していく感覚。
「あ、はぁぁ…」
熱い吐息を吐き出す。
湯にのぼせたように頭がぼやける。快楽を貪りたいという意思が体を突き動かした。
「…おい、なんかこいつ、雰囲気変わってないか…?」
「あ、ああ…」
115 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:52:30 ID:53go2DFl
「こいつ、目が…オッドアイなのか? 珍しい…」
男達がうろたえている。
それだけではない。欲情しているのだ。この体に。
(あは。メデューサのお姉さん可哀相。
このおじさん達、私みたいな小さな女の子で、欲情してるよ?)
それは種子から放たれる催淫香のせいだ。
だがそれだけではない。リオ自身の匂いのせいでもある。
この時リオの体は、確実に変化を始めていた。
『アネモネとしてではなく、別の何かへ』と。
「おねがいしますぅ…私のここ…おじさん達の逞しいおちんぽで鎮めて下さいぃ♪」
立ち上がり、自ら割れ目を開きながら猫撫で声でおねだり。
リオのヴァギナはドロドロだ。
肉ビラが露出し、オスをねだるようにヒクヒクと脈打っている。
未成熟だと思われる少女の性器に、剥き身の貝を思わせるような生っぽさがあるのだ。
そのギャップに、男達が生唾を飲み込んだ。
全員股間のイチモツを膨らませているのが手に取るように分かる。
嗅覚まで敏感になっているのか、三人の先走りの匂いすら判別出来た。
「あは。もうびんびんじゃないですかぁ? 遠慮しなくていいんですよぉ?
私の、幼女の生おマンコにこってりザーメン好きなだけ注いでいいんですよぉ?」
「…ち。最近の若いもんは全くけしからんな」
「ほんとうだ。すけべで。破廉恥で。恥じらいってもんがねえ」
「そんなに犯されたいならやってやるよ。
俺達は元は傭兵でな。貰えるもんは貰う主義だ」
「あぁん…ありがとうございますぅ♪」
「ああ畜生ガキの癖に色っぽい声出しやがって!」
乱暴に突き飛ばされる。
逞しい腕が自分を押し倒した瞬間、汗と雄の匂いを嗅ぎ取り、胸が高鳴った。
心地良い動悸が体を支配して、『にゃぁん…♪』と再び媚びる声を上げてしまう。
「やべぇ。むっちゃ興奮してるぜ」
「ああ、このチビ、良く見ると上玉じゃねえか。
髪とかピンク色だぜ? 珍しい」
「それにこの匂い、たまんねぇなぁっ」
男達の手が無遠慮に触れる。
肩を撫で、髪を触り、脇の匂いを嗅がれる。
それはネーアに比べて乱雑で、時に痛みを催す。
だがこのレイプ紛いのシチュエーションに、リオ自身も酷く興奮していた。
欲情した男達から匂い立つ発情臭にこちらも発情する。
我慢できなくなって男のうちの一人から、不意打ち気味に唇を奪った。
「んっ…! ちゅっ! じゅるっ! ちゅううっ!」
「おーおー。嬢ちゃんやるねぇ」
「こいつの口臭いだろ? 昨日俺のチンコしゃぶらせたからな!」
横合いから掛けられた言葉の意味が一瞬分からなかった。
だが彼ら全員から、彼らの精の匂いがごっちゃになって交ざっているのが分かる。
何か理由があったのだろう。どうやら彼らは男同士でしていたらしい。
尤も、今のリオにとってそんな事は大した問題じゃない。
彼らがホモだろうが両刀だろうが興味はない。
だが出してしまったのなら、今回得られる精の量も大した事ではないのでは?
と実に『魔物らしい』思考が脳裏を掠めた。
(だったら、しょうがないかなぁ…)
悪いとは思うが、『搾り取る事になりそうだ』。
下手をすると死んでしまうかもしれない。
(仕方ないよね? だっておじさん達は、私の『獲物』なんだから)
どろり、と黒い衝動が体を駆け巡る。
自分を犯す筈の屈強な男達が、哀れな子羊に見えてきた。
彼らは、食べられる方だった。
116 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:54:22 ID:53go2DFl
それを自覚した瞬間、リオの中で何かが目覚めた。
全身を巡る父と母の血、そのうちの片方――母の血がざわつく。
同時に体が作り変えられていく。
リオに流れる『血』が、少女の体をより相応ものへと変えていく。
例えば唾液。
分泌量が増え、匂いが濃厚になった。
それを人間に飲ませればあっと言う間に欲情し、理性を失った獣へと堕ちる。
「ぐっ、はっ、はあ! このガキ! ディープキスとか、生意気なんだよっ!
もう、犯してやる!」
「お、おい、いきなりどうしたんだよ?
ガキに唇奪われたのがそんなにショックだったか?」
キスをした男は、目を血ばらせ、鼻息を荒くし、傍から見ても正気ではなかった。
鬱陶しそうに鎧を外し、下半身を露出させる。
取り出された肉棒は臍まで反り返って、天を向いていた。
(あ、お父様のよりも…おおきぃ♪)
小さな鼻が雄の匂いを嗅ぎ付ける。
ペニスの先から漏れる濃厚な精の気配を感じて、全身を駆け巡る『血』が歓喜した。
自ら足を開き、挿入しやすいように指でヴァギナを開く。
テラテラに濡れた肉ヒダが――蠕動する肉壷の内側まで露出される。
それでキスをされた男の理性は粉砕された。
「このっ、メスガキがっ」
ずりゅりゅぅっ。
「んにゃぁぁぁんっ」
毛の生えていない幼い割れ目を、男の肉槍が貫く。
(あはあっ! おチンポっ! お父様以外のおチンポ!
私食べちゃってるよぉっ! ふわっ! いいよぉっ!)
餓死寸前にありつけた食事は美味の一言だった。
散々焦らされ、敏感になり、高められた性感のせいだろう。
挿入されただけで達しそうになる。
雄の交わりを知覚して、アクメを阻止していた種子が神経の束縛を解放したらしい。
自分の体がイけるようになったと、リオは本能的に理解した。
「う、おっ!? こいつっ、絞め付けがっ」
一方リオに『食べられている』男は少女の肉壷に自慢のブツをしゃぶられ、狼狽していた。
声を裏返して、必死に快楽に耐えているのが分かる。
(おチンポ、びくびくしてるぅ♪ もういきそうなんだぁ♪)
「我慢しないでいいんですよぉ? 私のおマンコの中で、思う存分ズコズコしてくださぃ♪」
正常位の状態から足を男の腰へと絡ませ、引き寄せる。
人外化が進んでいるのか、密着した腰は力強く固定され、離れそうに無い。
ぐちぃっ。
「んにゃぁん♪」
勢い良くペニスを咥え込んだ事で子宮口にペニスが食い込んだ。
その衝撃に体が痺れ、反射的に催淫効果を持った吐息を男の鼻っ面へと吹きかけた。
とろん、とした目で、男の瞳を見詰める。
男の黒い瞳に映りこんだリオの右目――その瞳が青と赤に明滅していた。
リオは本能的に理解した。
この赤い瞳には魔性が宿っている。
母親から受け継いだこの瞳は、男を誘惑し魅了する力がある、と。
「く、くそぉっ!」
じゅっぷ、じゅっぷ、じゅっぷ!
「あっ!? にゃっ! んあんっ!」
この男も例外ではなかった。
リオの瞳に、匂いに、唾液に、体に、魅了されてしまった。
今思えば、父親のグリーズはとうの昔からリオに宿る魔性に魅せられていたのだ。
だからこそ近親相姦などという非行に走った。
117 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:56:24 ID:53go2DFl
(私のせいだったんだ…)
真実を理解して愕然とする――だがそれも一瞬だ。
(ふふ。実の父親を無意識の内に誘惑するなんて、私の体すごい♪)
倫理や常識を覆す魅力が、この体には詰まっているのだ。
武芸の街に住む男達――脳が筋肉で出来ているような人間などひとたまりもない筈。
現に目前の男も、この幼い体に夢中になっているではないか。
「はっ! はっ! すげっ! 幼女のマンコっ! 最高だっ! おっ! おおおっ!」
「んにゃっ!? あっ! そこっ! いいっ! 奥っ、いいのぉっ!
おじさんっ! もっと突いてっ、んあん! もっと突いて下さぁい!」
ごつごつと膣の最奥を小突き上げられ子宮が悦びに打ち震える。
種子が根を張り、その上でさんざん焦らされたそこは性感帯の塊だ。
ガチガチの肉竿に一突きされる度に、蕩けそうな快楽が溢れる。
本当はもっとペニスの感触を味わいたいのに、快楽を貪るのに夢中になってしまう。
細い腕を男の首へと回す。両手の指を組んで男の首に引っ掛けた。
こうすれば自重を少しは軽減出来る。自分から、腰を動かす事が出来る。
試しに腰を使う。
父親に散々躾けられた体だ。やり方なんていくらでも知っていた。
男の突き込みに合わせて、自分から腰を迎えに行く。
「う、うぉおっ!?」
「んっにゃぁん!?」
ずんっ。と子宮が振るえ、頭が一瞬白む。
膣が収縮し、ペニスをぎちぎちと咥え込んだ。
(あはぁっ、これぇ、いい♪)
ぱつぱつぱつぱつっ!
恥骨同士がぶつかり合が当たりに響く。
男の首にぶら下がるリオの体が、激しいピストンによって上下に揺さぶられる。
痛いほど勃起した陰核が男の陰毛に覆われる肌とぶつかり合う。
痺れるような快楽が脳髄を走り抜けた。
「あっ! あっ! すごっ! いっ! よっ! おじさんのっ!
私のしきゅーっ、ごつごつ叩いてっ! んあっ!?
あはぁっ! あっ! にゃっ! にゃぁ! いぃ! いい!
もっとぉっ! もっとぉごつごつしてぇ!」
「おっ! おおおっ!! はぁぁあ!」
ぱたっ、ぱたたっ。
獣のような咆哮を上げる男から零れた唾液がリオの顔に降り掛かる。
発情したオスから流れるそれには精液ほどとは言えないが多量の『精気』が詰まっていた。
試しに口を開いて彼の唾液を飲み込むと、まるで酒でも飲んだかのように体が熱くなる。
男の精が、美味い。
(あ…私、ひょっとして…)
ここに来てようやく。リオは自分の正体に勘付き始めた。
いや、自分の正体というより自分に流れる血か。
だがそれも吹けば飛んでしまいそうな思考だった。
「あっ! あっ! あっ! あんっ! あっ! にゃっ!」
子宮を揺さぶられる激しいセックスに、再び夢中になってしまう。
そしてそんな交わりを見て、周りの二人も居ても立ってもいられなくなったらしい。
「…もう我慢できん」
「ああ……くそっ、昨日あんだけ抜いたのに…」
いそいそとペニスを取り出すと、乱雑に扱き始めた。
(あ、おチンポ、しこしこしてるぅ♪)
自分をオカズにオナニーをしている。
その事実がリオの自尊心を充足させた。
「はっ! ああっ! もっ、でるぞっ! 中出し、しちまうぞ!」
「あっ! あんっ! はいっ! リオの中にっ!
幼女の子宮に新鮮ザーメンどぴゅどぴゅしてくださいっ!
あっ! あっ! あっ! あっ! あん! にゃん!
膣内射精してっ、おじさんのせーえきで種付けしてくださいぃっ!!」
卑猥な言葉で男達の神経を煽る。
その声にすら魅了の力は宿っている事を知っていた。
118 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:58:31 ID:53go2DFl
男達の理性はリオの猫撫で声に犯され、麻痺している。
大量の脳内麻薬を分泌し――そして果てた。
「うっ、ぐっ! うおおぉぉぉっっっ!!!」
咆哮を上げ、子宮口に亀頭を食い込ませる。
ぎちり、と子宮の入り口が軋む音を聞いた気がした。
びゅるっ! どぴゅどぴゅどぴゅっ!
「んにゃっ!? にゃああぁぁぁぁぁぁぁああぁぁっ!!」
(出てるぅっ! リオのしきゅーにっ、こってりザーメン流れ込んでくるぅ!)
熱い。ぐつぐつと煮立った濃厚な媚薬を直接腹の中に流し込まれている気分だ。
新鮮で濃厚な精を含んだ白濁液が子宮壁にぶち当たると、蕩けるような感触に襲われる。
(中出し、気持ちいいよぉっ! すごすぎるよぉっ!!)
「あっはぁっ! イッちゃう!
リオ射精されてイっちゃ、んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ!!!」
びくん! びくんっ!
アクメを迎えたリオの体が痙攣する。
きゅうきゅうと子宮が収縮する感触が破滅的なまでに気持ちいい。
父親に犯された時とは全然違う。
膣内射精なんておぞましくて、気持ち悪いだけだった。
ところが今はどうだ。気持ちいいだけだ。
(これが、セックス…! たまんない…っ、癖になっちゃうよぉ♪)
「この、ガキの癖にエロ顔しやがって!」
「どろどろにしてやるっ!」
びゅるびゅるっ! どぷどぷどぷどぷどぷっ!
「んにゃあぁぁぁぁっっっ…♪♪」
だらしなく弛緩させていた少女の顔に、両脇からスペルマのシャワーが降り注いだ。
その熱さ。粘っこさ。匂い。そしてそれに凝縮された精気にうっとりとする。
その表情は、堕ちたメスそのものだった。
どくんっ。
「にゃぅっ…!?」
突如、子宮の奥が疼いた。
どくどくと、まるでそこに心臓があるかのように脈動し続ける。
アドニスの種子が精液を吸収し、成長しているのだ。
神経の根が更に深く子宮を犯し、膣を犯し、内蔵を犯し、体を作り変えていく。
陰核が膨張し、膣の肉ヒダが深く、複雑になる。
平坦な胸の丘陵に膨らみが生まれた。
全身が敏感になり、種子から発するアドニスの催淫フェロモンの香りが強くなる。
アネモネへと徐々に変化しているのだ。
しかも肉体の変容はそれだけに止まらない。
(体が、熱いっ)
成長する種子と同調するように、全身が火照ってくる。
まるで体を流れる血が、沸騰しているようだ。
「んにゃあぁぁぁぁっっ!!!」
吼えた。自分が変わってしまう。その恐怖に。
その期待に。
唐突に、視界が真っ赤に染まった。
赤と青に明滅していた右目が、赤一色へと変わる。
ぎちぎちと八重歯が伸び、立派な牙になる。
パジャマの背の部分が引き裂かれ、その内側から蝙蝠の羽が飛び出した。
「っ!? なんだ、こいつ!」
「人間じゃなかったのかっ!?」
119 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:01:16 ID:53go2DFl
顔中にスペルマのパックをしてくれた男二人が狼狽している。
ぼんやりとした様子で彼らの顔を眺めた。
ぴょこん。そんな可愛い音がなった気がする。
頭がなんだかむず痒い。試しに触ってみればそこには何かふさふさとした感触が。
「にゃぁ?」
三角形をしたそのもさもさは引っ張るとぴんと突っ張って僅かな痛みを覚えた。
男二人が顔を引き攣らせる。
彼らの目には。
『猫耳を生やした悪魔にしか見えない幼女が映っていた』。
(あー。やっぱり…私、悪魔だったんだ)
完全に魔物として覚醒した自我が、自身が何者であるかを本能的に理解した。
リオは男の精を食らう悪魔――いや、淫魔と言った方が分かりやすいか。
しかも混合種だ。
『ネコマタ』だったか。それと『シュトリ』と呼ばれる読心術に長けた悪魔。
どちらも異国から流れ着いたモンスターで、自分はそのハーフらしい。
それが人間と交わり、何代も何代も世代を移し、血が薄れ――今のリオが居たのだ。
(『ネコマタ』と『シュトリ』と、人間と――それにアドニスの種まで植え付けられて…)
全く、ちゃんぽんにも程がある。それに如何わしい種族ばかりだ。
甘い体臭も。赤い瞳も。このピンク色の髪も、きっとそれが原因なのだろう。
今になって淫魔として覚醒したのもある程度予測がつく。
子宮に寄生したアドニスの魔力と反応したのだ。
ネーアと交わった時から、精神的にも肉体的にもおかしかったので、時期的にも符合する。
(あはは。道理で…お母様がああいう仕事をするわけだ…)
そういえば、ネーアは母親の事を知っているような口ぶりだった。
エッチの時に、この体に淫魔の血が流れている事に気付いたのかもしれない。
(まあ、別にいいかな。そんな事は)
そうだ。そんな事より、今は他にすべき事がある。
「このチビっ、騙しやがったなっ」
「ガキだと思って油断したぜっ」
二人の男が剣を抜いた。それを冷ややかな目で見詰める。
リオの体は今し方セックスした時の体勢のままだ。
正常位で組み敷かれ、自分で男の腰に足を絡みつかせ、身動きが取れない。
まあ、その男も、精気を吸収されたせいで泡を吹いて気絶しているわけだが。
実質二体一には変わり無い。
しかも向こうは修羅場をくぐってきた傭兵上がりの騎士。
まともに戦えば勝ち目は無かった。
尤も、最初から戦うきなど無かったが。
「おじさん達は、私とエッチしてくれないの?」
「舐めるなよ…! 人間じゃないって分かったらこっちも容赦しねえ!」
「その通りだ! あーしかし俺達女運ねえなーおい!
きれーな人間のねーちゃんが抱きたいぜっ」
「そんな事言わずにね?『私としようよ』」
言葉に魔力を乗せる。
淫魔の囁きはそれだけで人間の理性をたやすく削り取る。
それを、紅く染まった両目で後押ししてやる。
魅了の魔術だ。魔術に精通しているものなら防御のしようもあるだろう。
だがこの三人の男達に、それを防ぐ術は無かった。
「……あ…う…」
交わる視線を通して、リオの魅了の魔術が二人の男に叩き込まれる。
二人が握り締めていた剣が、同時に滑り堕ちた。
「ふふふ♪ そう、いい子♪ 私、おじさん達の事好きになっちゃうかも♪」
あー、と痴呆のように二人の男が呻いた。
その瞳は、ガラス玉のように虚ろだ。
男達はリオの据え膳と化していた。
「くすくす♪ 本当に美味しそう♪」
最早リオの目には男達は餌にしか映っていない。
120 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:03:28 ID:53go2DFl
この時少女は気付いていなかった。
自分の心が、すでに人でなくなっている事に。
(体、熱い。力が、漲ってくる♪)
生まれ変わったようだった。
だがその力は邪悪なものだ。魔物として、人を喰らう為の力だ。
その力をどす黒い衝動の赴くままに行使する。それが何と心地良いか。
(あはっ。気持ちいい♪)
殺気を漲らせていた男達がリオの魅了の魔術に心を食われ、呆然としていた。
レイプする――そう宣告されればそれに大人しく従い、時が過ぎるのを待つ。
心を殺して、人形のように言いなりになる――あの頃とは違うのだ。
今は、その逆。食う側なのだ。
リオは思わず笑みを浮かべた。
幼い顔が歪む。それは本物の悪魔の笑み。
快楽を得る為なら人を貶める事も厭わない、そんな極悪人の笑み。
(…このおじさん邪魔)
繋がったままの男を蹴飛ばす。
がす。男の体が宙を舞った。
「え?」
リオの方が目を丸くした。
蹴られたボールのように、気絶していた男は遥か後方へと吹っ飛んだのだ。
そしてノンバウンドで数メートルほど飛行した後、木の幹にぶつかってやっと止まる。
「え? あれ? やりすぎちゃった?」
さっきのセックスで誤って『吸い過ぎた』せいで彼に精は残っていない。
用済みなので多少手荒に扱っても大丈夫――そうは思ったがまさかあんな盛大に飛ぶとは。
(力の加減、難しいなぁ)
ひょっとしたら、戦士としての父親の血が影響しているのかもしれなかった。
剣神とまで謳われた男の娘なのだ。
人外化の影響もあって、今の肉体のスペックは予想以上に高いらしかった。
(剣も魔術も使えなかったのに、人間止めたらその両方が同時に出来るようになるなんて)
なんとも皮肉な話だ。しかも力を持て余している。
「ふふふ。だったら、おじさん達は練習相手かな?」
無害化した男二人を見据えて、ふと気付いた。
「んー。この格好じゃあんまりかなぁ?」
白のネグリジェを見下ろすと、腕を組んで考える。
折角淫魔になったのだからもっと色っぽい格好の方がいいだろう。
それにこの服は嫌いだ。
外に出る事が少なかったリオは、寝巻き姿でいる時間が多かった。
このネグリジェもそう。愛用していたのだ。
つまりこれは人間の――あのひ弱なリオ=リビディスタの証のような物なのである。
「おじさん達ちょっと待っててね?」
ぴょん、と反動を付けて起き上がる。寝そべった猫が飛び起きるような動きだ。
相手をしてもらう筈なのに待ち惚けは少し可愛そうだが、ちょっと我慢してもらおう。
(? 人間止めても、そういう気遣いは出来るんだ? 変なの)
まあ、どっちにしろ食べるものは食べるのだが。
リオは男達の目前で服を脱ぎ始めた。
衣擦れの音を響かせながら、幼子の肢体が晒される。
丸みを帯びた肩。
肩甲骨辺りから伸びる一対の羽。
平らだったバストは、幼子、というよりも成長途中の女子のそれだ。
押せば返しそうな膨らみは、人の頃に比べれば二周りは大きくなっている。
ブラを付けても良いほど成長していた。というか多分姉よりも大きい。
やせ細っていた腹や尻、太股は僅かに肉付きが良くなった。
それなのに腰の細さはそのままで――幼い体が僅かに色っぽく成長したのが分かる。
尾てい骨から伸びた猫の尻尾と矢じり型の尻尾が、色気にアクセントを加えていた。
(…何だか『また』やらしい体になってる気がする)
『リオっちってさ、何だか発育いいよね?
そのオッパイとかパセットよりも大きいんじゃない!? けしからん!』
121 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:05:26 ID:53go2DFl
パセットが以前そんな事を言っていたのを思い出す。
そんなに気にする事でも無いだろうに。やっている事はどんぐりの背比べだし。
それが今では――可哀想に。今では確実にこちらの方が大きい。勿論胸の話である。
まあそれは兎も角。
脱いだ服を陽光に透かせる。
(少し勿体無い気もするけど…人間を止める、踏ん切りくらいにはなるかな?)
軽く上方へとそれを投げ放った。
風に吹かれ、重力に引かれ、芯を持たない衣服がひらりひらりと落ちる。
その瞬間、リオが目を見開いた。
赤い瞳の中で縦長の瞳孔が細まり、頼りなく宙に漂う衣服を捉える。
「しゃっ!」
目にも留まらぬ速さで、上方の空間を引き裂いた。
僅かに遅れてバラバラに引き裂かれた、ネグリジェだった物が舞い落ちてくる。
「あはっ♪ 上手く出来た♪」
陽気に笑い、自分で喝采する。
その指先からはナイフかと思うほど鋭い、紅い爪が伸びていた。
これで宙に舞った寝巻きを切り裂いたのである。それも一瞬で。
昔、稽古場にいた父親に見せてもらった芸なのだが、それを真似してみたのだ。
やはり自分は父の娘だ。健康的な肉体なら戦士として戦う事も出来る。
「――これで、すっきりしたかな? さよなら、過去の私」
さよなら弱い私。
さよならパセットちゃん。
さよならお父様。
さよならお義母様。
さよならお姉様。
そしてこんにちわ。淫魔の私。
(さあ。想像しよう。良家のお嬢様が不良になって、淫魔へと身を落としたら)
そんな娘はどんな格好が似合うだろうか。
頭の中でイメージを膨らませると、欲望に忠実な魔力はすぐに反応した。
黒い霧が溢れ、眩しい少女の裸体を包む。
それは黒いワンピースとなって具現化した。
幼い体のその手を。肩を。胸を。腰を。黒い生地となって包み込む。
生地の裏側には多量のフリルを。
ブーツはパンプスだ。
下はどうしようか。黒のガーター?
流石にまだ似合わないだろう。もうちょっと成長したら付けてみようと思う。
だからそれまでは黒のストッキングで代用。
頭には勿論ヘッドドレス。
それも猫耳の可愛らしさの邪魔にならない程度に、つつましいサイズだ。
「――こんな感じ、かな? おじ様方、いかがかしら? なんちゃって」
スカートの端を摘み、くるり、とその場でターン。
涎を垂らして『待て』の状態である男二人の顔色を伺う。
彼らの瞳には、黒いゴスロリ服を着、猫耳を生やした悪魔が映っていた。
男の目を鏡代わりに、リオはポーズを付け、角度を付け、自身の姿を吟味する。
何しろ生まれ変わった自分のデビュー戦。
淫魔として、女として、格好に手を抜く訳にはいかなかった。
「――色気が足りない」
ぽつりと呟いた。
これでは只のゴスロリ娘だ。
ワンピースの内側から羽や尻尾は生えているが、それだけじゃ味気無い。
何よりこれは人間の着る服だ。
(もう少し、淫魔らしくならないかな?)
再びイメージ。ゴスロリ衣装は脛付近以外を殆ど覆ってしまう。
それでは淫魔の肉体が隠れてしまって、意味が無い。
122 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:07:50 ID:53go2DFl
そうだ。スカートを切り裂いてしまおう。
再び黒い霧が溢れ出す。
黒いつむじ風が軽くスカートを撫でた。するとどうだ。
スカートの前面と後ろ側に大きく裂け目が出来る。スリットだ。
そうだ。胸元も少し開けよう。
自慢できる程のものではないが、喉、首元、それに丸い肩を見せればそれだけで色っぽい。
黒い霧がゴスロリ服を削り取り、胸元と肩の生地が消滅。
黒のパンプスも何だか味気ない。その先端にデフォルメ気味のドクロの飾りを添える。
そうだ。どうせなら背中もばっくりとやってしまおう。
ワンピースの背中側がVの字に切り裂かれ、見る見るうちにその面積が狭くなる。
生地は腰の辺りまで消滅し、羽の生え際どころか肩甲骨、それに背骨までが見える。
スカート部の背面のスリットからは二種類の尻尾が顔を覗かせる。
悪魔の尻尾にはピンク色のリボンを。猫の尻尾には鈴を取り付けた。
スカートの切れ込みは長く、深い。
尻尾が少しでもスカートを押し上げれば、その向こうにある桃尻が見えそうになる。
前面もそうだ。
スリットは内股まで伸びており、見る者が少し屈めばその内側を覗いてしまうだろう。
下着はいらない。
その方が、男達は喜ぶし、こっちも興奮する。
何よりセックスをする時に脱ぐのが面倒臭い。いや、ずらせばいいのか。
それともパンツごと挿入? それも一度やってみたいかもしれなかった。
(ふふふ。私もすっかり変態さんだね)
そうだ。色っぽさと言えばこの髪、もう少し長い方がいいだろうか?
短い方が動きやすいが、セックスの時、長い方が跳ねたり波打ったりして面白い。
何より髪型だって好きに変えられる。
(よし、やろうっと)
髪質はそのままストレートで。長さは肩に掛かる程。
リオのイメージと同調して黒い霧が桃色の髪にまとわり付いた。
その髪が霧を吸収して、しゅるしゅると伸びていく。
「これでいい、かな? ――あ、あれ?」
伸びた髪を一房手に取り、視界内へと移動させてみると、期待していたものと少し違った。
黒い霧で延長した部分は、鮮やかなピンクではなく濃い紫色だったのだ。
どうやら魔力で編み出した髪は、本来の色とは違ってしまうらしい。
「…ピンクがいいのに」
(ネーアさんも、パセットも褒めてくれたから)
まあよしとしよう。グラデーションが掛かった髪も中々面白い。
色も、艶っぽさという点ではクリアーしている。
でも髪は自力で伸ばして、最後には全てピンク色にしようと思った。
「さあ、今度はどうかな?」
完成した淫魔の姿で再びターン。スカートは摘まない。
自由気ままに手を広げ、回転する。
広げた上腕の下、健康的な脇が剥き出しになる。
バイオレットの髪先の下から、うなじが覗く。
尻尾の下から、愛らしい尻肉が弾むのが見えた。
風に煽られたスカートが僅かに翻り、毛も生えていない少女の性器が晒される。
それらは全て一瞬。
ターンが終われば、爽やかな陽光の下、リオの甘いフェロモンが辺りに香っていた。
悪魔『シュトリ』の読心の力が、男達の精神を読み取る。
さっきの只のゴスロリ服より、遥かに興奮しているようだった。
「……はぁ……はぁ……」
興奮の吐息を放つのは、は男達だけでない。リオもだ。
生まれ変わったこの姿に、気分が高揚している。
「ふふふ。どうですか? 私のこの姿…気に入ってくれましたか?」
高鳴る胸の動悸が、興奮が心地良い。
散々待たしてしまったのだ。魅了の魔術で精神支配しなくても、押し倒されるだろう。
というか精神支配を解いた。
123 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:10:03 ID:53go2DFl
「待たせちゃってごめんなさい」
悪びれる風でも無く謝り、だがその代わりに地面に四つん這いになった。
尻側を男達の方へと向け、背中越しに視線を送る。
眉をハの字に寄せ、何かに期待するように濡れた瞳。
愛らしい口から、はあ、と熱い吐息を漏らし、興奮に頬を紅潮させている。
そんな、歳に似合わない流し目を男達に送った。
「もう、『いいですよ』?」
両腕と膝で体重を支え、尻を高く持ち上げる。
スリットの向こうから生える二本の尻尾がスカートを割り開き、ぷりんとした尻を見せた。
「にゃぁん…♪」
尻尾と一緒に尻をゆらゆらと揺らす。
ちりちりと鈴の音が響き、スカートの中からリオの甘い匂いが撒き散らされた。
そこで二人の男は獣へと身を落とした。
***
先を争うように二人の男が同時に手を伸ばす。
折角作り出したゴスロリモドキの服を引っ張られ、皺が寄ってしまった。
「はあっ! はあっ! たまんねっ! 幼女の体っ」
「きゃぁんっ♪」
ベタベタと汗まみれの手で衣服の中へと入り込み、無遠慮に撫で回される。
膨らみかけの胸を力強く揉みしだかれ、僅かな痛みを感じるが、それでも淫魔の体は反応。
じゅくり、とヴァギナから蜜を吐き出す。
「あぁんっ♪ はやくぅっ、おじ様達のおチンポ、リオにハメハメして下さいぃ♪」
何もまぐわりが待ち遠しかったのは男達だけではない。リオ自身もだ。
先程の男は飢餓感に耐え切れず、一瞬で吸い尽くしてしまって『味わう』暇も無かった。
だが今は違う。
体が完全に覚醒した今なら、性欲に振り回される事も無い。ある程度なら抑制出来る。
つまりじっくりと、男達の精を味わう事が出来るのだ。
それをさっきから期待しているのだから卑猥な言葉の一つも出てしまう。
「このっ、雌ネコがっ! なら遠慮無くくれてやるよ!」
ずりゅりゅぅっ!
「うにゃぁぁあぁっ!!?」
(あ、熱いっ、これが、男の人のおチンチンっ)
一息に突っ込まれた肉棒の感触に思わずうっとりしてしまう。
肉ヒダをかき回す立派な雁首。
子宮口を穿り返す亀頭。
胴の弾力。それに熱さ。
何よりもそれに詰まった精気の濃度に淫魔の本能が涎を垂らした。
「おいしっ、美味しいよぉ♪ おじ様のおチンポっ、美味しすぎるよっ♪」
肉棒を味わおうと膣に力を込める。
敏感な膣はエラの深さ裏筋の感触、浮き上がった血管にいたるまでその形状を把握する。
(あっ、このおじさんのチンポ、長ぁい♪)
さっきからぐりぐりと子宮口が抉られている。
これでがつがつと犯されたらどれだけ気持ちいいだろうか。
「はぁっ! くそっ! ただのビッチだと思ってたら、なんて絞め付けしてやがるっ!」
挿入しただけだというのに男は息を切らしている。
乱暴に犯されると期待していただけに、肩透かしを喰らった気分だった。
(ふふふ。面倒なおじさん。少し煽ってあげないと♪)
「にゃー…? おじ様、もうギブアップですかぁ?
ふふふ、だったら無理なさらなくてもいいですよぉ?
リオはぁ、もう一人のおじ様とエッチしますからぁ♪
そこで大人しく見ていてください♪」
「な!? なめんじゃねえぞっ、このメスガキ!!」
効果覿面。
プライドを傷付けられた男は挿入したままのイチモツは引き抜き、すぐさま撃ち込んだ!
124 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:11:59 ID:53go2DFl
ぐちぃっ!
「んにゃあぁぁああぁっ!?」
がつん、と子宮が揺さぶられ、快楽が弾けた。ハンマーで頭を殴られた気分だ。
「はあっ! はあっ! ガキがっ! 調子にっ! 乗ってんじゃねえぞ!!」
「あっ! にゃっ! にゃあぁ! にゃぁう!」
ぱつっ! ぱつっ! ぱつっ! ぱんっ!
(あはっ♪ やっぱりっ。おじさんの長チンポっ、子宮にがつがつ当たって!)
バックスタイルで犯される。
まるで畜生でも扱うように――いや半分そうなのだが、乱暴に扱われる事に興奮する。
それでなくても後背位というのはより深く結合出来る体位の一つだ。
さっきから、子宮に穴でも空け、とばかりにペニスが撃ち込まれ、昇天しそうになる。
(でも、やられっぱなしじゃ…ないっ)
イニシアチブを取られっぱなしというのは癪だ。
快楽を貪るのも悪くないが、やはり男を手玉にとってこその淫魔なのだから。
という事で反撃開始。
シュトリの力で、この男の弱点を探る。
(――ふふふ。やっぱり、基本は先っぽだよね♪ ――あ、カリも弱そう♪)
一人目の男でコツは掴んだ。同じ要領だ。
ピストンのタイミングに合わせて膣圧を変化させ、カリの部分を締め付ける。
「ぐあっ!?」
「あはっ♪」
背中越しに男の顔が快楽に歪むのを見た。
その表情に背筋がゾクゾクしてしまう。思わず、ぺろり、と舌なめずりをしていた。
「ふふふ。ここですかぁ? ここがいいんですよねぇ?」
背中越しに流し目を送りながら、腰を使う。
ペニスを咥えたまま捻り、絞め付け、或いは回転させる。
そうして膣圧をコントロールされた肉のチューブがピンポイントで男の弱点をつくのだ。
密度が濃く、彫りの深い肉ヒダを強く押し当てられ、擦られ、男は呻き声をあげた。
「あはっ…はぁっ…♪ あにゃぁん♪ ほーら、おチンポ、ぐりぐりぃー♪」
「ぐっ、このっ、うあっ! 畜生っ」
「はあっ! はぁ! おじ様は、楽にしてていいんですよぉ?
リオがぁ、ちゃぁんと気持ちよくしてあげますからぁ」
男を手玉に取る快感にリオは上機嫌になった。
あん、あん、と甘く喘ぎながら男を徐々に追い立てる。
挑発するように二本の尻尾をゆらゆらと振って――
「だから、調子に、のるんじゃねぇ!」
その二本の尻尾を一纏めに掴まれた。
予想外の衝撃がリオを襲う。尻尾が敏感だったのだ。
掴まれただけでびりびりとした官能が下半身へと流れ込み、力が抜けてしまう。
まずい――と思った瞬間には、力いっぱいそれを握り締められた!
「ぎにゃあぁぁぁぁっ!!?」
まるでクリトリスを思い切り抓り上げられたような衝撃。
激痛とそれを上回る快楽が二本の尻尾から同時に流れこんで腰砕けになってしまう。
あまりの刺激に、目がチカチカしていた。
(し、尻尾、こんなに敏感だなんてっ)
「へへっ、こいつはいいなっ、ほれほれ、さっきまでの威勢はどうしたぁ!?」
きゅっ! きゅっ!
「あっ!? にゃぁっ! それぇっ! だめぇ!」
リズミカルに尻尾を握り締められる。
そして力が抜けたところに再び強烈なピストンが開始された。
ぱんっ、ぱんっ、と恥骨同士がぶつかり合う音が響く。
「あっ!? にゃあぁっ!! だめっ! 変ににゃるぅ!
おかしくにゃっ――んあっ!? にゃんっ! あんっ! にゃぁんっ!」
「まだまだ、だぜ!」
「ひにゃぁっ!?」
羽の生え際にざらりとした感触。
125 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:14:01 ID:53go2DFl
(な、舐められてるっ! 私の羽、べろべろされてるっ)
尻尾を握りながら、男が舌を這わせてるのだ。
羽は尻尾ほど敏感では無いが、どうもその生え際は別らしい。
尻尾動揺、びりびりとした快楽が背筋を駆け上がり、脳を焦がす。
「あっ! あんっ! にゃんっ!」
バックで犯されながら。
「にゃっ!? にゃぎぃぃっ!?」
尻尾を弄ばれ。
「にゃぁあっ…!」
羽を舐めしゃぶられる。
(ダメぇ…気持ちよすぎるよぉ…!)
もう頭がおかしくなりそうだった。
このままプライドも意地も快楽に流されてもいい、そんな事を思った。
その時だ。
「おいおい、いつまで仲間外れにさせとく気だ?」
三人目の男が、イチモツを曝け出したまま眼前に立っていた。
快楽に濁った目で見上げると、三人目の彼は不敵な顔をしながらこちらを見下ろしている。
二人目と夢中になっていたせいですっかり忘れていたが、彼らは三人組だったのだ。
一人、ずっと待ち惚けにされていたのである。
「ほらっ、お嬢ちゃんっ、俺も気持ちよくさせてくれよな!」
「むぐぅっ!?」
快楽に喘ぐ小さな口に、容赦なく二本目の肉槍が突き込まれる。
(んにゃぁっ…このおチンポ…っ、凄い匂いっ)
体質だろうか。他の二人に比べて雄の匂いが濃厚だ。
咥え込んだ状態でもイカ臭い香りが鼻腔をついた。
昨日までの自分なら吐き出していたかもしれない。だが今は。
「んにゃぁ♪ ちゅっ、ちゅううっ…れろっっ…! はぁっ、臭チンポ♪
美味しい…ちゅるっ、じゅうっ…! 美味しいにゃぁ♪」
目の前に精気が詰まった玉袋が揺れている。
悪臭を放つペニスはそれだけ精気の濃度も高い。
ネコマタの本能が濃い精を嗅ぎつけて咥内の腐肉にメロメロになってしまう。
「こいつっ、美味そうに俺のしゃぶりやがって――うおっ!?
舌がっ、ざりざりしてっ、やべ!」
ピストンが開始された。
自慢の気を乱雑に掴まれながらのイマラチオ。まるでオナホールにでもなった気分だ。
「おらおら! もっと腰使えよこの発情ネコ!」
「淫魔じゃなかったのかよ? チンポ咥えてるだけじゃねえか!? この肉便器が!」
(私、レイプされてる♪ 輪姦されてるよぉ♪)
獣の姿勢で前と後ろからサンドイッチファック。
頭上から浴びせかけられる罵声。
自分が獣どころかただの道具まで成り果てた気がして――ぞくぞくした。
(あっ? おマンコ、きゅんきゅんしてきたぁ♪ イッちゃう、私イッちゃうよぉ♪)
もうどうでもいい。
このままペニスをしゃぶりながら、一度果ててしまおう。
だがその後は――
「はあっ! はあっ! 出るぞ! 中出しするぞ!
この淫売っ! 良かったなっ!? てめえの子宮に俺のザー汁注いでやる!」
「んむぅぅぅぅ!?」
ぎちり、と子宮口にペニスが食い込む音を聞いた気がする。
(おチンポ、中に入ってるぅ♪ 子宮に直出し、されちゃうぅ♪)
男の長めのそれはまさに肉槍となって子宮の中へとその先端にめり込んだのだ。
僅かな痛みと法悦。相反する刺激にリオは高みへと押し上げられた。
同時に男も果てる。
「ぐおぉぉぉぅっ!!!」
びゅるっ! どくどくどくっ!
(んにゃあっ♪ あついっ…! あついよおっ♪)
126 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:16:21 ID:53go2DFl
収縮運動する子宮の内側に精液が叩き付けられる。
アドニスの種子が体液を啜って成長し、更に精気を吸ってネコマタの本能が悦ぶ。
「くっ、こっちも出すぞおぉぉっ!!」
びゅくっ! どぷどぷどぷっ!
そして口の中に続けざまに吐き出される精。
(こっちは、とっても濃厚♪ 臭くて、ドロドロで、堪らないよぉ♪)
「ぐぁっ! はあっ! まだ、絞め付けんのか!?」
「はぁっ! 口マンコっ、たまらんっ! 搾り出されるっ!」
二本の肉棒を上と下の口でしっかり咥えて逃がさない。
絶頂の瞬間。粘膜同士を通して、彼らの肉体からも直接精気を吸い取る。
二人の男は射精の快感に酔い痴れながら、精を搾る取られるのだ。
――やがて射精を終えた男達は、どちらからともなくペニスを引き抜く。
そして荒い息を吐きながら、その場にへたりこんだ。
一度の性交でへばってしまう彼らが情けないとは言えない。
精気を吸われたせいで、消耗が通常の性交よりも遥かに激しいからだ。
ところがリオの方はと言うと。
「んぐっ、ちゅるっ――ごくっ――んくっ」
咥内に吐き出されたスペルマを舌の上で何度も転がして、味と臭いと感触を十分に愉しむ。
三人の中でもっとも濃く、美味なそれを愉しむと、ゆっくりと嚥下していく。
「ぷはぁ♪ 美味しかったぁ♪」
そしてあれだけの扱いを受けていたのにも関わらず眩しい笑顔を浮かべる。
――かと思ったら淫蕩な笑みを浮かべて、舌なめずりをした。
(ふふふ♪ それじゃ、今度は私の番だね♪)
散々犯されたのだ。お返してしないと気が済まない。
自分の口にペニスを突っ込んだ男に四つん這いで這いよっていく。
「ねーおじ様? リオ、おじ様のチンポ気にいっちゃった♪
とっても臭くて、濃厚な精気なんだもの♪ だから今度は下のお口で飲ませて♪」
「…まじかよ…少し、休ませ――あが!?」
萎えかかった肉棒を鷲づかみにして力を込めた。
男が痛みにのたうつ。それが何だか可愛くて、ぞくぞくして、うっとりと見詰めてしまう。
「あのね? おじさんの早漏クサチンポがもう役立たずっていうならね?
ここで握りつぶしちゃってもいいんだよ? でもそんな事したらおじさん死んじゃうし。
そんなの可哀想だから、こうやってお願いしてるの。分かるよね?」
「分かった! 分かったから勘弁してくれ!」
「ふふふ。そうこなきゃ♪ 足腰立たなくなるまで、エッチしようね♪」
楽しげに笑うリオの瞳が捕食者の目つきに変わった。
***
「あんっ♪ あんっ♪ あんっ♪」
森の中、少女の甘い喘ぎが響く。
リオが淫魔に覚醒してからもう一時間近く経とうとしている。
じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ。
卑猥な音を立てながら、彼女は三人目の男を押し倒し、騎乗位で繋がっていた。
熟練の娼婦のように、腰を捻り、回転させ、前後左右、角度をつけながら、男を責める。
「はぁっ! はっ…! もっ、出るっ! またっ、出ちまうっ! ぁあああぁぁっ!」
びゅるっ。ぴゅるる。
「ふにゃぁ♪ 出た出たぁ♪」
子宮に流れ込んでくる精の感触に、うっとりとする。
(んにゃぁ…気持ち良い♪ でもちょっと少なくなってきたかなぁ?
まあ仕方ないよね? もう五回くらい出してるし)
これでも三人目、一人目、三人目、二人目、三人目、一人目、三人目、二人目――
と言った具合にローテーションを組んで交わっていたのだが。
少しづつとはいえ精気を吸ってしまうとそれだけで男の消耗は激しくなる。
もうこの男の精も大分薄くなってしまった。
残り二人など今にも赤球が出そうなほど疲労している。
(まぁ、こんなものなのかな?)
127 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:19:29 ID:53go2DFl
デビュー戦としては上々の結果だろう。何よりセックスの素晴らしさを知った。
「おじさん達、ありがとう♪ 私、とっても気持ちよかった♪
機会があったらまたしようね♪」
ちゅ♪ ちゅ♪ ちゅ♪
ご褒美に三人の頬にキスをする。
精気を吸われて痩せこけた頬がほんのりと赤く染まったのは気のせいか。
リオはあえて彼らの心を読まなかった。
「さて――どうしよう、かな?」
立ち上がり、んー、と大きく伸びをする。
体中に力が漲っていた。男達から吸収した精気がリオの魔力へと変換されているのだ。
お肌がつやつやになっている気がする。
(ふふふ。今ならなんでも出来そうな気がする)
精気を大量に摂取して、ネコマタとしての本能は満足してしまった。
だがこの身にはあと二つ、人外の衝動に飢えている。
悪魔シュトリは女の弱みに付け込み、堕落させるという本能を持っている。
堕落させた女に悪魔の邪な魔力を送り込み、魂を穢して自分と同じ悪魔へと変えるのだ。
そして子宮には順調に成長するアドニスの種子がある。となればする事は。
「次は女の子とエッチかな♪」
通りすがりの女を犯すのもいい。
だが完全な魔物となったこの体では結界を突破する事は不可能だ。
結界の無い正門を通る手もあるが、人外とバレた時は面倒な事になる。
目立ってしまえば森で休息しているネーアも含めて今後動き辛くなるだろう。
となると――どうするか。
「――あ、そうだ。結界、解除してもらえばいいんだ」
魔物になってすっかり忘れていたがこの身は元々リビディスタ家の令嬢だ。
そして足元には気絶した男が三人。
これらを駆使すれば、結界内に張り込む事なんて造作もない。
「ふふふ♪ こういうのが悪巧みって言うんだろうね♪」
そうと決まれば行動開始だ。
リオは足元に転がる三人の男の内一人の足を引っつかむ。
「上手くいくかなー♪」
ずりずりずりずり。男を引きずり、歩き出す。
男は上半身を覆う甲冑を着たままなのに、全く重さを感じない。
人外の体を誇らしく思いながら、リオは足取りも軽く、森の中を歩いた。
***
以上で第五話終了です。変身シーン力入れすぎたYO!
最近やったエロゲーで猫耳悪魔ロリっ子とか二匹程見かけたので思い切って採用しました。
反省も後悔もしてません。むしろなんでもっと早くこれを考え付かなかった俺w
うん。やっぱり悪堕ちだね! 書いていて楽しかった!
私も一度幼女に押し倒されてみたいです。
チャームなんか使われなくても一秒で堕ちる自身がありますw
次回は久しぶりにマリオンのターンです。過去花とかやる予定です。
Hシーンが入るかどうかは、ちょっと分かりません。入れられる、かな? 無理、かな?
まあ、ゆるーくお待ち下さい。
感想もお待ちしております。
また、誤字や脱字、気になる事があれば遠慮なくご報告下さい。
ミスの指摘『だけ』ならこちらも歓迎ですから。
あと、補足というか蛇足ですが。
『シュトリ』という悪魔は私の過去作品で一度出てきてますね。
女の子を堕落させて自分と同じ悪魔に作り変えてしまう、素敵な魔物です。
ここで投下した作品ではありませんがエロパロ板内のものです。
兎も角、舞台も時代も違うけど世界設定は共通という事で。
長々と失礼しました。今回はこの辺でお暇します。そして、いつもの、
ようじょ、ばんざーーーーい!!!
どうも乙×風です。お待ちかねの新作を投下しに来ました。
ですがその前にリオの瞳について少し説明します。
98様が指摘された『青か緑か一体どっち?』
との質問ですが――リオの右目は青、左目は赤となっております。
この疑問は私が『翡翠』と『蒼穹』の区別が付いていなかったが原因です。
劇中、右目が青になったり赤になったりする描写はありますが、それとは別の話ですね。
99様の言っている通り、こちらの不手際です。
ほんと、なんでこんな簡単なミスをしたんだか。
ちなみに作家というものはかっこ付けなのです。私だけじゃないと思いますよ。
それだけなら別いいと思いますが私の場合、正しい意味を調べていなかったのが問題です。
おかげで一部の読者の方々に不快な思いをさせてしまったと思います。
申し訳ありません。この場を借りて謝罪させて頂きます。
ですがまあ。あまり堅苦しいのもどうかと思います。
こういう場所ですからね。私以外のSS作家さんも居ますから。
あまりギスギスして、その方達が投下しにくくなるのも考え物です。
なのでリオの瞳の件に関してはこれで勘弁して下さい。
はい。という訳で気を取り直して投下といきましょう。
今回は皆様のご想像通り、リオ無双ですよぉ。
NGワードは以下の通りです。
(自慰、猥語、レイプ、人外化、悪堕ち、輪姦、逆レイプ)
胡散臭い言葉が目白押しですな。
今回は完全実用性重視です。人外になったリオに好きなだけ搾り取られて下さい。
ではどうぞ。以下、15レス消費します。
112 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:46:33 ID:53go2DFl
第七話 先祖返り
――アレエスの街は元々小さな集落だった。
周囲の森には薬を作る為の原材料が群生しており、それを採取する拠点に過ぎなかった。
この頃はアレエスという名も無かったという。
ただ、手に入る薬の原材料という物が希少で且つ高価で森に入る者が後を断たなかった。
しかしである。
この森は生物にとって住み易い環境だった為に、様々なモンスターまで生息していた。
薬草を採取するのにも命懸けだったのだ。
今から二十年程前の話である。
当時、若くして名の知れていたグリーズに、件の森の魔物退治が依頼された。
剣神『アレス』の称号を国王より享け賜わった彼には体のいいクエストだった。
彼の後の妻となるドルキも彼と同行していた。
彼女は優秀な魔術師であり、グリーズともに数々の以来をこなしていた。
彼が剣神の称号を持つ前から、大いなる魔女『メディア』の称号を持っていた程である。
かくしてグリーズとドルキ、そして数名の部下を引き連れ、名も無いその集落に赴いた。
大した障害も被害も無く、剣神グリーズによる魔物掃討作戦は成功。
件の薬草付近の異形達の大半を殲滅した。
希少種である薬草を大量に手に入れ、彼は富と、更なる名声を手に入れた。
そしてその功績を称えられ、国王にその地を治める領主の資格を貰い受ける。
グリーズは妻ドルキと一考した。
数は減ったが、この森には多種多様な魔物が生息している。
それら相手に実戦を行い、最強の兵士を育てよう。
剣神であるグリーズ。魔女と謳われたドルキ。
二人の子はきっと優秀な戦士となる。
すぐに、二人の考えは実行される。
森を切り開き、街を作ったのだ。
武を重んじる英雄の町。グリーズの称号から名を取り、アレエスと名付けられる。
アレエスの街にはドルキを初めとする魔術師達の手によって結界が張られた。
更に強固な外壁で街を覆い、半端な要塞よりもよほど堅牢な地となる。
市場には森から採れた高価な薬草が出回り、英雄を一目見ようと人が集まる。
街の人口は右肩上がりに上昇した。
グリーズは領主として、また一人の将として道場を開いた。
歴戦の勇士達の手によって鍛え抜かれた戦士はそれだけで脚光を浴びる。
グリーズの元には次々と門下生が訪れ、屈強な戦士達を輩出した。
名門リビディスタが名実ともに世に認められた瞬間だった。
――これが武芸の街アレエス誕生の背景である。
そのリビディスタの末娘であるリオも、それくらいの事は知っていた。
義母のドルキに教えられたのである。
『一応。貴女もリビディスタの娘ですからね。これくらいは知っておきなさい』
彼女は自分を憎んではいるが、父のグリーズと共に歩んだ道のりをさぞ嬉しそうに話した。
それは親切でもなんでもなく、自慢がしたかっただけだろう、と幼心に思ったものだ。
まあ、それは兎も角として。
「どうやって中に入ろう…」
まさか自分が『侵入者』になるとは思ってもみなかった。
眼前の、天まで届けといわんばかりの外壁を見て思わず溜息が零れる。
良く見ると上の方には見張り番まで居る。流石武芸の街と言ったところか。隙が無い。
(お父様ってすごかったんだなぁ…)
改めて父親の偉業に感心する。自分の娘を性欲の捌け口にする最低の親だが実力は本物だ。
「やっぱり正面から?」
113 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:49:02 ID:53go2DFl
昼間なら、旅の者や行商の者を受け入れる為、正門の結界は張られていない。
そこから堂々と入る事も出来る。
だがこの髪にこの瞳。リビディスタのお嬢様である事など人目で分かってしまう。
そうなったらあの屋敷に逆戻りだ。それだけはなんとか避けたかった。
あそこには、もう戻りたくないのだ。
(ネーアさぁん、私どうすればいいの?)
男を漁れと言われたが今更それが難題だという事に気付いた。
(森の中に、訓練に来た男の人を捕まえればいいのかな?)
だったら屋敷に近い方がいいのだろうか。
「うーん…」
額に皺を寄せて唸る。そんな時だった。
ずくんっ。
「あっ」
(何っ? お腹、急に疼いてっ)
急に子宮が疼き始める。
腹の中に焼き石でも突っ込まれたみたいだ。
「やっ、これぇっ、んんっ」
寝巻きの上から股を押さえる。
じゅくぅ、とお漏らしをしたように水滴が零れた。
むわり、とリオの甘い体臭が雌の発情臭と共に鼻を突く。
『今は少し落ち着いているけど、リオのお腹の種子ね。
すぐにまた疼き始めるわよ。そうなったらもう抑えられないと思う』
ネーアの言葉が脳裏で再生された。
(こんなに、疼くだなんてっ)
ずくんっ。ずくんっ。ずくんっ、ずくんっ、ずくんっ――
「あっ、やだっ、やだぁっ…! 我慢出来ないよう!」
劣情にまみれるように、下着の内側へと指を滑らせる。
「にゃぁっ!?」
ぐちゅぅ。卑猥な音がしてヴァギナに電気が走る。そこは既にどろどろだ。
(こ、こんなに濡れて…それに、すごい敏感になってるっ)
思い切って指を割れ目へと差し入れた。
「あっ、!? はぁっ…!」
膣壁に爪先が擦れ、蕩けるような快楽が走る。
それは脊髄を駆け上り、リオの脳へと達する。
性的快感に脳内麻薬が分泌され、頭がくらくらした。
(きもち、いいっ)
快楽が理性を削り取る。
リオは我慢出来ずに、二本目の指を挿入した。
じゅくり。
「んにゃぁんっ」
膣が圧迫され、二本の指が締め付けられる。
敏感になった肉ヒダは窮屈そうな二本の指の形を鮮明に感じ取る事が出来た。
(アソコ、気持ちいいっ、止まらないよぉっ)
ぐちぐちぐちぐちぐちっ。
「はぁっ! にゃっ、あぁっ! んんっ! はあっ!
いいっ! 気持ちいいっ! オナニー気持ちいいよぉっ」
二本の指を捻り、或いは爪先で肉のチューブを内側からガリガリと削る。
そのあまりの快感。目の前が霞み、心地良い興奮が体を満たす。
寝巻き姿で、こんな朝早くから、魔物が徘徊する森の中でマスターベーション。
正気じゃない。
(こんなのっ、おかしいっ、やめないとっ、私、変態さんになっちゃうっ)
だが指は止まらない。それどころかその動きは激しさを増す。
指は三本に増えていた。
捻り、掻き回すような動きは、ネーアに犯された時のようにピストンへと変わっている。
(奥っ、奥の方が、いいのにっ、届かないようっ)
あの長い触手で子宮に穴を開けんばかりの勢いで、ずこずこ犯されるのがいいのに。
いや、違う。今は子宮に、熱い体液を飲ませて欲しい。
溺れるくらい、破裂するくらい子宮を精液で満たして欲しい。
114 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:50:47 ID:53go2DFl
「んんっ! やあっ! 切ないっ、切ないようっ!
おチンチンっ、欲しいようっ! 指じゃ、いけないようぅっ!」
こんなに体は敏感なのに、全然達する事が出来ない。
肉壷を犯す指はもう四本になっている。
あの巨大な触手を受け入れた所だ。フィストファックオナニーでもしてやろうか。
だがどれだけハードなプレイをしても根本的な解決にならない。
この状態は、アドニスの種子が成長の為に男の精を欲しているから起きているのだ。
男と交わり、膣内射精されない限り収まらないだろう。
そう考えるとぞっとした。
それまでこの状態が続くなら、きっと自分は発狂してしまう。
「やだっ、やだっ、やだあっ!」
いや、もう狂っているのか。
リオは気付いていない。未成熟な性器に自分の腕が差し込まれている事に。
それでも貪欲に快楽を貪る。
空いた手で乳首を抓り、或いはクリトリスを抓る。
それも千切り取らんばかりの力だった。
「んにゃあぁぁぁぁっ!!!」
激痛と、それ以上の快楽に背筋が弓なりに反れる。
だがそれでもイけない。子宮に根ざした種子が、アクメを阻害しているのだ。
(いやあぁっ!! イけないっ! どうしてぇ!!?)
「やらぁっ! やらぁ! イけないっ! イかしてよぉっ!」
リオはこの時、獣だった。
だらしなく口を開き、涎が垂れ、瞳は虚ろ。
『イかして』か、『おチンチン』か、『セーエキ』のどれかしか言葉にしない。
精神崩壊の寸前。
だから彼女に近付く人影にも、気付く事は出来なかった。
「……こりゃたまげた」
「おいおい。まだガキじゃねーか」
「こんな小便臭そうなガキがこんなところでオナってるって、世も末だなぁこりゃ」
男の、声が聞こえた。それも三人。
「ふぁあ…?」
リオは虚ろな瞳で、この場に現れた三人の乱入者を見る。
騎士甲冑を着てはいるものの薄汚れた装備。剃り残した無精髭。
エリート揃いのリビディスタとは少し風体が違った。
『さっきもさぁ、むさいオッサンが三人でいきなり絡んできたのよ?』
先程出会ったばかりのメデューサの話を思い出してた。
(あ、この人達が…そうなんだ…)
「…おい。このチビまじでやばくないか? 薬でもやってんじゃないのか?」
「そうだな、そうじゃないとこんなアブねー真似、出来ないわな」
「おーい嬢ちゃん。大丈夫かー? おじさん達が家まで連れてってやろうかー?」
リオは男達の言葉を聞いて無かった。
突然の事態に思考が追いつかない。
(――男の人)
思考は追いつかない――が、本能は追い付いた。
『どろり』と体の内側からどす黒い衝動が溢れ出す。
それはネーアと交わっている時にも起きた感覚だ。
自分が、自分ではなくなっていく感覚。
爛れた情欲が心を満たし――ついには体をも犯していく感覚。
「あ、はぁぁ…」
熱い吐息を吐き出す。
湯にのぼせたように頭がぼやける。快楽を貪りたいという意思が体を突き動かした。
「…おい、なんかこいつ、雰囲気変わってないか…?」
「あ、ああ…」
115 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:52:30 ID:53go2DFl
「こいつ、目が…オッドアイなのか? 珍しい…」
男達がうろたえている。
それだけではない。欲情しているのだ。この体に。
(あは。メデューサのお姉さん可哀相。
このおじさん達、私みたいな小さな女の子で、欲情してるよ?)
それは種子から放たれる催淫香のせいだ。
だがそれだけではない。リオ自身の匂いのせいでもある。
この時リオの体は、確実に変化を始めていた。
『アネモネとしてではなく、別の何かへ』と。
「おねがいしますぅ…私のここ…おじさん達の逞しいおちんぽで鎮めて下さいぃ♪」
立ち上がり、自ら割れ目を開きながら猫撫で声でおねだり。
リオのヴァギナはドロドロだ。
肉ビラが露出し、オスをねだるようにヒクヒクと脈打っている。
未成熟だと思われる少女の性器に、剥き身の貝を思わせるような生っぽさがあるのだ。
そのギャップに、男達が生唾を飲み込んだ。
全員股間のイチモツを膨らませているのが手に取るように分かる。
嗅覚まで敏感になっているのか、三人の先走りの匂いすら判別出来た。
「あは。もうびんびんじゃないですかぁ? 遠慮しなくていいんですよぉ?
私の、幼女の生おマンコにこってりザーメン好きなだけ注いでいいんですよぉ?」
「…ち。最近の若いもんは全くけしからんな」
「ほんとうだ。すけべで。破廉恥で。恥じらいってもんがねえ」
「そんなに犯されたいならやってやるよ。
俺達は元は傭兵でな。貰えるもんは貰う主義だ」
「あぁん…ありがとうございますぅ♪」
「ああ畜生ガキの癖に色っぽい声出しやがって!」
乱暴に突き飛ばされる。
逞しい腕が自分を押し倒した瞬間、汗と雄の匂いを嗅ぎ取り、胸が高鳴った。
心地良い動悸が体を支配して、『にゃぁん…♪』と再び媚びる声を上げてしまう。
「やべぇ。むっちゃ興奮してるぜ」
「ああ、このチビ、良く見ると上玉じゃねえか。
髪とかピンク色だぜ? 珍しい」
「それにこの匂い、たまんねぇなぁっ」
男達の手が無遠慮に触れる。
肩を撫で、髪を触り、脇の匂いを嗅がれる。
それはネーアに比べて乱雑で、時に痛みを催す。
だがこのレイプ紛いのシチュエーションに、リオ自身も酷く興奮していた。
欲情した男達から匂い立つ発情臭にこちらも発情する。
我慢できなくなって男のうちの一人から、不意打ち気味に唇を奪った。
「んっ…! ちゅっ! じゅるっ! ちゅううっ!」
「おーおー。嬢ちゃんやるねぇ」
「こいつの口臭いだろ? 昨日俺のチンコしゃぶらせたからな!」
横合いから掛けられた言葉の意味が一瞬分からなかった。
だが彼ら全員から、彼らの精の匂いがごっちゃになって交ざっているのが分かる。
何か理由があったのだろう。どうやら彼らは男同士でしていたらしい。
尤も、今のリオにとってそんな事は大した問題じゃない。
彼らがホモだろうが両刀だろうが興味はない。
だが出してしまったのなら、今回得られる精の量も大した事ではないのでは?
と実に『魔物らしい』思考が脳裏を掠めた。
(だったら、しょうがないかなぁ…)
悪いとは思うが、『搾り取る事になりそうだ』。
下手をすると死んでしまうかもしれない。
(仕方ないよね? だっておじさん達は、私の『獲物』なんだから)
どろり、と黒い衝動が体を駆け巡る。
自分を犯す筈の屈強な男達が、哀れな子羊に見えてきた。
彼らは、食べられる方だった。
116 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:54:22 ID:53go2DFl
それを自覚した瞬間、リオの中で何かが目覚めた。
全身を巡る父と母の血、そのうちの片方――母の血がざわつく。
同時に体が作り変えられていく。
リオに流れる『血』が、少女の体をより相応ものへと変えていく。
例えば唾液。
分泌量が増え、匂いが濃厚になった。
それを人間に飲ませればあっと言う間に欲情し、理性を失った獣へと堕ちる。
「ぐっ、はっ、はあ! このガキ! ディープキスとか、生意気なんだよっ!
もう、犯してやる!」
「お、おい、いきなりどうしたんだよ?
ガキに唇奪われたのがそんなにショックだったか?」
キスをした男は、目を血ばらせ、鼻息を荒くし、傍から見ても正気ではなかった。
鬱陶しそうに鎧を外し、下半身を露出させる。
取り出された肉棒は臍まで反り返って、天を向いていた。
(あ、お父様のよりも…おおきぃ♪)
小さな鼻が雄の匂いを嗅ぎ付ける。
ペニスの先から漏れる濃厚な精の気配を感じて、全身を駆け巡る『血』が歓喜した。
自ら足を開き、挿入しやすいように指でヴァギナを開く。
テラテラに濡れた肉ヒダが――蠕動する肉壷の内側まで露出される。
それでキスをされた男の理性は粉砕された。
「このっ、メスガキがっ」
ずりゅりゅぅっ。
「んにゃぁぁぁんっ」
毛の生えていない幼い割れ目を、男の肉槍が貫く。
(あはあっ! おチンポっ! お父様以外のおチンポ!
私食べちゃってるよぉっ! ふわっ! いいよぉっ!)
餓死寸前にありつけた食事は美味の一言だった。
散々焦らされ、敏感になり、高められた性感のせいだろう。
挿入されただけで達しそうになる。
雄の交わりを知覚して、アクメを阻止していた種子が神経の束縛を解放したらしい。
自分の体がイけるようになったと、リオは本能的に理解した。
「う、おっ!? こいつっ、絞め付けがっ」
一方リオに『食べられている』男は少女の肉壷に自慢のブツをしゃぶられ、狼狽していた。
声を裏返して、必死に快楽に耐えているのが分かる。
(おチンポ、びくびくしてるぅ♪ もういきそうなんだぁ♪)
「我慢しないでいいんですよぉ? 私のおマンコの中で、思う存分ズコズコしてくださぃ♪」
正常位の状態から足を男の腰へと絡ませ、引き寄せる。
人外化が進んでいるのか、密着した腰は力強く固定され、離れそうに無い。
ぐちぃっ。
「んにゃぁん♪」
勢い良くペニスを咥え込んだ事で子宮口にペニスが食い込んだ。
その衝撃に体が痺れ、反射的に催淫効果を持った吐息を男の鼻っ面へと吹きかけた。
とろん、とした目で、男の瞳を見詰める。
男の黒い瞳に映りこんだリオの右目――その瞳が青と赤に明滅していた。
リオは本能的に理解した。
この赤い瞳には魔性が宿っている。
母親から受け継いだこの瞳は、男を誘惑し魅了する力がある、と。
「く、くそぉっ!」
じゅっぷ、じゅっぷ、じゅっぷ!
「あっ!? にゃっ! んあんっ!」
この男も例外ではなかった。
リオの瞳に、匂いに、唾液に、体に、魅了されてしまった。
今思えば、父親のグリーズはとうの昔からリオに宿る魔性に魅せられていたのだ。
だからこそ近親相姦などという非行に走った。
117 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:56:24 ID:53go2DFl
(私のせいだったんだ…)
真実を理解して愕然とする――だがそれも一瞬だ。
(ふふ。実の父親を無意識の内に誘惑するなんて、私の体すごい♪)
倫理や常識を覆す魅力が、この体には詰まっているのだ。
武芸の街に住む男達――脳が筋肉で出来ているような人間などひとたまりもない筈。
現に目前の男も、この幼い体に夢中になっているではないか。
「はっ! はっ! すげっ! 幼女のマンコっ! 最高だっ! おっ! おおおっ!」
「んにゃっ!? あっ! そこっ! いいっ! 奥っ、いいのぉっ!
おじさんっ! もっと突いてっ、んあん! もっと突いて下さぁい!」
ごつごつと膣の最奥を小突き上げられ子宮が悦びに打ち震える。
種子が根を張り、その上でさんざん焦らされたそこは性感帯の塊だ。
ガチガチの肉竿に一突きされる度に、蕩けそうな快楽が溢れる。
本当はもっとペニスの感触を味わいたいのに、快楽を貪るのに夢中になってしまう。
細い腕を男の首へと回す。両手の指を組んで男の首に引っ掛けた。
こうすれば自重を少しは軽減出来る。自分から、腰を動かす事が出来る。
試しに腰を使う。
父親に散々躾けられた体だ。やり方なんていくらでも知っていた。
男の突き込みに合わせて、自分から腰を迎えに行く。
「う、うぉおっ!?」
「んっにゃぁん!?」
ずんっ。と子宮が振るえ、頭が一瞬白む。
膣が収縮し、ペニスをぎちぎちと咥え込んだ。
(あはぁっ、これぇ、いい♪)
ぱつぱつぱつぱつっ!
恥骨同士がぶつかり合が当たりに響く。
男の首にぶら下がるリオの体が、激しいピストンによって上下に揺さぶられる。
痛いほど勃起した陰核が男の陰毛に覆われる肌とぶつかり合う。
痺れるような快楽が脳髄を走り抜けた。
「あっ! あっ! すごっ! いっ! よっ! おじさんのっ!
私のしきゅーっ、ごつごつ叩いてっ! んあっ!?
あはぁっ! あっ! にゃっ! にゃぁ! いぃ! いい!
もっとぉっ! もっとぉごつごつしてぇ!」
「おっ! おおおっ!! はぁぁあ!」
ぱたっ、ぱたたっ。
獣のような咆哮を上げる男から零れた唾液がリオの顔に降り掛かる。
発情したオスから流れるそれには精液ほどとは言えないが多量の『精気』が詰まっていた。
試しに口を開いて彼の唾液を飲み込むと、まるで酒でも飲んだかのように体が熱くなる。
男の精が、美味い。
(あ…私、ひょっとして…)
ここに来てようやく。リオは自分の正体に勘付き始めた。
いや、自分の正体というより自分に流れる血か。
だがそれも吹けば飛んでしまいそうな思考だった。
「あっ! あっ! あっ! あんっ! あっ! にゃっ!」
子宮を揺さぶられる激しいセックスに、再び夢中になってしまう。
そしてそんな交わりを見て、周りの二人も居ても立ってもいられなくなったらしい。
「…もう我慢できん」
「ああ……くそっ、昨日あんだけ抜いたのに…」
いそいそとペニスを取り出すと、乱雑に扱き始めた。
(あ、おチンポ、しこしこしてるぅ♪)
自分をオカズにオナニーをしている。
その事実がリオの自尊心を充足させた。
「はっ! ああっ! もっ、でるぞっ! 中出し、しちまうぞ!」
「あっ! あんっ! はいっ! リオの中にっ!
幼女の子宮に新鮮ザーメンどぴゅどぴゅしてくださいっ!
あっ! あっ! あっ! あっ! あん! にゃん!
膣内射精してっ、おじさんのせーえきで種付けしてくださいぃっ!!」
卑猥な言葉で男達の神経を煽る。
その声にすら魅了の力は宿っている事を知っていた。
118 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 17:58:31 ID:53go2DFl
男達の理性はリオの猫撫で声に犯され、麻痺している。
大量の脳内麻薬を分泌し――そして果てた。
「うっ、ぐっ! うおおぉぉぉっっっ!!!」
咆哮を上げ、子宮口に亀頭を食い込ませる。
ぎちり、と子宮の入り口が軋む音を聞いた気がした。
びゅるっ! どぴゅどぴゅどぴゅっ!
「んにゃっ!? にゃああぁぁぁぁぁぁぁああぁぁっ!!」
(出てるぅっ! リオのしきゅーにっ、こってりザーメン流れ込んでくるぅ!)
熱い。ぐつぐつと煮立った濃厚な媚薬を直接腹の中に流し込まれている気分だ。
新鮮で濃厚な精を含んだ白濁液が子宮壁にぶち当たると、蕩けるような感触に襲われる。
(中出し、気持ちいいよぉっ! すごすぎるよぉっ!!)
「あっはぁっ! イッちゃう!
リオ射精されてイっちゃ、んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ!!!」
びくん! びくんっ!
アクメを迎えたリオの体が痙攣する。
きゅうきゅうと子宮が収縮する感触が破滅的なまでに気持ちいい。
父親に犯された時とは全然違う。
膣内射精なんておぞましくて、気持ち悪いだけだった。
ところが今はどうだ。気持ちいいだけだ。
(これが、セックス…! たまんない…っ、癖になっちゃうよぉ♪)
「この、ガキの癖にエロ顔しやがって!」
「どろどろにしてやるっ!」
びゅるびゅるっ! どぷどぷどぷどぷどぷっ!
「んにゃあぁぁぁぁっっっ…♪♪」
だらしなく弛緩させていた少女の顔に、両脇からスペルマのシャワーが降り注いだ。
その熱さ。粘っこさ。匂い。そしてそれに凝縮された精気にうっとりとする。
その表情は、堕ちたメスそのものだった。
どくんっ。
「にゃぅっ…!?」
突如、子宮の奥が疼いた。
どくどくと、まるでそこに心臓があるかのように脈動し続ける。
アドニスの種子が精液を吸収し、成長しているのだ。
神経の根が更に深く子宮を犯し、膣を犯し、内蔵を犯し、体を作り変えていく。
陰核が膨張し、膣の肉ヒダが深く、複雑になる。
平坦な胸の丘陵に膨らみが生まれた。
全身が敏感になり、種子から発するアドニスの催淫フェロモンの香りが強くなる。
アネモネへと徐々に変化しているのだ。
しかも肉体の変容はそれだけに止まらない。
(体が、熱いっ)
成長する種子と同調するように、全身が火照ってくる。
まるで体を流れる血が、沸騰しているようだ。
「んにゃあぁぁぁぁっっ!!!」
吼えた。自分が変わってしまう。その恐怖に。
その期待に。
唐突に、視界が真っ赤に染まった。
赤と青に明滅していた右目が、赤一色へと変わる。
ぎちぎちと八重歯が伸び、立派な牙になる。
パジャマの背の部分が引き裂かれ、その内側から蝙蝠の羽が飛び出した。
「っ!? なんだ、こいつ!」
「人間じゃなかったのかっ!?」
119 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:01:16 ID:53go2DFl
顔中にスペルマのパックをしてくれた男二人が狼狽している。
ぼんやりとした様子で彼らの顔を眺めた。
ぴょこん。そんな可愛い音がなった気がする。
頭がなんだかむず痒い。試しに触ってみればそこには何かふさふさとした感触が。
「にゃぁ?」
三角形をしたそのもさもさは引っ張るとぴんと突っ張って僅かな痛みを覚えた。
男二人が顔を引き攣らせる。
彼らの目には。
『猫耳を生やした悪魔にしか見えない幼女が映っていた』。
(あー。やっぱり…私、悪魔だったんだ)
完全に魔物として覚醒した自我が、自身が何者であるかを本能的に理解した。
リオは男の精を食らう悪魔――いや、淫魔と言った方が分かりやすいか。
しかも混合種だ。
『ネコマタ』だったか。それと『シュトリ』と呼ばれる読心術に長けた悪魔。
どちらも異国から流れ着いたモンスターで、自分はそのハーフらしい。
それが人間と交わり、何代も何代も世代を移し、血が薄れ――今のリオが居たのだ。
(『ネコマタ』と『シュトリ』と、人間と――それにアドニスの種まで植え付けられて…)
全く、ちゃんぽんにも程がある。それに如何わしい種族ばかりだ。
甘い体臭も。赤い瞳も。このピンク色の髪も、きっとそれが原因なのだろう。
今になって淫魔として覚醒したのもある程度予測がつく。
子宮に寄生したアドニスの魔力と反応したのだ。
ネーアと交わった時から、精神的にも肉体的にもおかしかったので、時期的にも符合する。
(あはは。道理で…お母様がああいう仕事をするわけだ…)
そういえば、ネーアは母親の事を知っているような口ぶりだった。
エッチの時に、この体に淫魔の血が流れている事に気付いたのかもしれない。
(まあ、別にいいかな。そんな事は)
そうだ。そんな事より、今は他にすべき事がある。
「このチビっ、騙しやがったなっ」
「ガキだと思って油断したぜっ」
二人の男が剣を抜いた。それを冷ややかな目で見詰める。
リオの体は今し方セックスした時の体勢のままだ。
正常位で組み敷かれ、自分で男の腰に足を絡みつかせ、身動きが取れない。
まあ、その男も、精気を吸収されたせいで泡を吹いて気絶しているわけだが。
実質二体一には変わり無い。
しかも向こうは修羅場をくぐってきた傭兵上がりの騎士。
まともに戦えば勝ち目は無かった。
尤も、最初から戦うきなど無かったが。
「おじさん達は、私とエッチしてくれないの?」
「舐めるなよ…! 人間じゃないって分かったらこっちも容赦しねえ!」
「その通りだ! あーしかし俺達女運ねえなーおい!
きれーな人間のねーちゃんが抱きたいぜっ」
「そんな事言わずにね?『私としようよ』」
言葉に魔力を乗せる。
淫魔の囁きはそれだけで人間の理性をたやすく削り取る。
それを、紅く染まった両目で後押ししてやる。
魅了の魔術だ。魔術に精通しているものなら防御のしようもあるだろう。
だがこの三人の男達に、それを防ぐ術は無かった。
「……あ…う…」
交わる視線を通して、リオの魅了の魔術が二人の男に叩き込まれる。
二人が握り締めていた剣が、同時に滑り堕ちた。
「ふふふ♪ そう、いい子♪ 私、おじさん達の事好きになっちゃうかも♪」
あー、と痴呆のように二人の男が呻いた。
その瞳は、ガラス玉のように虚ろだ。
男達はリオの据え膳と化していた。
「くすくす♪ 本当に美味しそう♪」
最早リオの目には男達は餌にしか映っていない。
120 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:03:28 ID:53go2DFl
この時少女は気付いていなかった。
自分の心が、すでに人でなくなっている事に。
(体、熱い。力が、漲ってくる♪)
生まれ変わったようだった。
だがその力は邪悪なものだ。魔物として、人を喰らう為の力だ。
その力をどす黒い衝動の赴くままに行使する。それが何と心地良いか。
(あはっ。気持ちいい♪)
殺気を漲らせていた男達がリオの魅了の魔術に心を食われ、呆然としていた。
レイプする――そう宣告されればそれに大人しく従い、時が過ぎるのを待つ。
心を殺して、人形のように言いなりになる――あの頃とは違うのだ。
今は、その逆。食う側なのだ。
リオは思わず笑みを浮かべた。
幼い顔が歪む。それは本物の悪魔の笑み。
快楽を得る為なら人を貶める事も厭わない、そんな極悪人の笑み。
(…このおじさん邪魔)
繋がったままの男を蹴飛ばす。
がす。男の体が宙を舞った。
「え?」
リオの方が目を丸くした。
蹴られたボールのように、気絶していた男は遥か後方へと吹っ飛んだのだ。
そしてノンバウンドで数メートルほど飛行した後、木の幹にぶつかってやっと止まる。
「え? あれ? やりすぎちゃった?」
さっきのセックスで誤って『吸い過ぎた』せいで彼に精は残っていない。
用済みなので多少手荒に扱っても大丈夫――そうは思ったがまさかあんな盛大に飛ぶとは。
(力の加減、難しいなぁ)
ひょっとしたら、戦士としての父親の血が影響しているのかもしれなかった。
剣神とまで謳われた男の娘なのだ。
人外化の影響もあって、今の肉体のスペックは予想以上に高いらしかった。
(剣も魔術も使えなかったのに、人間止めたらその両方が同時に出来るようになるなんて)
なんとも皮肉な話だ。しかも力を持て余している。
「ふふふ。だったら、おじさん達は練習相手かな?」
無害化した男二人を見据えて、ふと気付いた。
「んー。この格好じゃあんまりかなぁ?」
白のネグリジェを見下ろすと、腕を組んで考える。
折角淫魔になったのだからもっと色っぽい格好の方がいいだろう。
それにこの服は嫌いだ。
外に出る事が少なかったリオは、寝巻き姿でいる時間が多かった。
このネグリジェもそう。愛用していたのだ。
つまりこれは人間の――あのひ弱なリオ=リビディスタの証のような物なのである。
「おじさん達ちょっと待っててね?」
ぴょん、と反動を付けて起き上がる。寝そべった猫が飛び起きるような動きだ。
相手をしてもらう筈なのに待ち惚けは少し可愛そうだが、ちょっと我慢してもらおう。
(? 人間止めても、そういう気遣いは出来るんだ? 変なの)
まあ、どっちにしろ食べるものは食べるのだが。
リオは男達の目前で服を脱ぎ始めた。
衣擦れの音を響かせながら、幼子の肢体が晒される。
丸みを帯びた肩。
肩甲骨辺りから伸びる一対の羽。
平らだったバストは、幼子、というよりも成長途中の女子のそれだ。
押せば返しそうな膨らみは、人の頃に比べれば二周りは大きくなっている。
ブラを付けても良いほど成長していた。というか多分姉よりも大きい。
やせ細っていた腹や尻、太股は僅かに肉付きが良くなった。
それなのに腰の細さはそのままで――幼い体が僅かに色っぽく成長したのが分かる。
尾てい骨から伸びた猫の尻尾と矢じり型の尻尾が、色気にアクセントを加えていた。
(…何だか『また』やらしい体になってる気がする)
『リオっちってさ、何だか発育いいよね?
そのオッパイとかパセットよりも大きいんじゃない!? けしからん!』
121 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:05:26 ID:53go2DFl
パセットが以前そんな事を言っていたのを思い出す。
そんなに気にする事でも無いだろうに。やっている事はどんぐりの背比べだし。
それが今では――可哀想に。今では確実にこちらの方が大きい。勿論胸の話である。
まあそれは兎も角。
脱いだ服を陽光に透かせる。
(少し勿体無い気もするけど…人間を止める、踏ん切りくらいにはなるかな?)
軽く上方へとそれを投げ放った。
風に吹かれ、重力に引かれ、芯を持たない衣服がひらりひらりと落ちる。
その瞬間、リオが目を見開いた。
赤い瞳の中で縦長の瞳孔が細まり、頼りなく宙に漂う衣服を捉える。
「しゃっ!」
目にも留まらぬ速さで、上方の空間を引き裂いた。
僅かに遅れてバラバラに引き裂かれた、ネグリジェだった物が舞い落ちてくる。
「あはっ♪ 上手く出来た♪」
陽気に笑い、自分で喝采する。
その指先からはナイフかと思うほど鋭い、紅い爪が伸びていた。
これで宙に舞った寝巻きを切り裂いたのである。それも一瞬で。
昔、稽古場にいた父親に見せてもらった芸なのだが、それを真似してみたのだ。
やはり自分は父の娘だ。健康的な肉体なら戦士として戦う事も出来る。
「――これで、すっきりしたかな? さよなら、過去の私」
さよなら弱い私。
さよならパセットちゃん。
さよならお父様。
さよならお義母様。
さよならお姉様。
そしてこんにちわ。淫魔の私。
(さあ。想像しよう。良家のお嬢様が不良になって、淫魔へと身を落としたら)
そんな娘はどんな格好が似合うだろうか。
頭の中でイメージを膨らませると、欲望に忠実な魔力はすぐに反応した。
黒い霧が溢れ、眩しい少女の裸体を包む。
それは黒いワンピースとなって具現化した。
幼い体のその手を。肩を。胸を。腰を。黒い生地となって包み込む。
生地の裏側には多量のフリルを。
ブーツはパンプスだ。
下はどうしようか。黒のガーター?
流石にまだ似合わないだろう。もうちょっと成長したら付けてみようと思う。
だからそれまでは黒のストッキングで代用。
頭には勿論ヘッドドレス。
それも猫耳の可愛らしさの邪魔にならない程度に、つつましいサイズだ。
「――こんな感じ、かな? おじ様方、いかがかしら? なんちゃって」
スカートの端を摘み、くるり、とその場でターン。
涎を垂らして『待て』の状態である男二人の顔色を伺う。
彼らの瞳には、黒いゴスロリ服を着、猫耳を生やした悪魔が映っていた。
男の目を鏡代わりに、リオはポーズを付け、角度を付け、自身の姿を吟味する。
何しろ生まれ変わった自分のデビュー戦。
淫魔として、女として、格好に手を抜く訳にはいかなかった。
「――色気が足りない」
ぽつりと呟いた。
これでは只のゴスロリ娘だ。
ワンピースの内側から羽や尻尾は生えているが、それだけじゃ味気無い。
何よりこれは人間の着る服だ。
(もう少し、淫魔らしくならないかな?)
再びイメージ。ゴスロリ衣装は脛付近以外を殆ど覆ってしまう。
それでは淫魔の肉体が隠れてしまって、意味が無い。
122 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:07:50 ID:53go2DFl
そうだ。スカートを切り裂いてしまおう。
再び黒い霧が溢れ出す。
黒いつむじ風が軽くスカートを撫でた。するとどうだ。
スカートの前面と後ろ側に大きく裂け目が出来る。スリットだ。
そうだ。胸元も少し開けよう。
自慢できる程のものではないが、喉、首元、それに丸い肩を見せればそれだけで色っぽい。
黒い霧がゴスロリ服を削り取り、胸元と肩の生地が消滅。
黒のパンプスも何だか味気ない。その先端にデフォルメ気味のドクロの飾りを添える。
そうだ。どうせなら背中もばっくりとやってしまおう。
ワンピースの背中側がVの字に切り裂かれ、見る見るうちにその面積が狭くなる。
生地は腰の辺りまで消滅し、羽の生え際どころか肩甲骨、それに背骨までが見える。
スカート部の背面のスリットからは二種類の尻尾が顔を覗かせる。
悪魔の尻尾にはピンク色のリボンを。猫の尻尾には鈴を取り付けた。
スカートの切れ込みは長く、深い。
尻尾が少しでもスカートを押し上げれば、その向こうにある桃尻が見えそうになる。
前面もそうだ。
スリットは内股まで伸びており、見る者が少し屈めばその内側を覗いてしまうだろう。
下着はいらない。
その方が、男達は喜ぶし、こっちも興奮する。
何よりセックスをする時に脱ぐのが面倒臭い。いや、ずらせばいいのか。
それともパンツごと挿入? それも一度やってみたいかもしれなかった。
(ふふふ。私もすっかり変態さんだね)
そうだ。色っぽさと言えばこの髪、もう少し長い方がいいだろうか?
短い方が動きやすいが、セックスの時、長い方が跳ねたり波打ったりして面白い。
何より髪型だって好きに変えられる。
(よし、やろうっと)
髪質はそのままストレートで。長さは肩に掛かる程。
リオのイメージと同調して黒い霧が桃色の髪にまとわり付いた。
その髪が霧を吸収して、しゅるしゅると伸びていく。
「これでいい、かな? ――あ、あれ?」
伸びた髪を一房手に取り、視界内へと移動させてみると、期待していたものと少し違った。
黒い霧で延長した部分は、鮮やかなピンクではなく濃い紫色だったのだ。
どうやら魔力で編み出した髪は、本来の色とは違ってしまうらしい。
「…ピンクがいいのに」
(ネーアさんも、パセットも褒めてくれたから)
まあよしとしよう。グラデーションが掛かった髪も中々面白い。
色も、艶っぽさという点ではクリアーしている。
でも髪は自力で伸ばして、最後には全てピンク色にしようと思った。
「さあ、今度はどうかな?」
完成した淫魔の姿で再びターン。スカートは摘まない。
自由気ままに手を広げ、回転する。
広げた上腕の下、健康的な脇が剥き出しになる。
バイオレットの髪先の下から、うなじが覗く。
尻尾の下から、愛らしい尻肉が弾むのが見えた。
風に煽られたスカートが僅かに翻り、毛も生えていない少女の性器が晒される。
それらは全て一瞬。
ターンが終われば、爽やかな陽光の下、リオの甘いフェロモンが辺りに香っていた。
悪魔『シュトリ』の読心の力が、男達の精神を読み取る。
さっきの只のゴスロリ服より、遥かに興奮しているようだった。
「……はぁ……はぁ……」
興奮の吐息を放つのは、は男達だけでない。リオもだ。
生まれ変わったこの姿に、気分が高揚している。
「ふふふ。どうですか? 私のこの姿…気に入ってくれましたか?」
高鳴る胸の動悸が、興奮が心地良い。
散々待たしてしまったのだ。魅了の魔術で精神支配しなくても、押し倒されるだろう。
というか精神支配を解いた。
123 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:10:03 ID:53go2DFl
「待たせちゃってごめんなさい」
悪びれる風でも無く謝り、だがその代わりに地面に四つん這いになった。
尻側を男達の方へと向け、背中越しに視線を送る。
眉をハの字に寄せ、何かに期待するように濡れた瞳。
愛らしい口から、はあ、と熱い吐息を漏らし、興奮に頬を紅潮させている。
そんな、歳に似合わない流し目を男達に送った。
「もう、『いいですよ』?」
両腕と膝で体重を支え、尻を高く持ち上げる。
スリットの向こうから生える二本の尻尾がスカートを割り開き、ぷりんとした尻を見せた。
「にゃぁん…♪」
尻尾と一緒に尻をゆらゆらと揺らす。
ちりちりと鈴の音が響き、スカートの中からリオの甘い匂いが撒き散らされた。
そこで二人の男は獣へと身を落とした。
***
先を争うように二人の男が同時に手を伸ばす。
折角作り出したゴスロリモドキの服を引っ張られ、皺が寄ってしまった。
「はあっ! はあっ! たまんねっ! 幼女の体っ」
「きゃぁんっ♪」
ベタベタと汗まみれの手で衣服の中へと入り込み、無遠慮に撫で回される。
膨らみかけの胸を力強く揉みしだかれ、僅かな痛みを感じるが、それでも淫魔の体は反応。
じゅくり、とヴァギナから蜜を吐き出す。
「あぁんっ♪ はやくぅっ、おじ様達のおチンポ、リオにハメハメして下さいぃ♪」
何もまぐわりが待ち遠しかったのは男達だけではない。リオ自身もだ。
先程の男は飢餓感に耐え切れず、一瞬で吸い尽くしてしまって『味わう』暇も無かった。
だが今は違う。
体が完全に覚醒した今なら、性欲に振り回される事も無い。ある程度なら抑制出来る。
つまりじっくりと、男達の精を味わう事が出来るのだ。
それをさっきから期待しているのだから卑猥な言葉の一つも出てしまう。
「このっ、雌ネコがっ! なら遠慮無くくれてやるよ!」
ずりゅりゅぅっ!
「うにゃぁぁあぁっ!!?」
(あ、熱いっ、これが、男の人のおチンチンっ)
一息に突っ込まれた肉棒の感触に思わずうっとりしてしまう。
肉ヒダをかき回す立派な雁首。
子宮口を穿り返す亀頭。
胴の弾力。それに熱さ。
何よりもそれに詰まった精気の濃度に淫魔の本能が涎を垂らした。
「おいしっ、美味しいよぉ♪ おじ様のおチンポっ、美味しすぎるよっ♪」
肉棒を味わおうと膣に力を込める。
敏感な膣はエラの深さ裏筋の感触、浮き上がった血管にいたるまでその形状を把握する。
(あっ、このおじさんのチンポ、長ぁい♪)
さっきからぐりぐりと子宮口が抉られている。
これでがつがつと犯されたらどれだけ気持ちいいだろうか。
「はぁっ! くそっ! ただのビッチだと思ってたら、なんて絞め付けしてやがるっ!」
挿入しただけだというのに男は息を切らしている。
乱暴に犯されると期待していただけに、肩透かしを喰らった気分だった。
(ふふふ。面倒なおじさん。少し煽ってあげないと♪)
「にゃー…? おじ様、もうギブアップですかぁ?
ふふふ、だったら無理なさらなくてもいいですよぉ?
リオはぁ、もう一人のおじ様とエッチしますからぁ♪
そこで大人しく見ていてください♪」
「な!? なめんじゃねえぞっ、このメスガキ!!」
効果覿面。
プライドを傷付けられた男は挿入したままのイチモツは引き抜き、すぐさま撃ち込んだ!
124 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:11:59 ID:53go2DFl
ぐちぃっ!
「んにゃあぁぁああぁっ!?」
がつん、と子宮が揺さぶられ、快楽が弾けた。ハンマーで頭を殴られた気分だ。
「はあっ! はあっ! ガキがっ! 調子にっ! 乗ってんじゃねえぞ!!」
「あっ! にゃっ! にゃあぁ! にゃぁう!」
ぱつっ! ぱつっ! ぱつっ! ぱんっ!
(あはっ♪ やっぱりっ。おじさんの長チンポっ、子宮にがつがつ当たって!)
バックスタイルで犯される。
まるで畜生でも扱うように――いや半分そうなのだが、乱暴に扱われる事に興奮する。
それでなくても後背位というのはより深く結合出来る体位の一つだ。
さっきから、子宮に穴でも空け、とばかりにペニスが撃ち込まれ、昇天しそうになる。
(でも、やられっぱなしじゃ…ないっ)
イニシアチブを取られっぱなしというのは癪だ。
快楽を貪るのも悪くないが、やはり男を手玉にとってこその淫魔なのだから。
という事で反撃開始。
シュトリの力で、この男の弱点を探る。
(――ふふふ。やっぱり、基本は先っぽだよね♪ ――あ、カリも弱そう♪)
一人目の男でコツは掴んだ。同じ要領だ。
ピストンのタイミングに合わせて膣圧を変化させ、カリの部分を締め付ける。
「ぐあっ!?」
「あはっ♪」
背中越しに男の顔が快楽に歪むのを見た。
その表情に背筋がゾクゾクしてしまう。思わず、ぺろり、と舌なめずりをしていた。
「ふふふ。ここですかぁ? ここがいいんですよねぇ?」
背中越しに流し目を送りながら、腰を使う。
ペニスを咥えたまま捻り、絞め付け、或いは回転させる。
そうして膣圧をコントロールされた肉のチューブがピンポイントで男の弱点をつくのだ。
密度が濃く、彫りの深い肉ヒダを強く押し当てられ、擦られ、男は呻き声をあげた。
「あはっ…はぁっ…♪ あにゃぁん♪ ほーら、おチンポ、ぐりぐりぃー♪」
「ぐっ、このっ、うあっ! 畜生っ」
「はあっ! はぁ! おじ様は、楽にしてていいんですよぉ?
リオがぁ、ちゃぁんと気持ちよくしてあげますからぁ」
男を手玉に取る快感にリオは上機嫌になった。
あん、あん、と甘く喘ぎながら男を徐々に追い立てる。
挑発するように二本の尻尾をゆらゆらと振って――
「だから、調子に、のるんじゃねぇ!」
その二本の尻尾を一纏めに掴まれた。
予想外の衝撃がリオを襲う。尻尾が敏感だったのだ。
掴まれただけでびりびりとした官能が下半身へと流れ込み、力が抜けてしまう。
まずい――と思った瞬間には、力いっぱいそれを握り締められた!
「ぎにゃあぁぁぁぁっ!!?」
まるでクリトリスを思い切り抓り上げられたような衝撃。
激痛とそれを上回る快楽が二本の尻尾から同時に流れこんで腰砕けになってしまう。
あまりの刺激に、目がチカチカしていた。
(し、尻尾、こんなに敏感だなんてっ)
「へへっ、こいつはいいなっ、ほれほれ、さっきまでの威勢はどうしたぁ!?」
きゅっ! きゅっ!
「あっ!? にゃぁっ! それぇっ! だめぇ!」
リズミカルに尻尾を握り締められる。
そして力が抜けたところに再び強烈なピストンが開始された。
ぱんっ、ぱんっ、と恥骨同士がぶつかり合う音が響く。
「あっ!? にゃあぁっ!! だめっ! 変ににゃるぅ!
おかしくにゃっ――んあっ!? にゃんっ! あんっ! にゃぁんっ!」
「まだまだ、だぜ!」
「ひにゃぁっ!?」
羽の生え際にざらりとした感触。
125 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:14:01 ID:53go2DFl
(な、舐められてるっ! 私の羽、べろべろされてるっ)
尻尾を握りながら、男が舌を這わせてるのだ。
羽は尻尾ほど敏感では無いが、どうもその生え際は別らしい。
尻尾動揺、びりびりとした快楽が背筋を駆け上がり、脳を焦がす。
「あっ! あんっ! にゃんっ!」
バックで犯されながら。
「にゃっ!? にゃぎぃぃっ!?」
尻尾を弄ばれ。
「にゃぁあっ…!」
羽を舐めしゃぶられる。
(ダメぇ…気持ちよすぎるよぉ…!)
もう頭がおかしくなりそうだった。
このままプライドも意地も快楽に流されてもいい、そんな事を思った。
その時だ。
「おいおい、いつまで仲間外れにさせとく気だ?」
三人目の男が、イチモツを曝け出したまま眼前に立っていた。
快楽に濁った目で見上げると、三人目の彼は不敵な顔をしながらこちらを見下ろしている。
二人目と夢中になっていたせいですっかり忘れていたが、彼らは三人組だったのだ。
一人、ずっと待ち惚けにされていたのである。
「ほらっ、お嬢ちゃんっ、俺も気持ちよくさせてくれよな!」
「むぐぅっ!?」
快楽に喘ぐ小さな口に、容赦なく二本目の肉槍が突き込まれる。
(んにゃぁっ…このおチンポ…っ、凄い匂いっ)
体質だろうか。他の二人に比べて雄の匂いが濃厚だ。
咥え込んだ状態でもイカ臭い香りが鼻腔をついた。
昨日までの自分なら吐き出していたかもしれない。だが今は。
「んにゃぁ♪ ちゅっ、ちゅううっ…れろっっ…! はぁっ、臭チンポ♪
美味しい…ちゅるっ、じゅうっ…! 美味しいにゃぁ♪」
目の前に精気が詰まった玉袋が揺れている。
悪臭を放つペニスはそれだけ精気の濃度も高い。
ネコマタの本能が濃い精を嗅ぎつけて咥内の腐肉にメロメロになってしまう。
「こいつっ、美味そうに俺のしゃぶりやがって――うおっ!?
舌がっ、ざりざりしてっ、やべ!」
ピストンが開始された。
自慢の気を乱雑に掴まれながらのイマラチオ。まるでオナホールにでもなった気分だ。
「おらおら! もっと腰使えよこの発情ネコ!」
「淫魔じゃなかったのかよ? チンポ咥えてるだけじゃねえか!? この肉便器が!」
(私、レイプされてる♪ 輪姦されてるよぉ♪)
獣の姿勢で前と後ろからサンドイッチファック。
頭上から浴びせかけられる罵声。
自分が獣どころかただの道具まで成り果てた気がして――ぞくぞくした。
(あっ? おマンコ、きゅんきゅんしてきたぁ♪ イッちゃう、私イッちゃうよぉ♪)
もうどうでもいい。
このままペニスをしゃぶりながら、一度果ててしまおう。
だがその後は――
「はあっ! はあっ! 出るぞ! 中出しするぞ!
この淫売っ! 良かったなっ!? てめえの子宮に俺のザー汁注いでやる!」
「んむぅぅぅぅ!?」
ぎちり、と子宮口にペニスが食い込む音を聞いた気がする。
(おチンポ、中に入ってるぅ♪ 子宮に直出し、されちゃうぅ♪)
男の長めのそれはまさに肉槍となって子宮の中へとその先端にめり込んだのだ。
僅かな痛みと法悦。相反する刺激にリオは高みへと押し上げられた。
同時に男も果てる。
「ぐおぉぉぉぅっ!!!」
びゅるっ! どくどくどくっ!
(んにゃあっ♪ あついっ…! あついよおっ♪)
126 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:16:21 ID:53go2DFl
収縮運動する子宮の内側に精液が叩き付けられる。
アドニスの種子が体液を啜って成長し、更に精気を吸ってネコマタの本能が悦ぶ。
「くっ、こっちも出すぞおぉぉっ!!」
びゅくっ! どぷどぷどぷっ!
そして口の中に続けざまに吐き出される精。
(こっちは、とっても濃厚♪ 臭くて、ドロドロで、堪らないよぉ♪)
「ぐぁっ! はあっ! まだ、絞め付けんのか!?」
「はぁっ! 口マンコっ、たまらんっ! 搾り出されるっ!」
二本の肉棒を上と下の口でしっかり咥えて逃がさない。
絶頂の瞬間。粘膜同士を通して、彼らの肉体からも直接精気を吸い取る。
二人の男は射精の快感に酔い痴れながら、精を搾る取られるのだ。
――やがて射精を終えた男達は、どちらからともなくペニスを引き抜く。
そして荒い息を吐きながら、その場にへたりこんだ。
一度の性交でへばってしまう彼らが情けないとは言えない。
精気を吸われたせいで、消耗が通常の性交よりも遥かに激しいからだ。
ところがリオの方はと言うと。
「んぐっ、ちゅるっ――ごくっ――んくっ」
咥内に吐き出されたスペルマを舌の上で何度も転がして、味と臭いと感触を十分に愉しむ。
三人の中でもっとも濃く、美味なそれを愉しむと、ゆっくりと嚥下していく。
「ぷはぁ♪ 美味しかったぁ♪」
そしてあれだけの扱いを受けていたのにも関わらず眩しい笑顔を浮かべる。
――かと思ったら淫蕩な笑みを浮かべて、舌なめずりをした。
(ふふふ♪ それじゃ、今度は私の番だね♪)
散々犯されたのだ。お返してしないと気が済まない。
自分の口にペニスを突っ込んだ男に四つん這いで這いよっていく。
「ねーおじ様? リオ、おじ様のチンポ気にいっちゃった♪
とっても臭くて、濃厚な精気なんだもの♪ だから今度は下のお口で飲ませて♪」
「…まじかよ…少し、休ませ――あが!?」
萎えかかった肉棒を鷲づかみにして力を込めた。
男が痛みにのたうつ。それが何だか可愛くて、ぞくぞくして、うっとりと見詰めてしまう。
「あのね? おじさんの早漏クサチンポがもう役立たずっていうならね?
ここで握りつぶしちゃってもいいんだよ? でもそんな事したらおじさん死んじゃうし。
そんなの可哀想だから、こうやってお願いしてるの。分かるよね?」
「分かった! 分かったから勘弁してくれ!」
「ふふふ。そうこなきゃ♪ 足腰立たなくなるまで、エッチしようね♪」
楽しげに笑うリオの瞳が捕食者の目つきに変わった。
***
「あんっ♪ あんっ♪ あんっ♪」
森の中、少女の甘い喘ぎが響く。
リオが淫魔に覚醒してからもう一時間近く経とうとしている。
じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ。
卑猥な音を立てながら、彼女は三人目の男を押し倒し、騎乗位で繋がっていた。
熟練の娼婦のように、腰を捻り、回転させ、前後左右、角度をつけながら、男を責める。
「はぁっ! はっ…! もっ、出るっ! またっ、出ちまうっ! ぁあああぁぁっ!」
びゅるっ。ぴゅるる。
「ふにゃぁ♪ 出た出たぁ♪」
子宮に流れ込んでくる精の感触に、うっとりとする。
(んにゃぁ…気持ち良い♪ でもちょっと少なくなってきたかなぁ?
まあ仕方ないよね? もう五回くらい出してるし)
これでも三人目、一人目、三人目、二人目、三人目、一人目、三人目、二人目――
と言った具合にローテーションを組んで交わっていたのだが。
少しづつとはいえ精気を吸ってしまうとそれだけで男の消耗は激しくなる。
もうこの男の精も大分薄くなってしまった。
残り二人など今にも赤球が出そうなほど疲労している。
(まぁ、こんなものなのかな?)
127 永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI sage 2010/03/08(月) 18:19:29 ID:53go2DFl
デビュー戦としては上々の結果だろう。何よりセックスの素晴らしさを知った。
「おじさん達、ありがとう♪ 私、とっても気持ちよかった♪
機会があったらまたしようね♪」
ちゅ♪ ちゅ♪ ちゅ♪
ご褒美に三人の頬にキスをする。
精気を吸われて痩せこけた頬がほんのりと赤く染まったのは気のせいか。
リオはあえて彼らの心を読まなかった。
「さて――どうしよう、かな?」
立ち上がり、んー、と大きく伸びをする。
体中に力が漲っていた。男達から吸収した精気がリオの魔力へと変換されているのだ。
お肌がつやつやになっている気がする。
(ふふふ。今ならなんでも出来そうな気がする)
精気を大量に摂取して、ネコマタとしての本能は満足してしまった。
だがこの身にはあと二つ、人外の衝動に飢えている。
悪魔シュトリは女の弱みに付け込み、堕落させるという本能を持っている。
堕落させた女に悪魔の邪な魔力を送り込み、魂を穢して自分と同じ悪魔へと変えるのだ。
そして子宮には順調に成長するアドニスの種子がある。となればする事は。
「次は女の子とエッチかな♪」
通りすがりの女を犯すのもいい。
だが完全な魔物となったこの体では結界を突破する事は不可能だ。
結界の無い正門を通る手もあるが、人外とバレた時は面倒な事になる。
目立ってしまえば森で休息しているネーアも含めて今後動き辛くなるだろう。
となると――どうするか。
「――あ、そうだ。結界、解除してもらえばいいんだ」
魔物になってすっかり忘れていたがこの身は元々リビディスタ家の令嬢だ。
そして足元には気絶した男が三人。
これらを駆使すれば、結界内に張り込む事なんて造作もない。
「ふふふ♪ こういうのが悪巧みって言うんだろうね♪」
そうと決まれば行動開始だ。
リオは足元に転がる三人の男の内一人の足を引っつかむ。
「上手くいくかなー♪」
ずりずりずりずり。男を引きずり、歩き出す。
男は上半身を覆う甲冑を着たままなのに、全く重さを感じない。
人外の体を誇らしく思いながら、リオは足取りも軽く、森の中を歩いた。
***
以上で第五話終了です。変身シーン力入れすぎたYO!
最近やったエロゲーで猫耳悪魔ロリっ子とか二匹程見かけたので思い切って採用しました。
反省も後悔もしてません。むしろなんでもっと早くこれを考え付かなかった俺w
うん。やっぱり悪堕ちだね! 書いていて楽しかった!
私も一度幼女に押し倒されてみたいです。
チャームなんか使われなくても一秒で堕ちる自身がありますw
次回は久しぶりにマリオンのターンです。過去花とかやる予定です。
Hシーンが入るかどうかは、ちょっと分かりません。入れられる、かな? 無理、かな?
まあ、ゆるーくお待ち下さい。
感想もお待ちしております。
また、誤字や脱字、気になる事があれば遠慮なくご報告下さい。
ミスの指摘『だけ』ならこちらも歓迎ですから。
あと、補足というか蛇足ですが。
『シュトリ』という悪魔は私の過去作品で一度出てきてますね。
女の子を堕落させて自分と同じ悪魔に作り変えてしまう、素敵な魔物です。
ここで投下した作品ではありませんがエロパロ板内のものです。
兎も角、舞台も時代も違うけど世界設定は共通という事で。
長々と失礼しました。今回はこの辺でお暇します。そして、いつもの、
ようじょ、ばんざーーーーい!!!
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