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(最後の人間の決断 別ED)
102 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 23:21:35 ID:ApPeRrxg
(2-1)【(1-6)から分岐】
「……だめぇ……私には……できない……ごめん、なさい……」
私は構えた拳銃を地面に落とし、俯いて涙を流した。
「そう、それでいいの……ジェニー、一般人の彼女に人を撃てなんてあまりにも酷なこと言うのね?」
「くっ! ……うぁああああああああ!」
ジェニファーさんが怪我をしていない左手でリリィさんの銃口を自分の胸から逸らした。
そしてそのままもつれるように転がりながら私に向かって叫ぶ。
「今のうちに、セーフルームに行って! 早く!」
「あははははっは! 無駄よ、ジェニー。やめときなさい」
「うるさい! アリス、お願い!」
転がるったところにジェニファーさんの血の道が出来ていた。……こんな傷を負ってまで戦ってるのに……私は。
意を決して私はジェニファーさんが落とした鍵を拾うと、彼女たちに背を向けてセーフルームの大きな扉へと走り出した。
「ああっ! だめ! やめてぇええええええ!」
背後から聞こえるリリィさんの声が、逆に私のやっていることが間違い出ないことを証明してくれた。
鍵を使ってセーフルームに飛び込んだ私は、ブザーを鳴らしながら点滅しているドアの横の赤いボタンを押した。
閉まり始める扉の先で銃を突きつけられながらも、こちらを見て満足そうに頷きながらジェニファーさんが微笑んでいた。
しかし……その銃を突きつけている人物、リリィさんの表情も扉が閉まる一瞬、笑ったように見えた。
でもそれを気にしている余裕はなかった。部屋の中では次のブザーが鳴り、奥のほうで別のボタンが点滅している。
今度はそれに近づいてタックルをするように押し込んだ。するとその下から薄いガラスに守られたボタンが出てきて、ガラスの下で明滅を繰り返している。
深呼吸を一つして、私は拳でガラスを叩き割ると同時にボタンを押し込んだ。途端に部屋が揺れ、轟音が響き渡る。
床に膝を着き、両耳を塞いでしばらく続いたそれを耐えると、やがて嘘のように静かになっていた。
ふと、薄暗い部屋を見回すとなにやら明るい部分があり、そこに近づくとそれは建物の中の監視カメラの映像を映すテレビの羅列だった。
その幾つかに人間が映っている。……おそらくただの人間ではないのだろうが、そのどれもが苦しそうにのた打ち回る姿を映し出している。おそらく、もう酸素が減り始めているのだろう。
そしてこのセーフルームのすぐ外の廊下、ジェニファーさんとリリィさんがいる映像も映し出されていた。
しかし、その映像だけ他の映像とは違う。そう、二人ともまったく苦しそうではないのだ。
その二人が映し出されているテレビへと顔を近づけようとすると、私はその下にあったボタンの羅列のどれかを押してしまった。
103 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 23:22:26 ID:ApPeRrxg
(2-2)
「……お前はリリィにいつ寄生をしたんだ?」
ジェニファーさんの声が、突如パネルに配置されたステレオから聞こえ始めたのだ。パネル上のボタンを見ると、そのうちの幾つかが光っていた。
「5日前、トイレにいるときよ。その後、すぐにあなた達の前から姿を消したでしょ? あの時は死のうと決意したみたいだけど、死ねなかったみたいね」
リリィさんはジェニファーに拳銃を構えたまま立ち上がると、こちらのセーフルームの入り口へと向かってきた。思わず背後のその扉を私は直視する。
ドアを叩く音がモニターからのそれと、実際のそれが交わりあって部屋の中に響いた。思わず私の身体を鳥肌が走る。
「やっぱり開かないわよね……まぁ、いいわ……だって、ここにジェニーがいてくれるんだもの」
モニターの中のリリィさんがそれまでに見せなかった、嬉しそうな笑いを浮かべると天井に向けて手に持っていた拳銃を撃ち始めたのだ。
短い轟音が連続して部屋の中に響く。その様子を唖然とした表情でジェニファーさんが見ていた。
「ふぅ……もうこんなものはいらないからね」
そういうと今度は私が落としたハンドガンを拾い、同じように天井に穴を開けて弾切れになったそれを捨てるとエレベータの中にあったマシンガンも同じように弾を使いきってしまった。
私も音に慣れてくるとジェニファーさんと同じような表情でその様子に見入ってしまっていた。……一体何を考えているのだろうか。
「これで危ないものはなくなった、と。ふふ、じゃあ始めましょうか。ここの酸素だっていつまで持つか分からないものね」
「……やっぱり気付いていたか、リリィ」
左手で身体を支えながら立ち上がろうとしたジェニファーさんに、リリィさんが急いでかけよるとそれを制した。
「貴様、さっきから何を考えている!? アリスさんはもうミサイルを撃ったのだぞ? もう今は貴様しか寄生体はいなくなってしまったし、この星の人間も、もう私と部屋の中のアリスさんのみだ! この期に及んで何を」
「あなたが好き」
突然リリィさんがジェニファーさんの言葉を遮って話した。ジェニファーさんと私は先ほどからの予想外の連続に空いた口がふさがらない。
「最初あなたに会ったときは、正直嫉妬したわ。ジェニーは私より強かったし、頭もきれたから、大統領や仲間達にも信頼された。……もちろん、私も。けど、それだけじゃない。……あなたは優しかったし、何度も私を助けてくれた」
「な、何を言ってる……んだ?」
ジェニファーさんが後ずさりを始めた。その顔には、私が初めて見るジェニファーさんの恐怖の色が浮かんでいた。
やがてジェニファーさんが背後の壁に追いやられた。それを見てリリィさんがにっこりと笑い、そしてジェニファーさんを抱きしめた。
「リ、リリィ! は、離せ!」
「はあぁぁ……暖かくていい匂いがする……」
ジェニファーさんは動く左手で彼女のことを引き離そうとするが、なにせリリィさんさんもおそらく大統領のボディーガードなのだ。抱きついた彼女もまた、ぎゅっとジェニファーさんから離れようとしなかった。
「ジェニー、そんなに怖がらないで……あなたのために……プレゼントも用意してるんだから……ふふっ」
リリィさんさんが不敵に笑うと、片手で自らの黒いスラックスのベルトを器用に外し始め、それが終わるとジェニファーさんのそれも外しに掛かる。
ジェニファーさんはもう言葉に何を言っても無駄だと思ったのか、身体を引き離すことに集中しているようだったが、リリィさんさんの表情は笑ったまま崩れず、ついに二人のスラックスが床にぱたりと落ちた。
「くっ……もう、やめてくれぇ……」
「やっぱり……ジェニー、意外とかわいい趣味してる……ふふ」
モニター越しなのでよく見えないが、ジェニファーさんは……なんというか想像していたより可愛らしいパンツをはいていた。一方、リリィさんさんは怪しい黒のきわどいパンツをはいていた。
「ふぁっ! な、にをする……ひぃぁぁ……」
「この白いパンツ越しでもすぐ分かるわよ……充分濡れてるじゃない、ジェニー」
ジェニファーさんの白いパンツの上から……女の人の弱い部分のところをリリィさんが弄っている。
104 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 23:25:16 ID:ApPeRrxg
(2-3)
「ジェニー……私、あなたのためにこの2日間ずっと我慢してた……あなたのためのこの子を身に宿したまま、ね」
リリィさんがジェニファーさんの秘所をいじりながら、自分のパンツを降ろした。とたんに、リリィさんの秘所とパンツの間に何かが糸を引いていた。
それは黒い色で、私ははじめパンツの繊維かと思ったが、それにしてはなにやらおかしいし、量が多すぎる。
「ま、まさか……それは……」
「そう。あなたも何度か実物を見たでしょ? これは私の宿主の身体、まぁ元の私の身体を栄養にして産まれた子供……これを、あなたに植え付けて、あ・げ・る」
「や、やめろぉおおおおおおおおおおお!」
ジェニファーさんがこれまでにないほど暴れ始めた。しかし、リリィさんは慌てずにボディブローを彼女に見舞った。目を見開いてくの字に身体を曲げたジェニファーさんをリリィさんがゆっくりと床に横たえた。
「ごめんなさい、ジェニー。でも、すっごく気持ちいいから……私を信じて……」
「カハッ、ゲホッ! やぁ……めろぉ……」
ジェニファーさんの擦れきった声がわずかにステレオから聞こえる。しかしそんなことを気にする素振りを見せず、ジェニファーさんのパンツをリリィさんは優しく降ろしていく。
私はここを開けて彼女を助けるべきか迷った。しかし、私が今出て行ったとして果たして何が出来るのだろうか? それを考えると、結局私はモニターの前から動くことは出来なかった。
「ほぉら……これが今からジェニーのおま○こから中に入って、あなたの情報を三日かけてコピーするの……って言わなくてもわかるわよね」
リリィさんが秘所から黒いスライム状の液体を人差し指に引っ掛けた。それは、ホテルでジェニファーさんに見せてもらったものと似ている色をしていた。
「じゃあ、いくね……ゆぅっくり私のおま○こがジェニーのとくっつくよ……あはんっ!」
「くぁあああ!」
ジェニファーさんの上に寝そべるようにしてリリィさんのおま○ことジェニファーさんのそれが密着した。上にのるリリィさんのそこからは黒い液体がわずかに垂れだしている。
「なんて……ジェニーのやわらかいの……さいっこうよぉ……やっぱり、ジェニーとはしょくしゅをつかわずにやってせいかいだったわ……」
「ああっ、やめろやめろやめろぉおおおおおおお!」
リリィさんがジェニファーさんの上を上下に移動するたびにわずかにいやらしい水音が聞こえてくる。頭では目を離そうとしても、私の目はその画面から離れなかった。
「はぁっ! もうだめぇ! ジェニーにだしちゃぅうううううう! はぁああああああああああああんんっ!」
「きゃああああああああああああああああああああ!」
リリィさんの秘所から大量に放出された液体が、ほとんど外に垂れることなくジェニファーさんの中に吸い込まれていく。ここから見ていると、まるでジェニファーさんが自ら吸い込んでいるようにも見える。
「はぁはぁ……じぇにー、さいこおぉ……」
「あぁぁぁぁっ……いやあぁぁぁぁぁ……」
105 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 23:26:26 ID:ApPeRrxg
(2-4)
リリィさんがジェニファーさんを抱きしめている。一方のジェニファーさんは虚ろな目で天井を見て涙を流している。
「ねぇっ……見てるんでしょ、アリスさん」
突如リリィさんが私の名前を呼んだ。そして廊下にある幾つかの監視カメラを順々に火照った顔を向けてくる。
「いい事教えてあげる……あなた、寄生されてるわよ?」
「えっ!?」
……な、んで? 私は自分のお腹を見て震えた手で触ってみる。……おかしな感触はない。
「嘘だと思ってる? 私には同じ寄生体だから分かるわよ。ふふ……多分、3日後には生まれてくるわ、その子」
私は頭を掻き毟ってその場にしゃがみこんだ。何か……何かを、記憶が……。
3日後に生まれるってことは今日のうちに私は寄生されたということ……。で、でも、リリィさんがしたみたいなことを私にしたのは……。
その時、私は全ての記憶を一瞬で取り戻した。
「お、お姉、ちゃんに……寄生、された……?」
私が倒れていたホテルのバスルーム。ジェニファーさんが助けに来る10分ぐらい前の記憶に、その行為は鮮明に残っていた。
「その子が生まれたらこのドアを彼女が開けられるでしょうけど……その頃にはもう私とジェニーは窒息死してるでしょうね。さすがに3日はこの廊下も持たないわ。だから……アリスさん、開けてくれないかしら?」
一気に重くなった頭を上げて、再びモニターを見た。リリィさんの下にいるジェニファーさんの焦点のあっていない顔が私の目に飛び込む。
「あなたの決断一つで、私もジェニーも、彼女のお腹の子も救われるの。もちろん、あなたもジェニーも絶対に殺したりもしないから」
まだ記憶が残ったばかりで思考が鈍る頭にリリィさんが入り込んでくる。
でも……私だってジェニファーさんには生きていて欲しい。リリィさんと同じように私もジェニファーさんには何度も助けられた。だから……リリィさんのジェニファーさんに対する気持ちも、少しだけ分かる気がしたからだ。
「今から、その扉をもう一度開ける方法を言うわ。……もし、助けてくれるなら……お願い……」
ようやく記憶が馴染んできた私は、ゆっくりと立ち上がってモニターの前に立った。
……ドアを開ける決意を胸に。
106 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 23:26:45 ID:ApPeRrxg
(2-5)
流石に、低酸素状態の外気を入れないようにするためのここのドアを、再び開けるのには相当な手間がかかった。
しかし、リリィさんがゆっくりと説明してくれたおかげで、後は先ほどドアを閉めるときに押した『CLOSE』のボタンをもう一度押せば、再びこのドアが開くらしい。
「これで全部……もし、私の言うとおりやってくれたなら、開くはずだわ……聞いてくれていれば、ね」
外との連絡手段が見つからず、廊下にいるリリィさんには私がドアを開くための作業をしているのか、そうでないかは知ることが出来ないことだった。それゆえに、今の彼女には不安そうな表情が浮かんでいる。
私はモニターの前でそんなリリィさんの表情と、壁にもたれかかってまま、黙ってリリィさんが説明をする様子を見ていたジェニファーさんの複雑そうな表情を見た。
正直、ジェニファーさんに聞きたかった。ここを開けるべきなのか、と。ジェニファーさんは命懸けで私をこの部屋に入れてくれたのだ。それを果たして無駄にしていいのか、私は迷っていた。
だけど……もう、人間は私とジェニファーさんしかいないのだ。いえ、そんなこと以前に、私はジェニファーさんに生きていて欲しい。
リリィさんだって……本当に純粋にジェニファーさんが好きなだけなら彼女にも生きていて欲しい。
だから私はドアの横の『CLOSE』ボタンに歩み寄ると、一思いにそれを押し込んだ。
ゆっくりとした動作で扉が開かれ、リリィさんが目を見開きながらも、ジェニファーさんに肩を貸してこちらに歩いてきた。
私は彼女達が部屋に入ったのを確認して再びボタンを押してドアを閉め、そしてゆっくりと振り返った。
そこにはジェニファーさんを部屋の中心に下ろして、こちらに歩み寄ってくるリリィさんの姿が見えた。
それに対して恐怖感は持っても、別に逃げたり抵抗したりしようとは思わなかった。殺される可能性も考慮して扉を開けたのだ。覚悟は出来ていた。
でも……彼女が私の目の前に歩み寄ってきて立ち止まり、両手を動かし始めたときは思わず目を閉じてしまったが。
「……ありがとう」
私の身体を温かくて柔らかい人肌が包み込んだ。思わぬ言葉と、思わぬ行動に私はゆっくりと目を開けた。
するとリリィさんが私の身体を抱きしめていた。その横顔を見ると安らかな表情で、私の視線に気付くとあの鋭い目が今は優しく垂れていた。
「私のしたことは正しかったのでしょうか?」
ふと私の口からそんな質問がこぼれた。リリィさんは驚いた表情をしていたが、やがて元の微笑みを取り戻すとこう答えた。
「私には……分からないわ。だから、彼女に聞いてみたら?」
リリィさんは私からゆっくり離れると、背中をゆっくりと押してジェニファーさんの元まで歩かせてくれた。
「ジェニー……あなた、アリスさんがしてくれたこと、正しかったと思う?」
ジェニファーさんは顔を上げるとリリィさんを見て、それから私を感情のない目でじっと見た。
「私のしたことを……ジェニファーさんは許してくれますか?」
「大統領や、私の仲間達、多くの一般市民……人類は、あなたの行動を恨むでしょうね。何のために命を奪われたのか……と」
冷たい言葉がジェニファーさんの視線と共に私を刺した。そう……私の行動は死んでいった人たちにはとても顔向けできないものだろう。
「でも……全ての人類がアリスさんを恨んでも、私はあなたに感謝します。大統領だって……私やアリスさんに生きて欲しいから、あの時命を掛けてくれたんです。だから……ありがとう、アリスさん」
ジェニファーさんが一筋の涙を流して微笑みかけてくれた。
その微笑みに私は思わずジェニファーさんの胸に抱きついて涙を流した。その理由は、多くの人を私は殺してしまったこと、その人たちが死んでも生き残れた人間はわずかに二人だけのこと、そしてそんな犠牲を払っても寄生体が絶命していないこと……挙げればきりがない。
「うぁあああああああああ! わたしは……わたしは……なんてことを……ううっ」
「……過去の失敗より未来への努力で頭を痛めろ……と、大統領はよく言ってました。……アリスさん、喜びましょう。多くの人たちのおかげで生きていることに……」
私が泣き疲れるまでの、何時間もジェニファーさんは背中と頭を撫で続けてくれていた。
それからジェニファーさんに聞いた話だが、その間リリィさんも涙を流し続けていた、とのことだった。
107 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 23:27:19 ID:ApPeRrxg
(2-6)
「ふぁああああああんっ、イ、ヴ! もっとぉおおおおおおおおお!」
私の下でジェニーから産まれた彼女のそっくりの寄生体、イヴの触手を私は身体の中に侵入させて楽しんでいた。
「らぁぁぁぁああめぇええええええええ! ありすぅううう、いっちゃうううううううううう!」
ジェニーそっくりのアメリカンボディから上がる、可愛い嬌声が私の官能を電撃のように刺激していく。
私は身体を揺らしてながら横を見る。そこには私そっくりの寄生体、レラの上で私と同じように腰を振り続けるジェニー、そしてその背後にはリリィの姿もあった。
「いやぁああんっ! ジェニー、はげしすぎぃいいいい!」
彼女の下にいる私そっくりのレラが口元に手の甲を当てて首を振りながら悶えている。
「くぅうううううんっ、ごめんんんっ! でもぉ、きもちぃいいいいいのぉおおおおお!」
その上のジェニーは謝りながら私とは比べ物にならないぐらいに激しく腰を振り続けている。
「いいわぁ、さいっこうよぉ、ジェニー! あはんっ! でも、しぼりすぎぃいいいい!」
その後ろから彼女のお尻を蹂躙しているのはリリィだ。背後から抱きつくようにしてジェニーの豊満な胸も攻め続けている。
まぁ、おそらくリリィのせいもあってあそこまでジェニーさんも腰を振っているのだと思うけれど……ジェニーは、結構タフだからなぁ。頑張ってね、レラ……。
「はうんっ! でちゃぅうううううううううう!」
一番先に出したのはリリィさんだった。ジェニーさんの身体もその放出を受けるためにわずかに動きが止まった。
息を切らしながらジェニーの身体に擦りつくリリィさんが、ふと私と目が合った。その次の瞬間、彼女は不敵にニヤリと笑うと腰振りを再開させたジェニーさんから触手を引き抜いた。
蜜を垂らしながらこちらに歩いてきた彼女は、私が表情を強張らせても動きを止めない。
「たのしそうねぇ……あ・り・す」
「う、うん! だ、だからこれいじょう……ね?」
「ふふ、だ~めっ。ありすかわいすぎるからたえられないわ~」
リリィが私の背後に回ったと思ったら、もう肛門に何かが当たっている感触がある。
「だぁっ、めえええぇぇぇぇっ」
「ふふふっ、いくわよぉ……くぅうううううううううあぁああああっ!」
「きゃあああああああああああっ、らめぇええええええええええええっ!」
私の直腸がリリィの触手によって押し広げられていく。しかし、あまり痛み自体は感じない。おそらく触手が充分濡れているからだろう。
その衝撃に私は耐えながらゆっくりと目を開いた。すると……私の下にいたイヴが火照った顔で笑っていた。
「ああっ……だ、だめぇっ……いまうごいたらぁ……」
「……そんなかおされたらぁっ……がまんできないぃいいい!」
「ふぁあああああっ、うごかないでえぇええええええええええ!」
私の下のイヴが軽く腰を浮かせて激しく私を突いてきた。まるでさっきまでの仕返しといわんばかりに。
「はあああああああんっ! いいわぁっ、しまりぐあいがさいこぅううううううう!」
その間も遠慮なく私のお尻の中を激しく出入りするリリィ。閉まり具合など、イヴの攻めが激しすぎて勝手に閉まってしまうだけなのに!
「らめぇえええええええええええっ、こわれるぅううううううううううう!」
私の身体はイヴの上で絶えず激しく揺れ続ける。イヴに突かれて後ろに動くと、途端にリリィに突かれて前に動く。
その動きに耐えられず私はイヴの身体の上に寝そべった。しかしこれが逆効果だった。
108 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 23:27:57 ID:ApPeRrxg
(2-7)
背後のリリィは私のお尻をつかむと一層激しい連打を繰り出してきた。
イヴの方は腰を動かしていないにもかかわらず私の中を素早く攻め続けている。おそらく触手だけを動かしているのだ。
「あああああああああああああっ、もうらめえええええええええええええっ!」
「わたしもいくぅうううううう、ありすにだすううううううううううううう!」
「いやああああああああああんっ、うけとってぇええええええええええええええ!」
私が自らの蜜を放出すると共に、二人の甘い蜜がお尻とおま○こから入り込んでくる。その量はとてつもなく多い。
「くっ、いっ、あっ、はあぁぁぁぁぁっ……」
小出しに出されたそれを私は受け取りながらイヴの胸のお山に顔を沈めた。心地よい柔らかさが頭を包みこむ。
するとその背後にリリィが倒れこんできた。私の身体を抱きしめて、耳たぶにアマガミしてきた。彼女のお気に入りの行動だ。
そのくすぐったい刺激を受けながら、いまだ激しい行為を続ける横の二人に目をやる。
「もうぅぅぅぅぅ、らめぇぇぇぇぇ……」
「まだぁあああああ、もっとぉおおおおおおおお!」
いまだ二人とも達していない……というわけではないらしい。少なくともレラのほうはもう何度もジェニーの中に出しているのだろう。
しかしジェニーが満足していないのだ。彼女はかなり欲求には貪欲らしいことはこの1週間でよく分かった。
けど良かった……あれから私とジェニーから産まれた寄生体とリリィは私達に申し訳なさを感じていた。寄生体のせいで私達が深い傷を負ったと感じていたのだろう。
だから私とジェニーはそんな3人と強引に交わり、その誤解を解くことにした。最初は嫌がっていたけれど……今ではこうして楽しんでくれている。
もちろんそれは私達だって変わりない。彼らを受け入れるたびに快楽はうなぎのぼりにあがっていっている。
まぁ……そのせいでジェニーはもうその虜というわけだけど……。
でも私だってそれは同じ。
何故なら私はもう休憩を終わりにして、イヴがまだ息遣い荒くしているのを気にせず腰を動かし始めているのだから。
「さぁ……って、第2ラウンド開始よ!」
(終)
(2-1)【(1-6)から分岐】
「……だめぇ……私には……できない……ごめん、なさい……」
私は構えた拳銃を地面に落とし、俯いて涙を流した。
「そう、それでいいの……ジェニー、一般人の彼女に人を撃てなんてあまりにも酷なこと言うのね?」
「くっ! ……うぁああああああああ!」
ジェニファーさんが怪我をしていない左手でリリィさんの銃口を自分の胸から逸らした。
そしてそのままもつれるように転がりながら私に向かって叫ぶ。
「今のうちに、セーフルームに行って! 早く!」
「あははははっは! 無駄よ、ジェニー。やめときなさい」
「うるさい! アリス、お願い!」
転がるったところにジェニファーさんの血の道が出来ていた。……こんな傷を負ってまで戦ってるのに……私は。
意を決して私はジェニファーさんが落とした鍵を拾うと、彼女たちに背を向けてセーフルームの大きな扉へと走り出した。
「ああっ! だめ! やめてぇええええええ!」
背後から聞こえるリリィさんの声が、逆に私のやっていることが間違い出ないことを証明してくれた。
鍵を使ってセーフルームに飛び込んだ私は、ブザーを鳴らしながら点滅しているドアの横の赤いボタンを押した。
閉まり始める扉の先で銃を突きつけられながらも、こちらを見て満足そうに頷きながらジェニファーさんが微笑んでいた。
しかし……その銃を突きつけている人物、リリィさんの表情も扉が閉まる一瞬、笑ったように見えた。
でもそれを気にしている余裕はなかった。部屋の中では次のブザーが鳴り、奥のほうで別のボタンが点滅している。
今度はそれに近づいてタックルをするように押し込んだ。するとその下から薄いガラスに守られたボタンが出てきて、ガラスの下で明滅を繰り返している。
深呼吸を一つして、私は拳でガラスを叩き割ると同時にボタンを押し込んだ。途端に部屋が揺れ、轟音が響き渡る。
床に膝を着き、両耳を塞いでしばらく続いたそれを耐えると、やがて嘘のように静かになっていた。
ふと、薄暗い部屋を見回すとなにやら明るい部分があり、そこに近づくとそれは建物の中の監視カメラの映像を映すテレビの羅列だった。
その幾つかに人間が映っている。……おそらくただの人間ではないのだろうが、そのどれもが苦しそうにのた打ち回る姿を映し出している。おそらく、もう酸素が減り始めているのだろう。
そしてこのセーフルームのすぐ外の廊下、ジェニファーさんとリリィさんがいる映像も映し出されていた。
しかし、その映像だけ他の映像とは違う。そう、二人ともまったく苦しそうではないのだ。
その二人が映し出されているテレビへと顔を近づけようとすると、私はその下にあったボタンの羅列のどれかを押してしまった。
103 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 23:22:26 ID:ApPeRrxg
(2-2)
「……お前はリリィにいつ寄生をしたんだ?」
ジェニファーさんの声が、突如パネルに配置されたステレオから聞こえ始めたのだ。パネル上のボタンを見ると、そのうちの幾つかが光っていた。
「5日前、トイレにいるときよ。その後、すぐにあなた達の前から姿を消したでしょ? あの時は死のうと決意したみたいだけど、死ねなかったみたいね」
リリィさんはジェニファーに拳銃を構えたまま立ち上がると、こちらのセーフルームの入り口へと向かってきた。思わず背後のその扉を私は直視する。
ドアを叩く音がモニターからのそれと、実際のそれが交わりあって部屋の中に響いた。思わず私の身体を鳥肌が走る。
「やっぱり開かないわよね……まぁ、いいわ……だって、ここにジェニーがいてくれるんだもの」
モニターの中のリリィさんがそれまでに見せなかった、嬉しそうな笑いを浮かべると天井に向けて手に持っていた拳銃を撃ち始めたのだ。
短い轟音が連続して部屋の中に響く。その様子を唖然とした表情でジェニファーさんが見ていた。
「ふぅ……もうこんなものはいらないからね」
そういうと今度は私が落としたハンドガンを拾い、同じように天井に穴を開けて弾切れになったそれを捨てるとエレベータの中にあったマシンガンも同じように弾を使いきってしまった。
私も音に慣れてくるとジェニファーさんと同じような表情でその様子に見入ってしまっていた。……一体何を考えているのだろうか。
「これで危ないものはなくなった、と。ふふ、じゃあ始めましょうか。ここの酸素だっていつまで持つか分からないものね」
「……やっぱり気付いていたか、リリィ」
左手で身体を支えながら立ち上がろうとしたジェニファーさんに、リリィさんが急いでかけよるとそれを制した。
「貴様、さっきから何を考えている!? アリスさんはもうミサイルを撃ったのだぞ? もう今は貴様しか寄生体はいなくなってしまったし、この星の人間も、もう私と部屋の中のアリスさんのみだ! この期に及んで何を」
「あなたが好き」
突然リリィさんがジェニファーさんの言葉を遮って話した。ジェニファーさんと私は先ほどからの予想外の連続に空いた口がふさがらない。
「最初あなたに会ったときは、正直嫉妬したわ。ジェニーは私より強かったし、頭もきれたから、大統領や仲間達にも信頼された。……もちろん、私も。けど、それだけじゃない。……あなたは優しかったし、何度も私を助けてくれた」
「な、何を言ってる……んだ?」
ジェニファーさんが後ずさりを始めた。その顔には、私が初めて見るジェニファーさんの恐怖の色が浮かんでいた。
やがてジェニファーさんが背後の壁に追いやられた。それを見てリリィさんがにっこりと笑い、そしてジェニファーさんを抱きしめた。
「リ、リリィ! は、離せ!」
「はあぁぁ……暖かくていい匂いがする……」
ジェニファーさんは動く左手で彼女のことを引き離そうとするが、なにせリリィさんさんもおそらく大統領のボディーガードなのだ。抱きついた彼女もまた、ぎゅっとジェニファーさんから離れようとしなかった。
「ジェニー、そんなに怖がらないで……あなたのために……プレゼントも用意してるんだから……ふふっ」
リリィさんさんが不敵に笑うと、片手で自らの黒いスラックスのベルトを器用に外し始め、それが終わるとジェニファーさんのそれも外しに掛かる。
ジェニファーさんはもう言葉に何を言っても無駄だと思ったのか、身体を引き離すことに集中しているようだったが、リリィさんさんの表情は笑ったまま崩れず、ついに二人のスラックスが床にぱたりと落ちた。
「くっ……もう、やめてくれぇ……」
「やっぱり……ジェニー、意外とかわいい趣味してる……ふふ」
モニター越しなのでよく見えないが、ジェニファーさんは……なんというか想像していたより可愛らしいパンツをはいていた。一方、リリィさんさんは怪しい黒のきわどいパンツをはいていた。
「ふぁっ! な、にをする……ひぃぁぁ……」
「この白いパンツ越しでもすぐ分かるわよ……充分濡れてるじゃない、ジェニー」
ジェニファーさんの白いパンツの上から……女の人の弱い部分のところをリリィさんが弄っている。
104 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 23:25:16 ID:ApPeRrxg
(2-3)
「ジェニー……私、あなたのためにこの2日間ずっと我慢してた……あなたのためのこの子を身に宿したまま、ね」
リリィさんがジェニファーさんの秘所をいじりながら、自分のパンツを降ろした。とたんに、リリィさんの秘所とパンツの間に何かが糸を引いていた。
それは黒い色で、私ははじめパンツの繊維かと思ったが、それにしてはなにやらおかしいし、量が多すぎる。
「ま、まさか……それは……」
「そう。あなたも何度か実物を見たでしょ? これは私の宿主の身体、まぁ元の私の身体を栄養にして産まれた子供……これを、あなたに植え付けて、あ・げ・る」
「や、やめろぉおおおおおおおおおおお!」
ジェニファーさんがこれまでにないほど暴れ始めた。しかし、リリィさんは慌てずにボディブローを彼女に見舞った。目を見開いてくの字に身体を曲げたジェニファーさんをリリィさんがゆっくりと床に横たえた。
「ごめんなさい、ジェニー。でも、すっごく気持ちいいから……私を信じて……」
「カハッ、ゲホッ! やぁ……めろぉ……」
ジェニファーさんの擦れきった声がわずかにステレオから聞こえる。しかしそんなことを気にする素振りを見せず、ジェニファーさんのパンツをリリィさんは優しく降ろしていく。
私はここを開けて彼女を助けるべきか迷った。しかし、私が今出て行ったとして果たして何が出来るのだろうか? それを考えると、結局私はモニターの前から動くことは出来なかった。
「ほぉら……これが今からジェニーのおま○こから中に入って、あなたの情報を三日かけてコピーするの……って言わなくてもわかるわよね」
リリィさんが秘所から黒いスライム状の液体を人差し指に引っ掛けた。それは、ホテルでジェニファーさんに見せてもらったものと似ている色をしていた。
「じゃあ、いくね……ゆぅっくり私のおま○こがジェニーのとくっつくよ……あはんっ!」
「くぁあああ!」
ジェニファーさんの上に寝そべるようにしてリリィさんのおま○ことジェニファーさんのそれが密着した。上にのるリリィさんのそこからは黒い液体がわずかに垂れだしている。
「なんて……ジェニーのやわらかいの……さいっこうよぉ……やっぱり、ジェニーとはしょくしゅをつかわずにやってせいかいだったわ……」
「ああっ、やめろやめろやめろぉおおおおおおお!」
リリィさんがジェニファーさんの上を上下に移動するたびにわずかにいやらしい水音が聞こえてくる。頭では目を離そうとしても、私の目はその画面から離れなかった。
「はぁっ! もうだめぇ! ジェニーにだしちゃぅうううううう! はぁああああああああああああんんっ!」
「きゃああああああああああああああああああああ!」
リリィさんの秘所から大量に放出された液体が、ほとんど外に垂れることなくジェニファーさんの中に吸い込まれていく。ここから見ていると、まるでジェニファーさんが自ら吸い込んでいるようにも見える。
「はぁはぁ……じぇにー、さいこおぉ……」
「あぁぁぁぁっ……いやあぁぁぁぁぁ……」
105 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 23:26:26 ID:ApPeRrxg
(2-4)
リリィさんがジェニファーさんを抱きしめている。一方のジェニファーさんは虚ろな目で天井を見て涙を流している。
「ねぇっ……見てるんでしょ、アリスさん」
突如リリィさんが私の名前を呼んだ。そして廊下にある幾つかの監視カメラを順々に火照った顔を向けてくる。
「いい事教えてあげる……あなた、寄生されてるわよ?」
「えっ!?」
……な、んで? 私は自分のお腹を見て震えた手で触ってみる。……おかしな感触はない。
「嘘だと思ってる? 私には同じ寄生体だから分かるわよ。ふふ……多分、3日後には生まれてくるわ、その子」
私は頭を掻き毟ってその場にしゃがみこんだ。何か……何かを、記憶が……。
3日後に生まれるってことは今日のうちに私は寄生されたということ……。で、でも、リリィさんがしたみたいなことを私にしたのは……。
その時、私は全ての記憶を一瞬で取り戻した。
「お、お姉、ちゃんに……寄生、された……?」
私が倒れていたホテルのバスルーム。ジェニファーさんが助けに来る10分ぐらい前の記憶に、その行為は鮮明に残っていた。
「その子が生まれたらこのドアを彼女が開けられるでしょうけど……その頃にはもう私とジェニーは窒息死してるでしょうね。さすがに3日はこの廊下も持たないわ。だから……アリスさん、開けてくれないかしら?」
一気に重くなった頭を上げて、再びモニターを見た。リリィさんの下にいるジェニファーさんの焦点のあっていない顔が私の目に飛び込む。
「あなたの決断一つで、私もジェニーも、彼女のお腹の子も救われるの。もちろん、あなたもジェニーも絶対に殺したりもしないから」
まだ記憶が残ったばかりで思考が鈍る頭にリリィさんが入り込んでくる。
でも……私だってジェニファーさんには生きていて欲しい。リリィさんと同じように私もジェニファーさんには何度も助けられた。だから……リリィさんのジェニファーさんに対する気持ちも、少しだけ分かる気がしたからだ。
「今から、その扉をもう一度開ける方法を言うわ。……もし、助けてくれるなら……お願い……」
ようやく記憶が馴染んできた私は、ゆっくりと立ち上がってモニターの前に立った。
……ドアを開ける決意を胸に。
106 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 23:26:45 ID:ApPeRrxg
(2-5)
流石に、低酸素状態の外気を入れないようにするためのここのドアを、再び開けるのには相当な手間がかかった。
しかし、リリィさんがゆっくりと説明してくれたおかげで、後は先ほどドアを閉めるときに押した『CLOSE』のボタンをもう一度押せば、再びこのドアが開くらしい。
「これで全部……もし、私の言うとおりやってくれたなら、開くはずだわ……聞いてくれていれば、ね」
外との連絡手段が見つからず、廊下にいるリリィさんには私がドアを開くための作業をしているのか、そうでないかは知ることが出来ないことだった。それゆえに、今の彼女には不安そうな表情が浮かんでいる。
私はモニターの前でそんなリリィさんの表情と、壁にもたれかかってまま、黙ってリリィさんが説明をする様子を見ていたジェニファーさんの複雑そうな表情を見た。
正直、ジェニファーさんに聞きたかった。ここを開けるべきなのか、と。ジェニファーさんは命懸けで私をこの部屋に入れてくれたのだ。それを果たして無駄にしていいのか、私は迷っていた。
だけど……もう、人間は私とジェニファーさんしかいないのだ。いえ、そんなこと以前に、私はジェニファーさんに生きていて欲しい。
リリィさんだって……本当に純粋にジェニファーさんが好きなだけなら彼女にも生きていて欲しい。
だから私はドアの横の『CLOSE』ボタンに歩み寄ると、一思いにそれを押し込んだ。
ゆっくりとした動作で扉が開かれ、リリィさんが目を見開きながらも、ジェニファーさんに肩を貸してこちらに歩いてきた。
私は彼女達が部屋に入ったのを確認して再びボタンを押してドアを閉め、そしてゆっくりと振り返った。
そこにはジェニファーさんを部屋の中心に下ろして、こちらに歩み寄ってくるリリィさんの姿が見えた。
それに対して恐怖感は持っても、別に逃げたり抵抗したりしようとは思わなかった。殺される可能性も考慮して扉を開けたのだ。覚悟は出来ていた。
でも……彼女が私の目の前に歩み寄ってきて立ち止まり、両手を動かし始めたときは思わず目を閉じてしまったが。
「……ありがとう」
私の身体を温かくて柔らかい人肌が包み込んだ。思わぬ言葉と、思わぬ行動に私はゆっくりと目を開けた。
するとリリィさんが私の身体を抱きしめていた。その横顔を見ると安らかな表情で、私の視線に気付くとあの鋭い目が今は優しく垂れていた。
「私のしたことは正しかったのでしょうか?」
ふと私の口からそんな質問がこぼれた。リリィさんは驚いた表情をしていたが、やがて元の微笑みを取り戻すとこう答えた。
「私には……分からないわ。だから、彼女に聞いてみたら?」
リリィさんは私からゆっくり離れると、背中をゆっくりと押してジェニファーさんの元まで歩かせてくれた。
「ジェニー……あなた、アリスさんがしてくれたこと、正しかったと思う?」
ジェニファーさんは顔を上げるとリリィさんを見て、それから私を感情のない目でじっと見た。
「私のしたことを……ジェニファーさんは許してくれますか?」
「大統領や、私の仲間達、多くの一般市民……人類は、あなたの行動を恨むでしょうね。何のために命を奪われたのか……と」
冷たい言葉がジェニファーさんの視線と共に私を刺した。そう……私の行動は死んでいった人たちにはとても顔向けできないものだろう。
「でも……全ての人類がアリスさんを恨んでも、私はあなたに感謝します。大統領だって……私やアリスさんに生きて欲しいから、あの時命を掛けてくれたんです。だから……ありがとう、アリスさん」
ジェニファーさんが一筋の涙を流して微笑みかけてくれた。
その微笑みに私は思わずジェニファーさんの胸に抱きついて涙を流した。その理由は、多くの人を私は殺してしまったこと、その人たちが死んでも生き残れた人間はわずかに二人だけのこと、そしてそんな犠牲を払っても寄生体が絶命していないこと……挙げればきりがない。
「うぁあああああああああ! わたしは……わたしは……なんてことを……ううっ」
「……過去の失敗より未来への努力で頭を痛めろ……と、大統領はよく言ってました。……アリスさん、喜びましょう。多くの人たちのおかげで生きていることに……」
私が泣き疲れるまでの、何時間もジェニファーさんは背中と頭を撫で続けてくれていた。
それからジェニファーさんに聞いた話だが、その間リリィさんも涙を流し続けていた、とのことだった。
107 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 23:27:19 ID:ApPeRrxg
(2-6)
「ふぁああああああんっ、イ、ヴ! もっとぉおおおおおおおおお!」
私の下でジェニーから産まれた彼女のそっくりの寄生体、イヴの触手を私は身体の中に侵入させて楽しんでいた。
「らぁぁぁぁああめぇええええええええ! ありすぅううう、いっちゃうううううううううう!」
ジェニーそっくりのアメリカンボディから上がる、可愛い嬌声が私の官能を電撃のように刺激していく。
私は身体を揺らしてながら横を見る。そこには私そっくりの寄生体、レラの上で私と同じように腰を振り続けるジェニー、そしてその背後にはリリィの姿もあった。
「いやぁああんっ! ジェニー、はげしすぎぃいいいい!」
彼女の下にいる私そっくりのレラが口元に手の甲を当てて首を振りながら悶えている。
「くぅうううううんっ、ごめんんんっ! でもぉ、きもちぃいいいいいのぉおおおおお!」
その上のジェニーは謝りながら私とは比べ物にならないぐらいに激しく腰を振り続けている。
「いいわぁ、さいっこうよぉ、ジェニー! あはんっ! でも、しぼりすぎぃいいいい!」
その後ろから彼女のお尻を蹂躙しているのはリリィだ。背後から抱きつくようにしてジェニーの豊満な胸も攻め続けている。
まぁ、おそらくリリィのせいもあってあそこまでジェニーさんも腰を振っているのだと思うけれど……ジェニーは、結構タフだからなぁ。頑張ってね、レラ……。
「はうんっ! でちゃぅうううううううううう!」
一番先に出したのはリリィさんだった。ジェニーさんの身体もその放出を受けるためにわずかに動きが止まった。
息を切らしながらジェニーの身体に擦りつくリリィさんが、ふと私と目が合った。その次の瞬間、彼女は不敵にニヤリと笑うと腰振りを再開させたジェニーさんから触手を引き抜いた。
蜜を垂らしながらこちらに歩いてきた彼女は、私が表情を強張らせても動きを止めない。
「たのしそうねぇ……あ・り・す」
「う、うん! だ、だからこれいじょう……ね?」
「ふふ、だ~めっ。ありすかわいすぎるからたえられないわ~」
リリィが私の背後に回ったと思ったら、もう肛門に何かが当たっている感触がある。
「だぁっ、めえええぇぇぇぇっ」
「ふふふっ、いくわよぉ……くぅうううううううううあぁああああっ!」
「きゃあああああああああああっ、らめぇええええええええええええっ!」
私の直腸がリリィの触手によって押し広げられていく。しかし、あまり痛み自体は感じない。おそらく触手が充分濡れているからだろう。
その衝撃に私は耐えながらゆっくりと目を開いた。すると……私の下にいたイヴが火照った顔で笑っていた。
「ああっ……だ、だめぇっ……いまうごいたらぁ……」
「……そんなかおされたらぁっ……がまんできないぃいいい!」
「ふぁあああああっ、うごかないでえぇええええええええええ!」
私の下のイヴが軽く腰を浮かせて激しく私を突いてきた。まるでさっきまでの仕返しといわんばかりに。
「はあああああああんっ! いいわぁっ、しまりぐあいがさいこぅううううううう!」
その間も遠慮なく私のお尻の中を激しく出入りするリリィ。閉まり具合など、イヴの攻めが激しすぎて勝手に閉まってしまうだけなのに!
「らめぇえええええええええええっ、こわれるぅううううううううううう!」
私の身体はイヴの上で絶えず激しく揺れ続ける。イヴに突かれて後ろに動くと、途端にリリィに突かれて前に動く。
その動きに耐えられず私はイヴの身体の上に寝そべった。しかしこれが逆効果だった。
108 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 23:27:57 ID:ApPeRrxg
(2-7)
背後のリリィは私のお尻をつかむと一層激しい連打を繰り出してきた。
イヴの方は腰を動かしていないにもかかわらず私の中を素早く攻め続けている。おそらく触手だけを動かしているのだ。
「あああああああああああああっ、もうらめえええええええええええええっ!」
「わたしもいくぅうううううう、ありすにだすううううううううううううう!」
「いやああああああああああんっ、うけとってぇええええええええええええええ!」
私が自らの蜜を放出すると共に、二人の甘い蜜がお尻とおま○こから入り込んでくる。その量はとてつもなく多い。
「くっ、いっ、あっ、はあぁぁぁぁぁっ……」
小出しに出されたそれを私は受け取りながらイヴの胸のお山に顔を沈めた。心地よい柔らかさが頭を包みこむ。
するとその背後にリリィが倒れこんできた。私の身体を抱きしめて、耳たぶにアマガミしてきた。彼女のお気に入りの行動だ。
そのくすぐったい刺激を受けながら、いまだ激しい行為を続ける横の二人に目をやる。
「もうぅぅぅぅぅ、らめぇぇぇぇぇ……」
「まだぁあああああ、もっとぉおおおおおおおお!」
いまだ二人とも達していない……というわけではないらしい。少なくともレラのほうはもう何度もジェニーの中に出しているのだろう。
しかしジェニーが満足していないのだ。彼女はかなり欲求には貪欲らしいことはこの1週間でよく分かった。
けど良かった……あれから私とジェニーから産まれた寄生体とリリィは私達に申し訳なさを感じていた。寄生体のせいで私達が深い傷を負ったと感じていたのだろう。
だから私とジェニーはそんな3人と強引に交わり、その誤解を解くことにした。最初は嫌がっていたけれど……今ではこうして楽しんでくれている。
もちろんそれは私達だって変わりない。彼らを受け入れるたびに快楽はうなぎのぼりにあがっていっている。
まぁ……そのせいでジェニーはもうその虜というわけだけど……。
でも私だってそれは同じ。
何故なら私はもう休憩を終わりにして、イヴがまだ息遣い荒くしているのを気にせず腰を動かし始めているのだから。
「さぁ……って、第2ラウンド開始よ!」
(終)
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