スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
或る風紀委員長の受難
493 491 sage 2009/05/07(木) 01:28:25 ID:3yWQRdf6
>>484さんレスありがとうございます。
それじゃあちょっと投下。フタレズもの。
NGワード 或る風紀委員長の受難
494 或る風紀委員長の受難 sage 2009/05/07(木) 01:32:20 ID:3yWQRdf6
ここは、とある学園の放送室。
「だれもいない?」
「ええ、誰もいないです」
その天井の一角が外れ、ひょっこりと少女の首が姿を現す。
「それじゃあ、風子から降りてちょうだい」
天井裏から聞こえる声にうなずいて、少女は一度屋根裏へ引っ込む。
それから降りてきたのは、二人の少女。
先に降りてきたのが、ショートカットの快活な印象の少女。
その後に降りてきたのが、長いストレートの髪に眼鏡、いかにも委員長然とした少女で、しかもおあつらえむきに、『風紀委員』と書いた腕章までつけている。
委員長の方が、その長い髪についた大量のホコリをうっとうしそうに払いながら言った。
「ああ、まったくもう、髪がむちゃくちゃ。こんなことなら、風子、あなたみたいにショートにしておくんだったわ」
「駄目ですよぅ! キヨ先輩の艶やかロングは、パーフェクト委員長であるための必須条件なんですから、切ったら全国一千万の委員長マニアが悲しみます!!」
「ふざけてる場合じゃないのよ。…この学園で、蟲に憑かれていないのはもう私たちだけかも知れない」
如月風子に、水無月清美。片やそのマシンガントークで、1年にして学外にまで名を知られる、放送部のホープ。片や学園中で恐れられる、『ザ・風紀委員長』。
あらゆる点で対照的とも思える二人だが、なぜか風子が清美になついたのが始まりで、今やこの学園の風物詩として、自他共に認めるコンビとなっていた。いわく、「トラブルあるところ月月コンビあり」
とはいえ、さすが彼女たちも、こんな事件が学園に起こるとは思ってもみなかった。
異変はおそらく半月ほど前からはじまった。
学園に流行った風邪。
治った人間の周囲で、次々に起こる不純異性交遊の噂。
月月コンビの調査に進展のないまま、ついに、今日の朝礼でそれは起こった。
体育館に集められた全校生徒。その半数近くが、突如として残りの半数を襲い始めたのだ。
鍵のかけられた体育館は、悲鳴と嬌声の飛び交う修羅場と化した。
それも、ただレイプしようとするのではない。
彼らは口や、あるいは秘部から得体の知れない蟲を吐き出し、それを相手に寄生させていったのだ。
寄生された相手は、襲われる側から襲う側に立場を変え、次の犠牲者を追い求めた。
なんとか逃げ延びた生徒たちも、校庭で、正門で、あらゆる脱出ルートで待ちかまえる教師たちに捉えられ、次々に蟲を植え付けられていった。
そうして、まるでゾンビ映画のように、瞬く間に学園中が人外の手に落ちてしまったのだ。
「この情報化社会に、携帯ダメ、ふつうの電話もダメ、インターネットもダメなんて状況が来るなんて、思いもしなかったわ」
「まさに情報ハザードですね、先輩」
「言葉を替えたって状況は変わらないわよ。ケーブルを切断できるネットはともかく、
携帯のほうは大問題。おそらく、アンテナがどうにかなっちゃったってことだわ。
昨日まで通じてたものが、あの蟲の蜂起と一緒に通じなくなった。つまり学外にも、
蟲に寄生された人間がいるかもしれないってことなのよ!」
「わかってますってば。だからこうやって、放送室にあるはずの、ふるーいラジオ無線機を探しにきたんじゃないですか」
そう、この放送室へ逃げ込んだのは、放送部員である風子の発案だった。というよりも、蟲に取り憑かれた生徒たちに襲われていた清美を、彼女が救出したのである。
「おまけに外から開けられない鍵はあるし、貯めこんでた食べ物はあるし、籠城準備もばっちりOKですね、先輩♪」
「できれば、町の外へ逃げ出したかったんだけど、ね」
「なに言ってるんですか先輩。さっきまで、『こんな破廉恥なこと、お釈迦様が許しても、風紀委員長の私は許さない!』って鼻息荒くしてたクセに」
言われて清美は顔を赤くした。免疫のない彼女は、目の前で繰り広げられる乱交パーティーに錯乱してしまったのだ。
けれど、今は優先して守るべき後輩もいる。無茶はできなかった。
「ともかく、今は無線機を探すことが先決よ。風子はスタジオを。わたしは準備室を調べるわ」
495 或る風紀委員長の受難 sage 2009/05/07(木) 01:34:14 ID:3yWQRdf6
…
しばらく捜索を続けたものの、無線機は見つからなかった。
いったんあきらめて風子に声をかけようと、清美はスタジオの扉を開けた。
風子は部屋の隅にしゃがみこんで、積み上げられたがらくたをあさっている。
「準備室のほうには見あたらなかったわ。こっちはどう?」
その声に、やっと清美が入ってきたことに気がついたらしい。風子は振り返って、言った。
「そうですか…でも、見てください、ホラ、ここ」
風子の指さすがらくたの山。何の気なしに近づいて、風子の肩越しにのぞきこむ。しかし、がらくたはがらくたにしか見えない。
「これは、無線機じゃないわよ。私にだってそのくらいわかる。ちょっと休憩してから続けましょう?」
無線機はないのかもしれない、とは言えなかった。風子を不安にしたくはなかったのだ。
「ねえ、先輩」
風子が言って、すうっと立ち上がる。
いつもの、おしゃべりな風子のはずなのに、どこか奇妙な感じがして、清美は思わず一歩後ずさってしまう。
風子が、笑った。その笑顔はまるで。
「ほんとはね、先輩。無線機なんて、ここにはないんですよ」
蟲に取り憑かれた人間、そのものだった。
「風子、あなたも、なの…? でもどうして…」
「どうして、先輩をここに連れてきたか、ですか?」
にたり、と笑みが深くなる。
「決まってるじゃないですか。先輩を、独り占めにするためです!!」
風子が飛びかかるのと、清美が飛び退いてスタジオの扉に向かったのはほぼ同時だった。扉にしがみついた清美の脚に、風子がしがみつく。
「は、放して!」
脚をばたつかせるものの、風子はその華奢な体からは想像もつかないような力で清美を引きずり倒した。
風子が清美の体に馬乗りになる。見上げた風子の顔は、欲情にぎらつき、そしてそれを向けられた相手が清美であることは明白だった。
「さあ、先輩の体を見せてもらおうかなぁ~」
声だけは昨日までの風子と変わらないその生き物が、清美の制服に手をかける。
ビリビリッ!!
人ならざるその力に、制服はあっさりと破れてしまう。こぼれだした清美のブラを、これまた難なく引きちぎる。
「わあ、先輩ったら、思ってたよりずっと巨乳だったんですね♪」
「ひィ、や、やめて! お願い、正気に戻って!」
「しかも、とっても綺麗な形♪」
風子が乳房に顔を寄せ、
「嫌あぁぁァ!」
乳首に吸い付いた。
嫌悪感に身をよじる清美はただ、やめて、という言葉を繰り返すばかりだ。
「やだなあ、やめるわけ無いじゃないですか。わたし、この蟲さんたちが来るずっと前から、先輩のこと、こうしたいって思ってたんですよ? だから、ほかの子には絶対に先輩を渡したくなかったんです」
自分の腹をいとおしげに撫で回し、さらにその下、スカートの中へと、腕を潜り込ませていく。
クチュ、クチュという水音が、防音措置の施された室内に響いた。
「先輩、見てください。私がどれだけ、先輩のことを想っていたかを!!」
496 或る風紀委員長の受難 sage 2009/05/07(木) 01:36:28 ID:3yWQRdf6
ブチュ、ズチュウゥッ!!
風子の秘所を押し開いて、それが姿を現した。
節くれ立った白くぶよぶよの体、その体のあちこちからは細い触手が伸び、全体はぬらぬらと濡れ光っている。どことなく幼さの抜けない風子の体とその物体は、あまりにミスマッチで、現実離れしていた。
「先輩のことを想っていたら、こんなに大きくなっちゃったんですよ。さあ、先輩もこれで、気持ちよくなってくださいね♪」
「いや、私そんな、こんなのが初めてなんて嫌、いやよぉ!!」
「先輩ったら、処女だったんですか。じゃあ、痛くないようにおまじないをしてあげますからね~」
注射を嫌がる子どもをあやすように言って、蟲の体をなでまわす。蟲が、さらに濃い粘液をはき出した。それを手ですくい取った風子は、
「あン、これ、私も気持ちいいよぉ。ほら、先輩。先輩も痛くなくなるお薬ですよ~」
「!!!!」
清美のヴァギナに塗り込める。
清美は嫌悪感に首を振り、そして自分の体の異変に気がついた。
「な、なにこれぇ…? 体が、あついぃ…」
「そうでしょう? これからもっと気持ちよくなりますからね」
そう言っているうちにも、清美の体の火照りはどんどん強くなっていく。
「こんなの、こんなの嘘よ、こんなに…」
「じゃあ、嘘かどうか試してみましょうね♪」
言うなり、巨大な蟲が突きこまれる。
「んあアアああああッ!」
清美の喉から絞り出された叫びは、けれど、痛みがもたらしたものではなかった。
「あ、あ、あぅぅぅン!」
体がぴんと張り詰め、ビクン、ビクンと痙攣する。一瞬飛んだ意識が戻ってきて、事実を認識する。自分が紛れもなく、快感に登りつめてしまったことを。
「先輩ったら、入れただけでイっちゃうなんて、とってもエッチなんだから♪」
ズン!! ズンッ!!
「あぅぅん!! あヒいいん!!!」
リズミカルに奥を小突くたび、清美は絶頂に達して声を上げる。
「どうです? 気持ちいいでしょう?」
風子の言葉に返す余裕もなく、がくがくと体を震わせる。それを肯定ととった風子は、ますます激しく腰をグラインドさせる。
「あ、もうすぐでちゃいますよぉ。私の蟲さん、先輩に種付けしちゃいます♪」
膣の中で、蟲がいっそうその体を大きくする。清美はもはやその快楽に翻弄されるままだった。
「あう、む、蟲、蟲が来ちゃう、私のオマンコ、蟲が憑いちゃうぅ! いや、嫌なのに、気持ちイイ! ああ、イク、イっちゃう!!」
「先輩、受け取って!!」
ビュルルゥッ! ビュルウウウゥ!!
蟲の体が粘液を噴出し、清美の脳を焼く。それと同時に、明らかに形を持った存在が、風子の蟲の体を通り、そして清美の膣の一番奥へ…
「ああァん、私の子宮に、蟲が来てる! 気持ちいい蟲さん、キてるぅ!!」
子宮に蟲が着床し、それが自分の体に同化していくのがわかる。新たな母胎を見つけた蟲の喜びが伝わってくる。
「ああ… 私、蟲になっちゃったぁ♪」
呆然と呟き、清美は快楽の残滓に身を委ねるのだった。
497 或る風紀委員長の受難 sage 2009/05/07(木) 01:44:11 ID:3yWQRdf6
完全に蟲の虜になった清美を見下ろし、風子は満足げにほほえんだ。
「うふふ… これで先輩と、ずうっと一緒にいられる。ここで永遠に、二人だけで快楽を貪るの」
「残念ながら、そうはいかないわよ」
組み敷かれたまま、荒い息をついていたはずの清美が起き上がる。秘部はつながったままで、だ。
必然的に、風子と上下が入れ替わる形になる。
「せ、先輩?」
なにかがおかしい。そう思って清美の顔をのぞき込む。と。
「ふ、フフ、フフフフ……」
清美の目に、危険な光が点っていた。
「私は風紀委員長、この学園の風紀の乱れは許さない…」
清美の腰がくねり、萎えかけていた風子の蟲に快感を送り込む。
その絶妙な動きに、蟲は清美の中でみるみるうちに硬さをとりもどしていく。
「ちょ、あン、先輩? なんか、言ってることとやってることが、ああン、かみ合ってないですよ?!」
危険を感じた風子は逃げようとするが、清美の押さえつける力にまったく歯がたたない。その力は確かに、蟲に憑かれたもの特有のもの。
けれど彼女の瞳には、外のゾンビたちのような虚ろな光はまったくない。
むしろ、蟲に憑かれた人間に啖呵を切っていたときの、エンジン全開、風紀委員魂に燃えさかる炎が、瞳のなかにありありと浮かんでいる。
「蟲に憑かれた私たちには、蟲を増やす使命があるのよッ! それが私たちの規範であり校則、いいえッ! もはや私こそ校則、つまり私イズジャスティス!!」
「ああもう、文法めちゃくちゃです、先輩ぃ!」
「正義よッ、風子!! セックスイズ正義、ラブアンドピース!! その正義を守らずに二人きりでいちゃいちゃしようだなんて、お釈迦様が許しても、風紀委員長たるこの私が許さない!!!」
清美の膣が蠕動し、蟲にさらなる淫液の分泌を促す。風子に憑いていたはずの蟲はもはや、清美の思うがままに風子に快感を送り込む器官と化していた。
「あひゃぁ! 先輩、さっきまでと言ってることが、ぎゃ、逆ですよぉ…」
「さっきはさっき、今は今! 見てなさい、蟲に憑かれた私の超絶テク!! あなたのその性根をたたき直してあげるッ!!」
鼻息荒く、風子にのしかかる。
「あン、せんぱい、これ、あこがれてたシチュだけど、なんか違うぅ」
「おだまりなさい、この雌豚!!」
「ひぁん、あ、い、イク、もうイっちゃうぅ!」
…こうして結局、風子も蟲の繁殖のために走り回ることになりましたとさ。
「ほら、今日のノルマ、まだ達成して無いじゃない。いまからでも遅くないわ。私がついて行ってあげるから、レッツ寄生!」
「え~ん、私は先輩とエッチしたいのに~」
どっとはらい
498 491 sage 2009/05/07(木) 01:47:24 ID:3yWQRdf6
以上。お目汚し失礼しました。
最後が変なテンションなのは見逃して。
>>484さんレスありがとうございます。
それじゃあちょっと投下。フタレズもの。
NGワード 或る風紀委員長の受難
494 或る風紀委員長の受難 sage 2009/05/07(木) 01:32:20 ID:3yWQRdf6
ここは、とある学園の放送室。
「だれもいない?」
「ええ、誰もいないです」
その天井の一角が外れ、ひょっこりと少女の首が姿を現す。
「それじゃあ、風子から降りてちょうだい」
天井裏から聞こえる声にうなずいて、少女は一度屋根裏へ引っ込む。
それから降りてきたのは、二人の少女。
先に降りてきたのが、ショートカットの快活な印象の少女。
その後に降りてきたのが、長いストレートの髪に眼鏡、いかにも委員長然とした少女で、しかもおあつらえむきに、『風紀委員』と書いた腕章までつけている。
委員長の方が、その長い髪についた大量のホコリをうっとうしそうに払いながら言った。
「ああ、まったくもう、髪がむちゃくちゃ。こんなことなら、風子、あなたみたいにショートにしておくんだったわ」
「駄目ですよぅ! キヨ先輩の艶やかロングは、パーフェクト委員長であるための必須条件なんですから、切ったら全国一千万の委員長マニアが悲しみます!!」
「ふざけてる場合じゃないのよ。…この学園で、蟲に憑かれていないのはもう私たちだけかも知れない」
如月風子に、水無月清美。片やそのマシンガントークで、1年にして学外にまで名を知られる、放送部のホープ。片や学園中で恐れられる、『ザ・風紀委員長』。
あらゆる点で対照的とも思える二人だが、なぜか風子が清美になついたのが始まりで、今やこの学園の風物詩として、自他共に認めるコンビとなっていた。いわく、「トラブルあるところ月月コンビあり」
とはいえ、さすが彼女たちも、こんな事件が学園に起こるとは思ってもみなかった。
異変はおそらく半月ほど前からはじまった。
学園に流行った風邪。
治った人間の周囲で、次々に起こる不純異性交遊の噂。
月月コンビの調査に進展のないまま、ついに、今日の朝礼でそれは起こった。
体育館に集められた全校生徒。その半数近くが、突如として残りの半数を襲い始めたのだ。
鍵のかけられた体育館は、悲鳴と嬌声の飛び交う修羅場と化した。
それも、ただレイプしようとするのではない。
彼らは口や、あるいは秘部から得体の知れない蟲を吐き出し、それを相手に寄生させていったのだ。
寄生された相手は、襲われる側から襲う側に立場を変え、次の犠牲者を追い求めた。
なんとか逃げ延びた生徒たちも、校庭で、正門で、あらゆる脱出ルートで待ちかまえる教師たちに捉えられ、次々に蟲を植え付けられていった。
そうして、まるでゾンビ映画のように、瞬く間に学園中が人外の手に落ちてしまったのだ。
「この情報化社会に、携帯ダメ、ふつうの電話もダメ、インターネットもダメなんて状況が来るなんて、思いもしなかったわ」
「まさに情報ハザードですね、先輩」
「言葉を替えたって状況は変わらないわよ。ケーブルを切断できるネットはともかく、
携帯のほうは大問題。おそらく、アンテナがどうにかなっちゃったってことだわ。
昨日まで通じてたものが、あの蟲の蜂起と一緒に通じなくなった。つまり学外にも、
蟲に寄生された人間がいるかもしれないってことなのよ!」
「わかってますってば。だからこうやって、放送室にあるはずの、ふるーいラジオ無線機を探しにきたんじゃないですか」
そう、この放送室へ逃げ込んだのは、放送部員である風子の発案だった。というよりも、蟲に取り憑かれた生徒たちに襲われていた清美を、彼女が救出したのである。
「おまけに外から開けられない鍵はあるし、貯めこんでた食べ物はあるし、籠城準備もばっちりOKですね、先輩♪」
「できれば、町の外へ逃げ出したかったんだけど、ね」
「なに言ってるんですか先輩。さっきまで、『こんな破廉恥なこと、お釈迦様が許しても、風紀委員長の私は許さない!』って鼻息荒くしてたクセに」
言われて清美は顔を赤くした。免疫のない彼女は、目の前で繰り広げられる乱交パーティーに錯乱してしまったのだ。
けれど、今は優先して守るべき後輩もいる。無茶はできなかった。
「ともかく、今は無線機を探すことが先決よ。風子はスタジオを。わたしは準備室を調べるわ」
495 或る風紀委員長の受難 sage 2009/05/07(木) 01:34:14 ID:3yWQRdf6
…
しばらく捜索を続けたものの、無線機は見つからなかった。
いったんあきらめて風子に声をかけようと、清美はスタジオの扉を開けた。
風子は部屋の隅にしゃがみこんで、積み上げられたがらくたをあさっている。
「準備室のほうには見あたらなかったわ。こっちはどう?」
その声に、やっと清美が入ってきたことに気がついたらしい。風子は振り返って、言った。
「そうですか…でも、見てください、ホラ、ここ」
風子の指さすがらくたの山。何の気なしに近づいて、風子の肩越しにのぞきこむ。しかし、がらくたはがらくたにしか見えない。
「これは、無線機じゃないわよ。私にだってそのくらいわかる。ちょっと休憩してから続けましょう?」
無線機はないのかもしれない、とは言えなかった。風子を不安にしたくはなかったのだ。
「ねえ、先輩」
風子が言って、すうっと立ち上がる。
いつもの、おしゃべりな風子のはずなのに、どこか奇妙な感じがして、清美は思わず一歩後ずさってしまう。
風子が、笑った。その笑顔はまるで。
「ほんとはね、先輩。無線機なんて、ここにはないんですよ」
蟲に取り憑かれた人間、そのものだった。
「風子、あなたも、なの…? でもどうして…」
「どうして、先輩をここに連れてきたか、ですか?」
にたり、と笑みが深くなる。
「決まってるじゃないですか。先輩を、独り占めにするためです!!」
風子が飛びかかるのと、清美が飛び退いてスタジオの扉に向かったのはほぼ同時だった。扉にしがみついた清美の脚に、風子がしがみつく。
「は、放して!」
脚をばたつかせるものの、風子はその華奢な体からは想像もつかないような力で清美を引きずり倒した。
風子が清美の体に馬乗りになる。見上げた風子の顔は、欲情にぎらつき、そしてそれを向けられた相手が清美であることは明白だった。
「さあ、先輩の体を見せてもらおうかなぁ~」
声だけは昨日までの風子と変わらないその生き物が、清美の制服に手をかける。
ビリビリッ!!
人ならざるその力に、制服はあっさりと破れてしまう。こぼれだした清美のブラを、これまた難なく引きちぎる。
「わあ、先輩ったら、思ってたよりずっと巨乳だったんですね♪」
「ひィ、や、やめて! お願い、正気に戻って!」
「しかも、とっても綺麗な形♪」
風子が乳房に顔を寄せ、
「嫌あぁぁァ!」
乳首に吸い付いた。
嫌悪感に身をよじる清美はただ、やめて、という言葉を繰り返すばかりだ。
「やだなあ、やめるわけ無いじゃないですか。わたし、この蟲さんたちが来るずっと前から、先輩のこと、こうしたいって思ってたんですよ? だから、ほかの子には絶対に先輩を渡したくなかったんです」
自分の腹をいとおしげに撫で回し、さらにその下、スカートの中へと、腕を潜り込ませていく。
クチュ、クチュという水音が、防音措置の施された室内に響いた。
「先輩、見てください。私がどれだけ、先輩のことを想っていたかを!!」
496 或る風紀委員長の受難 sage 2009/05/07(木) 01:36:28 ID:3yWQRdf6
ブチュ、ズチュウゥッ!!
風子の秘所を押し開いて、それが姿を現した。
節くれ立った白くぶよぶよの体、その体のあちこちからは細い触手が伸び、全体はぬらぬらと濡れ光っている。どことなく幼さの抜けない風子の体とその物体は、あまりにミスマッチで、現実離れしていた。
「先輩のことを想っていたら、こんなに大きくなっちゃったんですよ。さあ、先輩もこれで、気持ちよくなってくださいね♪」
「いや、私そんな、こんなのが初めてなんて嫌、いやよぉ!!」
「先輩ったら、処女だったんですか。じゃあ、痛くないようにおまじないをしてあげますからね~」
注射を嫌がる子どもをあやすように言って、蟲の体をなでまわす。蟲が、さらに濃い粘液をはき出した。それを手ですくい取った風子は、
「あン、これ、私も気持ちいいよぉ。ほら、先輩。先輩も痛くなくなるお薬ですよ~」
「!!!!」
清美のヴァギナに塗り込める。
清美は嫌悪感に首を振り、そして自分の体の異変に気がついた。
「な、なにこれぇ…? 体が、あついぃ…」
「そうでしょう? これからもっと気持ちよくなりますからね」
そう言っているうちにも、清美の体の火照りはどんどん強くなっていく。
「こんなの、こんなの嘘よ、こんなに…」
「じゃあ、嘘かどうか試してみましょうね♪」
言うなり、巨大な蟲が突きこまれる。
「んあアアああああッ!」
清美の喉から絞り出された叫びは、けれど、痛みがもたらしたものではなかった。
「あ、あ、あぅぅぅン!」
体がぴんと張り詰め、ビクン、ビクンと痙攣する。一瞬飛んだ意識が戻ってきて、事実を認識する。自分が紛れもなく、快感に登りつめてしまったことを。
「先輩ったら、入れただけでイっちゃうなんて、とってもエッチなんだから♪」
ズン!! ズンッ!!
「あぅぅん!! あヒいいん!!!」
リズミカルに奥を小突くたび、清美は絶頂に達して声を上げる。
「どうです? 気持ちいいでしょう?」
風子の言葉に返す余裕もなく、がくがくと体を震わせる。それを肯定ととった風子は、ますます激しく腰をグラインドさせる。
「あ、もうすぐでちゃいますよぉ。私の蟲さん、先輩に種付けしちゃいます♪」
膣の中で、蟲がいっそうその体を大きくする。清美はもはやその快楽に翻弄されるままだった。
「あう、む、蟲、蟲が来ちゃう、私のオマンコ、蟲が憑いちゃうぅ! いや、嫌なのに、気持ちイイ! ああ、イク、イっちゃう!!」
「先輩、受け取って!!」
ビュルルゥッ! ビュルウウウゥ!!
蟲の体が粘液を噴出し、清美の脳を焼く。それと同時に、明らかに形を持った存在が、風子の蟲の体を通り、そして清美の膣の一番奥へ…
「ああァん、私の子宮に、蟲が来てる! 気持ちいい蟲さん、キてるぅ!!」
子宮に蟲が着床し、それが自分の体に同化していくのがわかる。新たな母胎を見つけた蟲の喜びが伝わってくる。
「ああ… 私、蟲になっちゃったぁ♪」
呆然と呟き、清美は快楽の残滓に身を委ねるのだった。
497 或る風紀委員長の受難 sage 2009/05/07(木) 01:44:11 ID:3yWQRdf6
完全に蟲の虜になった清美を見下ろし、風子は満足げにほほえんだ。
「うふふ… これで先輩と、ずうっと一緒にいられる。ここで永遠に、二人だけで快楽を貪るの」
「残念ながら、そうはいかないわよ」
組み敷かれたまま、荒い息をついていたはずの清美が起き上がる。秘部はつながったままで、だ。
必然的に、風子と上下が入れ替わる形になる。
「せ、先輩?」
なにかがおかしい。そう思って清美の顔をのぞき込む。と。
「ふ、フフ、フフフフ……」
清美の目に、危険な光が点っていた。
「私は風紀委員長、この学園の風紀の乱れは許さない…」
清美の腰がくねり、萎えかけていた風子の蟲に快感を送り込む。
その絶妙な動きに、蟲は清美の中でみるみるうちに硬さをとりもどしていく。
「ちょ、あン、先輩? なんか、言ってることとやってることが、ああン、かみ合ってないですよ?!」
危険を感じた風子は逃げようとするが、清美の押さえつける力にまったく歯がたたない。その力は確かに、蟲に憑かれたもの特有のもの。
けれど彼女の瞳には、外のゾンビたちのような虚ろな光はまったくない。
むしろ、蟲に憑かれた人間に啖呵を切っていたときの、エンジン全開、風紀委員魂に燃えさかる炎が、瞳のなかにありありと浮かんでいる。
「蟲に憑かれた私たちには、蟲を増やす使命があるのよッ! それが私たちの規範であり校則、いいえッ! もはや私こそ校則、つまり私イズジャスティス!!」
「ああもう、文法めちゃくちゃです、先輩ぃ!」
「正義よッ、風子!! セックスイズ正義、ラブアンドピース!! その正義を守らずに二人きりでいちゃいちゃしようだなんて、お釈迦様が許しても、風紀委員長たるこの私が許さない!!!」
清美の膣が蠕動し、蟲にさらなる淫液の分泌を促す。風子に憑いていたはずの蟲はもはや、清美の思うがままに風子に快感を送り込む器官と化していた。
「あひゃぁ! 先輩、さっきまでと言ってることが、ぎゃ、逆ですよぉ…」
「さっきはさっき、今は今! 見てなさい、蟲に憑かれた私の超絶テク!! あなたのその性根をたたき直してあげるッ!!」
鼻息荒く、風子にのしかかる。
「あン、せんぱい、これ、あこがれてたシチュだけど、なんか違うぅ」
「おだまりなさい、この雌豚!!」
「ひぁん、あ、い、イク、もうイっちゃうぅ!」
…こうして結局、風子も蟲の繁殖のために走り回ることになりましたとさ。
「ほら、今日のノルマ、まだ達成して無いじゃない。いまからでも遅くないわ。私がついて行ってあげるから、レッツ寄生!」
「え~ん、私は先輩とエッチしたいのに~」
どっとはらい
498 491 sage 2009/05/07(木) 01:47:24 ID:3yWQRdf6
以上。お目汚し失礼しました。
最後が変なテンションなのは見逃して。
コメント
コメントの投稿