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魔女伝説 Catastorphe.I 終末への幕開け
381 名前:FBX ◆LURUsAQvXg :2006/01/04(水) 00:02:40 ID:KmW3tOIj
>>月光蝶氏
了解スマスタw
しかしログ管理してくださっている月光蝶氏への感謝の意味もあった
ことを付け加えておきましょう。
で、以前ボソッとお話した新作の設定を投下します。
暫定にすぎず、しかも寄生媒体のみの設定です。
ストーリーは決定しておりませんが、住人の皆さんの趣味嗜好に合うよう
改良していく予定です。
===========
妖女
一種の悪霊のようなもの。
魔次元と呼ばれる亜空間から現れる。
人間にとりつき、その力を見せつけることで欲望を植え付けたり、
快楽を与えることで人間を虜にする。
妖女の力に魅せられた人間は妖女に取り込まれ、魔女と化す。
魔蟲
妖女の虜となった人間を魔女へと変貌させるための存在。
妖女の意志により生まれ、そして犠牲者に性的な愛撫・快楽を与える。
やがて魔蟲は犠牲者の全身を覆い尽くし、柔らかなサナギのようになる。
犠牲者はこの中で、肉体は魔女としてふさわしいものに。
精神は妖女に都合の良い邪悪なものに作り替えられる。
犠牲者が完全に魔女へ生まれ変わると、粘液質の液体となって溶け出す。
この液体は魔女のエネルギーとして魔女に吸収される。
魔女
妖女の力に魅入られ、妖女に体と精神を乗っ取られた人間。
人外の存在であるため、その美しさや妖艶さに人間は酔わされてしまう。
妖女の種類や嗜好により様々な魔女へと生まれ変わるため、一概に何種類とは言えない。
魔女は通常の人間体に変身する能力を備えているため、何ら変わりない女性が実は魔女
に生まれ変わってしまっていることに気づかないのもしばしば。
だが、人間の時よりも明らかに強烈なフェロモンをまき散らしていたり、
その肉体が妖艶なものになっていることが多い。
魔女にもよるが、正体を現すと特殊な器官を備えていることがあったり、
肌の色が通常の人間にはありえない色となっていることもある。
基本的に淫靡・邪悪。
自らの意志で妖女を呼び出したり産むことができ、それで他の人間を仲間とすることもある。
665 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 22:36:41 ID:feH1U/d7
Catastorphe.I 終末への幕開け
「くぁ・・・、ダメ・・・、気持ちいいよぉ・・・」
闇の中にか細い声が響く。
時間は午前2時。
もはや人気の無くなった裏通りに、彼女を救う者はいない。
『いいでしょう? 私を受け入れれば、いつでもこれを味わえるのよ・・・』
女性の脳裏に妖しい声が響く。
それは妖女と呼ばれる、いま最も人間を脅かす存在だ。
――妖女。
その発生源はどこか別な世界、と言われているが具体的には掴めていない。
所詮人間にはその程度の理解が限界という訳だろうか。
ただ分かっているのは、それが人間に害をもたらす存在であるということ。
女性にのみ取り憑くということ。
そして目でとらえるのが非常に困難であるということ。
それしか知られていない。
心の弱い人間や憎悪を抱く人間など・・・、様々な人間に彼女らは憑依する。
憑依した人間の心の隙間につけいり、快楽で虜にしたりする。
時によっては妖女としての力を行使することで力への欲望を植え付け、そこから支配する。
いつしか妖女に憑依された人間は魔女となり、人間を破滅へ導くのである。
・・・いま闇の中で嬌声を上げる彼女もまた、妖女に選ばれし人間。
彼女は数分前に妖女に取り憑かれ、初めての快楽を受けているところであった。
「ふぅううう・・・、なぁに・・・、これぇ」
『これが魔の快楽。すばらしいでしょう?』
彼女はわずかに宙に浮き、腰を突き出すような姿勢で喘いでいる。
地面はわずかに・・・、女性の愛液で湿っていた。
『もう少し味わってみる?』
その声が聞こえると、彼女――芽依の秘所に穏やかな快感が流れ込んでくる。
「はぁあああああ・・・」
芽依はうっとりとため息のような声を漏らす。
『ふふ、あなたなら楽そうね。今日はこのくらいにしておいてあげるわ・・・』
「え・・・、まだ・・・」
『焦らなくても・・・、私とあなたの関係はまだまだ続くわ。また明日ね』
芽依は結局絶頂に達することなく、この日は妖女との関係を終えたのだった。
666 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 22:39:07 ID:feH1U/d7
(・・・一体なんだったのかしら)
翌朝、真剣に彼女は考える。
はっきりと覚えている。
残業で帰りが遅くなったので、近道をしようと裏通りを通った。
するとなんだか背筋が生暖かくなり、何かが自分の中に入り込んできた感じがしたのだ。
(わからないわねぇ・・・)
考えつつ、芽依は顔を洗いに洗面所に行く。
そして鏡を見て・・・
「え・・・、これが私?」
まるで元々の彼女とは別人のような顔が、そこには写っていた。
清水 芽依。
もともとパッとしない性格・風貌の彼女は、決して交友関係も良いとは言えなかった。
むしろ疎外されていた、という方がしっくりくるだろう。
顔つきも至って平凡。
彼女の勤める保険会社はその規模もあってか、美人揃いであった。
そんな中彼女は当然、「浮く」。
様々な局面で文字通り浮いていた。
しかし今朝は何かが違う。
まるで人を誘うような顔つきになり、肌の艶もまさに最高だった。
「まぁ、綺麗になったんだから困ることもないよね~♪」
呑気に鼻歌を歌いつつも出勤の準備を進める彼女。
その呑気さが、彼女を邪悪な存在へと変貌せしめる原因となるのであった。
(どうにか電車には間に合うかなー)
通勤途中、腕時計に目を走らせつつ思う。
『心配?』
「!!」
芽依はビクリとして立ち止まり、周囲を見渡す。
(・・・何? 誰も・・・いないよね・・・)
朝なのに、その通りには彼女以外の通行人はいなかった。
『あら、私よ。私。昨日の夜中、あなたを気持ちよくさせた・・・』
「え・・・」
芽依は蒼白になる。
確かにハッキリ覚えている。
「あ、あなた!」
『あんまり大きな声を出さない方がいいわよ? 変質者だと思われるんじゃない?』
「う・・・」
頭の中に響く声は、芽依にとって正しいものだった。
『私と話をしたければ、念じればいいのよ。私はあなたの中にいるんだもの』
「・・・」
(こう・・・かしら)
『そうそう、上出来じゃない』
667 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 22:50:56 ID:feH1U/d7
芽依は恐る恐る、頭の中の声が言う通りにしてみた。
するとどうか、確かに会話らしきものが成り立っている。
『それで? 遅刻しちゃうんじゃない?』
(・・・あ!!)
芽依は慌てて腕時計を見る。
「・・・やば」
思わず口に出し、そして走り出す。
『ご苦労なことねぇ・・・。少し力を貸してあげようか?』
(え?)
その言葉と同時に、芽依の走る速度が急に上がる。
「う、わ!」
凄まじい速度で走り続ける芽依。
しかし、周囲の通行人はその芽依に気づくことすらしない。
(え、えええ? 何で他の人は気づかないの?? こんなに速いのに!)
『音をたてず、風を切らず、誰にも触らずに移動してるからよ』
(そんなこと・・・できるの?)
『現にできてるじゃない・・・』
クスクス、と笑う声が芽依の脳内に響く。
「すごい・・・」
素直な感想を呟く芽依。
時間にしてわずか数秒。
彼女は自宅からの最寄り駅ではなく、通勤先の会社の入り口に立っていた。
「え・・・」
あまりの出来事に驚く彼女。
当然である。
芽依は普段、自宅からの最寄り駅まで徒歩15分。
電車に乗車し、会社の最寄り駅まで乗ること10分。
さらに降りてから会社まで歩くこと10分。
日常では、芽依は通勤にこれだけの時間を費やしていた。
距離にして10kmほどだろうか。
だが、今日の芽依はその行程をたった数秒で終えてしまったのだ。
668 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 23:01:26 ID:feH1U/d7
『どう? コレが私たちの力』
(わ、私・・・たち?)
『そう。私たちよ。あなたじゃないわ』
「・・・」
その言葉を聞き、芽依は思った。
(一体あなたは何者なの?)
『知りたい?』
(ええ)
芽依の会社の始業時間は午前9時。
現在の時刻は7時半。
まだ相当な余裕がある。
『それじゃあ、お茶でもしながら話しましょうか』
(・・・私の中にいるのに、お茶なんてできるわけないじゃないの)
『ま、そうだけど。気分だけでも、って奴よ』
芽依は会社の近くにある、いわゆるスタBとかPロントみたいなチェーンのコーヒー屋に入っていった。
「カプチーノのLを・・・」
「お一つでよろしいですか?」
「えーと」
『私も飲むわよ』
(え!?)
「ふ、二つで」
「お二つで。かしこまりました」
店員から渡されたカプチーノを手に、芽依は店の最奥部にある席に座る。
(あなた、冗談はやめ・・・)
『あら、冗談じゃないわ。店員に背を向けて座ってよ』
(ちょっと、いい加減にしてよ・・・)
『いいからいいから。私が何者か知りたいんでしょう?
それならひとまず私の言う通りにしてごらんよ』
669 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 23:10:28 ID:feH1U/d7
(もう・・・)
芽依は仕方なく、店員がいるレジに背を向けて席に着く。
『さて・・・。何から知りたい?』
(な、何からって・・・)
いざそういわれてみると、何から聞いたらいいのかわからない。
人間というのはそういう機会が多いものである。
(じゃ、じゃあとりあえず名前を)
『私の名前・・・ねぇ。無いわ』
(無いって、それじゃなんて呼べばいいのよ)
『んー・・・、そうねぇ・・・』
少し間をおく声。
『テイル・・・でいいわ』
(いま考えたの?)
『そうよ。語源は内緒にしとくわ』
(・・・)
芽依はカプチーノを一口ふくむ。
『次は?』
(どうしてカプチーノを二つも頼ませたの?)
『私が飲むから、って言ったじゃない』
(どうやって?)
この、芽依の頭の中の声は「声」に過ぎない。
つまり実体が無い存在。
少なくとも芽依はそう感じているし、そう認識している。
『見ていなさい』
(え・・・?)
すると芽依の視界が少し歪んだ。
いや、そんな気がしただけかもしれない。
「くぁ・・・」
芽依の身体に甘い刺激が走る。
そう、昨晩のような甘い甘い刺激が・・・。
670 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 23:19:35 ID:feH1U/d7
「はぁ、はぁ・・・」
(ちょっと、やめ・・・て・・・)
『終わったわよ』
(何をしたの?)
『正面を見てごらん』
(え?)
芽依はその言葉に従い、正面を見る。
(何もいな・・・)
「あ・・・」
パッと見では気づけない。
しかし、よく目をこらすと・・・
確かにそこには何かがいる。
無色透明な、人型の何かが。
『うふ・・・、これが私』
(な・・・、何なの一体・・・。透明なのに・・・、でも・・・)
驚き戸惑う芽依。
だが、彼女の目の前には確かに何かがいる。
『説明するわ』
(え、ええ・・・)
その透明な影――芽依の脳内の声は言う。
自分たちは「妖女」と呼ばれる、と。
しかし妖女というのは人間の言う名前ではなく、全体名。
つまり「人間」の「佐藤さん」という言い方をするなら、「人間」に値する名称である。
だが、自分たちには「佐藤さん」に値する個体名が存在しないという。
だから先ほど作ったのだ。
671 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 23:30:08 ID:feH1U/d7
妖女は実体を持たないが、かわりに固有な能力があるという。
それは芽依が体験した、無音高速移動であったりするらしい。
また、妖女と人間が長い間ともにいると更なる力が身につく、とも。
(ふーん・・・)
『さっきあなたが体験したあの速さ。あんな力、欲しいでしょう?』
と付け加えるテイル。
「え」
芽依の目の前にいる透明な人型が、なんとカプチーノを手に持っているではないか。
『なぁに? 飲むって言ったじゃない』
(・・・)
周囲からはカプチーノが空中に浮遊しているように見える。
人型はそのままカプチーノを口元に持って行き、飲む。
どうやら体内に入った物は見えないらしく、嚥下されるカプチーノは見えなかった。
「へぇ・・・」
『わかった? これが私。よろしくね』
(え、ええ・・・)
芽依の不思議な、それでいて危険な日常が幕を開けたのだった。
仕事を終え、朝とは違って普通に電車で帰宅した芽依。
「ただいまー」
誰もいないが、しかしそれでもこの台詞を口にしてしまう日本人は少なくないだろう。
『おかえりー』
テイルがそれを知ってか知らないでか、そう返す。
「もぉ、あなたも私と一緒に外にいたじゃないの」
『そうね』
芽依はバッグを置き、テレビをつけてソファーに腰を下ろす。
673 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 23:43:46 ID:feH1U/d7
ボーっとテレビを眺める芽依。
しかし、ふと何かを思いついたようにリモコンを放り出す。
「ねぇ、テイル・・・だっけ? 他にどんなことができるの?」
『あら、積極的じゃない。そうねぇ・・・、昨日みたいに気持ちよくできるわ』
「えっ・・・」
芽依は顔を赤らめる。
『別にいいじゃない。気持ちいいことは悪いことなの?』
「そ、そんなこと・・・無い・・・と思う」
『人間がそれに溺れるから、そういう教育をされてるんでしょ?
それなら溺れなければ別にいいんじゃない』
「・・・言われてみるとそうかも」
『じゃあ、今晩も楽しむ?』
「それも悪くないけど・・・、他には?」
『・・・鏡の前に行って』
「あ、何か見せてくれるのね? わかったわ」
芽依はそういうと、バスにある鏡の前に立つ。
「これでいいの?」
『着ている服を全部脱いで、裸になって』
「えー? 仕方ないなぁ・・・」
文句を言いながらも全裸になる芽依。
鏡には芽依の裸体が映る。
決してグラマラスではないが、スレンダーな大人の身体である。
「で?」
『見ていなさい』
言われる通り、芽依は鏡に映る自分の姿を見続ける。
「・・・?」
特に何も変わらない。
が、テイルに文句をつけようと口を開いた瞬間。
「ふああぁっ!?」
芽依は胸と股間を押さえる。
そう、朝と同じような刺激が・・・、快感が走ったのだ。
「え、何なのよぉ・・・!」
『・・・気持ちいいでしょう?』
「う、うん・・・」
否定しない芽依。
674 名前:FBX ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 23:46:46 ID:feH1U/d7
見てくれている人がいるようですね。
私はじっくり派ではないので、おいしい部分を最も味わえる構成を目指していますw
引き続きどうぞ。
675 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 00:01:31 ID:feH1U/d7
『じゃあ右手で胸をもんで、左手でアソコを擦ってよ』
「ちょっと何を言い出すのよぉ・・・」
『平たく言えば、オナニーしてってことね』
「人前でなんてできないわよ」
『私は人じゃないもの。別にあなたを非難なんてしないわ』
「う・・・む・・・、わ、わかったわよ・・・」
芽依は仕方なくとはいえ、結局行為を始めた。
「う・・・ん・・・」
右手は規則的に動かすが、左手が緩慢な芽依。
どうやら芽依は胸の刺激がお気に入りのようだ。
『いつもより感じるんじゃないかしら』
「え・・・、どうしてぇ・・・」
確かに芽依は普段よりも気持ちよく感じていた。
「あん!」
強めに握る右手が、全身へと広がる甘い刺激を作り出す。
『私がいるからよ』
「え・・・」
快楽の中、芽依はその言葉に疑問を感じる。
何か自分は害になる存在と一緒にいるのではないか、と。
『私は妖女』
「くぅ・・・ん!」
左手の動きが、芽依が無意識のうちに速くなる。
右手はなおも艶めかしい動きを続ける。
『人間に取り憑き』
「いい、よぉ・・・、ねぇ何言ってるの?」
股間を擦る左手が開き、その桃色の洞穴へと出入りするようになる。
『人間を取り込み、』
「ふああああ!」
絶頂に向けて上り詰める芽依。
両手の動きは、いよいよ本格的なものになっていく。
『破滅へと導く存在也』
「ああああああああああ!」
芽依は股間から盛大にしぶきを上げ、逝った。
『どうだったかしら?』
「んふ・・・、気持ちよかったわぁ」
バスから出て、リビングに戻った芽依。
しかし、どうも先ほどとは様子が違う。
愛液にまみれた左手を口に運び、その液体を吸う。
『それは良かったわねぇ・・・』
「ね、もっとしてよ。気持ちいいの大好きになっちゃった」
芽依はその言葉と同時に、嫌らしい笑みを浮かべる。
676 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 00:15:54 ID:iyXthFRZ
『焦らないでよ、もう・・・。自分の身体を見てごらん』
「え・・・?」
芽依は先ほどまで激しくもんでいた胸を見てみる。
「あ!」
その胸は、まるでそれ自身が生きているように妖しい動きをしている。
心臓の動きに応じての揺れではなく、胸自体が動いているのだ。
「な、何コレ・・・」
『あなたがさっき逝ったおかげで、あなたの胸が力を持ったのよ』
「どういう意味?」
『そういう意味よ。胸、気持ちいいでしょう・・・?』
テイルの、微妙なトーンを持つその声を聞くと、芽依は途端に目つきが変わる。
「えぇ・・・、気持ちいいわ・・・」
『おマンコ、見てごらん』
「うん・・・」
身体を折り、自身の秘所をのぞく芽依。
「あ・・・」
そのスリットは、しきりに開閉していた。
同時に濃厚な愛液の香りが吹き出しており、まるで淫靡な香水のようだ。
「いい・・・におい・・・」
『でしょう?』
愛液の香りを吸うと、芽依の表情が一変した。
「んふふ・・・、気持ちいいの・・・だぁいすき・・・」
『我慢することなんて無いの。快楽は受け入れて、楽しむべきなのよ』
淫らな笑みを浮かべ、股間から愛液をすくっては口に入れる。
芽依は妖女とたった一度オナニーをしただけで、淫女へと変貌したのだった。
「うふふふ・・・」
その後、芽依は自分の服のなかから一番露出の大きいものを選び、外出した。
677 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 00:26:37 ID:iyXthFRZ
午後11時。
芽依は大胆な格好で、繁華街へと繰り出す。
両足を交互に出し、常に自分の秘所に刺激が通る歩き方をする。
妖女とのオナニーで変化した彼女の秘所は、強烈な淫香を芽依の全身にまとわせていた。
膨らんだ胸は自由に揺れ、通り過ぎる男性の視線を釘付けにする。
『男を漁るのね? 全く・・・、見上げたエロさねぇ・・・』
妖女は呆れたような台詞を口にするが、しかし内心では満足していた。
もうすぐだ、と。
「よぉねーちゃん」
一人の優男が声を掛けてきた。
「あらぁ・・・、なぁに?」
芽依は精一杯男を誘う声色で答えた。
「こんな時間にこんな場所で、それにそんな格好で何をしてるんだい?」
「んふふふふ・・・、見てわからないかしらぁ?」
芽依は自分の胸を下から軽く持ち上げてみせる。
「お・・・っと、でかい胸だねぇ・・・」
「でしょう? あなたみたいな男の子を待っていたのよぉ・・・」
「へへ・・・、流石に嫌らしい女だな」
「あなたもね・・・」
二人は互いの魂胆を見透かしたような笑みを浮かべる。
「ねぇ、行きましょ? あ・そ・こ」
芽依は近くの建物を指さす。
『HOTEL 快楽の坩堝』
あからさまなラブホテルであった。
「話がわかってるねぇ・・・、で、いくらだい?」
そう、男は売春だと思って言い寄ってきたのだった。
だが・・・
「あら、お金くれるのぉ? そうねぇ・・・、コレでいいわぁ」
芽依は人差し指を一本立てる。
「な・・・、それは10ってことか?」
「10も取ると思ってぇ?」
「く、100かよ・・・。そんな金ねぇって・・・」
「100ぅ?」
芽依はクスクスと笑い出す。
678 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 00:38:29 ID:iyXthFRZ
「ば、バカにするなよ! 俺はこれでもな、」
「何怒ってるのよぉ。100なわけないじゃなぁい」
「じゃ、じゃあいくらなんだよ」
「1」
「!? ・・・いま、何て言った?」
「1でいいって言ったのよ」
「お前、詐欺じゃねぇよな?」
「あらぁ、こんなエッチなお姉さんに詐欺なんて言うのぉ?」
芽依は優男の頬に右手をあて、顔を近づける。
「う・・・」
芽依の全身を覆う濃厚な愛液の香りが優男を襲う。
「ねぇ、1でいいって言ってるの。行きましょ?」
「あ、ああ・・・」
その香りに酔わされた優男は、芽依の言うがままにホテルへと入っていった。
「とりあえずシャワーを」
優男が言おうとすると、芽依は彼の体を自分の方へ向けさせて口づけをした。
「うんむ!?」
優男は驚きの表情を作るが、すぐにトロンとした目つきになる。
「さ、ベッドにお入り」
芽依がそう命令すると、優男は従う。
「シャワーなんてもの、いらないじゃない。すぐヤりたいのよぉ」
ベッドに仰向けになった優男の服を脱がせる芽依。
寝ている人間の服を脱がせるのは苦労するが、どういう訳か今の芽依にそんな素振りは無い。
『この男の精気を全部吸うの。そうすれば更なる力と快楽があなたの物になるわ』
(ええ、わかってるわぁ・・・)
芽依は妖女とオナニーを共にした際、精神を妖女に支配されたのだ。
そうでなければ、清楚な彼女がこのような淫行を働くはずがない。
「あぁ・・・、早く・・・してくれ・・・」
優男は芽依に言う。
679 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 00:50:00 ID:iyXthFRZ
「うふふふ・・・、慌てなくてもちゃんとシテあげるわぁ・・・」
芽依は着ていた服を全て脱ぐ。
すると、彼女が自宅で確認した時よりも豊満な肉体があらわになった。
妖女は彼女が繁華街を徘徊する間も、その身体を作り替えていたのだ。
そうして優男の腰にまたがる芽依。
「まずは手でしごいて、大きくしてあげる」
芽依はその美しい指先で優男のブツに触れる。
「うあっ」
優男はその刺激に思わず声を上げてしまう。
「んっふふふふ・・・可愛いぃ・・・」
そのままブツを上下にゆっくりとしごく芽依。
「あ・・・あ・・・」
優男の目が虚ろになっていく。
快楽のあまりに自我を失いかけているのだろうか。
芽依はその間にもブツをしごき、そのスピードを少しずつ上げていく。
「どぉ? 気持ちよくなってきたかしらぁ?」
「あぁ・・・、はい・・・、気持ちいいです・・・」
言われるままに答える優男。
「さぁ、準備ができてきたわねぇ・・・」
言うと芽依はゆっくりと腰を上げ、そのブツに照準を合わせる。
「うふふふ・・・、入れて欲しいでしょう?」
その言葉に優男は期待したのか、息を荒げる。
「は、はい、入れたいです、入れたいですー!」
「そぉ・・・。でも、そんな口の利き方を知らない子は入れてあげなぁい」
典型的な焦らしである。
芽依は男を抱くことなど初めてである。
全ては妖女の影響なのである。
680 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 01:01:31 ID:iyXthFRZ
「どうしたのぉ? お姉さん、入れてもいいんだけどなぁ・・・」
「い、入れてください。入れさせてください。お願いします」
優男は必死になる。
「クスクス・・・、そう。それでいいの。きちんと言えたから、入れてあげるわぁ」
芽依はゆっくりと腰を下ろし、その淫穴に優男のブツを飲み込み始める。
「はふ・・・、あぁ・・・いいわぁ・・・、これが男の味・・・」
初めての行為に、芽依は声を漏らす。
「ふああ・・・、いい・・・です・・・」
優男は凄まじい快感のために声を出すのも苦しい。
そのまま腰を落とし続ける芽依。
「あん・・・、入って・・・きて、気持ちいい・・・」
やがて芽依の腰が止まる。
優男は息も絶え絶えになり、必死になって芽依を見続ける。
「さぁ・・・、動いてあげる。死んじゃうくらい気持ちよくしてあげるわぁ・・・」
ゆっくりと腰を動かし始める芽依。
その動きのたび、優男はうめき声を漏らす。
だが。
「あ、ダメです。出ちゃう・・・!」
「もうなの? 早いわねぇ・・・。早漏は嫌われるわよぉ?」
芽依はその笑みをより淫靡なものにし、優男に向ける。
その笑みを見た瞬間、優男は達する。
「アッーーーーーーー」
芽依の膣内に、優男の子種が飛び出す。
「あふん・・・、出ちゃったのね?」
「あああ、はい、出ちゃいました・・・」
「ダメじゃなぁい。悪い子はぁ・・・」
「わ、悪い子・・・は・・・?」
優男はこの快楽が中断されると思っている。
「や、やめないでくださいぃ・・・」
「やめるわけないじゃなぁい」
「え?」
芽依の笑みが淫靡なものから、残酷なものに変わる。
「悪い子からはぁ・・・、全部吸ってあげないとね☆」
「!!!!!!!!」
その言葉と同時に芽依の膣が激しくうねり、優男は一気に放出してしまう。
681 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 01:11:55 ID:iyXthFRZ
「あっ、あっ!」
「ああぁ・・・、出てるぅ・・・」
どくん、どくんと注そうされる男の精液。
芽依の膣は、貪欲にも全て吸い出そうと蠢き続ける。
「ほぅら、まだまだよぉ、どんどん出しなさぁい!」
芽依は腰を激しく振り始める。
「ああああ、止まらない、止まらないぃいいいいいい」
優男は叫ぶが、しかしそんなことで止まるはずもない。
どんどん芽依にその精液を捧げる優男。
「もっと、もっと。もっともっとよぉおおおお」
だが、そうは言ってもいつしか尽きるもの。
優男のブツは萎え始めていた。
「もう、だらしないわねぇ・・・。じゃあ終わりにしましょ」
言うと芽依は優男に抱きつく。
突然のことに優男は戸惑う。
「んっふふふ・・・、さ、お姉さんの中においで」
芽依は優男に口づけをした。
「う・・・む・・・」
すると優男は目を見開き、そして・・・目を閉じた。
口を離す芽依。
「おいしかった・・・」
『よくやったわね』
脳内にテイルの声が響く。
「あ・・・」
『おかげで私が実体化できる時が来たわ』
「え、どういうことなの?」
芽依には意味がわからない。
『大丈夫よ・・・、あなたが力を得るのと同じ意味なのだから』
テイルの言葉と同時に、ベッドにピンク色の魔法陣が現れる。
「きゃ!」
『心配ないわ。あなたと同化する儀式が始まるだけよ』
気づくと、横たわっていたはずの優男が消滅していた。
「ね、ねぇあの人は?」
『消したわ。もう死んでいたしね』
「そんな! どうして!?」
ショックのあまり、妖女の支配が弱まった芽依はテイルに怒鳴りつける。
『あなたが殺したの。精気を吸い取って、吸い取って・・・吸い殺したのよ』
682 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 01:22:37 ID:iyXthFRZ
「そんな・・・」
テイルにより殺人を自覚させられた芽依は、愕然とする。
『さ、そんなことはどうでもいいの。芽依、私の言うことを聞きなさい』
自宅での事と同じように、テイルが一定のトーンを利かせて言う。
すると芽依の目つきが変わる。
「はい・・・」
『魔法陣の中心に、あなたの愛液と男の精液を塗りなさい』
「混ざってるわよ」
『意味は同じよ』
当然、芽依の膣に注がれた精液なのだから愛液と混ざる。
芽依は膣口を開くと、左手の指を入れて中身を少しかきだす。
「これで・・・」
左手を抜くと、その指を魔法陣の中心部に塗りたくる。
『それでいいわ』
テイルの言葉と同時に、塗られた淫液から黒い何かが現れた。
「な、何・・・コレ」
『うふふふふ・・・』
それは触手だった。
「きゃ!」
触手は芽依の股間に狙いを定め、勢いよく入っていった。
「ひゃああああああああああ!」
快楽の虜と化している芽依は、それを快楽として受け取った。
プシュっ、という音とともに愛液を吹き出す芽依の膣口。
同じ瞬間、芽依の身体から何かが出て行く。
そう、まるで仕事前のカフェでの出来事と同じように。
「あ・・・!?」
それを目にする芽依。
だが、今度はその人型には色がついていた。
『あなたのおかげよ。色がついたっていうことは、それだけ実体に近づいたってこと』
触手は挿入しただけでは不満だったようで、ぐねぐねとうねり始める。
「あっ、あっ、・・・」
芽依はたまらず声を上げる。
『あなたは私と同化するの。そして魔女となり、世界を破壊するのよ・・・』
「あああ・・・、魔女、魔女ぉおおお・・・」
もはや芽依の言葉には意味がない。
ひたすらに快楽を感じ、それを貪っているだけであった。
683 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 01:35:59 ID:iyXthFRZ
そして。
『さ、はじめましょ』
テイルは指を鳴らした。
すると。
魔法陣がひときわ強く輝き、大量に黒い何かがあふれ出してきた。
「ひゃあ、ふあああああ・・・」
『この液体みたいなのは魔蟲と言ってね・・・。ま、そのうちわかるわ』
テイルが話している間も、どんどん黒い液体は増えていく。
魔法陣の中だけで有効なものらしく、魔法陣の外には全くあふれていない。
『うふふふふふふ・・・・・・・・・・・・』
テイルは妖しい笑い声を残し、芽依と共に黒い液体に身を沈めていった。
部屋には誰もいない。
激しい淫行があったことを示す淫臭はするが、しかし誰もいない。
それどころか淫臭はどんどん強くなっているようだ。
だが、他の部屋とは異なる部分があった。
ベッドの上に、黒い円柱がそびえ立っているのだ。
そこからはねっとりとした愛液の香りが漂い、部屋を汚染している。
やがて黒い円柱は徐々に溶け出していく。
どろどろと、まるでコールタールのように流動性を持った液体だ。
少しすると、黒い液体は何やら小さい穴に吸い込まれているのが見えるようになる。
「クッククククク・・・」
部屋に笑い声が響く。
もちろん黒い円柱からだ。
徐々に円柱は小さくなり、その内容が明らかになっていく。
そこにいるのは、芽依。
しかし芽依ではない。
正確には魔女となった芽依である。
長い足。
くびれた腰。
自然と開閉を繰り返す秘所。
はち切れそうな胸。
自由にうねる髪。
見る者全てを魅了する、邪な美貌。
684 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 01:37:53 ID:iyXthFRZ
快楽の虜として魔女となった芽依は、邪淫の化身とも言えよう。
「この力・・・、すばらしいわ。身体を得ることもできた。
まずはどうしてくれようかしらぁ・・・」
芽依はこれから始まる淫惨な宴に思考を巡らせ、邪悪な笑みを浮かべた。
685 名前:FBX ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 01:39:46 ID:iyXthFRZ
ふぅ・・・
とりあえず繁殖に必要な種は完成しました。
後は種を育て、そして・・・広めるだけ。
種の用意にはできるだけ時間をかけず、広がるのに時間を掛けて
住人の皆様を楽しませたいと思いましたので、こんな形になりました。
自分としては満足できる出来ですけどねw
まぁそんなとこで・・・
邪淫の魔女・芽依様の活躍にご期待くだされ。
今日はこれまで。
687 名前:FBX ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 02:34:13 ID:iyXthFRZ
あ、ちなみにCatastorpheとしたのは、近日中に落ちてくると
ネットでも騒がれてる彗星の破片を考えてです。
(これマジ
天文板では騒いでないあたり、たいしたこと無いとも思う自分ですが・・・
さ、皆さんも魔女と関わってCatastorpheを迎えないように注意してくださいなw
んであおやすー
>>月光蝶氏
了解スマスタw
しかしログ管理してくださっている月光蝶氏への感謝の意味もあった
ことを付け加えておきましょう。
で、以前ボソッとお話した新作の設定を投下します。
暫定にすぎず、しかも寄生媒体のみの設定です。
ストーリーは決定しておりませんが、住人の皆さんの趣味嗜好に合うよう
改良していく予定です。
===========
妖女
一種の悪霊のようなもの。
魔次元と呼ばれる亜空間から現れる。
人間にとりつき、その力を見せつけることで欲望を植え付けたり、
快楽を与えることで人間を虜にする。
妖女の力に魅せられた人間は妖女に取り込まれ、魔女と化す。
魔蟲
妖女の虜となった人間を魔女へと変貌させるための存在。
妖女の意志により生まれ、そして犠牲者に性的な愛撫・快楽を与える。
やがて魔蟲は犠牲者の全身を覆い尽くし、柔らかなサナギのようになる。
犠牲者はこの中で、肉体は魔女としてふさわしいものに。
精神は妖女に都合の良い邪悪なものに作り替えられる。
犠牲者が完全に魔女へ生まれ変わると、粘液質の液体となって溶け出す。
この液体は魔女のエネルギーとして魔女に吸収される。
魔女
妖女の力に魅入られ、妖女に体と精神を乗っ取られた人間。
人外の存在であるため、その美しさや妖艶さに人間は酔わされてしまう。
妖女の種類や嗜好により様々な魔女へと生まれ変わるため、一概に何種類とは言えない。
魔女は通常の人間体に変身する能力を備えているため、何ら変わりない女性が実は魔女
に生まれ変わってしまっていることに気づかないのもしばしば。
だが、人間の時よりも明らかに強烈なフェロモンをまき散らしていたり、
その肉体が妖艶なものになっていることが多い。
魔女にもよるが、正体を現すと特殊な器官を備えていることがあったり、
肌の色が通常の人間にはありえない色となっていることもある。
基本的に淫靡・邪悪。
自らの意志で妖女を呼び出したり産むことができ、それで他の人間を仲間とすることもある。
665 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 22:36:41 ID:feH1U/d7
Catastorphe.I 終末への幕開け
「くぁ・・・、ダメ・・・、気持ちいいよぉ・・・」
闇の中にか細い声が響く。
時間は午前2時。
もはや人気の無くなった裏通りに、彼女を救う者はいない。
『いいでしょう? 私を受け入れれば、いつでもこれを味わえるのよ・・・』
女性の脳裏に妖しい声が響く。
それは妖女と呼ばれる、いま最も人間を脅かす存在だ。
――妖女。
その発生源はどこか別な世界、と言われているが具体的には掴めていない。
所詮人間にはその程度の理解が限界という訳だろうか。
ただ分かっているのは、それが人間に害をもたらす存在であるということ。
女性にのみ取り憑くということ。
そして目でとらえるのが非常に困難であるということ。
それしか知られていない。
心の弱い人間や憎悪を抱く人間など・・・、様々な人間に彼女らは憑依する。
憑依した人間の心の隙間につけいり、快楽で虜にしたりする。
時によっては妖女としての力を行使することで力への欲望を植え付け、そこから支配する。
いつしか妖女に憑依された人間は魔女となり、人間を破滅へ導くのである。
・・・いま闇の中で嬌声を上げる彼女もまた、妖女に選ばれし人間。
彼女は数分前に妖女に取り憑かれ、初めての快楽を受けているところであった。
「ふぅううう・・・、なぁに・・・、これぇ」
『これが魔の快楽。すばらしいでしょう?』
彼女はわずかに宙に浮き、腰を突き出すような姿勢で喘いでいる。
地面はわずかに・・・、女性の愛液で湿っていた。
『もう少し味わってみる?』
その声が聞こえると、彼女――芽依の秘所に穏やかな快感が流れ込んでくる。
「はぁあああああ・・・」
芽依はうっとりとため息のような声を漏らす。
『ふふ、あなたなら楽そうね。今日はこのくらいにしておいてあげるわ・・・』
「え・・・、まだ・・・」
『焦らなくても・・・、私とあなたの関係はまだまだ続くわ。また明日ね』
芽依は結局絶頂に達することなく、この日は妖女との関係を終えたのだった。
666 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 22:39:07 ID:feH1U/d7
(・・・一体なんだったのかしら)
翌朝、真剣に彼女は考える。
はっきりと覚えている。
残業で帰りが遅くなったので、近道をしようと裏通りを通った。
するとなんだか背筋が生暖かくなり、何かが自分の中に入り込んできた感じがしたのだ。
(わからないわねぇ・・・)
考えつつ、芽依は顔を洗いに洗面所に行く。
そして鏡を見て・・・
「え・・・、これが私?」
まるで元々の彼女とは別人のような顔が、そこには写っていた。
清水 芽依。
もともとパッとしない性格・風貌の彼女は、決して交友関係も良いとは言えなかった。
むしろ疎外されていた、という方がしっくりくるだろう。
顔つきも至って平凡。
彼女の勤める保険会社はその規模もあってか、美人揃いであった。
そんな中彼女は当然、「浮く」。
様々な局面で文字通り浮いていた。
しかし今朝は何かが違う。
まるで人を誘うような顔つきになり、肌の艶もまさに最高だった。
「まぁ、綺麗になったんだから困ることもないよね~♪」
呑気に鼻歌を歌いつつも出勤の準備を進める彼女。
その呑気さが、彼女を邪悪な存在へと変貌せしめる原因となるのであった。
(どうにか電車には間に合うかなー)
通勤途中、腕時計に目を走らせつつ思う。
『心配?』
「!!」
芽依はビクリとして立ち止まり、周囲を見渡す。
(・・・何? 誰も・・・いないよね・・・)
朝なのに、その通りには彼女以外の通行人はいなかった。
『あら、私よ。私。昨日の夜中、あなたを気持ちよくさせた・・・』
「え・・・」
芽依は蒼白になる。
確かにハッキリ覚えている。
「あ、あなた!」
『あんまり大きな声を出さない方がいいわよ? 変質者だと思われるんじゃない?』
「う・・・」
頭の中に響く声は、芽依にとって正しいものだった。
『私と話をしたければ、念じればいいのよ。私はあなたの中にいるんだもの』
「・・・」
(こう・・・かしら)
『そうそう、上出来じゃない』
667 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 22:50:56 ID:feH1U/d7
芽依は恐る恐る、頭の中の声が言う通りにしてみた。
するとどうか、確かに会話らしきものが成り立っている。
『それで? 遅刻しちゃうんじゃない?』
(・・・あ!!)
芽依は慌てて腕時計を見る。
「・・・やば」
思わず口に出し、そして走り出す。
『ご苦労なことねぇ・・・。少し力を貸してあげようか?』
(え?)
その言葉と同時に、芽依の走る速度が急に上がる。
「う、わ!」
凄まじい速度で走り続ける芽依。
しかし、周囲の通行人はその芽依に気づくことすらしない。
(え、えええ? 何で他の人は気づかないの?? こんなに速いのに!)
『音をたてず、風を切らず、誰にも触らずに移動してるからよ』
(そんなこと・・・できるの?)
『現にできてるじゃない・・・』
クスクス、と笑う声が芽依の脳内に響く。
「すごい・・・」
素直な感想を呟く芽依。
時間にしてわずか数秒。
彼女は自宅からの最寄り駅ではなく、通勤先の会社の入り口に立っていた。
「え・・・」
あまりの出来事に驚く彼女。
当然である。
芽依は普段、自宅からの最寄り駅まで徒歩15分。
電車に乗車し、会社の最寄り駅まで乗ること10分。
さらに降りてから会社まで歩くこと10分。
日常では、芽依は通勤にこれだけの時間を費やしていた。
距離にして10kmほどだろうか。
だが、今日の芽依はその行程をたった数秒で終えてしまったのだ。
668 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 23:01:26 ID:feH1U/d7
『どう? コレが私たちの力』
(わ、私・・・たち?)
『そう。私たちよ。あなたじゃないわ』
「・・・」
その言葉を聞き、芽依は思った。
(一体あなたは何者なの?)
『知りたい?』
(ええ)
芽依の会社の始業時間は午前9時。
現在の時刻は7時半。
まだ相当な余裕がある。
『それじゃあ、お茶でもしながら話しましょうか』
(・・・私の中にいるのに、お茶なんてできるわけないじゃないの)
『ま、そうだけど。気分だけでも、って奴よ』
芽依は会社の近くにある、いわゆるスタBとかPロントみたいなチェーンのコーヒー屋に入っていった。
「カプチーノのLを・・・」
「お一つでよろしいですか?」
「えーと」
『私も飲むわよ』
(え!?)
「ふ、二つで」
「お二つで。かしこまりました」
店員から渡されたカプチーノを手に、芽依は店の最奥部にある席に座る。
(あなた、冗談はやめ・・・)
『あら、冗談じゃないわ。店員に背を向けて座ってよ』
(ちょっと、いい加減にしてよ・・・)
『いいからいいから。私が何者か知りたいんでしょう?
それならひとまず私の言う通りにしてごらんよ』
669 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 23:10:28 ID:feH1U/d7
(もう・・・)
芽依は仕方なく、店員がいるレジに背を向けて席に着く。
『さて・・・。何から知りたい?』
(な、何からって・・・)
いざそういわれてみると、何から聞いたらいいのかわからない。
人間というのはそういう機会が多いものである。
(じゃ、じゃあとりあえず名前を)
『私の名前・・・ねぇ。無いわ』
(無いって、それじゃなんて呼べばいいのよ)
『んー・・・、そうねぇ・・・』
少し間をおく声。
『テイル・・・でいいわ』
(いま考えたの?)
『そうよ。語源は内緒にしとくわ』
(・・・)
芽依はカプチーノを一口ふくむ。
『次は?』
(どうしてカプチーノを二つも頼ませたの?)
『私が飲むから、って言ったじゃない』
(どうやって?)
この、芽依の頭の中の声は「声」に過ぎない。
つまり実体が無い存在。
少なくとも芽依はそう感じているし、そう認識している。
『見ていなさい』
(え・・・?)
すると芽依の視界が少し歪んだ。
いや、そんな気がしただけかもしれない。
「くぁ・・・」
芽依の身体に甘い刺激が走る。
そう、昨晩のような甘い甘い刺激が・・・。
670 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 23:19:35 ID:feH1U/d7
「はぁ、はぁ・・・」
(ちょっと、やめ・・・て・・・)
『終わったわよ』
(何をしたの?)
『正面を見てごらん』
(え?)
芽依はその言葉に従い、正面を見る。
(何もいな・・・)
「あ・・・」
パッと見では気づけない。
しかし、よく目をこらすと・・・
確かにそこには何かがいる。
無色透明な、人型の何かが。
『うふ・・・、これが私』
(な・・・、何なの一体・・・。透明なのに・・・、でも・・・)
驚き戸惑う芽依。
だが、彼女の目の前には確かに何かがいる。
『説明するわ』
(え、ええ・・・)
その透明な影――芽依の脳内の声は言う。
自分たちは「妖女」と呼ばれる、と。
しかし妖女というのは人間の言う名前ではなく、全体名。
つまり「人間」の「佐藤さん」という言い方をするなら、「人間」に値する名称である。
だが、自分たちには「佐藤さん」に値する個体名が存在しないという。
だから先ほど作ったのだ。
671 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 23:30:08 ID:feH1U/d7
妖女は実体を持たないが、かわりに固有な能力があるという。
それは芽依が体験した、無音高速移動であったりするらしい。
また、妖女と人間が長い間ともにいると更なる力が身につく、とも。
(ふーん・・・)
『さっきあなたが体験したあの速さ。あんな力、欲しいでしょう?』
と付け加えるテイル。
「え」
芽依の目の前にいる透明な人型が、なんとカプチーノを手に持っているではないか。
『なぁに? 飲むって言ったじゃない』
(・・・)
周囲からはカプチーノが空中に浮遊しているように見える。
人型はそのままカプチーノを口元に持って行き、飲む。
どうやら体内に入った物は見えないらしく、嚥下されるカプチーノは見えなかった。
「へぇ・・・」
『わかった? これが私。よろしくね』
(え、ええ・・・)
芽依の不思議な、それでいて危険な日常が幕を開けたのだった。
仕事を終え、朝とは違って普通に電車で帰宅した芽依。
「ただいまー」
誰もいないが、しかしそれでもこの台詞を口にしてしまう日本人は少なくないだろう。
『おかえりー』
テイルがそれを知ってか知らないでか、そう返す。
「もぉ、あなたも私と一緒に外にいたじゃないの」
『そうね』
芽依はバッグを置き、テレビをつけてソファーに腰を下ろす。
673 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 23:43:46 ID:feH1U/d7
ボーっとテレビを眺める芽依。
しかし、ふと何かを思いついたようにリモコンを放り出す。
「ねぇ、テイル・・・だっけ? 他にどんなことができるの?」
『あら、積極的じゃない。そうねぇ・・・、昨日みたいに気持ちよくできるわ』
「えっ・・・」
芽依は顔を赤らめる。
『別にいいじゃない。気持ちいいことは悪いことなの?』
「そ、そんなこと・・・無い・・・と思う」
『人間がそれに溺れるから、そういう教育をされてるんでしょ?
それなら溺れなければ別にいいんじゃない』
「・・・言われてみるとそうかも」
『じゃあ、今晩も楽しむ?』
「それも悪くないけど・・・、他には?」
『・・・鏡の前に行って』
「あ、何か見せてくれるのね? わかったわ」
芽依はそういうと、バスにある鏡の前に立つ。
「これでいいの?」
『着ている服を全部脱いで、裸になって』
「えー? 仕方ないなぁ・・・」
文句を言いながらも全裸になる芽依。
鏡には芽依の裸体が映る。
決してグラマラスではないが、スレンダーな大人の身体である。
「で?」
『見ていなさい』
言われる通り、芽依は鏡に映る自分の姿を見続ける。
「・・・?」
特に何も変わらない。
が、テイルに文句をつけようと口を開いた瞬間。
「ふああぁっ!?」
芽依は胸と股間を押さえる。
そう、朝と同じような刺激が・・・、快感が走ったのだ。
「え、何なのよぉ・・・!」
『・・・気持ちいいでしょう?』
「う、うん・・・」
否定しない芽依。
674 名前:FBX ◆4gA1RyNyf. :2006/05/07(日) 23:46:46 ID:feH1U/d7
見てくれている人がいるようですね。
私はじっくり派ではないので、おいしい部分を最も味わえる構成を目指していますw
引き続きどうぞ。
675 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 00:01:31 ID:feH1U/d7
『じゃあ右手で胸をもんで、左手でアソコを擦ってよ』
「ちょっと何を言い出すのよぉ・・・」
『平たく言えば、オナニーしてってことね』
「人前でなんてできないわよ」
『私は人じゃないもの。別にあなたを非難なんてしないわ』
「う・・・む・・・、わ、わかったわよ・・・」
芽依は仕方なくとはいえ、結局行為を始めた。
「う・・・ん・・・」
右手は規則的に動かすが、左手が緩慢な芽依。
どうやら芽依は胸の刺激がお気に入りのようだ。
『いつもより感じるんじゃないかしら』
「え・・・、どうしてぇ・・・」
確かに芽依は普段よりも気持ちよく感じていた。
「あん!」
強めに握る右手が、全身へと広がる甘い刺激を作り出す。
『私がいるからよ』
「え・・・」
快楽の中、芽依はその言葉に疑問を感じる。
何か自分は害になる存在と一緒にいるのではないか、と。
『私は妖女』
「くぅ・・・ん!」
左手の動きが、芽依が無意識のうちに速くなる。
右手はなおも艶めかしい動きを続ける。
『人間に取り憑き』
「いい、よぉ・・・、ねぇ何言ってるの?」
股間を擦る左手が開き、その桃色の洞穴へと出入りするようになる。
『人間を取り込み、』
「ふああああ!」
絶頂に向けて上り詰める芽依。
両手の動きは、いよいよ本格的なものになっていく。
『破滅へと導く存在也』
「ああああああああああ!」
芽依は股間から盛大にしぶきを上げ、逝った。
『どうだったかしら?』
「んふ・・・、気持ちよかったわぁ」
バスから出て、リビングに戻った芽依。
しかし、どうも先ほどとは様子が違う。
愛液にまみれた左手を口に運び、その液体を吸う。
『それは良かったわねぇ・・・』
「ね、もっとしてよ。気持ちいいの大好きになっちゃった」
芽依はその言葉と同時に、嫌らしい笑みを浮かべる。
676 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 00:15:54 ID:iyXthFRZ
『焦らないでよ、もう・・・。自分の身体を見てごらん』
「え・・・?」
芽依は先ほどまで激しくもんでいた胸を見てみる。
「あ!」
その胸は、まるでそれ自身が生きているように妖しい動きをしている。
心臓の動きに応じての揺れではなく、胸自体が動いているのだ。
「な、何コレ・・・」
『あなたがさっき逝ったおかげで、あなたの胸が力を持ったのよ』
「どういう意味?」
『そういう意味よ。胸、気持ちいいでしょう・・・?』
テイルの、微妙なトーンを持つその声を聞くと、芽依は途端に目つきが変わる。
「えぇ・・・、気持ちいいわ・・・」
『おマンコ、見てごらん』
「うん・・・」
身体を折り、自身の秘所をのぞく芽依。
「あ・・・」
そのスリットは、しきりに開閉していた。
同時に濃厚な愛液の香りが吹き出しており、まるで淫靡な香水のようだ。
「いい・・・におい・・・」
『でしょう?』
愛液の香りを吸うと、芽依の表情が一変した。
「んふふ・・・、気持ちいいの・・・だぁいすき・・・」
『我慢することなんて無いの。快楽は受け入れて、楽しむべきなのよ』
淫らな笑みを浮かべ、股間から愛液をすくっては口に入れる。
芽依は妖女とたった一度オナニーをしただけで、淫女へと変貌したのだった。
「うふふふ・・・」
その後、芽依は自分の服のなかから一番露出の大きいものを選び、外出した。
677 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 00:26:37 ID:iyXthFRZ
午後11時。
芽依は大胆な格好で、繁華街へと繰り出す。
両足を交互に出し、常に自分の秘所に刺激が通る歩き方をする。
妖女とのオナニーで変化した彼女の秘所は、強烈な淫香を芽依の全身にまとわせていた。
膨らんだ胸は自由に揺れ、通り過ぎる男性の視線を釘付けにする。
『男を漁るのね? 全く・・・、見上げたエロさねぇ・・・』
妖女は呆れたような台詞を口にするが、しかし内心では満足していた。
もうすぐだ、と。
「よぉねーちゃん」
一人の優男が声を掛けてきた。
「あらぁ・・・、なぁに?」
芽依は精一杯男を誘う声色で答えた。
「こんな時間にこんな場所で、それにそんな格好で何をしてるんだい?」
「んふふふふ・・・、見てわからないかしらぁ?」
芽依は自分の胸を下から軽く持ち上げてみせる。
「お・・・っと、でかい胸だねぇ・・・」
「でしょう? あなたみたいな男の子を待っていたのよぉ・・・」
「へへ・・・、流石に嫌らしい女だな」
「あなたもね・・・」
二人は互いの魂胆を見透かしたような笑みを浮かべる。
「ねぇ、行きましょ? あ・そ・こ」
芽依は近くの建物を指さす。
『HOTEL 快楽の坩堝』
あからさまなラブホテルであった。
「話がわかってるねぇ・・・、で、いくらだい?」
そう、男は売春だと思って言い寄ってきたのだった。
だが・・・
「あら、お金くれるのぉ? そうねぇ・・・、コレでいいわぁ」
芽依は人差し指を一本立てる。
「な・・・、それは10ってことか?」
「10も取ると思ってぇ?」
「く、100かよ・・・。そんな金ねぇって・・・」
「100ぅ?」
芽依はクスクスと笑い出す。
678 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 00:38:29 ID:iyXthFRZ
「ば、バカにするなよ! 俺はこれでもな、」
「何怒ってるのよぉ。100なわけないじゃなぁい」
「じゃ、じゃあいくらなんだよ」
「1」
「!? ・・・いま、何て言った?」
「1でいいって言ったのよ」
「お前、詐欺じゃねぇよな?」
「あらぁ、こんなエッチなお姉さんに詐欺なんて言うのぉ?」
芽依は優男の頬に右手をあて、顔を近づける。
「う・・・」
芽依の全身を覆う濃厚な愛液の香りが優男を襲う。
「ねぇ、1でいいって言ってるの。行きましょ?」
「あ、ああ・・・」
その香りに酔わされた優男は、芽依の言うがままにホテルへと入っていった。
「とりあえずシャワーを」
優男が言おうとすると、芽依は彼の体を自分の方へ向けさせて口づけをした。
「うんむ!?」
優男は驚きの表情を作るが、すぐにトロンとした目つきになる。
「さ、ベッドにお入り」
芽依がそう命令すると、優男は従う。
「シャワーなんてもの、いらないじゃない。すぐヤりたいのよぉ」
ベッドに仰向けになった優男の服を脱がせる芽依。
寝ている人間の服を脱がせるのは苦労するが、どういう訳か今の芽依にそんな素振りは無い。
『この男の精気を全部吸うの。そうすれば更なる力と快楽があなたの物になるわ』
(ええ、わかってるわぁ・・・)
芽依は妖女とオナニーを共にした際、精神を妖女に支配されたのだ。
そうでなければ、清楚な彼女がこのような淫行を働くはずがない。
「あぁ・・・、早く・・・してくれ・・・」
優男は芽依に言う。
679 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 00:50:00 ID:iyXthFRZ
「うふふふ・・・、慌てなくてもちゃんとシテあげるわぁ・・・」
芽依は着ていた服を全て脱ぐ。
すると、彼女が自宅で確認した時よりも豊満な肉体があらわになった。
妖女は彼女が繁華街を徘徊する間も、その身体を作り替えていたのだ。
そうして優男の腰にまたがる芽依。
「まずは手でしごいて、大きくしてあげる」
芽依はその美しい指先で優男のブツに触れる。
「うあっ」
優男はその刺激に思わず声を上げてしまう。
「んっふふふふ・・・可愛いぃ・・・」
そのままブツを上下にゆっくりとしごく芽依。
「あ・・・あ・・・」
優男の目が虚ろになっていく。
快楽のあまりに自我を失いかけているのだろうか。
芽依はその間にもブツをしごき、そのスピードを少しずつ上げていく。
「どぉ? 気持ちよくなってきたかしらぁ?」
「あぁ・・・、はい・・・、気持ちいいです・・・」
言われるままに答える優男。
「さぁ、準備ができてきたわねぇ・・・」
言うと芽依はゆっくりと腰を上げ、そのブツに照準を合わせる。
「うふふふ・・・、入れて欲しいでしょう?」
その言葉に優男は期待したのか、息を荒げる。
「は、はい、入れたいです、入れたいですー!」
「そぉ・・・。でも、そんな口の利き方を知らない子は入れてあげなぁい」
典型的な焦らしである。
芽依は男を抱くことなど初めてである。
全ては妖女の影響なのである。
680 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 01:01:31 ID:iyXthFRZ
「どうしたのぉ? お姉さん、入れてもいいんだけどなぁ・・・」
「い、入れてください。入れさせてください。お願いします」
優男は必死になる。
「クスクス・・・、そう。それでいいの。きちんと言えたから、入れてあげるわぁ」
芽依はゆっくりと腰を下ろし、その淫穴に優男のブツを飲み込み始める。
「はふ・・・、あぁ・・・いいわぁ・・・、これが男の味・・・」
初めての行為に、芽依は声を漏らす。
「ふああ・・・、いい・・・です・・・」
優男は凄まじい快感のために声を出すのも苦しい。
そのまま腰を落とし続ける芽依。
「あん・・・、入って・・・きて、気持ちいい・・・」
やがて芽依の腰が止まる。
優男は息も絶え絶えになり、必死になって芽依を見続ける。
「さぁ・・・、動いてあげる。死んじゃうくらい気持ちよくしてあげるわぁ・・・」
ゆっくりと腰を動かし始める芽依。
その動きのたび、優男はうめき声を漏らす。
だが。
「あ、ダメです。出ちゃう・・・!」
「もうなの? 早いわねぇ・・・。早漏は嫌われるわよぉ?」
芽依はその笑みをより淫靡なものにし、優男に向ける。
その笑みを見た瞬間、優男は達する。
「アッーーーーーーー」
芽依の膣内に、優男の子種が飛び出す。
「あふん・・・、出ちゃったのね?」
「あああ、はい、出ちゃいました・・・」
「ダメじゃなぁい。悪い子はぁ・・・」
「わ、悪い子・・・は・・・?」
優男はこの快楽が中断されると思っている。
「や、やめないでくださいぃ・・・」
「やめるわけないじゃなぁい」
「え?」
芽依の笑みが淫靡なものから、残酷なものに変わる。
「悪い子からはぁ・・・、全部吸ってあげないとね☆」
「!!!!!!!!」
その言葉と同時に芽依の膣が激しくうねり、優男は一気に放出してしまう。
681 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 01:11:55 ID:iyXthFRZ
「あっ、あっ!」
「ああぁ・・・、出てるぅ・・・」
どくん、どくんと注そうされる男の精液。
芽依の膣は、貪欲にも全て吸い出そうと蠢き続ける。
「ほぅら、まだまだよぉ、どんどん出しなさぁい!」
芽依は腰を激しく振り始める。
「ああああ、止まらない、止まらないぃいいいいいい」
優男は叫ぶが、しかしそんなことで止まるはずもない。
どんどん芽依にその精液を捧げる優男。
「もっと、もっと。もっともっとよぉおおおお」
だが、そうは言ってもいつしか尽きるもの。
優男のブツは萎え始めていた。
「もう、だらしないわねぇ・・・。じゃあ終わりにしましょ」
言うと芽依は優男に抱きつく。
突然のことに優男は戸惑う。
「んっふふふ・・・、さ、お姉さんの中においで」
芽依は優男に口づけをした。
「う・・・む・・・」
すると優男は目を見開き、そして・・・目を閉じた。
口を離す芽依。
「おいしかった・・・」
『よくやったわね』
脳内にテイルの声が響く。
「あ・・・」
『おかげで私が実体化できる時が来たわ』
「え、どういうことなの?」
芽依には意味がわからない。
『大丈夫よ・・・、あなたが力を得るのと同じ意味なのだから』
テイルの言葉と同時に、ベッドにピンク色の魔法陣が現れる。
「きゃ!」
『心配ないわ。あなたと同化する儀式が始まるだけよ』
気づくと、横たわっていたはずの優男が消滅していた。
「ね、ねぇあの人は?」
『消したわ。もう死んでいたしね』
「そんな! どうして!?」
ショックのあまり、妖女の支配が弱まった芽依はテイルに怒鳴りつける。
『あなたが殺したの。精気を吸い取って、吸い取って・・・吸い殺したのよ』
682 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 01:22:37 ID:iyXthFRZ
「そんな・・・」
テイルにより殺人を自覚させられた芽依は、愕然とする。
『さ、そんなことはどうでもいいの。芽依、私の言うことを聞きなさい』
自宅での事と同じように、テイルが一定のトーンを利かせて言う。
すると芽依の目つきが変わる。
「はい・・・」
『魔法陣の中心に、あなたの愛液と男の精液を塗りなさい』
「混ざってるわよ」
『意味は同じよ』
当然、芽依の膣に注がれた精液なのだから愛液と混ざる。
芽依は膣口を開くと、左手の指を入れて中身を少しかきだす。
「これで・・・」
左手を抜くと、その指を魔法陣の中心部に塗りたくる。
『それでいいわ』
テイルの言葉と同時に、塗られた淫液から黒い何かが現れた。
「な、何・・・コレ」
『うふふふふ・・・』
それは触手だった。
「きゃ!」
触手は芽依の股間に狙いを定め、勢いよく入っていった。
「ひゃああああああああああ!」
快楽の虜と化している芽依は、それを快楽として受け取った。
プシュっ、という音とともに愛液を吹き出す芽依の膣口。
同じ瞬間、芽依の身体から何かが出て行く。
そう、まるで仕事前のカフェでの出来事と同じように。
「あ・・・!?」
それを目にする芽依。
だが、今度はその人型には色がついていた。
『あなたのおかげよ。色がついたっていうことは、それだけ実体に近づいたってこと』
触手は挿入しただけでは不満だったようで、ぐねぐねとうねり始める。
「あっ、あっ、・・・」
芽依はたまらず声を上げる。
『あなたは私と同化するの。そして魔女となり、世界を破壊するのよ・・・』
「あああ・・・、魔女、魔女ぉおおお・・・」
もはや芽依の言葉には意味がない。
ひたすらに快楽を感じ、それを貪っているだけであった。
683 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 01:35:59 ID:iyXthFRZ
そして。
『さ、はじめましょ』
テイルは指を鳴らした。
すると。
魔法陣がひときわ強く輝き、大量に黒い何かがあふれ出してきた。
「ひゃあ、ふあああああ・・・」
『この液体みたいなのは魔蟲と言ってね・・・。ま、そのうちわかるわ』
テイルが話している間も、どんどん黒い液体は増えていく。
魔法陣の中だけで有効なものらしく、魔法陣の外には全くあふれていない。
『うふふふふふふ・・・・・・・・・・・・』
テイルは妖しい笑い声を残し、芽依と共に黒い液体に身を沈めていった。
部屋には誰もいない。
激しい淫行があったことを示す淫臭はするが、しかし誰もいない。
それどころか淫臭はどんどん強くなっているようだ。
だが、他の部屋とは異なる部分があった。
ベッドの上に、黒い円柱がそびえ立っているのだ。
そこからはねっとりとした愛液の香りが漂い、部屋を汚染している。
やがて黒い円柱は徐々に溶け出していく。
どろどろと、まるでコールタールのように流動性を持った液体だ。
少しすると、黒い液体は何やら小さい穴に吸い込まれているのが見えるようになる。
「クッククククク・・・」
部屋に笑い声が響く。
もちろん黒い円柱からだ。
徐々に円柱は小さくなり、その内容が明らかになっていく。
そこにいるのは、芽依。
しかし芽依ではない。
正確には魔女となった芽依である。
長い足。
くびれた腰。
自然と開閉を繰り返す秘所。
はち切れそうな胸。
自由にうねる髪。
見る者全てを魅了する、邪な美貌。
684 名前:FBX@魔女伝説 ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 01:37:53 ID:iyXthFRZ
快楽の虜として魔女となった芽依は、邪淫の化身とも言えよう。
「この力・・・、すばらしいわ。身体を得ることもできた。
まずはどうしてくれようかしらぁ・・・」
芽依はこれから始まる淫惨な宴に思考を巡らせ、邪悪な笑みを浮かべた。
685 名前:FBX ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 01:39:46 ID:iyXthFRZ
ふぅ・・・
とりあえず繁殖に必要な種は完成しました。
後は種を育て、そして・・・広めるだけ。
種の用意にはできるだけ時間をかけず、広がるのに時間を掛けて
住人の皆様を楽しませたいと思いましたので、こんな形になりました。
自分としては満足できる出来ですけどねw
まぁそんなとこで・・・
邪淫の魔女・芽依様の活躍にご期待くだされ。
今日はこれまで。
687 名前:FBX ◆4gA1RyNyf. :2006/05/08(月) 02:34:13 ID:iyXthFRZ
あ、ちなみにCatastorpheとしたのは、近日中に落ちてくると
ネットでも騒がれてる彗星の破片を考えてです。
(これマジ
天文板では騒いでないあたり、たいしたこと無いとも思う自分ですが・・・
さ、皆さんも魔女と関わってCatastorpheを迎えないように注意してくださいなw
んであおやすー
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