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ある廃墟の日記
764 黒い人@ある廃墟の日記 ◆JKJRKSATYY sage 2007/10/25(木) 11:54:12 ID:772sQLBE
10月2日
今日 妹の晴香が植木鉢を持って帰ってきた。
どうやら担任の先生にもらったらしい。
赤い赤い5弁の花だった。
花なんかに興味がなかったハズなのに、その先生に惚れたのか?
まぁ 少しはおとなしくなって欲しいものだ。
というか床に垂れた水で滑って転んだ。
まだお尻が痛みで熱い。
覚えてろよ……
10月5日
あれだけ外で遊び回っていた妹がここ数日はおとなしい。
恋でもしたんじゃないかという予想は当たっているのかもしれない。
さっき部屋に入った時も顔が赤かったし。
今度見てみるか。
10月9日
妹の様子がおかしい。
体から甘い匂いがするし、常に目がとろんとしている。
歩く時も体がフラフラしている。
風邪でもひいたのだろうか?
でもその目が可愛い。
ボケッとした顔を見ると思わず抱きしめて食べてしまいそうだ。
……レズじゃない。
10月9日
夜に隣から甘い声が聞こえてくる。
見に行くと妹が股間を弄っていた。
思わず手を伸ばして両胸と口と秘部を同時にまさぐってしまった。
この手もなかなかよく動くようになってきた。
4本同時なんて今までできなかったのに。
そのあとは覚えてない。
10月15日
智美が遊びにきたから晴香と一緒に遊んだ。
美味しかった。
10月17日
晴香はかなり栄養があって、完全体にもっと近づいた。
あと少し。
10月19日
体も大分馴染んできた。
晴香に花をくれた先生に会いにいく事にした。
花は私の中に、虜となった晴香も私の中に。
あとは先生だけ。
……光の無い夜はあまり好きじゃない。
10月23日
……日記。
私ったらこんなもの書いてたのね。
まあいいわ、どうせ最期よ。
樹の依り代であった先生を飲んで完全体になった私は、ご主人様に会いに行くわ。
大樹の魔物、深緑の姫君。
きっと凄まじい快楽を与えてくれるわ……あぁ、想像しただけで……ふふふ
その前にこの町ごと食べておかないと。
この日記を読む人が、いなくなっちゃうけどね。
765 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2007/10/25(木) 11:59:15 ID:772sQLBE
寄生されたって自覚無しに堕ちていくのって興奮する……俺だけ?
携帯から小ネタ。
10月2日
今日 妹の晴香が植木鉢を持って帰ってきた。
どうやら担任の先生にもらったらしい。
赤い赤い5弁の花だった。
花なんかに興味がなかったハズなのに、その先生に惚れたのか?
まぁ 少しはおとなしくなって欲しいものだ。
というか床に垂れた水で滑って転んだ。
まだお尻が痛みで熱い。
覚えてろよ……
10月5日
あれだけ外で遊び回っていた妹がここ数日はおとなしい。
恋でもしたんじゃないかという予想は当たっているのかもしれない。
さっき部屋に入った時も顔が赤かったし。
今度見てみるか。
10月9日
妹の様子がおかしい。
体から甘い匂いがするし、常に目がとろんとしている。
歩く時も体がフラフラしている。
風邪でもひいたのだろうか?
でもその目が可愛い。
ボケッとした顔を見ると思わず抱きしめて食べてしまいそうだ。
……レズじゃない。
10月9日
夜に隣から甘い声が聞こえてくる。
見に行くと妹が股間を弄っていた。
思わず手を伸ばして両胸と口と秘部を同時にまさぐってしまった。
この手もなかなかよく動くようになってきた。
4本同時なんて今までできなかったのに。
そのあとは覚えてない。
10月15日
智美が遊びにきたから晴香と一緒に遊んだ。
美味しかった。
10月17日
晴香はかなり栄養があって、完全体にもっと近づいた。
あと少し。
10月19日
体も大分馴染んできた。
晴香に花をくれた先生に会いにいく事にした。
花は私の中に、虜となった晴香も私の中に。
あとは先生だけ。
……光の無い夜はあまり好きじゃない。
10月23日
……日記。
私ったらこんなもの書いてたのね。
まあいいわ、どうせ最期よ。
樹の依り代であった先生を飲んで完全体になった私は、ご主人様に会いに行くわ。
大樹の魔物、深緑の姫君。
きっと凄まじい快楽を与えてくれるわ……あぁ、想像しただけで……ふふふ
その前にこの町ごと食べておかないと。
この日記を読む人が、いなくなっちゃうけどね。
765 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2007/10/25(木) 11:59:15 ID:772sQLBE
寄生されたって自覚無しに堕ちていくのって興奮する……俺だけ?
携帯から小ネタ。
魔法騎士シードナイツ
672 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:50:07 ID:y04lSUxZ
>>666
すごい……GJです……
戦隊系のやつですが、とりあえず赤だけ。
673 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・序章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:53:02 ID:9rzFrP5j
何故この国にだけ、「彼等」は現われるのだろうか。
この地に開いた魔界の門から押し寄せる魔物達。
その量は次第に増え、魔物達の力も日々増していた。
重火器による攻撃も限界に近くなり、なおかつ大量破壊兵器も使えない。
彼等の現われる地はことごとく住宅地や市街地など、人の多い場所だからだ。
そして彼等は現われると必ず、誰か一人を攫っていく。
老若男女問わず、その矛先は向けられた。
首都圏内でそうした事件が相次ぎ、世間の目はある隊に向けられた。
唯一それに対抗できる力を持った者たち。
魔法と剣で魔物に立ち向かう彼等を、我々はシードナイツと呼んだ。
【魔法騎士シードナイツ】
「今日の議題は魔物の装備が次第に強くなっていることだ」
スクリーンにはそのデータを年表にまとめた物が表示されている。
一番格下の戦闘員が持つ武器は剣というよりも警棒のような物に近い。
拉致の際に用いるのが主だと思われるので、これは戦闘には支障は無い。
問題なのは隊長クラスが持っている武器だ。
ホワイトボードには銃や剣、日本刀やフレイルに似た武器の写真が貼られていた。
回収した残骸の分析結果からも、次第にその威力は上がっている事は明らかだった。
「別に今は問題ないのではないか?充分倒せる範囲内だと思うが」
そう発言した長い黒髪の持ち主はナイトブルー、青山涼子。
長刀による接近戦を得意とし、常に冷静さを忘れない騎士だ。
「しかし、いつかはこちらが負けるだろ。どうにかしないと……」
ナイトレッドの名を持つ、赤城勇気。
レッドの名が示す通りリーダーであり、ミーティングを進めているのも彼である。
「私は涼子さんの言う通り、今は問題ないと思いますよ~」
オレンジジュースを飲みながら答えているのはナイトイエロー、黄瀬愛。
周りから一番子供っぽいをいじられ、その度に涼子に泣きついている。
「でも、強力な兵器を持ってこられると、被害が増えてしまいますよね……」
おっとりとした感じの彼女は、ナイトピンク、桃谷春香。
人の事を第一に考える、優しい心の持ち主だ。
「その辺は科学研究班の管轄だろ。強い武器がポンポン開発されるわけがない」
この中で唯一金髪の男がナイトブラック、黒川海人。
魔法は隊内で最も強く、彼の魔導銃の的中率は95%を超える。
そしてここにはいない別行動のナイトホワイト、白鳥美奈。
彼女を加えた6人が、今現在この国を守る唯一の勢力であった。
室内に耳障りな警報が鳴り響き、天井からスクリーンが下りてくる。
表示されたのは広域の地図で、ある一点が赤く点滅している。
魔物達の現われた地域だ。
今回は一箇所にしか反応が出ていない。
効率性や危険性などを考えれば一点に集中するのは得策ではないため、不可解ではある。
それこそ数十箇所で作戦を行えばこちらの被害は大きくなるだろう。
しかし、それならば一まとめに潰せばこちらのものだ―――それが全員の意思だった。
いつもよりも俄然やる気が入る。
『シードナイツ、出動します!!!』
674 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:53:54 ID:9rzFrP5j
身体が熱い。
「ぐっ……む……」
声も出ない。
何なんだこれは。
魔物が出たという反応を受けて出動したものの、その地点に行くと何もなかった。
謀略であることを警戒して辺りを散策したものの何もなかったのだ。
本当にここに魔物が出たのか、そう言おうとした瞬間に意識が混濁した。
覚えているのは倒れた身体の衝撃と、目の前に立っていた誰かの足元。
それから後は……何も覚えていない。
目が回復してきたのか、ようやく視界がはっきりしてきた。
捕えられ、監房の一室に閉じ込められているようだ。
頭を動かしてもぼーっとしたものは取れない。
薬品か何か、もしくは魔界におけるそれらに当たるものを使われた可能性が高い。
部屋の明かりは暗く、辺りを見回しても細部まではよくわからなかった。
「く……そっ……」
ようやく声も回復してきた。
随分久しぶりに出したように、か細い声しかでなかったが。
「ふふふ、目を覚ましたのかしら?赤髪の坊や」
「な……お前……は……」
「前に会った時よりも随分可愛らしくなったみたいよ?」
「…リーズ…」
675 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:55:28 ID:ufpk9TtU
幹部の一人、リーズ・ルイン・ヴァルケーノ。
長い赤髪と豊満な肉体を持ち火の魔法を行使する彼女は、6人の幹部の内の一人だった。
シードナイツの前には数回程姿を見せているが、何れも様子見に近いものだ。
恐らく実力の一部しか出していなかっただろうが、それでもその強さは圧倒的。
敵陣の真っ只中で、果たしてこちらに勝ち目があるかどうか―――。
それに加えて今は縛られて床に転がっている状態だ。
「いい眺めねぇ。前に会った時にはあんなに凛々しかったのに……」
リーズが腰をかがめてその手を勇気へと伸ばす。
「今ではこんな、女の子なんだもの」
「何を……っ……声が……」
口から出たのは自分の声よりももっと高い、明らかに女の声だった。
手が動かせないので確認できないが、髪も目にかかるほどに長くなっている気がする。
そしてそこで初めて胸に感じる違和感が、勇気を愕然とさせた。
「むっ、胸……そんな馬鹿な!」
床と身体の間にある2つの物体は、明らかに勇気の双乳である。
「ジタバタしても無駄よ。貴方に寄生したのは魔転蟲。もとは人を悪魔に変える為の蟲なんだけど」
「そんな……俺が、悪魔に?」
「大丈夫。これは改良した子だからただ性転換するだけなのよ」
そんな理不尽な話があってたまるかと、勇気は身体を揺する。
しかし縛ってある縄がますますきつく絞まるだけだった。
「畜生! リーズ! 俺を元に戻せぇ!」
「戻すわけないじゃないの。あなたも『男になんて戻りたくない』って言うようになるわ」
676 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:56:02 ID:y04lSUxZ
「ハッ! そんな事いうわけ無いだろ!」
「ああ、勝気な女の子が威勢のいい台詞を吐いて……ぞくぞくしちゃうわ」
リーズは立ち上がって勇気を床から抱き上げた。
勇気が軽くなったのか、それともリーズの力が強いのか、どちらも正しいか。
勇気は簡単に抱き上げられ、部屋の真ん中に出現したベッドに寝かせられた。
「じゃあこれから、あなたが女になったって事を思い知らせてあげるわ」
リーズのはめている皮の手袋から肌へ、冷たい感触が伝わってきた。
その感触に思わず身体がビクっと震えてしまう。
まるで生まれたてで刺激に慣れていないかのような、自分の身体。
いや、もはや自分のものではなく生まれ変わった身体だが、勇気はそれを認めたくなかった。
「そうね、まずはゆっくり撫でてあげるわ。魔転蟲の効果はしばらくしないと出ないしね」
彼女の両手が軽いタッチで腹のあたりを撫で回す。
先程よりもくすぐったい感覚が強い。
(こんなので俺をどうにかしようって、甘すぎるぜ。リーズ)
そんな事を考え、どうにか脱出の方法を考えようとしていた勇気は、急に現実に引き戻された。
腹の上で、10本の指がまるでそれぞれ意志を持ったかのようにグネグネと動いている。
執拗に、臍の周りやくぼみの縁をなぞり、時には軽く腹を押す。
ごくごく軽いくすぐったさと、腹を押し揉まれる感触が混じっていた。
「ん……あ………」
「声、出ちゃうかしら。今、あったかい感じでしょう?」
677 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:56:47 ID:9rzFrP5j
リーズの声に、撫でられていた箇所が次第と熱くなっているのに気付いた。
微弱な熱を持った肌は、指の感触をより強く感じてしまう。
自覚してしまうと、その熱さは無視できないものとなってしまった。
「あ……んん………ん…」
ふわふわする、とでも言うのか? お腹のあたりがとても暖かく、心地よい。
脳の奥が痺れるような、本当に微弱な刺激が十指から与えられる。
「ほおら、だんだん気持ちよくなってきたんでしょう?」
「…馬鹿言うな…撫でられただけだろ…こんなの……んん!!」
臍に、何か別の熱い物体が押し付けられた。
熱くうねる軟体動物のようなそれは、もちろんリーズの舌である。
その動きは時にのたうつ様に、時にこそげ取るかの様に。
強く弱く不規則に勇気の肌を舐めていく。
そして舌は蛞蝓のように唾液をひきながら胸へと近づいていく。
「やめろ……ひっ…やめて……やめてぇ…」
リーズの吐く息が当たっただけで胸に刺激が走る。
今まで感じたことの無い感覚に思わず身体をすくめてしまう。
これは、危険だ。これをされたら、絶対におかしくな―――
―――――――――
678 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:57:23 ID:y04lSUxZ
「―――っああああああああああああああああああああああっ!!!」
リーズが胸に手を伸ばし、揉むのと同時に舐めた瞬間。
脳髄に今まで感じたことが無い程の強烈な電撃が走った。
視界が真っ白になり、上半身がどろどろに溶けてしまった気がする。
(…な……あ…何だ……これ……)
「初めてでしょう?『女の絶頂』は…お気に召したかしら」
「え……あ………?…」
生まれて初めての感覚に勇気の身体は震えていた。
リーズの声も真っ白になった頭では、遠くにいるようにしか聞こえない。
「じゃあ、もっともっと味わってもらおうかしら」
「ひゃ……あああああああ!! あああああああ!!!」
胸を揉まれるだけで、強烈な快楽が襲ってくる。
常人には強すぎる快楽を処理しているのは全身のいたる所に寄生した魔転蟲。
それらは、勇気が絶頂を迎えると精神を無理矢理元に戻す。
「ああああああっ!!!! だめえええええええ!!! ああああああ!!!」
乳首を擦られるたび、身体が痙攣し悦びに打ち震える。
もはや勇気の意志などお構い無しに、身体はくねっていた。
激しすぎるソレから逃れようとしているのか、もしくは求めているのか。
勇気はもはやその襲い来る奔流をただただ受け入れる事しかできなくなっていた。
「そろそろかしら……」
「あああぁ!!! いいい!! いいい!!! あああああん!!!」
責められる事数十分ほどだろうか。
始めは頭を真っ白に焼き尽くすほどに感じられた快楽も、次第に馴染んできた。
ゆったりとした責めに切り替え、ユウキの身体の芯を熱く焦がしていた。
変身で強化された身体に加えられた魔転蟲による強化で、身体は責めに対し強くなっている。
「だいぶ馴染んだみたいだし……そろそろ出るかしら」
679 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:58:05 ID:9rzFrP5j
「ひあぁっ!! む、胸えっ!? 胸がおかし、ひああぁっ!!!」
胸の先端に集中する熱い感覚。
今まで散々リーズに舐められ、甘噛みされ、吸われ、つねられてきたのとは違う。
中から「何か」がせり上がってくるような違和感がユウキを襲った。
「何かっ、熱…いいいいい!!! きちゃう!! なんか来ちゃう!!!!」
圧迫感がどんどん増していく。
「あひゃあああああああぁっ!!!!」
胸の先端から白い液体が零れだした。
いや、その勢いは噴き出したといった方が正しいか。
「あああああ!!! 何これえええ!!! ひっ…まだ出る!! 出ちゃうう!!!」
リーズが根元から先端へ丁寧かつねちっこく扱きあげてくる。
その度に膨れ上がった乳首からは白い液体が断続的に飛び出る。
それはユウキの意志とは全く関係なく、痺れるような快感を叩き込んできた。
「ほらユウキちゃん、射精なんかよりもすごい気持ちいいでしょ?」
「あはあああっ!! ああああ!! でちゃうよぉ!!!」
「全く……いつ見ても壊れてく男の子は可愛いわぁ……」
ユウキはもはや胸からの刺激だけしか感じる事ができなかった。
どろどろになってしまった所で、リーズはその搾乳を止めた。
「はぁ……はああぁ…はああああぁ…」
680 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:59:02 ID:9rzFrP5j
「どう?気持ちが良かったでしょお?」
「はひぃ……きもちよかったれす……」
「今の快感は女の子じゃなきゃ味わえないのよ。まだ男に戻りたい?」
「そ……それは……」
言いよどむユウキの胸に、リーズの手が伸びる。
先端をくりくりと軽く撫で擦るだけで、ユウキの身体は震えた。
「ひゃぁっ」
「ほら…男だった時には感じた事が無いでしょ? こんなキモチイイ事」
手の動きは変わらず、ユウキの身体に微弱な刺激を送り続ける。
ごく弱い快感は残った理性の衣をゆっくりと剥がしていく。
「ああぁ…ああ……あん…ああ……」
「女は素晴らしい生き物なのよ…この気持ちいいのがまた味わえるの」
「これ…これを…?」
与えられる快感に惚けていたユウキの顔がリーズの方を向く。
目には快楽に対しての欲望しか映っていない。
「そう……ずっと気持ちよくなれる…もっと…もっとね」
「気持ち……もっと…もっと……」
「女の子になれば、ずっと気持ちよくなるわ……」
繰り返されるリーズの言葉に、ユウキの思想が塗り替えられていく。
身体に馴染んだ魔転蟲の意志が次第に溶け込み、同一のものとなった。
「……女でいい…もっと…もっと気持ちよくなりたい……」
681 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 10:03:47 ID:9rzFrP5j
さて、女体化してみたわけですが…初めてなんでよくわかりません。
この後女王様プレイに入る予定だったのですが、このペースだと全員堕とすのにどれだけかかるか…。
ここで切って他の色に移るか、長編をまったりと投下していくか、どっちがいいんでしょう。
>>666
すごい……GJです……
戦隊系のやつですが、とりあえず赤だけ。
673 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・序章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:53:02 ID:9rzFrP5j
何故この国にだけ、「彼等」は現われるのだろうか。
この地に開いた魔界の門から押し寄せる魔物達。
その量は次第に増え、魔物達の力も日々増していた。
重火器による攻撃も限界に近くなり、なおかつ大量破壊兵器も使えない。
彼等の現われる地はことごとく住宅地や市街地など、人の多い場所だからだ。
そして彼等は現われると必ず、誰か一人を攫っていく。
老若男女問わず、その矛先は向けられた。
首都圏内でそうした事件が相次ぎ、世間の目はある隊に向けられた。
唯一それに対抗できる力を持った者たち。
魔法と剣で魔物に立ち向かう彼等を、我々はシードナイツと呼んだ。
【魔法騎士シードナイツ】
「今日の議題は魔物の装備が次第に強くなっていることだ」
スクリーンにはそのデータを年表にまとめた物が表示されている。
一番格下の戦闘員が持つ武器は剣というよりも警棒のような物に近い。
拉致の際に用いるのが主だと思われるので、これは戦闘には支障は無い。
問題なのは隊長クラスが持っている武器だ。
ホワイトボードには銃や剣、日本刀やフレイルに似た武器の写真が貼られていた。
回収した残骸の分析結果からも、次第にその威力は上がっている事は明らかだった。
「別に今は問題ないのではないか?充分倒せる範囲内だと思うが」
そう発言した長い黒髪の持ち主はナイトブルー、青山涼子。
長刀による接近戦を得意とし、常に冷静さを忘れない騎士だ。
「しかし、いつかはこちらが負けるだろ。どうにかしないと……」
ナイトレッドの名を持つ、赤城勇気。
レッドの名が示す通りリーダーであり、ミーティングを進めているのも彼である。
「私は涼子さんの言う通り、今は問題ないと思いますよ~」
オレンジジュースを飲みながら答えているのはナイトイエロー、黄瀬愛。
周りから一番子供っぽいをいじられ、その度に涼子に泣きついている。
「でも、強力な兵器を持ってこられると、被害が増えてしまいますよね……」
おっとりとした感じの彼女は、ナイトピンク、桃谷春香。
人の事を第一に考える、優しい心の持ち主だ。
「その辺は科学研究班の管轄だろ。強い武器がポンポン開発されるわけがない」
この中で唯一金髪の男がナイトブラック、黒川海人。
魔法は隊内で最も強く、彼の魔導銃の的中率は95%を超える。
そしてここにはいない別行動のナイトホワイト、白鳥美奈。
彼女を加えた6人が、今現在この国を守る唯一の勢力であった。
室内に耳障りな警報が鳴り響き、天井からスクリーンが下りてくる。
表示されたのは広域の地図で、ある一点が赤く点滅している。
魔物達の現われた地域だ。
今回は一箇所にしか反応が出ていない。
効率性や危険性などを考えれば一点に集中するのは得策ではないため、不可解ではある。
それこそ数十箇所で作戦を行えばこちらの被害は大きくなるだろう。
しかし、それならば一まとめに潰せばこちらのものだ―――それが全員の意思だった。
いつもよりも俄然やる気が入る。
『シードナイツ、出動します!!!』
674 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:53:54 ID:9rzFrP5j
身体が熱い。
「ぐっ……む……」
声も出ない。
何なんだこれは。
魔物が出たという反応を受けて出動したものの、その地点に行くと何もなかった。
謀略であることを警戒して辺りを散策したものの何もなかったのだ。
本当にここに魔物が出たのか、そう言おうとした瞬間に意識が混濁した。
覚えているのは倒れた身体の衝撃と、目の前に立っていた誰かの足元。
それから後は……何も覚えていない。
目が回復してきたのか、ようやく視界がはっきりしてきた。
捕えられ、監房の一室に閉じ込められているようだ。
頭を動かしてもぼーっとしたものは取れない。
薬品か何か、もしくは魔界におけるそれらに当たるものを使われた可能性が高い。
部屋の明かりは暗く、辺りを見回しても細部まではよくわからなかった。
「く……そっ……」
ようやく声も回復してきた。
随分久しぶりに出したように、か細い声しかでなかったが。
「ふふふ、目を覚ましたのかしら?赤髪の坊や」
「な……お前……は……」
「前に会った時よりも随分可愛らしくなったみたいよ?」
「…リーズ…」
675 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:55:28 ID:ufpk9TtU
幹部の一人、リーズ・ルイン・ヴァルケーノ。
長い赤髪と豊満な肉体を持ち火の魔法を行使する彼女は、6人の幹部の内の一人だった。
シードナイツの前には数回程姿を見せているが、何れも様子見に近いものだ。
恐らく実力の一部しか出していなかっただろうが、それでもその強さは圧倒的。
敵陣の真っ只中で、果たしてこちらに勝ち目があるかどうか―――。
それに加えて今は縛られて床に転がっている状態だ。
「いい眺めねぇ。前に会った時にはあんなに凛々しかったのに……」
リーズが腰をかがめてその手を勇気へと伸ばす。
「今ではこんな、女の子なんだもの」
「何を……っ……声が……」
口から出たのは自分の声よりももっと高い、明らかに女の声だった。
手が動かせないので確認できないが、髪も目にかかるほどに長くなっている気がする。
そしてそこで初めて胸に感じる違和感が、勇気を愕然とさせた。
「むっ、胸……そんな馬鹿な!」
床と身体の間にある2つの物体は、明らかに勇気の双乳である。
「ジタバタしても無駄よ。貴方に寄生したのは魔転蟲。もとは人を悪魔に変える為の蟲なんだけど」
「そんな……俺が、悪魔に?」
「大丈夫。これは改良した子だからただ性転換するだけなのよ」
そんな理不尽な話があってたまるかと、勇気は身体を揺する。
しかし縛ってある縄がますますきつく絞まるだけだった。
「畜生! リーズ! 俺を元に戻せぇ!」
「戻すわけないじゃないの。あなたも『男になんて戻りたくない』って言うようになるわ」
676 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:56:02 ID:y04lSUxZ
「ハッ! そんな事いうわけ無いだろ!」
「ああ、勝気な女の子が威勢のいい台詞を吐いて……ぞくぞくしちゃうわ」
リーズは立ち上がって勇気を床から抱き上げた。
勇気が軽くなったのか、それともリーズの力が強いのか、どちらも正しいか。
勇気は簡単に抱き上げられ、部屋の真ん中に出現したベッドに寝かせられた。
「じゃあこれから、あなたが女になったって事を思い知らせてあげるわ」
リーズのはめている皮の手袋から肌へ、冷たい感触が伝わってきた。
その感触に思わず身体がビクっと震えてしまう。
まるで生まれたてで刺激に慣れていないかのような、自分の身体。
いや、もはや自分のものではなく生まれ変わった身体だが、勇気はそれを認めたくなかった。
「そうね、まずはゆっくり撫でてあげるわ。魔転蟲の効果はしばらくしないと出ないしね」
彼女の両手が軽いタッチで腹のあたりを撫で回す。
先程よりもくすぐったい感覚が強い。
(こんなので俺をどうにかしようって、甘すぎるぜ。リーズ)
そんな事を考え、どうにか脱出の方法を考えようとしていた勇気は、急に現実に引き戻された。
腹の上で、10本の指がまるでそれぞれ意志を持ったかのようにグネグネと動いている。
執拗に、臍の周りやくぼみの縁をなぞり、時には軽く腹を押す。
ごくごく軽いくすぐったさと、腹を押し揉まれる感触が混じっていた。
「ん……あ………」
「声、出ちゃうかしら。今、あったかい感じでしょう?」
677 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:56:47 ID:9rzFrP5j
リーズの声に、撫でられていた箇所が次第と熱くなっているのに気付いた。
微弱な熱を持った肌は、指の感触をより強く感じてしまう。
自覚してしまうと、その熱さは無視できないものとなってしまった。
「あ……んん………ん…」
ふわふわする、とでも言うのか? お腹のあたりがとても暖かく、心地よい。
脳の奥が痺れるような、本当に微弱な刺激が十指から与えられる。
「ほおら、だんだん気持ちよくなってきたんでしょう?」
「…馬鹿言うな…撫でられただけだろ…こんなの……んん!!」
臍に、何か別の熱い物体が押し付けられた。
熱くうねる軟体動物のようなそれは、もちろんリーズの舌である。
その動きは時にのたうつ様に、時にこそげ取るかの様に。
強く弱く不規則に勇気の肌を舐めていく。
そして舌は蛞蝓のように唾液をひきながら胸へと近づいていく。
「やめろ……ひっ…やめて……やめてぇ…」
リーズの吐く息が当たっただけで胸に刺激が走る。
今まで感じたことの無い感覚に思わず身体をすくめてしまう。
これは、危険だ。これをされたら、絶対におかしくな―――
―――――――――
678 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:57:23 ID:y04lSUxZ
「―――っああああああああああああああああああああああっ!!!」
リーズが胸に手を伸ばし、揉むのと同時に舐めた瞬間。
脳髄に今まで感じたことが無い程の強烈な電撃が走った。
視界が真っ白になり、上半身がどろどろに溶けてしまった気がする。
(…な……あ…何だ……これ……)
「初めてでしょう?『女の絶頂』は…お気に召したかしら」
「え……あ………?…」
生まれて初めての感覚に勇気の身体は震えていた。
リーズの声も真っ白になった頭では、遠くにいるようにしか聞こえない。
「じゃあ、もっともっと味わってもらおうかしら」
「ひゃ……あああああああ!! あああああああ!!!」
胸を揉まれるだけで、強烈な快楽が襲ってくる。
常人には強すぎる快楽を処理しているのは全身のいたる所に寄生した魔転蟲。
それらは、勇気が絶頂を迎えると精神を無理矢理元に戻す。
「ああああああっ!!!! だめえええええええ!!! ああああああ!!!」
乳首を擦られるたび、身体が痙攣し悦びに打ち震える。
もはや勇気の意志などお構い無しに、身体はくねっていた。
激しすぎるソレから逃れようとしているのか、もしくは求めているのか。
勇気はもはやその襲い来る奔流をただただ受け入れる事しかできなくなっていた。
「そろそろかしら……」
「あああぁ!!! いいい!! いいい!!! あああああん!!!」
責められる事数十分ほどだろうか。
始めは頭を真っ白に焼き尽くすほどに感じられた快楽も、次第に馴染んできた。
ゆったりとした責めに切り替え、ユウキの身体の芯を熱く焦がしていた。
変身で強化された身体に加えられた魔転蟲による強化で、身体は責めに対し強くなっている。
「だいぶ馴染んだみたいだし……そろそろ出るかしら」
679 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:58:05 ID:9rzFrP5j
「ひあぁっ!! む、胸えっ!? 胸がおかし、ひああぁっ!!!」
胸の先端に集中する熱い感覚。
今まで散々リーズに舐められ、甘噛みされ、吸われ、つねられてきたのとは違う。
中から「何か」がせり上がってくるような違和感がユウキを襲った。
「何かっ、熱…いいいいい!!! きちゃう!! なんか来ちゃう!!!!」
圧迫感がどんどん増していく。
「あひゃあああああああぁっ!!!!」
胸の先端から白い液体が零れだした。
いや、その勢いは噴き出したといった方が正しいか。
「あああああ!!! 何これえええ!!! ひっ…まだ出る!! 出ちゃうう!!!」
リーズが根元から先端へ丁寧かつねちっこく扱きあげてくる。
その度に膨れ上がった乳首からは白い液体が断続的に飛び出る。
それはユウキの意志とは全く関係なく、痺れるような快感を叩き込んできた。
「ほらユウキちゃん、射精なんかよりもすごい気持ちいいでしょ?」
「あはあああっ!! ああああ!! でちゃうよぉ!!!」
「全く……いつ見ても壊れてく男の子は可愛いわぁ……」
ユウキはもはや胸からの刺激だけしか感じる事ができなかった。
どろどろになってしまった所で、リーズはその搾乳を止めた。
「はぁ……はああぁ…はああああぁ…」
680 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:59:02 ID:9rzFrP5j
「どう?気持ちが良かったでしょお?」
「はひぃ……きもちよかったれす……」
「今の快感は女の子じゃなきゃ味わえないのよ。まだ男に戻りたい?」
「そ……それは……」
言いよどむユウキの胸に、リーズの手が伸びる。
先端をくりくりと軽く撫で擦るだけで、ユウキの身体は震えた。
「ひゃぁっ」
「ほら…男だった時には感じた事が無いでしょ? こんなキモチイイ事」
手の動きは変わらず、ユウキの身体に微弱な刺激を送り続ける。
ごく弱い快感は残った理性の衣をゆっくりと剥がしていく。
「ああぁ…ああ……あん…ああ……」
「女は素晴らしい生き物なのよ…この気持ちいいのがまた味わえるの」
「これ…これを…?」
与えられる快感に惚けていたユウキの顔がリーズの方を向く。
目には快楽に対しての欲望しか映っていない。
「そう……ずっと気持ちよくなれる…もっと…もっとね」
「気持ち……もっと…もっと……」
「女の子になれば、ずっと気持ちよくなるわ……」
繰り返されるリーズの言葉に、ユウキの思想が塗り替えられていく。
身体に馴染んだ魔転蟲の意志が次第に溶け込み、同一のものとなった。
「……女でいい…もっと…もっと気持ちよくなりたい……」
681 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 10:03:47 ID:9rzFrP5j
さて、女体化してみたわけですが…初めてなんでよくわかりません。
この後女王様プレイに入る予定だったのですが、このペースだと全員堕とすのにどれだけかかるか…。
ここで切って他の色に移るか、長編をまったりと投下していくか、どっちがいいんでしょう。
愛が支配する世界4
658 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/23(日) 19:25:22 ID:cxwgqBDc
投下します。
大分前にパート6スレに晒した、
「愛が支配する世界」シリーズの続きです。
読まなくても大丈夫ですが読んだほうがよりよくなるかもしれません。
それでは投下させていただきます。
659 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:27:16 ID:cxwgqBDc
「な、何よ……!でていきなさいよ!馬鹿!!!」
あたしは男に向かって叫んだ。
「ああ、そうさせてもらう…」
それを聞いた男は、一度あたしを睨み、そして出口を向いた。
「もう、2年になるのにな。
そんなに俺の事が嫌だったのか?」
「ふん!そのとおりよ!
あんたみたいな馬鹿、一緒に居るだけで気分が悪かったわ!」
違う、そうじゃない。
「……そうか。わかった。
これまでありがとう。楽しかったよ」
彼はそのままあたしに背を向けたまま、それだけ行ってここから出て行った。
あたしは自分の愚かさにその場で泣き崩れていた。
---------------------------------------------------------------------
今日も朝がやってきた。気持ちのいい快晴だった。
あたしは店のすぐ近くの井戸で水を汲むと、使い古したボロボロのじょうろで商品の花達に水をあげた。
花達はあたしにとって、嫌な事も忘れさせてくれる天使のような存在だった。
あたしの名前はラウネ。王都の一角に存在する、花屋「ドリアード」の店長だ。
そして、死んだ母から継いだこの店はあたしの宝物だ。
今日をあたしは、緑色とカラフルな花達に囲まれて、葉と同じ色をした緑色のポニーテールを振り乱し、開店の準備に奔走する。
「いらっしゃいませ!」
その日の最初の客はメイドの格好をして、同じ髪の色、そっくりな顔をした二人組みだった。
双子だろうか?
「~ありますか?」
「ええ、もちろん。プレゼント用ですね?」
明日は誕生祭。
神様の生まれた日らしく、明日は大切な人に花を贈る日となっている。
「はい…。その…ご主人様に」
双子のうちの気の弱そうなほうがはにかんで言う。
「いいねーいいねー!あたしも恋人ほしいなー!」
双子のうちの元気そうなほうがはやし立てる。
「それじゃあ、丁寧に包装しておきますね。どうぞ」
あたしは花をより美しくみえるよう、丁寧に包装し、彼女達に手渡した。
「ありがとうございます……。ご主人様もきっと喜んでくれます」
彼女は嬉しそうに笑うと、あたしの店を去っていった。
彼女の幸せそうな笑顔……彼女は恋人と上手く行っているのだろうな…と、
あたしは彼女を少し羨ましく思った。
次の客は腰に剣を携えた非番の騎士のようだった。
彼は大量に買ったバラの花のうちの一本をあたしに差し出した。
「お嬢さん、貴女の草木のような美しい緑の髪にはこの赤が良くn」
「すみませんが、私は花が恋人ですので」
たまに居るんだこういうの……。面倒臭いので、彼の話をすべて遮ってやって無理矢理追い返してやった。
660 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:30:34 ID:cxwgqBDc
次にやってきた客は、長旅用のローブに身を包み、彼の相棒の戦斧を背負った男。
この男は知っている。
「何よ。マルタ。今更何しにきたの?」
傭兵マルタ。あたしの元恋人である。
「久しぶりだな…。お前ももう19か」
「そんな事どうでもいいのよ!今更何の用なの!?」
「ただの客さ。明日は誕生祭だろ?」
ぶっきらぼうに叫ぶあたしにひるみもせず、彼はそういった。
「何よ、あんたみたいな汚い傭兵に好きな人なんて居るの?」
「まあな」
「だ、誰よ!言いなさいよ!!」
「お前には関係ないだろ」
彼はあたしの事を見ようともせず、お目当ての花を探し始めた。
そうだ。たしかに関係ない。もうあたしと彼はただの他人なのだ。
「そうね!あんたが誰を好きになろうがあたしには関係ないわ!!
お探しの花ならこれよ?さっさと買って帰って頂戴!!」
「相変わらずだな。お前は。ほらよ」
彼はバラの花を受けるとカウンターに小銭を置く。
「じゃあな」
そう言うと、やはり彼はあたしを全く見ずに店から出て行った。
何よ……あいつ……。いや、違う。何をしているんだろうか…あたしは。
その日の閉店間際、最後の客は長い金髪をたなびかせたクレリックの少女だった。
何が楽しいのかやたらニコニコしている。
「いらっしゃいませ」
挨拶はしたが、あたしは心の中では別の事を考えていた。
先ほどの客、傭兵マルタの事だった。
荒っぽく金にがめついイメージのある傭兵だが、彼は違った。
戦いの時はやはり戦闘のプロであり、非常にあらあらしい姿を見せるが、
一度戦斧を手放すと、芸術に通じ、花を愛でる心の優しい男だった。
あたしはそんな彼にいつのまにか惹かれていて、彼もあたしの事を思ってくれていた。
だが………。
ふと、我に返りさきほどやってきた客のほうを見る。
さきほどから彼女は店内の様々な花々をじっくりと見てまわっている。
そして、腕にはいくつかの小さな植木鉢を抱えていた。
彼女もプレゼント用か。と思ったが、彼女の腕にあったのはハエトリソウやウツボカズラなど、
プレゼントには似つかわしくない植物ばかりだった。
彼女は最後にプレゼント用であろうバラの花を手にとるとあたしの元へ駆け寄った。
「これ全部ください。はい、お代です」
あたしはお金を受け取ると、疑問に思った事を口に出してみた。
「ありがとうございます。それにしてもたくさん買うんですね。
これ、どうするんですか?」
「ふふ…少し、クスリの実験を」
クスリ?そういえば、彼女の持っている花は、たまにローブを着た魔法使いが買いにやってくる。
クレリックがそういうものを買っていくのは初めてだが、あたしは納得した。
彼女は店から出る前にあたしに振り返った。
「明日は誕生祭です。神はあなたの事をちゃんと見てくれていますよ。
あなたに幸せが訪れますように……」
クレリックの少女はそう、微笑むと走って行ってしまった。
「誕生祭……あたしには…関係ないわよ」
彼女が見えなくなった後、あたしはため息をついた。
そして店を閉めるために、店をドアにカギをかけた。
661 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:32:28 ID:cxwgqBDc
店を閉めた後、あたしは花達の様子を見ていた。
何故か今日は、花達が元気のように見える。
色は鮮やかで、もう日の光は差していないというのに堂々と美しい花を咲かせている。
「今日は…異常無しね!」
たまに、花に悪さをする悪ガキが居たり、花が何か悪い病気をもらっていたりする事がある。
あたしは綺麗な宝物に何も無くてほっとした。
安堵したあたしは、花達に背を向けると、寝室のある二階へ上がろうとした。
シュルル……
「……え?」
突然何かに足を捕まれた。
足元を見ると、右足に植物のツルのようなものが絡み付いていた。
ツルをたどってみると、商品棚にある植木鉢の一つたどり着いた。
あたしは振りほどこうと足を動かしたが…
「な、何なのよ…!ひゃっ!?」
他の植木鉢からもツルが伸び、あたしの左足に巻き付き、あたしはそのまま転んでしまった。
シュルシュル……
それを見計らってか、他からもツルが伸び、あたしの両腕に巻きつき、
四つのツルがあたしを磔のような形に持ち上げる。
「は、離して!やめて!!」
だが、あたしの花達はあたしの言う事を聞く事はなかった。
かわりに特別大きな鉢植えから新たなツルが顔を出す。
「な、何……?これ……?」
あたしは恐怖に顔を歪める。顔を出したツルは、黒く、粘液をまとった。植物といえるようなものではなかった。
黒いツルを歓迎するかのように他の花達が一斉にピンク色の花粉を飛ばす。
あたしは思い切りその花粉を吸ってしまった。くどいほどに甘い香りが鼻腔をくすぐる。
黒いツルは、花達の歓迎を受けたあと、ズルズルをあたしを目指して這って来る。
「や、やだ…!こないでよ!!」
直感がこれから起こる事なんとなくを告げる。体に逃げろと命令を出すが、
四肢をツルに拘束されたあたしは全く動く事が出来なかった。
そうしているうちに黒いツルはあたしのスカートへもぐりこみ、下半身を何かを探すように弄った。
「あぅ……お願い…やめて……!!」
あたしの懇願なんて聞くはずもなく、黒いツルはあたしの下半身の入り口を見つけると……
ずぷぅ……
「いやぁぁぁぁ!!!」
粘液をまとった黒いツルはあたしを容赦なく突き破った。
秘所から真っ赤な血が流れる。しかし、何故か痛みは感じなかった。
「あ……あぁ……!」
黒いツルはあたしの奥へと侵入すると、何か硬い塊をあたしの中へ放出し、
スルスルとあたしの中から出て行った。
「なんで……なんでこんな事するの……?」
あたしが育ててきた植物達に裏切られたかと思うと、あたしは涙が出てきた。
あたしは、あたしの植物達に問いかけた。
答えの代わりに両腕を拘束するツルがスルリと解けた。
「あ……」
あたしはここぞとばかりに足に絡みつくツタを解こうとしたが、
全く力が入らなかった。そしてそれと同時に、あたしの下半身がとくん、と生き物のように鼓動したような気がした。
「な、何よ……?これ……?」
下半身からあたしの全身へ、何か熱いものが駆け巡る。
熱に浮かされたように体が火照りだす。
さきほどからあたりに漂う甘い花粉のにおいが、あたしの意識をとろんとさせる。
662 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:33:57 ID:cxwgqBDc
((スカートを脱いで………))
「誰……?」
ぼんやりとした頭の中に何者かの声が聞こえる。
((スカートを脱いで))
声はそれしか言わない。
「いや……よ……
あ……あぁ………」
あたしが否定の言葉を口にした途端、あたしの体がより熱くなった。
更に、体全体を撫でるようなむず痒い感覚が襲う。
((スカートを脱いで))
「………あぁ……あぁぁ……」
何もしないで黙っていると、また体が火照り、先ほどよりも強い感覚が襲う。
そして、体の底が渇くような感覚に襲われ、意識が飛びそうになる。
((スカートを脱いで))
「スカートを……脱いで……」
頭の中の声をぼんやりと反復し、スカートの止め具を外してスルスルと脱ぐ。
「あぁ…あぁン!!!」
あたしがスカートを脱いだ途端、下半身から今度はむず痒い感覚ではなく、
強い快感が全身へと伝わった。
「あ…はぁ…や…やン!!」
先ほどまで腕を拘束していたツルが服の隙間へ入り込んで胸に絡みついて乱暴に揉む。
ツル達は突然あたしへの陵辱を中断すると、再び頭の中に声が聞こえてきた。
((手を秘所に添えて……))
「手を……秘所に……あぁァン!!」
あたしは逆らわずに右手を自らの下腹部へ添える。
すると、触っただけなのに、ビリビリと強い快感が体中を駆け巡る。
少し体の渇きが満たされたような気がした。だが、まだまだ体は疼いていた。
((指をいれて……掻き回して……))
ぬぷり……
渇きを癒したいあたしは、声の通りに指を秘所へと軽く挿入し…
「あぁ……はぁン!あぁ…や…やぁン!!」
ぬぷ…くちゅくちゅ…
あたしの下半身へ潜む、何かの指示通りに秘所を掻き回した。
とてつもない快感に襲われ、また少しだけ渇きが満たされたような気がする。
ご褒美とでもいうように、ツルが体中へと伸び、全身を愛撫し始めた。
「はむっ!?」
そのうち一本は、喘ぎ声を上げるあたしへの口へと侵入してきた。
((なめて……))
「れろれろ……あむ……ちゅぱちゅぷちゅぴ」
あたしは指示通り、ツルを舐め始めた。それだけでは満足できず、
自らツルを大きく加えこみ一心不乱にしゃぶった。
「はふ……ふぁぁぁぁぁ!!!」
あたしの中のモノが、これまでよりも一層大きな快感を浴びせてくる。
あたしの体はあまりの快感に絶頂に達してしまい。秘所からは愛液……
ではなく、琥珀色のミツのようなものが溢れ出した。
体が渇くの…あぁ…もっと……もっと欲しい。
花達と一緒になって……もっとあたしを……。
とろんと焦点のあわない目で、自らの体を犯す植物達を愛おしそうに眺める。
激しい快感にあわせ、あたしの腰のあたりからツルが現われ伸びていく。
地面へと降りたツルからは巨大なつぼみが咲き、もう指を完全に突きいれたあたしの自慰にあわせ、巨大な花が開いていく。
花の花弁はすっぽりとあたしの体を包み、あたしは花の中のミツの海へ浸かっていた。
あたしは一晩中花の指示通りに、媚薬の海の中で激しい自慰を続けていた。
夜が明けるまで、あたしの体の渇きが完全に満たされる事はなかった。
663 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:35:45 ID:cxwgqBDc
コンコン
くちゅくちゅ……
朝になり扉の前に誰かがやってきた。それでもあたしの手は自慰を止めなかった。
「は、はぃ………?」
惚ける意識の中から、情けない声を振り絞った。
「ラウネ?起きてるのか?」
突然あたしは我に返った。そう、扉の向こうに居るのは傭兵マルタ。…あたしの想い人だった。
「だ、だめ……!」
「どうした?大丈夫か!?」
ドンドン!
必死に言葉を振り絞った。彼は何か異常事態だと感じたようで、扉を開けようと必死になっている。すると、カチャ。と鍵の開く音がした。
ラウネの腰から生えるツルのうちの一本が彼女の意志に逆らい、鍵を開けた。
ギィィィ…バタン
「ラウネ……?」
扉を開けて彼が入ってきた。入ってきた後は、同じツルがご丁寧に扉を閉めて、再び鍵をかける。
「や……みないで……!!」
彼はあたしを見て呆然と立ち尽くす。
下半身に何もまとっていないあたしは、先ほどまで自慰のために開いていた足を閉じ、秘所を隠そうとする。
((足を開いて……))
花から声が聞こえる。
「な、何よ!あんた!勝手に入らないでよ!!見ないで!!
早く出て行ってよっ!!!」
あたしは真っ赤になり、涙声で彼に訴える。
((来て……))
「来て……」
だが、次の瞬間あたしは妖艶に微笑み、マルタに見せ付けるように、足を開いていた。
「ラウネ……ラウネ!どうしたんだ!」
おかしくなってしまったあたしに驚く彼を、あたしのツルがまきつき、あたしの花弁の中へと引き寄せる。
混乱したあたしは、彼に向かって叫ぶ。
「あっち行ってよ!!
マルタ!!あんたなんか……あんたなんか……!!」
((大好き))
「大好き♪」
あたしはにっこりと微笑み、彼の唇に自分の唇を重ねた。
「はむ…ちゅ…ちゅ……」
彼の中へスルリと舌を突き入れ、欲望のままに口内を蹂躙した。
そして、彼の口の中へ、アタシの甘いミツをたっぷりと注ぎ込んだ。
同時にツル達が彼の服や武器を次々と剥がしてゆき、全裸になった彼はあたしの浸かる媚薬の海へと浸けられた。
「ラウネ………どうしたんだよ?」
あたしの口のミツと花のミツ……二つの媚薬で意識の朦朧としはじめた彼があたしに聞く。
「ち、違うわよ!!!全部…全部この花のせいで……」
((あたし、ずっとこうしたかったの……))
「あたし、ずっとこうしたかったの……」
たしかにそうだ。あたしはずっと彼とこうしたかった。
((マルタもあたしとシたかったでしょ……?))
「マルタもあたしとシたかったでしょ……?」
それなのに、二年間付き合っていた、あたしと彼が身体を重ねる事は一度も無かった。
((うふふ……あたしの事好きにしていいのよ?))
「うふふ……あたしの事好きにしていいのよ?」
あたしが極度の恥ずかしがり屋だからだった。あたしは彼にすぐ怒鳴った。
彼が優しくしてくれた時も、助けてくれた時も、いつも恥ずかしさを隠すために怒鳴った。
そして……
664 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:36:56 ID:cxwgqBDc
((ねえ……来て))
「ねえ……来て」
彼はあたしに嫌われたと思い、あたしの前から去って行った。
「いいのか………?」
あたしがあっさりと堕ちた花達のミツに逆らい、彼が言葉を紡ぐ。
「お前は俺の事、好きじゃないだろ……?」
彼は媚薬や快感には負けなかった。彼は優しかった。
それは違う。そう、言わないと……
花は、何も言わなかった。
あたしは、何も言えなかった。
あたしの身体の渇きが進む以外、何事も無く時間が過ぎて行った。
なんで…なんで?
早く……あたしに命令してよ!指示を出してよ!早く…早くしないと…
また彼が消えてしまう。あたしの前から居なくなってしまう。
いやよ…早く何か言ってよ…!いやよ…
「いやぁ!!!」
「ラ、ラウネ……?」
突然声が出た。一度出た声はとどまらず、あたしの口は次々と続きの言葉を吐き出しいく。
「違うの!あたし、あんたが大好きなの!!」
「素直になれなかっただけなの、ずっとずっとあんたと居たかったの!!!」
「ごめんなさい!!ごめんなさい!!!行かないで…あたしと一緒に居て……!」
「誕生祭に花を贈った子の所になんて行かないで………!!!」
「ラウネ………」
彼があたしの言葉を遮った。
「あれはお前に送る花だ………」
「え………?」
「もう一度……俺とやり直してくれるか?………」
どっと、涙が溢れて来た。自分はなんて勝手だったんだろう。
彼はずっとあたしを愛してくれていた。なのに自分は………。
これから、ずっと彼に尽くそう。彼の物になろう。
ちゃんと素直になろう……心も身体も。
「ねえ……一つになろう?あたしと繋がろう……?
もう、我慢出来ないの……」
媚薬に頭を支配された彼が、こくりと一つ頷いた。
彼を媚薬の海に寝かせると、大きくそそり立つ彼のソレに、それを求めるあたしの秘所をゆっくりと降ろした。
ずぷずぷ……
「はぁン…マルタのが……奥まで……あぁン!!」
これまで比べ物にならない充実感があたしの中を満たす。
((いただきます…♪))
「いただきます…♪」
妖花アルラウネとなった、あたしの食事が始まった。
すっかりミツに浸った腰を、それを潤滑油に激しく振り回す。
ぐちゅぐちゅずぷぢゅぷ……
「あン!やぁ…いい…気持ちいい…ぁ…あぁァン♪」
あたしは貧欲に快感を貪る。激しい快感があたしを遅い、
更に強い快感を求めて、どんどん腰の動きを加速させる。
「ぁ…もっと…もっとぉ……
大好きなマルタの欲しいのぉ……はぁン!」
「あぁ…大好き…あン…やぁぁン!大好きぃぃ……♪」
これまで素直になれなかったあたしは、その反動かそればかりを口にする。
「ラウネ……もう……!」
「いいよぅ……来て……マルタの欲しいの……!」
665 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:38:12 ID:cxwgqBDc
次の瞬間、かすかなうめきをあげたマルタのモノから白い液体があたしの中に注ぎ込まれた。
「あ……あぁぁァン!!!」
おいしい……。気持ちよくて美味しくて……気が変になってしまいそうだった。
「マルタぁ……よかったよぉ……」
あたしはマルタに頬を摺り寄せる。
身体を満足感ととてつもない幸せが満たす。
ふと気づくと、身体の渇きも収まっていた。
「ねぇ、マルタぁ……」
アルラウネの空腹は満たされたが……
「もっともっと気持ちよくなろ……?
いっぱいいっぱいえっちしよ……?」
再びあたしはマルタに覆いかぶさった。
アルラウネの空腹は満たされても、何年も彼と離れていたあたしの心はまだまだ満たされてはいなかった。
-----------------------------------------------------------------
それから、花があたしに命令してくる事はなかった。
今は彼と一緒に変わらず花屋を営んでいる。だが、あたしは変わった。
アルラウネとなったあたしの身体はすぐ渇いてくる。これまでのあたしと違い、
今のあたしはここで意地を張ったりしない。
「ね、マルタぁ……欲しくなっちゃったぁ…♪」
客が引いた隙を見計らい、マルタに擦り寄り。腕を絡めて口付けをする。
そして彼の口内に唇を入れ、唾液を啜る。とても甘美な味がする。もちろんあたしのミツを注ぎ込む事も忘れない。
すると、彼もあたしの秘所や胸を弄ってくれる。
お互い、この場で相手を押し倒したくなるが、ここは我慢する。
何度も何度もこれを繰り返し、夕闇が迫ってくる。
あたしが店の扉の鍵を閉めると、後ろから彼の声がかかる。
「ラウネ……俺、もう…」
「だぁめ♪ちゃんとベッドに行ってから……やぁん♪」
あたしはその場で押し倒された。あたしには拒否する理由が無い。
彼とこうしたいのだから、これが幸せなのだから。
アルラウネは彼が居ないと美しく咲けないのだ。
そうそう、最近新製品を扱う事になったの。
「アルラウネ」って品種なのよ。育てば綺麗な花を咲かせるの。
後、騙されたと思って聞いてね。恋が適うおまじないがかかってるのよ。ふふ…。
うふふふ………。
666 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:39:26 ID:cxwgqBDc
以上です。一つ訂正を。
最初の文の
×「~ありますか?」
○「バラの花ありますか」
で脳内変換よろしくお願いします。
では失礼しました。
投下します。
大分前にパート6スレに晒した、
「愛が支配する世界」シリーズの続きです。
読まなくても大丈夫ですが読んだほうがよりよくなるかもしれません。
それでは投下させていただきます。
659 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:27:16 ID:cxwgqBDc
「な、何よ……!でていきなさいよ!馬鹿!!!」
あたしは男に向かって叫んだ。
「ああ、そうさせてもらう…」
それを聞いた男は、一度あたしを睨み、そして出口を向いた。
「もう、2年になるのにな。
そんなに俺の事が嫌だったのか?」
「ふん!そのとおりよ!
あんたみたいな馬鹿、一緒に居るだけで気分が悪かったわ!」
違う、そうじゃない。
「……そうか。わかった。
これまでありがとう。楽しかったよ」
彼はそのままあたしに背を向けたまま、それだけ行ってここから出て行った。
あたしは自分の愚かさにその場で泣き崩れていた。
---------------------------------------------------------------------
今日も朝がやってきた。気持ちのいい快晴だった。
あたしは店のすぐ近くの井戸で水を汲むと、使い古したボロボロのじょうろで商品の花達に水をあげた。
花達はあたしにとって、嫌な事も忘れさせてくれる天使のような存在だった。
あたしの名前はラウネ。王都の一角に存在する、花屋「ドリアード」の店長だ。
そして、死んだ母から継いだこの店はあたしの宝物だ。
今日をあたしは、緑色とカラフルな花達に囲まれて、葉と同じ色をした緑色のポニーテールを振り乱し、開店の準備に奔走する。
「いらっしゃいませ!」
その日の最初の客はメイドの格好をして、同じ髪の色、そっくりな顔をした二人組みだった。
双子だろうか?
「~ありますか?」
「ええ、もちろん。プレゼント用ですね?」
明日は誕生祭。
神様の生まれた日らしく、明日は大切な人に花を贈る日となっている。
「はい…。その…ご主人様に」
双子のうちの気の弱そうなほうがはにかんで言う。
「いいねーいいねー!あたしも恋人ほしいなー!」
双子のうちの元気そうなほうがはやし立てる。
「それじゃあ、丁寧に包装しておきますね。どうぞ」
あたしは花をより美しくみえるよう、丁寧に包装し、彼女達に手渡した。
「ありがとうございます……。ご主人様もきっと喜んでくれます」
彼女は嬉しそうに笑うと、あたしの店を去っていった。
彼女の幸せそうな笑顔……彼女は恋人と上手く行っているのだろうな…と、
あたしは彼女を少し羨ましく思った。
次の客は腰に剣を携えた非番の騎士のようだった。
彼は大量に買ったバラの花のうちの一本をあたしに差し出した。
「お嬢さん、貴女の草木のような美しい緑の髪にはこの赤が良くn」
「すみませんが、私は花が恋人ですので」
たまに居るんだこういうの……。面倒臭いので、彼の話をすべて遮ってやって無理矢理追い返してやった。
660 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:30:34 ID:cxwgqBDc
次にやってきた客は、長旅用のローブに身を包み、彼の相棒の戦斧を背負った男。
この男は知っている。
「何よ。マルタ。今更何しにきたの?」
傭兵マルタ。あたしの元恋人である。
「久しぶりだな…。お前ももう19か」
「そんな事どうでもいいのよ!今更何の用なの!?」
「ただの客さ。明日は誕生祭だろ?」
ぶっきらぼうに叫ぶあたしにひるみもせず、彼はそういった。
「何よ、あんたみたいな汚い傭兵に好きな人なんて居るの?」
「まあな」
「だ、誰よ!言いなさいよ!!」
「お前には関係ないだろ」
彼はあたしの事を見ようともせず、お目当ての花を探し始めた。
そうだ。たしかに関係ない。もうあたしと彼はただの他人なのだ。
「そうね!あんたが誰を好きになろうがあたしには関係ないわ!!
お探しの花ならこれよ?さっさと買って帰って頂戴!!」
「相変わらずだな。お前は。ほらよ」
彼はバラの花を受けるとカウンターに小銭を置く。
「じゃあな」
そう言うと、やはり彼はあたしを全く見ずに店から出て行った。
何よ……あいつ……。いや、違う。何をしているんだろうか…あたしは。
その日の閉店間際、最後の客は長い金髪をたなびかせたクレリックの少女だった。
何が楽しいのかやたらニコニコしている。
「いらっしゃいませ」
挨拶はしたが、あたしは心の中では別の事を考えていた。
先ほどの客、傭兵マルタの事だった。
荒っぽく金にがめついイメージのある傭兵だが、彼は違った。
戦いの時はやはり戦闘のプロであり、非常にあらあらしい姿を見せるが、
一度戦斧を手放すと、芸術に通じ、花を愛でる心の優しい男だった。
あたしはそんな彼にいつのまにか惹かれていて、彼もあたしの事を思ってくれていた。
だが………。
ふと、我に返りさきほどやってきた客のほうを見る。
さきほどから彼女は店内の様々な花々をじっくりと見てまわっている。
そして、腕にはいくつかの小さな植木鉢を抱えていた。
彼女もプレゼント用か。と思ったが、彼女の腕にあったのはハエトリソウやウツボカズラなど、
プレゼントには似つかわしくない植物ばかりだった。
彼女は最後にプレゼント用であろうバラの花を手にとるとあたしの元へ駆け寄った。
「これ全部ください。はい、お代です」
あたしはお金を受け取ると、疑問に思った事を口に出してみた。
「ありがとうございます。それにしてもたくさん買うんですね。
これ、どうするんですか?」
「ふふ…少し、クスリの実験を」
クスリ?そういえば、彼女の持っている花は、たまにローブを着た魔法使いが買いにやってくる。
クレリックがそういうものを買っていくのは初めてだが、あたしは納得した。
彼女は店から出る前にあたしに振り返った。
「明日は誕生祭です。神はあなたの事をちゃんと見てくれていますよ。
あなたに幸せが訪れますように……」
クレリックの少女はそう、微笑むと走って行ってしまった。
「誕生祭……あたしには…関係ないわよ」
彼女が見えなくなった後、あたしはため息をついた。
そして店を閉めるために、店をドアにカギをかけた。
661 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:32:28 ID:cxwgqBDc
店を閉めた後、あたしは花達の様子を見ていた。
何故か今日は、花達が元気のように見える。
色は鮮やかで、もう日の光は差していないというのに堂々と美しい花を咲かせている。
「今日は…異常無しね!」
たまに、花に悪さをする悪ガキが居たり、花が何か悪い病気をもらっていたりする事がある。
あたしは綺麗な宝物に何も無くてほっとした。
安堵したあたしは、花達に背を向けると、寝室のある二階へ上がろうとした。
シュルル……
「……え?」
突然何かに足を捕まれた。
足元を見ると、右足に植物のツルのようなものが絡み付いていた。
ツルをたどってみると、商品棚にある植木鉢の一つたどり着いた。
あたしは振りほどこうと足を動かしたが…
「な、何なのよ…!ひゃっ!?」
他の植木鉢からもツルが伸び、あたしの左足に巻き付き、あたしはそのまま転んでしまった。
シュルシュル……
それを見計らってか、他からもツルが伸び、あたしの両腕に巻きつき、
四つのツルがあたしを磔のような形に持ち上げる。
「は、離して!やめて!!」
だが、あたしの花達はあたしの言う事を聞く事はなかった。
かわりに特別大きな鉢植えから新たなツルが顔を出す。
「な、何……?これ……?」
あたしは恐怖に顔を歪める。顔を出したツルは、黒く、粘液をまとった。植物といえるようなものではなかった。
黒いツルを歓迎するかのように他の花達が一斉にピンク色の花粉を飛ばす。
あたしは思い切りその花粉を吸ってしまった。くどいほどに甘い香りが鼻腔をくすぐる。
黒いツルは、花達の歓迎を受けたあと、ズルズルをあたしを目指して這って来る。
「や、やだ…!こないでよ!!」
直感がこれから起こる事なんとなくを告げる。体に逃げろと命令を出すが、
四肢をツルに拘束されたあたしは全く動く事が出来なかった。
そうしているうちに黒いツルはあたしのスカートへもぐりこみ、下半身を何かを探すように弄った。
「あぅ……お願い…やめて……!!」
あたしの懇願なんて聞くはずもなく、黒いツルはあたしの下半身の入り口を見つけると……
ずぷぅ……
「いやぁぁぁぁ!!!」
粘液をまとった黒いツルはあたしを容赦なく突き破った。
秘所から真っ赤な血が流れる。しかし、何故か痛みは感じなかった。
「あ……あぁ……!」
黒いツルはあたしの奥へと侵入すると、何か硬い塊をあたしの中へ放出し、
スルスルとあたしの中から出て行った。
「なんで……なんでこんな事するの……?」
あたしが育ててきた植物達に裏切られたかと思うと、あたしは涙が出てきた。
あたしは、あたしの植物達に問いかけた。
答えの代わりに両腕を拘束するツルがスルリと解けた。
「あ……」
あたしはここぞとばかりに足に絡みつくツタを解こうとしたが、
全く力が入らなかった。そしてそれと同時に、あたしの下半身がとくん、と生き物のように鼓動したような気がした。
「な、何よ……?これ……?」
下半身からあたしの全身へ、何か熱いものが駆け巡る。
熱に浮かされたように体が火照りだす。
さきほどからあたりに漂う甘い花粉のにおいが、あたしの意識をとろんとさせる。
662 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:33:57 ID:cxwgqBDc
((スカートを脱いで………))
「誰……?」
ぼんやりとした頭の中に何者かの声が聞こえる。
((スカートを脱いで))
声はそれしか言わない。
「いや……よ……
あ……あぁ………」
あたしが否定の言葉を口にした途端、あたしの体がより熱くなった。
更に、体全体を撫でるようなむず痒い感覚が襲う。
((スカートを脱いで))
「………あぁ……あぁぁ……」
何もしないで黙っていると、また体が火照り、先ほどよりも強い感覚が襲う。
そして、体の底が渇くような感覚に襲われ、意識が飛びそうになる。
((スカートを脱いで))
「スカートを……脱いで……」
頭の中の声をぼんやりと反復し、スカートの止め具を外してスルスルと脱ぐ。
「あぁ…あぁン!!!」
あたしがスカートを脱いだ途端、下半身から今度はむず痒い感覚ではなく、
強い快感が全身へと伝わった。
「あ…はぁ…や…やン!!」
先ほどまで腕を拘束していたツルが服の隙間へ入り込んで胸に絡みついて乱暴に揉む。
ツル達は突然あたしへの陵辱を中断すると、再び頭の中に声が聞こえてきた。
((手を秘所に添えて……))
「手を……秘所に……あぁァン!!」
あたしは逆らわずに右手を自らの下腹部へ添える。
すると、触っただけなのに、ビリビリと強い快感が体中を駆け巡る。
少し体の渇きが満たされたような気がした。だが、まだまだ体は疼いていた。
((指をいれて……掻き回して……))
ぬぷり……
渇きを癒したいあたしは、声の通りに指を秘所へと軽く挿入し…
「あぁ……はぁン!あぁ…や…やぁン!!」
ぬぷ…くちゅくちゅ…
あたしの下半身へ潜む、何かの指示通りに秘所を掻き回した。
とてつもない快感に襲われ、また少しだけ渇きが満たされたような気がする。
ご褒美とでもいうように、ツルが体中へと伸び、全身を愛撫し始めた。
「はむっ!?」
そのうち一本は、喘ぎ声を上げるあたしへの口へと侵入してきた。
((なめて……))
「れろれろ……あむ……ちゅぱちゅぷちゅぴ」
あたしは指示通り、ツルを舐め始めた。それだけでは満足できず、
自らツルを大きく加えこみ一心不乱にしゃぶった。
「はふ……ふぁぁぁぁぁ!!!」
あたしの中のモノが、これまでよりも一層大きな快感を浴びせてくる。
あたしの体はあまりの快感に絶頂に達してしまい。秘所からは愛液……
ではなく、琥珀色のミツのようなものが溢れ出した。
体が渇くの…あぁ…もっと……もっと欲しい。
花達と一緒になって……もっとあたしを……。
とろんと焦点のあわない目で、自らの体を犯す植物達を愛おしそうに眺める。
激しい快感にあわせ、あたしの腰のあたりからツルが現われ伸びていく。
地面へと降りたツルからは巨大なつぼみが咲き、もう指を完全に突きいれたあたしの自慰にあわせ、巨大な花が開いていく。
花の花弁はすっぽりとあたしの体を包み、あたしは花の中のミツの海へ浸かっていた。
あたしは一晩中花の指示通りに、媚薬の海の中で激しい自慰を続けていた。
夜が明けるまで、あたしの体の渇きが完全に満たされる事はなかった。
663 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:35:45 ID:cxwgqBDc
コンコン
くちゅくちゅ……
朝になり扉の前に誰かがやってきた。それでもあたしの手は自慰を止めなかった。
「は、はぃ………?」
惚ける意識の中から、情けない声を振り絞った。
「ラウネ?起きてるのか?」
突然あたしは我に返った。そう、扉の向こうに居るのは傭兵マルタ。…あたしの想い人だった。
「だ、だめ……!」
「どうした?大丈夫か!?」
ドンドン!
必死に言葉を振り絞った。彼は何か異常事態だと感じたようで、扉を開けようと必死になっている。すると、カチャ。と鍵の開く音がした。
ラウネの腰から生えるツルのうちの一本が彼女の意志に逆らい、鍵を開けた。
ギィィィ…バタン
「ラウネ……?」
扉を開けて彼が入ってきた。入ってきた後は、同じツルがご丁寧に扉を閉めて、再び鍵をかける。
「や……みないで……!!」
彼はあたしを見て呆然と立ち尽くす。
下半身に何もまとっていないあたしは、先ほどまで自慰のために開いていた足を閉じ、秘所を隠そうとする。
((足を開いて……))
花から声が聞こえる。
「な、何よ!あんた!勝手に入らないでよ!!見ないで!!
早く出て行ってよっ!!!」
あたしは真っ赤になり、涙声で彼に訴える。
((来て……))
「来て……」
だが、次の瞬間あたしは妖艶に微笑み、マルタに見せ付けるように、足を開いていた。
「ラウネ……ラウネ!どうしたんだ!」
おかしくなってしまったあたしに驚く彼を、あたしのツルがまきつき、あたしの花弁の中へと引き寄せる。
混乱したあたしは、彼に向かって叫ぶ。
「あっち行ってよ!!
マルタ!!あんたなんか……あんたなんか……!!」
((大好き))
「大好き♪」
あたしはにっこりと微笑み、彼の唇に自分の唇を重ねた。
「はむ…ちゅ…ちゅ……」
彼の中へスルリと舌を突き入れ、欲望のままに口内を蹂躙した。
そして、彼の口の中へ、アタシの甘いミツをたっぷりと注ぎ込んだ。
同時にツル達が彼の服や武器を次々と剥がしてゆき、全裸になった彼はあたしの浸かる媚薬の海へと浸けられた。
「ラウネ………どうしたんだよ?」
あたしの口のミツと花のミツ……二つの媚薬で意識の朦朧としはじめた彼があたしに聞く。
「ち、違うわよ!!!全部…全部この花のせいで……」
((あたし、ずっとこうしたかったの……))
「あたし、ずっとこうしたかったの……」
たしかにそうだ。あたしはずっと彼とこうしたかった。
((マルタもあたしとシたかったでしょ……?))
「マルタもあたしとシたかったでしょ……?」
それなのに、二年間付き合っていた、あたしと彼が身体を重ねる事は一度も無かった。
((うふふ……あたしの事好きにしていいのよ?))
「うふふ……あたしの事好きにしていいのよ?」
あたしが極度の恥ずかしがり屋だからだった。あたしは彼にすぐ怒鳴った。
彼が優しくしてくれた時も、助けてくれた時も、いつも恥ずかしさを隠すために怒鳴った。
そして……
664 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:36:56 ID:cxwgqBDc
((ねえ……来て))
「ねえ……来て」
彼はあたしに嫌われたと思い、あたしの前から去って行った。
「いいのか………?」
あたしがあっさりと堕ちた花達のミツに逆らい、彼が言葉を紡ぐ。
「お前は俺の事、好きじゃないだろ……?」
彼は媚薬や快感には負けなかった。彼は優しかった。
それは違う。そう、言わないと……
花は、何も言わなかった。
あたしは、何も言えなかった。
あたしの身体の渇きが進む以外、何事も無く時間が過ぎて行った。
なんで…なんで?
早く……あたしに命令してよ!指示を出してよ!早く…早くしないと…
また彼が消えてしまう。あたしの前から居なくなってしまう。
いやよ…早く何か言ってよ…!いやよ…
「いやぁ!!!」
「ラ、ラウネ……?」
突然声が出た。一度出た声はとどまらず、あたしの口は次々と続きの言葉を吐き出しいく。
「違うの!あたし、あんたが大好きなの!!」
「素直になれなかっただけなの、ずっとずっとあんたと居たかったの!!!」
「ごめんなさい!!ごめんなさい!!!行かないで…あたしと一緒に居て……!」
「誕生祭に花を贈った子の所になんて行かないで………!!!」
「ラウネ………」
彼があたしの言葉を遮った。
「あれはお前に送る花だ………」
「え………?」
「もう一度……俺とやり直してくれるか?………」
どっと、涙が溢れて来た。自分はなんて勝手だったんだろう。
彼はずっとあたしを愛してくれていた。なのに自分は………。
これから、ずっと彼に尽くそう。彼の物になろう。
ちゃんと素直になろう……心も身体も。
「ねえ……一つになろう?あたしと繋がろう……?
もう、我慢出来ないの……」
媚薬に頭を支配された彼が、こくりと一つ頷いた。
彼を媚薬の海に寝かせると、大きくそそり立つ彼のソレに、それを求めるあたしの秘所をゆっくりと降ろした。
ずぷずぷ……
「はぁン…マルタのが……奥まで……あぁン!!」
これまで比べ物にならない充実感があたしの中を満たす。
((いただきます…♪))
「いただきます…♪」
妖花アルラウネとなった、あたしの食事が始まった。
すっかりミツに浸った腰を、それを潤滑油に激しく振り回す。
ぐちゅぐちゅずぷぢゅぷ……
「あン!やぁ…いい…気持ちいい…ぁ…あぁァン♪」
あたしは貧欲に快感を貪る。激しい快感があたしを遅い、
更に強い快感を求めて、どんどん腰の動きを加速させる。
「ぁ…もっと…もっとぉ……
大好きなマルタの欲しいのぉ……はぁン!」
「あぁ…大好き…あン…やぁぁン!大好きぃぃ……♪」
これまで素直になれなかったあたしは、その反動かそればかりを口にする。
「ラウネ……もう……!」
「いいよぅ……来て……マルタの欲しいの……!」
665 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:38:12 ID:cxwgqBDc
次の瞬間、かすかなうめきをあげたマルタのモノから白い液体があたしの中に注ぎ込まれた。
「あ……あぁぁァン!!!」
おいしい……。気持ちよくて美味しくて……気が変になってしまいそうだった。
「マルタぁ……よかったよぉ……」
あたしはマルタに頬を摺り寄せる。
身体を満足感ととてつもない幸せが満たす。
ふと気づくと、身体の渇きも収まっていた。
「ねぇ、マルタぁ……」
アルラウネの空腹は満たされたが……
「もっともっと気持ちよくなろ……?
いっぱいいっぱいえっちしよ……?」
再びあたしはマルタに覆いかぶさった。
アルラウネの空腹は満たされても、何年も彼と離れていたあたしの心はまだまだ満たされてはいなかった。
-----------------------------------------------------------------
それから、花があたしに命令してくる事はなかった。
今は彼と一緒に変わらず花屋を営んでいる。だが、あたしは変わった。
アルラウネとなったあたしの身体はすぐ渇いてくる。これまでのあたしと違い、
今のあたしはここで意地を張ったりしない。
「ね、マルタぁ……欲しくなっちゃったぁ…♪」
客が引いた隙を見計らい、マルタに擦り寄り。腕を絡めて口付けをする。
そして彼の口内に唇を入れ、唾液を啜る。とても甘美な味がする。もちろんあたしのミツを注ぎ込む事も忘れない。
すると、彼もあたしの秘所や胸を弄ってくれる。
お互い、この場で相手を押し倒したくなるが、ここは我慢する。
何度も何度もこれを繰り返し、夕闇が迫ってくる。
あたしが店の扉の鍵を閉めると、後ろから彼の声がかかる。
「ラウネ……俺、もう…」
「だぁめ♪ちゃんとベッドに行ってから……やぁん♪」
あたしはその場で押し倒された。あたしには拒否する理由が無い。
彼とこうしたいのだから、これが幸せなのだから。
アルラウネは彼が居ないと美しく咲けないのだ。
そうそう、最近新製品を扱う事になったの。
「アルラウネ」って品種なのよ。育てば綺麗な花を咲かせるの。
後、騙されたと思って聞いてね。恋が適うおまじないがかかってるのよ。ふふ…。
うふふふ………。
666 愛が支配する世界4 sage 2007/09/23(日) 19:39:26 ID:cxwgqBDc
以上です。一つ訂正を。
最初の文の
×「~ありますか?」
○「バラの花ありますか」
で脳内変換よろしくお願いします。
では失礼しました。
(真実)
615 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/11(火) 08:11:05 ID:k99Ro5QV
寄生生物は女の子の肉体を乗っ取り、その人生を乗っ取った。
やがて夫を得て子供も設けた。夫には良き妻、子供には良き母として
何の変哲も無い暮らしを送っていた。
しかし子供達は思春期を迎え徐々に「人間」との違和感を感じ始める。
悩む子供達に「真実」を打ち明けようかと悩む「母親=寄生生物」。
そんな頃合に
「お母さん!」見知らぬ娘がいきなり玄関からずかずかと入ってきた。
「ハァ・・ハァ・・一体・・これはどういう事なの?」
息を切らし彼女を問い詰める娘は「息子」の交際相手だった
・・・・彼女はこの「息子」に真実を打ち明ける決意をした
622 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/12(水) 08:16:09 ID:NiNZ0DPx
『落ちついて。貴方は「能力」に目覚めたのよ。』
母親は動揺している「息子」を優しく抱きながら宥めた。
「・・お母さんは一体何者なの?僕は一体・・・」
娘は怯えた目で母親を凝視している
「じっとしていなさい。とにかく貴方をその娘から出さないと」
母親の身体から触手が出るやいなや娘の身体に巻きついた。
「ちょっと、な、何を・・うぐ・・」
触手は娘の口のも容赦なく突っ込まれた。
娘の身体からも触手がうねうねと這い出してくる
「息子」は自分の身に起きていることがわからず怯えた眼で事の推移を見ているだけだった
母親の触手は娘の身体から出ている触手に絡みつき引いた
「やめてお母さん!・・ひぃぃ」娘の悲鳴が止みズボ!と引っこ抜ける音とともに
触手があちこちに生えている「息子」の裸体が引き出されてきた。
「こ、これが僕?う・・・嘘だ・・」
息子は身を起こし己の異形の姿に動転している
「大丈夫。今に馴れるわ。貴方を生んで本当に良かったわ」母親は息子の覚醒を喜んでいた。
寄生生物は女の子の肉体を乗っ取り、その人生を乗っ取った。
やがて夫を得て子供も設けた。夫には良き妻、子供には良き母として
何の変哲も無い暮らしを送っていた。
しかし子供達は思春期を迎え徐々に「人間」との違和感を感じ始める。
悩む子供達に「真実」を打ち明けようかと悩む「母親=寄生生物」。
そんな頃合に
「お母さん!」見知らぬ娘がいきなり玄関からずかずかと入ってきた。
「ハァ・・ハァ・・一体・・これはどういう事なの?」
息を切らし彼女を問い詰める娘は「息子」の交際相手だった
・・・・彼女はこの「息子」に真実を打ち明ける決意をした
622 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/12(水) 08:16:09 ID:NiNZ0DPx
『落ちついて。貴方は「能力」に目覚めたのよ。』
母親は動揺している「息子」を優しく抱きながら宥めた。
「・・お母さんは一体何者なの?僕は一体・・・」
娘は怯えた目で母親を凝視している
「じっとしていなさい。とにかく貴方をその娘から出さないと」
母親の身体から触手が出るやいなや娘の身体に巻きついた。
「ちょっと、な、何を・・うぐ・・」
触手は娘の口のも容赦なく突っ込まれた。
娘の身体からも触手がうねうねと這い出してくる
「息子」は自分の身に起きていることがわからず怯えた眼で事の推移を見ているだけだった
母親の触手は娘の身体から出ている触手に絡みつき引いた
「やめてお母さん!・・ひぃぃ」娘の悲鳴が止みズボ!と引っこ抜ける音とともに
触手があちこちに生えている「息子」の裸体が引き出されてきた。
「こ、これが僕?う・・・嘘だ・・」
息子は身を起こし己の異形の姿に動転している
「大丈夫。今に馴れるわ。貴方を生んで本当に良かったわ」母親は息子の覚醒を喜んでいた。
(娘にされて不気味になる寄生虜モノな)
589 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/04(火) 13:23:13 ID:fkFvs/b/
娘にされて不気味になる寄生虜モノな
593 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/05(水) 23:46:41 ID:At36DlH7
>>589
「いいえ、あなたこそが私たちの娘よ!」
異様に力強い宣言は、「それ」は自分のアイデンティティに恐ろしいほどの不安を与えた。
自分は人間に寄生して心身を乗っ取る凶悪な生物のはずだ。そして目の前にいる男女は
宿主…自分が乗っ取ったこの肉体の両親、自分を憎み娘を返せと騒ぎ立てる存在のはずだ。
……誰かそうだと言ってくれ。
「あ、あの…だから私は…」
「あなたがその体を乗っ取った怪物だろうと、あるいはそう思いこんでいるだけの多重人格だろうと、
そんなことは大した問題じゃないのよ。重要なのは、あなたの方がずっと良い子だってことよ」
「はっ?」
しどろもどろに繰り返そうとした説明は「母親」の、さらに想像を絶するセリフで遮られた。
「あなたの方がずっと素直で、優しくて、気が利いて…それでいて実の娘であることには間違いないんだもの。何が不満だって言うの?」
実の母親にここまで言わせるとは、宿主は一体どんな人物だったんだ? 混乱の極みにある「それ」の精神にそれまで黙っていた「父親」が追い討ちをかけた。
「うむ。まさに天佑と言うべきだな。これなら安心して嫁に出せる。先様に望まれてのこととはいえ、あんな娘をやるわけには行かないと悩んでいたのが馬鹿みたいだな」
「よ、嫁? 嫁というのは、バージンロードをしずしずと進んで『ふつつか者ですが』と挨拶するあの嫁ですか?」
「微妙に学習不足のようだが、おおむね間違いないな。その嫁だ。ちなみに式は再来週だ」
逃げなきゃ駄目だ、逃げなきゃ駄目だ。「それ」の脳裏で、見たこともない少年が警告をつぶやき続ける。が、その警告に
従う前に「母親」が彼女の肩をがっしりと掴んだ・
「ということだから、今から花嫁修業よ。時間がないから特別特訓コースね。まさか、逃げようなんて思ってないわよね♪」
とびっきりの笑顔で迫る「母親」に気圧されながら「それ」は悟った。
……自分は娘を奪ったが、自分もまた全てを奪われたことを……
#ショウガワインなる怪しい酒に酔うままに書き散らした。だが私は謝らない。
娘にされて不気味になる寄生虜モノな
593 名無しさん@ピンキー sage 2007/09/05(水) 23:46:41 ID:At36DlH7
>>589
「いいえ、あなたこそが私たちの娘よ!」
異様に力強い宣言は、「それ」は自分のアイデンティティに恐ろしいほどの不安を与えた。
自分は人間に寄生して心身を乗っ取る凶悪な生物のはずだ。そして目の前にいる男女は
宿主…自分が乗っ取ったこの肉体の両親、自分を憎み娘を返せと騒ぎ立てる存在のはずだ。
……誰かそうだと言ってくれ。
「あ、あの…だから私は…」
「あなたがその体を乗っ取った怪物だろうと、あるいはそう思いこんでいるだけの多重人格だろうと、
そんなことは大した問題じゃないのよ。重要なのは、あなたの方がずっと良い子だってことよ」
「はっ?」
しどろもどろに繰り返そうとした説明は「母親」の、さらに想像を絶するセリフで遮られた。
「あなたの方がずっと素直で、優しくて、気が利いて…それでいて実の娘であることには間違いないんだもの。何が不満だって言うの?」
実の母親にここまで言わせるとは、宿主は一体どんな人物だったんだ? 混乱の極みにある「それ」の精神にそれまで黙っていた「父親」が追い討ちをかけた。
「うむ。まさに天佑と言うべきだな。これなら安心して嫁に出せる。先様に望まれてのこととはいえ、あんな娘をやるわけには行かないと悩んでいたのが馬鹿みたいだな」
「よ、嫁? 嫁というのは、バージンロードをしずしずと進んで『ふつつか者ですが』と挨拶するあの嫁ですか?」
「微妙に学習不足のようだが、おおむね間違いないな。その嫁だ。ちなみに式は再来週だ」
逃げなきゃ駄目だ、逃げなきゃ駄目だ。「それ」の脳裏で、見たこともない少年が警告をつぶやき続ける。が、その警告に
従う前に「母親」が彼女の肩をがっしりと掴んだ・
「ということだから、今から花嫁修業よ。時間がないから特別特訓コースね。まさか、逃げようなんて思ってないわよね♪」
とびっきりの笑顔で迫る「母親」に気圧されながら「それ」は悟った。
……自分は娘を奪ったが、自分もまた全てを奪われたことを……
#ショウガワインなる怪しい酒に酔うままに書き散らした。だが私は謝らない。