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魔法騎士シードナイツ
672 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:50:07 ID:y04lSUxZ
>>666
すごい……GJです……
戦隊系のやつですが、とりあえず赤だけ。
673 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・序章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:53:02 ID:9rzFrP5j
何故この国にだけ、「彼等」は現われるのだろうか。
この地に開いた魔界の門から押し寄せる魔物達。
その量は次第に増え、魔物達の力も日々増していた。
重火器による攻撃も限界に近くなり、なおかつ大量破壊兵器も使えない。
彼等の現われる地はことごとく住宅地や市街地など、人の多い場所だからだ。
そして彼等は現われると必ず、誰か一人を攫っていく。
老若男女問わず、その矛先は向けられた。
首都圏内でそうした事件が相次ぎ、世間の目はある隊に向けられた。
唯一それに対抗できる力を持った者たち。
魔法と剣で魔物に立ち向かう彼等を、我々はシードナイツと呼んだ。
【魔法騎士シードナイツ】
「今日の議題は魔物の装備が次第に強くなっていることだ」
スクリーンにはそのデータを年表にまとめた物が表示されている。
一番格下の戦闘員が持つ武器は剣というよりも警棒のような物に近い。
拉致の際に用いるのが主だと思われるので、これは戦闘には支障は無い。
問題なのは隊長クラスが持っている武器だ。
ホワイトボードには銃や剣、日本刀やフレイルに似た武器の写真が貼られていた。
回収した残骸の分析結果からも、次第にその威力は上がっている事は明らかだった。
「別に今は問題ないのではないか?充分倒せる範囲内だと思うが」
そう発言した長い黒髪の持ち主はナイトブルー、青山涼子。
長刀による接近戦を得意とし、常に冷静さを忘れない騎士だ。
「しかし、いつかはこちらが負けるだろ。どうにかしないと……」
ナイトレッドの名を持つ、赤城勇気。
レッドの名が示す通りリーダーであり、ミーティングを進めているのも彼である。
「私は涼子さんの言う通り、今は問題ないと思いますよ~」
オレンジジュースを飲みながら答えているのはナイトイエロー、黄瀬愛。
周りから一番子供っぽいをいじられ、その度に涼子に泣きついている。
「でも、強力な兵器を持ってこられると、被害が増えてしまいますよね……」
おっとりとした感じの彼女は、ナイトピンク、桃谷春香。
人の事を第一に考える、優しい心の持ち主だ。
「その辺は科学研究班の管轄だろ。強い武器がポンポン開発されるわけがない」
この中で唯一金髪の男がナイトブラック、黒川海人。
魔法は隊内で最も強く、彼の魔導銃の的中率は95%を超える。
そしてここにはいない別行動のナイトホワイト、白鳥美奈。
彼女を加えた6人が、今現在この国を守る唯一の勢力であった。
室内に耳障りな警報が鳴り響き、天井からスクリーンが下りてくる。
表示されたのは広域の地図で、ある一点が赤く点滅している。
魔物達の現われた地域だ。
今回は一箇所にしか反応が出ていない。
効率性や危険性などを考えれば一点に集中するのは得策ではないため、不可解ではある。
それこそ数十箇所で作戦を行えばこちらの被害は大きくなるだろう。
しかし、それならば一まとめに潰せばこちらのものだ―――それが全員の意思だった。
いつもよりも俄然やる気が入る。
『シードナイツ、出動します!!!』
674 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:53:54 ID:9rzFrP5j
身体が熱い。
「ぐっ……む……」
声も出ない。
何なんだこれは。
魔物が出たという反応を受けて出動したものの、その地点に行くと何もなかった。
謀略であることを警戒して辺りを散策したものの何もなかったのだ。
本当にここに魔物が出たのか、そう言おうとした瞬間に意識が混濁した。
覚えているのは倒れた身体の衝撃と、目の前に立っていた誰かの足元。
それから後は……何も覚えていない。
目が回復してきたのか、ようやく視界がはっきりしてきた。
捕えられ、監房の一室に閉じ込められているようだ。
頭を動かしてもぼーっとしたものは取れない。
薬品か何か、もしくは魔界におけるそれらに当たるものを使われた可能性が高い。
部屋の明かりは暗く、辺りを見回しても細部まではよくわからなかった。
「く……そっ……」
ようやく声も回復してきた。
随分久しぶりに出したように、か細い声しかでなかったが。
「ふふふ、目を覚ましたのかしら?赤髪の坊や」
「な……お前……は……」
「前に会った時よりも随分可愛らしくなったみたいよ?」
「…リーズ…」
675 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:55:28 ID:ufpk9TtU
幹部の一人、リーズ・ルイン・ヴァルケーノ。
長い赤髪と豊満な肉体を持ち火の魔法を行使する彼女は、6人の幹部の内の一人だった。
シードナイツの前には数回程姿を見せているが、何れも様子見に近いものだ。
恐らく実力の一部しか出していなかっただろうが、それでもその強さは圧倒的。
敵陣の真っ只中で、果たしてこちらに勝ち目があるかどうか―――。
それに加えて今は縛られて床に転がっている状態だ。
「いい眺めねぇ。前に会った時にはあんなに凛々しかったのに……」
リーズが腰をかがめてその手を勇気へと伸ばす。
「今ではこんな、女の子なんだもの」
「何を……っ……声が……」
口から出たのは自分の声よりももっと高い、明らかに女の声だった。
手が動かせないので確認できないが、髪も目にかかるほどに長くなっている気がする。
そしてそこで初めて胸に感じる違和感が、勇気を愕然とさせた。
「むっ、胸……そんな馬鹿な!」
床と身体の間にある2つの物体は、明らかに勇気の双乳である。
「ジタバタしても無駄よ。貴方に寄生したのは魔転蟲。もとは人を悪魔に変える為の蟲なんだけど」
「そんな……俺が、悪魔に?」
「大丈夫。これは改良した子だからただ性転換するだけなのよ」
そんな理不尽な話があってたまるかと、勇気は身体を揺する。
しかし縛ってある縄がますますきつく絞まるだけだった。
「畜生! リーズ! 俺を元に戻せぇ!」
「戻すわけないじゃないの。あなたも『男になんて戻りたくない』って言うようになるわ」
676 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:56:02 ID:y04lSUxZ
「ハッ! そんな事いうわけ無いだろ!」
「ああ、勝気な女の子が威勢のいい台詞を吐いて……ぞくぞくしちゃうわ」
リーズは立ち上がって勇気を床から抱き上げた。
勇気が軽くなったのか、それともリーズの力が強いのか、どちらも正しいか。
勇気は簡単に抱き上げられ、部屋の真ん中に出現したベッドに寝かせられた。
「じゃあこれから、あなたが女になったって事を思い知らせてあげるわ」
リーズのはめている皮の手袋から肌へ、冷たい感触が伝わってきた。
その感触に思わず身体がビクっと震えてしまう。
まるで生まれたてで刺激に慣れていないかのような、自分の身体。
いや、もはや自分のものではなく生まれ変わった身体だが、勇気はそれを認めたくなかった。
「そうね、まずはゆっくり撫でてあげるわ。魔転蟲の効果はしばらくしないと出ないしね」
彼女の両手が軽いタッチで腹のあたりを撫で回す。
先程よりもくすぐったい感覚が強い。
(こんなので俺をどうにかしようって、甘すぎるぜ。リーズ)
そんな事を考え、どうにか脱出の方法を考えようとしていた勇気は、急に現実に引き戻された。
腹の上で、10本の指がまるでそれぞれ意志を持ったかのようにグネグネと動いている。
執拗に、臍の周りやくぼみの縁をなぞり、時には軽く腹を押す。
ごくごく軽いくすぐったさと、腹を押し揉まれる感触が混じっていた。
「ん……あ………」
「声、出ちゃうかしら。今、あったかい感じでしょう?」
677 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:56:47 ID:9rzFrP5j
リーズの声に、撫でられていた箇所が次第と熱くなっているのに気付いた。
微弱な熱を持った肌は、指の感触をより強く感じてしまう。
自覚してしまうと、その熱さは無視できないものとなってしまった。
「あ……んん………ん…」
ふわふわする、とでも言うのか? お腹のあたりがとても暖かく、心地よい。
脳の奥が痺れるような、本当に微弱な刺激が十指から与えられる。
「ほおら、だんだん気持ちよくなってきたんでしょう?」
「…馬鹿言うな…撫でられただけだろ…こんなの……んん!!」
臍に、何か別の熱い物体が押し付けられた。
熱くうねる軟体動物のようなそれは、もちろんリーズの舌である。
その動きは時にのたうつ様に、時にこそげ取るかの様に。
強く弱く不規則に勇気の肌を舐めていく。
そして舌は蛞蝓のように唾液をひきながら胸へと近づいていく。
「やめろ……ひっ…やめて……やめてぇ…」
リーズの吐く息が当たっただけで胸に刺激が走る。
今まで感じたことの無い感覚に思わず身体をすくめてしまう。
これは、危険だ。これをされたら、絶対におかしくな―――
―――――――――
678 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:57:23 ID:y04lSUxZ
「―――っああああああああああああああああああああああっ!!!」
リーズが胸に手を伸ばし、揉むのと同時に舐めた瞬間。
脳髄に今まで感じたことが無い程の強烈な電撃が走った。
視界が真っ白になり、上半身がどろどろに溶けてしまった気がする。
(…な……あ…何だ……これ……)
「初めてでしょう?『女の絶頂』は…お気に召したかしら」
「え……あ………?…」
生まれて初めての感覚に勇気の身体は震えていた。
リーズの声も真っ白になった頭では、遠くにいるようにしか聞こえない。
「じゃあ、もっともっと味わってもらおうかしら」
「ひゃ……あああああああ!! あああああああ!!!」
胸を揉まれるだけで、強烈な快楽が襲ってくる。
常人には強すぎる快楽を処理しているのは全身のいたる所に寄生した魔転蟲。
それらは、勇気が絶頂を迎えると精神を無理矢理元に戻す。
「ああああああっ!!!! だめえええええええ!!! ああああああ!!!」
乳首を擦られるたび、身体が痙攣し悦びに打ち震える。
もはや勇気の意志などお構い無しに、身体はくねっていた。
激しすぎるソレから逃れようとしているのか、もしくは求めているのか。
勇気はもはやその襲い来る奔流をただただ受け入れる事しかできなくなっていた。
「そろそろかしら……」
「あああぁ!!! いいい!! いいい!!! あああああん!!!」
責められる事数十分ほどだろうか。
始めは頭を真っ白に焼き尽くすほどに感じられた快楽も、次第に馴染んできた。
ゆったりとした責めに切り替え、ユウキの身体の芯を熱く焦がしていた。
変身で強化された身体に加えられた魔転蟲による強化で、身体は責めに対し強くなっている。
「だいぶ馴染んだみたいだし……そろそろ出るかしら」
679 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:58:05 ID:9rzFrP5j
「ひあぁっ!! む、胸えっ!? 胸がおかし、ひああぁっ!!!」
胸の先端に集中する熱い感覚。
今まで散々リーズに舐められ、甘噛みされ、吸われ、つねられてきたのとは違う。
中から「何か」がせり上がってくるような違和感がユウキを襲った。
「何かっ、熱…いいいいい!!! きちゃう!! なんか来ちゃう!!!!」
圧迫感がどんどん増していく。
「あひゃあああああああぁっ!!!!」
胸の先端から白い液体が零れだした。
いや、その勢いは噴き出したといった方が正しいか。
「あああああ!!! 何これえええ!!! ひっ…まだ出る!! 出ちゃうう!!!」
リーズが根元から先端へ丁寧かつねちっこく扱きあげてくる。
その度に膨れ上がった乳首からは白い液体が断続的に飛び出る。
それはユウキの意志とは全く関係なく、痺れるような快感を叩き込んできた。
「ほらユウキちゃん、射精なんかよりもすごい気持ちいいでしょ?」
「あはあああっ!! ああああ!! でちゃうよぉ!!!」
「全く……いつ見ても壊れてく男の子は可愛いわぁ……」
ユウキはもはや胸からの刺激だけしか感じる事ができなかった。
どろどろになってしまった所で、リーズはその搾乳を止めた。
「はぁ……はああぁ…はああああぁ…」
680 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:59:02 ID:9rzFrP5j
「どう?気持ちが良かったでしょお?」
「はひぃ……きもちよかったれす……」
「今の快感は女の子じゃなきゃ味わえないのよ。まだ男に戻りたい?」
「そ……それは……」
言いよどむユウキの胸に、リーズの手が伸びる。
先端をくりくりと軽く撫で擦るだけで、ユウキの身体は震えた。
「ひゃぁっ」
「ほら…男だった時には感じた事が無いでしょ? こんなキモチイイ事」
手の動きは変わらず、ユウキの身体に微弱な刺激を送り続ける。
ごく弱い快感は残った理性の衣をゆっくりと剥がしていく。
「ああぁ…ああ……あん…ああ……」
「女は素晴らしい生き物なのよ…この気持ちいいのがまた味わえるの」
「これ…これを…?」
与えられる快感に惚けていたユウキの顔がリーズの方を向く。
目には快楽に対しての欲望しか映っていない。
「そう……ずっと気持ちよくなれる…もっと…もっとね」
「気持ち……もっと…もっと……」
「女の子になれば、ずっと気持ちよくなるわ……」
繰り返されるリーズの言葉に、ユウキの思想が塗り替えられていく。
身体に馴染んだ魔転蟲の意志が次第に溶け込み、同一のものとなった。
「……女でいい…もっと…もっと気持ちよくなりたい……」
681 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 10:03:47 ID:9rzFrP5j
さて、女体化してみたわけですが…初めてなんでよくわかりません。
この後女王様プレイに入る予定だったのですが、このペースだと全員堕とすのにどれだけかかるか…。
ここで切って他の色に移るか、長編をまったりと投下していくか、どっちがいいんでしょう。
>>666
すごい……GJです……
戦隊系のやつですが、とりあえず赤だけ。
673 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・序章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:53:02 ID:9rzFrP5j
何故この国にだけ、「彼等」は現われるのだろうか。
この地に開いた魔界の門から押し寄せる魔物達。
その量は次第に増え、魔物達の力も日々増していた。
重火器による攻撃も限界に近くなり、なおかつ大量破壊兵器も使えない。
彼等の現われる地はことごとく住宅地や市街地など、人の多い場所だからだ。
そして彼等は現われると必ず、誰か一人を攫っていく。
老若男女問わず、その矛先は向けられた。
首都圏内でそうした事件が相次ぎ、世間の目はある隊に向けられた。
唯一それに対抗できる力を持った者たち。
魔法と剣で魔物に立ち向かう彼等を、我々はシードナイツと呼んだ。
【魔法騎士シードナイツ】
「今日の議題は魔物の装備が次第に強くなっていることだ」
スクリーンにはそのデータを年表にまとめた物が表示されている。
一番格下の戦闘員が持つ武器は剣というよりも警棒のような物に近い。
拉致の際に用いるのが主だと思われるので、これは戦闘には支障は無い。
問題なのは隊長クラスが持っている武器だ。
ホワイトボードには銃や剣、日本刀やフレイルに似た武器の写真が貼られていた。
回収した残骸の分析結果からも、次第にその威力は上がっている事は明らかだった。
「別に今は問題ないのではないか?充分倒せる範囲内だと思うが」
そう発言した長い黒髪の持ち主はナイトブルー、青山涼子。
長刀による接近戦を得意とし、常に冷静さを忘れない騎士だ。
「しかし、いつかはこちらが負けるだろ。どうにかしないと……」
ナイトレッドの名を持つ、赤城勇気。
レッドの名が示す通りリーダーであり、ミーティングを進めているのも彼である。
「私は涼子さんの言う通り、今は問題ないと思いますよ~」
オレンジジュースを飲みながら答えているのはナイトイエロー、黄瀬愛。
周りから一番子供っぽいをいじられ、その度に涼子に泣きついている。
「でも、強力な兵器を持ってこられると、被害が増えてしまいますよね……」
おっとりとした感じの彼女は、ナイトピンク、桃谷春香。
人の事を第一に考える、優しい心の持ち主だ。
「その辺は科学研究班の管轄だろ。強い武器がポンポン開発されるわけがない」
この中で唯一金髪の男がナイトブラック、黒川海人。
魔法は隊内で最も強く、彼の魔導銃の的中率は95%を超える。
そしてここにはいない別行動のナイトホワイト、白鳥美奈。
彼女を加えた6人が、今現在この国を守る唯一の勢力であった。
室内に耳障りな警報が鳴り響き、天井からスクリーンが下りてくる。
表示されたのは広域の地図で、ある一点が赤く点滅している。
魔物達の現われた地域だ。
今回は一箇所にしか反応が出ていない。
効率性や危険性などを考えれば一点に集中するのは得策ではないため、不可解ではある。
それこそ数十箇所で作戦を行えばこちらの被害は大きくなるだろう。
しかし、それならば一まとめに潰せばこちらのものだ―――それが全員の意思だった。
いつもよりも俄然やる気が入る。
『シードナイツ、出動します!!!』
674 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:53:54 ID:9rzFrP5j
身体が熱い。
「ぐっ……む……」
声も出ない。
何なんだこれは。
魔物が出たという反応を受けて出動したものの、その地点に行くと何もなかった。
謀略であることを警戒して辺りを散策したものの何もなかったのだ。
本当にここに魔物が出たのか、そう言おうとした瞬間に意識が混濁した。
覚えているのは倒れた身体の衝撃と、目の前に立っていた誰かの足元。
それから後は……何も覚えていない。
目が回復してきたのか、ようやく視界がはっきりしてきた。
捕えられ、監房の一室に閉じ込められているようだ。
頭を動かしてもぼーっとしたものは取れない。
薬品か何か、もしくは魔界におけるそれらに当たるものを使われた可能性が高い。
部屋の明かりは暗く、辺りを見回しても細部まではよくわからなかった。
「く……そっ……」
ようやく声も回復してきた。
随分久しぶりに出したように、か細い声しかでなかったが。
「ふふふ、目を覚ましたのかしら?赤髪の坊や」
「な……お前……は……」
「前に会った時よりも随分可愛らしくなったみたいよ?」
「…リーズ…」
675 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:55:28 ID:ufpk9TtU
幹部の一人、リーズ・ルイン・ヴァルケーノ。
長い赤髪と豊満な肉体を持ち火の魔法を行使する彼女は、6人の幹部の内の一人だった。
シードナイツの前には数回程姿を見せているが、何れも様子見に近いものだ。
恐らく実力の一部しか出していなかっただろうが、それでもその強さは圧倒的。
敵陣の真っ只中で、果たしてこちらに勝ち目があるかどうか―――。
それに加えて今は縛られて床に転がっている状態だ。
「いい眺めねぇ。前に会った時にはあんなに凛々しかったのに……」
リーズが腰をかがめてその手を勇気へと伸ばす。
「今ではこんな、女の子なんだもの」
「何を……っ……声が……」
口から出たのは自分の声よりももっと高い、明らかに女の声だった。
手が動かせないので確認できないが、髪も目にかかるほどに長くなっている気がする。
そしてそこで初めて胸に感じる違和感が、勇気を愕然とさせた。
「むっ、胸……そんな馬鹿な!」
床と身体の間にある2つの物体は、明らかに勇気の双乳である。
「ジタバタしても無駄よ。貴方に寄生したのは魔転蟲。もとは人を悪魔に変える為の蟲なんだけど」
「そんな……俺が、悪魔に?」
「大丈夫。これは改良した子だからただ性転換するだけなのよ」
そんな理不尽な話があってたまるかと、勇気は身体を揺する。
しかし縛ってある縄がますますきつく絞まるだけだった。
「畜生! リーズ! 俺を元に戻せぇ!」
「戻すわけないじゃないの。あなたも『男になんて戻りたくない』って言うようになるわ」
676 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:56:02 ID:y04lSUxZ
「ハッ! そんな事いうわけ無いだろ!」
「ああ、勝気な女の子が威勢のいい台詞を吐いて……ぞくぞくしちゃうわ」
リーズは立ち上がって勇気を床から抱き上げた。
勇気が軽くなったのか、それともリーズの力が強いのか、どちらも正しいか。
勇気は簡単に抱き上げられ、部屋の真ん中に出現したベッドに寝かせられた。
「じゃあこれから、あなたが女になったって事を思い知らせてあげるわ」
リーズのはめている皮の手袋から肌へ、冷たい感触が伝わってきた。
その感触に思わず身体がビクっと震えてしまう。
まるで生まれたてで刺激に慣れていないかのような、自分の身体。
いや、もはや自分のものではなく生まれ変わった身体だが、勇気はそれを認めたくなかった。
「そうね、まずはゆっくり撫でてあげるわ。魔転蟲の効果はしばらくしないと出ないしね」
彼女の両手が軽いタッチで腹のあたりを撫で回す。
先程よりもくすぐったい感覚が強い。
(こんなので俺をどうにかしようって、甘すぎるぜ。リーズ)
そんな事を考え、どうにか脱出の方法を考えようとしていた勇気は、急に現実に引き戻された。
腹の上で、10本の指がまるでそれぞれ意志を持ったかのようにグネグネと動いている。
執拗に、臍の周りやくぼみの縁をなぞり、時には軽く腹を押す。
ごくごく軽いくすぐったさと、腹を押し揉まれる感触が混じっていた。
「ん……あ………」
「声、出ちゃうかしら。今、あったかい感じでしょう?」
677 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:56:47 ID:9rzFrP5j
リーズの声に、撫でられていた箇所が次第と熱くなっているのに気付いた。
微弱な熱を持った肌は、指の感触をより強く感じてしまう。
自覚してしまうと、その熱さは無視できないものとなってしまった。
「あ……んん………ん…」
ふわふわする、とでも言うのか? お腹のあたりがとても暖かく、心地よい。
脳の奥が痺れるような、本当に微弱な刺激が十指から与えられる。
「ほおら、だんだん気持ちよくなってきたんでしょう?」
「…馬鹿言うな…撫でられただけだろ…こんなの……んん!!」
臍に、何か別の熱い物体が押し付けられた。
熱くうねる軟体動物のようなそれは、もちろんリーズの舌である。
その動きは時にのたうつ様に、時にこそげ取るかの様に。
強く弱く不規則に勇気の肌を舐めていく。
そして舌は蛞蝓のように唾液をひきながら胸へと近づいていく。
「やめろ……ひっ…やめて……やめてぇ…」
リーズの吐く息が当たっただけで胸に刺激が走る。
今まで感じたことの無い感覚に思わず身体をすくめてしまう。
これは、危険だ。これをされたら、絶対におかしくな―――
―――――――――
678 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:57:23 ID:y04lSUxZ
「―――っああああああああああああああああああああああっ!!!」
リーズが胸に手を伸ばし、揉むのと同時に舐めた瞬間。
脳髄に今まで感じたことが無い程の強烈な電撃が走った。
視界が真っ白になり、上半身がどろどろに溶けてしまった気がする。
(…な……あ…何だ……これ……)
「初めてでしょう?『女の絶頂』は…お気に召したかしら」
「え……あ………?…」
生まれて初めての感覚に勇気の身体は震えていた。
リーズの声も真っ白になった頭では、遠くにいるようにしか聞こえない。
「じゃあ、もっともっと味わってもらおうかしら」
「ひゃ……あああああああ!! あああああああ!!!」
胸を揉まれるだけで、強烈な快楽が襲ってくる。
常人には強すぎる快楽を処理しているのは全身のいたる所に寄生した魔転蟲。
それらは、勇気が絶頂を迎えると精神を無理矢理元に戻す。
「ああああああっ!!!! だめえええええええ!!! ああああああ!!!」
乳首を擦られるたび、身体が痙攣し悦びに打ち震える。
もはや勇気の意志などお構い無しに、身体はくねっていた。
激しすぎるソレから逃れようとしているのか、もしくは求めているのか。
勇気はもはやその襲い来る奔流をただただ受け入れる事しかできなくなっていた。
「そろそろかしら……」
「あああぁ!!! いいい!! いいい!!! あああああん!!!」
責められる事数十分ほどだろうか。
始めは頭を真っ白に焼き尽くすほどに感じられた快楽も、次第に馴染んできた。
ゆったりとした責めに切り替え、ユウキの身体の芯を熱く焦がしていた。
変身で強化された身体に加えられた魔転蟲による強化で、身体は責めに対し強くなっている。
「だいぶ馴染んだみたいだし……そろそろ出るかしら」
679 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:58:05 ID:9rzFrP5j
「ひあぁっ!! む、胸えっ!? 胸がおかし、ひああぁっ!!!」
胸の先端に集中する熱い感覚。
今まで散々リーズに舐められ、甘噛みされ、吸われ、つねられてきたのとは違う。
中から「何か」がせり上がってくるような違和感がユウキを襲った。
「何かっ、熱…いいいいい!!! きちゃう!! なんか来ちゃう!!!!」
圧迫感がどんどん増していく。
「あひゃあああああああぁっ!!!!」
胸の先端から白い液体が零れだした。
いや、その勢いは噴き出したといった方が正しいか。
「あああああ!!! 何これえええ!!! ひっ…まだ出る!! 出ちゃうう!!!」
リーズが根元から先端へ丁寧かつねちっこく扱きあげてくる。
その度に膨れ上がった乳首からは白い液体が断続的に飛び出る。
それはユウキの意志とは全く関係なく、痺れるような快感を叩き込んできた。
「ほらユウキちゃん、射精なんかよりもすごい気持ちいいでしょ?」
「あはあああっ!! ああああ!! でちゃうよぉ!!!」
「全く……いつ見ても壊れてく男の子は可愛いわぁ……」
ユウキはもはや胸からの刺激だけしか感じる事ができなかった。
どろどろになってしまった所で、リーズはその搾乳を止めた。
「はぁ……はああぁ…はああああぁ…」
680 黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 09:59:02 ID:9rzFrP5j
「どう?気持ちが良かったでしょお?」
「はひぃ……きもちよかったれす……」
「今の快感は女の子じゃなきゃ味わえないのよ。まだ男に戻りたい?」
「そ……それは……」
言いよどむユウキの胸に、リーズの手が伸びる。
先端をくりくりと軽く撫で擦るだけで、ユウキの身体は震えた。
「ひゃぁっ」
「ほら…男だった時には感じた事が無いでしょ? こんなキモチイイ事」
手の動きは変わらず、ユウキの身体に微弱な刺激を送り続ける。
ごく弱い快感は残った理性の衣をゆっくりと剥がしていく。
「ああぁ…ああ……あん…ああ……」
「女は素晴らしい生き物なのよ…この気持ちいいのがまた味わえるの」
「これ…これを…?」
与えられる快感に惚けていたユウキの顔がリーズの方を向く。
目には快楽に対しての欲望しか映っていない。
「そう……ずっと気持ちよくなれる…もっと…もっとね」
「気持ち……もっと…もっと……」
「女の子になれば、ずっと気持ちよくなるわ……」
繰り返されるリーズの言葉に、ユウキの思想が塗り替えられていく。
身体に馴染んだ魔転蟲の意志が次第に溶け込み、同一のものとなった。
「……女でいい…もっと…もっと気持ちよくなりたい……」
681 黒い人 ◆JKJRKSATYY sage 2007/09/24(月) 10:03:47 ID:9rzFrP5j
さて、女体化してみたわけですが…初めてなんでよくわかりません。
この後女王様プレイに入る予定だったのですが、このペースだと全員堕とすのにどれだけかかるか…。
ここで切って他の色に移るか、長編をまったりと投下していくか、どっちがいいんでしょう。
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