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白濁の巫女5
773 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 00:53:24 ID:moCDUYaq
何も知らない無垢な(?)寄生生物に色々教えて行く育成ゲーム・・・
専門のブリーダーになって、どれだけ女の子を気持ちよく堕とせるかを競ったりする・・・そんなものを思いついた。
長らくお待たせしました。続・白濁の巫女の続きが出来ましたので投下させていただきます。
このスレの住人さんが「抜いたら話書く気がなくなった」って言ってたからしばらく慰みを自重してたら、性欲も創作意欲も減退して来て、さぁ、まいった。
そう言う訳ですので、お恥ずかしながらまだ完結しておりませんが・・・ではどうぞ。おそらく5レスほど消費します。
・要素 連鎖落ち、蛭、巫女
・NGワード 続・白濁の巫女
774 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 00:54:30 ID:moCDUYaq
「じゃあ、生まれ変わった先輩の体を見てもらいましょう」
そう言って、直美は梢の服を脱がしにかかった。体を動かせない梢は、なすがまま、服を脱がされる。
「ぁっ・・・・・・んんっ」
レギンスを脱がされるとき、知らない間に太ももに出来ていたイボのようなものが生地と擦れた。通常なら痛みなどを催しそうなそれは、全く異質な信号を梢の脳に送り出す。
「わぁっ、凄いですよ、先輩! 首だけ動かせるようにしてあげますから見てみてくださいよぉ」
「・・・ぃ、ゃ・・・・・・」
「え?」
梢の頭の中には悪い予感しか無かった。
とっさに浮かんだのは拒否の言葉。
自分の体がおかしくなってしまっているのはわかっていたから。
だからこれ以上、どうおかしくなってしまったのかなんて知りたくなかった。
「ダメじゃないですか、先輩。『現実から目をそらすな』って、私がまだ新入りだった頃に教えてくれたの、先輩ですよ? まあ、先輩が見たくないなら先輩が直接見る必要はないですけど」
一瞬でも「助かった」と思ってしまったことを、梢はこの後後悔することになる。
「私が視てあげます♪」
「!!!」
梢の視界が暗くなった。そして段々と明るくなる。
目の前には色白の人間が居た。しかし、直美ではない。明らかに髪型も体格も違う。
「わ・・・たし?」
自分が喋ったはずだ。しかし、目の前に居る人形のものが3音節の単語を発し、そして驚愕に目を見開く所を梢は見た。
775 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 00:55:40 ID:moCDUYaq
「あ、わかりましたね。今先輩は、私が見てる光景を見てるんです」
直美が言った後、段々と視界が下を向く。
「やめっ・・・・・・!!」
梢自身が声を発した瞬間を視界の上端に見ながら、直美は真っすぐに、レギンスを脱がされた梢の脚を見ていた。
「あああっ・・・・・・」
「ふふふっ、『私』も定着してますよ。もう、取れません」
「ぅ、そ・・・・・・」
「ホントですよ? 嫌だなぁ、先輩。全然いつもの先輩らしくないです」
白くなった肌に、空豆程度の膨らみが沢山散らばっている。
梢の脚にまばらに取り付いていた蛭は、噛み付いたその場で梢の体と表皮を一体化させ、完全に梢の体の一部になっていた。
直美は梢の足下にしゃがみ込む。眼前には梢に張り付いた蛭だったものが、梢の心臓の鼓動にあわせて、微妙に膨縮を繰り返していた。
「しかもぉ、触るととっても気持ちよくなれるんです。ほら、こんな風に・・・・・・」
「ゃ、やめっ・・・・・・」
緩慢な動作で、直美が膨らみに指を伸ばす。
「んひっ・・・!」
触れるか触れないかの微妙な所で指が止まった。
そのはずなのに、ごく敏感になった既に梢の肌と化したそこは、今にも達しそうになるほどの快感を、ジワジワと、少しずつ送り出している。
「ふあっ・・・ふあぁっ・・・」
梢の体の疼きがどんどん激しくなっていった。
「あははっ、先輩の顔、どんどん気持ち良さそうになってきましたよ?」
「そんなはず・・・・・・なぃっ・・・」
「なかなか先輩も頑固ですねー。じゃーあー・・・」
梢は、頑に自分の体が脳に送り出す信号を否定する。意地悪げに口の端をゆがめた直美は、膨らみから指を離し、今度は梢のシャツを脱がしにかかった。
「一体こっちはどうなってるんでしょうねぇ」
ハラリ、とシャツが床に落ちる。ブラのホックに直美の手が回されると、直美が送り続ける映像は見えているのに、梢は耐えるように目を固くつむった。
直美がホックを外すと、手を離されたブラは重力に従って落ちてゆく。途中、ストラップが、腕に出来た蛭だった膨らみを擦り、梢に悩ましい声をあげさせる。
張りがよく、綺麗な形をした、梢の乳房が微かに揺れた。
776 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 00:56:33 ID:moCDUYaq
「あ、ほら、先輩のおっぱいの先。ツンって上向いてますよ♪」
「み、見るなぁ・・・・・・」
「もぉ、恥ずかしがり屋さんですねぇ。白い血じゃなければ顔が真っ赤になってるんじゃないですか?」
「っ!!!」
直美の言葉によって、自分が既に人間でない、というメッセージが脳髄に叩き込まれる。
嫌悪しか無いはずだった。絶望に落ち込むはずだった。
確かにそのはずだった梢の精神は、しかし快楽を感じている。
心臓が跳ねる。血液でない、別のものがまた体中に押し流される。
汗が流れる。白く、粘度を持ったそれは、梢の体をいやらしくデコレートしてゆく。
乳首が充血する。ついさっきまでより色を薄くしたそれは、代わりに体積を大きくして自己の存在をアピールする。
膣壁が粘液を分泌する。ショーツが張り付く面積が少しずつ大きくなって行く感覚に、梢は自分の体が性的に興奮していることを気づかされる。
明らかに異常。
梢はそう感じていたが、直美が放つ邪気にあてられた体は、そんな思考すら許さない。
「そんな先輩見てると、もっと悪戯したくなっちゃいますよぉ」
いかにも楽しそうに笑いながら、直美は梢の右の乳房に顔を寄せた。
「ぅ・・・・・・んっ・・・・・・」
顔が近づくことで、体温によって対流する、ごく微妙な空気の流れが梢の乳首の先を刺激する。
決して大きくはなく、刺激的ではなく、だが確実に無視は出来ない触感が梢の思考を揺さぶった。
刻一刻と、梢のなかで快楽の占める割合が大きくなってゆく。
それを見た直美は再び口の端をゆがめ、梢の乳房の先端に向けて、凍えた手を暖めるように、柔らかく暖かな吐息を浴びせた。
「んひゃうっ! んぁっ!!」
「こんな、『はぁ~』って息かけただけでそんなに感じちゃうんですか? 先輩は敏感ですねぇ」
「んあぁぁっ! ぃ、息っ、かけないでぇっ?!」
「え~? じゃあ止めますけどぉ」
「ふぁ、ふあぁぁ・・・・・・」
直美が胸から顔を離す。悪戯が見つかって膨れつらをしている子供のような顔をして、直美は口をとんがらせた。
「おかしいなぁ、先輩はきちんと『気持ちいい』って思ってくれてるはずなんですけれどねぇ」
「はぁっ、はあ、な、何を根拠にそんなっ・・・・・・」
「先輩の考えてること、感じてること、ぜぇ~んぶわかってますから」
「そ、そんなっ」
「だぁって、『私』が先輩の体をちょこっと『ドレスアップ』してあげたんですもの。・・・あ、『本物の伊上直美はどこに居るんだろう』『助けて』とかって思ってますね。それと、『気持ちいい』とも・・・やぁん、先輩やっぱり感じてくれてるじゃないですかぁ」
「っ・・・・・・!」
自分の何もかもが直美に筒抜けになっていた事実に、梢は戦慄する。
「あ、やっぱりびっくりしますか? じゃあもっとびっくりしましょう」
「こ、これ以上何を・・・」
「左手を上げてください?」
「!!」
直美の声に反応して、梢の体が勝手にその通りに動き出した。左腕は、授業中に生徒が教師に質問するかのごとく、軽く天に向かって突き出されている。
「ぇっ、そ、そんな・・・・・・」
梢はその上がった腕を下ろそうとして、再び背筋に寒いものを感じた。
「な、なんで・・・・・・」
「あー、私が他の人を動かそうとしちゃうとこうなっちゃうんだ」
結局、梢は梢の意思で、自分の左腕を動かすことは出来なかった。しかし、梢が驚いたのはそこではなかった。
777 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 00:57:09 ID:moCDUYaq
「腕が・・・・・・ない・・・・・・」
確かに目には見えているのに、それが自分のものだと頭は理解しているのに、体は『そこに初めから左腕なんてものは存在しない』とでも言っているように、左腕に関する一切の情報を脳へは送って来ない。
およそ「協会」の巫女という非常識な経験を日常的にしている人間でも経験し得ない超非常識な経験に、梢は、目の前に居る存在が間違いなく妖などではない、それ以上のものだとようやく感じ取った。
「きもち・・・わるい・・・・・・」
「じゃあ、気持ちよくなりましょう。左手で左のおっぱいを揉んでみましょうか」
「えっ」
梢が声を上げると同時に、自然な動きで梢の左手は梢の乳房へと掴みかかる。
「くうぅんっ!」
乳房の上にも出来ていた膨らみに手が触れ、快感に目の前が白く染まりかけた。
「んっはあぁぁぁ!」
本人の意思を完全に無視して動く、もはや梢のものではない梢の腕は、初めはゆっくりと、その果実の出来具合を確かめるように動いていたが、段々と揉み方が乱暴になってくる。
乳房周辺にも出来ている元は蛭だった膨らみに触れる度に、思い出したかのように時々乳首が摘まれる度に、梢の声は艶を増して行き、そしてとうとう
「あ、あ、あ、なに? な、なんか来るっ、胸の奥がっ」
「そろそろですね。もうちょっと強く揉んでみましょう」
「なにするの、止めてっ! これ以上変なことしないでぇっ!!」
「さぁ、ギュッて」
梢の左手は、その感触を楽しむように、優しく白い果実を握りつぶした。
「いやあぁぁぁっ!!!!」
梢の悲鳴と同時に、指の隙間の左胸の先端から白い粘性の液が大量に飛び出す。それは直美の顔の右側を擦って行き、頬に白い筋を描いた。直美は白線を指で拭い、それを自らの口に含む。
「あはっ、先輩の味。とってもおいしいですよ♪ 濃厚で、クリーミィで、でもしつこくないですね。こんなにおいしいものが毎日飲めるなんて、『私』は幸せだなぁ」
「やだ、そんな・・・どうしちゃったの、私の体・・・・・・」
梢は、半ば呆然として呟いた。
蛭に噛み付かれて同化され、全身は白くなり、挙げ句の果てに妊娠していないというのに母乳を分泌するようになってしまった自分の体。
その体は梢ではあったが、もはや梢のものでなかった。
「嫌あぁぁ・・・・・・」
「そんなに嫌なんですかぁ?」
「もう、これ以上は、いや・・・・・・」
荒い息を繰り返す梢はそれしか答えない。
唐突に、直美が言った。
「そんなに嫌なら、チャンスをあげます」
「ちゃん、す・・・?」
「そうです。実はまだ先輩の体は、『私』を産めるようになってません」
「・・・ぇ?」
「そのためにはもうひと手順必要なんです。でも、先輩がど~しても嫌だって言うんでしたら・・・」
次に言われるであろう直美の台詞。
梢はそれに一抹の希望を抱く。
直美の言った通り、梢は普段の梢らしくなかった。
「ここの『協会』の人たちが助からない代わりに、その手順をしないでおいてあげます」
778 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 00:58:52 ID:moCDUYaq
今度こそ、梢の目の前が真っ暗になった。
直美を通して見える梢自身の真っ白な顔は、この世の地獄を見た、とでも言いたげな表情をたたえている。
妖の襲撃を受けて倒れ伏した自分の部下たち。
直美を携帯で呼び出したときに、助けに入ってくれた同僚。
封印庫の異常を知らせに来た、おびえた顔の新人。
自分が封印庫の様子を見に行った時、辛そうな顔で戦線に指示を出すのを変わってくれた後輩。
そしてきっとどこか別の場所に居る、本物の直美。
次々に職員の顔が浮かんでは消えてゆく。
ここの「協会」の人たちが助からない代わりに、ということは、直美が職員の命を握っているということなのか、それとも、直美なら施設内の妖を全て退治出来るということなのか。
そして、直美がする「手順」とはなんのことだろうか。「産む」とはどういうことか。直美の言う『私』というのは、この蛭のことらしい。人間はどうやった所で蛭は産めない。
一体、目の前の直美は何をするつもりなのか。
―でも、気持ちいいだろうなぁ
梢は、ハッとなった。
突然、自分のなかにわき起こった期待感。それが何なのか、この瞬間では、梢にはわからない。
―「産む」って言うくらいだから、きっと赤ちゃんを作る所に何かされる
―さっき直美が私にした『何か』は、とても気持ちがよかった
―だから
―次もきっと
―気持ち良いはず・・・・・・
違う、私はこんなものは欲しくない、と梢は大きく首を横に振る。
―それに、みんなはどうする?
―みんなを助けないと
―大きな力で目の前の化け物を倒せれば万事が解決したかもしれなかったのに、私にはそんな力は無い。
―私はみんなを見捨てるのか?
―自分が化け物の子供を産めと責められているから、引き換えに?
―みんなが居なくなるなんて嫌だ
―やっと見つけたのに・・・・・・
―またなくすのは嫌だ・・・・・・
―私の居場所を・・・・・・・・・・・・
チーフになって、それまで梢には無かった定位置らしい居場所は、あっさりと見つかった。
みんなが居なくなってしまえば、自分の居場所は無くなってしまうだろう。皆を束ね、皆を信頼し、皆に信頼されることで出来ているこの居場所は、強く眩いが、儚く脆い。
自分が皆を裏切るようなことがあれば、それこそ見つかった時以上にあっさりと、梢の帰るべき場所は消えてなくなる。
自分がチーフになった時に、自分に誓ったことは何だったか。
―これから私がここを纏めて行くんだ! 誰も失ったりしないように、それでいてみんなが着実に成長出来る環境を作って行くぞ!
この誓いを守りきってこそ、自分の居場所がある。
―私は常に、みんなと一緒に居た・・・
―これからは・・・・・・?
779 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 01:00:04 ID:moCDUYaq
「さあ、どうしますか? 先輩」
選択の時は来た。
―皆を見捨てるような、妖の心を持つか
―皆を助けて、妖の親になるか
「・・・・・・私はっ、」
白い涙が、糸を引いて梢の頬を離れてゆく。
「心まで・・・ヒック、妖には、なりたくないよぉっ・・・・・・」
顔をくしゃくしゃにして、粘つく涙をぼろぼろとこぼしながら、梢は自分の意志を打ち明けた。
「ということは?」
「みんなを、ううっ、みんなを助けて・・・・・・ヒッ」
「・・・・・・」
梢の見ている風景が、自分のものに戻る。涙で白く濁った視界では、直美がどんな顔をしているのかが、梢からはまるで分からなかった。
「先輩」
直美の声がかかる。
「ようこそ」
ふわり、と梢の肩に腕が回される。触れ合う胸同士から、白い母乳が、糸を引きながら落ちて行った。圧力で変形した直美の乳房から出て来た小さな蠢くものが、直美の服の内側をゆっくりと下降して来ているのを、梢は布越しに感じた。
しばらくそうしていた後、直美は梢から離れ、纏っていた、粘液を吸ってベトベトになった布を全て脱ぎ捨てる。
真っ白な肌の上を、ぬめるような光沢が飾っていた。絶妙な細さの腰の辺りを白濁した体液が流れて行く様を見て、そのあまりの艶っぽさに梢は涙を流すことも忘れて息を飲む。
「さあ、こっちに来てください、先輩」
直美に言われるがまま、梢の体は直美の居る所へフラフラと歩き出した。
そのまま梢は床に座り込み、膝を曲げたまま脚を広げ、自らの秘所を直美へとさらけ出す。
その目の前に直美がしゃがみ込んで指をしゃぶった。すぐに口から指を出したかと思うと、指はたっぷりと白い粘液を纏っている。直美はそれを梢の中へと侵入させて行った。
「んっ、あああぁぁっ!!」
「あ、膜がある。先輩まだ処女だったんですね。よかったぁ」
「な、何が良いの・・・ひゃあっ!」
「だって先輩の初めてですよ! 嬉しいじゃないですか」
言いつつ、直美も床へと腰を下ろす。そのまま自分の秘裂を梢のそこに押し当て、脚を絡めて、貝合わせの格好になった。梢が、先ほどとはまた違う艶の息を吐く。
「先輩、ちょっと上下に動かしてみたください」
直美の命令に、梢の体は逆らえない。すぐに性器が上下に動くように、腰を揺らし始めた。タイミングをずらして、直美も同じように動く。
部屋の中には、既に人間ではなくなった雌の欲情に染まった声、淫らな水音、そして色が付いて見えるのではないかというほど、濃密な邪気が渦巻いていた。
780 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 01:02:48 ID:moCDUYaq
・・・まだ終わりが見えてきません。
なんとか色んな欲求を回復させて、早めに書き上げてしまいたいです。
もうしばらく、お付き合いくだされば幸いです。
何も知らない無垢な(?)寄生生物に色々教えて行く育成ゲーム・・・
専門のブリーダーになって、どれだけ女の子を気持ちよく堕とせるかを競ったりする・・・そんなものを思いついた。
長らくお待たせしました。続・白濁の巫女の続きが出来ましたので投下させていただきます。
このスレの住人さんが「抜いたら話書く気がなくなった」って言ってたからしばらく慰みを自重してたら、性欲も創作意欲も減退して来て、さぁ、まいった。
そう言う訳ですので、お恥ずかしながらまだ完結しておりませんが・・・ではどうぞ。おそらく5レスほど消費します。
・要素 連鎖落ち、蛭、巫女
・NGワード 続・白濁の巫女
774 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 00:54:30 ID:moCDUYaq
「じゃあ、生まれ変わった先輩の体を見てもらいましょう」
そう言って、直美は梢の服を脱がしにかかった。体を動かせない梢は、なすがまま、服を脱がされる。
「ぁっ・・・・・・んんっ」
レギンスを脱がされるとき、知らない間に太ももに出来ていたイボのようなものが生地と擦れた。通常なら痛みなどを催しそうなそれは、全く異質な信号を梢の脳に送り出す。
「わぁっ、凄いですよ、先輩! 首だけ動かせるようにしてあげますから見てみてくださいよぉ」
「・・・ぃ、ゃ・・・・・・」
「え?」
梢の頭の中には悪い予感しか無かった。
とっさに浮かんだのは拒否の言葉。
自分の体がおかしくなってしまっているのはわかっていたから。
だからこれ以上、どうおかしくなってしまったのかなんて知りたくなかった。
「ダメじゃないですか、先輩。『現実から目をそらすな』って、私がまだ新入りだった頃に教えてくれたの、先輩ですよ? まあ、先輩が見たくないなら先輩が直接見る必要はないですけど」
一瞬でも「助かった」と思ってしまったことを、梢はこの後後悔することになる。
「私が視てあげます♪」
「!!!」
梢の視界が暗くなった。そして段々と明るくなる。
目の前には色白の人間が居た。しかし、直美ではない。明らかに髪型も体格も違う。
「わ・・・たし?」
自分が喋ったはずだ。しかし、目の前に居る人形のものが3音節の単語を発し、そして驚愕に目を見開く所を梢は見た。
775 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 00:55:40 ID:moCDUYaq
「あ、わかりましたね。今先輩は、私が見てる光景を見てるんです」
直美が言った後、段々と視界が下を向く。
「やめっ・・・・・・!!」
梢自身が声を発した瞬間を視界の上端に見ながら、直美は真っすぐに、レギンスを脱がされた梢の脚を見ていた。
「あああっ・・・・・・」
「ふふふっ、『私』も定着してますよ。もう、取れません」
「ぅ、そ・・・・・・」
「ホントですよ? 嫌だなぁ、先輩。全然いつもの先輩らしくないです」
白くなった肌に、空豆程度の膨らみが沢山散らばっている。
梢の脚にまばらに取り付いていた蛭は、噛み付いたその場で梢の体と表皮を一体化させ、完全に梢の体の一部になっていた。
直美は梢の足下にしゃがみ込む。眼前には梢に張り付いた蛭だったものが、梢の心臓の鼓動にあわせて、微妙に膨縮を繰り返していた。
「しかもぉ、触るととっても気持ちよくなれるんです。ほら、こんな風に・・・・・・」
「ゃ、やめっ・・・・・・」
緩慢な動作で、直美が膨らみに指を伸ばす。
「んひっ・・・!」
触れるか触れないかの微妙な所で指が止まった。
そのはずなのに、ごく敏感になった既に梢の肌と化したそこは、今にも達しそうになるほどの快感を、ジワジワと、少しずつ送り出している。
「ふあっ・・・ふあぁっ・・・」
梢の体の疼きがどんどん激しくなっていった。
「あははっ、先輩の顔、どんどん気持ち良さそうになってきましたよ?」
「そんなはず・・・・・・なぃっ・・・」
「なかなか先輩も頑固ですねー。じゃーあー・・・」
梢は、頑に自分の体が脳に送り出す信号を否定する。意地悪げに口の端をゆがめた直美は、膨らみから指を離し、今度は梢のシャツを脱がしにかかった。
「一体こっちはどうなってるんでしょうねぇ」
ハラリ、とシャツが床に落ちる。ブラのホックに直美の手が回されると、直美が送り続ける映像は見えているのに、梢は耐えるように目を固くつむった。
直美がホックを外すと、手を離されたブラは重力に従って落ちてゆく。途中、ストラップが、腕に出来た蛭だった膨らみを擦り、梢に悩ましい声をあげさせる。
張りがよく、綺麗な形をした、梢の乳房が微かに揺れた。
776 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 00:56:33 ID:moCDUYaq
「あ、ほら、先輩のおっぱいの先。ツンって上向いてますよ♪」
「み、見るなぁ・・・・・・」
「もぉ、恥ずかしがり屋さんですねぇ。白い血じゃなければ顔が真っ赤になってるんじゃないですか?」
「っ!!!」
直美の言葉によって、自分が既に人間でない、というメッセージが脳髄に叩き込まれる。
嫌悪しか無いはずだった。絶望に落ち込むはずだった。
確かにそのはずだった梢の精神は、しかし快楽を感じている。
心臓が跳ねる。血液でない、別のものがまた体中に押し流される。
汗が流れる。白く、粘度を持ったそれは、梢の体をいやらしくデコレートしてゆく。
乳首が充血する。ついさっきまでより色を薄くしたそれは、代わりに体積を大きくして自己の存在をアピールする。
膣壁が粘液を分泌する。ショーツが張り付く面積が少しずつ大きくなって行く感覚に、梢は自分の体が性的に興奮していることを気づかされる。
明らかに異常。
梢はそう感じていたが、直美が放つ邪気にあてられた体は、そんな思考すら許さない。
「そんな先輩見てると、もっと悪戯したくなっちゃいますよぉ」
いかにも楽しそうに笑いながら、直美は梢の右の乳房に顔を寄せた。
「ぅ・・・・・・んっ・・・・・・」
顔が近づくことで、体温によって対流する、ごく微妙な空気の流れが梢の乳首の先を刺激する。
決して大きくはなく、刺激的ではなく、だが確実に無視は出来ない触感が梢の思考を揺さぶった。
刻一刻と、梢のなかで快楽の占める割合が大きくなってゆく。
それを見た直美は再び口の端をゆがめ、梢の乳房の先端に向けて、凍えた手を暖めるように、柔らかく暖かな吐息を浴びせた。
「んひゃうっ! んぁっ!!」
「こんな、『はぁ~』って息かけただけでそんなに感じちゃうんですか? 先輩は敏感ですねぇ」
「んあぁぁっ! ぃ、息っ、かけないでぇっ?!」
「え~? じゃあ止めますけどぉ」
「ふぁ、ふあぁぁ・・・・・・」
直美が胸から顔を離す。悪戯が見つかって膨れつらをしている子供のような顔をして、直美は口をとんがらせた。
「おかしいなぁ、先輩はきちんと『気持ちいい』って思ってくれてるはずなんですけれどねぇ」
「はぁっ、はあ、な、何を根拠にそんなっ・・・・・・」
「先輩の考えてること、感じてること、ぜぇ~んぶわかってますから」
「そ、そんなっ」
「だぁって、『私』が先輩の体をちょこっと『ドレスアップ』してあげたんですもの。・・・あ、『本物の伊上直美はどこに居るんだろう』『助けて』とかって思ってますね。それと、『気持ちいい』とも・・・やぁん、先輩やっぱり感じてくれてるじゃないですかぁ」
「っ・・・・・・!」
自分の何もかもが直美に筒抜けになっていた事実に、梢は戦慄する。
「あ、やっぱりびっくりしますか? じゃあもっとびっくりしましょう」
「こ、これ以上何を・・・」
「左手を上げてください?」
「!!」
直美の声に反応して、梢の体が勝手にその通りに動き出した。左腕は、授業中に生徒が教師に質問するかのごとく、軽く天に向かって突き出されている。
「ぇっ、そ、そんな・・・・・・」
梢はその上がった腕を下ろそうとして、再び背筋に寒いものを感じた。
「な、なんで・・・・・・」
「あー、私が他の人を動かそうとしちゃうとこうなっちゃうんだ」
結局、梢は梢の意思で、自分の左腕を動かすことは出来なかった。しかし、梢が驚いたのはそこではなかった。
777 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 00:57:09 ID:moCDUYaq
「腕が・・・・・・ない・・・・・・」
確かに目には見えているのに、それが自分のものだと頭は理解しているのに、体は『そこに初めから左腕なんてものは存在しない』とでも言っているように、左腕に関する一切の情報を脳へは送って来ない。
およそ「協会」の巫女という非常識な経験を日常的にしている人間でも経験し得ない超非常識な経験に、梢は、目の前に居る存在が間違いなく妖などではない、それ以上のものだとようやく感じ取った。
「きもち・・・わるい・・・・・・」
「じゃあ、気持ちよくなりましょう。左手で左のおっぱいを揉んでみましょうか」
「えっ」
梢が声を上げると同時に、自然な動きで梢の左手は梢の乳房へと掴みかかる。
「くうぅんっ!」
乳房の上にも出来ていた膨らみに手が触れ、快感に目の前が白く染まりかけた。
「んっはあぁぁぁ!」
本人の意思を完全に無視して動く、もはや梢のものではない梢の腕は、初めはゆっくりと、その果実の出来具合を確かめるように動いていたが、段々と揉み方が乱暴になってくる。
乳房周辺にも出来ている元は蛭だった膨らみに触れる度に、思い出したかのように時々乳首が摘まれる度に、梢の声は艶を増して行き、そしてとうとう
「あ、あ、あ、なに? な、なんか来るっ、胸の奥がっ」
「そろそろですね。もうちょっと強く揉んでみましょう」
「なにするの、止めてっ! これ以上変なことしないでぇっ!!」
「さぁ、ギュッて」
梢の左手は、その感触を楽しむように、優しく白い果実を握りつぶした。
「いやあぁぁぁっ!!!!」
梢の悲鳴と同時に、指の隙間の左胸の先端から白い粘性の液が大量に飛び出す。それは直美の顔の右側を擦って行き、頬に白い筋を描いた。直美は白線を指で拭い、それを自らの口に含む。
「あはっ、先輩の味。とってもおいしいですよ♪ 濃厚で、クリーミィで、でもしつこくないですね。こんなにおいしいものが毎日飲めるなんて、『私』は幸せだなぁ」
「やだ、そんな・・・どうしちゃったの、私の体・・・・・・」
梢は、半ば呆然として呟いた。
蛭に噛み付かれて同化され、全身は白くなり、挙げ句の果てに妊娠していないというのに母乳を分泌するようになってしまった自分の体。
その体は梢ではあったが、もはや梢のものでなかった。
「嫌あぁぁ・・・・・・」
「そんなに嫌なんですかぁ?」
「もう、これ以上は、いや・・・・・・」
荒い息を繰り返す梢はそれしか答えない。
唐突に、直美が言った。
「そんなに嫌なら、チャンスをあげます」
「ちゃん、す・・・?」
「そうです。実はまだ先輩の体は、『私』を産めるようになってません」
「・・・ぇ?」
「そのためにはもうひと手順必要なんです。でも、先輩がど~しても嫌だって言うんでしたら・・・」
次に言われるであろう直美の台詞。
梢はそれに一抹の希望を抱く。
直美の言った通り、梢は普段の梢らしくなかった。
「ここの『協会』の人たちが助からない代わりに、その手順をしないでおいてあげます」
778 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 00:58:52 ID:moCDUYaq
今度こそ、梢の目の前が真っ暗になった。
直美を通して見える梢自身の真っ白な顔は、この世の地獄を見た、とでも言いたげな表情をたたえている。
妖の襲撃を受けて倒れ伏した自分の部下たち。
直美を携帯で呼び出したときに、助けに入ってくれた同僚。
封印庫の異常を知らせに来た、おびえた顔の新人。
自分が封印庫の様子を見に行った時、辛そうな顔で戦線に指示を出すのを変わってくれた後輩。
そしてきっとどこか別の場所に居る、本物の直美。
次々に職員の顔が浮かんでは消えてゆく。
ここの「協会」の人たちが助からない代わりに、ということは、直美が職員の命を握っているということなのか、それとも、直美なら施設内の妖を全て退治出来るということなのか。
そして、直美がする「手順」とはなんのことだろうか。「産む」とはどういうことか。直美の言う『私』というのは、この蛭のことらしい。人間はどうやった所で蛭は産めない。
一体、目の前の直美は何をするつもりなのか。
―でも、気持ちいいだろうなぁ
梢は、ハッとなった。
突然、自分のなかにわき起こった期待感。それが何なのか、この瞬間では、梢にはわからない。
―「産む」って言うくらいだから、きっと赤ちゃんを作る所に何かされる
―さっき直美が私にした『何か』は、とても気持ちがよかった
―だから
―次もきっと
―気持ち良いはず・・・・・・
違う、私はこんなものは欲しくない、と梢は大きく首を横に振る。
―それに、みんなはどうする?
―みんなを助けないと
―大きな力で目の前の化け物を倒せれば万事が解決したかもしれなかったのに、私にはそんな力は無い。
―私はみんなを見捨てるのか?
―自分が化け物の子供を産めと責められているから、引き換えに?
―みんなが居なくなるなんて嫌だ
―やっと見つけたのに・・・・・・
―またなくすのは嫌だ・・・・・・
―私の居場所を・・・・・・・・・・・・
チーフになって、それまで梢には無かった定位置らしい居場所は、あっさりと見つかった。
みんなが居なくなってしまえば、自分の居場所は無くなってしまうだろう。皆を束ね、皆を信頼し、皆に信頼されることで出来ているこの居場所は、強く眩いが、儚く脆い。
自分が皆を裏切るようなことがあれば、それこそ見つかった時以上にあっさりと、梢の帰るべき場所は消えてなくなる。
自分がチーフになった時に、自分に誓ったことは何だったか。
―これから私がここを纏めて行くんだ! 誰も失ったりしないように、それでいてみんなが着実に成長出来る環境を作って行くぞ!
この誓いを守りきってこそ、自分の居場所がある。
―私は常に、みんなと一緒に居た・・・
―これからは・・・・・・?
779 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 01:00:04 ID:moCDUYaq
「さあ、どうしますか? 先輩」
選択の時は来た。
―皆を見捨てるような、妖の心を持つか
―皆を助けて、妖の親になるか
「・・・・・・私はっ、」
白い涙が、糸を引いて梢の頬を離れてゆく。
「心まで・・・ヒック、妖には、なりたくないよぉっ・・・・・・」
顔をくしゃくしゃにして、粘つく涙をぼろぼろとこぼしながら、梢は自分の意志を打ち明けた。
「ということは?」
「みんなを、ううっ、みんなを助けて・・・・・・ヒッ」
「・・・・・・」
梢の見ている風景が、自分のものに戻る。涙で白く濁った視界では、直美がどんな顔をしているのかが、梢からはまるで分からなかった。
「先輩」
直美の声がかかる。
「ようこそ」
ふわり、と梢の肩に腕が回される。触れ合う胸同士から、白い母乳が、糸を引きながら落ちて行った。圧力で変形した直美の乳房から出て来た小さな蠢くものが、直美の服の内側をゆっくりと下降して来ているのを、梢は布越しに感じた。
しばらくそうしていた後、直美は梢から離れ、纏っていた、粘液を吸ってベトベトになった布を全て脱ぎ捨てる。
真っ白な肌の上を、ぬめるような光沢が飾っていた。絶妙な細さの腰の辺りを白濁した体液が流れて行く様を見て、そのあまりの艶っぽさに梢は涙を流すことも忘れて息を飲む。
「さあ、こっちに来てください、先輩」
直美に言われるがまま、梢の体は直美の居る所へフラフラと歩き出した。
そのまま梢は床に座り込み、膝を曲げたまま脚を広げ、自らの秘所を直美へとさらけ出す。
その目の前に直美がしゃがみ込んで指をしゃぶった。すぐに口から指を出したかと思うと、指はたっぷりと白い粘液を纏っている。直美はそれを梢の中へと侵入させて行った。
「んっ、あああぁぁっ!!」
「あ、膜がある。先輩まだ処女だったんですね。よかったぁ」
「な、何が良いの・・・ひゃあっ!」
「だって先輩の初めてですよ! 嬉しいじゃないですか」
言いつつ、直美も床へと腰を下ろす。そのまま自分の秘裂を梢のそこに押し当て、脚を絡めて、貝合わせの格好になった。梢が、先ほどとはまた違う艶の息を吐く。
「先輩、ちょっと上下に動かしてみたください」
直美の命令に、梢の体は逆らえない。すぐに性器が上下に動くように、腰を揺らし始めた。タイミングをずらして、直美も同じように動く。
部屋の中には、既に人間ではなくなった雌の欲情に染まった声、淫らな水音、そして色が付いて見えるのではないかというほど、濃密な邪気が渦巻いていた。
780 続・白濁の巫女 sage 2009/07/15(水) 01:02:48 ID:moCDUYaq
・・・まだ終わりが見えてきません。
なんとか色んな欲求を回復させて、早めに書き上げてしまいたいです。
もうしばらく、お付き合いくだされば幸いです。
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